• 市長等の損害賠償責任の一部を免責する条例(/)
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  1. 鳥取県議会 2020-09-01
    令和2年9月定例会(第4号) 本文


    取得元: 鳥取県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ▼最初箇所へ        午前10時00分開議 ◯議長(藤縄喜和君)ただいまから本日会議開きます。  この際、御報告申し上げます。  本議会に提案れております議案第6号「職員等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の一部を改正する条例に対し、地方自治法第243条2第2項規定により、監査委員意見求めておきましたところ、同委員から、お手元に配付ている写しとおり回答がありました。  本日議事日程は、県政に対する一般質問並びに議案に対する質疑であります。  それでは、議案第1号「令和2年度鳥取県一般会計補正予算(第5号)」から第17号「令和元年度鳥取県営病院事業決算認定について」まで一括て議題といたします。  これより、一般質問並びに議案に対する質疑行っていただきます。  33番銀杏泰利議員 ◯33番(銀杏泰利君)(登壇、拍手)皆さん、おはようございます。公明党銀杏です。  初めに、9月は大きな出来事がありました。安倍総理退陣と菅内閣誕生です。ただ、私は、そこに至る自民党総裁選で残念な結果になった石破代議士にエール送りたいと思っています。代議士は、鳥取県民らしい誠実で正直なお人柄、そして、政界きって政策通で、地方重視、分散型社会主張れ、大いに期待ておりました。あれだけ逆境中、皆と一致団結て本当によく戦われたと思います。どうか地に足つけて精力的に活動をし、次ときに向かっていただきたいと、陰ながら応援せていただきたいと思います。  それでは、代表質問と重なる部分もありますが、通告に従い順次質問ますので、よろしくお願いいたします。  初めに、感染症対策について、そのうち新型コロナウイルスについて、知事に質問ます。  新型コロナ対策について、地方創生臨時交付金3兆円が地方に交付れましたが、それでも約5,000億円不足ているとして、全国知事会は国に対して増額要望ております。鳥取県では、臨時交付金残額は63億円ありますが、制度融資利子補助、信用保証料補助年度負担分が約150億円見込まれており、年度途中で既に90億円近く赤字になっています。地方創生臨時交付金増額が必要です。  また、先月、鳥取県病院協会が経営悪化理由に財政支援要望れました。それ以外医院、診療所でも受診控えなどが出ていて、特に小児科、耳鼻咽喉科、歯科などへ影響が大きいようです。政府は、これら病医院、歯科経営悪化に対する支援も含め、新たに約1兆6,400億円予備費から支出するということです。医療機関経営支援、病床や療養施設確保費用補助検査体制拡充費用補助生活支援拡充などが含まれているということであります。ただ、これで足りるわけではないと思います。知事所見伺います。  鳥取県では、県民協力と対策充実で、全国中でも感染者が少なく、また、国基準以上に安全サイドに立って充実た検査や医療体制整備行ってきました。言わば模範県であります。ただ、国は、これからインフルエンザなど流行に備え、医療提供体制行き詰まり防ぐために、軽症者や新型コロナ無症状者は、入院は必要ない、ホテルや自宅で療養とする方針示されました。そうなると、本県で確保てきた空き病床と関係する医療従事者病気患者へ回す必要が出てくるではないかと思います。コロナ向け空き病床医療従事者を一部病気患者へ開放することについて、知事所見求めます。  次に、インフルエンザ流行と重なった場合、コロナ感染判別がつきにくいと言われています。まずは圧倒的に患者多いインフルエンザ検査行うことになりますが、その過程でコロナ感染危険性もあるので、やはり最初はコロナ感染に対応できる病医院受診する必要があると思います。ということで、1、コロナ対応ができる病医院増やすこと、2、発熱時にはその病医院まず受診することよく周知なければいけません。これらについて、知事所見求めます。  今後、コロナ感染はまだまだ続くとして、コロナとともに生活、経済活動も進めるウィズコロナ対策が必要になります。政府では、今月中にGoToイート実施予定、さらに東京都も対象に入れ、地域共通クーポン利用もできるフルサイズGoToトラベルも予定れ、感染防止しっかりながら、注意深く人往来が進んでいきます。その中で、鳥取県では、感染に警戒する地域、中でも特別感染警戒地域に出かける場合は、特に注意呼びかけています。そこで、人と接触がある職場として介護現場がありますが、利用者同居家族が仕事で東京や大阪などに出かけた場合、1週間は利用せてもらえないところもあるようです。これから経済活動が戻ってきて、人往来も増えるようになれば、このような事例も増えてくると思います。ウィズコロナとき迎えるに当たって、こうしたことでよいか、そういう方が利用できる施設増やす必要はないか、知事に伺います。  今月11日、県内初クラスターが発生、今回も県外から来訪者で、県外と往来、特に特別感染警戒地域往来は気つけなくてはいけません。知事も仕事柄、東京と往来が多く、感染予防徹底れていると思いますが、定期的なウイルス検査も行われているではないかと思います。仕事や冠婚葬祭などで特別感染警戒地域往来をする方、また、それら方と接触する方、さらに、旅行者と接触多い観光や飲食従業員など、心配な場合は検査受けてもらいやすくべきだと思いますが、知事所見伺います。  旅行者受け入れる本県対策として、国が開発た発症者と接触知らせるCOCOA普及が有効ですが、全国では9月11日時点で13%程度普及率しかありません。また、鳥取県が独自に進めているとっとり新型コロナ対策安心登録システム設置と利用広げていくことは、感染拡大防止に有効です。そこで、COCOA並びにとっとり新型コロナ対策安心登録システム有用性と、本県で導入状況、そして、導入進める方策について伺います。  次に、豚熱について知事に質問ます。
     今月、日本は豚熱非清浄国になってしまいました。理由は、豚熱封じ込められず、ワクチン使用たためということです。非清浄国となれば、貿易上障壁となります。豚熱、またはCSFは、豚、イノシシ特有ウイルスで、人へは感染ません。食べても問題はありません。ただ、豚やイノシシでは治療法はなく、死に至る病気ですが、ワクチンは開発をされています。  岐阜県で感染が確認れて2年がたち、飼育豚へ感染は8件まで広がりました。豚熱は、野生イノシシ経由て感染が広がることから、野山にワクチン散布、イノシシに食べさせ、抗体つくらせます。しかし、野生イノシシ感染は、18都府県まで広がり、その影響で飼育豚へ予防的ワクチン接種推奨する地域が27都府県にまで広がっています。なお、鳥取県では、予防的ワクチン接種は行われていません。  野生イノシシ感染は、西は京都府まで広がり、今年、兵庫県内京都府と県境にワクチンが散布れる予定です。これワクチンベルトといいますが、これが突破れると鳥取県でも扇ノ山など氷ノ山山系にワクチンベルト設置する必要が出てくると思われます。今後進展に伴い、県としてどう対応するのか、準備をしていく必要があるではないかと思います。中でも、ワクチン散布作業は外部委託することになるかと思いますが、現場に入る作業員確保が心配れます。兵庫県では、猟友会及び関係機関が散布することです。感染状況進展見極めながら、作業員確保検討をする必要がありますが、知事所見伺います。  最後に、観光振興について、知事に質問ます。  県は、これまでコロナ対策として積極的に数々独自支援策実施、経済下支えれました。大いに評価するものであります。ただ、コロナ感染は、いまだ終息ておらず、先が見えない状況になっています。ウィズコロナ中で、経済と両立せる落ち込んだ観光に対して、継続て対策実施する必要があります。  GoToトラベルが始まり2か月になります。東京都が除かれたこともあり、評価はまちまちですが、本県で効果はどうだったか、代表質問へ答弁もありましたが、知事に伺います。  また、先ほど述べましたように、GoToキャンペーン本格実施予定で、催物人数制限も大幅に緩和になりました。大きく観光と消費が動くだろうと期待をしています。ただ、GoToイート実施事業者が県内にいないこと、東京都と往来では航空便や直通バス役割が大きいですが、航空便は10月中は減便続ける予定だということ、特別感染警戒地域往来に警戒感が強いことなどがマイナス要素となっています。第二波が収束つつあると見方中、コロナと共存て経済活動本格的に再開しようという転換点迎えようとていますが、これら動きに対して知事所見と、これら施策が鳥取県で効果上げるためにどう対策れるか、知事に伺います。  次に、鳥取砂丘観光として、砂丘西側整備について質問ます。  新型コロナウイルス感染、東京一辺倒報道中で、地方観光地コロナ対策現場や酷暑模様など報道で出てくるは、やはり鳥取砂丘でした。何があっても注目集める鳥取県財産であります。この鳥取砂丘魅力さらに増そうと、4月に鳥取砂丘未来会議から深澤鳥取市長に対し、鳥取砂丘滞在環境等の上質化に関する提言がなれました。また、7月には、深澤鳥取市長から平井知事に対し、鳥取砂丘西側エリア活性化などへ支援要望がありました。鳥取砂丘未来会議が発足て1年半がたち、いよいよ本格的に砂丘新たな利活用、上質化ため整備がスタート地点に立ったかなと感慨深く思いました。そこで、それぞれ鳥取砂丘に関する提言、要望で、鳥取県が関わるものはどういう内容だったか、また、県としてどう対応するのか、知事に伺って、壇上で質問終わります。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)銀杏議員一般質問にお答え申し上げます。  まず、感染症対策につきまして、何点かお尋ねがございました。財源として、このたび予備費適用がございましたけれども、これで足りるわけではないと思うがいかがかと、こういうことであります。  この予備費につきましては、1兆6,300億円余り、この9月15日に執行をされたところであります。そのうち1兆2,000億円程度、医療体制に使われるということになりました。私ども、実は、地方側は、今も議員お話がございましたように、様々な事業があること訴えかけております。例えばこの医療提供体制整備につきまして、空床補償、環境整備などが必要でありますが、9月いっぱいまでしか予算がないという状況でございました。これにつきまして、10月以降も当然執行できるようになければ、第二波と呼ばれるものに対応できないではないかと、こういう出張夏頃せていただいておりまして、こうしたこと受けて、今回、10月以降もそうした予算がなされることになりました。7,000億円余り、そうした関係でも予算がついたということだと思います。また、さらに、特定そうした病院、そういうところに対する支援強化、これも1,700億円程度盛り込まれたところであります。こうしたもの以外にも、例えば診療所でインフルエンザと同時進行で来た場合体制整備であるとか、それから、診療報酬ことであるとか、市町村や国が主として自分で執行するものも入っておりまして、基本的には評価はできるところだと思います。  ただ、議員がおっしゃいましたように、まだこれで十分とは思えないところがあります。御指摘ような、地方創生臨時交付金、これは、融資私ども県は多用て、これで今雇用だとか、職場守っているわけでありますが、そういう観点でいきますと、約200億円超えるぐらいレベル後年度負担があると見込まれています。これは、今基金事業で今年度に積むことが可能だというふうに方針が転換れたわけでありますが、ただ、残念ながら、それだけ残高が今この交付金について本県はあるわけではなくて、もう既に執行超過状態になっているということであります。こうしたことなど、全国的にも5,000億円程度予算が足りないではないか、こういう意見かねて出しているところでありますが、こちら臨時交付金ほうにつきましては、今回大きな変化はないということでございます。今後も引き続いて体制整備求めてまいりたいと思います。  次に、医療体制につきましてお話がございました。医療提供体制行き詰まり防ぐために、軽症者、新型コロナ無症状者は入院が必要ないという方針が出された。医療従事者患者に回す必要があるではないか。また、コロナ対応ができる医療機関増やすということ、その周知も含めていかがかと、こういうお話でございます。  これにつきましては、本県、国求める水準以上に今医療提供体制準備せていただいております。国ほう試算では、入院ベッド数は118、必要だという試算でありますが、私どもは、約280、276人ベッドが必要だという強めといいますか、厳しめ試算をしております。それに基づいて313床確保せていただいたところであり、また、第1次的に、即応病床と言っていますが、今すぐに使える病床も現在ベースでは199確保せていただきました。これは、実は済生会病院がこのたびクラスターが発生た影響で、4人患者さん受け入れたと。まだ因果関係が完全に明らかになっていませんが、その後、医療従事者発病が確認をされたということがありまして、今、9月30日までは済生会ほうで外来診療等を閉じようというふうに昨日決定れたところであります。県としてもそれフォローアップていくと。昨日、対策本部開きまして、申し合わせたところであります。こうしたことに関連をしまして、38床、鳥取県西部で追加病床確保図っております。この関係から、199という今数字になったところでありますが、これで済生会が当面使えなくなる、その病床上回る病床が今一時的に臨時即応体制として確保れております。  こんなようなことで、病床ほう確保進めてきておりますし、それについては、病院御理解もいただいているところであります。本県場合、その辺はよく話し合いながらやっていますので、他診療に大きな影響、支障及ぼすという状況では現在ございません。他県ように、たくさんこのコロナ患者さんが入ってきて、重症者が出てきますと、その辺負担感はさらに強まると思いますが、現状では予定どおり状況で進んでおりますので、特に他診療科目ほうに回す必要があるわけではないではないかと見ています。ただ、病院によりましては、即応病床から通常診療ほうに今段階では戻せないかという相談も来ているところもあります。ですから、そういうところは柔軟に対応せていただきまして、感染症状況に応じた病院提供体制、これ随時確保ていければと思います。  なお、政府ほうでは、厚生労働省審議会ベースでありますけれども、軽症者や無症状者病院ほうに入院せるということが全国で一律に行われているは問題ではないか。これについては、見直すべきであって、当面、そうした患者さんに対しては、ホテル等の療養施設に行っていただくか、自宅で療養というように切り替えるべきという、そういう取りまとめしようとているところであります。これには、全国知事会、私もその代弁をさせていただきまして、厚生労働省や、あるいは分科会で一律な適用というはいかがかというふうに申し入れております。と申しますも、例えば他県でそういう例がたくさん報告れているというですが、無症状者で今病院に入っていただいていますけれども、その中から発症て、さらに中等症、重症というふうに進んでくる患者例というは極めて多数報告れています。最初に自宅にいてくださいというふうにますと、CTスキャンなどで肺状態検査をするということもなくなりますので、現実には症状は現れていないけれども、その後急激に変化する可能性があること見逃す可能性もあります。また、療養仕方等々、やはり病院でまずは専門的に診てもらうがいいではないかと思います。  こういう意味で、今世上行われている議論は、正直申し上げて、首都圏などで医療体制が逼迫ているところ背に腹が代えられない事情ところ代弁をしているとしか思えないです。これについては、我々としては、今批判強めていまして、やはり最初は病院でケアすることができる、それが今回新型コロナ対策では必要ではないかと考えております。もちろん川崎ですとか、あるいは東京23区であるとか、既にそういうことも言っていられない状況ところは、その事情に応じてやってもらうということは可能かもしれません。ただ、そういうところに全国合わせるというは言語道断ではないかと思っております。  次に、医療機関増やす必要があるというは、同じような考え方中で、これからインフルエンザがはやってまいります。そうすると、見分けがつかないということになるわけでありまして、通常診療所でもやはりPCR検査、あるいは抗原検査でこうした対策が取れるようにて、むしろ保健所に電話かけるだけでなくて、かかりつけ医ほうに電話をしていただいて、それで自分ところに来てください、あるいはほか病院紹介ますよというような形にたほうがいいではないかということであります。これは、リーズナブルなことであろうかと思います。  したがいまして、9月9日に県医師会と話をさせていただき、その後、また、地区医師会長などと県事務ベースで相談もせていただいております。10月いっぱいでそういう体制が整うようにやっていこうということで申合せをさせていただいております。そのためにクリアなければいけない課題もいろいろとございまして、政府側と調整たり、それから、県内でも相談をさせていただいたりて、インフルエンザ流行期目指して、11月中には何とか体制整えたいと思いますし、その折には、例えば県政だよりであるとか、ホームページであるとか、あるいは医師会協力も得て、各クリニック表示もせていただくなど、周知図らせていただきたいと思います。  次に、介護サービスにつきましてお尋ねがございました。同居御家族が仕事で流行地に行った場合に、1週間は利用できない介護事業所もあるではないか、利用できる施設増やすべきではないかと、こういうことでございますけれども、実はこれは、そうした在宅介護法律によりまして、基本的には拒否できないことになっています。ですから、どういうケースなか、ちょっと具体にお伺いをしなければいけませんけれども、サービス提供行うというが基本になっておりますし、今回一連新型コロナ対策でも、議会とも相談た予算にも反映せていただいていますが、そういうことにならないように代替サービス提供するとかというようなことも事業化をさせていただいております。基本的には、ケアマネジャーさんなどほうでその場合体制について調整をしてもらうということでございまして、介護サービスが利用継続できるようにべきだと思います。確かに4月頃ですかね、鳥取市内で結構厳格な運用がなされた時期がありましたけれども、そういうようなことも今解消れてきていると伺っておりますが、ちょっと具体事情に即して指導なり、市町村とも相談をさせていただきたいと思います。実情については、しっかりと我々もフォローアップをさせていただきたいと思います。  次に、感染危険性がある人、心配な人に対してPCR検査等を受けてもらいやすい体制つくるべきではないかと、こういうことであります。  イメージとして、大都市状況が報道れるので、見えているかもしれませんが、本県は実は全国主流とは違いまして、2月7日から疑わしい方はPCR検査受けてもらおうと、こういうようにいたしておりまして、お医者さんがこれは調べたほうがいいですよという方は全て対象とせていただいております。こうした方針は全国では特異でありますが、その関係も徹底をされてきているというふうに思いますので、基本的には今相談センターに御相談いただければと思います。ただ、全国的にもそうでありますけれども、単純に全く症状もない、心配もないけれども、調べてみたい、例えば仕事必要上等々については、自由診療で行うことになります。この受皿も今増えつつありまして、鳥取赤十字病院とか、それから鳥大附属病院でそのサービス提供が始まっておりますし、こうしたことも今後、抗原検査も含めて、広げていくことにせていただいております。必要があればということで対応せていただいております。  私どもでは、そんなわけでありますので、例えば介護施設方がちょっと調子が気になるとか、それから、病院にお勤めが決まった人でありますけれども、海外へちょっと旅行ていたという方、こういう方など、例えば3月時期とか、現在もこの連休中もやはりちょっと心配な方がいらっしゃいます。そういう方、例えば関東方面から来られて、知り合いにお会いになっていたけれども、調子崩したとか、それから、例えば運送業者でいろんなところに行っているとか、そういう方々が、いや、ちょっと心配があると相談がありまして、それはPCR検査、この連休中もやはりやっております。我々もそういう意味で、なるべく門戸開いてせていただいているところでございます。  また、COCOA等のシステムについて導入状況やその進める方策ということはいかがかと、こういうことであります。  このCOCOAについては、先行て国が始めておられまして、今、1,700万件ぐらい加入れているということであります。これは、研究によっては、例えば日本大学大前先生などは、2割程度、COCOAが普及てきて、それで実際に通知があった人、接触ましたよという知らせがあった人が8割対人接触減らしてもらうと、3分の1、感染減らす効果があると、こういう研究結果も出てきております。ですから、そろそろ効果が顕著に表れ始める頃ではないかなと思いますが、理想言えば、7割とか8割とか、そうした高いレベルで使用があったらなおよいわけでございます。そういう意味で、これは、政府挙げても呼びかけをすると思いますし、このたびGoToイートが始まりますけれども、そうした様々な事業に絡めて、こうしたこと呼びかける政府も戦略持っています。  本県としては、鳥取県ほう新型コロナ対策安心登録システムスタートせまして、現在LINEで加入ということも広げようとております。こうしたことも例えば補助条件、イベントやるときとかに入れるとか、いろいろと工夫もて、今後導入図っていければというふうに考えております。  次に、いわゆる豚熱、かつては豚コレラと呼んでいたものでありますが、その豚熱について、経口ワクチン散布準備等を進めておく必要があるではないか、人員確保も検討する必要があるではないかというお話がございました。  これにつきましては、平成30年9月に岐阜県岐阜市でこの豚熱が発見をされまして、この患畜が最初だったと思いますが、その後、一気に岐阜県内に広がったり、愛知県に広がったり、さらに飛び火ていって、群馬県とか、各地に広がっています。最近、あまり報道はないところでありますが、沖縄でこの豚熱が起こったということが今年に入ってございました後は、新規そういう感染ということは実は報告れていないところです。ただ、野生イノシシモニタリング調査をしていまして、それによりますと、その野生イノシシレベルでは今広がりも出てきておりまして、今ずっと東ほうから攻めてこられているですが、4月に入りまして、4月27日に京都府で感染が確認をされているところでございます。  これ受けまして、実は隣接県ですと、そのワクチン接種手だてが始まります。兵庫県では飼養豚、飼っている豚につきましてワクチン接種行い、さらに今おっしゃる野生イノシシ経口ワクチン、これ今与えようと始めているところであります。ただ、若干問題がありまして、今このコロナ問題もあって、経口ワクチン輸入が難しくなっています。ですから、ちょっと必要量が入手にくいというが今、兵庫県実情ようでございます。ただ、問題は、議員はイノシシおっしゃいますけれども、それ以上にやはり飼っている豚がワクチン接種をしてかからない、これが実は、数も限られていますし、効果は100%でありますので、こちらが確実なので、こちら優先せるべきだろうと思います。本県も、仮に兵庫県でそうしたことになってきますと隣接県になりますので、兵庫県で感染が確認をされた段階では本県も、地域これから決めていかなければいけませんけれども、対象となって、そういう経口ワクチン野生イノシシに、また、豚に対するワクチン接種、これが始まることになると思います。この辺は農林省ほう考え方も今後出てくるかと思うですけれども、そういう意味で、次打席に入ったという形でございまして、私どももそうした手配進める準備始めているところでございます。  ただ、なかなか特に経口ワクチンほうは作業員確保が難しい。山中に入って特殊なことをしなければいけないところであります。これは、そういう意味で、他県、例えば京都府さんなどはもう既にやっていますが、そういうは環境系NPO法人にお願いをしたりていまして、そういう専門家ほうにやってもらうというも一つ考え方なかなと思いますが、研究をしてみたいと思います。  ちなみに、この野生イノシシほう経口ワクチンはなかなか難しくて、実はイノシシに食べてもらえるように、ある一定誘因混ぜるわけですね。そうすると、熊も寄ってきまして、熊も食べてしまうと。だから、正直申し上げて、どこまで効果があるかなというが実務立場ようでございます。ですから、イノシシ経口ワクチンも確かにやらなければいけないですが、恐らくいだてんように我々ほうで進めるべきは、仮に兵庫県に入った場合には、イノシシでなく、豚ほうワクチン接種、この体制ぜひしっかりと整えてまいりたいと思います。  次に、GoToトラベルにつきましてお話がございました。本県で効果はどうであったか、また、GoToイート、あるいは東京GoToトラベル追加、こういうもので効果は期待れるではないか、どういうことやっていくかと、こういうお話でございます。  この4連休、皆様も出かけられたかもしれませんが、非常に県外ナンバーも多く、それから、砂丘はじめとた観光地はにぎわい見せました。報道によれば、昨日は9,000人超えるお客様が砂丘ほうにやってきまして、おとといは去年3倍レベルだと。それから、20日日もやはり渋滞が発生するぐらい。この2日中心にて、非常に盛況呈しまして、土産物屋さんでも売るものが売り切れてしまうと、そういう状況にもなったと伺っております。また、西ほうでは、花回廊が、これも昨年同時期比で4倍入り込みということになりました。やはりGoToトラベルで安心できるところにちょっとコロナ疲れ癒やに行きたいと、こういうことがあったではないでしょうか。鳥取県は、議会御協力もいただきまして、結構感染抑制たという評判が全国的にもついています。そういう意味で、関西方面、あるいは中国地方からやってこられるお客さん、安心感持って来られたかと思いますし、こういう砂丘とか花回廊、水木ロードもそうでありますが、屋外系ところがやはり入り込みが伸びていると思います。ですから、そうした意味で三密避けるような意識も働いた面もあったではないかなというふうに思います。GoToトラベルで東京から便につきましても、連日、下り、上り、それぞれが日分けて満席状態ということになりました。やはりそれに伴いまして、お宿ほうも、これも満室という報告も相次いでいるところでございます。去年シルバーウイークとは比較にならないほどお客様も来られましたが、恐らく夏で動かなかった分が、このお彼岸季節に入ってきたではないかなというふうに思います。今後、むしろ感染がないかどうかというがこれから1週間ぐらい、重要な時期でありまして、よく状況は調べさせていただきたいと思います。  ただ、息吹き返したような、そういう観光関係業者もそうですし、それから、土産物お菓子が本県は主力食品産業でありますが、そちらほうも生産が追いつかないぐらい、この週末はやってきたと、御購入があったというふうにも伺っております。そういうようにやはり復調兆しというは、GoToトラベル影響も確かにあったではないかなというふうに思いますが、これは、感染防止と両立せていくということがテーマであろうかと思います。GoToイートもそうであります。そういう意味で、GoToイートも、例えばうちでいうと、協賛店ステッカーが貼ってあるといったイメージガイドライン守っている、感染対策やっているお店のみ対象にするとか、そうした形でスタートをすることになると見込まれます。これにつきましては、今、追加募集ほうでしています。実は1次募集、応募者が県内もあったですけれども、これは政府選定で落選ました。それで、今回は、今3事業者が応募中であるというふうに伺っております。  いずれにいたしましても、早晩、このGoToイートが始まるではないかと思いますが、主力は県内方が県内お店に食べに行くということであります。ですから、例えばスタンプラリー的なことであるとか、そうしたインセンティブ、若干プロモーションは我々もかけたり、また、行っていただいてお店応援すると、そういったようなSNS発信とか、そうしたこと、かつて#WeLove鳥取キャンペーンでやったときように、また追加展開をしてもいいかなと思いますが、恐らく10月いっぱいぐらいでそうした本県GoToイートスタートめどが立つではないかなと思いますので、それ目指して対策検討てまいりたいと思います。  東京追加につきましては、分科会に諮って感染状況確認すると政府ほうは言っています。また、昨日、GoToイベント始めたい、それについても分科会に諮りたいと西村大臣が発言をされています。今月中ということなので、議会中ではあるですけれども、私も分科会メンバーでありますので、恐らくその案内が来るかなと思いますが、そうしたところでもよく議論せていただきたいと思いますが、感染拡大防止と両立図りながら、やはり経済、社会動かすという知恵出していくが重要なではないかなというふうに思うところでございます。東京が追加れるに当たりましても、何らかの基準示す必要があるではないか。分科会ほうでは、ステージ1、2が基本であるということ言っていますが、政府ほうもそれに対応た対策取っていただけるように、今後も申し上げていきたいと思います。  最後に、鳥取砂丘西側整備につきましてお尋ねがございました。これについては、鳥取砂丘未来会議提言があった。また、鳥取市から要望があった。鳥取県にはどんな要望が来ているか、どういうふうに対応ていくかと、こういうお尋ねでございます。  まず、両者に共通ますは、こどもの国に関連することであります。当然ながら、鳥取砂丘西側ところに新しいビジターセンターつくる、これに伴って、ゾーニング整備をしていこうと。鳥取市ほうでは、今リゾートホテル計画出しておられます。これは新型コロナで若干話は聞こえてきてはおりませんけれども、今計画変更たということがないところでございまして、今ところ、それに向かっておられる。こういうことで、一定インパクト持って、砂丘西側エリア活性化に弾みがつくではないか。それに対応たこどもの国在り方検討てほしいと、こういうお話が一つにはあるところであります。  また、未来会議ほうからは、施設老朽化、これは民間施設も含めてでありますが、そういうものに対する支援、環境整備について、それから、訪問者へ環境関係でPR、啓発ということもありました。これらは、国とタイアップて今進めています。その環境整備例えば洋式トイレにするとか、そうしたことにつきましては、このたび、計画つくって、そうしたこと進めていくことで、国事業が進むことになりました。これ活用ながら、そうした施設整備補助行っていくということがあるでしょうし、県ほう対策にも活用できると思います。また、あわせまして、その啓発事業でありますけれども、これは今まさに鳥取砂丘ほうビジターセンターでもなされているような、ああいう役割新しいビジターセンターが担っていくでありましょうから、そうしたところどういうふうに運営ていくか、この辺話合い進めていくということになろうかと思います。  他方、今、鳥取市ほうでおっしゃっておられます事柄関連についてですけれども、実は鳥取市御自身で今庁内会議進めて、グランドデザイン、方策考えていこうと、こういう今段階に入られました。これで、実は国ほうビジターセンター整備も足踏みになりまして、令和4年度完成目指すというふうに時期が今修正れてきております。まずは、鳥取市役所中で今後方針、例えばあそこは柳茶屋辺りがあるとか、それから、もちろんリゾートホテルがある、いろんなものが組み合わさってきます。そこどういうふうに考えていくかという、今グランドデザインもう一度考えるというステップに入っておられまして、その様子見ながら、私どもとしても必要な対策進めてまいりたいと思います。  そういう意味で、庁内会議をされておられますが、それが一段落する頃にでも、鳥取市側と協議本格化せていき、こうした要請事項に対する県考え方まとめていければと思っております。 ◯議長(藤縄喜和君)33番銀杏議員 ◯33番(銀杏泰利君)それぞれ答弁いただきましたが、追及質問をさせていただきたいと思います。  まず、豚熱についてでありますが、豚熱につきましては、このワクチン入荷が輸入に頼っているということで、これがなかなか確保できないというが問題で、そしてまた、まずは、飼育豚に当然投与することが大事なだというふうなことでございました。  そういう話でしたが、私ほうからは、ただ、本県では、ジビエ料理も盛んでありまして、豚熱感染死防ぐために野生イノシシワクチン投与もやはり進めたいなというふうに思うわけです。ところが、自然にできた抗体とワクチンでできた抗体と区別がつかなくなるという心配があって、国ほうでは、投与については、きちっと国指示に従って計画的に進めるだと、勝手にはできないということになっておりまして、飼育豚もそうですし、野生イノシシ投与もやはり許可が下りないとできないということになっております。イノシシほうもジビエ料理で影響受けるではないかと思いますが、そうした影響について、知事に伺いたいと思います。  観光振興につきまして、答弁いただきました。鳥取砂丘には本当にたくさん、昨年上回る3倍ぐらい観光客も来られたというふうなことで紹介もていただきましたけれども、受け入れる鳥取県対策というのをやはりしっかりなければいけないかなというふうに思うわけですね。東京都など、大阪でもそうなですが、感染拡大ている地域と往来が増えると、受け入れる県内で感染と、その拡大防止、これに力入れなくてはいけないというふうに思うですね。お話もございましたが、新型コロナ対策認証事業所増やすとか、とっとり新型コロナ対策安心登録システム普及とか、それから、県外から来県者につきましてもCOCOA導入促す、イベントでも受付で導入促すようなことをしてみたいというようなお話もございましたけれども、そういうふうなことで対策進めていく必要があります。また、来県者には、注意喚起するとともに、これら施策やっていますよということ周知する必要があると思います。  具体的に少し提案てみたいですが、人が集まる施設や店では、来店記録、感染防止、飛沫防止対策、換気対策、三密対策しっかりてもらうことが重要なわけですけれども、特にお酒入る飲食店では、ついつい声も大きくなったり、隣と距離も近くなりがちであります。店ほうからは、なかなか注意にくいということもあろうかと思います。そういうときに、県庁で行われている、この換気促すアナウンス、庁内放送でありますけれども、あのように換気促したり、また、大声や密着やんわりと注意する、BGM間に録音たそうしたアナウンス流せば、三密防ぐ効果があるではないかというふうに思うわけですね。県外から来訪者へ対策、また、受け入れる対策、これら対策行うことについて知事所見求めたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)重ねて豚熱につきましてお尋ねがございました。  まず、豚熱についてでございますけれども、おっしゃるように、これは国ほうでコントロールがれていまして、現状申しますと、例えばどの地域にイノシシ用経口ワクチン、これ散布するのか、それについては、国と調整をして決定をすることになっています。つまり、議員がおっしゃるように、めったやたらとやりますと、本当にかかったイノシシなか、ワクチンイノシシなかというが分からなくなってしまいます。また、食べること確認なければいけないわけですね。この食べた状況確認なども含めて、やはり専門的なことも必要でありますので、かなりそうした意味では国とも協議をしながら進めていくし、人材も必要だと、このような準備が必要だと思います。  これが例えばジビエ影響がどうかということでありますが、例えば若桜河戸さんとか、特にそうした問題はおっしゃっておられないが現状だと思います。それ実は先行て長野だとか、そうしたジビエやっている、イノシシもやっているところがあります。そうしたところで、例えばイノシシ値段が値崩れするとか、そうしたことは現実には起きていません。やはりCSF、この豚熱というは、人間にはかからないということは多分国民間で共有れているではないかと思います。これは、絶対にかからないですね。豚熱ほうウイルス、これ例えば鍵とますと、人間ほう鍵穴、これは開かない、合わないですね、鍵穴が鍵と。これが合うが豚とかイノシシなので、鍵穴がそういうふうにできていると。ですから、そういう意味で、人にうつる可能性というはないということであります。この辺は徹底ていけばよろしいかなというふうに思います。  また、東京から来られる方がこれからGoToトラベルで増えてくるではないか。それに向けた対策、飲食店などはどうかと、こういうことであります。  やはりCOCOAとか、また、安心登録システムようなこと徹底をしていただけるように、これはガイドライン上も対策取ることが一つあると思いますし、議員がおっしゃるようなアイデア、店内放送で何かテープレコーダー的に流してもらうというようなことも自然な形でできないか、あるいは、掲示をして、大声で話すことは控えましょうとか、それから、深酒は御注意とか、そうしたことがやはり大事なかなと思います。銀杏議員には厳しいという表情れましたが、私が言っているではなくて、お医者さんがそう言っているものですから、やはりどうしてもそういうときに飛沫が飛ぶだそうです。ですから、そういうようなことで、そうした注意事項というも分かりやすい形で示していただくように、これはお店に対しても指導ていったり、あるいは料飲生活衛生同業者組合などですね、そうしたところで周知徹底図っていただくということもありなではないかなと思います。  そういう意味で、このたび、砂丘とか、あるいは大山で地域協定結ぶことになりました。これで地域丸ごとそうしたお店づくりをしますよということ相互に見守り合っていただいてやる体制というが整っていくことになると思います。じき宣言が出されると思いますが、そういうこと一つ先進例として、こういう安心できる観光地づくりや、あるいは飲食店づくり、県ほうでも事業者と協力をして進めてまいりたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)33番銀杏議員 ◯33番(銀杏泰利君)県外から来訪者も実は増やしたい。しかし、県民皆さんは飲食に出かけるはちょっと心配だなと、県外方も来られているだろうし、ちゃんと感染防止対策がてあるだろうかと、そういうことがあるので、質問をさせていただきました。知事は、大山や砂丘安心観光飲食エリア例も出されたわけですけれども、こうしたエリア宣言が最終的に例えば鳥取市弥生町とか、米子朝日町ようなところでエリア宣言が出たりすると、皆、安心て県内人も出かけられるようになるではないかなというふうに思っております。  それで、観光振興について、さらに質問をさせていただきたいと思いますが、観光振興で県が実施た独自施策、県民だけ対象にた#WeLove鳥取キャンペーンは、パート2も含めて、効果がありました。ただ、もっと時間かけて進めるべきで、期間延長べきだと思います。先ほど少し触れられたところでありますけれども、このキャンペーンで、多く県民が改めて、そして、新たに鳥取県観光魅力発見たと思うから、こういうふうに言っております。サービス受けるだけではなくて、写真撮影をし、それSNSで発信するとか、アンケート記入などするということで、県内客が魅力再認識することができる。また、施設側としても、客観的な評価得ることで、施設や提供するサービス磨き上げることができる。地元よく知っている県内客に満足てもらうためには、それは様々な工夫取り入れて魅力向上なくては、なかなか評価は得られないと思うわけであります。鳥取県豊かな自然に甘えることなく、さらに一段とグレードアップなければ、本県観光業は花開かないと思っております。  また、一方、マイクロツーリズム、この市場開拓に目向ける必要がある、こういうふうに言われるようになってまいりました。本県では、東、中、西、圏域がそれぞれ特徴ある自然、地域文化があります。県内でもほか圏域にはまだ知らない魅力がたくさんあるというふうに思うわけです。鳥取県県民性というは、実に控え目で、いつも聞かれると、鳥取は何もないですから、こんなふうに遠慮て言うが普通なですね。東部ほうでは特にそうでありますが、さらに言えば、地元観光について認識不足で評価も低いかもしれません。もう一度地元見て、体験て、再評価て、自信持ってほしい。そのためにもう一度県民限定県内観光キャンペーン実施べきだと思います。期間延長でも、GoToに上乗せすることでも結構でありますので、この点いかがか、知事に伺いたいと思います。  鳥取大砂丘でございますが、今回、砂丘西側整備鳥取市意気込み本当に私は感じております。こどもの国キャンプ場について要望も本気で取り組もうとれているあかしだと思います。ここは鳥取市と協調ていくべきであります。知事も鳥取市で行われております庁内で検討会、それが終わってから、また協議に入りたいというお話でございますけれども、今回要望があった部分だけではなくて、こどもの国自体上質化する、県として施策自体魅力あるものに整備直す必要があるではないかと思います。どういう客層にどういうコンセプトで、だだっ広い空間にデザイン描く、もっとはっきりとゾーニングする、広い空間でも工夫て飽きさせない、テーマパークように人わくわくせるような工夫が大事であります。あれだけ広さがあるですから、夢が広がります。こどもの国魅力あるものに整備直すことについて、知事所見求めます。  そして、実は、通告ましてからもいろいろと私も思い悩みました。鳥取市からは、この砂丘西側県道から入ったところにある柳茶屋キャンプ場、これグランピングができるような、そうした有料キャンプ場にたい。ずっと奥ほうこのこどもの国キャンプ場は無料にてくれませんかというふうな話もあったように聞きました。それも、そういうのを見て、本気出しているだなというふうに思ったわけですけれども、通常は、近いところは無料で、奥に行くと有料すばらしい施設がある、こんなが普通考え方なだろうと思うわけです。となると、例えば奥こどもの国キャンプ場無料にすると、あそこはシャワー室や炊飯棟もありまして、管理費もかかっておりますので、どうするのか。あの辺はこどもの国園内でありますが、園は有料ですので、柵作る必要があるではないかなというふうなことも考えたりますと、本当にこのキャンプ場だけでも結構複雑な問題があるなというふうに思うわけです。  であるならば、いっそこと、こどもの国鳥取市に移してしまう、お願いをする、移管をしていく。市に持ってもらえれば、整備構想に沿って一体的に整備運営が実はできるわけであります。そのほうが将来砂丘整備にとってはよいではないかなというふうに思うですね。今は外部観光事業団ほうに委託をされておりますけれども、そうした考え方で、あの辺一帯整備する上で、鳥取市さんで面倒見てもらうという手もあるかなというふうに思いました。  これらについて、知事にお考えなど、感想などがございましたらお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)銀杏議員から重ねてお尋ねがございました。  #WeLove鳥取キャンペーンにつきましては、大変に評判もよかったと思います。現実にも効果も上がりまして、あまり行ったことがない人たちが新しい鳥取県魅力に気づき、それSNSで発信ていただくということもありまして、結構当時、情報もにぎやかに出されたところだと思います。例えば吉岡温泉一ノ湯さんも5,000人超えるお客様が#WeLove鳥取でやってきた。あるいは、松島遊覧、こちらも1,000人レベルでお客さんが#WeLove鳥取でやってきた。これは県内方でありますので、松島遊覧などは特に海外とか、県外お客さんが主流でありましたから、そういう意味では、大分客層も変わったということだっただろうと思います。事ほどさようでございまして、8万人お客様がこの#WeLove鳥取キャンペーンで生み出されました。また、SNSで発信するというような事業も、これも好評でございまして、パート1、パート2、そこそこ成果も上げながら、その後、今GoToトラベルに引き継いでいくと、こういう形でございます。これは、今後またGoToトラベル、多分恐らくお宿もかなり今入ってきましたし、GoToトラベル効果が出ているところだと思いますので、その効果状況も見極めながら、関係者とも話し合っていきたいと思います。  ちなみに、旅館関係からお伺いをしますと、GoToトラベルにさらに上乗せてクーポンをするのはいかがかというお考えが強いようです。結局、安いイメージがあまり先行てしまうと、そうすると、後で、その後、反動がきついわけですね。ですから、やはりある程度上質であって、一定お得感あるところがちょうどいいではないかという趣旨だと思います。ですから、深掘りクーポン発行するというよりも、それ以外、例えばラウンドトリップ推奨するような、そういう見て歩き支援みたいなこと、こういうようなこと考えてもいいかなと。現在、県民皆様もGoToトラベルキャンペーンも活用できますし、この連休から始まりましたガソリン代2,000円支援、これも県民皆さんも県内お宿に泊まれば適用れますので、今はそういう意味では、身近で安心・安全なマイクロツーリズムやるチャンスだということまた我々もアピールをさせていただきたいと思いますし、追加そうした県民向けことも検討せていただきたいと思います。  こどもの国につきまして、重ねてお尋ねがございました。  これは、今大きな仕掛けが動こうとていますので、それと連動せながら、まずは鳥取市計画づくり、プランづくりに注目をしてまいりたいと思いますし、その後展開についても、県も支援をさせていただいたり、協議に応じていくことにせていただこうと思います。私どもがこれまで市ほうから聞き取っているところでは、確かにキャンプ場整備何らか考えておられる。こどもの国ほうそのまま使うというようなお話以外ことかなというふうにも思います。例えばいろいろとあの辺面整備考える中で、連動て使えるような施設考えるとか、そうした言わばゾーン中で共同作業ようなイメージなかなというふうに捉えていましたけれども、場合によっては、今、銀杏議員がおっしゃるような、最新検討状況というもあるかもしれません。  こどもの国がどこで経営するのがいいか、また、その中どうするのがいいかというは、当然ながら、役割分担中で、リゾートホテルがあり、ビジターセンターがあり、サイクリングターミナルがあり、キャンプ場があり等々中で、我々も果たしていくべきでありましょうから、児童ため子供遊び場的なところは一定程度維持ていかなければいけないと思うですけれども、県外からお客様にも見て歩いていただく、滞在ていただくため利便性というもこれからは加味ていかなければいけないだと思います。役所的には児童厚生施設ということに頑張りたいという空気があるようでありますけれども、私はそれだけでないだろうというふうに思いますので、鳥取市側と、これはフランクに協議をさせていただきたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)33番銀杏議員 ◯33番(銀杏泰利君)本日は、感染拡大防止をしながらも、経済回復せなくてはいけないと思いまして、質問をさせていただきました。どうも鳥取県民皆さんはまだとてもおびえているではないかと。どう安心・安全提供て、その心ほぐしてウィズコロナ時代に生きていけるようにするのか、そういうこと考えながら、質問をさせていただきました。また、豚熱へ対策例に、アフターコロナ鍵となるがワクチンだということ確認をさせてもらったつもりであります。知事、感想など、ございましたらお聞かせいただきたいと思います。  以上で質問終わります。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)銀杏議員から重ねてお尋ねがございました。  確かに今新型コロナと向き合って、心落ち着かない時期県民皆様もお過ごしだと思います。ただ、片方で、議員が主張れたように、観光振興もしっかりと進めないと、本県言わばメイン産業が失われ、雇用場がなくなってしまうことにもつながりかねない。非常に厄介なところだと思います。また、人間のみならず、動物世界でも、豚熱ようなことに注意をしていかなければいけない。これから秋、冬に向けて、我々はそういう意味で最大限努力をする必要があるだと思います。  「この野分けさらにやむべくもなかりけり」、正岡子規がそういう言葉残しておられますが、ちょうど今、台風12号が本州付近に近寄ってきているところであります。そんな台風と向き合いながら、もうこれ以上、病気が悪くなることがないだろうなという、そういう思い子規は語っておられるわけであります。いろんな災禍が今降りかかってくるわけでありますけれども、やはり命と健康というもの第一義に考えて、それと併せて未来へ展望開いていく、そういう言わば台風一過ような、そういう状況というものもこれから意識的に目指してつくり上げていかなければいけないだと思います。  そういう意味で、議場で議論、いろいろと今日も賜りましたけれども、そういうことひとつ我々とても政策中に組み込みながら、例えば市内飲食店対策であるとか、それから、観光振興であるだとか、これは決して病気と両立得ないわけではないと考えております。その辺難しい選択にはなりますけれども、その挑戦果たすことにこそ、私たち鳥取県使命があると思いますし、全国的にも感染抑えてきたという実績と能力、見識、県民力というもの信じてやってまいりたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)換気ため、暫時休憩いたします。11時25分より再開いたします。        午前11時12分休憩    ────────────────        午前11時25分再開 ◯議長(藤縄喜和君)再開いたします。  引き続き、一般質問並びに議案に対する質疑行っていただきます。  13番常田賢二議員 ◯13番(常田賢二君)(登壇、拍手)県議会自由民主党常田賢二です。これより自民党県議が続きますが、まずは先陣として、私が質問せていただきます。  鳥取県新型コロナ感染者数は、9月11日以降、首都圏などから建設業従事者におけるクラスターが発生ましたが、現在36件と全国最少クラスであります。鳥取県、そして、県民皆様徹底た感染予防対策など、努力たまものであり、心から敬意表します。  鳥取県で初めて感染が確認れたが4月10日でしたが、それから間もなく半年となります。連日ように100件、200件などと報道れる都市部に比べれば、常に緊張強いられるということもなく、割と平穏な日々であり、まち活気も取り戻せるまでになっているではないでしょうか。ただ、昨日までシルバーウイークように、交流が活発になれば感染リスクは高まりますし、鳥取県でも再び感染者が増えていくことは十分考えられ、今後も予防対策講じながら、上手に付き合っていく必要があります。  大切なは、新型コロナはどんなに警戒ても感染する可能性あるウイルスですので、感染たとして、批判や誹謗中傷れるようないわれはないということです。むしろ、これまで感染例において、発熱など症状が出てから行動が冷静で適切であったことで、県内で感染拡大防ぐことに貢献れたとも言えるわけで、そのことに感謝てもいいではとも思います。  一方で、これまで約半年間には、感染リスク高めたと思い込んだ不安や恐怖心からか、残念なことに感情的になって、感染者への責任追及など、SNSへ書き込みなどによって攻撃てしまう事例がありました。ネット上で誹謗中傷するのは、ネットユーザー1%未満で、同じ人が何度も書き込んでいると言われていますので、気になければいいかもしれませんが、真偽定かでない情報がSNSなどで本当ことように拡散れ、近隣住民や職場でうわさが広まり、日常生活へ復帰が困難になったり、自責念にさいなまれ、精神的に疲弊てしまう方もおられると聞いております。  鳥取県は、8月8日、新型コロナからみんな守る鳥取県民宣言として、私たちが闘う相手は新型コロナというウイルスであって人間ではない、患者家族など新型コロナと闘う方々に対する差別的扱いや誹謗中傷は絶対に許さない、私たちができることは正確な情報、事実伝えること、偏見、差別広げるようなSNSなどで投稿や無責任なうわさ話に惑わされないようにするとともに、偏見助長する言説や根拠ない話には異議唱え、正していくことが大切だと県民に訴えました。まさにおっしゃるとおりでありますが、果たして県民心にどれだけ届いているでしょうか。  2月27日、新型コロナ影響でトイレットペーパー製造元である中国から輸入できず、品切れになると県内男性がSNSに投稿、一部の人々が買占めに走り、全国ドラッグストアやスーパーなどで在庫不足になりました。投稿た男性個人SNSサイトには非難する投稿が殺到て炎上、自宅住所や職場、個人情報ネットに公開ていたことから、ネットリンチ対象になりました。実際はトイレットペーパーは98%が国内生産で、原材料も国産、在庫も十分で、4月5日大手紙検証記事では、原因者とれた県内男性投稿は全く拡散ておらず、他者による投稿引用ツイート、リツイートもほとんどれていなかったと分析れております。このこと知っている方がどのくらいいるでしょうか。もちろんデマ投稿たことは軽率で、反省促したい気持ちはありますが、発生源だと祭り上げ、ニュース番組で宣伝、トイレットペーパーが店頭からなくなっていると消費者あおってパニックに陥れた報道在り方こそ、批判れるべきではないでしょうか。  また、県内あるコロナ感染方についても、職場が公表れたことで人物が特定れてしまい、ネットや口コミで甚大な誹謗中傷被害に遭われたと聞いております。根も葉もない臆測だけデマや、死んでくれなど常識的には考えられない書き込みなど心ない攻撃に遭われていたことに驚愕するとともに、非常に恐ろしい世の中になったと改めて誹謗中傷問題に対して、何か行動なければと思いました。  デジタルクライシス総合研究所調査によると、新型コロナにより2020年4月ネット炎上件数は3.4倍も増加ており、ネットで誹謗中傷で県民方が被害に遭われるケースが今後も増えていくではないかと危惧しております。  今後、鳥取県として、誹謗中傷とどう立ち向かっていくか、先日代表質問でも、この議場で議論れたところです。特に県は、9月10日に、県警、法務局、県弁護士会4者で感染者や、その家族など誹謗中傷から守るため共同宣言に署名れました。4者それぞれが役割果たすことで、今後抑止につながるものと期待ておりますが、絶対にお願いたいは、県としてこういうことやっていますで終わらないでいただきたいということです。人権相談窓口にても、ネット上書き込みチェック、いわゆるネットサーベイランスにても、取り組むことが目的ではなく、誹謗中傷など問題解決や未然防止が目的で、県民一人一人モラル、心行き届かせること念頭にやっていただきたいと思いますが、知事御所見お聞かせください。
     続きまして、先ほど銀杏議員からもありましたが、接触確認アプリCOCOA、新型コロナ対策安心登録システムについて質問せていただきます。  COCOAとは、陽性者と濃厚接触があったかどうか確認するアプリです。スマートフォンに登載れた無線通信機能ブルートゥース使い、スマホ持った人同士が半径1メートル以内で連続て15分以上近接すると、濃厚接触として通知れます。PCR検査などで陽性と診断れ、保健所が厚生労働省新型コロナ感染者管理システムに患者情報記録、処理番号発行、陽性者がこの番号アプリに入力登録すると、過去14日間にその人と近接た記録が残っているスマホに陽性者と濃厚接触たと通知が表示れ、PCR検査など受診促すというものです。  厚生労働省が6月19日に配信開始3か月がたちますが、9月18日現在ダウンロード数は約1,712万件、陽性登録件数は814件となっております。ダウンロード数は比較的順調に推移ているようですが、陽性登録者少なさがとても気になります。新型コロナ感染者数は、配信開始6月19日時点で1万7,512名、9月18日現在感染者数は7万7,710名ですので、この3か月で6万198名増加ております。そのうち、陽性登録れた方が814件ですから、単純計算で約1.4%方しか陽性登録ていないことになります。この少なさでは、COCOAダウンロードても濃厚接触たと通知れることがほぼなく、信憑性、必要性に課題が残ります。  陽性登録件数増やすためには、各保健所協力仰ぎ、感染れた方に必ず登録するよう要請ていただきたいですが、そもそも感染者がスマホ持っていなければアプリインストールできませんし、感染ている間にインストールれていなければ、過去データが記録れず、意味なしません。ダウンロード数増やすとともに、同時進行で陽性登録者数も増やす努力をしていただきたい。また、プライバシーに最大限配慮ているとことですが、日常生活で半径1メートル以内で連続て15分以上近接する方はそんなにいませんし、特定れてしまう不安感じ、ちゅうちょれる方もおられます。この点も改善べき課題ではないでしょうか。  オックスフォード大学研究チームは、人口約60%がこのアプリ使用すれば、局地的な流行抑えられるが、3~4割普及でもアプリがない状態と比較て、症例抑制効果はあると発表ております。8月に当会派からCOCOA利用促進について提言をしておりますが、不具合があり、先日、アプリ改修が発表れましたが、感染拡大防止する唯一アプリですので、まだまだ課題はあれど、有効に活用なければなりません。感染者濃厚接触者にのみ通知れる仕組みで、必要な情報が必要な方にのみ届くことから、感染拡大と誹謗中傷両面抑止策として有効なではないかと期待もております。  そのためにも、まずは、COCOA県民に広く知っていただき、スマホお持ち多く県民にインストールてもらう必要がありますが、どのように利用促進図っていこうと考えておられるか、先ほど答弁踏まえてお尋ねますが、例えば東京など、県外に出張や旅行をされる予定方にアプリインストールすること啓発たり、携帯ショップでアプリ説明、推奨をしてもらったり、事前インストールている陽性者同意得て、感染発覚時に即座に登録てもらうよう保健所から促してもらうことも必要だと思いますが、知事御所見お聞かせください。  鳥取県は、8月5日、新型コロナ感染拡大防ぐ新たなシステムとして、県内施設や店舗利用者、イベントなど参加者に感染が確認れたり、不特定方へ感染可能性があると判断れたりた場合、QRコード活用、参加者が事前に、あるいは、会場内で登録たメールアドレスに県から注意喚起お知らせメール送信するという、新型コロナ対策安心登録システム開設ました。  県庁職員手作りだそうですが、新宿劇場であったようなクラスターが発生た場合、即座に参加者へ通知が行けば、感染拡大未然に防ぐことができます。このシステムについて、8月より始動ており、まだまだ知らない県民も多くおられると思いますが、COCOA同様、これからどのように認知てもらうよう働きかけますか。  ちなみに、県は、9月1日からコミュニケーションアプリLINEでメッセージ配信する機能も追加れております。LINEは、日本国内SNSでは群抜いて利用れており、現在国内登録者数は8,400万人以上と言われていますので、非常に有効な手段であろうと思いますが、確かにいろいろな仕組み用意て、それぞれ特徴生かして網かけていくも一つ方策ですが、入力や登録手間鑑みると、例えば神奈川県ようにLINEに絞って注力ていくも一つ方策ではないかと思います。QRコード登録に手間取れば、受付など、一部の箇所で密な状態や渋滞が発生するおそれもありますし、メールアドレスよりスピーディーに登録ができます。また、利用する県民にとってみれば、どれ使えばいいか、周知や利用仕方によっては混乱生じさせてしまうではないでしょうか。  厚生労働省は、8月21日、COCOAから通知受けた人対象に、無料でPCR検査提供するよう各自治体に要請ましたが、この県システムで注意喚起メッセージが届いた方も同様にPCR検査や抗原検査がスムーズに無料で受けられるでしょうか。  また、県内不特定多数が参加するイベントなどでこのシステム導入ず、クラスターが発生するなど、主催者側が導入なかったことでさらなる感染拡大原因になることも十分考えられ、そのことが批判対象となり、責任を問われることもあるかと思いますが、県としてはどういうレベル、力加減で導入進めていこうとれているか、知事御所見お聞かせください。  以上、壇上から質問とせていただきます。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)常田県議から新型コロナ対策で何点かお尋ねいただきました。  まずは、クラスターにつきまして言及がございました。  クラスターにつきましては、本県でも発生をしたところでございまして、これはこの議場でも申し上げましたけれども、条例が間に合って、いち早く事業者に対して感染がまさに拡大する可能性がある、その施設、今回は宿舎でありますけれども、その使用停止等の交渉をさせていただいたり、現実にも、その後、我々ほうで使用停止後、ホテル用意をしたわけでありますけれども、その用意たホテルほうにおきまして、陽性者が後から出てきたと。これは偽陰性だっただと思うですが、その方がだんだんと時間経過とともに、明らかにウイルス発生量が増えてきて陽性化するということはあるわけであります。仮に宿舎にずっととどまっていたならば、さらに残り方々にも感染が広がっていたかもしれません。したがいまして、クラスター条例で、ここで話し合ったことがまさに生きた状況でもございました。  このことにつきまして、実は今、栃木県佐野市ホームパーティーによるクラスター、昨日報道ベースでは54人に達しています。まだ増えているというようなことで、連日、この数増やしているですね。実は、これは私どもと根っこは一緒でありまして、同じグループが分かれてこちらに来た中で、宿舎クラスターが発生をし、あちらでは、ホームパーティークラスターからさらにいろんな家族に広がったりまして、大変に急増ているという状況になっています。  本県ほうは、クラスター対策条例を基にまして、早めに抑え込んだということもあり、昨日、専門景山先生や千酌先生など交えて対策本部持ちましたけれども、市中へこの後漏れ出す可能性というはかなり低くなっただろうと。そういう意味で、警報も注意報に西部は切り替えて、東部、中部は解除するというような形をさせていただいたところでございます。こういうようなことなど、非常に感染が急拡大することがありまして、その意味、対処間違えると大変なことになるということでありまして、本県も独自そうした条例等を駆使ながら、今後も対応てまいりたいと思います。  そういう中、議員ほうからお話がございました誹謗中傷というも逆に心配もあるわけであります。この誹謗中傷対策もクラスター対策条例に盛り込み、議員皆様からも8月臨時議会でいろいろと御意見いただいたところであり、そうした実効性保とうということで、9月10日に県弁護士会、それから、法務局、また、警察本部と共同宣言出させていただいたところであります。共同て行動ていこうということでありますが、この趣旨は、実は8月5日にこのクラスター対策条例、その中に人権盛り込むという議論をさせていただき、その翌日には人権尊重社会づくり協議会ほうで御議論いただいたりたわけでありますが、これ受けて、県弁護士会から当方ほうに打診が来ていたところであります。その後、約一月かけて、弁護士会ほうも中で話をされたわけであります。その趣旨は、法的救済ということ我々は考えるわけです。民事上、それから刑事上ですね。ただ、これは結構時間がかかります。ですから、議員がおっしゃるように、未然にこういうことが起きないようにするのが一番いい方策だろうと。そういう意味で、弁護士会側としても、こうした条例を今制定する鳥取県と共同行動宣言行う。また、刑事上問題もありますので、警察、それから、人権救済仕組みある法務局、これは私ほうで加えていただいたですが、こうした連帯深めていくという宣言をすることで、言わば一定抑止力が働くではないか。つまり、こういうことは法的措置迅速に講じられる可能性があると。そういうことで抑止力につながるではないかということがありまして、ぜひそうした共同行動宣言ようなことはできないかという趣旨でありました。私どもも大賛成でございまして、後に法務局も加えて、そうした枠組み中で誹謗中傷対策やっていこうということにせていただいたところであります。  これに基づいて、今後、相談支援について在り方連絡協議する今実施しようとておりまして、そこでもまた話し合うことになりますが、想定れますは、私どもほうで証拠保全をして、それに基づいて、例えば刑事上課題、民事上課題、これに被害者方が対処やすいようにするということであります。例えば222条、刑法で脅迫罪というがあります。生命奪うぞというふうに言う。先ほど御紹介がありましたそういうふうなケースは構成要件としてこの脅迫罪に当たる可能性があります。つまり、刑事罰受ける可能性があるということですね。また、そのほかにも、例えば名誉毀損罪ということ、これは230条、それから231条侮辱罪、さらには233条業務妨害罪、偽計用いた業務妨害、こういうものも処罰対象ということになります。このような刑事手段に訴え得るということでありまして、密接に捜査当局とも情報共有をしたりすることも可能でありますし、弁護士さんほうも、例えば親告罪などもありますので、そうした意味で対処するよすがにもなるし、訴訟遂行上そういう攻撃防御方法として使うことも可能になります。また、最終的には民事裁判へ訴える可能性もあります。典型的には民法709条不法行為に基づく損害賠償請求権、こういうもの行使することも当然想定れると思います。また、民法中でも、名誉毀損た場合に謝罪広告をするという規定もございます。  こんなようなことなどに結びつけるは、やはり最後は裁判所に出ていかなければいけませんので、そういう証拠保全をしておくということ我々がネットサーベイランスやりながらやるというは、分かりやすい形として、プラスになるではないかというふうに考えております。こういうような形で、議員ほうで、単にサーベイランスをしているだけとかということではなくて、今後へ展開踏まえた上で布石として、効率的に実行ていければと思います。  また、多分一番大切なは、県民皆様がみんなでこういう誹謗中傷ということはやめていきましょうという、そういうアピールきちんと行っていくことであります。恐らくこれは国全体で本来やらなければならないことであって、政府新型コロナ分科会でも今こうしたワーキングつくって議論始めているところであります。本県は、先行クラスター対策条例などでこと、また、県民宣言として採択をさせていただき、市町村と共同そうした行動起こしていることなど、先に進めているところでございますが、こうしたことしっかりとやっていく必要があると思います。  かつてハンセン病という大変な問題がありました。私は、これと似ているところがあるではないかと思うです。社会全体、そして、個々人レベルで、言わば防衛本能が過剰に働いて、それで、人に対する攻撃始めてしまっていると。これが今回繰り返されるではないかというふうにも危惧しております。ただ、御案内ように、今このハンセン病問題をめぐって差別意識というは、恐らくほぼ解消れてきていると思います。それはやはり粘り強く県民皆様にも訴えかけて、それで、こうした差別事象はよくないだと。過去大問題だっただということ幅広く認識ていただけるようになってきています。  今この新型コロナについて誹謗中傷問題も同じ道たどってきているではないかなと思っておりますし、先ほどもちょっとお声が上がりましたが、メディア問題も当然あるわけですね。そのメディアも今この問題では一致て行動ていただけるという私どもなり感触も持っています。やはり報道について、それがいろんな副作用もたらすことは報道関係者もよく御認識いただいていますので、この点でもタッグ組んでいけると思います。そうした報道側理解、メディアほうで応援もいただければ、これについて、一定効果あるPR活動、啓発活動もできるではないかと思います。これが多分一番なければならない未然防止ということにつながってこようかと思います。  次に、アプリにつきましてお尋ねがございました。一つは、COCOAでございますし、もう一つは、LINEにも始まりました鳥取型新型コロナ対策安心登録システムであります。  このCOCOAというは、これは携帯端末中に埋め込まれていますブルートゥースという無線通信機能、これ活用するものであります。構造としては、1メーター以内に15分間いた人がいますと、お互い携帯中にその記録が残ると。これ活用まして、もし仮に陽性になった場合は、自ら端末ほうに陽性になりましたというふうに登録をしていただきますと、瞬時にてそれが相手方にも伝わるというシステムであります。現在国全体で1,700万件登録れていまして、一定効果が出始める時期に差しかかっているかと思いますが、議員がおっしゃるように、今812しか陽性者登録が出てきていないということでありまして、こうした課題もあるではないかと思われます。それ以外にもいろいろと不具合が指摘れてきていまして、ある市役所では、なぜか次から次へとCOCOA通知が来たと。調べてみると陽性者というがいるわけではない。よく分からない、そういうようなことが起こったり、そんなようなことがやはりいろいろと生じていまして、たび重ねてバージョンアップ今政府ほうもCOCOAについて行っているという状況があります。  まずは、これ広げていくという意味では、これは例えばGoToイートという新しい支援事業が始まるときに、そのお店ほうにCOCOAへ登録というもの呼びかけるようにするなど、今国も対策始められつつあるところであります。また、これについては、私どももガイドラインなどにも入れさせていただいて、COCOA呼びかけということ行っていただくようにたり、議員もおっしゃいましたが、例えば遠方へ出かける県民皆様にも、実は昨日、対策本部でも出させてもらっていますが、COCOA登録ということ呼びかけております。  一つ大きな課題があるとたら、議員御指摘がありましたような、陽性者が登録をしないということがあろうかと思います。実はこのCOCOAというアプリには一つ特徴がありまして、ブルートゥース活用で、お互いに近くにいて、15分間以上すると記録が残るわけでありますが、そこには住所だとか電話番号だとかメールアドレスだとか、そうした個人情報は登録れないわけであります。単に接触ていたという事実だけが残っているわけでございまして、この通知が行ったからといって、これは誰それさんが陽性になったということが分かるわけではないですね。また、どこでどの場所で接触たかというも実は分からないです。そういうシステムになっていますので、プライバシー問題というのに随分配慮をしてつくってあるわけでありまして、このことやはり政府も挙げて周知徹底図るべきだと思いますし、私どもも実際には県内で患者さん、陽性者が出れば、そのときにCOCOA動かしてくださいと。これは絶対に名前だとかが知れるわけではありませんからということお知らせをしながら働きかけるということやっていく必要があると思います。こんなようなことなど通じまして、COCOA活用図っていくことが大切だと思います。  また、2番目におっしゃいました鳥取型新型コロナ安心登録システムであります。これは8月5日日に本県でシステム立ち上げまして、9月1日からはLINE活用によって簡便にさらにそれができるようになりました。8月5日からシステムはメールアドレス登録するという手間がありましたけれども、LINEほうは、そういう手間が省けるわけであります。しかも、LINEに従いまして、県ほうから新型コロナについて情報随時流すことも御覧いただけるようになりますし、そういう意味で、ぜひ多く方に加入ていただくとありがたいというふうに思います。  これで、お店ほうにQRコードお配りをするわけでありまして、登録ていただければ、お店ほうにQRコードが届き、これ掲示ていただきますと、それ読み取ることで簡単にそのお店にいたということが分かります。仮にそのお店なり、あるいはイベントで陽性者が発生をしたというような場合には、接触可能性があるということになりますが、その入力は陽性者、患者さんが行うではなくて、県ほうが責任を持って行います。ですから、その場所にひもづけてありますから、その場所ということで、ここにこの陽性者方が関係があるというような場合には、この場所にいた人にお知らせをするというようなことシステム起動て行うわけですね。ですから、多分COCOAよりも確実に、このQRコード読み取ってさえいただければ、届く仕組みになっているではないかというふうに思います。これガイドライン中に埋め込む作業今始めております。  GoToイートであるとか、それから、例えばイベント助成事業なども県ほうでありますが、そうしたとき補助要件にこれ加えるというようにて徹底図っていくと。お店ほうもそんなに手間はかからないですね。先般、料飲業者皆さんと西部で会合持ちましたけれども、やはりお名前書いていただくというは抵抗があるわけでありまして、なかなかお客様に御協力いただくは難しい場合もあると。ただ、QRコード読み取っていただくということであれば簡便でありますし、それで、お客様プライバシーも立ち入らなくて済むということで、これは結構歓迎声が上がっておりました。事ほどさようでございまして、どうにかこのシステム活用ていければと思いますし、それ裏づけるような、そういう助成制度だとか、そうした呼びかけだとかをやっていければというふうに考えております。  このように、COCOAとか安心登録システム活用て接触状況というのを知ることができ、それで、感染拡大かなり防ぐことができるというメリットがありますが、多分それ以上に大切なは、私は予防対策、地味ではありますけれども、手指消毒やマスク着用、それから、親しい中でも気つけていただく、距離取っていただく、大声出さない等々がよほど大事だろうと思います。おっしゃるように、COCOAで陽性者ということ登録なければ、結局は何意味もないということになりますが、そのときに、マスクをしてちゃんと防御をしていれば、多く確率で感染は広がらないことになります。ですから、どうも国議論だとか、それから、いろいろとそういう学者議論などで、このCOCOAとか、安心登録システムさえあれば大丈夫だみたいなには物すごい抵抗感感じていまして、これさえやっておけばいいということよりも、むしろ基礎的なマスクだとか、そういう予防対策、この徹底やはり呼びかけた上で、接触知る方法として、これもぜひやってくださいというような呼びかけが多分一番効果があるではないかと思っております。  今後、議場でも議論が続きましたので、そういう補助要件へ組み込みなど、ちょっと具体的な手法展開てまいりたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)13番常田議員 ◯13番(常田賢二君)知事から御答弁いただきました。  まずは、誹謗中傷についてですけれども、知事がおっしゃるように、抑止効果というがすごく重要ですので、県民皆様へ啓発も含め、今後積極的に取り組んでいただきたいと思っております。また、最近公表や報道見ても、個人特定れないような配慮は十分に私も感じております。今後もこのこと継続てお願いたいと思いますが、同様に、誹謗中傷に遭われた方、感染れた方へアフターケアも大事なではないでしょうか。  福井県は、8月26日、県対策本部会議で、新型コロナ第一波患者、本人、または家族、104名に聞き取り調査行い、感染で困ったこととして、ほぼ4人に1人、24人方がSNSなどで誹謗中傷受けたこと上げ、その主な内容は、陽性だったことがSNSで拡散れ、普通生活ができない、家通るも嫌と言われた、子や孫も中傷受けている、そのほか、困ったこととして、周囲に不安や迷惑かけた、仕事へ復帰、個人情報取扱いなど報道へ不満があったという福井新聞記事見ました。鳥取県でもアンケート実施すれば同様な回答が寄せられるではないでしょうか。  これまで福祉生活病院常任委員会で執行部答弁からは、感染者方や公表れた店舗へアフターケアがあまりなされていないではないかとも感じました。鳥取県として、感染れた方や公表れた店舗など、誹謗中傷対象となってしまった方々に対し、現状調査やアンケートなど行い、心ケアやサポートなど、県として積極的な関与が必要ではないか。何らかの方法で救済ていく必要があるではないかと思いますが、どのように対応ていくか、知事御所見お聞かせください。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)患者さんへケアにつきましてお尋ねがございました。  議員がおっしゃるように、若干我々も当初から取扱い少し慎重にているは、プライバシーへ配慮、お店等のことも含めて、必要なことは公表ますけれども、必要でないことは公表対象から外すようなこともやるようにせていただいております。こういうようなことでプライバシーに配慮ながら、今後も運用てまいりたいと思います。  また、あわせまして、陽性となられた方へケア、心ケアということでありますが、ちょっと確かに見えにくい部分なかもしれませんけれども、実はそれは丁寧にせていただいているということ御報告申し上げたほうがいいかなと思います。なかなか言いにくいことでもあるですけれども、実際に陽性者として分かりますと、そのときから保健所保健師さんとか、衛生技師さんだとか、そうした専門職とずっと接触をしているです。その中で、状況お聞きをしたり、御相談に乗るということやっています。病院に入っておられる間は、病院ほうで健康管理もれまして、同時に実は、私も院長先生と個別にケース、ケース、お話しせていただくこともあるですけれども、やはりその中には非常に心不安抱えたり、外騒ぎに驚いたり、そういうような場合に、専門医療スタッフ手当てていただく、もちろんこれは御本人にどこまで言うかということはあるですけれども、実はそういう対処をさせていただきながら入院生活送っていただき、その状況というは保健所、あるいは私ほうにもいろんな形で入るようになっています。また、それから、退院をされた後、この後につきましては、2週間経過観察ということお願いをしているですが、その間、毎日、これは実は保健所専門職ほうから連絡取らせていただいております。目的はもちろん健康管理状況お聞き取りをするということでもあるですが、実態としては、そこでいろんな悩み事が出てまいります。ですから、場合によっては、児童相談所ようなところとか、いろいろと応援も頼みながら、そのアフターケアをさせていただいています。福井県がアンケート取られたというですが、多分アンケート取る以前に把握ておられるではないかなと思います。ですから、そういうが実情でございまして、こういうメカニズムしっかりと動かしながら、丁寧に対応ていく必要があると思います。  また、心相談につきましては、精神保健センター、それから、各保健所にやはり心問題について相談窓口というがありますし、最近はLINEも活用たSNSで相談も始めています。このSNS相談は今、週1回とか、そういうようなもの週4日だったと思いますが、平日ほぼ毎日ようにせていただくようにておりまして、中にはこういう陽性者以外にも例えばストレスで悩み抱えるとか、そうしたことも相談中には出てきているところであります。今後もきめ細かく、対象者に寄り添いながら、本県としては進めてまいりたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)13番常田議員 ◯13番(常田賢二君)感染れた方へアフターケアしっかりれているということお聞きて安心ました。  そして、COCOA、そして、安心登録システムについてですけれども、私もあくまで防止するためツールにすぎないと思っております。ただ、こういったものうまく活用することも大事だなということで今回質問せていただいております。  COCOAと安心登録システムについてですけれども、ともに感染拡大防止するためツールですので、普及せるには両方QRコード並記してステッカー作ったり、厚生労働省と連動て広報物に掲載ても効果的ではないでしょうか。また、新型コロナ対策安心登録システム、LINE公式アカウントは、鳥取県新型コロナ対策パーソナルサポートと非常に覚えにくい名称ですので、商標関係もあるかもしれませんが、COCOA同様、トリコとか、コトリといった、鳥取県にちなんだ愛称にてもいいではないかと思いました。  先ほど松田議員からも淀江産廃第3回地下水調査会で、この新型コロナ、COCOAと安心登録システム、そして、当日QRコードが3つ並列れたチラシいただきましたが、このように積極的にれておりますし、福浜議員からも、先ほど鳥取ジャズフェスタで安心登録システム使われたということで、その際、5人に1人ぐらいはグーグルにつながったりて不具合も生じたという話もお聞きました。  いずれにても、新型コロナとこれから人類は共存ていかなければなりません。今後も両方登録積極的にPRていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより追及ですが、今回COCOA、安心登録システムQRコード読み込み、LINEはスマホが前提でありますが、過去に私が一般質問でした5GとかQRコード決済もスマホがなければ利用できません。総務省が2019年5月に発表た通信利用動向調査によると、2018年時点でスマホによるインターネット利用率で鳥取県は46.1%で、全国最下位となっていました。人口比率で比較的高齢層が多い地域だからかもしれませんが、従来型携帯電話、ガラケー利用れる方が多いように感じます。ガラケー主流通信規格3Gは2022年以降、各社サービス終了ていきます。また、菅総理大臣は携帯電話料金値下げに積極的ですので、それもスマホへ移行きっかけになるかもしれません。スマホでなければ恩恵受けられない事象やサービスが今後も多く発生することが予想れますが、県内高齢中心にガラケー愛用者は多くおられます。都会と情報格差も懸念れますが、スムーズに移行するにはどうすればいいか。お得なことばかりではなく、あんしんトリピーなびアプリによる災害情報など、県民命や健康守る情報やサービス提供について、どうあるべきか。ガラケーからスマホに移行するのが趨勢かもしれませんが、ガラケーまま希望れる方や携帯電話自体持つ意向ない方に向けても必要な情報が誰一人取り残されることなく届く社会である必要があると考えます。  今後広報在り方として、県からお知らせなど行政情報が空白なく、全て県民に届くような情報発信お願いたいと思いますが、知事御所見お聞き、質問終わります。 ◯議長(藤縄喜和君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)議員から重ねてお尋ねがございました。  まず、要望というお話ではございましたが、安心登録システム等々、不具合があったということであります。ちょっとそれも調べて、グーグルになぜ飛んだかとか調べてみたいと思いますし、名称など、これからうまく変えられるか、それはよく分かりませんが、ちょっと話合いをさせていただきまして、より幅広く使っていただける環境整えていきたいと思います。また、しっかりとこうした関係広報新型コロナについて進めさせていただきたいというふうに思います。  先ほどお話がございましたスマートフォンインターネット活用状況でございますけれども、これについては、実は通信白書、最近できたものでいきますと、本県は利用率、46%とおっしゃいましたけれども、59.7%に直近は上がっております。これで全国でいきますと26位でございまして、急に上がったか、あるいはもともとデータ母数が少なくて上下に振れる癖があるか、ちょっとそこはよく分かりませんが、いずれにいたしましても、実は最近は利用率が上がってきているは、いろんなデータから出てきております。例えばスマートフォン普及率も10年前は6.7%でした。そのとき、国全体では9.7%で、3割ぐらい低いデータだったと思います。ところが、今、あまり変わらない、8割台で、大体肩並べるぐらいまでやってきていまして、母数がそうでありますから、インターネット使用率というも上がってきているだろうというふうに思います。  ただ、おっしゃるように、今5G時代ということも言われるようになってくる中、ガラパゴス携帯ままでいいかどうか等々、情報格差、デジタルディバイド生じないように対策取ることが大切であります。実は3G世界というは今供用中止てきておりますので、いずれサービスが提供れなくなる。そういうわけで、携帯会社自体も乗換え今呼びかけているところでございまして、こうした、各社ちょっといろいろと個性がありますけれども、そういう流れ中で本県もだんだんとスマートフォン世界へ、さらには5G目指すような形で動いていくではないかと思いますし、その辺我々も啓発活動といいますか、もうサービス提供が終わるとか、いろんなことやはり広報もていったりする必要があるだろうというふうに思います。  また、それ整えていく上で、情報通信基盤も整えていかなければなりませんが、今年度も三朝町など、そうした光ファイバー網敷設をする等の事業に取り組んでいます。また、今鳥取市も補正予算先頃組まれまして、さらにこうしたネットワークエリア拡大するというふうに動いてきておられます。いずれ、今、新型コロナでやはりデジタル化というが一つ課題として見えたわけです。菅総理もデジタル庁つくるとおっしゃっていますが、鳥取県でもやはりそういう意識は市町村にも今広がってきていまして、そういう情報格差なくす方向で通信基盤整えることが一気にここで整う情勢になってきております。  あとは端末でありますので、端末についても、そうした携帯各社とも連動せながら、こうしたデジタルディバイド生まないような情報活用仕方について、さらにその理解広げてまいりたいと思います。 ◯議長(藤縄喜和君)暫時休憩いたします。午後本会議は、1時15分より再開いたします。        午後0時17分休憩    ────────────────        午後1時15分再開 ◯副議長(福田俊史君)再開いたします。  引き続き、一般質問並びに議案に対する質疑行っていただきます。  10番鹿島功議員 ◯10番(鹿島功君)(登壇、拍手)皆さん、こんにちは。10番、自由民主党、鹿島功でございます。  収穫迎え、農家にとっては最も忙しい時期となりますし、また、1年苦労が実る喜び感じられる季節でもあります。今年作況概況は、8月15日時点でやや良と出ておりましたが、台風シーズン迎え、収穫までは気が抜けないところであります。全国に目向ければ、今年も自然災害に見舞われ、収穫喜び味わうことができない方もおられることは誠に残念であります。改めて食料安全保障必要性痛感ているところでございます。  まずは、初めに、農林水産業現状についてでありますが、私は、このたび、新型コロナウイルス感染影響について、畜産農家、漁業組合方に聞き取りいたしました。和牛肉が売れず、価格が低下て肥育農家は飼料代や管理費、労務費までが捻出できないし、出荷もできない。また、高級魚が売れない、価格が安いなど、厳しい現状伺い、改めてコロナ禍で苦しむ農林水産業関係者しっかりと下支えなければならない喫緊課題でもあると認識新たにた次第であります。  そんな状況中、新型コロナウイルス大混乱であまり報道れていないが、世界ではトビバッタ大群が猛威振るっているというもう一つ危機目にいたしました。東アフリカで発生、アフリカ大陸、中東、南西アジアではサバクトビバッタが、南米ではミナミアメリカバッタが大発生て、4,200万人が食料危機に瀕ているということがありました。また、中国では、東北部でクルマバッタモドキ仲間が大発生て作物食い荒らしており、極めて深刻な状況であるとことでございました。  そもそも世界人口は過去にない増加傾向にあることから、人口に対する農業生産、食料供給が慢性的に追いついていかないではないかという危惧もあります。10年、20年先には世界全体で考えても食料危機が現実ものとして、我々食卓にも影響及ぼすことが考えられます。バッタにても、世界的な人口増加にても、日常からかけ離れている他人ごとと捉えがちですが、この問題は意外と早く起きてくるかもしれません。本県農林水産業守り、県民暮らし守ること、それに備えて我が鳥取県において農業生産増やし、食料自給率上げていく取組が急がれます。  コロナように一たび感染症が世界中に蔓延すれば、マスクや医療品、それは自国優先、囲い込み図るは当然であります。もちろん草の根的に国境越えてマスク融通するなど温かいニュースもありますが、殊、食料に関していえば、命に直結する問題であり、輸入依存日本は苦境に立たされることになりはないでしょうか。例えばバッタ問題で穀物価格が高騰、あるいは市場供給が滞れば、日本畜産業は飼料不足で大打撃受けるでしょう。そして、その他、様々な農産物に影響が出るは必須であります。  そこで、私は鳥取県農林水産業について、このコロナ禍どう検証、やがて来る食料難時代に向けて、今後農政どうれていかれるか、伺いたい。コロナ禍で、和牛は価格低迷が続き、魚は高級魚が全然売れない、家が建たないので、材木が売れなく、貯木場に木材があふれ、材価が下がるなど、農林水産業販売価格が既に暴落ているものも多数あります。これから収穫期迎える米も、外食需要が縮小、民間在庫が増え、市場価格が大幅下落することも予想れます。この影響で農林水産業断念する、廃業考える方が出てくるようなことにてはならないわけであります。このような現状考えると、これまで順調に推移ていた1千億円達成プランに影響はないか、軌道修正は必要ではないか。  以上こと踏まえ、まず1つは、コロナ禍へ対応として、農林水産物価格低下対策として、今後どのように取り組んでいかれるか。そして、農林水産業事業継続や新規就農、担い手確保ためにどのような手だて考えられるか、また、近い将来、食料危機に備え、増産と自給拡大、需給バランスについては、本県としてどのように取り組んでいこうと考えられておられるか、曲がり角に差しかかった1千億円達成プラン見直しなど含め、知事所見伺いたいと思います。  なお、さき自民党代表質問で答えていただきましたので、重ならない程度でお聞かせください。  続きまして、国際交流事業について。  昨年9月一般質問で韓国交流について触れさせていただきました。江原道と交流始めて今年で26年目になります。この1年間、両国間にはいろんなことがありました。特にGSOMIA問題、徴用工問題など、これまで合意、約束ほごにするような、今後関係へ影響が心配れるようなことがいろいろありました。  7月29日読売、産経、毎日新聞に、韓国江原道平昌にある韓国自生植物園で慰安婦像にひざまずき謝罪をする安倍晋三首相た像園内に設置たと掲載れ、そして、韓国メディアもこのこと報じました。新聞読んでびっくりするやら、あきれるやら、誠に外交的に非礼であり、腹立たしく思いました。さらに気になるが、このことが江原道であったということでございます。当時、官房長官であった菅氏は、国際儀礼上許されない、報道が事実であるとすれば、日韓関係に決定的な影響与えると批判。さらに、報道受けて、もちろん設置は私有地であるため、日本大使館前や領事館前慰安婦像ように、ウィーン条約理由に日本政府が撤去迫ることはできないと話されました。一方で、私有地とはいえ、自宅一角にひっそりと建てられたものとは違い、広く多く人に見せるためにつくられたものであることも事実であり、さすがに韓国政府が他国指導者冷遇する外交慣例考慮べきと立場示しましたが、具体的な対応はまだ行われていないようで、良識ある対応望みたいものです。  初めにも述べたように、本県と江原道が交流続けて26年にもなります。国柄や県と道と違いがありましょう。いささか、このようなことが起きると、これから交流に何らかの影響がありはないかと思えるであります。  知事は、この問題について、どう考えられるか、そして、今後本県と江原道と交流について、どのような姿勢で臨もうとお考えであるか、お伺いたいと思います。  以上、壇上で質問終わりたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)鹿島議員一般質問にお答え申し上げます。  まず、農業問題につきまして、昨今状況踏まえて、様々な観点でお話いただきました。  議員が今おっしゃっておられた問題意識というは、我々皆で共有なければならないことだと思います。また、現実も直視ざる得ず、やはり今異常気象、これがもたらす生態系変化、さらには、私たちこの新型コロナという厳しい状況中で経済動向、これらが全て農業に関わってくるわけであります。ただ、議員がおっしゃるように、食料というは、私たち基本であり、例えば江戸時代でも石高で富が表されていたように、やはり農業生産というもの、食料というものが私たち暮らしに直結をし、なくてはならない生活基盤と言っていいわけであります。この食料安全保障というお言葉いただきましたけれども、そうした観点で、私どもは言わば農業県一つとしてやるべき責務果たしていく。そのために現場皆様と一緒に様々なアイデア出しながら、こうした難しい状況中でもチャレンジ進めていかなければならない、このように考えております。  議員ほうからお話がありました牛肉でございますけれども、これもキロ当たり2,400円ぐらいだったものが、一旦は1,900円切るぐらい厳しい状況枝肉価格になりました。最近は、また2,330円ぐらい、大分戻してきているとはいえ、まだ一頃ような勢いまでは届いていないというところであります。また、和子牛につきましては、恐らくこのたびも全国一競り値ということで、平均価格80万円超えてくる赤碕本県市場、これは全国に冠たるものになり始めています。全国は相場が難しい中で、本県はこれまで種雄牛造成、その成果が現れまして、比較的しっかりと持ち直してきているということなかもしれません。  ただ、いずれにいたしましても、そうした枝肉ほう価格が出口ベースで下がっているものでありますから、肥育農家中心として厳しさが増しているところであり、この背景にはコロナによりまして、高級レストランなどが動かなくなってきたという、そういう事実があります。恐らくこれからGoToイートなども都会で始まることもございまして、そういうもの活用ながら、私たちも何とか取り戻しにいけるチャンスも出てくるではないかと思います。当面、いわゆるマルキン事業と言われます価格補償制度、これについては、積立金ベースで鳥取県としても助成をさせていただいて、3分の1出させていただいているわけでありますけれども、さらに価格が実際補填れるべき9割ところから上ところですね、これについても2分の1、県ほうで上乗せ支援をするということこのたび議会同意得た予算措置によりまして始めているところであります。これは、全国でも鳥取県だけ手厚い措置でありまして、畜産農家からは、この点は非常に高く評価と感謝いただいているところであります。ちょっと思い切った政策ではありますけれども、このようなことも今後も展開ていかなければなりません。  また、今後販売戦略からは、こういうGoToイートが始まることにらみながら、東京等の高級レストランで鳥取和牛フェアやってはどうかと思います。例えば日本橋にあります有名レストランであるシェ・イノさん、こういうところでも鳥取和牛扱っていただくなど、10店舗ぐらい高級店舗でこうした鳥取和牛フェアをしていただいてはどうだろうか。今その調整をしているところであります。恐らくGoToイートが東京で始まりますと、高級レストランに行きたいお客様が多いと思います。そういうときに鳥取和牛と出会うことによりまして、そのブランド力高めていく。こういうような戦略でこの機会むしろ活用せていただき、立ち直りきっかけにできないかというように考えております。  こういうような牛について戦略がありますが、そのほかは、堅調なものが比較的今ところは多いかなと思っております。例えばブロッコリーでありますけれども、これも前半戦で4.9億円というまずまず成果でありましたし、特に単価がよかったと思います。その背景には、売出しに当たりまして、JA西部谷本組合長さんが東京FMに出られて、こうしたブロッコリーなど野菜PRをされました。なかなかリモート時代で難しいですけれども、いろんなチャンス生かして、このようにプロモーションかけていく。これが一つ戦略ではないかと思います。ネギにつきましても、今シーズン、10億円超えるという好調になってきておりまして、比較的そうした露地物野菜において、いい評価も得られているではないかなと思います。  ただ、他方で、残念ながらお米値段、今相場が決まりかけていますが、全国的に米余り状況が出ているようでありまして、その価格設定はやや軟調であるというふうに見受けられます。本県は、作柄は例年並みと考えられており、昨日も私も田んぼ刈り取る間際星空舞圃場、これはJAほう御紹介でお伺いをさせていただきましたけれども、ちょうど稲穂がたわわに実りまして、お聞きをしますと、例年より若干いいかもしれないなというぐらいでありまして、作柄はまずまずなだろうと思うですけれども、問題は価格設定。全国問題とはいえ、この辺は厳しさも増してくるかもしれません。そういう意味で、ブランド戦略しっかりとやっていく必要があります。  片方で、議員がおっしゃるような担い手問題など考えると、このコロナ中で、一つちょうどメッセージ性ある出来事もありました。例えば、andAgriさん、林原さんところでありますけれども、あそこも4名、このコロナ禍で観光関係者等を雇用れたところであります。なかなか外国人確保、労働力確保が難しい中で、こういうようなマッチングというは今後もあり得るかもしれないというふうにも思われたところであります。また、アグリスタート事業など、我々とても特徴ある農業後継育成事業進めていますが、ここに来て、ちょっとコロナで難しさが出てきている。そこで、例えば倉吉スイカ産地などとタイアップをしながら、産地協調型人材育成システムというのをこれからもう一度ちょっと手直しをしてつくっていく必要があるではないだろうか。そのほうがすぐに就農もやすいですし、何せ産地つながり中にいれば、サポートがその後生活も含めて得られやすいということもあるではないかと思います。そういうようなやり方変えながら、こうした人材確保進めていく必要があるかなと思います。  また、農業基盤整備ていくことも重要でありまして、例えばブロッコリーでいえば、おととしから冷蔵庫設置する事業開始ましたが、これが出荷調整、非常に役に立っているところであります。さらに、JA西部と鳥取中央と、2JAにまたがります広域選果場今年度整備ていまして、新しい選果場は3月頃できるではないかというふうにも思われます。こんなような対策に加えまして、低コストハウスで育苗をするとか、こういうブロッコリー生産振興なども様々な角度で進めてきているところであり、こういうこと積み重ねていくことで、後継者も言わば挑戦てみようという、農業というもの形が見えてくるではないかなというふうに思います。  こんなようなことなど通じまして、生産振興図り、今1千億円達成プラン実現進めてまいりたいと思いますが、先頃、島谷議員ときですかね、お答え申し上げましたとおり、コロナでちょっと見通しが変わってしまいましたも事実でございまして、計画年次900億円達成令和7年度、また、1千億円達成令和12年度として、それぞれ3年ほど遅らせるような、そういう調整これからJA関係各社と進めて、軌道修正図りながら、実現可能な力強い生産振興図ってまいりたいと思います。  次に、国際交流につきましてお尋ねがございました。  韓国江原道におきます民間施設において問題御指摘いただきました。国と国と間ではいろんな波風も立つこともありましょうし、そういうこと中でこそ、姉妹提携、姉妹交流事業というは、第二次世界大戦後、意識的につくられてきた経緯があります。本県場合は、市町村も含めまして、環日本海交流が非常に数としては多いところであります。それは、やはり地勢的に日本海に面しておりまして、そういう中でこの交流活発化することができれば、自分たちがフロントラインに立てるではないか、最前線として地域振興にも役立つではないかと、こういう潜在的な思いがあったと思いますし、恐らくは、かつて妻木晩田遺跡ように、古い歴史重ねてきた交流記憶というものが私たち中にもあるかもしれません。ただ、それ進めていくには、お互い立場尊重合いながら、信頼関係築くことが大事でありまして、御指摘ような事象というは、残念なことであるというふうに言わざる得ないところだろうと思います。  ただ、今回は菅官房長官など、当時、発言をされたことがございまして、韓国政府もこれについては一線画しておられるようであります。江原道交流とことおっしゃいましたが、江原道も実はこの問題とは一線画して、それについて発言控える、関わりない形に今意識的にれていると理解いたしております。我々としては、やはりこういう問題があることは、一応念頭に置くにせよ、冷静に現実見詰めて交流べき事業については、今後も機見て展開をしていくというようなポリシーではないかなと思っています。  例えば最近もこのコロナ中で、ドライブスルー型PCR検査やるというようなときに、中部県医師会などは、ウォンジュという江原道医師会と情報共有図りながら、そうやって、この交流実践をし、それがそれぞれ新型コロナ対策に役立つ、こういうこと具体的にれたりています。また、青少年皆様もインターネット通じながら交流事業、例えばパフォーマンスとか、そういうこと交換をされたりているところであります。
     是は是、非は非ということは多々あると思います。ただ、そうした中で、冷静に目事柄、現実見据えながら、言わば地に足つけたような形で、お互い信頼関係育むこと、これが重要ではないかと思いますし、それは江原道今回対応もそうでありますが、信頼関係壊すようなことにならないように、それはお互い注意払うべき点はあるだろうというふうに思っております。  ちなみに、今回銅像除幕と言われたことにつきましては、先月、予定をされていたわけでありますが、現実にはそれは行われていないというふうに理解いたしております。これからもある意味長期的視野に立ちながら、この新型コロナで現実交流は難しい環境ではありますが、信頼関係維持や醸成に努めてまいりたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)10番鹿島議員 ◯10番(鹿島功君)それでは、まず、林業について伺いたいと思います。  昨年暖冬で順調な伐採ができたことに加え、コロナ禍影響で加工業者荷受けぶりで、ストックヤードがいっぱいになり、県にストックヤード確保要求たところ、素早い対応をしていただいたこと、ありがとうございます。まずもって御礼申し上げたいと思います。  ただ、その後も材価低迷をしており、なかなか元に戻りません。私は、7月にある住宅建材メーカー営業所視察てまいりました。そこでは、主に鳥取県産材使ったCLT材で建てられた社屋と倉庫見せてもらい、話聞きました。社屋と倉庫ともおおむねCLT材だけで建てられておりました。モダンな社屋と高さ、容積が十分ある倉庫で、鉄骨が使われていないのにびっくりいたしました。しかし、鳥取県産材CLT材はこれから木材であるがために建築設計士方々に熟知れていないが現状とお話でした。イメージとして、大型構造物はりでしかないと思われるようですが、CLTは化粧板としても使うことができるということでございました。特にCLT材製造業者は全国で7社しかなく、そのうち国内2番目製造量であるということも聞きまして、全国に発信できるものと考えております。  そこで、川下住宅、公共建築物木材利用がなかなか進まない中、建築設計、工務店がコラボをして、鳥取県木材ふんだんに利用た住宅や公共建築物など設計提案、そこに県も積極的に支援たらと考えます。特にこれから需要や期待持てる加工材です。鳥取県型低コスト農業ハウスような基本設計基に、いろんなアイデア出してCLT材利用促進モデルつくり、全国発信をしたらどうかと思いますが、御感想お聞きたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)議員ほうから県産材利用につきましてお尋ねいただきました。  これにつきましては、私も平成19年に就任て以来、その促進図ろうというふうに呼びかけをしておりまして、平成19年には県産材利用促進プログラムつくり、翌年には公共事業も含めて、利用促進指針定めて、要はアクションプラン始めたところであります。現実にもいろんな形で県産材利用が広がり始めていますし、議員も御指摘いただいた木材利用先として一番大きいと思われる住宅につきましては、鳥取県場合は、住まいるプランとして、この県産材利用た場合に上乗せをして住宅助成をしていくという、そういう県産材と住宅取得促進組合せような独自事業展開ていまして、これ普及率は年追って高くなってきております。  そういう中、それ以外先ほど会社等の施設、そういう非住宅も含めた利用も必要ではないかなと、こういう御指摘だろうと思います。前回議会でも同趣旨御質問がございまして、それで、県産材利用について、過剰在庫解消ため利用促進事業、これは国事業でありますが、こういうもの活用各方面にも呼びかけさせていただきました。その結果として、今、西伯郡では南部町さんにおきまして、図書館とか公民館ですかね、複合施設がございます。法勝寺ところに造るものでありますけれども、それにこの国事業充当ながら、県産材大幅に活用するということが成果品として一つ決まってきているところであります。また、最近、こういう省エネと組み合わせた木材利用にも目向けていただこうと、鳥取県としてそのモデル住宅昨年、その考え方、プランとして発表せていただきまして、これに基づき、今年、専門家工務店皆さんなど、あるいは建築家に対する研修会実施ていますが、既に320名方がこの初夏から夏にかけまして受講れるということになってきました。実は過去も同じようなことやったことがあるですが、そのときはあまりそういうメーカーに響かないところがございまして、今回は、積極的に取り入れようというような動きになってきておりまして、これぜひ後押しをさせていただければなと思います。また、こうした非住宅系そういう県産材利用助成制度も別途つくらせていただきまして、こういうもの総合的に組み合わせながら売り込み図っていければと考えております。 ◯副議長(福田俊史君)10番鹿島議員 ◯10番(鹿島功君)続きまして、販路拡大・輸出推進課や食みやこ推進課など、農産品有利販売に力入れていただいておりますし、GoTo食みやこ鳥取キャンペーンや鳥取県巣ごもりキャンペーンなど、積極的に農産品販売促進応援をしていただいているところであります。そのような中、6月補正予算で新型コロナウイルス感染影響で客足が途絶え、売上げが減少ている鳥取地どりピヨ学校給食に供与、それから、食育活動推進、消費拡大図ったことは非常によいことではないかと思っております。また、鳥取和牛肉給食補助ということも地元伝えていく、よい食育だと思います。しかし、これは継続ていくことが大事だと思います。  とっとり県民日にちなんで、県内全て学校給食で梨使った献立が提供れています。また、日頃から米や野菜、魚など旬な地元食材積極的に活用、給食づくりが取り組まれております。例年は、1月には学校給食週間として、地産地消献立が出されております。コロナが終息ても、これら学校給食と同じような考え方で、子供たちが地元産物覚え、地元に愛着持つよい機会になること思い、地どり、そして、和牛肉、魚介類出して食育進めていただきたい。学校給食だけではなく、家庭や地域で食育という意味でも県産品口にする機会もっともっと増やしてほしいと思います。  このたびコロナ禍きっかけに、本県出身県内外学生に県産品仕送りする#よきよき鳥取取組も非常に評価たいと思ったところです。食を通して、もう一度ふるさとに愛着抱き、誇りに思い、ふるさと大事にするきっかけになるような食のみやこの取組進め、県風土、文化まで育まれるようお願いたいと思います。知事所見伺いたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)鹿島議員から重ねて食のみやこの推進、給食におきます子供たちへ普及活動についてお話がございました。  議員がおっしゃるように、やはりふるさと思い出というは食であろうかと思います。それは、ブロッコリーであれ、ネギであれ、自分周りに広がっている畑もの、これ味わった経験というは一生残るでありましょうし、また、そういうときに、将軍鍋はじめとして地元で工夫た料理など、そういうのを作ったり食べたりする、そういう思い出もまた自分言わば原体験として残るものだろうと思います。これが巡り巡って、ちょうどこのお彼岸ときも里帰りれた方が多かったようでありますが、そうやって、ふるさとと大切にする、そういう気持ちにもつながっていく、言わば愛着形成としても重要ではないかと思います。  そんな意味で、給食について、このたび新型コロナで非常に食材価格が低迷たこともあり、実際、地どりなどは使っていただけるお店、焼き鳥屋さんとか、うまく動けなかったこともございまして、それ言わば救済事業として考えられたものでございました。地どりピヨにつきましては4万人子供たち、それから、牛肉につきましては5万人、かなり数です。市町村御協力もいただきながら応募いただきまして、提供せていただきました。非常に評判もよくて、鳥取和牛給食出すときなども、聞いた話ですけれども、子供たちがこの日は休むなというふうに言い合ったとか、そういうようなことも聞かれるぐらい、やはりみんなが楽しみにた日だったろうと思います。  とっとり県民日も、給食、地元もの使うことは定着てきたと思います。これも市町村絶大な御協力や思い入れ持ってやっていただいております。例えば、大山町、中山小学校におきましては、地元で捕まったジビエ、イノシシバーグ、それから、梨スイーツとか、それから星空舞であるとか、白ネギスープであるだとか、そうしたもの提供て、言わばふるさと盛りだくさんな料理味わってもらい、子供たちにも県民日として、鳥取県すばらしさ、これ理解ていただけたではないかなと思います。  同じようなことは、#よきよき鳥取という大学生向け事業でもせていただきまして、お土産物菓子ですとか、星空舞ですとか、そうしたもの4,600人に提供せていただきました。これ副作用として、地元ほうでとりふるという就職てこっちへ帰ってきてもらうと。それから、地元子供たち、学生も地元で就職てもらうというとき就職情報、これ提供すること主たる目的とたとりふる登録もこの#よきよき鳥取事業と併せて急速に拡大をしました。こういうようなことで、ふるさとと絆、鳥取県と深める、食がいいチャンスになったではないかなというふうに思います。また、巣ごもり事業として、鳥取券という事業、これも売行きが好調でありまして、追加で提供せていただく予算が必要になるぐらいということになりました。  コロナ禍ではありますけれども、そういう中で、もう一度食を通して、また、農産物を通しまして、ふるさと大いに理解をしていただき、また将来に向けた人材育成につなげていけるように、今後も工夫展開てまいりたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)10番鹿島議員 ◯10番(鹿島功君)続きまして、国際交流について伺いたいと思います。  国際交流というは、歴史、文化、思想、考え方など、違い認識、相互に理解し合うという意味もあると思います。時には交易によって互いに利益もたらすこともあるでしょう。苦しいとき助け合うこともあるはずです。交流重ねた事実が最悪局面免れるというきっかけになることもあるかもしれません。国家間、地方政府間、民間同士など、これまで韓国、特に江原道とは様々な交流行ってきました。絆も深まっていると思います。それでも、許せないことは許せない、自分たちはこう考えるなど、自分たち姿勢決して曲げていいものではないと思います。自ら曲げて、相手に迎合するということであれば、本当意味で交流にはならないではないでしょうか。そのように考えるものであります。恐らく目には目、歯には歯で、自ら考え相手に押しつけるから、摩擦が生じるということもあるかもしれません。そうであれば、理性的に大人対応取ることも必要なことであります。  ただ、国同士ことだから、県は目そらしておくということでいいとは思えないわけです。毅然とた姿勢持っておかなければならないと思います。日本人としてプライド絶えず持ちながら、相手と交流することは大事なことと思います。そのような考え持って、県交流推進許容ている県民もたくさんいるということ分かってほしいと思うであります。このことについて、知事所見再度お伺いたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)鹿島議員から重ねて、国際交流につきましてお尋ねがございました。  これにつきましては、やはり信頼築いた上に友情友好関係というが生まれるわけであります。だからこそ、尊いものでありましょうし、永続的な関係性ができるわけであり、これが例えば第二次世界大戦ようなこと繰り返さない、その最後歯止め、かんぬきにもなり得るは、だからこそだと思います。そういう意味で、アイゼンハワー大統領がピープル・ツー・ピープルという、人間同士、人々同士が交流しようと。それシスターシティームーブメントとして、姉妹都市運動として展開をしてきた。この系譜中に私たち国際交流というは、全世界的に形成れてきているということ改めて認識べきなだろうと思います。  だからこそ、近所付き合いもそうでありますけれども、1個人格としてお互いに尊重するように、一つ一つ国、それぞれが文化持ち、それぞれが言わばその信念持ち、そういうもの同士が交流をして初めて本当意味実りある成果になるわけでありまして、互い尊重合うこと基本というは、それはいついかなるときでも持っておかないと、頓挫てしまう。しかも、それがのっぴきならないことにもなりかねないということではないかなというふうに思います。  現在、国連でいろいろと各国代表が議論ていますが、かなりリモート化れたこともありまして、若干聞いていて辛辣な言葉も使われているところであります。それは、ある意味当たり前なかもしれませんが、ただ、最後は、平和つくるために国連というは国連憲章持ってやっているわけでありますから、そういう国同士お付き合い中でも、一定節度と、それから、互い相互理解、そして、尊重合うこと、これが重要な言わば一つ価値観、主導理念でなければならないだというふうに思います。  私どももいろんな国々と交流ていますが、そういう基本的な立場は見失うことなく、今後とも展開をしてまいりたいと思います。一つ例挙げれば、これまでもいろいろと議員がおっしゃるような難しい局面というはないわけではなくて、例えば海めぐる呼称ですね、これについてもいろいろと立場違いがあると。それについて、実は交流進める協議上で度々それが停滞要因になる、話がまとまらなくなる、それはお互い言わば国というものしょっているところがありますし、我々は我々立場やはり最後は主張なければならない。ここは譲れないことであります。ですから、最近は割と北東アジアという言葉使うようになっているは、実はその辺で、私どもほうでも出した知恵中から生まれてきたものであります。  そういうようないろんな我々とても率直な対話を通じて初めて理解し合えることもあると思いますので、今後とも、そうたある意味良好な関係性というもの継承てまいりたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)10番鹿島議員 ◯10番(鹿島功君)最後質問となりますが、9月17日、18日ですか、新聞にDBSクルーズ船境港無寄港ことが出ておりました。地元としては、寝耳に水ことで、大変ショックな事件でなかったかと思います。仮にもし鳥取県がDBS船主立場であったならば、真っ先に境港関係者か、県に断り相談をするであろう、それがこれまで経緯からすると礼儀ではなかろうかと私は思うわけです。県民我々からすると、26年も交流続けた県ならば、もう少し気遣いはあるべきと思うは私だけでしょうか。  知事公約でもあった26年も続いた韓国江原道と国際交流は、ここで少し時間と情勢見直すときではないかと思いますが、いかがでしょうか。最後質問とせていただきます。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)鹿島県議から改めてお尋ねがございました。  DBSクルーズフェリーというクルーズフェリーは今なくなってしまっているわけであります。実はDBSクルーズフェリーは、会社自体、閉じてしまいまして、ドゥウォン商船という会社に引き継がれました。ただ、その引継ぎに当たりまして、私どもも旧経営陣、前船主ほうに働きかけをし、そこ通しながら、さらにはある意味直接話し合うこともあるですが、そのドゥウォン商船側ともコミュニケーションは取り続けております。そういう中で、今コロナなので、旅客が乗せられないと。フェリーとはいいながら、貨物船としてしか運用できないというような状況が現実であります。ですから、実際は休航ていたが長くあるわけでありますが、それ何とかまずは若干でも回収なければいけないので、その運航再開することにたいと。それで、貨物利用に限ってやろうと。その際、結局、舞鶴という案、それから、鳥取県境港という案ももちろんあるわけでありますが、舞鶴ほうにその中古車等の荷物需要ということでは優位性があったと。会社ほう客観的な経営判断中で、そのようにれたところでございます。  実は、このDBSクルーズフェリーにつきましては、従来から中海市長会と共同をしながら、支援事業組んでいました。この支援事業在り方も当然議論になるわけでありますが、貨物だけことでありますと、こういう支援対象とするのも難しいでないかというようにも我々は考えていたところであります。したがいまして、今後、実際にまた人が動けるようになってきて、人往来が始まってきたときに、境港という選択肢、これ残しながらという形で今話合い進めてきております。  ですから、今後どういうふうに展開するか、正直分かりませんし、前DBSクルーズフェリーという会社はなくなってしまっていて、ドゥウォン商船という新しい交渉相手になっておりますが、ただ、しっかりと人脈も残しておりますので、我々とても折衝今後もていき、もし今後何らかの展開があるというときには、議会はもちろんでありますが、また、中海市長皆様とも協議をしながら、どういう展開図るかということ議論せていただきたいというふうに思います。  なお、江原道につきましては、この経営には正直タッチていないところでございますが、江原道と境港経由することについては、共同で会社側にも働きかけていこうというようにておりまして、そういう意味で、この点においては江原道ほうと協力ていくことが得策ではないかというふうに考えております。  事ほどさようでございまして、今後とも対岸諸国中に、私どもふだんから言わば共闘体制組めるような信頼関係置ける相手がいるということは、それは戦略的には重要ではないかというふうに考えておりますので、今後も江原道と関係につきましては、直ちに見直すという局面ではないではないかなと。これからもいずれ緩やかな発展をさせていくべきなかなと思います。  いずれにいたしましても、姉妹都市交流というものは関係者理解と協力、参加下で行われるものでありますので、いろんな方々御議論聞きながら、戦略的に取り組んでまいりたいと思います。 ◯副議長(福田俊史君)暫時休憩いたします。午後2時16分より再開いたします。        午後2時06分休憩    ────────────────        午後2時16分再開 ◯副議長(福田俊史君)再開いたします。  引き続き、一般質問並びに議案に対する質疑行っていただきます。  8番松田正議員 ◯8番(松田正君)(登壇、拍手)鳥取県議会自由民主党松田正でございます。  今回、3点について質問せていただきたいと思います。前回、マスクをしながらしゃべったら、途中でぶっ倒れそうになりましたが、今日はないということで、非常にやりやすうございます。頑張ってまいります。  まず、1点目、サイクルツーリズム推進について質問ます。  本年3月、藤縄会長以下、28名をもちまして、鳥取県議会自転車活用推進議員連盟発足いたしました。コロナ禍において、なかなか活動がままならないわけでありますが、先日、少数有志で白砂青松サイクリングコース試走するなど、ナショナルサイクルルート認定に向け、機運醸成に取り組んでまいりたいと考えております。  また、去る9月19日には、大山開山1300年事業レガシー一つであります大山時間コンセプトショップが大山寺参道沿いにオープンました。今後は、大山エリアサイクルツーリズム拠点として機能も期待れており、民間機運も高まってきておることは、皆様御案内ところであると考えております。  さて、私は、本年2月定例会におきまして、次回ナショナルサイクルルート認識へ向け、県としてさらに積極的に取り組むべき、また、複数部局にまたがるので、横串刺せるようなリーダー決めて取り組んでいただきたいと趣旨発言をさせていただきました。それら受けまして、知事は、新年度は記念べき自転車道全県開通年、自転車振興進めていくためワーキンググループ再整備たい。また、統轄監が取りまとめられると答弁れましたが、その後、どのような取組をされたか、知事に伺います。また、統轄監御自身意気込みも伺いたいと思います。  あわせて、コロナ禍影響で、当初予算に計上れたインバウンド対応含めたサイクリスト聖地鳥取県整備事業等のサイクルツーリズム関連予算年度内執行ができないことが確定的であります。しかしながら、当初目的遅滞なく実現するためには、来年度以降も継続べきであると考えますが、知事所見伺います。  次に、2点目、学校生活における新型コロナウイルス感染症対策について質問ます。  島根県松江市私立高等学校学生寮においてクラスターが発生た事案受け、先般8月臨時議会で学生寮に対する施策が講じられました。さて、コロナが猛威振るい始めた、この春、こんな話伺いました。島根県私立高等学校寮に住む鳥取県出身高校生お話でございます。全国から入寮が完了て2週間後、発熱等の体調不良申し出る生徒が複数名出現た。しかし、島根県においてPCR検査は行われず、全員実家に帰された。お父さんは自営業ですが、お母さんは医療従事者、家にはがん治療中70歳おじいさん、そして、90代お年寄りもいらっしゃいます。かかりつけ医、また、保健所に何度もお願いたが、鳥取県でもPCR検査をしてもらうことができなかった。結局、対症療法にて治癒たが、本当に不安で仕方がなかったというものでありました。  私は、学生寮においては、発症た学校、また自治体が第一義的に責任を持って対処れるべきであると考えております。今回、学生寮における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン知事部局、教育委員会共同で策定れ、9月1日より適用れているとことでありますので、もし、県内高等学校等の寮において新型コロナ感染が疑われる事例が発生た場合対応知事に伺いたいと思います。  次に、先議会、コロナ禍における学校で熱中症対策一環として、エアコン運用方法、電気代について伺い、一般教室対応はしっかりとていただけたものと考えております。  しかしながら、一部の県立学校の一部の施設においては、例えば、生徒が日常的に利用する食堂等の建物、これらが別棟であるためにエアコン配置ができていないというところがあるように伺っております。こうした施設は同窓会館として設置てある場合が多く、県費投入が難しいと見解伺ったことがありますが、とはいえ、このコロナ禍、また、殊、食堂においては、食品衛生上観点からも何がしか方策講ずるべきではないかと考えますが、教育長所見伺います。  そしてもう1点、さき6月定例会自由民主党代表質問において、中島議員より、コロナ禍踏まえた来春高校入試に係る影響見極めと一定配慮必要性について質問がありました。中学3年生や保護者にとって人生左右する重要な問題でありますが、この質問に対し教育長は、検討は必要ないではという答弁でありました。今後、インフルエンザ同時流行なども想定れます。受験生や保護者方々が困ることないよう、早め周知しっかりと、対応いただきたいですが、教育長所見再度伺いたいと思います。  そして3つ目、鳥取県男女共同参画条例について伺います。  倉吉市小中学校における「スタミナ納豆歌」歌詞一節「女子力」に関する事案が全国でも話題となっております。  さて、本題に入ります前に、鳥取県男女共同参画条例についてでありますが、本条例は、平成12年12月県議会において、議員提案れ、可決、成立たものであり、全国で5例目、議員提案としては全国初の条例ということであります。条例の基本施策うち、県民から苦情等の申出審査する鳥取県男女共同参画推進員設置が特徴的とれており、過去県議会議事録遡って読んでみますと、浜田妙子議員より、男女共同参画オンブズマン制度と称賛れておりました。  条例の規定により、全県議会議員にも意見書が配付れましたので、議員皆様御承知とは思いますが、議長お許し、また新聞社許可得まして、2つ新聞記事議場皆様に配付せていただきましたので、御覧いただけますでしょうか。こちらA3やつですけれども、簡単に説明ますけれども、まず、左側、令和2年1月23日日本海新聞記事でございます。「おいしい楽しい「スタミナ納豆」倉吉市出身バンド歌作成、成徳小で披露」。記事若干抜粋ますと、「歌作ったは5人組ガールズバンド「マーブルキッズ」。メンバーも家で作るなど好きなメニューだといい「地元誇りとしてもっと発信たい」と市教委に持ちかけた。歌は、「納豆食べるよ 納豆食べるよ 筋力つくし女子力上がるし」とアップテンポな曲調で魅力アピール」「市では今後もスタミナ納豆日には全小中学校で給食時にCD流す予定といい、ボーカルあっこさんは「曲聴いていっぱい食べて子どもたちに元気になってもらいたい」と話した」ということでございました。  ところが、ちょうど半年後、右側でございますが、7月23日掲載記事になりますと「小中学校で流れた曲一節「女子力」「固定観念助長」男女共同参画推進員が指摘」という記事が載っております。そして、最後部分ですけれども、内容読んでいただきたいと思います。最後部分「2月下旬に推進員聞き取りがあり、CDは回収。市教委はマーブルキッズに歌詞変更依頼ている。野川副知事は「この件に限らず、普段見過ごしがちな言葉についても考えてみたい」と述べた」という記事、2つ並べさせていただきましたが、半年間で非常にポジティブな記事からネガティブな記事になったということで、御披露せていただきました。  そして、このニュースでございますが、ネット上でも話題となりまして、倉吉市出身、台湾在住指揮者、徳岡直樹さんや「海賊と呼ばれた男」「永遠0」など作者、作家百田尚樹さんらも表現自由侵害ではないか、公権力による検閲ではないかと意見公表れております。  以下、鳥取県男女共同参画センターウェブサイトから抜粋て引用たいと思います。  「小中学校で流れている歌について苦情。小中学校学校給食で流れている歌歌詞について苦情申出があり、令和2年2月6日より計5回推進員会議開催、調査及び審査行いました」。申出概要としましては、申出者個人、これは匿名であります。対象者は、県関係機関として、知事、教育長。  主な申出内容としましては、「「スタミナ納豆歌」という歌が、学校給食スタミナ納豆提供日に、倉吉市内全て小中学校で繰り返し流されると報道があったが、この歌「女子力が上がる」というフレーズは、女性固定観念的なイメージ助長する恐れがある」「職員がそのことに気づかなかったは、行政職員男女共同参画理解不足によるものであることから、県として行政職員に対する男女共同参画理解進める研修が必要」。これが申出でございます。  そして、審査結果といたしましては、レベルとしましては意見公表選択れました。  内容申し上げます。「「女子力が上がる」というフレーズは、女性固定観念的なイメージ助長する恐れがある」「男女共同参画観点から問題無しとはいえない歌詞含む歌について、教育現場から本申出と同種指摘がなかったこと県は重く受け止め、以下ような施策とるべきと考える」。「1、教育現場において児童生徒に性別による固定観念に基づくイメージ植え付けてしまうこと避けるために、教職員に対する研修徹底すること」「2、県民啓発するため、県及び市町村職員含む県民に対し、男女共同参画視点に立った研修プログラム提供するなど活動これまで以上に推進すること」「3、今後県が作成する研修プログラム題材として、今回事例活用すること」。以上でございます。  この裁定要約ますと、学校現場で流す歌に問題がないとは言えない歌詞があること教職員がスルーたことが問題だから、県は、今回事例活用て職員指導なさいということであります。  女子力という言葉が社会的に認知れたは、2000年代初頭に漫画家、安野モヨコさん、彼女は「シン・ゴジラ」、「エヴァンゲリオン」など庵野秀明さん奥様であります。彼女エッセイが初めてであると言われております。また、2009年には、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートれております。  ウィキペディアによると、女子力定義は「女性が自分生き方向上せたり、自身存在世の中に示すために使う力指す言葉。ただし明確な定義はなく、主に女性らしい態度や容姿、女性ならでは感覚・能力活かすことなど指す」とれております。  お昼NHK番組でも女子力アップメニュー紹介れておりました。私は、今回事案に関して、女子力という言葉が、何が男女共同参画推進に対して問題がないとは言えないなか、理解に苦しんでおります。先ほども申し上げましたが、日本海新聞記事によりますと、野川副知事は、この件に限らず、ふだん見過ごしがちな言葉についても考えてみたいとコメントれたと報道れました。まず、私にはこのコメント意味がよく理解できません。  また、今回事例どのように職員、県民皆さんへ研修に活用れるか、見当がつきません。私はこの事案について、もはや言葉狩りに当たるではないかと考えており、今回質問せていただいておりますが、私意見、また、意見公表受けて所見、そして県は具体的にどのように対応れるか、知事に伺います。  また、副知事には、新聞報道にあった発言真意伺います。  そして、教育長には、今回案件が問題がないとは言えない事案だと受け止められ、倉吉市教委に対し何がしかアクション起こされるお考えなか、伺います。  そして、私はそもそもこの条例は、県事業あるいは施策に対してものであると理解ております。条例によると、推進員会議審査結果レベルとして、勧告、意見公表、棄却、却下と4段階に規定れており、今回は上から2つ目意見公表という判断がれたわけであります。この20年間に申入れがあった件数は29件、審査結果は、勧告が3件、意見公表23件、棄却2件、却下1件となっております。うち、却下れた案件は、平成24年さざんか会館で乳幼児健診に関するもので、これは鳥取市所管であるという理由で却下れております。  私は、今回事案は、倉吉市施策に関するものであり、県事業とは到底言い難く、あくまで倉吉市所管案件であり、県男女共同参画推進員が裁定行うことは越権行為ではないかと考えております。こうした案件は却下、当該自治体に任せるべきではないかと考えますが、知事御所見と推進員会議が取り上げられた理由伺い、壇上で質問といたします。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)松田議員一般質問にお答え申し上げます。  まず、サイクルツーリズムについてお話がございました。これは自転車道が全線開通たということでありますけれども、これについてどういうような動きをしか、また、補助金扱い、来年度以降も継続するべきものではないかと、こういうようなお話がございました。  これは、議員ほうで白砂青松弓ヶ浜サイクリングロードお話をしていただきましたが、3月23日に開通をしたときも議員皆様もお出かけいただき、中にはコロナ状況もございましたけれども、試走れる方もいらっしゃいました。今回、また松田議員ほうでこのコースほう御利用いただいたということであり、感謝申し上げたいと思います。  これに合わせまして、県東西貫くルート、130キロ超えるルートになりますが、こういうものが今設定れ、さらには整備をされてきているところでございます。いろいろと標識などもつきまして、運転もやすくなったところでありますし、また、コグステーション、あるいはエイドステーションようなもの、こうしたものが順次、今増えてきている状況もあります。特に、弓ヶ浜サイクリングロードにつきましては、旅館さんなど受け止めも非常によくて、地元方々もかなり活用ていただいているということでございます。  そういう意味で、これにつきましては、県庁内でもサイクルツーリズム推進ワーキンググループ組織まして、今、例えばサイクリング協会であるとか、それから観光関係者とか、いろいろと御意見聞きながら、今後サイクリングツーリズム進め方について話合いをしているところであります。  残念ながら、本当であれば今年は華々しく、3月23日開通以後、こうした自転車道路使ったイベント展開するという予定だったですけれども、このコロナ情勢中で相次いで中止になってきている現状がございます。サイクルカーニバルinYODOEもこのたび中止にれたというふうにお伺いいたしておりますけれども、ツール・ド・大山であるとか、また、トライアスロンも形変えた形になりましたし、いろいろと難しい年回りになったなというところであります。  でも、こういう中で、例えば雑誌など全国へプレゼンス高めてパブリシティー、アピールをしていくということはあっていいと思います。近々、鳥取県この弓ヶ浜サイクリングロード等を取り上げたそうした専門誌ほうで記事も出るではないかと思いますが、そういうこと実は、私どもプロモーションかけたり、また、海外も含めまして、そうした商品化に向けた動きをさせていただいております。  そういう中、補助金も活用ながら、環境整備整えつつあるところでございまして、例えば、米子ほうでも結局サイクリングに出られる方がいらっしゃるものですから、その自転車整備をしなければいけないと。これにつきましては、今、大体160台ぐらい整備をされるに至っております。これは3月頃から比べますと4倍ぐらい規模になってきております。こういうもの積極的に整備をしていただく、そうしたことほうでも応援せていただくようにております。  また、自転車大会で鳥取すごい!ライドというのを東部でやったときでありますけれども、なかなか海外から来られるお客さんだとか遠方お客さんもいまして、自転車必ずしも持ってこない。そういうときにレンタサイクル用意なければいけない、これがボトルネックであることも分かりまして、そういう助成制度も立ち上げさせていただきました。  このたびはそうした議員連盟皆様等の御意見も入れて、弓ヶ浜サイクリングロードを一部さらに観光仕様に改修をさせていただきまして、900万円、本議会予算案として計上せていただいております。同じような形で、河原ほう自転車道整備であるとか、それから中部におけるそうしたルート設定だとか、いろいろと予算も割きながらせていただいております。
     議員もおっしゃったようなことも受けまして、いろいろと今動きも取り、助成制度も活用れているところにもなってきておりますが、御提案もございましたので、新年度以降も基本的にはこういうもの継続ながら、サイクルツーリズム発展せるように努めてまいりたいと思います。  次に、学校生活における新型コロナ対策で、学校寮お話がございました。具体事例も挙げられまして、お話いただいたところでありますが、本県では、8月12日から25日まで、隣県であった事例参考にせていただきまして専門家による全学校寮調査、そして指導をさせていただいております。それに基づきまして、先月、学校寮ガイドライン、これ策定をさせていただきました。その策定過程に当たりましては、それぞれ専門家御意見はもちろんでありますが、学校現場お話も伺いながら、策定をさせていただいたところでございます。また、これに向けた環境整備につきましても所要支援予算も計上せていただいておりまして、そういうものも活用ていただけるではないかなというふうに考えております。  議員ほうからお話がございましたような、仮に学校寮中で、そうした怪しいことがあった場合どうするかということでありますが、今回ガイドラインでは、基本的にはまず隔離をして、それで相談センター、保健所ほうに協議をしていただくと。それでその指示得ながらPCR検査等を行うということにせていただいております。そして、仮に陽性者が分かった後危機管理も含めまして、ガイドラインほうに書かせていただいておりまして、今回事案というもの参考にせていただき、適切な防疫上措置が取れるようにたところでございます。  これにつきましては、そういう意味で、制度設計をするに当たりまして、関係者とも協議をし、庁内でも議論せていただいていますが、基本的には怪しい子が、この子、大丈夫かなという子がいたら、もちろんお医者さん御意見などもお聞きをするのでありましょうけれども、PCR検査実施することに本県はせていただきます。  これ、どのことおっしゃっているかなとちょっと今思いながら伺っていたですが、実は、隣県事案ときに我々もちょっと正直びっくりは、家に帰られているですね。これについては、我々もこれは絶対フォローないといけないということで、実は、お帰りになったそういう御家庭とも連絡取って、PCR検査をさせていただいた例記憶ています。ですから、多分、いろんな例があるかもしれません。我々ほうは、こういう状態ときはむしろ学校で管理れるがいいではないかなというふうに思っていましたが、現実に帰省た形になってしまいまして、全国各地に帰されたですね。その適否について私は論じるつもりは全然ないですけれども、ただ、現実にそういうことがあったものですから、私どもとしては、保健所ほうからPCR検査御案内もせていただき、現実に検査をした例もあります。  ただ、我々マニュアル、ガイドラインでは、今回、基本的には学校ほうで隔離をする、スペース用意すると、こういうことにせていただいたところであります。  次に、鳥取県男女共同参画条例の運用につきまして何点かお尋ねがございました。この推進員意見公表について所見はどうかと、それから、本来は却下べき事案なではないか等々何点かお尋ねいただいたところであります。  このスタミナ納豆事案につきましては、当初新聞報道、私も拝見せていただき、非常に給食盛り上げる活動だったというふうに当時は思いました。それで、その後、これが男女共同参画推進員ほうで審議れているという状況で、その最終局面ですかね、事務的に私ほうにも説明が県庁内ほうからございました。  そのとき申し上げたは、これは倉吉問題ではないかと、学校現場で最終的には判断べきものでしょうということ申し上げました。これについて、多分、本人たちは全然悪気がない。この女性ガールズバンド方々ですね。そういう方々善意でやっているということもやはりあるではないだろうか。それどう考えるかは、それは学校現場がその曲使うかどうかは御判断れたらいいことではないかと、こういうようなことやり取りたこと覚えております。  最終的には、意見公表という形でまとまったようでございますが、その中に、注意て読んでいただきますと、これは県ほうに研修実施なさいと、強化なさいと、拡充なさいという趣旨公表になっていまして、それで、このことについて当否自体問題にて、それでこれ使うなという勧告にはなっていないと私は受け止めました。ですから、その辺はある程度考えられながら動いておられるかなというふうにも思ったところでございます。これは勧告ではない、意見公表でありますので、推進員皆様言わば御見識述べられて、それ参考に関係者が努力をするというものだと思います。  却下れなかったというは、恐らく推進員ロジックからますと、これは倉吉問題ではなくて県ほうで研修実施なさい、指導なさいという話だったから県ほう事務、仕事であるということではないかなと思います。それで、勧告ではないけれども、意見公表という形で考え方示したということではなかったかなと思います。  この男女共同参画条例でありますけれども、これは今、議員もおっしゃったように、実は議員立法でございまして、当時は県議会自民党や会派「信」から提案が出されまして、執行部案も出させていただいたですが、最終的には議会ほうで一つにまとめられた、その結果を条例案として最終的には審議をされ、可決をされたというものであります。当時流れからて、こういうオンブズマン制度というがありまして、先ほど浜田妙子議員当時発言お話がございましたが、そういうオンブズマン制度という行政から独立た存在として物言う方々あえてセットするという形ものでございました。ですから、それは今でも踏襲れているわけでございまして、オンブズパーソン皆さん考え方、それは言わば独立た立場で県ほうに勧告あるいは意見表明てもらうというものでございまして、今回もそういう客観的なお立場からそうした見解取りまとめられたものだと思います。  もともとそういう条例の中で設定れた御意見でございますので、それについては私どもも尊重する責務負っているところでございますが、いろいろと今後、そうした内容につきましては、適切にフォローアップをするということになるではないかと思います。ただ、それは決して、この歌使うなというようなこと、さっき、検閲というお話がありましたが、そういうことは一切私どもはやる必要はないし、その旨は実は事務局ほうには私も明確に申し上げています。  ただ、研修やりなさいというその結論だけは結局出てきたものですから、そういう研修というようなことなら、まあ、県ほうでどう考えるかなと、その辺が一つ悩みどころかもしれませんが、ただ、そういう意見公表がございましたので、それ受けて何らかの対応また事務ベースでも考えていくことになるではないかと思っております。 ◯副議長(福田俊史君)小林統轄監 ◯統轄監(小林綾子君)(登壇)私自身ワーキンググループに対する意気込みについてお尋ねがございましたので、お答え申し上げます。  この自転車振興ワーキンググループという取組に当たりまして、私自身、自転車は移動手段として活用しかてこなかったものですから、まず、サイクリング楽しむという体験をしてみたいと思っておりましたところ、先日、厳しい暑さも少し和らいだ9月上旬ですけれども、念願だった白砂青松サイクリングコース初めて自転車で試走することができましたので、少々感想お話しせていただきたいと思います。  試走前は、初心者ですので、約16キロという距離に完走できるだろうかという不安もございましてびくびくておりましたけれども、夢みなとタワー出発まして、サイクリングコース走ってみますと、アップダウンが少なくて、また道路幅も確保れていたため、初心者や家族連れでも十分走りやすく楽しめると感じました。また、弓ヶ浜半島走行中は、残念ながら大山は雲中で姿見ることはかないませんでしたけれども、弓ヶ浜半島中、ゴール地点皆生温泉と振り返れば、出発た夢みなとタワーが確認できる、こういうところ描く美保湾景色は美しいし、風も心地いいしというところで、弓ヶ浜サイクリングコース魅力堪能せていただいたところでございます。  また、その際に、サイクルツーリズム、これに熱心に取り組んでおられます米子日吉津商工会土井会長と意見交換会をさせていただきました。会長からは、県西部圏域商工会で、先ほど御紹介ありました大山時間、このようなブランド立ち上げられた中で、サイクリング切り口とた地域活性化、これに取り組むこととれました経緯だとか、この取組観光振興と経済活性化につなげていきたい、このような熱い思いお聞かせいただきました。このお話伺いながら、私がサイクルツーリズムで目指すもの、これと会長思いは同じだなということ感じました。  現在は、新型コロナウイルス感染症により、国内外、特に海外から観光誘客は難しい状況でございます。しかし、自転車振興に向けた取組が観光振興と県内経済活性化につながるよう、引き続きサイクリングや観光などはじめとた関係者皆様意見伺うとともに、県内東・中・西部、こちら地域におけるサイクリング機運、状況も踏まえながら、ワーキンググループという幅広い部局結集いたしまして、サイクルツーリズム推進に向けた施策検討てまいりたいと考えております。 ◯副議長(福田俊史君)野川副知事 ◯副知事(野川聡君)(登壇)新聞報道にあった私発言真意ということ御質問でございました。  この問題につきましては、男女共同参画推進員方から私が報告受けるに当たって、まずもって思ったは、この女子力とはどういう意味なだろうということでありました。この女子力という言葉でありますけれども、10年も前から使われていたというふうに議員もおっしゃいましたが、それも少し驚きであったわけでありますけれども、この女子力、歌詞中に「筋力もつくし女子力も上がる」と、そのように対関係にあるではないかというような推進員さん御指摘であるとか、また、この女子力という言葉だけでも言葉取ってみただけでも、いろんな使い方、使われ方があって、いい言葉と思う方もいれば、嫌だなと思う方もいらっしゃるわけでありまして、そのような点5回審査に当たって推進員方々は慎重に審査をされたというふうに私は考えております。  鳥取県男女共同参画推進条例の規定に基づき、実は県広報物ガイドライン作成いたしております。私も報告受けたときに、推進員方々がおっしゃることは、正直、なるほどなと思ったものですから、この機会にガイドラインに沿って点検をしてみる必要があるではないか、そのように思い、発言をしたものであります。それが私真意でございます。 ◯副議長(福田俊史君)山本教育長 ◯教育委員会教育長(山本仁志君)(登壇)松田議員一般質問にお答え申し上げます。  初めに、新型コロナウイルス学校対応に関連まして、県立学校食堂エアコンにつきましてお尋ねがございました。県立学校食堂は、実は11校にございまして、そのうち9校に今既にエアコンは整備れておるわけです。あるいは今整備をしているということになっておりますが、未整備学校が2校あるわけでございまして、1校は来年度整備に向けて今検討進めておるところでございますし、また、もう1校は、非常に50年近くたった老朽施設中にあるということで、これは建物改築も含めて検討が要るだろうということで、当面は、例えばスポットクーラーなど使ってしのいでいくかというようなことで今、対応をしているところでございますが、このエアコンに限らず、子供たち教育環境というもの、これいろいろと、これ優先順位などもあると思いますが、そうしたこと総合的に勘案て整備進めてまいりたいというふうに思っております。  また、高校入試対応につきましてお尋ねがございました。入試につきましては、我々も様々な事態想定ながら万全準備進める必要があるというふうに考えております。現状、一般入学選抜試験、3月9日、10日に行い、そしてそこで受検できなかった者については、3月15日に追試験行うということにておりますが、そこでも感染あるいは濃厚接触ということで受けれなかったという者につきましては、3月25日に特別措置による検査行う方針とておりまして、それにつきましては既に公表をさせていただき、ホームページなどにも掲載をしておるところでございます。  感染状況拡大に伴いまして、長期休校によって学習状況に遅れが出てくるというような場合には、出題範囲絞るといったような、そうした対応取られる県もあるわけでございますが、今ところ、本県では、そういう学習遅れというものがそうした対応取るまでことにはなっていないということでございます。  ただ、これにつきましても先ほどお話にありました、今後どうなるかは分かりません。そうしたことには常日頃から備えておく必要があるだろうというふうに思っておりまして、こうした感染状況に伴って学習進捗に影響があるような場合につきましては、出題範囲変更なども必要になる場合もあろうかというふうに思います。そうしたこと含めて、市町村教育委員会、あるいは中学校現場などとも緊密に連携ながら、引き続き検討行い、受験生、あるいは保護者方々がお困りにならないように、早め周知など含めてしっかり対応をしてまいりたいと考えております。  最後に、男女共同参画このたび推進員意見受けて、倉吉市に何かアクション起こされる考えなかというお話でありました。このCDこのたび倉吉市教育委員会ほうで各学校に配付をされ、流すか流さないかは学校長判断というようなことであったとお伺いておりますが、そのこと自体に県教委ほうで何か意見をするという立場にはないわけでございまして、特にこのたびこと受けて倉吉市にアクション起こす考えはございません。 ◯副議長(福田俊史君)8番松田議員 ◯8番(松田正君)御答弁いただきましたので、続けさせていただきたいと思います。  まず、サイクルツーリズムでございますが、知事、しっかりと取り組んでいただけるということで、引き続き御尽力いただきたい。  そして、統轄監ですね。試走れたということで、我々も何人かでこの間試走まして、境から皆生に行くはほぼ追い風なもので、非常に楽なですよ。反対向きが非常にいい感じになりますので、ぜひお楽しみいただきたいと、再度お願いたいと思います。  僕らが試走たときは、山口議員がなかなか帰ってこられませんで、私、探しに行ったですけれども、本当にすばらしいコース、また、今回、会派要望、そして議連から意見取り入れていただいて、できたばかりでちょっと心苦しいところがあったですけれども、改修ていただけるということで、ぜひとも起爆剤にていただきたいと思います。  連携ことなですけれども、これは答弁は結構ですけれども、この間、それこそ大山時間レセプション、セレモニーに行ったときに、大山町観光局が電動マウンテンバイク環境省補助金で取得れて、何かレンタル事業をされると。県事業に上がってこないので我々知らなかったですけれども、そういった取組をされているところもいろいろあるみたいですので、ぜひともその辺ピックアップていただいて、県全体で盛り上げていただきたい、お願いたい、これ要望て、次に行きます。  次は、学校生活コロナですね。私が伺った話一例申し上げました。これはその子お父さんから私に直接電話がありまして、もう終わった話なだけれども、おまえに託すから絶対伝えてくれというふうに言われましたので、今日、発言せていただきました。  いろんなことがあって、鳥取県ではしっかりと県内で面倒見るということでございますので、しっかり対応いただきたい。よろしくお願います。  そして、エアコンですが、これも分かりましたので。ちょっと今、やっているところですね。ここがなかなか難しいなというふうに私も思っておりまして、以前から提言ておったですけれども、かかられたということで安心ました。よろしくお願います。  そして、入試ですね。これも様子見ながらということでありますが、分からないですからね。追試分も含めると何パターンもつくらないといけないということが想定れます。とはいえ、本当に人生左右することでございますので、これも対応いただきたいということで、ここまで追及なしでいいです。  それでは、3点目男女共同参画条例の件について、再質問をさせていただきたいと思います。  先ほど、知事も言われましたけれども、この条例ですね、平成12年12月議会で、12月26日、私誕生日なんですけれども、公布れたですけれども、27歳、結婚たばかりで、いろんな意味でこんなことになるとは思っていなかった頃でございます。まあ、いいですけれども、自民党、会派「信」、執行部3案出して、言わばがっちゃんこていいとこ取りをしたということで、当時、これ担当課に資料頂いたですけれども、自民党が一つだっただなというふうにひとつちょっと安心たところと、当時、だから20年前ですから、当時いらっしゃったは福間議員と伊藤議員と斉木議員、恐らくこの議場に3方だけではないかと思います。ということで、その後、改正等々踏まえて今日に至っておるというところでございます。  先ほど知事答弁がありましたけれども、私、率直な感想は、知事としては問題ないと思っていらっしゃる。この言葉使うことについてどうこう言うつもりはないというふうに認識ましたが、それでいいかということ確認が1点。  あわせて、今回、取り上げるに当たって、多く女性方に意見聞いてみましたが、ほとんど方が、何が悪い、意味が分からない、生きにくい時代になったねというものでありました。その中で唯一、プレッシャーに感じる人もいるかもしれないと言われたが、私が話聞いた中では尾崎議員1人。ただ、うち娘に至っては、くだらないと吐き捨てておりましたけれども、これも報告ておきます。  そして、あわせて、質問に当たりまして、同僚倉吉市選挙区選出川部議員にお世話になりまして、倉吉市教育委員会教育長さん、事務局長さんに直接お会いました。また、そして、曲提供れた御本人お話もお電話で伺いましたが、倉吉市教育委員会としては、正直言って非常に怒っていらっしゃいまして、何が悪いだと、何でこんなこと言われる筋合いがあるだというふうに言われていました。そして、CD回収ですけれども、これはこういった案件、通知があったから一旦回収ただけだというふうに言われております。そして、歌詞変更についてですけれども、これ、新聞では、倉吉市教委は、ガールズバンドに対して歌詞変更てくれと言ったと書いてありますが、そうではなくて、こんなことになってしまっただけれども、歌詞変更というはできるだろうかというふうなニュアンスで伺ったということでございます。  あわせて、ガールズバンド方にお話聞きましたけれども、本当に言葉選んでお話しれましたが、印象は変なことになってしまって非常に意気消沈れているという印象受けました。要は、非常に傷つかれておるなというふうに私は感じました。そして、今現在、歌詞変更自分たちでしたということで、それレコーディング作業行われているということでございます。ちょっと今回、議会で取り上げるから待ってくれというふうな話はております。  それで、反響なですけれども、倉吉教育委員会に対しては、全国から電話やメール、また、ガールズバンドに対しては主にネット上における誹謗中傷、また議論吹っかけられるというようなことがありまして、午前中常田議員話もありましたが、こういった、まさに実害も出ております。  そして、この件について、内閣府男女共同参画局に、今回事案に対する見解聞いてみましたが、コメントできないということでございました。私は、先ほど、知事としてはどうこう言うつもりはないというふうに言われましたが、やはりやや行き過ぎな反応ではないかなという印象持っております。倉吉市教委言葉お借りますと、乱暴だという印象も持っております。  例えば、いろいろ調べてみましたけれども、先ほど副知事は、いろいろ広報ガイドライン見直してみたいと言っておられましたが、新聞記事、日本海新聞だけ遡ってみましたが、鳥取県警米子署にはチーム女子力という女性署員さん組織する会があり、いろんな活動をされている。これも先ほど商工会になりますけれども、河原・用瀬・佐治商工会、南商工会ですか、外国人観光客呼び込もうと、2017女子力アップツアー行った。また、ガールスカウトさんも魚さばく体験事業において、女子力伸ばすスカウト活動一環とている。これ、ちょっとなかなか面白いが出てきたですけれども、がん検診受診率向上目指す市町村という記事で、これも日本海新聞です。効果的一手手探りか。これ、南部町さんなですけれども、乳がん、子宮頸がん検査は女美祭りと銘打ち、検診以外にビューティードリンク試飲や女子力アップコーナー併設、男性は男肉祭り健診、ぜい肉から、矢印、筋肉へ一歩踏み出そうとうたったこと、これ、大分前、2016年ですけれども、れています。  今回判断によりますと、このやつなどは、即刻勧告事案になるではないかと思うわけですよね。  ほかにもいろいろ調べてみました。議会に戻ってみますと、平成27年2月定例会3月3日、女子力活用先進県として鳥取県目指してという質問浜田妙子議員がれています。同じ議会では、上村忠史先輩も女子力活用についてと質問れている。もう1個言えば、今日は、私、女子力、女子力、何回も言っていますけれども、私も共同参画について理解が不足ているから研修受けないといけないでしょうか。  私は、条例の運用についていろいろ考えるべき時期に来ているではないかと思っております。あわせて、議事録ちょっと同僚に配っておりますが見ますに、やはり推進員さん思いがちょっと強いではないかと思いました。ついては、人員数ですね、あるいは人選、そして、もう1個、事務局在り方ね、これも考えるべきではないでしょうか。いかがでしょうか。 ◯副議長(福田俊史君)答弁求めます。  平井知事 ◯知事(平井伸治君)(登壇)松田議員から重ねて男女共同参画事案につきましてお尋ねがございました。  御指摘れた歌については、先ほども申し上げましたとおり、私は特にそこに言葉差し挟むものでもございません。当時、私も事務局ほうから説明いただいたときに、これがその歌やめなさいとか、うちはそういう立場ではないだろうと。また、いろんな考え方が多分この歌中に入っていて、実際、新聞でも取り上げられて、非常に熱心なガールズバンド皆さんが給食盛り上げよう、子供たちに栄養しっかり取ってもらおう、さらには、一人一人個性があっていいだと、そういう訴えかけをするがためあの歌ということでもありますので、その辺使うか使わないかは県が口差し挟むべきものではないと、こういうように申し上げたわけでありまして、今もその考え方が変わってはおりません。  これについては、その後経過お話がいろいろとございましたけれども、先ほど申しましたように、これはオンブズパーソン制度でありまして、第三者が行政に対して中立的に物言うと、その第三者が直接住民意見聞くと、苦情受け付けると。そういう仕掛けなわけであります。したがいまして、私たち、言わば意見公表受けた、受け止める立場として、その内容当否についてとやかく申し上げることは絶対に差し控えなければいけない立場でもあります。  ですから、我々ほうでは、こうしたことについて、適切な運用をしていただきながら、私どももその御意見参考にせていただき、今後行政に努めていくというように考えているところでありまして、そのように御理解いただければいいではないかなと思います。  なお、男女共同参画推進員構成、あるいは事務局がというようなことにつきましては、これは当時、相当突っ込んだ議論がありまして、松田議員がそんなにお若かったとはちょっとびっくりましたけれども、私も年取ったものでありまして、当時、こちらにやってきて、委員会にも私は入っていました。今は亡き鉄永議員だとか、そういう方々が中心になって、調整大分汗かいてやっておられたところでございました。それで、壇上で、みんなで取りまとめたこの推進員オンブズパーソン制度、これ取り入れたこと意義について、ここでは浜崎芳宏議員が提案理由説明をされておられました。それぐらい重みある条例でございますので、ぜひ議会各会派で御意見があれば、議論をしていただければというふうに思います。  私どもは、どちらかというと、勧告等を受ける立場でございまして、我々がこういう制度がいいということ申し上げるは、僣越かと存じます。 ◯副議長(福田俊史君)8番松田議員 ◯8番(松田正君)知事、しっかりとよろしくお願いたいと思います。議会でまたということでございましたので、会派でちょっと検討たいと思います。  以上で終わります。ありがとうございます。 ◯副議長(福田俊史君)本日議事日程は全て終了いたしました。  これをもって散会いたします。        午後3時10分散会    ────────────────...