• 受援計画(/)
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  1. 滋賀県議会 2019-03-08
    平成31年 3月 8日総務・政策・企業常任委員会-03月08日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成31年 3月 8日総務政策企業常任委員会-03月08日-01号平成31年 3月 8日総務政策企業常任委員会              総務政策企業常任委員会 会議要録                                開会 10時14分 1 開催日時      平成31年3月8日(金)                                閉会 11時57分                         (休憩 10時24分~10時57分) 2 開催場所      第一委員会室 3 出席した委員    大野委員長目片委員長             村島委員山本(正)委員中村委員、             家森委員今江委員中沢委員 4 出席した説明員   福永総合政策部長桂田企業庁長および関係職員 5 事務局職員     横江主幹岡崎主任主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  10時14分 《企業庁所管分》 1 議第61号 滋賀水道法に基づく技術上の監督業務を行う者を置く水道布設工事等を定める条例の一部を改正する条例案について (1)当局説明  太田経営課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 2 議第62号 滋賀工業用水道条例の一部を改正する条例案について   議第63号 滋賀水道用水供給条例の一部を改正する条例案について (1)当局説明  太田経営課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  議第62号 全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。   議第63号 全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 3 一般所管事項について ◆今江政彦 委員  水道事業民営化法改正があった関係で、あくまでも賛成の立場で聞いているのではないのですが、するしない、検討するを別にして、一定やっているところもあるので、新年度以降、県や市町勉強会など何か考えているのか、全くその点のことはやっていないのか、その確認だけさせていただけますか。 ◎太田 経営課長  生活衛生課市町振興課事務局となりまして、滋賀水道事業広域行政に関する協議会を設置しております。2年前にできまして、この中に私ども企業庁も入り、議論しているところです。今年度につきましては、県の水道ビジョンの中で広域化につきましても一緒議論をしているところです。  また、来年度は、国から広域化推進プラン策定を求められておりますので、この協議会で、関係市町一緒議論をしていくことになっております。 ○目片信悟 副委員長  先ほどの冒頭の謝罪もそうなのですけれど、吉川に行ってから頭を下げることが多くなったのではないですか。我々の目が行き届かないから、少し羽を伸ばされているとは言いませんけれど、近江八幡市の漏水事故しかり、もう少しそのあたりの管理体制をしっかりと。例えば何かあっても、説明などに来てもらうのにも1時間、1時間半かかるわけではないですか。何かあって、こちらが伺うにしても、来てもらうにしても時間がかかるということも踏まえて、体制のチェックをもう一度してもらえればどうかということを意見として申し上げておきたいと思います。 休憩宣告  10時24分 再開宣告  10時57分 《総合政策部所管分》 4 議第29号 マザーレイク滋賀応援寄附条例の一部を改正する条例案について (1)当局説明  高荒企画調整課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 5 議第93号 滋賀基本構想策定につき議決を求めることについて (1)当局説明  高荒企画調整課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 6 滋賀基本構想指標(案)および実施計画(案)について (1)当局説明  高荒企画調整課長 (2)質疑意見等中沢啓子 委員  さまざまな指標を上げていただいてアウトカムが多いので、わかりやすくなったかと思うのですが、議決されたら来年度からということで、少し見ていると、2019年の目標が少し下がるものもあります。スタートダッシュというとおかしいですが、ビジョンができて、計画ができてというときに、しっかりと取り組んでいただいて、方向性をつけていただかないと、最初の年である2019年が達成できないのではないかと思うので、その辺はどうお考えでしょうか。 ◎高荒 企画調整課長  御指摘のとおり、スタートダッシュがすごく大事だと思っておりまして、各部局ともしっかりと詰めながら議論し、我々としても、PDCAの中でしっかりと頑張れということを申し上げていきたいと思います。 ◆家森茂樹 委員  最後説明いただいた実施計画の中の目標数値というのは、それぞれ担当課から上がってきている数値を集約しているということになっているのですか。 ◎高荒 企画調整課長  担当課と私ども企画調整課議論して、場合によっては、この数字ではだめだというようなことも言いながらつくり上げているものです。 ◆家森茂樹 委員  にしては、ちょっと何か絵に描いた餅としか読めない項目が幾つかありまして、例えば23ページの警察などは、非常に正直で、私のところうそは書けませんのでという、組織の性格がよくあらわれているなと。それぞれの協議会県民会議数値を定めてもらわないことには、私どもからは勝手に言えませんという、非常に正直だなと見ているのです。正直でないのが、9ページの全国学力学習状況調査で、毎年コンマ5点ずつ上げていけばいいというのは、どう考えても、絵に描いた餅だとしか読めないのです。だって県平均正答率といえば、問題によって変わるわけでしょう。  例えば、全国平均からマイナス2点であれば、来年はマイナス1点、その次はプラスマイナスゼロ、その次はプラス1点というのならわかるのです。このように、それぞれの数字を0.5点ずつ上げますというのは、教科によって毎年毎年平均点は全然違うでしょう。このような数字を平気で書いているのは、もういかにも書いただけというような気がするのですけれども、この目標値はやはり真剣に上げてほしいと思います。 ◎高荒 企画調整課長  全国学力学習状況調査関係で、どういう考え方でこちらを設定したかということですが、現状、御指摘のとおり全国平均を下回っていることから、2023年に、まず全国平均を目指したいということで、段階的に上げるという考え方をしております。 ◆家森茂樹 委員  だから、例えば、今全国平均からマイナス2点だったら、その次の年はマイナス1点を目指そう、その次の年はプラスマイナスゼロを目指そう、その次はプラス1点を目指そうならわかるのですけれども県平均正答率コンマ5ずつ上がっていくなんてあり得ないわけです。その年の問題によってかなり上下するのだから。このようなものは、全然真剣さがない数字だとしか思えないのです。そういう話を私は言っているのですけれど、わかってもらえますか。 ◆山本正 委員  21ページの施策展開の①、暮らしやすいコンパクトなまちづくりですが、例えば私が住んでいる草津市は、非常に面積が狭くて、このように書かれていても、そんなに違和感は感じないのですけれど、この文章の中の1行目から2行目にかけての「公共交通沿線への都市機能居住誘導等により」は、これからの県の目指す施策展開の基本的な方向性になるのかなというのが、どうもここを読んだだけで、ああ、そうですかとならないのです。県民皆さん価値観はさまざまですし、私もそうなのですけれど、山奥の大自然に囲まれて幸せに暮らしたいと思われる方もおられます。  公共交通のこれからの大変さということにおいてはわかるのです。だからこそ、昭和40年代から都市計画がなされてきて、市街化を図るべきところと、それを抑制していくところということで進んできているわけなのですが、こんなにコンパクトなまちづくりという言い方で、駅周辺だけに皆さん誘導して、そこで暮らしやすいまちをつくっていくのだということだけでいくと、みんなで価値観の違いを認め合って、それでもなお共生社会をつくっていこうではないかという大きな観点からすると、どうも、ああ、そうですかというような感じでは読み取れないのですが、その点についてはどう思われますか。 ○大野和三郎 委員長  この辺はもう統括したいので、部長まとめてください。 ◎福永 総合政策部長  どのような形で社会というか、基盤をつくっていくかというのはさまざまな考えがあると思います。今申されるように、ここにはこう書いてありますが、逆に農山村地域、中山間地は、そういう住み方、維持できる住み方をやっていく。滋賀県内のそれぞれの地域によって、やはり取り組み方も一律ではないということで、ある意味公共施設をコンパクトにまとめて、有効に、効果的に、効率的に使うという手法をやる部分も一部あります。県内全域、全ての地域がこうなるという意味ではなくて、駅の周辺に固めることで効果的な行政も図ってまいりますし、中山間地においても、山の健康という形を生かしたまちづくり村づくりを進めていくという観点で挙げております。 ◆中村才次郎 委員  9ページのところですけれども現状課題のところで、ずっと読ませてもらっていて、外国人児童生徒の増加という問題がこれから非常に大きくなってくると思うのです。それが抜けているように思いますので、加えていただきたいと思います。 ◎福永 総合政策部長  今回の入管法改正に伴う検討チームチーム長もしておりますので、私から申し上げます。  中村委員がおっしゃっている、外国人児童生徒の問題というのは非常に大きな課題であると思っております。ただ、今つくるこの計画の中にそれをどこまで書くのかというのは一つ大きな課題があると思います。あわせまして、今議会に外国人の多文化共生の予算を上げておりますが、まだ全ての部分ができていない中で、徐々に母語の指導員や通訳の機器の導入といったことをしております。この辺につきましては、教育委員会とも十分話をしながら、必要に応じて、そういったものも今後この実施計画に書き込んでいく必要があると思っております。ただ、今回の入管法改正では今の段階ではまだ見えない部分もたくさんありますので、どこまで書き込むのかというのは、少し検討していきたいと思っております。  今回の見直しで、人材確保の問題があり、多文化共生の問題があります。そして、外国人子供たちの問題がありますので、どこをどう県の施策として書き込んでいけばいいのかというのは、現状課題施策展開を一体として考えておりますので、引き続き検討していきたいと考えております。 ◆家森茂樹 委員  先ほど山本委員の続きですが、部長、上手に言っていただきました。そもそも基本構想の18ページのコンパクトなまちづくりという書きぶりだったら、田舎の代表としてはある程度仕方ないと納得できるのです。ただ、この21ページは土木が書いているので、都市計画考え方から言えば、確かに市街化区域に人を集めようか、住居を集めようかという発想は出てくるのかわからないけれども先ほど山本委員がおっしゃったような、県土全てに人は暮らしているという実態もあって、それを公共交通沿線への都市機能というのはいいです。ただ、居住誘導は少し書き過ぎではないかなと。私も今、山本委員に教えていただきまして、ここはやはり少し考えたほうがいいのではないかなという気がするのですけれど、どうですか。 ◎辻野 総合政策部技監  私、土木交通部技監まちづくりも担当しておりますので、お答えいたします。  今、御指摘のとおり、少し誤解を招いたのであれば、十分気をつけたいと思いますが、あくまで、この誘導というのは、基本居住権にかかわる問題ですので、今後いろいろ住みたい方がおられるときに、基本的にはどこに住んでいただいても自由です。集落に住みたい方は集落に住んでいただくと。それは大前提の中で、自由に家を選びたい人に対して、いわゆる、公共交通沿線に住んでいただけるような施策展開して、今部長が言いましたように、今後インフラなどを考えたときに、コンパクトなまちというのを一定目指していくのも重要と考えております。  一方で、集落に住みたい方というのもいらっしゃいますので、公共交通ネットワークとの施策を絡めて、住みたい環境で住んでいただけるようにしていくというのが、一応構想としての狙いですので、御理解いただければと思います。 ○大野和三郎 委員長  委員皆さん、お願いをしておきますが、質疑等は一括して質問、質疑をしていただけますか。 ◆家森茂樹 委員  いやいや、それは委員会ですので、答弁次第で。ちょっと今の答弁では、やはり納得できません。  そういう考え方であれば、この居住誘導という言葉は、やはりふさわしくないのではないですか。もう意見だけで終わっておきます。 7 広域連携推進指針(案)について (1)当局説明  小椋企画調整課広域連携推進室長 (2)質疑意見等中沢啓子 委員  さまざまなところで広域連携というのはよく言われるので、ぜひ具体的な成果が出るような形に向けてほしいと思います。これは指針なので、当然みんなでやりましょうということだと思うのですけれども観光にしましても、昇龍道など、さまざまな形で今まで言われてきています。せっかくそのベースがあるので、それをどう展開していくかということです。この指針にも書いてありましたけれども北陸新幹線の敦賀までが2022年に開通するということですが、その開業に向て、どう上手に連携していけるか、特に滋賀県として存在感をどう出せるかということは非常に大事だと思いましたので、その辺もお願いしたいです。そのためには、やはり北陸中部近畿ということでやるならば、JR西日本、もしくはJR東海との連携に関しても、ちょうど結節点でもあるので、ぜひスムーズな形で取り組んでいただけるように指針を生かしていけるような実質的なこともお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎小椋 企画調整課広域連携推進室長  指針につきましては、方向性をお示ししているものということで整理をしておりますが、来年度以降、庁内にも広域行政推進会議を設置しますので、そちらに改定後の指針を示しまして、庁内で議論を行い、できるだけ具体的な成果が上がるように努めてまいりたいと思います。 ◆家森茂樹 委員  中部北陸だけではなく、近畿圏の話も入っていないのですか。
    小椋 企画調整課広域連携推進室長  この指針につきましては、中部北陸に向けての連携としておりまして、近畿圏につきましては、関西広域連合等がありますので、指針の中でも参考程度に記載しております。  この指針につきましては、関西広域連合ではない部分北陸中部に向けての指針としております。 ○目片信悟 副委員長  成果のない連携だったらやめたらいいです。例えば、三重県や福井県が、滋賀県の目指すべき方向性協力もしないのであれば連携する意味もないので、そういうことも腹に持って交渉してもらわないと。昔は近江商人が通ったらペンペン草さえ生えないと言われたのに、今滋賀県は、関西広域連合を含めてほかの府県の言うことばかり聞いています。だから、指針指針で結構ですが、それをどういうふうに県益につなげるのかというところに皆さん方の手腕が問われているわけです。  福井県だって、仲よくしているかと思ったら小浜ルートだなんて急に言い出すし、そういうことで翻弄されるような連携なら僕は要らないと常々から申し上げているので、指針指針としていいけれども、それはやはり滋賀県益にとってどれだけメリットがあって、利益につながるのかということを念頭に置いて、きちんと運用して取り組んでいかないことには意味がないと私は思います。その辺、来年度、総合企画部になりますがどうなのですか。来年また意見が言えるような立場になればいいのですけれど、最後に少し言っておきたいと思います。 ◎西村 総合政策部管理監  今、目片委員長からおっしゃっていただきました県益、あるいは県益につながるようにという御指摘は、広域連携を進める上で一番重要なポイントであると考えておりますので、今後とも、この指針に基づき、庁内でしっかりと議論いたしまして、県益等につながるように努力してまいりたいと考えております。 8 滋賀竜王工業団地事業について (1)当局説明  中嶋総合政策部管理監 (2)質疑意見等  なし 9 滋賀災害受援計画(案)について (1)当局説明  木下防災危機管理局地震危機管理室長 (2)質疑意見等中沢啓子 委員  災害ボランティアセンターの件ですけれども県内であったとしても、例えば市町間で間が切れないようにということや、すぐ隣の市のほうが近いのに、違うところと連携しないといけないということにならないように、市町間の調整をお願いしたいです。また、県外のプロ的な非常になれたボランティアとも連携できるような対応をお願いしたいと思います。 ◎木下 防災危機管理局地震危機管理室長  県内組織としては、こういう形になっていますが、それと同時に、受援を必要とするような大規模災害の場合におきましては、全国各地からの専門ボランティア方等も御協力いただくという形で進めていきたいと思っております。 10 滋賀地域防災計画(修正案)について (1)当局説明  木下防災危機管理局地震危機管理室長前川防災危機管理局原子力防災室長 (2)質疑意見等中沢啓子 委員  主な修正項目の中で、外国人観光客対策ということで書かれていましたけれども先ほどもおっしゃっていたように入管法が改正されますので、外国の方がかなり居住されると思われます。居住者観光客の方では、必要になる情報が違いますので、その辺は対応をお願いします。また障害者の方についても書かれていると思うのですけれども、少し間違いがちなのが、聴覚障害者の方というのは、耳が聞こえないということだけで外見上わかりにくいので、例えば電車の中であっても、情報が得にくいということがあったり、どうもさまざまなことがあるようなのです。また、例えば被災したときに、障害によって得にくい情報というのがどうもあるようなので、その辺は具体的な形で対応していただけるとありがたいと思います。 ◎木下 防災危機管理局地震危機管理室長  外国人観光客対策につきましては、これまで地域防災計画には余り記述がなかったので、今回新たに記述しました。在住の外国人対策に関しましては、記述はありますので、それに基づいてしっかりとやっていきます。  また、聴覚障害者に対することにつきましては、専門部局ともよく連携しながら、どういうことが必要か確認しながらやっていきたいと思っています。 11 一般所管事項について ◆家森茂樹 委員  以前から何遍も言っておりますし、先ほど広域連携のところで、公共交通の問題がいろいろ出ていたのですが、結局、新幹線新駅をやめた総括はしているのかしていないのか、それともしないのか、どちらですか。 ◎中嶋 総合政策部管理監  昨年12月の委員会におきましても、中止総括をすべきという御意見を頂戴しておりますけれども、御報告できておらず申しわけありません。  新駅計画中止につきましては、平成18年度、平成19年度当時、主として本県の厳しい財政状況等を踏まえまして、将来的な県民負担最小化を図ることが最善の選択であるという判断のもと、中止に至ったというものです。  御指摘新駅計画中止による影響というのは、さまざまあろうかとは思いますけれども、現在県としましては、土地区画整理事業がされていったエリアへの影響を考慮いたしまして、地元栗東市様ならびに地元関係者の御理解、御協力を得て、基盤整備、あるいは企業立地に取り組んでいるところです。  こうした中、中止によりまして、県行政に対する不信や不安を抱かれた皆様、地元の方の御心情を察しますと、後継プランの中でお約束しております事業見通しが早期に立てられるよう力を尽くしまして、少しでも御理解を得られるように努めてまいりたいと考えております。という意味で、総括として事業見通しをしっかりと立てるというところでもって、御理解賜ればと存じます。  答えになっていなく、不十分で申しわけございませんけれども、よろしくお願いいたします。 ◆家森茂樹 委員  中嶋管理監のところは、要は後継プランの話です。僕は後継プランの推移がどうか、進捗状況がどうかという話をしているのではなくて、先ほども話があったように、当時の財政状況と、それから将来負担、これを当時の判断でやったときに、こうだったという話があるわけです。では、今財政状況が非常にいいのかと言われたら、やはり厳しい厳しいと言っているわけです。厳しいと言っている中ででも、県民健康増進も含めて、国体をやろう、500億円かかってもやろうと、こういう政策判断があるわけです。  先ほどもちらっとPDCAを久しぶりに見たと思っていたのです。以前PDCAPDCAと言っていたのが、最近あまり見ない気がしているのですが、やはり施策をやるのもDOなら、やめるのもDOなのです。それに対しては、やはりチェックしないといけない。私は、当時の政策判断は正しかったのか、どうだったのかということもいると思うのです。あえて言えば、例えば、あのときに新幹線新駅ができていれば、米原京都間の容量が確実にふえているわけです。私は、米原京都間の容量が確実にふえていたら、北陸新幹線米原ルートというのは、非常に可能性が高くなっていたと思います。  先ほど広域連携の話の中ででも、リニアとの接続、それに草津線という話が出ているわけです。では、京都新幹線おりて、草津線乗って亀山行きますか。米原新幹線おりて、それから草津まで行って、草津線乗ってリニアに乗りに行きますか。こういう話が将来計画として出てくると、先ほども話に出ていましたが、総合企画部として、これから県の方向性を出していくとすれば、しっかりとした総括をしておくことは絶対に必要なことだと思うのですけれど、どうですか。 ◎福永 総合政策部長  今、中嶋管理監から説明いたしました、当時の判断として、新幹線新駅中止されて、そのかわり、その地域をどうするのかということで、後継プランでいろいろな取り組みをしております。  今後、そこにもう駅をつくることは実質的には不可能ですので、駅ができていたらどうなっていたかというのは、申しわけないのですが、今検証することは限りなく不可能に近いと思います。それで、もし検証したとして、その検証結果を次の県政策にどう生かせるのかというのもなかなか難しいものがあります。我々は今後リニア、あるいは北陸新幹線等で、どういう施策をすれば滋賀にとってどういうメリットが生まれてくるのかを考えていく必要があると思いますので、今回の広域指針等にもその文を書いております。  確かに、おっしゃられるように、過去どうであったのかをきちんと総括して、次のステップに進むというのは非常に大切ではあると思いますが、申しわけないのですが、栗東新幹線新駅があったとして、どうであったかという総括を今検討をするという場面にはなっていないのが、当部の状況です。 ◆家森茂樹 委員  もうこれ以上議論しても水かけ論になると思うのですけれども、例えば冒頭の話で、できなかった栗東市に対してはという話がありました。私たち甲賀の人間にしてみれば、草津線の中に新幹線の乗りかえ駅が新しくできて、将来的にリニアとの連絡路線になるであろうと当時わかっていたわけです。これはもう草津線沿線にとって、複線化の一番大きなインパクトになっていたのです。  ですから、迷惑をかけたのは栗東市だけではないのです。草津線沿線全部に迷惑をかけているのです。では、次の県の施策にどう反映させていけるのかという言葉がありました。確かにそうなのです。確かにそうなのですが、では、福永部長には悪いですけれど、美術館の話がもうできなくなってしまいました。それで、その責任を問うとか、そんなことできません。それはもうわかっています。わかっているけれども、では、やはりあの時点でどうだったのだろうというしっかりとした総括というのは必要であると思いますので、もう終わった話なのでこのままにしておくというのは、私は非常に不満ですと言って終わっておきます。 ○大野和三郎 委員長  原則は、県土の均衡ある発展、したがって、予算調整と財政は別のものだと、その辺はしっかりと踏まえておいていただくように。 ○目片信悟 副委員長  今の話に関連するのですけれど、先ほど広域連携の中でも、三重県との交通で行き来を活発にしてと書いてあるけれども、その前提にあるのが、今の家森委員のお話です。ですから、先ほど基本構想も含めて、12年の構想を立てたら、例えば、その計画を4年ごとにするにしても、それがきちんと12年後につながっていくものを描いていかないといけないと僕は思うので、そこだけはきちんと押さえておいてもらわないといけないです。  また、言っておきたいのですけれど、米原駅前の県有地について、何か進んでいるようですが、これも県民の財産ですから、しっかりと議会の理解を得るような説明進捗状況の随時報告、もしくは協議を願いたいということだけ申し上げておきます。 ◎福永 総合政策部長  今いただきました御意見を十分踏まえまして、明年度以降、総合企画部として、県全体を見て、今何をやらなくてはいけないのか、何をやればどういう効果があるのか、過去の反省も含めまして、取り組んでまいりたいと思いますので、引き続き、よろしくお願い申し上げます。 12 委員長報告について    委員長に一任された。 閉会宣告  11時57分  県政記者傍聴:なし  一般傍聴  :なし...