京都府議会 2007-09-01
平成19年総合交通対策特別委員会9月定例会 本文
員数を乗ずる1人あたりの持ち時間を13分とすることが了承された。
なお、委員会全体で残り時間が生じた場合の取扱いについては、委員長の裁量により
運営することが併せて了承された。
4: 3
所管事項
5:
◯山内委員
本会議の一般質問でも質問させていただきましたが、JRの安全対策について伺います。
本府の第8次交通安全計画の中でも、鉄道交通の安全について、乗客の死者数ゼロを目指すとともに、運転事故件数の減少を目指すという方向性を打ち出されていて、鉄道交通環境の整備や鉄道の安全な運行の確保及び鉄道車両の安全性の確保、救助・救急活動の充実などが計画をされています。鉄道施設という点では、駅構内、それからホームの安全対策が非常に大切だと思っていますが、2001年の1月にJR新大久保駅で泥酔した男性がホームから転落して、救助しようとした日本人カメラマンと韓国人留学生が列車にはねられて死亡するという痛ましい事件が起こりましたが、その事件を契機にして国土交通省が鉄道の「ホーム柵設置促進に関する検討会」というのを設置されて、2003年10月に検討報告書を提出されています。
報告書によれば、2002年度だけで、自殺者を除くホーム上で列車と接触することにより発生した事故による死傷者数が111人、それから死亡者数が30人に上るということで、ホームからの自殺者も年間それ以外に約170人いるということで、そういう点ではホームの安全対策というのは急がれていると思います。
京都府内でのホーム上、またはホームからの転落による事故の状況をどのように把握しておられるのか、伺いたいのですが。
6:
◯松村交通対策課長
事故の関係ですが、鉄道事業者を指導・監督する国に事業者から報告はされていると思っておりまして、各事業者が国土交通省等に御報告をされているのだろうと思います。
それから、事業者単位という形になろうかと思いますが、府の方では今、手元には資料はございません。
7:
◯山内委員
この本府の計画の中で、交通安全計画における目標ということでいろいろ目標を立てられて、それから鉄道交通の安全という点でも、鉄道施設の点検・整備だとか運転保安設備の整備ということでいろいろと計画を立てられていると思います。そういう点では本府の状況というのをまずは把握していただくことが大切なのではないかと思います。それはぜひお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
8:
◯松村交通対策課長
この交通安全計画策定時に、国の関係の方にもお入りをいただいて策定をいたしておりますので、数値の把握等にも努めてまいりたいと思います。
9:
◯山内委員
ぜひよろしくお願いいたします。
その上で、JR長岡京駅のことですが、今、年度を忘れましたが、長岡京駅で、ここ数年、3件の事故が起こって、5人の方が亡くなるというような状況にありまして、いずれもJRにお聞きしますと、ホーム柵のないところからの転落事故、もしくはホームからの踏切立入事故だということだったのです。そのホーム柵が途中で切れている理由が、ふだんは快速が通過をするのだけれども、停止をする快速電車が、そこで発着をするのが1日に1本か2本あるということで、そのためにホーム柵が途中で切れているというような状況だったのです。
JR阪和線の杉本町駅というところでも視覚障害者の方が転落をして亡くなるという事故がありまして、ホーム柵が設置をされているのです。杉本町駅では快速列車などが通過する線路と普通列車が発着をする線路が混在をしていて、ダイヤ改正で普通列車が発着する線路と快速列車などが通過する線路を分けて、その上で昨年8月に外側の通過路線側にホーム柵を設置をされました。
そういう点ではJRもそういう検討もしているのだと思うのですが、企画環境部長からホーム柵の設置についてはJRに要望していると御答弁いただきまして、ぜひ要望は引き続きしていただきたいと思いますし、阪和線の杉本町駅のホーム柵設置の状況などもぜひこれは把握をしていただいて、私たちずっと要望しておりましたが、昨年11月にもJRの長岡京駅で死亡事故が発生をするということがありましたので、次の犠牲者が出ないように、これはぜひ頑張っていただきたいと思います。長岡京市もJRに要望されておりまして、そういう点ではぜひ京都府も積極的に御努力をいただきたい。
それから西大路駅ですが、見に行っていただいたということで、本当にありがとうございます。1番ホームと4番ホームには外側に転落防止柵が設置されているが、内側には転落防止柵が設置されていないということで、非常に怖いという声も上がっていまして、そういう点では長岡京駅のホーム柵の緊急対策と同時に、ほかのホームでどういう状況なのかというのもぜひ把握をしていただいて検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
10:
◯松村交通対策課長
これまでからJR西日本に対して、そういう安全対策については要望なり要請はいたしております。鉄道の安全確保というのは事業者の責務でございますし、国の指導のもとで対策は講じられると存じておりますが、私ども京都府としても、府民の安心・安全を守るという立場から、事業者や国に対して積極的に引き続き要請をしてまいりたいと思います。
11:
◯山内委員
府内の各自治体でも交通安全計画というのを立てられていますが、この鉄道交通の安全というところへ踏み込んだところで計画を立てているのは、国もそうですが、京都府だけでして、そういう点では本府の積極的な役割を求めたいと思っています。
それと、あと転落事故を予防するという点では転落感知マットの設置も、ホーム柵が根本的な解決方法だと思いますが、駅の状況だとか、それから列車の扉のいろいろな状況によってはなかなか簡単にホーム柵が設置できないような場所も確かにあるとは思うのです。そういう場合は転落感知マットの設置が必要になってくると思います。しかし、それがどのようになっているのかということと、あと列車信号と連動させて、転落感知マットが設置をされていてもホームだとか駅員さんにはわかるけれども、列車信号と連動していないところもあると思いますが、そこら辺の状況をもし把握しておられたら教えていただきたいと思います。
12:
◯松村交通対策課長
17年に調査をさせていただいておりまして、その後、六地蔵とかJR小倉駅で転落検知マットを、特に列車とホームの隙間が広いところで設置をされておりますので、先ほども申しましたが、こういった安全対策は事業者にとって最大の責務だろうと思っておりますので、引き続き要請をしてまいりたいと思っております。
13:
◯山内委員
六地蔵とJR小倉に転落検知マットが設置をされたということですが、これは列車信号とは連動しているのでしょうか。
14:
◯松村交通対策課長
これはしておりません。
15:
◯山内委員
JR小倉駅なんかは線路がカーブをしていてホームとの間に隙間があって、そこから転落をしたときに有効に働くということですが、それ以外にも列車信号と連動していないと、今、駅員さんが本当に駅に、ホームにおられませんので、そういう点ではぜひ列車信号と連動した転落感知マット設置ということを要望したいと思います。特にホーム柵の設置していない駅、かつ、なかなか設置が困難な駅等については緊急に転落検知マットを設置すると同時に、そこを列車信号と連動させるということが今、必要だと思いますが、いかがでしょうか。
16:
◯松村交通対策課長
引き続き要望してまいりたいと考えています。
17:
◯山内委員
本会議でも申しましたが、この交通安全計画を私も読ませていただきました。本当に全面的な交通安全計画が出されていて、京都市の交通安全計画を見させていただいたのですが、鉄道交通の安全というのは、京都市は踏切の安全というのは計画に入っているのですが、鉄道交通の安全というところが見当たりませんでして、そういう点ではこれは京都府の仕事なのかなと。法的にはどういうふうな根拠があるのかよくわからないのですが、これは京都府の仕事なのだろうなと思っていますので、ぜひお願いをしたいと思います。
あと一点ですが、JR西大路駅のバリアフリーですが、本会議でも質問させていただきました。本府の交通安全計画の中にもバリアフリー化を推進するということがありまして、JR西大路駅は1日乗降客数が3万人を超えているというところで、しかも全然バリアフリーが進んでいない。車いすの方用のトイレはちゃんとあるのですが、ところが、車いすでは実際にはかなりたくさんの援助がないと利用できないという駅になっているのです。私は、本府の鉄道駅で、1日乗降客数が3万人を超える駅で、エレベーターなどの段差解消がなされていないところがあるのかどうか。もし把握をしておられたらで結構ですが、単位が5,000人だとか2万人だとかいう単位であるのかもしれませんが、わかる範囲で結構なので、もしあれば教えていただきたいのです。
18:
◯松村交通対策課長
基本的には5,000人以上を22年までにということもありまして、そこを境といいますか、5,000人以上がどれぐらい進んでいるというような把握の仕方をいたしておりまして、その中にはすべての駅はどれぐらいというのは把握いたしておりますが、今、手元には持ち合わせておりません。
19:
◯山内委員
JR西大路駅よりもはるかに乗降客が少ないところでも既にエレベーター等は設置されていて、京都市の計画の中に位置づけられていないということがあるのですが、引き続き段差解消については検討を要するということで、京都市の計画の中では平成22年度以降の計画の中に入るのかなと思います。
しかし、本当に深刻で、一度にかなりの人数の、周りにたくさん企業等がありますので、集中して多くの乗客がおりてくるのですが、そんな中で例えば車いすをそこで利用しようと思っても、ものすごい人数がざーっとおりてくる中で、車いすを担いで上がろうと思ってもとても無理ですし、もちろんそれは人の流れが済むまで隅の方によけて待っていなければいけないような状況で、待っていても上がれるかというと、駅員さんは常時2名ほどしかおられないので、2名で車いすを担ぐというのは、軽い車いすであってもなかなか難しくて、急な階段を車いすを担いで実際に実験もしたことがあるのですが、3名でもちょっと怖いというような状況でした。そういう点では、本当に段差解消、エレベーターの設置というのは切実な問題だと思っています。あとは、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた方なんかが、荷物を抱えて、ベビーカーを持って、子どもをだっこして駅を利用するということも非常に危険ですし、高齢者にとってもそういう点では危険な状況になっています。
ぜひこれは調査をしていただきたいと思いますし、本府の交通安全対策会議はどのぐらいの頻度で開かれているのか、余り頻繁には開かれていないのかなとは思うのですが、どうなのでしょうか。
20:
◯冨永交通対策課参事
交通安全対策会議につきましては、基本的に5年に1度の長期計画を策定するときに開催をいたします。その後、毎年実施計画を策定する上で、関係機関に書面で意見を照会するという形になっております。
21:
◯山内委員
そういう点では本府が事務局としていろいろやっていかれるということですので、5年に1度ということですが、その間、間でいろいろな調査なりやっていただいて、ぜひこの計画を、住民の要求がここに生きるというような計画にぜひしていただきたいと思いますし、頑張っていただきたいと思いますが、いかがですか。
22:
◯松村交通対策課長
交通バリアフリーについて、私どもこれまでからも市町村のまちづくりの観点、あるいはそういった構想に基づく駅舎のバリアフリー化というのを国とともに積極的に支援をしてまいっております。京都市さんにおかれては、先ほどもお話がございましたが、全体構想をつくるに当たって、重点整備地区から優先的に積極的におやりになるということでございますが、私どもとしては、5,000人以上の乗降客の駅舎について22年までにできるだけバリアフリー化をしていただけるように、積極的に支援をしてまいりたいと考えております。
23:
◯山内委員
5,000人以上については法律で規定をされていますからもちろんそうなのですが、それをはるかに上回るところでバリアフリー化がまだ進んでいないということですので、そこはぜひ、平成18年の7月に第8次の計画がなされていますから、今度、23年に第9次交通安全計画を出されるのかなと思っているのですが、それまでにぜひ前向きに進むようにいろいろ調査、状況の把握等をお願いをしたいと思います。
以上で質問を終わります。
24: ◯尾形委員
私から2点質問させていただきたいのですが、まず一つ目が新名神高速道路の八幡―城陽間の計画の中で、京田辺の松井、西八、東林地域をこれまで高架計画であったものを盛り土計画に見直すということで、地域の方に説明に来ていただいたと思います。
そのときの地域からの反応は、私はできれば盛り土ではなしに当初の計画どおりに高架という形でしていただきたいという地元の方のお話をお聞きしたのですが、そのときの会議の地元の反応について、実際はどのような反応だったのかというのを確認させていただきたいのです。
25: ◯橋本道路計画室参事(第二名神整備促進担当)
新名神高速道路の京田辺市域の構造の御質問でございます。もともと都市計画決定の時点におきましては高架構造ということも考えておりましたが、新名神がいろいろと全国的に議論になる中で、コストを削減するということで一部高架構造から盛り土、いわゆる土で築堤的にしたものにという形の御説明をこの前からさせていただいております。
地元からは、あそこの地域は治水上の問題がまだ残されている地域ということで、少し考えてほしいという御意見を地元説明会でちょうだいしておりますので、現在、西日本高速道路株式会社さんにおきまして、どういう構造が一番いいのか、地元の御意向を踏まえた上で、どうするかということを検討中でございます。
26: ◯尾形委員
とりわけ西八地域は一度水没をしているという経過から、地元の方は非常に盛り土にするということに抵抗がありますので、できる限り地元の要望を重視していただいて、ネクスコにも当初の計画どおりにできるだけ進められるように、地元の方が不安に感じられることがないように、くれぐれもお願いしたいと思います。
もう一点、高架にしろ盛り土にしろ、道路をつくった際の雨水は、今の形ですと横の防賀川に流す計画になっているのですか、それともその下を通して木津川に捨てるという、その計画も昔はあったとは聞いたのですが、今は防賀川ということでよろしいですか。
27: ◯橋本道路計画室参事(第二名神整備促進担当)
御指摘の新名神高速道路に関します治水対策といいますか、雨水排水の件でございますが、あの地域につきましてはもともと防賀川の流域でございますので、基本的には防賀川に流すというのが基本になります。ただ、新名神高速道路ができますと、どうしても雨が降ったときに一気に流れやすくなるということですので、その雨の流れてくる、集中してくる水量がふえる分につきましてはまだ場所・構造等は確定しておりませんが、現地に調整池をつくりまして、下流に支障のないような形を対策するということで考えております。
28: ◯尾形委員
あともう一点お聞きします。第二京阪高速道路についてですが、今、この第二京阪高速道路の側道が枚方から八幡間と、木津川を挟みまして久御山から巨椋池まですべて開通をしていただいていると思うのですが、肝心の木津川を渡る間の側道について、今後の計画的にいつごろ通すというようなめどが立っているのかどうか、また、その辺の計画についてお聞きしたいのです。
29: ◯山本道路計画室長
お尋ねの木津川渡河の一般部、京都南道路と申しておりますが、木津川渡河部では橋梁の架設が完了しましたところで、ただいま両側のアプローチ部の盛り土、照明、標識、舗装等の工事を順次進めておりまして、供用につきましては第二京阪の全線供用に歩調を合わせつつ、これらの工事の進捗を考慮して今後詰めていくということを伺っております。
30: ◯桂川委員
JR嵯峨野線について質問したいと思います。平成20年度複線化が完成をするというふうに予定で聞いているわけですが、今の進捗状況をまずお聞かせいただきたく思います。
31:
◯松村交通対策課長
府の南北を結ぶといいますか、縦貫鉄道の構想の非常に重要な鉄道ということで、現在、京都市域におきましては高架橋工事と盛り土工事をやっておりますのと、府域につきましては山切り、山を切って用地を確保するような工事でございますが、それと盛り土、あるいは橋梁工事、あるいは一部軌道の敷設工事の準備工事みたいなものが進捗をしておりまして、工区を幾つかに分けておりますが、すべての工区で工事に着工していただいていると聞いております。
32: ◯桂川委員
予定どおり20年度中に完成をするという状況で進んでいると理解してよろしいですか。
33:
◯松村交通対策課長
20年度末を目途に努力をしていただいていると聞いております。
34: ◯桂川委員
ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。そして今、JR亀岡駅の改築が今年度末に完成するということで進めていただいているということも感謝申し上げたいと思っています。
そして、先ほどから少しありましたが、駅舎のバリアフリー化であります。ちょうどこの10月からJR馬堀駅のバリアフリーの工事を進めていただいているようにお聞きをしますが、これは予算的にはどの程度の工事発注費用になっているのか、もしわかればお聞かせいただきたいのと、それと同じく、今後の亀岡市域には4駅ありますが、亀岡駅は来年度同じくバリアフリーになると思っていますが、残すところ並河、千代川については今後の見通しはどうなのか、その点お聞かせいただきたく思います。
35:
◯松村交通対策課長
馬堀駅については一応今年度実施をされると聞いておりまして、上下ホームにエレベーター、あるいはトイレを設置なさると聞いておりますが、全体事業費は把握ができておりません。
あとの駅でございますが、並河駅については今のところ、来年度に整備をしたいといいますか、されるということで御検討をいただいているようにはお聞きいたしております。
36: ◯桂川委員
ぜひともいち早いバリアフリー化をお願いしたいと思っています。JR嵯峨野線は、20年度、一応複線化になりますとダイヤも改正になってくると思いますが、地元では亀岡の馬堀駅に快速をという話もちょくちょく聞くわけです。実質、事業者がダイヤ改正等は考えることだと思いますが、地元の意見も何とか酌み取っていただきながら、そういう改正ができるのかどうか、また、その改正というのは逆に地域の声が反映できるような場があるのかどうか、その辺をお聞かせいただきたく思います。
37:
◯松村交通対策課長
今、御指摘のダイヤの件でございますが、複線化ができますと、確かに上下バランス、上り下りのバランスがとれたダイヤ、あるいは時間短縮、あるいは増便ということは想定がされております。具体的にはJRさんの方でお考えになると思いますが、この沿線の皆さん方、あるいは中北部の方は非常に期待が大きいといいますか、私どもも含めて非常に大きな期待を寄せているところでございますので、地元のお声もお聞きさせていただきながら、その結果、実際に実現いただけることとそうでないことがあるかもわかりませんが、地元の沿線市町の皆さん方のそういった御意見もお聞きしながら、JRの方にはお伝えしたいと考えております。
38: ◯桂川委員
ぜひともそういう声を聞く場を設けていただいて、本府としても積極的により便利な駅、またJR路線になるように、よろしくお願いしたいと思います。
39: ◯村田委員
簡単にお聞かせいただきたいのですが、私はずっと以前からも言っておるのですが、JR奈良線の愛称です。まず、それはどうなっているのか、一回お伺いしたいのです。
40:
◯松村交通対策課長
この沿線は世界遺産を初めとして観光スポット、あるいは行楽のシーズンは大層、京都はもとより全国から人が訪れる、あるいは沿線の方に御利用いただいているという状況があろうかと思っております。そういう意味では、この奈良線に親しみを持っていただくといいますか、より愛着を持っていただくといいますか、身近に感じていただく、いろいろな意味で愛称で呼んでいただくというのは非常にすばらしいことだと思っております。そういう結果、1人でも多くの方に御利用をいただくことが大事だろうと思っていまして、JRの方には夏には本社にも参りまして、今、委員がおっしゃったような愛称について、そういう御意見があるということは十分お伝えいたしておりますし、JRの方も検討したいというふうにJRからは聞いております。
41: ◯村田委員
ありがとうございます。今、振興局単位に、特に山城地域の振興局においては地域と連携しながら振興計画を立てて、しっかりやっておるということがありますし、また、いろいろな祭りがいろいろなところで行われてきている。これについて、周囲を見ておりますと、例えば嵯峨野線であるとか、御承知のとおりに学研都市線であるとか、琵琶湖線であるとか、本当に地域地域につながった形ができておるわけです。だから、早くその辺のところをやっていただく。特に源氏物語千年紀も含めてあるものでありますから、そういった面も含めて再度お願いをしたいなと思っております。
それから、奈良線の複線化なのですが、非常にトーンダウンをしてきているのかなという思いを持つのですが、その辺のところはどうなのですか。
42:
◯松村交通対策課長
奈良線の重要性といいますか、複線が13年に一部完成をした後もたくさん御利用いただいている。御要望も、あるいは地元もそういうことで、協議会等でもやっていただいている。あるいは私どもも機会あるごとに沿線市町の皆さんと連携を図りながら、前にも申したかもわかりませんが、京都から大阪、奈良を結ぶ環状構想に取り組んでいただくよう、国とかJRにも要望いたしております。今は山陰本線の複線化事業に最大限努力をいたしておりますが、沿線の市町、また委員の先生方も含めて、いろいろまた御指導なり連携をとらせていただいて、一層JR等に強く要請をしてまいりたいと考えております。
43: ◯村田委員
ありがとうございます。促進協議会に行っておっても非常に寂しいような感じを受けるのです。何か以前は非常に活気があったような気もしたのですが、最近少し、こんな言い方をしたら申しわけないのですが、奈良線複線化というのが余り声が聞こえてこないというのが現状でありまして、各沿線の首長さんからも非常におしかりをこうむっておるというようなことで、我々も何としてもタイミングがあろうかと思うのです。私も以前は言うておったのですが、その辺は十分当局はお知りでございますから、その点を含めて積極的にまたよろしくお願いしたいと思います。
それともう一点、先ほど新名神の話が出たのですが、今、それぞれのところで工事説明も含めて説明会が開かれているということですが、その辺の範囲を教えてください。
44: ◯橋本道路計画室参事(第二名神整備促進担当)
新名神高速道路の地元説明会でございますが、京都府域におきましては八幡、京田辺、城陽と3市が、京都府域の現在進めております八幡―城陽間の新名神高速道路の沿線市ということになっております。八幡市につきましては、私どもの京都府で整備をする予定にしております八幡インター線の工事とあわせて関係の地元の地権者の方に御説明させていただいておりますし、京田辺市は先ほども少しお話がありましたが、沿線の自治会の方に御説明をさせていただいております。城陽市につきましては、非常に関係する方が多いということもありまして、できるだけ回数を分けまして、現在ちょうど2回ほどやらせていただいておりますが、これから11月にかけて10回ほど地元説明会をさせていただいて、できるだけ小さな単位で、地権者と具体的な細かい説明ができるようにという形で地元説明会を進めさせていただいております。
45: ◯村田委員
細かくやっていただいて非常にありがたいと思っております。少しでも早くでき上がるということを、まず話があるとそういったことが出てくると思っておりますので、これについては力強く進めていただきたいと思います。
ただ、前後について、これはやはり滋賀県から大阪府までが貫通することによって本当に新名神であると思うのです。そういったところで先般ちょっと、これは本当かうそかわからないのですが、高槻の方で買収の話が出ているということを聞いたのですが、そういった動きがあるのかどうか、何かつかんでおられたらお聞かせいただきたいと思います。
46: ◯橋本道路計画室参事(第二名神整備促進担当)
高槻市域のお話が今、出ておりましたが、大阪府、さらには兵庫県ですが、高槻から茨木、川西の山を通りまして神戸の方まで、その区間は今現在事業をされておりますので、高槻市内におきましても地元説明会は今、大阪府さんなり西日本高速道路で進められております。多分お聞きになったのは、そのお話ではないかと思います。
47: ◯村田委員
それではそれに間違いないと思いますが、実際には高槻は凍結区間ではなかったんですね。だから、八幡―高槻間が凍結区間であったわけですね。わかりました。
ただ、そういった中で、大阪と連携をとりながらどのようにやっていっておられるのか、国に対してもどんな要求をされておるのか、その辺もお聞かせください。
48: ◯井上土木建築部理事(道路総括室長事務取扱)
新名神はクラスが国の骨格をなす路線ということもございますし、今おっしゃいました各府県、特に今、未着工になっております大阪府、京都府、滋賀県の3府県に未着工区間がございますが、従前から大阪府知事さんを会長といたしました促進協議会を持っておりますので、そこで従来から要望活動等を進めております。また、今年度末に大津までが供用するということで一つの契機にもなりますので、今月の中旬には先ほど申しました組織、促進協議会でもって、東京で関係機関にアピールできるような決起大会、意見交換会ですが、そういう活動もしてまいる予定で計画しております。
49: ◯村田委員
未着工部分については、この話ができることによって新名神という、先ほど言いましたが、一つの骨格をなす道路ができてくると思うわけです。実際には我々京都府においても地域においては宇治田原町を含めて、そういった面で、そこを通ることによってまちづくりも大きく変わってくるという思いを持ちますので、まだまだ国の政治の流れもいろいろ動いておるときですから、そういった面も含めて強く働きかけをいただきながら、まずは八幡―城陽間、今、工事着工が言われておるときですから、その辺を早くしていただいて、あと、その辺も含めて前後、1日でも早く供用が開始できるようにお願いしたいと思います。
50: ◯松尾委員
京都高速ですが、来年4月に新十条通りが供用開始になるやに聞いております。それから続いて油小路線ということのようですが、大体の見通しですね。どんなぐらいになるのか、わかりますか。
51: ◯山本道路計画室長
京都高速の進捗状況でございますが、先ほどございましたように油小路線が20年1月を目標に進められております。それから新十条通りが20年5月を目標に進められていると伺っております。
52: ◯松尾委員
油小路線の方が先になるということで、私は後かと思っていたのですが、もう目の前ということですね。それで、市内への流入は鴨川を渡ったところでおりまして、大体、新堀川へ入って五条で左右に東西に散るというようなルートになるのではないかと思うのですが、開通されました場合、供用されました場合の車両の流入予測とか、そういったことはわかりますでしょうか。
53: ◯山本道路計画室長
京都市並びに事業主体で検討はされているかと思いますが、今現在、把握はしておりません。
54: ◯松尾委員
第二京阪の現在の利用状況というのは、京都向けですね。大体、枚方から入ってほんのわずかですから少ない車両数ではないかと思いますが、その辺はわかりますか。
55: ◯山本道路計画室長
現在の交通量は24時間で約1万2,000台でございます。
56: ◯松尾委員
1万2,000台というのは要するに南北、つまり大阪行き、京都行き合わせての話じゃないかと思いますが、京都向けの車がどれほどかということをお聞きしたわけで、わからなかったら結構です。
いずれにしても、今、大阪から京都というのは圧倒的に1号線でということになって、名神南インターからというのも相当あることはあるわけですが、京都高速油小路線が供用された場合に、かなり流入車両がふえるのではないかという予測があり、先ほど申しましたように大体そのまま五条まで来て東西に散るということになりますと、かなり今の幹線道路、堀川の渋滞が新たに発生してくるのではないかという懸念がありましてお聞きをしているわけですが、そんな予測等についても、市域のことですから、府としては余り頭にないということでしょうか。
57: ◯山本道路計画室長
基本的には京都高速ができまして一般道についての負荷が少なくなるのではないかと思うのですが、ただ、油小路と新十条がつながりまして初めて機能が十分発揮されるものだと思っておりますので、一部的に油小路線が一たんでき上がりましてというところの部分につきましての検討は京都市ではされているかなと思っております。
58: ◯松尾委員
一般道の負担が減るのではないかというのは、それは南部地域であるやもしれません。1号線の車両数が減るということは出てくる可能性はありますね。枚方から真っすぐすっと京都に入る。私が申し上げているのは京都市域の問題で、例えば具体的に申しましたように、堀川通りの状況が変わるのではないか。久世橋から十条、九条、そして京都駅の下をくぐって七条、五条と行くわけで、今でもラッシュは結構混むのです。ですから、そういったことで新たな渋滞対策が求められる状況が発生するのではないかと思いますので、これは京都市域のことで、府として直接かかわりないということになればここで申し上げても仕方がないことですので置いておきますが、我々としては新十条と結んで、そのまま斜久世橋を通って十条から山科に行く車があるのか。一番利用価値があるのは市内への流入ということでしょうから、その辺を大変懸念しているということです。これ以上申し上げてもしょうがないので置いておきます。
京都縦貫ですが、宮津野田川のめどは大体お聞きをしておりまして、続いてそれ以北、大宮までということになって、大体、大宮、京丹後市域の三重のインターの場所等もお聞きをしているわけですが、おおよその見通しは今までなかなか出ないのですが、おおよその見当でいいですから、いつごろということはお持ちでしょうか。
59: ◯山本道路計画室長
宮津野田川道路に引き続きます野田川大宮道路につきましては、おおよそ平成20年代の半ばということで想定をしております。
60: ◯松尾委員
半ばがどの程度かということはわかりませんが、二十五、六年とかそういう見通しだということで、312号の取りつけは三坂ということになるのですね。それはほぼ決まっているでしょう。つまり竹野川沿いに、JRにぶつかるところで竹野川が北向いてカーブするところがありますね。今の現道を使って出てくるということはまずないですね。三坂へ取りつくということではないかと思いますが。森本インターからの取りつけですよ。
61: ◯松浦道路建設室長
野田川大宮道路の大宮側のおりたところ、そのインターの終点のところで、府道から今、トンネルが市道として抜けているところがございますので、味土野大宮線を通じまして、そちらへ回って312号にタッチするという計画を持っております。
62: ◯松尾委員
野田川大宮の大宮側というのは当たり前の話で、それ以外に行くところがないわけなのでね。それで、現道を利用することではなくて、今、トンネルというのが出ましたが、これは農林関係でつくったトンネル、道路です。それを利用して三坂へつける。結局、役場の近く、織物会館のあたりに行くということではないかと思います。水戸谷も大分よくなって、宮津野田川道路をおりればそれほどネックになるようなところはないので、ほぼすっと行ける。丹後で生活道路を含めて道路の問題で求められているのは、例えば峰山丹後線は、振興局からすぐ行きどまりの状況で丹波の市街地、人家連檐地域を行かなければならない。312号で久美浜へ行くのも大変だ。五箇谷バイパスは計画があるが進まない。これの方が本当に必要度から言えば先ではないか。
しかし、京都縦貫がせっかく伸びていっているのに京丹後市に届かないというのはどうもぐあいが悪い。これは技監からも私ども指摘を受けたことがあるわけですが、これは必要最小限、一番最短距離で森本まで行かざるを得ないのだというお考えのようですけれども、実際丹後にどれだけ役立つかということで言えば、申し上げたような問題が残されるのではないかと思いますので、この問題意識は十分持って、指摘しましたようなところは早急に改善をしていただきたい。事実上、丹後全域から森本までのアクセスなのですよ。よろしくお願いしておきたいと思います。
続いてKTRですが、再建計画が具体的に出て、取り組まれていると思いますが、その進みぐあい、どこからどういうふうに手がついているのか。
63:
◯松村交通対策課長
御指摘の点は5カ年計画でございますね。この計画につきましては、本年度策定をいたしたものでございまして、一つは安心で安全な運行ということとか、魅力的な鉄道の構築、あるいは執行体制と言っておりますが、KTRも鉄道事業者でございますので、基本的には安全運行の維持・強化というのを最大限にこれは積極的に努力をいたしておりますし、魅力的な鉄道となるように、最近特に新聞等でも取り上げていただいておりますが、いろいろな企画列車とか、あるいはそういうイベントとは申しませんが、いろいろな企画をやって利用客の増加に努めておりますし、5カ年計画に書かれている部分で既にやっているという部分もございます。今年度策定して緒に着いたところでございますが、引き続き私どもも沿線の市町と一緒になって支援をしたり、協力をしたり、これが確実に着実に実行できるように私どもとしても努力をしてまいりたいと考えております。
64: ◯松尾委員
ついせんだって、本社が福知山に移転をしたということは具体的な形であらわれてはいるのですが、マイレール意識を沿線住民の皆さん方にしっかりと持ってもらって、乗客増を図っていくのだと強調しておられるわけですが、幾ら言葉で強調しても、具体的にどうそれを進めるのかということがないとだめなので、5カ年計画、再建計画は、利用客が200万人を割って、このままいけばどうなるのかという中で出された文字どおりの再建方針なわけですから、しっかりそこのところをやっていただく必要があるのではないかというように思います。
これはこの委員会として皆さん一緒に行ったのですが、「えちぜん鉄道」を管外調査で視察させていただきました。大変いろいろと参考になる感想を持って帰ったのですが、条件はいろいろ違いますからKTRと同じようにはいかないと思います。京福時代にああいう大事故があって、ストップして、何年も経過して、沿線住民が非常に迷惑を受けた。そういう中で強い要望があり、何とか復活させようということで、三セクを立ち上げて今日まで取り組んできておられる。150万人から倍の300万人を目標にするところまで来ているわけです。
いろいろと社長さんからじかに詳しいお話をお聞きした中で感じましたのは、社長さんが民間の他の事業、鉄道と関係のないところでお仕事をなさっておられた方が地域からの御要望を受けて経営のトップに座られて、非常に熱意を持って、その熱意のほどには私ども本当にびっくりしたわけです。一にも二にも住民サービスを徹底してやって、そして地域との協働を強めていくと。本当に地域に役立つ、そういう鉄道にするのだということでお話をしてくださいました。お客さんの視点に立った経営を第一にしていくということで、例えば若い女性のアテンダント体制などをとっておられて、何名かちょっと忘れましたが、乗降客の、特にお年寄りなんかの乗降のお手伝いをする、あるいは車いすなどでお見えになった方を本当に親切に乗せてあげるというようなことで、それは経営の費用だというふうには考えていない。顧客をどうふやすかという投資なのだというふうに御説明もしておられて、本当になるほどなと感じ入って聞いてきたわけです。
やはりKTRにつきましても経営陣トップから始めて、ぜひそういう視点でやっていただく必要があるのではないか。県庁所在地の福井に拠点を持って2線あり、確かに地理的条件は違うが、沿線住民の数はそれほど変わりがない。正確な人数は出ませんでしたが、変わりがないのではないかと受けとめました。ぜひそういうことで京都府としてもしっかり指導、援助をしていただくというふうに、これは要望しておきます。
それから一つ、最後に、福知山線の高架の事業は、今、取り組んでいるわけで、事業費はトータルどれぐらいになるのか。それは当然京都府も相当な負担をなされる、沿線自治体も同様ということになろうかと思いますが、その辺の見通しはどうでしょうか。
65:
◯松村交通対策課長
16年から高架事業をやっておりますが、一応20年までの事業ということで、50億円余りというふうに事業費は聞いております。
66: ◯松尾委員
それをKTRが負担というようなことでは当然やれないわけで、京都府が、沿線自治体が相当な負担をするということだろうと思いますので、その辺の見通しはどうかとお聞きしているのです。
67:
◯松村交通対策課長
この連続立体交差事業につきましては、高架事業ですね、事業主体は京都府の事業でございますので、負担についても、KTRの負担というのは非常にわずかでございます。
68: ◯松尾委員
KTRにかかわる部分で、全体を京都府の事業としてやっているというのは百も承知しています。ですから、KTRにかかわる部分でどれぐらいかかって、それでその分を京都府がどれぐらい持つことになるのか、計算すればわかることでしょうから、それをお聞きしているのです。わかりませんか。
69:
◯松村交通対策課長
そのうちKTRは5%程度と聞いておりますので、2億5,000万円程度です。
70: ◯松尾委員
KTRにかかわる高架の関連事業費が5%程度で2億5,000万円、こういうことですね。そのうち京都府がどれぐらい負担することになるのか、沿線自治体がどうか、その辺の検討はあるのかないのか。あればでいいです。なかったらまた。
71:
◯松村交通対策課長
その辺のところは、特に府で持つとかいうことはございません。
72: ◯迫委員
私もKTRのことでお聞きしたいと思うのですが、実際に松尾委員もおっしゃっていましたが、具体的にこの間、経常損失が出ておりまして、それを京都府等の自治体等で埋めてきていると思うのですが、その補助金の金額はどのぐらいあるのでしょうか。
73:
◯松村交通対策課長
KTRの損失のうち補助といいますか、対象にならない部分を除いて府域分の2分の1を京都府が負担しておりまして、あと残り2分の1を沿線の市町で負担いただいているという状況でございます。
74: ◯石田委員長
迫委員に申し上げます。時間が超過をしておりますので、簡潔にお願いいたします。
75: ◯迫委員
KTRの現状は今言われたように大変厳しい状況があるということですが、その中で地元の方々の通勤や通学の問題等も含めてしっかりと確保していかなければならない問題だと思っていますので、その辺では府も各沿線市町村を援助しながら、KTRの発展のために尽くしてほしいということを要望しておきます。
以上です。
76: ◯片山委員
まず一点は、京都縦貫道の綾部―丹波間ですが、先日、新聞を見ますと、安価なETCを設置して、サービスエリアなりパーキングエリアからも出入りができるようなことを国として進めていきたいという新聞報道があったのですが、私、前回も言いましたように、丹波パーキングエリアですか、今は仮称ですが、そういうところでやられる可能性というか、今回初めてそういう案が出てきたので詳しい話はなかなか聞けないと思いますが、今そのような準備をしておくということが、将来完成をしたときに、特にこの中部地域の発展のためには必要ではないか。新聞報道によりますと、今まで道路ができたときに事前に買収をかけて、それを搬入道路として使っていたから安価でできるというような記事内容だったのです。
今後、これから買収をかけていかれる予定でありますので、財政的に苦しいかもしれませんが、中部地区の地盤沈下を考えますと、そういうような形でサービスエリアなりパーキングエリアを利用してまちづくりをしていくという考え方を持っていますので、そのようなことも、答えにくいと思いますが、若干思いなりを聞かせていただいたらありがたい。
もう一点、南丹パーキングエリアが今あるのですが、その部分に対しまして今どれぐらいの搬入路というか、買収をかけていて、あと一般道にどのような形でいけるかという可能性ですね。それがもしわかればお聞かせ願いたいと思います。
もう一点、平成20年度にJR嵯峨野線が複線化になりますが、耳の痛い話かと思いますが、園部から綾部までの複線化も、大変な事業になると思いますが、やはり私のところとすれば南丹市では、日吉駅もありますし、胡麻駅もあります。この前の一般質問でも言わせてもらったように、ますます限界集落がふえていき、過疎化を迎えていく状況にあります。交通機関がそろっていく、またUターンなりIターンなりいろいろな形を考えますと、そういうようなしっかりとした交通網があることによって、少しでも過疎化が防げるのではないか。それは費用対効果で言いますと難しいかもしれませんが、均衡ある発展を、地方と都市との格差を是正していくためには、何か奥歯に物が詰まったような言い方になりますが、ぜひともやっていただきたい。
これは30年後、50年後のまちづくりなり京都府づくり、国づくりを思うと、そのような施策を思い切ってやるのがいいのではないかと思いまして、大変答えにくいような質問ですが、もし答えられるならばお答えいただきたいと思います。
以上です。
77: ◯山本道路計画室長
ただいま委員御指摘のパーキングエリアに接続するインターの話でございますが、「スマートインター」という名称で呼んでおりますが、具体につきましては私どもまだ聞かされておりませんので詳細部についてはよくわかりませんが、新聞報道にもありましたが、5キロ程度のインター間隔だということを新聞報道の中にも書かれておりましたので、課題としましては丹波インターが非常に近いということや、それから接続側の道路が100%負担するとか、いろんな課題は詳細部を聞かせていただいて、あるかなと思っております。ただ、まだ具体項目は私ども聞かされておりませんので、委員御指摘のことは今後の検討課題ということで、今後にさせていただきたいと思っております。
二点目の南丹のサービスエリアの搬入部分でございますが、ちょっとこれにつきましては今現在資料を持ち合わせておりませんので、申しわけございません。
78:
◯松村交通対策課長
委員御指摘のとおり、府域の均衡ある発展を達成する、あるいは南北の均衡を図る上で非常に重要な課題であるということは私どもも認識はいたしております。先ほどから申しておりますように、現在、園部まで複線化を20年度完成に向けて努力をいたしておりまして、今、そちらに全力投球といいますか、頑張っておるところでございます。
しかし、公共交通の中でも鉄道が占めるウエートといいますか、重要性というのは、今、特に環境問題等もあって非常に大きい、重要だというふうには思うのですが、鉄道事業者の採算性の確保というのも大きな課題でございますので、採算ベースにいくかどうかというその基準もなかなかわからない部分もあります。多く御利用いただくということもございますが、まず園部まで今やっておりますので、園部までの完成後の需要動向とか沿線の進展、あるいはまちづくりとかいったことも踏まえながら。ただ、自治体の御負担もありますので、そういうことも踏まえて、沿線市町の皆さん方の御意見もまたお聞きをし、連携しながら検討を進めていきたい。複線化を園部までやった後の動向とか、その完成に向けて今最大限努力をいたしておりますので、御理解を賜りますように、よろしくお願いいたします。
79: ◯片山委員
答えにくいことを答えていただいたのか答えてもらっていないのかわかりませんが、要するに採算性というのは物すごくよくわかるのです。事業者として、もちろん社員の方もおられますし、一部上場会社として利益を上げていかんならん、それはわかるのです。先ほどもおっしゃったように乗降客が多ければ複線化に道が開けていくと言うのですが、このような過疎化が進んだところに私は仕掛け、卵が先か鶏が先かの話ではないのですが、こっち側から仕掛けていかなければ、そこに人が住まないのです。電車が複線化されることによって民間のデベロッパーも開発をしますし、そういうような発想に、あえて言いにくいことなのですが、そういうようなことをしていかなければ、特に京都府は南北に長いですし、それの均衡ある発展を考えると、大型公共事業はあかん、府の財政が厳しい、いろいろなことがあるかもしれませんが、我々が住んでいて本当に人口が10年後に南丹市も3万6,000人から3万2,000人になると。こんなこと大変なことなのです。
だから、そういうような複線化をしていくことによってまた綾部も福知山も発展をしていく。それこそまさしく均衡ある南北の発展なのです。そういうことを一回国にね。例えば京都府の負担と地元の市町村の負担は大変なものがありますが、地元の都道府県なり市町村だけに負担させているのではなしに、国策としてこんなことはやってもらわないと。京都府さんに無理なことばっかり言って申しわけないのですが、これは国に要望を1回上げてほしいですね。それだけ言って、終わっておきます。
80: ◯北尾委員
それでは、私も引き続きまして数点お伺いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず一点目は、先ほど村田委員さんからもお話がございましたが、JR奈良線の複線化です。奈良線という名称のこともさっき御議論がありましたが、とりあえずJR奈良線という名称に基づいて、平成13年度以降、とりあえず京都府におかれましても御尽力いただいていると思うのですが、まさに今おっしゃったとおり、府域の均衡ある発展という部分においては、奈良線の複線化もしっかりと進めていかなければならない。促進協でも、このことは地元の首長さんからも大変期待も込めた御意見等も出ている経過もございますので、私どもは地元の議員として汗をかく部分は当然あると思いますが、とりあえず冒頭、奈良線の複線化に関しまして、これからも力を入れていただきたいことを要望させていただきたいと思います。
それで、踏切ということでぜひともこの際お聞かせ願いたいのは、先ほどホーム関係の事故防止ということに関して御議論があったのですが、例えば、これは市道もありますし、京都府の管理道路もあると思いますが、JRあるいは私鉄の交差部の踏切の状況、
安全状況というのが、一義的には市道との交差部でしたら地元の市とか、町とか、村とか、あるいは国道関係でしたら国レベルということになってくると思うのです。その辺、要は私が申し上げたいのは、京都府民の立場からしたら、均衡ある発展というその意味から言えば、安全性に関してもやはり均衡性が担保されなければいけない。その主体として京都府としての役割をしっかりと担っていただきたいという期待を込めてあえて質問させていただきたいのです。
例えば直近の例で申し上げますと、城陽市における話なのですが、JRと市道だと思うのですが、交差部分で要は踏切部分が少し高くなっていまして、上り坂の頂点みたいなところにあるわけです。それで、その交差している道路のすぐ下が少し段差があって、なおかつ道路部分の端のところが、歩道部分が落ち込んでいるような状況だったわけです。私も初めてわかったのですが、夜にそこから転落なさっていることが何回かあったということを聞いているのです。昨年でしたか、ことしでしたか、私がびっくりしたのは、私が通りかかったら工作車を含めて消防自動車など、かなり大がかりなものですが数台走ってきたのです。どこだといったらその箇所だということがわかったのですが、これはJRは相当大がかりな事故が起こって大変なことになるなと思って、救急車等が来て、あと消防車、工作車、特殊工作車等ですが、これは大変な事故が起こったなと思ったら、その情報伝達にも問題があったと思いますが、要は、ある歩行者の方が転落されたという話だったのです。幸いけがの程度は大したことはなかったのですが、そのことに関して、JR、それから地元の城陽市が早速対応いただいて、踏切の閉鎖時間の問題もあると思うのですが、とりあえず車は渋滞する、そして歩行者がそこにたまっていかれる、そしてバイク等が後ろからバーッと来て、踏切の手前のところまで後方からバイクが来て、少しでも早く踏切が開いた段階ですぐ飛んでいきたいという思いがあって、とりあえず踏切の周辺の部分では相当混雑する。
そういうことをとらまえて考えていきますと、今の事例の話についてはJRと、あと地元城陽市、それから京都府さんが御協議いただきまして待避場所を設置していただいたのですが、これは心から御礼を申し上げたいと思います。そのように京都府さんが管理なさっている部分、あるいは市町村、あるいは国の部分もあると思うのですが、道路部分と踏切の交差部分の安全性の調査、あるいは状況等が一体どのようになっているか。総数として踏切と道路が交差している部分がどれぐらいあって、その中で問題を抱えているところがどれぐらいあってとか、それの課題の認識とか、その辺に関して、府域として、府民がどの地域に住んでも、その部分に関する安全性、安心して暮らせる、そういうような状況というのが大事だと思いますので、その点について、わかっている部分で結構ですので、お答えいただきたいと思います。
81:
◯松村交通対策課長
踏切の関係でございますが、京都府では踏切事故防止総合対策計画ということで、これまでから策定をしてまいりまして、国、市町村、鉄道事業者等が一体となって踏切の改良とか安全施策を推進をし合うということでやってきております。私ども、8次の京都府交通安全計画においても踏切道における交通の安全というものについて定めておりまして、こういった計画に基づいて、さらなる踏切道の交通安全というものに取り組んでまいりたい。個別、危ないのがどの程度とか、ちょっと今把握はできておりません、資料を持ち合わせておりませんので、済みません。
82: ◯北尾委員
私はあくまでも例えば近鉄の寺田第1号踏切も大変お世話になりまして、整備いただきましたことをまた御礼申し上げたいと思いますが、あくまでも京都府民が京都府下のどの地域にお住まいでいらっしゃっても、日常生活の現場の近くにある踏切に関しては、これは象徴的に踏切という言い方をしているのですが、最近そういうことがあったもので、とりあえず象徴的な形として踏切ということを出させていただいているのです。いずれにいたしましても、安心・安全という部分をできるだけ確保していただけるように、その確度を向上していただけるような形で今後とも認識をしていただくという部分も含めまして、地元の市町村との連携とか、そういう部分も含めまして、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それから、これも地元のことで申しわけないのですが、今、307号線沿い青谷道路というものを事業を進めていただいておりまして、こちらの方も渋滞緩和等で大変お世話になりまして、ありがたく思っております。それに際しまして、周辺で、307号線近隣で市辺という地域があるのですが、そちらに新たに歩道を設置していただき、安全性の確保を図っていただいたことも感謝を申し上げたいと思います。
それに関連してですが、青谷道路の進捗ですね。今後の見通しも含めて一点お伺いさせていただきたいのと、それからもう一点、これは以前から京都府で事業化に向けてお取り組みいただいております例の久津川交差点、府道69号線と久津川駅の交差部の整備事業の話ですが、今お進めいただいていると思いますが、そちらの事業の今後の見通しをぜひともお聞かせいただきたいと思います。
以上2点、よろしくお願いします。
83: ◯神土木建築部技監(土木担当)
ただいま北尾委員から御質問があったのですが、当委員会の整理といいますか、
所管事項がどこまでなのかという議論が以前からもありまして、答えるにはやぶさかではないのですが、一応整理をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
84: ◯北尾委員
わかりました。
そしたらもう一つ、最後に、さっきも出たのですが、新名神にかかわる部分です。この間の状況の中で今、地元では、現在の部分では城陽市と八幡市と京田辺市という部分で地元説明会等に入っていただきまして御尽力いただいているところですが、今後とも京都府の基本的な認識において、この第二名神、新名神、それ以東の部分、要は今凍結という形になっている部分なのですが、そちらの方のことは、今現在事業化が進められている部分の進捗状況等を含めた上で、それが整備された上でまた新たな部分ということになっていると思うのですが、今後とも、ぜひとも新名神の建設促進に向けて不断のお取り組みをいただきたい。
なぜこういうことを今改めて申し上げるかと申しますと、この間まで城陽がかかわる部分といたしまして、宇治市、城陽市、宇治田原町、井手町の中で合併の任意協議会が設置されておったのですが、これが残念なことに結局協議会が解散されてしまったということを踏まえまして、合併というものは議論は可能性がある限りこれからもしていかなければならないという考え方に基づいてなのですが、合併議論が行われようが行われまいが、あるいは合併というものが実現しようが実現しまいが、やはり新名神の建設促進というのは少なくともその地域、あるいは京都府南部地域にとりましても、あるいはまた京都府のかかわる部分の立地条件からしましたら、これは大変な事業だという認識を持っております。
その意味におきまして、ぜひとも今後とも京都府におかれましてはこれまでどおり、あるいはそれ以上の情熱と力を込めてこの取り組みをしていただきたいと思っているのですが、その点について、現時点における御所見をお聞かせいただけたらと思っております。
85: ◯神土木建築部技監(土木担当)
今、御質問の新名神につきましては、きょうも議論がありましたように、城陽―八幡間のみが事業化されて、平成28年度供用を目標に今、事業が進んでいるわけです。残念ながら、その東側の城陽から大津間、それから西側の八幡から高槻間、この2区間が抜本的見直し区間ということで凍結状態といいますか、この事業化につきましては周辺の道路状況等の整備を見ながら着手時期を検討するということになっているようでありますが、こういう国土軸を形成する道路につきましては1本にネットワークされて幾らと、初めて事業効果が発現するのだろうという思いは変わりません。
したがいまして、一日も早く事業化できるような条件整備といいますか、そういうものを京都府としては努力して頑張っていきたい。これは地元の市ともども、抜本見直し区間の事業化を求める声は非常に強く聞いておりますので、こういう地元の声、あるいは経済団体との協働の取り組み等を持続的に進めながら、これからも粘り強く頑張っていきたいと思っております。
86: ◯大橋委員
6月の委員会で山陰本線の京都―園部間の複線化に伴う列車所要時間の短縮について少しお伺いしたのですが、その時点では、京都―園部間についても具体的に聞いていない、当然、それ以北についても今のところ承知していないという御回答をいただいたのです。その後、JRともお話をされたと思いますが、どういうような御回答だったのでしょうか。
87:
◯松村交通対策課長
6月議会に委員からも御指摘をいただきました。私どもとしては、これまでからもJR西日本に具体的な整備効果、上り下りバランスがとれたとか、どれぐらいの短縮、最終的にはどれぐらいの増便等々、快速列車の運行など説明を求めておりますが、JRからは具体的に、今のところ、現段階ではまだ聞かされておりません。この事業は非常に沿線市町のまちづくりの促進、あるいはさらに中北部の地域の発展に大きく貢献をするのと、あわせまして府民の皆さん方の期待も非常に大きいということもございまして、6月にも御指摘をいただいたのですが、引き続きJRには強く要請をしてまいりたい。現段階ではまだ聞かされておりませんので、よろしくお願い申し上げます。
88: ◯大橋委員
今、御回答いただきましたように、この複線化については山田知事が、平成15年の4月に事業決定の段階で、この事業が完成すると列車の増発や所要時間の短縮など、府民・市民の生活の利便性が大きく向上して、京都市内の渋滞緩和や沿線市町村のまちづくりの促進、あるいは地域の活性化、さらには府中北部地域の発展に大きく寄与する、期待をしておると言っておられますように、京都―園部間の沿線住民だけではなくて、園部以北の府民にとっても非常に大きな期待をしている、待ち望んでいる事業であることは間違いありません。
そういう中で、本事業の事務事業評価書にも具体的な数字を上げていただいておるようですが、最終的には列車の増発本数であるとか、あるいは短縮所要時間というのはJRが線引きしてみないとわからないという部分はあると思うのですが、多額の事業経費をつぎ込んで、そして非常に大きな府民の期待があるという事業ですので、府民の皆さんの声も十分に聞いていただいた上で、やはり言うべきこと、要求すべきことはきちんとJRに伝えていくということを十分にやっていただきたいというようにお願いを申し上げます。この問題について、今後、JRとの折衝の経過が明らかになってくれば、また御報告をいただきたいと思います。
それから最後に一点だけ、先ほどからお話が出ていますので、私も要望をさせていただきます。これは園部―綾部間の複線化事業です。先ほど委員からもお話がありましたし、御回答の方も出ておりました。おっしゃるとおり、いろいろな条件があるのは重々わかっております。しかし、府中北部地域の活力のある地域生活を生み出すという意味でも、園部までの複線化事業が完了した後は、園部―綾部間、福知山―綾部間は既に複線化ができておりますので、この事業を強力に推し進めていただきたいと思います。それから、京都府も国に対して、国が今、鉄道整備事業に対する支援制度というのを設けていないのだろうと思いますので、そういう制度を設けるようにという要望は京都府として国の方へ出していただいているのではないかと思います。この点もあわせて国にも十分要望を強くしながらも、園部―綾部間複線化事業を強力に推し進めていただくようにお願いを申し上げて、終わります。
89: ◯角替委員
お尋ねしますのは自転車でございます。条例ができまして、自転車の利用の促進ということは非常にこれから課題だと思いますが、自転車の利用が促進されまして、なおかつ安全に運行できる、そのための道路整備ということについてどんなふうなお考えで取り組まれていこうとされているのかお尋ねできたらと思いますが、どうでしょうか。所管は合いませんか。
90: ◯神土木建築部技監(土木担当)
先ほどと同様で、一度整理していただければありがたいのですが、所管の範囲といいますか。
91: ◯角替委員
結構です。
92: ◯稲荷副委員長
それでは、2点だけ質問というよりも、お願いも含めて申し上げたいと思います。
今、大橋委員からもございましたが、特に山陰本線の複線化の事業にかかわっては、沿線自治体も非常に感謝をしている反面、本来、JRに対して求めなければならない大事な部分については多少及び腰になっているような、そんなふうに受けとめられます。当然、先ほどからの答弁も聞いておりますと、本府においても207億円の巨額な事業費を投入しながら、必ずしもその辺の思いが入っていないような感がぬぐえないわけで、少しそういう点では申し上げておきたいと思います。
先ほども答弁の中で、具体的な運行計画が明らかにされていないという答弁であったと思いますが、今現在、車両においても少しずつ旧式の車両から、まだ古いですが、比較的新しい車両に順次入れかえられております。当然車両の入れかえ計画があるということは、1年数カ月後をにらんでのダイヤの線引きもJR当局ではされていると思います。こうした運輸事業にはダイヤの線引きというのは損益分岐を大きく分ける大事な作業ですので、当然あると思うのです。その中には先ほどから出ておりますように、今の各停の電車に加えて、私鉄であれば通勤時間帯には通勤特急、通勤快速だとか、さまざまな運行形態が実施をされています。
そうしたことも含めて、沿線自治体からの要望をしっかりと受けとめてJRに伝えていかないと、結果として利便性の向上も図れないし、そしてJR当局も経営努力の限界があると私は思っておりますので、何か御見解がございましたらお聞きします。
93:
◯松村交通対策課長
副委員長がおっしゃった御趣旨を十分踏まえて、JRと対応したいと思います。
94: ◯稲荷副委員長
十分その点は、もう日にちがございませんので、しっかりとやっていただきたいと思います。
もう一つ、KTRの話も出ておりましたが、今、このKTRに限らず、こうした電車の乗務員が非常に不足ぎみになってきていると私は感じています。今のKTRの労務構成についてどのようになっているか、少しお聞かせ願いたいと思います。乗務員です。
95:
◯松村交通対策課長
御承知のようにKTRはJRのOBさんといいますか、再就職の方に来ていただいて、多くを、特に運転士でいきますと、今、47名おられますが、OBさんが41名という状況でございますので、かなり高い年齢構成になりつつあるといいますか、なっております。KTRでは5カ年計画の中でも自社採用といいますか、非常に高齢化してくるということもありまして、今後、比較的若い職員を沿線の地域で雇用していくということで、ことしの2月にも一部採用を始めておりまして、副委員長がおっしゃったそういう高年齢化といいますか、技術者の不足といいますか、こういったことに対応し、自社で若い社員からそういう養成をして、計画的に雇用なり若返りを図っていく、あるいは自社でそういう社員をきっちり養成をしていきたい、こういうふうに聞いております。
96: ◯稲荷副委員長
ありがとうございます。今、自社採用もこれから積極的に取り組んでいかれるとお聞きしましたので安心はしておりますが、こうした地域の、表現が適切であるかどうかわかりませんが、交通弱者と言われるような方々の最後の足の確保をする大事な事業体、ある意味では社会資本の一部だと思っていますので、それを動かす乗務員が確保されないと事は始まりませんので、しっかりとそうした取り組みを、将来を見据えた上の取り組みを実行していただきたいと思います。
97: ◯中島副委員長
質問ではなしに、要望だけさせていただきたいと思います。平成26年、府北中部においては交通のアクセスがさま変わりをいたします。御承知のとおり敦賀まで、あるいは縦貫道という形が整いますし、さらに22年には舞鶴港が供用開始をされる、あるいはこれにあわせて27号のバイパスが事業化に向けて既に地元説明も始まっている状況があります。
しかしながら、前からお願いをしておりますように、この近畿自動車道の福知山―西舞鶴間については4車線化が中途半端な形になっております。ヘビが卵を飲んだような格好になっているわけですが、その細い部分、2車線の部分においても既にトンネルは開通している、しかし、その後の事業がされていないという、とにかく中途半端な状況にありますので、事業主体は違いますが、そちらの方に積極的に、こういった状況を含めて、より利便性が向上しますように、引き続いて御対応いただきますようにお願いを申し上げておきます。
98: 4 閉会中の継続審査及び調査
別紙要求書(案)のとおり議長に申し出ることに決定した。
99: 5 今後の委員会運営
(1) 要望活動
例年実施している西日本旅客鉄道株式会社及び独立行政法人鉄道建設・運輸施設整
備支援機構に対する要望活動を今期においても実施する方向で調整することが決定さ
れた。
なお、要望活動の詳細については正副委員長に一任された。
(2) 委員会調査
12月
定例会までの閉会中における、本委員会所管の行催事等に係る委員会調査につ
いては、今後、新たに、京都府が主催、共催または後援する行催事等で、委員会の付
議事件の調査のため、委員が出席することが有意義と認められるものについては、委
員会調査に位置づけることとし、その取扱いについて、正副委員長に一任された。
(3) 今後の委員会運営全般
上記のほか、今後の委員会運営全般について、正副委員長に一任された。
100: 6 その他
発言なし
101: 7 閉 会
石田委員長閉会宣告
― 以 上 ―
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