○議長(坂志郎君) 日程第一
会議録署名議員の指名についてを議題といたします。 お諮りいたします。この定例会の
会議録署名議員に、二番
岩花正樹君、八番
足立勝利君、二十番
尾藤義昭君、三十番 岡田 脩君、三十九番
山田忠雄君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂志郎君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれ指名のとおり決定いたしました。 ………………………………………………………
○議長(坂志郎君) 諸般の報告をいたします。 書記に朗読させます。 (
書記朗読) 議案の提出について 知事から、本日付をもって、議第百十二号 平成七年度岐阜県
一般会計補正予算ほか二十四件の議案の提出がありました。 平成六年度決算の認定について 知事から、本日付をもって、
地方自治法第二百三十三条第三項の規定により、
監査委員の
審査意見書及び
決算認定資料を添え、平成六年度決算書の提出がありました。
専決処分の報告について 知事から、本日付をもって、
地方自治法第百八十条第二項の規定により、報第十六号 損害賠償の額を定めることについてほか四件の
専決処分の報告がありました。 基金の
運用状況に関する書類について 知事から、本日付をもって、
地方自治法第二百四十一条第五項の規定により、
監査委員の意見書を添え、岐阜県
美術館美術品取得基金及び岐阜県
土地開発基金の
運用状況に関する書類の提出がありました。
定期監査結果等の報告について
監査委員から、平成七年十月三十一日及び平成七年十一月二十七日付をもって、
地方自治法第百九十九条第九項の規定により
定期監査の結果について及び出資・
出捐団体の監査の結果について、並びに同法第二百三十五条の二第三項の規定により
出納検査の結果についての報告がありました。 ………………………………………………………
○議長(坂志郎君) 日程第二 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。この定例会の会期は、本日から十二月十四日までの十四日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂志郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から十二月十四日までの十四日間と決定いたしました。 ………………………………………………………
○議長(坂志郎君) 日程第三及び日程第四を一括して議題といたします。
提出議案に対する知事の説明を求めます。知事 梶原 拓君。 〔知事 梶原 拓君登壇〕
◎知事(梶原拓君) 本日提出いたしました議案の説明に先立ち、さきに開催いたしました
味フェスタ95
ぎふにつきましての御礼と
海外出張につきまして、一言御報告申し上げます。 去る十月八日から十五日までの八日間にわたって開催いたしました
味フェスタ95ぎふは、天候にも恵まれ、期間中大変なにぎわいを見せ、入場者も、
サテライト会場を含め、当初目標を大幅に上回る七十三万人余の方々に御来場いただき、地域の特産品を使った岐阜県ならではの味を堪能していただくことができました。この手づくり・参加型の博覧会が、
花フェスタ95ぎふとともに大成功をおさめたましたことは、今後の食文化の向上などにおいて、県民の皆様方の大きな自信と活力になるものと確信いたしております。開催に当たりまして、
議員各位を初め、地元高山市、下呂町及び飛騨十八町村を初めとする
関係市町村や
関係団体の皆様、並びに
博覧会運営に携わっていただきました皆様方に、力強い御支援、御協力、御努力を賜り、深く感謝を申し上げます。 次に、
海外出張についての報告でございますが、今回は、県政の重点・点検項目でございます「健康」と「環境」をテーマに、ドイツ及び
イタリアへ出張してまいりました。 ドイツには、伝統的な
自然療法の一つとしまして、温水と冷水による水療法を柱に、運動、
植物療法などを組み合わせた「
クナイプ自然療法」というのがございますが、その発祥の地でございます人口一万五千人の
バイエルン州バードヴェーリスホーフェン市を訪問いたしました。ここでは、市民の多くの方々が何らかの形で保養の仕事にかかわっており、いわば町ぐるみで、自然を生かした
温泉保養地づくりや
クナイプ自然療法に関する
人づくりに取り組んでおり、長期滞在型の保養客を中心に年間延べ百万人を超えております。また、
イタリア訪問では、世界一と言われております「エステ荘」の噴水庭園において、水の柱と、緑や彫刻の見事な調和の手法を学び、ドイツでの
病院訪問では、人に優しい
施設構造や、総合的・合理的な
病院運営など、ハード・ソフトにわたり幅広く学ぶことができ、現在計画を進めております
南飛騨国際健康保養地を含め、今後の健康・
福祉行政に生かせるものと考えております。 また、「環境」につきましては、ドイツ・
バイエルン州で、第三
セクター方式による
産業廃棄物処理施設を視察して参りましたが、ここでは早くから環境省を設置するなど、
環境保護行政に先進的な取り組みをしており、
処理施設の設置や
廃棄物処理の前段階でのチェック、処理についての厳格な
安全管理などが法律等で裏づけされており、今後、国や県、市町村が
廃棄物処理行政を進めていく上で、参考とすべき点が多かったと感じております。 このような視察の成果につきましては、今後の県政に生かしてまいりたいと存じますので、
議員各位並びに県民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 さて、我が国の
経済情勢は、さきに経済企画庁が発表いたしました十一月の
月例経済報告でも、景気の現状を「
足踏み状態が長引く中で、引き続き弱含みで推移している」としておりまして、景気の先行きは依然として不透明でございます。この情勢は本県についても同様でございまして、
雇用情勢や
中小企業における業況判断でも厳しさが続いております。 さきの定例会におきまして、国の第二次
補正予算はいまだ編成中でございましたが、国の
経済政策に呼応し、
景気対策を強力に推進するため、積極的に
追加提案を行い、御議決をいただいたところでございますが、その後、国の
補正予算の確定に伴い、
関係省庁に対し一層の
事業費確保を要望してまいったところ、さきの
追加補正額を上回る事業費の確保が見込まれますことから、これを予算計上し、速やかな
事業着手を図るとともに、九月
補正予算に引き続き、
地域経済特別対策の一層の充実を図っていくものでございます。 それでは、本日提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 今回御審議願います案件は、
予算関係六件、
条例関係四件、その他の案件十五件、決算の認定一件、合計二十六件でございます。 まず、議第百十二号 平成七年度
一般会計補正予算につきましては、現下の
経済情勢に対応する
景気対策の追加など緊急を要する経費を中心といたしまして、職員の
給与改定に要する経費とあわせて、総額百六十二億千五百万円を補正するものであります。なお、今回の補正額のうち、国の第二次
補正予算に伴う
公共事業費及び関連する
単独事業費は、総額で百四十四億二千六百万円となっており、さきの
追加補正額とあわせて五百三十六億八千三百万円となり、
投資的経費等の追加としましては過去最大となるものでございます。また、その内容は、単なる
景気対策のみならず、あわせて
生活安全対策の推進、
福祉施策の充実及び
生活環境の整備などにも、積極的に取り組むものであります。 まず、
生活安全対策の主なものといたしましては、広い県土に山あり川ありの地形上の特殊性もございまして、全国に先駆けて二機目の
防災ヘリコプターを導入し、既に整備しております「若鮎」や県警の「
らいちょう」とあわせ、消防、警察が一体となり、
相互運用をしていくことにより、
災害対策の万全を期することといたしております。また、県内全市町村に
計測震度計等を設置し、県と消防庁との
震度情報ネットワークシステムを構築するとともに、
警察装備の充実や治山・
治水関係事業費を大幅に増額し、緊急性の高い箇所を中心に
整備促進を図ってまいります。 一方、
福祉対策といたしましては、
特別養護老人ホームなど
老人福祉施設や、
精神薄弱者援護施設などの整備に対する助成を拡大することといたしております。 さらに、
生活環境の整備といたしましては、道路、街路などの
道路関係事業費を大幅に増額し、
公共用地先行取得制度も積極的に活用しながら、重要路線の
整備促進を図ってまいります。 また、
農村総合整備事業として、
農業集落排水事業や
集落環境整備事業などにも積極的に取り組み、あわせてガット・ウルグアイ・ラウンドの
農業合意関連対策も進めていくこととしております。 このほか、県内の
中小企業のPR、
販路拡大等を図っていくため、財団法人 岐阜県
産業経済研究センターが行う
インターネットを活用した
情報収集・
発信事業に対し、新たに助成をすることといたしております。 なお、以上の事業を推進するに当たり、適正工期の確保や事業の平準化を図るなど、円滑な執行を図っていくため必要となる
繰越明許費や
国庫債務負担行為を設定するほか、
県単独建設事業につきましても、
債務負担行為を設定することといたしております。 以上が、国の第二次
補正予算に関連する主な事業でございますが、このほか、本県の
中小企業への
金融支援対策といたしまして、小
企業特別小口資金の融資枠を十八億円、
経済変動対策資金の融資枠を五十億円、それぞれ増額するとともに、
地場産業対策として、製品についての
デザイン力の強化、高
付加価値化等を図っていくため、産・学・官による
イタリア・
ドイツ型中小企業戦略研究会を設置し、
具体的方策を検討してまいります。 また、
県試験研究機関の
情報基盤整備を推進するため、
県試験研究機関の
インターネットを活用した
ネットワークに
農業関係八機関を加え、十八機関でバーチャルな
総合研究による
試験研究の効率化を図っていくほか、
ソフトピアジャパンの
センタービルが平成八年六月に完成することに伴い、
オープニング記念イベントの
準備経費を計上するとともに、「
ソフトピア効果」を全県域に波及させ、生活・産業・行政の情報化と
情報産業の育成を一層推進するため、
ソフトピアジャパン県内ブランチの設置構想を調査・研究していくことといたしております。 さらに、市町村における
保健婦不足に対処し、
地域保健や
職域保健の充実を図っていくため、平成八年度から
県立衛生専門学校の
保健婦学科の入学定員を十五名増員いたしまして五十名とし、これに伴う
施設整備を行います。 また、
国営木曽三川公園三派川地区に計画されております、仮称でございますが
世界淡水魚園について、その
施設内容の提案など、建設省と協力し、その
整備促進を図っていくため、基本計画を策定することといたしております。 次に、職員の
給与改定につきましては、去る十月三日、
県人事委員会から勧告がございましたので、その趣旨を尊重して実施することとし、本年四月一日にさかのぼって現行の給料表を
国家公務員の俸給表に準じて改定するとともに、諸手当につきましても
国家公務員に準じた改正をすることとして、それぞれ所要の予算を計上したものでございます。 以上の
歳出予算に伴う財源といたしましては、
公共事業の増加に伴う
国庫支出金五十一億二千万円、県債六十二億四千万円、
地方交付税二十一億四千万円のほか、諸収入二十三億円が主なものでございます。 次に、議第百十三号から議第百十七号までは
特別会計の
補正予算でございまして、職員の
給与改定に伴う所要の
予算補正等を行うものであります。 次に、議第百十八号から議第百二十一号までは条例の制定及び改正でありまして、議第百十八号は、職員の
給与改定を行うため条例の一部を改正するものであり、議第百十九号は、地域の情報化を推進し、
情報産業を育成していくことにより、
県民生活の向上、
地域経済の振興を図るとともに、理想的な
情報化社会の実現を目指していくため、その
拠点施設として建設いたしました
ソフトピアジャパンセンターの設置及び管理について必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであり、議第百二十号及び議第百二十一号は、
食品衛生法及び
電気事業法の改正に伴い所要の
規定整備を行うため、それぞれ
関係条例の一部を改正しようとするものであります。 また、議第百二十二号から議第百三十六号まではその他の案件でありまして、工事の請け負い、委託契約の締結及び変更、
平成記念緑のふれ愛広場の
用地取得、
土地改良事業の施行に伴う市町村の境界変更、県道の路線の廃止につきまして、それぞれ議決を求めるものであり、さらに、五月末日をもって出納閉鎖いたしました平成六年度決算につきまして、
関係書類を提出し、認定をお願いいたしております。 以上をもちまして
提出案件の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ………………………………………………………
○議長(坂志郎君) お諮りいたします。
議案精読等のため、明日から十二月五日までの四日間、休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂志郎君) 御異議なしと認めます。よって、明日から十二月五日までの四日間、休会とすることに決定いたしました。 ………………………………………………………
○議長(坂志郎君) 以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。 十二月六日は午前十時までに御参集願います。 十二月六日の日程は追って配布いたします。 本日はこれをもって散会いたします。
△午前十時三十分散会 ………………………………………………………...