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  1. 長野県議会 2019-12-09
    令和 元年11月定例会農政林務委員会−12月09日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 元年11月定例会農政林務委員会−12月09日-01号令和 元年11月定例会農政林務委員会 農政林務委員会会議録(その1) ●招集年月日時刻及び場所   令和元年12月9日(月)午前10時30分、議事堂第4委員会室に招集した。 ●出席した委員氏名    委  員  長        石 和   大    副 委 員 長        小 山 仁 志    委     員        垣 内 基 良       同           堀 内 孝 人       同           竹 内 正 美       同           丸 茂 岳 人       同           山 口 典 久       同           望 月 義 寿       同           埋 橋 茂 人 ●欠席した委員氏名    な し ●説明のため出席した者の氏名 (農 政 部)
       農政部長           山 本 智 章    農政参事農業政策課長    草 間 康 晴    農政技監兼農業技術課長    伊 藤 洋 人    参事農地整備課長      所   弘 志    農産物マーケティング室長   小 林 茂 樹    園芸畜産課長         小 林 安 男    家畜防疫対策室長       荒 井 一 哉    農村振興課長         有 賀 芳 郎 ●付託事件   別紙のとおり ●会議に付した事件   付託事件のうち1、3〜8、10、11、13、15、16、19〜22、25、26及び農政部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前10時28分 ●石和委員長 開会を宣した。  ▲ 審査日程決定    農政部関係 12月9日(月)、12月10日(火)    林務部関係 12月11日(水)  ▲ 日程宣告   1 会議録署名委員決定   2 農政部関係審査  ▲ 審査順序決定   1 付託議案等について理事者説明   2 質疑等   3 付託議案等の採決   4 陳情審査  ▲ 会議録署名委員決定    委員長の指名により、次の委員決定した。     5番 山口委員 6番 望月委員  ▲ 農政林務委員会付託事件報告    予算案2件、条例案2件、専決処分報告1件、陳情24件  ▲ 農政部関係付託事件等報告    予算案1件、条例案2件、専決処分報告1件、陳情14件  ▲ 議題宣告農政部関係)    付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して理事者説明を求めた。 ◎山本智章 農政部長 別添、部長説明要旨に基づいて説明した。 ○石和大 委員長 第1号「令和年度長野一般会計補正予算(第9号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中、歳出 第7款 農林水産業費 第12款 災害復旧費中の農政部関係について、第2条「第2表 繰越明許費補正」中の一部、第3条「第3表 債務負担行為補正」中の一部について、理事者説明を求めた。なお、理事者説明中、プロジェクターを用いたい旨の申し出があったので了承願った。 ◎草間康晴 農政参事農業政策課長 議案予算説明書、別添資料1及び資料2により説明した。 ◎所弘志 参事農地整備課長 予算説明書、別添資料3及び資料4により説明した。 ◎有賀芳郎 農村振興課長 予算説明書、別添資料5及び資料6により説明した。 ○石和大 委員長 第11号「地方卸売市場等に関する条例を廃止する条例案」について、理事者説明を求めた。 ◎小林茂樹 農産物マーケティング室長 議案及び別添資料7により説明した。 ○石和大 委員長 第12号「地域農業改良普及センターの設置に関する条例を廃止する条例案」について、理事者説明を求めた。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 議案及び別添資料8により説明した。 ○石和大 委員長 報第1号「令和年度長野一般会計補正予算(第6号)の専決処分報告」中 歳出 第7款 農林水産業費 について、理事者説明を求めた。 ◎荒井一哉 家畜防疫対策室長 議案予算説明書及び別添資料9により説明した。 ○石和大 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎草間康晴 農政参事農業政策課長 別添資料10「日米貿易協定等国際連携について」により説明した。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 別添資料11「水稲の作柄及び米の需給動向等について」及び資料12「有機農業推進について」により説明した。 ○石和大 委員長 午後1時30分まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午前11時24分 ●再開時刻 午後1時26分 ○石和大 委員長 再開を宣し、引き続き理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎荒井一哉 家畜防疫対策室長 別添資料13「CSF対策について」により説明した。 ◎小林安男 園芸畜産課長 別添資料14「機能性表示食品の取組について」により説明した。 ◎有賀芳郎 農村振興課長 別添資料15「農業経営基盤の強化の促進に関する県基本方針見直しについて」により説明した。 ○石和大 委員長 委員質疑等発言を許可した。なお、議論を深めるため、委員発言に対し、ほかの委員から意見等がある場合についても、あわせて発言願った。 ◆垣内基良 委員 先ほどスライドで災害状況を見させていただいて、改めて本当にすごい災害だったなということを思ったわけであります。災害は、原状復旧でほとんど終わりという形でありますけれども原状復旧して堤防を同じ高さにしたら、またあふれてしまうので、それもおかしいだろうという議論が自民党の中であるようでありますので、原状復旧だけじゃなくて、これからも災害が起きない復旧を、改めて期待しているところであります。  災害で忙しく、また予算編成で大変だと思います。今議会の冒頭で、知事から、具体的な予算編成方針が少し聞けるかなと思ったわけでありますが、残念ながら災害のほうにシフトしていて、あまり聞けなかったわけであります。9月には、予算編成方針のポイントが出ておりました。読んでみますと、どうも抽象的でありますし、ある意味、当たり前のことを書いてあるのかなという思いがあります。来年度予算編成している中で、農政部について、具体的な指示があったのか、ないのか。また、なければ、来年度予算をつくるに当たって重点としていること、また特徴的なことがあれば、教えていただければありがたいと思います。 ◎草間康晴 農政参事農業政策課長 委員から、来年度の当初予算編成に向けてのお話がございました。委員からも当初予算編成方針お話をいただきましたが、9月の部局長会議決定し、会議の中におきましても、来年度は、社会保障費増加等により100億円近い収支差が生じる状況で大変厳しいということでありました。あわせて、台風19号により災害が発生してしまったということで、県財政に対する影響が大きくなるということは、そのとおりかと思います。農政部予算編成していく中での見直しについてのお話でございますが、現時点では、災害に当たって、考えている事業を削れなどの指示は来ておりません。  予算編成方針の中にも書かれてございますけれども、実際に必要なものはさらに伸ばしていくということ。また見直すべきものは見直していく、選択と集中ということが、事業の構築、見直しの中でも大きな柱として示されておりますので、農政部予算についても、来年度に向けて検討させていただいているところでございます。  また、補正予算でも計上させていただきました災害に関してでございますが、できるだけ国の事業を活用したいということで、災害が発生して以降、農林水産大臣等を含めて国に対しても要望させていただきました。国にも、パッケージ支援という形で手厚い支援事業をあげていただいております。県におきましては、そういうものをしっかり使わせていただく中で対応させていただきたいと思っているところでございます。  また、来年度に向けてですけれども、先週、国から経済対策が示されまして、きょう御説明させていただきました、TPP、あるいは日米貿易協定等に関する基盤整備という観点でいきますと、農政関係でも、国全体ですけれども、3,200億円ほどの補正が組まれるというお話があります。そういうものもしっかり情報収集を図り、また活用させていただき、必要な事業については、来年度予算、また今年度の2月補正ということになるかもしれませんが、しっかり対応させていただきたいと思っております。 ◆垣内基良 委員 一つ気になるんですけれども通常予算がありますので、災害によって、人的な部分も含めて足りなくなっていると思います。災害がなければ予算の中に入っていたもので外れるというものはないという話だったんですけれども新規事業等は、何となく外れそうだなという気がしますが、そういうこともないですか。 ◎草間康晴 農政参事農業政策課長 今年度予算の中のしあわせ信州創造枠ということで、農政部におきましては、一つスマート農業推進ということがあります。これは、実際に農家の方のお試し導入ということで、AIとかICTを活用した機械を貸し出すというものや、あるいは農業改良普及センター職員タブレットを使って農業者への技術支援を行うというものです。もう一つは、農ある暮らしの応援事業でありまして、5月に相談センター野菜花き試験場の中に置きまして、相談員が具体的な相談に対応し、市町村とも連携をしていくという事業で、今年度、取り組ませていただいております。来年度におきましても、農政部については、これらは必要な事業ということで、しっかり要望させていただき、予算化もしてまいりたいと考えております。 ◆垣内基良 委員 どっちかというと、ソフトのところはそうだろうと思いますけれども農地整備等々につきましては、災害が多かったから、そちらにシフトされるのかなという心配事があるんです。農地整備につきましても、新規まで手が回るかどうかわかりませんが、おそらく今まで継続している部分はやっていくと思いますけれども調査費がついたり、まだ具体的な工事が始まってない部分も、継続して行ってもらえるのかどうか、そこだけ聞きたいんですが。 ◎所弘志 参事農地整備課長 これからの農地整備事業災害復旧関連度ということだと思います。今回の災害は、非常に大きな災害でございまして、復旧には時間とお金が相当かかってくるということは事実でございます。一方、事業主体は、主には市町村ということでございますが、大きさからして、相当、県が御支援申し上げないと、なかなか進んでいかないだろうとは思っております。先ほども説明申し上げましたけれども、12月2日から、1月の中旬まで査定が入ります。査定を受けて、どのくらいの規模が認められるかという結果次第ということになりますけれども、県がどの部分でどのくらい支援して、人がどのくらい足りないのかということも、その時点で見きわめていかなければならないと思っています。  しかしながら、通常事業は継続していかなきゃいけないと思っておりますので、防災減災、それから災害復旧施設長寿命化、それから農業生産基盤ということで、基本的には、計画時点実施時点のものを、きちんと続けていけるようにしていかなければいけないと思っています。ただ、人員お話もございましたが、人員につきましては、入札の中で、発注に際して概略設計などを用いまして、なるべく職員負担を減らしていくということを考えながら、やっていかなければいけないと考えております。 ◆垣内基良 委員 そうだろうと思いますが、金の出どころがよくわからないという話の中でありますけれども、県民の中には、今回の災害によって、どうも東北信災害へみんな行ってしまうのではないかという不安がありますので、継続してある部分につきましては、必ず実行していただけるようにお願いしたいと思っています。大丈夫ですか新井はどうなの。 ◎所弘志 参事農地整備課長 新井というのは、伊那の飯島町の基幹水利施設でございまして、トンネル等があって非常に危険な状態ということで調査しております。私ども事業を進めるに当たって、財政状況等も鑑みますと、優先順位をつけて事業実施していかなければならない状況でございます。特に防災上危険なもの、それから水路の中でも基幹水利施設トンネルや橋、頭首工など、一旦、事故が起こると、復旧に時間と事業費が多くかかるものを優先してやっていかなければならないと考えておりますので、そういうものについては、きちんと計画どおり進めなければいけないと思っております。 ◆垣内基良 委員 先ほどスマート農業について、来年度予算の中にも反映していくとおっしゃられましたけれども、具体的にはどうなるのかということ。まだ話せる段階ではないんですか。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 来年度予算におけるスマート農業についての御質問だと思います。スマート農業については、先ほど草間農政参事から申し上げましたように、大きな柱で実施しております。一つは国の大規模実証農場であり、伊那市の田原で実施しているものでございます。それから県内の多くの農家実施しておりますお試し導入事業、それから試験場で行っております新しい機械の開発の事業、それにあわせたメーカーの支援事業、そして農業改良普及センターで行っております指導体制関係、いずれも継続して行っていく必要のある事業でございますので、これらの事業に支障のないようにしてまいりたいと考えております。また、事業実施につきましては、ことし1年やっておりますので、反省や検討を含めまして、さらに効果の上がる形でしっかり事業実施できるように進めてまいりたいと考えております。予算もしっかり用意してまいりたいと考えております。 ◆堀内孝人 委員 では、二、三、お願いします。まず、私、災害の2日後に回らせてもらったんですが、農業機械が水没している光景を見ました。保険状態はどうだったんですかね。 ◎有賀芳郎 農村振興課長 農業機械については、千曲川堤防が決壊し、水没してしまった農業機械が非常に多いということで、過去に例を見ない被害になっています。被害が大きいのは長野市の関係になりますが、今現在で、全体で約2,000台近くになっていますけれども長野市の場合、まだ全部、調査が進んでいないという状況にございまして、これからまだふえるという状況にあります。農業機械の場合、国庫が入った共済事業がないので、水没するとか、そういうことを想定しない限り、JAの共済とかになかなか入りにくいところがあるということです。説明でも申したんですけれども、国の経営体育成支援関係では、通常、国は3割を補助するだけで、これまで県も上乗せ支援というのはしてこなかったんですけれども台風第19号に限ってですが、国では、耐用年数を全然考慮しないで、耐用年数を超えていても補助を行い、普通は10分の3の補助を、10分の5まで、緊急的にかさ上げしたということもございます。また、県と市町村が協調して、10分の2ずつ補助する、市町村が出した額を県も出すという制度をつくって、保険に入っておられなかった農業者に対しても、最大9割の補助をして支援をするという設計をしているというところでございます。 ◆堀内孝人 委員 農業機械は、SS1台にしても700万円から800万円する機械なので、心配しております。乗用車は別にして2,000台の被害ということでいいですかね。 ◎有賀芳郎 農村振興課長 今回の農林水産省の補助事業においては、汎用性の大きいものといいますか、軽トラなどについては、対象にしないということで、SSや、トラクター等農業機械中心に見る。軽トラとかについては、産業労働部中小企業グループ補助金で対応してもらうということで、線引きをしているところです。 ◆堀内孝人 委員 心配している人がたくさんいるもので、お聞きしました。次に、土地改良についてですが、落合橋のすぐ下にモーターとポンプがありますよね。島がありましたが、水によって流れて、多分、土砂が2メートルぐらい詰まっていると思います。この場合は、どこでどうすればいいですかね。島をまたつくってやるということですかね。お願いします。 ◎所弘志 参事農地整備課長 落合橋の下の機場ということになりますと、綿内で農業用水千曲川から上げて、地域に配水している揚水機場のことかと思います。御指摘のとおりでございまして、河川の中、堤外地ポンプを設置して、そこから堤内地、畑へ水を配水して、そこでまたポンプをかけてと非常に複雑な機能揚水をしているところでございます。今回の災害河川の中のポンプ導水路が被災している状況は確認しております。現在、復旧計画を立てて災害査定を受けているところですけれども、何せ件数が多ございまして、きちんとした設計を行った上での査定ではなく、概略設計になっております。今後、河川管理者、また、地元のかんがいの組合、土地改良区等と協議をしながら、対策を立てていくこととなっております。 ◆堀内孝人 委員 すぐ見に行ったところ、ポンプは大丈夫でした。多分、水の取り入れ口だけ、直せばいけるんじゃないかなと思っています。また、日滝原土地改良が大きな被害を受けておりますので、またいろいろ調べていただくよう、よろしくお願いします。  それから、来年になりますけれども、田植えの時期に向けて、取水口の壊れているところもありますので、またおいおいと調べていただくよう、よろしくお願いします。  それと、お聞きするんですけれども神経毒ネオニコチノイド系農薬有機リン系農薬子供発達障害の原因になると言われております。うわさで聞いておりますが、県では使っているかどうか、教えていただければありがたいですが。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 ネオニコチノイド系農薬、また有機リン系農薬、いずれも農薬登録があるものについては、県内での使用はございます。 ◆堀内孝人 委員 登録はされているんですかね。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 はい、登録はございます。特にネオニコチノイド系農薬につきましては、水稲のカメムシですとか、果樹のアブラムシですとか、花ですとか、さまざまなものによく効く殺虫剤ということで、幅広く県内で使われているところでございます。 ◆堀内孝人 委員 初めて私も聞いたので、気をつけなきゃいけないなと思って。広めていきたいと思っています。 ◆竹内正美 委員 午前中に御説明いただきました有機農業推進について、幾つか質問させていただきたいことがあります。本年度から有機農業推進専任担当者が配属されたということで、大変ありがたいことだなと思っているんです。有機農業実践者とか、流通関係者とか、消費者、そして市町村関係者などを巡回していらっしゃって、課題や要望を把握されているということなんですが、消費者というのは、主にどういう方で、どのように巡回されているのか、まず教えてください。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 消費者といっても、個別の方に戸別訪問するということではなくて、例えばより子供たちにも安全な物を食べてもらいたいというグループなどを回ります。そこにいい物を購買される方、あるいはできるだけ農薬化学肥料を減らした環境にやさしい物を使いたいという購買者の方がいらっしゃいますので、主にそういう方にお話をお聞きしているところでございます。 ◆竹内正美 委員 課題をヒアリングされたということですが、先ほどその中の一つに、農業者同士つながり拡大があると伺いました。これについて、具体的な解決策がもし現段階であれば、お伺いしたいと思います。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 有機農業者につきましては、例えば県内有機農業研究会といった県的な組織もございまして、こういうところに入っている方は、ある程度つながりを持っていらっしゃいます。それ以外に、組織に属さない方ですとか、あるいは山手に住んでいらっしゃる方とか、なかなか同じようなことをしている方とお話をする機会がないという方もいらっしゃる状況です。私どもとしては、一つは、有機農業者に対する講座を、毎年、実施しております。そこは、新しく始める方はもちろんですが、既にやっている方も聞いてもいいですよということにしておりまして、そこに参加していただくということが一つございます。  それから、有機農業アドバイザーを設置しておりますので、お一人だけしかいらっしゃらない場合には、アドバイザーを御紹介して、いろいろアドバイスをして交流していただくということもございます。  今回、ネットワークやプラットフォームを作成いたしましたけれども、この中で、フェイスブックですとか、電子的な媒体を使ってもやりとりができる仕組みをつくっておりますので、例えば私はこう思っているんだけれども、誰かこう思っている人はいませんかという投げかけをするチャンスをつくったりですとか、あるいはフェイス・トウ・フェイスということで、勉強会等も、プラットフォーム中心実施しているところでございます。先般も水稲関係勉強会を1回開催しておりますけれども、そういったところに御参加いただくことで、同じような品目で農業をやっている方が意見交換をできる場をつくっていきたいと考えているところでございます。 ◆竹内正美 委員 プラットフォームについてですけれども、先ほど会員の内訳が、全体199人中の生産者が82名で、流通関係が8名、消費者が8名で、101名が行政・その他となっていたんですけれども、その他101名の内訳というものも、教えていただければと思います。 ◎伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 すみません、名簿をここに持ってきておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。 ◆竹内正美 委員 半分以上がその他ということだったので、また教えてください。  次の質問ですが、私の地元千曲市も、台風被害が大変大きかったわけで、暗い雰囲気にもなっているんです。そんな中で、千曲市の宝の一つとして棚田があります。棚田を使った地域振興支援について、お聞きしたいんです。例えば、やまほいくにも適しているかなと思っています。また先月、棚田の中を自転車で走るレースなんですけれども姨捨棚田ヒルクライムというイベントを個人で行った方がいらっしゃいました。世界大会ということでした。海外からも人が来たり、他県からも人が来てくださったり、おまけに宿泊もしていただけるということで、近隣にある戸倉上山田温泉にとっても非常にありがたかったんです。今後も、何か棚田サミットみたいなことを姨捨棚田でやっていただけると、宿泊していただける戸倉上山田温泉もありがたいかなと思っています。姨捨に限らなくても結構ですが、棚田地域振興について、何か今後の具体的なお考えがあれば、お聞かせいただければと思います。 ◎所弘志 参事農地整備課長 棚田を核とした地域振興についての御質問だと思います。委員から御指摘いただいた棚田サミットでございますけれども、昨年、小谷村でやりまして、姨捨は、十数年前に第1回でやらせていただいたと思います。全国で持ち回りの形でやっておりますので、すぐに誘致するという考えは今のところ持ち合わせておりませんが、ことし国で、議員立法で制定されました棚田地域振興法がございます。これにつきましては私どもの課が担当しておりますので、法律に基づいた地域支援ができればと考えているところでございます。 ◆竹内正美 委員 機会がありましたら、ぜひ千曲市の棚田も含めて盛り上げていただければありがたいなと思っています。  次に外来生物農業に及ぼす影響対策についてお聞きします。全国的にも外来生物農業生産影響を及ぼしているということは、注目されているところです。一般的に多く見られる外来植物について、農地はもちろんですけれども、最近、農業用排水路とか、ため池ですとか、農地の周辺においても、通水障害ですとか、維持管理面での障害などの影響が多く見られているということも聞いています。特に植物に対してですけれども県内農業地域における外来生物対策について、現状の課題と見通しをお聞かせいただければと思います。
    伊藤洋人 農政技監兼農業技術課長 外来生物はいろいろございますけれども、特に植物系のものということでございます。田んぼ等についても、最近、おそらく外国産の餌とかの中に紛れてきたんじゃないかと思われる種子から発芽するということで、防除の難しい雑草が複数ございます。これらについては、防除法を試験場で検討するとともに、実際にパンフレット等を使いまして、まずはこういうものがありますよと農業者に対する注意喚起等を行っているところでございます。あわせて有効な防除法が見つかったものにつきましては、適宜、方法につきまして、普及センターやJA等を通じて、生産者説明をいたしまして、防除を実施しているところでございます。 ◆竹内正美 委員 私の地元農家の皆さんからも、農作業の大変大きな障害になっていると言われています。技術的な対策をぜひ県で研究開発していただいて、指導していただきたいという声が届いております。離農することにもなりそうだという声もありまして、大変なときだとは思いますけれども、ぜひまた対策をとっていただければありがたいと思います。以上です。 ○石和大 委員長 本日の審査はこの程度とし、明10日は午前10時30分から委員会を開会し、農政部審査を日程といたします。  なお、今定例会中の委員会の開議通知は、書面通知を省略し、放送または口頭連絡により行いますので御了承を願います。  散会を宣した。 ●散会時刻 午後2時11分...