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  1. 長野県議会 2022-03-11
    令和 4年 2月定例会危機管理建設委員会−03月11日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年 2月定例会危機管理建設委員会−03月11日-01号令和 4年 2月定例会危機管理建設委員会 危機管理建設委員会会議録(その3) ●招集年月日時刻及び場所   令和4年3月11日(金)午前10時、議事堂第5委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名    委 員 長           共 田 武 史    委  員           服 部 宏 昭      同             川 上 信 彦      同             続 木 幹 夫      同             荒 井 武 志      同             和 田 明 子 ●欠席した委員の氏名    副委員長           山 田 英 喜    委  員           向 山 公 人      同             山 岸 喜 昭 ●説明のため出席した者の氏名  (建設部)    建設部長                 田 下 昌 志
       建設部次長               田 中   衛    リニア整備推進局長           斎 藤 政一郎    建築技監兼建住宅課長         小 林 弘 幸    参事兼道路建設課長           勝 野 由 拡    参事兼砂防課長             林   孝 標    建設政策課長              諏 訪 孝 治    道路管理課長              太 田 茂 登    河川課長                小 松 誠 司    都市・まちづくり課長          高 倉 明 子    施設課長                塩 入 一 臣    技術管理室長              栗 林 一 彦    公営住宅室長              堀 内 光 晴    リニア整備推進局次長          石 田 良 成  (危機管理部)    危機管理監                     五十嵐萬寿男    危機管理部長                    中 村 宏 平    危機管理部次長兼参事(新型コロナウイルス対策担当) 前 沢 直 隆    消防課長                      柳 沢   剛    危機管理防災課長                  布 山   澄    新型コロナウイルス感染症対策室長          湯 沢 秀 保 ●付託事件   3月10日に同じ ●会議に付した事件  前半(建設部)3月10日に同じ  後半(危機管理部付託事件のうち1、12、13、17及び危機管理部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前9時57分 ●共田委員長 開会を宣した。   ▲ 日程宣告     前半 建設部関係の審査     後半 危機管理部関係の審査   ▲ 欠席報告     本日、山田副委員長、向山委員及び山岸委員は欠席する旨の届出があったことを報告した。   ▲ 議題宣告建設部関係)     付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、委員の質疑等発言を許可した。 ◆川上信彦 委員 おはようございます。では、よろしくお願いいたします。  私から初めにお伺いしたいところからお願いいたします。  資料10の関係になります。昨日、道路の除雪費等については御説明を受けました。  今年、例年に比べて大変雪が多かったという関係で、地元でも課題をいただいた中で、いわゆる冬期期間の閉鎖の道に関しても、課題を伺ってきております。  具体的に地元の課題でいきますと、大鹿村と伊那市を結ぶ長谷線という152号の関係ですが、例年よりも1か月ほど、閉鎖期間が延長し、現地機関でも大変御苦労していただき、除雪も取り組んでいただいていることも、お聞きしている状況の中での御質問とさせていただきます。  そういう中で、全県的に見ましても、こちらの地元の課題としては、桜の期間に間に合うような希望のある中の1か月延長は、なかなか改善できないと課題として抱いております。通常の生活用道路としてはもちろんですけれども、観光の要素というと、やはりその期間というものが非常に注目される中で、全県的に代表的なところでは、大町のアルペンラインや霧ケ峰のビーナスライン、茅野市のメルヘン街道等、県外からまた多くの観光客の方が期待していただいているところもあり、先ほどのものでいきますと、今のところの資料とホームページ等見させていただくと、延長の予定は出てはいないんですけれども、この辺の部分の現状と分析みたいなものを、今、課題としてどのように捉えているかお伺いしたいと思います。 ◎太田茂登 道路管理課長 県管理道路の冬期閉鎖区間について、特に観光等に与える影響のないようにという御質問だと思いますけれども、まず、お話しいただきました分杭峠なんですけれども、現状を申し上げさせていただきますと、例年より積雪が多い状況でして、委員の御指摘のとおり、1か月程度解除を先送りする方向で公表させていただいておりますが、そこの箇所については、飯田と伊那の両建設事務所が連携し合って、冬期閉鎖の解除に向けてやっているところです。残るところ、あと4キロぐらいのところまで達しておりまして、さらに比較的に除雪機械の余力のある事務所の応援も受けながら、前倒しできないか検討しているところです。  あと、冬期閉鎖で観光などに影響を与えるようなところについては、今のところ聞いてはいないんですけれども、やはり観光に与える影響とかは大きいので、そのようなところは大体峠の区間にありますから、大体事務所が、両側から攻めてきて開通させるような方法になります。そういうところは、事務所同士の連携で、事務所の峠を超えて先に行くとか、そういう連携を図ったり、あと除雪機械についても、ほかの事務所から協力を得てやるとかして、観光などに影響を与えないようにやってまいりたいと考えております。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  地元でも、大変御努力をいただいているということはお聞きしておりますので、決して無理のないということではないんですが、例年であれば、事業者の皆さんも、冬期が終われば通常の工事の関係で、除雪用のブレードを外したりし、切替えの時期にどんどん入ってくるかと思います。昨日もお話があったとおり、今年は、雪が多い関係で、継続的な除雪が必要ということでありますので、その部分も事業者さんに御理解いただき、また、昨日も燃料の高騰等の話もありましたので、予算の確保等もしていただきながら、その辺の影響も最小限にとどめられるようにお願いできればと思います。  私も課題で聞いたのは、そういう観光的な要素であるんですけれども、特に生活用道路として喫緊の状況もあるかと思いますので、その部分も目を通していただく中で、地域の課題として共有していただければと思います。  続きまして、次の話題に移らせていただきます。  資料の13ページをお願いします。  令和4年度の建設部の方針にも上がっていますが、産業の生産性の高い県づくりの中で、建設部のDXの具体的な推進方針がこちらに上げていただいております。  建設部の取組がありましたが、このDXの取組や構想の中にもあるとおり、担い手の育成にも通じてくるということの中で、私も地元を回らせていただいて、農業や林業のスマート化デジタルの活用もお話にあるんですが、同じく建設関係でも、デジタル化が進んでいるという状況をお聞きしております。まず初めに、このDXの推進の背景ということで示してはいただいているんですが、この辺りのことをお聞きしたいと思います。 ◎栗林一彦 技術管理室長 DXの背景についてですか。  資料13の一番上にも書いてございますが、働き方改革と言われておりまして、職員だけでなく、産業も含めて、働き方改革を進めていかなくてはいけないという中で、DXというツールは事務の効率化につながり、働き方につながると考えております。  また、ウィズコロナの関係で、リモートというものが見直されてきていますので、そこにも役立つものと考えております。  ここに書いてあるとおり、災害対応の迅速化や現場環境の改善といったものが、求められておりますので、こういったものに資するものだと考えております。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  その下に続いて、取組の体系というような形で、県のDXの戦略と、国交省のインフラの分野でのDXというのが紹介され、まずはその部分でいきますと、県のDX戦略ということで書いてある1、2、3にも連携してくるところだと思うんですが、今年度はどのような形まで進めていく検討が進んでおるのかお伺いしたいと思います。 ◎栗林一彦 技術管理室長 主な取組をかいつまんで言いますと、(1)に示しております行政サービスの向上の中では、公共工事の入札契約事務の効率化ということで、電子のシステムの再構築を行っております。入札参加資格の申請窓口というものが、今までは各自治体でばらばらになって行っていましたが、建設業者さんはそれぞれ入札参加資格の申請をするときには、各自治体に行って、紙で出してという手間があったんですけれども、これをシステムを使って、それを窓口一本化することによって効率化できるのではないかと。また、紙によるものではなくて、メールで使うことによって、さらに手間が省けるというようなことを期待して行っております。  また、電子入札も県は行っておりますが、市町村は浸透し切れていない部分がありますので、なるべく市町村に浸透するように、それを働きかけているところでございます。  これにつきましては、今年、設計の準備に入っておりまして、システムそのものは令和6年運用開始を目指して、これから設計等を行っていく予定としております。  また、その下の3次元データの活用がございます。BIM/CIMの推進と、また、ICT施工の促進というようなことで、今、取り組んでおります。BIM/CIMにつきましては、今までの2次元の図面を基に設計等の工事を行っていたんですが、それを3次元のデータで測量や設計、施工、管理まで行っていこうというもので取り組んでいるものです。これについては、もともとBIM/CIM協議会が、官・民・学で連携して取り組んでいく組織があったんですけれども、それをさらに部会や若手の実務者会議といった組織を新たにつくって、体制を強化してさらに取り組んでいこうということで進めているところでございます。  また、モデル事業なんかも積極的に使っておりまして、今年は100件を超える件数と実績がございます。  次のページに、道路の関係やダムの関係、インフラデータオープン化についてありますが、砂防課で行っていただいた航空レーザー測量を基に、今後これをオープン化していこうということで、まだ初期段階ですが、これから進めていくものになってございます。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  今、御説明いただいたところで、入札や契約の部分でいきますと、実際の規模とか内容にもよると思うんですが、どれぐらいの自治体が、連携できそうな状況か、お伺いできればと思うんですが。 ◎栗林一彦 技術管理室長 具体的な数字ですかね。 ◆川上信彦 委員 状況で結構です。 ◎栗林一彦 技術管理室長 今、募集している段階でございまして、増えているところですので、具体的な数字をここで示すことはできませんが、今、募集中ということで取り組んでいるところでございます。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  今、御説明いただいたところは、県のDXの推進に関わってくるということでありますので、進捗状況も大事ですけれども、お聞きしていると、現場で状況を知らなかったりすることもあるので、理事者の皆さんというところの部分をよく御承知していただく中で、しっかり県との連携も、入札の部分もありますが、図っていただければと思います。  あと1点なんですけれども、(3)の部分であります。  新技術を活用した道路管理の効率化ということで、除雪機へのGPSの導入など、具体的にあるんですが、この辺の部分も、令和4年度ですと、具体的に導入というか、試験的なものを行う予定は県自体にあるのか、聞きしたいと思います。 ◎太田茂登 道路管理課長 (3)の除雪機械のDXの関係の御質問だと思いますけれども、この辺については、除雪機械の運転者や技能労務の担い手不足という観点もあり、そういう方の運転支援という意味で、企業から提案いただいていまして、実際に本年度から試行的に始めているところはございます。  具体的な内容を申し上げますと、除雪するときに、道路のマンホールや支障物などをあらかじめGPSの地図上に登録しておきまして、そこに来ると警告音が発するとか、ロータリー除雪する場合に、雪を飛ばす位置が、飛ばしてはならない位置があったりして、それをあらかじめ登録しておくと、そこで警告音等が発せられようになっていまして、オペレーターを支援するような内容になっております。  昨日来、損賠の関係でいろいろ御質問いただいている関係のところに関連するんですけれども、スマートフォンGPS機器を用いまして、損傷のあったところを地図上に登録して、重点的にやれるようにするシステムの試行を始めているところでして、実際に今、昨日来の254のところについては、まだ試行が入っていないところだったので、できていなかったんですけれども、今度は大体悪いところが分かってきていますので、重点的に試行して、損賠をできるだけ減らすように対応してまいりたいと考えております。 ◆川上信彦 委員 お話のとおり、除雪の部分でいきますと、それぞれの地域にいらっしゃるオペレーターの方の長年の勘やキャリア、住民の方とのコミュニケーションの中で、どこをかいて、かかないほうがいいというのをやっていただいている状況が多いと思いますので、このような機器での、特に危険な場所とか部分など、情報共有できるというのは非常にすばらしいと思います。まずはその技術・経験の裏打ちの中でのサポートになるかと思いますので、どんどん普及が進んでくることを願っております。  あと、もう一点お願いしたいと思います。  先ほど、いわゆるデジタル化の部分が、若い皆さんというか、これからの担い手の育成になるということで、具体的に(6)の部分で、建設産業の次世代を担う人材確保というところがあるんですが、VRを活用した職場体験学習というのはどのような内容かお伺いしたいと思います。 ◎栗林一彦 技術管理室長 職場体験学習そのものは、建設業の魅力を発信する意味合いを込めまして、建設系の高校や、ここの写真にあるような中学校でも行っている取組であります。  建設業を紹介する一環として、VRを使った建設現場を映している画像を見ていただいて、こんな感じなのかなとか、あとは災害現場でこういった工事を行っているという画像をVRで見ていただいて、360度こんな感じで動いているのかといったものを体験していただく取組でございます。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  実際に何校か実施する予定や実績などは、あるものなんでしょうか。 ◎栗林一彦 技術管理室長 これにつきましては、来年、令和4年度からしっかり取り組んでいこうと考えております。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  地元で担い手のお話を伺うと、いろいろなアプローチが大事ということでありまして、今、既存でやっている皆さんには、技術と経験というものの裏打ちされる自信と、そのキャリアをしっかり引き継いでいきたいという思いがありまして、それもなかなか高齢化が進んでおり、タイムリミットがあるというお話も聞く中で、導入はいろいろな興味を持っていただくところでの機会ということであります。このVRというのも、それ自体が魅力的なものになるかと思いますので、ぜひ、いろいろな学校で、生徒さんが見て、その中で興味や関心の広がる場所に、生かしていただければと思います。  資料31の関係でお願いいたします。  リニア中央新幹線をめぐる最近の動きに関してなんですが、その裏面です。2ページになります。  具体的に地域課題の対応という中でのリニア中央新幹線地域振興に生かす伊那谷自治体会議の取組で、リニアバレー構想に関してになりますけれども、ここの部分にあるとおり、社会変化を踏まえた新たな視点、アフターコロナ、DX、ゼロカーボンについて協議が行われたと記載があります。  コロナ禍でいろいろ課題が多くなって、それがいろいろな課題解決に向けて、コロナ禍、コロナ後を見据えた、社会でもいろいろな取組がある中で、このリニアバレー構想もそのような検討が行われているということでありますが、どのような協議が行われているのか伺いたいと思います。 ◎斎藤政一郎 リニア整備推進局長 リニアバレー構想の見直し、改定、検討という中でのどういった要素があるかというお話かとお受けいたします。一番はコロナの地方回帰の関係です。移住に限らず、つながり人口関係人口を増やしていく観点をどうしていくかということがあります。  あと、DXに関しては、今後のマースの交通の問題について、先々まだ発展的ではありますけれども、そういったものをどういう形で取り入れていくか、もう少し先になるものもありますので、そういった時間軸的には様々なものがあります。まずはコロナの関係でいいますと、信州回帰の点をしっかり取り入れていくための対応も必要という話です。あと、ゼロカーボンにつきましても、現段階では、どう生かしていくかという観点を検討の俎上に乗せております。  また、リニアバレー構想も幅広の部分もありますけれども、地域振興として地域的にそれぞれ取り組んでいく課題、それに対してリニア開業になることによるプラスとして、どう生かしていくかという二つの観点、ベースがありながら、プラスリニアという中のリニアバレー構想になっています。そのうち、市町村と皆さんと、広域で県も含めてしっかりやるべき部分やそれぞれ頑張ってもらう部分など、そういったことがいろいろありますけれども、よりまとまってやるべきものが、さらに深掘りしていく部分だと考えております。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  具体的にこのリニアバレー構想に追加されるスケジュールがあるのでしょうか。また、いつぐらいにどういう形で変更されるのかというのは、予定があるものなのでしょうか。 ◎斎藤政一郎 リニア整備推進局長 現段階では、当初、地域の皆さんの御意見なども入れながら、令和3年度中という方針もあったところなんですけれども、もう少し詳しく、地域の皆さんのお声も入れながら、しっかり地域で盛り上がる部分とか、御意見を集めるというところをもう少しやるということを含めまして、令和4年度中に進めたいというところで、今は考えているところでございます。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  この部分も、今、このコロナの影響というのは、現状もそうですけれども、全て分析し切るのは難しいところかなと思うんですけれども、地域の皆様の課題として、将来のプラスの要素にもなる部分も含めて、ぜひ、いろいろな方の意見も聞いていただき、より意義のあるものにしていただき、構想にもプラスにしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後にもう一点だけお願いいたします。  資料とは別に、当初予算の関係になるんですが、地域的な部分でお伺いしたいと思います。  当初予算の資料の中に、28ページだったんですが、地域戦略推進型の公共事業に関しまして、南信州地域の関係です。飯田の上郷から松川自転車道を活用したサイクルツーリズムの推進ということで上げていただいております。  いわゆる自転車用のルートの整備というような形で、幾つか構想を書いていただいているんですが、現状の部分と、今後の進め方について、現段階で結構ですけれども、検討していただいている内容をお伺いしたいと思います。
    太田茂登 道路管理課長 飯田のサイクルツーリズム検討状況のお尋ねだと思います。  自転車の推進計画に基づきまして、サイクルツーリズムにつきましては、各地域で検討が進められているところですけれども、飯田の地域につきましても、松川沿いの自転車道を活用して、周遊的なサイクルツーリズムに資するような計画ができないかを検討していると聞いております。  堤防道路を連続的につなげるに当たって、途中途中で流入する河川のところとか、連続性が保てないようなところがあって、そこがいかにうまくつなげるかとか、逆にそういうようなところも、流入河川のところをぐるっと回ることもいいのではないかという御意見もあるとお話も聞いておりますけれども、今のところまだ検討段階にあるということですので、県としては必要な支援をしてまいりたいと考えております。 ◆川上信彦 委員 ありがとうございます。  今、要望も含めて、このように上げていただいたというのは、非常にありがたいことだなと思っているところで、御質問をさせていただきました。  ほかのエリアでのサイクルツーリズムの取組を、私もここで学ばせていただく中で、なかなか南信州地域で難しいなというところでお聞きしました。E−バイクの普及を含めて、いろいろな施設や豊丘村をはじめとした道の駅等での取組も積極的になってきたところで、このような形での地域の戦略的な推進の取組に入ってきております。地域の課題でもありますけれども、しっかりそのようなサイクルツーリズムの取組に、飯田、下伊那でもしっかり拠点づくりが進めばと思いますので、引き続き御支援をお願いしたいと思います。 ◆服部宏昭 委員 それでは、時間が少しあるようですから、質問させていただきたいと思います。  まず最初に、本会議で共田委員長が質問されて、諏訪湖の小径の駅について、前向きな御答弁を建設部長にしていただきましたけれども、その中身について、少し詳しく話をしてもらいたいと思います。 ◎太田茂登 道路管理課長 諏訪湖周自転車サイクリング道路の小径の駅に関する御質問でございますけれども、本会議の中でお答えさせていただいているのは、スマートインターチェンジに関連して、スマートインターアクセス道路が出てきたところの近くのところで計画されている箇所ということで、諏訪湖周自転車計画の中で、8か所小径の駅が計画されているんですけれども、スマートインターの近くにおいては、湊の公園、岡谷市の都市公園がございまして、そこのところに小径の駅を計画しているところでございます。  それで、あそこのところについては、サイクリング道路としては、県道、県が進めるところなんですけれども、公園としては岡谷市の都市公園を活用するところになっておりまして、小径の駅の計画に当たっては、県で設計をやっていくんですけれども、内容的には岡谷市の都市公園の施設の中に計画することになりますので、岡谷市としっかり協議させていただいて、施設の計画をして、小径の駅を具体化させていきたいと考えております。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。  現地調査もしているので、我々もよく覚えているんですよ。だから、いろいろな地域からも要望が来ているということはよく分かっているんだけれども、部長が答弁したからには、大分ぐっと進むだろうと思って、質問したんですが、計画は、どういう段階なのか、思い切って話をしてもらってもいいですか。 ◎太田茂登 道路管理課長 具体的な整備に向けて、岡谷市と協議をしているところなんですけれども、役割分担を決めて、地域の方の御意見を聞きながら、それこそ眺望の拠点となったり、観光、地域活性化に資するようなところまで持っていければいいと思っています。今の段階とすれば、諏訪建設事務所で、設計をする発注の準備をしているところですので、設計の段階に入ったら、岡谷市としっかり協議して、地域の思いとかもくみ取れるものはくみ取って、設計の中に反映していくことになるかと思います。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。設計に入っているんですね。  共田委員長肝煎りで始まったことですし、我々も委員会としても議員調査に行きましたし、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  それから、県議会で豪雪議員連盟をやっておりますが、市町村の特別豪雪市町村協議会もございます。そちらとのタイアップいたしまして、私は会長をやらせていただいておりますので、宮本議長と2人で、4日の日に国土交通省や財務省、総務省、副大臣にお願いして、要望した経過がございます。しっかりと予算的にも確保させてもらいたいと考えております。  また、中にはガソリンなどの燃料が大変に困っているという話もありました。そういうこともつなげましたが、県から頂いた豪雪に係る補助金というのがあります。これと、資料10についての数字が合わない。それで、補助公共で、県単独公共もありますけれども、特にこれもよく分からなかったんですが、県単独公共については、不足分については2月補正で19億7,600万ですか、これを上げているということですよね。  ところが、補助公共は、まだ不足も後でやるということですよね。その辺のことは、雪が終わってみないと分からない理由なのですか。また、豪雪の関係で国土交通省に、リモートでお願いしたときと、その予算の配分が少し合わないですよね。国費の3分の2が県分だと書いてありますが、例えば、長野県分として6億3,000万となっていますが、国費が4,200万となっています。それで、事業費で33億4,700万となっている。整合性が取れないのはどういうことか説明をしていただいてもよろしいでしょうか。 ◎太田茂登 道路管理課長 除雪費の増額要望、説明の資料と、服部委員が会長を務めておられる豪雪議員連盟の国への要望のときの私の報告と違うということについての御質問だと思いますけれども、まず、今回補正で、資料10で示させていただいているのは、1月13日現在ということで、補正予算の編成スケジュール上、1月13日でまとめさせていただいている数字ですので、まだ豪雪の途上の状況でございました。その段階では、こちらに示させていただいているような年間見込額ということで、補正のお願いをしているところです。  一方で、服部委員に要望いただくときに、私どもで情報提供させていただいたのは、2月末の状況でお示しさせていただきましたので、資料よりも大分見込みが増えた状況で情報提供させていただいております。  資料の10のところでも、見込みに示させてもらっているのは、資料の10の段階での降雪量の国からの補助金の見込額となっております。今冬の2月末はそういう状況を上回っている状況ですので、その状況について、服部委員から国にしっかりお伝えしていただいていますので、この3月にはしっかりとした内示をいただけるものと思いますので、内示に沿って対応してまいりたいと考えております。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。  皆さん委員でいたり、和田委員は役員をやってもらったりして、みんな全然合わないと言っているんですよ。これは1月の始まったばかりの数量と全然違うよね。あれから降りましたから。  ですから、国へは、部長も次長さんもいらっしゃいますが、この新しい増えた分の資料に基づいて要望していますから、ぜひそれに沿ってやっていただきたいと思います。  だから、雪が少なかった頃のデータに基づいていろいろ計画したって、これは意味がないので、こういう季節物はある程度合わせてもらわなければ困りますよね。過去にはこういうことだったであればいいけれども、その辺は、お願いをしておきます。  それともう一つ、2050年ゼロカーボンを目指して県もみんなやっているんですけれども、この県議会と、それから県庁の建物、これをある程度それに合わせて、外壁から中身から、いろいろ設備から改修するというお話を聞いておりますが、それは相当な予算になって、設計費か何か、この前認めたようなこともありましたので、今の段階ではどのようになっているのか。この状況についてお願いしたいと思います。 ◎塩入一臣 施設課長 予算につきましては、財産活用課を中心にお願いしているところでございまして、年度が変わりましたら、早々に設計の手続に着手できるように、現在進めているところでございます。来年度中に設計を終えまして、その後の実際の工事に進められるようなスケジュールにできればということで、準備を進めているところでございます。 ◆服部宏昭 委員 これから県庁の建物や議会棟ばかりではなくて、各合庁やいろいろな文化施設などが、全て関係してくると思うんです。  これは非常に、調査をしなくては設計にならないんですよ。調査費がすごくかかると思う。どういう材料を使うかにもよりますけれども、その調査の段階を今、やっていると思うんだけれども、その辺はどこまで進んでいますか。 ◎塩入一臣 施設課長 県庁の本館と議会棟につきましては、本年度調査費を頂きまして調査を行いました。2月の時点でおおむね調査を終えております。それに基づきまして、今後、実際の設計を来年度ということになりますけれども、もともと省エネ性能が不足をしている面のある建物でございますので、今後の設計の中でしっかりと断熱、あるいは主には開口部や外壁の断熱、照明もまだLED化が進んでおりませんので、そのあたりを中心にできればと考えているところでございます。 ◆服部宏昭 委員 これからまた将来、相当の年数を使わなくてはいけない建物ですから、将来を見越して最新鋭の設備を入れて、長野県の建物として誇れるようにしていただきたいと思います。  それでは、お許しをいただきましたので、この度、田下建設部長さん、小林建築技監兼建住宅課長さん、また、勝野参事兼道路建設課長さんが御退職なされるということで、委員長、副委員長の御了解もいただいておりますので、私から発言をさせていただきたいと思います。  田下建設部長には、昭和60年の県職員採用以来、37年間にわたり土木の技術職として長野県のために御尽力いただきました。この間、木曽建設事務所を振出しに、本庁各課や建設事務所での御勤務を経て、砂防課長、建設技監などの要職を歴任され、令和2年4月から建設部長として強力なリーダーシップで多くの職員を束ね、社会基盤の整備や災害からの復旧・復興、入札制度の改善など、建設部が抱える多くの課題に取り組まれました。  小林建築技監兼建住宅課長には、昭和60年の採用以来、37年間にわたり建築の技術職として県政の発展に御尽力をいただきました。この間、当時の北佐久地方事務所を皮切りに、地方事務所建築課や本庁各課での勤務を経て、建築住宅課長の要職を歴任され、昨年4月からは建築技監として建築物の耐震化や環境に配慮した住宅の普及促進など、建築住宅行政の推進にその手腕を発揮されました。  勝野参事兼道路建設課長には、昭和62年の採用以来、35年間にわたり土木の技術職として県政の発展に御尽力をいただきました。この間、豊科建設事務所を皮切りに、本庁各課や建設事務所での勤務を経て、須坂建設事務所長、道路管理課長の要職を歴任され、昨年4月からは高規格幹線道路整備推進担当参事として、松本糸魚川連絡道路や中部横断自動車道などの整備促進にその手腕を発揮されました。  お三方のこれまでの御功績に敬意を表し、深く感謝申し上げるとともに、御退職後のますますの御活躍と御健勝をお祈りいたします。  最後に、御退職されるお三方からそれぞれのお言葉をいただきたいと思いますので、委員長にはよろしくお取り計らいをいただきますようお願いいたします。 ◎田下昌志 建設部長 それでは、貴重なお時間をいただいて申し訳ございませんが、今、紹介がありましたように、37年間勤めさせていただきまして、最初、木曽建設事務所ということで、ちょうど西部地震災害の後に、御岳崩れを発生源とする大土石流の後の復旧に入ったということでございます。本当にその当時、まだ大学から来てそのままでしたので、自然の猛威、恐ろしさにしみじみと実感したところでございますが、その後、長野建設事務所では、オリンピック前ということで、市内ルートの建設や整備に携わらせていただきました。松本建設事務所では、平成17年のことですが、上高地につながる国道158号のうすゆきの崩壊で、ちょうど現場に居合わせて、車を誘導しながら、反対側に、技術管理室長の栗林がおりましたが、両側で誘導しているさなかに土砂が一気に落ちたというような状況を経験させていただいています。  また、その次の年には岡谷で、小田井沢などの7名の方が犠牲になるような災害が発生してしまったということでございますが、その後、着々と進めた対策で、今年、昨年の雨の中では、小田井沢も安全が守られたというようなこともございましたが、ちょうど松建にいて、隣の塩尻市も結構様々なところで土石流が起こって、その対応等をしたところでございます。  また、北信建設事務所では、斑尾線の分道地滑りということで、これもかなり長期間にわたって道を止めてしまったということでございますが、こういった災害の対応、あるいは大規模プロジェクトに携わらせていただいて、常に思ったことは、長野県の建設部は、やはり先輩から後輩に至るまで、率先して常に前向きで対応しているすばらしい組織であると実感したところでございます。  そんな中で、本当にこの37年間の間に、県内の高速交通網をはじめ、それに結びつくネットワーク、格段に進歩しましたし、河川・砂防ということの中では、安全面も三六災に代表されるように、過去の災害と比べても、災害も減ってきているといったような状況になっておりますが、こんな中で、本当にその折々において、県議会の先生の皆さんには、常に温かく御指導いただいたことを感謝申し上げる次第でございます。  長野県には、御案内のとおり、美しい自然を持っていますし、景観的にも優れているといったようなことで、生き物も多様に満ちています。このすばらしい長野県の中で、個人的なことではありますが、様々なマラソン大会に参加させていただきまして、当然諏訪湖のマラソン大会には10回以上出ていますし、塩尻塩嶺王城マラソンも出ていますし、南信のほうでは泰阜とか天龍村の梅花駅伝とか、また千曲川のハーフマラソン、当然長野マラソンも出ておりますが、そういったような参加をしながら、本当に健康づくりに熱心で長寿県だといったことも実感してきたところでございます。  いずれにしましても、ますますこの長野県が発展して、県民の皆さんそれぞれが幸せを感じられるように、建設部としてもまだ乗り越えなきゃいけない課題がたくさんあろうかと思いますので、今後とも県議会の先生方には、この長野県建設部、また、建設部の職員一人一人がしっかりと忠恕の心を持って県民に接しられるように、今後ともしっかりまた御指導いただけたらということでお願い申し上げまして、私の退職に当たりましての挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。 ◎小林弘幸 建築技監兼建住宅課長 私にも最後に挨拶の機会をいただきまして、感謝を申し上げます。  私も部長と同じく昭和60年に採用されまして、今はもうないんですけれども、北佐久地方事務所ということで、当時は新幹線の今の駅の周辺も優良農地ということで、何もない時代でしたが、そこの北佐久地方事務所を皮切りに、公務員生活、建築技術職として37年間お世話になりました。  入った頃、建築行政といいますと、目の前の建築確認、山積みされた建築確認をこなすというのが仕事の中心の時代でした。平成になりまして、景観条例の制定にも携わらせていただきました。そして、そういった誘導行政、また、地域住宅産業の支援というようなところも携わらせていただきました。  衣食住ということで、住、県民の生活に直結した住の視点からの誘導策、支援策というところに、建築行政の面白みと可能性というのを感じてきました。  令和の時代、最後になり、住宅分野の脱炭素の実現に向けた仕組みづくりに携わらせていただいたことは、本当に感謝しております。  私が入った頃は、不確実性の時代というような言葉がささやかれ始めた時代だったかと思いますが、地球温暖化、人口減少、その災害の増加ということで、ますます先の分からない時代になっているのかなと思います。  そういった中で、住まいや暮らしの姿、あるいはまちの姿として、県民の皆さんに共感いただける姿を提示しながら、よりよい方向につなげていくという、建設行政、建築行政の重要性というのは、ますます重要になり、非常にやりがいがあるのかなと思っています。  現職の皆さんには、働き方改革の中にも、自分なりのこだわりというのを常に持ちながら、市町村や事業者の皆さんと協働して、県政推進のために邁進をしていただければと思います。  危機管理建設委員の皆様には、今後とも建設行政、建築行政に対しまして御支援、御鞭撻をお願い申し上げまして、退職の挨拶とさせていただきます。本当に37年間お世話になりました。ありがとうございました。 ◎勝野由拡 参事兼道路建設課長 私にも、委員会の貴重なお時間の中、発言の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。  先ほど服部委員からも、身に余るお言葉を頂戴いたしまして、甚だ恐縮しているところでございます。  私は昭和62年の4月に県に入りまして、35年間勤めさせていただいたわけでございます。建設事務所は先ほどの出だしの豊科から長野、松本、上田、須坂と建設事務所を歩きました。それから、本庁の中も道路建設課をはじめまして、道路管理課、都市計画課などを勤めさせて、土木、技術ということで、土木のほうの課を歩ませていただきましたが、途中では変わったところとして、当時、商工部の振興課というところで企業誘致の仕事をさせていただいたり、環境部の廃棄物対策課で廃棄物対策の仕事もさせていくという、非常に貴重な経験もさせていただきました。  終盤のほうでは、道路関係の仕事に携わることが多く、特にこの2年間は、昨年道路管理課長、それから今年は道路建設課長としまして、危機管理建設委員会の皆様には本当に熱心に御指導を賜りまして、この場をお借りして深く感謝と御礼を申し上げるところでございます。  県内の道路をめぐる情勢とすれば、私が入った頃は、とにかく高速道路をつなげるということで、しゃにむに高速道路を延ばし、また、その関連道路を進めていくと、そういう時代があって、その後、長野冬季オリンピックがございまして、それに向けて非常に大きなエネルギーを持ちながら道路整備を進めていた時代がございました。  その後、道路をはじめ、社会資本整備に対する非常に厳しい批判の強まった、そんな時代もございましたが、現在は防災・減災、強靭化、それからリニア関連ですとか物流確保、この辺の観点を中心に、非常に多くの要望をいただく中で道路整備が進められると認識しております。  そして、将来に向けては、人を中心とした道路ですとか、ゼロカーボンとかDXとか、また新たな視点が加わった中で、また新たな道路整備の時代が進んでいくものと認識しております。  委員各位におかれましては、今後の道路行政をはじめ、長野県の建設行政が引き続き着実に前進できますよう、さらなる御支援、御指導をよろしくお願い申し上げます。  結びになりますが、委員の皆様のこれからのますますの御活躍と御健勝を心より祈念いたしまして、御礼の言葉とさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。 ○共田武史 委員長 以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから、議案の採決に入ります。  最初に、第1号「令和4年度長野県一般会計予算案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算」中 歳出 第2款 総務費 第4項 市町村振興費の一部、第9款 土木費 第1項 土木管理費、第2項 道路橋梁費、第3項 河川費、第4項 砂防費、第5項 都市計画費の一部、第6項 住宅費、第7項 中央新幹線建設費、第8項 直轄事業負担金、第12款 災害復旧費 第2項 公共土木施設災害復旧費の一部、第3項 県単土木施設災害復旧費、及び第2条「第2表 債務負担行為」中の一部について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第35号「長野県都市公園条例の一部を改正する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第36号「屋外広告物条例の一部を改正する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第46号「一般国道418号災害防除工事(神原)変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第47号「「中日本高速道路株式会社が行う有料道路新設に関する協議について」の変更について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第48号「主要地方道中津川田立線道路改築工事(大滝川橋)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第49号「一級河川黒沢川河川改修工事(調節池整備)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第50号「一級河川岡田川河川改修工事(排水機場整備)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第51号「道路事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
     御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第52号「急傾斜地崩壊対策事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第53号「都市計画事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第60号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第13号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第9款 土木費 第1項 土木管理費、第2項 道路橋梁費、第3項 河川費、第4項 砂防費、第5項 都市計画費の一部、第6項 住宅費、第7項 中央新幹線建設費、第8項 直轄事業負担金、第12款 災害復旧費 第2項 公共土木施設災害復旧費の一部、第3項 県単土木施設災害復旧費及び第2条「第2表 繰越明許費補正」中の一部について、採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、総務企画警察委員会から意見を求められています、第16号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分について、議題といたします。  お諮りいたします。第16号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分については、原案のとおり可決すべきものと決するに異存のない旨、総務企画警察委員長あて回答するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、総務企画警察委員長あて回答するよう取り計らいます。  次に、環境文教委員会から意見を求められています、第38号「長野県地球温暖化対策条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分について、議題といたします。  お諮りいたします。第38号「長野県地球温暖化対策条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分については、原案のとおり可決すべきものと決するに異存のない旨、環境文教委員長あて回答するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、環境文教委員長あて回答するよう取り計らいます。  ただいまから、陳情の審査を行います。当委員会に付託されております建設部関係の陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料を御覧願います。建設部関係の陳情は、継続分16件、新規分3件であります。  なお、審査に際し、継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由を一緒に述べていただくようお願いいたします。また、願意が複数ある陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として陳情者に通知することについて、その都度、お諮りすることとしたいと思いますので御了承願います。  それでは、審査手順について、あらかじめお諮りいたします。最初に、継続の陳情16件の審査を行い、続いて、新規の陳情3件について順次審査をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  それでは、継続分の陳情の審査を行います。  継続分の審査に当たっては、11月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては、取り出して審査を行うことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  それでは継続審査となっております陳情16件について、状況に変化がありましたら、理事者から説明願います。 ◎諏訪孝治 建設政策課長 11月定例会以降、状況に変化はございません。 ○共田武史 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情16件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第53号、陳第208号、陳第212号、陳第258号、陳第294号、陳第303号、陳第477号、陳第507号、陳第524号、陳第589号、陳第620号、陳第626号、陳第655号、陳第656号、陳第659号及び陳第660号については、引き続き、継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  続いて、新規分の陳情の審査を行います。まず、陳第667号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。      〔「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま、継続との御意見がございましたので、陳第667号については、継続審査とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  ただいま、願意が複数ある陳情を継続審査とすることに決定いたしましたが、陳情者に通知する付記事項につきましては、いかがいたしましょうか。      〔「一任」と呼ぶ者あり〕  一任とのことですので、委員長案として、1の(1)、3及び4については、引き続き慎重に検討する必要があるため、現状では採択することができない。といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、陳第671号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。      〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま、採択との御意見がございましたので、陳第671号については、採択すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  次に、陳第674号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。      〔「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま、継続との御意見がございましたので、陳第674号については、継続審査とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  以上で、陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、建設部関係の審査を終了いたします。  挨拶をした。 ◎田下昌志 建設部長 挨拶をした。 ○共田武史 委員長 午後1時30分まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午前11時6分 ●再開時刻 午後1時26分 ○共田武史 委員長 再開を宣した。  ▲ 日程宣告     危機管理部関係の審査  ▲ 危機管理部関係付託事件の報告     予算案2件、専決処分報告1件、陳情1件  ▲ 議題宣告危機管理部関係)     危機管理部関係付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して、理事者の説明を求めた。 ◎中村宏平 危機管理部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。 ○共田武史 委員長 第1号「令和4年度長野県一般会計予算案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算」中の歳出、第2款 総務費中 危機管理部関係 について、理事者の説明を求めた。 ◎柳沢剛 消防課長 議案、予算説明書、別添資料1、資料2、資料3及び資料4により説明した。 ◎布山澄 危機管理防災課長 予算説明書、別添資料5、資料6及び資料7により説明した。 ○共田武史 委員長 報第1号「令和3年度 長野県一般会計補正予算(第12号)の専決処分報告中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中の歳出、第2款 総務費 について、理事者の説明を求めた。 ◎柳沢剛 消防課長 議案、予算説明書及び資料8により説明した。 ○共田武史 委員長 第60号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第13号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中の歳出、第2款 総務費中 危機管理部関係 について、理事者の説明を求めた ◎柳沢剛 消防課長 議案(追加分)及び予算説明書(追加分)により説明した。 ◎布山澄 危機管理防災課長 予算説明書(追加分)及び別添資料9により説明した。 ○共田武史 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎柳沢剛 消防課長 別添資料10「消防防災ヘリコプターについて」により説明した。
    ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 別添資料11「新型コロナウイルス感染症への対応経過について」により説明した。 ◎布山澄 危機管理防災課長 別添資料12「御嶽山噴火警戒レベルの引き上げについて」により説明した。 ○共田武史 委員長 委員の質疑等発言を許可した。なお、議論を深めるため、委員の発言に対し、ほかの委員から意見等がある場合についても併せて御発言願った。また、できるだけ速やかにかつ円滑に審査を行うため、発言及び答弁は簡潔にしていただくよう願った。 ◆服部宏昭 委員 それでは、新型コロナの関係で、先ほど御説明がありましたまん延防止措置も1回延長されまして、その後、長野県はもう解除になっておりますけれども、しかし、ここへきてまた増えています。また、新しい株も見つかったと知事も昨日言っていましたが、対策本部として、その辺についてどう考えているんですか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 重点措置後の現状と御質問を頂戴しました。  服部委員御指摘のとおり、ここ1週間以上にわたりまして、県内の陽性者数は、横ばいが続いておりました。また、委員御指摘のとおり、今、公表されている部分としますと、ここ1日、2日は増加となっており、実際に陽性者数の発生状況から見られているところでございます。  直近1週間の陽性者の感染状況を見ますと、いわゆる若者、30歳代までの若者が、全体の3分の2を占めております。また、特に10歳未満は、全体の陽性者のおよそ25%ほどになっています。まだ、ワクチンを打っていない世代でございますので、オミクロン株はデルタ株よりもワクチンの効果が少ないのかもしれません。未接種者が圧倒的に多い世代が多く感染しておりまして、あわせてその同居の両親に広がっているというような状況もございます。  そういったこともありまして、重点措置解除後も、特に学校や保育所につきましては、例えば、県立学校では分散登校をやったり、オンライン授業ということで、若い世代の感染を減少させる方向で取り組んでおります。一応、市町村教育委員会や市町村にも県立学校と同じような対応をお願いしている部分もございますけれども、一番の要点は、若い方々の感染をいかに減らしていくかというところが、今の現状のポイントではないかと思っております。 ◆服部宏昭 委員 今の説明は、みんな分かっていると思います。分かっていると思いますが、例えば学校で、今、25%ぐらいの子供さんがかかって、それで家庭へ持ち帰ため、家庭でも広がるという説明がありました。それは説明だけでは解決になりません。では、どうしたらいいか、どうしたら防げるかを、家庭内でも、もっと極めたほうがいいのではないかと思います。  それで、子供さんと親御さんを分離するといってもなかなか難しいところもありますけれども、その辺が核なんです。  今回、県議会でもこのような状況になりました。我々も反省しているんですけれども、やはり家庭にいると、同居者にうつってしまいますから、入院したほうがいいとか、いろんな対応になってくる。だから、どうやって感染を広げないかということを、もっと細かく分析して対応してもらいたいと思います。今ここですぐという、なかなか難しい面があると思うんですが、それはぜひ考えていただきたい。  それから、都会では大変な状況になっております。私ども病床の使用率なども見ますと、ある程度一定のところまでで収まっているという話ですけれども、本県では、誰でも急に感染したりして悪化してきたりすると、保健所も連絡しなくてはいけないかもしれませんが、大体救急車を呼んでしまいますよね。そうすると、よく都会では、救急車が不足して、病院を何件か当たってみても搬送できないなんて、よく報道されているのではないですか。  私も長野県内では、その辺は救命救急隊の皆さんのことも危機管理部で掌握しているわけですが、その辺はどんな状況ですか。 ◎柳沢剛 消防課長 救急現場での搬送の状況のお尋ねだと思います。  各消防本部から、現場での搬送の状況を毎週確認をしておりますけれども、例えば現場で到着してから、4か所以上の病院に搬送先を確認して搬送できなかった場合、かつ現場に30分以上とどまっていた場合は、搬送困難事案ということで報告をいただいております。  これは必ずしもコロナに限ったことではなくて、たまたま病院で専門医がいないとか、そういう受入れ態勢が整わないことで受け入れられないというような事案もあるわけでありますけれども、そういった状況を見ますと、2月28日から3月6日まででいきますと、全県で救急搬送の要請件数が約1,900件ございました。そのうち、先ほどの困難という事案については13件ということで、全体の1%より低い状態で、これについては、例年このような状態でありまして、特にコロナだからということではない状況となっております。各本部から状況を聞きますと、コロナ蔓延の中でも、特に搬送で困っているというような事案は報告はされておりません。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。  まん延防止措置が、長野県は一旦、延長されまして、解除になりました。しかし、ここへ来て若干増えてきている。さらには新しい株も見つかってきているような状況ですから、今後、見通すのはなかなか難しいところではございますけれども、対策室としてはどのような状況になるかもしれないという予想をしておりますか。そういう場合には、さらに強い措置をやらなければいけない状況になるかもしれないということでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 今後の陽性者がどのようになっていくかということにつきましては、今週開きました専門家懇談会の中でも、先生方から御意見を伺う中では、今の状況はなかなか終息につながっていくのに時間がかかるのではないかというような御発言をなさる先生もおられました。  私どもとしますと、委員御指摘のように、これから再び陽性者が増加に転じた場合、例えば7,000人の陽性者が発生するような状況が再び起こったときに、今までの第6波の中で、どういう点が改善できるのかを改めて点検する。それぞれの部の中で、対応を始めておりまして、全体的に取りまとめながら、次のさらに感染が大きくなったときにも、今まで以上にうまく対応できるように、改善を検討しているところでございます。 ◆服部宏昭 委員 ですから、どんどん感染者が減少していくことが望ましいですけれども、もし増加の傾向になっていけば、専門家の皆さんとこうやらざるを得ないというような、対応を今から検討しておいて、スムーズに対応ができるようにしていただきたいと思います。  次にですけれども、この資料2の長野県強靭化計画のことでございますが、国土強靭化法で基づいてやっており、1期、2期ずっとやってきて、今回3期目ということですね。それで、いろいろな計画やスケジュールもここへ書いてあるんですが、今までの1期、2期を参考にしながら、どのようにこの計画をつくっていくかということだと思います。温暖化になったり、自然災害も非常に増えてきています。この計画というのは、予算も盛っているわけですから、着実に効果が上がるものでなければなりませんので、その辺についてはどう考えていますか。 ◎柳沢剛 消防課長 第3期強靭化計画の策定に関するお尋ねでございます。  委員の御指摘のとおり、この計画につきまして、第1期、第2期、そういったものの取組状況を踏まえて、資料に記載がございますけれども、現在計画期間中に発生した様々な災害や、そういったことから得られた教訓、また、現在異常気象については、温暖化とかそういう影響もございますので、そういった期間事象以外の様々な分野も把握をしながら、いかに災害があっても、最悪の事態に陥らないように、災害があってもすぐ復旧できるような体制を日頃からつくっていく準備をその計画の中でしっかりと組み入れていきたいと考えております。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。  県庁本庁内では、ほかの関係する部署や専門家も交えて、つくるわけですね。  それで、かつて19号台風があって大災害が起きたり、また、御嶽山も噴火等も出てきており、かつての災害でも、何人も亡くなったり行方不明者もいるというようなことで、災害もだんだん変わってきているわけです。ですから、それらに対応できるような強靭化計画でなくてはいけませんので、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  それから、防災行政無線の更新事業ですけれども、これは私もこの委員会に長くいますけれども、これは更新なり改修なりやっていますよね。お金をつぎ込んでいますよね。それらをきちんと生かしてやるんですか。まるっきり今までのものはやめてしまい、新しくやるわけですか。 ◎柳沢剛 消防課長 こういった設備につきましては、全体のシステムといいますか、そういったものの中で、老朽化したものについては、一定の耐用年数等ございますので、耐用年数が過ぎたものについては順次更新をするような形で、基本的には進めてきております。  ただ、資料にもございますが、防災行政無線の衛星系、通信衛星を使った防災行政無線ですが、これについては、新しい世代のシステムに切り替え、全て入替えということで、今後進んでいくということで考えております。 ◆服部宏昭 委員 科学を生かして取り組んでいくことが大事ですから、衛星もいいでしょう。お願いしたいと思います。  それから、防災ヘリの関係ですけれども、大変不幸な事故も起きたりして、犠牲を払っているわけでございますので、何としても安全の上に立って、きちんと対応していかなければいけない。  それで、前の体制と、この人員も大分入れていますよね。操縦士や整備士を入れているし、訓練等も今まで以上にしっかりやっていると思いますが、その辺の心構えといいますか、その関係をお願いします。 ◎柳沢剛 消防課長 防災ヘリの運航体制についてですが、まず人員体制につきましては、現在、操縦士が3名、整備士が3名体制でございます。来年4月から、整備士1名増員となりまして、操縦士3名、整備士4名ということです。目標としましては操縦士4名、整備士4名の計8名体制でありますけれども、操縦士については、1名募集を今年度もかけてまいりましたが、なかなか埋まらないということで、来年度以降も募集をかけますとともに、現在、副操縦士、機長になっていない職員についても、今回お願いしております予算の中で訓練をして、なるべく早く一人前になるように育てていきたいと思います。  また、安全管理につきましては、随時ブリーフィングを運航前や運航中、あるいは運航した後、必ずその隊員が、その運航のときの対応ですとか準備、反省等についてきちんとチームで共有をして取り組むという体制が確立できてきていると思っております。  我々も毎月5日、月命日がございますが、航空センターで安全運航会議というものがございます。そちらでは、1か月間の運航状況ですとか、あるいは運航の際のヒヤリハット事例、そういったものを全員で共有をして、小さなことからミスをなくしていこうということと、風通しのよい組織づくりをしていこうということで、危機管理部も含めて全体で取り組んでいるよう状況でございます。  我々も職員と、一人一人面談をしておりますけれども、以前に比べて非常に隊の中の風通しもよくなって、仕事もしやすいと職員みんな感じているところでございます。こういった形を今後もぜひ続けていきたいと航空センターと共に取り組んでいきたいと考えております。 ◆服部宏昭 委員 2パイロット制ですよね。整備士も2人ですか。 ◎柳沢剛 消防課長 フライトの際は、パイロットが2人必ず搭乗するダブルパイロット制ということでございます。  整備士は、特に飛ぶときには、搭乗している場合もございますし、地上で待機している場合もございます。操縦士については、特にダブルパイロットとか、そういう形の決まりはございません。 ◆服部宏昭 委員 分かりました。  しっかりお願いをしたいと思います。  それから、資料5ですが、これは逃げ遅れゼロ意識向上事業というのは、これは非常に大事なことだけれども、なかなか簡単なものじゃないです。19号台風のときに豊野などを回って歩いたりしましたけれども、逃げ遅れた皆さんは大勢いて、防災ヘリでつり上げてもらったりして助けられています。  これは、その住民の皆さんがしっかり取り組まないと、行政だけではどうにもならないですよね。逃げてくれ、逃げてくれと、長野市さんも盛んにお願いして歩いたという経過もございますけれども、そういうことも含めて、ただ、形式的にやってみても、なかなか実効が上がりません。この対策は、災害があったときに生きるわけです。いかに綿密にやっても、やり過ぎるということはありません。  市町村などのあらゆる機関と連携を取り、市町村においては、もっと末端な住民の組織など、そういうところまでまた目を向けていろいろ意見を聞くなり、皆さんの思いを入れてやっていただきたいと思いますが、その辺について、課長さんにお聞きします。 ◎布山澄 危機管理防災課長 逃げ遅れゼロの取組につきまして御質問いただきました。  委員御指摘のとおり、大規模災害、特に浸水災害等の際に、住民の皆様にいかに安全を確保していただくかが、大変重要な課題でございます。その中で、逃げ遅れてしまう方をなくすということは、大変難しい課題だというのは、委員御指摘のとおりです。  原因としまして、アンケート等を取りますと、自分の身の回りの危険をあまり認識していなかったとか、ハザードマップを見ていなかった、あるいは自分がどこへ逃げていいかをあらかじめ決めていなかった、まさか自分のところが浸水するとは思っていなかったなど、正常化バイアスという言い方もしますけれども、そういったことが要因として分析されております。  こういった中で、今後どう取り組んでいくのかということで、まさに委員御指摘のとおり、行政だけが旗を振るのではなくて、市町村の皆様と、あるいはNPO団体の皆様、様々な皆様と連携することが重要と考えております。  具体的には、昨年から取り組んでおりますけれども、まずは逃げ遅れゼロ宣言ということで、大雨等降った際に、自分の命は自分で守るという意識を皆様に持っていただくように、去年は御嶽海関に登場していただいてキャンペーンを行いました。そういった地道な取組を進めるとともに、今年度は防災アプリということで、自分の身の回りのハザードマップ、あるいは河川カメラをしっかり見ていただくという取組を進めております。  さらに、地域の住民の皆様の学習会に、出前講座等で出かけてき、様々な場面や機会を用いまして、引き続き逃げ遅れゼロに向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆服部宏昭 委員 しっかりよろしくお願いします。  それで、最後になりますが、資料3−2の防災対策費、この予算説明書追加分の減額についてになります。これは、両方とも変更で減額になっているね。これは何で減額になっているかが、さっきの説明がではわかりませんでした。 ◎布山澄 危機管理防災課長 防災対策費の減額について、その理由ということで御質問をいただきました。  この防災対策費、被災者生活再建支援制度につきまして、できる限り早めに申請できるということまで想定しまして、少し多めに盛っていたんですけれども、やはり皆さん、再建の方法がなかなか決まらなかったり、まだしばらく公営住宅に入っていたいなど、そういった方がいらっしゃいまして、そこまで申請がなかったというのが一つございます。  それからもう一つ、火山対策費につきましては、御嶽山の避難施設を造る際に、計画を変更いたしまして、当初は全く新しいものという話でしたが、既存のものを修整する形にしたものですから、それに伴って所要額が減ったという理由でございます。 ◆服部宏昭 委員 それで、その変更をしただけで、新しく工事をせずに、安全は保たれるのですか。 ◎布山澄 危機管理防災課長 そちらにつきましては、村のほうで業者さんとしっかりと打合せをして、安全が保たれるとお聞きしております。 ◆服部宏昭 委員 こちらは予算を認めているので、もし何かあったら危機管理部に責任を取らせますからね。  私はこれで、以上終わります。 ○共田武史 委員長 午後3時まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午後2時42分 ●再開時刻 午後2時57分 ○共田武史 委員長 再開を宣し、委員の質疑等発言を許可した。 ◆和田明子 委員 今し方、東日本大震災からの11年を経て黙祷したところですけれども、災害はいつどこで起こるか分からないし、長野県でも毎年のように大災害に見舞われていて、危機管理部としても一層また体制も整えていただいて、対応していただいているところです。  そういう点で、何点か、また委員会資料などにも基づきながらお聞きします。  最初に、先ほども逃げ遅れゼロで、服部委員からもお話がありましたけれども、この防災アプリということで、手軽に情報を受け取ることができます。それと併せて、そのほかの皆さんにも防災手帳という形で、さらに多くの人に情報をしっかりと伝えながら、日々万が一のことに備えていこうというお話ですけれども、様々な方たちにきめ細やかな情報を届けるという点では、情報の面でもバリアフリーと言われています。その中で、視覚や聴覚の障害、あるいは言語の壁などがある方の対応について、どのようになっているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎布山澄 危機管理防災課長 逃げ遅れゼロの意識向上事業に関連いたしまして、防災情報について、様々な方へどのように情報をお伝えするのかということで御質問をいただきました。  委員御指摘のとおり、今回、来年度予算でお願いしております信州防災手帳につきましては、スマホ等御使用なさらない方向けというのが一番の目的ということで、今の計画でいきますと、基本的には紙媒体の冊子を予定しております。  委員御指摘の聴覚あるいは視覚に障害のある方ということになりますと、大変申し訳ないんですけれども、現時点では、この防災手帳が紙媒体だとすると、文字等の読み取りとか、あるいは耳で聞くなど、現状ではそこまできめ細かく対応はできていないところでございます。  委員御指摘の、全ての方にできる限り防災情報を届けるという観点からいいますと、そういった様々な課題を抱えている方にきめ細かく対応する視点は、大変重要であると思いますので、例えば、関係団体の方と意見交換をして、どういったことが可能か等、また来年検討を進めていければと考えております。 ◆和田明子 委員 また一層御検討して、改善・充実していただくようにお願いします。  それから、避難所の環境改善向上事業について、お聞かせいただきたいと思うんですけれども、資料6の(4)避難所ゼロカーボン促進事業ですが、電気自動車等の蓄電能力を活用した避難所への電源供給など、電気自動車の利点周知を通じた脱炭素社会の学びの促進に分かれています。これはどんなことを言っているのか、分かるように御説明いただければと思います。 ◎布山澄 危機管理防災課長 短い文章で、説明不足で大変申し訳ございませんでした。  こちらの事業についてですが、例えば、避難所で停電になった際に、電気自動車から電気を取るということが可能な車種等がございます。  ただ、電気自動車を買うとかではなくて、自動車会社と協定を今年度締結いたしました。災害時には、その会社の持っていらっしゃる電気自動車を、可能な範囲で災害の支援のために活用させていただくという道筋が開かれたところでございます。  電気自動車は、避難所へそのまま持って行っても、すぐに電源が取れるわけではないということで、給電器という装置があるんですけれども、その装置を介して電気を避難所に分配するものを購入させていただきます。ただ、避難所が数千という数がございますので、県で全てを用意するのではなくて、県はあくまでも、2か所分を購入し、例えば、訓練の際に、そういったものを活用して避難所に電気自動車を使った緊急対応ができますよということを周知して、市町村の皆様に広げていきたということでございます。  また、その下の脱炭素社会の学びの促進とありますが、非常に書き方が抽象的で申し訳なかったんですけれども、県で進めておりますゼロカーボンについてとなります。災害が発生していないときに、その給電器をただ置いておくというのはもったいないものですから、環境部等と連携しまして、ゼロカーボンの様々な学び、学習会とかシンポジウムとかそういった場で、電気自動車を使った電気の給電というものについてPRで活用していきたいという取組でございます。 ◆和田明子 委員 今のお話でいくと、電気自動車から電気を受け取るための必要な設備としての給電器は、県として購入して保有すると。それを、災害時以外にも日常的に電気自動車が普及してくれば、自動車から電気を取ることができるということですね。今、ガソリンも高騰していますけれども、脱炭素ということで、自動車メーカーもEV車などを普及しています。それを活用して、災害の時にも生かせるということを、この危機管理部としても、ゼロカーボン戦略の中の県の取組の一環として取り組んでいくという考えで、これを事業化したということでよろしいでしょうか。 ◎布山澄 危機管理防災課長 委員御指摘のとおりでございます。 ◆和田明子 委員 自動車メーカーも、本当にコロナ禍でいろいろな部品の調達のほうも苦労しているようですし、世界的には本当に脱炭素に向けての取組が、行政レベルだけではなく民間事業者レベルでも相当いろいろな取組が進んでいる中ですので、危機管理部としても、そういう位置づけが、いろいろなところで見受けられるということで、引き続き御努力をしていただきたいと思います。  コロナ対策について少しお聞きしていきたいと思います。  先ほど、服部委員からも、3月6日に今回まん延防止等重点措置が、長野県は一応解除ということになりましたが、相変わらず感染の状況は高止まりということで、気を抜けない状態で皆さん御苦労していただいています。入院の病床の確保、宿泊療養施設の確保ということで、最大になったときを想定して、そういう自宅療養をしていただくことも多くなって、現実には、6割、7割の割合の方が自宅療養をしていただいている状態となっています。その中で、今までのコロナと比べても、オミクロン株についての評価として、比較的重症化せず、軽症あるいは無症状の方が多いという言われ方をしてきました。  一方で、オミクロン株で問題になっているのは、亡くなる方が、それ以前の変異株に比べても多いということが指摘されています。オミクロン株の特徴としては、肺での増殖が少ないので、肺炎の悪化など、ECMOなど装着するような重症例が、比較的に少ないものとなっています。一方で、高齢者を中心に基礎疾患の増による死亡例が増えているという指摘があります。専門家は、コロナの本質は、全身性の炎症性疾患という指摘をする方もありまして、肺炎が少ないことでいたずらにオミクロン感染を軽く見ることは戒めるべきだという言い方もしています。  そこで、お聞きしますが、この間、長野県でも、いわゆる第5波からその次の第6波で亡くなられた方、どのくらいおられるのか教えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 まず、死亡者でございます。  私どもが健康福祉部から聞いている数字、また、これは公表されている数字かと思いますけれども、156人でございます。これは、あくまでも第1波から第6波までのトータルでございます。  波ごとの死亡者につきましては、お時間を頂戴できますでしょうか。 ◆和田明子 委員 私もチェックをしていたのを怠ったところもありますけれども、そういう中で、一つは、デルタ株などのときには、重症化してECMOなどをして、本当に重い状態で亡くなられるというお話がありましたが、長野県のコロナで亡くなった方の公表、発表の仕方について、大体の年齢と、それから場合によっては性別、基礎疾患の有無というようなことは、マスコミ報道などでもうかがい知ることはできるわけです。心配しているのは、症状が重篤な状態に急激に進むのか。長野県では、自宅療養者が多いけれども、自宅療養者が医療につながることができなくて亡くなったという例は、第5波までなかったと、県としてもまとめていますし、今回の第6波においても、第5波以上に亡くなる方が多いわけですけれども、医療につながらずに亡くなったというようなケースがないのかどうか。そのあたりのことは、健康福祉でなければ分からないのか、そうはいっても、コロナ対策室ですから、そういうことを把握しているのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 死亡例の、どういった事情でお亡くなりになられたかという点につきましては、私どももそこまでは承知しておりませんので、ここでは大変申し訳ございませんが、お答えができる状況ではございません。 ◆和田明子 委員 やはり先ほど言ったように、オミクロンの変異株の特徴が、比較的感染する力は強いけれども、重症化はしないとか、中等症以下、軽症、無症状の方が多いということで、軽い風邪のようなものという言い方もあったりしています。例えば、ワクチンの必要性ですとか、検査の重要性ですとか、皆さんが御努力いただいているにもかかわらず、誤った認識を持って市民の皆さんが対応を誤ると、本当に命の危険につながりかねません。そういうコロナ感染症なんだというものも、一面ではあるし、先ほど服部委員からもお話がありましたけれども、今回特徴的なのは、10代以下、10代、20代の若い世代が、今までは子供には感染が比較的少ないと言われたところで感染し、しかも感染力が強いために、学校や保育所などの施設の中で集団感染し、それがまた症状が出ないうちに、家庭の中でも感染を拡大させて、大変な勢いで感染が拡大しています。本当に感染をさせてはいけない御高齢の方、基礎疾患のある方のところにまで届いたときに、命に関わる重大なことにつながりかねないという認識を、共有していかなければいけないと、皆さんが、私が言うまでもなく対策を取っていただいています。そういう点では、このオミクロン株、それからこの後、またBA.2などいろいろ変異をまた続けているようなんですけれども、皆さんも御苦労していただいているにも関わらず、亡くなる方がいるという実態を捉え、どういう経緯で亡くなってしまったのかを、もう少し危機意識であったり、そういうものを伝えるということが必要だと思います。とどめるにはどうしたらいいのかというところを、健康福祉部と共有するべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 オミクロン株の病原性の高さ、そういったものの評価ですとか、どのように県民の皆様にお伝えしながら、行動変容をお願いしていくかということの御質問かと思います。  報道やネット上に流れている情報などを見ますと、オミクロン株は、委員おっしゃるとおり重症化しないというようなことで、インフルエンザ、風邪のようなものだというような評価をなさる方もいらっしゃいます。  ただ、その点については、専門家懇談会の先生方にも御意見は、2通りありまして、しっかりした治療をすれば、風邪とそう大差ないのではないかという評価をされる方もおられますし、別の方の考え方からすれば、ここまでマスクをし、手洗い、消毒をし、皆様方がここまで気をつけ、場合によっては行動制限をしっかりお願いして、ようやくインフルエンザと同じぐらいということは、もっと正しく感染対策を継続すべきではないか。同じようにインフルエンザと同じ評価するのはまだ早いのではないかというようなお話もいただいているわけでございます。  現実に、この第6波では、2万5,000人ぐらいの、県内陽性者が発生しておられて、それで、その亡くなられた方の死亡率を出しますと、0.2%になっております。  この0.2%という数字が、季節性インフルエンザと比べたときに、桁が一つくらい違うのではないかというくらいでございますので、それを医学的にどう評価するかというのは、第6波の振り返りとして、専門家の先生方にも御意見を伺う必要があるかと思います。  ただ、和田委員がおっしゃるとおり、正しく恐れ、正しく感染対策をしつつ、必要な行動はせざるを得ませんので、そういったときにはどのようにすればいいのか。こういったことについては、私どももいろいろな形で情報提供していく必要があると思いますし、県の場合は、最初から新しい行動様式のときに、新しい生活の勧めと行動様式の勧めで、自ら考え、自ら行動していきましょうと、対応してきておりますので、引き続きそのときそのときのコロナの状況に合わせた県民の皆様へのお願いを継続してやっていきたいと考えております。 ◆和田明子 委員 感染者に占める亡くなった方の比率、割合がそういうことであったとしても、現実にこれだけ多くの方がコロナに感染して命を落とされたという事実は重く受け止めなければならないし、感染がなければ引き続きお元気でおられた方が、亡くなってしまったということは、重く受け止めて、そういう方たちが感染に至ってしまった経緯などについて、もう少し分析をして、その経緯についての公表などが、市民レベルに公表するということでなくても、こういうところに必要な資料として提供していただければと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
     今、3回目のワクチン接種も一生懸命やっていただいているところなんですけれども、特に若い人の中には、副反応がきついからとか、オミクロンが比較的軽症で済むのだったら受けなくてもいいかという認識が若干あるようなお話も聞いています。そういう点も含めて、やはり、そうはいっても自分も感染しない、人に感染させない立場から、お互いにできることで最善を尽くしましょうということで、こちらからもいろいろな情報提供を積極的に、一貫してやっていただいているんですけれども、引き続きそういう一定の危機感も持ってやっていただくということで、お願いしたいと思います。  インフルエンザは、去年も今年もほぼ流行がないということは、先ほどおっしゃられたとおり、これだけのことをやれば、インフルエンザはほぼ抑えられる、逆な意味でいうと、それでも抑えられないコロナというのは、それだけの怖さ、おそろしさを持っているウイルスなんだという認識を私もしたところです。議会としても今回はいろいろありまして、私たち自身の近くにもそういうことが起こるんだという認識を改めましたので、また引き続き皆さんには御苦労と思いますけれども、頑張っていただきたいと思います。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 先ほど答えができませんでした波ごとの死亡者の状況でございます。  第1派はゼロ、第2波は6、第3波35、第4波50、それから第5波6で、第6波が59、合計156でございます。 ◆和田明子 委員 ありがとうございます。 ◆荒井武志 委員 それでは、何点かお願いをしたいと思います。  先ほど、ダブルパイロット制とか消防防災ヘリコプターについてお話もあったところであります。操縦士が1名、不足していて、また新年度も募集をかけたいとかお話を伺いました。あと、訓練を通じまして、しっかりと技術の向上を図るとお聞かせいただいたところであります。  そういうことで、一層充実されて、県民の安全確保のために、御努力いただきたいと強く願うところでございます。  そうはいいましても、いろんな御努力をされていくわけですが、それ以外で何か現状で消防防災ヘリに関わって、装備や飛行、格納の部分で、何か課題になっているようなことがあれば、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎柳沢剛 消防課長 防災ヘリの運用上の課題というお尋ねだと思います。  やはり一番の課題は、操縦士の確保でございます。ダブルパイロット制が導入されまして、全国的にもベテランのパイロットが非常に不足している状態であります。人材の取り合いといいますか、そういったような状態の中で、なかなかいい方を確保するのは非常に難しくなっております。  現在、航空センターの機長をやっていただいている方は、ベテランで、チームワークもいい方なので、我々も非常に助かっておりますけれども、やはり小さい組織ですので、どうしても、個性の強い方などはチームワークがなかなかうまくいかないということも聞きます。技術もあり、チームワークも確保でき、そういった方を確保できるのが非常に難しいということがございます。  そのほかの装備等は、これは航空センターからの要望に基づきまして、我々もできるだけ応えられるように、予算でかなりの額をお願いしておりますけれども、できるだけ充実するような形で対応させていただきたいと思っております。 ◆荒井武志 委員 ありがとうございます。  それで、操縦士が1名、以前採用されて、僅かな期間で辞められたとかということもあったと思うんです。現在も1人不足ということなんですが、そういう操縦士や整備士さんの確保が大変だということで、今、お話がありました。  その要因なんですが、いわゆる待遇面ですかね。給与といいますか、そういうようなものも一つの要因かなと推察はするんですが、いろいろな要因があるとすれば、どんな点が考えられるかお話しいただければと思います。 ◎柳沢剛 消防課長 操縦士、整備士の待遇ということでございます。  まず、整備士につきましては、我々も確保がなかなか進まないという部分で、待遇面でどうなのかということで、他の政令市をはじめとした防災ヘリコプターの操縦士の手当の関係について、調べさせていただきました。  そういう中で、少なくとも防災ヘリコプターの操縦士に関しては、ほぼ横並びなのかなというイメージであります。ただ、民間のヘリのパイロットの賃金にすると、なかなか調べることができませんので、民間のほうが場合によって、値がいいという部分もございますが、少なくとも防災ヘリの操縦士については、他の政令市のほぼ同じとなっております。  一方で、整備士について調べてみますと、やはり他の防災ヘリを運航しているところの整備士のほうが、手当が出るような状況となっており、待遇面がいいことが分かってまいりました。我々もその整備士の待遇については、今、検討をさせていただいて、できるだけ確保につながるようにしております。確保いただいている方も、ほかで待遇がいいところがあると、非常に整備士も流動性の高い職業ですので、いい方を確保するために、そういった操縦士の手当についても、できるだけ改善していくように、検討しているところでございます。 ◆荒井武志 委員 ぜひ優秀な方々に長くやってもらうということが一番いいと思うので、ぜひそんな観点を含めて、また御検討いただきたいと思います。  それから、資料6に関連してなんですが、直接は関係ないと思うんですけれども、新聞報道等によれば、全国の防災担当職員のうち、女性職員は1割だそうです。長野県は危機管理防災課の職員は15人のうち1人だと報道でありました。最も高い滋賀県は21%の比率で女性職員がいると、あったわけですけれども、仮設トイレの課題とか、妊婦、乳児の避難など、女性視点での対策の重要性がいろいろと叫ばれているという中で、この件については御所見をいただければと思うんですが、部長さんのほうがいいですかね。いかがですか。 ◎中村宏平 危機管理部長 所見というお尋ねでございますけれども、女性の視点というのは確かに大事でありまして、職員に限らずいろいろな場面で女性の意見をお聞きしたりしながら、そういった避難所ですとか、あるいは備蓄については検討しているところであります。  委員の御指摘の件については、先日の報道の内容だとは思っておりますけれども、私どもとしても内部での女性の視点は大事だと思いまして、そういった意味ではできるだけ女性の登用も図りたいとは考えております。そうはいいましても、課題といいますと、やはり私どもの職場の特殊性から、なかなか子育て真っ最中の女性の方に、緊急時にいつでも来てくださいとか、なかなかお願いしづらい状態にあります。あるいは、当然遠距離通勤の方はなかなか対応が難しいだろうといったようなことから、非常に人選についても難しいところもあります。  そうは言っても、委員の御指摘のとおりだと思いますので、その辺の折り合いをつけながら、人事当局とできるだけ増やしていただきたいという形では話を進めていきたいと思っております。 ◆荒井武志 委員 人事のことですので、課のほうで幾ら要求しても、なかなか実現できないということもあると思うんですが、人事担当と連携を取っていただくなどして御努力いただきたいと思います。  それから、県の防災会議の委員の女性比率というのはどうでしょうか。 ◎布山澄 危機管理防災課長 すみません、確認いたします。 ◆荒井武志 委員 県内市町村の、その防災会議女性委員の比率というのが、長野県は20から30%未満が2団体、それから、10から20未満が21、全くいないというのが26あると、新聞報道でありました。  いずれにしても、市町村ではある程度努力いただいている傾向もあると思いますので、そんな点を含めて、県も配慮いただきながら、女性視点での対策、対応をしていってほしいと要望させていただきます。 ◎布山澄 危機管理防災課長 大変失礼いたしました。  現在79人、防災会議の委員、総数でございますけれども、そのうち15名が女性という形でございます。この点につきましては、できる限り女性委員の登用をということで、長期的に取り組んでいるところでございます。  ただ、課題といたしますと、充て職といいますか、その職にある方が男性であったりだとか、そういったこともございますので、引き続き女性委員の比率を高めるように取り組んでまいりたいと思います。 ◆荒井武志 委員 女性委員15人おられるというので、そこそこおられるなと思ったんですが、いずれにしても、数が多ければいいわけではなくて、そういう女性の皆さんから積極的な思いとか御発言をまた引き出していただくことが大変重要だと思います。そのような会議にになるように、また運用面でも頑張っていただきたいと期待をさせていただきます。  次に、先ほどのコロナの話があったわけですが、2回目の接種から8か月云々で、これは健康福祉になってしまう部分もあろうかと思うんですが、8か月というのが最初あって、6か月に前倒しと国が言って、そして、市町村も頑張って努力しておられる。そういう状況はあるわけでありますが、3回目のワクチン接種についてですが、私も千曲市なんですが、実は7か月過ぎようとする頃に接種県がようやく来て、満8か月になる前に、ようやく予約が取れたという状況がありました。これは現実の話なんです。  ですから、千曲市が遅れているという言い方ではなくて、そのように大変に御苦労いただいている市町村が多いんのではないかと思ったりもします。  したがって、なぜそのように遅れてしまったのかという要因について、現時点でのお気づきの点があれば教えてほしいです。  それから、4回目のワクチン接種が、もう既に取り沙汰されちゃっているんです。国が言えば、県や市町村が動いてくれるんだと、こういう思いで発言をどんどんされていると思います。取組を決定していくと思うんですが、やはり難しさがあれば、その難しさがあるということを国へも伝えるなど、そういうことも大事だと思うので、できればその辺の4回目に向けた所見と、先ほどの3回目のワクチンが少し遅れている点、少しお聞かせいただければと思います。 ◎前沢直隆 危機管理部次長兼参事(新型コロナウイルス対策担当) ワクチンの3回目接種、それから4回目接種についてのお問合せでございます。  何分、私どもも健康福祉部と打合せをしている中で資料をいただいたり、その範囲でのお答えになってしまうことは御了承いただきたいと思いますが、まず、3回目の接種につきましては、やはり国の度重なる方針変更があったというようなことで、市町村の皆様も準備をし、そのたびにまた変わるというようなことで、非常に御苦労されたとお聞きをしております。  その中で、私どもも市長会、町村会との意見交換会を、月に一度、二度ということで重ねまして、困り事をお聞きして、丁寧に対応するということを行っております。そして、特に高齢者の方が感染いたしますと、先ほど、和田委員の御質問にもありましたように、重症化しやすいというようなこともございましたので、とにかく2月を集中の接種の強化月間ということで位置づけまして、できるだけ市町村の皆様には前倒しをして接種券を配っていただく。それから、会場も拡張していただく。そして、それに足りないという部分がありましたので、県の接種会場も13か所に広げて拡大していくというようなことをいたしました。  それから、打ち手が足りないというような市町村のところには、私どもでお医者様とか看護師さん、歯科医師の方をチームとして登録していただく制度がございましたので、そちらを派遣して協力するような体制を取ったところでございます。  その結果、少し出足が遅れてしまったということがあったので、現在のところまん延防止等重点措置が解除される3月の6日まででしたけれども、高齢者の方のおおむね8割以上には接種ができるということで、大分追い込みをかけたと聞いております。  それから、4回目の接種については、まだまだ治験が足りないという部分がございます。国には、4回目の接種に限らず、早くワクチンの供給の情報をくださいと、それから、治験も、一体どのぐらいのタイミングでしたらいいのかという基本的な方針を早く示してほしいということを、4回目に限らず、3回目のときも、それから小児のワクチン接種についてもお願いをし続けております。そうしないと、実際に運営をして打っていただくのは市町村の皆様でございますので、そこに負担がかからないように、これからも国には必要なことを申し上げていきたいと思っております。 ◆荒井武志 委員 市町村が汗を流してやっていただいていますので、その思いを酌みながら、県も市町村を応援するという思いで御努力いただきたいと思います。  最後に一つだけお願いします。  消防団の関係なんですが、消防団の報酬引き上げと、それを団員へ直接交付するという話がありまして、既にそれぞれのところで取り組まれていると思っているんですが、各市町村、あるいは各分団の対応状況みたいなものは、少し把握しておりましたらお願いしたいと思います。 ◎柳沢剛 消防課長 消防団の報酬の関係のお尋ねでございます。  お話のとおり、消防団の報酬の引上げにつきましては、国で団員の報酬を年額3万8,500円ということで示されました。県内の市町村も、そういった国の基準が示されたこと、また、周囲の自治体の検討状況等も見ながら、4月からの報酬の改定に向けて、昨年中から、検討を進めていただいております。  我々が把握している限りでは、基準の3万6,500円です。3万6,500円を支給する予定の団体、35団体ほどあるとお聞きしております。従前も、交付税の算定の基準額は3万6,500円だったわけですけれども、その金額を満額出しているところはほとんどございませんでしたので、かなり市町村に頑張っていただていると認識をしております。  また、直接団員に支払うということも、それぞれ取り組んでいただいておりまして、一方で、事務が非常に煩雑になるというようなこともございます。そういったものをできるだけ事務を軽減するために、スマホのアプリを使ったシステムで団員の指導状況を管理するとか、そういうことを研究している市もございますので、我々もその市町村と一緒に研究しながら、そういった直接支給ですとか、そういったことに伴う事務の負担軽減ですとか、そういうことを一緒に考えていきたいと考えております。 ◆荒井武志 委員 団員がなかなか入っていただけないということについて、こういう部分も原因が、あるとすれば、やはりそれを解消しながら、団員確保をしっかりやっていってほしいと思います。私の質問を終わります。 ◆続木幹夫 委員 では、順次質問を行います。  まず、資料8ですが、まん延防止等重点措置緊急対策事業についてですけれども、来年度、巡回調査業務ということで8,900万ほど予算を見積もってありますけれども、外部調査、外部事業者へも委託するということですが、これはどちらに委託するのでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 委託先につきましては、株式会社日本旅行に委託をいたしました。  これは、来年度ということではございません。実は1月27日に始まった、今回のまん延防止等重点措置に対応するものでございます。日本旅行さんには1万5,000を超える店舗、外観調査をしまして、営業しているかどうかなど、悉皆にわたって調査をお願いいたしました。既に事業の委託期間も終了して、完了しております。 ◆続木幹夫 委員 そうすると、全員、調査する人は、日本旅行のプロパーの職員なんですか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 どのような属性の方を採用されたかまではお聞きはしておりませんが、例えば、調査をされる方々の管理をする方々につきましては、日本旅行の社員の方だとは思いますけれども、実際に現場に足を運んだ方、昨年の秋頃、日本旅行さんに一度小規模な委託をしたことがあるんですけれども、そのときにお話をお聞きした限りでは、例えばこのコロナの状況で、日本旅行さんのエージェントでございますので、取引先の旅館に従事されている方々が非常にお困りになっているというようなこともあって、私どもの会社に委託をしていただけるならば、そういう方々から従事者を採用したいとおっしゃっておられました。  ですので、今回委託をして回っていただいた方々の中には、本来は旅館にお勤めになっていらっしゃる方々が含まれていると思っております。 ◆続木幹夫 委員 分かりました。  そういう状況で、夜間調査、見回りをして、その状況はどうでしょうか。その実施状況なんかは、公平にというか、隠れてやっているところがないかどうか、調査されていたんでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 今回の調査につきましては、お店の中に入って営業の実態を確認していただくということではなくて、あくまでも日本旅行さんにお願いしましたのは、お店の外観から明かりなど、それから音とかそういったもので、営業しているかどうか、外観的にピックアップをしていただきました。  それで、営業している可能性のある店舗につきましては、そこから先は地域振興局の職員が、例えば電話ですとか、または臨店ですとか、そういった形で対応をしたところでございます。  営業していらっしゃるようなところにつきましては、地域振興局の職員から、今回の重点措置の趣旨などをしっかりと伝えながら、要請に応じていただけるように繰り返し対応したところでございます。 ◆続木幹夫 委員 分かりました。  その次の、また電話相談なんですけれども、これも外部委託ということで、予算説明会のときにお聞きしたんですけれども、これはどこでしたか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 こちらは、派遣の大手と思いますが、株式会社アデコへ委託をしてございます。 ◆続木幹夫 委員 分かりました。  くどいようで申し訳ないですけれども、私の地元のほうから、前回の電話相談のときに、言った、言わないというようなことがあったものですから、そういうことがないように、まずは、その相談を受ける方にしっかりレクチャーして、それで、相談内容を録音して、後になってトラブルにならないように、よろしくお願いいたします。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まず、今回の10人のコロナ陽性者、これは、いわゆるどこか1か所で一気に感染するクラスターという認識しておられるのかどうか、お聞きいたします。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 クラスターかどうか、実際にそれが判断できるのは、長野市の保健所と思っております。ですので、今回の県議会議員の皆様がどのような状況で感染されているのかということまでは、危機管理部とすると情報をいただけてございませんので、集団的感染という言い方は当たると思うんですが、いわゆるクラスターかどうかというところにつきましては、何とも申し上げられないところでございます。 ◆続木幹夫 委員 そうすると、今後、長野市保健所から聴取して、その経路は何かについては調べるということは考えておられるんでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 感染経路を調べるか、それにつきましては、基本は長野市保健所が感染源調査またはその後の陽性になった方々の濃厚接触者をどのように抑え込んでいくか。それはあくまでも、感染症法の取決めに従って対応なさるとのようなものだと思います。  危機管理部は、どちらかというと特措法の担当所管でございまして、個人情報、どのような行動を取られておられるか、個人の行動様式につながるようなことまでは、私どもの担当事務に必要があるならば、対応する場合もあるかと思いますけれども、現在のところはそこまでは考えていないところでございます。 ◆続木幹夫 委員 でも、そうすると、これからもまた同じようなことが起こる可能性は十分あるわけですよね。それについては、その防止対策については、今回どのようなことでこうした集団感染が起きてしまったのかということが分かっていないと、防止対策が取れないと思うんですけれども。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 どうしても人から人へうつる感染症でございます。ですので、何らかの形で人と人が接近する、または同じ空間で飛沫、そういったものを吸い込んでしまった。そういう状況から新しい陽性者が発生すると思っております。  ただ、そういう感染というのは、この県議会議員の皆様方が仕事でいらっしゃるこの議会棟だけではなく、県庁舎の本庁舎でもあり得ることですし、事業所の中でもあり得ることですし、それから、学校、保育園、そういったところでも同じようにあるわけでございます。  確かに委員がおっしゃるとおり、どのような感染が起き得ているのかというのは、皆様方、当然知りたい部分もございます。しかし、その感染がどのような状況であったのかというのは、公表できるような事例につきまして、感染症対策課などが取りまとめて、それで過去にも感染事例というような形で、ホームページなどで公表してきております。そういうものを御参考にいただきながら、それぞれの組織というか、集団の中でどのように防いだらよろしいのかということを考えていただくような情報提供には、引き続き努める必要があるかと思っております。 ◆続木幹夫 委員 今回のことで、議員会館が使用を控える、禁止ということになったんですけれども、それはどういう理由ですか。理由が分からないのに、なぜ議員会館が使用禁止になったんですか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 どのような事情で議員会館が使用停止になったのか、誰がそれを御判断なされたか、それから、それはどのような理由かということについては、大変申し訳ございませんけれども、私は存じ上げておりません。 ◆続木幹夫 委員 誰に聞けば分かるんですか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 この方にお聞きすればというのは存じませんけれども、基本的にはまず議員会館の建物の管理者がおられると思いますので、その方々が建物の管理上、使用しないようにとさっているのか、または、ほかの法的に使用禁止ということができる場合がないわけではありませんので、その権限を持っている立場におありの方が判断なさっている可能性はあるかと思います。  例えば、私も感染症法全て存じ上げているわけではありませんけれども、新型コロナの場合は、場合によっては汚染された可能性のあるところへの入ることを禁止するというようなことが、不可能ではないという記憶がございますので、そういった形でやっている可能性はあるとは思いますが、多分その権限を行使して禁止というふうにしているわけではないと思います。それはよほどのことがない限りは、そういう発動はいたしませんし、過去この2年にわたってコロナ対策の中で、全国津々浦々そういうことが行われたという事実は聞いておりませんので、その感染症法の規定によっての話ではないとすれば、まずは建物の管理者のところに頼るしか、私には思うところはない状況でございます。 ◆続木幹夫 委員 私も議員会館は、たまに宿泊するんですけれども、今後どうなっていくんだろうなというのが非常に気になるんですけれども、それは皆さんに聞いても、しようがないということですね。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 どうなのかとおっしゃいますのは、非常に短期的なことでございましょうか。例えば、どのように使用が、衛生上使用ができるようになるかというのは、新型コロナウイルス感染症の発生があった場合での消毒の措置の仕方というのがございますので、その建物の管理者が消毒をなさるということになるんだと思いますが、その方法が分からなければ、当然その消毒の仕方については、市の保健所がそれなりの助言をするはずでございますので、そういった形で一通りの対応をしてくだされば、使用は可能になると思っております。 ◆続木幹夫 委員 それから、議員全員にPCR検査をしたんですけれども、これの判断はどなたがなさったんでしょうか。 ◎湯沢秀保 新型コロナウイルス感染症対策室長 それも、PCR検査をする、その行政検査として行っているとすれば、濃厚接触者として一般的には陽性者の皆様を管轄する保健所長が行政検査としてやるものと思っておりますので、濃厚接触者としてのPCR検査だとすれば、その御判断は長野市保健所が行っていると考えております。 ◆続木幹夫 委員 私も最初に石和議員がかかったときに、全く話もしていないということだったんですけれども、今回そういうことで、濃厚接触者でないにもかかわらずPCR検査を受けさせられたという言い方はおかしいけれども、受けたということで、何かちょっと違和感があったんですけれども、そういう長野市保健所の判断かもしれないということですね。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−以上です。 ○共田武史 委員長 質疑の途中でありますが、本日の審査はこの程度とし、14日は午前10時から委員会を開会し、危機管理部関係の審査を日程といたします。なお、危機管理部関係の陳情審査資料については、お手元に配布してありますので、14日の審査の際に御持参願います。  散会を宣した。 ●散会時刻 午後3時59分 △採決結果一覧(建設部関係) (付託議案)
     ▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)    第1号 令和4年度長野県一般会計予算案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算」中        歳 出 第2款 総 務 費              第4項 市町村振興費の一部            第9款 土木費              第1項 土木管理費              第2項 道路橋梁費              第3項 河川費              第4項 砂防費              第5項 都市計画費の一部              第6項 住宅費              第7項 中央新幹線建設費              第8項 直轄事業負担金            第12款 災害復旧費              第2項 公共土木施設災害復旧費の一部              第3項 県単土木施設災害復旧費      第2条 「第2表 債務負担行為」中の一部    第35号 長野県都市公園条例の一部を改正する条例案    第36号 屋外広告物条例の一部を改正する条例案    第46号 一般国道418号災害防除工事(神原)変更請負契約の締結について    第47号 「中日本高速道路株式会社が行う有料道路新設に関する協議について」の変更について    第48号 主要地方道中津川田立線道路改築工事(大滝川橋)請負契約の締結について    第49号 一級河川黒沢川河川改修工事(調節池整備)請負契約の締結について    第50号 一級河川岡田川河川改修工事(排水機場整備)請負契約の締結について    第51号 道路事業施行に伴う市町村の負担について    第52号 急傾斜地崩壊対策事業施行に伴う市町村の負担について    第53号 都市計画事業施行に伴う市町村の負担について    第60号 令和3年度長野県一般会計補正予算(第13号)案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第9款 土 木 費              第1項 土木管理費              第2項 道路橋梁費              第3項 河川費              第4項 砂防費              第5項 都市計画費の一部              第6項 住宅費              第7項 中央新幹線建設費              第8項 直轄事業負担金            第12款 災害復旧費              第2項 公共土木施設災害復旧費の一部              第3項 県単土木施設災害復旧費      第2条 「第2表 繰越明許費補正」中の一部 (陳情)  ▲採択すべきものと決定したもの(簡易採決)   陳第671号  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   陳第 53号、陳第208号、陳第212号、陳第258号、陳第294号、陳第303号、陳第477号、  陳第507号、陳第524号、陳第589号、陳第620号、陳第626号、陳第655号、陳第656号、  陳第659号、陳第660号、陳第667号、陳第674号...