滋賀県議会 > 2019-03-11 >
平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)−03月11日-07号

  • 2018.12.07(/)
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  1. 滋賀県議会 2019-03-11
    平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)−03月11日-07号


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    平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)−03月11日-07号平成31年 2月定例会議(第23号〜第31号)                 平成31年2月定例会議会議録(第29号)                                        平成31年3月11日(月曜日)            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第7号                                         平成31年3月11日(月)                                         午 前 10 時 開 議  第1 議第98号から議第119号まで(平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)ほか21件)(知事提出)  第2 県有施設における計量法違反事案について36番家森茂樹議員緊急質問            ────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  第1 日程第1の件  第2 日程第2の件            ────────────────────────────── 会議に出席した議員(43名)    1番   桑  野     仁       2番   周  防  清  二    3番   村  島  茂  男       4番   加  藤  誠  一    5番   竹  村     健       6番   海  東  英  和
       7番   田  中  松 太 郎       8番   角  田  航  也    9番   塚  本  茂  樹       11番   藤  井  三 恵 子    12番   杉  本  敏  隆       13番   節  木  三 千 代    14番   駒  井  千  代       15番   山  本     正    16番   大  橋  通  伸       17番   冨  波  義  明    18番   井  阪  尚  司       19番   木  沢  成  人    20番   中  村  才 次 郎       21番   佐  藤  健  司    22番   目  片  信  悟       23番   有  村  國  俊    24番   大  野  和 三 郎       25番   岩  佐  弘  明    26番   山  本  進  一       27番   富  田  博  明    28番   細  江  正  人       29番   高  木  健  三    30番   生  田  邦  夫       31番   川  島  隆  二    32番   奥  村  芳  正       33番   野  田  藤  雄    34番   西  村  久  子       35番   佐  野  高  典    36番   家  森  茂  樹       37番   吉  田  清  一    38番   粉  川  清  美       39番   成  田  政  隆    40番   九  里     学       41番   清  水  鉄  次    43番   柴  田  智 恵 美       44番   今  江  政  彦    45番   中  沢  啓  子            ────────────────────────────── 会議に欠席した議員(なし)            ────────────────────────────── 会議に出席した説明員               知事              三 日 月  大  造               教育長             青  木     洋               選挙管理委員会委員長      世  古     正               人事委員会委員長代理      曾  根     寛               公安委員会委員長代理      大  塚  良  彦               代表監査委員          北  川  正  雄               副知事             西  嶋  栄  治               副知事             由  布  和 嘉 子               総合政策部長          福  永  忠  克               総務部長            藤  本  武  司               県民生活部長          浅  見  孝  円               琵琶湖環境部長         廣  脇  正  機               健康医療福祉部長        川  崎  辰  己               商工観光労働部長        江  島  宏  治               農政水産部長          高  橋  滝 治 郎               土木交通部長          川  浦  雅  彦               会計管理者           青  木  幸  一               企業庁長            桂  田  俊  夫               病院事業庁長          宮  川  正  和               警察本部長           鎌  田  徹  郎            ────────────────────────────── 議場に出席した事務局職員               事務局長            廣  瀬  年  昭               議事課長            山  本  昌  男               議事課参事           吉  田     亮   午前10時 開議 ○議長(川島隆二) これより本日の会議を開きます。    ──────────────── △表弔 ○議長(川島隆二) 日程に入るに先立ち、申し上げます。  東日本大震災の発災から本日で8年を迎えます。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思います。  恐れ入りますが、傍聴席の皆様も黙祷をお願いいたします。  御起立をお願いいたします。    〔全員 起立〕  黙祷。    〔黙 祷〕  黙祷を終わります。  御着席願います。    ──────────────── △諸般の報告 ○議長(川島隆二) 次に、諸般の報告をいたします。  地方自治法の規定に基づき、出納検査報告書が提出されましたので、別途送付いたしておきました。  次に、人事委員会西原節子委員長が都合により本日の会議に出席できませんので、代理として曾根寛委員が、また、公安委員会堀井とよみ委員長が都合により本日の会議に出席できませんので、代理として大塚良彦委員が、それぞれ出席されておりますので、御了承願います。    ──────────────── ○議長(川島隆二) これより日程に入ります。    ──────────────── △議第98号から議第119号まで(平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)ほか21件)(知事提出) ○議長(川島隆二) 日程第1、議第98号から議第119号までの各議案を一括議題といたします。  これより、上程議案に対する提出者の説明を求めます。 ◎知事(三日月大造) (登壇)本日もどうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、このたび、県の施設におきまして、入居者の方から水道や電気、ガス等使用料金を徴収するために設置していますメーター、いわゆる子メーターにつきまして、計量法に定められております有効期間を超過したものを使用していたことが判明いたしました。  法令に基づき指導、監督すべき立場である私どもみずからが違反をすることはあってはならないことであり、入居されている方々に多大な御迷惑をおかけいたしますとともに、県民の皆様の県行政に対する信頼を損ねる行為であり、深くおわび申し上げます。  また、本件事案につきましては、県民の皆様への公表およびその対応が事案の発生時から大幅に遅くなりましたことを、重ねておわび申し上げます。  有効期間を超過した子メーターにつきましては、速やかに交換等を行ってまいりますとともに、二度とこのようなことが起こらないよう、有効期間の適切な管理など、再発防止策を徹底し、県民の皆様の信頼を一日も早く回復するよう努めてまいります。  それでは、ただいま提出いたしました議案の概要について御説明申し上げます。  議第98号の一般会計補正予算案につきましては、年度内における各事業の執行状況および最終的な財源見通しに基づき所要の調整を行い、総額で143億7,797万9,000円の減額補正を行おうとするものでございます。  まず、歳出につきましては、2月6日に発生いたしました豚コレラに関する防疫措置蔓延防止農家支援対策に要する経費を追加いたしますとともに、実績見込みを踏まえた障害者自立支援給付費等の増額、また、中小企業関係貸付金のほか、人件費一般行政経費などにつきまして執行残等を踏まえた精査を行うなど、所要の調整を行おうとするものでございます。  特に、今回の豚コレラへの対応に関しましては、発生時点から関係の皆様に多大なる御協力と御支援を賜り、これまで滞りなく防疫措置を終えることができました。おかげさまをもちまして、去る3月5日の畜産関係車両に対する消毒処理の完了以降、現在に至るまで、本県内では新たな事例の発生は確認されておりません。  今回の豚コレラの対策も生かしながら、世界的な家畜伝染病発生リスクに対して、しっかりと防疫体制を構築し、万全を期してまいりたいと存じます。  次に、歳入についてでございますが、県税は、法人二税が48億8,920万円の増額になるなど、53億1,330万円の増額となりましたほか、地方交付税では決定状況を踏まえた増額、国庫支出金県債等につきましては、事業費の変動などを踏まえて所要の調整を行おうとするものでございます。  このような歳入歳出の調整を図った上で、財政調整基金および県債管理基金につきまして、財源調整のための取り崩しを見送るとともに、積み立てを行うことにより、今年度末において297億円の残高を確保することとしております。こうした措置によりまして、後年度の財政負担や当面する諸課題への対応に備えてまいりたいと考えております。  議第99号から議第114号までは、特別会計および企業会計につきまして所要の調整を行ったところでございます。  次に、条例案件について申し上げます。  議第115号は、琵琶湖森林づくり県民税の使途を明らかにするため、改正を行おうとするものでございます。  議第116号は、国の児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、必要な規定の整備を行おうとするものでございます。  次に、その他の案件について申し上げます。  議第117号から議第119号までは、県の行う建設事業等に要する経費について、年度内執行状況等に基づき、関係市町が負担すべき金額を定めることについて、それぞれ議決を求めようとするものでございます。  以上、何とぞよろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(川島隆二) 以上で提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  議第98号から議第119号までの各議案に対し、質疑はありませんか。    (「なし」)  質疑なしと認めます。    ──────────────── △議第98号から議第119号まで(平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)ほか21件)(各常任委員会付託) ○議長(川島隆二) 議第98号から議第119号までの各議案は、お手元に配付いたしておきました文書のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。            ──────────────────────────────
                      平成31年2月定例会議議案付託表                                        平成31年3月11日(月) 〇総務・政策・企業常任委員会  議第98号  平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 全  部    歳出の部 款1 議会費         款2 総合政策費         款3 総務費         款11 教育費のうち          項6 大学費         款13 公債費         款14 諸支出金   第3条 地方債補正  議第99号  平成30年度滋賀県市町振興資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  議第105号 平成30年度滋賀県公債管理特別会計補正予算(第1号)  議第109号 平成30年度滋賀県用品調達事業特別会計補正予算(第1号)  議第110号 平成30年度滋賀県収入証紙特別会計補正予算(第1号)  議第111号 平成30年度滋賀県モーターボート競走事業会計補正予算(第2号)  議第113号 平成30年度滋賀県工業用水道事業会計補正予算(第2号)  議第114号 平成30年度滋賀県水道用水供給事業会計補正予算(第2号)  議第115号 琵琶湖森林づくり県民税条例の一部を改正する条例案  議第117号 県の行う建設事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて 〇県民生活土木交通常任委員会  議第98号  平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款4 県民生活費          款9 土木交通費          款12 災害復旧費のうち          項3 土木交通施設災害復旧費  議第108号 平成30年度滋賀県土地取得事業特別会計補正予算(第1号)   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 款1 財産収入琵琶湖環境部分を除く]           款2 繰入金           款3 県債      歳出の部 款1 県民生活費          款3 土木交通費           款4 公債費   第2条 地方債補正 〇環境・農水常任委員会  議第98号  平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款5 琵琶湖環境費         款8 農政水産業費         款12 災害復旧費のうち          項1 琵琶湖環境施設災害復旧費          項2 農政水産施設災害復旧費   第2条 債務負担行為補正  議第102号 平成30年度滋賀県就農支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)  議第103号 平成30年度滋賀県林業・木材産業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  議第104号 平成30年度滋賀県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  議第107号 平成30年度滋賀県流域下水道事業特別会計補正予算(第5号)  議第108号 平成30年度滋賀県土地取得事業特別会計補正予算(第1号)   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 款1 財産収入琵琶湖環境部分]    歳出の部 款2 琵琶湖環境費  議第118号 県の行う土地改良事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて  議第119号 流域下水道事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて 〇厚生・産業常任委員会  議第98号  平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)   第1条  歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款6 健康医療福祉費          款7 商工観光労働費  議第100号 平成30年度滋賀県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  議第101号 平成30年度滋賀県中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  議第106号 平成30年度滋賀県国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第112号 平成30年度滋賀県病院事業会計補正予算(第2号)  議第116号 滋賀県児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案 〇文教・警察常任委員会  議第98号 平成30年度滋賀県一般会計補正予算(第13号)   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款10 警察費         款11 教育費 [項6 大学費を除く]            ────────────────────────────── △県有施設における計量法違反事案について36番家森茂樹議員緊急質問 ○議長(川島隆二) 日程第2、県有施設における計量法違反事案について36番家森茂樹議員緊急質問の件を議題といたします。  発言通告書が提出されておりますので、これを許します。  36番家森茂樹議員の発言を許します。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇、拍手)お時間をいただきます。  先ほど知事からも御報告をいただきましたが、先週、県の施設において、設置している水道、電気、ガスなどのいわゆる子メーター有効期間を超過して使用されていたことが明らかにされました。このいわゆる県有施設における計量法違反事案について、以下、通告に従い、質問をいたします。  なお、この事案は、今定例会議代表質問一般質問日程終了後に明らかにされたものであり、緊急質問という形で発言させていただいたことをお断りさせていただきます。  まず、計量法違反が判明した経緯について、商工観光労働部長、御説明をお願いいたします。 ○議長(川島隆二) 36番家森茂樹議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎商工観光労働部長江島宏治) (登壇)お答えいたします。  昨年11月、彦根市にありますミシガン州立大学連合日本センターにおきまして、料金徴収のために設置されている電気メーターが故障しているとの報告が、施設管理を委託している公益財団法人滋賀国際協会からございました。  直ちに県職員が現地で確認したところ、設置されていた電気メーター2個が、計量法に定める有効期限を超過していることが判明したものであります。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)その後、県庁内での対応策はどのようにとられたのか、総務部長商工観光労働部長、それぞれにお伺いをしていきたいと思いますので、まず総務部長、お願いいたします。 ◎総務部長藤本武司) (登壇)お答えをいたします。  商工観光労働部からの報告を受けまして、発生した事案の詳細につきまして聴取をいたしました。  その後、関係部局計量法を所管いたします商工観光労働部計量法の解釈や対応方針等につきまして検討、協議し、全庁調査を行い、公表に至ったところでございます。  また、県の財産管理者である各部局長宛て法令遵守の徹底と有効期間を超過している子メーターの交換や使用停止などの是正措置および今後の子メーター適正管理について、通知をいたしました。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)同じく、商工観光労働部長、お願いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  所管課から報告を受け、有効期限が切れているメーターの速やかな交換を行うよう指示するとともに、他の県有施設現状調査公表等について、関係部局と調整するよう指示をいたしました。  その後、総務部と調整を行い、全庁調査がなされた後、総務部と連名で庁内への注意喚起と公表を行ったところであります。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)今、両部長からずっとお伺いをして、全庁調査を行った後、公表なりさまざまなことを行ったというふうにありますが、この期間が非常に長いということを後ほど問題にさせていただきたいと思います。  この事案につきまして、知事は、いつお知りになりましたか。知事にお伺いいたします。 ◎知事(三日月大造) (登壇)お答えいたします。  本年3月1日に、知事部局警察本部および教育委員会所管施設における状況や再発防止策などとあわせ、報告を受けたところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)今、知事は3月1日に初めて知ったという御答弁であったと思います。このこと非常に重要になってきますので、もう一度、確認をさせていただきたいんですが、知事は、3月1日の知事協議、報告を受けるまでは、この件に関しては一ミリも御存じなかったということでよろしいでしょうか。
    ◎知事(三日月大造) この3月1日に報告を受けるまでは存じ上げませんでした。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)知事は3月1日まで全く御存じなかったということで、じゃ、商工観光労働部長は、いつこの事案をお知りになったのでしょうか、お伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  所管課から報告を受けましたのは、昨年11月15日でございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)11月7日に故障が発見されたと、主管課担当は直ちに赴いたと、こういう先ほどの答弁であったと思います。部長がお知りになったのは、それから8日後ですか、11月15日であると、こういう御答弁であったと思います。  では、この事案というのが計量法違反、すなわち懲役または罰金刑を伴う法令違反であるというふうに認識をされたのはいつでしょうか。商工観光労働部長にお伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  この事案を知ることとなりました昨年11月15日でございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)11月15日にこの事案を御存じになって、しかも、それが明らかに計量法違反であるということをその日に認識されていたということであります。本来でありましたら、県が法令違反を犯しているということが判明すれば、直ちに公表し、県民に説明すべきであると思うのですが、その公表が3月になったというのはなぜなんでしょうか。商工観光労働部長にお伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  事案を知った時点で、速やかに公表することも検討したところでありますが、他の県有施設にも同様の事案があるのではないかと思われたことから、全庁的な調査方法について総務部と検討、協議を進めることとなったものでございます。  その後、総務部において全庁調査を行っていただき、取りまとめた後、公表に至ったものと承知しております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)それが11月15日から、全庁調査の指示というのは恐らくことしの1月31日に出されていると思うんですが、二月半かかっていると。私は、まず事実を公表すべきであると思います。しかも法令違反であります。期限切れの使用といいますと、ぱっと思い浮かべますのでは、車検切れ公用車の運行というのが思い浮かびます。  昨年6月に、健康医療福祉部所管公用車車検切れ運行という不祥事がございました。このときの対応について、健康医療福祉部長、どのようになされたのか、お伺いいたします。 ◎健康医療福祉部長川崎辰己) (登壇)お答えいたします。  昨年の6月29日、南部健康福祉事務所の職員が公用車1台の自動車検査証を確認しておりましたところ、当該公用車車検期間が同年6月22日で満了しており、同月23日から29日までの間、職員延べ6人が、車検切れの状態で計6回、116キロの運行を行っていたことが判明をいたしました。このような事態を引き起こしましたことにつきまして、改めましておわびを申し上げたいと思います。  同事務所では、直ちに当該車両の使用を中止するとともに、自動車整備業者へ引き取りを依頼し、6月29日のうちに引き渡しをしたところでございます。  当日が金曜日でございましたので、週明けの7月2日の月曜日に健康福祉政策課に報告がございました。そして、その日のうちに事案の概要と対応を知事に報告をしたところでございます。また、同じく同日中に、同事務所から草津警察署に車検切れ運行の事実を報告いたしました。  その上で、翌7月3日に記者発表をし、県民の皆様におわびを申し上げたところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)同じく平成27年6月に、農政水産部所管公用車で同様の事案が発生をしたという報告を受けております。このときの対応につきまして、農政水産部長に御説明をお願いいたします。 ◎農政水産部長(高橋滝治郎) (登壇)お答えいたします。  議員お尋ねの事案は、当部の水産課が管理する公用車1台につきまして、平成27年5月21日に車検期間が満了していたにもかかわらず、管理の不徹底により、職員が車検切れに気づいた同年6月15日午後6時ごろまでの間、延べ20回、走行距離1,159キロにわたり業務に使用していたものでございます。  職員の不注意と管理監督が不十分であったことにより、こうした事態を引き起こしましたことに、改めておわびを申し上げます。  6月15日に車検切れに気づいたことを受け、直ちに運転者に連絡をとり、出張先の長浜市内において運行を中止し、警察への報告を行ったところです。  翌6月16日には、まず、農政水産部各所属が管理する車両156台について一斉点検を行い、ほかに同様の事態がないことを確認し、同日午後4時に記者会見を行い、県民の皆さんに公表するとともに、おわびを申し上げたところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)わざわざ両部長におわびしていただくつもりでお尋ねをしたんではないんですけれども、今、御報告いただいたように、この車検切れが発覚したときというのは、同日もしくはその翌日にもう知事まで報告が行ってる。しかも、時間的な制約があったと思うんですけれども、同日ないしは翌日に記者発表がなされて、県民へのおわびもなされていると。  いずれも車検切れのときは素早い対応が行われている。しかも、先ほど商工観光労働部長からは、どういうふうに全庁の調査をしたらいいのかも含めて、総務部との協議が随分時間がかかったというふうに聞いたんですけれども、今、農政水産部長からお聞きしたら、もう即日、所有する156台は直ちに車検切れしてないかを調べたと。こういう車検切れのときは本当にすばらしい、すばらしいじゃないけども、素早い対応をされているわけです。  ところが、今回は、11月の判明から、11、12、1、2、ほぼ4カ月経過してから公表がされたということになっているわけです。何でこんなに公表がおくれたのか。これも総務部長商工観光労働部長、それぞれにお伺いをしたいと思いますので、まず総務部長、お願いいたします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  事案が発覚いたしました時点で、当該施設を所管している部局において速やかな公表を検討しているということを伺っておりましたが、いつ行うのかというフォローがしっかりできていなかったという連携の不十分さもあり、全庁調査について商工観光労働部との調整に日時を要してしまったこと、さらに、調査結果を待って公表をいたしましたことで、おくれが生じてしまったところでございます。まずは、法違反の事実があったことを速やかに公表すべきであったと反省をいたしております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)同じく商工観光労働部長、お願いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  今、総務部長から御説明ありましたように、全庁的な調査方法について総務部と検討、協議するのに日時を要してしまったことが、公表がおくれた原因であると認識しております。まずは、法違反の事実があったことを速やかに公表すべきであったと反省しております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)総務部長は、まずは担当が公表するものやと、そう思っていたというお話でございましたし、商工観光労働部長は、全庁的な調査をどうしたらいいのかを考えていたと。どうなっていたんかなと思うんですけれども。  最初、11月7日にミシガン州立大学連合日本センター、これから何遍も出てきますのでJCMUと通称で言わせていただきますが、JCMUで判明をしたと。このとき、同施設内のメーター有効期限がどうなのか。これ、誰でも思うことやと思うんです。  さっき、農政水産部長は、1つの車が車検切れやったときに、自分とこの所管の156台全部調べよと、こういう指示をしたと、こういうお話がありました。JCMUで幾つも子メーターがあるというのは、当然御存じなわけです。商工観光労働部長が知らんかっても、国際室が知っているのか、国際室が知らんかっても、委託を受けてる国際協会は少なくとも知ってるはずであるというふうに思っておりますし。  じゃ、このときに、施設内のメーター有効期限がどうなのか。この疑いが出るというのは当然のことであると思いますが、このときに、JCMUで使用しているメーターの調査はされたのかどうか、商工観光労働部長にお伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  先ほどお答えしましたように、子メーター2個から有効期限が過ぎているということが判明しましたので、同じころに、その他のJCMUの、あそこは宿泊棟と分かれておりますので、子メーター、ほかにもあるかどうか、あるいはそのメーターがどういう状況なのかということを調査しておりまして、その報告を受けております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)今の調査をされたのはいつで、報告を受けたのはいつかわかりますか。商工観光労働部長、お願いします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  調査されたのはちょっとはっきり、私、今、手元にありませんが、11月15日、報告を受けたときに、あわせてその報告を受けました。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)いや、私、先ほど言いましたように、同じ施設であったら、じゃ、その施設、全部一遍調べてみようというのは、これ当然のことやと思うんです。それが11月7日にわかって、11月15日の報告やと、こういうふうに聞いてるんですけれども。3月4日でしたか、5日でしたか、私どもが聞かせていただいたときには、電気、水道、エネルギーメーターですか、それぞれ38個が有効期限切れであったという、こんな事実が出てきているわけですわ。これを全く公表しなかったというのは、私は不思議でならんと思っておりまして、この件、後ほどまた出てきますので、次、行きます。  車検切れ公用車の運行という道路運送車両法違反行為と今回の計量法第16条違反行為に対する認識に、どうも軽い重いがあったんではないかというふうに先ほどの答弁から聞かせていただいておりますけれども、その辺のことについて、商工観光労働部長の認識をお伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  道路運送車両法も計量法も、いずれも、定められた基準等を守ることにより公共の福祉を図るという重要な法律であると認識いたしております。したがって、これらの法律に違反するということは、あってはならないことであると認識いたしております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)どっちもあってはならんこと、そうなんですよ。ところが、車検切れの車のときは、それぞれの部局、すぐ対応しておられる、すぐ県民に公表しておわびされてる。ところが、今回の事案については全く知らされてないと、こういうことで、どっちも大変ですって今おっしゃいますけれども、いや、そうじゃないん違うかと、商工観光労働部長の認識はというふうに私は思ってるんです。  ちなみに、ちなみにですよ、無車検運行には、行政処分がありますけれども、行政処分は別にいたしまして、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金刑というふうに規定をされております。ところが、計量法16条違反には、6カ月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金、またはこれの併科が規定されております。  単純には比較できませんけれども、計量法違反のほうが、罪としては同等か、それ以上に重いというふうに言えると思います、30万円と50万円ということで。少なくとも、計量法違反のほうが軽微な罪であるということは言えないと思います。計量法事務を所管すべき商工観光労働部自身に、その認識の甘さがあったと言わざるを得ませんが、商工観光労働部長に御所見をお伺いいたします。 ◎商工観光労働部長江島宏治) お答えいたします。  計量法を所管している商工観光労働部としては、率先して計量法を遵守していくべき立場にあると認識しております。今回、このような事案が発生し、県民の皆様の県政への信頼を損ねることになったことに対しまして、深くおわび申し上げます。  改めて、計量法に対する認識を再確認し、職員の意識啓発に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)と、今部長はおっしゃっていただきましたけれども、とてもとても、今回のこの事案が明らかになって以降も、そういうふうに思っていられるというふうに私は理解できません。  計量法16条の解釈の仕方なんですけれども、和歌山県のホームページでは、「検定等を受け、合格したものでなければ使用することができない」とされておりまして、多くの自治体の表現につきましては、「計量器は、検定に合格し、かつ有効期間内のものでなければ、取引または証明に用いることができない」と、法律どおりに禁止規定というふうに解釈されております。  ところが、この事案を去る2月28日に両副知事に、また3月1日に知事に報告、協議されたときの資料によりますと、有効期間が定められており、この期間内のものを利用しなければならないとされているわけです。本来、違反品使用禁止規定なんです、これ。ところが、知事への報告については合格品使用義務規定と。おんなじような意味だと思うんですけども、だめなものは使ってはいけないという規定と、いいものを使いなさいという規定というのは、やっぱりニュアンスが違うと思うんです。意味はおんなじでしょうけれども、法的なニュアンスは違うと思います。  同じく和歌山県のホームページでは、「計量器の有効期間と検査」との表題で、「計量器にはそれぞれ有効期限が定められており、有効期限を超過した計量器を使い続けることは、計量法違反となります。県では使用期限を超過した計量器が使用されていないか、また決められた法定検査を正しく受けているか等の検査を実施しています」とホームページに書いてあります。  しかし、本県では、ばたばたやと思うんですけども、去る3月4日にホームページを新しくされまして、「電気・水道・ガスなどのメーター有効期間などについて」との表題で、「お使いのメーターについて確認し、合格品でない場合(取引、証明外品)や有効期間を超過しているものは速やかに交換を行ってください」とされており、「電気・水道・ガスなどのメーターについて有効期間などを確認しましょう」との呼びかけになっております。どうも他人事というのか、罪の意識がないというのか、軽く済まそうとしているというのか、ちょっとこんな表現でいいのかなと思っております。  ちなみに、3月6日の中日新聞なんですけども、ここのところに、超過が認められた場合、口頭指導や文書で指導されるほか、改善されない場合は罰金刑などが科されると、こういうふうに報道されております。恐らく、県の職員さんがこの法律の説明を求められて、こういうお話をされたんだと思うんですけれども、そうなんですか。違反したら罰金刑などが科されるって、法律に書いてあるやないですか。しかも、この口頭指導や文書で指導するのは、どこなんですか。商工観光労働部でしょう。それがこんな解釈をマスコミに言うんですか。これ、中日新聞さんが勝手に書かれたと言うんなら取り消しておきます。  さて、調査の結果、45施設の379個のメーター有効期間超過が判明されたとされています。うち30施設114個は本年度中に交換、15施設265個については来年度以降に交換するとされているようであります。交換するまでは違法状態が続くことになると思いますが、その取り扱いについてはどのようにされるのか、総務部長にお伺いいたします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  電気などの使用料の算定につきましては、使用許可に伴う共益費の徴収について定めました総務部長通達におきまして、子メーターにより使用実績が判明する経費については、これに基づいた金額とし、それ以外の経費については、使用面積に応じた面積割によることとされております。  したがいまして、メーターを交換するまでの間はこれに基づいて徴収することとなり、関係所属に3月1日付事務連絡で通知をしたところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)11月7日に最初にわかって、11月15日には商工観光労働部長までは行っていたと。全庁調査をして、3月1日に今の面積割で、だめなところは面積割でやりなさいというふうになったということなんですが、じゃ、2月いっぱいまではどういう形になってたんですか。総務部長にお伺いします。 ◎総務部長藤本武司) 2月までのこの間につきまして、対応が各所属で不統一になっていた感はあるかと思います。従前どおりの取り扱いのまま行っているケースもあるかと思います。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)ということは、11月から3月1日まで違法状態を放置していたと、私はこういうふうに断言しておきたいと思います。  この交換費用というのはどういうふうに取り扱われるんでしょうか。総務部長、お伺いします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  今回のメーター交換に要する費用につきましては、管理者が、県か、また指定管理者かによって取り扱いが異なってまいります。まず、県が直接管理しております施設につきましては、全ての施設において、年度内の突発的な修繕等に備えた予算枠を一定確保しておりまして、その中で対応することとしております。また、指定管理施設につきましては、原則、基本協定に基づきまして、現行の指定管理料の中で指定管理者に対応いただくこととなりますが、3つの施設につきましては、指定管理業務以外の用途のために設置をしておりますので、県による対応が必要となります。  この3施設、具体の対応でございますが、まず、びわ湖こどもの国については、交換費用が少額であり、施設管理経費の執行残で既に対応済み、また、長寿社会福祉センターおよび福祉用具センターにつきましては、新年度予算案において計上しております別の修繕事業の内容を一部変更いたしまして対応することを考えているところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)修繕費等の中で対応するということですけれども、これやっぱり、本来は11月にわかってるんやから11月中に調査をかけて、やっぱりそれなりの金額で、交換が必要なものについては新年度予算としてしっかりと要求するべきであるというふうに私は思っておりまして、3月の時点で公表や、わかった、こんなもん来年度予算に間に合うわけありませんわなと、今みたいな対応にならざるを得ないということで、非常に不可解と指摘をしておきまして、次、行きます。  ちょっと飛ばします。  今年度中にも、障害者雇用の不適切な報告でありましたり統計調査の不適正事案など、国や他府県で起こってることが本県でも見られたということは御承知のとおりであります。期限切れメーターが存在することが確認された時点で、ほかに同様の事例がないかを直ちに調査することは当然のことであります。  調査の結果、今回のようなことが判明すれば、交換するまでの使用料徴収不能や交換費用が発生するということは容易に想像ができることであり、それに伴い予算措置が必要であるということも当然であります。  ところが、昨年11月7日にメーター故障がわかって以来、本年1月31日に全庁調査にかかるまで3カ月弱を要しております。さらに、その結果を取りまとめた上で、知事への報告は3月1日と、まだ1カ月余りを要しております。何かしつこいようですけど、何でこんなに時間がかかったのか、総務部長の御説明をお伺いいたします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  さきにお答えをいたしましたとおり、全庁調査の実施に係ります両部間の調整不足によりまして、調査の着手までに時間を要しましたこと、また、子メーターの交換の時期や交換に要する経費等について追加調査を行うなどいたしましたため、2月末に調査の取りまとめを行い、3月1日に知事に報告を行ったところでございます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)部長は両部の調整というふうにおっしゃいますけれども、私からすれば、両部のなすり合いとしか思えません。  料金徴収用のメーターでしたら、定期的に検針行ってるはずですよね。電気メーターでしたら一月に1回とか、水道メーターでしたら二月に1回とか、もともとの電気事業者さん、水道事業者さんに施設管理者がお支払いする分を共益費としていただくんやから、それに合わせて検針されてると思うんです。毎月なり二月に1回、誰かが、管理者が誰かに委託してか何か知りませんけれども、きっちり検針してるわけでしょう。  ということは、県が管理する施設の子メーターというのは、その所在というのは全て把握されてるわけでしょう。じゃ、その適正な計量器には、その有効期限というのが明示されていて、期限切れであれば、そこ、期限いつになってますかというのを調査してくださいって総務部長なり商工観光労働部長が言えば、こんなんすぐわかることでしょう。どこにメーターがあるか、誰かが必ず一月に1回は調べてるんやから。どうもここが私わからんのですわ。料金徴収メーター有効期限の調査というのは、極めて容易なものであるというふうに私は思っております。  その調査とその結果公表に、昨年11月以降4カ月も要していた。また、議会を含めて県民に一切に知らされていなかった。知事御自身も3月1日まで一切知らされておられなかった。極めて重大な職務怠慢であると思います。これ、職務怠慢でなければ、意図的な遅延行為、さらには極めて悪質な隠蔽行為です。そのいずれかであるとしか私は言いようがないと思います。遅延行為なのか、職務怠慢なのか、隠蔽行為なのか。  うがった見方をしますと、きょうの時点で私、質問させていただいてるんですけども、3月4日に私どもが初めて知った。3月1日に知事が初めてお知りになったというのは、私どもも今議会で任期終了です。任期最後の議会の代表質問終わった、一般質問終わった、予算特別委員会全体質疑の発言通告も終わった、この時点でやっと公表するというのは、ここの場で、本会議場でこの問題が取り上げられないという、このタイミングを狙っていたと、こういうふうにしか私思えないんです。だから、わざわざ私はきょう緊急質問という形でここに立たせていただいております。  県民、議会どころか、この県の最高責任者である知事御自身も3月1日までこの事案について全く知らされていなかったと、冒頭、知事に御確認をさせていただきました。明らかな法令違反行為がその監督官庁たるべき県においてなされていたことは、重大な背信行為であり、さらに、そのことが最高責任者の知事に知らされていなかったことは、組織全体の透明性、またコンプライアンスにかかわるゆゆしき問題であると言わざるを得ません。  ここで、もう最後の質問を知事にする予定で原稿を渡しておりました。ところが、先ほど来、総務部長から答弁をお伺いいたしておりまして、ここでやめるわけにはいかんことになってしまいました。実は、この発言通告をさせていただいてから、昨夜、資料をもう一度精査いたしておりましたら、不思議なことに気がつきました。  さきに述べましたように、2月28日に副知事協議がされ、3月1日に知事協議がされておりますけれども、その2日前の2月26日に、総務部の部内協議が行われておりますね。この部内協議の資料では、2018年11月、この時点でJCMUで判明した最初のレストラン設置の2メーターについて、これは全部おんなじ資料なんですが、その次に、宿舎棟の各部屋、電気38台、水道38台が設置当時のままと推察(有効期間切れ)とされております。  その下のほうに、メーター取りかえについて、レストラン設置分の2メーターは取りかえ済み、これはそれでいいんですが、その次の行に、JCMUに貸し付けている宿舎棟は協議の上、対応と、こういうふうにされておりまして、昨年の11月の時点で、商工観光労働部御当局はJCMUのメーター有効期間切れであるということが、宿泊棟のほうです、有効期間切れであるということが推察されているわけですね。この対応についてどうしようかということを協議していたいうふうに書かれておるわけです。この時点でかなりの数のメーターが、38個ずつです、76個です、が法律違反であったということが推察されてるわけです。  この項目というのはちょっと通告しておりませんでしたけれども、先ほど来、全庁調査や全庁調査や、それは商労部やとか総務部長おっしゃいますので、この時点でわかってたということなのに、何でそれまで一切公表されない、また知事にも報告されなかったのか。改めて総務部長にお伺いいたします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  さきにお答えをいたしましたように、公表につきましては所管部局においてなされるものというふうに伺っておりましたのを、その後の確認を怠ったということが1つございます。それと、そのために調査の着手までに時間を要してしまった。さらに、その後、調査の取りまとめを待って知事に報告、そして公表という手順を踏んでしまったということでございまして、最初に気づいたときに、しっかりとその法違反の事実を踏まえた対応をすべきであったということにつきまして、改めておわびを申し上げます。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)今、最後のほうで、知事に報告、公表と、こうおっしゃいました。ところが、これが不思議なんです、これが。今、言いましたね、2行。宿舎棟の各部屋、電気38台、水道38台が設置当時のままと推察(有効期限切れ)という1行と、その次のJCMUに貸し付けている宿舎棟は協議の上、対応。この2行が2月26日の総務部部内の協議資料にあるんです。あるんです。ところが、2月28日の副知事協議、3月1日の知事協議資料は、この2行とも抜けてるんです。  ということは、副知事お2人も三日月知事も、この11月の時点で、それぞれ38台、76台のメーター有効期限切れがかなり疑われるという事実。それから、それが疑われたので、疑われたいうよりも、そういうことが私は判明したからだと思いますけれども、宿舎棟について、どういう料金支払いの方法をとるのがいいのかということを協議されてるわけでしょう。そういう事実が2日前の部内協議ではこの資料に載っているのに、副知事、知事協議の2つの資料には抜けてるんです。何でなんですか。総務部長、お伺いいたします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  先ほど来、議員から御指摘をいただいております2月26日の総務部内の協議資料で、宿舎棟の各部屋、電気38台、水道38台が設置当時のままと推察(有効期間切れ)と、こういう表記がなされていたと。それが2月28日の副知事協議、また3月1日の知事協議の段階で削ったのはなぜかと、こういうことでございますけれども、私どもが調査のとりまとめをいたしました一覧表をその際つけて、全体の数はこういう状況になりましたという報告をする際に、中に、ミシガン州立連合日本センター宿舎棟について、それぞれ電気、水道、それからその他ということで、38ずつ3つ、全て114のそういう有効期間切れがあったということは申し上げております。  ただ、今、御質問いただきましたように、11月時点でそれが有効期間切れであったというようなことをなぜこの資料で削ったのかということにつきましては、すいません、そこまで確認をできておりませんでした。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)いや、ここのところは通告してませんのでね。ただ、部内協議であった資料が、知事、副知事のところでは削られてあるんですよ。11月の時点で、その一覧表はありますよ、一覧表は。一覧表にはあるけれども、このJCMUについて11月の時点でわかってましたということは、知事、副知事には知らせてないわけですわ。これは今のは説明になりません。もう一度お願いします。 ◎総務部長藤本武司) お答えいたします。  意図的にそういうことをわざわざ言わないために削ったという思いは全くございませんで、調査結果が全体がまとまったので、それでもって御報告をしたと。  有効期間を過ぎたまま使用されていたことが判明というふうに最初に記載をしておりますので、それで含めて、全体がこういう形で有効期限切れで使用されていたというふうに御報告をしたというふうに私は理解をしております。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)これ、今、意図的ではないとおっしゃいますけど、ほかは全くおんなじペーパーなんですよ。この2行だけが削られてるんです。こんなもん、意図的以外の何物でもないでしょう。もう一度お願いします。 ◎総務部長藤本武司) お答えをいたします。  この資料の件について、私自身、確認をそこまでできておりませんでした。申しわけありませんでした。
    ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)じゃ、誰が削ったんでしょうね。私も夕べ初めてここに気がついて、えーっ、どういうことやって思って質問させていただきました。これ以上は水かけ論になると思います。もう一度、最後の知事への質問に戻ります。  私ども自由民主党滋賀県議会議員団は、昨年の知事選挙において、三日月知事を最大限応援させていただきました。ともに手を携えて、未来に輝く滋賀をつくり上げていこうと決意をいたしました。議会と知事とが議論を重ね、切磋琢磨しながら県民福祉の向上を図る、それを支えてくれるのが知事から委任を受けた県職員の皆様方です。  ところが、今回の事案については、県民、議会どころか、最高責任者である知事御自身も、3月1日までこの事案について全く知らされていなかったと、冒頭、知事にお伺いをいたしました。さらに、部内協議と知事との協議資料が違ったということも、今、御指摘をさせていただきました。  明らかな法令違反行為がその監督官庁たるべき県においてなされていたことは重大な背信行為であり、さらに、そのことが最高責任者の知事に知らされていなかった、また、一部資料を差しかえて知らされていた。組織全体の透明性、またコンプライアンスにかかわるゆゆしき問題であると言わざるを得ません。今回の事案を通じての知事の御所見をお伺いいたします。 ◎知事(三日月大造) 今回の事案は、まこともって申しわけない事案だったと思います。そもそも計量法が遵守できていなかった、法令違反であったということでありますし、また、計量検定所などを所管しながら県民の皆様方に周知または指導する立場にある県で、その法が守れていなかったということは、まことに遺憾であると言わざるを得ません。  また、速やかに公表できなかった、関連する施設等を調査できなかった、さらには、さまざまな対等等にも不備、不足があったということでございますので、このことも含めて深くおわびをしたいと思います。  かくなる上は、まずは、こういった不適切な事案が発生した場合のルールを再構築したいと思います。例えば、情報公表いかにあるべきか、関連する全庁調査いかにすべきか、また対応窓口をどうするのかといったようなことも含めて、改めてルールを構築し、また徹底したいと思います。  いま一つは、もちろん、我々、法を所管する行政庁ではあるんですが、県としても法を遵守する事業者であり、事業所であるというこの視点にいま一度立ち返りまして、先般の障害者雇用もそうでしたけれども、今回のこの計量法も含めて、法制度ごとに所管別に全庁的に、事業所、事業者としての県として、当然守られているはずの法が守れているのかどうかの再点検をいたします。これは総務部長を責任者に、できるだけ速やかに、所管別に法制度別にいま一度洗い直して、守れているのか守れていないのか、守れていなかったとすればどう対応すべきなのかということを再点検させていただいた上で、しっかりと対応をさせていただきたいと存じます。  こういったことが繰り返し起こらないように、しっかりと最高責任者としての責任を果たしてまいりたいと思いますし、ぜひ今後ともよろしく御指導のほどお願いいたします。 ◆36番(家森茂樹議員) (登壇)今、知事からおわびとともに、さまざまな対応策をお示しをいただきました。法を所管する県という立場と同時に、事業者としての法令遵守と、こういうお話もいただきました。当然のことであろうと思いますし、私は、この質問をさせていただく当初は、法令遵守、事業所としての法令遵守、それと、やっぱり県民の皆様の信頼のもとに法令を所管している県という立場の法令遵守という、その観点に絞っての質問のつもりでしたけれども、先ほど、途中から聞いていただいててわかると思うんですけれども、これ、組織全体の風通しというのか、私どもも知事と支えながら、ある意味では対峙もしていくという、こういう関係にありますけれども、執行部の皆さん方、県の職員の皆さん方は、まずは知事を裸の王様にしたらだめなんですよ。必ず知事を支えていくというもとに、法令遵守で仕事をしていただくということが最重要であるということの質問にどうも変わっていったような気がします。ぜひよろしくお願いしたいと思います。終わります。(拍手) ○議長(川島隆二) 以上で、36番家森茂樹議員の質問を終了いたします。  以上で緊急質問を終わります。  明12日は、議事の都合により、午後から本会議を開き、議第98号から議第119号までの各議案に対する各常任委員長の報告を求めます。  本日はこれをもって散会いたします。   午前11時3分 散会    ────────────────...