会議に出席した
議員(42名)
1番 井 狩 辰 也 2番 本 田 秀 樹
3番 柴 田 清 行 4番 重 田 剛
5番 白 井 幸 則 6番 村 上 元 庸
7番 清 水 ひ と み 8番 河 井 昭 成
9番 佐 口 佳 恵 10番 小 川 泰 江
11番 黄 野 瀬 明 子 12番 松 本 利 寛
13番 杉 本 敏 隆 14番 田 中 松 太 郎
15番 角 田 航 也
16番 塚 本 茂 樹
17番 山 本 正 18番 大 橋 通 伸
19番 駒 井 千 代 20番 中 村 才 次 郎
21番 桑 野 仁 22番 周 防 清 二
23番 海 東 英 和 24番 加 藤 誠 一
25番 竹 村 健 27番 目 片 信 悟
28番 有 村 國 俊 29番 大 野 和 三 郎
30番 岩 佐 弘 明 31番 富 田 博 明
32番 細 江 正 人 34番 川 島 隆 二
35番 奥 村 芳 正 36番 木 沢 成 人
37番 清 水 鉄 次 38番 冨 波 義 明
39番 江 畑 弥 八 郎 40番 成 田 政 隆
41番 九 里 学 43番 今 江 政 彦
44番 中 沢 啓 子 45番 節 木 三 千 代
──────────────────────────────
会議に欠席した
議員(なし)
──────────────────────────────
会議に出席した
説明員
知事 三 日 月 大 造
副
知事 江 島 宏 治
副
知事 中 條 絵 里
知事公室長 東 勝
総務部長 森 中 高 史
健康医療福祉部長 市 川 忠 稔
商工観光労働部長 水 上 敏 彦
──────────────────────────────
議場に出席した
事務局職員
事務局長 西 出 佳 弘
議事課長 山 本 昌 男
議事課課長補佐 内 田 吉 行
午後3時30分 開議
○
議長(
富田博明) これより、
令和3年8月
臨時会議を開きます。
────────────────
○
議長(
富田博明) 本
臨時会議の期間は、本日1日といたします。
直ちに本日の
会議を開きます。
この際、あらかじめ
会議時間の延長をいたします。
────────────────
△諸般の報告
○
議長(
富田博明)
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
地方自治法の規定に基づき、
出納検査報告書および
専決処分報告書がそれぞれ提出されましたので、別途送付またはお手元に配付いたしておきました。
次に、本
臨時会議の
説明員として、お手元に配付いたしておきました文書のとおり、あらかじめ出席を求めておきましたので、御了承願います。
────────────────
○
議長(
富田博明) これより
日程に入ります。
────────────────
△
会議録署名議員の指名
○
議長(
富田博明)
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本
臨時会議の
会議録署名議員には、
16番 塚 本 茂 樹
議員
40番 成 田 政 隆
議員
を指名いたします。
────────────────
△議第108号(
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号))(
知事提出)
○
議長(
富田博明)
日程第2、議第108
号議案を議題といたします。
これより、
上程議案に対する
提出者の説明を求めます。
◎
知事(
三日月大造) (
登壇)急遽の開催に応じていただきましてありがとうございます。
本日、広島に原爆が投下されて76年となりました。改めて平和、反戦を誓いますとともに、核兵器のない世界の実現に向けて思いを新たにいたしております。
また、平和の祭典である
オリンピックでは、
本県出身の選手をはじめ、多くのアスリートの活躍に大いに感動をいただいております。とりわけ彦根市出身の大橋悠依選手におかれましては、
オリンピックにおける
日本選手初の
競泳女子で2冠達成という歴史的な偉業により、
県民に希望と活力をいただいたことから、
滋賀県
県民栄誉賞を創設いたしまして、お贈りすることといたしました。
本県といたしましても、今後の
スポーツ振興、
健康づくりをより一層推進してまいりたいと存じます。
それでは、ただいま提出いたしました案件について御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、現在、全国的に
感染が急拡大しており、これまで、東京都、大阪府など6都府県に
緊急事態宣言が出され、8月2日からは、京都府、兵庫県など5道府県が
まん延防止等重点措置の
適用対象となっております。それに加えまして、昨日、国において、
本県を含む8県につきまして、8月8日から
まん延防止等重点措置の
適用対象となることが決定したところでございます。
本県では、既に、帰省や旅行について、
県外に行かない、
県外から呼ばない、帰省や旅行を延期することを
県民の
皆様にお願いするなど、人の動きの抑制に努めているところでございますが、8月4日には1日の
新規陽性者数が初めて100人を超えるなど、第4波を大きく超えるペースで
感染拡大が続いておりますことから、本日、
滋賀県
新型コロナウイルス感染症対策本部員会議を開催いたし、
コロナとのつきあい方
滋賀プランの
ステージ判断を、現在の
ステージⅢから
ステージⅣ、
特別警戒ステージに引き上げ、
医療体制非常事態を宣言するとともに、
県民の
皆様への
ワクチン接種に向けて、積極的な
接種検討をお願いしたところでございます。
加えまして、
まん延防止等重点措置に基づく
協力要請等を実施する
区域を
県内全市全ての市、13市とし、その他の
地域6町につきましても、県独自の
営業時間の
短縮要請を行うこととし、その期間を8月8日から8月31日までとすることについても決定したところでございます。
本日提出いたしました案件は、その
措置の
適用等に伴うものでございまして、議第108
号一般会計補正予算案の1件でございます。
本
補正予算案は、
営業時間
短縮等に対する
飲食店や大
規模施設等の
皆様への
協力金、
事業継続支援金、
酒類販売事業者に対する
支援に要する経費を計上するため、総額で95億3,300万円の
増額補正を行おうとするものでございます。今回の
措置により、
飲食店等の
関係者や
県民の
皆様には大変御不便をおかけすることとなりますが、県といたしましても、より一層
感染拡大防止に取り組んでまいる所存でございますので、どうか御理解いただきますとともに、御協力賜りますようお願いいたします。
以上でございます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
富田博明) 以上で、
提出者の説明は終わりました。
────────────────
△議第108号(
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号))(
質疑)
○
議長(
富田博明)
日程第3、これより、
質疑に入ります。
議第108
号議案に対し、
質疑はありませんか。
(「
議長、
質疑」)
質疑があるようでありますので、しばらく休憩いたします。
午後3時36分 休憩
────────────────
午後4時25分 開議
○
議長(
富田博明) 休憩前に引き続き、
会議を開きます。
議第108
号議案に対する
質疑を行います。
発言通告書が提出されておりますので順次これを許します。
まず、28番
有村國俊議員の発言を許します。
◆28番(
有村國俊議員) (
登壇、拍手)それでは、議第108
号令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号)案について、
自由民主党滋賀県議会議員団を代表して
質疑いたします。
まん延防止等重点措置の
本県への適用について、
西村経済再生担当大臣から直接
知事に連絡が入ったと聞いております。要請なき適用に驚かれたとのことでありますが、率直にどのように受け止められたのか問います。
○
議長(
富田博明) 28番
有村國俊議員の
質疑に対する当局の答弁を求めます。
◎
知事(
三日月大造) (
登壇)お答えいたします。
あれは一昨日、4日の夜だったと思いますけど、大臣から直接お電話をいただきました。その数分前に、
本県の副
知事でいらした由布さん、今、大臣の室長をなさっているということで、間もなく大臣から連絡がありますというお電話をいただいて、それで構えておったんですけども、おかげさまで構えることもできたんですけども、数分後に大臣から電話がありまして、明日朝、
滋賀県を含む
まん延防止等重点措置の
適用範囲について諮問したいと、そのことについてという御連絡がありましたので。
私から尋ねたのは、国との事務的なやり取りでは、県独自の
対策を取ってから要請されたしという、こういったことを繰り返し聞いていましたので、そこはいいんですかということを確認しましたら、もうそのことはいいと、もう国として諮問したいということでしたので、これはもう
本県も要請、考えておりましたので、ぜひお願いしますということでした。そういう意味では、以心伝心といいますか、ちょうど時同じくして御連絡をいただいた、そういうタイミングであったのではないかと考えているところです。
◆28番(
有村國俊議員) (
登壇)もともと
衆議院議員のときに一緒の仲間ですから、よく知り合っているということで、
携帯電話のほうに電話が入ったということですかね。いや、結構です。
先行する報道では、
対象地域は大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市の5市を軸に検討とあり、昨日から
当該地域の、特に
飲食店から
戸惑いの声が聞かれましたけれども、本日提案された
地域は、
重点措置を講じる
区域とその他の
区域は結局全県となっています。昨日からの経緯を問います。
◎
知事(
三日月大造) まず、御案内のとおり、法律に基づく
まん延防止等重点措置につきましては、期間を定めると同時に
実施区域を定めるということになっておりますので、全県を指定することができない
状況になっております。そのことを受けまして、まずはそれぞれの
エリアの
感染状況、そういうものを踏まえて対応する必要があるということを考えておりましたので、当初、大臣からの電話の直後、報道で流れた後に行った私の
緊急会見では、県内で最も
人口当たりの
感染者数のその時点で多かった、
保健所管内で言いますと大津と草津、すなわち市域で言いますと大津市、草津市、栗東市、守山市、野洲市、この辺りは
対象から外すことはできないのではないかということを申し上げたところでございます。
その後、昨日、改めて詳しく検討をいたしました。もちろん、
私権制限につながる
営業時間の
短縮等はできるだけ抑制的にお願いするという原則は持ちつつ、
感染を早期に、できるだけ短期間に抑制する観点からは、その
対象地域というものは、もし広げる必要があるならば、しっかりと広げて対応する必要があるということから、継続的に
感染拡大が見られる
地域、そして、
人口当たりの、1週間平均ですけれども、10万人
当たりの
感染者数が15人を超えている
地域、また、それに達しようとしている
地域、こういったところというのは
対象に加えた形で国に協議をしようということを、昨日の午前、私との
協議の中で決定いたしまして、国と
協議を行いました。ただ、そうしますと13市が
対象になってきますので、当初、我々、13市をもって国と
協議いたしましたけれども、国もそういう方針で臨むならということで御理解をいただけて、今回の指定という運びになったところでございます。
ただ、後ほどの御質問にもあるのかもしれませんが、初めてのことですし、そういった形で時短協力しようとすぐにお応えいただけるところもありますれば、逆に、
営業時間内の酒類の提供の停止という、これは言わば非常に強い権限でお願いする内容でもございますので、そういったこと等に対する
戸惑い、お声にはしっかりと応えていきたいと考えておりますし、十分ではないのかもしれませんが、御協力いただく方々に対する
協力金というものも一定この
補正予算案で提示させていただいておりますので、そういったものをできるだけ早くお届けしてまいりたいと考えているところでございます。
◆28番(
有村國俊議員) (
登壇)3番目に伺おうと思っていた今回の予算の根拠になりますけれども、今回の
重点措置を講ずる
対象区域とする
滋賀県の判断の
基準の
考え方で、これは
県民が一番注目する点でありまして、ただいま
知事のほうからそちらのほうの一部御紹介がありました。その中で、改めて、なぜその
基準というものに設定して、それを含めて決めたのか、それを改めてもう一回伺わせていただきます。
◎
知事(
三日月大造) 失礼いたしました。
今
お尋ねの件でお答えすれば、国の
法律制定時もそうでしたし、私どももそうなんですが、私権、私の権利の制限というのは抑制的であるべきだという原則を持っております。しかし、
感染抑止の観点から、法律に基づいて必要な
措置はしっかりと講じなければならないということから、今回、
まん延防止等重点措置の
対象となる
区域は、国との
協議の上、都道府県が決定するということですので、しっかりとした
考え方を持って国との
協議に臨もうということで昨日来臨んできたところでございます。その
考え方につきましては、やはり
感染者が増加している
地域、また、
市中感染を含め、多くの
感染が見られる、そういう
地域はやはり外すことができないであろうということを考えましたし、もし仮にその
状況を見たとしても、どこかで線を引く場合、
人口当たりの
感染者数、15人にするのか、20人にするのか、30人にするのか、どこかで線を引きますと、当然
対象に入るところと入らないところがあります。隣の市までは
対象なんだけども、その隣が入らないということになった場合、人口の移動といいますか、あっちは開いているから行こうと、お酒が飲めるから行こうという、こういう流動を生むことにもつながるということもございましたし、これまでの
滋賀県のこの1年余りの
対策の中で、幸いこういった
措置は取らずにまいりました。隣では取られて、時短かけられ、
協力金出てるんだけれども、
滋賀県では出てないということの、言ってみれば
事業者の
皆様方の悲痛なお声もいただいておりましたので、できる限りそういった人の移動を生まず、県内のいろんな対立、怨嗟を生まない、そういう対応というのが必要なのではないかということも併せて考えさせていただいた結果、
本県から13市を含む案でどうかと国と
協議をし、人口10万人
当たり1週間平均の
新規陽性者15人というラインと、継続的に
感染増加が見られるという、この
基準でもって
協議をいたしました結果、認められましたので、
本県の
対策本部員会議で決定させていただいたということでございます。
◆28番(
有村國俊議員) (
登壇)
知事がおっしゃるように、市が
対象区域、町がその他の
区域となったのは、いわゆる
基準に照らして、結果としてそうなったということですね。
そしたら、
事業継続支援事業の15億4,000万円が追加として見積もられています。
感染拡大の影響を受ける
事業者への
事業継続支援は非常に重要であり、我々
自由民主党滋賀県議会議員団においては、かねてからこの
売上げ減少率を30%に緩和すべきではないかと申し上げてまいりましたが、今回の
補正予算の
支援基準について問います。
◎
知事(
三日月大造) まず、大事なところですので、今の御質問の最初にお触れいただいたところについてお答えいたしますと、先ほどお答えした
基準で国とも
協議をし、13市を
まん延防止等重点措置の
対象エリアとさせていただきましたが、しかし、13市と6町との間でまた大きな差が出て人が動くというようなことがあってはならないし、かえってその
メッセージが6町内における緩みを生むことにつながってもいけないということもございましたので、全県を
特別警戒ステージとさせていただいて、
まん延防止等重点措置の
エリアには20時までの
営業、そして酒類の
提供停止、6町につきましては21時までの
営業、そして20時までの酒類の提供ということで、一定の
対策を取らせていただいて、全県でこの
まん延防止の、言ってみれば
感染抑止の対応を取ろうとしているところでございますので、この点は6町の町長からも強く言われていると。したがって、しっかりと
県民の
皆様には
メッセージを発していきたいというふうに思います。
そして、今
お尋ねの
事業継続支援事業の
支援基準につきましては、大きく言えば、長引く
コロナの影響で厳しい
状況に置かれている
事業者の
皆様方を
支援しようということで、今回、
支給対象要件を拡大させていただこうと考えております。7月または8月のいずれかの月の
売上げが50%以上減少した
事業者に加え、この
基準は4月から6月までの前回の議会でお認めいただいた事業の
基準なんですけれども、それに加えまして、7月と8月の
売上げの合計が30%以上減少した
事業者の
皆様も
支援の
対象とさせていただき、支給をしたいと考えているところでございます。
◆28番(
有村國俊議員) (
登壇)今回の議案につきましては、影響を受ける企業への
支援ということであります。あわせて、
県民の
皆様への呼びかけが同時に届いてこそ
対策の効果が上がるのではないかと思います。言ってみれば
危機感の共有ですね。今回、
本県といたしまして初めての
措置を講じるわけであります。
県民の
皆様への
説明責任を負う
知事の立場から、新たに
知事メッセージの発信、
県民の
皆様への丁寧な説明が必要だと思いますので、この場で最後に御発言をいただきたいと思います。
◎
知事(
三日月大造) いろんな指標や
基準の変化は持たしてきましたけれども、
本県として初めて最高のレベルの
特別警戒ステージという
状況になりました。加えて、法律に基づく
まん延防止等重点措置の
対象地域となりました。これまでにない、これまで経験したことのない
感染状況の波の中にいるという、こういう
状況下でございます。
医療提供体制についても確保、増強してまいりましたが、その体制に対しましても
非常事態を共有せざるを得ない、そういう
状況でございます。できるだけ早期にこの
状況を脱却し、言ってみれば以前の生活や気兼ねなく活動できる
状況に戻していきたいと考えているところでございますので、今回、早めの、かつ広めの、そして強めの
対策を
県民の
皆様方にお願いをするところでございます。これは今週の2日の
対策本部員会議でお願いいたしましたが、外出につきましては改めて自粛をお願いしたいということでございます。帰省や旅行につきましても、私も人の子、そして人の親、この時期は帰ってきてほしい、会いたいなという思いを持たれる方々も大勢いらっしゃると思いますが、どうか
県外に行かない、そして
県外から呼ばない、さらには旅行、帰省については延期をするということをお願いしたいと思います。
ただ、このことを
知事が申し上げますと、県が言いますと、みんなが家の中に籠もり、一歩も出ちゃいかんのやなということになったら、かえってそのことで健康を害される方もいらっしゃいますので、生活に必要な、そして健康を維持するための活動については、むしろしっかりと実践しましょうという、この
メッセージも併せて申し上げているところでございます。
加えて、今回は新たな
措置として
営業時間の短縮をお願いしているところでございます。
飲食店等、
営業時間の短縮、とりわけ
営業、
事業収益にも直結いたします酒類の提供の停止については、13市においてお願いすることとなります。このことで御負担に思われる方もいらっしゃると思いますが、いろんな
対策も取っていただいています。しかし、できる限り
感染を抑えて、もちろん命を守り、その後の再開に早期につなげていきたいと考えておりますので、どうか御協力をいただきたいと思いますし、伴う負担につきましては、
協力金の支給ということ、またさらには、議会の御理解をいただいてのことですけれども、
事業継続の
支援金をできるだけ早期にお支払いすることによって、何とか持ちこたえていただけるような
対策を取ってまいりたいと考えているところでございます。どうか御協力を賜り、この命を守る
対策に御協力賜りますよう、重ねて私からもお願い申し上げて
メッセージとさせていただければと存じます。
なお、急なことですので、どうなっているんだ、どうすればいいんだ、分からない方もいらっしゃると思いますので、
コールセンターにつきましては本日設置をいたしまして、そのお
問合せ等にもしっかりと対応してまいりたいと考えております。
◆28番(
有村國俊議員)
議長、終わります。(拍手)
○
議長(
富田博明) 以上で、28番
有村國俊議員の
質疑を終了いたします。
次に、44番
中沢啓子議員の発言を許します。
◆44番(
中沢啓子議員) (
登壇、拍手)広島と長崎に原爆が投下され76年、改めて原爆の被害の悲惨さというものに思いを致し、核軍縮、
核廃絶に向けた決意を新たにしたところです。
では、チームしが
県議団を代表して、議第108
号令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算について
知事にお伺いいたします。重なるところもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の第5波は、これまでに経験したことのないスピードで全国的に
感染が拡大しています。
本県でも、一昨日は新規
感染者が過去最多の103名と100名を超え、
感染爆発と言ってもおかしくない現状です。今回の第5波は、第4波の2倍の速度で
感染拡大をしている
状況とも言われています。
こうした中、昨日8月5日に政府の専門家
会議、衆参での閉会中審査、本部員
会議を経て、
本県にも
まん延防止等重点措置が8月8日から31日まで適用されることが決定され、本日午前中に開かれた
本県の
コロナ対策本部員会議において、県独自の
感染警戒レベルを最上位の
ステージⅣ、
特別警戒ステージに引き上げるとともに、
重点措置の適用に伴う
区域指定や時短要請、
協力金等、具体的な対応を決められたところです。
この急激な
感染拡大を防止するために、今回、
まん延防止等重点措置が適用されることになったわけですが、その経緯については、県が要請する前に国のほうから適用方針との連絡が入り、県庁では驚きの声が上がったと仄聞をしています。
これまでより、我が会派では、
知事に対して、
感染が急速に広がる兆候等があれば、県独自の
緊急事態宣言等をちゅうちょなく発出し、併せて、
まん延防止等重点措置の国への要請を行うよう再三要望してまいりました。国から連絡が入る前の段階で、県は独自の宣言や
重点措置の要請を国にされなかったのはなぜなのか、国と県の判断にタイミングのずれが生じた理由はなぜか、その要因についてお伺いをいたします。
次に、本議案の予算積算の根拠に関わる上、どの
地域の企業、
事業者も長引く
コロナ禍の影響で疲弊しており、
まん延防止等重点措置の
地域の設定については、その根拠を示すことが必要と考えています。今回、
まん延防止等重点措置の
対象区域を13市とされましたが、どういった
基準で指定をされたのか、その根拠をお示しください。
また、
まん延防止等重点措置の
対象地域における具体的な対応として、
飲食店等の時短要請、酒類の提供の停止等が挙げられていますが、
重点措置の
区域とそれ以外、県独自の対応となる
区域の対応の違いについてお伺いいたします。
協力金は協力をいただいた
事業者へ支払われるものです。そもそもの目的である
感染拡大防止の効果に関わることでもあります。
飲食店で
営業時間や酒類の提供など要請内容を守っていない
事業者のチェック体制についてお伺いいたします。
既に私たち
議員には問合せが多数寄せられていますが、今回の
まん延防止等重点措置の8月8日からの開始に向け、多くの方々が詳細が分からず、混乱しておられる状態です。今後、
重点措置の開始によって
コールセンターがつながらなくなることが危惧をされます。Q&Aや
コールセンターなど、
県民の皆さんへの問合せの対応についてお伺いをいたします。
また、県は、みんなでつくる
滋賀県安心・安全店舗認証制度を創設され、8月5日現在、793店舗が認証を受けておられます。各店舗が
感染予防に取り組み、県として認証している店舗とそれ以外の店舗が同じ扱いになることは道理が通りません。私たちは、以前、認証店舗の差別化をされるとお聞きしていますので、その説明も必要です。他府県でも
本県と似たような認証制度や宣言書などを導入し、
まん延防止等重点措置と関連づけて協力
支援金の額を上乗せしたり、時短要請の緩和をしたりしていますが、
本県では関連づけられるのでしょうか。認証のあることに優位性があると、認証店を増やし、
感染対策を促進する効果が見込まれると考えますが、
知事のお考えをお伺いいたします。
次に、今回の各地の
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置の影響による
事業継続支援金について、
事業者に寄り添う対応をお願いしてまいりましたが、今回の
事業継続支援金の特徴をお伺いいたします。
今回、酒類販売業者への
支援は別立てで実施されますが、
飲食店への時短要請により影響を受ける業者は多岐にわたり、
飲食店の仕入先への幅広い
支援も必要ではないかと考えます。時短要請により影響を受ける業者への
支援の
考え方をお伺いいたします。
事業者によっては、今回の時短要請に係る
協力金がいかに迅速に支払われるかは死活問題になりかねません。どのようなタイミングで支払われるのかなど、支払いの仕組みについてお伺いいたします。
菅総理は、昨日の記者会見では全国に
緊急事態宣言を拡大させる考えがないことを述べられていますし、現状、
滋賀県の数値は、最大確保病床の占有率が65.1%、人口10万人
当たりの全療養者数が40.5人、直近1週間における人口10万人
当たりの新規報告者が32.9人となっており、本日、
ステージⅣ、
特別警戒ステージに移行しました。
感染防止に
県民の御協力を得るためには分かりやすい目標も大切だと考えます。どのような
状況になったら
まん延防止等重点措置が解除できるとお考えか、
滋賀県としての見解をお伺いいたします。
逆に、今後さらに
感染拡大することも想定しておくことが必要と考えます。どのような
状況になったら
緊急事態宣言の要請となるのか、
滋賀県としての見解をお伺いいたします。
その際、時短要請に係る
協力金の金額が変わりますが、8月31日までとしている
まん延防止等重点措置が期間中に
緊急事態宣言に切り替わった場合の対応についてお伺いいたします。
加えて、今回の
措置についても市町との連携は大切と考えますが、市町との協力体制についてお伺いいたします。
滋賀県は、第5波に備えて病床を維持し、7月15日から4か所目の宿泊療養施設277室を開設されました。
県民の命を守るために、デルタ株による第5波に早期に備えていただいたこと、評価しております。
政府は、入院の
基準を変更し、自宅療養にと述べられましたが、
感染拡大の防止や急変を考えれば、医療の逼迫などにさらに備えるとともに、できる限り自宅療養ではなく、入院や宿泊療養での対応など、検査や医療の取組も
感染拡大の防止には重要です。
感染の急拡大している
滋賀県においても、検査や医療体制の強化などの取組と
まん延防止等重点措置の影響を受ける
事業者の方々への
対策をバランスよく組み合わせて
感染拡大の防止につなげる必要があります。そのためにも、様々な事業を実行するに当たっては、
県民の皆さんに分かりやすく納得感のある
メッセージをお伝えすることが極めて大切だと考えます。三日月
知事の今回の
補正予算の議案を提出する思いを伺い、
質疑を終わります。(拍手)
○
議長(
富田博明) 44番
中沢啓子議員の
質疑に対する当局の答弁を求めます。
◎
知事(
三日月大造) (
登壇)順番にお答えいたします。ちょっと急ぎ準備をし、確認させていただいておりますので、もし抜け等がありましたら、また御指摘をいただければと思います。
まず1つ目、国から決定されたじゃないかと、県から要請どうなってたんだということでございますが、まず、県におきましても、7月中旬、具体的に言えば7月の9日、
ステージⅢからⅡに引き下げました。しかし、
感染再拡大を警戒する局面だということを併せて申し上げ、実は、10日前後からは、専門スタッフより、人口10万人
当たりの人数、
感染者の
新規陽性者の人数が5人、とりわけ10人を超えてきたところから急拡大する兆候が他府県において見られるというアラームを発せられておりましたので、その数値を注意深く見ながら県としての
対策を講じてきたところでございます。7月下旬よりその兆候が顕著に現れ、そういったことから今週2日の日に
ステージⅢに引き上げましたが、今週が山ということから、
まん延防止等重点措置の要請についても実務的に国と
協議を進めてきました。
ただ、先ほども申し上げましたが、まずは県独自の
対策を講じてからだということがございましたので、それも併せて準備をし、国からの連絡が入る前から、今週、実は今日、県としての
対策本部を構えておったところ、国から、言ってみれば100人を超え、
滋賀県も大変な
状況になっているという
状況認識が恐らく国と一致したんでしょう。そういったことから連絡を受けたということですので、そういう意味で、私どもはずれ、齟齬という認識ではなくて、むしろ
感染状況の速さが国と県を動かしてきたという、こういう認識でおるところでございます。
2点目にいただきました
対象地域、
対象区域につきましては、
本県においては、
地域によってそんなに大きく
感染状況に差がないということでありますとか、他府県のように突出して大きな繁華街や歓楽街があるわけではございません。したがって、この間やってきた
飲食店への時短要請の検証結果なども踏まえて、例えば全県を
対象区域とすることができないかということについても模索してきたところでございます。しかし、国との
協議の中で、
まん延防止等重点措置が
感染拡大している
地域から全県に広がることを防止することを目的としている制度であるということから、全県を
対象区域とすることについて否定されたところでございます。したがって、先ほども申し上げておりますが、継続的に
新規陽性者数が増加傾向にあること、また、1週間
当たりの10万人
当たりの
新規陽性者数が10人を超えているということ、これを一つの
基準に持ちまして、加えて面的に、例えばJR沿線でつながっていて人が流れてしまう、こっちはお酒が出る、こっちはお酒が出ないという人の流れというものも想定し、それを防ぐことも目的とさせていただき、13市を
対象に国と
協議し、一定の理解が得られましたので、県として決定をさせていただいたというところでございます。
3点目にいただきました
重点措置を講じる
区域とその他の
区域の
対策でございますが、
重点措置を講じる
区域につきましては、
飲食店の時短要請、大規模集客施設に時短要請をさせていただきます。具体的には、
飲食店営業時間を20時までとする
短縮要請と併せまして、酒類の提供の停止を要請させていただきます。大規模集客施設は1,000平米超の施設が要請
対象となり、それより小さい施設につきましては、法に基づかない協力の呼びかけをさせていただきます。施設の種類によって、国が定めた
基準で20時まで、もしくは21時までの時短要請を行ってまいります。
また、その他の
地域につきましても、県独自に
飲食店に時短要請を行うことといたします。具体的には、21時までの
営業時間
短縮要請と、酒類の提供は20時までにしてくださいという要請をさせていただきます。また、
飲食店以外の商業施設等に対しまして、
重点措置区域のような要請ではございませんが、
営業時間の短縮の呼びかけを行うところでございます。
こういった要請を行うに当たって、チェック体制をどのようにするのかということでございますが、全市町の
飲食店を
対象に、主に夜間に見て回る、そういう活動をいたします。
エリアは重点定めますが、一定、駅前ですとか幹線道路沿いなど
飲食店が集中する
エリアを中心に効率的に実施していきたいと考えているところでございます。
なかなか守っていただけない酒類を提供されているお店ですとか時短に応じていただけない店舗につきましても、直接訪問するなどいたしまして要請に応じていただけるよう努めてまいりたい。あまり高圧的にいくというよりは、むしろこの苦境において、どういう御事情を抱えていらっしゃるのかというお声を伺うという姿勢を持とうということを指示しているところでございます。
コールセンター等の体制につきましては、今日から9日までは6名体制、10日以降は12名体制で実施する予定です。ただ、相当なお問合せがあることを想定し、柔軟に、かつ機動的に対応してまいりたいと思いますし、昨年来、
緊急事態宣言の際の
コールセンターも行っておりますので、そういったときの経験もしっかりと生かしていきたいと考えているところでございます。
また、認証制度をつくっているじゃないかと、それをどう使うんだというお問合せにつきましては、今回考えました。この
まん延防止等重点措置をかける、もしくは県独自の時短要請をかける際にも使えないだろうかということを考えたんですが、
感染拡大局面で、それを抑止する段階では、ちょっとむしろ使いにくいのではないかと。
感染が下降傾向になって、酒類の提供を行っていただける際に、例えば認証店舗からそういったものを認めていくというようなことを今、中心に検討させていただいているところでございます。
また、時短によって影響を受ける
事業者への
支援につきましては、今回の
補正予算で、まずは、酒類の
提供停止を伴う
営業時間
短縮要請により経営に甚大な影響を受けると想定される
酒類販売事業者に対し、国の月次
支援金に上乗せして
支援金を支給したいと考えております。また、
飲食店への時短要請は、
酒類販売事業者にとどまらず、食材を納める
事業者の
皆様にも広く影響を与えると考えます。このため、今回御提案申し上げております
事業継続支援金によりまして、業種を限定せず、広く
事業者の事業の継続を
支援したいと考えておりますし、併せて国の月次
支援金の周知も図ってまいりたいと考えております。
また、併せて御指摘いただいたように、こういったものはできるだけ早くお届けすべきだというのはそのとおりだと思いますので、そういったことをしっかりと旨としながら、一定、時短していただいているかどうかということの確認作業は
協力金のほうには発生いたしますが、こちらの
事業継続支援金についてもできるだけ早くお届けできるように取り組んでまいりたいと存じます。
そして、緊急事態はどのようになったら要請するのかということでございますが、一言で言えば、
感染状況によって機動的に行うということに尽きるのでございますが、今回、
まん延防止等重点措置を行います。その結果、
感染状況がどのように動くのか、動かないのか、また増え続けるのか、こういったことはよく見ていきたいと思いますし、周辺の近隣府県の
感染拡大の
状況なども見ながら、
緊急事態宣言の要請、必要であればしっかりと行えるよう検討準備を進めてまいりたいと思います。
また、
まん延防止等の解除はどうするんだと。これも一言で言えば、
感染状況によりますということになるんですが、やはり
本県で持っております各指標が少なくとも、今は
特別警戒ステージまで上げさせていただきましたけれども、その指標がその下の
ステージⅢ相当までやはり下がってこないと、なかなか解除を要請することはできないのではないかと考えております。小まめに
状況を見ようと、
感染状況もさることながら、この指標に基づくものをしっかりと見ながら対応してまいりたいと考えております。
また、事業
支援金のことは今先ほど申し上げましたし、事業
支援金の特徴といたしましては、
議員の
皆様からも御要望いただいていたとおり、4月、6月は前議会でお認めいただきました。ただ、
売上げが50%減った場合ということでした。今回新たに御提案させていただいておりますのは、7月、8月、同じ条件で50%減に加えまして、7月、8月合計が3割減った
事業者の
皆様方ということで今回拡大して、条件を緩和してお願いをしているところでございますので、こういったことをしっかりと
事業者の
皆様にもお知らせしてお届けできるようにしてまいりたいと思います。
また、市町との連携というのも大変重要でございます。この間、最も心を砕いてきたところでございます。
ワクチン接種はもとより、市町と連携しながら取り組んでいるところでございますし、7月下旬からの拡大期においては、ちょうど市町からの御要望を承る時期でしたので、小まめに
状況の連絡、連携をしていたところでございます。今回の
まん延防止等重点措置の指定等に
当たりましても、私もさることながら、防災危機管理監を中心に、小まめに連絡を取りながら、御意向等も伺い、今回の決定に結びつけてきたところでございますので、ぜひ、その後の
状況等も密に連絡を取りながらしっかりと対応してまいりたいと考えております。
最後になりましたけれども、
メッセージは分かりやすく納得感のあるものであるべきだというのはそのとおりだと思います。初めての対応になりますが、それだけこれまで経験したことのない波の中にいるというこの
危機感を
県民の
皆様方と共有すると同時に、早く
対策を取ろう、そして、広めに
対策を取り、強めの対応をどうか力を合わせてやることで、早期にこういった状態から抜け出していこうということについて、
皆様方にしっかりと誠心誠意お伝えをして対応を進めてまいりたいと考えておりますので、ぜひお力添えを賜れればと存じます。
◆44番(
中沢啓子議員) (
登壇)どうもありがとうございます。
ちょっと2つだけ。1つは、
事業継続支援金とか、今回の
協力金もそうなんですけど、早くしていただくというのも1つなんですけど、あと、大体いつ頃入るのかというのがやっぱり分かると、例えば2週間なのか、1か月なのか、2か月なのかというのが、やっぱり資金繰りとの関係があるので、そこは、絶対にここというのは言えないと思うんですけども、大体これぐらいをめどにお支払いできるようにするというのがめどがつきましたら、ぜひまたそれをお知らせしてあげると、早いだけではなくて、その間の資金繰りを考えて、しっかりと
対策を取っていくということができると思いますので、その辺りをぜひ考慮して支払いの仕組みを考えていただけたらと思うんですが、そのことについて1つ。
あと、最後お話ししていただきました
メッセージですけれども、やはり強く、広く、早くというのが本当に大事だと思っていますし、それを取組として県全体でしっかりと取り組んでいっていただきたいなと思っています。早く
感染が減少すれば、様々な取組がまたできることだと思いますので、そこはしっかりと具体的な取組としてやっていただきたいと思いますので、再度一言だけいただけたらと思います。
◎
知事(
三日月大造) ありがとうございます。
今
お尋ねいただきました
事業継続支援金につきましては、ちなみに、前議会でお認めいただいた4月から6月分につきましては、8月4日から申請を開始しております。できるだけ早くお届けできるようにしてまいりたいと思いますし、今回議会にお願いしております7月、8月分の新たな第2期の
事業継続支援金につきましても、9月中には申請の受付を開始いたしまして、こちらもできるだけ早くお届けできるようにしてまいりたいと思います。そのために体制も補強いたしますので、今御指摘いただいたことはしっかりと旨として対応してまいりたいと存じます。
また、2点目にいただきました、こういった対応
措置、
メッセージもそうなんですけれども、早く
対策を取ろう、そして広く、そして強めの
対策になるが、御負担かけるがお願いしたいということについて、
知事自らが、県行政としてもできるだけ寄り添った形でお伝えすると同時に、今回は
メッセージだけではなくて、そういった時短の要請、酒類の提供の停止という
措置と
協力金とをセットで動かしていくことになりますので、こういったことをきちんとお知らせし、分かりやすくお届けして
皆様方の行動に結びつけていただくということが肝要だと思いますので、我々も努めます。ぜひ
議員各位の
皆様方にもお力添えをいただき、もし足らざるところがあれば、また御指摘いただいて、みんなで一丸となって乗り越えていければと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
◆44番(
中沢啓子議員) 終わります。(拍手)
○
議長(
富田博明) 以上で、44番
中沢啓子議員の
質疑を終了いたします。
最後に、11番黄野瀬明子
議員の発言を許します。
◆11番(黄野瀬明子
議員) (
登壇、拍手)議第108
号令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算に対して
質疑を行います。
滋賀県にも
まん延防止等重点措置が適用されることになりました。全国で新型
コロナウイルスの
感染が急増し、昨日は全国で過去最多の1万5,000人の新規
感染者が確認され、
滋賀県内では、一昨日は103人、過去最高を更新しております。大変危機的な
状況と思います。今の
感染状況について、
知事はどのように認識されているのか伺います。
○
議長(
富田博明) 11番黄野瀬明子
議員の
質疑に対する当局の答弁を求めます。
◎
知事(
三日月大造) (
登壇)お答えいたします。
一言で申し上げれば、これまで経験したことのない大変厳しい
状況、局面にあるというふうに考えております。一昨日が100名を超えましたし、昨日も79名、本日も80名を超えているということでございますので、大変厳しい
状況です。したがって、
ステージを警戒
ステージから
特別警戒ステージに上げると同時に、
医療提供体制についても
非常事態にあるということから、これまで以上に対応を強化していかなければならないと考えているところでございます。
◆11番(黄野瀬明子
議員) (
登壇)大変厳しい局面であると、これまで以上に対応をしていくという御認識であります。私も、今、本当に一番必要なことは、この
感染を早く封じ込めることが必要だというふうに思います。
今回の
補正予算は、
まん延防止等重点措置の適用として、13市で
営業時間の短縮や酒類の提供の停止などを行う、そして、そのほかの6町でも、県独自で
営業時間の短縮や、同様に酒類の提供の制限を行うということであります。この
措置で
滋賀県としては
感染抑止効果があるという科学的根拠があるのか、
知事に伺います。
◎
知事(
三日月大造) できる限り
感染抑止効果を持たせようと思って今回御提案させていただいている
措置でございます。
本県でも、この前の
対策の検証する過程で、
飲食店への
営業時間の
短縮要請の検証について行いましたけれども、やはり
まん延防止等重点措置とセットで行っていくことが必要だということをもってまいりましたし、国で発表されている検証結果においても、
まん延防止等重点措置については、
地域差はありますけれども、一定の減少効果があった可能性というものが示唆されておりますので、今回の
対策におきましても、県として、できるだけ早く、そして広く、強めの
対策をお願いすることによって、その効果を発現させていきたいと考えているところでございます。
◆11番(黄野瀬明子
議員) (
登壇)再問しますけれども、できる限り抑止効果を出したいということであります。今回の
措置は、
営業の時間短縮、酒類の提供の制限など、主には
飲食店の制限というところに主眼が置かれております。一方で、今の
感染の特徴は、変異株で
感染力の強いデルタ株が広がり、
滋賀県の場合は、先ほど伺いましたら7割程度置き換わっているという
状況であります。
感染の場所も、保育所とか児童クラブですとか、職場や家庭内、日常生活の中で
感染をしているというような傾向が広がってきていると思います。そういう県内の今の
感染の傾向の変化に適応して、今回の
措置が
感染抑止という面で、これで十分とお考えなのか伺います。
◎
知事(
三日月大造) 決して十分かどうかは、この時点で私が何か断定的に確定的に申し上げる、そういう
状況ではないと思います。できる限りそういった効果を持たせられるように、そのためには、しっかりと構える、行う
措置が
皆様方に実施していただけるように周知をしていく必要がある、また、御協力いただけない方々にきちんと御説明申し上げて、御協力していただけるようにするという、こういうことが必要だと思いますし、
飲食店だけではなくて、私たち
県民の外出等の抑制でありますとか、その他の施設につきましても
営業時間の
短縮等をお願いをいたしますし、帰省や旅行についても
県外との行き来を控えていただくようお願いいたしますので、そういったものを総合的に実施することによって
感染を抑えていくということができるようにしてまいりたいと思いますし、その
状況をできるだけ小まめにつかみながら、もし足らないとすれば、その次の
対策、そして、よりひどくなれば、またその次の
対策ということに移っていけるようにしていきたいと存じます。
◆11番(黄野瀬明子
議員) (
登壇)
飲食店だけでなく外出の抑制もされるわけですけれども、
コロナの
感染の特徴は、やはり無症状の
感染者が知らずに広げてしまうというところに本当にあると思います。そういう意味では、ワクチンが一定高齢者のところでは広がってきていますけれども、
感染が今広がってきている若い層は、まだワクチンの接種、行き渡っておりません。
感染抑止ということをやっぱり強めるためには、今回の
措置と併せて、大規模にやっぱりPCR検査を打っていくということが必要だというふうに思いますけれども、そう点での
知事の所見を伺います。
◎
知事(
三日月大造) 若い方も含めて
ワクチン接種を着実に進めていくということは極めて重要だと思っておりますので、市町、
関係者と連携して、この
対策は取ってまいりたいと思いますし、後段
お尋ねいただきました検査につきましては、必要な検査につきましてはこの間も広げてきているところでございますし、しっかりと行っていくと、早期に
感染者をしっかりとつかんで、周りの方々含めて
対策を講じていくということについては、今後も徹底してやってまいりたいと存じます。
◆11番(黄野瀬明子
議員) (
登壇)今回の
措置で、時短要請ですとか酒類の停止、制限ということで抑止しようということなんですけれども、本当に
事業者の皆さんも、この1年半、もうずっと自粛、あるいは、お客さんがもう全然来ないと、開けていても。そういう中で、本当に早くこの
感染が収まってほしい、
感染が収まるのが先か、店を閉めるのが先かと、そういう戦々恐々とした
状況の中で今回のこのまん延
措置を受けるということですから、本当にこの効果があるのかということは、国も県もこれは対応を問われるというふうに思います。どれほどの
感染抑止の効果があるのかという、そういう科学的に示された根拠を持った
対策を今後行っていくということを求めて質問を終わりたいと思います。(拍手)
○
議長(
富田博明) 以上で、11番黄野瀬明子
議員の
質疑を終了いたします。
以上で発言通告のありました発言は終わりました。
以上で、
質疑を終わります。
────────────────
△議第108号(
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号))(各常任委員会付託)
○
議長(
富田博明) 議第108
号議案は、お手元に配付いたしておきました文書のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
──────────────────────────────
令和3年8月
臨時会議議案付託表
令和3年8月6日(金)
〇総務・企画・公室常任委員会
議第108号
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号)
第1条 歳入歳出予算の補正のうち
歳入の部 全 部
〇厚生・産業常任委員会
議第108号
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号)
第1条 歳入歳出予算の補正のうち
歳出の部 全 部
──────────────────────────────
○
議長(
富田博明) ただいま付託いたしました議案は、休憩中に審査を終了し、再開後の本
会議において報告されるようお願いいたします。
しばらく休憩いたします。
午後5時24分 休憩
────────────────
午後6時10分 開議
○
議長(
富田博明) 休憩前に引き続き、
会議を開きます。
────────────────
△議第108号(
令和3年度
滋賀県
一般会計補正予算(第5号))(各
委員長報告)
○
議長(
富田博明)
日程第4、これより、各常任委員長の報告を求めます。
まず、総務・企画・公室常任委員長の報告を求めます。23番海東英和
議員。