19 番 大畑俊隆 45 番 垣内基良
20 番 共田武史 46 番 鈴木 清
21 番
丸山大輔 47 番 高村京子
22 番 髙島陽子 48 番 宮澤敏文
23 番 荒井武志 49 番 西沢正隆
24 番
埋橋茂人 50 番 風間辰一
25 番 続木幹夫 51 番
佐々木祥二
26 番 中川博司 52 番 向山公人
27 番 両角友成 53 番 平野成基
54 番 本郷一彦 56 番 服部宏昭
55 番 萩原 清 57 番 望月雄内
欠席議員(0名)
───────────────────
説明のため出席した者
知事 阿部守一
公営企業管理者 小林 透
副知事 太田 寛
企業局長事務取扱
副知事 小岩正貴
財政課長 矢後雅司
総務部長 関 昇一郎 教育長 原山隆一
警察本部長 安田浩己
監査委員 田口敏子
───────────────────
職務のため出席した
事務局職員
事務局長 小山 聡
議事課担当係長 山田むつみ
議事課長 百瀬秀樹
総務課担当係長 青木武文
議事課企画幹兼 丸山俊樹
課長補佐
───────────────────
令和2年7月3日(金曜日)議事日程
午後1時開議
各委員長の
報告案件
─────────────────────────
本日の会議に付した事件等
発言取消しの許可
各委員長の
報告案件
午後1時開議
○議長(小池清 君)これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、各委員長の
報告案件についてであります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△
発言取消しの許可
○議長(小池清 君)次に、
高村京子議員から、去る6月25日の会議における一般質問の発言中、「━━━━━」から「━━━━━」までの部分は取り消したい旨の申し出がありましたので、報告いたします。
お諮りいたします。同議員の申し出のとおり、これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、
高村京子議員の申し出のとおり、これを許可することに決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△
委員会審査報告書提出報告
○議長(小池清 君)次に、お手元に配付いたしましたとおり、各委員長から
委員会審査報告書の提出がありましたので、報告いたします。朗読は省略いたします。
〔議案等の部「8
委員会審査報告書」参照〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△各委員長の報告
○議長(小池清 君)各委員長の
報告案件を一括して議題といたします。
最初に、
県民文化健康福祉委員長の報告を求めます。
酒井茂委員長。
〔31番酒井茂君登壇〕
◎31番(酒井茂 君)
県民文化健康福祉委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
県民文化部関係であります。
県民文化部からは、
新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変し、経済的に厳しくなった世帯の
児童生徒の授業料の減免を行う学校法人の支援、また、私立の
高校生等がいる低所得世帯に対する
奨学給付金について、
オンライン学習に係る
通信費相当額の増額を行うなど、
児童生徒の学びの保障に取り組むとの説明がありました。
委員からは、必要な支援が確実に届くよう取り組んでほしいとの意見が出されました。
県民文化部からは、教育費の負担軽減に加え、
遠隔授業実施のための
情報端末等整備に対する支援等を通じ、
児童生徒が学業を継続できるよう取り組むと説明がありました。
次に、
健康福祉部関係であります。
健康福祉部からは、
新型コロナウイルス感染症対策について、新しい生活様式の定着に取り組み、医療や
検査体制の一層の充実により、感染の第2波、第3波に備えるとの説明がありました。
委員からは、
医療従事者等に対する慰労金の支給などに関し、想定される対象者や具体的な
申請手続きなどについて質問や意見が出されました。
健康福祉部からは、約14万人の
医療従事者や
社会福祉施設職員等が想定され、手続きについて今後国と十分協議し、迅速かつ確実に支援が行えるよう努めるとの説明がありました。
このほか、
新型コロナウイルス感染症等対策条例案については、取組の検証や地域との連携、新たな知見を取り入れ、状況の変化に対応できるものとすべきなど様々な意見が出されました。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案、報第1号の
専決処分報告を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
産業観光企業委員長の報告を求めます。
埋橋茂人委員長。
〔24番
埋橋茂人君登壇〕
◎24番(
埋橋茂人 君)
産業観光企業委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
産業労働部関係であります。
産業労働部からは、
台風災害からの復旧、復興が遅れることがないように引き続き支援を行っていくことや、
新型コロナウイルス感染症により県内経済が一段と厳しさが増している中、事業者の資金繰りを強化するため、長野県
新型コロナウイルス感染症対応資金の大幅な拡充や販路開拓の支援などに取り組んでいくとの説明がありました。
委員からは、この危機を乗り切るため、中長期的な
経済対策の必要性や、安全、安心な
信州ブランドの魅力を生かした取組を行っていくことが重要であるとの意見がありました。
次に、
観光部関係であります。
観光部からは、
新型コロナウイルス感染症の影響による県内の
観光産業の未曽有の
危機的状況に対して行った
県民向けふっこう割などの早期の需要喚起の取組などについて説明がありました。
委員からは、減少した
観光需要をめぐって今後他県との競争が激化することから、長野県観光の魅力を高める必要や、地域の事業者が連携して持続可能な
観光地づくりに取り組んでいくことが重要との意見がありました。
次に、
企業局関係であります。
委員からは、長野県
公営企業経営戦略の改定に合わせた今後の事業展開の方向性について質問がありました。
企業局からは、近年の
台風災害や
新型コロナウイルス感染症の拡大の中でも、県民が豊かで安心して暮らせるようにライフラインを維持確保していくという企業局の果たすべき役割は今後も大きくなっていくと認識しており、先端技術の活用や人材の確保育成の観点を戦略の中に盛り込み、この難局に対応していくとの答弁がありました。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を一括して採決いたします。
本件それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本件はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
環境文教委員長の報告を求めます。
小山仁志委員長。
〔15番
小山仁志君登壇〕
◎15番(
小山仁志 君)
環境文教委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、請願、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
教育委員会関係であります。
委員からは、
新型コロナウイルス感染症対策のため長期間休業していた学校再開後の
児童生徒の状況について質問が出されました。
教育委員会からは、運動不足や
生活リズムの乱れが一部に見受けられるものの、おおむね元気に登校している。また、自ら考え行動するよう意識が変わってきた様子も見受けられるとの答弁がありました。
また、委員からは、
長期休業期間中と休業明けに実施した中学生、高校生を対象としたLINEによる相談の内容や相談体制などについて多くの質問が出されました。
教育委員会からは、学業や進路についての相談が多かった。また、相談には経験豊富な者や相談者に共感できる同世代の者が対応しているなどの答弁がありました。
このほか、学習の進み具合の把握や学習の遅れを取り戻すためのICTを活用した学びの保障についても意見が出されたところであります。
次に、
環境部関係であります。
委員からは、今月から始まったレジ袋の有料化に関連し、
マイバッグ持参の
取組状況について質問が出されました。
環境部からは、
マイバッグ持参率60%を目標に掲げ
レジ袋削減を
県民運動として取り組んできた結果、平成20年度の27%台から大幅に上昇し、最近では60%台後半で推移しているとの答弁がありました。
このほか、2050ゼロカーボンの実現に向けた取組や公費解体による
災害廃棄物の処理についても意見が出されたところであります。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案、報第1号の
専決処分報告を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
危機管理建設委員長の報告を求めます。
丸山大輔委員長。
〔21番
丸山大輔君登壇〕
◎21番(
丸山大輔 君)
危機管理建設委員会に付託されました議案及び請願、陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、請願、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
建設部関係であります。
委員からは、
令和元年東日本台風からの復旧工事に携わる
建設業界への
コロナ禍の影響について質問がありました。
建設部からは、県が発注した一部の
建設工事で工事の一時中止が発生したものの、現在ではほぼ再開し、第2波への備えの検討をさらに深めたいとの答弁がありました。
また、今後の
治水対策について質問があり、建設部からは、河川の水位を下げるために、河道の掘削や遊水地の設置、事前の放流による既存ダムの
洪水調整機能の強化などを進めていきたいとの答弁がありました。
次に、
危機管理部関係でありますが、主に長野県
新型コロナウイルス感染症等対策条例案について様々な議論がなされました。
危機管理部からは、本感染症に対するこれまでの本県の対応を振り返った時、
新型インフルエンザ等対策特別措置法などを踏まえた対策に加え、観光・
宿泊施設に休業の検討の協力を求めるなど地域の実情に応じた独自の取組や、県議会との関係も含めた手続きなどを条例で明確化し、第2波に的確に対応していきたいとの説明がありました。
委員からは、この条例が県民のためのものであることの積極的な周知や、県民、事業者への支援などを求める意見、私権の制限を懸念する意見など様々な意見が出されたところであります。
これらの意見を踏まえ、本条例案に対しては附帯決議を付したところであります。
その内容につきましては、1として、まん延を防止するために協力を求める時期や経済的な支援の
あり方等、議会の審議の中で明らかにされた事項について整理し、対策に反映するとともに、あらかじめ、県民に分かりやすく示すこと。2として、第5条第2項に規定する「検査及び調査に関する体制の充実」により、確実かつ迅速に検査を実施するとともに、
クラスター発生に対し、的確に対応できる体制を構築することであります。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案、報第1号の
専決処分報告、第10号の条例案を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本件を一括して採決いたします。
本件それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本件はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
農政林務委員長の報告を求めます。
中川宏昌委員長。
〔28番
中川宏昌君登壇〕
◎28番(
中川宏昌 君)
農政林務委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
農政部関係についてであります。
新型コロナウイルス感染症により、イベントの中止や、観光、外食が自粛されたことに伴う花卉、牛肉などの長野県産農畜産物の需要減少の状況やその対策、また、
外国人技能実習生等に代わる雇用人材を確保するための取組について説明がありました。委員からは、影響が長期化することも視野に、
ブランド食材をはじめ県産品の消費を支える広い視野を持った取組を求める意見や、次年度以降の
農業労働力の安定確保に向け、他県等との広域連携に期待する声のほか、地消地産の推進と併せて日本の
食料自給率を上げていくべきとの意見が出されました。
また、種苗法が改正された場合における国内の農業や農業者に与える影響などについてただしました。
次に、
林務部関係についてであります。
林業事業体を対象とした
新型コロナウイルス感染症による
経営状況等の調査結果と県の支援状況について説明がありました。委員からは、林業に携わる人材の雇用維持に対する支援の充実を求める意見とともに、事業者の
経営安定化のために主伐期を迎えた県産材の利用促進を改めて求めました。
また、令和元
年度森林づくり県民税の活用状況の報告に対しては、目的税として県民への丁寧な説明を求める意見や森林整備を一層推進することへの意見が出されました。
このほか、
大北森林組合に対する県の
取組状況や松くい
虫被害対策等議論が交わされたところであります。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案、報第1号の
専決処分報告を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
総務企画警察委員長の報告を求めます。
堀内孝人委員長。
〔32番
堀内孝人君登壇〕
◎32番(
堀内孝人 君)
総務企画警察委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過と結果について御報告申し上げます。
知事提出議案につきましては、
慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決定し、陳情につきましては書面で御報告申し上げたとおり決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして議論されました主な事項について申し上げます。
初めに、
警察本部関係についてであります。
新型コロナウイルス感染症の
山岳遭難救助活動への影響について質問があり、
警察本部からは、感染の可能性が否定できない遭難者に防護服、マスク、ゴム手袋を装着して救助した最近の事例等が報告され、今後も
感染防止対策を徹底した上で安全かつ迅速な救助活動を行い、信州の山の安全を確保していくとの答弁がありました。
次に、総務部、
企画振興部関係についてであります。
まず、
新型コロナウイルス感染症の影響による県税収入の減少が懸念される中、今後の
財政運営について質問がありました。
総務部からは、県民の暮らしや経済再生を念頭に置きながら、国の
地方財政対策の状況を見極め、持続可能な
財政運営に取り組んでいくとの答弁がありました。
次に、
企画振興部からは、県全域でデジタル技術を活用して
業務プロセスを改変するデジタルトランスフォーメーションを推進するための長野県
DX戦略案の説明がありました。
委員からは、具体的な行動の検討が必要、県民のIT能力の向上も重要などの意見が出されました。
このほか、
補正予算案に計上されたFDAの運行経費への支援や、しなの鉄道の借入金に対する損失補償などについても議論が交わされたところであります。
以上をもちまして委員長の報告といたします。
○議長(小池清 君)委員長の報告に対して質疑がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)質疑を終局いたします。
委員長の報告中、第2号の予算案、報第1号の
専決処分報告を除き、他の案件につき討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ委員長の報告どおり決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、各委員長の報告中、第2号「令和2年度長野県
一般会計補正予算(第4号)案」及び報第1号「令和元年度長野県
一般会計補正予算(第13号)の
専決処分報告」につき一括して討論をいたします。
討論の通告がありませんので、本案を一括して採決いたします。
本案それぞれ、各委員長の報告はいずれも原案可決または原案承認であります。本案それぞれ、各委員長の報告どおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、本案はそれぞれ各委員長の
報告どおり可決または承認されました。
──────────────────
○議長(小池清 君)次に、
危機管理建設委員長の報告中、第10号「長野県
新型コロナウイルス感染症等対策条例案」につき討論をいたします。
毛利栄子議員から討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。
毛利栄子議員。
〔38番
毛利栄子君登壇〕
◆38番(
毛利栄子 君)
日本共産党県議団を代表し、長野県
新型コロナウイルス感染症等対策条例案に反対の意見を述べます。
新型コロナウイルス感染症の発生を予防し、蔓延を防ぎ、県民の命と健康を守ることは、行政の大きな役割であり、対策が成功するか、効果を上げることができるかは、県民の協力を得られるかどうかにかかっています。
国の特措法の枠によらずに私権を制限する条例を制定し、県民の協力を求めるという以上、これまで長野県が
コロナ感染症対策として取り組んできた3密を避ける取り組み、
外出自粛要請、
施設利用の休止、山小屋及び観光・
宿泊施設の
休業要請、学校の休校措置、協力金、支援金、
検査体制などの施策等について多方面にわたって検証を行うことが大前提であると考えます。
議会審査を通じて、理事者側は一通りの振り返りを行う中で、
観光宿泊施設に対する
休業要請の取り組みには一定の効果があった。第2波においても
必要最小限の範囲で休業を検討するなどの協力を求める仕組みを構築する必要がある。課題は見えてきたとの説明はされましたが、具体的にどうだったのか検証が不十分で、第2波に向けた課題についても抽象的と言わざるを得ず、なぜ条例が必要なのか、なぜ今急ぐ必要があるのか、条例がなければ協力は得られないのかなど、納得できる説明や答弁はありません。
こうした中で条例を制定することは、
新型コロナウイルス感染症対策への協力が、要請ではなく、事実上知事の強制力を持つものになることが懸念されます。
知事から第2波、第3波に備えるために条例を制定したいと議会に投げかけがあってからわずか2か月。パブリックコメントも、指針で定める原則30日でなく、最低限のたった2週間しか取らないまま慌ただしく議会に提案するやり方は、あまりに拙速だと言わざるを得ません。
日本共産党県議団は、県民の基本的人権に対する制約や経済活動への影響が大きいがゆえに、十分な時間をかけ、大いに県民各界から旺盛な論議を巻き起こした上で県民にとっての条例の必要性を判断すべきとの立場であります。しかし、事ここに到り、可否の判断を求められているため、賛同できない旨を申し上げ、討論といたします。
○議長(小池清 君)以上で討論は終局いたしました。
本案を採決いたします。
本案、委員長の報告は原案可決であります。本案、委員長の報告どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(清沢英男 君)起立多数。よって、本案は委員長の
報告どおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△閉会中継続審査及び調査の申し出
○議長(小池清 君)次に、各委員長から、目下委員会において審査及び調査中の事件につき、会議規則第100条の規定により閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小池清 君)御異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定いたしました。
──────────────────
○議長(小池清 君)以上で今定例会における案件を全部議了いたしました。
知事から挨拶があります。
阿部知事。
〔知事阿部守一君登壇〕
◎知事(阿部守一 君)本定例会に提出いたしました議案につきまして、慎重審議の上、それぞれ御議決をいただきまして、誠にありがとうございました。
審議に際し議員各位から頂戴いたしました様々な御意見等につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分参考とさせていただきたいと思います。
議員各位におかれましては、今後とも、御自愛をいただいた上で、県勢発展のためなお一層御活躍されますことを心から御祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。
○議長(小池清 君)以上で本定例会を閉会いたします。
午後1時29分閉会...