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  1. 島根県議会 2008-05-26
    平成20年_建設環境委員会(5月26日)  本文


    取得元: 島根県議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    島根県議会の会議録検索 検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成20年_建設環境委員会(5月26日)  本文 2008-05-26 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 258 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯絲原委員長 選択 2 : ◯神長土木部長 選択 3 : ◯絲原委員長 選択 4 : ◯仲田企業局長 選択 5 : ◯絲原委員長 選択 6 : ◯千葉土木総務課長 選択 7 : ◯絲原委員長 選択 8 : ◯見継道路建設課長 選択 9 : ◯絲原委員長 選択 10 : ◯加藤副委員長 選択 11 : ◯絲原委員長 選択 12 : ◯加藤副委員長 選択 13 : ◯絲原委員長 選択 14 : ◯見継道路建設課長 選択 15 : ◯加藤副委員長 選択 16 : ◯絲原委員長 選択 17 : ◯見継道路建設課長 選択 18 : ◯絲原委員長 選択 19 : ◯尾村委員 選択 20 : ◯絲原委員長 選択 21 : ◯見継道路建設課長 選択 22 : ◯絲原委員長 選択 23 : ◯尾村委員 選択 24 : ◯絲原委員長 選択 25 : ◯見継道路建設課長 選択 26 : ◯絲原委員長 選択 27 : ◯和田副委員長 選択 28 : ◯絲原委員長 選択 29 : ◯和田副委員長 選択 30 : ◯絲原委員長 選択 31 : ◯和田副委員長 選択 32 : ◯絲原委員長 選択 33 : ◯仲田企業局長 選択 34 : ◯絲原委員長 選択 35 : ◯上代委員 選択 36 : ◯絲原委員長 選択 37 : ◯仲田企業局長 選択 38 : ◯絲原委員長 選択 39 : ◯尾村委員 選択 40 : ◯絲原委員長 選択 41 : ◯高橋企業局施設課長 選択 42 : ◯絲原委員長 選択 43 : ◯絲原委員長 選択 44 : ◯錦織環境生活部長 選択 45 : ◯絲原委員長 選択 46 : ◯門脇環境生活総務課長 選択 47 : ◯絲原委員長 選択 48 : ◯尾村委員 選択 49 : ◯絲原委員長 選択 50 : ◯槻谷環境政策課長 選択 51 : ◯絲原委員長 選択 52 : ◯尾村委員 選択 53 : ◯絲原委員長 選択 54 : ◯槻谷環境政策課長 選択 55 : ◯絲原委員長 選択 56 : ◯尾村委員 選択 57 : ◯絲原委員長 選択 58 : ◯田原委員 選択 59 : ◯絲原委員長 選択 60 : ◯錦織環境生活部長 選択 61 : ◯絲原委員長 選択 62 : ◯槻谷環境政策課長 選択 63 : ◯絲原委員長 選択 64 : ◯槻谷環境政策課長 選択 65 : ◯絲原委員長 選択 66 : ◯洲浜委員 選択 67 : ◯絲原委員長 選択 68 : ◯槻谷環境政策課長 選択 69 : ◯絲原委員長 選択 70 : ◯洲浜委員 選択 71 : ◯絲原委員長 選択 72 : ◯加藤副委員長 選択 73 : ◯絲原委員長 選択 74 : ◯加藤副委員長 選択 75 : ◯絲原委員長 選択 76 : ◯槻谷環境政策課長 選択 77 : ◯加藤副委員長 選択 78 : ◯槻谷環境政策課長 選択 79 : ◯絲原委員長 選択 80 : ◯加藤副委員長 選択 81 : ◯絲原委員長 選択 82 : ◯槻谷環境政策課長 選択 83 : ◯絲原委員長 選択 84 : ◯絲原委員長 選択 85 : ◯事務局(新出書記) 選択 86 : ◯絲原委員長 選択 87 : ◯石原副代表 選択 88 : ◯絲原委員長 選択 89 : ◯大屋委員 選択 90 : ◯石原副代表 選択 91 : ◯大屋委員 選択 92 : ◯石原副代表 選択 93 : ◯絲原委員長 選択 94 : ◯長谷川事務局長 選択 95 : ◯絲原委員長 選択 96 : ◯大屋委員 選択 97 : ◯長谷川事務局長 選択 98 : ◯大屋委員 選択 99 : ◯長谷川事務局長 選択 100 : ◯大屋委員 選択 101 : ◯長谷川事務局長 選択 102 : ◯絲原委員長 選択 103 : ◯大屋委員 選択 104 : ◯絲原委員長 選択 105 : ◯珍部委員 選択 106 : ◯石原副代表 選択 107 : ◯珍部委員 選択 108 : ◯石原副代表 選択 109 : ◯珍部委員 選択 110 : ◯石原副代表 選択 111 : ◯大屋委員 選択 112 : ◯絲原委員長 選択 113 : ◯珍部委員 選択 114 : ◯絲原委員長 選択 115 : ◯尾村委員 選択 116 : ◯長谷川事務局長 選択 117 : ◯尾村委員 選択 118 : ◯長谷川事務局長 選択 119 : ◯石原副代表 選択 120 : ◯尾村委員 選択 121 : ◯長谷川事務局長 選択 122 : ◯石原副代表 選択 123 : ◯絲原委員長 選択 124 : ◯加藤副委員長 選択 125 : ◯石原副代表 選択 126 : ◯絲原委員長 選択 127 : ◯石原副代表 選択 128 : ◯糸川所長 選択 129 : ◯絲原委員長 選択 130 : ◯絲原委員長 選択 131 : ◯和田副委員長 選択 132 : ◯石原副代表 選択 133 : ◯和田副委員長 選択 134 : ◯長谷川事務局長 選択 135 : ◯石原副代表 選択 136 : ◯絲原委員長 選択 137 : ◯石原副代表 選択 138 : ◯絲原委員長 選択 139 : ◯絲原委員長 選択 140 : ◯絲原委員長 選択 141 : ◯事務局(新出書記) 選択 142 : ◯絲原委員長 選択 143 : ◯糸川所長 選択 144 : ◯絲原委員長 選択 145 : ◯糸川所長 選択 146 : ◯絲原委員長 選択 147 : ◯糸川所長 選択 148 : ◯絲原委員長 選択 149 : ◯槻谷課長 選択 150 : ◯絲原委員長 選択 151 : ◯尾村委員 選択 152 : ◯絲原委員長 選択 153 : ◯糸川所長 選択 154 : ◯尾村委員 選択 155 : ◯絲原委員長 選択 156 : ◯糸川所長 選択 157 : ◯絲原委員長 選択 158 : ◯尾村委員 選択 159 : ◯絲原委員長 選択 160 : ◯糸川所長 選択 161 : ◯尾村委員 選択 162 : ◯糸川所長 選択 163 : ◯尾村委員 選択 164 : ◯絲原委員長 選択 165 : ◯糸川所長 選択 166 : ◯尾村委員 選択 167 : ◯糸川所長 選択 168 : ◯尾村委員 選択 169 : ◯絲原委員長 選択 170 : ◯尾村委員 選択 171 : ◯絲原委員長 選択 172 : ◯糸川所長 選択 173 : ◯尾村委員 選択 174 : ◯糸川所長 選択 175 : ◯尾村委員 選択 176 : ◯糸川所長 選択 177 : ◯尾村委員 選択 178 : ◯絲原委員長 選択 179 : ◯糸川所長 選択 180 : ◯絲原委員長 選択 181 : ◯糸川所長 選択 182 : ◯洲浜委員 選択 183 : ◯絲原委員長 選択 184 : ◯和田副委員長 選択 185 : ◯絲原委員長 選択 186 : ◯糸川所長 選択 187 : ◯絲原委員長 選択 188 : ◯和田副委員長 選択 189 : ◯糸川所長 選択 190 : ◯和田副委員長 選択 191 : ◯絲原委員長 選択 192 : ◯糸川所長 選択 193 : ◯絲原委員長 選択 194 : ◯洲浜委員 選択 195 : ◯和田副委員長 選択 196 : ◯洲浜委員 選択 197 : ◯和田副委員長 選択 198 : ◯絲原委員長 選択 199 : ◯槻谷課長 選択 200 : ◯洲浜委員 選択 201 : ◯和田副委員長 選択 202 : ◯尾村委員 選択 203 : ◯絲原委員長 選択 204 : ◯尾村委員 選択 205 : ◯絲原委員長 選択 206 : ◯内田環境政策課主幹 選択 207 : ◯洲浜委員 選択 208 : ◯尾村委員 選択 209 : ◯内田環境政策課主幹 選択 210 : ◯絲原委員長 選択 211 : ◯和田副委員長 選択 212 : ◯絲原委員長 選択 213 : ◯事務局(新出書記) 選択 214 : ◯絲原委員長 選択 215 : ◯事務局(新出書記) 選択 216 : ◯鳥谷事務局長 選択 217 : ◯絲原委員長 選択 218 : ◯鳥谷事務局長 選択 219 : ◯絲原委員長 選択 220 : ◯絲原委員長 選択 221 : ◯大屋委員 選択 222 : ◯絲原委員長 選択 223 : ◯鳥谷事務局長 選択 224 : ◯大屋委員 選択 225 : ◯鳥谷事務局長 選択 226 : ◯絲原委員長 選択 227 : ◯尾村委員 選択 228 : ◯絲原委員長 選択 229 : ◯鳥谷事務局長 選択 230 : ◯絲原委員長 選択 231 : ◯尾村委員 選択 232 : ◯鳥谷事務局長 選択 233 : ◯絲原委員長 選択 234 : ◯和田副委員長 選択 235 : ◯鳥谷事務局長 選択 236 : ◯絲原委員長 選択 237 : ◯洲浜委員 選択 238 : ◯鳥谷事務局長 選択 239 : ◯洲浜委員 選択 240 : ◯絲原委員長 選択 241 : ◯槻谷課長 選択 242 : ◯洲浜委員 選択 243 : ◯鳥谷事務局長 選択 244 : ◯尾村委員 選択 245 : ◯鳥谷事務局長 選択 246 : ◯洲浜委員 選択 247 : ◯絲原委員長 選択 248 : ◯加藤副委員長 選択 249 : ◯鳥谷事務局長 選択 250 : ◯加藤副委員長 選択 251 : ◯和田副委員長 選択 252 : ◯鳥谷事務局長 選択 253 : ◯加藤副委員長 選択 254 : ◯絲原委員長 選択 255 : ◯鳥谷事務局長 選択 256 : ◯絲原委員長 選択 257 : ◯絲原委員長 選択 258 : ◯絲原委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: ◯絲原委員長  おはようございます。ただいまから建設環境委員会を開会をいたします。  本日の委員会は、最初に土木部と企業局、次に環境生活部の順で行います。  それでは、所管事項の調査を行います。  初めに、土木部長のあいさつを受けます。  神長土木部長。 2: ◯神長土木部長  委員の皆様方には、平素から土木行政の推進に御指導、御協力をいただいておりまして、厚くお礼申し上げる次第でございます。  さて、道路事業についてでございますが、先ほど全員協議会の場で知事からもお話がありましたように道路整備財源特例法案が5月13日に再可決されました。早速その翌日の14日に、地方道路交付金事業の内示が島根県にございました。この結果、この道路交付金事業につきましては、先ほどもお話ありましたように、4月の1カ月間の税収の暫定税率の失効がございましたので、国全体としましては予算額が大きく減ったわけでございますけれども、島根県に対しましては当初見込んでいた額よりも10億円多い事業費が配分されました。また、これに加えまして交付率が島根県の場合、55%が70%に上がったということもございまして、事業費が10億円ふえたにもかかわらず、逆に県の負担額は20億円減ったということになったわけでございます。この結果、約30億円、10億円プラスこの20億円を県単に回した場合には、プラス20億円で30億円の道路事業費が見込めるということになったわけでございます。  財政健全化基本方針に基づきまして、県負担ベースではマイナス13%というものを守った上で、道路事業費につきましては事業費ベースでは対前年度比と同じ額を確保できたということでございます。  島根県といたしましては、おくれてる地方の道路整備の必要性というものを昨年から訴え続けてきたわけでございまして、県議会の先生方にも大変御支援をいただきました。今回の結果はそういう声が届いた結果ではないかというふうに考えております。今後、早期の事業執行に向け、手続を進めてまいりたいというふうに思います。  これから一般財源化の議論も始まるわけでございまして、また島根県としての立場というものを訴えていかなければいけないということがございますので、引き続き御支援、御鞭撻をお願いしたいと思います。  本日は、土木部関係の重点要望事項と、ただいまの地方道路整備交付金の国庫負担率の引き上げの内容につきまして担当課長から説明いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 3: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  続いて、企業局長のあいさつを受けます。  仲田企業局長。 4: ◯仲田企業局長  一言ごあいさつを申し上げます。  平素から格別の御協力をいただきまして、まことにありがとうございます。
     重点要望につきましては、企業局は該当はございませんけれども、最近の状況につきまして御報告を申し上げます。  1つは平成19年度の決算でございます。これにつきましては現在、最終的な取りまとめを行っておりまして、今月中には知事に報告をするという予定になっております。  もう1点は、4月の委員会で御説明を申し上げました江津市の高野山の風力発電でございますけれども、工事は順調に進んでおりまして、予定よりも少し早いですけれども、6月中に試運転を開始いたしまして11月から本格運転に移っていきたいというふうに考えております。  今後とも企業局の業務につきまして格別の御指導をいただきますようによろしくお願いいたします。 5: ◯絲原委員長  それでは、平成21年度の国の施策及び予算編成等に係る重点要望事項について説明を願います。  千葉土木総務課長。 6: ◯千葉土木総務課長  それでは、平成21年度国の施策及び予算編成等に係る重点要望項目のうち土木部に関連するものにつきまして、私の方から御説明申し上げます。  先ほど全員協議会でお配りされております資料に基づいて御説明いたします。  1枚おめくりいただきまして、各項目が挙げてございますが、4の提案・要望項目の中で土木部が主管の部局となっておるものが3項目。22番目の道路財源の確保について、23番目の高速道路の早期整備について、24番目の斐伊川・神戸川治水事業の推進についての3項目でございます。これらはいずれも知事対応ということでございまして、知事を先頭に国土交通省、財務省を始め、関係省庁に要望活動をしていくことにしてございます。  具体的な内容でございますが、8ページ目以降をごらんください。  22番の道路財源の確保についてでございます。継続要望でございます。揮発油税等の暫定税率を定める租税特別措置法等の法律、また道路整備費財源特例法改正法がいずれも衆議院において再議決され、道路特定財源をめぐる当面の議論が解決に至りまして、知事、また先ほど部長からも御説明がありましたように、今年度の道路事業については大きな影響が生じず、ほぼ当初のスケジュールで執行できることになったわけでございます。しかしながら、道路整備費財源特例法改正法の再議決に先立ちまして、来年度から一般財源化することなどが5月13日に閣議決定されたところであります。このため、来年度からは、さらなる課題といたしまして、一般財源化されても必要な道路整備に充当されるよう求めていかないといけないことに加えまして中期計画の見直しが行われることになりますので、島根の道路整備がこれ以上おくれることのないよう、山陰道など本県の必要とする道路の必要性が盛り込まれ、今後も計画的に整備されるよう強く働きかけていく必要がございます。  このような状況を踏まえまして、ここに書いてございますように3点要望するところでございます。  道路財源の一般化に当たっては、必要な道路整備が行われるよう道路整備財源を十分確保するとともに、地方財政に影響を与えないこと。  2番目に、道路整備のおくれている地方部に対しまして高速道路などの必要な道路を中期計画に盛り込み、道路整備費を重点配分すること。特に、このたび再議決されました道路整備費財源特例法改正法によりまして交付金の交付率が財政状況に応じて55%から70%に引き上げられるなど、島根県にとって極めて有利な見直しが交付金について行われました。この仕組みにつきましては今後も維持し、さらに拡充を図るという要望をしてまいりたいと考えております。  また、3番目に、地方に生じました歳入欠陥につきましては、他の方策に比べまして地方にとって直接的な補てん措置となります地方特例交付金という形で、国の責任において確実に措置していただきたいというふうに要望してまいりたいと考えております。  23番目の高速道路の早期整備でございます。  高速道路としての機能は、申し上げるまでもなく、ネットワーク化されて初めて十分に発揮されるものでございます。このため、既に都市計画の手続が完了しております出雲-多伎間、大田-仁摩間の残りの区間を始めとしまして、三隅-益田間、温泉津-江津間、益田市と山口県境間など、未着手区間につきまして早期の事業化を求めていきたいということでございます。  また、既に事業が進められております尾道松江線及び山陰道につきましては、一層の事業促進、早期供用を要望していきたいというふうに考えております。  9ページ目に入りますが、24番目の斐伊川・神戸川治水事業の推進についてでございます。  本事業につきましては、流域の安全・安心を確保するため、上流部の志津見・尾原ダム、中流部の斐伊川放水路、下流部の大橋川改修の、いわゆる3点セットの一体的な事業推進を要望していくものでございます。  尾原ダムでは3月23日に定礎式が行われ、ダム本体の建設が本格化するなど、上流・中流部の事業につきましては順調に進められているところであります。今回の要望では、特に大橋川改修につきまして、治水事業によって影響のある背後の市街地整備、環境・景観に配慮した事業の取り組み、下流部中海地域への理解促進について要望するものでございます。  その他、ダム建設の促進、放水路建設の促進もあわせて要望してまいります。  県といたしましても、市民を始めとしまして幅広く意見を聞きながら、治水と環境と町づくりの調和した改修となるよう国や市と一体となり取り組んでまいりたいと考えております。  なお、最後の1枚の紙のところに平成20年度の重点要望についての措置状況がついております。  昨年度は、本年度と同様の3項目を要望したところでございます。番号でいいますと17、18、19でございます。措置状況は、それぞれ具体的な内容の欄に記載されているとおりでございまして、いずれも要望内容が一部達成されたというふうに指摘されるところでございます。以上でございます。 7: ◯絲原委員長  質疑、ございますか。  ないようでございますので、続いて、報告事項について執行部から説明をお願いいたします。  見継道路建設課長。 8: ◯見継道路建設課長  委員会資料の1ページをごらんいただきたいと思います。道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部が改正されたことによりまして地方道路整備臨時交付金における国庫負担の引き上げについて説明いたします。  それぞれ計算された率は、島根県を始めとする各市町村の国費率が示してあります。島根県が0.70、以下、松江市から各市町村の数字を記しております。都道府県におきましては後進地域の開発に関する負担割合の特例に関する法律、これに基づきまして引き上げ率を決定しており、市町村におきましては当該年度の前々年度の財政力指数により計算されたもので、これによって決定しております。以上でございます。 9: ◯絲原委員長  ただいまの報告事項に質疑ありますか。  加藤副委員長。 10: ◯加藤副委員長  この報告事項よりちょっとその前のとこでいいですか。前の、道路の財源のところで。 11: ◯絲原委員長  これも道路です。 12: ◯加藤副委員長  きょう、知事の発表のときに、20億の枠がふえたということと11億が多くなったということで、計31億のものがふえたということなんですけど、それは県単事業に使いますよという、知事はこれを答えてたんですけど、具体的にそれがいつごろからどこでどうなるかっていうことが、計画上考えておられますか。 13: ◯絲原委員長  見継道路建設課長。 14: ◯見継道路建設課長  31億のうち11億が今の交付金事業と補助事業でございまして、約20億が県単事業であります。これらの事業につきましては今年度限りの事業でございますので、即効性のある、また県民からも理解していただける事業に取り組んでまいりたいと思っておりまして、各事務所でいろいろ今、要望して回って、まとめてる最中でございます。 15: ◯加藤副委員長  それはいつごろまでに大体まとめ上げられる。 16: ◯絲原委員長  見継課長。 17: ◯見継道路建設課長  おおむね、ほぼまとまりつつありますが、市町村の裏負担のぐあいもございますので、そういったことを聞き取りしながら今、進めているところでございます。  今度、補正が決まりましたら、なるべく早い時期に執行できるような体制に持っていきたいと思ってます。 18: ◯絲原委員長  尾村委員。 19: ◯尾村委員  関連ですけども、いわゆる県単事業をやるにしても市町村の負担率があるから今、市町村と、市町村の財政状況もあるんで、そして市町村の要望の状況、いろいろあるわけだから、市町村との協議中だというふうに思いますけども、この間、予算が減って道路の休止箇所が出てきてますよね。それに対して早く再開してほしいという、こういう市町村の声も聞こえてくるわけですけれども、主にこの31億円という金は、ある言い方すれば運よく生まれたというお金なわけですから、私、その方向でいいと思います。市町村と協議しながら、市町村の要望のあるものと、それから県の施策と、ここの整合性をよく見て決定していくものだと思うんですけども、やっぱり主には休止になってる事業なんかの手当てがかなり予定されるというふうに理解していいんでしょうかね。 20: ◯絲原委員長  見継道路建設課長。 21: ◯見継道路建設課長  基本方針の中で、やはり道路休止箇所対策というものも考えております。委員のおっしゃるように、早期完了が見込めるものに配分するのはもちろんのことでございまして、完了工区がふえないとまた新規、これまで我慢していただいてる分にも取り組めないということもございまして、おっしゃるような対策も考えております。  また、部分改良であっても事業効果の高い箇所、交通障害が部分的に緩和されるところとか、そういったところに目をつけて、1年で大きい進捗があるところを考えております。 22: ◯絲原委員長  尾村委員。 23: ◯尾村委員  当然、圏域バランスも考えておられて、県としてはね。だから圏域バランスも考えているということでいいですね。 24: ◯絲原委員長  見継課長。 25: ◯見継道路建設課長  先ほども申しましたように、負担の関係もございますので、県単事業すべてでそういったバランスをとるということは不可能かもわかりませんが、おっしゃるようにバランスというものは十分に念頭に置いてやっております。 26: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。  和田副委員長。 27: ◯和田副委員長  石見出身の議員として一言、言わせていただきますが、先ほど尾村委員が言われましたバランスというもの、ぜひ今、厳しい地域経済の中で、特に石見というものは公共事業も非常にウエートを占めており、地域経済において。そこらあたりの石見振興という立場でも、若干でも目を向けていただくように、改めて石見の議員を代表して要望を言っておきますので、よろしくお願いしたいと思います。 28: ◯絲原委員長  要望でよろしいですか。 29: ◯和田副委員長  はい。 30: ◯絲原委員長  それでは、報告事項を終わらせていただきます。  その他、ほかに何かございますか。  和田副委員長。 31: ◯和田副委員長  企業局長さんにちょっと、先ほど高野山の報告を受けましたですが、最近の情勢の中で例のユーロ高の問題、もう1点は中電の電力を買う単価の問題、こういったような問題が風力発電経営に非常にマイナスの影響を心配するというような新聞記事なんかも出ておるようでございますけども、そこらあたり、例の風力発電本体はドイツだったかいな、どこだったかいな、まあヨーロッパの方(「ドイツです」と言う者あり)それで、そこらあたりの契約はもう既に済んでいて、それでも取引はユーロ高の影響も受けると思うんで、そこらあたりどのように今現在見通しを立てていらっしゃるのかということをちょっとお聞かせいただきたいなと。ちょっと心配しとるんですよ。 32: ◯絲原委員長  仲田局長。 33: ◯仲田企業局長  議員さん、まさに御承知のとおり、建設工事は既に契約をしておりますし、中国電力さんとも既に契約をしておりますので、契約といいますか予約をしておりますので、特に大きな変動が出てくるということはないというふうに思っております。 34: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。  上代委員。 35: ◯上代委員  ちょっと話題としてね。前々から僕は中電に直接言いよったんだけど、この買電価格が、島根はあれだけ原発という大きなものを抱えておって、他府県と同じ買電価格では、これはちょっとおかしいじゃないかと、島根は何割増しかで電気買ってくれと言うと、いやそれとこれは別だちゅうわけだ、中電はね。何か少し、何割か増しで島根の電気買えんもんかちゅうて。何かそんな話題は出んかね、その交渉の中で。 36: ◯絲原委員長  仲田局長。 37: ◯仲田企業局長  4月にもあいさつがてら中国電力さんの方に参りまして、そのことも申し上げましたけれども、電気料金の算定についてはルールがございまして、なかなか簡単にはいかないというお話でございましたが、今後も原子力発電所があるからというわけではなくて、企業局の経営という面も踏まえてできるだけ高く買っていただくように努力をしてまいりたいと思っております。 38: ◯絲原委員長
     尾村委員。 39: ◯尾村委員  高野山の問題で、地権者との建設上の問題で若干理解が得られてないということがあったというふうに思ってましたけども、現在、今、建設がずっと進んでるわけですけども、地権者始め地域住民と、この建設を進める企業局との関係っていうのはどういう関係にありますか、良好関係ですか。 40: ◯絲原委員長  高橋課長。 41: ◯高橋企業局施設課長  地元の方からいろいろ御要望がございますのは、建設に伴って期間中に水がかれたとか水が濁った、こういうお話がございまして、こういう問題につきまして、原因がわからないわけでございますけども、とりあえず応急対策としてタンク等を設置させていただいて、応急の水を供給しております。その後、原因を追求して、企業局の原因か自然的な原因かわかりませんが、いろいろ対応させていただいておりまして、現在、苦情というようなものはございません。  企業局西部事務所の方からも何か問題があればお知らせしていただくようにお話ししておりますし、水質については時期を見て決められた地点で検査も継続しておりまして、特に地元の方からは問題があるという声は聞いておりません。 42: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。  ほかにございませんですか。  いろいろ今、道路財源の問題、出たわけでございます。まだまだ、道路整備がおくれている島根県でございます。また、バランスの問題もあるわけでございます。いろいろ財源確保につきまして、ぜひ皆様、都度御尽力をお願いを申し上げたいというふうに思います。  以上で土木部、企業局の所管事項調査を終了します。  執行部の方は御苦労さまでございました。御退席ください。  委員の方はそのままお待ちくださいませ。                〔執行部入れかえ〕 43: ◯絲原委員長  それでは、環境生活部の所管事項調査を行います。  先般、委員の各位におかれましては、5月16日でございましたか、馬潟工業団地現地調査、大変御苦労さんでございました。  それでは、初めに環境生活部長のあいさつを受けます。  錦織環境生活部長。 44: ◯錦織環境生活部長  委員の皆様方には日ごろから環境生活部の業務につきまして御指導いただいておりまして、お礼を申し上げます。  先ほど委員長様からお話がありましたように、先般5月16日に絲原委員長様を始め委員の皆様方には、暑い中ではありましたけども、馬潟の工業団地周辺水路のダイオキシン類の課題につきまして現地調査をいただいたところでございます。大変ありがとうございました。現在、専門家の意見によりまして調査を行っております。調査の結果が出次第に対策委員会を行いまして、対策を検討いたしまして、周辺住民の皆さんの不安をできるだけ早く解消したいというふうに考えております。ひとつよろしくお願いをいたします。  さて、6月は環境月間でございまして、国におきましてもいろんな行事を行われますが、島根県におきましてもいろんな行事を行う予定にしておりますので、後ほど報告をさせていただきます。  また、あわせまして、6月は男女共同参画の推進月間でもございます。6月の21日に、あすてらすにおきましてセミナーでありますとか関係行事を開催する予定にしております。  本日の委員会におきましては、所管の重点要望の御説明、それから報告を2件させていただきますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 45: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  それでは、平成21年度国の施策及び予算編成等に係る重点要望事項について説明を願います。  門脇環境生活総務課長。 46: ◯門脇環境生活総務課長  要望資料の3ページをごらんください。環境生活部関係では、3項目の要望をすることとしております。  3ページでございますが、最初に、宍道湖・中海の水質保全対策の推進でございます。湖岸域の環境改善の取り組みの充実、あるいはその他の直接浄化対策の調査等の実施、それから汚濁メカニズムの解明等の調査研究等の実施という2つを要望することとしております。  次に、実効ある地球温暖化防止対策の推進でございます。京都議定書の第一約束期間が始まったところでございまして、我が国の6%削減目標の確実な達成に向けて次の事項を要望するということでございます。  3つございまして、森林環境税を国税として創設すること、そしてその税収を森林面積等に応じて地方公共団体に配分する、それによりまして森林機能の増進を図るということ。次が、企業等が森林整備に伴う費用を負担する場合、税制上の優遇措置をとれるよう検討すること。3つ目が普及啓発活動の充実ということでございます。  次が、海岸漂着ごみについてでございまして、これは新規項目でございます。これまで本委員会で御報告してきましたけれども、この冬に、大量のポリ容器が漂着したということで、本年2月に国に要望しておりますけれども、改めて要望するということでございます。  3項目ございまして、対岸諸国に実態調査、あるいは原因究明を強く要請すること。ここで日本海沿岸諸国とか対岸諸国とか書いてございますけれども、日本海対岸諸国というふうに言葉を統一しようと思いますけれども、それはそれとして、対岸諸国に対しまして国際条約に基づいて原因者に対する厳正な措置を講じること等を強く要請すること。それから、処理体制などの抜本的対策を講じるとともに、それまでの間、関係地方公共団体への支援を充実すること。以上、3項目について要望することとしております。以上でございます。 47: ◯絲原委員長  それでは、質疑に入ります。  尾村委員。 48: ◯尾村委員  私は、環境税の国税の創設、それから、その税収を森林面積に応じて公共団体に配分するという、ここはいいと思うんですよ。ただ、森林環境税の、いわゆるここで言っている税体系、いわゆる税負担がだれになるのか。ここは、県としての考えはどういう考えでしょうか。森林環境税の税の税体系はどういう考え方ですか。 49: ◯絲原委員長  槻谷環境政策課長。 50: ◯槻谷環境政策課長  詳しいところはこれから具体的に検討という部分がございますけれども、現在、県の方で考えておりますのは法人税ないしは所得税への賦課という形の案が有力でございます。 51: ◯絲原委員長  尾村委員。 52: ◯尾村委員  だから、法人税と所得税の賦課という点でいうと、企業負担とそれから個人負担、国民負担ということになりますよね。私、なぜそれ聞いたかというと、島根県の独自税である水森税がありますね。私は、水森税には税体系の問題からいったら反対したんです。それはなぜかというと、1人当たり500円の賦課だったですよね。これを税制上で考えたときに、均等に500円を負担させると、負担ということになっちゃうと、所得の多い人と所得の少ない人との関係でいったときに税の不公正が生じるのではないかと、こういう税体系の問題から、私はこれは問題じゃないかという立場をとらせていただいたんです。  私は、環境税というのは法人税、所得税ではなくて、一番いい環境税のあり方っていうのは、二酸化炭素の排出量に考慮した税負担を課していくと、私はここが一番現実的ではないかと思うんですよ。二酸化炭素の排出をしているのが、排出量のほぼ8割ぐらいが産業部門と公共部門になってるわけで、国民生活部門というのは本当微々たるもんなんですよね。ですから、排出者負担の原則ということもありますように、負担を課す場合は、私はやっぱり排出量に応じたものを求めていくということを主張した方がいいではないかというふうに思います。 53: ◯絲原委員長  槻谷課長。 54: ◯槻谷環境政策課長  今の環境に関する税につきましては、さまざまな考え方がございまして、国の方でもいろいろな角度から検討がなされているというふうに承知しております。  ただいまのように、環境税を今のような取り方をした場合には、今度は使途の方も非常に幅広く、それこそ税体系全体に非常に大きな影響を及ぼすものになり、今の道路特定財源の暫定税率の部分に関係いたしますし、非常に幅広いところに影響してまいります。そういうこともございまして、現在、県の方で、ここで言っておりますのは、とりあえず使途の森林整備ということに重点的にやっているということで、課税の仕方も今のような課税の仕方という案でございます。今後いろいろな議論がこれから、またサミットも控えて、なされる部分があるかと思いますけれども、そういうふうな情報収集は引き続き行っていきたいというふうに思います。 55: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。 56: ◯尾村委員  はい。 57: ◯絲原委員長  田原委員。 58: ◯田原委員  今、発言中の問題ですが、島根県が全国に先駆けて早く水森税を創設したと、それは一つには県民に対し趣旨等を徹底する、いわゆる広報活動という面も非常にあったと思いますが、もう一つは何といっても各県が全国から国に対して国税を早く考えてほしいという大きなあれがあった。それがようやく今そういう方向になってきたということでありまして、その中で特に危惧するのは、島根県が早々と水森税などやりましたが、その割に島根県の森林政策というものがただそれだけに終わって、実際に例えば本当に残念な結果でありますが、森林整備事業などいわゆる県の公共事業のランク制を引いたときに、一番大事である、むしろ特Aに値するような問題であったにかかわらずC、Dかな、そういう下位のランクになっておる。これは、だれがどう考えたっておかしなこと。直ちにこれは検討して、そういった方向を転換せにゃならんのに、せずに今日まで来てます。そういうことを、農林水産部はもちろんだが、むしろ環境生活部の方が本気になってそのことの対応、それから水森税だけでは不足する、その財源の問題で、例えば電源三法の、いわゆる原子力発電所を持つ島根としてその使い道等はやはり考えるべきじゃないかということを再三私も申し上げ、いろいろそういう意見が出ておりましたが、それをとうとうそこまで取り組まなかった。そういうような非常におくれがある中でこういう時代を迎えたと。これ以上言いませんが、環境生活部とすれば、そういうことのこれからないように、むしろ水森税を立ち上げるのにいわゆる先導的なグループで頑張ってきた島根県、そういうふうなことをよく肝に銘じてやってもらいたいと、これは非常に大事なことだと思いますので、私の要望なり、意見なんであります。 59: ◯絲原委員長  ちょっと部長さん、コメントを。  錦織環境生活部長。 60: ◯錦織環境生活部長  水森税の創設につきましては、おくれている山林の整備につきまして、それを進展していこうということで取り組んできたということではあります。私ども環境生活部といたしましても、森林の持つ機能というのは非常に大きなものであるということで、CO2削減の大きな一つの条件としてこれの整備をしていこうということで、重点的に取り組んでおります。もともと森林といいますのは、CO2削減ばかりでなくて国土保全につきましても非常に大きなものであるというようなことで、国に対しましても今回、森林環境税というようなことを私どもも含めて要望することにいたしております。  今後は、私どもが所管します環境問題につきましても非常に大きな整備、進んできておりますけども、まだ全体としては目標を達成しておりませんので、この機能を持つ森林の整備につきまして、私どもといたしましても農林水産部と一体となって進めてまいりたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 61: ◯絲原委員長  ほかにございませんか。  それでは、続いて、報告事項について執行部から説明願います。  なお、質疑は説明を受けた後、一括して行うことといたします。  それでは、順次説明願います。  槻谷環境政策課長。 62: ◯槻谷環境政策課長  それでは、お手元の資料の1枚表紙をおめくりいただきたいと思います。  2点ございますので、連続してよろしゅうございますか。 63: ◯絲原委員長  はい。 64: ◯槻谷環境政策課長  まず、それでは、環境月間の取り組みについてでございます。これは毎年取り組みを行っておるところでございますので、本年度の取り組みの主なものだけ説明をさせていただきます。  新しいところでは、1)の(2)でございますが、ちょうどことし、サミットも開かれるということもございまして、県内全市町村におきまして地球温暖化防止巡回パネル展を開催することとしております。  それから、2)の方でございますが、中海、宍道湖の一斉清掃につきましては、鳥取県と島根県と交互に開会式の主会場を持っておりますが、本年度は島根県の番ということで、6月の8日に安来市の方で両県の知事、それから地元安来市長さんの御参加もいただいて開催することとしております。  3)でございますが、ライトダウンキャンペーンにつきましては、例年はこれは夏至の日だけでございましたけれども、本年度はちょうど洞爺湖サミットがあるということで、全国に7月7日にも実施しようということで呼びかけがございました。ちょうど6月議会の常任委員会の前日というふうに今のところの予定では当たっておるようでございますが、島根県といたしましてもこれに呼応して実施をしたいというふうに考えております。  それから、6番のところでございますが、廃棄物の適正処理対策合同パトロールでございますけれども、5月の30日から取り締まりの週間に入りまして、ことしは6月の5日に県内一斉パトロールを予定をしております。  それから、県における率先した取り組みということでは、新しいところでは4)のところでございますが、職場における省エネ再点検ということで、県庁CO2ダイエット作戦というものを展開しておりますけれども、職場における電気機器の再点検を行うこととしております。  なお、ノーネクタイ、ノー上着でございますが、6月の1日から9月の30日までということでやっておりましたけれども、昨年は10月に入りましてもかなりまだ暑かったということで、他の都道府県からもおたくの県はどうされますかというふうな照会等もございましたので、状況を見まして、場合によりましたら少し延長ということも含めて検討したいというふうに思っておるところでございます。  2点目でございますが、しまねCO2ダイエット作戦でございます。  事業の内容につきましては、当初予算の説明の折等に説明しておりますが、協賛店舗の募集を開始をいたしました。お手元につけておりますような、協賛店舗募集中というチラシをあちこちに配っておりまして、1枚おめくりいただきまして、そこに協賛申込書というものをつけておりますが、この中で一番下の方にお客様へのメッセージというのがございまして、ここにそれぞれの店舗におきまして、このCO2ダイエット作戦に取り組むに当たっての心意気とか、そういった「売り」の部分を書いていただきまして、今後PR冊子をつくることにしておりますが、この店の紹介ということでこのメッセージも掲載をしたいというふうに考えておるところでございます。  今、いろいろ申し込みをいただいておるところでございますけれども、サービスの内容といたしましては、やはりレジ袋を断るという行為に対して何らかのことを行うというところが一番多うございまして、協賛店舗のサービスの方では独自のカードにポイント加算というのが今のところ一番多いという状況でございます。  募集期間は、5月の12日から募集を開始をいたしておりまして、サービスの開始は8月の1日からということで予定をしておるところでございます。今、順次、順調に申し込みをいただいている状況でございます。以上でございます。 65: ◯絲原委員長  ただいまの報告事項に質疑はありますか。  洲浜委員。 66: ◯洲浜委員  実は、ノーマイカーデー、これ、言葉はまことに結構でございますけども、本当にどれぐらい県の職員の人が、いろんな都合によっていろいろあると思いますけども、どれぐらいの実施状況なのかを、それでその辺をもうちょっと。というのは、私、県がそういうことをやられるんで、よそも追っついてやるちゅうんだけども、県はそんなにやっとられんちゅうんで。私もそれ聞いて、そんなことない、県はやっとられますよと、こう言うけども、本当に現実の姿としてはどんなもんですか。 67: ◯絲原委員長
     槻谷課長。 68: ◯槻谷環境政策課長  昨年の6月もこのノーマイカーの試みを行ったわけでございますけれども、最終結果といたしましては、6月中の期間中に1回でもノーマイカーデーを実行した方、通勤される方が対象になりますが、10数%という残念な数字でございました。ただ、特に目立ちますのが県庁の花畑の駐車場の関係でございますけれども、今ここの駐車場を借りれる条件というのは非常に厳しくなっておりまして、なかなか、代替交通手段というものが思うに任せないところがございまして、ここの駐車場だけを見ますと、目立ってその日に、きょうは少ないなという感じにはなかなかなりにくいのが実態でございます。  ということで、昨年、いろいろなことを試みるということで環境生活部の中の独自の取り組みということで、一つは、例えば相乗りができないかということで相乗りマップというふうなものをつくりまして、自分は相乗りしてもいいよという方に、自分はどこに住んでてどういう経路で通勤してるよということを部内でオープンにしまして、周りのいる方は相乗りしましょうというふうなこと。  それから、パーク・アンド・ライドということで、どこの、一畑沿線、JR、実際その公共交通機関で代替できる方っていうのは、出雲市方面と松江市方面以外はほとんど代替交通手段がないものですから、その可能性のございます松江-出雲間のところでJR、それから一畑電鉄両方でパーク・アンド・ライドということで、どこの駅にどれぐらい駐車場のあきがあるのかというふうな情報をリアルタイムで提供するというふうな試みも行いましたけれど、結果としてはなかなか目立った成果というほどのところには至らなかった状況でございます。ただ、そうはいいましても、その辺の周辺の環境整備を少しずつ進めていきながらということを思っておりまして、ことしも引き続き今のパーク・アンド・ライド情報につきましては交通対策課の方と連携をとりながら提供していきたいというふうに考えております。  それから、交通対策課の方もそういうモビリティ・マネジメントということで、どういうふうにすれば自家用車から公共交通機関を使った通勤に切りかえることができるのかというアンケート調査等も引き続き実施されるというふうに聞いておりますので、その辺のところとの連携。それからもう一つは、今のメタボリック対策ということで、少しでも歩いて、あるいは自転車で通勤ということで、健康への配慮ということからも、ノーマイカーというよりは地球に優しい車の運転ということで、少しでも自粛できるところは自粛しましょうということでございますけれども、そういう健康面からも少しでもこの取り組みに参加していただけるようにということで働きかけを続けていきたいと思っておるところでございます。 69: ◯絲原委員長  洲浜委員。 70: ◯洲浜委員  よくわかりましたので。といいますのは、要するに県がこういうことを言われてるのに県の人がやっぱり乗ってきてるということの話も出てきたんで、県の人がそういう話ししながら、わしらに乗るな乗るなというならまたおかしいんじゃないかという話がありますので、その辺、うまくやってください。 71: ◯絲原委員長  ほかにございますか。 72: ◯加藤副委員長  なかったらいいですか。 73: ◯絲原委員長  加藤副委員長。 74: ◯加藤副委員長  中海、宍道湖の一斉、今度は安来やられるんですけど、出席者は、知事がさっき出られると言われたけど、各市町村の首長あたりは出ますし、住民は出ますけど、その中海圏各市町村の議会とかそういうところは大体、県も含めてですけど、どういうようなところに、要請をされるのか、されないのか。 75: ◯絲原委員長  槻谷課長。 76: ◯槻谷環境政策課長  この呼びかけは、沿岸の全市町村に対して行っておるところでございますので、実際これを実施される場合には、皆さん職場、職縁で参加されるというよりは、地域の行事として参加されるところが非常に多うございまして、議会とか、あるいは例えば何とか市役所の職員とか、そういった形の参加ではなくて、地域住民という形での参加ということが中心になっております。  ちょうどこの日、開会式は去年は米子でございましたけども、そこで行いますが、事業そのものは沿岸の地域全体にということで、その日に開催していただくところが一番たくさんございますが、去年なんかでも数千人規模で参加をいただいております。一応、各市町村の方にどれぐらい参加をされましたかということ、それからどれぐらいごみが集まりましたかということは毎年調査を行っております。せっかくの設定でございますので、それぞれ町内会の事情もございましょうけれども、できるだけ統一的にやれる日に参加をいただければということでお呼びかけをしておるところでございます。個々に議会とか、そういった形でのお呼びかけはいたしていないのが実態でございます。 77: ◯加藤副委員長  要請はされてないということですね。 78: ◯槻谷環境政策課長  市町村の担当部局へという形で行っていまして、議会へという形では行っておりません。 79: ◯絲原委員長  いいですか。 80: ◯加藤副委員長  それから、もう1点ですけど、さっき言われた28度設定なんですけど、私、去年控室におって、エアコンがなぜかからないかって言ったんです。それと、26度、5度でもエアコンかけないんですよね。ところが不快指数は物すごく上がってるんですよ、湿度が。しかし、作業をするのに効率的にいいのは決して温度設定ではないと思うんです。温度と不快指数や湿度関係によって人間が不快を感じたときに作業、仕事の能率が逆に落ちへんのかなと。25度でも湿度が高ければ、ドアあけるわ、上着は脱ぐわ、暑いわ、暑いわ、こうしとって、結局手は全然動かなかったと。逆に温度が高くてもからっとしたときはそういうことは余り感じないのかなと。だれが、どうして、どう見とられるかということをちょっと聞きたくて。もうちょっと湿度と温度の両方で勘案された方が実質の効果もあるんじゃないかなと思いましたけど。 81: ◯絲原委員長  槻谷課長。 82: ◯槻谷環境政策課長  実際どういう基準でエアコンを入れるのか、入れないのかということは、管財課の方で所管をしていらっしゃいまして、聞き及んでおります範囲では、委員おっしゃいますように、気温のみが基準になっておりまして、湿度というものがスイッチを入れる、入れないということの基準にはなっているというふうな話は承知をいたしていないところでございます。  職場の、今、県庁CO2ダイエット作戦というものを進めつつございますけれども、その際にも今の冷暖房につきましては一律にすぱっと切るとかということ、つまり時間を決めて、何時から、例えば朝は10時までは入れないとか、あるいは午後は4時以降はすぱっと切るとか、そういったやり方ではなくて、間欠運転というふうなものを考えて、もう30分か60分程度、現在よりは短くしようというふうなことも今、働きかけをしておりますけれども、それも一律にやるのではなくて、状況を見て間欠運転をするいう形での短縮を予定しておるところでございます。  そういうことでございまして、できるだけ、片方で快適な職場環境の維持ということもございますので、管財課の方とも十分話を詰めながら、このことについては進めていきたいと思います。 83: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。  ほかにございませんですか。  ないようでございます。  それでは、以上で環境生活部所管事項の調査を終了します。  執行部の方は御苦労さんでございました。御退席くださいませ。  それでは、一たん休憩をいたしまして、午後1時から調査テーマについて勉強会を開催いたしたいと思います。およそ3時半から4時の間までお願いいたしたいと、5時まではかかりませんので、よろしくひとつお願いいたします。                  〔休  憩〕 84: ◯絲原委員長  それでは、委員会を再開をいたします。  上代委員はちょっと今、公務で欠席だと思います。洲浜委員、田原委員は、遅刻というふうな格好になります。  それでは、事務局の方から説明します。 85: ◯事務局(新出書記)  そうしますと、本日は3団体の方から参加をしていただくことになっております。  まず最初に、まつえ環境市民会議の方から石原孝子さんに来ていただいております。  まつえ環境市民会議は、いわゆる地球温暖化防止対策を進めていくに当たっての松江市における地域協議会という位置づけになっております。  石原さんは、ほかにも環境とエネルギーを考える消費者の会についても副代表をなさっておりますし、以前より地球温暖化防止、とりわけ省エネのことについて取り組んでいらっしゃいます。おいおいその活動等についてはお話をいただけるんじゃないかと思っております。以上でございます。 86: ◯絲原委員長  石原まつえ環境市民会議副代表、大変お忙しいところ、ありがとうございました。また、お待たせをいたしましたことを申しわけなく思ってるような次第でございます。  私ども委員会の方では、建設環境委員会でございますが、今回、今期の調査テーマを環境問題解決に向けた協働の推進というふうなテーマを設けて今、調査活動をやっておるところでございます。当団体のいろいろなお取り組みをお伺いをいたしまして、今後の調査活動に生かさせていただきたいというふうに思っておるような次第でございますので、どうぞよろしくお願いをします。 87: ◯石原副代表  本日はありがとうございます。協働の推進ということで、地球温暖化防止に向けての取り組みをまつえ環境市民会議の立場でお話をさせていただきます。副代表をさせていただいてます石原でございます。  済みません、座らせていただきます。  まず最初は、まつえ環境市民会議というものを御説明させていただきます。  設立は昨年の2月17日です。かれこれ1年と3カ月たちました。  やってることは、自然環境の保全とごみの減量、地球温暖化防止、環境教育の推進ということをやっております。この4つのテーマを柱に、市民、事業者、行政で協力して活動をしております。  先ほど新出さんの方から御紹介ありましたが、地球温暖化対策協議会というのに昨年の7月20日に登録させていただいております。島根県では県内1つ、後から三瓶の方から言われると思いますが、全県に1個だけで、松江市が市町村に先駆けて昨年つくらせていただきました。今年度中に20市町村、たしかつくられるはずなんですけれども。  今、会員が法人50企業、団体が20団体、個人が131名で構成しております。  内容は、松江市の環境基本計画の進捗状況などを確認する作業もやっております。  市民会議ができるまでの経緯でございますが、実はずっと昔から松江市内には環境活動をする団体とか企業とかNPO、事業者、個人、たくさんおりました。平成13年に松江市長が就任した折に、これをやはり一つにできないかということで、リサイクル都市日本一というのを掲げました。そのときに新たに市に環境政策課というのをつくりまして、一般市民とあわせて環境政策をどうやってやるかということで考えたのが、まず最初に環境を考える市民の会というのが立ち上がりました。この環境を考える市民の会というのは、一般市民、それから団体からの推薦ということで160名が参加して、3期までありました。  13年度のこの8月から立ち上がった1期では、10部会に分かれていろいろ提言がされ、例えば松江市では生ごみ、油、廃食油による回収とか、それから環境大学とか、あとリサイクル施設グリーンピースをつくるとか、エコタウンまつえという環境新聞をつくるとか、そういったいろいろなものが提言されました。  そちらにいらっしゃる新出さんも3期目で活躍していただきました。ついでに、新出さんからの報告、いつでもノーマイカーデー事業報告書っていうのもつくっております。はい、自転車です。  その後、環境をつくる企業の会というのが平成15年から立ち上がっておりまして、これは現在でもやっております。何をするかというと、松江圏域の特徴を生かした環境ビジネスの創造を目指すということでやっております。  そういった環境に対する措置があったということでして、その中で松江市の環境基本計画を策定いたしました。これは平成18年4月なんですが、平成17年の10月からスタートし、約半年間しました。ここの中の委員というのが、審議会は15名、策定委員会25名、これが市民、事業者、それから団体からのメンバーです。ここのメンバーが環境市民会議の中心人物になっております。そして、その後に松江市地域省エネルギービジョンを策定いたしました。ここのメンバーは、この市民会議の中の地球温暖化防止に向けた取り組みをしているメンバーが入っております。  ということで、まつえ環境市民会議でございますが、全体事業ではいろいろと活動しております。中の専門部会なんですが、水と緑のまち部会、循環型のまち部会、そして地球を思いやるまち部会、こちらの方が私の方なんですが、あと環境を学び行動するまち部会というのがあります。私の方は、この地球を思いやるまち部会の部会長もあわせてさせていただいております。  こちらの部会では何をしたかというのを、まず御説明をさせていただきます。  昨年度の主な事業でございますが、まず最初にグリーンのカーテンと簾大作戦、これは昨年度、県議会の中でも出てきたということをお聞きしております。そして、キャンドルナイト、それと環境パネル展、環境家計簿等普及と啓発活動、あとエコドライブの推進と街頭啓発活動等を行いました。  詳しく一つずつ御説明をさせていただきます。  まず、グリーンのカーテンの方なんですが、CO2削減、松江市内にグリーンのカーテンと簾大作戦事業を展開いたしました。こちらは、実は我が家なんですが、堀川遊覧船の沿岸にすだれをつけてCO2を削減しようということで、17カ所設置をさせていただきました。あとゴーヤなんですけれども、グリーンのカーテンです。これは、実はこの事業というのは、19年度県民との協働による島根づくり事業というので採択していただきまして、こちらの補助金を使いましてさせていただきました。そのときに県の農業試験場の方に御相談しまして、私のようないいかげんな者でもどうやったら繁茂するものがあるかっていうことで御相談いたしましたら、ゴーヤがいいんではないかということで、ゴーヤをさせていただいております。ゴーヤの場合は、害虫がつきにくいということと、水さえやってれば一応成長するということで、繁茂率が非常にいいんです。ということで、モデル事業ということで公民館25カ所、あと保健所とか環境センターとか、多久の湯とか、そういったとこで29カ所ゴーヤを設置させていただき、データをとらせていただきました。ここに書いてますように、曇りの日でも2度はカーテンのある部屋とない部屋では違います。ということの実験データが出ております。きょうお配りしております資料、こちらの方にそういったことが書いてございます。ちなみに写真はこの写真ですね、表面は。開いてみられるとこういった、公民館の場合、8月21日、こういう日でもこういうふうに1.5度違ったということが報告されております。やっぱり直射日光が当たらないように遮断をするということが、特に10センチ離して遮断するということが、空気層ができるので非常に効果が上がっております。  グリーンのカーテン、簾大作戦の効果、何があったかというと、まず今言ったように直射日光を遮ってCO2の削減につながったということで、先ほどの写真にあった生馬公民館ではクーラーを使う必要がなかったということを言われております。そして、見た目が涼しかったということです。それと、やはり収穫物がある、最後はもうゴーヤがいっぱいになって、もうゴーヤ見るのも嫌だと言われた公民館もございました。結構これ、収穫物のできた中で、公民館祭りでいろいろとゴーヤを使った料理をされて、これも一つのパフォーマンスになったと言われております。あと交流ができる、家族間の交流とか、去年は公民館事業でしたので、公民館内での交流ができたということが言われてます。そして、会員の意識向上ということで、昨年度、このゴーヤのグリーンのカーテンっていうのが私たちのまつえ環境市民会議の主要事業でございましたので、会員の意識向上が図れました。特に島根県地球温暖化防止活動推進員っていうのが県内に118名、松江市には41名おります。この41名というのは、各公民館に1名以上おりますので、推進員と公民館との連携が図れました。  続きまして、キャンドルナイト、「~でんきを消してスローな夜を!~」ということで、こちらの方は写真をこうやって見ていただいたらよくわかるんですが、環境省が提唱してますCO2削減、ブラックイルミネーション、それからスローな夜をということを提唱してますキャンドルナイトですね。それに呼応してさせていただいてるんですが、平成17年には、これはキャンドルナイト実行委員会と合同開催をしております。松江城山の大手門を入ってすぐの馬溜りで開催しております。平成17年には、ちょうど松江市が合併しましたので、松江市内の新地図を描きました、このキャンドル2,000個を使いまして。平成18年にはラムサール条約に登録したということで、県のラムサール担当の自然景観課と一緒にラムサールの絵を描きました。特に白鳥の絵ですね。昨年度は開府400年ということで、松江城の絵を描いております。これは電気を消した松江城の下で松江城の絵を描いたということになります。見ていただくのは2階、階段上がってすぐのところ、鉄砲とか弓矢窓から覗いていただくんですけれども、そしたらこういった絵が見られるということになっております。  続きまして、環境家計簿です。これは、今まではふれあい環境財団さんがやっていらっしゃった環境家計簿でございます。これを皆さんに普及啓発をしておりました。  そして、エコドライブの推進活動ということで、これも昨年、島根県の環境政策課が開催されましたエコドライブ推進にあわせまして、JAFさんの方にもお願いして、こういった講演会をさせていただきました。その後に松江サティの方に出かけてチラシを配布し、実際には宍道にございます宍道の森の番人グリーンマンも参加してチラシを配らせていただきました。  実際に私も県の方のエコドライブの運転免許証でされた分に参加したんですが、実はやってみる前とエコドライブ講習会受けてから実際乗ってみた場合、35.1%削減しました。いかにエコドライブが必要かということがよくわかりました。  続きまして、これはちょっとおまけなんですが、環境講演会ということで、市民会議に向けて私が地球温暖化防止に向けた話をさせていただいております。  ということで、今年度の主な事業でございますが、昨年度は公民館とかのグリーンのカーテンでございましたので、今年度はまつえ市民会議会員の事業所、団体、個人宅で開催しております。あと公民館は引き続きです。あと松江市の幼稚園と保育園、そして松江市民大学の環境カレッジ受講者の方の御自宅にも苗を配付しております。こちらの事業は、ふれあい助成金を使わさせていただく予定でございます。  あとキャンドルナイトまつえ、今年度は6月21日、夏至の日です。あと7月7日、洞爺湖サミットにもキャンドルナイトということが環境省から言ってきておりますので、今年度はキャンドルナイト、6月21日は松江城でみんなでやろうと、7月7日は皆さんの家庭でキャンドルナイトを進めていただきたいということを言っております。  あと環境パネル展、6月の環境月間にあわせましてさせていただきます。あとのパネルは、各公民館の公民館祭り等で開催していただこうと思っております。  そして、松江版のエコライフチャレンジしまねでございますが、今までふれあい環境財団がされてた12カ月、1年間通して、なかなか啓発しても普及ができませんでしたので、今年度はこのグリーンのカーテンを設置してる3カ月に限りまして、松江版のエコライフチャレンジしまねというのを3カ月間取り組もうと思ってます。この取り組みによっていかにCO2削減ができたかというデータをいただこうと思っております。  それと省エネナビ設置と集計っていうことで、省エネナビって皆さん御存じないと思いますが、こちらのページの一番後の裏の方にちょこっと載っておりますが、実はこれ、配電盤につけるものなんですが、配電盤につけることによって家の電気代がどのように推移しているか、CO2がどのように出てるかっていうのがわかります。これは1年間のデータがずっと集積してますので、データ回収することによって1年分のデータがわかります。もちろん昨日の分も、1週間前も、1カ月前もすぐグラフになって出てきます。  松江市は、経済産業省の外郭団体であります財団法人省エネルギーセンターの省エネモデル校事業っていうので、松江市内の小・中学校がすべてモデル校をやっておりました関係で、この省エネナビというのが実はございます。使われておらず眠っているので、これを今、活用させていただいております。  そして、エコドライブの推進と街頭啓発活動ということで、これは今年度はそれこそ今お話しした省エネルギーセンターからの補助金をいただいて推進しようと計画しております。  ということが、主なまつえ環境市民会議の取り組みでございます。ということで、以上で終わらせていただきます。 88: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  ただいま石原副代表からまつえ環境市民会議の取り組みについてお話を伺ったような次第でございます。せっかくの機会でございますので、委員の皆様方と意見討論をお願いさせていただきたいと思います。何かございましたらお願いいたします。  大屋委員。 89: ◯大屋委員  ちょっとお伺いいたしますが、これは19年度事業で予算はどのぐらいですか、概算でいいです。 90: ◯石原副代表  全体予算。 91: ◯大屋委員  全体の予算。
     それと、窓口が松江市のいわゆる環境企画課というか、市長さんもかなり御熱心でという御発言でございましたから、松江市の企画課内にこの窓口があるというか、事務局ですね。そうしますと松江市、行政の方がかなりこのまつえ環境市民会議に力を入れておられるんじゃないかなという感じ、持つんですが、今ちょっと御説明で。市からの補助金が出とると思うんだけども、その中のどのぐらいが松江市から補助金が出とるのか、そこの辺の活動状況を。事業報告はわかったんですが、予算面でちょっとその2点ほどお伺いしたいと思います。 92: ◯石原副代表  きょうは事務局長が一緒に来ておりますので……。 93: ◯絲原委員長  それじゃあ、お願いします。 94: ◯長谷川事務局長  事務局の長谷川でございます。よろしくお願いいたします。  総予算でございますけれども、アバウト407万円というのが全体の予算額でございます。このうち松江市から補助をちょうだいしておりますが、これが平成19年度の第1次予算で276万円というぐあいになっております。  以上でよろしいですか。 95: ◯絲原委員長  大屋委員。 96: ◯大屋委員  はい。そうしますと、全体の予算の6割、半分以上は松江市さんからの補助だという、276万ちゅうことだと思いますが、そうしますと、まつえ環境市民というふうに名前がついてますから、皆さんの活動、会員の活動状況と、それから松江市に対してのそういう事業報告っていうのはきちっとされる義務があるんじゃないかなと、そこの辺の行政に対しての報告事項っちゅうのはどのようにされてますか。予算の執行状況も含めて、その辺ちょっとお伺いいたしたい。 97: ◯長谷川事務局長  座ったままで失礼いたします。  年に1回、総会を開いておりまして、ことしも4月にやりましたけれども、総会の席で全体の予算の承認をいただいておりますし、事務局の中に市役所職員も実際問題として入っておりまして、市と連動で運営しておるわけでございますので、全くガラス張りの状態でやっております。  事業の遂行に当たっても市の支援をいただいておりますし、それから予算の執行についてもきちっと市と協働で中身を検討しながら進めておる状況でございます。もちろん独立した監査もやっております。 98: ◯大屋委員  いわゆる行政と、民間と、市民と一体となってということですか。 99: ◯長谷川事務局長  そういうことでございます。 100: ◯大屋委員  それが一つの主なふれ込みで実施されておると、こういうことですか。 101: ◯長谷川事務局長  そういうことでございます。それで、行く行くは、将来的には会費収入、会員さんの会費でもって民間サイドでやっていこうということをねらいとしてやっておりますけれども、なかなか会員の獲得が思うように進んでおりませんが、それでも遅々としながらも確実にふえておりますので。そういうことでございます。 102: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。 103: ◯大屋委員  はい。 104: ◯絲原委員長  ほかにございませんでしょうか。  珍部委員。 105: ◯珍部委員  このグリーンのカーテンについて伺いたいんですが、ゴーヤが一番適していると農業試験場さんの方からアドバイスがあったということなんですが、これはゴーヤ以外で何か、ほかの植物でやってみるケースっていうのはあるでしょうか。 106: ◯石原副代表  実は、文科省の方で進めておられるのが、今、アサガオなんですけれども、やっぱり今回、収穫物があるというのが一番の理由でゴーヤを選ばせていただきました。 107: ◯珍部委員  キュウリはいけんですか。 108: ◯石原副代表  葉っぱがそんなにまで……。成長率とか、害虫がつくとかっていう、やはりいろんなことがありまして、ゴーヤが一番適してました。ただ、温度が、気温がある程度、二十二、三度にならないと芽が出ないということで、最初、苗の段階ではちょっと管理をさせていただいておりますが。 109: ◯珍部委員  虫が出たりとか、そういうデメリットはないですか。 110: ◯石原副代表  全く害虫がつかないんです。 111: ◯大屋委員  葉っぱも苦いかね。 112: ◯絲原委員長  まだありましたか。 113: ◯珍部委員  いえ、大丈夫です。 114: ◯絲原委員長  どうぞ。 115: ◯尾村委員  私も松江市民でございます。お世話になっております。  この会議ができてから1年ちょっとたったという中で、19年度の事業、いいと思うんです。やっぱり1年間でいろんな事業をやられてるというふうに思います。  それで、この会議が、私は発展願いますし、発展する可能性が十分やっぱりあると思うんです。その点は、役員体制の中で農業団体、すなわちここでいえばくにびき農業協同組合が入ると、それから青年会議所さんも入ると、または町内会や自治会、連合会、老人クラブが入ると、公民館も入っている、森林組合も入ってる。ですから、言ってみれば農業、そして商工業団体、そして地域の団体、一定、松江市の全体動かすところの重立った核なる団体というのは入ってるわけですよね。そして、この中には連合婦人会さんも入ってるという点で、先般も県の連合婦人会さんからCO2の問題等でこの委員会で話聞いたんですけど、女性パワーのすごさという点は私は感じたところです。  まだできてから1年ですから、これからどんどんどんどん今、発展過程にあると思いますけれども、なかなか上のところが入ってるんだけども、これからずっと構成員のところまで浸透していくという過程に今、あるんじゃないかなというふうに思うところですけれどもね。ただ、しかしながら団体のトップのところはやろうとなってるわけで、ここのところが強力に、市と一緒に一つの事業を推進していこうということでぐっと行けば、かなりの広がりがつくれるだけの団体としての素地があるというふうに思いますけども、そこのところは今どういうふうに、今後の発展目指して、市民会議さんの方は、先般、総会もされたようですので、総括をされてるのか、この点についてお聞かせください。 116: ◯長谷川事務局長  先ほど副代表の方から御説明をいたしましたように、設立の時点で環境を考える市民の会がまず入っている、市民が入っている、それから平成15年には環境をつくる企業の会のメンバーが入っておる、それからそれをもとに環境基本計画を市が策定をいたしまして、これに基づいて我々の組織ができたわけでありますけれども、我々と民間の方は、さっきお話にありましたように、公民館や学校、教育者が入っておりますし、企業の方は環境をつくる企業の会のトップが、個名を出して大変あれですけれども、山陰合同銀行の古瀬頭取、お願いしてますし、マスコミの例えば中央新報さん、それからTSKさんの両企業のトップも幹部としてお入りいただいておるわけでございます。ですから、一般に企業や民間の主導的な立場の人は皆さん入っていらっしゃる、重立った方は入っていらっしゃるわけですが、おっしゃるように個々の会員さんの数が思ったようにまだふえておりませんで、それを公民館、それから教育関係の施設を通じましてこれから地道に、このゴーヤの例がありますように草の根の運動を進めていこうというふうに思っておりますので、これからすそ野が広がっていくというふうに期待をしているところでございます。 117: ◯尾村委員  それで、もうこの中にいろいろ事業としては取り組んでおられるかもしれませんが、済みません、私も勉強不足で。環境教育が今、非常に強調されてますよね。ですから、このゴーヤつくったりとか、それから環境全体でいえば宍道湖に対する流入河川なんかで、これは小学校、中学校が水質調査やってますよね。そういうこともあると思いますので、この市民会議の中に、どうでしょうか、例えば教育委員会なり、または学校なりが加わってるのかどうかちょっとわかりませんが、加わってもらって、子供たちの間のところからのCO2削減というか、環境を守っていくという意識醸成ができればより一層広がっていくような気がしますけども、教育委員会との関係ではいかがなものでしょうか。 118: ◯長谷川事務局長  これは、教育委員会については、個々の事業遂行に当たって協力をお願いしている段階でございまして、教育委員会とはそういう形でやっておりますが、学校の現場とは校長先生方、あるいは保育園の園長さん、そういった方とはこれも緊密に連絡をとって動いておるつもりでございます。 119: ◯石原副代表  会員の中にも教育者、学校の先生が入っておりますので、個々に今、活動していただいている状況でございます。 120: ◯尾村委員  給食なんか今、松江市なんかどうしてもセンター方式になったと。しかし、保育園なんかでは自分のところの調理でつくってるところなんかあったりしますよね。だから、学校なんかでもそれこそ松江市ゴーヤ学校じゃないけども、ゴーヤを学校でだっとつくって、それを自校給食じゃないけども、センターに持っていくとか、保育園なんかでも子供たちのお昼に出るとかいうようなことがなるともっともっと広がるかもしれませんですね。  わかりました。 121: ◯長谷川事務局長  おっしゃるとおりです。この前、ゴーヤの苗をお配りいたしましたけれども、配るときに一緒に松江市がつくりました子供たちの学校給食をもとにしてつくった肥料、堆肥ですね、これをつけて会員の皆様にゴーヤの苗をお配りしたということもございまして、そういう形でいろんな方の参画を促しておるところでございます。 122: ◯石原副代表  それとあわせまして、昨年のゴーヤを取り組むときに学校の方にも、教育委員会にお話に行きましたが、今、学校現場では見通しがよくないといけないっていうことで、今回の目的が繁茂という、グリーンのカーテンで遮るというのが目的でございましたので、今年度は家庭で取り組んではいただいておりますが、そのうち学校現場でも取り組んでいただけるようにとは思っておるところでございます。 123: ◯絲原委員長  どうぞ。 124: ◯加藤副委員長  今、市民会議で活動しておられますけど、この中にも県との連携を保ちながらというような話があったんですけど、そういう会議の方々から逆に我々に、県ないしこの議会にどういうことをやって、期待されるのか、期待はないのかどうかわかりませんけども、どういうことを望まれるかなと思って。それが我々また勉強にもなると思いますので、何かございましたら。 125: ◯石原副代表  私、家庭部会に所属してまして、幹事でございまして、温暖化対策協議会というのの必要性って非常に感じておりました。まつえ環境市民会議も徐々にそういうふうに、事業者、行政、市民と一体になってできるという、やっぱりその立場って非常に重要だと思っておりました。まだ県内にはそういったものがないっていうのが一番問題でして、早くそういった会を立ち上げられないと温暖化対策が進まないと思ってます。特に、私個人の話なんですが、島根県地球温暖化防止活動推進員118名おりますが、みんなそれぞれがピンなんですよ、1人なんですよ、県で連携して何かするっていうことではないです。やっぱりできれば県の方でそういった温暖化推進員さんがいらっしゃるっていう、もっと持ち上げていただくとか、もっとその方たちの活用とかっていうことをしていただけたらなっていうのを常々県の方にも言っておるところなんですけれども。 126: ◯絲原委員長  あるいはまたこの次の、途中でお伺いしますので。  118名ですか。 127: ◯石原副代表  118名ですね。 128: ◯糸川所長  はい、そうです。 129: ◯絲原委員長  118名いらっしゃるようでございます。 130: ◯絲原委員長  どうぞ。 131: ◯和田副委員長  すばらしい取り組みをしてらっしゃるので、大体そういうところの核になるのは女性が大体、それも地元の女性じゃなくて、よそからお嫁さんに来られてる……。 132: ◯石原副代表  いや、私ぢげです。 133: ◯和田副委員長  ああ、そうですか。女性がやっぱり、周りが活躍をされるような雰囲気にするというものはまたすばらしい、大切なことなんだけども、女性ですわ。やっぱり女性がどんどんどんどんひっぱっていくと物事が前へ転んでいくわけです。そういう女性がどんどん活躍できるようにおだてたり、すかいたり、上手を申し上げたり。この感情は大切だよ、男は後からついていくもんだよ。  さっき言われた118人というものは、やっぱりいわゆる核になる人たちだと思うんです。そういう人たちがやっぱり広げていく、これが大切だと思うんで、言われるのは松江だけじゃなくて県下にということですね。勉強になりました。ありがとうございます。 134: ◯長谷川事務局長  ちなみに、4つの部会がありますけれども、4つの部会の3つが女性の部会長さんであります。そのお一人が石原さんということでありますので、女性パワーが非常に強い組織だというふうに認識しております。 135: ◯石原副代表  ところが、部会員は男性が多いんですよ。
     やっぱりこうなると男女共同参画なので、みんな一緒にやっております。 136: ◯絲原委員長  特に今後の一番大きな環境問題はやっぱり意識啓発、問題意識、特に余り男女の区別、差別するといけませんけども、男は今、ついていくじゃなくて積極的にやっていくかでかかってくるじゃないかと思いますけど。 137: ◯石原副代表  特にごみに至っては男性は、これは女がするもんだと思われるんですが、逆でございますので、ぜひごみを率先して考えていただけたらと……。 138: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。               (「はい」と言う者あり) 139: ◯絲原委員長  そうしますと、石原副代表さん、また長谷川事務局長さん始めまつえ環境市民会議の皆さん、本当にお忙しいところ、ありがとうございました。  本日お聞きいたしましたことを政策提言の方のまとめに生かしてまいりたいというふうに思っているような次第でございます。本当にお忙しいところ、ありがとうございました。                  〔休  憩〕 140: ◯絲原委員長  それでは、再開をさせていただきます。  ほんなら本日の参考人さん、事務局から御紹介ください。 141: ◯事務局(新出書記)  そうしますと、2番目として、三瓶フィールドミュージアム財団の方から糸川所長さんにお願いしております。  先ほど松江市の地域協議会としての位置づけのまつえ環境市民会議さんを紹介させていただきましたけれども、いわゆる地球温暖化防止対策の推進に関する法律の中に、都道府県にセンターをという条項がございまして、先ほど話が出ました地球温暖化推進員さんの支援や普及啓発の企画を担っておられるのがセンターでございます。昨年まではふれあい環境財団21の方で事務局を持っておられましたけども、ことしからは三瓶フィールドミュージアム財団の松江事務所の方でセンターを持っておられます。以上であります。 142: ◯絲原委員長  皆さん、おなじみの糸川さんでございますけど、大変お忙しいところ、時間を割いてお出かけいただいております。  それでは、早速お願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 143: ◯糸川所長  三瓶フィールドミュージアム財団松江事務所の糸川でございます。  きょうは、こうして、県の地球温暖化防止活動推進センターが取り組んでおります業務の説明機会を与えていただきまして、まずもってお礼を申し上げたいと思います。  多少の経過を申し上げたいと思いますが、お手元の資料の……。 144: ◯絲原委員長  どうぞおかけになってください。 145: ◯糸川所長  よろしいでしょうか。失礼します。  お手元の資料の冒頭のところにも書きましたように、1999年に地球温暖化の推進に関する法律が施行されまして、県でもこの法律を受けまして2001年に法の目的を果たす公益法人として、先ほどもありましたように、財団法人島根ふれあい環境財団21というのが県の地球温暖化防止活動推進センターに指定を受けまして、全国では10番目でございましたが、このセンターが温暖化防止に関するさまざまな活動を行ってきたところでございます。  そして、御承知のとおり、この3月31日にふれあい環境財団が県の外郭団体の見直しによりまして解散をいたしまして、4月1日から三瓶財団が引き継いだわけでして、三瓶の財団では、専門で環境業務を行います松江事務所をいきいきプラザ島根の2階、ここは従来ふれあい環境財団があったところですけれど、そこに新たに松江事務所を開設いたしたところでございます。  現在、正規の職員3名、臨時が2名、計5名で事務所をスタートいたしまして、職員も私を含めて4人が新人でございますし、それから隣におります野崎という職員がふれあい環境財団から引き継いでおりますが、いずれにしても早く軌道に乗せるべく頑張っておるところでございます。  早速ですけれど、資料によりまして、三瓶の財団の、とりわけ温暖化防止活動推進センターが取り組んでおる事業概要を説明をさせていただきまして、最後に取り組みの成果や問題点を述べさせていただきたいと思います。  まず、事業の概要でございますが、大別するとIの地球温暖化対策と、IIの環境保全対策の2つに分かれますが、相互の乗り入れといいますか、連携をしておりまして、一応の分類とお考えをいただけたらと思います。  初めに、Iの1の温暖化防止活動推進センターの運営でございますが、(1)にあります県の地球温暖化対策協議会の事務局と、それから(2)におきます協議会の家庭部会の事務局をあわせ受け持っておるところでございます。  協議会は、会長が吉川元島大の学長に務めていただいておりまして、ごらんの事業者、家庭、行政、この3部会の構成となっております。本県における温暖化対策の総合窓口として推進大会、あるいは講演会、県民への広報、こういったことを行っておるところでございます。  そして、(2)の家庭部会でありますが、これは消費者といいますか、県民あまねく一般家庭におきます温暖化対策を受け持っておりまして、次の2ページのところにありますが、裏ですが、エコライフチャレンジしまね。これが家庭で使う電気とか、ガスとか、油とか、こういう使用量をチェックいたしまして環境家計簿の記帳診断をするということで、家庭から記帳の結果をお送りいただければ、診断結果をしてコメントをつけて、それから節約の情報等を加えて送り返すという事業でございますが、詳しくはお配りいたしましたこのグリーンのエコライフチャレンジしまね参加大募集、この資料をまたごらんいただけたらと思います。  こうした診断事業とか、いろんな県民運動、特にこの資料のイに書いておりますが、例えば1)の、買い物をするときにレジ袋を断るというマイバックのキャンペーンとか、燃費がいい車に乗りかえていただいたり、あるいはアクセルのスタートをゆっくりしていただくとかアイドリングストップ、こういったことを心がけていただくエコドライブキャンペーン、それから白熱球を蛍光灯に変えたり、冷蔵庫とかエアコン、こういったものを省エネタイプに更新する、こういう省エネ製品普及キャンペーンなどを県民総ぐるみで取り組んでいただけるよう強調月間を設けまして、そしてまた、誘い水でありますが景品をつけたりいたしまして運動の波及とか浸透を図っておるところでもありますし、今後もそうして強化をしてまいりたいというところでございます。  それから、(3)と(4)のところですけれど、県内各地に温暖化防止活動推進員と、石原副代表のときにも話がございましたが、現在、知事から118名の推進員が委嘱されておりますが、この推進員に対する資質向上のための情報の提供とか研修会の企画とか、そういったものを実施いたしましたり、(4)ですが、国とか各都道府県、ちなみに鳥取と徳島の2県はまだ県の推進センターが結成されておりませんけれど、全国各都道府県との連携とか交流もやっておるところでございます。  次に、この2ページの下の2番目ですけれど、一村一品知恵の環の事業の実施でございますが、これは昨年度からの環境省から委託された事業として行っておるものでございまして、県内各地で積極的な温暖化防止活動を掘り起こして、そうした取り組みをモデルといたしまして県内、そして全国に広く紹介し、活動の場を広げようとするものでございます。  ちなみに昨年度はNPO法人などから6件の応募がございまして、昨年末にはその中から松江市の上乃木2区自治会連合会を県代表に選定をいたしまして、ことしの2月の全国大会ではそこが優秀賞に輝いたところでございます。今年度も7月から募集をいたす予定ですけれど、たくさん応募があることを期待をいたしております。  資料が古くて申しわけありませんが、その分がお手元のこの資料に、こういう形で昨年やった事例を広報をいたさせていただいておるところでございます。  それから、次のページのしまねCO2ダイエット作戦の実施でございますが、これは今年度からの新規事業で、企業側からCO2削減の取り組みを県民で今度は応援をしていこうというものでございますが、これにつきましては午前中、どうも環境政策課の方から説明があったようですので、重複は避けたいと思います。  続きまして、大分類の大きなIIの環境保全対策でありますけれど、まず環境保全活動の推進支援ということですが、石見部での活動ネットワークを強めるというために益田のNPO法人、名前をコアラッチというふうに申しますが、この団体と連携をいたして事業展開を図ったり、(2)に書いておきましたが、環境情報の収集とか、あるいは県民への発信、そして提供、こういったこと、そして(3)にあります、これは県内に12名の環境アドバイザーという者を委嘱をいたしまして、県民の環境意識の向上とか地域ボランティアの育成指導ということで各地の会合、あるいは指導等に出かけていただいておるところでございます。  それから、2番目の環境普及啓発事業の実施としては、(1)でございますが、県内の全小学校の児童を対象にしまして夏休み期間中における省エネ実践活動に取り組んでもらうということで、もったいない生活日記コンクールという名称で日記をつけていただいて、そこに対して優秀な者をまた表彰するというような形、それから(2)にあります石見銀山を環境学習教材としまして、それを活用するということで、本県オリジナルの環境学習事業を実施しております。  それから、(3)にありますように一般県民、不特定多数、毎年数千人規模を対象といたしまして、環境保全とか温暖化防止のイベントを毎年1カ所で開いておりまして、今年度は10月の25から26日に三瓶で予定をいたしておるところでございます。  それから、4ページの活動支援・助成事業でございますが、これもお手元にこのふれあい環境助成金という募集がある、こういう資料を用意させていただきましたが、県内で自主的に環境保全活動に取り組んでおられるボランティア団体とかNPO法人などに対しまして助成金を出しておりますが、団体で50万、それから法人で300万を限度として、総額1,600万円の予算規模で助成を行っておるところでございます。今年度は5月の16日、先般、募集は締め切りまして、これから審査を行って、6月の末には決定をする手はずで進めておるところでございます。来年度も大体この予定で募集を考えておりますので、委員の皆様方でも、地域でそういった団体があれば、またPRもいただければありがたいと思っております。  最後に、IIIの取り組みの現状と課題について、国の段階は別にいたしまして、県レベルの段階でどうなのかということを述べさせていただきたいと思います。  1点目は、温暖化対策の実践なり行動をすることには、いまだ県民あるいは企業、それぞれ大きな温度差が出ておるということで、出ておるというか見られるということでございます。  御承知のように今、温暖化対策は世界的な問題でありますが、本県におきましても行政とかNPO法人、こういったところによりまして啓蒙とか、あるいは関連事業の取り組みがなされておりまして、温暖化の知識とか意識、そういったものは高まってきておるというふうに判断をいたしております。しかしながら、例えば温暖化防止活動に積極的に取り組んでいらっしゃる県内の家庭からしますと、先ほど石原副代表のときにもありましたように、家庭部会の会員数で県下では約8,300世帯というふうに今、登録がありまして、県内の総世帯数の25万世帯からいたしますと約3%強ぐらいの数字でございまして、やはり現状では温度差があると言わざるを得ないというふうに思っております。お互いといいますか、わかっちゃいるけどなかなか今の生活スタイルが変えられないというのが、まだ意識どまりで、行動までつながらない現状にあるというふうに考えております。  今後、グループとか団体を挙げての取り組みで、例えばさっきのまつえ環境市民会議、こういったような集団での取り組みを強めていくということが一層重要なことかなと思っておるところでございます。  それから、2点目ですけれど、そうすれば県民総ぐるみでの取り組む、より有効な方法といいますか、手だてとしてどんなことが考えられるかということでございますが、その方法としてはやはりマスコミなどで視聴覚に訴える取り組み、啓発活動を継続的に続けていくことが大切ではなかろうかというふうに考えておるところであります。  最近では法人とか企業、こういったところで環境保全活動が盛んになってまいりました。環境活動をやらないと企業のイメージダウンになる、あるいはやらない会社が取り残されると、こうした社会機運も生まれてきた状況にございまして、こうしたこともこれまでの社会教育活動とか、あるいはマスコミ、メディア等によりますPRによって住民意識が高まったからだというふうに思っておりまして、今後ともこうした取り組みが不可欠なことと考えておるところでございます。  また、今のこの温暖化防止なり環境保全活動が広域的な性格が非常に強いということで、さらに、今現在、早く効果を出していくという必要があるということから考えましても、今後、当分の間は引き続き行政が中心となって進めていかないと、なかなか成果は上がりにくいというふうに思われる状況にございます。  そのときに、今度は行政がどうすればよいかということを考えますときに、1点目は環境活動をだれもが取り組まねばならないような仕組みをつくることということと、2つ目は環境破壊にならないように規制をかけるというようなことが効果が上がる方法ではないかというふうに思っております。  具体的には、そこにも書きましたが、今取り組んでおる温暖化対策事業を強化いたしまして一層の意識と行動への誘導を図ったり、子供たちにも環境教育を強めて全世代とか、あるいは県民総ぐるみで住みよい環境づくり活動をしていくということがあろうと思いますし、もう一つはごみ、あるいは家電のリサイクル法、あるいは排ガス規制、こういった現在の規制を多少でも強めるとか、あるいは新たに環境税のようなものを設ける、あるいはどこかでもう既にやっておりますが、レジ袋を有料化すると、こういったことなど、いろんな方法が考えられるところでございます。  それから、最後にもう1点ですけれど、意欲的に取り組んでいただいておる地域の方々、あるいは団体が活動する際の悩みが初期投資とか運動資金の確保、こういったことでございまして、皆さん方からの資金的な支援の要望が強いものがございます。具体例で申しわけありませんが、先ほどの4ページの一番上のところの3で説明しました助成金でも事業費の自己資金分の確保とか、あるいは助成対象期間が最高3年でございまして、地域や、あるいは市民リーダーも含めましてなかなか活動の継続性とか、あるいは広がりに少なからず問題を起こしておるものというふうに考えております。  先ほども申し上げましたが、環境活動が広域的な性格の強いことなり、あるいは行政としても早く効果を出して目標を達成していくには、彼らに何らかの形でも資金的な後押しがいただけるなら、温暖化対策もさらに進むんじゃなかろうかというふうに考えておるところでございます。  以上、いろいろ申し上げましたけれど、松江事務所におきましては、いかに県民浸透を図って行動を誘発していくかということだろうというふうに考えておりまして、その旗振り役を私どもが一層頑張らなければならないいうふうに今、みずからも叱咤激励をしておるところでございます。  委員の皆様方にも一層の御指導、御鞭撻、そしてここにおいでの皆様方にも温暖化防止の行動、できることからしていただけるものならお願いをさせていただいて、概況説明にかえさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 146: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  それでは、これから意見交換に入りたいと思います。  ちょっと私からですけど、県の地球温暖化対策協議会の事務局がおたくですね。家庭部会の事務局と両方持っておられるということですか、再度、確認を。 147: ◯糸川所長  そうです、両方持ってます。 148: ◯絲原委員長  事業者部会は今、今度の中小企業団体中央会へ入って、行政部会はどこにあるんですか。 149: ◯槻谷課長  県で、部会長は副知事になります。 150: ◯絲原委員長  何かございますか。  尾村委員。 151: ◯尾村委員  結局、聞いとって、いわゆる温度差があると。これはそうだと思うんですね、今、これからせにゃいかんのでね。それで、温度差が生まれる原因っていうのは多々あるんでしょうけども、やっぱり一つには、基本的には地域で取り組まないけないことだし、家庭で取り組まないけない、小さいところからずっとこう広がっていかないけん行動だと思うんで、市町村の責任をどうのこうの言うつもりはないんですが、認識の問題として当然全県カバーするセンター的なものは県の環境政策課が持つし、糸川さんとこのセンターが持つわけですけども、そこから、言ってみれば市町村との協議なり統一歩調なり呼びかけていかないけませんわね。だから温度差が生まれる一つの大きな要因という点では、やっぱり市町村間の取り組みの強弱じゃないかというふうに思いますが、そこんとこは認識としてはどうなんですか。 152: ◯絲原委員長  どうぞ。 153: ◯糸川所長  今、尾村委員のおっしゃるのは、行政部会が各市町村に市町村協議会を立ち上げるということで働きかけておりまして、もうあと何団体か、結構もう大分立ち上がったところでございます。それで、あと残ったところにつきましても、ここ一、二年で立ち上がるというふうに聞いております。行政部会が今、中心になって、当然私どももやってる。今のいわゆる市町村行政の取り組みの中では、先ほど行政部会、この3つの中で行政部会が中心となってやっていただいております。 154: ◯尾村委員  ですから、それはわかるんですよ。その協議会、立ち上げて、行政部会が動いていくわけですけれども、やっぱりみんなどこに住んどるかといったら、その地域に住むわけですわね。地域に住んで、行動を起こすわけですよ。企業なんかだったら、そこの従業員さんなんかは企業人の1人としてやるわけだけども、実際身近な生活の拠点の場っていうのは自分の住んでる地域にあるわけで、その住んでる地域の市町村のイニシアなり、広報なり、協力依頼なり、または講演会やったりとか、そういうことがないと、少ない地域はやっぱりそうじゃないかなというふうに、率直に私は思うんだけど、どうでしょうかね。 155: ◯絲原委員長  どうぞ。 156: ◯糸川所長  確かにおっしゃるとおりだと思います。市町村によって、先ほど例えばまつえ環境市民会議の話がございましたように、取り組みのいいところは、具体例を挙げて申しわけないですけど、松江市さんなんかは非常に取り組みがいいですし、それからあと奥出雲とか、点々と益田とかあるわけです。必ずしも悪いところ、悪いと言うと語弊がありますけど、これからの取り組んでいただく、もう少し力を入れて取り組んでいけばありがたいなというところもございます。 157: ◯絲原委員長  どうぞ。 158: ◯尾村委員  ですから、県民的な環境を守る活動を展開していくためには、私は、県なりセンターが大いに旗振ると同時に、やっぱり市町村に対しての県やセンターがやるべきことっていうのは適切な助言なりアドバイスを強化するということだというふうに思うんです。  それで、何点か具体で聞きたいのは、一つは助成事業もメニューとして準備してありますね。1,600万の予算だと、今度、助成対象先、もうすぐ決めると、こうなってるわけですが、これどうですか、申し込み状況はどのくらい、ボランティア団体とNPO法人なり、それから企業からも申し込みが来てると思うんですが、これどのくらい来てるんですか、今。 159: ◯絲原委員長  どうぞ。 160: ◯糸川所長  法人が今、3団体、それからいわゆるグループというか団体が50前後。それで、総額からしますと1,300万ぐらいの応募があっております。 161: ◯尾村委員  なら、予算内なんですね。 162: ◯糸川所長  内でした。 163: ◯尾村委員  ちょっと寂しいような感じがしますわね。
    164: ◯絲原委員長  どうぞ。 165: ◯糸川所長  ちょっと、おっしゃると、そういう感じはありました。 166: ◯尾村委員  ですね。わしも出さよかったな、それなら。いえいえ、済みません。 167: ◯糸川所長  ただ、もう一つ。先ほども申し上げましたように、なかなか自主財源が必要だということとか、それからこの助成金は立ち上がりっていうか、ホップ・ステップ・ジャンプっていうか、3年間に限って助成をしておるもんですから、そういったちょっと制約があるということはやっぱり向こうはちょっと、相手方ですね、希望される方にとっては困った内容だというふうにもあると思うんです。 168: ◯尾村委員  委員長、済みません、最後です。 169: ◯絲原委員長  どうぞ。 170: ◯尾村委員  この環境家計簿は、これは手軽にパソコンでできるわけですね。メールなりで送っていくと、診断結果が返ってくるということですね。これはどのくらいの利用者がありますか。 171: ◯絲原委員長  どうぞ。 172: ◯糸川所長  今、配布しておるのが約4,000戸、4,000人っていっておる、4,000家庭。それからウェブ版っていうか、いわゆるインターネットを使っておられる方が約130ぐらいだそうです。 173: ◯尾村委員  配布っていうのはこれですか、大募集で募集配布ですか。 174: ◯糸川所長  いや、やっておられる環境家計簿をこちらから送り返すということです。 175: ◯尾村委員  つけておられるのが。100ちょっと、160。 176: ◯糸川所長  それはインターネットが。それから、郵便で今の送り返すのが約4,000ぐらいあるということです。 177: ◯尾村委員  そうですか。 178: ◯絲原委員長  どういうふうな方がされるんですか。やっぱり婦人会さんとか、ああいうふうな方たち。  どうぞ。 179: ◯糸川所長  そうです。これは募集をかけておりますので必ずしも、何ていいますか、大体婦人会とか、それから松江でいえば環境市民会議の会員の方、こういった方が中心になっております。 180: ◯絲原委員長  今の118名さんですね、今後どういうふうにされますか。 181: ◯糸川所長  これから……。まだ4月に私らも受けたばっかりでして。 182: ◯洲浜委員  それが本音だけん。 183: ◯絲原委員長  どうぞ。 184: ◯和田副委員長  三瓶フィールドミュージアム財団にひっつけられたわけだけども、三瓶フィールドミュージアム財団は、この関係は全くじゃあ組織的には絡まんわけですか。 185: ◯絲原委員長  どうぞ。 186: ◯糸川所長  三瓶の財団は、環境部門を新たに財団の事業として組み込んだという形でございます。それとあわせまして、もう一つ申し上げておかないけないのは、三瓶の従来の財団は収益事業もやっておりますので、ちょっと従来の松江の事務所の事業とは違うということがございまして、特別会計を組んで松江事務所に環境部門を新たに立ち上げたというふうに理解をしていただいた方がわかりやすいと思います。  ただ、職員の構成とか、それから業務のつながり、いわゆる三瓶は自然を中心、それから私どもが今、環境ということで大きなつながりがあるもんですから、それで一体的に運営を今後していくという考え方で一緒になったというふうに理解をさせていただいてます。 187: ◯絲原委員長  どうぞ。 188: ◯和田副委員長  ほんなら、もちろん大もとは三瓶が大もとになって、この地球環境問題は財団の本体もしっかり認識してないけんし、県民に対しての啓発の一翼も同時に担うわけですね。  この前ちょっとあそこへ寄ったときに、そういう立場にあるサヒメルであるがゆえに本体も人に、県民にそういうことを言っておいて、CO2削減のことを言っておきながら、本体のところの例えばボイラーが灯油を依然としてたいてるような状況だと、あんたのところはまだかいなって言われりゃ大変だっていうような話もあったんだよ。以前、あそこのボイラー換えるときに、あれはチップじゃなくて何かい……(「ペレットですか」と言う者あり)ペレット。あの検討もされた経過があるようだけども、やっぱり象徴になるわけだけん。だから、あの辺も考えないけんわな、これからはな。要するに、行政としての構えをやっぱり見せないけんわけだ。そうせな県民も響かんわな。これからはそういうことも考えないけんね、どがなかな。 189: ◯糸川所長  おっしゃるとおりだろうと思います。先ほども申し上げましたが、今までっていうのがいいのか、変な言い方かもしれませんけれど、従来、三瓶財団、いわゆる収益を求めてっていうか、赤字にならないような形での運営もしておったと思います。そうしますと、どうしてもやはり、現在ペレットストーブ、非常に環境問題で注目をされておりまして、導入の話が結構あるわけですけれど、あと運転資金というかコスト、そこらあたりを今後どういう、先ほども申し上げましたが、例えば何かそういうモデル的な支援とか、そういったものがあればさらに進むんではなかろうかなとは思っておるところでございます。  答えにならなくて申しわけないです。 190: ◯和田副委員長  効率優先の話になりゃね、今の段階では灯油使った方が、灯油ボイラーの方がいいという話になると思うんだけども、例えば鳥取はもう行政が、片山知事がトップダウンであそこの西部県民センターのボイラーは全部ペレットにしとるわけでしょう。夏も今度、冷房もそれでやるというような話で今、データをこの夏に全部集めるようだけれども、あれぐらいな勢いがなけらにゃ、この問題は前へ行かんわな。ペレットも、何か鳥取ちょっと調べたら、あそこは民間がペレット製造工場があるようだけども、島根だったら森林組合にやってもらえれば、バイオの有効利用をこれから同時にやらなきゃいけない話なんだから、やっぱりそこでは雇用も生まれるわけだし。やっぱりちょっと大々的に転換して、島根も森林の問題なんかも非常に大きな課題になるわけだから。前面に押し出さないけんという思いがしとるわけだけども、どがなかいな。 191: ◯絲原委員長  どうぞ。 192: ◯糸川所長  御協力を得れるとありがたい。 193: ◯絲原委員長  ペレットっていうのは、ちょっとコスト高っていう懸念がありますよね、幾らモデルでもね。だから、普通のやっぱり具材を何とか、まきみたいなもんを何とか自動的に燃えるように、どんどんどんどん自動流入するというような方法を考えていかないと。一部、まきストーブの大きいのありますけどね。そういうような山の木とかなんとか有効利用を図れば、相当あると思いますがね、使えると思います。 194: ◯洲浜委員  あれですか、県の場合は、例えばNEDOからお金をもらうとか、それができないんですか。(「できる、できる」と言う者あり)できるでしょう。そうすると、今言われてるように、一番NEDOからにお願いして、一番大もとになるわけですから、おたくの方の。そこでやっぱり対応を図るようなことを考えてみたらいいんじゃないかと思いますけどね、どうなんですか。 195: ◯和田副委員長  一回、そういう検討をしとるんだ。 196: ◯洲浜委員  ああ、しとるんか。 197: ◯和田副委員長  フィールドミュージアム財団で。 198: ◯絲原委員長  どうぞ。 199: ◯槻谷課長  若干、補足的なことでございますが、今ちょっとNEDOっていう話が出ましたけれども、去年1年間かけて工事をいたしまして、中央病院のESCO事業っていうのがそのNEDOから補助金をもらってやったものでございます。省エネ診断ということで、そういうふうな省エネ工事をすることによってどの程度コストを、初期投資はもちろんかかりますけれども、何年でそれを回収できるだけの効果が上がるかということにつきましては、県有施設につきましてはいろいろ従来から診断を行ってきたところでございまして、余り古いものはなかなか少々の改修してもあわない。新しいのは、もうそこそこ省エネ設備になっておるということで、非常に大量の電気をコンスタントに使うということが一番条件だそうでございまして、そういう点では病院なんかが一番よかったっていうことですので、今までの診断の中では大きな効果が上がるのは中央病院。ほかのものもいたしましたが、一応診断の中で相当効果が上がるだろうという結果が出たのは中央病院だけに近かった。ほかのところは、そこまで投資に見合う効果が得られないのではないかというのが今までの診断だろうということで、ちょっと今、後ほどお話をされます民間のものにつきましては、またちょっとお話が後ほど出ると思います。 200: ◯洲浜委員  わかりました。 201: ◯和田副委員長  補助率が民間と違うんだな、公共はね。 202: ◯尾村委員  あの、済みません。 203: ◯絲原委員長  どうぞ。 204: ◯尾村委員  今、ESCOをやってるのは、県立中央病院がやり出したと、病院でいったら松江生協病院がやってると、松江生協病院もESCOをやってる。ほかはありますかいね。ESCOをやってもとがとれるところととれんところでやったときなんか、大体病院って言われますよね。だから、病院でいったときには県では2つですか、市立病院やってるの。 205: ◯絲原委員長  どうぞ。 206: ◯内田環境政策課主幹  県の方で承知してますESCO事業の実績ですが、先ほど言われた2つの病院と、それ以外には島根大学の附属病院ですね、それから病院でちょっとこれから検討されてるところは何個かあるんですけれども、実際されてるのはその3つだと思っています。民間の方では温泉施設、温泉旅館施設は、これはエネルギーをたくさん使われまして、これはあそこの旭温泉で1つの温泉旅館ですが、1つ実施されてるところがございます。それとか、例えば玉造温泉とかなどで検討されてるところもございます。以上です。 207: ◯洲浜委員  旭はどこが使ってるですか。具体的な名前、言っちゃいけんのですか。 208: ◯尾村委員  いや、言えるでしょう。 209: ◯内田環境政策課主幹  かくれの里ゆかり。 210: ◯絲原委員長  どうぞ。和田副委員長。 211: ◯和田副委員長  ESCO事業は、島根県は非常におくれとるがね。病院の分もあるところからの情報で、執行部の方にえらい反対でやって、金を浮かせにゃということで中央病院のESCO事業を導入した経過があるんだけども、島根、非常におくれとる。広島の方やらあの辺の病院関係、あるいは特養、24時間やられてるでしょう、特養とか、ああいったのがどんどん入れとるわ。島根は民間も含めて非常にまだ弱いのが実態。
    212: ◯絲原委員長  よろしゅうございますか。(「はい」と言う者あり)  課題山積のところでございますけど頑張ってやっていただきたいと思いますけど、きょうは本当に貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。 213: ◯事務局(新出書記)  そうしますと、よろしいでしょうか。 214: ◯絲原委員長  引き続きお願いします。 215: ◯事務局(新出書記)  3番目でございます。  県の中小企業団体中央会から鳥谷事務局長さんにお越しいただいております。  先ほど来話が出ております推進協議会の事業者部会の事務局を持っていただいております。よろしくお願いします。 216: ◯鳥谷事務局長  ただいま御紹介いただきました中小企業団体中央会の事務局長の鳥谷でございます。  本日、地球温暖化対策協議会事業者部会の取り組みについてお話をさせていただくことになりまして、大変光栄に思っております。  本日、私が一応説明しますが、こちらにおりますのが、表紙にあります課長の板持でありまして、エコアクション21、後で御説明します、それの県内2番目の審査人の試験に合格して資格を持っております。それから、環境カウンセラーという部分につきましては、今現在、県内に事業者部会で8名、そのうち3名がとってますが、それから市民部会で9名、石原さんも市民部会の環境カウンセラーですが、そういう部分、それからISO14000の審査員補は現在、島根県で5名ですが、そのうち2名が私どもの職員でございます。  私で足りない部分、詳細な部分につきましては課長やそれから課長補佐の方で話をさせて……。じゃ、座って失礼します。 217: ◯絲原委員長  どうぞどうぞ。きょうは大変お忙しいところ、よろしくお願い申し上げます。 218: ◯鳥谷事務局長  いえいえ、済みません、こっちこそ。  そうしますと、私ども、おはぐりいただきまして、資料の1ページ、島根県地球温暖化対策協議会、この中の左の下の方、事業者部会の方になります。先ほど糸川所長さんの方から若干御説明がありましたんで、事業者部会、現在、私ども中央会の方で事務局を持たせていただいて、部会長は私どもの会長、藤原善夫でございます。運営委員としましては15名いらっしゃいます。商工団体の方々、商工会連合会、会議所連合会、それから産業振興財団、それから経営者協会、それからあと事業者の代表っていう形では特に温室効果ガスを排出する業界の方々を中心として選ばせていただいております。  ちなみに木材関係につきましては島根県木材協会様、それから島根県農業協同組合中央会様にも委員としてお願いをしているところであります。  一応、あと、次2ページ目のところに、実は環境政策課さんからレクチャーがあったかもしれませんが、島根県の二酸化炭素排出量の部分の資料をつけております。特に3ページのところをごらんいただきたい。下に赤線を引いておりますが、産業部門と民生業務部門、それから一番下の廃棄物部門、これが事業者部会の部分に当たるのではないかと思っておりますが、後でお話はしますが、いわゆる基準年に比べまして7%の増加をしております。それから、前年からは1.4%の増加をしているという実態がございます。ただ、前年度からの増加の部分で製造品出荷額当たりのっていう部分ですね、この部分につきましては1.1%減少したっていうことであります。それから、製造品出荷額そのものは2.3%の増加をしたっていうことが、産業振興がなされて活力を取り戻してるっていう部分と相反する形での温暖化対策、排出量はイコールになるんですが、そういう部分があると思います。  それから、民生業務部門につきましては、基準年に比べましてオフィス面積が15%増加したそうです。そういう面を含めて、OA化対応などによりまして22%の増加となりました。ただ、前年と比べると2.8%の減少っていうことでございますので、若干は意識として高まってきて、温室効果ガスの排出の部分に対しての皆さん方の対応がなされてると思っております。  産業廃棄物につきましては、いろいろな形の中でやはり増加をしているというのが実態でございます。  次、4ページのところで宣言文を載せております。実は、これは6月の3日に地球温暖化対策協議会の方の推進協議会で事業者部会として発表する部分ですが、まず頭に入れていただきたいっていう部分、こういう活動の大きなベースとしてこういう活動をしてますよっていう分です。先ほどもお話ししました私ども中央会、それから商工会議所、それから商工会連合会、そういういろいろな経済団体が、一番皆さん方の県内の企業の成長発展っていう部分に対して後押しをしていかなきゃなんない、しかし温室効果ガスの排出は抑えなきゃなんないという相矛盾するような部分ですね。経済活動、活発になってくると当然ふえてくるわけですから、排出量は。そういう部分に対しての若干のいろいろな取り組みに対しての疑念がございますが、そういう面をベースにしながら私どもが事業を取り組んでいってるところでございます。  方針のところで、一番下の行の方ですが、二酸化炭素の排出原単位の低減、抑制を図りますという言葉で今までは来ておりましたし、今年度まではこれでいこうと思ってます。つまり、原単位っていうのは、製造品出荷額、100万円当たり何%ですの部分、あるいは従業員1人当たりであるとか、車1台当たりであるとか、そういう単位を効率よく運用していく、それによって企業の省エネっていうものを図っていくっていう部分で進めているっていうのが今までの実態であります。  総量規制になりまして、やはりいろいろな形で業種別の目標値等々が定められつつあります。そういう中にあって、やはりそれに従わなきゃなりませんから、総量で当然抑制をしていかなきゃなりませんが、しかし皆さん方には一つの目標っていう部分を持ちながら省エネ、売り上げも当然伸ばしていかなきゃなんない、でもそこの中で努力をしていただいて、減らしていっていただくっていうことをベースとして進めてるところであります。  大きな取り組みの部分であります温暖化宣言事業者の拡大を図っております。これは、要はこれが一つ、それから環境配慮型の経営を推し進めるためにいろいろな経営相談等を行っております。それから、環境マネジメントシステム、先ほどありましたISO14001であるとか、エコアクション21っていう認証制度がございます。この制度の普及を図っていくという、この大きな3本柱で事業を進めております。  次、5ページですが、ちょっと私どもデコが好きなものですから、職員がかきました、これが一番よくわかりやすいって言いまして。県内事業者があります。その方々の中に環境に対する気づきを持っていただくと、気づきを持つっていうことは、私のところはどういう形でストップ温暖化に対して対応をしていきますよということをやっていくっていうことでございます。  こういう温暖化宣言を皆様方、マルテキマークじゃないですが、旅館の。こういう部分を皆さん方にお配りして、事務所の中に張っていただいてっていう部分です。例えば未使用の照明を消します。小さなことかもしれないですが、小さなことを一つずつっていう部分の中で。冷蔵庫の温度を小まめに調整しますとか、そういう部分。それから、もっとレベルの高いところですと、今年度は水道費を、光熱費を何%削減しますとかっていうレベルの差はあるんですが、気づきをまず与えなきゃだめじゃないかということでやっております。  それから、環境配慮型経営の事業者を拡大していこうということです。そういう部分の中から、またいろいろな認証取得もしていただこうと、よりレベルの高い形をやっていこうっていうことで、左側の方には事業名を挙げております。後でその事業名については御説明いたします。  6ページになりますが、今までにやった事業でございます。下の方からの部分ですが、県内事業者に対して環境対応意識の向上を図ってもらうためっていうことで、研修会を開催しております。当初の部分につきましては、やはり環境の問題についてのいろいろな企業の取り組みの方法論っていう部分がありました。だんだんとやっぱりそういう部分プラスのもう認証取得っていう、後で御説明しますエコアクション21っていうのは、決して資格を取らなくてもエコアクション21のシステムっていうんですか、その内容を一つずつベースにしながら企業内の環境配慮型に対応していただければ、やはり効果は必ず上がってくるもんですから、それに対して勉強会をやったりしております。毎年、17年からやっております。  それから、7ページですが、今まで、17年に環境アンケート調査を行いました。資料の中に、お配りしてると思います、資料1ですが、これが環境アンケートでございます。これは、大変手前みそでありますが、県の方でも県内事業者に実態を調査しようということで、特に今までは排出量について大企業、いわゆる排出量を管理しているような企業しか対象になってなかったんですが、私どもは電気代は幾らでしたとかっていう金額でもいいから、それをこちらの方で割り返して、だから正確な数字じゃないんですが、小規模企業の方についても調査をいたしております。いろいろな形の中ですべての業種の方々に、従業員規模がすごく低いところ、0人から9人のところまでも22.2%の回答をいただいております。こういう形をやりました。これは継続的に島根県の中小企業の取り組みを計測する意味でやっていきたいと思っております。  続きまして、8ページですが、3番目、環境成熟度評価制度による環境診断ということをやっております。これは資料2の方につけておりますが、環境配慮型の評価制度の報告書をつけております。いろいろな形でどういう形での取り組みがしやすいのか、一番最後のページですが、5ページ、導入難易度をあらわしております。どういう形が一番取り組みやすいとかっていう部分の調査をしております。  それから、18年度は、実は、大変ばらばらして申しわけございません、このエコハンドブックっていうのを皆さん方に、企業の方にお配りしました。これの20ページをごらんいただきたいと思いますが、評価シートっていうのをつけております。私どもで、ある意味経営者の方々に、ここで、うちはこういうことをどのくらいのレベルでやってるかなっていうことを自己判断をしていただいて採点をしていただこうと。それをもとに、じゃあもっと点数を高めるためにこれを徹底的にやろうとかっていう部分で、啓発運動の一つとしてこういう製造業、流通業っていう業種の部分で評価シートをつくりまして、皆さん方に気づきを与える行動を行っているところです。19年度におきましても、これを若干改良しましてやったりをしております。  それからまた、ウェブ診断のコンピューターでいわゆるチェックをしながらやっていくとおたくは何点っていうような形で出ていくような部分を平成19年度に構築をしております。  そういうような形での診断、いわゆる自己診断も含めてですが、気づきを与えるっていう面での診断っていう部分を特に皆さん方にやっていただく、自分でやらなきゃどうしようもないっていうのが、やっぱり大きな課題だと思ってますから、企業数が多いですから、それでやっております。  それから、啓発パンフレットの作成ですが、これはいろいろな形で環境啓発のパンフレットであるとか、先ほどの宣言事業者の募集のチラシであるとかいうものをいろいろな形でやっております。17年、18年、19年、こういう形でいろいろな形をやっております。  次いで、あと次に、9ページでありますが、これはホームページによる啓発普及、これもいろいろなリンクを張ったりしながら、しまねストップ温暖化宣言事業者の皆さんを公表しております。私どもにいただいてる、現在のところは19年末のところで910企業なんですが、それに対してすべて企業の名前を公表したりしております。特にまた、新聞で広告を出すときには910の企業の名前を載っけて、何らかの運動に参加してます、この企業はみたいな感じで。満足感を与えてあげるっていうものも一つだと思ってますんで、やったりしております。  それから、先ほど言いましたストップ温暖化宣言事業者の運営管理をやっております。現在のところは910で、業種別では建設業であるとか製造業いう形で業種別の部分、それから地区別で分けております。実は、この部分につきましては商工3団体、皆さん方、商工3団体の指導員がすべて一体となって、一丸となってやっておりますので、ある意味差はないような気はしますが、やっぱりまだ温度差が若干ありますので、地区によって数がばらばらであるという、比率がばらばらであるということは今後の解決の課題の一つに挙げたいと思っております。  それから、10ページになりますが、環境マネジメントシステム指導者の養成っていうことで、先ほど申しましたエコアクション21の審査人、これが登録、板持課長ですが、1人、公費分で研修に行かさせていただいたりしております。そういう形での部分をやっております。エコ検定っていう、ちなみにそういう部分もあるんですが、それにも私ども、女性職員を含めてですが3名、昨年合格いたしました。  それから、8番目、環境マネジメントシステムの推進体制の整備っていうことですね。これは、後でお話ししますエコアクション21の地域事務局しまねを昨年12月1日に開設をいたしましたので、それを中心としてやってきて、14001もすばらしいシステムだとは思いますが、やはり中小企業にとって金額の面、それから申請の面、いろんな面で若干しんどいところがあります。環境省が認定をしておりますエコアクション21地域事務局しまねの認定を受けましたので、それをやっていっております。昨年の12月からです。  それから、省エネラベル表示制度の推進、これは島根県電機商の組合員さん255電気店さんの御協力を得て実施をしたりしております。  それから、エコドライブの推進、これはステッカーを配布して商用車、社員等の車に張っていただいております。  それから11番目、エコプロダクツ2007、環境展への参加、やはり私も経済団体ですから、環境をビジネスとする支援というものもやはり必要だっていうことで、昨年東京ビックサイトで行われましたエコプロダクツ2007にブースを2つ張りまして出しました。ひらの屋さんというマイはし、紙製のはしであるとか、そういう自分のはしっていう部分をやっていらっしゃるんですが、そこが効果としてはノベルティーグッズ、大手企業からのその引き合いがあったりしております。それから、ウッドスタイルさん、これは間伐材を利用した木材家具ですが、しまねグリーン製品の認定を受けてる木材家具、これにつきましては、小学校等で使用する机として問い合わせ等が全国から、若干ですが、出てきたっていうことが効果として挙げられております。  それから、続きまして12番目、地球にやさしいECO経営推進事業、これを19年度から主としてやっております。ECO経営相談事業っていうのは、330事業所とありますが、これは商工3団体の指導員にいろいろな形で研修を受けていただきながら、省エネっていう観点から経営相談をしていただくと、その部分を私どもで取りまとめたっていうことでございます。これは3団体として330事業所を対象としました。  それから、2番目、ECOアドバイザー派遣事業、これにつきましては22事業所、延べ46件派遣しますが、これで先ほどありましたゆかりの里さん、ESCO事業実現1社っていう実績があります。それから、大規模省エネ設備導入が2社ございます。それから、運用改善により効果を期待される事業所が5社ございました。そういう形、14001を新規に取得されたところは1社ありました。エコアクション21の認証登録事業者としては1社ございます。ECOアドバイザー、いわゆる専門の方々を派遣した部分で出た効果としてはこのようなことがあります。  3番目、エコアクション21認証取得モデル事業っていうことで、エコアクション21をお取りになるところに対して20万円を限度として助成をいたしました。昨年は3事業所に助成をしております。以前14001等に、ISOの部分、これに対して財団の方で補助がされておりましたが、ただなくなったっていう部分をお聞きしております。今度はエコアクション21っていう部分、またお話ししますが、若干14001よりもコストとしては安く取得のできる制度でございます。  続きまして、12ページ、大変済みません、早口で。平成20年度、今年度の私どものじゃあ事業計画をどうかっていうことは、まず1つ目、引き続きまして研修会を開催し、気づきを与えていくということがあります。  それから、啓発のパンフレットをまたいろいろな形でつくっていきたいっていうことです。  それから、しまねストップ温暖化宣言事業者の登録管理っていうことですが、先ほど御説明しましたこれです。これ、1回出したからそれで終わりっていうんじゃなくて、毎年毎年皆さん方に評価をしていただいて、もう一度この宣言文を見直していただくっていう作業をしております。あくまでもP・D・Cを回すような形でやはりやっていかないと、単に一回宣言して、それでほこりかぶってちゃおもしろくないし、皆さんに意識があれですから、毎年毎年3月にはチェックをして、どれだけのことをやりましたかっていう部分を評価していただくっていう形をとって、新たにまた日付を直しまして交付をしていくという形をとっております。ですから910、来年は1,150事業所を目標としておりますが、また1,150が私ども中央会の職員っていうか、いわゆる事務局に負荷がかかってくるっていう部分が出てきているのが現実であります。  それから、ホームページによる啓発は当然していきます。  それから、5番目、環境マネジメントシステム指導者養成研修会の開催ということで、やはりいろいろな形でもっともっと県内の方々に、審査人を含めて、いわゆる環境アドバイザーも含めていろいろな、資格イコールではないんですが、そういう知識を得ていただこうっていうことで、商工団体を中心ではありますが、企業の方々の管理の方々に対しても研修会を開催しようとしております。これは延べ何日かにわたってですが、そのプログラムでやっていこうということです。  それから、環境マネジメントシステムの推進体制の整備っていうことで、これはエコアクション21地域事務局しまねの運営を行うっていうことでございます。  それから、省エネラベルの普及っていうことで、これは島根県電機商さんにまたお願いをして、250店舗について省エネラベルをより一層普及させていこうと思ってます。  それから、エコドライブの推進っていうことで、実は皆さん方にお配りしています、このステッカーですが、これをことしも配布していきたいと思っております。1万枚、いわゆる事業所部会に所属する方を、事業所の車であるとか、従業員の方々の車に張っていただいて自分意識を高めていただき、やっていただきたいっていうことです。先生方にもできましたら張っていただければと思って、きょうは持ってまいりましたんで。  それから、次が13ページ、ニューアース展にことしは参加をしてみようと思ってます。昨年、エコプロダクツ2007で2社に対してやりましたが、やっぱり環境ビジネスに対して対応しようとする県内企業はたくさんありますから、そういう部分にもっともっと対応していただこうっていうことで、やろうとしております。これは、大阪の方に出ていきたいと思っております。  それから、事業者アンケート、先ほど言いました17年と比べてどういう形で変わったのかっていう調査をしていきたいっていうことです。  それから、地球にやさしいECO経営推進事業につきましても、数をふやしながらやっていきたいと思っております。  それが大体概要でございます。  時間もあれですんで、続きまして、実は要望事項を携えてきました。  まず1点は、実は環境配慮型経営を行ってる企業に対してのメリットを与えてほしいっていうことで、促進をさせるためにメリットを与えてほしいという。現在、国土交通省が定めてます、例えば建設業関係、経営審査事項の項目に、皆さん方資料つけてますが、この事項の中に環境配慮型経営、いわゆる14001もしかり、エコアクション21もしかり、そういうものが審査基準のポイントの中に入っておりません。以前、建設業を中心に実はだあっとISO9000なり14000が進みました、県内企業450くらいですか、の企業が取りました。しかし、それはちょっとだましでありまして、ひょっとすると早いうちにISOを取っとかないと入札、いわゆる経営審にポイントが上がらないよっていううわさが流れまして、取られた企業がたくさんございます。しかし、だんだんとやはり維持費が大変でして、数百万円かかります、更新するのに。いわゆる審査機関の審査とか、いろんな部分が入ったりしますから、そうするとかかってしまいます。  先ほどのエコアクション21の話をしますが、それは若干ちょっと大きな言い方かもしれませんですが、ゼロが一つ少ない、三、四十万で取れるっていう部分がエコアクション21であります。国が勧めてる様子はエコアクション21の方が、今はどちらかというと多くなってます。大手企業においても、トヨタ自動車あたりについても、別に輸出車関係のパーツについては14000取らなきゃなんないけど、エコアクション21もいいよっていう形にはなってきております。そういう形でぜひともやはりそういう、ニンジンをぶら下げるっていうとおかしいですが、企業の方にメリットを与えるような形で、ぜひとも県の方から国土交通省に対して経営審査事項の中に環境配慮っていうことを項目を入れていただきたいと、加点の項目に入れていただきたいということです。  またもう一つは、県の入札参加資格の中に三角でいわゆる備考程度に、環境配慮型経営をやってれば三角、備考程度にはあります。しかし、実はほかの県ではきっちりとISO14001であれば10点、ポイントプラス。エコアクション21でやられてますと5点であると、そういう形できっちりと加点をするようになっております。したがって、だんだんだんだん認証取得企業がふえてきておる。こういう部分も、押しつけるっていうとおかしいんですが、縛りを入れるっていうことは余り好ましくはないと思いますが、しかし少しはあめとむちが必要ではないかなという気がして、ぜひともこの点はお願いをしたいと思っております。  それから、2点目が、つけておりますが、19年で省エネルギーの診断、エコ診断というものを実施しました。先ほどお話ししましたESCO事業であるとか、設備投資であるとか、そういう部分をやっております。皆さん方にお配りしました資料の中に、もしすべての企業が対象としてやった場合にはこれだけの年間削減額が出ます。それから省エネ率、企業の規模によって違いますから、ですが、これだけの比率、省エネ率っていうのは出てくることは確かでございます。  がしかし、これだけの診断をする人はなかなか県内にはいらっしゃらない。今お願いしてるのは私は広島県の方で、中国地方でESCO事業の取り組んでる企業っていうのは、山武さんと三機工業さん、それから中電さんのESSですね、中国電力、それとたまに日立エンジニアリングが入られるそうで、中国ブロックではESCO事業に参入してる企業は4社しか、大手企業はないっていうことですので、なかなかコスト的にも合わないかもしれません。がしかし、そういう部分を私どもも予算額300万程度の部分で結構口数がかかったりするんですね。それの部分をやって、これだけの効果があります。そして、次のステップに進んでます。そういう部分から、この部分につきましてのやはり推進、先ほどの所長さんと同じような部分ですが、予算の部分も含めて御配慮もいただければと思ってます。  またもう1点、これは商工団体、近ごろ削減削減っていう部分があります。省エネっていう部分の中の企業の経営っていう部分、それから企業に対しての支援っていう部分から、やはり相反するといいながらきっちりと連携をとっていかなきゃなんない。会議所、商工会、中央会、そういういわゆる指導する部分に対してぜひとも御配慮のほどをいただければと思っております。  中央会も19人いましたが、今は17人。私はもうすぐ定年でありますが、私がやめたら補充はしないよって言われております。マンパワーが必要な部分でありますし、こうして勉強してる職員もたくさんおりますんで、そういう者をふやしながらやはり一緒になってやっていければと思っております。  大変時間をかけまして申しわけございませんでした。以上で説明を終わらせていただきます。 219: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  それでは、意見交換に入りたいと思います。何かございましたらお願いいたしたいと思います。 220: ◯絲原委員長  大屋委員さん。 221: ◯大屋委員  県内はほとんど中小企業が多いんですが、その企業がこの地球温暖化環境問題に取り組むということは極めて重要なことだと思うし、またこの資料を見させていただいて、アンケート、それからその成果のほど、大事なことだと思うんです。  去年の、あるいは18年度のここの企業の研修会、これされておりますが、20社とか、多くて40社とかですが、ちょっと私の思うところ、企業数が少ないかなと。県内のこれに寄せる企業というのは、みんな関心持っとられると思うんですが、日にちとか場所とかいう問題もあるんですが、県内全体の割合から見ると、どうしても松江、出雲だけやっておられるんですね。石見部の方では、この資料を見る限りないんだけど、例えば浜田とか、あるいは大田とか、そこの辺でそういうような、こういう研修をされておれば、また石見部との参加のしやすい部分もあると思うんです。そこの辺、どうなんですかね。これを見ると、今、出雲と松江というほどだけのようですが。このエコいうか環境問題に対して言いますれば、そこの辺のこれからの対応ということもあろうと思うんですが、そこの辺、ちょっとお聞きしてみたいです。 222: ◯絲原委員長  いいですよ。 223: ◯鳥谷事務局長  おっしゃるように、島根県、99.何%が中小企業であります。  正直言いまして、先ほど言いましたあめとむちじゃないですが、結局、うちくらいが少しやったところで何にもないだろうっていうのが実態であります。そういう部分を、ここに研修会の実施の参加者数をきっちりと書きました。本当にレベルが低いというとおかしいんですが、うちなんか参加して省エネに取り組んだって何の足しになあやっていう話が多いんです。そういう部分がありますから、方法論をやはり少しずつ変えていかなきゃなんないと思ってます。  例えば今年度計画してます、私と課長と今、話してる部分は、今年度の研修会で、実はエコ診断で玉造温泉をしました。そこで、効果が高くて、ある温泉旅館さんが6.5%なんですが、省エネ設備を導入されます。要はそういう部分。それから、先ほどありましたゆかり館であるとか。そういう、今度は業種を絞って、あんたら業種の部分でこれだけのメリットがありますよっていうことで集中的に。今までは本当全方位外交だったです、いろんな業種の方をお声かけて。むしろ玉造であるとか、そういう業種別に……。だってこんな事例がある、モデル事業、モデルとしてありますよと、ここはこんなにもうかってるんだよっていうことを言えば、やっぱり飛びついてこられるかなっていう部分でやっていこう。実質的な効果を上げていこうっていうことをやろうとしています。  それから、おっしゃいました石見の部分ですが、なかなか浜田会場でやった、お声かけても数人しかなくて断念した要素もあります。やっぱりそういう部分がありますから、県内一律にやっていきたいんだけど、今度は方法論を変えながらやっていく、それだけを注意していかなきゃなんないかなっていう気で今は計画を立ててるところでございます。  またいろんな方法論で御指摘があれば参考にさせていってください。御意見をお願いします。 224: ◯大屋委員  今のように、全体で呼びかけるいうことになると、うちはいいわと、ほかのところがされりゃあ、うちはまあいいかっていう、そういう気持ちになりますのでね。やはり今の業種に絞って、これだけの効果がある、これだけの成果があるということをされる、分野分野でされる。ことしはこういう分野のところを呼びかけようと、参加を募ろうというふうにされると、むしろ出やすいかなと、参加しやすいかなという部分があります。そこの辺のところはまた、過去の事例を含めて検討して、研究していただいて、これ取り組んでいただきたい。やはり市民の方も取り組むんだが、企業の方が取り組むということは非常にインパクトが強くて、地域経済に対してのいろんな波及効果もあると思うんです。そういう意味で私ども期待をしておりますので、よろしくお願いします。 225: ◯鳥谷事務局長  ありがとうございます。 226: ◯絲原委員長  尾村委員。 227: ◯尾村委員  中央会さんが県下の事業者に対してこういうCO2削減で頑張っておられるっていうのはよくわかって、私は本当に敬意を表したいと思うんです。  一つは、CO2削減で考えたときに、量的な問題でいったときに、やっぱり産業界が頑張らんといけんのですよ、ここは。家庭も頑張らないかんけど、量的な問題でいったときには、圧倒的多数のCO2の排出っていうのは産業界ですから、ここは大事なんですね。やっぱりヨーロッパなんかの部分はここで数量規制をきちっとかけた。しかし、日本の場合は、これは各企業の自主目標という、こういうことになってる。縛りがどうかという問題があるでしょうが、私はこれは縛りは必要だと思ってますけども、そういう問題が一つあると。  企業で見たときに、やっぱり今、非常に経営が厳しいですね。だから、意義はよくわかるんだけども、中小企業なんかに言えば、それだけやるだけの余裕がないという面もあるわけです。言われることはよくわかるけども、厳しいという面がある。だから、最後提案された、要望された入札参加での加点、すなわち総合評価方式を出せと、総合評価方式の中にCO2削減の取り組みを加点しなさいと、こういうことですよね。これ非常に私は大事な観点だと思います。  全国的には、例えば不法投棄なんかをきちっと監視する、廃棄物なんかの不法投棄を監視する業者に対して加点をするという動きがあったりとか、やっぱりやってるんですよね。だから、これを全体的に広げるためには、建設業でいえば、このような総合評価方式による加点的なことをやるとか、それから例えば融資的な問題でも何かのエコに熱心な企業に対する融資的な優遇措置が持っていくことができるのかどうか。これは当然保証協会の問題とか、金融機関の問題とかあるわけですけども。  片や事業が厳しいからこそ、だけど取り組んでもらわないけないことは事実なわけですから、そこでの進める側の、特に行政になると思いますけども、そういう点での仕組みづくりっていうのが、これは本当に必要だなと。そうせんと、なかなかこれ、産業界全体でよしやろうということにはならないじゃないかと思うんです。  私は、御苦労されてるなと思うのは、やっぱりアンケートもとられて分析されてるんだけど、やっぱりなかなかアンケートの……。アンケートですけどね、回答率が15パーいかないと、これ悩みですよね、アンケートで15%しか回答来ない。それから、温暖化宣言事業者というのは、目標をきちんと立てられて、ずうっと17年、18年、19年度クリアされてきたと、そうして次年度では1,150持ってくると。しかし、1,150社といっても、ちょっと私、今、正確に数字を覚えませんが、島根県内の事業所数っていうのは、4万切ってますよね。三万七、八千ですかね、4万切ってますわね。その中での1,150というと、消費税率ぐらいですか。だから、この点が現実問題としてありますよね。それから、非常に苦慮されながら、しかしながら削減に向けて頑張られるという中央会さんの姿勢、よくわかるし、この要望事項の中身もよくわかるし、ほんに難しい問題ですね、経営がえらいだけん。 228: ◯絲原委員長
     どうぞ。 229: ◯鳥谷事務局長  先生方の中でも企業経営なさってる方はたくさんいらっしゃると思います。  正直言いまして、既に省エネを含めて企業努力っていうのを相当なさってるっていうのが実態でございます。だから、ある意味からいきますと、1990年からの伸びからいくと、産業界っていうのはすごく低いわけです。がしかし、おっしゃるように、総量的な部分で減らさなきゃなんないっていう部分が当然のこととして必要なわけです。いろいろな部分で、実は先ほどESCOに取り組みました温泉旅館さん、融資制度とかESCOを利用しようとしても自己資金が必要なわけです。それが今度、保証協会さんからいろいろな部分で資金調達ができなくて丸々1年近く延びたとか、苦しい状況の中で設備投資、むだではないですが、生産性に結びつかない設備投資をしなきゃなんないっていう部分で、やはりいろいろなシステム的な要素っていう、金融に対してのシステム的な要素もいろいろな形でもっともっと考えていかなきゃなんないっていうふうに思っております。  それから、宣言事業者っていう部分についても、やはり3万幾つなんですが、言葉は悪いんですが、いわゆるサービス産業的な部分で中小企業にはカウントはされるんですが、という部分で大体約2万5,000っていう企業の数を考えていますが、そこの中でわずか1,100じゃないなっていう部分。何を宣言するだやという部分を一つ一つ解きほぐしていくっていう作業が当初からありまして、苦慮をした部分がございます。目標値が低いと言われれば低いです。  ただ、一つ一つ企業を回って、説明してやっていくっていうことでやっておりますので、私はこれに対しての達成率とか云々ではなくて、この部分でやっておりますっていう御報告をさせていただき、私どもの叱咤激励の部分の一つとして受けとめさせていただきたいと思ってます。  それから、加点の部分につきましては、やっぱり実際にそういう形になってるものですから、加藤先生あたりがすごく、もっと御造詣が深いと思いますが、実際としてなってますんで、ぜひとも日本全体として取り組む、島根県としても取り組むっていう部分の中でやっていただければと、お願いしたいと思っております。 230: ◯絲原委員長  尾村委員。 231: ◯尾村委員  結果的には、国レベルでいったら、環境省がやっぱり中小企業庁とか、国交省とか、または当然財務省とか金融庁なんかとも、もう少しこの部分で産業界が一層削減に推進するための何か仕組みなりをつくるという誘導策というのも求められるでしょうね、これは国レベルで。それは市町村や県レベルの話も多少あるかもしれませんが、大きな意味でいったときに国レベルでの仕組みづくりが求められてるかもしれませんね。 232: ◯鳥谷事務局長  そうですね。 233: ◯絲原委員長  和田副委員長。 234: ◯和田副委員長  ちょっとダブるけども、さっきの企業のメリットで、土木の入札制度の中で、経営審査で、あの中で必須じゃないという。必須じゃないけど、加点には確かになるだろう、何点かの枠の中で。  例えば社会貢献度、そういったものの枠が全体の5点か何点かの中に(「か、20点か、どっちか」と言う者あり)そういう社会貢献。その中にこれもあると思うが、これは、14001、あの分だけなかなか厳しいが、少しレベルを下げたさっきのエコアクション21、これぐらいに落とすとかね、その辺はできるかもわからん。いずれにしても、環境問題にやっぱりきちっと対応している部分については、少しでもこの辺が反映されるような仕掛けっていうものはやっぱり必要だろう思うね。ここは建設環境委員会だけんね。 235: ◯鳥谷事務局長  そうです、それで、あえて申し上げました。 236: ◯絲原委員長  どうぞ。 237: ◯洲浜委員  ちょっと一つ聞いてみたいんですが、エコの関係ですね、問題は金融機関、これが要するに対応してくれれば大分違うと思うんですが、そんな中で東部、西部、隠岐と分けてやった場合に、大体どれぐらいのところで人口当たりが、やっぱりこれは大事な話なので、お貸ししますから投資してくださいというようなことは、別に全然あれですか、そういうような銀行の態度っちゅうのは全然見えないですか。 238: ◯鳥谷事務局長  以前はやっぱり、今年度から責任共有制度っていう形で、今までは保証協会が100%保証がついた。その時代の部分では、もう保証枠いっぱいなわけです、企業にとっては。そこの中で新たな設備投資する、環境だからっていって、特別枠だ特別枠だっていっても保証枠はほとんどふえないわけです。貸す、いわゆる債務としては、増加することは企業によってはあるでしょう。しかし、保証枠は特別の配慮っていうのは特にないですから。そうすると、例えば先ほどありました温泉旅館あたりが約5,000万くらいの投資で5年で償却なんですね。だから、借りて返す期間で何とか回っていくじゃない、チャラじゃないと思うんですが、その間に倒産でもしたら、やっぱりどうするのみたいな感じになるし。それから、さっきおっしゃいます東部は若干金融機関、それから保証協会さんも企業の価値っていう部分をあれするんですが、大変企業活動の冷えた西部、隠岐で、私どもの指導も悪いから切れさせてしまったという部分もあると思いますが、商工団体の指導員を。西部とか隠岐っていうのを、企業の活力自体の問題を含めて、なかなか金融機関、保証協会がこういうものに対しての新規の融資をしないという形があるんで……。 239: ◯洲浜委員  県はいい制度持ってるわね。それで、それは、県のその辺はどういうふうに今、考えてやっとるだろうか。ごめんね、県に振っちゃって。 240: ◯絲原委員長  課長、どうぞ。 241: ◯槻谷課長  商工サイドで融資制度を持ってますが、ちょっと実績につきましては済みません。 242: ◯洲浜委員  環境関係では枠はとってないわね、別に。 243: ◯鳥谷事務局長  環境資金はありますよ。 244: ◯尾村委員  環境資金はありますよね。ただ、仕組みつくるとすると、預託金と出捐金の中にこの環境部分のやつを幾らか独自枠で設けてやって、その部分で融資の際の、これはやり方の問題ですよ、国がやってくれるのが一番いいんだけど、県でやろうとしたときだったら預託金部分と出捐金部分で幾らか環境のこの点を、CO2を削減するために一層進めるための特別枠を設けて優遇を打つというふうなことぐらいしか今の段階ではできんじゃないですか、多分。 245: ◯鳥谷事務局長  商工、中小企業課、前の経営支援課ですが、中小企業課の方でやったりします。  実は、今は商工政策課ですが、前の経営支援課の課長は環境政策課長でありましたんで、それでうちに事業を委託された分と、それから環境資金についてもいろいろ配慮されてました。ただ、保証っていう部分と、やはり金貸し業は保証金融機関が怖くてできますか、保証協会がかまなきゃという。そこんところが僕らは余りシビアな問題なものですから、私がわからないんですが。 246: ◯洲浜委員  その辺があるんだよね。わかんなきゃいいですよ。 247: ◯絲原委員長  ほかにございませんか。  どうぞ。 248: ◯加藤副委員長  先ほどからずっと理論で、事業所部会ですわね。事業所部会でやはりこの環境をやろうということは、先ほどあめとむちということなんですけど、取った企業は企業貢献、社会貢献をしなければいけませんよと。しかし、社会貢献をするからにはやはり収益を上げないとなかなかできないという、この環境問題に取り組んでいったときに、やはり収益が上がるような方法論を考えないけないということに、企業的にはそうなると思うんです。  先ほど言われたように、結局建設関連は県の方も、私も一回議会で質問したんですけど、加点をしてくださいという話をしたら、経営審査事項か入札事項かに、どっちかに加点になってるはずなんですよ、もうこれは。 249: ◯鳥谷事務局長  三角になってまして、岡山県は、ああ、失礼、県言っちゃいけん。 250: ◯加藤副委員長  そういうことをして、一遍質問をいたしました。 251: ◯和田副委員長  もう具体的にそれだけで何点ちゅうのは。 252: ◯鳥谷事務局長  10点。EA21が5点。点数がきっちり明記してあるんです。 253: ◯加藤副委員長  それは、地域の産業界の社会貢献っていうのは、今のISO、環境ばっかりでなくて福祉のことにも同じようなことが言えてるんですよ。それをやることによって、障害者雇用すると企業に対して加点しますよという、建設業では。ところが、一般事業っていうか、たまたまホテル業界はそうかもしれんけど、島根のものづくりのところに入ったときには、ISO取らないけんっていう、これは大手の企業がみんな取れって言ったんだね、取れ取れと。中小企業の下請さんも一生懸命取ろうとするんですよ。島根県はエコで21でいっとるんですけど、実際の大手はISO14000取れっていうんだわね。これを取らないとあなたには発注しませんよというのは、もう明確に出てるんですよ。一生懸命取ろうとするんです、企業は。取ろうとするんだけど、先ほど言われたようにISO14000は何百万かかるんだ。これを取ったとしますか、県の補助金で取ったとするか。しかし、次出てくるのが、サーベイランスと更新に金がかかってくるんです。これを続けることはできない中小企業はたくさんおる。このところを何かの形で支援をしてやらないと、企業のせっかく取ったものを継続せんとこがようけ出てくるんです。それが今一番の中小企業の悩みだないですか。その辺は特に、せっかく受けられたとこだから、逆に県の方へ、中小企業団体は4団体ありますので、ぜひそういうことを逆に県の方へどんどんと上げてもらえないと、議会で我々幾ら言ってもなかなかこっちのガードが堅くてねできない面がある。それで、生活環境部にそのことを言うと、いやそれはうちは環境ですけん、それは商工のとこですってぱあんと振られてしまうと、それから今の土木のところでもぱあんと振られると、土木がまたふうんってまた言ってしまって、議会人が言ってもなかなかできない面がたくさんあるのかなと。要するに、僕は、逆に4団体あたりぐらいから事業についてはどんどんどんどん陳情でもいいし、要望でもいいし、上げてもらえれば、こちらの方もまた動きやすくなると思いますので。 254: ◯絲原委員長  経営と環境というふうな問題になったわけでございますが、ほんなら最後鳥谷局長さん、まとめてもらえますか。 255: ◯鳥谷事務局長  済みません。先ほどおっしゃいました、県に対しては、逆にいきますとあめとむちっていう言葉は大変私、言葉が悪くて申しわけありません。いろんな部分の中で入札資格審査の中に入れていただくとか、そういう部分は私どもも要望しますし、また先生方にも御協力をいただきたい。  それから、加藤先生、今、おっしゃいました14000、実はこのパンフレット、余り時間、私がしゃべり過ぎましたので説明しませんでしたが、ここに書いてあります。大体14001のゼロを1つとった形でのサーベイランス、更新の費用っていうことで。先ほどおっしゃいました大企業においても、トヨタ自動車においても14001はしんどいからいわゆるEA21でいいよとか、京セラさん関係の企業ですよね、そういう部分とか、いろんな形で今14001からEA21に変換しつつあります、マツダさんにおいてもそうですけど。ですので、14001が義務づけの部分が大変サーベイランス、更新かかるんですが、EA21っていう部分もこれからの14001にかわるもんであるという認識をしておりますので、そこのところは皆さん方に御理解をいただきたいということでございます。 256: ◯絲原委員長  ありがとうございました。  鳥谷局長さん、大変お忙しいところ、本当広範にわたる活動につきまして御教示賜りましたことをお礼を申し上げるものでございます。ありがとうございます。  また、我々の今後のいろいろな活動に参考にさせていただきたいと思っておるような次第でございます。  石原副代表、また糸川所長さん、本当にお残りになって一緒に勉強していただきましたことを感謝申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。                 〔参考人退席〕 257: ◯絲原委員長  この際、何かございますでしょうか。               〔「なし」と言う者あり〕 258: ◯絲原委員長  ないようでしたら、終わりにしたいと思いますが、これをもって建設環境委員会を閉会いたします。 発言が指定されていません。 島根県議会 ↑ 本文の先頭へ...