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令和2年建設委員会 名簿 開催日: 2020-10-21
令和2年建設委員会 本文 開催日: 2020-10-21

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  1. 愛知県議会 2020-10-21
    令和2年建設委員会 本文 開催日: 2020-10-21


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    愛知県議会 会議録の閲覧と検索 検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 令和2年建設委員会 本文 2020-10-21 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 46 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  【岩瀬参考人選択 2 :  【中村参考人選択 3 :  【成瀬参考人選択 4 :  【道路建設課長選択 5 :  【河川課長選択 6 :  【都市整備課長選択 7 :  【朝日将委員選択 8 :  【都市整備課長選択 9 :  【朝日将委員選択 10 :  【穂積参考人選択 11 :  【横山参考人選択 12 :  【伊藤克明参考人選択 13 :  【伊藤 実参考人選択 14 :  【道路維持課長選択 15 :  【道路建設課長選択 16 :  【砂防課長選択 17 :  【成田 修委員選択 18 :  【砂防課長選択 19 :  【成田 修委員選択 20 :  【峰野 修議員選択 21 :  【砂防課長選択 22 :  【峰野 修議員選択 23 :  【砂防課長選択 24 :  【日比参考人選択 25 :  【日永参考人選択 26 :  【村瀬参考人選択 27 :  【村上浩司参考人選択 28 :  【村上昌生参考人選択 29 :  【横江参考人選択 30 :  【加藤参考人選択 31 :  【道路維持課長選択 32 :  【道路建設課長選択 33 :  【下水道課長】 選択 34 :  【河川課長選択 35 :  【都市整備課長選択 36 :  【朝日将委員選択 37 :  【下水道課長】 選択 38 :  【朝日将委員選択 39 :  【下水道課長】 選択 40 :  【中野治美委員選択 41 :  【建設局長】 選択 42 :  【中野治美委員選択 43 :  【建設局長】 選択 44 :  【中野治美委員選択 45 :  【建設局長】 選択 46 :  【中野治美委員】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: <西三河建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【岩瀬参考人】  皆様、こんにちは。岡崎市の土木建設部長の岩瀬でございます。  愛知県議会の建設委員の皆様方には、日頃より私ども岡崎市の事業の推進に対しまして格別なる御支援を賜っておりますこと、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。ありがとうございます。また、愛知県の皆様には、本市内の事業の着実な推進に御尽力をいただいておりまして、誠にありがとうございます。  私ども岡崎市では、今週の18日日曜日に市長及び市議選が執り行われまして、本日が市長の選挙後の初登庁となっておりまして、代わりに私から、本市にとりまして特に重要な道路事業並びに河川事業2件につきまして提案をさせていただきます。よろしくお願いします。  それでは、早速でございますが、お手元の提案書並びに図面を御覧ください。  初めに、都市計画道路福岡線の早期整備について説明をさせていただきます。  1枚おめくりいただきました図を御覧いただきまして、中央右寄りにございます黒色のJR岡崎駅の左下、赤色の細い線で囲ってありますエリアで実施中の岡崎駅南土地区画整理事業のほぼ中心には、第2次救急医療を24時間365日実施する藤田医科大学岡崎医療センターが本年4月に開院をしております。また、その隣接地、左下の黄色の丸で示しております位置には、岡崎市と幸田町を所管する岡崎警察署の移転計画が進められているところでございます。これらの地域の安全・安心の中枢を担う重要な施設がその機能を十二分に発揮するためには、緊急車両などの機動性を確保するアクセス道路の拡充整備が不可欠でございます。市といたしましても、図の左側、西側からのアクセスルートといたしまして、黄色の矢印で示しております都市計画道路井内新村線をはじめ、JR岡崎駅の南で鉄道本線下を立体交差する柱町線や、もう一つ南になりますが若松線といった鉄道で東西に分断された東側からのアクセス強化のための道路の整備などを進めているところでございます。それに加え、幸田町をはじめ南の地区からのアクセス強化も大変重要でありますことから、本提案であります都市計画道路福岡線の早期整備をお願いするものでございます。要望の箇所といたしましては、図の左の下、都市計画道路安城幸田線から北へ赤色の矢印で示しております箇所でございまして、岡崎駅南土地区画整理事業の区域の境から安城幸田線までの約700メートルにつきまして、早期開通に向けた整備促進をぜひともよろしくお願いします。  続きまして、2点目の一級河川乙川の早期改修の提案でございます。  平成20年8月末豪雨では、8月の観測史上最大となる時間雨量146.5ミリメートルが私ども岡崎市で観測をされまして、伊賀川をはじめ中小河川の氾濫、並びに内水によりまして市内では未曽有の甚大な浸水被害が発生をいたしました。これを受けまして、愛知県におかれましては床上浸水対策特別緊急事業によります五つの河川での緊急かつ重点的な河川整備を推進していただきまして、誠にありがとうございました。それ以降につきましても、乙川をはじめ鹿乗川、砂川のさらなる改修促進を図っていただいているところでございまして、こちらにつきましても重ねてお礼を申し上げます。  その中でも特に乙川につきましては、1枚はねていただいた図を御覧いただきまして、左上にございます竹橋までの改修をおおむね完了していただいておりまして、引き続き赤い矢印の中間部、御用橋までについて現在改修を進めていただいているところでございます。しかしながら、平成23年7月の台風6号以降、赤色矢印の下側、準用河川六斗目川との合流部やその上流の青色斜線の囲みの箇所などでは4度の浸水被害が発生をいたしております。これらの状況を受けまして、昨年度におきましては早期に浸水を軽減させる対策として、六斗目川合流部の土砂掘削や伏せ越し管の撤去などを実施いただきまして、誠にありがとうございました。これらに続きまして、河川整備計画に基づきます洪水の安全な流下に向けた六斗目川合流部までの河道改修、並びに遊水地の早期整備をお願いさせていただきます。  以上2件はいずれも市民の安全・安心な暮らしを守るとともに、本市のまちづくりに欠くことのできない重要な事業でございます。早期整備に向けた委員の皆様の御支援を賜りますようお願いを申し上げまして、私からの事業提案とさせていただきます。  また、本日はこのような貴重なお時間を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。 2: 【中村参考人】  西尾市長の中村でございます。  本日は山田建設委員長をはじめ、委員の皆様には大変お忙しい中、お時間をいただきまして、誠にありがとうございます。また、平素は西尾市の道路、河川、海岸事業をはじめとする建設行政の推進につきまして格段の御高配を賜り厚く御礼申し上げます。  それでは、提案書の趣旨を説明させていただきます。  まず初めに、都市計画道路安城一色線の早期整備についてでございます。  本市は自動車部品産業を中心とした全国有数の産業集積地であり、製造業の中枢を担うとともに、カーネーション、抹茶、アサリやウナギを代表とする農水産物の生産においても全国をリードするなど、モノづくり愛知の経済に重要な役割を果たしております。その役割を大きく発揮させるためには、交通アクセスの向上が大変重要となってまいります。本市は合併で広域化したことにより地域間の連携や交流の必要性が高まってきておりますが、その基盤となります各地域を結ぶ道路網はいまだ脆弱であるため、広域連携の交通軸としての幹線道路整備が強く望まれております。
     このような状況の中、本市の南北交通の軸となります安城一色線は、豊田市、岡崎市、安城市、西尾市の4市で西三河南北道路として協議会を設立し、沿岸部から新東名高速道路豊田東インターへの接続を目的に、トヨタ自動車関連企業の多い当地域の利便性の向上やインターへの時間短縮など、活発な経済活動の推進に努めているところであります。また、本市の沿岸部は海抜ゼロメートル地帯が多く、今後発生が危惧されております南海トラフ地震等による津波発生時には重要な避難路として大規模災害発生時のリスク低減に資する幹線道路でもありまして、三河湾沿岸地域の東西交通軸の骨格をなす名浜道路の機能を補完する道路の役割としても期待されております。本路線につきましては一部区間が供用され、現在3区間の約2.2キロメートルにおいて着手していただいておりますが、引き続き整備を進め、早期に開通をお願いするものでございます。  続きまして、2点目といたしまして、河川・海岸堤防等地震・津波対策事業の促進についてでございます。  平成26年5月に愛知県防災会議が発表しました愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査結果によりますと、地震が発生した場合には河川・海岸堤防は沈下、崩壊し、ゼロメートル地帯においては津波到達前に海水が侵入して住民避難が困難となり、さらには津波により広範囲に浸水するなど、甚大な被害が発生することが想定されております。このようなことから、巨大地震等に伴う津波被害を最小限にとどめるため、矢作古川、矢崎川などの河川堤防や、西尾海岸、一色漁港海岸などの海岸堤防の一体的な堤防の強化が不可欠となります。事前防災・減災対策として本市内の河川・海岸事業及び漁港海岸事業の推進、また、本市が実施しております漁港海岸堤防の地震対策事業へのより一層の支援強化をお願いするものでございます。  以上、2項目を提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。 3: 【成瀬参考人】  皆さん、こんにちは。お世話になります。  日頃より河川・道路関係につきましては大変御尽力、御指導賜りますこと、改めてお礼を申し上げます。また、本日はお忙しい中、このような貴重な機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。  幸田町からは2件でございます。  まず、河川関係でございまして、一級河川の広田川の整備促進、そして、菱池遊水地の整備促進についてでございます。  冒頭より西三河建設事務所長さんからお話がありましたように、令和における大事業であります菱池遊水地の整備、まずは遊水地の地権者からの購入ということでありますけれども、まだ一部の用地交渉は来年度ということもありますけれども、既にこの一、二年でほぼ99パーセントの方に御同意いただき用地取得が済み、集団調印式を進めるなど、大変なスピーディー感をもって用地買収が進んでおりますことを改めてお礼を申し上げます。今回の広田川の改修促進につきましては、平成20年の8月末豪雨で、住居、家屋の浸水被害が多い中で、県におきましても短期間で重点的に整備を進めていただきました。特に平成25年度までの床上浸水対策事業、これにおきまして一級河川砂川合流点まで河道拡幅が完了されましたこと、厚くお礼を申し上げます。また、昨年度におきましても、菱池遊水地付近にあります観音橋に危機管理型の水位計を設置いただいておりまして、洪水に備えていくということにおきましても、現在鋭意整備を進めております上流部の河道拡幅整備に向け、着実に今後も整備を行っていただきますようにお願い申し上げます。  菱池遊水地につきましては、先ほど申し上げましたとおり、昨年度と本年度の2か年でおおむねの用地取得を終えることができました。今後におきましては、工事の着手、残る用地の買収でありますけれども、地元との調整すべきこともありますけれども、愛知県と協働して鋭意調整してまいりたいと思います。大変予算が厳しい中だとは思いますけれども、さらなる事業推進につきましてよろしくお願いします。  そして、私にとっても将来この菱池遊水地を、工事の完了とともに、平常時における利活用という視点で今後進めていきたいと思っております。その際の整備方法、維持管理、アクセス道路の在り方など、今後整備していくために課題も多いとは思いますけれども、こういった検討も併せて進めていただければと思っておりますので、御指導のほどよろしくお願い申し上げます。  2点目でございます。都市計画道路芦谷蒲郡線(一般県道芦谷蒲郡線)の整備促進でございます。  幸田町はJR東海道本線に三つの駅がございまして、その真ん中にあります幸田駅は幸田町の玄関口でございます。国道248号が南北に縦貫しておりますが、お手元の図面にありますように、この幸田町の中心となります玄関口の駅と国道248号とを東西に連絡する重要な路線である芦谷蒲郡線でございます。現在JR幸田駅付近では区画整理事業を進めておりまして、区域内の90メートルについての道路築造を既に進めているところでございます。また、隣接する都市計画道路がございまして、生平幸田線でございますけれども、ここまでの区間の延長約500メートルの街路事業区間につきまして、平成25年度より愛知県におきまして事業を着手していただき用地取得を進めるとともに、昨年度からも工事を着手していただいております。今回のこの当該区間におきましては大型補償物件もございます。こういった残りの用地取得が今後の進捗の鍵となってまいりますので、こういったところを重点的に整備させていただきたいと思っております。町といたしましても、用地関係につきましては地元調整に対して積極的に協力してまいります。よろしくお願いしたいと思います。あわせて、相乗的な事業効果の促進ということで、昨年度より本路線と交差します生平幸田線の現道拡幅事業にも着手しておりまして、街路事業の歩調と合わせて進めてまいりますので、これにつきましても御支援、御協力をお願いいたします。  幸田町からはこの2点について、よろしくお願いしたいと思います。 4: (理事者の主な発言) 【道路建設課長】  西尾市から提案された都市計画道路安城一色線の取組状況については、一般県道蒲郡碧南線より北側の西尾市上町から下町までの約1.2キロメートル区間及び米津町の圃場整備区域内の約0.7キロメートル区間を道路事業で、旧一色町地内の諏訪神社前から国道247号までの約0.3キロメートル区間を街路事業で整備を進めている。  道路事業で進めている西尾市上町から下町までの区間では平成24年度から用地買収を進め、昨年度道路築造工事に着手し、本年度も用地買収や道路築造工事を進めていく。また、西尾市米津町の圃場整備区域内の区間では、圃場事業に併せて昨年度から用地買収を実施しており、本年度も引き続き進めていく。  街路事業で進めている西尾市一色町地内では、平成26年度に諏訪神社前から国道247号までの300メートル区間について着手し、用地取得を進めるとともに、昨年度は諏訪神社前の道路整備を実施した。本年度は引き続き用地取得を進めていく。周辺は人家連担地区で補償物件も多数ある事業のため、引き続き西尾市に協力をお願いする。 5: 【河川課長】  岡崎市から提案された乙川の改修については、竹橋から御用橋までの延長約800メートルを当面の整備区間として河道拡幅などを進めている。昨年度は御用橋下流右岸の築堤工事や樋管工事、取付護岸工事を実施し、本年度も引き続きその下流にある護岸工事を実施する予定である。  準用河川六斗目川合流部付近については、これまで緊急対応として平成23年度に高水敷掘削を実施している。また、平成30年度には、伏せ越し函渠の撤去と併せて高水敷掘削を実施して昨年度に完了した。今後は当面の整備区間を速やかに完了し、上流の区間や遊水地の整備の早期着手に努めていく。  西尾市から提案された河川・海岸堤防等の地震・津波対策について、河川堤防は、矢作古川において地震対策アクションプランに約6キロメートルの耐震対策を位置づけ、これまでに約1.6キロメートルの整備を完了している。本年度は、昨年度予算で実施中の区間に続いて、耐震化工事を実施していく。  矢崎川においては約6.7キロメートルを計画に位置づけ、これまでに約4.2キロメートルの区間で耐震化工事を完了している。本年度は饗庭新橋上流の区間及び赤坂橋の上流の区間で耐震化工事を実施していく。  海岸及び漁港海岸堤防は約21.9キロメートルを計画に位置づけ、これまでに14.7キロメートルの耐震化工事を完了している。本年度は西尾海岸の中根地区、一色海岸の細川地区、衣浦港海岸、一色漁港海岸において耐震化工事を実施していく。特に一色漁港海岸は、昨年度からの新規事業である海岸保全施設整備連携事業により事業進捗に努めている。  西尾市が実施している寺津漁港海岸の耐震化工事については、国の補助事業を活用できるよう積極的な要望活動を行い、予算の確保に取り組んでいく。  幸田町から提案された広田川の改修及び菱池遊水池の整備について、広田川は現在、砂川合流点から上流へ整備を進めており、本年度は昨年度に引き続き、県道須美福岡線の新田橋の整備を進めていく。菱池遊水地は幸田町の協力もあり、本年度には事業用地をほぼ取得することができ、大変感謝している。また、遊水地の整備に伴い移設が必要となる揚排水機場や用排水樋管の詳細設計及び築堤に伴う軟弱地盤対策について検討していく。今後は遊水地の土地利用について幸田町に相談するとともに、早期の工事着手に向け、残る用地取得も進めていきたいので、引き続きの協力をお願いする。 6: 【都市整備課長】  岡崎市から提案された都市計画道路福岡線の早期整備については、本路線がJR岡崎駅を中心とする岡崎市の都心を南北に縦断する幹線道路であり、市街地を形成するための骨格となる重要な路線である。提案された約700メートル区間のうち、家屋の密集する南側の335メートル区間について、平成30年度に都市計画事業認可を取得し、昨年度から用地買収に着手している。また、岡崎市北側の区間の用地買収を協力してもらい、感謝する。県は早期の用地買収完了を目指し、本年度も引き続き進めていく。本路線の整備に当たっては、住宅密集地を含むこともあり、地権者をはじめとする地元関係者の理解と協力が欠かせないので、引き続き岡崎市に協力をお願いする。  幸田町から提案された都市計画道路芦谷蒲郡線の整備促進についてである。本路線はJR幸田駅から国道248号へつながる幹線道路である。土地区画整理事業区域境から都市計画道路生平幸田線までの約500メートル区間については、平成25年度から街路事業で整備を進めており、昨年度末の用地買収率は約8割である。本年度も引き続き用地買収と、まとまって用地が確保できた部分の歩道整備工事を進めていく。まだ補償物件も多数残っているので、引き続き幸田町に協力をお願いする。  また、幸田町が整備を進めている都市計画道路生平幸田線についても、必要な交付金が確保されるよう引き続き国に働きかけていく。 7: (主な質疑) 【朝日将委員】  岡崎市から提案された都市計画道路福岡線の早期整備について、藤田医科大学岡崎医療センターが開院して、渋滞の状況に変化はあったか。 8: 【都市整備課長】  渋滞の状況は詳細に把握していないが、医療センターの開院に先立ち、北側からのアクセスとなる県道43号岡崎碧南線の交差点を改良して渋滞対策を準備した。 9: 【朝日将委員】  救急車両等の搬入も考慮し、引き続き進めてほしい。 10: <新城設楽建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【穂積参考人】  新城市長、穂積でございます。  毎年、例年のように建設委員会の皆様には管内についての事情をお聞き取りいただき、また、私ども市町村の立場からのいろいろな考え方、あるいは要望についてお聞き取りいただきまして、誠にありがとうございます。  通例ですと、新城設楽建設事務所にお見えいただきまして現地の様子を見ていただき、そうした実感の中を込めて私どものお話を聞いていただくわけでございますが、本年は本当に残念ながらこうした形となりました。来年はまたぜひ建設委員会の皆様には現地にお越しいただければと思います。  さて、管内の事業につきましては、新城設楽建設事務所長さんのほうから全般的なお話があったところでございまして、愛知県当局によりまして様々な各種の事業を着実に進行していただいていることには感謝をしているところでございます。  新城市からは、本日は一般国道151号、一宮バイパス2工区の新城市側からの事業推進について要望させていただきたいと思います。  新城市では平成28年に新東名高速道路新城インターチェンジが開通をいたしまして、当地域にとって非常に大きなインパクトを与え、観光交流、産業誘致、そしてまた緊急輸送等について大きな役割を果たしてもらっています。その新東名の新城インターと、現在の東名高速道路豊川インターとの間を結ぶ国道151号でございますが、この151号の新城市内についてはバイパスが既に新東名の開通前に完成をしておりますが、新城市と豊川市境から豊川インターの間のバイパスが残念ながらまだできておらず、一般の現道を利用しているところでございますが、この道は片側1車線の国道でございまして、朝夕のラッシュ時には渋滞が頻発をしておりますし、また一般の生活道路とも重複しておりますので、安全面、さらには緊急時の救急車の搬送等では新城市以北は医療資源が不足をしておりますので、新城・奥三河地域の患者さんを豊川、豊橋の市民病院に搬送しなければならない、そんなこともかなり日常化しております。そうした中で、この国道151号が今のままであるということは、私ども地域にとっては大変大きな不利益となっております。さらに今後、沿岸部で大きな災害が起こったときには、新東名高速道路新城側が後方の拠点にもならなければならない、そんな役割も自覚をしているところでございますが、そうした中での151号バイパスの役割はさらに大きなものになると思っております。  そうした命の道でもあります151号のバイパスは17キロメートルほどの延長区間があるわけですが、南側の一宮バイパス8キロメートル区間について工区を二つに分けておりまして、1工区を豊川インターチェンジ側から事業を進めているということでございます。従来これを1工区で、南側が終わってから新城側へ着手をしていただくということになっておりましたが、近年、県当局の御努力、国の働きかけもありまして、2工区からの着手も現実味を帯びてきているところでございます。このことによりまして、1工区とともに2工区のさらなる事業推進を私どもとしてはお願いもし、また、強く提言もしているところでございますので、こうした機会を通じて、私からは国道151号一宮バイパスの新城側、2工区側の事業促進について強くお願いをしますとともに、様々な面での御高配をお願いする次第でございます。 11: 【横山参考人】  設楽町長の横山でございます。  日頃、愛知県議会建設委員会の皆様、議会の皆様、そして愛知県建設局の皆様方には、我々のまち、また、この奥三河エリアの建設行政にとりわけ御尽力をいただきまして、改めて感謝、御礼を申し上げる次第でございます。  私からは2点ございます。1点目は設楽ダム関連事業の促進についてでございます。そしてもう一点は土砂災害施設の整備についてということで、この2点についてお話をさせていただきたいと思います。  日頃から県御当局におかれましては、設楽ダム関連事業として国道3路線、16工区をはじめとして県道、そして河川、さらには町道や公共下水道等の代行整備、こうした事業に携わっていただいております。そして、町内各所で現在、本当につち音が大きいというか、工事車両が頻繁に走り回る、そんなような状況の中でありまして、これだけ見ていても元気が出てくると、そのような状況にもなっております。こうしたことで町民一同、本当に感謝をしているところでもございます。  そうした中にありまして、国道257号の川向という地内がございますが、そこから清崎地内にわたっての整備ということで、歩道の設置等を中心に道路改良を進めていただいております。そして、さらには国道473号の設楽バイパス、そして、県道の坂宇場津具設楽線の八橋地内から長江地内の間の退避所の設置、そして、県道和市清崎線の1工区、これも県代行事業として、また改めて町道も含め、今愛知県によって工事も進めていただいているところでございまして、その中で町道の田口大崎線、そして町道田内清崎線、これにつきましても既に完了をしていただいております。そして、ただいま申し上げました国道257号、これは新城市から設楽町を縦貫して岐阜県の恵那市につながる国道でありますが、その中の町内に安沢の坂がございます。その譲り車線が、先ほど新城設楽建設事務所長さんからもお話がありましたように、昨日供用が開始となったところでありまして、本当にありがたく町民一同感謝をしているところでもあります。そして、この路線の中で、この工事をはじめ多くの路線についても引き続いて計画どおりに進め、また完成させるように事業の進捗をお願いさせていただくところであります。  当町の現状といいますと鉄道がないというようなことで、公共交通機関としては唯一、豊橋鉄道と町営のバス、これに頼るわけでありますが、バスの本数が少ないというようなことで、移動はどうしても自家用車に頼らざるを得ないのが現状でございます。そのような中で高齢化率は非常に高く、今50パーセントというふうになっておりますけれども、こうした状況の中で高齢のドライバーが多いわけです。そうした人たちが、狭い道で車の擦れ違いも危ういような状況の中で運転をしておるというようなことでありまして、日常生活の中で安心・安全を図る上でも、この道路整備が地域を支える最優先課題ということにもなっております。そうしたことで、一方では交通環境の改善をしていかなくてはならないというふうなことも考えなければならない、こんな現状です。  また、県の代行事業で整備を進めていただいております私どものまちの中心地、田口地区というのがございますが、ここの公共下水道事業を進めていただいております。この事業の進捗を図るためにも大幅な予算確保がどうしても必要でありますし、引き続き強力に整備促進してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  こうしたことで、これら道路等の整備の効果といたしましては、先ほど申し上げましたように、高齢ドライバーでも安全で安心して通行のできる、そうした交通環境を確保したい、そして町民の日常生活が向上できるということにつながります。  そして、もう一点は、緊急搬送時間の短縮によります早期治療、そして命の道ということでこの道路を確保したいということ、そして、高速道路へのアクセスの向上にもつながります新産業の創出ですとか、また新規市場開拓など、産業の活性化にも期待されるところでもございます。  また一方、河川事業といたしましては、現在町で整備を行っております道の駅したらという施設を建設中でありますが、これが来春に向け完成となりますけれども、この事業と一体となった新しい水辺交流拠点整備ということで、この道の駅近辺の豊川の河川整備を、新しい水辺公園というようなことも兼ねて整備をしていただくということで、多くの方々が効果に対しての期待をしているところであります。そして、こうした下水道を整備することによって、何においてもやはり町民の生活向上に欠くことのできない事業であるというようなことで、豊川の水質保全にもつながるということで期待がされております。こうして私どもの地域で安心して暮らすことができる、そういうことへの地域の発展と振興も進めていく、こうしたことで今後とも格段の御配慮をお願いしたいというふうに思います。  そして、2点目の土砂災害施設の整備でございます。  設楽町は総面積274平方キロメートルということで広大な面積を有しているところでありますけれども、地形でいいますと急峻、また脆弱な地盤が多く、そして、そういった環境の中で住居が点在しておるというようなところであります。近年頻繁に発生しております集中豪雨、こうしたことによって土砂崩れですとか土石流によって人的被害が危惧される、こんな状況でありまして、予期せぬ災害が起こり得る、そんな危険な状況にもあります。そういう中で、土砂災害防止施設の整備について力を入れていきたいと思っておりますので、これについてもよろしくお願いしたいと思います。  こうして土砂災害により被害を最小限に食い止めるというようなこと、そして一方では、高齢者をはじめとする全住民が安心して暮らせる環境、こうしたものを保ちたいということで、常にこうしたことへの災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと思っておりますので、今後とも格段の御配慮をお願いするところでございます。 12: 【伊藤克明参考人】  東栄町副町長の伊藤克明でございます。日頃は東栄町の建設事業につきまして、格別の御配慮を賜りまして厚くお礼申し上げます。  さて、三遠南信自動車道の事業も順調に進められておりまして、平成31年3月2日には東栄インターから佐久間川合インター間が開通しまして、さらに8月28日には三遠道路で一番長い3号トンネルの貫通式が行われました。三遠南信自動車道鳳来峡インター開通以降、温泉をはじめとする観光施設で東栄町に訪れる都市部からの観光客は増加をしておりまして、道路整備が観光、そして、人の流れに大きな役割を果たしておりますことを再認識しているところです。  こうした中、当管内は地形上から道路整備に多額の事業費を要し、その整備水準は依然として低い状態にあります。救急医療、福祉サービス、通勤通学、買物等、安全に通行できる道路の整備は地域住民の長年にわたる悲願でもあります。道路整備は住民の福祉向上と日常生活の安全・安心が図られる等、その効果が期待されているところであります。  それでは、私のほうから、今回2点お願いをしたいと存じます。  最初に、一般国道473号、月バイパスの整備促進と、東栄町下田地内における交通環境の改善についてです。  国道473号は東栄町を東西に結び、東は浜松市、西は設楽町に通じる幹線道路であります。その中で、東栄町中設楽地内の国道151号との交差部分から月地内までの間は整備が完了しておりまして非常に走りやすくなっております。設楽町側におきましても神田地内までは整備が完了していますが、月地内と神田地内の間は幅員も狭く、カーブの連続で見通しも悪く落石も多い状況となっております。北設楽郡を相互乗り入れするおでかけ北設バス路線は、田口高校への通学にも利用されており、月バイパスの一刻も早い整備促進をお願いするものであります。  一方、本町の東側に位置します下田地区には東栄温泉や観光まちづくり協会が併設するのき山学校などの施設があり、週末をはじめとして多くの車両が行き来しています。また、東栄小学校や東栄中学校の通学路ともなっていますが、道幅が狭く見通しも悪いため片側交互交通を強いられ、よけ合う場所にも苦慮している状況であり、安全面からも大変危惧しているところであります。現道の局部拡幅、退避所設置等の交通安全対策を実施していただくことで、地域生活と児童の通学の安全確保につながることが期待されていますので、整備実施をお願いするものであります。  2点目は、県代行事業・本郷下川農免線の早期整備についてです。  本郷下川農免線は国道473号から本町中心部を経由して国道151号へ向かうアクセス道路であり、交通量の多い路線であります。東栄小学校や東栄保育園、また、今後建設を予定しています医療センター、保健福祉センター等への公共施設へのアクセス道路としての利用や、国道473号と国道151号を結ぶバイパス的道路として救急医療や通勤においての時間短縮も求められており、地域にとっては重要な道路として位置づけしています。平成18年から県代行事業として開始されており、平成24年に一部供用が開始されていますが、残り区間につきましても利便性確保のために早期整備をお願いするものであります。  私のほうからは以上2点でありますが、どうぞよろしくお願いいたします。 13: 【伊藤 実参考人】  改めまして、こんにちは。豊根村長の伊藤でございます。  日頃から建設委員会の先生方、そして、鎌田局長さんをはじめ、建設局の幹部の皆さん、本当に豊根村の行政に対しましていろんな面で御支援を賜っておりますことを、まずもって御礼を申し上げたいというふうに思っております。  今日は特に豊根村からは2点お願いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、1点目でございますが、豊根と富山間を結ぶ道路整備の促進でございますが、平成17年に内陸部では一番小さいと言われた富山村と合併をいたしました。そしてこの間、行政の効率化を目指しながら地域の一体化に取り組んできて、もう本年で15年たつわけであります。この間を結ぶ道路というのは主要地方道の阿南東栄線、それから、一般県道の津具大嵐停車場線の2路線でございますが、この2路線いずれも急カーブ、急勾配で峠越えの道路ということで、通常時でも50分ぐらいかかる。それで、冬場だと雪があって1時間を超えるような時間を要しておるわけであります。こういった状況の中でありますので、いろんな施設を集約して効率を目指してもなかなか集約し切れないということで、合併効果がなかなか出てこないというのが現状であります。このため、この道路整備というのは豊根村にとっても喫緊の課題でございます。平成8年度より、特に急峻な阿南東栄線の小田・石堂間の工事に着手いただいており、一部開通をさせていただいて喜んでおるところでありますが、この路線はバス路線でもございますし、また、住民の生活の要になっておるところであります。どうしても日常生活に欠かせない路線ということでございまして、ぜひともこの阿南東栄線の改良をお願いしたいというのが1点目でございます。  次に2点目でございますが、広域観光周遊ルートとなる県道の茶臼山線の改良整備でございます。  豊根村は昭和44年に、茶臼山を中心といたしました天竜奥三河国定公園に指定をされまして、林業に次ぐ産業として観光に取り組んでおります。茶臼山高原は春夏秋冬を通じまして今50万人を超える観光客が訪れる観光地となりました。茶臼山へのアクセスというのは、愛知県側からですと一般県道の茶臼山高原設楽線、それから一般県道の茶臼山線、この2ルートでございますが、長野県側からは根羽を経由するルートがありまして、もう一つ、売木もあるわけでありますが、いずれも2車線の改良が済んでおるということでございます。現在、茶臼山線につきましては、愛知県の格別な御支援の中で改良工事が確実に進められておるわけでありますけど、まだまだ急カーブ、急勾配のところが多くて、擦れ違いに困難な区間が多いということでありまして、観光バスには敬遠されておるというような状況であります。特に春のシバザクラ、それから、冬のスキーには毎年多くのお客さんが愛知県側経由を敬遠されながら長野県を回ってくるというような現状もございますので、茶臼山高原は村の一番北にあるわけなんですけど、南側には国道に面して道の駅、それから温泉施設だとか新豊根ダム、いろんな観光ルートがありまして、今愛知県が目指しております広域観光を目指す中で新しい周遊ルートとなる大事な路線でございますので、引き続き御支援を賜るようにお願いを申し上げて、私からの要望とさせていただきたいというふうに思っております。 14: (理事者の主な発言) 【道路維持課長】  東栄町から提案された国道473号、東栄町下田地内における交通環境の改善については、新橋北交差点付近の歩道整備や大下田地区の東端までの区間の路肩のカラー舗装化を進めてきた。さらに、椿橋東側では待避所設置事業に着手し、昨年度8月に完成した。また、待避所設置をさらに進めるため、大下田地区で整備を進めており、昨年度に用地測量を行い、本年度は用地の取得及び工事を進めていく。今後さらに3か所程度の待避所設置を予定しており、早期の事業着手に向け検討を進めていくので、東栄町に協力をお願いする。  次に、町道本郷下川農免線の整備については、県代行事業として町道約1,700メートルの道路の改良を実施している。これまでに東側600メートルのバイパス区間の整備が完了し、現在、西側1,100メートルについて現道を拡幅する改良工事を進めており、本年度は500メートルの道路改良工事を実施するなど事業の進捗を図っていく。県は、この町道が整備されることにより、町の中心部を東西に走る重要な路線になると期待している。東栄町には、さらなる利便性向上のため、この道路と南北に走る国道151号とのアクセス、今後の道路ネットワークの考え方について検討してほしい。 15: 【道路建設課長】  新城市から提案された国道151号一宮バイパスの整備については、バイパス整備延長約8キロメートルのうち、豊川インターチェンジから豊川市道上長山一宮線までの約3.6キロメートルを第1工区として先行して整備を進めている。用地取得率は約9割を超え、まとまって用地が確保できたところから道路築造工事を進めるとともに、昨年度からはJR飯田線をまたぐ跨線橋の下部工事にも取りかかっており、本年度は上部工事に着手していく。また、第1工区から新城市につながる約4.4キロメートルの第2工区においても昨年度から現地測量に着手し、現在は用地買収に向けて交差道路も含めた道路の予備設計を進めるとともに、公安委員会など関係機関との協議を進めている。引き続き新城市の協力をもらいながら、第1工区、第2工区ともに事業進捗を図っていく。  設楽ダム建設に伴う地域振興策の一環として、2009年3月に策定した水源地域整備計画に基づき、27か所、31工区で、国道、県道、河川、下水道代行、町道代行の整備を進めている。これまでに9工区で工事が完了し、現在は17工区で工事を進めて、事業の進捗を図っている。  主に、国道257号清崎地内の安沢の坂では2か所の視距改良工事、バイパス区間では橋梁の下部工事を進めている。国道420号豊邦地内では、落合橋の橋梁の上部工事や東側の道路拡幅工事、さらに国道473号神田地内では橋梁の下部工事などのバイパス整備を進めている。このほか、設楽町での清崎地区の歴史民俗資料館、道の駅の建設と一体的に進めている県代行による町道田内清崎線は昨年7月に完成し、一級河川豊川の親水護岸でも整備を進めている。さらに、2016年度より県代行下水道事業に着手し、関連する町道上原荒尾線の県代行による道路整備工事と、下水道管渠の敷設や処理場築造工事を進めており、設楽町が来年度当初に予定している下水道の供用開始に向け、引き続き整備を進めていく。これらの社会資本整備が、設楽ダム建設に伴う地域振興策の中核を担う重要な事業であると強く認識しており、引き続き地域の要請に応え、地域の生活再建と活性化につながるよう事業進捗に努めていく。  東栄町から提案された国道473号、月バイパスについては、これまでに用地買収を実施しており、東栄町の協力もあり本年度全ての事業用地を確保することができた。工事については、昨年度、設楽町神田側から切土工事や橋梁の下部工事に着手している。本年度は設楽町における工事を継続しながら、整備する2本のトンネルのうち、東栄町側の2号トンネルに必要となる橋梁下部工事に着手していく。東栄町には、奈根地内のトンネル残土処分地も含め、用地確保に協力してもらい感謝する。引き続き事業進捗への協力をお願いする。  豊根村から提案された阿南東栄線については、一般県道古真立津具線から壽橋までの620メートルの区間を完了しているが、その先の小田方面へ約2キロメートルの区間は地形が急峻であり、多くの事業費が必要となることから、区間全体を七つの工区に分け、順次整備する計画である。これまでに整備を進めてきた区間中央付近に位置する第3工区の現道拡幅区間120メートルについては、6月末に工事が完了した。また現在、次期工区の最も北に位置する第7工区においては、昨年度に地質調査や設計を実施しており、本年度は早期に用地買収に着手できるよう用地測量を進めていく。  また、一般県道茶臼山線については、これまで線形改良や拡幅などの抜本対策を進め、延長約6キロメートルのうち4.4キロメートルは改良済みである。現在は未改良区間のうち約0.6キロメートルにおいて事業を進めており、これまでに用地買収や切土工事を実施している。本年度も切土工事を進めるなど、引き続き事業進捗を図っていく。 16: 【砂防課長】  設楽町から提案された土砂災害防止施設の整備については、整備対象箇所のうち、要配慮者利用施設、避難所、緊急輸送道路など保全対象とする箇所を重点に置き、取り組んでいる。現在設楽町では、砂防事業では緊急輸送道路である国道257号を保全する大平沢、急傾斜地崩壊対策事業では権化区域などにおいて、土砂災害防止施設の整備を進めており、権化区域は本年度で事業を完了する予定である。このほかの整備箇所についても引き続き早期完了を目指して事業を進めていくので、地元調整など、設楽町に今後も一層の協力をお願いする。  また、併せて土砂災害警戒区域の指定などソフト対策も推進している。設楽町にも、土砂災害ハザードマップの更新や住民への周知など、ソフト対策の一層の取組をお願いする。今後もハード、ソフト両面から総合的な土砂災害にしっかりと取り組んでいく。
    17: (主な質疑) 【成田 修委員】  設楽町が提案した土砂災害防止施設の整備について、本県は昭和20年以降、大きな地震に見舞われていないが、多くの水害、特に2000年豪雨は経験しており、20年サイクルで起きると言われる災害がいつ来るか分からないと思っている。急傾斜地危険箇所や地滑り危険箇所が存在することは既に分かっていて、随時、優先順位をつけて施設の整備を進めているが、具体的な期間はあるのか。5年ごとに計画しているあいち建設部方針2020に組み入れているのか。期間をどのように区切って整備しているのか。 18: 【砂防課長】  具体的な期間は特にないが、あいち建設部方針2020やあいち地震対策アクションプランの各計画の期間内で目標数値を設定し、重点的に整備する箇所の進捗を図っている。 19: 【成田 修委員】  危険な箇所が分かっているのであれば、重点的に予算を確保し、整備してほしい。そこが観光地であれば、できるだけ早急に措置してほしい。 20: 【峰野 修議員】  地元で民家の裏の石垣が崩れるなどの崩落が2件あったが、対応する所管部局がなかなか決まらなかった。治山で農林水産事務所、砂防で建設事務所、そして市と、どこが災害復旧を行うのか、なかなか見つからない。今後も小規模な土砂災害は発生すると思うので、リスクを避けるためにも、そういった危機対応をどう行っていくのか、建設局の中でも検討し、できるだけ部局間が連携し、市町村や農林水産事務所とも相談しながら進めてほしい。  土砂災害特別警戒区域内の人家は何戸か。 21: 【砂防課長】  最終的な数字ではないが、新城設楽建設事務所管内で約2,200戸ある。 22: 【峰野 修議員】  防止施設を設置するには5戸以上つながっていなければならないなど、人家移転のための救済措置等の検討が必要である。土砂災害特別警戒区域の人家対して具体的にどう対応すればよいかが未整備であると思うので、防災対策について具体的に検討してほしい。  本県は土地の登記が非常に遅れており、事業を進める上で課題になっている。地籍調査をどのように進めていけばよいか、市町村の担当者と一緒になって、検討、議論してほしい。  都市の木質化、木造化に取り組み、木材利用をもっと進めていく議論が始まっている。建設部門、特に建築局としてどう対応できるか議論してほしい。 23: 【砂防課長】  小規模な土砂災害について、大規模な崩壊の場合には所管部局がはっきりするが、小規模な崩壊の場合、全ての箇所に対応することは困難であると考えている。関係部局や市町村で協議、情報を共有し、どの部局でどのような対応ができるか、連絡を密にし、調整しながら対応していく。  土砂災害特別警戒区域内の人家への対応について、具体的な対策として、施設整備、移転の制度を利用することが挙げられるが、中山間地域であれば、安全な移転場所が確保できるのか、地域コミュニティーの観点から移転がいいのかといった問題があるので、まずは施設整備に重点を置いて土砂災害対策を進めていきたい。 24: <海部建設事務所管内> 《参考人の意見陳述》 【日比参考人】  皆さん、こんにちは。津島市長の日比でございます。  本日は県議会の建設委員会の山田委員長様をはじめ、委員の皆様、そしてまた地元選出の県会議員の皆様におかれましては、多忙の中、また愛知県の御要職の皆様におかれましても、新型コロナウイルス感染症に御尽力をしていただいておる中ではございますが、海部建設事務所管内の意見交換に御出席をいただきまして、本当にありがとうございます。まずもってこのような機会を与えていただきましたことに深く感謝を申し上げる次第であります。  さて、本日御出席の皆様には、この海部津島海抜ゼロメートル地帯という災害に弱いという実情を十分におくみ取りいただきまして、各種事業の推進にお力添えをいただいているということでございます。お礼を申し上げたいと思います。その上で、御要望ということにさせていただきたいと思います。  それでは、津島市からは、提案書の1ページと2ページにございますが、幹線道路の早期整備についての要望させていただきたいと思います。  まず、1ページ目でございますが、主要地方道の名古屋津島線でございます。名古屋市と海部津島地域を結ぶ東西の主要地方道でありまして、当地域の発展に大きく寄与するものでございます。先ほども御案内がありましたように、名古屋津島線バイパス事業は昭和55年に事業着手して既に40年という長き時間がかかっておりますが、地域にはなくてはならない道路であります。一方で2027年、リニア中央新幹線ということで、東京・名古屋間で開業が予定されているという中で、海部津島地域にリニアインパクトを最大限に生かすためには、名古屋駅から直結する本バイパスの早期整備が地域の悲願であるということになります。  そこで、本年度は七宝工区の橋梁整備や用地買収、そして、莪原工区の用地の測量を予定していただいて着実に進行しておるということでありまして、誠に感謝に堪えない次第でございます。いよいよ来年度から津島市の莪原工区の用地の買収に着手するということを聞いておりますので、その辺りしっかりと用地買収の財源確保をお願いしていただいて、2027年までに西尾張中央道までの開通ができますよう、よろしくお願いしたいというふうに思います。  もう一つ、1ページ目でございますが、津島市の東部地域を南北に貫く幹線道路でございまして、一般県道蜂須賀白浜線でございます。ここには津島の小学校、そしてまた県立の津島東高校等がありまして、青塚駅を利用する学生、歩行者、自転車の利用者が多数ございます。というようなことで今整備が進んでおるところでございますが、まだ未整備な部分がございまして、ぜひ小学校から北へ伸びる事業実施の早期の実現をするために、これも用地の買収、地元は待ち望んでおりますので、用地買収の費用をしっかりと確保していただきますとともに、さらに県道給父西枇杷島線までの早期事業化を要望するということになります。そのようなことで、津島の北の玄関が整備できるということになりますので、どうかよろしくお願いいたします。  次に、2ページ目でございますが、日光川水系の治水対策についての要望をさせていただきたいと思います。  先ほどもお話をいたしましたが、津島市のほとんどが海抜ゼロメートル以下の低平地となっておりまして、市内の排水は排水機のポンプで日光川や新堀川に排水されるとともに、市中心部の排水は善太川に流れ込んでいくということになります。本年の7月の豪雨では線状降水帯によりまして、豪雨が複数の地域で局地的、集中的に長時間継続いたしました。そのことによりテレビでもNHKで津島が最初に映ったとかございますが、各地域で甚大な被害にあったということであります。当地域でもいつ倍加するような災害があってもおかしくないというようなことになります。このような状況の中で市民の生活、生命と安全を守るため、また安心・安全で災害に強い地域をつくるためにも、河川の治水対策の強化、これは早期改修が急務となります。当市の市街地排水を担う善太川は、大雨が降ると河道から越水することもありまして、津島駅周辺、市民病院周辺では道路の冠水が度々発生するということになります。現在進められております最上部の河道の早期改修を進めるための事業費の確保、そしてまた整備促進を要望するとともに、善太川の中流部における河道のボトルネック部分についての改修、改善を要望するものでございます。提案書の後に地図が載っておりますが、よろしくお願いいたします。  また、日光川の左岸堤防でございますが、地図にも少し赤で塗らせていただいておりますが、河川の整備計画に位置づけられた耐震対策及び堤防の補強が鹿伏兎町と百町地内で進んでおるということになります。市民の生命と財産を守るための安心・安全で災害に強い地域づくりのためには、耐震対策、また堤防の補強の早期完成を強く望むものでございます。なお、これらの重点要望、これは全て用地買収を伴う事業となります。このため、当市では昨年より海部建設事務所の用地課に市の職員を派遣させていただいて、事業の促進に協力させていただいておるということでございます。  昨今、強く叫ばれております事前防災が大切になるのではないかということであります。事前防災対策というのは、災害が起きてからの対応よりも大幅にコストダウンすることは周知のとおりでございます。そういう意味で、本日道路と河川について要望させていただきましたが、津島市といたしましても、県議会議員の皆様や県当局の皆様の御支援をいただきながら、今後も各種事業の整備促進に向けて努力と活動を続けてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 25: 【日永参考人】  皆さん、こんにちは。愛西市の市長の日永貴章でございます。本日はこのような貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。  それでは、愛西市からの提案をさせていただきます。  1点目といたしまして、新架橋(仮称・愛津大橋)の整備についてでございます。  本市につきましては岐阜県及び三重県との県境に位置をしておりまして、既に東海大橋、立田、長良、油島の各大橋がかかっており、産業、経済、文化の活性化を担う重要な交通の要となっております。しかしながら、既存の橋梁につきましては交通量が大変多くなっており、慢性的な渋滞が発生をしており、土日、祝日等にも通過するのに非常に時間がかかるということで苦慮をしております。また、大災害発生の備えといたしましては、新架橋の必要性は非常に高いものであると考えております。新架橋整備までにはまだ時間が必要だということはお聞きをして理解しているわけでございますが、この新架橋に接続する道路の整備を少しでも進めていただきますようお願いをしたいというふうに思っております。  また、新架橋の整備によりまして、現状のあま愛西線の交通量も非常に多いわけでございますが、新架橋環境整備の折にはさらに増大に交通量が見込まれるということでございますので、現状対面通行の暫定2車線で供用されております佐織跨線橋の4車線化の整備をお願いしたいということでございます。  2点目でございますが、日光川右岸堤防災道路の早期整備についてでございます。この件につきましては先ほど所長からもお話がございましたが、当地域につきましては海抜ゼロメートル以下の地域でございまして、水害が発生をすれば、安全な場所への避難や物資の輸送が大変困難になってまいります。このような状況を回避すべく、治安施設の整備の推進は急務であり、水害時の避難緊急輸送道路として重要な役割を担う日光川右岸堤防災道路の整備に寄せる住民の期待は切実かつ強いものがございます。  また、この道路につきましては産業及び生活道路としても大きく期待をされているところでございます。整備につきましてはこれまで約6.7キロメートルを供用開始していただきまして、また進捗率につきましては全体の約33パーセントとなっており、まだ整備途上でございます。引き続き諸桑区間、JR関西本線区間、大海用区間の整備を促進することで、一連区間の防災機能、交通機能のより一層の向上が期待できることから、早期に向けた事業促進をお願いしたいということでございますので、何とぞお力添えをいただきますようどうぞよろしくお願いいたします。 26: 【村瀬参考人】  皆様、こんにちは。弥富市副市長の村瀬でございます。平素は弥富市行政の推進に格別の御支援と御配慮をいただきまして、大変ありがとうございます。この場をお借りしまして厚く御礼を申し上げます。  本来であれば市長が出席をいたしまして提案書の説明をさせていただくところでございますが、港湾関係の公務による東京出張のため、私から説明いたします。  提案書の5ページをお願いいたします。  今回提案させていただきます項目は、市内広域幹線道路の早期整備についてと日光川下流流域下水道事業の整備促進についてでございます。  第1点目は市内広域幹線道路の早期整備についてでございます。  市内には、提案書にありますように、都市間を結ぶ広域的な交通機能を持つ交通軸といたしまして、伊勢湾岸自動車道をはじめとする広域幹線道路が通り、周辺の主要な都市との連携、物流産業及び防災面からも重要な広域道路ネットワークが形成されております。こうした広域幹線道路の地域連携軸のうち、南北軸となる西尾張中央道の慢性的な交通渋滞の中、都市計画道路名古屋第3環状線は国道23号、国道1号を通り、愛西市、津島市方面へつながる道路であることから、本市のみならず地域経済の発展及び災害時の避難経路や救助活動といった防災計画の構築の面から最も重要な路線となり、名古屋港の臨海部と周辺都市を結ぶ機能に大きな役割を果たすものと期待されております。以上のことから、本路線の早期供用開始に向けまして整備促進をお願いしたく、要望するものでございます。  次に、東西軸となる主要地方道弥富名古屋線と一般県道子宝愛西線又八地内の歩道設置の早期完成についてでございます。  弥富名古屋線は本市の東西を結ぶ地域幹線道路として位置づけられ、円滑な移動が確保されるとともに、地域住民の生活の快適性や安全性の向上に寄与することから、継続的に県事業により整備を進めていただいておりまして、早期完成をお願いするものでございます。この路線が供用開始になれば交通量の増加も予想されますので、子宝愛西線の歩道設置事業の早期完成も併せてお願いするものでございます。また、主要地方道名古屋十四山線と一般県道新政成弥富線の両路線を結ぶ市道区間につきまして東西の地域幹線の役割が高まっており、県道に昇格の上、県事業としての一体的な整備を進めることで交通ネットワークの形成が図られることと考えますので、併せて早期整備を強く要望いたすものでございます。  提案書の6ページをお願いいたします。  2点目は、市民の快適な生活環境の向上と公共用水域の水質保全に欠かすことのできない日光川下流流域下水道事業の整備促進についてでございます。  本市の市街化区域内の下水道整備の拡大による処理水量の増加に対応する上で必要となる処理場関連施設の増設も、引き続き推進していただきますようお願いいたします。  次に、ハイセラミック管の改築の件でございます。  別紙参考資料のハイセラミック管の損傷対応についてを御参照いただきたいのですが、本市が平成15年度から平成18年度にかけて整備をいたしました下水道管渠のうち、ハイセラミック管を使用した箇所で破損等の不具合が生じ、下水道管渠を起因とする道路の陥没、不明水による維持管理経費増等が危惧されます。当該管の改築は建設からの経過年数も浅く、現状では国の補助対象とはならないため、平成30年度までその改築費は全額市の負担となり、多大の負担となっておりました。この実情を県で受け止めていただき、昨年度から県費補助の対象としていただきまして、本当にありがとうございました。引き続き改築予算の確保をしていただきますよう要望いたします。市民の安全・安心を確保するために、引き続き来年度以降もハイセラミック管の改築の進捗を図ってまいります。 27: 【村上浩司参考人】  あま市長の村上でございます。日頃は山田委員長さんをはじめ、建設委員の皆様方には当市の建設事業全般にわたりまして格段なる御指導、御支援を賜っていますことを厚くお礼を申し上げるところでもございます。  あま市からは、道路と河川について提案させていただきます。  初めに道路についてでございます。7ページでございます。  あま市では数多くの幹線道路と名古屋第2環状線などの高速道路による充実した道路網に支えられております。恵まれた交通環境を生かした住宅都市化とモノづくり産業の立地により発展してまいりました。その一方で、市内の各所では交通集中による渋滞が発生しておりまして、その解消が大きな課題となっております。平成24年5月には主要地方道名古屋津島線バイパスをあま市役所七宝庁舎南交差点まで暫定2車線で開通していただき、周囲の現道の渋滞問題は大幅に解消されました。引き続き西側の七宝工区、先ほど所長さんからの説明もありましたけれども、七宝工区の整備を強く進めていただいているところでもございますが、依然として開通区間の西側では頻繁に渋滞が発生しており、未開通区間の整備を早急に図っていただくことは通過車両の交通円滑化のみならず、周囲住民の日常生活の利便性の向上など、本市の南部の魅力ある居住拠点の形成の観点からも必要不可欠であると考えておりますので、早期開通に向けて、本バイパス事業の促進を力強く進めていただくことをお願いするものでございます。  続きまして、河川でございます。8ページでございます。  あま市では、新川、五条川をはじめといたしまして多くの河川が市内を縦断に流れており、近年では大雨による浸水被害が度々引き起こっております。平成29年10月の台風21号に伴う大雨によりまして、重要水防箇所であります新居屋地区内におきまして、積み土のうによる水防活動を行いました。これ以降でございますけれども、地域住民は福田川の改修や水防への関心が高まりまして、早期改修の要望があったところ、緊急対策といたしまして、福田川の中流部における暫定的な河床掘削や重要水防箇所に架かる水道橋を改築していただき、深く感謝を申し上げるところでもございます。  しかしながら、水道橋上下流の一部区間の護岸が未改修であることに対し、依然として地域住民は大変不安を抱いているところでもございます。水道橋下流区間の改修を進めるためには、甚目寺第1排水機場の移設が必要であります。昨年度から移設に向けて事業着手してまいりました。引き続き水道橋上下流区間の早期事業完了に向けて、格段の御配慮を賜りますようお願いを申し上げるところでもございます。また、蟹江川は特に川幅が狭く、集中的な降雨時の排水能力の一層の充実が望まれるところでもありますので、篠田橋の架け替えなどを含めた河川改修を進めることは、災害に強い都市基盤の整備を進める上で最も重要であると考えておりますので、市民の安全・安心な暮らしを確保するための河川整備の促進を強く要望させていただきます。 28: 【村上昌生参考人】  大治町長の村上でございます。今日はこのような貴重なお時間をいただきまして、大変ありがとうございました。  まず、大治町からは福田川の改修です。あま市からもお話がありましたけれども、一昨年度におきましては暫定的な河床掘削を実施していただきまして、また既設のサイフォンを撤去していただきまして、大変ありがとうございました。感謝をしております。  大治町は、西は福田川、東は庄内川、新川に挟まれた土地柄でありますが、大半が福田川流域でありますので、内水排除に関しましては福田川がアキレス腱だと思っております。つい先月の台風15号の影響による大雨でも町内は20か所ぐらい冠水をいたしました。結局内水排除をしていくわけですけれども、大治町を含めてこの尾張地域は海抜より低い地域でありますので、海より低いということは、用水から川へ、川から海へ自然に水が流れていかないということでありますので、必然的に排水機の整備と、それから河川の整備が必要になってくるのではないかと、そのように思っておるところであります。  福田川へ水を落とすわけでありますけれども、福田川のキャパシティーがオーバーしますと排水が不可能になると、こういうことでありますので、我々にとっては毎年発生するこの集中豪雨に備えるためには福田川の整備が必要不可欠だというふうに思っております。本当に近年、毎年のように記録的な豪雨が頻繁に発生をしております。その豪雨に備えるためには福田川の整備が必要不可欠だというふうに思っております。ただいま円楽寺川の排水機場の改修工事を進めていただいておりますけれども、護岸工事、そして河床掘削と併せて、今後とも整備を進めていただきますように強く要望をさせていただきます。  それからもう一つ、あま市、津島市からもお話がありましたけれども、津島バイパス線であります。これは県のほうにおかれましても鋭意努力をしていただいておるところでありますので、引き続き整備に向けてお願いをして、大治町からの要望とさせていただきます。 29: 【横江参考人】  蟹江町の横江でございます。  本日はこのような席を設けていただきまして、本当にありがとうございます。また山田委員長さんをはじめ、建設委員の皆様には大変御苦労さまでございます。県幹部の皆様方にも感謝を申し上げたいと思います。  蟹江町でございますが、御存じのように川の数だけは負けません、6本も川が流れておりますが、今日は川の話は皆さんにお任せをいたしまして、大きく2点御要望をさせていただきたい。これは毎年県会議員の先生方にはいろいろお願いを申し上げ、御尽力いただいておるわけでありますけれども、都市計画道路の七宝蟹江線、町道の東郊線と我々呼んでおりますが、それの県道認定について御提案をさせていただきたいというふうに思います。  この七宝蟹江線は、北のあま市、いわゆる七宝町から南の名古屋市港区までを縦断する延長約2.95キロメートル、幅員20メートルの幹線道路、基幹道路として昭和42年8月に都市計画決定をされております。北から東名阪自動車道の側道であります主要地方道をはじめとする県道3路線及び国道1号線にそれぞれ交差をしておりまして、大変重要な道路であります。本路線の現在の整備状況は、これまで蟹江町単独で整備をさせていただき、一部の区間で平成21年度に県道弥富名古屋線の街路整備事業に併せて本町5丁目交差点、これは県会議員の今日おみえになります中根議員にも大変御尽力をいただきました影響区間について、県に交差点改良工事を施工していただきました。  しかしながら、ほかのほとんどの区間はまだまだ未整備のまま残っております。最近では大型商業施設の立地、区画整理事業17ヘクタールの部分でありますが、複数の店舗、住宅の建設が増え、本路線の交通状況も著しく変化をしております。早期の全線の整備が望まれているわけでありますが、町といたしましてもJR関西本線の北側で、先ほど言いましたように、大型の土地区画整理事業に併せて一部の計画路線道路を確保して事業進捗に今現在も努めておりますが、全線開線にはまだかなりの時間と費用がかかるものと思っております。平成29年度は鳥ヶ地名古屋線の1路線の一部が、平成28年度には境政成新田蟹江線、蟹江飛島線の二つの路線の一部が町に降格されたことにより、町の財政負担もさらに厳しくなっているのが現状であります。このようなことを踏まえまして、本年度も引き続き七宝蟹江線の県道への昇格を強く要望させていただきたいと思います。  もう一点でありますけれども、これは先ほど来、津島市長さんもおっしゃいましたし、建設事務所長もおっしゃいましたが、日光川右岸堤防災道路及び日光川堤防耐震等の整備促進について御提案をさせていただきたいと思います。  10ページから12ページを御覧いただければ分かりますが、日光川流域の地域というのは、大治町長もおっしゃいましたように、海抜ゼロメートル以下であります。これは先ほど来の説明でもありましたけれども、大潮時の平均潮位よりも低い、これはもう十分理解しておるわけでありますけれども、海岸や河川の堤防が機能していない場合は浸水の危険性が十分あるわけであります。災害時の緊急輸送道路として、プッシュ輸送の要として、日光川右岸堤については防災道路整備を、左岸堤については堤防の耐震化工事を順次施工いただいているところであります。大変感謝を申し上げます。安全かつ円滑な防災道路機能の確保のために、大海用橋の改築を当事業で実施していただきたいというふうに思っております。これは中央道まで抜ける道を早く造っていただきたい。平成30年の8月に国道1号線までの供用を開始いただき、非常に今スムーズに流れておるわけでありますが、ただ一部、右岸堤のJR、そして東名阪の側道の下が1キロメートルぐらいの間でありますけれども、なかなか状況が進まない。これも早急に整備をお願いしたい。  災害というのは本当にいつ起きるか分かりません。今蟹江町で一番高いのは堤防だと言われるぐらい大変低いところでありますので、ぜひとも積極的に耐震事業、そして計画をお願いするものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げ、御要望とさせていただきます。 30: 【加藤参考人】  飛島村長の加藤でございます。よろしくお願いします。  平素は本村での道路、そしてまた河川整備等に格別なる御尽力をいただきましてありがとうございます。この場をお借りしましてお礼を申し上げたいというふうに思っております。  私からは2点提案させていただきます。1点目は、海抜下の村を守る河川施設の整備についてでございます。資料の13ページでございます。  飛島村は全村が海抜マイナス1.5メートルの低地となっていることから、予期せぬ災害で村を囲む堤防施設等に破堤が生じた場合、村全域の水没は免れません。このため、日光川の堤防及び施設の整備は極めて重要であります。このうち日光川の整備につきましては、流域の市町村で構成している日光川水系改修促進期成同盟会でも国及び県に要望をさせていただく予定でございます。現在、破堤、越水時の対応を見直した新しい日光川流域排水調整要綱により様々な対応をいただいてはおりますが、豪雨時の排水量は計り知れないところがあります。日光川水系の治水の要である日光川水閘門を平成30年3月に新しく整備していただいたことにより、津波、高潮への安全度は大きく向上しましたが、下流部の村民が安心して安全に暮らせるよう、本村にあります日光川排水機場の排水ポンプの増設を図るとともに、下流部の河床掘削、堤防の安全性の確保についてもよろしくお願いいたします。今後も堤防及び施設等の維持管理を適切に実施していただきますようお願い申し上げます。  続きまして、2点目でありますが、資料の14ページでございます。主要幹線道路の早期整備についてでございます。  村内の名古屋港西部地区は元気な中部のモノづくりを支える重要な地域でありますが、そのアクセス道路では物流車両による著しい渋滞が発生しており、渋滞を避けたう回車両による事故が多発するなど、その対応が課題となっております。名古屋港西部地区への主要なアクセス道路である名古屋環状2号線は本年度末の開通に向けて着々と工事が進められており、大変期待しているところでございます。国道302号線につきましても、4車線化の早期実現に向けて国に対して強く要望をお願いするものでございます。また、本村の中心部を南北に通る県道境政成新田蟹江線は、病院や郵便局、その他店舗等が集中しておりますが、平成24年度に設置された北部の一部を除き歩道が整備されておりません。この路線は名古屋港西部地区への通勤車両に加え、物流車両をはじめとした大型車両の通行が増加しており、住民の往来、児童の横断が非常に危険であります。このため、国道23号までの歩道設置をお願いするものでございます。  以上2点、本村からの要望を説明させていただきました。ぜひともこれらの事業が進みますようによろしくお願い申し上げます。 31: (理事者の主な発言) 【道路維持課長】  津島市から提案された県道蜂須賀白浜線について、津島市立蛭間小学校の北にある自転車歩行者道は南側から整備を順次進めており、これまでに300メートル区間まで整備が完了し、現在はさらに北側約300メートルの区間の整備に取り組んでいる。昨年度から用地買収に着手し、本年度も用地買収を進めるとともに工事に着手し、早期に完成できるよう整備を進めていく。また、北側の県道給父西枇杷島線までの早期事業化については、現在事業中の工事の進捗状況や周辺の交通状況を見ながら検討していく。  弥富市から提案された一般県道子宝愛西線の歩道設置について、未整備の区間約250メートルの用地測量を実施したところ、土地の境界確定に課題があることが判明し、解決に向けて弥富市に協力をお願いしている。県は課題の早期解決を図るとともに、解決すれば速やかに用地取得と工事に着手していきたい。  あま市から提案された交通渋滞解消のための県道海部愛西線及び津島七宝名古屋線の交差点改良について、海部愛西線の坂牧東交差点は昨年度末で用地補償の進捗が7割、津島七宝名古屋線の伊福交差点は昨年度末で用地補償の進捗が4割であり、本年度も引き続き用地補償を進めていく。二つの交差点とも、地域交通の円滑化と交通安全の確保に向け早期完了が求められており、今後も一層の事業推進に努めていくが、残る用地取得は交渉が難航している箇所もあるので、あま市も協力をお願いする。  飛島村から提案された県道境政成新田蟹江線の国道23号より北側における歩道設置について、歩道が未整備の区間が1,500メートルあり、北側から順次整備を進めている。現在、上用水交差点から北側260メートルについて事業を展開しており、用地補償の進捗率は約8割で、用地が取得できたところから歩道設置工事を実施している。引き続き事業の推進に向けて、飛島村に地元調整など協力をお願いする。 32: 【道路建設課長】  津島市、あま市及び大治町から提案の名古屋津島線バイパスの七宝工区と莪原工区である。  七宝工区については、工区途中で交差する都市計画道路安松鷹居線を境に、東側の約0.9キロメートルを街路事業で、西側の約0.5キロメートルを道路事業で進めている。街路事業区間では人家が連担し地権者数も多い中、あま市の協力もあり、これまでに約8割の用地を取得することができた。本年度も引き続き用地買収を進めるとともに、まとまって用地を確保できた箇所では工事を実施していく。道路事業区間ではあま市内の用地取得が完了し、本年度も引き続き津島市内の用地買収を進めるとともに、蟹江川橋梁の取付け盛土部の横断水路や道路ボックス工事、盛土工事など進めていく。  莪原工区については、昨年度に新規事業化し、本年度は用地買収に向けて用地測量に着手するなど事業進捗に努めていく。リニアインパクトに関する提案については、短期間での用地取得が重要となるので、引き続き沿線市に協力をお願いする。各工区、事業進捗を図るために必要な予算確保に向けて、国にしっかり働きかけていく。  愛西市から提案の仮称・愛津大橋については、現立田大橋の渋滞解消、本県と岐阜県の交流、連携の推進及び災害時の広域防災ネットワーク整備の観点から重要な事業であると考えており、岐阜県とおおむね合意している架橋位置を基に、都市計画決定に向けて交通量推計などの調査、検討を行っている。また、河川管理者とのルート協議や愛西市とかわまちづくりとの調整を含めた勉強会を行うなど、関係機関との協議を行っている。引き続き、都市計画手続に向けて、愛西市、岐阜県としっかり調整していく。その先の佐織跨線橋の4車線化整備については、新架橋の進捗状況や周辺の交通状況を見ながら事業化の時期を検討していきたい。  弥富市から提案された主要地方道弥富名古屋線については、普通河川市江川から県道子宝愛西線までの500メートルの区間においてバイパス整備中であり、これまでに用地取得が完了し、工事については工区西側の市江川を渡河する橋梁とその前後の取付け部の擁壁を含め、約140メートルがおおむね完了した。工事に当たっては、バイパス区間全線にわたってJR関西本線に近接していること、地盤が軟弱であることから、工事ごとに着手前から完了後の一定期間において東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が鉄道軌道部の沈下計測を行っており、この状況を確認、協議しながら順次工事を進めている。現在は工区東側約200メートルの区間において、盛土による道路築造工事を進めている。この盛土工事は、軟弱地盤上での盛土荷重による影響予測解析を基に、盛土完了後の沈下計測期間として10か月が必要だが、この沈下状況の確認期間の短縮について、JR東海と協議を行うなど工程管理を図り、早期完成に向け事業進捗に努めていく。なお、地元への説明会を本年11月下旬に予定している。
     主要地方道名古屋十四山線と一般県道新政成弥富線を結ぶ市道区間の県道としての整備については、弥富市内では名古屋第3環状線や弥富名古屋線の整備を進めているので、これらの進捗状況やこの市道区間の交通状況などを見ながら検討する。  蟹江町から提案された都市計画道路七宝蟹江線は、現在の県道に代わる有力な路線候補の一つと考えるが、区間の大半は市街化区域内である上、JR関西線、近鉄名古屋線との鉄道交差もあり、かなりの大規模事業になることが見込まれる。当地域における南北幹線道路の整備については日光川右岸堤防災道路を進めているので、七宝蟹江線の進め方については、その進捗状況も踏まえ、蟹江町と相談させてほしい。  飛島村から提案された未開通区間である名古屋環状2号線西南部・南部区間については、現在、残る床版工事が実施されるとともに、一部では照明や料金所建屋などの施設工事に着手され、開通に向けて工事が進められている。また、施工ヤードとして利用されている一般部の国道302号も今後4車線化工事が進められる。名古屋環状2号線西南部・南部区間の一日も早い開通と国道302号の4車線化が早期に図られるよう、県も国、中日本高速道路株式会社に働きかけていくので、引き続き飛島村の協力をお願いする。 33: 【下水道課長】  弥富市から提案の一つ目、浄化センターの施設の整備については、現在進めている増設工事によって、本年度末には既設の5割増しの1日当たり3万6,150立方メートルの処理能力となる。今後も、流入汚水量の増加に併せて施設の増設を進めていく。弥富市をはじめ各市町には、今後とも一層、面整備の促進、接続率の向上に努めてもらいたい。  二つ目のハイセラミック管の改築に関する県費補助に関して、本年度は弥富市をはじめとして県全体で6市からの要望に対する支援を実施している。来年度以降も支援が可能となるよう努めていく。引き続き計画的にハイセラミック管の改築工事を実施してもらいたい。 34: 【河川課長】  津島市、蟹江町及び飛島村から提案された日光川の中流部及び下流部の整備について、現在堤防補強や河床掘削を進めているが、津島市の鹿伏兎町地内の日光川左岸堤防は、現在実施中の耐震対策工事が終わり次第、引き続き堤防補強工事に着手する予定である。百町地内の左岸堤防については、本年度は用地測量を行い、来年度に用地買収と工事を実施する予定である。蟹江町の大海用橋付近と飛島村の日光川右岸堤防は、本年度も引き続き堤防補強工事を進めていく。また、日光川下流部では河床掘削を進めている。河川及び海岸施設の維持管理については定期的に点検を実施し、損傷等が発見された場合には緊急度に応じて適切に修繕を行っていく。  津島市及び蟹江町から提案された日光川堤防の耐震対策について、第3次あいち地震対策アクションプランでは河川堤防と日光川排水機場や蟹江川水門など8施設の排水機場、水閘門の耐震化を位置づけている。河川堤防については日光川などの耐震化を進めており、昨年度までに約7.7キロメートルが対策済みとなっている。本年度も引き続き、津島市と蟹江町にまたがる日光川の鹿伏兎町などで堤防耐震対策を実施していく。このほか日光川排水機場、蟹江川水門の耐震補強なども実施していく。  津島市から提案された善太川について、最上流部の河川整備は、約11キロメートル地点にある無名橋の下流までの河道拡幅が完了している。本年度はその上流の土地改良区の用水路の並走区間800メートルについて、引き続き用地買収を進めるとともに、河道拡幅により必要となる用水路の移設工事を進めていく。中流部については、愛西市内の名阪北善太橋上流から佐屋大橋下流までの約1.8キロメートルの区間は、河床が高く流下能力が低いので、昨年は新大井橋上流において約1,800立方メートルの河床掘削を実施し、本年度も引き続き約1万6,000立方メートルの河床掘削を実施する。  愛西市及び蟹江町から提案された日光川右岸堤防災道路については、計画区間20キロメートルのうち、稲沢市内の国道155号の新平和橋から蟹江町地内の県道名古屋十四山線の日光大橋までの約12キロメートルの整備を重点的に進めている。このうち、平成30年度に供用開始した国道1号と近鉄名古屋線を含む約0.9キロメートルと合わせて、現在供用済みの延長は約6.7キロメートルとなっている。  JR関西本線橋梁付け替えを含むJR関西線の上下流1キロメートルの区間は、鉄道橋の改築について引き続きJR東海側と協議を進めていく。また、国道1号から西尾張中央道までの約0.9キロメートルの大海用区間については、国道1号から大海用橋までの区間について、昨年度に続いて用地買収を実施していく。大海用橋の架け替えについては、用地買収の進捗状況を踏まえながら着手時期を検討していく。旧名古屋津島線からあま愛西線までの約1.2キロメートルの諸桑区間は、本年度に物件補償及び用地買収を進めていく。  あま市及び大治町から提案された福田川については、橋梁や排水機場の移設に伴う築堤、河床掘削を進めている。あま市新居屋地区においては本年6月に水道橋が完成し、旧橋の撤去を実施している。残る上流右岸の護岸整備については、本年度から用地買収を実施する予定である。水道橋下流の護岸整備で支障となっている甚目寺第1排水機場については、用地買収に向けた準備を進めていく。大治町地内については、残る円楽寺排水機場に隣接する築堤工事について、尾張農林水産事務所と調整しながら本年度に工事を実施していく。なお、福田川の河床掘削については、多数の横断工作物が支障となるので、これらの管理者と調整を行いながら、下流から順次進めていく。  あま市から提案された蟹江川については、これまでに日光川合流点から約8キロ700地点の森橋下流の辺りまで改修が完了している。最上流までの流下能力の確保には四つの橋梁改築と1.5キロメートルの河道拡幅が残っており、昨年度は沢口橋下流の左岸護岸工を実施した。本年度は篠田橋の改築に向けて用地補償を進めていく。  飛島村から提案された日光川排水機場の排水ポンプ増設は、農地により整備した日光川河口排水機場と併せて、毎秒約200トンの高潮対策のポンプを備えており、現在は排水能力を確実に発揮させるため、計画的にポンプ設備の修繕を行っている。ポンプ増設に向けた対応については、本年7月に国の社会資本整備審議会において、気候変動を踏まえた水災害対策の在り方が取りまとめられ、その中で、速やかに現在の河川整備計画に基づく整備を優先させる必要があるとする一方で、気候変動の影響を治水計画等へ反映し、地域の目標安全度を確保していくことが必要とされているので、本年度は排水機場の在り方について検討を始めた。 35: 【都市整備課長】  弥富市から提案された市内広域幹線道路の早期整備のうち、都市計画道路名古屋第3環状線の早期整備については、未整備区間約6.8キロメートルのうち、北側0.5キロメートルを街路事業で、南側1.4キロメートルを道路事業で整備を進めている。街路事業で実施中の前ヶ須工区約0.5キロメートルについては平成30年度に着手し、これまでに4割近くの用地を取得し、本年度も引き続き用地買収を進めていく。道路事業で実施中の中原・境工区1.4キロメートルについては、工区南側の境地区0.4キロメートルで全ての用地取得が完了し、工区北側の中原・稲荷崎地区1キロメートルも含めた工区全体では、これまでに9割以上の用地を取得している。本年度も引き続き、残る用地買収や路体盛土工等の道路築造工事を進めるなど、事業進捗を図っていく。  次に、あま市から提案された都市計画道路西今宿東条線の早期整備促進について、本路線の拡幅事業により用地買収が約9割済み、残りの用地買収に努めていく。また、本年度は甚目寺観音東交差点南側の舗装工事を実施していく。今後事業を進めるに当たり、難航している用地の確保が重要であり、南側終点部においては交差する市道を拡幅する必要があるので、引き続きあま市に協力をお願いする。 36: (主な質疑) 【朝日将委員】  下水道のハイセラミック管の改築の進捗状況について、弥富市はどれくらいの補助をもらっているのか。また、全体の改築に係る予算について説明してほしい。 37: 【下水道課長】  本年度の改築に関する県費補助額は1,132万円程度である。そのうち弥富市に対しては218万円を配分している。補助率が10分の1なので、10倍の事業費ということになる。弥富市の全体事業費は、約7億6,500万円である。 38: 【朝日将委員】  約7億6,500万円を10年かけて直すということは、年間7,650万円のうち218万円を補助してもらっているわけだが、補助の増額は検討できないか。 39: 【下水道課長】  県は、国の交付金事業を早く使ってもらうことを考えており、それまでの経過措置として県費補助を使ってもらっている。具体的には、国の交付金は補助率が2分の1であり、設置後20年を経過すると使うことができる。現在、弥富市とも国の交付金事業を活用するための準備に、何が必要か確認している。 40: 【中野治美委員】  海部建設事務所管内の当初予算額について、本日開催した西三河建設事務所管内と約50億円、新城設楽建設事務所管内と約40億円の差があるが、その理由を伺う。海部建設事務所管内は事業が少ないことが理由であるのか。 41: 【建設局長】  各事業課が県内9事務所のうち緊急性の高いところなどに配分した結果であるので、理解してほしい。 42: 【中野治美委員】  首長が提言される河川改修などは緊急を要する事業ではないのか。緊急性が高いのに後回しとはどういうことか。 43: 【建設局長】  後回しではなく、地域と話し合い、それぞれ事業計画を立て、順次取り組んでいる。 44: 【中野治美委員】  当初予算額において目に見えて差がある。当時も、住んでいる県民は命も財産も一緒だから、9事務所にバランスよく予算を配分できないのか。また、どういった基準で9事務所に予算を配分しているのか。 45: 【建設局長】  予算の全体額を割っているわけではない。海部建設事務所管内については、水閘門の進捗に併せて河川課の予算を配分するなど、実施中の事業あるいは事業に備える調査として箇所づけした結果として全体額となっている。地域の声は毎年聴いている中でやりくりしている。 46: 【中野治美委員】  50億円も差があるのはおかしい。これからは、9事務所をバランスよく予算を配分してほしい。 発言が指定されていません。 Copyright © Aichi Prefecture, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...