• 伊藤敏範(/)
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  1. 岐阜県議会 2017-09-01
    10月13日-05号


    取得元: 岐阜県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-17
    平成29年  9月 定例会(第4回)…………………………………………………………………………………………… △議事日程(第五号)                平成二十九年十月十三日(金)午前十時開議 第一 議第八十号から議第九十号まで 第二 請願第三十六号から請願第三十八号まで 第三 議第九十二号 第四 県議第十五号 第五 議員派遣について…………………………………………………………………………………………… △本日の会議に付した事件  一 日程第一 議第八十号から議第九十号まで 一 日程第二 請願第三十六号から請願第三十八号まで 一 日程第三 議第九十二号 一 日程第四 県議第十五号 一 日程第五 議員派遣について…………………………………………………………………………………………… △出席議員 四十五人      一番   中川裕子君      二番   恩田佳幸君      三番   牧村康君      五番   澄川寿之君      六番   山田実三君      七番   若井敦子君      八番   広瀬 修君      九番   布俣正也君      十番   伊藤英生君     十一番   水野吉近君     十二番   国枝慎太郎君     十三番   山田 優君     十四番   長屋光征君     十五番   高殿 尚君     十六番   田中勝士君     十七番   加藤大博君     十八番   酒向 薫君     十九番   高木貴行君     二十番   野村美穂君    二十一番   太田維久君    二十二番   山本勝敏君    二十三番   松岡正人君    二十四番   篠田 徹君    二十五番   小原 尚君    二十六番   水野正敏君    二十七番   脇坂洋二君    二十八番   野島征夫君    二十九番   川上哲也君     三十番   伊藤秀光君    三十一番   松村多美夫君    三十二番   平岩正光君    三十三番   佐藤武彦君    三十四番   森 正弘君    三十五番   小川恒雄君    三十六番   村下貴夫君    三十七番   矢島成剛君    三十八番   渡辺嘉山君    三十九番   伊藤正博君     四十番   足立勝利君    四十一番   尾藤義昭君    四十三番   駒田 誠君    四十四番   藤墳 守君    四十五番   早川捷也君    四十六番   玉田和浩君    四十七番   岩井豊太郎君 △欠席議員 一人    四十八番   猫田 孝君…………………………………………………………………………………………… △職務のため出席した事務局職員の職氏名  事務局長         佐々木信英 総務課長         田中誠記 議事調査課長       山田 恭 議事調査課管理調整監   森 浩一 同    課長補佐    此島祐司 同    係長      豊田弘行 同    係長      田中由美子 同    主任      吉田 歩…………………………………………………………………………………………… △説明のため出席した者の職氏名  知事           古田 肇君 副知事          神門純一君 副知事          上手繁雄君 会計管理者        安福正寿君 秘書政策審議監      工藤 均君 総務部長         坂口和家男君 清流の国推進部長     尾藤米宏君 危機管理部長       市川篤丸君 環境生活部長       坂口芳輝君 健康福祉部長       森岡久尚君 商工労働部長       河合孝憲君 農政部長         熊崎政之君 林政部長         高井哲郎君 県土整備部長       宗宮裕雄君 都市建築部長       酒向仁恒君 教育長          松川禮子君 警察本部長        山本有一君 代表監査委員       山本 泉君 人事委員会事務局長    桐山通君 労働委員会事務局長    福井康博君…………………………………………………………………………………………… △十月十三日午前九時五十九分開議 ○議長(村下貴夫君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 日程に先立ち、一般質問における発言について、高木貴行君から十月四日の発言の一部について、また小川恒雄君から十月六日の発言の一部について、それぞれ不適切な内容であったため取り消しを願いたいとの申し出がありました。 議長といたしまして、これを了承し、会議録についても削除することといたしましたので、御報告いたします。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 諸般の報告をいたします。 決算特別委員会委員長には尾藤義昭君、副委員長には佐藤武彦君が選任された旨、報告がありました。 その他の報告は、書記に朗読させます。    (書記朗読) 議案の提出について 知事から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、議第九十二号 教育委員会委員任命同意についての議案の提出がありました。 発案書の提出について 議員から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、県議第十五号 道路整備に係る補助率等かさ上げ措置の継続を求める意見書についての発案書の提出がありました。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 日程第一及び日程第二を一括して議題といたします。 ただいまから、議題とした各案件について、各委員長に審査の経過及び結果の報告を求めます。総務委員会委員長 水野正敏君。    〔総務委員会委員長 水野正敏君登壇〕 ◆総務委員会委員長水野正敏君) 総務委員会に審査を付託されました議案二件及び請願一件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号の平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算について、歳入予算補正は総額百七十四億二千三百五十三万四千円を増額するものであります。その主な内容としましては、公共事業に係る国の内示などにより、国庫支出金が二十六億八千三百二万四千円、県債が八十二億七千九百二十万円の増額、平成二十八年度の決算収支の確定により繰越金が三十億五千八百六万八千円の増額となっております。 また、歳出予算補正総務委員会関係については、若者とのガヤガヤ会議開催経費として百万円、事務事業見直しの方針を踏まえた職員を対象とする専門的な外部研修の受講に係る経費として五百万円、県庁舎の再整備に備えた県有施設整備基金の積み立てとして三十億円を計上するなど、総額三十一億三千百九十五万五千円の増額となっております。 次に、条例その他の議案としましては、教育費の支援に関する七つの事務について、申請書にマイナンバーを記載することにより課税証明書等の添付を省略することができるようにすること、また今回の改正に伴い条例の名称を改正することを内容とする議第八十二号 岐阜県個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例についての一件であります。 採決の結果、議第八十号のうち歳入予算補正歳出予算補正総務委員会関係及び地方債補正、議第八十二号の各案件については、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 議会費の議長会議費について質疑があり、議長等海外渡航先で必要となる自動車の借り上げ料などを委託料として計上するものであるとの答弁がありました。 また、自治研修費職員研修所運営費について質疑があり、事務事業の見直しの結果を踏まえ、職員が国の機関や民間事業者等が開催する外部研修を受講できるよう、その経費を一括して計上するものであるとの答弁がありました。 次に、請願に関する審査の結果を申し上げます。 請願第三十八号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願については、我が国は、これまで核兵器廃絶や核不拡散に向けた取り組みを積極的に行ってきたところであることから、本条約に署名するのではなく、本条約の署名に当たって対立が深まっている核兵器を保有する国と保有していない国との間に入って、対話や交渉を通じて両者を歩み寄らせ、核兵器廃絶に向けた取り組みを進めることが重要であると考え、不採択とすべきとの意見があり、採決の結果、全会一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、総務委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) 企画経済委員会委員長 酒向 薫君。    〔企画経済委員会委員長 酒向 薫君登壇〕 ◆企画経済委員会委員長(酒向薫君) 企画経済委員会に審査を付託されました議案四件及び請願一件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号の平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として総額二億二千七百九十四万九千円の増額となっております。その主な内容としましては、県内がロケ地等となったドラマやアニメ作品を活用して県の魅力発信やPRを行うため、地域活性化推進費として三千六十万円を増額するほか、企業立地促進事業補助金の確定及び対象企業の増加に伴い、企業立地促進助成事業費として八千五百六十一万九千円を増額補正するものであります。 また、債務負担行為の補正については、当委員会の所管として、人材開発センター解体等工事及び人材開発センター解体等工事監理委託に関する追加が二件、企業立地促進助成に関する変更が一件であります。 条例その他の議案としましては、障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく精神通院医療に係る自立支援医療費支給認定等の審査の事務の一部を全ての市町村に移譲するなどのために改正する議第八十三号 岐阜県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例についてほか二件であります。 採決の結果、議第八十号のうち歳出予算補正企画経済委員会関係及び債務負担行為補正企画経済委員会関係、議第八十三号、議第八十四号並びに議第八十九号については、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」の活用策について質疑があり、今年度はのぼり、ポスターの作成や特設ウエブサイトの開設などのほか、ロケ地である東濃五市による観光展での広報やロケ地マップ作成などの支援を行い、また来年度はNHKと連携した観光展でのPRなどを検討しているとの答弁がありました。 また、誘致企業人材確保について質疑があり、県中小企業総合人材確保センターや市町村とも連携しつつ、周辺地域高等学校を訪問するなど、人材確保への支援を行っているとの答弁がありました。 次に、請願に関する審査の結果を申し上げます。 請願第三十六号 所得税法第五十六条の廃止を求める請願書については、現在の経済情勢を背景とした中小零細事業者の方々の厳しい状況については理解できますが、青色申告を行うことにより自家労賃経費算入が可能であり、また申告納税制度の理念を勘案した場合、所得税法第五十六条を廃止することについて特段の緊急性は認められないため、不採択とすべきとの意見があり、採決の結果、全会一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、企画経済委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) 厚生環境委員会委員長 田中勝士君。    〔厚生環境委員会委員長 田中勝士君登壇〕 ◆厚生環境委員会委員長田中勝士君) 厚生環境委員会に審査を付託されました議案一件及び請願一件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号 平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として、総額二億九千七百万三千円の増額となっております。その主な内容としては、施設の老朽化に加え周辺の宅地化により、県公安委員会から教習射撃場としての指定を取り消されている飛騨猟友会射撃場について、同猟友会が実施する射撃場の移転整備に対する補助経費として一億八千九十六万三千円、災害医療対策の強化を図るため、医療施設が実施する耐震整備スプリンクラー等施設整備に対する補助経費として一億四千八十五万二千円を増額するものであります。 採決の結果、議第八十号のうち歳出予算補正厚生環境委員会関係については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 飛騨猟友会射撃場移転整備について、総事業費及び県の負担割合について質疑があり、総事業費については二億五千三百四万七千円であり、そのうち国庫補助金として一億一千九百万円余、県の一般財源として六千百万円余、地元の高山市・飛騨市・白川村の二市一村で県と同額を負担して整備していくものであるとの答弁がありました。 次に、請願に関する審査の結果を申し上げます。 請願第三十七号 私立高等学校に対する県費補助金増額等についての請願については、私立高等学校に費やす公費が公立高等学校に比べて少なく、保護者負担の軽減や私学経営安定のため、私学助成増額等を行う必要があると考えられるため、採択すべきとの意見があり、採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決定しました。 以上、厚生環境委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) 農林委員会委員長 山本勝敏君。    〔農林委員会委員長 山本勝敏君登壇〕 ◆農林委員会委員長山本勝敏君) 農林委員会に審査を付託されました議案二件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号の平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として、総額十八億二千二百六十万一千円の増額となっております。その主な内容としましては、農業水利施設防災対策緊急輸送道路ネットワークを形成する農道整備等を促進するために七億五千万円を増額するほか、早急に豪雨対策を行う必要がある地域において、治山施設を整備し、山地防災力の強化を図るために八億円を増額するものであります。 また、繰越明許費については、当委員会所管として、災害関連緊急治山等事業費の一事業を計上し、債務負担行為補正については、当委員会所管として干田野地区小水力発電施設の機械工の新設工事に関するものなど追加が八件であります。 条例その他の議案としましては、先般、九月二十五日に施行された土地改良法等の一部を改正する法律により、適用条項条ずれ処理などが必要となった二つの条例の所要の規定の整理を行う議第八十五号 岐阜県土地改良事業負担金等徴収条例及び岐阜県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例についての一件であります。 採決の結果、議第八十号のうち歳出予算補正農林委員会関係繰越明許費農林委員会関係及び債務負担行為補正農林委員会関係、議第八十五号の各案件につきましては、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 世界農業遺産推進のための映像コンテンツを作成する目的について質疑があり、世界農業遺産清流長良川の鮎」を広くPRして地域振興観光振興につなげるために、人の生活、水資源、漁業資源結びつきをわかりやすく伝えられる映像を制作するとの答弁がありました。 また、東京オリンピック・パラリンピックにおける県産農畜水産物利用促進を図るための取り組みについて質疑があり、現在は農業者によるGAPの取得を推進しており、今後東京方面での認知度向上のため、県内産農畜水産物を積極的にPRしていきたいとの答弁がありました。 以上、農林委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) 土木委員会委員長 小原 尚君。    〔土木委員会委員長 小原 尚君登壇〕
    土木委員会委員長(小原尚君) 土木委員会に審査を付託されました議案六件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号の平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として総額百十八億二千五百八万三千円の増額となっております。その主な内容としましては、九州北部豪雨を踏まえた災害への備えとして、緊急輸送道路の拡幅や橋梁の耐震対策流木対策調査などを行うものなど四十七億円を増額するほか、平成二十八年十月に策定した岐阜県都市公園活性化基本戦略に基づき、各県営公園のさらなる魅力向上を図るため再整備を行うものなど四億五千万円を増額するものであります。 また、繰越明許費については、当委員会所管として、道路新設改良費など七事業を計上し、債務負担行為補正については、当委員会所管として、工事発注・施工の少ない第四・四半期から翌年度第一・四半期にかけて平準化を図るため、翌年度の予算で実施する工事や調査設計業務委託を本年度に前倒しして発注・施工する県債務負担行為、いわゆるゼロ県債を設定するものや、個人住宅建設資金利子補給申し込み件数の増加に伴うものなど追加が十八件、変更が二件であります。 一般会計補正以外の予算関係議案といたしましては、議第八十一号 平成二十九年度岐阜県流域下水道特別会計補正予算の一件であります。 条例その他の議案としましては、不動産特定共同事業法の一部改正により、新たに小規模不動産特定共同事業が創設されたため、その登録等の審査事務に係る手数料を新たに徴収するために改正を行う議第八十六号 岐阜県土木関係手数料徴収条例の一部を改正する条例についてなど四件であります。 採決の結果、議第八十号のうち歳出予算補正土木委員会関係繰越明許費土木委員会関係及び債務負担行為補正土木委員会関係、議第八十一号、議第八十六号、議第八十七号、議第八十八号及び議第九十号の各案件については、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 九州北部豪雨を踏まえた災害への備えとして実施する流木対策の内容について質疑があり、既存の砂防堰堤への流木どめ設置の検討に向けた上流域の荒廃状況の調査などを行うものであるとの答弁がありました。 また、県営都市公園活性化に関し、公園施設整備事業の内容について質疑があり、平成記念公園におけるリニューアルオープンに向けた入場門付近の再整備や、花フェスタ記念公園における授乳室の整備等を行うものであるとの答弁がありました。 以上、土木委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) 教育警察委員会委員長 加藤大博君。    〔教育警察委員会委員長 加藤大博君登壇〕 ◆教育警察委員会委員長(加藤大博君) 教育警察委員会に審査を付託されました議案一件の審査の経過及び結果について、御報告を申し上げます。 まず、議案の概要を申し上げます。 議第八十号の平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として総額一億一千八百九十四万三千円の増額となっております。その主な内容としましては、教育委員会関係では、県立高校において部活動指導を支援する非常勤講師の配置を拡大するための費用として、三千八百五十万一千円が計上されております。また、警察本部関係では、運転免許証の更新に係る高齢者講習の実施に要する費用として、三千九百五十一万三千円が計上されております。 採決の結果、議第八十号のうち歳出予算補正教育警察委員会関係については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 なお、審査の過程において、執行部から議案の説明を受け、質疑を行いました。その主なものを申し上げます。 部活動指導を支援する非常勤講師配置見込みについて質疑があり、現在勤務している講師の勤務日数の拡充や新しい部活動へ新たに講師を配置するなど、学校現場の実情に応じて柔軟に対応したいとの答弁がありました。 また、高齢者講習受講者数の推計について質疑があり、対象者年間推移は把握していたが、委託料が発生する公安委員会実施分法定講習受講者数が増加したとの答弁がありました。 以上、教育警察委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) ただいまから、議第八十一号から議第八十九号まで及び請願第三十七号を一括して採決いたします。 お諮りいたします。各案件を各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(村下貴夫君) 御異議なしと認めます。よって、各案件は各委員長報告のとおり決定いたしました。 ただいまから、議第八十号及び議第九十号並びに請願第三十六号及び請願第三十八号について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。一番 中川裕子君。    〔一番 中川裕子君登壇〕 ◆一番(中川裕子君) 討論を申し上げます。 まず初めに、議第八十号 平成二十九年度岐阜県一般会計補正予算中、内ケ谷ダム建設費約九億九千五百万円の増額補正について申し上げます。 これは、洪水被害の軽減が目的のダムと言われておりますが、ダムの集水面積は狭く長良川の治水への効果は極めて限定的であるのと同時に、想定される雨量を超える想定外の集中豪雨に対してダムによる治水は限界があります。あらゆる規模の洪水に対応するには、まずは堤防の強化、貯水と遊水による流量調節など、これまでもダム以外の方法を提案してきました。以上の理由で、この補正予算内ケ谷ダム建設費について反対をいたします。 続きまして、議第九十号 徳山ダム上流域山林取得についてです。 ダムで水没する道のかわりに、所有者が引き続き自身の山林に入ることを保証するつけかえ道路建設が中止になった背景には、この公有地化事業があります。その理由により、この事業には賛同できません。 続きまして、請願です。請願第三十六号 所得税法第五十六条の廃止を求める請願書です。 これは、個人事業主と生計をともにする家族従事者が事業から受ける報酬を必要経費として認めないというものです。青色申告にすればよいという意見もあるようですが、それは税務署長条件つきで認めているものであり、この請願にある税のあり方とは論点が異なります。国連の女性差別撤廃委員会最終見解では、この日本の所得税法五十六条が取り上げられ、配偶者や家族の所得を認めていないことが女性の経済的独立を妨げているとし、日本政府へ見直しを勧告しています。 また、特段の緊急性は感じられないとの意見もあるようですが、この税制により、自営業者の経費が過小に算定され、事業主の税負担が不公平になること、事業主の子供など跡継ぎの家族従業員所得証明がとれず、保育園やローンなどのサービスが受けられないなど、矛盾や不利益が発生しております。請願にあるように、全国で四百八十六の自治体が意見書を採択し、県内でも池田町議会全会一致で採択をしております。 県においては、小規模事業者の事業承継が課題となり、さまざまな支援策を講じる必要がありますが、その立場からも跡継ぎなど家族従業員が不利益をこうむるこの五十六条は廃止すべきであり、私としては採択を求めます。 最後に、請願第三十八号 日本政府核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出を求める請願についてです。 この核兵器禁止条約は、国連加盟国三分の二、百二十二カ国の賛成によって採択をされました。本条約は、加盟国に核兵器の開発、保有、実験、使用だけでなく、核兵器をもっての威嚇も禁止するという、人類史上初めて核兵器を違法化する画期的な内容となっております。 先日、日本の被爆者の皆さんと連携し、この条約の採択の力となった核兵器廃絶国際キャンペーン--ICAN--はノーベル平和賞を受賞し、大きなニュースとなっております。この請願は、その核兵器禁止条約に日本も署名するということを求める請願です。核の脅威をなくすには核兵器の廃絶しか道はなく、既に多くの国々が署名を始めております。北朝鮮の核・ミサイル開発など、核兵器の不安が高まっているときだからこそ、唯一の被爆国として条約に署名し、核保有国に核廃絶を迫るべきであり、この請願の願意は妥当であります。採択を求め、私の討論を終わります。以上です。 ○議長(村下貴夫君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 ただいまから、議第八十号及び議第九十号並びに請願第三十六号及び請願第三十八号を起立により一括して採決いたします。 お諮りいたします。各案件を各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(村下貴夫君) 起立多数であります。よって、各案件は各委員長報告のとおり決定いたしました。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 日程第三を議題といたします。 追加提出議案に対する知事の説明を求めます。知事 古田 肇君。    〔知事 古田 肇君登壇〕 ◎知事(古田肇君) おはようございます。 本日追加提出いたしました議案につきまして御説明申し上げます。 議第九十二号は、教育委員会委員の任期満了に伴い、近藤恵里氏を新たに任命するため、同意を求めるものでございます。 よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(村下貴夫君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第九十二号を直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(村下貴夫君) 御異議なしと認めます。よって、本案を直ちに採決することに決定いたしました。 ただいまから、議第九十二号 教育委員会委員任命同意についてを採決いたします。 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(村下貴夫君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 日程第四を議題といたします。 ただいまから、県議第十五号 道路整備に係る補助率等かさ上げ措置の継続を求める意見書についての案件に対する提出者の説明を求めます。二十五番 小原 尚君。    〔二十五番 小原 尚君登壇〕 ◆二十五番(小原尚君) 道路整備に係る補助率等かさ上げ措置の継続を求める意見書について、提出者を代表いたしまして意見書発案の趣旨を説明いたします。 全国第七位の広大な面積を有する本県では、空港や港湾を持たず自動車による交通が主体であり、道路は地域づくりや産業、経済、県民生活に深くかかわり、その根幹を担うものであります。 しかし、本県における道路整備は、他県に比べ依然として立ちおくれており、高規格幹線道路を基軸とし、一般国道から市町村道へ至る道路ネットワークの整備が急務となっており、県民の道路整備に対する要望は極めて強いものがあります。 現在、道路事業につきましては、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の規定により、補助率等かさ上げ措置が行われていますが、この措置は平成二十九年度までの時限措置とされており、この措置がなくなれば平成三十年度より地方負担が増加することとなり、道路整備のさらなる遅滞を招き、大きな影響が生じることになります。 よって、国においては、道路財特法の補助率等かさ上げ措置について平成三十年度以降も継続するとともに、必要な道路整備の推進が図られるよう、さらなる拡充等の措置を講じることを強く求めるものであります。 どうか議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、意見書発案の趣旨といたします。 ○議長(村下貴夫君) ただいまから、県議第十五号について討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。一番 中川裕子君。    〔一番 中川裕子君登壇〕 ◆一番(中川裕子君) ただいま御提案のありました県議第十五号 道路整備に係る補助率等かさ上げ措置の継続を求める意見書について申し上げたいと思います。 通常の補助率というのは五〇%ですが、これを五五%へかさ上げする、これを継続することを国に求めるという内容だと思います。この財源となっているのは、ガソリン税など二〇〇八年から十年間道路特定財源を維持する特例に基づいており、このさらなる延長には同意できません。 かさ上げの対象となっているのは高規格道路ということですが、この高規格道路の予算というのは、補助がかさ上げされているとはいえ、現在でも県の負担は相当なものです。そして、それが多額の県債発行につながっております。 今後の道路予算の中心は、こうした高規格道路建設ではなく、生活道路整備や防災、老朽化に備えた維持管理事業に切りかえるべきと申し上げ、この意見書には反対をいたします。 ○議長(村下貴夫君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 ただいまから、県議第十五号を起立により採決いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(村下貴夫君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) 日程第五 議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員派遣については、岐阜県議会会議規則第百二十四条第一項の規定により、お手元に配付の議員派遣決定書のとおり決定いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(村下貴夫君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣については、お手元に配付の議員派遣決定書のとおり決定いたしました。…………………………………………………………………………………………… ○議長(村下貴夫君) これをもって、提出されました案件は全て議了いたしました。よって、平成二十九年第四回岐阜県議会定例会を閉会いたします。 △午前十時四十一分閉会 …………………………………………………………………………………………… △閉会式     〔一同起立〕 △事務局長佐々木信英君) これより閉会式を行います。議長から挨拶をいただきます。    〔議長 村下貴夫君登壇〕 ○議長(村下貴夫君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 議員各位には、二十三日間にわたる本定例会会期中、提出されました議案を初め、当面する県政の諸課題について終始熱心に御審議を賜り、ここに全ての案件を議了することができました。 議員並びに執行部各位におかれましては、議事運営に格別の御協力をいただきましたことを心から御礼申し上げますとともに、今後とも県勢発展のため、一層の御協力をお願い申し上げまして閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。    (拍手) △事務局長佐々木信英君) 知事から挨拶をいただきます。    〔知事 古田 肇君登壇〕 ◎知事(古田肇君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会におきましては、補正予算を初め提出案件につきまして終始熱心に御議論を賜り、まことにありがとうございました。皆様方からいただきました御意見・御指摘を十分踏まえまして、今後の県政の推進に努めてまいります。 さて、昨年県内を訪れた観光客数と観光消費額がいずれも五年連続の増加となり、これまでの取り組みが着実に実を結んできております。 あす、あさっての両日は、関ケ原古戦場一帯で武将「島津義弘」をテーマとした企画や「天下分け目の関ケ原」東西人間将棋など、多彩なイベントを開催いたします。こうした地域資源を生かした取り組みにより、魅力あふれる清流の国づくりをより一層進めてまいります。 議員各位におかれましても、引き続き御協力賜りますようお願い申し上げます。 これをもちまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。    (拍手) △事務局長佐々木信英君) これをもちまして閉会式を終わります。…………………………………………………………………………………………… 議長      村下貴夫 副議長     平岩正光 十一番     水野吉近 十四番     長屋光征 二十三番    松岡正人 二十七番    脇坂洋二 三十一番    松村多美夫...