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平成31年 1月18日スポーツ振興対策特別委員会−01月18日-01号

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  1. 滋賀県議会 2019-01-18
    平成31年 1月18日スポーツ振興対策特別委員会−01月18日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成31年 1月18日スポーツ振興対策特別委員会−01月18日-01号平成31年 1月18日スポーツ振興対策特別委員会            スポーツ振興対策特別委員会 会議要録                                開会 10時04分 1 開催日時      平成31年1月18日(金)                                閉会 11時58分 2 開催場所      第四委員会室 3 出席した委員    角田委員長、粉川副委員長             藤井委員井阪委員有村委員岩佐委員、             奥村委員野田委員九里委員柴田委員 4 出席した説明員   浅見県民生活部長および関係職員 5 事務局職員     小森副主幹、林主査、小橋主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事の経過概要   別紙のとおり                  議事の経過概要 開会宣告  10時04分 1 スポーツ身体活動)を通じた健康づくりについて (1)当局説明 大野スポーツ局交流推進室長、冨田健康寿命推進課健康しが企画室長 (2)質疑、意見等柴田智恵美 委員  今、健康づくりに向けたインセンティブ事業について、16の道県が既に実施しているという状況をお聞かせいただきました。また、県内においても市町が健康推進アプリビワテク取り組みを開始されているということですが、県としては取り組めていないのが現状です。  今後の取り組み方向性が示されていて、健康づくりに取り組めていない方にも行動してもらえるように、健康づくりのためのインセンティブ制度について、市町、企業、大学も含めて、いろいろな主体との連携のもとに、県民の健康づくりに資する活動を創出するということですが、ビワテクの活用や、あり方も含めて、県として主体的に検討する必要があるのではないかと思います。実施主体と協議、調整をするということですが、県としてどこまで主体性を持ってするのか、お聞かせください。 ◎冨田 健康寿命推進課健康しが企画室長  ビワテクにつきましては、現在、県としては参加しておりませんが、後方支援といいますか、ビワテク国民健康保険の財源を使っておりますので、県としても必要な財源措置はしています。  それから、今後のあり方ですけれども、ビワテクにつきましては、平成30年1月から運用が開始されたところで、昨年は実施主体で安定的な運営に向けて協議をされていました。今月、初めて景品の抽せんがあるということで、実施主体でどのようにするか調整してこられましたが、抽せんが終われば、県もどのようにかかわっていけるか、実施主体と協議、調整をさせていただきます。どのような役割を果たせるか、あるいは市町がどのような役割を求めているのか、十分に協議したいと思っています。 ◆柴田智恵美 委員  連携、それから調整の部分で、県としてどのような役割を果たしたらいいのか、求められるものに対して、県としての責任を果たしていただけるように積極的な取り組みをしていただきたいと思います。今、国スポに向けた施設整備という話がありますが、次の時代につながるような形で、ソフト面でもしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆藤井三恵子 委員  資料1−1の子育て世代へのアプローチで、PICというものを初めて教えていただいたのですが、実績はどうなっているのですか。また、総合型地域スポーツクラブ指導員を対象に養成するということですが、よく似た活動をされているところへの支援はないのか、お聞きしたいと思います。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  PICの状況ですけれども、PICを活用した取り組みを広めるために、現在、県内の2カ所でPICを活用した活動量の変化を計測しております。保育園子供たちにベルトのような活動計をつけまして、PIC取り組みをする前と、PICプログラムをした後との活動量、例えば歩数などの変化を計測します。それを保護者の方にお知らせして、計測が終わった後に家でも活動量がふえているか、そういったアンケートもとりながらPICの効果について計測しているところです。  効果をしっかりと啓発しながら、来年度以降も広げていきたいと思っています。  それから、よく似た活動をされているところへの支援につきましては、現在、県で特に支援している状況ではありませんが、情報収集しながら、連携できないか研究していきたいと思います。 ◆藤井三恵子 委員  ちなみに2カ所というのはどこですか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  現在、長浜市の木之本認定こども園と甲賀市の水口北保育園プレイリーダーによるPIC取り組みをしているところです。 ◆藤井三恵子 委員  私どもも、赤ちゃんから就学前のお子さんに音楽を聞かせながら、親子でリズム体操をして発育を促進する健康づくりを20年ぐらいやっています。働く前までは親も参加されるのですが、今、20代から30代の子育て世代の方々が働かざるを得ない状況になって、保育所へ預けてしまったら、そういう機会がなくなっているので、指導者を育成するのと同時に、自宅におられる方にも広げていただき、幅広い方と連携することが大事かと思います。県の予算がどれだけついているのかわからないですが、今後発展的に取り組むことが大事かと思います。 ◆岩佐弘明 委員  滋賀県企業スポーツ振興協議会大手企業が加盟されていて、小規模事業者は少ないように思うのですが、何社ぐらいで、どれぐらいの規模の企業が加盟されているのか。また、総合型スポーツクラブPIC指導員を養成するということですが、これまで何人ぐらいの指導員が養成されたのか、また指導員のその後の活動状況について、お答えいただきたいと思います。  それから、健康推進アプリについて、参加機関が14者で、11市町が参加しているけれども、どのようなきっかけで参加されたのか。また、6市町が独自のポイント制度を実施しているということですが、なぜ独自にされているのか。健康推進アプリビワテクとの違いや、どちらに優位性があるのか。市町の判断によるかもしれないですが、その辺をお聞かせいただけますか。 ◎辻 スポーツ局副局長  1点目の滋賀県企業スポーツ振興協議会ですが、県内企業約150社に加盟いただいております。県内のさまざまな企業、大きな企業では滋賀銀行であるとか、中小企業にも入っていただいており、年間1万円の会費をいただいてみんなでスポーツを応援していこうという会です。年間2回ほど会議を開いており、1年間の取り組み状況スポーツ支援の状況を報告いただいております。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  2点目の総合型スポーツクラブ指導員を対象としたPICプレイリーダー講習会ですけれども、今年度、現在で70名の方に受講していただいております。派遣の実績ですけれども、今年度からの事業ということで、現時点でははっきりとした数字がありません。申しわけありません。 ◎伊香 医療保険課長  ビワテクに参加するきっかけですけれども、平成27年ぐらいから、一部の市町から特定健診の受診を初めとした健康づくりに取り組んでもらうためのポイント制度をしたいということで、当課に相談がありました。当課としては特定健診受診率の向上を目標としておりまして、健康づくりに無関心な層に対するよい取り組みだと考えましたので、企画段階から検討会に参加をしていたところです。  ほかの市町への波及ですけれども、平成28年ぐらいから市町間での情報交換はあったのですが、県として正式には平成29年8月に、事業が実施される前ですけれども、そのときに市町の国民健康保険担当課長に対して説明会を実施したいと伝え、各市町で参加を考えられたということです。 ◎冨田 健康寿命推進課健康しが企画室長  ビワテクと6市町が独自にしておられる健康ポイント制度の違いについてですが、ビワテクスマートフォン限定アプリをダウンロードしていただきますが、6市町の健康ポイント制度につきましては、紙ベーススタンプ等を押していくという点で大きな違いがあります。そのため、スマートフォンを利用するビワテクの場合、ウオーキングで歩くと万歩計がわりになりますので、自動的に歩数がわかるという優位性利便性があります。  ただ、紙ベースでしておられる市町には、独自に景品を用意されているところもあり、例えば愛荘町は町内の施設の利用券や特産品を景品として用意されていますので、地域の活性化等にも役立つのではないかと思っています。 ◆岩佐弘明 委員  企業スポーツ振興協議会が150社で、滋賀銀行という企業名を上げてもらったのですが、県内ですと大手です。働き世代は忙しくて時間がないためこのような対応をするということですが、150社が多いのか少ないのか、どのように思っておられますか。この150社は、企業内で健康づくりの何らかの取り組みをされているところだと思うのですが、必要なのは取り組みをしていない企業にどのように働きかけるかだと思います。  そういった意味では、この150社をどのように評価するのか、まず聞かせてもらえたらと思います。  それから、プレイリーダーの実績はこれからということですが、一部の総合型地域スポーツクラブで活発にされているところがあって、この70名は地域的にばらついているのでしょうか。1カ所から多くの参加者があるとか、全県的なバランスはどうなっているのでしょうか。  総合型地域スポーツクラブは、組織が確立されていないところが多いと思いますので、70名の参加者の全県的なバランスについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎辻 スポーツ局副局長  150社の評価ですが、決して150社で十分と思っているわけではありません。どんどん広げていくものと考えておりまして、ことしも何社か新規加入いただきました。この協議会は企業としてスポーツを応援していこうということで発足しており、今回、働き世代へのアプローチとして挙げさせていただいたのは、応援していただくのもそうですけれども、一方で御自身の会社でもスポーツを通じた健康づくりを広めていただきたいという思いもあり、協議会を通じて周知したいということで挙げております。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  PICプレイリーダーの地域的なバランスですけれども、総合型地域スポーツクラブ連絡協議会という全クラブが集まる総会の後に研修会を開催しており、その中で各総合型地域スポーツクラブから参加をお願いしているところですので、地域的なバランスはとれていると考えております。 ◆岩佐弘明 委員  企業スポーツ振興協議会ですが、目標として何社ぐらいを思っているのですか。多ければ多いほどよいのはわかるけれども、何社ぐらいという目標がないと働きかけもできません。その辺、ことしは何社、来年は何社、再来年は何社、最終的にはこのぐらいの会社に加入いただきたいということをお聞かせいただきたいと思います。また、プレイリーダー指導員ですが、委託して全県的に散らばっているのか、現実はどうなのかを聞いています。わからないのであれば、「わかりません」で結構ですが、「考えています」では答弁になっていないと思います。 ◎辻 スポーツ局副局長  数値目標ですが、正直なところ現時点で目標はありません。より多くの企業にスポーツを応援していただきたいということで取り組んでおり、国スポの開催に向けた機運醸成という意味もありますので、なるべく多くの企業に参加いただき、取り組んでいきたいと考えております。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  大変失礼しました。どのようなクラブから何名が参加されているか、数字をつかんでおりませんので、改めて報告させていただきたいと思います。 ◆岩佐弘明 委員  できるだけ多くという抽象的なことではなくて、達成感にもつながるので、しっかりと数字を持って取り組んでいただきたいと思います。  プレイリーダーは、改めて報告いただけるということですので、地域的なバランスを見させていただいて、偏りがあるなら偏らないような取り組みもお願いしたいと思います。また資料をお待ちしております。 ○角田航也 委員長  また、資料の提出をお願いします。 ◆柴田智恵美 委員  県庁の方も昔はいろいろなスポーツに携わってクラブチームをつくられていて、結構強かったです。最近、朝、ラジオ体操が放送で流れていますが、県庁内でどれだけの人がラジオ体操をしているのかなと思います。企業ではラジオ体操の放送が鳴ったら外に出て、みんなでラジオ体操をしてから仕事をしているのですが、県庁内はどうですか。企業では、昼休みは切りかえて外でスポーツをしたりしているのですが、県庁の皆さんは、なかなかその時間もとれていないのではないかと思います。昼休みに県庁の周りを歩いてもいいのに、皆さん仕事をしておられて、休憩時間もとられていないのではないかと心配することもあります。その辺も含めて、たくさんの方が働いておられるという視点で見ると、健康づくりへの啓発活動をもう少し県庁内でしてもいいのではないかと思います。 ◎辻 スポーツ局副局長  おっしゃるように、昔、県庁はクラブ活動が熱心で、全国的にも強いチームがありました。また、職員を対象にした運動会もあり、互助会的な部分でも職員がスポーツをする機会がいろいろとあったと思います。  運動会球技大会もなくなり、統計はないですけれども、県庁のクラブ活動も減っているのかなと感じております。  そのような中で、御指摘いただいたようなラジオ体操取り組みがあります。一度、スポーツ局に来ていただきたいのですが、スポーツ局では職員が廊下に並んで、みんなでラジオ体操をしております。我々がしなければどこもやらないという意気込みでしておりますので、機会がありましたら、一度ごらんいただきたいと思います。  そういったことを県庁に広げるのも我々の仕事かと思っており、スポーツ局でも毎朝、朝礼をしていますが、もっと発信していかなければいけないという話もしています。  今、オリンピック・パラリンピックのフラッグが滋賀県に来ていますが、県庁の人は知らないのではないかと話をしていまして、きょうの夕方に庁内放送でそのことが流れますので、一度お聞きいただきたいと思います。  少し話がそれましたけれども、私自身もクラブ活動に入っていろいろなスポーツをしていますし、県庁のグループでは難しいかもしれませんが、個人的にマラソン大会に出場したいという話もよく聞きますので、事業所としての県庁という意味でも、スポーツの振興を率先して進めたいと考えております。 ◆柴田智恵美 委員  県庁外も含めて発信力を高めていただいて、心の健康も含めた形でしっかりと発信をしていただきたいと思います。 ○粉川清美 副委員長  子育て世代へのアプローチ取り組みですが、説明いただいた事業については、今後プレイリーダーを派遣して広げていくと理解をさせていただいたのですが、子育て世代がなかなか運動に取り組めないという点が、実際に進むのか、不安な部分が残ります。例えば、育休をとっておられる方は、赤ちゃん保護者が一緒に行動しておられますが、幼稚園保育園に預けてしまうと親子が離れてしまいます。そういうことも考えると、親子で運動を楽しむという面では、スタートの部分で、遊びや運動を通じて活動することの楽しさを親子で実感してもらう機会がもっとふえたらいいなと思っています。  その点、ここに書かれている事業だけではスタート取り組みが少し弱いのではないかと感じました。  例えば、赤ちゃんのはいはい競走は、民間企業が自社の製品の販売を目的に取り組んでおられる事業ですが、定員があって、予約の開始後すぐに電話しても予約がとれないと聞きます。定員が足りていないということで、もっとそういう機会をふやせば、保護者の方と赤ちゃんが一緒に運動、遊びを通して楽しいスタートができるのではないかと感じています。  そのためには、赤ちゃんを連れて一緒に遊んだり、運動する環境が整っていないといけません。ここに書いてあるのは保育園幼稚園なので、環境は整っていると思いますが、また赤ちゃんと一緒に行こうという楽しいプログラムがないといけないと思います。民間の人気があるプログラムも研究していただいて、そういう機会が身近にあると楽しくスポーツに取り組めますし、PICなどのプログラム保育園幼稚園でして、自宅でもやろうという継続性を持たせるためには、スタートの部分をもう少し工夫をする必要があるのではと感じました。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  子育てスタートから保護者の方に運動の重要性を理解していただくことも非常に大事であると思っており、市町でも赤ちゃんや新生児を対象とした教室をされていると思いますので、連携したいと思います。また、資料1−1の1ページにありますように、例えば長浜バイオ大学ドーム子育てママのピラティス&ヨガ教室も、子供と一緒に参加してもらうものです。そういった点で、県立施設での取り組みについても、どういったことがより効果があるのか、いろいろと研究しながら取り組んでまいりたいと思います。 ◎辻 スポーツ局副局長  子育てスタートでという御意見をいただきました。まさしくそのとおりだと思います。我々の狙いとして、今2つの保育園でモデル的にさせていただいていますが、その保育園に通っているお子さんには効果があらわれますけれども、家庭に帰ってからが手薄ではないかということで、来年度は保護者の方にプレイリーダーになってもらうよう要請をしたらどうかという話をしております。  要は、家庭での子育てに運動を取り入れてもらうよう取り組みを広げていきたいという思いもありますので、このような取り組みにさせていただいています。  それから、PICの内容は運動プログラムですけれども、グーパーグーパーの運動ですとか、幼少期の小さなお子様でもできる単純な運動が載っていますので、プログラムを広げることによって、御家庭でも気軽に取り組んでいただけるのではないかと考えております。 ○粉川清美 副委員長  ぜひよろしくお願いします。先ほどのインセンティブ制度ですが、ビワテク子育て中のお母さん赤ちゃんも参加できるのですか。 ◎冨田 健康寿命推進課健康しが企画室長  アプリのダウンロード、利用はスマホさえ持っていれば誰でもできますが、景品は19歳以上しか応募できない制度になっております。 ○粉川清美 副委員長  県として参加することも含めて、これから検討していただくわけですけれども、19歳以上に限定する必要もないと思いますし、赤ちゃんも含めて全ての県民が参加できるよう検討していただけたらと思います。 ◆奥村芳正 委員  行政の責務として、どれだけ施設整備が進んでいるかという観点では、滋賀県はまだまだ国スポに向けての施設整備にとらわれていて、県民の皆さんがふだんからスポーツができる機会を提供し切れていないのではないかと思います。  「スポーツをしたいけれども練習会場がない」「こういう取り組みをしたいけれども、滋賀県は施設が整っていない」という指摘を受ける始末で、皆さんが県民に「スポーツをやりましょう」と呼びかけたとしても、胸を張って呼びかけることができるのか疑問に思いました。そこら辺、車の両輪のように、施設整備をしながら、県民の皆さん健康管理にも努めているというような説得力のある言葉をお願いしたいです。  それから、企業での取り組みですが、昔は企業スポーツも盛んでした。誘い合わせて、新入社員に呼びかけて、あるいは有望な選手を見つけて企業スポーツに入っていただくような取り組みもあったように思います。  現状を見ますと、維持管理ができないので支援できず、泣く泣くチームの解散まで持っていった企業を幾つも見ています。そのような中で、企業へのアプローチはもっと積極的にしていくべきだという思いもあり、何か課題が見えているのではないかと思います。  次に、親世代のスポーツへのかかわりについて、バドミントンにしても、卓球にしても、ジュニア世代で世界的な選手が出ていますけれども、三、四歳でお兄ちゃんに連れられてスポーツに取り組んでいて、興味が持てるよう育てるのが親の仕事だと思います。私も息子たちに柔道を始めさせたり、水泳や野球に通わせたり、スポーツに親しむ機会を与えてきたのですが、3人とも野球に興味を持って高校を卒業するまで続けてくれましたし、今も野球に親しんでいる子もいます。  スポーツに興味を持って親も一緒にできるような環境づくりをもっとしてもいいのではないかと思いますので、そこら辺の強化を図る必要があると思います。
     最後ですが、私は生活習慣病の傾向があり、血圧が高いということで、40代後半から病院に通っているのですが、医者から「どれだけ運動しましたか」「前回の診察からきょうまで毎日歩いていますか」「体重管理はできていますか」と聞かれます。聞かれるのがわかっているので、体重をこれぐらいに減らしたい、毎日1時間は歩きたい、ボーリングは時間を見つけて行くようにしたいということで、医者から言われるまでに、自分から報告できるよう意識しています。  医療部門と連携してスポーツを推奨する取り組みを図ることは世代を超えてできます。資料を見ると20代から50代までのスポーツ実施率が余りにも低いと思います。県として健康しがを標榜しているのだから、働き世代とはいえ自己管理のもとに健康づくりに取り組んでいこうということを、ポスターを掲示するなりして県民の目にとまるようにしたらどうかと思います。 ◎辻 スポーツ局副局長  まず1点目の施設整備の話ですが、委員には以前からいろいろと御意見をいただきありがとうございます。御承知のとおり、今、新しい県立体育館を整備したり、漕艇場を再整備したり、国スポに向けていろいろな施設整備に取り組んでいます。  もちろん国スポ会場地として整備するということもあるのですが、我々としては国スポが終わった後も県民の運動拠点となることを目的に頑張っております。そういう意味では、施設を整備した後、国スポが終わった後も県民の運動機会の提供ということでアピールしたいと思っておりますので、御支援をよろしくお願いします。  それから、2点目の企業スポーツのお話です。委員がおっしゃるように、現在も東レのバレーボール、滋賀銀行女子バスケットボールなど、頑張っていただいている企業チームがありますが、一方でなくなっている企業チームもあります。 我々としましても、企業スポーツで頑張っていただくことは、県内の競技力の向上に非常に重要だと思っております。今の段階でどこの企業ということは言えないですが、以前に取り組んでいただいていた企業で、今は休部しているけれども、もう一回頑張ってくれないかという働きかけをしている企業もあります。まだ確実な話ではありませんので、この場ではお話できませんけれども、我々としましても企業に新しく部を興していただく、あるいは休止状態の部をもう一度興していただくよう取り組みをしておりますので、御支援をいただきたいと思っております。  それから、3点目の親世代の取り組みです。ジュニア時代からスポーツに取り組んでというお話でしたけれども、例えば体操協会に話を聞いていますと、若いお母さんは熱心にお子さん体操教室に入れておられると聞きます。  それは、将来体操競技で身を立てたいということではなく、運動するには体幹や手足の柔軟性が非常に重要だということを理解されて、スポーツの基本になるということで人気だと聞いています。  体操から次のスポーツへステップしてその道をきわめる方、途中でやめてしまう方もおられると思いますが、今まで全くスポーツをしたことがない方はなかなかおられないと思います。小さいころに何らかのスポーツをしていて、大人になってそういう機会がない、仕事が忙しくてスポーツができない方が多いと思いますので、そういう方がスポーツに取り組んでもらえるような仕掛けづくりが必要だと思います。  来年度もそういう仕掛けをつくっていきたいと思いますし、気軽にスポーツを楽しめる場の提供に努めたいと考えております。 ◎冨田 健康寿命推進課健康しが企画室長  日々の健康管理につきまして、確かに運動をしていただくことは重要ですけれども、自分の健康に応じてしていただくことが非常に重要です。そういう意味で、ビワテクには健康管理の機能はありませんけれども、他府県のアプリ等を見ていますと、パーソナル・ヘルス・レコードといいまして、日々の体重、血圧等を入力できる機能を備えているものもあると聞いております。  お金もかかりますので実施主体と今後協議をしなければいけないですけれども、日々の健康管理ビワテクを役立てることができないか、ビワテクを発展させるという意味では、そういう機能を備えるとより多くの方に日々の健康管理に活用いただけるのではないかと思っております。 ◆奥村芳正 委員  それはわかります。私が最後に言ったのは、医療機関との連携という観点です。県民の健康を管理していただいている医療機関とも連携して、成人病対策だけではなくて、スポーツを日常に取り入れることが重要だと医療機関からも県民の皆さんに発信してもらうことが大事ではないかと申し上げたつもりなのですが。 ◎岡野 健康寿命推進課長  失礼しました。生活習慣病の予防に運動が大事だということは前回も報告させていただいて、例えば1日10分でも運動すれば生活習慣病にかかる率が低くなるとか、いろいろとエビデンスもそろってきていて、特定健診保健指導ということで、健診で血圧が高い、肥満であるということが出れば運動を推奨するような保健指導につなげて、最終的に難しい場合には医療機関につなげることも進めております。  健康状態がよくないから運動をするというと、楽しむという趣旨が損なわれますので、なかなか難しいところではありますが、どのようにして楽しく運動をするかという点で、うまく行動変容を進めていくことは大変重要だと思っております。例えば、特定健診保健指導は保健師や栄養士にしていただいていますが、そういう方々の研修の中で、楽しく運動することの発信をお願いすることも検討する必要があると考えております。 ◆野田藤雄 委員  皆さん議論しておられる中で、水を差すようで悪いですが、健康づくりは人に言われてするものではなく、みずからするものだと思っています。  部長は、資料1の1の2ページ、50歳代の週に1日以上運動をする34.6%に入っていますか。 ◎浅見 県民生活部長  入っていると申し上げてもいいかと思います。基本的に週に1回ぐらいはジョギングもしていますし、月に数回ですが趣味で山登りもします。 ◆野田藤雄 委員  ラジオ体操は5分程度ですが、スポーツをしていることになるのでしょうか。 ◎辻 スポーツ局副局長  もちろんラジオ体操スポーツの1つですし、調査ではウオーキングもスポーツに入っています。 ◆野田藤雄 委員  今から20年ぐらい前に人事課が毎日のウオーキングを勧めていて、参加する人は毎月歩数を報告していましたが、御存知ですか。 ◎辻 スポーツ局副局長  たしか歩数計をつけて、何キロ歩いたかを報告していました。 ◆野田藤雄 委員  参加していましたか。 ◎辻 スポーツ局副局長  私は参加しておりませんでした。 ◆野田藤雄 委員  私は10数年していました。その時は75キログラムしかなかったのですが、あるきっかけで三、四年ぐらい前にやめてしまったら続かないです。継続は力で、あっという間に五、六キログラム肥えてしまって、スポーツは絶対に必要だと思います。  先ほどの医者の話ではないですが、私も血圧の薬をもらいに行っていて、「週に1回は肝臓を休めないといけない」と言われますが、「そんなことできるわけがない」と言っています。やっぱり自分が自覚しないと、スポーツは絶対にできません。ましてや「景品をあげるからスポーツしろ」なんて、景品でスポーツをしようとは思わないわけです。先ほどの粉川委員の話で、赤ちゃんや小さい子はそういうことをしてあげないとできないけれども、大人には必要ないというのが私の意見です。 ◆藤井三恵子 委員  新県立体育館におけるスポーツを通じた健康づくりについては、以前から滋賀医科大学などとの連携という話もあって、現在、取り組みをしておられると思うのですが、どのように進めていくのでしょうか。 ◎辻 スポーツ局副局長  新県立体育館の例を載せておりますけれども、新県立体育館ができた後は、関係機関と連携しながら、健康づくりに向けたスポーツ教室を開いていきたいと考えております。現在の県立体育館におきましては、資料1−1の1ページに書いてありますとおり、ウカルちゃんアリーナで1日スポーツに親しむスポーツデー、ライフアップスポーツという取り組みをしております。  ウカルちゃんアリーナは、競技性の高い教室が多いのが現状ですが、そのような中でも、スポーツデーなど生涯スポーツ的な取り組みもしていますし、新県立体育館でも新たな取り組みをしていきたいと考えております。 ◆藤井三恵子 委員  現在は競技力を向上させることに主眼があって、健康づくりという点では、新しい機器などを購入して取り組まれると思います。以前に視察に行かせてもらった県立スポーツ会館などとも連携をされると思うのですが、カリキュラムなどが具体的に見えるように進めなければ、できてからでは遅いということも含めて提案をさせていただきます。 ◎辻 スポーツ局副局長  新しい県立体育館には、先日視察いただきましたスポーツ会館の機能を移転します。視察いただいた器具はかなり古いものでしたけれども、新しい体育館では最新の器具を導入する予定です。我々としてはその器具を使ってスポーツと健康を関連づけた教室もしていただきたいと思っております。そのあたりは事業者の提案に委ねている部分がありますが、優秀な提案については、どんどん評価していきたいと考えております。 2 障害者のスポーツ推進に向けた取り組みについて (1)当局説明 大野スポーツ局交流推進室長 (2)質疑、意見等角田航也 委員長  2ページの障害者スポーツ推進事業で、活動状況について9クラブとの説明がありましたけれども、地域を見ますと、甲賀市、長浜市、高島市、東近江市、多賀町ということで、少し偏りがあるといいますか、広がっていない感じです。その辺は、何か事情があるのでしょうか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  障害者スポーツ推進事業につきましては、障害者の方に来ていただいてスポーツに親しむ教室を開催していただくものですが、指導者や会場の問題など、いろいろな問題がありまして、地域的に偏っているところです。現在、県内のさまざまな地域スポーツクラブ指導者の養成講座に出ていただけるよう、しっかりと研究しながら、全県的に取り組んでいただけるようにしていきたいと思っております。 ○角田航也 委員長  バランスよく地域に広がっていくようにお願いします。 ◆岩佐弘明 委員  関連しますが、障害者スポーツと言われたけれども、これは多分総合型地域スポーツクラブの偏在です。先ほども聞きましたが、プレイリーダーも多分同じような状況です。障害者スポーツPIC総合型地域スポーツクラブを通じて広めていきたいということであれば、総合型地域スポーツクラブの偏在を是正しなければ、全県的に広がらないと思います。  PICはまた資料をもらいますけれども、現実的に障害者スポーツの推進でも偏在が出ているのではないかと思いますが、把握されていますか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  申しわけありません。その辺は把握ができておりません。 ◆岩佐弘明 委員  結構です。 ○角田航也 委員長  その辺を把握していただいて、また御報告をお願いします。 ◆藤井三恵子 委員  資料の1ページです。障害者スポーツ大会の企画をいろいろと考えてくださったけれども、去年は災害もあって、天候不良で中止になっていますが、かわるものを何かされたのでしょうか。準備も大変なので、中止になったらかわりはないということでしょうか。 ◎辻 スポーツ局副局長  現状としましては、中止した事業のかわりに何かするということはしておりません。各市町から参加いただくのですが、年間スケジュールが組まれていまして、どうしてもネックになるのが移動手段です。福祉バスなどを提供していただき、参加していただく年間計画になっていますので、中止になったら翌週に開催するということができないのが現状で、御理解いただきたいと思います。 ◆藤井三恵子 委員  移動手段など、いろいろな環境整備が必要だと思うのですが、年に1回の大会で、中止になれば一生懸命に頑張っておられる方々の機会がなくなるので、改めて大きいものでなくても交流できるものを計画するとか、努力をいただけたらと思います。 3 平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について (1)当局説明 湯木保健体育課長 (2)質疑、意見等 ◆井阪尚司 委員  随分と差が縮まってきたということで、努力いただいている成果かと思うのですが、見えない課題を見ようと思えば、データの分布が正規分布なのか、あるいは両極端になっているのかが大事です。子供の生活習慣病が言われていて、肥満との関係が正規分布になっていれば、みんなでもう少し気をつけようと言えば改善されてくるのですが、分布について何かありましたらお願いします。 ◎湯木 保健体育課長  今、データはありませんが、委員がおっしゃるように、運動習慣や体力は生活習慣ともつながっていると考えております。そういった中で、体力につきましては、例えば朝食の摂取率と一定の相関関係があるとデータ的にも出ておりますし、家庭教育との連携も大事かと考えております。授業等で子供たちに運動好きになってもらい、運動嫌いの子供をつくらないことが大事で、教育委員会としては、運動に対する前向きな姿勢を育成して、運動教室等で家庭とも連携を図りながら、生涯を通じて運動に親しみ、体力向上を図る、児童生徒の中にそういう種を植える事業を展開したいと考えております。 ◆井阪尚司 委員  全国平均を超えようということで、例えば学校の休み時間に体育をしようということになるのですが、量をふやせば可能でしょうか。業間体育が自由な遊びになってしまうと、動く子はよく動くけれども、動かない子は余り動かなくて、そこら辺がデータに出る可能性があるので、注意をしながら見ていただきたいと思います。 ◆藤井三恵子 委員  この調査には特別支援学校も入っているということで、先日、草津養護学校、野洲養護学校など湖南地域の学校を回らせてもらうと、養護学校で小中高と一緒になっているところは、本来は体育館が3つないといけないのですが、あるのは一、二校で、体育の時間は間仕切りして、本当に手狭なところでしておられました。跳んだりすることは伸びたということですが、物を投げる、走るという環境がない中で調査の対象になっていて大変だと思います。どういう結果を評価するのか、日ごろの体力の向上を見る必要があるのではないかと思うのですが、そのあたりはどうでしょうか。 ◎湯木 保健体育課長  委員がおっしゃるように、この調査は特別支援学校も対象になっています。数値のカウントの仕方ですけれども、基本的に全種目を受けた児童生徒は、体力テストの全体の数値にカウントされています。  それから、資料編にありますけれども、8種目は無理でも、例えば一、二種目、参加できるものに参加した生徒につきましては、その種目はデータが入っております。  今、特別支援学校の中で運動に親しむための環境整備という話がありました。特別支援学校におきましても、この事業だけでなく、例えば、部活動もしていただいていまして、高体連や中体連に加盟していただいている種目もあります。また、オリ・パラの国の事業で、備品等の支援を含めた事業を行っていまして、施設も含めた環境整備については、できる範囲になりますけれども、支援をしてまいりたいと考えております。 ◆藤井三恵子 委員  本当に限られたところでしておられるということで、現場の先生方は大変な思いをしておられていて、クラブ活動は通学バスを利用して集団で通われる、また放課後デイで一斉に帰られるという現実があります。本来は学校が終わってからクラブがあるのですが、特別支援学校では放課後のクラブ活動を保障することがなかなか難しいと保護者の方からも伺います。同じレベルで考えると難しい部分もあるかと思うのですが、そのあたりの保障というか、援助をしていただくことも検討いただきたいと思います。 ◎湯木 保健体育課長  部活動につきましては、基本的には学校長の責任の範囲内で、いろいろな工夫をしていただいていると思っております。私どもとしましても、部活動のあり方も含めて、相談等に応じていきたいと考えております。 閉会宣告  11時58分  県政記者傍聴:京都  一般傍聴  :なし...