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  1. 京都府議会 2017-02-08
    平成29年農商工労働常任委員会閉会中 本文 開催日: 2017-02-08


    取得元: 京都府議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年農商工労働常任委員会閉会中 本文 2017-02-08 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 61 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  要約 選択 2 :  開会 選択 3 :  所管事項の調査 選択 4 :  ◯井上委員長 選択 5 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱選択 6 :  ◯井上委員長 選択 7 :  ◯中坊参考人 選択 8 :  ◯井上委員長 選択 9 :  ◯井上参考人 選択 10 :  ◯青山参考人 選択 11 :  ◯井上委員長 選択 12 :  ◯岸本委員 選択 13 :  ◯青山参考人 選択 14 :  ◯岸本委員 選択 15 :  ◯村井委員 選択 16 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱選択 17 :  ◯村井委員 選択 18 :  ◯中坊参考人 選択 19 :  ◯村井委員 選択 20 :  ◯中坊参考人 選択 21 :  ◯村井委員 選択 22 :  ◯中坊参考人 選択 23 :  ◯村井委員 選択 24 :  ◯堤委員 選択 25 :  ◯青山参考人 選択 26 :  ◯堤委員 選択 27 :  ◯青山参考人 選択 28 :  ◯堤委員 選択 29 :  ◯青山参考人 選択 30 :  ◯堤委員 選択 31 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱) 選択 32 :  ◯堤委員 選択 33 :  ◯光永委員 選択 34 :  ◯中坊参考人 選択 35 :  ◯光永委員 選択 36 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱選択 37 :  ◯光永委員 選択 38 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱選択 39 :  ◯光永委員 選択 40 :  ◯中坊参考人 選択 41 :  ◯光永委員 選択 42 :  ◯井上参考人 選択 43 :  ◯光永委員 選択 44 :  ◯井上参考人 選択 45 :  ◯林田委員 選択 46 :  ◯中坊参考人 選択 47 :  ◯林田委員 選択 48 :  ◯中坊参考人 選択 49 :  ◯林田委員 選択 50 :  ◯中坊参考人 選択 51 :  ◯林田委員 選択 52 :  ◯松岡副委員長 選択 53 :  ◯中坊参考人 選択 54 :  ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱選択 55 :  ◯松岡副委員長 選択 56 :  ◯中坊参考人 選択 57 :  ◯菅谷副委員長 選択 58 :  ◯青山参考人 選択 59 :  ◯井上委員長 選択 60 :  その他 選択 61 :  閉会 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1:                                      別 紙              議 事 の 経 過 概 要 ┌                                       ┐ │ 井上委員長開会宣告の後、議事に入り、所管事項の調査等を行い、閉会た。   │ └                                       ┘ 2: 1 開 会   井上委員長から開会宣告行われた。 3: 2 所管事項の調査   下記のテーマについて、理事者及び参考人から説明を聴取た後、質疑及び意見交換  行われた。   ・食の安心・安全と食育の推進について
    4: ◯井上委員長  まず、所管事項の調査についてであります、本日のテーマは、「食の安心・安全と食育の推進について」であり、参考人として、京都府立大学名誉教授の中坊幸弘様、学校法人睦美学園理事長の井上雅道様、学校法人睦美学園睦美幼稚園副園長の青山和美様に御出席いただいております。  本日は、大変お忙しい中にもかかわらず、本委員会のために、快く参考人をお引き受けいただき、まことにありがとうございます。  中坊様におかれましては、栄養学、ペプチド栄養、消化吸収の生理・生化学などの分野を専門に研究てこられ、また、平成18年からは、京都府食の安心・安全審議会会長として御尽力いただいているところでございます。  井上様におかれましては、遊びの中の知育、徳育、体育、食育を睦美学園の教育方針に掲げ、特に、食育に関しては、府内トップクラスの取り組みを進められているとお聞きております。  青山様におかれましては、睦美幼稚園の中で副園長として幼稚園内に設けられた「キッチン・ラボ」において、子どもたちに教育・食育を実践れているとお聞きております。  本日は、そういった日ごろの御活動を踏まえたお話をお聞かせいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、初めに理事者からテーマに係る説明を聴取いたします、説明の準備整うまで、しばらくお待ち願います。  それでは、理事者から説明を聴取いたします。説明は、簡潔明瞭にお願いいたします。 5: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  それでは、資料をごらんください。京都府の食の安心・安全と食育の取り組みは、それぞれ京都府食の安心・安全行動計画と食育推進計画に基づいて進めております。  最初に食の安心・安全行動計画でございます。この計画は食の安心・安全推進条例を根拠に、平成19年度からの第1次行動計画以来、3年ごとに、その時々の食に関する社会情勢や府民の意向を踏まえて、本日、御出席の中坊先生に委員長をお願いております。食の安心・安全審議会の審議や評価をいただきながら策定ている行動計画でございます。  昨年度、策定いたしました第4次行動計画では、ここに掲げました4つの柱を中心に施策を進めております。  計画の構成は、まず府民に信頼れる農林水産物や食品をつくっていただくことをしっかり支え、そしてそれに目を光らせてしっかりチェックをする。加えて、京都府ならではのおもてなしの取り組みも行い、それらの取り組みを府民の皆さんにしっかりお伝えする、ともに考えていただくという構成でございます。  簡単にそれぞれの柱の内容を御説明いたします。まず安心・安全の基盤づくりといたしまして、農林水産物の生産におきましてはGAP(ギャップ)の導入、安全や環境に配慮た数々のこだわり農法などの普及、食品製造などでは京都府独自の信頼食品登録制度の普及による、より安全な食品生産、また意欲的な取り組みとしてグローバルGAPや、HACCP(ハサップ)対応など国際化対応を支えてまいります。そして、それを京都府しっかり監視、指導、検査を行います。農薬使用や家畜防疫、食品を収去ての検査など、それぞれの法律等に基づきまして、しっかりチェックや指導をております。  加えまして、京都ならではのおもてなし、修学旅行に来られる1人1人の子どもたちへの食物アレルギー対応や、外国人観光客にも理解できる食品表示のほか、今後、増加見込まれますイスラムの方への食を通じた文化の共生にも取り組んでおります。  そして、そういった数々の取り組みを府民の皆さんにしっかりお伝えする。食の不安などを話し合うリスクコミュニケーション、府のホームページを初め、ユーチューブやフェイスブックなどのSNSを活用た情報発信など、府内で生産れる農林水産物や食品への信頼を高め、安心て購入、召し上がっていただけるような取り組みを進めているところでございます。  このような構成で毎年の実施を審議会で評価いただき、翌年度の取り組みへつなげていくという仕組みで進めております。  個々の取り組みは時間の関係で御説明する時間はございません、第4次計画では50項目の取り組みを掲げ、早期の成果の発現を目指して関係各課それぞれしっかり取り組みを進めているところでございます。  次に、京都府の食育の取り組みでございます。この食育推進計画は食育基本法を根拠に平成18年度の第1次計画以来、国の食育基本計画に合わせておおむね5年ごとに策定ているもので、昨年、策定いたしました第3次計画では、本日御出席の井上理事長にも委員をお願いて策定をてまいりました。第3次計画では、府民のライフスタイルの変化や和食の無形文化遺産登録なども踏まえ、この5項目について各施策を展開ているところでございます。昨年7月からスタートいたしました食品ロス削減府民会議も、この食育計画の中で位置づけて進めているものでございます。  計画の中で、各世代に応じた食育、生涯を通じた食育の重要性を提唱ております。幼少期から学校世代、働く世代、家庭、いわゆる老後と各世代に応じた施策や制度の充実を目指しております。第3次計画5年間の初年度の今年度、幼少期における調理体験、主に小学校における農作業体験の推進を、従来のきょうと・食育先生の制度に加えスタートをせたところでございます。幼稚園や保育園での調理体験は、本日、御出席の睦美幼稚園の取り組みを参考に制度化、京セラ株式会社様から調理器具の御寄附もいただきながら進めているところでございます。  また、小学校での農作業体験も各小学校で近隣の農家の御協力をいただきながら、学校内外で農作物を育て、できればみんなでそれを食べるなど、農作業に親しむ体験型の食育を進め、将来自分の食を常に意識する人になっていただきたいと、進めているところでございます。  簡単ではございます、私からの御説明は、以上でございます。 6: ◯井上委員長  次に、参考人の御意見を拝聴いたしたいと思います、説明の準備整うまで、しばらくお待ち願います。  それでは、中坊様、よろしくお願いいたします。 7: ◯中坊参考人  中坊でございます。本日は、食の安心と安全ということで、特に安全と安心の事柄について絞ってお話せていただきます。  この審議会では、先ほど奥野さんからお話ありましたように、行動計画の策定、あるいは推進の状況を検討て、それでさまざまな意見を述べさせていただいております。審議会としては、一般公募で委員になられた方2名を含め、15名で構成れております。  私たち口にする食べ物というのは、生産から製造、それから流通の過程を経て、私たちの口に入るわけですけれども、その間にさまざまな汚染れる機会、それでこのことは以前に比べて、この間、時間と距離非常に長くなっております。そういうふうな状況を全てクリアたもの私たちの口に入るわけです。  例えば、安全ということで考えますと、危害発生因子、生産・製造過程ではここに上げましたように、土壌から水、大気汚染物質、自然毒、化学物質、あるいは農薬、食品添加物、病原微生物など、さまざまな感染の機会ございます。  それから、さらに販売・調理の過程では、以前にかなり関心持たれました偽装という問題ございます。偽装では産地の偽装、規格、品質の偽装、それからさらには、レストランとかホテルの食材の偽装、そういうものに対して関係法令は、この赤い枠で示したようなものございます、府民との間では、この関係法令と府民との間に京都府食の安心・安全推進条例。それで、この中ではここに右側に示したの人の農薬管理指導士、あるいは京の食・安全見張り番、食品衛生指導員、くらしの安心推進員、サポーターなど、それからいろんな制度をもって府民の食の安心・安全を図っているわけです。  すなわち食べ物、飲食物は安全なもの、安心なものでなければならない。逆に言えば、安全なもの、安心なものでなければ食べ物とは言わないということです。  それで、その状況どのようになっているかをアンケートからお見せます。  これは京都府食の安心・安全アンケート結果で、各項目につきまして3つの柱ございますけれども、経年で平成25年、26年、27年の3年間の経過を見たものです。  「あなた特に関心を持っていることは何ですか」とお聞きたところ、やはりその割合多いのは食中毒、食品添加物、偽装表示、それから輸入食品というものかなり府民の中では、関心を持たれているということです。  「食品表示について、あなたもっと知りたいと思う情報は何ですか」とお聞きました。  そうすると、原材料名、食品添加物というの2割近くございます。  これは、食品安全委員会平成27年度に行いました調査です。上半分は一般の消費者について、食品にかかるリスク認識、健康への影響どの程度あるか、「健康阻害れると考えられる項目を上げてください」というので示されたの、この青いバーです。  ところが、同じ項目について、食品安全委員会専門家として判断を下したの下の草色のバーです。  すなわち、病原微生物の場合には、ほぼ同じ危険度を認識ております、この一般の方の場合には、いわゆる残留農薬、食品添加物非常に危険だと。  ところが、食品安全委員会の専門家では、そのリスクは少ないと。  逆に、一般の方は健康へのリスク、たばこ、過食とかアレルギー、いろんな輸入食品、こういうものに対しては、危機感ないんです、安全委員会の専門家では、このように危険度高いですよという、いわゆる不一致起こるわけですね。  同じように、食品にかかるリスク認識の中で、がんの原因をお聞きたところ、一般の方の場合には、「食品添加物は非常に危ない」と。  ところが、専門家の場合には、その部分については安全性保たれている。同じように、食品の焦げ、ダイオキシン、あるいは農薬の残留、それから食品中の放射性物質、カドミウムなどについては、非常に危険であると認識ているわけですけれども、食品安全の専門委員の間では、その危険性はかなり低いよと、こういうふうな一般の方と専門家との間での認識のずれ現在生じているわけです。  それで、食品の安全を高めるために、京都府さらに強化する取り組みはどのようなものを期待れますかということで、やはり先ほど奥野さんから御説明ありましたように、食品衛生の監視や指導、農薬、食品添加物の検査をしっかりやってほしい。それから、さらには食品表示の監視や指導、それから食品工場や売り場などの管理の指導、支援をやってほしいと。それから、さらには消費者へわかりやすい情報発信をてほしいという結果を得ております。  最後に、私たち行うこととして、科学的な根拠に基づいた正確な情報の伝達と周知必要と考え、すなわち一般の方と専門家との間のリスクに関する認識のずれ、それをただすためにはリスクコミュニケーションによる情報を共有て、そのためには、具体的に見学会とか体験会、いろんな講習会などを開くことによって、一般の方頭で考えるのではなくて、実感として体感する機会をふやしていくことによって、先ほどのようなリスクのずれ解消するのではないのかと考えております。  今後、京都府食の安心・安全に加えて、安定という事柄について協力をていきたいと考えております。以上です。 8: ◯井上委員長  どうもありがとうございました。  それでは井上様、青山様、よろしくお願いいたします。 9: ◯井上参考人  井上でございます。よろしくお願いいたします。  きょうの「幼児期の食育について」というテーマにつきましては、私どもとり行っております料理教室の現場報告という形で説明せていただきます。  初めに睦美幼稚園というのはどんな幼稚園というのを御説明せていただきますと、睦美幼稚園は伏見区桃山にございまして、近所には御香宮神社、それから桃山御陵、最寄りの駅はJR桃山駅の徒歩で六、七分のところにございます。創立は昭和29年(1954年)でございますので、満63年目になりまして、この4月から64年目に入ろうかという幼稚園でございます。  その63年目の幼稚園11年前から、小さな幼稚園なのです、そこで料理教室をやったんです。なぜやったかというと、子どもの料理の年というのは平成18年ですから、食育基本法できた翌年の推進計画のほうに移って、今の世の中は食育とメディアで騒がれている時期なんです。  ところが、私どもやったのは、そういう社会的背景とは一切関係なしに、食育という概念全くなくて始めた教室なんです。  というのは、子どもは、幼稚園でございますのでいろんな形で、あるときにはアンパンマン、あるときにはドラえもん、庭をぴょんぴょん跳ねたり、あるときには市バスの運転手、三輪車を一生懸命漕いでいるというような空想の世界で遊んでいる子どもあるときに、ひょっと片側を見ると泥団子をいっぱいつくって、水を入れてクローバーの花を積んできて、スミレの花を入れて、「どうぞできました。お召し上がり。いただきます。」という光景何度か見れたんです。それで私自身、その光景を見ると、もしこれ先ほど言ったような泥団子白い暖かい御飯で、クローバー魚の開きか煮物で、スミレの花野菜に煮つけ、これ子どもつくってやったらどんなことできるかなと。空想の世界に生きる子どもに現実を与えられるのは、ひょっとしたら、このおままごと、料理せたらいいなという思いをずっと思ってました。  それで、それを園長に話をたら、実は先代も晩年に子どもに料理をせてあげたいと言いながら亡くなった。その意味は、そのときは何を言っているのかなと思っていたのです、やっとわかり出したの今なんです。そんなことで、料理教室をやろうと。園長と、これはいいアイディアだ、やりましょうよとやったのです、幸か不幸か少子化のあおりを受けまして部屋大分あいているわけです。この部屋の活用できるなということで、その部屋を活用せよと、これは簡単にできるなと思っていろいろ計画書を作っていたら、あに図らんや、誰子どもを教えるの、レシピは、誰インストラクトするの、デモンストレーションするの、誰サポートするのというところから頓挫まして、とんでもなく悩んだ時期ありまして、あちらこちらにコンタクトたのです、帯に短したすきに長しというところなのです、捨てる紙あれば拾う神ありという偶然、神戸に有名な先生いるということを聞きつけまして、その先生のところに行ったと。その先生というのは、著名な食育研究家、料理研究家である坂本廣子先生、よくNHKとかにも出ておられる先生、その人のところに強引にアポイントをとってお邪魔て交渉ました。そしたら、最初は何言ってんのよという感じでけんもほろろにほられて、2度目、「幼稚園でそんなことできないわよ」とさらっと言われたんですね。それでもあきらめないで3度目に一生懸命話をたら、「あなたは本当にそれやる気あるの」と言われて、「あります」と答えて「それだったら全面的に応援する。あなた今言っていることは食育ということで、非常に重要なことなんですよ」と言われて、逆に今度は背中押されて、ガス、電気や厨房設備を全部、坂本先生の監修のもとに始めました。  そしたら、「あなた、これは食育よ」と言われた以上は、やっぱり正課保育にないかんなということで形に。正課保育というのは毎日、子どもたちいろんなプログラムをている保育の形態なのです、それを当時7クラスございましたから、月2回ましょうかと。2回ましょうかというのは、実働日数20日ぐらいの間に14日間料理をやらないかんから、料理の幼稚園になっちゃうのもまずいなということで、それから坂本先生のスタッフも問題あるということで月1回、正課保育でやると。じゃ、正課保育でやる以上は子どものために何をするかという目標絶対に要るんです。目標の設定と、では、その目標をどうやって解決ていくか、実践するかということを考えた手段要ります。そういうことを園長とずっと始めまして、職員に通達て第1回目、始めたの平成18年5月15日です。ちょうどその年食育推進基本法のできた年で、合致はたんです、ことのスタートは、あに図らんや、子どもの夢を実現せようということなんです。  具体的に11年たちまして今日に至るわけです、この目標と手段については現場総括責任者の青山に説明せます。 10: ◯青山参考人  副園長の青山です。よろしくお願います。  キッチン・ラボは正課保育であるということだったので、今から私どものキッチン・ラボについてお話しせていただきます。正課保育であるので、目標と手段を設定ています。1回のキッチン・ラボは1クラス単位で、1クラスを4グループに分け、1テーブル五、六人でみずから料理をする保育です。1クラスでインストラクター、スタッフ約10名から15名対応ています。  子どもの食育には興味や関心を高めること第一歩です。料理をするときには、テーマを決めて関心を高めさせています。この写真は、「おいしい秋みーつけた」テーマです。園内で収穫た秋の食材も含まれています。  この写真は、サンマの骨の取り方を教えてもらい、上手に取れて得意顔の写真です。魚大好きになった瞬間です。  偏食について、メニューにより食材の切り方は大きかったり、さまざまなのです、苦手な食材のときには、「自分の食べられる大きさまで切っていいよ」と伝えています。子どもは自分で、これぐらいなら食べられるかなという大きさまで切り、納得て食べてみます。「食べられた、おいしかった」とおかわりする姿も見られました。  マナーについては、配膳、盛りつけ、自分食べられる量、挨拶、日々繰り返しの中、習慣づけています  アレルギーについては、正課保育である以上、全員参加基本ですから、アレルギーの子たちも同じ体験できるよう配慮ています。スタッフ全員で共通理解できるよう、三角巾にアレルギーの情報を記入ています。この子の場合は、卵は素手でさわらないという表記です。  この写真は料理の手順、食材についてお話をているところです。子どもたちは一生懸命話を聞いています。  この写真は、先生から教えてもらったとおりの手順で、緊張、集中力の瞬間です。この豆腐の手の平切りで手を切った子は1人もいません。  これはテーブルみんなで鯛の観察をて塩釜をつくっているところです。この日、1クラスで5尾の鯛の塩釜をつくりました。  日本食に欠かせない味噌を仕込んでいるところです。塩と麹で塩切り麹をつくり、大豆を潰して1人1個味噌玉をつくりかめに入れていきます。4歳の1月につくり、1年寝かせて睦美味噌できるのを待ちます。同様にマヨネーズやカレールーなど、市販のものを使用ず、自分たちでつくりお料理に使用ています。  サドルカーンで小麦粉をつくっているところ。パスタマシーンでスパゲティ、ドーナツ、メロンパン、ギョウザの皮も自分たちで何でもつくっています。今は炊飯器で御飯を炊いているおうち多いので、炊けるまで様子を知る子は余りいません。御飯どのように炊けるのか、ガラス鍋で変化を観察ているところです。  余談です、お米を研ぐのも知らない子たちもたくさんいます。今は無洗米も出回っているからのようです。  日本古来の伝統行事などを大切に伝えていきたいと思います。お正月のめでたいときには鯛を使い、祝い箸の意味や白味噌でつくる京風雑煮などもお話を伝えています。おせち料理にはさまざまな意味込められています。  2月の節分には鬼嫌いなもの、イワシ、豆、ヒイラギ、なぜ鬼嫌いなのかなどのお話、節分の話をながらイワシ、大豆を使ったお料理をいただきます。3歳、イワシの煮つけ、5歳、イワシのフライ、4歳は味噌をつくり味噌を使ったお料理をつくります。  ひなまつりは、子ども元気に育ってくれたお祝いの行事、そのときに食べるお寿司やハマグリには意味あり、5色の色を使う食材の話も伝えます。4歳、押し寿司、5歳、巻き寿司、学年によって同じメニューでも経験差で難易度ついています。食べた後にはハマグリの貝い合わせをて遊びます。  後片付け、手洗い、うい、歯磨きの習慣づけもています。  キッチン・ラボの横に畑をつくり、季節の野菜など子どもお世話をて収穫ます。お米も1粒1粒大切にもみやぬかを取って白米にます。お茶碗1杯分を集めるのも一苦労でした。  子どもたちキッチン・ラボで学んだこと、このようにキッチン・ラボは、お料理をすること主な目的ではなく、収穫から後片付けまでのプロセス大切だと考えています。食材の知識、関心高まる、命・自然を理解する備わる、共同作業を実感する、約束事の重要性を身に付ける、集中力、緊張感の繰り返しの体験、達成感・充実感・感動の繰り返し体験、キッチン・ラボの体験は自分自身に自信を芽生えさせ、食のみならず、社会に自立た子に成長せる大変重要な種の1つです。  それでは、引き続きキッチン・ラボでの作業の動画をごらんください。   (動画の映写あり)  以上です。ありがとうございました。 11: ◯井上委員長  ありがとうございました。説明はお聞き及びのとおりであります、もとの状況に復するまで、しばらくお待ち願います。  本日の所管事項の調査におきましては、テーマについて、参考人もまじえて委員間の活発な意見交換の場となるよう運営てまいりたいと思いますので、よろしくお願います。  それでは、御意見、御見解等ございましたら、御発言願います。 12:   (発言) ◯岸本委員
     大変勉強せていただきましてありがとうございました。ただいまの睦美幼稚園の取り組みは大変おもしろい取り組みで勉強せていただきました、どうれておられるのか伺いたいこと3つございまして、お伺いいたします。  まず1番目でございます、この目標と手段のところの4)のアレルギー対応でございます。そのアレルギー対応と書いた下のところで、「アレルギーを避けない」という文言です、これはどういう意味かよくわかりません。現場で、「そばぐらい食えないでどうするんだ」という話で発作起きたのですけれども、この「アレルギーを避けない」というのはどういう意味かということでございます。これまず1点。  2番目、先ほど子どもたち興味深そうに豆腐とか大根を包丁で切ってました。近ごろの特に小学校とかそういったところでは、包丁とか余り使わないようにということもあるようでございますけれども、そういったところでの保護者の皆さんの反応と、園児は興味を持っているでしょう、逆に怖いなと思う子もいると思います。そういったところでどうなさっておられるかということでございます。  それで3番目であります、これは極めて微妙なところであります。特に和食の場合、隠し味として日本酒、あるいはみりん、洋風の料理の場合でもワインを入れたりいたします。そういう場合での園児への対応、それを全く入れないでは本物の味になりませんので、その辺、どういうふうに配慮れておられるか、この3つをお伺いいたします。 13: ◯青山参考人  アレルギーの対応ですけれども、避けないという意味はアレルギー、もちろん大事なので、避けないという表現じゃなくて、アレルギーの子たちにも同じ体験できるように配慮ているということです。なので、パンをつくるときはお部屋に粉舞ったりますので、小麦アレルギーの子たち吸い込まないように外で同じ体験を米粉でせてもらったりとか、卵アレルギーの子は卵ではないたんぱく源をとったものでお料理をて、見た目をよく見せると。この間も玉子とじをたのですけれども、卵ではなく湯葉とじをて、同じように体験をてもらうという意味で、全くさわらないように配慮とかはているのですけれども、医療機関ではないので、そのあたりはお母様たちにもすごく御協力いただきまして、この程度だったらどうですか、この部屋にいても大丈夫ですか、こうなったときは、どういう対応たらいいですかとか、そういうことを事前に一緒に相談せていただきまして、不安な保護者の方にはその日に来ていただきまして、何か体調の変化あったときには、対応ていただけるようにお薬持参で参加ていただくとか、そういうふうに配慮はています。なので、無理に食べさせたりとかそういうふうなことはておりません。  もう一つ、手の平切りは、だんだん年数たってきてますので、「うちの子もそろそろできる年ですかね」「もうそろそろやらせてもらえますかね」「あんなやんちゃできますかね」ってお母さんのほうもすごく楽しみにドキドキて待ってくださってまして、保護者のほうの御理解も得ているので、うちの子はせないでくださいみたいな方はないです。  逆に発達障害をお持ちの方で、やっぱり危険伴うなと思っている子たちも、やっぱりすごく集中ますので、私たち、どうかなと思ってたのですけれども、この間、体験をまして無事に自分たちでやり遂げました。子どももとても自信になって、保護者も喜んでくださって、やっぱり同じ体験できる範囲で無理なくできればいいなと思っております。  それと、お料理にお酒、みりん、ワインは使っております。子どもたちにどうして使うのかお話たります。お魚をふっくらするのにお酒を使ったりするのですけれども、これはそのままでは飲めないけれど、「これはおうちの人飲まれるやつだよね」という話をながら、「でもお魚にこうしてぺたぺたすると、お魚ふっくらおしいしくなるんだよ」「これはお酒という調味料です」と調味料として紹介ています。なので、みりんも使っていますし、ジュニアといって小学生のお料理になってくるとワインとかも出てくるのですけれども、幼稚園ではお酒、みりんは使っております。  お味の体験はいろんな体験をするのですけれども、さすがにお酒のにおいをかいで、「これお酒のにおいだよ」ぐらいにております。 14: ◯岸本委員  大変配慮がされた教育で感銘を受けました。ありがとうございます。 15: ◯村井委員  ありがとうございます。京都府の進める生涯を通じた食育ということで、学校に行かれている方は学校給食の充実ありまして、小学校、中学校、だんだん学校給食の場では安全、健康、そういうものあるのでしょうけれども、働くようになってから社員食堂というよりお弁当なんか多いんだと思うんですね。しかも外食弁当、コンビニ弁当というものを非常に好んで食べる機会多いのかなと。  そういうところと、例えば健康診断で塩分をとり過ぎだめ、お砂糖をとり過ぎだめだといっても、そういうお弁当になってくると、おのずと食べるもの一定の本人にとって好み出てくる。その辺本人の自覚なのでしょうけれども、少し難しい面あるのかなと。40歳ぐらいとかであればいいのでしょうけれども、私のところみたいに、ことし還暦になると思えば、好きなものを食べてお薬を飲むほういいのかなという会話をたりとか、なかったとかということもあるのでしょうけれども、京都府全体の中で、大きな企業さんは食堂やらで管理きっちりれているのですけれども、中小企業多いと、どうしても個人的にコンビニ弁当とかあると思うんです。  その辺を考えた場合に健康管理への配慮なり、そういうところそういうものを健康の意識を持って取り扱っていただくということを考えたりするのですけれども、京都府といたしましては、どんなふうにお考えでしょうか。 16: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  今、まさにおっしゃっていただいたとおりと考えております。今年度から第3次計画の初年度で、とりあえず、この幼少期なり、小学校、中学校からスタートいたしました。今後、この働く世代もぜひとも取り組んでいかなければならないなと思っております。特に、京都府のような中小企業の多いところでは、まさに今、委員おっしゃいましたように、熟練の方のそういう年代でもし倒れられたら、企業そのもの大きなダメージを受けるということ予想れますので、中小企業、企業を挙げて社員の特に昼御飯について、しっかりと健康診断の数値も見ながら健康管理に努めていただくということを、実は食育の会議で議論ておりまして、できるだけ具体的な制度化を考えて進めていきたいなと思っております。 17: ◯村井委員  ありがとうございます。これは京都府全体、各家庭で意識づけて工夫できればいいんですけどね。私のところの家もお弁当を割とつくったりするんです、ほぼ似ている感じです。お弁当に適した材料というのは大体ハンバーグとか玉子焼きとか、一定の同じようなものを繰り返しになっていると。それは私のところの家の食文化乏しい面もあるのだと思いますけれども、さっき言ったように、全体的に京都府としては昼食をつくる、お弁当をつくるところに、そういう意識の徹底とかがされているのだと思います、その辺はお願いたいと思います。  もう一つは、この食の安全についての関心等、専門家の思っていらっしゃることとのギャップのあるデータあるのですけれども、これは受け取りようとすれば、専門家思っていらっしゃること正しくて、一般の方の意識はそちらに合わせていく必要あるんだということで見させていただいてよろしいのでしょうか。 18: ◯中坊参考人  そのデータは、そのとおりです。といいますのは、不安感はあるんだけれども、実際には健康に危害を及ぼすような量ではないと。だから、食品添加物とか農薬とか使うというだけで不安感あるんですね。  ところが、使わなければ食品は数日間とか数カ月間もちませんよと。この程度だったら、この食品添加物を使っても大丈夫ですと、そういうふうな科学的な根拠をもって許可れている食品添加物たくさんあるわけです。  それで、許可れたものしか使ってはいけない。そういう意味で、専門家のほうは許可を出しているわけですから、それについては大丈夫ですよと。  ところが、一般の方は化学物質をもう使うだけで不安だというずれありますので、一応今のところは100%安全というのは確証ではありませんけれども、99%は安全であると、そういうふうな認識でいいと思います。 19: ◯村井委員  それで、恐らく食品をつくる中で最も大事なのは、一つは、水だと思うんですね。  ところが、今、水道水ではなく天然水を使う傾向あるかと思います。私は、水は天然水ではなく水道水を使っている人ですけれどもね。  そうなってくると、それは健康面の意識なのか、もしくはまた全く別の意識、つまり味大きくかかわっていて、そういう意識になっているのか、その辺はどんなふうな感じなのでございましょうか。 20: ◯中坊参考人  実際に、それを使われている例えば京都なんかの場合には、お酒から豆腐とかいろんなものありますけれども、それは実際に使われている人に、なぜ使わないのかということをお聞きするしかありませんけれども、通常はそういう場合でも保健所きっちりと検査をて、これは使えるというふうなことで安全性は確保れていると思うんです。  それで、どちらを使うかというのは、その製造をれる方判断て決められているんだと思うんですけどね。 21: ◯村井委員  ありがとうございました。健康面、食の安心・安全ということにおいて、こういう意識づけだと思います、じゃ、私日々どんな行動をているかと言えば、恐らく余りこういうことじゃなく、一つは鮮度、製造年月日のあるものは、当然それに近いもの、消費期限表示れているものなら、それに最も遠いもの、なおかつ自分の目で見て生鮮食品であれば色合いという基準で、結局、安全というよりも、求めているのはよりおいしいものをということの意識のほう強いのかなと思ったりするのですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 22: ◯中坊参考人  委員おっしゃるとおりだと思います。やはり安全でおいしいもの、それでそのとき、委員の年代の方々は自分で確かめることできるのですけれども、最近、問題になっていますのは、通常は見て、口に入れて変な味がしたら普通は吐き出すのですけれども、それをそのままごくんと飲み込んでしまう子どもたち多くなっているということあります。だから、通常は個々そういう判断をてにおいから、色から、味から、それで安全なものを私たちは食べてきたわけですけれども、それできなくなっている。そのために賞味期限とか消費期限を表示ざる得ないということになっているんだと思うんです。 23: ◯村井委員  ありがとうございます。 24: ◯堤委員  睦美幼稚園さん、すばらしい取り組みで本当に感銘を受けました。私も小学生にですけれども、年に何回か、また別個の授業の中で子どもたちに料理をつくって、この間、ちらし寿司をつくって調理器具を扱ったり、自分で料理をする楽しさというのを伝えるような授業も行ったりをています。やっぱり食べるということは非常に人生の喜びでもありますし、子どもたち、自分つくったものというのは、本当に何でもおいしく食べて、それまた体験になっていくというのいいサイクルなんだろうなと思います。  日本の味の中には5つの味、苦い、甘い、しょっぱい、すっぱい、辛いというのあると思うんです。どうしても苦いということを嫌がる子どもたち多いですし、味覚の中の一つでもあるので、これどうやって教えたらいいのかなというのを毎回悩んでいるんですけれども、睦美幼稚園さんの中では、この苦みというのをどのように扱っているのかというのを教えていただいたら、今後の参考になるなと思うんですけれど。 25: ◯青山参考人  難しいなと思います。一番初めの3歳の初めのときに、お砂糖の甘いとか塩辛い、すっぱいというのはみんな、なめて体験するのですね。お料理の中で、子どもたち苦いというのは、この間も菜の花のごま和えをたのですけれども、菜の花のごま和えを食べて、おいしいということを、「先生、これ苦い、葉っぱの味がする」と、「ああ、そうだよね、葉っぱだもんね」とか言いながら、「これ苦いという味だよ」みたいに子どもたち発したときに、それを体験たときに、「それはそういう味なんだよ」というふうに伝えています。  なので、初めから「これは苦い味でね」というのじゃなくて、「これ何か苦いよ」といったときに、ああ、そうね、「苦い味がするね」と伝えていくような感じですね。余り渋いとかいうのも、どうやって伝えてあげたらいいのかなと思って、タケノコをなめさせてみるとかという話とかも出たのですけれども、無理にそういう体験をなくても、それに気づいたときに、「そう、それそういう味なんだよ」みたいな感じで、子どもたちに伝えています。  最近は、そういう食材も減ってきているので、なかなか出会うことなくなっているみたいなのですけれども、幼稚園で食べた柿はすごくおいしかったのに、おうちで食べた柿何か変な味がしたのと。それ渋いっていうんだよとか、変な味じゃなくて渋いという柿もあるよと体験を通して言葉と一致すればいいかなという感じで捉えています。 26: ◯堤委員  ありがとうございます。大人になるにつれて味覚変わっていって、苦いというのもおいしく感じるようになるまで待っているというの正解で、別に特段、これおいしいですよという感覚を教えるというのは、やっぱり教育の中では違うという認識でよろしいですかね。 27: ◯青山参考人  それぞれに育った環境というか、食べるものでおいしさのあれ違うかなと思うんですね。なので、おいしいものをおいしく食べてほしいなとは思うのですけれども、子ども嫌がるものをおいしいから食べてごらんよじゃなくて、体験の一つとして大きくなっていったら食べられるようになるものもあるし、また小さいときからおじいちゃん、おばあちゃんたちと一緒に好んで食べて、大人の味をすごく好んで食べる子もいたりするので、環境の中でいろいろ味覚って変わっていくのかなと思っているので、そこまで余り深くは思ってはいないのですけれども。 28: ◯堤委員  ありがとうございます。  それともう一つ、教えていただきたいの、子どもたちの食の教育というのは本当にすばらしいのですけれども、家庭での食というの子どもたちの健康な生活を維持ていると思います、こちらの幼児期の食育を通して親御さんの姿勢変わったような事例あったら教えていただきたいのですけれども。 29: ◯青山参考人  毎回、子どもたちでつくってもらうものは、アレルギーチェックも含めてレシピとして家庭にお配りています。それで、子どもたち家庭でおいしかったというものをおうちでつくったり、子どもたち先生から教えてもらった食材の見分け方とか、そういうものをスーパーで発揮するらしくて、「サンマはくちばしの黄色いの新しいサンマなんだよ」と言うと、お母さんにも、「きょう、お母さん、お顔のついているサンマにしようと、お顔のついている黄色いサンマだったら新しくておいしんだよ」と教えたり、「おうちの中でワケギってお母さん、知っている、ネギと違うんだよ。根元から分かれているのワケギで、これ食べたらおいしいからこれ買おうよ」とか、子どもたち教えてもらったことをお母さんに教えてくれているみたいです。今までお母さんは、こんなものは子どもは食べないんだと思って手にとらなかった食材を子ども買ってというので買ってみました。どうやってやるのと言ったら、キッチンでやったからキッチンの先生に聞いてと言うから、キッチンでつくったんだったらレシピをもらっているから、じゃ、これでつくってみようかというのでおうちでやったら、子ども食べてびっくりましたと。主人にも「こんなのつくれるんだ」と褒めてもらいましたとかお話を聞いているので、子どもたちから逆におうちにまた新しいメニューとして入っていってくれたらいいなと思っております。 30: ◯堤委員  ありがとうございます。すばらしい取り組みだと思います。  食の安心と安全について1点、お伺いたいのですけれども、この安心であったり安全であったり発信ていくという取り組み、すばらしいなと思いますけれども、何か最近、ひっかかっているの、ネットのニュースでも近ごろありました、例えば塩水を1リットル飲んだら痩せるであったりとか、擬似科学によって健康によくなる効果ありますよと喧伝ているけれども、実際のところはマイナスな効果しかないようなものに対して、どのようにて警鐘を鳴らしているのか、そこは食の安心・安全のところに入っているのかどうかというところ、少し教えていただけないでしょうか。 31: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  今、委員おっしゃいました事例は、ちょっと我々は扱ってはいないんですけれども、いわゆる健康食品というものなんかは健康福祉部さんなんかと一緒に、その注意書きであったりを皆さんにお伝えすることはております。 32: ◯堤委員  わかりました。ありがとうございます。 33: ◯光永委員  今のお話に関係するのです、この先生の報告の中で、最後のページの食品の安全を高めるためにさらに強化べき取り組みは何かという複数回答のところで、やはり専門家の方の調査にも通ずるのかもしれませんけれども、食品衛生の監視・指導、農薬、食品添加物などの検査というの関心としては、非常に高いと。これは専門家の方の中でも病原性微生物にくくられていますけれども、そこ科学的に見てもリスク非常に高いと。これは大体通じることなんです。  そういう意味では、府民の皆さんの思いと専門家の方注意べき思いというのは関心としては非常に高いし、共通ているのかなというのは思うのですけれども、今あったように食品の生産の部分だとか、あるいは製造の部分だとかということの制度は一定整ったり、やられてきているかと思うのですけれども、今もあったように、レシピで、ネット世界でいろんな情報飛び交っておりますよね。そういうときに、この計画の中で安全性や安心を発信するというのはわかるのです、今、飛び交っている情報はどうかということも同時にやっていかないと、これはうその情報であったり、あるいは安全をちょっと横に置いて見栄えとかおいしさに走ったり、奇をてらうものをつくったりとか、結果、安全横に置かれたりということは多くはないかもしれません、ある可能性あると思うんですね。  まして、日本だけの話ではなくなってきているので、農林水産部やることなのかとか、京都府やるべきことなのかという課題はあるかもしれないんですけれども、正しい知識はこうですよということを発信するだけではないぐらい情報過多の状況なので、そこをどうするのかというのは課題かなと思うのです、もし御意見あったらと思います。 34: ◯中坊参考人  委員のおっしゃるとおりなのです、発信側に未然防止という、いろんな取り組みございますけれども、これはその半歩前へ出るか、一歩前へ出るかで物すごく大きなこと。よく言われますように、何か起こった場合にはすぐに対応できるのです、本当にそれ明らかに危害を及ぼすという証明なければ、やはり相手方にはそれはなかなか執行できないというか、警告も発することできない。  だけど、そういう事柄に対しては、京都府の場合にはホームページに、あるいはいろいろなところで、いわゆる安心・安全の110番とか相談窓口はございますので、気つかれたら、そういうところを利用てもらう。  例えば、京都府の食の安心・安全推進課そういう世間に流れている情報に対して、未然防止のための府民にお知らせというのは、なかなか難しいんだと思うんです。未然防止という考え方で、いつもジレンマに陥る、まさしくそのところなんです。 35: ◯光永委員  確かにおっしゃるように、これはすごい難しい課題だというのはよくわかるんです。逆に、そういうオープンに情報あふれているからこそ、違ったことについてはバッシングという悪い形も含めて防止の抑止力働く面もあるのかもしれませんけれども、殊、食品などに関するものを子どもさんとか中高生とかそういうのを信じてしまったりすると、非常に危ないことあるので、そのあたりをどうするかというのは、行政サイドで何か検討れていることとかはあるんですか。 36: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  やはり基本的には、オールジャパンの国の食品安全委員会の専門家の委員の方の意見のもとに、具体的な食品でしたら厚生労働省なんか受けて指導ていただくというのベストかなとは思います。都道府県で、そこまで科学的に立ち入るのは、実際はなかなか難しいところございます。 37: ◯光永委員
     基本的には、そうするしかないのかなと思うんです、行政発出する情報をはるかに超える量と速さで物事進んでいるということは、我々もよく理解た機敏な対応要るのかなと。特にネットは子どもさんらよく見られるので、そのあたりも保護者とか一定社会人の方への発出だけと違って、きめ細やかさというか、子どもさんや中学生や高校生なんかにもちょっとわかるような形で、何らか取り組み進められるように御留意いただけたらなと思っております。  それともう一つは、食品の製造などのことで、かつてHACCP(ハサップ)で問題起こったときに、食品衛生、当時監視員といったんです、その体制も整えて検認ながら京都府の場合はやられているということだったのです、今は、どんな状況になっているんでしょうか。 38: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  まことに申しわけありません。食品衛生監視員、具体的には健康福祉部でございますので、ちょっと詳しくはわかりかねます。 39: ◯光永委員  食品衛生推進員と、この計画にありますね。それは連携てやられているということになるんですかね。 40: ◯中坊参考人  食品衛生推進員の場合には、食品表示関係で具体的にお店で出ているもの、例えばタケノコ京都府内産であるかとか、きっちりとそのもの表示れているかというのを地域で見守っていただいている。それで、例えばそれを収去て検査するということに関しては、国の食品衛生監視員とかやっておりますので、いわゆる皆さんの暮らしに近いところで見回りという形でやっていただいております。 41: ◯光永委員  役割はそうなのでしょうけど、直接の所管じゃないけれども、実際に問題起こったときに、あるいは起こらないような未然防止策としての監視員体制をとってやるということと、推進員さんとの連携というの非常に大事かなと思って、きょうは農林の方だけです、やはり食の安全というと健康福祉部サイドとの連携ということを避けて通れないので、そのあたりは御努力ていただいているかと思います、ぜひ一層御努力いただけたらと思います。  最後に、少し細かいことで申しわけないんです、幼稚園の取り組みを私も関心を持って勉強せていただきましたけれども、調理れるときにスタッフさんを安全という角度からもかなり配置れている感じを報告を聞いて思ったんです、要するにメニューをつくるだとか、プログラムをつくったり作業すごい大変だと思うのです、実際に教えておられる瞬間だけじゃなくて、その家庭の中でどういうかかわりをれて、その方々というのはどういう人なのかわかればということ。  それともう一つは、昨今は貧困の格差という問題非常に大きいので、その幼稚園の場合はそうでもないのかもしれません、学校なんかでも給食の負担大変で払えないとかいう方もおありかと思います、この場合で言うと、保護者負担というのでしょうか、そのあたりどうで、実際になかなか大変な御家庭もあるのかなという気もするのですけれども、そのあたりの実情もしわかれば、言える範囲で教えていただけたらと思います。 42: ◯井上参考人  まず、スタッフ大変でしょうと。ずばり申し上げますと、スタートのときは、先ほど御説明ましたようにプロの方にお願いていたんです。一、二年たちますと、やはり保護者の皆さんぜひ手伝いたいという立候補あったんです。それで募集たんです。そしたら、一気にそのとき14人応募てくれました。応募ていただいたということはボランティアなんです。ボランティアで14人で、今現在の姿は7人そのうちのインストラクター、要するに子どもの食育のインストラクターの免許を持っています。そのうちの5人は京都府の食いく先生に昨年、認定ていただきました。そういうメンバーなんです。そういう人たち、先ほど申し上げました、坂本先生は相変わらずレシピとかアレルギー対応の指導という形では参画ていただいています、実際運営ていただく人はそういう方たち。  それとプラス、京都女子大学家政学部の中山教授の学生さん方時系列的にこのデータをとりたいと。そうすると、子どもの料理教室というのは、えてしてイベントのケースあるんでデータとれないと。ぜひ学生を受け入れてくれないかということで、その方々試験の日もあるからばらつきはありますけれども、大体平均5名から10名、それから保護者の人たちはマザースという呼び名で読んでいるのです、その方たち大体5名ぐらいで、大体10名。それから、私どもの青山、担任とか副担任とか入れますと、最低でも10人から十二、三人。  それから、もう一つ運営ているということで、その方たちはインストラクターの免許を取っていますから、ボランティアといってもただじゃないんです。ずばり申し上げますと、1レッスンで1人、大体5,000円ぐらいかかると思うんです。  ところが、食材の仕入れからレシピの作成、効果検証という形で学生さんたちは学生さんたちでデータをとるんですね。そのデータ整理なんかの時間を入れると、1つの授業でも物すごく時間を食うと。  変な話です、時給単価にたらはるかに最低賃金を割って、本当に協力的に、恥ずかしいぐらいの単価になってしまうので、それはちょっと遠慮せていただいて、そういう形で協力ていただいている姿でございます。  ちなみに、保護者からいただいている料金の話、貧困家庭という形では、私どもでは今のところ、そういうのは幸か不幸かというか、幸いいらっしゃらないので、ちょっとそれはお答えできませんけれども、子どもたちからは月1回の授業で600円頂戴てます。 43: ◯光永委員  ありがとうございました。  ボランティアさん資格を取られてやられている方も一つありかなと思って聞かせていただいたのですけれども、念のためです、食育の話ではないのです、小学校で何らかやるときに、割と地域の女性陣、子育てを終わられた方だとか協力れたり、あるいは園児さんのおじいさん、おばあさん世代の人協力れたりとか、そういうこともあるのかなと思います、男性も含めてそういうのは実際はあるんですか。 44: ◯井上参考人  元保護者、現保護者ほとんどです。元保護者のお友達参加するというケースはございます、男性は今のところおりません。  ただ、将来のことはどうなるかわかりません、今、先ほどどなたかの委員の御質問にあったように、お母さん方食育に非常に燃えてきているんですね。中にはインストラクターの候補者も出るだろうし、私は子どものためにどうだということから始まって、今度は自分の子卒園て小学生になると、ぜひまた続きをやってくださいと。今のところ、夏休み、冬休みに小学生対象のやつもやったり、お母さん子どもと同じメニューをつくりたい、それもやってみたり、それから児童館の子全然未体験な子なんですね。その子たちも受け入れて料理教室をやる。その児童館の先生から、私たち小学生対象で、たまたまハンバーガーをつくったのです、お礼状の中でパンを買ってきて、ハンバーグを買って間に挟んで食べるものと思っていたと。実は、まさかパンをこねて、パン粉からパンをつくって、ハンバーグを挽き肉からつくってやるとは思わなかったと。  児童館の子先生、今度はいつやりますかと言われておりますというお礼状をいただいたり、そういう形で食育というのはやはり子どもを拠点に保護者に今、広がりつつあるかなというところでございます。 45: ◯林田委員  食品というのは、だんだんと日たつと傷んでくるということ現象としてあると思うんですね。食品に係るリスク認識という中で、病原性微生物とカビというのございますね。カビ生えてきたら大体取ってまた食べたらいいなと。病原微生物というのをどういうふうに判断するのか。洗うことも大切なんだろうと思いますけれども、どのような判断をてカビと病原微生物というものの間といったらおかしいです、どのような対策を考えるべきなんですか。 46: ◯中坊参考人  今のシーズンですと、ノロウィルスなんかもございますし、とにかく微生物関係ではつけない、ふやさないということですので、やはり繁殖ないという一定の低い温度に、それでそうでないものは口にないということ大事なんだと思うんです。  だから、キノコの自然毒もそうですけれども、口の中に入れて、あと自分で判断するしかないですね。いわゆる病原性というのは自分経験ないと分別できないものだと思いますし、それからそういう食品については、取り扱いは信頼できる専門の店で買い求めて、冷蔵て調理て食べるということ基本かと思います。 47: ◯林田委員  わかりました。  それと、ひところ、O157はやりましたね。多分、あれはカイワレダイコン原因だと言われまして、カイワレダイコン全滅ちゃったわけです。  だけど、カイワレダイコンの種に罪はなくて、多分それを生産するときの過程で何か混入て、そして多分病原性発生たと、その因果関係というもの誤った方向に何か伝わっちゃったんじゃないかなと。  それで、カイワレダイコンというものなかな流通づらくなったという現象あるんじゃないかなと思うのですけれども、そのようなときに食品の安全という意味で、どういう対応できたんだろうなということをちょっと今、思っております。そのようなときの対応というのは、どのような対応一番よろしいんでしょうかね。 48: ◯中坊参考人  委員のおっしゃるとおりで、先ほど病原微生物による汚染もありますけれども、私たちの歴史からますと、例えばお米の中にカドミウム入っていたりとか、それから水銀で汚染れた魚を知らずに食べていたとか、いろんな事例ございます。  それで、おっしゃるように、たまたま原因食材として、そこに付着ていたということで、まさしくたまたまカイワレ、だからそのときの表現の仕方、あるいは発表の仕方は注意する必要あると思います。直近の例でいいますと、まさしく放射能汚染の風評被害というところもそうですけれども、やはり専門家、あるいは国、行政きっちりとた形で正しい情報をお知らせするということ大事かと思っております。 49: ◯林田委員  信頼関係一番大切なのかというお話を聞かせていただきました。やっぱり公の報道やらいろいろな報道も、信じなきゃならないものはしっかり信じていかなきゃいかんなと思いますけれども、この健康食品、サプリメントというのありまして、食品安全の専門家ちょっと危惧しておるという感じのグラフあるのですけれども、このサプリメント、アレルギーとかいろんなことに効くということは、反対にある面では毒になるということもあるんじゃないかなと。このサプリメントのあり方というのは、これからどのようにお考えなんですか。 50: ◯中坊参考人  サプリメントも健康を維持、促進する、あるいは栄養をとるためのサプリメントも栄養補助剤としてございます。それで、それについては国許可をているものと、許可を受けていないものも、やはりサプリメントとして分類れます。だから、ここで言うのは、その安全性担保れていないサプリメントは気をつけなければいけませんよと。それで、そういうものについては厚生労働省、今は安全委員会、消費者庁もそうですけれども、許可マークをつけております。だから、そういうふうなものに関しては安全ですよと、安心てお使いくださいと。それ以外のものは覚悟てお使いくださいと。 51: ◯林田委員  わかりました。今、広告社会というのか、宣伝社会ということで、広告にぱっと痩せるとか、調子よくなるとか書いてありますので、だから、どの程度信用ていいのかなということもありますので、今後ともよろしくお願いたいと思います。 52: ◯松岡副委員長  まず初めに睦美さんの取り組み、本当にびっくりました。基本から、そしてこれ日本の文化の伝承とか、また家庭の食を変えるというところまでつながっているということで、子どもさん家庭のあり方まで変えるということで、本当にすばらしい取り組みだな思っています。  私も物のない時代少し終わった昭和25年生まれなんで、両親も働いていて自分でその間、いろんなものをつくったこともあるんです、やはり小さいときからいろんなものに触れるということは大切だなという思いをております。  実は、子ども時代というのでしょうか、私の子ども幼稚園、保育園に通っていたときに、最近、新興地ふえたので、いつ、食物なるか、果物や野菜なるかということも知らない子ども多いので、ハウスなりいろんな栽培方法あるんで、保育園に何もなかったのでブロックと百姓屋さんから土をもらってきて、ちょっと家庭菜園的なやつをつくって収穫時期とか、それからそれを生で食べるとかそういうことも保護者会を通してやったこともあるのです、こういう取り組みは本当にすばらしいなと思いますし、先ほど家庭で買い物するときからお母さん方に幼稚園で食べたやつを再現するような、そしてまたそれを一歩進めるような取り組みまでていただいているのに本当に感謝をたいと思いますし、マナーから全てこういうの本当は広がると日本の食変わるな、また昔のよき伝統、味噌づくりまでれていることに本当に関心をましたし、公立では人員配置なり予算規模等でなかなかできないやつなので、モデル的に広めていただくとありがたいと思いますので、ひとつ感心と感謝を申し上げたいと思います。  もう一つは先生のほうに。以前、府議会からドイツに行かせていただいて、遺伝子組み換えを少し時間を割いて勉強せてもらったわけです、ドイツはかなり進んでまして、またそういう研究も進んでいる反面、食の安心・安全を守るために、いろんな規制をつくりながらやっているのです、日本はどのレベルにあって、これからどういうほうに進んでいくのか、先生の専門の範囲の中で教えていただけたらと思います。 53: ◯中坊参考人  詳しくは奥野さんから答えていただきますけれども、遺伝子組み換えに関しては日本で安全と認められて輸入れて出回っているものもございます。だから、安全性というのは、これも人間これから20年、30年経過て、生活をていく中で、どのようなこと起こるのかと見守りながらという状況だと思います。  具体的には、奥野さんからお願います。 54: ◯奥野農林水産部理事(食と農の安全担当)(食の安心・安全推進課長事務取扱)  今、御存じのとおり、国内で食用の遺伝子組み換えは生産はれておりません。あくまで外国産の遺伝子組み換え食品、日本の場合は8つの食品について一応審査をれて通っているもの食用なりに回っているということになるんだろうと思います。  基本的には先ほど来、申しております食品安全委員会で従来の、例えばトウモロコシであったり、大豆と同等であるという考えのもとで、同等性確かめられたもの出回っておりますので、基本的にはそれらを使っていただいても安全だということ、まず言えるということでございます。  ただ、どうしてもその部分については、消費者の皆さんの一番の関心事でありますので、先ほどのリスクコミュニケーションなんかでも専門家に来ていただいて、じっくりと皆さんとお話をせていただくということを今後とも進めたいと思っております。 55: ◯松岡副委員長  ありがとうございました。  最後に、先ほど専門家と消費者の健康に対するギャップあるということで、私も娘なんかはかなり食品添加物とか中国産とか、必ず私買うときには先に見て、これはお父さん、あかんでとか、これはちょっと控えときやということ本当に意識づけられているんですね。だから、物事をあれするときに、原産地なりいろんな添加物を見るのです、専門的にはその添加物どういう影響を与えるかとかも知っておられる方多いのです、普通の消費者にとっては、何かネットで調べないとわからないとか、許容範囲は全部国で認められたと。ただ、食品偽装とかそんなのあるので、できるだけ添加物の少ないやつを選ぶというのを習慣づけているのです、この辺のギャップと食品の安全か、安心かという広報、教育、この辺は小さいときから植えつけたほういいのではないかと思うのです、この辺のお考えあれば教えていただきたいと思います。 56: ◯中坊参考人  委員のおっしゃるとおりで、現在、日本で使用認められている食品添加物だけでも350ぐらい品目ございますし、それを使うことによって腐敗を防ぐとか保存伸びるという利点もございます。それ誤ったり、あるいは故意に期間を伸ばすために、あるいは見栄えをよくするために着色料を使うとか、そういうことをやられてしまうと、これは防ぎようない。そのために現在、収去検査を行政、京都府の場合にも食品、年間800ぐらい収去て分析て農薬からみんな調べております。  そういうことは、先ほどの食育の教育ではありませんけれども、個人個人見分けるという能力は小さいうちからやはり教育ていくこと大事かと思っております。  それで、おっしゃるとおり、個々の化学物質についてはインターネットで調べればきちんと書いてあるわけですけれども、そこにたどり着くまではちょっと手間かかるという意味では、京都府の相談窓口、電話でもありますので、すぐそこに問い合わせるというの一番てっとり早い方法かなとは思います。 57: ◯菅谷副委員長  睦美幼稚園さんのお取り組みは大変すばらしいと感銘を受けました。人間の体って口から入るもので全部成り立っているわけですから、いかに食べること大事かと。結局、食べるものによって自分の健康増進をどう図っていくとか、それは食育の大きな目的だろうと思うんですね。  睦美さんの場合、お取り組みとして料理というのを通して、食べるものに対する興味だとか、あるいは食に対する知識とかだけではなくて、また日本の文化とか家庭にはすごく大きないい影響を発揮ているすばらしい取り組みだと思うんです、先ほどちょっとお話出たのですけれども、例えばよく食あたりとかあるじゃないですか。先生もおっしゃっていたのです、昔は自分の目で、においをかいで、ちょっと味見て、これはあかんわと。これは動物としての自己防衛本能なんですよね。さっき先生のお話の中で、だんだんそれを確かめないようになってきて、そういう期限設定れたと。逆に期限設定れるから、余計に確かめられないようになってくるんですよね。自分で見て感じるよりも、それを見て、ああ、もう要らんと。  最近、若いお母さんの中で、賞味期限、消費期限の区別ついてない。賞味期限を1日過ぎたら、こんなん、あかんのや、食べられんとほかしてしまうと。これ食品ロスの大きな問題になっているわけです。  そうすると、もう1回、原点に帰って、人間も動物ですから動物的本能の中で本当に食べられるのか、食べれないのか、あるいは例えばお野菜でもちょっと当たってても、そこを切ったらちゃんと使えるんですよとか、そういうこともちゃんと教えていかなあかんのと違うかなと思うんですよね。賞味期限済んだからすぐほかすことは僕は正しいとは思わないんですね。それを思うと、こういうふうになったら食べれないよとか、こんなにおいがしたらだめだよとか、見た感じ納豆じゃなくて糸引いてたらもうだめやでとか、そういうことを我々は小さいときに生活する中で覚えていったんですね。これも食育の大きなポイントやと思うんですよね。できれば、そういうことも取り入れていただいて、難しいですよ、消費期限済んだやつを食べろというわけにはいかないんでしょうけれども、何かそのあたりの工夫僕は必要なんじゃないかなと思うんです。非常に難しいと思うんですよ。保護者自体賞味期限済んだらすぐほかしたりますから、何かそういう部分をちょっと頭に置きながら、その食育を展開することで大きく変わっていくんじゃないかなと思うんですね。ぜひ何かそういう努力をてほしいなということを要望だけておきたいなと思います。 58: ◯青山参考人  ちょうど幸か不幸か去年、ハマグリのお吸い物をたときに、子どもたちはハマグリはどうやってあくのかなと言って、湯きながら口を開いたやつをとってという体験をていたんです。そしたら、「どんなにおい、いいにおいがする」とみんなで言っていたら、「先生、これ臭いで」と言ったんですよ。ええっ、何でと思ったら腐った貝入っていてドブのにおいがしたんですね。「えっ」とみんなびっくりて、「うそ、こっちはいい匂いしているよ」とか言っていたり、「あかん、この貝、全然あかへんし、ここ臭いにおいするで」と言って、「こんなん食べたらおなか痛くなるで」ということあったんです。もちろん、同じところにいた貝なので、その日はハマグリのお吸い物を全部取りやめたのですけれども、そういう体験を残念ながらました。  子どもたちもおうちに帰って、「今日は貝腐っていたから食べなかった」「今度またいい貝来たら先生一緒にしようね」と言ってくれたということで、その日は保護者の方にも御理解いただいて、その日のメニューから1品外しました。後日、新しいいい貝入ったので、子どもたちに。ちょうどハマグリは雄蝶、雌蝶の飾りつけという特殊なおひなさまの飾りをつけて、子どもたちに食べさせる経験をているので、そこまでの経験をせてやりたかったので後日、食べてもらったのですけれども、そういう場に出会ったら体験として「幼稚園で食べるものでも腐ることもあるんだ」「もちろん新鮮なもの取り入れているけれども」と、そういうことは伝えています。  なので、子どもたち一生懸命、畑でお野菜をつくっているのですけれども、全部食べられちゃって自分たち食べることできなくなったものとか、腐ってしまうものとかそういうふうな体験も隠さずに、そうだね、腐っちゃうこともあるよねとか、こうなったら食べられないねとかという経験も全て体験を通して経験できるようにはています。全ての体験は無駄にならないかなと思いつつ、失敗体験もそういうふうに子どもたちとするようにはています。 59: ◯井上委員長  御発言も尽きたようでありますので、これをもって所管事項の調査を終了いたします。  中坊様、井上様、青山様には、大変お忙しい中、参考人として、本委員会のために御出席いただき、貴重な御意見を述べていただきましたことを心から感謝申し上げます。ありがとうございました。  本日、いただきました御意見につきましては、今後の委員会活動の参考にせていただきたいと存じます。  また、理事者各位におかれましては、本日、各委員から出された御意見・御見解等について、今後の府政の推進に当たり、十分御留意いただき、府民のため、なお一層の創意工夫をれるようお願いいたします。
    60: 3 その他   発言なし 61: 4 閉 会   井上委員長から閉会宣告行われた。                                    -以 上- 発言指定れていません。 ↑ ページの先頭へ...