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  1. 滋賀県議会 2018-03-14
    平成30年 2月定例会議(第22号〜第30号)−03月14日-08号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成30年 2月定例会議(第22号〜第30号)−03月14日-08号平成30年 2月定例会議(第22号〜第30号)                平成30年2月定例会議会議録(第29号)                                       平成30年3月14日(水曜日)            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 議事日程 第8号                                         平成30年3月14日(水)                                         午 後 1 時 開 議  第1 議第53号から議第79号までおよび諮第1号(平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)ほか27件)(各委員長報告)            ────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  第1 日程第1の件            ────────────────────────────── 会議に出席した議員(41名)    1番   村  島  茂  男       2番   加  藤  誠  一    3番   竹  村     健       4番   佐  藤  健  司    5番   目  片  信  悟       6番   海  東  英  和    7番   田  中  松 太 郎       8番   角  田  航  也    9番   塚  本  茂  樹       10番   下  村     勳
       11番   藤  井  三 恵 子       12番   杉  本  敏  隆    13番   節  木  三 千 代       14番   駒  井  千  代    15番   山  本     正       16番   大  橋  通  伸    17番   冨  波  義  明       18番   井  阪  尚  司    19番   木  沢  成  人       20番   中  村  才 次 郎    21番   有  村  國  俊       22番   大  野  和 三 郎    23番   岩  佐  弘  明       24番   山  本  進  一    25番   富  田  博  明       26番   細  江  正  人    27番   高  木  健  三       28番   生  田  邦  夫    29番   川  島  隆  二       31番   奥  村  芳  正    32番   野  田  藤  雄       33番   西  村  久  子    34番   佐  野  高  典       35番   家  森  茂  樹    36番   吉  田  清  一       39番   成  田  政  隆    40番   九  里     学       41番   清  水  鉄  次    43番   柴  田  智 恵 美       44番   今  江  政  彦    45番   中  沢  啓  子            ────────────────────────────── 会議に欠席した議員(1名)    37番   粉  川  清  美            ────────────────────────────── 会議に出席した説明員               知事              三 日 月  大  造               教育長             青  木     洋               選挙管理委員会委員長      世  古     正               人事委員会委員長        西  原  節  子               公安委員会委員長代理      堀  井  と よ み               代表監査委員          北  川  正  雄               副知事             西  嶋  栄  治               副知事             池  永  肇  恵               総合政策部長          宮  川  正  和               総務部長            村  上  浩  世               県民生活部長          福  永  忠  克               琵琶湖環境部長         高  砂  利  夫               健康医療福祉部長        藤  本  武  司               商工観光労働部長        江  島  宏  治               農政水産部長          高  橋  滝 治 郎               土木交通部長          池  口  正  晃               会計管理者           辻  井  弘  子               企業庁長            廣  瀬  年  昭               病院事業庁長          笹  田  昌  孝               警察本部長           鎌  田  徹  郎            ────────────────────────────── 議場に出席した事務局職員               事務局長            青  木  幸  一               議事課長            入  江  建  幸               議事課参事           吉  田     亮   午後2時4分 開議 ○議長奥村芳正) これより本日の会議を開きます。    ──────────────── △諸般の報告議長奥村芳正) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  公安委員会大塚良彦委員長が都合により本日の会議に出席できませんので、代理として堀井とよみ委員が出席されておりますので、御了承願います。    ──────────────── ○議長奥村芳正) これより日程に入ります。    ──────────────── △議第53号から議第79号までおよび諮第1号(平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)ほか27件)(各委員長報告) ○議長奥村芳正) 日程第1、議第53号から議第79号までおよび諮第1号の各議案一括議題といたします。  これより、各常任委員長報告を求めます。  まず、総務・政策企業常任委員長報告を求めます。26番細江正人議員。 ◎26番(細江正人議員[総務・政策企業常任委員長]) (登壇)去る2月28日および昨日の本会議において、総務・政策企業常任委員会付託を受けました議案審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  まず、2月28日に付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第53号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。  去る9日および12日に委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、昨日付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分を初め、議第55号、議第61号、議第64号および議第65号の4特別会計補正予算ならびに議第66号、議第68号および議第69号の3企業会計補正予算予算案8件、議第71号の条例案1件、議第74号および議第77号のその他の議案2件、諮第1号の諮問1件、以上合わせて12議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、議第54号のうち本委員会所管部分につきましては賛成多数で、議第55号ほか10件につきましては、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきもの、または知事の裁決案を適当と認めるべきものと決しました。  なお、議第74号損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについてに係る審査の過程において、平成19年度に厚生労働省滋賀労働局へ譲渡した旧滋賀大津土木事務所の敷地について、建物を解体した際の基礎ぐいが残置されたままであったことから、相手側に対して民法上の規定による瑕疵担保責任としての損害賠償を行うとの説明当局からありましたが、委員からは、結果的に内部の業務管理の不徹底が県の瑕疵につながり、県民からの貴重な税金を投入することに至ったことから、今回の事案の重大性を十分に認識し、今後、二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に向け組織としての取り組みを徹底するべきであるなどの意見が出されたところであります。  以上をもちまして、総務・政策企業常任委員会報告を終わります。 ○議長奥村芳正) 次に、県民生活土木交通常任委員長報告を求めます。23番岩佐弘明議員。 ◎23番(岩佐弘明議員県民生活土木交通常任委員長]) (登壇)去る2月28日および昨日の本会議において、県民生活土木交通常任委員会付託を受けました議案審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  まず、2月28日に付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第53号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。  去る9日および12日に委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、昨日付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分および議第63号の特別会計補正予算の2議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、賛成多数で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、県民生活土木交通常任委員会報告を終わります。 ○議長奥村芳正) 次に、環境農水常任委員長報告を求めます。41番清水鉄次議員。 ◎41番(清水鉄次議員環境農水常任委員長]) (登壇)去る2月28日および昨日の本会議において、環境農水常任委員会付託を受けました議案審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  まず、2月28日に付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第53号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。  去る9日および12日に委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、昨日付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分を初め、議第58号から議第60号までおよび議第62号の4特別会計補正予算予算案5件、議第75号、議第76号、議第78号および議第79号のその他の議案4件、以上合わせて9議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、環境農水常任委員会報告を終わります。 ○議長奥村芳正) 次に、厚生・産業常任委員長報告を求めます。14番駒井千代議員。 ◎14番(駒井千代議員[厚生・産業常任委員長]) (登壇)去る2月28日および昨日の本会議において、厚生・産業常任委員会付託を受けました議案審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  まず、2月28日に付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第53号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。  去る9日および12日に委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、昨日付託を受けました議案について申し上げます。  付託を受けました議案は、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分を初め、議第56号および議第57号の2特別会計補正予算ならびに議第67号の企業会計補正予算予算案4件、議第70号、議第72号および議第73号の条例案3件、以上合わせて7議案でありました。  本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、議第54号のうち本委員会所管部分、議第67号、議第70号、議第72号および議第73号につきましては賛成多数で、議第56号および議第57号につきましては全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分に係る審査の過程において、地域介護総合確保事業費は実績が見込みを大幅に下回って減額をされている、介護保険事業支援計画が第7期に移行することから、第6期の実績を総括するとともに、公募が不調に終わった原因を精査して次年度の施策に生かされたい、また、感染症の増加により医療費が増額していることから、医療費抑制のためにも予防対策事業により一層力を入れられたい、また、病院事業庁の経営について、県民の負託に応えた高度医療の探求を進めるとともに、一方では病院事業として採算性をも意識して、さらなる経営改善に努めるべきであるなどの意見が出されたところであります。  以上をもちまして、厚生・産業常任委員会報告を終わります。 ○議長奥村芳正) 最後に、文教・警察常任委員長報告を求めます。27番高木健三議員。 ◎27番(高木健三議員[文教・警察常任委員長]) (登壇)昨日の本会議において、文教・警察常任委員会付託を受けました議案審査の経過ならびに結果について御報告を申し上げます。  本委員会付託を受けました議案は、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会所管部分の1議案でありました。
     本日、委員会を開き、当局説明を求め、慎重に審査いたしました結果、全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、文教・警察常任委員会報告を終わります。            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。  平成30年3月14日 滋賀県議会議長 奥 村 芳 正 様                     滋賀県議会総務政策企業常任委員会委員長 細 江 正 人            ………………………………………………………………………………  議第54号 平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳入の部 全  部    歳出の部 款1 議会費         款2 総合政策費         款3 総務費         款11 教育費のうち          項6 大学費         款13 公債費         款14 諸支出金   第2条 債務負担行為補正   第3条 地方債補正  議第55号 平成29年度滋賀市町振興資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)      可決すべきもの  議第61号 平成29年度滋賀公債管理特別会計補正予算(第1号)            可決すべきもの  議第64号 平成29年度滋賀用品調達事業特別会計補正予算(第1号)          可決すべきもの  議第65号 平成29年度滋賀収入証紙特別会計補正予算(第1号)            可決すべきもの  議第66号 平成29年度滋賀モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)       可決すべきもの  議第68号 平成29年度滋賀工業用水道事業会計補正予算(第2号)           可決すべきもの  議第69号 平成29年度滋賀水道用水供給事業会計補正予算(第2号)          可決すべきもの  議第71号 滋賀特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例案       可決すべきもの  議第74号 損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて          可決すべきもの  議第77号 県の行う建設事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの  諮第1号 退職手当支給制限処分に係る審査請求の諮問について   知事の裁決案を適当と認めるべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。  平成30年3月14日 滋賀県議会議長 奥 村 芳 正 様                    滋賀県議会県民生活土木交通常任委員会委員長 岩 佐 弘 明            ………………………………………………………………………………  議第54号 平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款4 県民生活費         款9 土木交通費         款12 災害復旧費のうち          項3 土木交通施設災害復旧費  議第63号 平成29年度滋賀土地取得事業特別会計補正予算(第1号)          可決すべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。  平成30年3月14日 滋賀県議会議長 奥 村 芳 正 様                        滋賀県議会環境農水常任委員会委員長 清 水 鉄 次            ………………………………………………………………………………  議第54号 平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款5 琵琶湖環境費         款8 農政水産業費         款12 災害復旧費のうち          項1 琵琶湖環境施設災害復旧費          項2 農政水産施設災害復旧費  議第58号 平成29年度滋賀就農支援資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)     可決すべきもの  議第59号 平成29年度滋賀県林業・木材産業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 可決すべきもの  議第60号 平成29年度滋賀沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)    可決すべきもの  議第62号 平成29年度滋賀流域下水道事業特別会計補正予算(第2号)         可決すべきもの  議第75号 損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて          可決すべきもの  議第76号 損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて          可決すべきもの  議第78号 県の行う土地改良事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの  議第79号 流域下水道事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて                                            可決すべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。  平成30年3月14日 滋賀県議会議長 奥 村 芳 正 様                        滋賀県議会厚生産業常任委員会委員長 駒 井 千 代            ………………………………………………………………………………  議第54号 平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款6 健康医療福祉費         款7 商工観光労働費  議第56号 平成29年度滋賀母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)  可決すべきもの  議第57号 平成29年度滋賀中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)    可決すべきもの  議第67号 平成29年度滋賀病院事業会計補正予算(第3号)              可決すべきもの  議第70号 滋賀介護保険法に基づく介護医療院の施設、従業者ならびに設備および運営に関する基準を定める条例案                                            可決すべきもの  議第72号 滋賀障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス事業従業者ならびに設備および運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例案                                            可決すべきもの  議第73号 滋賀医療法施行条例の一部を改正する条例案                可決すべきもの            ──────────────────────────────                    委 員 会 審 査 報 告 書 本委員会付託の事件は審査の結果、別紙のとおり決定したから、会議規則第76条の規定により報告します。  平成30年3月14日 滋賀県議会議長 奥 村 芳 正 様                        滋賀県議会文教警察常任委員会委員長 高 木 健 三            ………………………………………………………………………………  議第54号 平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)                可決すべきもの   第1条 歳入歳出予算補正のうち    歳出の部 款10 警察費
            款11 教育費[項6 大学費を除く]            ────────────────────────────── ○議長奥村芳正) 以上で、各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。    (「なし」)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  発言通告書が提出されておりますので、順次これを許します。  まず、13番節木三千代議員の発言を許します。 ◆13番(節木三千代議員) (登壇、拍手)私は日本共産党県議会議員団を代表いたしまして、ただいま行われました議第54号、議第63号、議第70号、議第72号および議第73号に対して可決すべきとした各常任委員長報告に対して、反対の討論を行います。  まず、議第54号平成29年度滋賀一般会計補正予算(第10号)、議第63号平成29年度滋賀土地取得事業特別会計補正予算(第1号)を一括で討論します。  本補正予算は、国体主会場予定地である(仮称)彦根総合運動公園同公園整備事業で、用地取得の減額補正約9.7億円があります。6.6ヘクタールの民地を買収する予定をしていますが、農地に土地改良した土地、マンションの駐車場、携帯電話の基地として現在利用している土地等の問題で、1年かかっても、結局、予定の半分しか買収できない状況であります。これは、14ヘクタールしかない狭い場所に主会場を選定した計画に問題があると言わなければなりません。主会場計画の縮小等、抜本的な見直しが必要です。よって、可決すべきとした委員長報告に反対するものです。  次に、議第70号滋賀介護保険法に基づく介護医療院の施設、従業者ならびに施設および運営に関する基準を定める条例についてです。  本議案は、法改正に伴い介護医療院を創設するものであります。介護医療院は、生活の場としての機能を強調し、みとりターミナルケアの場であるとしています。今後、県内の357床の介護型療養病床を、介護型相当、利用者48人に医師1人と老人福祉施設相当、利用者100人に医師1人以上に5年間で区分をし直すというものでありますが、現場からは、人員配置やサービス基準の緩和で医療や介護の質が低下することや、新たな施設が病床削減の受け皿になりかねないことへの懸念や不安が出されています。  このままでは、医療的ケアを必要とする要介護者のサービスの低下が生まれかねません。生活の質の向上と尊厳が守られるよう、現行の介護療養病床よりも拡充することを求め、本議案に反対するものです。  次に、議第72号滋賀障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス事業従業者ならびに設備および運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例についてです。  本議案は、法改正に基づき、主なものとして、障害者福祉の事業所が介護サービスも実施できるよう、共生型サービスとして基準緩和を図るものであります。  しかし、障害を持つ方が真に望んでおられるのは、65歳になっただけでサービス支給の縮小、打ち切り、定額負担が課せられる介護優先原則を廃止することであります。障害者福祉事業所が介護事業所を兼ねれば済むということではありません。  障害者の生存権、平等権、尊厳を公的に保障する障害者福祉制度こそ確立すべきであり、保険原理の持ち込みは許されません。よって、可決すべきとした本議案に反対するものです。  最後に、議第73号滋賀医療法施行条例の一部を改正する条例についてです。  本議案は、医療法の改正により、集中治療病室等の病床のいわゆる後方ベッドをなくすというものであります。県内で63床が対象となりますが、地域医療構想のもとで、未稼働病床が過剰病床として削減する方向であります。しかし、集中治療室は治療を受ける場所であって、退室された後のベッドを患者の状態に合わせて確保しておくことは必要であります。  実情に応じて必要な病床数の確保を強く求め、本議案を可決すべきとした委員長報告に反対をし、討論を終わります。(拍手) ○議長奥村芳正) 次に、6番海東英和議員の発言を許します。 ◆6番(海東英和議員) (登壇、拍手)私は、議第71号滋賀特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例案に可決すべきとされた総務・政策企業常任委員長報告に対し、反対の立場から意見を申し述べます。  平成28年3月に提案された議第89号に関しては、職員さんのとうとい命を絶ってしまったことを重く受けとめるとのことで賛成いたしましたが、今回は、このような対応がエスカレートしてはいけない、知事の減給で決着することは適当ではないとの思いがあり、反対の立場を表明します。  まず冒頭に、御迷惑をかけた滋賀労働局様におわびを申し上げます。  さて、本議案で懲罰の対象とされる事案は、滋賀県総務部財政課によると、平成11年秋に大津土木事務所の解体の際に残置された111本の基礎ぐいの存在が図面まで作成されていたにもかかわらず、平成19年売却契約の際に、あってはならないことですが、引き継ぎ漏れとなり、売却後にくいの存在が確認され相手様に御迷惑をかけ、瑕疵担保責任による賠償費用として、撤去費用2,452万円余を含む4,336万2,000円を支払うというものであります。  事案の分析では、県の組織としての土地情報管理体制の不十分さに起因する、2つ目に、本県土地処分にかかわった特定の職員に責任を問うことは適当でないとしています。そして、県は再発防止に向け、2項目の具体的な対策を明らかにされています。  平成29年度において、事件発覚後、現場検証、経緯の確認、瑕疵担保責任の遵守、賠償額の決定、解決と、県として適切、妥当な対応をされております。  工期延長による増加費用の1,883万5,200円は小さな金額ではありません。まことに残念な支出でありますが、組織として引き受けるべきものであり、10年前の過失を挽回すべく御対応された知事以下、県スタッフの働きは、ねぎらうべきものであると考えます。この後も、当時の関係者に反省を促し、現在の県職員に教訓となるよう注意喚起をし、二度と繰り返さない仕組みの確立が急務です。  さて、平成19年の公有財産譲渡契約締結の時点で、三日月知事は知事の立場になく、故意または重大な過失は皆無であります。国家賠償法を引くまでもなく、行き過ぎた懲罰行為ではないでしょうか。知事が戒めとして給与を10%、12万5,000円減額して決着されると、組織としての責任の所在が見えにくくなると思います。  知事みずからの減給の事例では、豊洲市場の都議会への説明内容の混乱での小池東京都知事、大雨警報が発令されているにもかかわらずゴルフに行っておられた佐竹秋田県知事、原発をめぐるメール問題などでの古川佐賀県知事がみずから減給をされています。これらはみずからの行為を反省され懲罰減給をされたのであり、長の責任は重しとされる気概は大変御立派でありますが、みずからの関係し得ない過去の事案で、解決をされた知事が減給処分されるのは不条理です。  台風21号における災害警戒本部運営での重大な課題について、年度内に改善策が示されたことはよかったと思います。今期定例会議でも知事の管理下での賠償事案が複数ありますが、本議案の対応と整合性がありません。一生懸命やっていても過失は起こります。  一方、過失で片づけられない滋賀県立総合病院の想定外の大きな赤字や新生美術館の遅延、医療福祉拠点施設の停滞、うみのこ新船の遅延など、本件にまさるとも劣らない重要な課題もあります。これらに対し、今回のような懲罰思考ではなく、ポジティブに、喜ばしい成果でもって県民の負託に応えていただくようエールを送ります。  141万県民の暮らしを守る責任、望まないものも引き継ぎ8,000億円を超える予算を執行する責任、1万人に及ぶ職員の人生を預かる責任、はかり知れない重責を担っておられる知事に深甚なる敬意を表します。  そして、知事のすてきな健康的なリーダーシップ、人権の尊重、働き方改革、SDGs等も鑑みますに、10年前の引き継ぎ漏れ賠償事案で三日月知事が責任をとり、減給するという不条理な決着が滋賀県政の健康を損なうと思料いたしますので、反対を表明します。  以上、議員各位の御賛同を求め、討論といたします。(拍手) ○議長奥村芳正) 以上で討論を終わります。  これより採決いたします。  まず、議第54号、議第63号、議第70号、議第72号および議第73号の5議案を一括採決いたします。  以上の各議案を各常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立多数であります。よって、各議案は、各常任委員長報告のとおり決しました。  次に、議第71号議案を採決いたします。  議第71号議案を総務・政策企業常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立多数であります。よって、議第71号議案は、総務・政策企業常任委員長報告のとおり決しました。  次に、議第67号議案を採決いたします。  議第67号議案を厚生・産業常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立多数であります。よって、議第67号議案は、厚生・産業常任委員長報告のとおり決しました。  最後に、議第53号、議第55号から議第62号まで、議第64号から議第66号まで、議第68号、議第69号、議第74号から議第79号までおよび諮第1号の21議案を一括採決いたします。  以上の各議案を各常任委員長報告のとおり決するに賛成の方は、御起立願います。    〔賛成者 起立〕  御着席願います。起立全員であります。よって、各議案は、各常任委員長報告のとおり決しました。    ──────────────── △休会の議決 ○議長奥村芳正) お諮りいたします。  明15日から21日までは、委員会審査等のため休会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    (「異議なし」)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。    ──────────────── ○議長奥村芳正) 来る22日は、定刻より本会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。   午後2時32分 散会    ────────────────...