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  1. 鳥取県議会 2019-06-01
    令和元年6月定例会(第1号) 本文


    取得元: 鳥取県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    最初の箇所へ        午前10時00分開会 ◯議長藤縄喜和君)ただいまから、鳥取県議会6月定例会を開会いたします。  これより、本日の会議を開きます。  まず、会議録署名議員の指名をいたします。  会議録署名議員は、2番坂野経三郎議員、32番浜田一哉議員にお願いいたします。  次に、会期及び議事日程についてお諮りいたします。  本定例会会期は、本日から6月28日までの22日間とし、議事日程はお手元配付日程表のとおりとすることに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議はないものと認めます。よって、会期は、22日間とし、議事日程はお手元配付日程表のとおりとすることに決定いたしました。  この際、諸般の御報告を申し上げます。  まず、去る2月定例会において採択し、執行部に送付いたしました請願、陳情について議長のもとに処理状況報告が提出されましたが、その写しは、お手元配付のとおりであります。  次に、監査委員から、平成31年3月及び4月の例月現金出納検査報告議長のもとに提出されましたが、その報告書は、既に配付している写しのとおりであります。  次に、本日、知事から、平成30年度繰越計算書10件、議会の委任による専決処分報告3件及び長期継続契約締結状況についての報告書議長のもとに提出されましたが、その写しは、お手元配付のとおりであります。  本日の議事日程は、議案第1号から第12号までについて、提案理由説明であります。  それでは、議案第1号「令和年度鳥取一般会計補正予算(第1号)」から第12号「鳥取環境影響評価条例の一部を改正する条例」までを一括して議題といたします。  知事提案理由説明を求めます。  平井知事 ◯知事平井伸治君)(登壇)本定例県議会に提案いたしました諸議案説明に当たり、まずもって、県議会議員各位とともにスタートを切ります、これから4年間の県政県民皆様と力を合わせ、地域人々発展、幸福の花開くものとなるよう、一身をささげて奮闘努力してまいりますことをお誓い申し上げるものでございます。  令和という新しい時代が幕をあけました。平成の30年余りは、我が国経済高度成長から安定成長や停滞に変貌する中、大都市人口や富が集中する一方、人々が追いまくられる毎日に疑問を感じ始めた時代でもあったと言え、相次ぐ自然災害もあり、新たなライフスタイルを模索し始めた年月でもございました。  幕をあけた令和時代は、大都市中心時代から地方がリードする時代へと転換しなければなりません。豊かな自然の中で人々が支え合う生き方が令和時代テーマとなるのであれば、鳥取県のような地方が力を発揮し得る、住みやすさという新しい幸せの形や、物の大量生産大量消費とは異なる、地域活力を主軸とする価値観に転換していく時代となり得るものでありましょう。
     既に地方創生の旗手として、鳥取からこの国を変えていくべく、鳥取元気づくりを推進してきた結果、移住者数が昨年2,157名と過去最多の全国トップクラスとなり、外国人宿泊者数平成19年の知事就任以来12倍となるとともに、本県発祥手話言語条例が他県へ広がっていくなど、人口最少県である鳥取県が全国をリードする分野が生まれ始めております。  これからの令和時代議員各位県民皆様と手を携え、鳥取県が、地方全国をリードし、ふるさと鳥取県から新たな時代にふさわしい幸せの形と地域活力を創造してまいります。  まず、第1に、「安心時代」を開きます。  平成28年の鳥取中部地震、昨年の西日本豪雨や台風24号など、本県は経験したことのない自然災害に見舞われ続けており、現在も広島でレベル4の避難勧告が出され、県内でも強い雨が降っている地域がございます。これから、なお一層、地域一丸となって心一つに防災への備えを固めていかなければなりません。あわせて被災地域では、復旧から復興、さらに福を高める福高へと歩みを進め、ハード、ソフト両面にわたって安全・安心地域を築いてまいります。  また、健康や暮らし安心も重要なテーマであります。がん死亡率抑制認知症対策地域包括ケア医療的ケア児対策を初め、健康と命を守る医療健康施策、ひきこもり支援も含めた福祉施策を展開し、安心の形を地域に根づかせてまいります。  第2に、「しごと時代」を創造します。  技術革新や働き方改革などに対応して、産業雇用も新たな時代を開かなければなりません。製造品出荷額9,000億円や農業算出額900億円を目指し、県内産業成長を応援する支援をスタートさせ、起業、事業承継支援知財教育を推進するとともに、交通アクセス向上をにらみ、国際リゾートとして強力にアピールし、観光建設分野などを含めた人材育成も図ります。  また、農林水産業生産拡大所得向上に向けまして、生産基盤確立ブランド化若手後継者育成などに挑戦するとともに、商工分野農林水産分野スマート産業化を推し進めます。  第3に、「ひと新時代」に乗り出します。  子育て王国とっとりやあいサポート運動など、これまで全国の先頭を切って進めてきた運動をさらに前進させ、市町村などと協力をしながら、全国の一歩先ゆく子育て支援バリアフリー社会を展開し、障害者高齢者も女性も子供も全ての県民がお互いに支え愛のきずなで結ばれながら、生き生きと活躍できる社会を目指してまいります。また、子供たちの能力を育む学校教育充実を図るとともに、ふるさとを愛する若い力の育成医療福祉人材育成を進め、東京オリンピック・パラリンピックや関西ワールドマスターズゲームズなどを通じて、人が輝く鳥取県をつくってまいります。  第4に、「暮らし時代」を築きます。  ビジネス人材移住支援大学等との連携を展開するとともに、交流人口関係人口拡大を図り、4年間で移住者1万人達成を目指します。あわせて中山間地ビジネス支援遠隔地高校助成など、中山間地活性化を推し進めます。また、環境先進県として、プラごみ削減を初め、環境推進活動リサイクル運動などを展開し、サイクリングや星取県など、自然と調和したエコな暮らしを推進するとともに、生活困難者支援充実を図り、工芸村、文化芸術ネットワーク構築も含め、暮らしの新時代地域に展開してまいります。  第5に、「ふるさと時代」を実現します。  地方創生を積極的に展開し、ふるさと鳥取県の社会基盤活力をジビエや農泊などを含め、地域の輝く可能性を生かして築いてまいります。  ふるさと鳥取県の発展基盤となる高速道路や鉄道、空港、港湾などの整備進捗を図り、町なか活性化駅前周辺振興地域生活交通支援航空路線クルーズ船等の拡充を図ってまいります。  また、社会参画現場主義に基づく県政改革を断行し、AI等の新技術活用も含めた県民サービス向上健全財政確立PFIなどの民間とのパートナーシップ、山陰が一つとなる連携強化などに挑戦いたします。  地方こそこの国を変える力があります。ふるさと鳥取県から令和時代にふさわしい幸せの形、地域活力を創造するため、令和を開くこれからの4年間、新たな未来への礎づくり挑戦する決意でございます。  どうか議員各位県民皆様におかれましては、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。  それでは、本定例会に提案いたしました諸議案につきまして御説明申し上げます。  今議会に提案いたしました諸議案は、予算関係2件、条例関係8件、その他の案件2件の合計12件でございます。  最初に、議案第1号、令和年度鳥取一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。  まず、安心時代へのチャレンジであります。  西日本豪雨など全国的に多発している近年の水害等実情に鑑み、河川内の樹木伐採河道掘削、ため池の改修、流木災害対策等を行うほか、聴覚障害者等のためのNet119緊急通報システム導入支援いたします。  また、がん死亡率抑制に向けて、専門技術向上がん検診受診勧奨等を行うとともに、骨髄ドナーに対する支援制度を創設いたします。  さらに、不登校児等ICT活用による在宅学習支援し、とっとりひきこもり生活支援センター強化など、ひきこもり支援充実することといたします。  次に、しごと時代へのチャレンジであります。  企業成長への挑戦を応援するため、自動車、バイオ、食品、観光などの産業分野技術革新生産性向上、働き方改革等への挑戦を促す新たな支援制度を創設するほか、ビジネス人材移住支援制度をスタートさせ、首都圏等でセミナーや現地交流会を開催いたします。  また、優良な種子安定生産に向け、拠点整備技術向上人材育成に取り組み、新たにデビューする星空舞ブランド確立を図るため、PRや販路開拓を実施し、農業へのICT導入森林クラウドシステム海況予測システムなど、スマート農林水産業へとかじを切ります。さらに、皆伐再造林を新たに進めていくこととし、作業コストの低減や原木流通実態調査モデル林づくりに取り組みます。  次に、ひと新時代へのチャレンジでございます。  全国の一歩先ゆく子育て支援を実現するため、市町村関係団体連携して子育て支援のあり方を検討する組織を設けるとともに、児童相談所機能強化のため、弁護士や医師等から助言を得る体制を創設いたします。  また、児童生徒英語力向上対策導入するほか、思考力判断力表現力強化等を初めとした高大接続改革対策などを展開してまいります。  あわせて、県内企業紹介冊子仕事体験ツアーなど、ふるさと教育を推進いたします。さらに、医療的ケア児サポート体制づくり障害者スポーツ支援人材育成ロービジョンケア対策など、共生社会の実現へ、鳥取県が時代の先端を切ってまいります。  次に、暮らし時代へのチャレンジであります。  関係人口拡大に向け、受け入れプログラム策定ワークショップ開催等へ乗り出すほか、学生のIJUターン促進に資するふるさと登録導入県内就職試験交通費助成など、移住定住促進対策を講じます。  また、中山間地での多様な主体連携した生活買い物支援を展開するとともに、万葉集ゆかりの地であることを生かし、令和観光を後押しするほか、サイクリングルート整備星取県ならではの観光振興を進めてまいります。  さらに、プラごみ削減運動県内企業の脱プラスチック支援を行い、県立美術館整備、運営へのPFI導入について、事業者選定へと歩を進めてまいります。  最後に、ふるさと時代へのチャレンジであります。  令和時代を担う若者を主体とした地域づくりクラウドファンディング活用支援するとともに、地域実情に応じた新たな地域交通体系の検討に着手し、市町村が行う地域交通体系整備計画策定支援バス路線番号の設定、タクシー助成導入などにより、地域の足の確保と利便性向上を図ります。  また、国際航空便就航支援誘客プロモーションを展開するとともに、麒麟のまちシンポジウム青谷人弥生時代復顔模型製作など、歴史と文化ふるさとづくりに乗り出してまいります。  さらに、みどりの愛護のつどいの成果を引き継ぎ、緑化に係るインストラクター派遣緑化団体交流モデル園地整備など進めてまいります。  以上の結果、今回の補正予算総額は312億7,000万円余となり、補正後の予算総額は3,495億5,000万円余となるものでございます。  次に、補正予算以外の主な議案につきまして、御説明申し上げます。  議案第3号、鳥取県立美術館設置等に関する条例につきましては、県立美術館の倉吉市設置及び管理などについての必要事項を定めるとともに、県内全体にその設置の効果がもたらされるよう、美術関係ネットワークを設けることといたします。  議案第9号、鳥取産業成長応援条例につきましては、本県産業成長に向けた企業投資活動を促進し、県内産業高度化生産性向上を図り、県内経済活性化や働き方改革に資するよう、新たな支援制度を創設しようとするものでございます。  議案第10号、鳥取農作物種子条例につきましては、米、大豆等の優良な種子を安定的に供給していくため、県が行う優良品種選定原種原原種生産圃場審査及び種子生産普及のほか、必要な財政措置等について定めようとするものでございます。  議案第11号、鳥取行政組織条例及び鳥取総合事務所等設置条例の一部を改正する条例につきましては、令和の新たな時代を創造する県政を展開し、交流人口拡大や中山間地対策子育て人財育成を推進するため、令和時代創造本部交流人口拡大本部などを設置するものでございます。  以上、今回提案いたしました諸議案につきまして御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ◯議長藤縄喜和君)以上で提案理由説明は終わりました。  この際、議席の一部変更についてお諮りいたします。  お手元配付いたしました議席変更表のとおり、それぞれ議席変更いたしたいと思います。これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議はないものと認めます。よって、それぞれ議席変更することに決定いたしました。  本日の議事日程は全て終了いたしました。  これをもって散会いたします。        午前10時18分散会    ────────────────...