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  1. 島根県議会 2012-10-03
    平成24年_農水商工委員会(10月3日)  本文


    取得元: 島根県議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    島根県議会の会議録検索 検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成24年_農水商工委員会(10月3日)  本文 2012-10-03 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 260 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯池田委員長 選択 2 : ◯原農林水産部長 選択 3 : ◯池田委員長 選択 4 : ◯糸賀農林水産総務課長 選択 5 : ◯池田委員長 選択 6 : ◯薮木森林整備課長 選択 7 : ◯池田委員長 選択 8 : ◯池田委員長 選択 9 : ◯池田委員長 選択 10 : ◯池田委員長 選択 11 : ◯糸賀農林水産総務課長 選択 12 : ◯池田委員長 選択 13 : ◯池田委員長 選択 14 : ◯池田委員長 選択 15 : ◯曽田農業経営課長 選択 16 : ◯池田委員長 選択 17 : ◯桑原林業課長 選択 18 : ◯池田委員長 選択 19 : ◯河原水産課長 選択 20 : ◯池田委員長 選択 21 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 22 : ◯池田委員長 選択 23 : ◯川上農畜産振興課管理監 選択 24 : ◯池田委員長 選択 25 : ◯高橋木材振興室長 選択 26 : ◯池田委員長 選択 27 : ◯池田委員長 選択 28 : ◯池田委員長 選択 29 : ◯池田委員長 選択 30 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 31 : ◯池田委員長 選択 32 : ◯池田委員長 選択 33 : ◯池田委員長 選択 34 : ◯岡本委員 選択 35 : ◯池田委員長 選択 36 : ◯曽田農業経営課長 選択 37 : ◯池田委員長 選択 38 : ◯桑原林業課長 選択 39 : ◯池田委員長 選択 40 : ◯河原水産課長 選択 41 : ◯池田委員長 選択 42 : ◯岡本委員 選択 43 : ◯池田委員長 選択 44 : ◯和田委員 選択 45 : ◯池田委員長 選択 46 : ◯高橋木材振興室長 選択 47 : ◯池田委員長 選択 48 : ◯高橋木材振興室長 選択 49 : ◯池田委員長 選択 50 : ◯和田委員 選択 51 : ◯池田委員長 選択 52 : ◯岡本委員 選択 53 : ◯池田委員長 選択 54 : ◯岡本委員 選択 55 : ◯池田委員長 選択 56 : ◯福田委員 選択 57 : ◯桑原林業課長 選択 58 : ◯池田委員長 選択 59 : ◯福田委員 選択 60 : ◯池田委員長 選択 61 : ◯薮木森林整備課長 選択 62 : ◯池田委員長 選択 63 : ◯福田委員 選択 64 : ◯岡本委員 選択 65 : ◯福田委員 選択 66 : ◯池田委員長 選択 67 : ◯桑原林業課長 選択 68 : ◯池田委員長 選択 69 : ◯絲原委員 選択 70 : ◯池田委員長 選択 71 : ◯高橋木材振興室長 選択 72 : ◯池田委員長 選択 73 : ◯絲原委員 選択 74 : ◯池田委員長 選択 75 : ◯薮木森林整備課長 選択 76 : ◯絲原委員 選択 77 : ◯池田委員長 選択 78 : ◯薮木森林整備課長 選択 79 : ◯池田委員長 選択 80 : ◯絲原委員 選択 81 : ◯池田委員長 選択 82 : ◯浅野委員 選択 83 : ◯池田委員長 選択 84 : ◯薮木森林整備課長 選択 85 : ◯浅野委員 選択 86 : ◯池田委員長 選択 87 : ◯薮木森林整備課長 選択 88 : ◯池田委員長 選択 89 : ◯浅野委員 選択 90 : ◯池田委員長 選択 91 : ◯薮木森林整備課長 選択 92 : ◯浅野委員 選択 93 : ◯薮木森林整備課長 選択 94 : ◯池田委員長 選択 95 : ◯浅野委員 選択 96 : ◯池田委員長 選択 97 : ◯薮木森林整備課長 選択 98 : ◯池田委員長 選択 99 : ◯浅野委員 選択 100 : ◯池田委員長 選択 101 : ◯薮木森林整備課長 選択 102 : ◯池田委員長 選択 103 : ◯浅野委員 選択 104 : ◯池田委員長 選択 105 : ◯原農林水産部長 選択 106 : ◯池田委員長 選択 107 : ◯浅野委員 選択 108 : ◯池田委員長 選択 109 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 110 : ◯浅野委員 選択 111 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 112 : ◯池田委員長 選択 113 : ◯浅野委員 選択 114 : ◯池田委員長 選択 115 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 116 : ◯浅野委員 選択 117 : ◯池田委員長 選択 118 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 119 : ◯池田委員長 選択 120 : ◯浅野委員 選択 121 : ◯池田委員長 選択 122 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 123 : ◯池田委員長 選択 124 : ◯浅野委員 選択 125 : ◯池田委員長 選択 126 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 127 : ◯池田委員長 選択 128 : ◯浅野委員 選択 129 : ◯池田委員長 選択 130 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 131 : ◯池田委員長 選択 132 : ◯浅野委員 選択 133 : ◯池田委員長 選択 134 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 135 : ◯池田委員長 選択 136 : ◯浅野委員 選択 137 : ◯池田委員長 選択 138 : ◯浅野委員 選択 139 : ◯池田委員長 選択 140 : ◯生越副委員長 選択 141 : ◯池田委員長 選択 142 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 143 : ◯池田委員長 選択 144 : ◯生越副委員長 選択 145 : ◯池田委員長 選択 146 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 147 : ◯池田委員長 選択 148 : ◯生越副委員長 選択 149 : ◯池田委員長 選択 150 : ◯原農林水産部長 選択 151 : ◯池田委員長 選択 152 : ◯生越副委員長 選択 153 : ◯岡本委員 選択 154 : ◯池田委員長 選択 155 : ◯岡本委員 選択 156 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 157 : ◯岡本委員 選択 158 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 159 : ◯池田委員長 選択 160 : ◯岡本委員 選択 161 : ◯池田委員長 選択 162 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 163 : ◯岡本委員 選択 164 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 165 : ◯岡本委員 選択 166 : ◯池田委員長 選択 167 : ◯嘉本委員 選択 168 : ◯池田委員長 選択 169 : ◯嘉本委員 選択 170 : ◯池田委員長 選択 171 : ◯吉田農畜産振興課長 選択 172 : ◯池田委員長 選択 173 : ◯池田委員長 選択 174 : ◯西山商工労働部長 選択 175 : ◯池田委員長 選択 176 : ◯新田商工政策課長 選択 177 : ◯池田委員長 選択 178 : ◯安井観光振興課長 選択 179 : ◯池田委員長 選択 180 : ◯月森中小企業課長 選択 181 : ◯池田委員長 選択 182 : ◯吉川雇用政策課長 選択 183 : ◯池田委員長 選択 184 : ◯池田委員長 選択 185 : ◯池田委員長 選択 186 : ◯池田委員長 選択 187 : ◯吉川雇用政策課長 選択 188 : ◯池田委員長 選択 189 : ◯池田委員長 選択 190 : ◯池田委員長 選択 191 : ◯月森中小企業課長 選択 192 : ◯池田委員長 選択 193 : ◯池田委員長 選択 194 : ◯池田委員長 選択 195 : ◯安井観光振興課長 選択 196 : ◯池田委員長 選択 197 : ◯大星産業振興課長 選択 198 : ◯池田委員長 選択 199 : ◯松本神々の国プロジェクト推進室長 選択 200 : ◯池田委員長 選択 201 : ◯安井観光振興課長 選択 202 : ◯池田委員長 選択 203 : ◯大星産業振興課長 選択 204 : ◯池田委員長 選択 205 : ◯室崎企業立地課長 選択 206 : ◯池田委員長 選択 207 : ◯岡本委員 選択 208 : ◯池田委員長 選択 209 : ◯西山商工労働部長 選択 210 : ◯池田委員長 選択 211 : ◯岡本委員 選択 212 : ◯池田委員長 選択 213 : ◯浅野委員 選択 214 : ◯池田委員長 選択 215 : ◯室崎企業立地課長 選択 216 : ◯浅野委員 選択 217 : ◯池田委員長 選択 218 : ◯室崎企業立地課長 選択 219 : ◯浅野委員 選択 220 : ◯池田委員長 選択 221 : ◯室崎企業立地課長 選択 222 : ◯浅野委員 選択 223 : ◯室崎企業立地課長 選択 224 : ◯浅野委員 選択 225 : ◯室崎企業立地課長 選択 226 : ◯池田委員長 選択 227 : ◯浅野委員 選択 228 : ◯池田委員長 選択 229 : ◯室崎企業立地課長 選択 230 : ◯池田委員長 選択 231 : ◯西山商工労働部長 選択 232 : ◯池田委員長 選択 233 : ◯嘉本委員 選択 234 : ◯池田委員長 選択 235 : ◯西山商工労働部長 選択 236 : ◯池田委員長 選択 237 : ◯嘉本委員 選択 238 : ◯池田委員長 選択 239 : ◯生越副委員長 選択 240 : ◯岡本委員 選択 241 : ◯生越副委員長 選択 242 : ◯池田委員長 選択 243 : ◯松本神々の国プロジェクト推進室長 選択 244 : ◯池田委員長 選択 245 : ◯松本神々の国プロジェクト推進室長 選択 246 : ◯池田委員長 選択 247 : ◯堀江神話博しまね推進室長 選択 248 : ◯池田委員長 選択 249 : ◯堀江神話博しまね推進室長 選択 250 : ◯池田委員長 選択 251 : ◯池田委員長 選択 252 : ◯松本産業振興課情報産業振興室長 選択 253 : ◯池田委員長 選択 254 : ◯池田委員長 選択 255 : ◯池田委員長 選択 256 : ◯池田委員長 選択 257 : ◯池田委員長 選択 258 : ◯池田委員長 選択 259 : ◯池田委員長 選択 260 : ◯池田委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: ◯池田委員長  それでは皆さん、おはようございます。ただいまより農水商工委員会を開催いたします。  本日は、農林水産部、商工労働部、労働委員会の順で所管事項の審査及び調査を行いたいと思います。その後、委員間協議を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、これより農林水産部の所管事項についての審査及び調査を行いたいと思います。  初めに、農林水産部長のあいさつを受けたいと思います。  原部長。 2: ◯原農林水産部長  それでは、農林水産部を代表しまして、一言ごあいさつ申し上げます。  池田委員長をはじめ委員の皆様には農林水産行政の推進につきまして、平素から格別の御理解、御支援をいただいております。改めて厚く御礼申し上げます。  本日の委員会ですが、予算が2件、一般事件案1件について御審議をお願いするものでございます。このほか4件の御報告を行うこととしております。その中で、今月の25日から29日までの間、長崎県で、佐世保市ですが、開催されます第10回全国和牛能力共進会、大会まで1カ月を切るところになりました。ぜひともこの大会に前回の全共を上回る成績を上げたいというふうに思っております。現在、生産者や関係者ともども、最後の調整にしっかり取り組んでいるところでございます。何とか成果を上げたいと思っております。  それから、この大会の結果を踏まえまして、本会議の質問にもお答えいたしましたけども、しっかりこれまでの取り組みの成果がどう出たか、あるいはまだ足らないところがどこにあるのか、そういったことを分析、検証をして、今後の和牛振興に役立てていきたいというふうに思っております。  それから、今年度から県の奨励品種になりました米のつや姫でございますが、出雲市の斐川町を中心に県内で270ヘクタールの作付を行いまして、収穫が終わったところでございます。まだ検査は2分の1程度という段階でございますが、現在までのところ、全体としてコシヒカリに比べまして1等米比率は高いという結果が出ております。不安な面も持っていましたけども、何とか初年度としてはいい形で結果が出せていってるんじゃないかなというふうに思います。  特に平たん部においては非常に顕著な差がコシヒカリとの間で出ております。ですので、平たん部を中心にこの作付をふやしていって、西日本を代表する米産地というふうな、良質な産地を目指して取り組んでまいりたいというふうに思います。  それから、最近の話題1件御紹介ですけども、島根県はああして地域特性を踏まえて有機農業を積極的に推進しようという考えでおりますが、このたび、しまね有機農業大使の第1号として、シンガーソングライターの加藤登紀子さんに対して委嘱を行ったところでございます。加藤さんみずから千葉県のほうで有機農業の実践をされておりますし、全国各地コンサートで歩かれますけども、その場において自然との触れ合いの大切さですとか、あるいは命をはぐくむ大切さというようなことを提唱されておられます。島根県にこれまで何度も来ておられまして、島根県に対する憧憬も深いものがあるというふうに思っています。これから3年半、平成28年の3月までの間、このしまね有機農業大使の肩書を使っていただいて、みずからの活動の中でPRしていただきたいというふうに思っております。こうした取り組みを通じまして、島根県の農業、農村が持つクリーンなイメージをさらに浸透させていきたいというふうに思っております。  本日は十分な御審議を賜りますようお願いしまして、ごあいさつといたします。 3: ◯池田委員長  ありがとうございました。  それでは、付託議案の審査を行いたいと思います。  まず始めに、予算案の審査を行います。第103号議案、平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)のうち農林水産部所管部分及び第108号議案、平成24年度島根県農林漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)、以上2件につきまして審査を行います。  質疑は一括して受けることといたしますので、順次、説明をお願いいたします。
     糸賀課長。 4: ◯糸賀農林水産総務課長  それでは、24年度9月補正予算案について御説明をいたします。  農林水産部の関係議案でございますが、先ほど委員長からございましたけども、一般会計補正予算、それから農林漁業改善資金特別会計補正予算、この2件でございますけど、一括して説明をさせていただきたいと思います。  説明は、お手元の農水商工委員会資料に基づきまして説明させていただきます。  資料をめくっていただきまして1ページのところでございます。9月補正予算の概要を総括表として載せておるところでございます。上段が農林水産部の合計でございまして、真ん中の(B)、補正額(B)欄でございますけど、13億余の増額補正を計上させていただいております。補正後の計(C)欄でございますけど、421億5,300万円となっておるところでございます。現計対比3.2%の伸びでございます。  それから、中ほどが一般会計の総括でございます。補正額の(B)欄でございますけども、中ほどの下の方でございますけど合計欄、11億9,200万円余の増額補正を計上させていただいております。補正後の計(C)欄でございますけど、414億7,000万円余となっております。  一番下が特別会計でございます。1億800万円余の増額補正でございます。補正後は6億8,200万円余ということになってございます。  それから次、2ページのほうに一般公共事業というところの(1)の一般公共事業というところで、補正額(B)欄ですけど、4億8,600万円余の増額補正でございます。補正後は141億7,400万円余ということでございます。  それから次、項目別に、まず1)の補助公共でございます。これは、当初予算以降の国の認証額の増減によって補正を行ったものでございます。農畜産振興課で900万円余の増額、農村整備課が100万円余の増額、農地整備課で2億4,600万円の増額、森林整備課で1億5,200万円の減額、漁港漁場整備課が4億200万円余の増額でございます。  補助公共全体では、5億700万円余の増額補正でございます。補正後が115億9,600万円余となっております。  それから、2)の県単公共でございます。農村整備課で1億2,800万円余の減額、農地整備課で5,500万円余の増額、森林整備課では7,000万円余の増額、漁港漁場整備課では1,800万円余の減額でございます。  県単公共全体では2,000万円余の減額補正ということになります。補正後で25億800万円余ということであります。  この県単公共については、国庫補助が増額ということがございましたので、この補助裏を県単の予算から振りかえるということなどが主な補正の理由となっております。  3)の委託事業については補正はございません。  それから災害関連でございます。3ページでございますけども、農地整備課におきまして、7月の大雨の農地や農業用施設被害の対策費及び今後の災害発生に備えて所要額を補正するということで1億8,500万円の増額をしておるということでございます。  それから、森林整備課でございますけど、同じく7月の大雨につきまして、出雲市の佐田町で地すべりが起こっておりまして、これにつきまして国の災害関連緊急治山事業の採択が見込まれるということで、5億円の増額補正を行うものでございます。  以上、災害関連公共事業全体では6億8,500万円の増額補正でございます。補正後が21億7,000万円余ということになります。  災害復旧事業については補正はございません。  続きまして、4ページのほうでございます。一般事業というとこです。(4)でございますけども、この表の一番下でございますけど、2,000万円余の増額補正でございます。補正後が231億900万円余ということになっております。  それからその下、特別会計でございますけれども、資金関係の特別会計について補正を行っております。23年度の貸付額あるいは償還額の確定によりまして補正を行うものでございまして、合計1億800万円余の増額を行っておるところであります。  それから、5ページ以降、各課ごとの内訳を挙げております。今回の9月補正については、全体でございますけども、農林水産総務課を始めまして各課におきまして職員給与費の補正を行うことにしております。これは当初予算におきましては、昨年の12月1日の現員で計上しておるところでございますけども、本年7月1日の現員をもとに人員体制を算定し、補正を行うということをしておるところでございます。  それから、あと公共関係、これは農村整備課、あるいは農地整備課、森林整備課、漁港漁場整備課、こういったところで補正がございますけど、これはいずれも公共関係の国の認証額の増減による補正でございます。  あと、9ページの森林整備課の2番目、森林病害虫等防除事業費、これにつきましては後ほど森林整備課の方から説明をいたすことにしておるとこでございます。  それから続きまして、債務負担行為でございます。議案のほうは、議案その1の9ページのほうに載っておりますけれども、今回は安来市の安能農道のトンネル工事の工事費の増額に伴いまして、広域農道整備交付金事業費の債務負担行為について追加分として計上させていただいておるとこでございます。  それから続きまして、地方債でございます。これも議案その1の14ページから15ページにございますけれども、これは公共事業費の増減に伴う地方債の補正ということで、計上しておりますのが土地改良事業債から8項目につきまして、地方債の補正を計上しておるところでございます。  以上でございます。主要事業の概要についてはこの後、森林整備課のほうから説明をいたします。 5: ◯池田委員長  薮木森林整備課長。 6: ◯薮木森林整備課長  それでは、資料の13ページをお開きください。景観回復緊急対策事業というとこでございます。  神話博しまねの開催に当たりまして、周辺の松枯れ枯損木を23年2月補正で予算措置をしていただき対応してきております。既に会場周辺の伐採は終了しておりまして、春までのところで伐採跡地の植栽を行うことにしております。これに追加いたしまして、25年5月に出雲大社の平成の大遷宮に合わせまして、出雲大社から稲佐の浜にかけてのいわゆる観光客の動線に当たる部分からよく見える部分の、主に尾根部を中心に松枯れの枯損木を処理することにしております。事業は出雲市が事業主体となってやることになっておりまして、県のほうで2分の1の補助をすることで考えております。  事業の内容としましては、急峻な地形でありますことから、伐採した樹木を滑落しないように固定する作業、それから可能なところにつきましては、伐採した木を2メートルか3メートル程度の長さに切断しまして集積して固定する、そういう作業をすることにしております。対象としては、4ヘクタール程度を対象と考えておりまして、今までやってきました8ヘクタールに追加して、12ヘクタールの枯損木の処理になっております。予算額は2,500万ということで、2月補正と合わせまして5,050万ということになります。以上です。 7: ◯池田委員長  以上、ただいま説明がございましたが、質疑ございますでしょうか。よろしいですか。               〔「なし」と言う者あり〕 8: ◯池田委員長  それでは、予算案2件につきまして、一括して採決したいと思いますが、それでよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 9: ◯池田委員長  それでは、そのようにいたします。  お諮りいたします。第103号議案、平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)のうち農林水産所管分、第108号議案、平成24年度島根県農林漁業改善資金特別会計補正予算(第1号)、以上2件につきまして、原案どおり可決すべきものとしてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 10: ◯池田委員長  異議なしと認めます。よって、予算案2件につきましては、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、一般事件案について審査を行いたいと思います。  第126号議案、県の行う建設事業に対する市町村の負担についてのうち、農林水産部所管分について説明してください。  糸賀課長。 11: ◯糸賀農林水産総務課長  それでは、県が行う建設事業に対する市町村負担分ということで、議案の3になります。農林水産部関係は3ページからでございます。  ここにございますけれども、県営かんがい排水事業から5ページの水環境保全創造事業まで29事業につきまして、それぞれ土地改良法、あるいは地方財政法の規定に基づきまして、24年度の建設事業に要する経費の一部につきまして、関係市町村に対して負担を求めるものでございます。  以上が一般事件案でございます。よろしくお願いします。 12: ◯池田委員長  ただいまの説明に関しまして、御意見、質疑等ございますでしょうか。よろしいですか。               〔「なし」と言う者あり〕 13: ◯池田委員長  それでは、お諮りいたします。一般事件案第126号議案のうち農林水産部所管分について、原案どおり可決すべきものとしてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 14: ◯池田委員長  異議なしと認めます。よって、一般事件案第126号議案については、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終わりたいと思います。  次に、報告事項がございますので、執行部から説明を受けたいと思います。なお、質疑はすべての説明を受けた後、一括して受けることといたします。  それでは、順次、説明してください。  曽田課長。 15: ◯曽田農業経営課長  それでは、資料の14ページをごらんください。外郭団体に基金を造成しました事業のうち、新規就農者確保特別支援事業について御説明いたします。  この事業は、厳しい経済情勢により、就職を希望する者の就職内定率が低く推移していることを受けまして、新規学卒者等を始めといたしました就農希望者の雇用を図る農業法人などに対しまして支援を行うことで、雇用就農を促進しようというものであります。  具体的には、月額10万円の研修費を2年間助成するというものがありますけども、基本的には国の農の雇用事業、同様の事業がございますが、この事業を補完するというものであります。国の事業の方で予算枠の都合から漏れたもの、あるいは募集時期等から漏れたもの、そういうものを対象として助成を行ってるとこでございます。  基金は、平成21年、22年の2年間で積み立てまして、その総額は5,138万円というとこでございます。事業の対象者の計画人数は、このページの一番下、3の基金の執行見込みのとこにございますとおり、計23名であります。実績といたしましては、平成22年度が7名、23年度が10名、そして本年度の見込みが3名ということになっておりまして、合計20名の事業利用を見込んでおるとこでございます。  なお、県内の農業法人等における求人に対しましては、積極的に当課のほうから調査を行い、随時それを利用いたします農林大学校、農業高校、あるいは就農相談をしております農業公社等へ提供しておりますけども、今後もこのような活動により、雇用就農の促進が図られるよう努めてまいりたいと考えております。以上です。 16: ◯池田委員長  桑原林業課長。 17: ◯桑原林業課長  それでは続きまして、15ページをごらんください。木造住宅づくり支援事業についてであります。  この事業は、県産木材や石州瓦の利用拡大を図るということを目的といたしまして、木造住宅の新築でありますとか増改築等をした場合に施主に対して助成金を交付するという事業でございます。  2の事業概要をごらんいただきたいと思います。平成21年度に島根県の木材協会に基金を造成いたしまして、その後、平成23年度に増額をして、総額3億5,900万円の予算で事業を実施しております。  支援の具体的な中身につきましては、3の事業内容のとおりでございまして、最大40万円を助成するといった制度でございます。  事業の実績につきましては、4の表をごらんいただきたいと思います。3年間で3億5,900万円、件数にして1,227件に対して交付をしております。  続きまして、資料の16ページをごらんいただきたいと思います。新規林業就業者確保特別支援事業について、この事業は1の事業目的に挙げておりますとおり、新規の学卒者の林業技術の習得支援ということを行うことで、林業への就業促進を図るとともに担い手を確保しようという、そういう事業でございます。  2の事業概要をごらんいただきたいと思います。基金の総額が3,400万円余り、これを予算といたしまして、表にありますように、平成22年度から26年度の5年間にわたって事業を実施するものでございます。  事業の内容につきましては、3に挙げているとおりです。  一番下、4番の事業対象見込みでございますが、人数は4に挙げておりますとおり全体で24名を計画しております。平成23年度までの実績が14名、今年度は5名という人数で計画をしておるとこでございます。以上でございます。 18: ◯池田委員長  河原水産課長。 19: ◯河原水産課長  委員会資料17ページでございます。新規漁業就業者確保特別支援事業でございますが、新規学卒者及び卒業後3年以内の方を対象にいたしまして、高度漁業技術の習得のための研修に月額10万円を上限に、18カ月以内の研修に対し支援いたしております。  これまで実績にございますとおり、11名の方がこの事業を活用されておりまして、平成25年度には新規で3名の方の実施を計画しております。  平成25年度までの事業でございまして、基金総額は2,520万円でございます。  続きまして、18ページでございます。漁業経営セーフティーネット支援事業でございますが、燃油高騰時の経営安定のために、平成22年度に造成された基金でございます。国の同様のセーフティネットがございますが、国のセーフティネット発動時に連動いたしまして、県の基金から漁業者に対しまして一定額の補てんを行うもので、平成23年度の第3・四半期を除きまして発動されております。四半期ごとの発動で、およそ400万円の金額が基金から補てんされております。  なお、24年度からは国の制度改正に伴いまして、セーフティネットが発動されやすくなっておりまして、漁業経営の安定の一助となっております。  平成24年度までの事業でありまして、基金の総額は6,000万円でございます。以上です。 20: ◯池田委員長  吉田農畜産振興課長。 21: ◯吉田農畜産振興課長  19ページについて御説明を申し上げます。先ほど部長の冒頭あいさつでも申し上げましたが、米の新品種、つや姫の生産販売状況についてでございます。  つや姫につきましては、本年度から奨励品種に採用しまして、西日本を代表する良質米産地を目指して、現在、積極的な取り組みを行っております。  現在、全国では育種県の山形県、それから宮城県、大分県、長崎県、本県の5県が奨励品種に採用いたしまして、約1万ヘクタールで栽培が行われている状況でございます。  本県の状況は、約270ヘクタールと、今年度の作付状況でございます。表のとおりでございます。  上位等級比率をその下に表であらわしておりますけれども、これは9月21日現在の表でございます。直近26日の状況がわかりましたので、ちょっと1等米比率だけ口頭で補足させていただきます。つや姫全体で79%、うち平たん地77%、コシヒカリ全体で1等米比率58%、平たん地29%ということでございます。やや落ちてきている状況にございますが、実は先ほど部長のほうのあいさつにもありましたが、収穫はすべて終わっておりますが、まだ検査は5割というような状況でございます。  実は、代表田であります斐川町のほうは、カントリーのほうに入っておりまして、これが約500トン、全体のことしの生産目標の4割ぐらいを占めておりますが、これにつきましてはカントリーなものですから、11月の頭の検査ということで、これにつきましてはほぼ1等であるということ、現在のとこ聞いておりますが、これは検査次第でございます。最終的には85%を超えるものと、1等米比率、期待しているところでございます。
     今年度の生産面の取り組み、そこへ書かせていただいておりますが、特につや姫につきましては、特別栽培米ということで、減農薬、減化学肥料ということがございますので、特に生産者登録制をしきまして、厳選された方に実はつくっていただいてるという状況でございます。  それから、その下のほうにも、情報の発信等も積極的に行っております。  販売面では特に一番下に書いておりますように、現在、全農しまねでは、集荷見込みの7割を既に収穫前の契約販売で取引が終わっているという状況で、大変好評な状況だというふうに聞いております。  それから、そちらの横にカラーで図面をつけておりますが、これは今年度から取り組みますつや姫のロゴマークということで募集いたしまして、実は決定をさせていただきました。見ていただきますとちょっと変わったデザインになっとると思いますが、これは米といわゆる姫をモチーフにしまして、収穫の秋をイメージした暖かい色というような感じ、それから豊作を願うというようなイメージで、これをロゴマークとして採用されました。今回これは、全農だけではなくて、いわゆる島米さん、一般の販売業者さん、すべてこのマークに統一しまして、販売戦略を展開するということにしております。以上でございます。 22: ◯池田委員長  川上管理監。 23: ◯川上農畜産振興課管理監  第10回全国和牛能力共進会の取り組み状況について御報告いたします。資料は委員会資料の20ページ、21ページです。  今月25日から29日にかけまして長崎県のハウステンボスにおいて開催されます第10回全国和牛能力共進会まで、いよいよ残り1カ月を切った状況です。  出品区は、表に示しますように9つの区分に区分されておりまして、本県ではすべての区に参加するということで、7月27日に行った県の最終選抜会におきまして、27頭を選抜したところです。  選抜された方々は、各区別に表の右端のほうに記載したとおりでございます。  長崎県へ出発するまでの予定を資料の下欄のほうに示しております。壮行式を10月11日、知事並びに県議会議長出席のもと、島根県職員会館において開催し、牛の背中にかけます油単の贈呈や、知事からの激励を受けるということにしております。  10月22日、23日には、出品牛が長崎県に向けて出発するのに合わせまして、出発式を松江市宍道町にあります島根中央家畜市場で行う予定にしております。  資料21ページが、長崎県の審査会場の行事予定に島根県関係の行事を右端の欄につけ加えたものです。  10月25日には出品者に対する現地激励会を開催し、翌日の26日には知事が審査会場において出品者を激励する予定にしております。成績が決定する28日の夜は、現地報告会を行う予定にしております。  11月12日には、県職員会館におきまして、知事、県議会議長出席のもと、報告会を開催し、成績の紹介、感謝状の授与、報償金の贈呈などを行う予定にしております。  先ほど部長のあいさつにもありましたように、ぜひ優秀な成績がおさめられるよう、出品者及び関係者の皆様とともに、最後の調整をしっかりと取り組みたいというふうに考えております。以上です。 24: ◯池田委員長  高橋木材振興室長。 25: ◯高橋木材振興室長  木材製品の県外出荷に向けた取り組みについて報告いたします。資料の22ページをお願いいたします。  県外出荷の取り組みについては、4月に県内の19の製材工場と6団体で県外出荷事業体連合を設立し活動を始めたところです。  最初の取り組みとしまして、1番にあります神々の国しまね木材製品展示・商談会を8月に大阪の京セラドームで開催しました。  その状況ですけども、来場者が木材問屋、工務店など61社、131名でありました。こうした木材の展示商談会としては多くの来場者があったところです。  効果としましては、来場した会社から見積もりやサンプルの依頼があったところです。また、最近になって1つの製材所から定期的な取引につながったという報告を受けたところです。  今後のフォローとして、大阪事務所の木材担当職員が、来場した会社に対して戸別訪問や県内で建てられた木材建築の事例集などを配布し、PRに努めているとこです。  また、県内の製材所に対しては、県外で求められる製品の情報をフィードバックし、県外販路拡大の意欲向上に努めたいと考えています。  次に、2の(1)、今後の取り組み、製品PRと販路開拓については、1)から5)の取り組みを予定しております。  日程が決まっているものとして、1)の名古屋での建築総合展は、事業体から7社が出展することとしております。  2)の台湾での製品PRは、浜田市が中心に活動している台湾貿易石見実行委員会主催の商談会に、事業体連合を代表して、出雲木材市場と県農林振興センターが参加する予定です。  そのほか3)では、都市部の木材製品市場の場所を借りて、実際の製品販売に挑戦していくこととしております。  4)、5)では、県外の会社を県内に招いて、県内の製材所と現地商談会を開催することや、県内での島根県の木の家の見学会なども進めていくこととしております。  一方、(2)ですけども、県内の製材所の製品競争力と加工体制の強化を図るために、製材所の規模拡大や高品質、高付加価値化の施設の導入促進に努めるとともに、中山間研究センターが研究している準不燃加工や木材人工乾燥の技術指導も進めたいと考えております。以上です。 26: ◯池田委員長  以上で報告事項についての説明を終わりますが、ここで質疑を受けたいと思います。皆さん、何かございますでしょうか。 27: ◯池田委員長  それじゃあ、1点だけいいですかね。 28: ◯池田委員長  つや姫の件でございますが、減農薬、減化学肥料ということで、それを徹底しないといけないと思いますけど、そのチェック体制といいますか、その辺をしっかりしないと、最近ちょっと余りいいニュースじゃないところ、ほかのところで出てきたりしておりまして、その辺が一番心配するとこでございますが、その辺の対応についてはどのように。 29: ◯池田委員長  吉田課長。 30: ◯吉田農畜産振興課長  これまでも特別栽培米、いわゆる特別栽培農産物につきましては、今回の場合は化学農薬、化学肥料を半分以下に抑えるということですので、これについてはいわゆる栽培履歴等を後で確実にチェックするということで、当然、記録をしていただいてまして、それを提出して確認する、そういう行為をやって、それからすべての農家が登録してございますので、それをすり合わせて確認をするという形にしておりますので、万全を期すということで臨んでおります。 31: ◯池田委員長  その徹底をお願いします。 32: ◯池田委員長  ございますでしょうか。 33: ◯池田委員長  岡本委員。 34: ◯岡本委員  この新規就農者の確保の特別支援事業ですが、これ今、24人ぐらい、見込みを入れて23人か、ということになっとるんだけど、実際これ定着したもんが、この林業も合わせてどれぐらいおるのかということと、これは商工のほうの人間もいろんなもんが入って、いろんな雇用対策のことも一緒にやって、こういうことやっとるんだけども、実際にこれを本当の担い手っちゅうか、そこへ定着してくれるような条件づくりっちゅうのがいろいろむらがあり過ぎるんですよ。本当に一生懸命その子を育てていこうということでやっていっとる団体と、あるいは本当、草刈りばっかしあちこちぐるぐる回すようなもんとか、非常にその辺の、私も随分あちこちで実際見て歩いたりしておるんだけど、そういうところが見えとって、そういうことでは本当に農業の担い手というのは、あるいは林業の担い手っていうのは少のうなっとる状況の中で、そういうやり方っていうのはおかしいと思うんですね。もっと本当に、そりゃ能力の問題もあるかもしらんけども、やはり技術力とか、あるいは農業者となるためのことを教えるわけだから、ある程度そういうことを、何かマニュアルとか基本的なものをつくってでも、最低ここまではこの人を仕上げるんですよっていうぐらいな考え方を持ってやらんと、その人によっては今のような形で、担い手は担い手かもしらんが、手間がえに使うような形でどんどんどんどんあっち行ったりこっち行ったりっちゅうよな形で使うてしまうっちゅうような形で終わってしまういうようなとこもあるんで、そういうところをこういう人に任せるんであれば、こういうことをこういうふうにしてくださいよという基本をつくるということが一つと、それからもう一つは、時々、センター、各出先の皆さん方が行って、現実どうなんかと、これは一体どのぐらいまでなっとるんか。極端なことを言うと、これ2年間だから、1カ所に集めて、それをどのぐらい成長したかっちゅうのを見るのはおかしいかもわからんが、何かそういうふうな成果を見るっちゅう、これは適応があるとか、これは適応がないけえ、もっとこういうふうにせえとかっていうこともあるかと思うんだが、その辺のチェックをちょっとやって、せっかくこれだけの人間が、大事な人間が入ってくれて金かけてやるのに、最終的に後で何人残っとるかっちゅうのをちょっと聞きたいんだけども、そういうところをどうやっていくかっちゅう、あるいはどうなっとるんかっちゅうのをちょっと教えてください。 35: ◯池田委員長  曽田課長。 36: ◯曽田農業経営課長  この事業だけではなくて、国の農の雇用も含めた話のほうがいいと思いますので、全体でこの事業、あるいは国の農の雇用の事業合わせて、本年度までのところで申請がありましたのが198名、まだ本年度は途中段階ですけども、そのうち、いわゆるこれは既に雇用をしていてその後申請をするということがございますので、申請の段階で最大6カ月、3カ月ぐらい実際もう勤めているというときに申請をするというのがあります。そういう関係で、この198名のうち53名が申請を取り下げた、中止した、いわゆる委員が言われたとおり、マッチングがうまくいかなかったりしてやめたという方が53名ですから3割弱います。あとの人につきましては、2年間の研修期間ですね、これが無事終わっておりまして、その後の定着率も、21年、22年あたりは過去のことでございますので、追跡しております。これについては9割程度がそのまんま雇用されるか、あるいは自営就農に結びつくということがございます。ここの中でやめた1割程度は、やはり体の調子とかいうことがありまして、2年程度、この事業が続くと比較的いい結果になるというのがございます。  先ほど委員から御指摘のありました双方のそごの部分ですが、これについては正直言いまして、最初のころ大量に人数が入ってきたということもありまして、そこら辺のフォローアップが完全ではなかったというのは事実でございます。現在のところは、農業会議、センター、あるいは当課担当職員を中心に全員個別に必ず定期的にその状況をチェックしております。そういうことから、先ほど言いました残った者の9割程度がそれなりに定着してるということがわかっております。  御指摘のとおり、雇用主と雇用される側の思いがうまく合わないと、その後の定着につながらないということから、現在は先ほど言いましたように、就農する前を中心にその双方の意見を聞くという作業はやっております。ただ、御指摘のありましたマニュアルというような部分については、まだ事例もやり始めて二、三年ということがあってできておりませんが、今後は就農相談員を中心に、御指摘のありましたところについても、初めて行う雇用主などに対してこういう事例があるというようなことを紹介して、うまくマッチングが進むようにしていきたいと思いますし、基本が国庫事業だということもございますので、その後のチェック体制については定期的にきちんと行っているものでございます。以上です。 37: ◯池田委員長  桑原課長。 38: ◯桑原林業課長  林業関係の就業者の定着状況でございますが、ここに挙げましたこの事業を実際に利用された方の個別のものは今、持ち合わせておりませんけども、全体の新規就業者がどれぐらい定着しているかという数字を御紹介したいと思います。  22年度におきましては、全体で79名新規就業しておりますが、このうち76名が継続して就業しております。それから、その前の年の21年度におきましては、全体で90名の新規就業者のうちの73名が就業していると。それから、その前の年でいいますと、106名の新規就業者に対しまして、82名が就業しているということで、年を経るに従って就業者が減少していっているということがございます。ただ、4年とかそこら辺を超えますと、ほぼ定着をするということが今までの状況からは言えるのではないかというふうに思います。  林業につきましては、就業前からも就業の相談でありますとか、それから新規就業者への貸付金の制度でありますとか、それから採用されて間もなくの研修、この事業もそうでございますが、あと緑の雇用事業とか、いろんな事業を使いまして一応、新規就業時点から段階を追って研修制度というようなものも設けておるというのが実態でございます。おっしゃいましたとおり、後のフォローというのは大事だというふうに思っておりますので、個々人がどういった格好で林業に就業して残っているかというところは引き続き調査をして、フォローしていきたいというふうに思っております。 39: ◯池田委員長  河原課長。 40: ◯河原水産課長  漁業者の就業支援ですが、17ページに一番下に実績11名と書いておりますが、これは実際に研修最後まで残られた方で、途中で研修を中止された方が2名おられますので、研修開始されたのは13名、そのうち最後まで研修された方が11名ということでございます。特に、漁業の場合ですので、船酔いとか漁村の環境に少しなれ切らなかったとか、そういうふうな理由で途中で研修を中止されたというふうに伺っております。  これとは別に、個人の方で定着支援資金等を借り受けられた方もおられますので、そういう個人の方々に対しましてのフォローも普及員を中心に地元市町村へ行く等々、現在どのような漁業へ就業されているのか、悩みがないのかどうか、チェックは入れております。以上です。 41: ◯池田委員長  岡本委員。 42: ◯岡本委員  私もそれはかなり現実見てますけども、現実には独立してハウスを始めたりとか頑張っておるというのも随分私も見てますんで、成果は出とるっちゅうのはわかっとるんですが、そういう意味ではさっき言われたように、できるだけ基本というのを何かつくって、ばらばらという話じゃなしに、ここまで仕上げてくれとか、こういうふうにしてくれ、当然残すわけですから、残すことが目的ですので、そういうふうな形でやっていくっていうのは今の答弁で私はええと思いますが、問題は教えるほうの側、受け取る側が、事前に私は雇用して育てたいっていうんでありゃ、ほかのおるとこに行かせて勉強してから受け取ってもらうとかっちゅうようなこともやってもいいんじゃないかなという、これは私、要望で言うときますが、自分の我流でどんどんやってくっていう形じゃなしに、ある程度やっぱり教育だから、その辺のことは基本的に地域含めて一緒にやっていくっちゅう面ではそれも必要かなというふうに私は思います。答弁要りませんが、そういうように思います。  それから、木材の関係は私も、新しい林業機械の現場見に行ってあれしましたけども、本当に若い連中がどんどん林業のほうへ入ってきて、非常に活発になってきてよかったなっちゅうような思いがあって、これはもう林業はかなり将来的にはいけるかなという思いは私自身が持っております。結構若い子らと話してみると、非常に喜ぶっちゅうか、活気のあることいろいろ言うてくれて、話聞かせてくれるんで、よかったなと思っておりました。  漁業就農の場合は、今言われるように、過酷なところへ入るわけですから、特に浜田水産高校なんかこの何年間は全国にないぐらいの人間が入ってくれてますけど、実際には二、三人ぐらいはやめる者がおるってという形でありますし、そういう面からいうと、それでも残ってくれとるいい形ができとるし、また、漁船の皆さん方が非常にかわいがって取り組みをさせておるんで、そういう面ではうまいぐあいいっとるかなという感じを私は受け取っております。ですから、さっき言ったようなことをもう少し100%上がるように、特に農業者の場合は後継者づくりっちゅうのはもう喫緊の課題ですから、人数も多いことですので、そういうところをひとつ十二分に考えていただいて、受け入れる側もそういう考え方で、甘やかすっていうことじゃなしに、将来にわたっていけるような形で育てていただきたいということをお願いしておきます。以上です。 43: ◯池田委員長  本当、受け入れる側の体制っていうのは、それは私は本当に岡本委員がおっしゃったとおり大変重要だと思いますので、各課しっかりよろしくお願いいたします。  和田委員。 44: ◯和田委員  15ページの県産材を生かした木造住宅づくり支援事業、23年度までに外郭団体に造成した基金が補正も入れてなくなったから終わったということで、先般の一般質問で中島議員がこれの経済効果、非常に大きいものがあったという。私も年度途中、基金がかれたらありませんよみたいなことはおかしいじゃないかということで言って、補正をしてもらったら、実績が上がっとるわけでありますが、改めてちょっと、これの3億ばかしの金に対して、建物が建てばそれが効果になるわけだけど、いわゆる波及効果の金額、非常に大きいもんだと私は思っておるし、住宅というのはすそ野が広い分野だから、地域経済に非常に大きなメリットがあるわけで。  それと、石州瓦もミックスしてやっとる。これは、石見3市は連動してやっていますが、石見3市は多分、まだ継続してやっとると思うんだが、県が基金がもうのうなったから、ああ、おしまいみたいなことじゃなくて、何らかの形で県も連動した動きっていうのは私は必要だと思うんですよ。ちょっと改めて事業波及額と、それから県として木材需要、あるいは建築需要を拡大していくことは、地域経済活性化するために非常に重要だという認識を私持っとる、県としてこの事業を何らかの形で新年度から継続していくような考えはないか、ちょっとお聞きします。 45: ◯池田委員長  高橋室長。 46: ◯高橋木材振興室長  まず、波及効果についてですけども、21年から23年度に約3億5,000万円を助成してるわけですけども、3年間のトータルで1,227棟建てておるわけですけども、住宅産業としての波及効果額の試算は約230億円の住宅建設費。そのうち、木材産業、製材する部分ついては約15億円。それと、山で生産する部分については約4億円の効果が出てる。要するに、約3億5,000万円の住宅支援で山では約4億円の生産額、それから製材所の部門では約15億円の生産販売額という効果額の試算をしております。 47: ◯池田委員長  それと今の事業。事業の説明。 48: ◯高橋木材振興室長  この事業は、15ページで報告した分については23年度までですけども、今年度についても引き続き同じ事業内容で継続しております。 49: ◯池田委員長  和田委員。 50: ◯和田委員  認識しとらんで申しわけないんですが、ぜひ継続して、それと市町と連携をして、これ非常に波及効果が大きいですから、県単独で金をしっかりつけていただいて、継続した取り組み、積極的な取り組みをお願いを申し上げたいと思います。よろしく。非常にいい事業だと思っております。 51: ◯池田委員長  わかりました。 52: ◯岡本委員  ちょっと関連で。 53: ◯池田委員長  岡本委員。 54: ◯岡本委員  これ、かわらの問題、商工で大分、私がやりましたけども、一つは今、皆さん方わかると思うんだけども、ハウスメーカーがほとんど、島根県なんかでもほとんどハウスメーカーのハウスの家が多いんですよ。ハウスになってくると、かわらだってほとんどだめ、木材もほとんどだめ。それがもう極端なことを言うと6:4のとこ今、7:3ぐらいの比率になっとるはずですよ。それを指をくわえて見とるわけですよ。だから、商工のほうでかわらの問題、何言うたかいったら、メーカーと話しせえと。せめて、まずは石見の地域でも6割以上はもう石見がわら使ってないですよ。全部三州ですよ。今、それが大分、ハウスメーカーと話をして、少しずつそれを何とかしようかとか、ロシアのほうについてはこちらのかわら使ってもらうっていうような形になってきたんだけども、一つはこの木材もメーカーとの話し合いで、その製品づくりができるできんかっていうのは問題だけども、その規格品をどこかでつくらせてでも上げてこん限りは、ふえるどころの話じゃなしに木材の自給だって減っとるん、現実に。それ皆さん方知っとると思うよ。だから、その辺の対策というものをやらん限りは、地元の木材を地元で使うという形からいうと、非常になってない状況になってますので、そういうことを調査をして、これは難しいことなんです、これ、本当に。だから、粘り強く、あるいはトップセールスでもせん限りは、簡単に下のほうのもんが行ったけえってはいはいっていうわけにいかんし、この中でいいことに、ありがたいのは県外への木材の出荷をやろうということが始まってきたんで、これも一つは大きなんだし、それで島根の木材っちゅうものも認められる時期も来るかもわからんけども、日本建築なんちゅうのは例えて言やあ柱はヒノキでやろうとかケヤキを使おうとかっちゅうような形で独自なものを使うていくっていうのが基本なんだけども、今はそうでない、8割以上がそういう形じゃなしに、そういう特殊なものを使っているっていうのはどんどんなくなってきとる状態なんです。だから、ヒノキだって値段が下がっとるんですよ。杉よりも差額が本当縮まってきた状況になっとる、今でも。9,000円と1万2,000円ぐらいになっとるですが、今。そんなん需要がないからですよ。そのかわり何が行っとるかって全部ハウスメーカーのほうに行っとるわけです。だから、その辺をしっかりと調査をして、そして部長さん、これはやっぱり知事さんも出てもらわないけん場面も出るんですよ、これはかわらもそうしたんだけど。そういうことをしっかりやって、そういうメーカーとの折衝というのを、トップセールスでもやらん限りはこれ進めて行かれん。そうせんとふえてこんという。だから、その辺をしっかりと把握をして調査をした上で、その対策というものをしっかりやってもらいたいっていうこと。和田さん言われたんで、要望しときますわ。
    55: ◯池田委員長  要望でよろしいですか。よろしくお願いします。  ほかにございますでしょうか。  福田委員。 56: ◯福田委員  自分で調べればわかることをここで聞いて大変申しわけないと思いますけども、この委員会で人づくりというのは委員会テーマということですけれども、林業といいますか、森林がだんだん見直されてきて、就業傾向が強くなってるというのは大変結構なことだと思いますけども、全国の大学で、今、名前が変わってるかもしれませんが、林学っていいますかね、これはどれぐらいあるもんですか。例えば、地元の島大は今は林学科ではないですよね。今は何というのか知りませんが、減ってきてるんですか、傾向としては。  桑原課長さんは山ですか。 57: ◯桑原林業課長  私ですか。済みません。ちょっと承知しておりません。 58: ◯池田委員長  だれか答えられますか。 59: ◯福田委員  薮木課長さんは山の専門家かもしらんけど。 60: ◯池田委員長  薮木課長。 61: ◯薮木森林整備課長  おっしゃるように徐々に減っておりまして、ごく一部の大学しか残っていないと思います。具体的に数は承知してませんが、たしか1けただったと、程度しか残ってないと思います。 62: ◯池田委員長  福田委員。 63: ◯福田委員  全国の高校で林学科があるとこは幾つあると思いますか。鳥取県の智頭農林高校の林学科っちゅうのがありまして、私、先年行ってみたんですね。農林高校で林学科、智頭杉なんかあって、島根県の杉の、何といいますか、原形みたいな、やっぱり寒さに強いという杉がありますからね。やっぱりその智頭農林高校の林学科では、ペレタイザーを導入して、ペレットを製造してるんですね。その製造したものを知事室のペレットストーブ、これは片山さんの時代からですけれども、知事室のストーブは智頭農林高校の生徒が製造したペレット燃料をエネルギー源にしてたいてるという、やっぱり先生も一生懸命やってましたけども、農林高校の中で林業科が、全国で当時、3つぐらいしかないというようなことをちらっと聞いた記憶がありますけども、時代の流れでだんだん学科が変わっていくっていうのは、それはしようがないことだと思います。水産にしてもそうかもしれません。農業土木にしても変わっていく、これは仕方のないことかもしれませんが、ある程度、技術レベルみたいなものがないと、教育という点では非常に大事なことではないかなというふうに思ってまして、時代の流れでしようがないというか、しようがないかもしれませんが、例えば原子力工学へ進む学生がいないと今、報道されてますけれども、これはこういう時代の流れだからしようがないかもしれませんが、しかし考えてみると、中国で90基、それから韓国で30基つくっている。インドもこれから原発、エネルギー源にしていくという、アジアは原子力がエネルギー源の中心になると言われていますけども、技術レベルで今、日本がどうなのかなという指摘もあるんですけども、この原発の問題、原子力工学は別にして、島根で森林を大事にしていこうということになると、ある程度そういう教育といいますか、農林大学校で林学勉強させられるかもしれませんけども、ある程度のやっぱり知識みたいなもの、途中から転職して行く人はもちろんいいことだと思いますけれども、そういう教育という、人を育てるという意味では、何もしなくていいのかなっていう、そんな感じを持つもんですからね。  私ごとで恐縮ですけども、私の家内が島根県がつくられた森林インストラクター第1期生なんですね。見てると熱心にチェーンソー持って植林したり、結構熱心に活発に活動してますから、だます言ったら失礼だけど、だまして女性へ、変な話、教育ちゃんとすると……(「まじめにやるけえ」と言う者あり)言葉が悪いな、まじめにやるんですね。だから、そういう意味の、岡本委員言われたように教育とそれから受け入れ体制というのは非常に大事なことで、高校もない。そうすると一般の社会に出た人をどう林業、あるいは水産業、ほかの第1次産業に振り向けるか、農業を含めてという知恵は少し考えても、特に林業の場合、だんだん学科が今、1けた、大学でさえ1けた、高校はない。 64: ◯岡本委員  矢上と邇摩、総合学科で。 65: ◯福田委員  総合学科っていうの。そこの中でどう誘導していくかというのは、一つのテーマのような気がするもんですから、その辺どうでしょうかね。 66: ◯池田委員長  桑原課長。 67: ◯桑原林業課長  済みません。ちょっと大学の学科と高校を承知しておりませんで、申しわけございません。先ほどちょっと説明をはしょったところもございますけども、先ほど御紹介した新規林業就業者の確保事業というのは、中身といたしまして、実際に就業した先でのOJT研修、それからあわせまして労働力確保支援センターで実施しております集合研修というのを実施しておりまして、これが、この事業は新規就業から2年間にわたってやるんですが、1年目と2年目に集中的に集合研修というものをそれぞれ40日程度、1年目40日、それから2年目40日という、そういったメニューを実施しておりまして、ここで、議員おっしゃる教育にまで至らないかもしれませんけども、参考にこのメニューを申し上げますと、例えば1年目でありますと、この事業は農林大学校卒業生対象ではございませんので、高卒とかそういった方が対象なんですけども、それこそ新社会人に当たっての心構えといったようなところから、森林林業の概要、基礎知識といったようなところを1年目、40日間かけて実施するという研修メニューになっております。ここの中では、労働安全でありますとかチェーンソー等の特別講習。それから、2年目になりますと、それを少し進めたような格好で救命救急でありますとか、労働安全作業の講習でありますとか、それから、実践的なクレーンの運転技能ですとか、こういったいろいろなメニューを持って、全く新たに入られる方の教育といったところを、それぞれ40日かけてやっているという実態はございます。 68: ◯池田委員長  ありがとうございました。  絲原委員。 69: ◯絲原委員  教育ということが出たんですけれども、最近のいわゆる子どもというのは、割合、森林に興味持ってるんですよ。ただ、残念ながら環境面だけなんですよね。なりわいとしての林業っていうことは全然わかりません。環境でこれは非常に多面的機能を果たしているということは十分承知している。ただ、今の親が林業はつまらん、つまらんいって言っちょうわけですよ。そこの辺のギャップをどうやって埋めるかということが、大きな問題でなかろうかと思いますけど。それだから就職も林業に行かないんですよ。だから、そこの辺がやっぱり親の教育せんと、多分子どもは育っていかんと思います、林業に対して。そういうふうな点で今、感想を持ってます。  それと、今、県外のあれでいろいろPR、島根松っていうのが出ておりますが、どっか書いてありましたよね。今、どの程度、島根松残ってるんですか、現時点で。 70: ◯池田委員長  高橋室長。 71: ◯高橋木材振興室長  島根松というのは、全国的に以前は有名でしたけども、松くいでかなりの部分が枯れてしまったところです。残っているところといいますと、中国山地の山沿いに残っており、そこから生産して、製材所へ出しているというような状況と思います。 72: ◯池田委員長  絲原委員。 73: ◯絲原委員  蓄積量なんていうのはわかるの。 74: ◯池田委員長  薮木課長。 75: ◯薮木森林整備課長  県下全体の木の蓄積が約1億立方ございます。そのうちの松が2,300万立方でございます。 76: ◯絲原委員  そのうち材になり得る量はわかりませんか。蓄積量はわかるけど、ほとんど多分、松くいにかかってると思う。だから、問題は島根松として使えるものがどういう今、そこの辺把握しておられるかどうかという。 77: ◯池田委員長  薮木課長。 78: ◯薮木森林整備課長  太い製材用の材ということで、300万立方でございます。アカマツが300、クロマツが90ということですので、約400万立方です。 79: ◯池田委員長  高橋室長、補足ありますか。よろしいですか。  絲原委員。 80: ◯絲原委員  いや、結構です。どうも済みません。 81: ◯池田委員長  浅野委員。 82: ◯浅野委員  松くい虫は、昭和40年ごろから始めたもんだ。あのときは、島大の林学の先生が、はしかみたいなもんで、そのうち治りますって言った。大学の先生を批判するわけじゃないが、その程度なもんだが。そこで今、空中散布はもう人間にどうだこうだいってだめなんだが、樹幹、木に注射するわね、どういう格好で注射するかわからんが。あれは1本について何ぼかかるんか。 83: ◯池田委員長  薮木課長。 84: ◯薮木森林整備課長  おおよそ1万円程度です。 85: ◯浅野委員  1本1万円。これから注射してでも守らないけんとこと、自然に枯れるのは仕方がないとこ。仕方がないと言ってはいけんか。守らないけん、注射してでも守らないけんてとこはどこどこだかね、島根県で。 86: ◯池田委員長  薮木課長。 87: ◯薮木森林整備課長  主な目的になりますと、防風という機能を持っている海岸の松、それから浜山のような公園の松ということになろうかと、あと出雲大社や日御碕のような景勝地、これが守るべき松で、樹幹注入してでも守る松だというふうに思います。あと、森林ではありませんが築地松、この辺だと思います。 88: ◯池田委員長  浅野委員。 89: ◯浅野委員  樹幹注射すると、県は何ぼ補助金出すの。特定地域だけでしょう、今おっしゃった。特定地域だの、大体あがなとこは言っておいた方がええわという名前をおっしゃったのか、特定地域を指定してるんですか。県費のむだ遣いしちゃならんからでしょう。 90: ◯池田委員長  薮木課長。 91: ◯薮木森林整備課長  国が半分、あと半分、県と地元の町村で賄っています。 92: ◯浅野委員  1本1万円ね、毎年毎年。 93: ◯薮木森林整備課長  5年程度に1回。 94: ◯池田委員長  浅野委員。 95: ◯浅野委員  5年程度に一遍やれば、松くい虫は枯れかからないということが、だれが言ってそがんことしとるんかい。1本1万円って大変な金だろう。そこんとこはどうだかいな。 96: ◯池田委員長  薮木課長。 97: ◯薮木森林整備課長  薬剤メーカーの説明と国からの指導といいますか、そういう対策があるということの中で、一番効果が高いものということで樹幹注入を選んでいます。 98: ◯池田委員長  浅野委員。 99: ◯浅野委員  それで結局、国が補助金出いたって県も出さないけんわけだが、今おっしゃったところだけに限定して出して、何か国の指導があるの。県庁が自発的じゃないと思うが、こういうところでって言われたから今言ったようなことをぺらぺらっとおっしゃったのか、そげに特定地域というのがあるんですか。ここは樹幹注入の補助金対象地域、あとはだめよということがあるんですか。 100: ◯池田委員長  薮木課長。 101: ◯薮木森林整備課長
     市町村のほうで守るべき松林ということで計画を立てまして、その場所に対してどういう対策をするかということで、そういう何をされるかとかいうことは判断してると。 102: ◯池田委員長  浅野委員。 103: ◯浅野委員  アバウトだわね。そこで部長さんよ、さっき、島大の何の教授だったか忘れたがね、ここで言われた、はしかですけん、そのうち治るなんてのはうそのはっぺで、どんどんずっと酸性雨だか何だかわしはわからん。土壌が問題なのか、木が弱ったとこへ虫がちょっとつけば、あげんなるのかわからんが、一体そこで市町村が言ったけん、民主主義だけん、市町村が、県も出さないけませんわっていって林野庁もわかりもせんが県が出いたから、それで樹幹注入で補助金出すのか、空中防除でも1件補助金出すのか、その辺は今後、県はどうするの。結果的に補助金出いてやっちょったが、延命が5年とか10年でやっぱり枯れえがな、ずっとそげんだった。今後どうするかということをやらんと。難しいことでありますけんそんなきめごろうさせんでも自然にやっぱいけだったら、ありゃ、いけだったな、そこまで努力しただけんって言ってしまうのか、政治判断でこうですということにするのかどうかということ。 104: ◯池田委員長  原部長。 105: ◯原農林水産部長  ある意味、自然現象なもんですから、対象となる部分っていうのが広範囲で、本当やろうと思ったら膨大な経費がかかるということがありますので、先生おっしゃるように、ある程度、守るところがどこなのかというのを決めて、集中的な対策を打っていくということが重要だと思ってます。  それと、やられたところにつきましては、これは地域を限定するかどうかはちょっと別なんですが、再生をどうするかということがまた大きな課題だと思っていまして、当然、伐倒した後、どういうような森に戻していくのかというところで、議会の答弁もいたしましたけども、もう一度松を植えるというようなことができるのかできないのか。もし松を植えたら、また同じことになりかねないので、そういうところは広葉樹とかもある程度入れながら、複層林というか混合林にしていくとか。  それから松を植える場合も、これ特に海岸の場合、どうしても防風とかで必要なところもございますので、そういったところは抵抗性松、これは絶対的なものではなくて、抵抗性松も一定程度は松くい虫にやられるというのが出てますけど、それでも強いということで、そういうものを植林していくというようなことを考えています。  いずれにしても、特に築地松が今、急速にやられてますので、非常に目につきますし、本当に愕然とするというか、次々やられていくのを見てると胸が傷むことになりますので、何とかその辺のところを、今までも補助金も土木部の方でも用意してやってはおるんですが、ちょっとその辺のところに力を入れていかなきゃいけないんじゃないかなという思いは持っているところでございます。 106: ◯池田委員長  浅野委員。 107: ◯浅野委員  前にEM菌というのを発明した沖縄大学の何だか教授が、宗教団体も片棒担いで一生懸命やってる、まだ言っとるわけだが、その人の話出たときに、四国の松山だったかいな、何かあの辺の山は私が受けて、農林省はEM菌なんか言わんのだけえ。今ごろは知らんよ、当時は。安来市は行政で金出いとる。そこで、あの人は土壌の改良せないけんので、EM菌でどこや松くい、守っとうからあそこは、学者なんていうのは理論的なことばっかり言うもんだから、私は相手にせんわけだが、ところが、そういう土壌であるということになると、どげしようもないわな。全部土壌改良して、EM菌でどんどんどんどん、仮にEM菌がよかったにしても、ならへん。そうなってくると、もうここらあたりでどうするかということを決めんといけんだないかな。  この間、園山議員がいいこと言うなと思っとったわ。海岸は松だなきゃいけんって。これも本当だかうそだか、わしらわからん。これこそ学者がやらないけん。海岸は松でなけないけんだか。松がいけんっていうことなら、ほかの樹木でやれと。揖屋干拓でつくった松も半分しかたいしたことはないだがどがだかわからんけども、それでも半分残りゃええわと思ってあれを入れるのか、そういうやっぱり政策を出いてもらいたいと思う。ずるずるずるずる、ここまでやったらいけん、ここまで長生きしましたわね、ということも政策かもしらんが、もうそろそろそうしてもええだないか。だけん、必ず松でなけないけんことない。ありゃ、もうけようと思って松を植えとる。もうからんようなものを植えんでもええわけよ。  築地松だって一緒なことよ。前から松がいいと思ってやったもんだ。必ず松だなけないけんか他の木を多少入れて・・・これは政策だわな。そこんところ、ここんとこで考えてもらってもええだないか。  農林省の役人も事にならんわね。自分がせんからな、ああやちも。何ぼ東大出た方々だいっても。だから、やっぱりそういう県が発信する、島根県だけでなくてもいいですよ。全部だもんな。そういう現場の自治もやっとる林業普及員だよ、本当は。行政マンだない、林業普及員が専門家だが。そういう方々を集めて、もうここらあたりでそういう対応は出されたらええじゃないかなと。自分の意見ばっかり言うのが学者だけんな。これ、ぜんぜん否定するもんじゃないけども、やっぱり林業普及員っていうものは専門技術員も仮におるとすれば、そういう格好やっていただくことが大事じゃないかなと。  そういう形、お願いしたいというか、要望で一たん終わりますが、つや姫のことだったが、これはどうなん。おいしいという、味度だ。これが、コシヒカリはもうだめだわな。2等米ばっかりだけえ、ほとんど。それで、つや姫がほとんど1等米、今、70%……(「約80です」と言う者あり)この間まで100%だったのに、後からどこが、斐川町が出いたから20%落ちたのかどうか知らんが、その辺のことも問題だよ、つや姫の栽培の上で。味度だよ。  それで、もう一つは登録の問題、それで、コシヒカリが2等米だから、みんな。そうすると値段がごっと下がるでしょう。やりたいなって言ってもつくらせんってわけだな。ここに書いてある、6反以上つくったもんだなけないけんとか、書いてああから、そこの5反や何ぼつくっちょうやったら6反つくっちょらなだめですよということで。それで、そのぐらい統制して、つくりたい者はたくさんおるわ、1等米がええから。それから、味もいいだかどうかわからんが、いいと言われとる。それで、そこまでして一体何ぼ値段が上がりますかと。何ぼ値段を上げるためにこげな、役所がここまで厳しく、山形県から言われたことじゃなくて、便乗してあなた方が言っとうことだと思っとうが、上がる値段のためにやっとられますかどうかという、農家のもうけにならんとつまらん。 108: ◯池田委員長  吉田課長。 109: ◯吉田農畜産振興課長  最終的には農家の所得はどうかということだと思います。先ほどお話がありました、いわゆるコシヒカリと比較してどうかということを申し上げます。つや姫の1等米でございます。これまだ概算金ということでお話しいたしますが、コシヒカリの平たん部での1等概算金とつや姫の1等概算金は同等でございます。同じ値段。 110: ◯浅野委員  同じ値段。 111: ◯吉田農畜産振興課長  ことし7,100円というふうに聞いております。これは、つや姫の場合、特栽米がついております。それを乗せて同等ということです。当然、もう特栽米しかございません。今、そういう扱いで本年度はスタートさせていただきました。今、こちらのほうでは、今年度の結果を受けて、品質等も周知に努め、食味等についてもこれから公表もしていただきますけども、その結果においては、来年度にはいわゆる特栽米部分、少し上乗せができるような、逆に言うと平たん部においては、コシの普通の1等よりは若干、上乗せができるようなところまで持っていきたいなというふうに今、思っております。ことしは同等でございます。 112: ◯池田委員長  浅野委員。 113: ◯浅野委員  結局、それは農協が値段決めるわけだが、農協が自分で売りゃせんのだから、価格はあそこの卸売市場ですかいな。米の何だか相場のとこで、島根のつや姫は高く売れました、島根のコシヒカリはこのぐらい安かったってやなことを表示ができるようにするためのねらいですか、どうですか。 114: ◯池田委員長  吉田課長。 115: ◯吉田農畜産振興課長  先ほどちょっと説明のところでお話ししました。もう少し詳しくお答えいたします。  このつや姫につきましては、ことし270ヘクタールで約1,000トン強ですね、今、一応集荷する予定にしておりますけども、このうち70%につきましては、既にいわゆる契約取引、いわゆる相手方がもう決まっておりまして、取引単価等もほぼ交渉をしているという状況ですので、いわゆるその中でコシヒカリ並みで売れるということがほぼ見込めるということで動いている。ですから、今、先ほど言われましたセンターへの上場と、まだ数量的にそこまでのものでもないですし、そういうことは一応、今のところやるっていうお話は聞いておりません。それよりも実際に実需である相手方と直接今もう取引が始まっておりまして、その中でコシヒカリの1等並みの単価で引き取りましょうということで話が動いているというふうに聞いております。以上です。 116: ◯浅野委員  そりゃ、何ぼぐらいの単価だ。 117: ◯池田委員長  吉田課長。 118: ◯吉田農畜産振興課長  御存じのように、米の場合、これは農協さんと言ったほうがいいですが、JA関係ですと2年越しの精算になってまいります。まず、概算金がありまして、それからその後にもう一度払いがあって、最終精算払いという2年越しになりますので、ちょっとその点については、これは我々のところでまだ状況を把握はできないところでございます。最終のところの交渉単価は我々のとこでつかんでいます。 119: ◯池田委員長  浅野委員。 120: ◯浅野委員  コシは2等米だよ、ほとんどね。ほとんど2等米。2等米、1等米って物すごい差があるから、それで、つや姫がほとんど1等米だから、今、評判はそげだわな。つや姫だと1等米だにコシは2等米だったって。よっぽど上手なものは1等米。そこで、平たん地の話よ。そこで、そげになってくると、1等米と2等米の価格差がああから、それほどつや姫がもうかりますよということを農家が悟っていくために、こげに、いわゆる農協でないと絶対つくらせんようにしてある。自分とこで種もみ、つや姫で買ってやったけんていって、これはまた別だと、農協は取りませんよというような格好をする。農協も育苗センターがあってもうけないけんけん、農協なり育苗センターに小さい農家は振り回されちょうわな。そこで、統制でも値段が上がって農家がもうかるということならええわけだが、そういう効果が出るの、これで。 121: ◯池田委員長  吉田課長。 122: ◯吉田農畜産振興課長  先ほど委員御指摘のありましたコシヒカリの今、1等、2等の差でございますけれども、今年度のところで言いますと、60キロ当たり600円、1等、2等の格差がございます。この分だけは、先ほど言いますように、コシヒカリの2等よりはつや姫の1等生産していただければ、当然その分、農家の所得は向上していくということ。それから、つや姫の場合は大変つくりやすい性質がございまして、倒伏しづらいというような性質もございます。それから、これはまた今後、検証ですけれども、斐川あたりで転作の跡地でつくっていくと、大変倒伏しづらいものですから、つくりやすくてなおかつこれ、乾土効果といいまして、肥料をほとんど、元肥やらなくても、栽培が可能というようなこともあって、大変経済的にもすぐれるというような点もあるということで、そこら辺も含めて農業者の皆さんにお話をして、今後、普及拡大が図られればというふうにうちのほうは思っております。  いずれにしても、今年度、先ほど言いましたように、地帯別にも若干、1等米比率に格差が出ております。これはどうも聞いてみますと水の問題、それから土質の問題等あるようでございますので、ここら辺も検証しながら、これを来年の作付に反映させていきたいというふうに思っております。  それから、買い付け業者は全農一辺倒というふうにはなっておりませんで、島米さんも当然取り扱いをしていらっしゃいますので、そういうふうな、ただ、特栽米で扱うということは共通であるということでございます。以上でございます。 123: ◯池田委員長  浅野委員。 124: ◯浅野委員  その味度。 125: ◯池田委員長  吉田課長。 126: ◯吉田農畜産振興課長  これは、一応試験研究の段階では、コシヒカリ同等ということで、いわゆる食味計の数値等もそういう形であらわれております。意外とぶれの少ない食味が出てるというふうには聞いておりますが、またことしのものも当然、分析しまして、今、実証圃を県下4カ所ぐらい持っておりますので、そこら辺の結果も集めまして、またそこら辺、解析をさせていただきたいというふうに思っております。以上です。 127: ◯池田委員長  浅野委員。 128: ◯浅野委員  最後です。美味米っていう表現で売っとうわな、仁多米にしても何でも。あげないいかげんな表現はもうやめて、認証出すだったら、食味度が何ぼという格好で、ざっと食味度が80以上でなけな美味米って書くなというようなことはどうですかね。  美味米だことの、それから減農薬だことの、無農薬にならんということはわかあけども、それで化学肥料を半分にするだことの、何ぼふっただやわからへんわい、適当に書くもんだわ、履歴書ってものは。だけえ、わからへんが、味度が何ぼ以上というと、農家がやあわい、味度上げるために。そういうことは認定だか何かで県がやられえが。あれはならんですか。あのええかげんな美味米だことの減農薬だけど、あのええかげんな表現はあんまり大したことはないだ。 129: ◯池田委員長  吉田課長。 130: ◯吉田農畜産振興課長  食味値についての表示ということでございます。これもまず申し上げておきますが、食味計というのは1メーカーではないということで、食味計によって値がぶれます。これはもう明確に言われています。どこかのメーカーの分でという言い方があるとすればできるかもしれませんが、それはいわゆる商法上できないだろうというふうに考えております。どこの食味計でというようなことです。これが一つございます。  それから、減農薬についてでございますけども、これはもう今、特別栽培基準というのが国のほうで設けておりまして、今の減農薬、減化学肥料、特別栽培米というのは正式に認められた基準なもんですから、これは全国一律、公に使えるものとして協議をさせていただいているということでございます。  食味値については、これはいわゆる販売者の皆さんがどうそれを表現するかと。ですから、うちはこういう食味計でこうしてますというのはできますが、例えば県あたり、公のところがそういうことはなかなか難しいというふうに考えております。以上です。 131: ◯池田委員長  浅野委員。 132: ◯浅野委員  私が消費者団体なんかでしゃべるもんだったら、今のようなことは理解はせんな。例えば体温計だな。メーカーによって二、三度違いますけんなんて、わしは毎朝、朝晩やっとうが。そんなに、そぎゃんことと同じような食味計は、やはりどこだい出いちょらへん。そげないいかげんな食味計は農林省が生産停止とか、きちっとさせなきゃ。それがまず一つだと思うよ。 133: ◯池田委員長  吉田課長。 134: ◯吉田農畜産振興課長  実は、食味値について国がこういう、いわゆる審査項目でこれが食味値というものを出してるわけではありません。各メーカーさんがいわゆる人間が食味を感じるのに最も近いものは、例えばマグネシウムとこれとこれとこれとの値のバランスが、これぐらいが高いだろうということで、やはりこれはもう大変な試験をされて、サタケさんにしてもメーカーさんやっておられるわけです。だけど若干それぞれのメーカーさんでその数値形態が違っているのが現実。これを国のほうで食味の値はこれとこれとこれとこれとということで決めたというものはございませんので、国のほうでそれを統制することはなかなか難しいだろうというふうに考えております。 135: ◯池田委員長  浅野委員。 136: ◯浅野委員  かつて米のコンクール大会を松江でやったんだけど、農林省か、食糧部だな、行きていったら、味度とかああいう文化的なものに対しては役所はタッチしませんとこう言う。だから、補助金もらう場にならんかった。食味度でやるけえ。それから、食味計と味度計でまではやっとるんだから、そういう団体も私らは認めませんと、腹が立ったけど、補助金頼みに行っちょうけん、はあはあって言って帰ったけど、ほんなら畜産業、今度、今、全国共進会来てみなしゃんせえ。やれサシがどげだいな何だ、味度、味度って言っちょうが。同じ農林省でおかしいな、農林大臣に国会の場でだれかにやらしちゃあかと思っとうけども、そげんことはどげでもええが、やっぱり科学的なことは、味度っていってもここまで進むと、飽食の時代になると科学的なことが大事だと思うんで、ひとつ考えてきてください。 137: ◯池田委員長  要望ということで。 138: ◯浅野委員  はい。 139: ◯池田委員長  ほかにございませんでしょうか。  生越委員。 140: ◯生越副委員長  ほんなら一つほど、ほとんど話出ておりましてよろしいですが、一般質問でも通告してありますので、原部長もさらっと答えていただきましたし、今、つや姫の価格のことを吉田課長、7,100円でどうのこうのと言っておられたですが、皆さん、原価知っておられますか、生産原価っちゅうやつ。おおむね平たん部で結構ですが、平たん部と中山間地でどれだけの原価がかかっとるかってわかりますか。 141: ◯池田委員長  吉田課長。 142: ◯吉田農畜産振興課長  ちょっと今、手元に完全な資料を持っておりませんけども、いわゆる組織形態で集落営農組織等、ある程度の規模を持っておるところでやった場合、10アール当たり60キロ袋で中山間ですと1万4,000円ぐらい。平たん部ですとこれが1万1,000円ぐらいではないかなというふうに思っております。申しわけございません。 143: ◯池田委員長  生越委員。
    144: ◯生越副委員長  今、私は平たん部ですけえ1万1,000円台というのは把握しておりますけれども、個人によってちょっと若干の差はありますが、規模によっても違いますから、要は7,000円で売れたっていって、もうからへんだ。  それと、一般質問でもちょこっと触れておりますが、ことし衝撃的なニュースだいって、小麦粉に取ってかわられたわけですわ、要は米が、日本の食糧っていうところですね。ちゅうことになあと、よっぽどの戦略持たんと、50%切ったわけですから、実際、消費を取り戻さないけんわけですので、よっぽどの戦略がないといかんと思うんですね。そこら辺で知事も前向きな答弁しとられたですよ。それで、県としてもこれだけ新しいのが出て、力を入れるとするならば、それなりの腹のくくりといいますか、ないといけんと思って、またJAさん丸投げで、まあ売ってくださいやと。確かにそれで、ほとんどそれで売れるんですけれども、そこらあたり、皆さん方、横の連携上手にとっちょうかやと。農林水産部ばっかりじゃないですよ。商工労働部ともですよ。それと都会のほうのスーパーだとかそがんとこの動向もすべて手に入れながら、やっぱり戦略持たんと。7,000円で売れました。それは結構じゃありませんだ。それもうちょっと高うに売らんと、もうからへんですけえ。そこらあたりに覚悟があるかっていうことを伺いたいと思うし、あとは中でいろいろ話を聞きましたんで。 145: ◯池田委員長  吉田課長。 146: ◯吉田農畜産振興課長  おっしゃるとおりでして、概算払い金というのが先ほど説明したとおりで、最終精算が幾らになるかということもあります。それでもということは実際ございます。まだまだ、実際我々も戸別所得補償のときも、その補償費1万5,000円について話をしたときに、島根県のような中山間地域を多く抱えたところでは、補償水準としては不十分ではないか。それは全国との比較においてそういう状況にあるということもお話ししてきたところです。  当然、そこで生産される米をいかに高く売っていくかということは、これはもう至上命題だと思っております。品種改良につきましては、奨励品種につきましては、平たん部を中心に、実はきぬむすめという品種を入れさせてまずいただきました。ちょっと昨年まではいろいろ1等米比率、若干問題があって、ことしはこれも90%、85%ぐらいに今、来ております。かなりいいものでことしは出していけるかと。今度はそのいいもの、できたものをどうやって売っていくかと。一つは今、言うように、これは全農さんだけではございませんけども、まず相手方を決めて、逆に言うと相対で価格も量も決定していく。やっぱりそれで安定取引となることが極めて大切なこと。これは、個別の農業者さんが販売される場合も実際そうだと思います。そういう道をどんどんつくっていかなきゃいけない。逆に言うと、島根県のこの米を欲しい、扱うよという方をとにかくふやしていく。これは首都圏、今は島根県の米は中心は西日本が中心ですので、これを東もということで、そういう取り組みを一部やらせていただいてます。この辺も島根県としては拡大していく。  いわゆるもう一つは加工用米。残念ながら島根県の場合は加工用米については、若干まだ少ない、取り組みが少のうございます。ただ、やはり加工用米も、これは非常に需要が期待できる部門でございますので、これは水稲をつくっていって、いわゆる普通米と同じ、あるいは同等以上の所得確保ができればいいわけですので、やっぱりそこら辺も含めて今、実は農林水産部、それから商工労働部一緒になって、メーカーさんとも話をさせていただいてますし、生産現場にも来年度からある面でいうと強く働きかけさせていただきたいというふうに思っております。以上、簡単ですが。 147: ◯池田委員長  生越委員。 148: ◯生越副委員長  今、そこら辺で十分ですが、とにかく島根県は売るっちゅうことに関して、とにかく信用が低いですだ。つくることに関しては、今までも見とると、そういう研究だとか栽培指導だとかいうのは本当にすぐれとると思いますよ、島根県の技術っていうのは。ただ、できたものをどうするかっていうところにちょっと知恵が回っとらんだないだろうかという、非常に心配がありまして、そこらあたりはやっぱりしっかり力入れてほしいなと思っております。  今までの米でも、島根県が作ったみほひかりだとか、ときめき35だというように、できては消え、できては消え、ころくに売っておらへんが、つくることに関して一生懸命力入れとっちゃーですわ。でも、今までの食管時代の米を支えてきたのは日本晴であったりコシヒカリであったりするわけですが、とにかく時代の環境が変わったということから、やっぱりそこの売るということにいかに力を入れていくかっちゅうのが非常に重要だと思うので、特にブランド推進課なんかも一緒になって、やっぱり売ってもらいたいなと思っております。  それと次、家畜のこと、畜産振興を今、進めたいっちゅうことで質問させていただいておりますが、今、全共に向かうところで、今までの反省しろだことの言うても元気が出ませんけえ、その部分はまた先で、結果が出てからゆっくりさせていただきたいとは思うんです。というわけで、今までのことは、今回の結果が出てからで私、よろしいですので、再度ちょっと、伸びしろがある分野だと信じておりますから、それに立ち向かう気持ちというものを、せめて部長ぐらいから一言、言ってもらえたらなと思っておりますので。 149: ◯池田委員長  原部長。 150: ◯原農林水産部長  畜産、特に種雄牛ですね、かつては第7糸桜とか、すごい名牛がおったのが、少し血が偏ったところがあって、伸び悩みの状況になったわけですが、これはまた第2の名牛をつくっていくには、相当時間的なものもかかるということがありますので、前回の全共から5年たちましたけど、この5年間でそこのところが改善できてるかどうかといったら、そのところに関しては、ちょっとまだ時間が足りない部分があろうかなとは思ってます。繁殖雌牛については、これは糸桜系でやっぱり血が濃かったんですが、外からも優秀な雌牛を入れまして、改良的にもかなり進んだと思ってますので、その成果が今度の全共でどうなるかというのが一つの見どころ、見どころっていいますか、関心の高いところではないかなと思っています。  いずれにしても1区から9区ありますので、どこかの区で大臣賞というものが出ればいいなという思いでおります。また、畜産に対しては、最近少し現場的なところの対策が弱かったのかなという思いもありますので、島根県にとって米と並んで畜産は大きな産業でございますので、しっかり成績を出して、弾みをつけて予算がつくようにしていきたいなというふうに思っております。 151: ◯池田委員長  生越委員。 152: ◯生越副委員長  いうことで、頑張ってもらわないけんが、今回の全共出品牛で、たまたま、大田から5つ出るんですが、出雲から出る3つは、実は大田産の牛なんですよ。それが結局、地元の和牛改良組合の中でも、若手と年寄りさんとの中で、さっきの原部長みたいな話が出るわけだ。要は、昔のブランドにすがって、いつまでもおわいつけとるおっつあんやちと、新しいこがなやつ入れないけんっていう人の中で、結構、争いも実はありまして、だけど若いもんに今、頑張れてて言うとるんですわ。あんたたちの考え方、正しいんじゃないかと。宮崎にしても鹿児島にしても、第7糸桜の血を持って帰って、うまいことひっつけて上手に自分たちのブランドつくって、今、もう畜産王国つくってしまっとるわけですが、よそにもとを提供して、本家が難儀するようなことじゃつまらへんで、だからやっぱりそこら辺の改良ちゅうのが思い切ったことせにゃいけんよというメッセージを私も言うておりますんで、皆さんにも頑張っていただきたい、そういうことです。 153: ◯岡本委員  関連でわし言おう思って。 154: ◯池田委員長  岡本委員。 155: ◯岡本委員  大分関連しとるけども、今度和牛共進会で1区から9区まで、この間もちょっと話をしましたが、この表を見てもらうと一目瞭然で、いかにさっき部長が言われたように、この近年の畜産技術センターの状況っちゅうのがどうかっちゅうことが一目瞭然でわかるわけです。糸桜系っていうのほとんどこの中におらん。ほんのわずか。この間の話の中で7頭、8頭だったかな、3頭か4頭しかおらん。ほとんどよその血になっとるわけですね。それはそれでええんだが、改良もあるだけえええんだけども、問題はこの1区なんです、1区、種牛。  一つ聞きたいのは、まず今、このセンターの種牛を使って、農家がどのぐらいの量をやっとるか。これだけ肥育いっぱいあっちこっちあるけども、どれぐらいの量が出とるかっちゅうのを、民間の分と競争っちゅうか比較してどれだけ出とるかっちゅうのを、ちょっとまずそれを聞きたい。わからにゃ、後からでもええよ。わかる。大まかでええよ。 156: ◯吉田農畜産振興課長  それじゃあ済みません。おおむねで言わせていただきます。約3割というふうに聞いております。 157: ◯岡本委員  全体で3割。 158: ◯吉田農畜産振興課長  はい。全体の3割程度だということで。 159: ◯池田委員長  岡本委員。 160: ◯岡本委員  今言われたとおりのこと、3割ぐらいしか、3割以下だと思うけども、ええわ、3割。ええが、それぐらいのことしか使うとらんっちゅうことだ。それは多頭飼いが多ゆうなったっていうことと、それなりに自分とこでいろいろDNA持って帰ってつけたりとかいろんな方法をやっとるもんでなんだけど、問題はこの前の民間の問題があったことが一つ大きな影響しとることも事実だし、それが全国広まったということも事実、これも影響しとる。  だけども、今まであったことをどうのこうと言わんけども、今までの、さっき部長も言われたように、センターの今からの考え方っちゅうの変えてもらわないけんし、もう基本は今までのような形でずっと引っ張っていくのかと、あるいは今度の共進会で結果が出た、出る、そうしたときに一体どうやっていくか。これで見る限りにおいては、センターも糸桜系のものやってないわけだけえ、新たに改良していっとるということと、今のセンターが持っとる牛の種を一つもこの中に入った牛がほとんどおらんという状況になっとるっちゅうことなんです。だから、そういうことであるならば、基本的に畜産の考え方っちゅうのを変えていって、どうやっていくかというのが今度の畜産の共進会の結果を見た方向づけをするということになってくるんだと思うんだよ。そうせにゃいかんと思っとう。そうせん限りは、さっきから生越さんが言うとるように、とてもとてもまた畜産王国なんか復帰するような話じゃなしに、それから問題は1頭飼いっちゅうか、繁殖をふやしていくっちゅう話も出とるけども、そこへ到達できんし、いつまでたっても雌牛の値段も上がらんしという状況にしかならんちゅうことなんよ。  それは島根県がばかだけえ、ええ牛を外へめちゃくちゃ、高いけえって売り出した結果がこういうこと、それも問題なんだよ、ここまでやってきたことが。出されて向こうに全部とられてしまう、そこで改良されて、逆襲に遭うたということで、気がついたら全然だめだったっちゅう話になっとるわけだけえ。そういうことを二度と再び起こさんためにはどういうことをやるかっちゅうの、今度の共進会の一つのあれになると思うんだけども、結果を見た上で、今後の大きな方針転換をせないけんというふうに私は思うが、あんたらどう思うか。 161: ◯池田委員長  吉田課長。 162: ◯吉田農畜産振興課長  まず、先ほどの数字、おおよそ3割と言いましたが、35%でございます。 163: ◯岡本委員  まあええわい、それは。 164: ◯吉田農畜産振興課長  それと、実は今回の全共で出る9区、全体ですけれども、この全共の出品牛というのは、基本的には島根のいわゆる供給する精液を使っております。1区はおりません。1区は改良の種雄牛です。ただ、2区以降は基本的には使ってる。中に、種を直接つけてないが、その親だと、親のお父さんが島根と、そこまでは認めておりますが、その関係のものが……(「3頭、3頭」と言う者あり)3頭ぐらいいるはずです。2頭ですね、済みません。おおむねそういう形で、島根の血を入れてるということは一方であります。  それから、今の血の中でも、さっきの糸系の話がありました。鳥取全共のときの反省に立って、これは私が言うのはあれですが、やっぱり体積が足りない、それからちょっと糸系に偏重したと。それの反省に立ってこの5年間やってきましたので、先ほどの委員からありましたように、今回の出品牛の中にも若い牛は島根県でそういう目的で改良した種雄牛をつけた子がおります。3頭ぐらい、これもおります、子として。それから、肉の部分もそういう形のものです。  今後、どうするかということですが、これは本当に今回の全共の結果、先ほどありましたように、そうしたまず1段階、思いを持って改良してきたこのことがどうであったかというのが一つあると思います。その上で、今後どうしていくか。それは、いわゆる体積とかそういう面では一定クリアした上で、もしそこまでのことがあったときは、その次どうするか。これはその結果いかんですけれども、十分もっと検証した上でないとちょっと言いにくいところもありますが、大きくそこは考え方を変えていくこともあり得るというふうに思っております。いずれにしてもこれは真剣に真摯に検討させていただきますので、ちょっときょうはそこまでで、これで。済みませんが。 165: ◯岡本委員  それで、聞きますが、だから例えて言うと、この種雄牛いうのは10万や20万の牛じゃないわけだ。今まで何頭繰り返したかっちゅうこと。つまらん言うちゃ殺して、わしらこれがだめでしたけえやめますよとは一つも言やあせんけど、勝手に肉にして、うちら食うとるんか知らんけど、そがんことずっと繰り返してきとるわ、何千万も使うて。それだけやっとって今、3割しか出てないっていう、この結果なんだ、問題は。これを深く受けとめてもらわないけんし、わしらも黙っとっちゃもうならん時期に来とる。なら、ここまで力を入れる必要があるかということも今度は考えないけん。ええ牛のものを買うてきてやったって別にええじゃない。それでええ牛が出るならそれでええじゃない。何をもってやるかっちゅう。島根和牛っちゅうものをつくるためにやるんですよっちゅうのうが目的でやっとるわけだけども、結果として今度、出りゃええけど、出んにゃこれ畜産センターやめてしまおうっちゅう話は出るよ、はっきり言って。だから、それほどこのたびの共進会っちゅうのは本当に大切なとこに来とるし、今後の問題、わしらも一生懸命やらないけん問題だけども、そういうことを含めて今度の共進会っちゅうのは、もう選ばれとるんだけえ今さら変えるわけにいきませんけえ、ええんだけども、これを踏まえて今のようなことを十分に対策を練って、今後の方針はどうするかというところへ私は来とると思うんで、その辺を十分踏まえた上でまた対策を練ってもらいたいと思います。それ要望しておきます。 166: ◯池田委員長  要望ということで、しっかりお願いいたします。  嘉本委員。 167: ◯嘉本委員  済みません、時間がもうちょっと……。 168: ◯池田委員長  はい、いいですよ。どうぞ。 169: ◯嘉本委員  つや姫の話にちょっと戻らせていただいて、これから全農しまねさんを中心に米の販売業者の皆さんとブランド化に向けた販売戦略を策定したいということですけれども、石川県の羽咋市の市役所の職員さんが、何とかブランド化を図ろうということで困ったあげく、ローマ法王に米を献上されたと。何でローマ法王なのかなという話は別にして、何かそういった話題性といいますか、私なんかはお米はもう本当においしくいただいとって、なかなか味の峻別っていうのは個人的にはできないもんなんですけれども、やはりそういうとこも大切なんじゃないかなというふうには思うんです。島根でございますので、皇室とも縁が深い。あるいは、神社等とも縁が深いんじゃないかなというふうに思いますけど、そういうような切り口とか、それにこだわらず何か話題性を一つつかんで、販売戦略の一つの柱にするなんていうようなことは考えておられるのかどうか聞かせていただければなと思います。 170: ◯池田委員長  吉田課長。 171: ◯吉田農畜産振興課長  米の販売戦略、はっきり言って名を売るという言い方をすれば、いろんなやり方が私もあると思います。現実に島根の場合は、例えば西いわみヘルシー米が台湾へ輸出をかけて、それが国会の中で、当時の小泉首相からこういう米っていう、それが出ただけで本当話題になって、米の注文が入るというようなこともありました。あるいは、先ほどありました、いわゆる天皇家ですね、ここで使っていただくというような話、仁多米あたりでもありました。この前、昨今ではモロッコの国王が仁多米を食べているということで、それが話題になって今、モロッコと奥出雲の交流、この前もちょっとあったので、これ私も出ましたけど、そういうふうな話題づくりという言い方はちょっと失礼かもしれませんが、皆さんにわかりやすい、ああ、これはこういうふうな米なんだなと、そういうふうな取り組みというのも一つあると思います。  これについて、どのやり方があるかということはあると思います。いろんなやり方があると思います。これはもうみんなの知恵の出し合いになってきますので、これは私だけのお話ではございませんで、もう生産者の方、それから販売業の方、みんな一緒になって、あるいは相手方の皆さんの御意見も聞いて、そういう売りやすい、逆に言うとPRしやすいものをつくり上げていきたいなと思っております。今後のこととして承りたいと思います。 172: ◯池田委員長  よろしいでしょうか。  ほかにございますでしょうか。  皆さんの活発な御意見、ありがとうございます。  そのほか何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。  ないようですので、以上で農林水産部所管事項の審査及び調査を終了します。  執行部の皆さん、御苦労さまでした。  そうしますと、1時から再開いたしますのでよろしくお願いします。                〔執行部入れかえ〕 173: ◯池田委員長  それでは、これより商工労働部所管事項についての審査及び調査を行います。  まず初めに、商工労働部長のあいさつを受けたいと思います。  西山部長。 174: ◯西山商工労働部長  ことしの経済情勢を見ますと、半年以上過ぎて、あともう残り3カ月ということですが、一向に昨年からの円高もそのままという状況の中で、最近は領土問題から対中国との貿易関係、経済関係に影響が出るのではないかという心配も出てきております。  今議会でも多くの御質問をちょうだいをいたしましたが、本県を取り巻く経済情勢、引き続き厳しく、また不透明な状況だというふうに理解しております。県といたしましても、県内の企業に職員がみずから出かけまして、いろんな状況を伺うようにいたしております。そうした中で、企業側の御意見をお聞きしたりして、県でできることがありましたら迅速かつ的確な施策を講じていきたいというふうに考えております。  中国との貿易についても今、何社かから伺っておりますが、やはり輸出入、税関のところで嫌がらせといってもおかしくないような、時間が従来よりもかかるようなことが実際にあるやに聞いております。今後とも企業の動向を注視して、できる限りの支援をしていきたいというふうに思っています。  一方では、企業の海外進出、空洞化ということは叫ばれておりますけども、ここで国内志向をする企業、海外から帰ってくるというような企業もございます。こうした企業の動向をきちんと見きわめながら、粘り強く企業誘致にもつなげていきたいというふうに思います。  後ほど報告でもございますが、ことしも厳しいながらも順調に増設、新設の話が出てきております。きょう、これまでの前回の委員会以後の分を御報告させていただくと同時に、内容を御説明いたしますけども、今月もまた予定をされている日程もございます。県内での新たな雇用を生み出せますように、引き続き努力していきたいと思います。  さて、神話博でございますが、7月21日の開幕後、大変な暑さによって少し出足が鈍かったのは事実でございます。盆を越えてから、少しずつ気温が下がると同時に、個人客を中心に大きく伸びてまいりました。9月に入りまして団体客も少しずつ戻り出しております。昨日の10月2日までの段階で36万5,000人余りという状況になりました。このままのペースでいきますと、来週には40万人を超えるのではないかなというふうに思います。目標を超えることは当然でございますが、こうして来られた方々が神門通り、大社周辺を歩いていただき、また県内各地へ行っていただいて、それぞれ神々の国しまねを味わっていただくと同時に、そこでのいろんな買い物、宿泊をしていただくことも大きなねらいでございます。そういったことについても、できる限りの今、調査を進めておりますので、また成果としてはこの委員会におきまして御報告させていただくようになると思っております。  各地域のイベントでございますが、神話サンドフェスタ、これはアクアスを中心に江津、浜田でやっております。それから、全国万葉フェスティバル、それから隠岐祭などが開催されております。これらの地域イベントも4月から8月末までで、約27万人の来場をいただきました。そして、きのうからはJRの山陰デスティネーションキャンペーンがスタートいたしております。今度の土曜日には松江駅のほうに企画列車等が参りまして、私も出かけてお客様をお迎えしようというふうに思っております。引き続き山陰への旅行商品の造成、そういったことに努め、山陰への誘客を進めていきたいと思います。  今月の18日には大阪で、30日には東京で観光情報説明会を行います。旅行関係者、マスコミなどを対象としてPRに努めてまいります。  いよいよ神話博もあと1カ月余りとなりました。この機会に神話博の効果を全県に波及させる必要があるだろうというふうに考えております。今後、残り期間、しっかりやっていきたいと思います。  本日の委員会では、補正予算案、条例案1件、一般事件案件1件、そして先ほど申し上げました神話博しまね、立地セミナーなどの御報告もさせていただきます。どうぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。 175: ◯池田委員長  ありがとうございました。  それでは、付託議案の審査を行いたいと思います。  初めに、予算案の審査を行います。  第103号議案、平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)のうち関係分及び第109号議案、平成24年度島根県中小企業近代化資金特別会計補正予算(第1号)、以上2件について審査を行います。  質疑は一括して受けることといたしますので、順次、説明をしてください。  新田課長。
    176: ◯新田商工政策課長  それでは、お手元の委員会資料商工労働部所管分をごらんいただきたいと思います。  めくっていただきまして1ページになります。103号議案並びに109号議案の概要が掲げてございます。  上段の表、県全体の補正予算でありますが、計欄見ていただきますと31億5,900万円余の補正をいたしております。そのうち商工労働部関係は4億2,000万円余の補正ということであります。  中ほどの表でありますが、その内訳、各課ごとの内訳になります。今回の補正予算は、各課共通しまして、新年度に改まった段階に人事異動を考慮した7月1日の現員で給与費の補正を行っております。その関係が全課出ております。この表のところで減額補正になってるのはその給与費の補正のみであります。共管のブランド推進課も含めましてそのようになっております。増額補正になっておりますものは、後ほど重だったものを説明をさせていただきますが、各課で歳出の補正につきまして計上しておるところであります。  一番下の表が、中小企業近代化資金特会の補正であります。この時期に決算を踏まえまして繰越金等の確定に伴って歳出の整理を行っています。  めくっていただきますと、各課ごとの概要になります。2ページは、商工政策課であります。2番、3番、2件ばかり補正をお願いすることとしております。  次、3ページでありますが、観光振興課、1番、4番、観光関係の神話のプロジェクトに関連するようなことにつきまして2本、事業の増額補正でございます。  4ページ並びに5ページ、ブランド推進課、産業振興課、これは給与費のみであります。  それから6ページ、企業立地課であります。歳出補正は給与費のみでありますが、2番のところの備考欄に入ってございます立地助成金の債務負担行為、これを変更しております。助成金につきましては、認定後の助成見込みによりまして歳出並びに債務負担の措置を行っておりますが、今回、申請実績などを踏まえまして、その変更を行うものでございます。予算議案のほうに内訳が書いておりますので、またごらんいただきたいと思います。  7ページ、中小企業課でございます。9番、商業活性化の支援事業の関係で補正をお願いしております。それから、11番につきましては特会と連動した計数整理であります。  8ページ、雇用政策課であります。事業番号の1番、2番並びに19番、それと21番のところで数字が出ておりますが、給与費以外のところは雇用の基金関係の事業の整理でありますとか、それに伴う一連の補正、そういった関係になります。後ほど説明させていただきます。  9ページ、中小企業の特別会計でございます。先ほど申しましたように決算が確定したことに伴いまして、そこにありますような歳出関係の計数整理を行っております。  以下、個別の事業になります。10ページであります。商工政策課の関係で、2件ばかり補正の御審議をお願いしております。  まず、1本目でございますが、1番、コンベンションの関係で学会の補助金でございます。県下で開催される学会につきまして、国際学会あるいは全国学会、地方学会、こういったものが、くにびきメッセに限らずいろいろな施設で開催されます。その経費につきまして助成を行っておるものでございまして、当初の見込みに対しまして、予約の状況等々からこの枠の増額が必要になるということでございます。1,400万円の補正をお願いするものであります。  それから、2番でありますが、くにびきメッセの設備の整備でございます。くにびきメッセ整備後、19年が経過しております。メッセそのものが災害時の避難施設にも指定を受けております。こうしたこともありまして、自家用発電機の更新を今回お願いするものであります。今回の補正は、その実施設計費につきまして起債を活用して対応するものであります。  商工政策課は以上でございます。 177: ◯池田委員長  安井課長。 178: ◯安井観光振興課長  続きまして、11ページをお願いいたします。観光振興課の補正予算でございます。  まず、1点目はプロジェクト関係でございます。神話博しまね終了後の冬、あるいは来春に向けた情報発信を強化しようというものでございます。具体的には、新たに来年の大遷宮や県内各地の情報を踏まえた公式ガイドブックの新しい版を作成いたします。それから、ことしの1月ですけれど東京のふるさと祭りに出展しました。今年のような規模のものはやりませんけれど、非常に好評でしたので、これを引き続きやっていきたいと思っております。  それから、三重県ですね、来年は遷宮で両県が関係するわけでして、ことしから雑誌等々を使って共同でPRをしていこうと思っております。  それから、ここに書いていませんけど、鳥取県は道路関係で今後鳥取道路、来年3月にはほぼつながるということで、そうしますと島根県の尾道-松江線の三次インターまでと、さらに既存の米子道、浜田道と4本がそろいますので、一緒にPRしようというふうに考えております。  こうしたことなど、そのほかこれまでの情報発信を強化して、冬、来春対策をやっていきたいと思っております。  それから、2つ目の外国人観光客誘致でございます。これは、冬場ですけれど台湾、あるいは南アジアのタイとかシンガポール等々ですけれど、今、国内の入り込みがふえております。さらに、台湾は昨年オープンスカイ、要するに航空自由化になりました関係で関西空港とか、あるいは福岡空港に相当便数がふえております。そうした県外に入ります定期便を活用しまして、一定の助成を行って県内への宿泊を確保、1)のところに書いてますけど1台当たり3万円のバス助成を、予算としては100台程度見込んでおります。人数は、2,000人ぐらいになると思うんですけど、こうした見込みをつけまして、これまでも台湾とやりとりしてきておりますけれど、さらに、これを一つの武器にして誘客を進めていきたいと。そのほか台湾での説明会、あるいは今年度中に民間でチャーター便も予定されていますので、それで来た客にモニターを実施してもらうということで、そうした関連の施策も実施したいと思っております。以上でございます。 179: ◯池田委員長  月森課長。 180: ◯月森中小企業課長  中小企業課は、地域商業活性化支援事業の助成金のことで御説明をさせていただきます。  空き店舗活用事業でございます。この事業は、空き店舗に中小企業者等が入居した場合に、家賃、改装費を補助して商店街や共同店舗ににぎわいを取り戻す、こういうものでございますけれども、この活用事業をお願いをしておるものでございます。  補正理由は、当初の見込みより需要額が増加したためでございます。その1つの要因は、出雲ショッピングセンターパラオが昨年度末に倒産をいたしまして、移転せざるを得なくなった入居者の移転について緊急的に支援をする必要が生じたということで17件、1,360万円、増加要素となっております。  それから、2つ目の要素としては、神々の国プロジェクトの推進、あるいは大社の大遷宮ということで官民挙げて大社神門通り周辺の整備を進められております。昨年度から出店が相次ぎまして、今年度も出店が相次いだということで7件、640万円増加要因となっております。  期待される効果でございますけども、パラオをこの後の支援、あるいは神門通りのにぎわいの早期創出という以外に、店舗の改修が急務となっている地域の活性化につながるとか、あるいはUIターン、あるいは新規創業ということにもつながってまいりまして、定住促進にも寄与するものであります。補正予算2,000万円をお願いするものでございます。以上です。 181: ◯池田委員長  吉川課長。 182: ◯吉川雇用政策課長  雇用政策課は、2本御説明させていただきたいと思います。  それでは、資料の13ページをごらん願います。緊急雇用創出事業のうち、重点分野雇用創造事業につきまして補正をお願いするものであります。この重点分野雇用創造事業につきましては、ことしの5月に専決処分をさせていただきまして、さらに6月補正予算で増額を認めていただいたところでありますが、その後、23年度事業の決算でさらに基金に残高が生じました。この重点分野雇用創造事業は、一部を除きまして今年度いっぱいで終了するために、基金の残りを有効活用したいということで補正をさせていただきたいと存じます。補正予算額は575万1,000円であります。なお、事業の実施状況につきましては下の表のとおりであります。  重点分野雇用創造事業の関係の説明は以上でございます。  続きまして、資料の14ページをごらんいただきたいと思います。ふるさと雇用等の再生特別基金につきましては、県、市町村が実施する求職者の雇用創出のための事業に充てるために、国からの交付金によりまして平成21年の2月に設置した基金でありますが、国の実施要領の定めによりまして、平成23年度末で事業が終了したことから、この基金の残りを国に返還するために補正をお願いするものであります。  事業実績のところをごらんいただきたいと存じますが、国からの交付金をもとに41億1,000万円の基金を造成いたしまして3年間で123事業を実施し、延べで1,109人の雇用を創出いたしました。また、雇用された人のうち正規雇用につながった人が142人おられまして、この事業主に対しまして1人当たり30万円の補助金を支払ったものであります。平成23年度末に受託者に対して行った調査によりますと、事業終了後およそ7割の方が継続雇用される予定で、雇用された方の95%がこの事業が役に立ったという評価をいただいたところでありまして、地域の雇用再生に一定の成果を果たしたものと考えております。  年度別の事業費と雇用人数の内訳はごらんの表のとおりであります。  国に返還する基金の残高は3のところに書いておりますが、2億7,300万3,000円でありまして、基金の積み立て、取り崩しの状況は下の表のとおりでございます。  ふるさと雇用等の返還金についての説明は以上でございます。 183: ◯池田委員長  ありがとうございました。  ただいまの説明について質疑はございますでしょうか。よろしいですか。               〔「なし」と言う者あり〕 184: ◯池田委員長  それでは、予算案2件につきましては一括して採決したいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 185: ◯池田委員長  それでは、そのようにいたします。  お諮りいたします。第103号議案、平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)のうち関係分及び第109号議案、平成24年度島根県中小企業近代化資金特別会計補正予算(第1号)について、原案どおり可決すべきものとしてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 186: ◯池田委員長  異議なしと認めます。よって、予算案2件については、原案どおり可決するべきものと決定いたしました。  以上で予算案の審査を終了いたします。  次に、条例案についての審査を行います。  第119号議案、島根県ふるさと雇用再生特別基金条例を廃止する条例について、執行部から説明してください。  吉川課長。 187: ◯吉川雇用政策課長  それでは、資料の15ページをごらんいただきたいと思います。  提案理由についてでございます。このふるさと雇用の基金事業につきましては、先ほどの補正予算のところで御説明いたしましたが、平成23年度末で事業が終了したことから基金を廃止するものであります。基金条例の廃止日は、ごらんのように公布日としたいと考えております。  なお、このたびの9月議会で条例廃止の提案をする理由でありますけども、2月議会の時点では、この基金事業の継続の可能性が否定できなかったために廃止を見送ったところでございます。そして、このたび基金残額の確定など事務手続が固まったことから、先ほど御説明いたしました返還金の補正予算とあわせて、このたびの9月議会で基金条例の廃止を提案するものであります。以上でございます。 188: ◯池田委員長  ただいま説明を受けたわけでございますが、この件につきまして何か質疑ございますでしょうか。               〔「なし」と言う者あり〕 189: ◯池田委員長  よろしいでしょうか。  それでは、お諮りいたします。第119号議案、島根県ふるさと雇用再生特別基金条例を廃止する条例について、原案どおり可決することとしてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 190: ◯池田委員長  御異議なしと認めます。よって、条例案第119号議案については、原案どおり可決することと決定いたしました。  以上で条例案の審査を終了いたします。  次に、一般事件案についての審査を行います。  第127号議案、権利の放棄について、執行部から説明してください。  月森課長。 191: ◯月森中小企業課長  資料の16ページのほうをごらんをいただきたいと思います。  協同組合しまね印刷センターに対する債権の放棄についてでございます。  概要を申し上げます。協同組合しまね印刷センターに貸し付けておりました中小企業高度化資金については、組合のほうが破綻をいたしまして、現在約900万円が未回収となっております。主債務者の協同組合は協同組合施行法の規定のみなし解散によりまして、みなし解散ということでございます。4人の方が連帯保証人でございますけども、死亡、自己破産等によりまして債権放棄の基準に該当し、これ以上は回収不可能になったということで、このたび債権放棄をお願いをしてもらったということでございます。  債権放棄の額は900万余でございます。うち県費は330万余となっております。  債権の概要でございますが、昭和42年、協同組合しまね印刷センターのほうが設立されまして、そこに対しまして、印刷設備の購入に充当するということで高度化資金980万円を貸し付けました。これが経過のところ見ていただきますと、43年に高度化資金を貸し付けたわけでございますけども、昭和45年には経営困難となりまして、印刷センターのほうの債権者のほうが経営支援ということで、新たに新興印刷センターというものを設立し、設備のほうはそちらに賃貸をするという形で事業を継続をしておりましたが、こちらも昭和46年に不渡りを出し銀行取引が停止になりました。昭和56年には、先ほど申しましたとおり、みなし規定により主債務者のしまね印刷センターのほうは解散ということになり、昭和57年に保証人が2人相次いで亡くなられ、相続人のほうも相続放棄の手続をとられました。平成13年には、残った保証人のうち、お一人の方が自己破産ということをされました。平成18年には、最後の保証人の方が生活保護の受給を開始をいたしまして、昨年11月17日をもってこれが5年を経過をしたということで、債権放棄基準6号、債務者が無資力またはこれに近い状態になり、相当の期間を経ても無資力が回復しないに該当するということで、このたび債権放棄の提案をさせていただくものでございます。以上です。 192: ◯池田委員長  ただいまの説明について質問ございますでしょうか。よろしいですか。               〔「なし」と言う者あり〕 193: ◯池田委員長  それでは、お諮りいたしたいと思います。第127号議案、権利の放棄について、原案どおり可決することとして御異議はございませんでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 194: ◯池田委員長  異議なしと認めます。よって、一般事件案第127号議案につきましては、原案どおり可決することと決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終了いたします。  次に、報告事項がございますので、執行部から説明を受けたいと思います。  なお、質疑はすべての説明を受けた後で、一括して受けることといたします。  それでは、順次説明してください。  安井観光振興課長。 195: ◯安井観光振興課長  それでは、資料の17ページをお願いいたします。
     これは、国の交付金を活用して観光連盟に積んでおりました基金の実績でございます。22年度から23年度、2カ年の4億6,000万円を予算化いただいておりました。最終年の昨年度は2億1,900万余で、年度末をもって基金はゼロになっております。  主な事業を少し説明いたしますと、23年度分はこの基金を使って、23年中の観光商品造成とか空港対策等を実施いたしましたが、加えまして震災影響あるいは高速道路無料化終了の影響等に対応して、柔軟な夏から冬にかけて集客対策等を実施いたしました。全体では、この事業で7万3,000人余りの誘客につながっております。  主なものでは、情報発信では、例えば東京の1)のところですけど、首都圏の電車では東急関係の地下鉄に断続的に4カ月間ぐらい車内モニターを活用しました。あるいは、紙では「サライ」という雑誌がございますけど、これは毎月12カ月分、島根で歴史散歩として掲載してきました。  それから、直接の商品造成では2)のインターネット、これは「じゃらん」でしたけど、サイトを使ったものは、これによって2万3,000人余りの誘客ができました。  あと、5)の航空対策、これは萩・石見と隠岐ですけれど、萩・石見空港につきましては、津和野あるいは銀山、アクアス等の商品造成をいたしました。これは大手3社に対して1万2,000人程度の誘客があったところです。  それから、11)のとこで、これは大震災の関係がありまして、県単で補正で追加してもらったものでございます。夏季以降の誘客対策といたしまして1万8,000人ぐらいの実績につながりました。最初に申し上げましたけど、これら合計で7万3,000人の誘客につながりました。以上でございます。 196: ◯池田委員長  大星産業振興課長。 197: ◯大星産業振興課長  次の18ページをごらんください。産業振興課の基金は2つございます。1つが、ものづくり・IT産業振興の基金です。積立額は約7,000万円となっておりまして、しまね産業振興財団で実施しております。  概要が3つございまして、1つ目が、しまね産業振興財団に最先端の機械設備を導入して、県内企業の試作品製造や操作技術習得などの人材育成支援を行っております。  2つ目が、県内企業の人材育成等を目的として県外のすぐれた企業へ人材派遣する場合に、その経費の一部を支援しております。  3番目に、県内IT企業が開発したソフトウエア製品の販路を拡大するため展示会出展経費などを支援してまいりました。  2つ目の基金として、石州瓦市場創出支援事業の基金がございます。基金の積立額は約1億8,000万となっておりまして、事業実施主体が石州瓦工業組合でやっていただきました。  主な内容が、石州瓦の増改築への補助、主にいわゆるリフォーム補助ですけれども、こちらが平成23年の事業実績では利用助成が約700件となっております。そのリフォーム補助については平成24年度、今年度も引き続き県の事業として実施しております。以上です。 198: ◯池田委員長  松本室長。 199: ◯松本神々の国プロジェクト推進室長  失礼します。神話博しまねの開催状況について御説明いたします。19ページをごらんください。  特設会場のほうですが、期間中の集客目標を40万人としておりました。目標を上回る、今、集客状況でございまして山陰デスティネーションキャンペーンも始まりましたし、さらに、県内各地域の集客、そして神話博の誘客も図ってまいりたいと思っております。  来場者の動向ですが、9月26日現在で33万1,000人余、昨日現在で36万4,000人余となっております。単純平均でいきますと目標の約4割増しというところでございます。  大社周辺の駐車場等で来場者のアンケートを行いまして、その集計結果によりますと、来場者の約6割が県外客となっております。このうち中国地方が約2割強というところでございます。また、団体客の予約状況等によりますと、来場者の9割以上が個人あるいはグループ客、団体客は1割未満となっております。夏場のほうがやはり個人客の方が多くて、最近は団体客のほうが増えてはきております。また、特設会場のほうでは、おもてなし広場で平田一式飾りの展示とか神話フィギュアワークショップなどの創作体験プログラムを開催しておりまして、さらなる魅力アップに随時取り組んでいるところでございます。  続きまして、出雲大社周辺です。こちらの期間中の入り込み延べ人数の目標を140万人としておりました。こちらのほうも出雲大社などへの入り込み客の増加によりまして目標を上回る集客状況でございます。8月末のところの入り込み延べ数が約74万人ということでございまして、こちらのほうも単純平均で目標の約5割増しというところです。  また、神門通りの歩行者のほうも調査しておりますが、こちらのほうは7月下旬から比べますと、先ほどのこちらのほうにありましたが暑さが和らいできたということもございます。南進・北進の延べですが7月29日、済みません、ちょっと数字が間違っておりまして、3,047人となっておりますが、恐れ入ります、3,407人でございます。訂正させていただきます。3,407人でしたが、9月2日、こちらの日曜日ですと5,651人、それから9月16日、これは神話博しまねのほうも一番人数が多かったときですが、1万2,000人を超える方が神門通りを歩いていらっしゃいます。  また、大社周辺では古川誠写真展「出雲の神々」、これが10月1日から行っております。また、先般は出雲全国そばまつりが行われました。そのほか民間のほうの取り組みでは、8月末にはご縁横丁が勢溜の前にオープンするなど、まち歩きの取り組みがどんどん進んでいるところでございます。  続きまして、地域のイベントの入り込み状況についてです。圏域イベント、こちらも9月初旬までで13万5,000人の集客を行っております。まち歩き定時ガイドのほうも8月末で1万2,000人を超える集客となっております。さらに、県民向けイベント助成事業30万の定額助成を行っておりますが、8月末までに47件が終わっておりまして14万人の集客となっております。こちらにつきましては、21ページに簡単な資料をつけておりますので、またごらんになっていただければと思います。  東部のほうでは、雲南のほうで出雲神楽と食のフェスタで9,000人、部長のあいさつにもございましたが神話サンドフェスタ、アクアスの前で7万2,000人、あるいは江津市のほうで行われました万葉フェスティバルで7,000人、隠岐のほうでは、ことし古典相撲が行われまして5,000人いうようなことになっております。  そのほか、9月からのイベントの状況につきまして22、23ページで今後の予定をつけております。こういったことも含めて、今後、各地域へ誘客できるよう、また一生懸命取り組んでいければというふうに思っております。  続きまして、また戻りまして、恐れ入りますが19ページでございます。県内各地域への入り込み状況です。主要観光施設の状況ですが、圏域イベント、あるいは出雲大社エリアからの誘客によりまして押し上げた部分もかなりあるというふうに思っておりますが、全国的には、東京のやはりスカイツリー、あるいは東日本への今年流れがかなり強うございまして、あるいは4月に関越自動車道のバス事故がありまして、団体客、バスツアーの減少がかなりあります。こういった影響をまだこの神話博しまねのほうでカバーし切れてない部分がございます。松江以東、それから石見銀山の観光施設につきましては5月以降マイナス傾向が続いているところでございます。  はぐりまして20ページでございます。石見のほうの状況でございますけど、石見銀山を除きますと7月まではマイナス傾向でございましたが、8月から持ち直しております。アクアスのほうも7月以降は増加、対前年26%ほど増えてきているようでございます。隠岐のほうも個人客が増えているというふうに伺っております。  今後の対応でございますが、先ほどから申し上げました山陰デスティネーションキャンペーンがいよいよ始まりました。テレビCMなどメディアによる全国PR、それから観光キャラバン、旅行会社・マスコミ取材の旅行招致を行ってまいりました。また、デスティネーションキャンペーンのポスターを全国約1,400カ所、それからJR西日本の取り組みとしまして、谷村新司さんを活用してバックに神話映像館が背景にある中づり広告をつくっていただいています。それをJR西日本管内の車内に5,000枚ということで一層PRを強化してまいりたいと思ってます。また、JRのほうで専用列車の運行、石見神楽のラッピング列車も益田-米子間で運行されます。そのほか山陰への特別な旅行商品の造成なども行う予定です。  また、今後、冬季ということでございまして、出雲空港の観光誘客のために旅行商品造成費を助成してまいります。これは地域振興部のほうで行ってまいります。  それから、いよいよ来年は大遷宮になります。出雲大社のエリア、そして全県への誘客につなげていくため、今後も広報宣伝をしっかり強化してまいりたいと思っております。先ほどの補正予算もそのお願いでございます。  それから、観光情報説明会、毎年度行っておりますが、そういった大遷宮、来年上期に向けたPRをこの秋からやってまいります、大阪、東京会場今月に行ってまいります。また、委員長、副委員長にはお出かけいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。 200: ◯池田委員長  安井課長。 201: ◯安井観光振興課長  続きまして、24ページをお願いいたします。  これは、昨年暦年の観光動態調査結果でございます。全体としては延べ入り込み数で3%ほどの減でございます。これは26ページとちょっとあわせてみていただきますと、月別の状況を26ページの一番上のところに出してますけど、1月が雪が非常にあった関係で落ちております。それから、震災の影響、3、4、5月と出ておりまして、その後、高速道路の自由化で8月からこうなってるわけですけど、9月から少し落ちておりますけど、全体としては3.2%ということで、かなり補正で対応したりした緊急対応の成果もある程度はあったと思いますし、昨年の場合は、東日本から西日本へ少し振れていたというようなこともあって、年間3%程度の減にとどまっていたと思われます。  それから、戻って25ページを見ていただきますと、宿泊ですけれど、これも同様に全体としては1.6%の減少でございます。石見部は津和野が昨年に比べて伸びておりますので、そうしたこともあって増加しております。  それから、観光消費額は1.7%の減、1,191億でございますけど、関連の経済波及効果を含めたもの1,427億、これも1.5%の減になっております。  これに関連しまして、今年度上期の状況、これは資料はつけておりませんけれど各市町村から速報等々を聞いて、概数では上期の1月から6月まででは入り込みは昨年に比べて微増だと考えております、宿泊も同程度かと思います。先ほどお話ししましたように、実際は5月以降、バスツアーがエージェントのほうも自主規制をかけておりますし、それから、お客さんのほうもバスツアーから少し離れていますので、バスを中心にした誘客をしておられる施設、あるいは宿泊施設等が引き続きまだ厳しい状況が続いていまして、7月のところでは全体マイナスだと思っています。神話博を始めまして、その波及もあわせて8月を聞いたところでは宿泊は、全体はわかりませんけど大分戻ってきてまして、4割程度の宿泊のキャパを持った施設、そういう施設に聞きましたけれど、昨年度並みまでになってると。これからバスが少しずつ戻っておりますけど、さらに発信を強化したりしまして今の流れを10月、11月に拡大が続くようにやっていきたいと思っております。  バスについては徐々に回復しているとこもありますけれど、今後エージェントの動向、あるいは地元の企業に対応等々聞きまして、どういうふうに我々としても協力をして、支援していけるかを考えていきたいと思います。以上でございます。 202: ◯池田委員長  大星課長。 203: ◯大星産業振興課長  新産業創出プロジェクトについて御説明いたします。27ページをごらんください。  平成15年度から取り組んだ産業技術センターを中心にして行っている新産業創出プロジェクトについては、ことしで10年間になりまして最終年度になります。その成果と今後の見込みについて御説明いたします。成果については、製造品の出荷額、これは単年度ですけれども、50億から91億の出荷額を目標としておりますけれども、平成24年度では50億以上を見込んでおります。また、累計の雇用人数については300人から475人を目標としてまいりましたけれども、これは293人、ほぼ最低ラインをクリアできるような見込みとなっております。  その次に、各プロジェクトの話題といたしまして、例えば熱制御については長寿命・明るい・軽いLED照明機器は県庁の一部でも利用されておりますけれども、西部の今福製作所が行ってるLED機器については、全国区の大手スーパー等で採用されるなど売り上げが伸びております。  また、下から2つ目のICTについては、しまね海洋館で導入されている手の動きなどを感知する「Gesture-cam」ですけれども、これがNHK渋谷放送センター等で導入されているなど実績が上がっております。  次期プロジェクトについてですけれども、今後も県内企業が発展していくためには高い技術に基づいた製品づくりが必要であり、オンリーワンの新製品や新技術の創出に貢献する次期プロジェクトは必要だと思っております。そうしたテーマを現在考えております。産業技術センターのほうで、まず研究員からテーマを選んでいただきまして、次に、専門家の県内、県外の専門家の意見を聞いて優先順位づけを行っております。現在、県内企業の経営者の皆様にヒアリングを実施しておりまして、こうすることによって適切なテーマを選定していきたいと思っております。以上です。 204: ◯池田委員長  室崎課長。 205: ◯室崎企業立地課長  企業立地課から立地計画の認定5件、それから生産拠点化支援補助金に当たる受理1件、あと、しまね産業セミナーについて続いて報告させていただきます。  資料、まず28ページでございます。立地計画の認定ですけれども、今年度5番目の立地認定となります。平成9年に斐川町に進出しました島根島津株式会社が、生産性向上を図るため生産設備の増設を行うということで、7月6日に立地に関する覚書を締結いたしました。島根島津は、主にレントゲン装置を製造している企業で、新興国や欧米各国等での需要の高まりに伴い増産を図るものです。3年間で12名の雇用増を予定しております。  続いて、資料29ページになります。出雲市湖陵町の株式会社エフイーエーシーが、業務の拡大に伴い建物と生産設備の増設を行うということで、8月3日に立地に関する覚書を締結いたしました。エフイーエーシーは、平成17年に湖陵町に設立された企業でして、厚生労働省の登録検査機関として食品に関する分析、検査を行っている企業です。今回の計画は、食品メーカーからの要請を受け、新商品開発に向けた分析、またコンサルティング業務を強化するものです。3年間で11名の雇用増を予定しておりますが、この11名は主に理系の大卒者が予定されております。  続いて、資料30ページになります。昭和42年に出雲市に進出しました株式会社ダイハツメタルが、業務の拡大に伴い出雲工場の建物と生産設備の増設を行うということで、8月10日に立地に関する覚書を締結しました。ダイハツメタルはダイハツ、それからトヨタの自動車の部品、船舶用のディーゼルエンジンなどの部品などを生産している会社です。今回の計画は、自動車部品の受注増によって工場を1棟増設、それから生産設備を増やすほか、新たに建設機械部品を受注したことにより鋳造ラインの設置を図るものです。3年間で47名という雇用の増加を予定しております。  続いて、31ページに参ります。愛知県の安城市に本社を置きますメトロ電気工業株式会社が、受注増加に対応するため雲南市加茂町に新たに進出するということで、8月10日に立地に関する覚書を締結しました。メトロ電気工業は、電気こたつ用のヒーターの生産で国内シェアの約8割を占める老舗企業です。このたび島根で生産を行いますのは、自動車の塗装・乾燥、それから、飲食店の厨房での調理などに用いるカーボンヒーターであり、このカーボンヒーターは、即熱性、それから窒素酸化物を出さないクリーンな熱源として今後も成長が期待されている製品になります。  今回、島根に進出することになったきっかけは、東海地域に配置しております企業誘致専門員の働きによるものでして、大手企業と競合する中京圏と比べて人材確保の面で有利であること、それから、地震に備えたリスク分散などの理由により雲南市への進出を決めていただいたものです。3年間で20名の雇用増加を予定しております。  続いて、資料32ページになります。積水化学工業のグループ企業になります積水成型工業株式会社が、出雲工場の生産性の向上を図るため工場の増設、生産設備の増設を行うということで、8月27日に立地に関する覚書を締結いたしました。積水成型工業は各種プラスチックの製造、販売を行っている企業体ではありますが、このうち出雲工場では、ポリプロピレン製の畳表の製造、そして、それを用いた人工畳の製造を主として行っている企業です。今回の計画は、海外産のイグサの減少、それから、東日本大震災からの復興の動きを受けまして人工畳の需要が伸びているということから増産を行うものです。積水成型工業の100%子会社になります積水成型出雲株式会社の従業員と合わせ、3年間で10名の雇用増を予定しています。  以上が立地計画認定の報告ですが、続いて、資料33ページになります。これは生産拠点化支援補助金に関するものです。昭和49年に島根に進出いたしました奥出雲町の株式会社ベッセル島根が、工具であります六角レンチ、それからインチサイズに対応するドライバー用のビットを新しく生産するため、三沢にあります本社工場、それから横田の工場で整備を増設するということで生産拠点化支援補助金の申請があり、9月14日に事業開始届の受理を通知いたしました。  生産支援拠点補助金とは、この資料の末尾にありますが、他県にも工場を有している企業が島根の工場を拠点と位置づけて生産設備を行う場合に、雇用数を維持しておられれば投資額の10%を補助する制度でございます。この生産拠点化支援については、昨年度に創設して以来これが5件目となります。ベッセル島根がこの事業計画を予定どおり実行し、ベッセルグループにおける生産拠点の場として一層重要な位置づけになることを期待して補助金を支出する予定にしております。  最後になりますが、資料34ページでございます。しまね産業セミナーin大阪の開催結果について御報告いたします。  企業立地のセミナーとして、しまね産業セミナーを8月30日に大阪で開催いたしました。製造業とソフト産業の企業105社、145名から参加がありました。島根側からは知事、原議長、それから委員長、副委員長、それから商工労働部職員、各市、町が出席したところです。  開催内容はそこにあるとおりでございますが、昨年度に江島工業団地で操業を開始しました三宝化成工業の奥社長の講演のほか、県からは優遇制度等の説明を行い、国内生産拠点の再配置先として島根を検討いただくようアピールいたしました。また、県内に既に立地いただいている企業の本社に対して、引き続きしっかり島根で操業いただくことをお願いしたところです。セミナーに参加した企業へは、さらなる案件の進展に向けて誘致活動を現在進めております。  なお、今後同様のセミナーを今月19日に福山市、また23日に東京で開催する予定にしております。以上です。 206: ◯池田委員長  ありがとうございました。  それでは、ここで質疑を受けることといたします。  先ほど説明ありました報告事項について、質疑ございますでしょうか。  岡本委員。 207: ◯岡本委員  部長さん、これは、これに関連することなんだけど、この間からいろんな人といろんな講演聞いたりいろんなことしてるんだけど、島根県の発展という中で、今の知事になられてから特にこの商工の関係一生懸命やってきとるわけですよ。それで、この数年になって非常に経済おかしゅうなって大型企業倒産したり、あるいは地域において誘致した企業がどんどん撤退するという状況がどんどん進んでおりますが、その中で、特に島根県は四、五年今やっとるわけだな、特に今の知事になってから。かなりの企業が来とるわけだけども、一方、隣の鳥取県あたりはかなり撤退をしてしまった、あの大きなものが撤退となっておるわけです。  その中で、特に誘致企業というのは優遇措置がいっぱいあるわけだね。だけども、それで永久におるわけじゃないんで、ええとこだけ取ったら、はい、帰りますよとぱっと帰ってしまうという結果になる、それは雇用はあるかも知らんけど。そういう中で、もうそろそろ、むしろ地元企業、地元企業もやっとるよ、やっとるけども、もう少し、何でも優遇措置というのはあれだけども、何とか、今このたびのこともこの間から質問があるように、国の雇用対策事業もことしで終わりになるものもあるわけですよ。そうすると、また銀行がもうどんどん締めてくるという可能性があって、いろいろ何人も質問しとるわけで、そういうことはもう目に見えとるわけだよね。そういうわけで、地元企業がまたどんどんと倒産していくようなことになるというと大変だと思うんで、これは知事さんに聞かないけんことかもわからんが、今までの成功例もいっぱいあるだろうけども、私はこれから先は少し、誘致企業もええかもしらんけども、地元企業の活性化ということに力を入れる、シフトと言うとおかしいけど、そういうところに来とるんじゃないかと思うんですよ。  一つの例を出すと、これはこの前もちょっと話しましたが、例えて言うと、この間、浜田のある漁業関係の皆さんが新しい分野を出して、そこへ土地を、何ぼだったかな、2万平米ぐらいを買うたんかな、それでそこへ新たな展開して、もちろん車も買わないけんけいうことで、駐車場にしたいけん買うて、工場建てて新たにやろうとしておった。そこへデルタが隣にまた来とるわけだね。そのときに、皆さんから呼ばれて話があったのは、わしは買うてあれだけのことやったけども、貸す金はあるけども、取得税も取られるわ、みんな取られて、一つもまけてもらうことはないと。だけど片方は企業来てからいろんなものの減免措置ばっかしやって、ぬくぬくとしてやられとるけども、岡本さん、これどがいに思うかなと、こういうことを言われたわけです。そのことを何か対策をやってもらえんかという話をした。  一方、市のほうを調べてみると、浜田市はちょうどデルタが来たときに、あるいは出雲市が対策を、あれ3,000万以上だったかな、地元企業やった場合には何ぼでやりますよ、それから浜田が5,000万だったかな、たしかそうだったと。それで新たにつくったというのもありはしたけども、そこまで到達するような企業というのは、そのことで出すような者なかなかおらんわけですよね、土地だけ取得するにしても。ほとんど自分の自主財源、あるいは銀行から借り入れた金で運営していかないけんという中で、片方は、しかも地元企業じゃないけー、極端なこと言うと、税金なんかほとんど地元に入るのは3分の1、事業税なんかは3分の1だ。ただ、雇用で地元で雇った分については、それは取得税も入ってくるけども、その外はないという、こういう格差がある中で、地元企業との明らかに差があり過ぎるわけですよね。そういうことを見てくると、今こういう状況になってくると、私はもう少し地元企業というものに力を入れて、もっともっと支援をしていくような対策をとっていく必要があろうと思うんですよね。  それで、例えて言うと、今、国がつくった例のあれは何だったかな、借りかえして、保証協会が、何という事業だったかなあれ、何とか支援事業、わかると思うけど、あれなんかは借りかえをして金利の高いものを安いものに切りかえてもらって、補助金なしでやってもらうという事業ができて助かっておりますよ。だけども、その実態はどうかいうたら企業は5,000万ぐらいやってほしいものが、極端に言えば2,000万ぐらいしかなってない、そういうのがもうほとんど全部ですよ、わしに言わしゃあ。まともにこれだけ出してあげるといったものが、はい、いいですよと言ってやったものが一つもないですよ。だから同じように苦しいわけですよ。一つも改善はまだまだという段階に来てるのに、改善できてないという現状があるわけで、そういうものが止められるような状況になってくるというのは非常に厳しい状況なんで、その辺を含めて、私はもっともっと地元企業の対策というのをとっていかないけん時期に来とるし、島根県としても別なことでも保証協会と一緒になってやらないかんというふうに私は思うとるんですが、その辺どがに思われますか。ちょっと私が今言ってることに対してどう思うのか、ちょっと見解を聞かせてください。 208: ◯池田委員長  西山部長。 209: ◯西山商工労働部長  企業誘致に係る以外のといいますか、これまで平成21年ぐらいですか、地元企業が積極的に製造業中心ですけども、投資される場合にはということで、要件を下げまして1億、5人以上と、それまでは3億、10人以上だった分を下げております。それ以外のところということになりますと、何でもかんでも必ず助成金を出すということになりますと、そこまでは県の財政事情も許さないわけですが、リーマンショックなどもあって非常に県内の中小企業、厳しくなりました。すぐさま国のほうが資金繰り資金としてかそういう100%保証の借りかえ、運転資金にも使えるものを用意をいたしました。  それから円滑化法が出てきて、それは来年切れて、いよいよその後どうなるかということなんですが、そういう中でも一方で円高がずっと続くとか、それから、海外へのシフトによる県内の受注が減るとか、いろんな問題が出てきている。現在も今ずっと、ことしの5月の段階でとにかく中小企業をいろんな形で支援をしなきゃいけないということで、中小企業支援計画を策定をいたしました。県で関係機関、商工団体、金融機関、保証協会なども含めて、各地の商工会議所、商工会も含めて、とにかくワンストップでいろんな相談に乗っていこうと。  そうした中で、国もさまざま出口戦略を出してきております。県のほうも今それを受けまして、今回、きょう石原議員は御欠席でございますが、一般質問の中で質問もあり、それまでも各金融機関それから保証協会、商工関係団体とも意見交換をしております。そうした中で、これから即座に対応しなきゃいけんことやら、来年の3月に向けてやら、また来年度に向けてやら、どういったことが中小企業対策としてできるのかということを今、県の内部のほうで検討いたしております。それらはまだ公表できない段階ですが、これはもう少し、県がいろいろ制度金融なり何なり作るにしても使われないと意味がないわけでございまして、というか、企業にとってよかったなと言ってもらわなきゃいけませんので、そこの辺は金融機関なり保証協会なり、そして各商工団体、関係団体の御意見を聞いてみませんと、今ちょうどその最中でございまして、国がやるべきことは既に打ち出してはおりますが、まだちょっと全国ベースで調整が残っている案件があるようでして、まだ各県が様子見をしているところもございますが、それはそれとして県で何ができるのかということについては今まさにそのことを内部で詰めております。そして各関係機関とも今、御意見を聞いてるところでございまして、今この中で詳細を述べられませんけども、出口に向けてきちっとした対応をしてきたいというふうに思っています。 210: ◯池田委員長  岡本委員。 211: ◯岡本委員  ありがとうございました。そういう取り組みが今進行中だということであれば、もうちょっと待っていろんなことを聞きますが、企業は動いてますから本当に厳しい状況で、金融の皆さん方というのは状況がおかしくなったらその時点でぱちっと切ってしまうという形で、本当に厳しいところもあるし、苦しいところもあるんですよね。甘えちゃいけませんけど、だけどもそういう面でいうと、私は国のに乗るのも、金があるわけじゃないんで、何もかもというわけにはいきませんけども、言い方は悪いんですが、やっぱり地域にとってはこの企業とこの企業は大事なというのは保証協会ももちろん言うんですが、大事な企業はあるわけで、それだけは残していかないけんというのは、それが今の中山間の活性化事業もそうですけども、地域にとっても大切なことなんですよ。だからそういうことを含めて、やっぱりそういうものは県も保証協会も金融機関もマッチさせて、そして、それだけは支援してでも残していく。これは表向きに出していくわけにはいかん問題がありますから、そういうことを十分にやって指導していくということじゃないと、例えていうと、基準が変わった途端にぱたっと切りかえてしまって、それで締めてしまうとか現実あるんですよね。だから、そういうせっかく頑張って、地域にとっても大事なものもありながらそういうことをやるというのが非常に現状としてあるんで、その辺は、今言われておるしっかりとその現状を見ながら、この間、国の事業なんかもどれぐらい執行があったかという表をもらいましたけど、思うたよりは少なかったように思ったけど、まあまあ使ってもろうとる。まだ使いたいもんがおるんじゃけども、そこまでは出せんというような基調になっとると思うんですよね。だからそういうこと含めて、今対策をとっておられるというので、早くその辺を決めていただいて発表できるようにしていただき、またそれを私たちに聞かせていただいて、私たちもまたそれを検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 212: ◯池田委員長  浅野委員。 213: ◯浅野委員  企業誘致、部長は専門家だから期待はしとるわけだが、わしらは会社来てごせいうてやったこともないのに評論家でごめんなさいだけど、ちょっと聞きたいんだが、加茂へ出た電気こたつヒーターの会社が、企業誘致員が加茂へ出なさいませってこれを引っ張ってきたという、導きしたという。加茂へ出たけんてって電気代ただにならへんし、松江へ出りゃただになるに、何で松江やめてここへ出すように来たかという具体例をちょっと聞きたい、わしはわからんから想像するわけだけど。 214: ◯池田委員長  室崎課長。 215: ◯室崎企業立地課長  経営者、社長さんのほうに話を聞いている限りにおきましては、電気代の助成金というところも検討いただいております。ただ、一番の決め手になったのは、先ほど言いましたように、カーボンヒーターについては飲食店の厨房で使われるクリーンな熱源というところを……(「何」と言う者あり)飲食店での厨房で熱源として使うという製品でこれから伸ばそうとしておられます。御承知のとおり、雲南市のほうに厨房関係の機器をつくっている企業さんがいらっしゃいます。(「厨房てって、台所用品の」と言う者あり)はい、そうでございます。そこのところの関係をさらに強くしたいという思いでそばに建てたいということもありまして、また、雲南市のほうに手ごろな、このメトロ電気工業さんにとっては調度いい大きさの土地があったということで、松江のほうにもしっかり見てもらいましたけれども、雲南市のほうを決めていただいたということです。 216: ◯浅野委員  ソフトビジネスパークを見たども、あそこは20万ぐらいだか15万だか知らんが高あていけんから、加茂が安いし、台所用品つくっとる工場もあるからそこへ来たと、こういうことかな。 217: ◯池田委員長  室崎課長。
    218: ◯室崎企業立地課長  土地代金のことは直接その理由として聞いてはおりませんが、比べた場合は安いことは確かだと思います。 219: ◯浅野委員  ここは幾らですか、加茂は幾ら、土地が、坪が何ぼだ。 220: ◯池田委員長  室崎課長。 221: ◯室崎企業立地課長  資料の31ページのほうにございます。 222: ◯浅野委員  はい、あるある。だけん坪が何ぼかって言ってるんです。 223: ◯室崎企業立地課長  4万円ぐらい。 224: ◯浅野委員  坪が4万円。ソフトビジネスパークは幾らですか。 225: ◯室崎企業立地課長  坪が十二万です。(発言する者あり) 226: ◯池田委員長  浅野委員。 227: ◯浅野委員  電気代は8年間ただになっとるわな、松江は。案外効き目がないんだ。ないかどうかわからん、わしらがやっとらんだけんな、わからんが、案外電気代が出てこん。そこで、あげなこと無理してやったけども大した効き目がなかったな、ないことない、5社か6社あったわけだが、だけども五、六年もして5社ぐらいしかないんだなと。だったら地元の今、岡本さんが言った製造業、わしゃ頭のええ子どもなんかだなあてもだれんでもいいだ、いろんな子どもが、漬物屋でも何でもええ、たくさんの雇用の増大を願うわけよ、島根県民もいろんなもんがおるから。そこで、そげになると製造業だから、製造業に対して電気代ただにさせたほうが、8年間ただにさせとるに、例えば具体的な例だが、歯車工場があるわな、内陸団地に、あれは電気代がただになると生産費が3分の1に下がるというんだ。大阪なんかにどんどん売れるというわけだ、工場広げてやるというわけだ。なまじっかそのほうがよかったかいなと率直思う。誘致企業なんかどげでもいいけん。  そこで、そういう視点で、例えば岡本さんが言ったような地元の製造業、何にもかんにもいうと大変だから、製造業で雇用の増大するんですよ。人を使わんようなものはどげでもええだ。雇用の増大するものを製造業とすれば、製造業の生産費がどんと下がるような、電気代ただにするとか、10年間ぐらい、それが何ぼになるかということがまた問題になると思うけども、そういうことをすると皆手をあげるわけだから、誘致企業はすぐ手をあげんから、単年度は大したことはないだろう。これ全部手をあげりゃ大変かもしらんが、それがならんのかなという、最近つくづく思う。すると、どんどん売れるわけだ、生産単価安いから、よそよりも。そういうことはならんのかいなということが一つ、それにはどこから、県費だけでは大変だから仕掛けすることはあるでしょう。  それが一つと、もう一つは太陽光発電所というかな新エネルギー、今ごろは農林省も補助金出すようになった。個人には出さんわね、そりゃそれは税金だけん。製造工場のところへ太陽光発電したら8割ぐらい補助すると、土地改良区がやると8割補助するんだけん、農林省が、5割だけども、それを県や市も出して、そういうような格好にすると、そこまでの金額じゃないと思う。何かそういう格好で製造工場の電気代が下がってくる、電気代というか雇用が増大する、製造費が下がってくるような仕掛けを、そういう視点の考えでやってもらって、これ見ると何十万出すか、これ1カ所だけんいいわね。だけど、私らずっと、だからそういう格好で雇用の増大、知事が雇用の増大ちょっとやりますだことのいって、将来計画ばっかり言って自分がやったいって県議会で発表しとられるけども、大した増大しとらへんだ。だから、そういう視点で集中的な今までの感覚と変えて、どげしたら彼らが製造業がもうかるようになって、生産費が下がって、どんどん売れないけんわけだ。売れりゃ雇用の増大をする、そういう視点でのことを考えてやっていただくとありがたいな。わしらは評論家だけん、ほんの一部のことしかわからんけども。  お願いですが、部長さん、あなた専門家ですので、課長でもいいが、そぎゃんことは問わずでございますよというお答えでもよろしい、そげならもう言わあしません。 228: ◯池田委員長  室崎課長。 229: ◯室崎企業立地課長  電気代助成のお話をいただきましたので、その制度を非常に簡単ですが説明いたしますと、国から100%いただいたのお金で、島根県のほうで事業をしておりますが、これについては、浅野委員は重々御承知のことですけれども、製造業に限らず飲食店と、それから福祉関係の方々がお使いになっておる中で、製造業の関係は約1割程度の利用になっています。  電気代助成につきましては、申請前の電気料に対して増えた分についてが対象ということで、新しく立地した企業にとってはゼロから始まります。これは大きいですけれども、地場の、地域で従来から操業してる企業さんにとっては、それよりさらに電気料を契約を……(「今の制度はわかっとる」と言う者あり)後で答弁があると思いますが、私のほうで少しお話しいたしますと、私が企業様とお話しする中では、今の電気代助成というコストが安くなり、それからそれが製品に転化される中で非常に競争力を持つということのお話は聞いております。ただ、いろいろな企業さんの経営にとってはさまざまな要素から検討した中での操業を考えたり、増設を考えたりしております。電気代助成は8年という長い期間でございますが、逆に9年目からはなくなるというようなことも要素として挙げていらっしゃる方もおられます。  それから、いろんな要素の中の一つとして最近特に大きく言っていただいているのは、人材が島根はすぐれていると。人材をしっかり供給してもらうことによって事業が継続なり拡大をしてもらえるというようなこともお話ししてますし、また、島根ならではという中では新産業プロジェクトなどもそうですけれども、ほかではない島根にある技術であるとか、企業であるとか、ネットワークがあるとか、そういったものの要素もさまざま考えてる中の一つとして電気代助成があると考えております。 230: ◯池田委員長  西山部長。 231: ◯西山商工労働部長  浅野委員からは貴重なお話を伺いました。少しでも多くの県民のために雇用を生まなきゃいけないという思いで私もやってまいりました。確かに企業を誘致すればゼロから何人というようなことになります。実際には、来られた企業、計画では10人だ、20人だ、100人だあるわけですけども、この結果としてどうなってるのかということを若干調べてみますと、もちろん立地認定にならないほどその基準以下になるということはもともとそういうことはありませんし、そうだったら助成金も後から払いませんので、若干のでこへごはありますけども、総じて大体計画よりも多くなっております。結果どうであれ、1回雇用が生まれたということはよかったなというふうには思っております。  地場企業の方々もぜひそういうことで、企業に伸びてもらいたいなという、その中でわずかでも人数をふやしながら、その8年間増えた電気代をこの制度に乗っかってぜひもらわれたらというふうに私も言ったことがございまして、立地企業にも言ったことがあります。  先ほど室崎課長も申し上げましたけど、その後もとへ戻るのは困るんだよなという一言がありまして、やはり8年間なかったコストがその以後はぼんと出るということに関しては、ちょっと私は経営者でないんでわからないんですが、なかなかコスト計算とかそのときの取引ぐあい、8年後の話ですので、最初からそういう甘えに乗っかってしまってやってたら8年後に大変な目に遭うんじゃないかとか、わかりませんが、経営者にはいろんな考えがあるなと思って、この8年間の助成というものが100%すごいインパクトがあるんじゃないかと私は思ってましたけど、先々のことをやっぱり経営者の方は考えておられるなというふうに思います。それから余り熱心にうちはただですから、ただですからと言わないようにして、いろんな決め手の中でこういう制度がありますという形で触れております。  きょういただきました浅野委員の御意見、それから、先ほども岡本委員から地場産業を少し育てることもいうことも含めまして部内で議論した上で、そういった目でまた政策構築をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 232: ◯池田委員長  そのほかございますでしょうか。  嘉本委員。 233: ◯嘉本委員  同じような話になるかもしれませんけども、私、この県議会に送り込んでいただきまして当初に質問させていただきましたが、もう一度確認ですが、企業誘致によって当然会社から税金として県にお金が入ってまいります。そして、それによって雇用された方々も地元に、県に税金として収入が入ってまいります。それに対して助成をしておられるわけでありますので、お金も当然支出されております。先ほどの収入と支出を差し引いたときに、今まで県知事さんが就任されて以来プラスだったかマイナスだったか、額はこの前正式に答弁していただいておりましたのであれですが、プラスだったかマイナスだったか、ちょっとその辺のことについて部長さん教えていただけたらと思いますが。 234: ◯池田委員長  西山部長。 235: ◯西山商工労働部長  その件につきましては、ちょっと前でしたか御質問いただきまして、ほぼ知事が就任して以来の認定した企業に幾ら出してきたかと、助成金、これは設備投資も人件費もでございます。その中で、その支出と実際その企業が納めました法人事業税、それから法人県民税、それからそこに勤められてる従業員の方の県民税、ただし、その従業員の方の給与表まで持っておりませんので、そのときには県の推定所得と県民の総収入、それらをもとに人数から出した記憶がございます。  今、たまたま答弁書が出てきましたのでお話ししますと、例えば平成19年度は収入が県民税など、従業員の県民税、法人二税も含めまして平成19年度は50億900万、それに対して支出したのが22億2,700万、ですから差し引きますと27億程度の黒字と言っていいかどうか、こちらが多かったです。  それから、20年度が49億700万の収入に対して、支出が26億4,000万。  それから、平成21年度が23億4,600万の税収に対して22億8,400万、これはわずか6,200万程度、これはリーマンショックのときだと思います。  それから、22年度が26億4,200万の税収に対して、22年度の助成金の支出が16億6,000万円余りで9億程度、10億弱収入のほうが多かったという数字がございます。 236: ◯池田委員長  嘉本委員。 237: ◯嘉本委員  その数字は、たしか職員さん県の職員さんの人件費も入っていたと理解しておりますけれども、本当、皆さんには胸を張って仕事をしていただきたいなと思っております。  その中で、それを踏まえて企業誘致はまだこれからも一生懸命頑張っていただきたいと思いますが、先ほど岡本委員さんがおっしゃったように、内発型の地元でこつこつとまじめに長い歴史の中で仕事をしておられる人、実績があるわけですから、そういった人たちに、やっぱり頑張られる方についてはしっかりと手を差し伸べると、そのためには予算要求もしていかなきゃならない、先ほどおっしゃった数字を知事さんに堂々と御説明いただいて、これから予算獲得も含めて頑張っていただきたいというふうに思っております。以上です。 238: ◯池田委員長  ほかにございますでしょうか。  生越委員。 239: ◯生越副委員長  ちょうどこの間、保証協会の役員会に出たときに、先ほどから岡本先生がちょっと話しとられた分に絡んで、中小企業の金融円滑化法のタイムリミットが来るということから、地元企業としても合銀だとか島銀だとかそれぞれ頭取やちが何とかするという話しとったでしょう。あそこら辺を皆さんに情報として提供しといてあげて……。 240: ◯岡本委員  いや、言うても一緒だよ、言うのはだれも言うんだ、実際してないんだ。聞くこたあない、現実はしっとる。言うとうない。あんたが聞んだけわしが言うことじゃない。 241: ◯生越副委員長  いやいやいや、私が聞いとることですので。皆さんに情報提供としてやったらいいのかなと思ったぐらいのことでして。 242: ◯池田委員長  それでは、ほかにございませんか。  ちょっと私から最後。神話博せっかくですので、ちょっと状況を今説明をずっと聞かせていただいたんですが、これ、アンケート今6,000人ほどやってらっしゃるということですけど、これについては今やってるのが6,000人、それとも全部で6,000サンプルをとろうということですか。  松本室長。 243: ◯松本神々の国プロジェクト推進室長  今までの集計したのが6,000人です。どこから来られましたかとか、そういったところの調査です。 244: ◯池田委員長  それで、そのアンケートの中で、その中間の中で例えばいろんな意見が出てると思うんですけど、重立った意見をちょっと聞かせていただくことできますか。  松本室長。 245: ◯松本神々の国プロジェクト推進室長  アンケート自体の中身で、神話博とかあるいは出雲大社周辺への満足だとかいう感想までは聞けてません。というのは、暑い時期で余り長い時間でするとお客様に悪いかなということで、どこから来られましたかとか、神話博御存じでしたかという非常にまだ簡単な調査です。これから、そういった満足度とかそういったのもとっていきたいと思っておりますので、また11月議会とか、この委員会等で報告させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 246: ◯池田委員長  わかりました。その件すごく大事だと思いますので、しっかりやっていただきたいということです。  それと、私も大体毎週ちょっと行かせていただいてるんですけど、やっぱり暑い時期と違って、秋口からこういう形になってきたんで、最初のころ、暑い中で外の物販とか飲食とか、やっぱり外で食べるというわけになかなかいかんのですよね。だから、すごく大変な状況があったと思いますけど、最近の会場の状況なんか聞かせていただくとうれしいですが、いかがでしょうか。  堀江室長。 247: ◯堀江神話博しまね推進室長  最近の状況を申し上げますと、今、委員長おっしゃいましたように、お盆を過ぎた秋口に入りまして飲食のゾーンも大変にぎわってまいりました。特に、土日祝日となりますとそういうところは倍ぐらいのお客様でにぎわっています。また、そこでワークショップなども開催することにしておりまして、一段とにぎわいを増しているのが今の現状であります。 248: ◯池田委員長  わかりました。最後に交通も結構1万人以上の日が何日かあったようですけど、私、聞くところによると交通の混雑はほとんどなかったということですが、どういう取り組みをされて、どうだったかという、ちょっと聞かせていただけますでしょうか。  堀江室長。 249: ◯堀江神話博しまね推進室長  交通の対策につきましては、神話博室内に次長がおりますが、交通チームを設けまして、各拠点に職員を配置して、そこの混雑状況を見ながら委託業者と調整して統制をとっております。今、委員長おっしゃいましたように、古代出雲歴史博物館の前はお盆の時期になりますと大変な交通渋滞が発生いたしまして、なかなか大社参拝したいけどもあんまりできなかったと、時間がかかったというような方もいらっしゃいましたが、今回、例えばお盆の時期には全く交通渋滞もございませんでして、今後、10月の連休、それから13、14には近くにお祭りなんかもございますので、そういったときにもこちら交通渋滞対策を実施して、遠くからあるいは近くから来られるお客様がスムーズに神話博に、あるいは出雲大社に来ていただくように、そうした監視、努力を続けてまいりたいと思います。 250: ◯池田委員長  来年は遷宮もありますので、その情報をしっかり生かして来年につなげていただければというふうに思います。  そのほかございますでしょうか。               〔「なし」と言う者あり〕 251: ◯池田委員長  それでは、質疑以外に何かございますでしょうか。  松本情報産業振興室長。 252: ◯松本産業振興課情報産業振興室長  追加で、お手元に赤いチラシを配らせていただいております。  これはプログラミング言語Rubyの国際会議、「RubyWorldConference2012」がことしも開催されるという御案内でございます。11月8日、9日の2日間にわたりまして、くにびきメッセのほうで開催されます。  Rubyのビジネス界での需要が非常に顕著になってまいりました。今回は、そういったビジネス界での活用事例というのを中心に紹介されます。もし御都合がよろしければ御参加いただきますように御案内申し上げます。以上です。 253: ◯池田委員長  ぜひ皆さんも御参加してください、よろしくお願いします。  ほかにございますでしょうか。               〔「なし」と言う者あり〕
    254: ◯池田委員長  それでは、以上で商工労働部所管事項の審査及び調査を終了いたします。  執行部の皆さん、御苦労さまでした。                 〔執行部退席〕 255: ◯池田委員長  では、続けて済みません、やらせていただきます。  これより、労働委員会事務局の所管事項についての審査を行いたいと思います。  定例的な案件のみですので、執行部の出席は求めておりませんので、あらかじめ御了承ください。  それでは、付託議案の審査を行いたいと思います。  第103号議案、平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)のうち労働委員会所管分ですが、お手元の資料のとおり人件費に関する補正でございます。(「了解です」と言う者あり)よろしいですか。(「はい」と言う者あり)  労働委員会委員の報酬の改定によるものと、職員給与を年間所用額に合わせて補正するものです。労働委員会事務局と雇用政策課を兼務していた職員3名が、兼務を解かれ、雇用政策課の専任となったことによる給与の減額があることから、額が大きくなっております。  それでは、採決を行いたいと思います。  第103号議案のうち労働委員会所管分について、原案どおり可決すべきものとしてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 256: ◯池田委員長  異議なしと認めます。よって、第103号議案のうち労働委員会所管分は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で所管事項の審査及び調査はすべて終了いたしました。  ただいまより委員間協議を行います。  初めに、委員長報告についてお諮りいたします。  本委員会の委員長報告の内容について、特に盛り込むべき事項があれば、御意見を聞かせてください。(「いっぱい言いましたからそれを入れてください」と言う者あり)  はい、それを入れさせていただきます。  それでは、委員長報告につきましては、各委員の発言を踏まえまして、私どもに一任させていただいてよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 257: ◯池田委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  次に、前回の委員会で岡本委員からお話がありました、各圏域における農業の状況報告について御相談したいと思います。  11月定例会2日目、11月20日でございますが、午前中に全協がありますが、その日の午後1時から臨時の委員会を開催し、東部、西部の農林振興センター所長と隠岐支庁農林局長を呼んで、各圏域における農業の状況について報告を受けたいと考えております。  また、その日は各圏域の農業普及部長にも同席させたいと考えておるところでございますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 258: ◯池田委員長  それでは、そのようにさせていただきます。11月20日火曜日の午後でございます。  次に、県内実地調査についてでございますが、お手元にお配りしてありますよね。10月16日火曜日に実施しようと思います。大変申しわけございません、8時35分までに議事堂別館前へ集合していただきますよう、よろしくお願いいたします。このスケジュール、お渡ししておりますんで、よろしくお願いいたします。  次に、委員会派遣についてでございますが、次の委員会までに、所管事項についての調査活動を計画されている方があれば、委員会として派遣決定をしておく必要があります。  先ほど執行部から説明ありましたが、しまね産業セミナーが10月19日、福山市で、10月23日には東京で開催されますが、生越副委員長が10月19日の福山市のセミナー、私、池田が10月23日の東京でのセミナーに出席を考えております。  また、観光情報説明会も先ほど説明がありましたが、10月18日が大阪で、10月30日が東京で開催されますが、私が10月18日の大阪の説明会、生越副委員長が10月30日の東京の説明会に出席させていただきます。よろしくお願いいたします。  そのほか調査要望がありましたら、お願いいたします。             (「ありません」と言う者あり)  それでは、先ほど私から説明しました件について、委員会として派遣することとしてよろしいですか。              〔「異議なし」と言う者あり〕  それでは、委員会派遣については、議長に承認要求を行うことといたします。  次に、本委員会閉会中の継続審査及び調査事件についてでございますが、お手元に配付のとおりにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と言う者あり〕 259: ◯池田委員長  それでは、そのようにいたします。  そのあと、何かございますでしょうか。               〔「なし」と言う者あり〕 260: ◯池田委員長  ないようですので、以上で農水商工委員会を終了させていただきます。御協力ありがとうございました。 発言が指定されていません。 島根県議会 ↑ 本文の先頭へ...