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平成29年12月19日文化・スポーツ対策特別委員会−12月19日-01号
平成29年12月19日地方創生・しがブランド推進対策特別委員会−12月19日-01号

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  1. 滋賀県議会 2017-12-19
    平成29年12月19日地方創生・しがブランド推進対策特別委員会−12月19日-01号


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    平成29年12月19日地方創生・しがブランド推進対策特別委員会−12月19日-01号平成29年12月19日地方創生・しがブランド推進対策特別委員会  地方創生・しがブランド推進対策特別委員会 会議要録                                開会 14時01分 1 開催日時      平成29年12月19日(火)                                閉会 16時14分                         (休憩 14時36分〜14時38分)                         (休憩 14時52分〜14時53分)                         (休憩 15時17分〜15時21分) 2 開催場所      第二委員会室 3 出席した委員    目片委員長、今江副委員長             村島委員海東委員駒井委員大橋委員、             山本(進)委員富田委員             (欠席:粉川委員) 4 傍聴議員      細江議員
    5 出席した説明員   宮川総合政策部長および関係職員 6 事務局職員     田中主幹鈎主査高木課長補佐 7 会議に付した事件  別紙次第書のとおり 8 配付した参考資料  別紙のとおり 9 議事の経過概要   別紙のとおり                  議事の経過概要 開会宣告  14時01分 1 「ここ滋賀」の活用状況や期待する方向性について (1)参考人意見陳述  参考人 一般社団法人滋賀茶業会議所 事務局長 和田 龍夫 氏            〃       近江の茶アンバサダー 内田 真由子 氏 ◎和田 参考人  滋賀茶業会議所事務局長をさせていただいております和田といいます。よろしくお願いします。  今、委員長からお話いただきましたように、滋賀県はお茶の一番古い産地でして、最澄が中国からお茶の実を持ち帰って植えたのがこの滋賀県です。日本のお茶の発祥の地であるということから、茶業会議所としましては「近江の茶」として後世まで続くように、生産振興から販売に向けての対応をとらせていただいているのが現状です。  今お飲みいただいたお茶のうち、先に飲んでいただいたものは近江のかぶせ茶といいます。ちょっと緑が濃くて、春に一番茶をとるときに新芽に覆いをして、玉露に近い形で栽培したお茶です。後から飲んでいただいたものが、これは昔からの近江の茶の本来的なお茶となります煎茶です。ちょっと渋みがあって、香りが物すごくよく、後味がすっきりしています。  2つの特徴のあるお茶を栽培しているのが滋賀県です。かぶせ茶については「琵琶湖かぶせ」、そして煎茶については「極 煎茶 比叡」という名前で、滋賀県内の全ての茶商の店でPR用に提供いただいているお茶を、ただいま飲んでいただきました。全国どこへ出しても最高のお茶ということでPRさせてもらっています。  これらは東京でも人気が出てまいりまして、去年、おととしと、滋賀県食のブランド推進課により東京でマルシェを開催いただき、そこにも出店しながら飲んでいただきました。後で飲んでいただきました比叡というお茶は煎茶ですが、東京では今までから、静岡とか埼玉の蒸しが物すごく深いお茶の深蒸し茶が一般的です。組織が潰れてどろっとしたお茶でして、それになれておられる東京の方は、この黄色い煎茶を飲まれると、新鮮なお茶で、本来の日本のお茶の味だなと大変興味を持っていただいております。  そういったことで、幸い、本日の議題になっております「ここ滋賀」を東京の、それも一番いい場所でオープンいただき、茶業会議所としましては大変ありがたく、茶商や生産者も含めて喜んでいるところです。今まで滋賀県のお茶は、ほとんどが京都の宇治へ流れており、せっかくの滋賀県産のお茶でありながら、大半が宇治茶として流通してしまっているのが現状です。茶業会議所としましては、これを何とか滋賀県の近江茶ということで、これからも続いて生産ができる体制をとりたいと思っており、そういったことからアンテナショップを開店いただいたことは、非常にありがたいことだと思っています。  今まで茶商も、東京方面に定期的にお茶を売りに行っていたのですが、なかなか1年間を通して品物を置いておくだけの体力がございませんでした。「ここ滋賀」をオープンいただきまして、10月末から、現場を見させていただきますと、お茶のスペースも結構とっていただき、茶業会議所も含めて12社の茶商があの店で品物を並べさせていただいております。商品数で60品目を置かせてもらっています。あと、近江のお茶を使ったお菓子、ジャム、そういったものを含めると、23事業者で79商品をあの場所に置いていただいている現状でして、1年間かけてあそこでPRすると、相当効果が出てくるのではないかと楽しみにしております。  そういったことで、きょうは、東京で近江のお茶をPRいただくため、ことし6月に近江の茶アンバサダーを委嘱させていただきました、東京滋賀県人会副会長の内田真由子さんに来ていただきました。東京で活動いただいていることから、「ここ滋賀」にも頻繁に出入りをいただいていますので、また後でお気づきの点等のお話をいただけると思っております。  茶業会議所としましては、よい機会の場所を与えていただけたと思っておりまして、何とかうまく運営いただきまして、お茶を含めた全ての滋賀県の商品が東京のほうで愛されるものになればと思っております。いろいろな面で御支援いただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  内田さんから、東京でいろいろなことも気づいていただいている部分がありますので、そういった点もお話をしていただきながら、改善できることは改善いただけたらと思っていますし、ある程度、東京のほうで商品が何カ月かたって流れが分かってきた段階で、どういったものを好まれているとか、どういったものが伸びていきそうだとか、あとは東京の方がこんな意見を言っておられますということをフィードバックしていただけるシステムをぜひとも考えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◎内田 参考人  滋賀茶業会議所、近江の茶アンバサダー内田真由子と申します。よろしくお願いいたします。  東京でも抜群の立地のよさで、10月末のオープン以来、多くのメディアに取り上げられ、予想より早く来客10万人を突破されました。  私の職場は銀座で、画廊をしているのですが、日本橋ということで、仕事の関係上頻繁に行く場所ですので、たびたび店内をのぞかせていただいたり、ランチをしたり、仕事帰りに「SHIGA’s BAR」などもよく利用させていただいています。  訪れるたびに滋賀東京本部情報発信拠点チームの皆様を現場でよくお見かけしますし、アテンドをされていたり、打ち合わせをしておられたり、お客様の意見や感想に耳を傾けておられたり、また、UDSスタッフの方々ともコミュニケーションをとっておられる様子を頻繁に拝見いたします。なので、現場の方々は、朝早くから夜遅くまで本当によく頑張っておられ、その御尽力に頭の下がる思いであります。  とはいえ、来客数が幾ら10万人を突破したとしても、数字の表記ではなく、しっかりと利益を求める経営戦略仕組みがなければ赤字になってしまいます。契約しているとはいえ、年間1億円という税に対する価値として今の運営会社でいいのか、検証を重ねる必要があると思います。  全体的に若いスタッフの方が多く、それは店内を明るくさせたり、活気を感じさせる効果もあるのですが、滋賀アンテナショップであるにもかかわらず、県外出身者スタッフが多く、多額の税金を投入している割には、店として滋賀を認識させるような努力が足りていないと思います。UDSの現場のスタッフの方々は、とても誠実で前向きに明るく頑張っておられるのですが、滋賀出身者の方が少ないこともあって、故郷の話や商品の話をしても会話が続かないことがあります。もう少し経験のある専門家を入れることをしないと、内部のスタッフが未熟だと、余りにももったいない気もいたします。  あと、マニュアルの作成や社員研修は行われているのか、これも疑問に感じます。レストランでのお客様への対応や、空いた皿の上げ下げなどができていないなど、基本的な指導が行き渡っていないような気がします。店内の商品ラックを見ても品薄状態で、在庫管理についても、オープンしてから2カ月たとうとしていますが改善されている様子は見られません。料理に関しても、地代が含まれていないのであれば、もう少しボリューム感を増すとか、コストパフォーマンスをよくして満足感が得られてもいいはずです。  UDSは運営を任されていることもあって、外部の意見を取り入れようとしないところがあるように感じます。私は東京にいまして、もともとはホテルで営業をしていましたので、大変おこがましいようですが、どうしたらもっと滋賀のためになるか、集客ができるのか、目について気になって仕方がないです。こちらが提案した企画やアイデアについても、契約だからということで断られることもしばしばあります。声を聞き入れず、柔軟性を持たない今の運営会社では、将来に対して広がりが見られません。  これはUDSが悪いというより、イニシアチブを向こうに握られ過ぎている契約そのもの、もしくは仕組みがよくないのではないかと思います。始めの契約内容、あるいは契約の仕方に問題がないのか、携わっておられる県の職員の方々はきょうまで精いっぱいやってこられて、一日一日が通過点ということもあり、恐らく強く意見が言えないと思います。契約ができるまでにいろいろな方がかかわり、一言では言えない経緯があり、さまざまな御苦労があったとは思いますが、ここは大局的な視点で、議会でもう一度検証していただきたい。最終的には県側の意見が反映される、そんな契約が必要だと思います。契約変更、または追加契約などで見直しをしないと、このままでは運営会社の主導が過ぎて、よくないと思います。これこそ主客転倒で、「ここ滋賀」には多額の税が投入され、あくまでもUDS滋賀県から委託された会社であり、そして家賃は県民の税金によって支払われているという自覚を持っていただき、あくまでも主は県や県民であることを再認識していただきたいです。  店内に並ぶ商品について、説明がキャプションに全く表示されていません。また、信楽焼の陶板でできたカウンターや内壁、近江の家具のスピーカーの音箱や琵琶湖のヨシをイメージしたシャンデリアなど、建物内にある滋賀県産の装飾品の説明および滋賀県と日本橋歴史的ストーリー立地由来の説明など、残念ながら説明というものがどこにも見当たりません。  UDSデザイン重視とおっしゃいますが、デザインの力はもちろん大きいのですが、それ以上に、ある程度わかりやすい言葉で説明することは必要だと思います。ここは一番大切なところで、説明がなされていないことは大きな問題だと思います。情報発信拠点であるにもかかわらず、商品など物を置いているだけで、パンフレットラックにも空きがあり、情報の発信がなされていない。レストランでお料理を待っている間に、壁面やテーブルや、例えば箸袋などにも滋賀を説明する文章があれば、そんな小さなところからも情報発信はできるはずです。オープン当初、滋賀語り部というのがお店のキーワードになると聞いていましたが、それが全くされていないということは、これは契約違反に値するのではないでしょうか。語り部であるべき店員の人数も、1階も2階も少な過ぎます。現場のスタッフを見ていると、気の毒なくらいレジ打ち棚整理などの業務に追われていて、お客様へ説明する余裕など到底ないと思われます。  あと、イベントの効果、アンケートの内容など、県からだけではなく、運営会社からの報告も義務化するべきではないでしょうか。Plan−Do−SeeSee検証部分がきちんとなされていないのであれば、それはやりっ放しの一過性の打ち上げ花火で終わってしまい、成長することはないでしょう。これでは投資している金額に対して取り組みが不十分ですし、実際のところ大した成果が上がっていないのではと感じます。情報発信拠点として滋賀を認識してもらう上で、説明は必要不可欠です。  あと、海外のお客様に対する対応策はどうなっているのでしょうか。店内を見渡しても、どこにも英語表記が見当たりません。東京ではインバウンドのお客様が増加しており、オリンピックに向けてさらに海外のお客様がふえる見込みに対して、アンテナを張れていないのはいかがなものでしょうか。東京に拠点を置くということは、国内だけではなく海外に向けて発信できる、それが東京の地の利ではないでしょうか。そこをどう考えているのか、疑問に感じます。年間1億円という税金に対して、重く責任を感じて真剣に向き合っていただきたい。  あと、建物全体をスクリーンにして、例えば、外からプロジェクションマッピングで投影して、滋賀県の景色や昔の日本橋交差点の景色を映し出し、「ここ滋賀」の建物を丸ごと広告塔として滋賀を最大限にPRしてはどうかという声も上がっています。家主の住友不動産との契約で難しいからできないというのではなく、例えば、県のトップが直接家主と交渉していただく、もしくは民間から関係者筋で交渉してもらう。諦める前にそれぐらいの熱意を持っていただくことも必要ではないでしょうか。  来客10万人を突破して上昇ムードに水を差すようですが、東京において、それが本当にすごいことなのか、そこも冷静な分析が必要と思います。あの日本橋交差点流動客の数を考えると、1日約3,000人、そんなに驚くような数字ではないような気がしますし、東京とはそもそもそういうところです。その数字が果たして運営会社営業努力の成果なのか、滋賀をPRできたことにつながっているのかということは、厳しい言い方かもしれませんが、疑問に思います。  UDSがどういう経緯で運営会社に決まったのかはわかりませんが、「ここ滋賀」を我が県のことのようにもっと捉えていただき、投入した多額の税に対して重く受けとめていただき、もうけに走ることなく、かけるべきところにきちんとお金をかけていただきたいと思います。  そして、県側も拠点立ち上げのスターティングメンバーの方々には、できれば5年は定着していただきたいと思います。それは、運営会社に圧倒的な主導権を握らせることを防ぐことでもあり、人が変わるとまた一からやり直しになり、県側の意見に説得力が欠けてしまいます。情報発信拠点を長期的なスパンで責任を持って育てていきたいと思っています。  それと同時に、何度も申し上げますが、県と運営会社に加えて第三の検証機関も大切だと思っています。「ここ滋賀」の店内に入ったら思わず買いたくなる、再び行ってみたくなる、そこにはわくわくするような感動がある、そんな「ここ滋賀」に育つように、私たちも寄り添いながら側面から応援していきたいと思います。 (2)質疑、意見等海東英和 委員  まず委員長に御質問したいのですけれど、ただいま内田さんから大変リアルで、真摯な御発言をいただいて、大変耳を傾けるべき内容だと思いました。最初の滋賀茶業会議所事務局長からは、「ここ滋賀」ができたことに対する期待とか、茶業界のこれからの取り組みの意欲というものを語っていただきましたが、一緒に議論するのはまざってしまうかなという気がしますし、どういう形で発言させていただくといいでしょうか。後にお菓子とお酒の業者さんも見えますし、内田さんの言ってくださったことは全体にもかかわりますし、どんな形で発言したらいいでしょう。 ○目片信悟 委員長  事前に、今、発言いただいた内容について私は承知しております。今回の「ここ滋賀」のこれまでの2カ月余りの検証も含めて、そういう御意見もいただきたい。それは滋賀茶業会議所がお茶という品物を通じて「ここ滋賀」にどういうアプローチをされているのかということもあるのですが、全体として、ぜひともそういった御意見は委員の皆様にもお聞きいただきたいという意図があります。  ですから、一緒に論じるという感覚ではなくて、今言うように「ここ滋賀」で例えばお茶であり、お菓子であり、また後で出るお酒であり、こういうことを進めるためにも、今の内田さんの発言に対して、委員皆さん方の認識を一度改めて御確認いただきたいという意図がありましたので、お茶の件も、全体の件も、次にお菓子の居川様からの御発言も、どういう御発言かはちょっと承知しておりませんが、そういったことも含まれるのであれば一緒に議論してもらえたら結構かと思います。 ◆海東英和 委員  それでは、私もいろいろな業界の方にお話を伺うと、業界関係の方は東京の拠点ができたことをどちらかというと手放しで喜んでいらっしゃるパターンが多いように思います。ただ、業者が自分のところの商材や地元の市町の商材の取扱いをお願いするに当たっても、なかなかレスポンスがうまくいかなかったり、年間計画の提示がはっきりしないので、いらいらしておられる意見もあるのですが、期待のほうが今は大きいと思います。  ただ、この前の知事との懇談会で当会派の木沢議員が申し上げたことが新聞にも載りましたが、本委員会が調査に寄せていただいたときは県のスタッフも、UDSスタッフも、フルメンバーで対応していただいたので余りあらが見えなかったのですが、後で、当会派の木沢議員とか、関係者が順次訪ねていくと、階段に段ボールが置いてあったり、おっしゃるように説明がなかったり、料理のことを聞いても、返事もないことも聞こえてくるのは事実だと思います。  ですから、私は、執行部はどういう認識をしているのかという議論にまず行ってしまうのです。私たちには、うまくいっている、10万人で大成功というアナウンスが多いわけですが、現場へ行った民間の人たちはもう信じられないという声も上がってくるし、我々でしゃべるのか、執行部にコメントを求めるなら、もう何人かの方がおっしゃってから求めていただけるといいかと思ったりもするのですが。  バリアフリーについても、私も申し上げたのですが、改善されたのかということも聞きたいし、大分現状の評価に対して幾つかの見方がリアルに出てきていますので、できれば、それをきょうは顕在化させていただければありがたいと思います。 ○目片信悟 委員長  今、海東委員がおっしゃるように2カ月弱、この期間でさまざまな課題というものがあるのか、ないのかも含めて、きょうはそれぞれの立場で参考人の方に来ていただいています。その中で私はいいことだけを言ってもらおうというつもりはなくて、逆にこの2カ月しかたっていないのに、こんな課題が出てくるということのほうをもう少しクローズアップしていかないと、ゆめぷらざの二の舞になるのではないかという思いがありましたので、あえて全体のことも含めて、きょうは御発言をいただいています。  ですから、そういった御意見をいただきながら、後に執行部に対しての質疑応答もとらせてもらおうと思います。滋賀茶業会議所の立場として事務局長さん、そして、それに携わられて内田さんの御発言をいただきました。これを一括してどう受けとめていただけるかは、議員の皆さんそれぞれにお任せいたしますし、今回の質疑応答は、参考人にこういうところはどうなのかとか、こういう部分はどうですかということがあるのなら御発言いただきたいと思います。それを踏まえて、最終的に執行部質疑応答をしていただくような形をやらせていただこうと思いますので、そういう点で御発言をいただければと思います。 ◆山本進一 委員  2番目の議題に情報発信拠点「ここ滋賀」はあるから、全体的なことは、この2番に入ると思います。参考人がせっかく来ていただいているので、1番の議題はそちらのほうでやらないと、ごちゃまぜになってしまったらいけないと思います。 ○目片信悟 委員長  ですから、2番目の議題で、執行部に対する質疑応答の時間をとります。今は、参考人の御意見に対しての御発言をいただければと思います。 ◆駒井千代 委員  幾つかの点で私どもも考えなければならない御意見をいただきました。「ここ滋賀」は、まさに情報発信拠点としての位置づけが非常に大きくなっている中で、知事がよく、滋賀から世界、世界から滋賀とおっしゃって、ここが重要なポイントになる、海外の方に向けてオリンピック前には必ずということで急いでつくったわけです。しかし、滋賀輸出戦略等をしていますが、英語の表記を含めて海外向けに、まだまだ難しいと私自身は感じているところです。  ただ、画商をされていたらいろいろな方とつながりがあると思いますが、海外の方に来ていただいて、楽しんでいただく場として、もっとこういうところがあればいいのになとか、もう少し具体的に、そういったアドバイスなどがございましたら、よろしくお願いします。 ◎内田 参考人  私は、東京滋賀県人会でもいろいろ携わっているのですが、今、東京滋賀県人会でも大使館めぐりをしていまして、何かパーティーをするときには「ここ滋賀」へ大使をお招きするといったことが考えられます。また、湖国寮もやっていますので、交換留学生や海外から来られた学生に湖国寮に入寮していただいて、学生時代国際交流をしていく、そういうところのつながりもうまく利用していただきたいと思います。では「ここ滋賀」でお食事しましょう、パーティーしましょうということで、だんだん滋賀県のほうに人と人のつながりから、そこにはものもあるわけですから情報もありますので、もっと滋賀のほうに目を向けていただける、ちょうどそういう器ができたということで我々も大変喜んでいます。そういうところの連係プレーから、何かのきっかけ滋賀の特産とかが海外に行くような話が生まれたり、もしくは、難しいかもしれませんけど、姉妹提携都市とか、そういうところのきっかけとなる拠点としても活用できればと思います。  例えば、滋賀を通じて日本のジャポニズムを感じていただけたらというところもありまして、今、茶業会議所東京滋賀県人会がタイアップイベントで、毎月1回サロンを開催しております。近江の茶を通じて、ジャポニズムをみんなで学んでいこうというワークショップもしています。そういうところにも海外の方が来ていただきましたら、本当に個人と個人のつながりが、だんだん大きな強いつながりになって、その積み重ねが大事だと思いますので、そこにはやっぱり少なくとも英語の表記がないと、招く側としてどうかなと思います。  おっしゃるようにオープンしたばかりで、繁忙期でもありますし、あれもこれも何もかもというのは難しいと思います。ただ、そういう意見があることをやっぱり運営会社の方にもきちんと認識していただきながら進めていただければと思っています。 ◆駒井千代 委員  ありがとうございます。委員会でも、ちょうどオープン直後に「ここ滋賀」へ寄せていただきましたときに、活用可能なUDSの拠点の一つであるインバウンドリーグも訪問させていただきました。そこには、海外とのつながりを持つ事業者が入られるワーキングスペースなどもありますので、それが来年度はしっかりと「ここ滋賀」とのつながりが強化されるように私どもも見ていきたいと思いますので、またアドバイスをよろしくお願いします。 ◆海東英和 委員  せっかく事務局長が来てくださっているし、私は、この前、一般質問で、一期一会というお茶の文化を代表する言葉は井伊直弼がつくりました、三献茶のいわれも滋賀県にありますと申し上げ、こういう茶の文化とか、そういうものを重層的にもっと訴えていくべきと申し上げました。いわゆる京都というのは空間というか、ゴージャスさとか、いろいろなものをないまぜにして、全国のおいしいところをきゅっととって、京都がおいしい思いをしているように思います。滋賀県は宇治にとられていますという話ですが、滋賀茶業会議所は、茶業のいろいろなパンフレットもつくっておられて、東京にも拠点ができて、どんな戦いをこれから打ち出そうとしておられるのか、何か議論があったらぜひお聞かせいただきたいのです。 ◎和田 参考人  お茶の生産量でいえば、滋賀県は全国の1%にいかない、0.8%ぐらいの産地です。静岡県がトップで鹿児島県が2番目、隣の三重県が3番目、宮崎県が4番目、京都府が5番目で、滋賀県は大体13番目ぐらいで、生産量でいくと0.8%ぐらいです。それだけ小さな産地なのですが、しかし、きらりとした光るお茶をつくっているのは、全国でも滋賀県だけです。  委員がおっしゃったように、お茶はおいしいだけでは、なかなか今の若い方には通じない部分もあります。おっしゃっていただきましたようにストーリーをこれからつくっていこうということを会頭等も含めて話しています。お茶がこのように流れてきて、このように飲まれてきて、これを飲むことでどうなるのだと、その文化の中にお茶を封じ込めるといいますか、お茶をうまく利用して、そういった日本の文化がわかるような紹介の方法に切りかえていこうと話しております。  それに合わせて、他府県には大きな産地がありますから、特色を出すのに差別化を図っていかないといけないということで、この前、土曜日にも新聞に載ったのですが、有機主体のお茶に切りかえていくことも話しております。お茶の価格が安くなって、そのために生産農家が減ってきて、安くなったために高い有機のいい肥料はやれないという悪循環の中で来ているのが今の滋賀県でして、これを何とか打破したいなと思います。  平成33年に関西のお茶の振興大会が滋賀県で開催されます。それまでに何とか勢いを盛り返したいというのが、今の茶業会議所を含めての茶業界の思いですので、何とかそれに向けて一丸となってやっていきたいと思っております。何とかいろいろな面でお知恵をいただくなり、御支援をいただけたらなと思っています。よろしくお願いいたします。 休憩宣告  14時36分 再開宣告  14時38分 (3)参考人意見陳述  参考人 株式会社菓匠禄兵衛 代表取締役 居川 信彦 氏 ◎居川 参考人  株式会社菓匠禄兵衛の居川です。よろしくお願いします。  当社は、東京駅のエキュートという商業施設の中で8年間ほど商売をさせてもらっているのですが、そういった中で東京に情報発信拠点ができたことを非常に楽しみに思っております。オープンニングも非常によいイベントができたと思っているのですが、どういうふうにこれからやっていけばこの拠点がすごくよくなるのだろうということを常に考えています。  私は木之本に住んでいるのですが、今、東京滋賀県人会の理事をやらせてもらっていまして、その関係で結構東京でもいろいろと活動する中で、今、このお手元にもあるような日本酒のイベントをするということで、滋賀県の拠点としてどのようにやっていったら、ここが発信できていくのかということを思っています。この中で、こういうことをやっていくということで、一つでも、何かを発信できればと思っています。  先ほど茶業会議所の内田さんの話にあった問題については、私も結構感じております。和菓子屋の社長の目線からというところで何があそこに必要なのかを考えると、やはり明確なプロデューサーがいないことが課題だと思っています。あの拠点をどうしていくのだというすごい思いを持った人が今はいないということです。あそこを使ってどうやっていくのだという企画をする人や、商品選定についてもバイヤーという力を持った人がいるわけでもなく、この商品をこの理由で私は好きだから、この商品を選んでここで売っているのだという力が足りないと思っています。普通の百貨店だと、さまざまな諸国銘菓の中からバイヤーが本当に歩いて見つけてきた商品に対し、私はこれが好きだからこれを売りたいのだという情熱があるのですが、今の「ここ滋賀」に関しては、その情熱が少し足りないと思っています。その情熱というか、それをやっていくにはプロデューサーがいて、それでバイヤーがいてという組織づくり、どうしたらアンテナショップがうまくいくのかという組織づくりをしっかりとやっていかないといけないと思っています。  まだ年間スケジュールが見えてこないところも、商品の選び方にしても、県が一斉に募集しないといけない、行政なので平等にやらないといけないところはあると思いますが、その選び方で選んで、発注の仕方も問題があると思っています。発注の仕方がファクスなのです。本来であれば数字をコンピューターで管理して、ここの最低在庫を決めて、この最低在庫になったら発注するということを自動でやるシステムでできると思います。ところが、今も東京はやっぱり人が集まらず、当初は滋賀県出身の人を集めると言っていたけれども、集まらなくて、県外出身の人が来ていただいていて、それもやっぱり人が集まらない一つの要因だと思います。そこでどうしたら効率化できて、少ない人数でもやっていけるかを考えないといけない。説明が足りないとか、プライスカードに説明がないことはわかっているのですが、今は対応できないのです。それをやっていくには、どこかを効率化していってあげないと絶対できないと思うし、2カ月過ぎた段階とはいえ、本当にどうやっていくのだというところを運営のUDSと考えていかないといけないと思っています。  自分の商品、自分の店、このアンテナショップをどうしていきたいのだという理念がないことには、いけないと思います。県としてこうしていきたいというところよりも、現場の店長なりプロデューサーがこういう店をつくっていきたいのだという現場レベルでの理念をつくっていかなければならない。アンテナショップは一つの会社だと思うのです。その会社としてやっぱり人づくりもしていかないといけないというところで、一つの組織として捉えていく。一つの組織としてアンテナショップをみんなで考えていこうではないかということを、すごく思っています。  社員教育においても、例えば、「ここ滋賀」2階のレストランには、滋賀県関連の人が本当によく来られていると思います。特に何も言わないけど実は滋賀県出身だという人が結構来ているのです。離れた席の話が聞こえてくると、長浜がどうとか彦根がどうとかサラダパンがどうとかという話が出てきているので、やっぱり滋賀県に関連のある人なのだなと感じます。でも、そういう人は、来たときに、ここをもっとこうしたらいいのにというところがなかなか言えないのです。この人たちはすごい愛情を持って、その店のことを考えてくれて、「ここ滋賀」をもっといいふうにやってもらいたいという思いやすごいアイデアのたまものをいっぱい持っていらっしゃるのに、それが何も言えずじまいとなります。言っても店員に嫌な顔をされたら嫌だということがあるので、お客さんの意見をどう捉えていくのかということを考えないといけない。  社員の教育にしても、足りていないところがいっぱいあります。調理している人が手袋をしたまま接客をしていることもあります。そこでおせっかいになってしまうけれども、言われる人は言われるのですが、ここで言っても仕方がないと思う人は言えません。プロデューサーとか、誰に言ったら全体に行き渡るという人がいないから私たちも言いにくいし、お客さんが意見を書く紙など、どうやって情報を吸い上げていくかということもできていないと思います。  現場は忙しくて本当に大変な中ですが、1月、2月に少し暇になったところで、一回落ちついて、今の問題はどうなのだというところをやって、こういうふうに効率化していこう、こういうふうにいい商品を集めるためにはどうしていこうという会議をしっかりとやっていかないと、事業者側からしてもやっぱり気持ちが離れていってしまいます。「ここ滋賀」で何が一番売りなのだという目玉をしっかりと定めて、こう育てていくのだというプロデュース的なところを、コンサルではいけないと思うのです。やはり自分の思いを持って、滋賀県の人が、この店をこうしていきたいという思いを持った人がプロデュースしていくべきだと思います。そこのやり方、組織のつくり方というところをいま一度、1月、2月で何かやっていただければと思っています。  意見交換会を持ってもいいと思います。
     UDSとのコミュニケーションがまだまだ足りていなくて、このイベントをやるに当たって、結構UDSと話す機会があるのですが、私は滋賀県に住んでいるし、滋賀県のことを好きなので情熱を持ってやりますが、店の人はそこまでの熱意はないと思います。こういうイベントだけどどうしましょうという積極的な提案がなかったり、なかなか連絡がつきにくかったり、このことに関して誰に言ったらいいのだというところがあります。電話したらばらばらで、1人の人に言ったら組織全体にいきわたることがないので、ぜひ何かプロデューサー的な人をつくってもらって、意見の集約ができる組織をつくっていただきたいと思っております。 (4)質疑、意見等山本進一 委員  UDSに対する不満、不平はわかりましたが、今回のテーマであります「ここ滋賀」の活用状況、期待する方向性を聞かせていただけたらありがたいと思います。UDSについては先ほどもいろいろなことを聞いていますので。会社として「ここ滋賀」をどのように活用しようと考えておられるのか、聞かせていただきたいと思います。 ◎居川 参考人  活用の仕方に関しては、今は、「ここ滋賀」は東京にお店があって、その中で商品を並べているだけの位置づけとなっていますが、滋賀県の方、滋賀県関係の方がすごくいっぱい来られてという中で、当社としては、商品というより、ブランドをもっと売っていただきたいと思っています。今は、商品ありきの、例えばでっちようかんとかお餅とかおまんじゅうとかというコーナー分けをされているのですが、出品事業者としては、やはり商品よりもブランドを知っていただきたいということがあるので、もっとブランドを引き立たせるようなやり方ができていければということを思っています。いいPR効果が見込める位置づけだと思っていますので、ぜひその効果があらわれるようなことをやってもらいたいと思っています。  また、そこに商品を置いているからこそ、例えば、百貨店のバイヤーがそこに来て、この商品はいいなということで手にとってもらって、そこから滋賀県のいいものを知ってもらってという、BtoCのやりとりだけではなくて、BtoBのやりとりができるような施設であってもいいと思います。たまにはバイヤーさんを招いてということをやっていってもらえると、商品を置いてもらっている事業者としてはそこから発信ができていいと思っています。 休憩宣告  14時52分 再開宣告  14時53分 (5)参考人意見陳述  参考人 滋賀県酒造組合 会長、蔵元藤居本家 代表 藤居 鐵也 氏 ◎藤居 参考人  本席へお呼びいただきまして、ありがとうございます。  まずもって、滋賀県議会の皆様には、昨年、「近江の地酒でもてなし、その普及を促進する条例」を可決いただきまして、まことにありがとうございました。おかげさまで、いろいろなところで近江の地酒を大変応援していただけるシーンがふえてまいりました。これも条例のおかげと改めて感謝を申し上げたいと存じます。また、推進協議会をつくっていただきまして、いろいろな私どもの活動に御支援、御協力、またサジェスチョンを賜っておりますこともあわせて御礼を申し上げたいと存じます。  「ここ滋賀」についてですが、私どもは、長年、東京エリアに対しまして、いろいろな商品をより多くの方に知っていただきたい、お求めもいただきたい、滋賀を理解していただきたいと思っておりました。東京の日本橋という大変滋賀県にゆかりの深いところへ設置していただきました。本当にあそこは金の卵だと思っております。大変高額な予算をいただいていることに対しましても感謝を申し上げたいし、我々の念願でありました発信拠点をあのすばらしい場所にオープンしていただいたことに対しまして、本当に感謝という言葉だけです。  ただ、オープンしていただきましたのは第一歩ですので、これから我々がどのような取り組みをさせていただき、あの金の卵を上手にふ化させて、大きく羽ばたかせるかということが我々も大きく試されているというか、使命であると理解しております。  私どもは、日本橋高島屋で「大近江展」として物産展を長い間させていただき、来年は第30回の記念の年を迎えさせていただくのですが、来ていただいているお客様には、ここでは買えるけど、終わった後はなかなか近江のものを買えるところがないというお言葉も頂戴いたしておりました。そういう意味では、私ども物産を扱う者といたしましては大変ありがたい拠点ですし、また観光のコンシェルジュという形の拠点にもなり得る。最初の「ここ滋賀」のコンセプト、ここに来れば滋賀がある、食べられる、滋賀へ行きたくなるというのにぴったりの場所であろうと思っています。  ただ、場所的にすばらしいところですけれども、いかんせんちょっと狭いのがたまにきずです。これはもうダイアモンドみたいなものですので、なかなか難しいのですけれども、オープニングのときに不動産賃貸会社の社長様とお話しておりましたところ、実はもっとすごくよい条件のところもあったのだというお話も漏れ伺っております。昔から300年以上の歴史を誇られます近江商人の商いを拝見しておって、近江の方のことをとてもすばらしいところだなという、そんな思いを持っていらしたことも漏れ伺っておりまして、そんな御縁で滋賀県の方にぜひここを活用していただければということもお聞きいたしまして、先人のそういう御努力がここでまた花を開いたという思いでおります。  私は滋賀の地酒を一生懸命PRする立場でして、滋賀県酒造組合の会長をさせていただいております。何はともあれ、何とか「ここ滋賀」を使わせていただいて、滋賀の地酒が東京ならびに首都圏、また世界中のいろいろな方に知れ渡って、近江の地酒が一つのブランドになっていけばという思いでおりましたので、滋賀県の地酒をそろえることに関しましては、全面的に滋賀県酒造組合が協力させていただこうということで活動してまいりました。お国自慢は酒自慢という言葉がぴったりです。今、聞いておりますと、滋賀県の地酒の飲み比べセットが、多分あのショップの中での一番の売り上げということを漏れ聞いておりますので、相当皆様から注目いただいております。近江の地酒はいいよねと聞いたけど、どこへ行ったら飲めるのかというフラストレーションを多分お酒のお好きなお方は皆さんお持ちだったのが、あそこへ行ったらいろいろと、有料ではございますけれども試し飲みができて、飲み比べができて、しかも、なおかつ気に入ったものをそこで買えるよ、ギフトにも使えるというようなことで、とても評判がいいと聞いております。私どもとしてはとてもありがたいシーンをいただけていると思っております。  そこの担当の竹岡さんが近江の酒蔵のこともよく勉強していただいておりまして、来られるお客様に関しては、この蔵はどんな蔵、この蔵はどんな味わいの蔵というのをダイジェストではございますが御説明もいただけるようなシーンもございます。そういう意味では、私どもは、最初スタート前にUDSの方に、ぜひ皆さんには滋賀県人になったつもりで滋賀県の語り部としてお客様に接していただきたい。我々もそちらへ参って、時々はそういう機会をいただきたいのですが、やはり運営していただくのはUDSスタッフ皆さんですので、ぜひ自分のことのように、自分のことを何とか人に伝えたいというような、そんな意味で語り部になっていただきたいというお願いをいたしておりました。そういう意味では、今、地酒に関しましては、そういうところを少し見ていただけるのかなと思っております。  ただ、地酒バーでは33の酒蔵を全部そろえていただきましたが、ショップにおける商流あるいは品ぞろえにつきましては、仕入れの問題、掛け率の問題、流通の問題等、いろいろなことがかかわってまいります。UDSとそれぞれの酒蔵が個別に商売をやっていただいていますので、なかなか商品ぞろえは難しゅうございます。SHIGA’s BARに関しましては、酒造組合が責任を持ってそろえさせていただくということでやっております。  あの小さなショップの中に滋賀県の全部の物産を何とか詰め込みたいという思いで、UDSでは最初に大変御苦労をいただきながら、滋賀県のフェースをどう整えるかということにいろいろ御苦労いただいている背景も聞いておりますので、私は、最初のスタートとしてはまずまず、あれだけよく商品をそろえていただいたと思っております。ここから先は、お客様の反応を見ながら、いろいろと商品をブラッシュアップしていきながら、それをまたメーカーのほうに、あるいは滋賀県のほうに伝えて、今後どうしていけばいいのかという、お客様の声をどう反映させていくかというのがとても大事なことと思っておりますので、これから先はやっぱり我々もそうですし、UDS皆さんも、お客様からいただくお声をどう我々に反映させていただいて、さらに高みに持っていけるか、大勢の方の共感をよりいただけてというところが大きなところだと思っております。  何度か東京へまいりまして、時々、カウンターの中へ入って、私は会長ですので自分のところの宣伝はできませんので、滋賀県のお酒のことを、一生懸命、水のこと、米のこと、いろいろなことも話させていただいておりますが、皆さん大変興味を持ってお聞きいただいております。そんなことで、滋賀県酒造組合では、組合員に対し、とにかく東京へ行く機会があったら、例え30分でも1時間でもいいから「ここ滋賀」へ行って、カウンターの中へ立って、自分のところのお酒、滋賀のお酒、滋賀の風土、滋賀のいろいろな食のことを語りながら、滋賀県へぜひお客様をいざなうような、そんな活動をしてくださいということで、今やっております。  聞きますと、もう10万人を突破したと承っておりますので、あの小さいショップの中に10万人が2カ月ぐらいで入られたことは大変ありがたいことなのですけれども、お一人お一人のお客様に対しての十分な接客ができるかというと、これはやっぱりなかなか難しいところもございます。これから先、しばらく落ちついたところで、さあ、これから先をどういうふうにブラッシュアップしながら、お客様お一人ずつの要望にスタッフの皆様、我々が応えていけるかというのはこれからの課題であろうと思っております。今はオープニングの珍しさもあって、御祝儀相場という言葉がいいのかどうかはわかりませんが、大勢の方が御来館いただいております。周りには、他府県のアンテナショップがいっぱいございますので、これからその中での競合にさらされるわけです。そういう競合の中で、あのすばらしい立地を上手に活用させていただきながら、我々のふるさとの滋賀を首都圏に、全国に、世界にどう発信していけるかが試されている、しかも、それを成果をもって反映していくことが求められている、そういうところかと思っております。あともう一月、二月は、まだまだ試行錯誤でいろいろやりながら、皆さんの御意見もいただきながら進んでいかれるのではないかなと思います。  あれだけの商品を、コンビニエンスストアではないが、工芸も含めていろいろな商品をよくそろえていただけたというのは、まず、感謝と敬意をUDS皆さんに表したいと思いますし、これから後、私どもと県の皆様方とUDSの皆様とで、どう生かしていくか、どう育てていくかという形が求められるのであろうと思います。敵対ではなしに、どうみんなでベクトルを合わせて方向づけていくか、大勢の皆様に共感をいただけるようになっていくかというのは、とても大事なことと存じております。  勝手な物言いがいっぱいございましたけれども、もう一つは、地酒ですが、近江の地酒のスタンプラリーの資料を皆様方にお届け申し上げております。今、滋賀県でもスタンプラリーをさせていただいておりますが、「ここ滋賀」の地酒コーナーでは、こういう蔵元の似顔絵をつくったスタンプラリーをしていただいております。全蔵制覇すると商品が当たりますよということですし、東京地区の日本酒ファンの方が結構来ていただいて、いろいろな酒の濃密な話をしていただいていると聞いております。今度は、その方がいろいろな酒の会へ行って、「ここ滋賀」へ行くと滋賀県のお酒が全部飲めるよという話をしていただいて、滋賀県の関係者のみならず、東京中の日本酒ファンの方が一遍行ってみようかということで結構お越しいただいているということもあって、多分ショップの中で売り上げ第1位というのは、そういう口コミが広がっているのかと思います。残念ながら私が一番年をとったイラストで、しわくちゃな、もうちょっと何とかいい顔にしてくれよと思っておりましたのですが、今そんな取り組みをいただいておりまして、大変力添えをいただいている感じでございます。 (4)質疑、意見等山本進一 委員  今おっしゃったことは、そのとおりだと思うのです。お客さんの声を次に反映していかないといけない。ただ、今おっしゃっていることは、UDS等と定期的にそういう会合は持たれることになっているのですか。 ◎藤居 参考人  定期的な会合というのはございませんが、私どもは時々電話をおかけしまして、今どうでしょうかとか、どんなふうな感じでしょうかというのは、向こうの担当者の方とお話をさせていただいています。組合として、どうかということはまだ言っておりません。多分、御訪問いただいたと思いますが、もう本当に商品を選ぶのが難しいぐらいのだんご状態になっているときがございますので、余り彼らの時間を頂戴するのはなかなか難しいのですが、彼らは一生懸命どうしたら発信できるかというのを、とても気にかけていらっしゃると見てとれます。何とか滋賀県を、自分たちも力を込めて一生懸命発信したいなと思っていらっしゃるのは、痛いほど私自身は感じています。  ただ、一つだけ。足りないところはいっぱいあるのですが、物産のほうはなかなか一生懸命皆さんやっていらっしゃるなと思うのですが、観光誘客の場面については、あの少ない面積の中ではちょっととれていないのかな思います。私の感覚では、もうお一方、観光に関するプロフェッショナルみたいな方、観光についての御相談があったときに、いろいろな滋賀県の発信を上手に総合的にしていただける方があればいいなと思います。一見して、コスチュームも含めて、この人に聞けばわかるよというコンシェルジュ的な方がおられればいいと思っています。  実は、彼らはこんなのをつくってくれました。SHIGA’s BARという酒屋の前かけでございます。SHIGA’s何とかというのは、我々が20年ほど前にパンフレットに使っておりました文言で、SHIGA’s BARを利用しながらSHIGA’sガイドとか、いろいろなことに使っていただけるという、これも我々が陰で貢献できたかなと思っておりますが、こういう前かけをつくりながら接客してございます。観光の方面につきましても、そういう方がぜひ、コンシェルジュみたいな方がいらっしゃると、お尋ねになったときに、では、あの方に聞いていただければよくわかっていただけますよというような方がいらっしゃれば、もっと滋賀県へお客様にお越しいただける機会がふえてくるのではなかろうかなと感じております。今見たところでは、誰に聞いたらいいのかちょっとわからない。観光にもう少しスペースが割ければいいなと思いながら、物産のほうとしては、これ以上スペースを割いてもらうと困るなという二律背反なところではございます。 ◆海東英和 委員  オープニングで草津出身の奥村議長が行かれて、県の担当者とUDSのお店の担当者に、やっぱりふるさとのにおいとかふるさとを感じたくて来店されるお客様が多いので、せめて地酒には、蔵元の所在市町名を書いたらどうだということを強く提案して、運営業者はすぐやりますと言って、県の担当者は検討しますと言ったと伺いました。ちょうど東京から帰ってきたときに、特別委員会で1週間ほどしてから「ここ滋賀」へ行く際にちゃんと書いているか見ておいてくれという話だったのです。蔵元の所在地表示というのは、もうしてあるのでしょうか。 ◎藤居 参考人  今の御質問に、私はまだその意識を持って見ていなかったものですから、実は、あす、あさって東京へ参りますので、もう一回確認させていただきたいと存じます。その報告は、また委員にさせていただきたいと存じます。  中に入っているスタッフは、これは、例えば東近江のお酒ですとか、これは高島のお酒でねというお話はされているのですが、表示までできているかわかりません。 ◆海東英和 委員  県の人かUDSの人に言うべきことをわざと蔵元の代表に今申し上げたようなことなので、ちょうど行かれるのだとすれば、ぜひまた実現するように御助言いただけたらと思います。 ◎藤居 参考人  かしこまりました。必ず申し伝えます。 ○目片信悟 委員長  私はお酒が全く飲めないので、地酒と言われてもピンと来ないのです。その雰囲気を味わいたいとは思うのですが、アルコールのない日本酒はないのですか。 ◎藤居 参考人  ビールなどにはございますけれども、今、各社が研究はしているようです。ただ、ビールでいいますと、ノンアルコールビールのほうが原価は高くついております。ビールの酒税を含めた価格と比べても、なかなかと大変だと聞いております。酒税はかからないのですが、高くてはいけないということです。ノンアルコールの日本酒もやってできないことはないと思いますが、それが果たして売れるだけのマーケットを我々がすぐにできるかというと、滋賀のメーカーはみんな小粒ですので、なかなかそこのところはちょっと難しいところがあろうかと思いますが、大変いい御提案ですので、組合へ帰って、誰かどこか勇気を持ってやれよという話は持たせていただきたいと思います。  ただ、今、モータリゼーションが盛んで、皆さん飲酒運転を大変気になさいますので、我々にとっても大変ハードルの高い問題ですので、委員長のお話も心にとめさせていただきたいと存じます。 ○目片信悟 委員長  ありがとうございます。宴会で、出おくれ感がどうしてもあるのです。最初のときぐらい、雰囲気でそういうお味を少しでも味わいたいとは思うのですが、注いではいただくけれども一口飲んでしまうともう大変なことになりますので、近い将来かどうかわかりませんが、そういうものが早く世に、特に滋賀県が、大手がやらないのだったら逆に滋賀県が発祥で、何かそういう商品を見事開発されれば非常にありがたいと思います。我々の周りには結構飲める方が多いので、近江の地酒の条例も含めて進んできたとは思うのですが、私は別に飲めないからといって反対しているわけではなかったので、そういう立場の者にも何とか楽しめるようなものをぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。 ◎藤居 参考人  研究させていただきます。 ◆富田博明 委員  藤居会長、いろいろと、いつもお世話になります。  33蔵元を一つにまとめて、今、「ここ滋賀」との連携もとりながら、毎年いろいろな事業をしていただくのですが、何か悩みとか、まとめていく中でもっとこういう支援をしてほしいとか、ございますか。 ◎藤居 参考人  昔はもっともっとたくさんあったのですが、なかなかと難しくなってまいりまして、今は33蔵元です。滋賀県内でも滋賀県の地酒の比率はそう伸びていないのですが、私どもは、今、本当に大きな問題は、人口が減ってくる中で、やはり首都圏市場へ行かないと、ブーメランで滋賀県の中へ、また滋賀県の方の気づきがないということで、何とか東京市場へ入っていきたいということを思っております。そこのところは、相当経費がかかります。うちの組合はもともと資金も余りない組合です。小さな事業体の集まりですので、なかなか資金的なものを出していけないので、ぜひともそういう意味で、県の予算の裏打ちがいただければ、勇気を持って行けると思います。やっぱり全員が行って、皆さん顔の見えるいろいろなおつき合いをしながら、お酒のこと、あるいは滋賀のことを語りながらということになかなか思いはあるのですが、先立つものということでぜひ予算をつけていただければ大変ありがたいと思っております。  みんなやっぱり東京市場へ行きたいと思っています。自分のところはそこまでではないよという方もあるのは事実ですが、今やはり滋賀県のものの売れようというのは、滋賀県のものが県外で売れているよとなると、一遍、県内の方も買ってみようかという機運がブーメランのような感じで起こってきます。今、滋賀の若手の酒蔵がとっても頑張って、全国を飛び回って何とか自分のところのお酒を広めていきたいというのがございますので、ぜひとも東京市場、なおかつ、そこにはやっぱり業務用市場というのがございまして、居酒屋やホテル、料飲店等へ入っていけないことにはなかなか広がりが難しいので、ぜひそういう方々をターゲットにしたいろいろな試飲会とか、セールスプロモーションの場を設けたいのが我々の悲願です。あわせて、滋賀の食材を利用したいろいろな酒談義、食談義の場も設けていきたいというのが悲願です。ぜひ御理解いただければ大変ありがたいと思っておりますので、何とぞ御理解よろしくお願いします。 ◆富田博明 委員  大手の蔵元は、自由に全国へ行っておられますが、もう後継者がないような状況でやっておられる蔵元に聞きますと非常に厳しい状況だと聞いているのですが、果たして我々がどういう支援をしたらいいのかということで悩むのです。そこらもまた一遍そういう話をさせてもらえる場があれば、また一緒にさせていただきたいと思っています。 ◎藤居 参考人  どの業種もそうでしょうが、後継者の問題は大変重要な問題ですので、また機会があれば、ぜひそういう悩みも聞いてやっていただければ大変ありがたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 休憩宣告  15時17分 再開宣告  15時21分 2 情報発信拠点「ここ滋賀」について (1)当局説明  藤原広報課長 (2)質疑、意見等駒井千代 委員  1ページ目の売上状況と売れ筋商品はお伺いしたわけですが、1人当たりの平均客単価が出ていないので、それについて教えていただきたいのが1点目です。  2点目は、ターゲットとして女性の方にという意味では、割と大きく女性の方が来られていると思っているわけですが、年代が40〜50歳代で、当初よりは若干上かなという感じがしますが、若いターゲット層、20歳代あたりの方について、今後どういうふうに感じていらっしゃるのか、伺いたいと思います。 ◎藤原 広報課長  2点目の御質問についてですが、平日はビジネスパーソンが多いようでして、土日祝日はいわゆるカップル、御夫婦とか恋人同士も含めまして、そういった方々とかお若い方々、あるいはアンテナショップをめぐることを御趣味とされているような方々も多いと聞いております。  それと、売上単価についてですが、大体平均で1,600円程度と考えております。 ◆駒井千代 委員  平均単価1,600円ということは、まずは自分で少しお試しで買われているのかという感じもあります。先ほどのお話でもギフト用がどれだけということがありますが、ギフト対応となると、あの場所でどれだけできるのかとなるのですが、例えば、これからクリスマスからお正月ということでどこかへ持っていく形も踏まえて、ギフト包装に滋賀のどういった要素も踏まえるのかとか、そういった工夫とかを考えていらっしゃるのでしょうか。割とギフトは単価が高くなると思うのですけど、その辺はどうですか。 ◎藤原 広報課長  委員仰せのとおり、商品をプレゼントとして包んでいただきたいという申し出をお客様からいただくことがあると聞いておりまして、できるだけそれに沿うようにラッピングさせていただいているということですが、もともとの商品をギフト用として何かを組み合わせてパッケージとして商品を並べる工夫までは、まだまだ足りないと思いますので、そういったことは運営事業者と、拠点オフィスが毎週会議をしておりますので、そういったところでも協議を重ねてまいりたいと考えております。 ◆海東英和 委員  先ほどの居川参考人の話で、ポスレジが入っていないというのは本当なのですか。 ◎藤原 広報課長  レジのところでレジに来られたお客様の年齢層、それから男女別、それから外国の方であるか否かというようなものは、レジを打つものが把握して、入力するというようなことはさせていただいているということす。 ◆海東英和 委員  ポスレジのことを聞いているのです。ポスレジは常識だと思っていたのですが、レジを打ったら、その時点でもう在庫統計とかがコンピューターに行って、在庫の補充が必要だったら生産者なり発注者に連絡が行くシステムですが、今は、道の駅でもどこでもやっています。商品が切れたら農家の人の電話が鳴って、大根を持ってこいと連絡が入ります。日本のど真ん中の日本橋で、ましてや距離がある滋賀県から補充をしないといけないのに、ポスレジがなくてばたばたやっているというのでびっくりしたのです。今、ポスレジの用語まで話をしないとならないとまでは思っていなかったので、これは検討してくださいと言うしかないのですが、担当の課長として今現在を見て、何がやっぱり課題で一番に何を取り組まなければいけないと思っておられますか。この一覧表は別として、知事の代理として何とか頑張ってもらわないといけないでしょう。どう思っておられますか。 ◎藤原 広報課長  来館していただく人数は多いのですが、その一方で、やっぱり滞留時間が短いということがありまして、じっくり魅力を体感していただくような形になっていないのではないかと考えております。今後、企画催事を本格化するに当たりまして、きっちりとストーリーを語って、滋賀のよさを知っていただくことを通じて、実際に滋賀に来ていただく、あるいは滋賀の商品を選んでいただく、あらゆる面で滋賀を選んでいただくようなことまでつなげられるようにしていく必要があろうと思います。そこが単なる物販施設ではないので、そこに意を用いてまいりたいと考えております。 ◆海東英和 委員  そのことを思われるのだったら、そのことをまずしっかりやっていただきたいし、改善の方向というのが具体的に出るのだったら、いつまでにやるかをやっぱり入れるのが大事だと思うので、次から必ずこういうことが課題だというのだったら、いつ、どういう形で解決するかを出してこないと話ができないので、要望します。 ◆村島茂男 委員  ポスレジは先にとられてしまったのですが、私もびっくりしました。納入業者から見たら、例えばお酒を10本納品したとして、滋賀県で商売している者が東京に商品を出していたら、売れたのか、売れていないのか、物すごく気になると思います。ポスレジでは売れた瞬間に自分の事務所のパソコンに出るのです。皆さん御存じだろうけど、例えば、クレジットカードの番号を入れた瞬間に、日本全国にその情報が走るのです。どこどこの警察署は、これが盗難だというのが、使われたというのまでわかる、そういう時代です。だから、売れた瞬間にもう在庫を用意しよう、何しようということができるようには、当然してください。  それと、総合広告に関して、滋賀茶業会議所も言われていたし、滋賀県酒造組合のときも言われていたお話ですが、商品出品事業者の所在市町がわかりません。大津市の酒蔵はこれで、ここは草津市、お茶の産地も、今見ていたら日野北山茶は頑張っているなと見ていましたが、お菓子も各地場産のものがあると思うのです。例えば御飯を食べているところへ、総合的な地図を、こんなきれいなものまでは要らないので、見えるところに貼っておくぐらいの、デコレーションをしておくべきです。待っている間に地図を見ていただいて、例えば、私は来月も「ここ滋賀」へ行こうと思っているのだけど、お茶を出したら、実はきょうは北山茶です、日野なのですよと言ったら地図を探しますよね。ここでやっていますとか、きょうのお酒はこことここのものがありますよと言ったら、どこだ、どこだろうとか言って探されます。  例えば、私の地元日野では酒蔵は一つしかありません。蒲生氏郷が生まれた地だと聞いたら、福島の人が来たら一遍これを飲んでみようとかとなります。そこで試飲もあるけれど、総合案内で一見して製造者の所在地がわかるマップを作るべきです。3階でももったいないし、そういうようなことをどう思っているのですか。  それと、先ほども少し言ってらっしゃったけど、私も聞こうと思っていたUDSとのかかわりについてです。また、来月15日、16日に日野町の関係者も連れて「ここ滋賀」へ行く予定をしています。何遍も皆さんに言っているのですが、市町からの要望などの場合に、UDSの方が対応されると思います。そのときに、多分温度を、UDSの人達はどう思っているな、どんなことを感じているなということを多分感じると思います。UDSと県の温度差がどのようになっているかをお聞きします。最後に思っていたのは、今、東近江市と竜王町が催しをやっておられて、日野町でも企画催事をさせていただきたいので、連れていくのですが、ほかのところからは応募があるのか、その辺のことを教えていただきたいと思います。 ◎藤原 広報課長  たくさん御質問をいただきまして、不十分でしたらまた御指摘いただきたいのですが、レストランでは、テーブルとか産品とか、そういったものの説明が余りにもないということを御指摘いただいておりまして、現在、もちろん口頭でスタッフが説明させていただくということはきちんとやってくださいということで言っておりますが、それとあわせて、説明用リーフレットを現在印刷するべく発注中でして、1月上旬には納品予定と聞いているところです。  それと、運営事業者とのコミュニケーションですけれども、先ほど申し上げました毎週1回の拠点オフィスとUDSの店長等による打ち合わせ会議のほか、月に1回、月次報告を連絡会議と称しまして設けております。開業後まだ1回なのですけれども、今週また2回目の会議をする予定でして、それはUDSと東京の拠点オフィスだけではなくて、当職も含めまして、あとびわこビジターズビューローなり、あるいは観光交流局等も含めまして、打ち合わせをさせていただいて、改善点についてはきっちりそこでお話はさせていただくというようなところでございます。  それと、日野町を初め、今後また新しく参入していただくことにつきましても、今週21日、22日に、商品の取り扱いと企画催事の説明会をさせていただきますので、そのときに、この2カ月間やってきた実績とか、先に参入いただいている事業者のお声とか、そういったものも含めまして御披露させていただくように予定しておりますので、ぜひたくさんの方々にお越しいただきたいと考えております。
    ◆村島茂男 委員  わかりました。パンフレットもよいのですけど、やはりゆったりと来られるとき、レストランのところに大きい滋賀県に関するディスプレーがあって、市町ごとに、たくさんは表示できないから1つの市町に3つまでぐらいで、これを表示してほしいということを示しておくのはどうでしょうか。  ポスターは地下鉄でとも言ってらっしゃったけど、やっぱり東京もだけど滋賀県にも欲しい。バスは東京でたくさんある中で何が走っているのだろうぐらいで終わりだけど、やっぱり滋賀県だったら、地元の日野町でもバスが毎日回っているわけで、そういうところにちょっとお金を出してもらってディスプレーするとか、ポスターももう少し県内の皆さんの目につくようにするべきです。我々関係者はよく知っているのだけど、「ここ滋賀」って何か聞いたことある、何だろうと思っていらっしゃる人もたくさんおられるので、いろいろなポスターとかパンフレットを広告として配っていますよというのでは全然見てくれないと思います。  それと、最後にUDSについて心配するのは、今の話と別になるかもわからないけど、市町でもあるのですが、最初貸したときはよい話をして上手でよかったのだけど、貸したものを、居住権というか住んでしまったらこっちのものだという事例があるから、今はよいのだけれども、どんどん力を出していって、もう県の言うことを聞いてくれないとなってしまっては、変えようと思っても何で追い出すのかみたいになってしまって、多々心配になることは必ず出てきます。その辺もやっぱり最初が肝心なので、きちっとやっていただきたい。この辺をどう思っておられますか。 ◎藤原 広報課長  3つ御指摘をいただきました。  1つは、1市町3つ程度の何かアピールポイントとかいうような御提案ですので、そういったいろいろな御提案をいただいて、全てを反映させるというのはなかなか難しいですが、この「ここ滋賀」を皆さんに知っていただいて、魅力を感じていただくために最善の策は何かということは、不断の見直しをしていく必要があると思いますので、いただいた御意見は全てUDSと共有させていただいているところです。  2点目の滋賀でも広報ということにつきましては、「滋賀プラスワン」という2カ月に1回の県政広報誌に「ここ滋賀」のことを開業前から載せさせていただいておりまして、開業後も、来月このような催しをするとか、あるいは滋賀県の皆さんにどういう参画の仕方があるのかという視点で記事を載せさせていただいておりまして、1月・2月号でも掲載する予定です。そういった一番、県民の皆さんに見ていただきやすい広報紙等を通じて周知していきたいと考えているところです。  それから、最初のボタンのかけ違いがあると、というお話でございますが、UDSと県は対等なパートナーとして、この「ここ滋賀」を盛り立てていき、魅力ある施設にしていきたいという思いは共有していると思っているのですが、やはり温度差を感じるというような参考人の皆様の御指摘も踏まえまして、いま一度、連絡会議の上にも運営会議というのを持っていますので、もう少し上のレベルでも、社長を含め皆さんにそういった意識をつけていただくように、きっちりと申し上げていきたいと思いますので、御指摘いろいろとありがとうございました。 ◆村島茂男 委員  「プラスワン」もわかるのですけど、一月800万円の場所代がかかるのだから、滋賀県内でも駅をおりたところ、大津駅の前でも「ここ滋賀オープンと表示するとか、いろいろな方法があると思うので、ぱっと目につくようなものもやっていただきたいなと思います。また、広報紙だけではなくて、東京に行くのだったら「ここ滋賀」のことが思い浮かぶような、つながるようなことを考えていただきたいと思います。印刷媒体だけではなしに、もう少しやっていただきたい。また、市町のほうへも、もう少しPRしていってもらって、どんどん出していっていただきたいなと思います。  先ほども参考人がかなり辛口のことを言ってらっしゃったけど、私は、最初だからまだそんなにそこまで言うことではないのかな、もう少し長い目で見てから判断しないといけないかもしれません。10万人がたかがみたいなことを言ってらっしゃったけど、やはりすごいことだから、これをこんなものぐらいと思わず、すごい人数だなということを真摯に受けてやっていってもらいたいと思います。まだまだできたところだから苦言があっても気にせず、やっぱりもっと思い切ってやっていただきたい。これはもうお願いですので、よろしくお願いします。 ◆大橋通伸 委員  今ほどの村島委員の最後の話と少し重ねながら、ちょっと意見を述べさせてもらいます。  きょうは参考人ということで三団体からお越しいただいて、皆さんからいろいろな気づきをいただいたことを喜んでいます。ちょっと語弊がありますが、こちらから見ていると、執行部皆さんが神妙な面持ちやら、あるいはうなずきながら聞いていらっしゃるのを見ているのが楽しかったのです。ぜひ今すぐにお答えいただく必要はございませんが、村島委員がおっしゃったように余りあれもこれもとなると許容範囲を超えますので、ぜひすぐにできそうな、手をつけられそうな御提案もありましたし、少し時間をかけて、じっくりと取り組まないといけない御提起、御示唆もありましたので、私は3年目が勝負だと思います。今1年目、2年目、しっかりと試行錯誤しながら工夫改善をすればいいと思っています。3年目、4年目に勢いがついていくためのかせぐ基盤づくりです。2番目の居川さんのお話でいうとプロデューサーをしっかりと、また、1つの会社のようにというようなお話もございましたので、ぜひ、たちまちの取り組みをお願いします。例えば、きょうのペーパーでいいますと大きな3番、これは常任委員会で私がちょっと意見を申し上げたのですが、効果的な運営ということで取り組みを予定されていますが、余り目先の反応とかで右往左往することなく、3年後を射程に入れながら、きょうの御意見もしっかり受けとめて邁進していただきたいと思います。何か御感想なりがありましたら聞かせてください。 ◎藤原 広報課長  委員の御指摘はエールと受けとめさせていただきました。4人の参考人の皆様にいただいた御意見というのは、胸に突き刺さるようなものもございましたが、本当に真摯な思いで真剣に「ここ滋賀」のことを、また滋賀県民のことを考えていただいての御発言だと思っています。へこまず、緩まず、諦めずの精神で、今後もよりよい施設の運営に取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆村島茂男 委員  この前委員会の調査で行ったときに、ディスプレーをやっていらっしゃったので、こういうのはどうですか、こういうのはどうですかと聞いていたら、いろいろとこれはだめ、あれはだめとか言われていたのです。日本橋の区の屋外広告条例をもらっておいてください。 ◎藤原 広報課長  お手配させていただきまして、委員長を通じて、どのように配付させていただくか調整させていただきます。 ◆海東英和 委員  先ほどは執行部に聞くべきことを、藤居本家の社長にわざと言ったのです。いろいろな提案や情報は共有していると課長は言いました。それなら、開店のときに県議会議長が地酒ぐらいふるさとの市町名を書いたらどうだとおっしゃって、UDSはすぐやりますと返事をしたと言ったが、我々が調査で行ったときには、できていませんでした。課長は情報共有をしていて、改善点を掌握しているのですか。2カ月もあったら、そんな33蔵のラベルぐらい誰かに言ったらできますよ。その辺で、3年という見方もあるけど、銀座のあんなところで3年もしたらみんな店が変わるのです。だから、役職がどうだということではないかもしれませんが、議長が言われたことには聞き耳を立ててもらわないといけない。議会の代表の言葉だし、そういうのをどうキャッチして、執行部からどう現場で話をして、この課題については、この2カ月どう保留になってきたのですか。 ◎藤原 広報課長  委員から御指摘いただきました地酒の市町名表記につきましては、大変恐縮ですが、議長からオープニング当初にそのような御指摘をいただいたことは、私は存じ上げておりませんでした。ただ、東京本部拠点オフィスとUDSのほうでどのような共有がされているのかについては、一度確認させていただきたいと思っております。  それと、これに限らず、いろいろな方々からの御意見、特に関係者の方々からの御意見については、拠点オフィスが聞いた部分を共有をさせていただくべく、エクセルで整理をすることを職員でやっておりますが、UDSのほうは現場に出ておりますので、逐次それを入力してということがまだまだできていないように思います。その辺どのように蓄積して、それを改善に向けてどう対応していくのかということは、今後詰めていくべき話だと思います。細かなことでいいますと本当にいろいろと改善はしているのですが、それがなかなか目に見えた形で、皆様によくなったなと思っていただけるようなことがまだまだ少のうございますので、そういったところも丁寧に御説明させていただきたいと考えております。 ◆海東英和 委員  説明が聞きたいのと違うのです。現場の改善がされたら、お客様への親切になるから言ってくれているのですよ。これはUDSだけと違って、県庁の責任者にも言っているのです。そういうのを結局、聞いたと言って何も変わっていないということと、それから、僕はバリアフリーのことを言ったけど、トイレの鍵が親指と人差し指で回さないと回らないような鍵だったでしょう。あんなのは、おそらく、県が設置者としてお金を出さなかったら改善できません。UDSがするのかもわかりませんが、せめて肘か何かでガチャンと鍵をかけられるようなものでなかったらバリアフリーと言えません。そんなことについても鈍感過ぎると思います。県も、施設の提供者として鈍感過ぎるのではないでしょうか。商売はそんなものではないですよ。昼に気がついたら晩に、朝までにやらないといけないのと違いますか。 ◎中山 総合政策部次長  海東委員がおっしゃるとおりのことだと私も思います。あそこで、「ここ滋賀」の情報発信拠点という部分と、一方ではやはり営業という部分がございますので、お客さん相手の商売をしていくという部分で、しっかりとその部分も反映していく必要があります。  ただ、今ほど委員がおっしゃったバリアフリーの問題については、どういう対応ができるかということでちょっとお時間いただきたいと思います。すぐ必要だというのは私も思うのですけれども、先立つもの等々もございますし、建物のことですので、ちょっとお時間をいただきたいと思います。 ◆海東英和 委員  建具メーカーに電話して、ドアを入れかえたらできます。 ◎中山 総合政策部次長  総じて、すぐ改善していく部分と、足をしっかりと地につけて、どうあるべきかということを見きわめながら改善していく、そういった部分を考えながら対応していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○目片信悟 委員長  まだまだ御意見もあろうかと思うのですけど、今日出た意見というのは、私も去年に話をしていることなのです。それが今出てくるということ自体、そもそもどうなのということだと思います。  先ほどの報告にも、売り上げがどうのこうのという話がありましたが、全体の経済効果からいえば拠点での売り上げはわずかなもので、去年の説明では、県内に対する経済波及効果であるとか、そういったものの数字に重きを置いて、総務・政策・企業常任委員会でも説明されて、それで予算が承認されたわけでしょう。そうすると、先ほども観光誘致に向けての取り組みが不十分だという意見があり、そもそもの大口の経済効果を見込んでいるところが不十分だということで、今後5年間の効果ということで挙げられた五十何億円という数字の達成は、本当に大丈夫なのですかという話です。それに付随して、先ほどのさまざまな参考人からの意見は、こういう状態だけれども大丈夫なのかという、いわば辛口の叱咤激励です。それは去年にもうさんざん、執行部皆さんUDSに任せておいたら大丈夫だと言われたのです。そのUDSに対する評価がこれではないですか。始まったばかりということは関係ない。始まった時点でどういう評価が下されるのかということが、始まったときが勝負なはずではないですか。それは3年や何年やと悠長なことを言っていられない。だから、そういうところに意識が薄いから、去年まで準備をされていた方をどこかへ飛ばされて、また新しい方が来て、去年までいろいろと聞いてその思いを持っていた方が次の年によそへ行って、新しい方が来られて、どこに情熱を持って、この事業をやろうという話になるのかと思います。前任者の広報課長に、どうですか、気になりますよねと聞くと、いや、今の仕事で精いっぱいだと言われている。ずっと常任委員会で議論してきて、こういうものにしましょうと言ってきたのに、「ことしに入って「ここ滋賀」が気になりますでしょう。」と言ったら、「いや、今の仕事で精いっぱいです。」と、そんなものです。  だから、今こういう問題を本当にきちんとやっておかないと、3年先なんて、もう取り返しがつかない。もう今のまま、同じように進んでしまう。忙しかろうが、何であろうが、やるべきことはやらないといけない。そのために予算を投じているわけですから、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  やはり投じる予算が大きいから、県民の皆さんは物すごく興味津々で見られています。もちろん事業者も注目されています。去年の常任委員会での、余計に失敗できないという知事の発言もあったのだから、そこをもう少し十二分に皆さん方が認識してやらないといけない。わざわざトップが常任委員会にまで出てきて、頭を下げてお願いされたのですからね。その重みというのは、やっぱりこの事業にかける知事の思いも、我々は受けとめてやっていきましょうというのだから、さまざまな各方面からの意見というのはきちんと受けとめて、やっぱり改善するべきものは改善して、それもスピード感を持ってやってほしいというのが大方の皆さんの御意見だと思います。本日の委員会が終わったらあすは忘れるではいけませんから、本当に頼みます。 ◎中山 総合政策部次長  先ほど、私が短期と中長期というようなことを申し上げましたので、委員長からそういうお言葉をいただいたと思っているのですけれども、もちろんいただいた意見に対して真摯に向き合って、それから、海東委員がおっしゃられました、そのように改善するならいつまでにという目標をセットして直すべきだといただいております。しっかりと受けていきたいと思います。  それと、UDSとの間も今でしか言えないこと、このまま行ってしまえばずるずると行ってしまうことがありますので、本当に熱い思いを持って、私は運営会議のメンバーでもございますので、しっかりとその言葉を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 3 滋賀県の地域資源に関する職員アンケート集計結果について (1)当局説明  藤原広報課長 (2)質疑、意見等 ◆大橋通伸 委員  今、課長からお断りが冒頭にありましたが、回答率の低さは、お忙しい、あるいはしらけている、いろいろと分析されたかと思いますが、いかがですか。 ◎藤原 広報課長  広報課としましては、全庁向けのお知らせ、庁内LANに掲示したり、あるいは全職員、いわゆる共通事務支援システムの利用者に対してメールを送るなどして努めてアンケートの周知を図ってきたところでありますが、結果的にはこのような数字でした。やはり地域資源に関するというところで、まだまだ職員に温度差があるように感じますし、ブランドに対して全職員が一丸となって取り組む機運がまだまだ行っていないのではないかと自己反省しております。 ◆大橋通伸 委員  反省で終わらず、次のまたいろいろな取り組みの中で次の一手を考えていただきたいと思います。 ◆海東英和 委員  大橋委員は優しいですけど、「ここ滋賀」の名前の応募もやたらと少なくて、この分野は低調ですよね。回答率が23.5%で、3割行かない。担当課長や担当の職員が、なぜ県庁内を頼むと言って回らないのですか。せめて5割は行こうとか、どういう目標をもってこのアンケートをしたのですか。当初の達成目標は何%を見込んで、アンケートをされたのですか。 ◎藤原 広報課長  確たる何%という数字を頭にもって実施させていただいたわけではございませんけれども、やはり……。 ◆海東英和 委員  けれどもは、要らない。なかったのです。 ◎藤原 広報課長  確たる数字はございません。 ◆海東英和 委員  KPIも定めないで仕事をしていいのですか。 ◎藤原 広報課長  できるだけたくさん回答していただけるようにあらゆる手を尽くしたつもりですし、県政経営幹事会議等でも呼びかけましたが、結果的にはこのような数値となりました。一部、例えば臨時的任用職員や嘱託職員など、いろいろな方々が共通事務支援システムを御利用いただいている中でのパーセンテージということもございます。非常に残念ですけれども、これ以上何かできたかと言われますとなかなか難しいのではないかと思いますが、今後の取り組みでブランド推進本部員会議なり、幹事会議を通じて、もう少しみんなで滋賀の地域資源について考えていくということを、今回をきっかけにしたいと思います。 ◆海東英和 委員  一覧が出ているのですが、これは件数を表示することはできなかったのですか。アンケートのとりまとめには代表のベスト10ぐらいは件数があるのですが、一覧には件数が全くないので、1人なのか10人なのかが全くわからないので、資料として参考にしにくいと思うのですけど、どうでしょうか。 ◎藤原 広報課長  今回は記述式でという御指定もございまして、何かカテゴリーで選ぶというような選択式にしますと回答が引きずられる懸念から、このようなフリーで自由記述というような形にさせていただきました。ごらんいただきますと、例えば5ページ目の「琵琶湖」、「琵琶湖(とりわけ北琵琶湖)」というような、琵琶湖と一口に言ってもいろいろな表現がございまして、どこまでくくるのか、くくらないのかというところが非常に悩んだところでしたので、いわゆる同じ表記のものを順位別にすることで上位を資料の2ページに掲載させていただきましたが、本来このアンケートの趣旨は隠れたものも発掘していくようなことですので、この生データは検討の材料に活用していきたいと考えているところです。 ◆海東英和 委員  というか、活用するために琵琶湖に関するものを全数表記したのかといえば、琵琶湖単独のものは何件かあるわけでしょう。そして、琵琶湖と山というのはまた1人か2人かわからないけれども、数字をせっかく生かすことができるのに、きちんと役立てる資料としての提示がないのではないかと聞いているのです。だから、数字は挙げられるのですか。 ◎藤原 広報課長  この場でお答え申し上げる観点から言うと、上位30位までは数字を持っています。 ◆海東英和 委員  わざわざこのことについて話し合う特別委員会で、特に委員長が頑張ってくださっているのですから、なるべく次の議論につながるような資料提供をお願いしたいと思います。  それから、県の資料として出るので、ちょっとお願いですが、19ページのホツマツタエは片仮名で書く場合「エ」は、上の棒の右肩から下へ払いがあるのが「ホツマツタヱ」の固有名詞ですので、お願いします。 ◎藤原 広報課長  大変申しわけございません。しがネット受付サービスによりまして、これはダウンロードし、誤字も含めてそのまま掲載させていただいている観点から、このような形になりました。以後、気をつけたいと思います。 ○目片信悟 委員長  今、さまざま御意見があったことを踏まえて、今後ともこういったアンケートのようなデータはやはり大事な部分だと思います。そうすると、23.5%、4人に1人という回答率は、誰が政策立案されているのだろうかと思います。広報課の人は、当然、全員アンケートに回答してもらっていると思うし、総合政策部の方は少なくとも8割以上の人はアンケートに答えてもらっていると思うし、観光交流局はこれを生かそうと思っているのだから8割以上の人がアンケートに答えてくれていると思うし、農政も、牛を売らないと、米を売らないと、ブランドをつくらないとと思われているのだから8割以上が答えてくれていると思うのですが、なぜこの数字なのだという話です。  どこが答えていないのかということにはならないけれども、この委員会での議論は、やはりそれぞれが綿密に絡んでくるわけです。何も総合政策部だけではなくて、観光交流局も、農政水産部も、それこそ商工観光労働部だって、総務部だって、どこだってブランドは絡んでくるわけです。だから、もう少し県の施策を推進するに当たって、職員のモチベーションがどれだけ高いか低いかによって、やはり施策の成否が左右されることになると思います。このアンケートに関しての中身のコメントはいろいろとありますが、それを言う前に、アンケートなり何なりで、きちんとブランド推進に関する皆さん方の問題意識をもう少しあらわしてほしいと思います。先ほどKPIの話もありましたが、やはり何か事を起こすのに、そうした数値目標なり最終どういうことを求めるのだという意識が高いか低いかによって、事業の成否が左右されると思います。先ほどから、やってみた、出たとこ勝負みたいなことが非常に多い。だから、そういうおそれのあるものについて、委員会で事前にこういうことはないのか、ああいうことはないのかという議論を去年からも、またことしもやっているわけですから、その次の検証のときに、いや、そこまで想定していませんでしたみたいな話をしていると、結局、やっている事業が本当にいいものになっていかないこともあります。各部局が本当にそのあたりの問題意識を持って、課題解決に向けての取り組みをきちんと進めてほしいと思いますし、委員会も含めて報告もお願いしたいと思います。私からの意見として申し上げさせていただいておきます。 閉会宣告  16時14分  県政記者傍聴:なし  一般傍聴  :なし...