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  1. 滋賀県議会 2019-03-12
    平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)−03月12日-08号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)−03月12日-08号平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)                 平成31年2月定例会議会議録(第30号)                                        平成31年3月12日(火曜日)            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第8号                                         平成31年3月12日(火)                                         午 後 1 時 開 議  第1 議第98号から議第119号まで(平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)ほか21件)(各委員長報告)            ────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  第1 日程第1の件            ────────────────────────────── 会議に出席した議員(43名)    1番   桑  野     仁       2番   周  防  清  二    3番   村  島  茂  男       4番   加  藤  誠  一    5番   竹  村     健       6番   海  東  英  和    7番   田  中  松 太 郎       8番   角  田  航  也    9番   塚  本  茂  樹       11番   藤  井  三 恵 子
       12番   杉  本  敏  隆       13番   節  木  三 千 代    14番   駒  井  千  代       15番   山  本     正    16番   大  橋  通  伸       17番   冨  波  義  明    18番   井  阪  尚  司       19番   木  沢  成  人    20番   中  村  才 次 郎       21番   佐  藤  健  司    22番   目  片  信  悟       23番   有  村  國  俊    24番   大  野  和 三 郎       25番   岩  佐  弘  明    26番   山  本  進  一       27番   富  田  博  明    28番   細  江  正  人       29番   高  木  健  三    30番   生  田  邦  夫       31番   川  島  隆  二    32番   奥  村  芳  正       33番   野  田  藤  雄    34番   西  村  久  子       35番   佐  野  高  典    36番   家  森  茂  樹       37番   吉  田  清  一    38番   粉  川  清  美       39番   成  田  政  隆    40番   九  里     学       41番   清  水  鉄  次    43番   柴  田  智 恵 美       44番   今  江  政  彦    45番   中  沢  啓  子            ────────────────────────────── 会議に欠席した議員なし)            ────────────────────────────── 会議に出席した説明員               知事              三 日 月  大  造               教育長             青  木     洋               選挙管理委員会委員長代理    大  井     豊               人事委員会委員長代理      桂        賢               公安委員会委員長        堀  井  と よ み               代表監査委員          北  川  正  雄               副知事             西  嶋  栄  治               副知事             由  布  和 嘉 子               総合政策部長          福  永  忠  克               総務部長            藤  本  武  司               県民生活部長          浅  見  孝  円               琵琶湖環境部長         廣  脇  正  機               健康医療福祉部長        川  崎  辰  己               商工観光労働部長        江  島  宏  治               農政水産部長          高  橋  滝 治 郎               土木交通部長          川  浦  雅  彦               会計管理者           青  木  幸  一               企業庁長            桂  田  俊  夫               病院事業庁長          宮  川  正  和               警察本部長           鎌  田  徹  郎            ────────────────────────────── 議場に出席した事務局職員               事務局長            廣  瀬  年  昭               議事課長            山  本  昌  男               議事課参事           吉  田     亮   午後1時28分 開議議長川島隆二) これより本日の会議を開きます。    ──────────────── △諸般報告議長川島隆二) 日程に入るに先立ち、諸般報告をいたします。  選挙管理委員会世古委員長都合により本日の会議に出席できませんので、代理として大井豊委員が、また、人事委員会西原節子委員長都合により本日の会議に出席できませんので、代理として桂賢委員が、それぞれ出席されておりますので、御了承願います。    ──────────────── ○議長川島隆二) これより日程に入ります。    ──────────────── △議第98号から議第119号まで(平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)ほか21件)(各委員長報告) ○議長川島隆二) 日程第1、議第98号から議第119号までの各議案一括議題といたします。  これより各常任委員長報告を求めます。  まず、総務政策企業常任委員長報告を求めます。24番大野和三郎議員。 ◎24番(大野和三郎議員総務政策企業常任委員長]) (登壇)昨日の本会議において、総務政策企業常任委員会付託を受けました議案審査経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)のうち本委員会所管部分を初め、議第99号、議第105号、議第109号および議第110号の4特別会計補正予算、ならびに議第111号、議第113号および議第114号の3企業会計補正予算予算案8件、議第115号の条例案1件、議第117号のその他の議案1件、以上合わせて10議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議第111号平成30年度滋賀モーターボート競走事業会計補正予算(第2号)に係る審査の過程において、委員からは、4億円を一般会計に繰り出しているが、企業債繰上償還を行うことと比較して、運用益も考慮して、どちらが県民の皆さんにとって利益があるのか、しっかりと分析を行い、真摯に取り組み願いたい、との意見が出されたところであります。  以上をもちまして、総務政策企業常任委員会報告を終わります。 ○議長川島隆二) 次に、県民生活土木交通常任委員長報告を求めます。21番佐藤健司議員。 ◎21番(佐藤健司議員県民生活土木交通常任委員長]) (登壇)昨日の本会議におきまして、県民生活土木交通常任委員会付託を受けました議案審査経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)のうち本委員会所管部分および議第108号のうち本委員会所管部分特別会計補正予算の2議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、賛成多数で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、県民生活土木交通常任委員会報告を終わります。 ○議長川島隆二) 次に、環境農水常任委員長報告を求めます。5番竹村健議員。 ◎5番(竹村健議員環境農水常任委員長]) (登壇)昨日の本会議において、環境農水常任委員会付託を受けました議案審査経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)のうち本委員会所管部分を初め、議第102号から議第104号まで、議第107号および議第108号のうち本委員会所管部分の5特別会計補正予算予算案6件、議第118号および議第119号のその他の議案2件、以上合わせて8議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、議第98号のうち本委員会所管部分および議第108号のうち本委員会所管部分につきましては賛成多数で、議第102号ほか5件につきましては全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、環境農水常任委員会報告を終わります。 ○議長川島隆二) 次に、厚生産業常任委員長報告を求めます。9番塚本茂樹議員。 ◎9番(塚本茂樹議員厚生産業常任委員長]) (登壇)昨日の本会議において、厚生産業常任委員会付託を受けました議案審査経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)のうち本委員会所管部分を初め、議第100号、議第101号および議第106号の3特別会計補正予算ならびに議第112号の企業会計補正予算予算案5件、議第116号の条例案1件、以上合わせて6議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、議第98号のうち本委員会所管部分につきましては賛成多数で、議第100号ほか4件につきましては全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、厚生産業常任委員会報告を終わります。 ○議長川島隆二) 最後に、文教警察常任委員長報告を求めます。43番柴田智恵美議員。 ◎43番(柴田智恵美議員文教警察常任委員長]) (登壇)昨日の本会議において、文教警察常任委員会付託を受けました議案審査経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、文教警察常任委員会報告を終わります。            ───────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会付託事件審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   平成31年3月12日  滋賀県議会議長 川 島 隆 二 様                     滋賀県議会総務政策企業常任委員会委員長 大 野 和三郎            ………………………………………………………………………………  議第98号 平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 全  部    歳出の部 款1 議会費         款2 総合政策費         款3 総務費         款11 教育費のうち          項6 大学費         款13 公債費
            款14 諸支出金   第3条 地方債補正  議第99号 平成30年度滋賀市町振興資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)      可決すべきもの  議第105号 平成30年度滋賀公債管理特別会計補正予算(第1号)            可決すべきもの  議第109号 平成30年度滋賀用品調達事業特別会計補正予算(第1号)          可決すべきもの  議第110号 平成30年度滋賀収入証紙特別会計補正予算(第1号)            可決すべきもの  議第111号 平成30年度滋賀モーターボート競走事業会計補正予算(第2号)       可決すべきもの  議第113号 平成30年度滋賀工業用水道事業会計補正予算(第2号)           可決すべきもの  議第114号 平成30年度滋賀水道用水供給事業会計補正予算(第2号)          可決すべきもの  議第115号 琵琶湖森林づくり県民税条例の一部を改正する条例案             可決すべきもの  議第117号 県の行う建設事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの            ───────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会付託事件審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   平成31年3月12日  滋賀県議会議長 川 島 隆 二 様                    滋賀県議会県民生活土木交通常任委員会委員長 佐 藤 健 司            ………………………………………………………………………………  議第98号 平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款4 県民生活費         款9 土木交通費         款12 災害復旧費のうち          項3 土木交通施設災害復旧費  議第108号 平成30年度滋賀土地取得事業特別会計補正予算(第1号)          可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 款1 財産収入琵琶湖環境部分を除く]         款2 繰入金         款3 県債    歳出の部 款1 県民生活費         款3 土木交通費         款4 公債費   第2条 地方債補正            ───────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会付託事件審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   平成31年3月12日  滋賀県議会議長 川 島 隆 二 様                        滋賀県議会環境農水常任委員会委員長 竹 村   健            ………………………………………………………………………………  議第98号 平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款5 琵琶湖環境費         款8 農政水産業費         款12 災害復旧費のうち          項1 琵琶湖環境施設災害復旧費          項2 農政水産施設災害復旧費   第2条 債務負担行為補正  議第102号 平成30年度滋賀就農支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)     可決すべきもの  議第103号 平成30年度滋賀県林業・木材産業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 可決すべきもの  議第104号 平成30年度滋賀沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)    可決すべきもの  議第107号 平成30年度滋賀流域下水道事業特別会計補正予算(第5号)         可決すべきもの  議第108号 平成30年度滋賀土地取得事業特別会計補正予算(第1号)          可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち   歳入の部 款1 財産収入琵琶湖環境部分]   歳出の部 款2 琵琶湖環境費  議第118号 県の行う土地改良事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの  議第119号 流域下水道事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの            ───────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会付託事件審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   平成31年3月12日  滋賀県議会議長 川 島 隆 二 様                        滋賀県議会厚生産業常任委員会委員長 塚 本 茂 樹            ………………………………………………………………………………  議第98号  平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)                可決すべきもの   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款6 健康医療福祉費         款7 商工観光労働費  議第100号 平成30年度滋賀母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  可決すべきもの  議第101号 平成30年度滋賀中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)    可決すべきもの  議第106号 平成30年度滋賀国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        可決すべきもの  議第112号 平成30年度滋賀病院事業会計補正予算(第2号)              可決すべきもの  議第116号 滋賀児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案                                            可決すべきもの            ───────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会付託事件審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。   平成31年3月12日  滋賀県議会議長 川 島 隆 二 様                        滋賀県議会文教警察常任委員会委員長 柴 田 智恵美            ………………………………………………………………………………  議第98号 平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款10 警察費         款11 教育費 [項6 大学費を除く]            ─────────────────────────────── ○議長川島隆二) 以上で各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。    (「なし」)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  発言通告書が提出されておりますので、これを許します。  12番杉本敏隆議員発言を許します。 ◆12番(杉本敏隆議員) (登壇、拍手)私は日本共産党県議団を代表しまして、議第98号、議第108号および議第115号の各常任委員長報告に反対する討論を行います。  最初に、議第98号平成30年度滋賀一般会計補正予算(第13号)および議第108号平成30年度滋賀土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について、一括して反対討論をします。  いずれも彦根主会場整備土地取得にかかわる予算を含んでおり、土地取得のおくれや一般会計での直接購入などの補正が行われています。そもそも14ヘクタールしかない彦根総合運動場国体主会場に選定したことで、この土地買収が必要となったものでありますが、この土地買収には県費が投入された土地改良農地を含む問題などを指摘してきました。私は、200億円の主会場整備費大幅削減を求めるものであり、これらの補正予算には反対するものです。
     さらに、議第98号に含まれております水産業振興費漁業管理対策補助金975万円の減額補正は重大な問題であります。これは観測史上最大の暴風雨をもたらした台風第21号による全壊エリ復旧させるための支援であり、マスコミでも大きく取り上げられました。  知事は、11月議会での私の質問に対し、「甚大な被害に対し、廃業による水産業の衰退が危惧されましたことから、水産振興を図ることを前提に、今回初めて全壊したエリについて支援することとしたのでございます」と答弁されました。ところが、1,000万円の予算のうち、わずか25万円しか執行されなかった。全く災害復旧支援にも水産振興にもなっていません。私が当初から指摘してきたとおり、漁業者が利用できないスキームの補助金だったところに問題があります。  被災者は、倒壊エリの調査、漁具の改修と漁場回復などの復旧および新たなエリの再建に、多額の経費と途方もない労力を要しました。ここにこそ補助をすべきであります。琵琶湖漁業経営難にあえぐ漁業者の実態を見ないお役所仕事は改めるべきであります。  よって、この補助金は減額するのではなく、被災者が利用できる災害復旧支援として執行すべきであることを強く主張するものであります。  次に、議第115号琵琶湖森林づくり県民税条例の一部を改正する条例案について反対討論をします。  この議案は別途提案されている滋賀森林整備支援等基金条例案とも関連しますので、この際、少し立ち入って討論をいたします。  この条例改正の大もとにあるのは森林経営管理法でありまして、これは戦後林政を大転換させる法律であり、重大な問題点を持っています。  第1に、森林所有者経営権に介入して、強権的に経営の自由を奪うスキームとなっていることです。森林所有者に適時に伐採、造林および保育することを義務づけ、伐採等をしなければ経営も管理もできないものと烙印を押し、差別と選別を持ち込むものです。  また、森林所有者が市町村の経営管理権集積計画に同意しなければ市町村の仕事に支障が出るという理由で、森林所有者経営権も管理権も無理やり取り上げるものです。これは憲法の保障する財産権や経営の自由に介入するものであります。  第2に、伐採、搬出を行う素材生産者を初めて森林経営の担い手に位置づけ、森林所有者を担い手から外すことであります。森づくりには100年かかると言われています。短期的利益追求型ではなく、持続的な経営が求められます。素材生産者は伐採が専門ですから、再造林や保育の補助金が出る間は頑張るが、採算が見込まれなければ撤退する者も出かねません。  また、森林所有者に利益が還元される保障もありません。これでは地域に根を張った林業の担い手は生まれません。  第3に、これまでの森林政策の失敗を棚に上げて、地方公共団体に重い責任を負わせる問題です。市町村にはほとんど林業のプロがいないと言われています。森林所有者や素材生産者の選別、経営管理権集積計画の作成、もうからない森林の管理など、最も困難な仕事を市町村に押しつけるもので、国の責任を放棄し、森林を壊すものであります。  第4に、この法律は未来投資戦略2017と規制改革推進会議の提言を具体化したもので、安価な木材を確保したいとする大手木材メーカーの要望に応えたもので、森林所有者は置き去りであります。林業の再生は、持続的な林業経営と森林の持つ公益的機能を発揮させることが必要で、そのことに国が責任を持つことが必要です。  県民から二重の税金を徴収する森林環境税も問題であります。その創設の第1の理由は、温室効果ガス排出削減目標の達成とされています。ところが、日本国内の二酸化炭素の排出量の家計関連は22%にすぎず、残りの78%は企業部門関連からの排出であります。にもかかわらず、森林環境税が企業に負担を求めないのは、汚染者負担の原則から見て妥当ではありません。  最後に、そもそもなぜ日本の林業者は経営の展望をなくしたのでしょうか。既に立木の価格は長期にわたって低下の一途をたどっています。それは、いち早く木材の輸入自由化を進め、木材価格が低迷するのを容認してきたからであります。この歴代の自民党政権の林業政策のもとで、林業経営が成り立たない状況に追いやられました。その反省もなく、今、TPP11とか日EU・EPA協定など、歯どめなき自由化政策を推進しています。このもとで、森林経営管理法は市町村の役割を重くすることを眼目としていますが、これがうまくいくはずがありません。  日本の林業は、単に市町村への財源確保では済まない問題に直面しています。解決のためには、国が自由化政策の転換を初め、責任を持って取り組むことが必要であることを強く強調して、討論を終わります。(拍手) ○議長川島隆二) 以上で討論を終わります。  これより採決いたします。  まず、議第98号、議第108号および議第115号の3議案を一括採決いたします。  以上の各議案を各常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立多数であります。よって、各議案は、各常任委員長報告のとおり決しました。  次に、議第99号から議第107号まで、議第109号から議第114号までおよび議第116号から議第119号までの19議案を一括採決いたします。  以上の各議案を各常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、各議案は、各常任委員長報告のとおり決しました。    ──────────────── △休会の議決議長川島隆二) お諮りいたします。  明13日および14日は、委員会審査のため休会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。    ──────────────── ○議長川島隆二) 来る15日は、定刻より本会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。   午後1時48分 散会    ────────────────...