建設部長 長谷川 朋 弘
建設技監 臼 田 敦
リニア整備推進局長 水 間 武 樹
参事兼
道路建設課長 下 里 巖
建設政策課長 松 澤 繁 明
道路管理課長 中 田 英 郎
河川課長 蓬 田 陽
砂防課長 田 下 昌 志
都市・
まちづくり課長 猿 田 吉 秀
建築住宅課長 小 林 弘 幸
施設課長 荒 城 功 次
技術管理室長 藤 本 済
公営住宅室長 須 藤 俊 一
全国都市緑化信州フェア推進室長 矢 花 久 則
リニア整備推進局次長(
地域振興担当) 直 江 孝
リニア整備推進局次長(用地・
調整担当) 池 上 安 雄
●
付託事件
2月28日に同じ
●会議に付した事件
2月28日に同じ
●
開議時刻 午前10時28分
●
小池委員長 開会を宣した。
▲
日程宣告
建設部関係の審査
▲
議題宣告(
建設部関係)
付託事件及び
所管事務一般を一括して議題とし、委員の
質疑等発言を許可した。
最初に、昨日の委員会において請求した、
河川関係3カ年
緊急対策箇所一覧に関する資料はお手元に配付したとおりであります。資料について、理事者の説明を求めます。
◎蓬田陽
河川課長 昨日の
資料請求について御説明を申し上げます。
河川関係の3か年
緊急対策箇所一覧ということでございます。
表の右のところに「対策」というのがあります。それが今回、緊急の点検をしての
対策項目であります。全体的にナンバーを振ってありますが、裏面にいきますと、134河川で様々な対策をとるということがお分かりいただけるかと思います。
その内の一番のメインはやはり、昨日からご説明しています「
樹木伐採・
河道掘削等」と対策のところに書いてあるもので、これが書いてある河川が125河川ございます。
それ以外に書いてあるものとしては、「土砂・
洪水対策」があります。例えば、1番の八木沢川に書いてあるのですが、これは
土石流対策と一緒に
河道対策をするということで、実際には
土砂採りと樹木の除去という形になろうかと思います。あと、「
円滑避難対策」と「人命を守る対策」というのがありますが、これは主に堤防の強化でございます。
漏水対策や舗装をするといった
堤防強化でございます。ただ、この中にも一部、土砂を採ったり、樹木を採ったりすることが含まれております。「
中小プロ」というのが出てまいりますが、これは一年前に行ったことなのですが、「
中小河川緊急治水対策プロジェクト」というのがありまして、それに計上されている河川の改修でございます。ここには
土砂採りは入っておりません。
こういう複数の対策があるのですが、最終的には、ここに書いてある134河川では、土砂と樹木の除去を行うという御理解をいただければと思います。説明については以上でございます。
○小池清 委員長 説明は以上であります。それでは
委員各位から御発言願います。
◆
堀内孝人 委員 おはようございます。今回もたくさんいいことばかりで、あまり聞くことはありませんが、よろしくお願いします。
千曲大橋も聞きたいところですが、長野県
都市圏調査を現在やっているそうで、今年度でまとめていく構想もあるとお聞きしております。ことし、また公表していくと思いますが、千曲大橋も中に入っておりますかね。
◎
猿田吉秀 都市・
まちづくり課長 長野都市圏の調査に関する御質問でございます。
御質問のありました千曲大橋につきましては、前回の当計画と同様、
構想路線として入ってございます。
◆
堀内孝人 委員 ありがとうございます。次に、3月11日から3月14日までの3日間、
小布施橋を
通行止めにして改修なり、塗装をやるとお聞きしておりますが、どんな工法でやっていくかお聞かせいただければと思います。
◎
中田英郎 道路管理課長 小布施橋の修繕の関係でございますけれども、現在、
通行止めの予定をしまして、橋梁の
伸縮装置につきまして、これを全面的に新しいものに取りかえるということです。
工場製作を今まで進め、現場に搬入できる段取りがつきましたので、現地の夜間の
通行止めをして設置すると、須坂の事務所から聞いておるところでございます。
◆
堀内孝人 委員 3日間丸1日ということだね。夜だけですか。
◎
中田英郎 道路管理課長 夜というふうには聞いておりますが、詳しく確認はさせていただきたいなと思いますけれども、よろしくお願いします。
◆
堀内孝人 委員 ありがとうございます。何人かの方から聞かれておりますのでよろしくお願いします。
それから、
市街化調整区域についてお聞きしたいんですが。
人口減少が大変問題になっており、空き家もふえているということです。県内では長野市、松本市、須坂市、塩尻市、
小布施町の5市町にまだ
市街化調整区域がありますが、須坂市は特に人口が5万人を切りました。ということで、いろいろな問題があるとは思いますが、
大変空き家が増えている感じがしましたので、その関係で何かありましたら教えてください。
◎
猿田吉秀 都市・
まちづくり課長 市街化調整区域についての御質問でございます。
市街化調整区域は市街化を抑制する区域ということで、
開発行為には許可が必要となってございます。そうは申し上げましても、
調整区域に立地することがやむを得ないものは、特に前例の少ないものを中心に、必要に応じて
開発審査会に諮って許可をしているところでございます。
特に近年は移住が可能となるよう、
都市計画法の34条に11号というのがありまして、そこは例えば後継者でなく移住者でもそこに住むことができる区域になりますが、この区域を
小布施町では平成18年から、須坂市においても平成28年から、あわせて13の地区を指定させていただいているところでございます。
さらに、最近の情報といたしましては、まだ
新聞報道の範囲ではございますが、
市街化調整区域の空き家への移住が容易となるよう、国が
地域再生法というものの改正を予定していると承知してございます。県人口が2年連続でわずかながら
転入超過で、須坂市では過去5年になるかと思いますが、社会増は続いているという状況でございます。
こういったことから、
都市計画におきましてもその
都市計画法の制度の趣旨を守りながら、
市街化調整区域のコミュニティの維持、あるいは市や町の
移住促進策を応援していきたいと考えております。以上でございます。
◆
堀内孝人 委員 ありがとうございます。
小布施の方から、自宅の横に息子さんの建物を建てたいということがあっても、だいぶん時間がかかったということで何とかならないかというお話も聞いておりますので、その辺もいい方法があったらいろいろ教えていただきたいと思います。
それから細かいことを何点か。資料5の、私の地元で大変申しわけないんですが、
変更理由のところに、補強が不要となったことによる
契約金額の変更というのがあります。その「
用地買収に入ったところ、相続の手続に不測の日数を要する」と書いてありますが、これは共有地の畑でいいんですかね。
◎下里巖 参事兼
道路建設課長 ここに書いてございます、「相続の手続に不測の日数を要する」というところは個人の財産のところでございます。
◆
堀内孝人 委員 だから、共有地の中の個人の畑ということでいいんですか。
◎下里巖 参事兼
道路建設課長 共有地でなくて個人の財産のところで、相続の関係で不明な方がいらっしゃいますので、その手続に時間を要すということでございます。
◆
堀内孝人 委員 はい、わかりました。次に
河川事業の資料18です。この中に
豊丘ダムと書いてありますが、これは須坂市の
豊丘ダムでいいということですか。
◎蓬田陽
河川課長 そのとおりでございます。
◆
堀内孝人 委員 このダムも大分、古くなってきておりますので、点検などをお願いしたいと思います。
それと、資料22の「
赤牛先生の地域による
防災教育事業」で、この写真の中で赤いのを着ている人はボランティアでいいんですかね。それと、小中高の
防災教育はしていますかね。
◎
田下昌志 砂防課長 写真で、真っ赤な服装で参加しておりますのは、
皆さん高校生、学生さんですね。駒ヶ根で授業を行っている様子を使わせていただいております。
それで、小学生に
防災意識についてしっかり学習していただいたほうがいいということで、幾つかの小学校へ職員が行きまして
防災教育もしている状況です。
◆
堀内孝人 委員 ありがとうございます。たくさんの学校ができますように、よろしくお願いしたいと思います。
それから資料25の
全国都市緑化信州フェアについてですが、花と緑は皇室の方が必ず来ていたと思いますが、今回は皇室はなしということでいいですか。
◎
矢花久則 全国都市緑化信州フェア推進室長 緑化祭のお尋ねだと思います。毎年、
緑化フェアの中では、皇室をお招きしての
緑化祭というイベントがございます。これにつきましては、先般、報道では
緑化祭を担当される皇室の方は、今までは秋篠宮様だったんですが、眞子様が担当されるという報道は出ておりますが、今回の
信州フェアにつきましてどなたがお見えになるのか、それからいつになるかということについては、まだ決定はしておりません。以上でございます。
◆
堀内孝人 委員 松本と須坂の両方でやったと思いますが、高円宮様が花と緑へお見えになって、私が1日同行した経験がありまして、また、こういう偉い人がくるかなと思って期待はしております。以上で終わります。
◎
中田英郎 道路管理課長 先ほどの
小布施橋の
通行止めの関係でございますが、現地から情報が入りました。3月11日から14日までの
夜間通行止めということで、20時から6時まで3日間お願いしたいと思っております。
○小池清 委員長 ほかに御発言ありますか。
◆
金沢敦志 委員 金沢でございます。よろしくお願いします。
千曲大橋とか、落合橋、
丹波島橋、
仮称日赤大橋の大きな話はもう
先輩議員たちがされましたので、そちらにお任せしておくとして、小ぶりな話で恐縮なんですけれども。
去年の12月に
須坂インターチェンジの横に
イオンモールが進出するというのがほぼ、もう確定だという記事が流れておりまして、千曲市対須坂市について、隣に担当の地区の
堀内先生がいらっしゃいますけれども、すみません話しますけれども、ついに決着がついたかというところであります。
私は
開発図面も4年前ぐらいに一度見せていただいたんですけれども、非常に小さな
プロジェクトだなと思ったんですけれども、どうも報道によると50ヘクタールくらいちかくなって、しかも
産業団地も含めて開発するのではないかというのが流れております。そうすると、ピンと来られると思うんですけれども、ちょうど地図が資料5にございますので、見ながらお話しさせていただきます。
ピンとはこないと思うんですけれども、一言、「道路が混むだろうな」ということであります。なぜかと言うと、ここは商業地以外に非常に
工業団地等が多いところでして、この地図の中でパッと見ますと、例えば
川田工業団地、
日滝原産業団地、長野市綿内の東部に
東山工業団地、
綿内流通ターミナル、
大豆島東工業団地、
豊野東工業、
東部工業団地、長野市
東部工業団地、第2
東部工業団地、
若里産業団地、
北部工業団地と、ものすごく
工業団地などが集中しています。そうなると、かなり道路は混雑するし、産業に関しても少し迷惑がかかる、負担がかかるという状況であります。だからどうしたらいいんだというと、大きな道路をつくれというのも簡単にはいかないので、
インターをおりて混むというのを分散させるということで、北のほうには
小布施の
スマートインターチェンジがあるんですが、南のほうには、若穂に
スマートインターをつくる
プロジェクトがありますので、この地位が高まってくる可能性は十分あると思います。分散しておりていただくと。
そうすると
小布施と、さらに若穂のほうから連結する道路等をある程度考えなければいけないと思います。ちょうどいいことに、須坂では
堤防道路を利用すると
小布施のほうにつながっていって分散されるかなと思いますけれども、問題は若穂のほうの
プロジェクトをどうするかというところであります。おそらく、モールの開発も数年かかりますし、国への要望等で
スマートインターも多少かかりますので、ここを連結させるのを、県にも多少助けていただければなと思います。ちょうど今回、長野市と須坂市選出の議員がおりますので、その辺のところを要望させていただきたいんですけれども、お願いします。
◎下里巖 参事兼
道路建設課長 まず若穂の
スマートインターチェンジのお話だけ、私からさせていただきます。
長野市では若穂の
スマートインターチェンジの検討を進めておりまして、平成29年の7月に、国、県、長野市、ネクスコ、警察で構成する
準備会により
準備段階調査が進められております。
準備会におきましては事業化に向け、
スマートインターチェンジの詳細な位置ですとか構造、安全性、
整備費用などの検討を行っているところでありまして、県といたしましても、
準備会を通じまして技術的な助言など、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。
◆
金沢敦志 委員
インターを引き合いにした
道路整備については、県道、国道403号、406号、そして
堤防道路と、まだ改良の余地があるのではないかと思います。実際は市町村がやるべき話だと思うんですけれども、
交通量等を考えて速やかな開発といいますか、混む対策をしていただかないと、場合によっては恐ろしいことになるんじゃないかなと。特に
須坂インターは、入ったときから少し短いんですね。だから待つ車が道路まで出て混む可能性もあると思います。それと、あそこにはトラックの
流通センター等がかなりありまして、日通等、ほかの会社も幾つかあり、かなり混雑すると思いますので、市町村から要望があると思いますけれども県も助けていただいて、混雑を回避していただきたいと思います。部長だめですかね、お言葉をいただくのは。
◎
長谷川朋弘 建設部長 実はこの問題については、
国土交通省でも検討がされていまして、本来、大
規模開発者で、
原因者負担として何らかのことをやってもらうべきじゃないかと、要するにこの場合ですとイオンになるんですけれども。ということで、道路局で何回か勉強会がされています。
具体的にいいますと、これまでもそうなんですけれども、まず影響の分析をやっていただくと。その上である程度の対策はしていただくということがあるんですけれども、かつ、それを事後的に評価して、実際予測したのと実際はどうなっているのかと。それが違っていれば違っているところの対策を、その何年後というのはありますけれども、そこまでやっていただくという仕組みを構築するということで勉強会をやられていました。その後それがどうなったのかというのも含めて、
経済産業省の仕組みの中に組み込むような形を考えていたと思うんです。そうだとすると多分、そんなに簡単にはいかないと思うんですけれども、その後どうなったのかというのは調べて勉強しておきたいと思います。
◆
金沢敦志 委員 ありがとうございます。
担当部局もいろいろまたいでいるようですし、とにかく、実際に車でお客さんがどのくらい来るかというシミュレーションもしておかないと、ただ単にやみくもに開発するだけになってしまいますので、そこらを含めて
進捗状況がわかりましたら言っていただければと思います。
長野市から須坂に行くところで
産業関係の車が非常に混雑していると、我々も後援会からむち打たれることがありますので、ぜひ御支援のほどをよろしくお願いします。
2つ目です。細かい話というよりは、少し変わった話なんですけれども、
スーパー・
メガリージョンの話が持ち上がっていまして、資料の32ですかね。昨年、
リニア関係で質問させていただきまして、言いっぱなしではいけないので、その辺の話もさせていただきたいと思います。
あのときには、各市町村での
進捗状況がこういうペーパーで落ちていなかったので、短い間でかなり進んだな、努力されたなというところの御努力のあとが見られましたので、本当にありがとうございましたという感じではあります。
ただ、JR東海の社長と知事の対談もされて、やはり
上場企業と交渉するには年度末が一番いいかなと。彼らも怖いのは株主、出資者でありますので、そこに対して結果を出さなければいけないということで、おそらく少し進めたのではないかなと、これも邪推ではありますけれども。
私、実は、
企業マン時代に
JR担当でありまして、
資金調達でお伺いしていましたので、JRとの交渉の大変さは身にしみております。ぜひ、皆様においてはめげずに頑張っていただきたいとエールを送るところであります。
実際には、資金を使うのは彼らの責任ではありますけれども、今回の土石の
残土の関係は同時に開発に使うということで、防災の資金も使えるのではないかと思います。本来であればJRがやるべきところですけれども、実際に私も
周辺対策事業の大変さというのは身にしみている部分があります。これとは違いますけれども、例えば
迷惑施設等で、住民の皆様に納得していただくために予算をつけなければいけなかったりという、少し厳しいところはありますが、それは県と直接関係ないでしょうけれども、市町村から要望があれば支援していただいて、開発を進めていただきたいと思います。
リニア整備推進局長からお話を聞きたいと思いますけれども、部局で結構ですので。
◎
水間武樹 リニア整備推進局長 特に防災との関係性で、県の支援というお話かと思います。
松川インター大鹿線という、
リニアに関連する道路があるんですが、そこで今回、この3月末に2本目の
トンネルがあきます。これは
リニアの地元の条件ということで出された
トンネルなんですが、これは本来、原因者はJRということなんですが、ここに改良の要素を加えて県も一緒にやっているということで、かなり多額の費用の入れてやってきているという事業もございますので、この発生土に絡めて、原因者であるJRにやっていただくというのが基本なんですけれども、できるものについては県もこういう形で一緒にやっているということでございます。
◆
金沢敦志 委員 ありがとうございます。
周辺対策事業は大変だと思いますけれども、本来であればJRに全部出してもらうというのが筋でありますけれども、これは県民の
産業振興にもかかわる話ですので、ぜひ御尽力をいただければと思います。
それに比べて
スーパー・
メガリージョン構想検討会で、知事等も発言されていると思いますけれども、私もこういう開発の歴史とかそういうのが好きで、勉強させてもらっています。最初の全総から
確か昭和37年の、私が生まれた年に第1号が始まって、今は名前をかえて
国土形成計画ですね、だから戦後からいうと7番目の
工業計画になって、その中に
メガリージョン構想が一部入っているというところであります。
おそらく歴史的に見れば、この
リニアモーターカーというのは、
日本列島改造論の
田中角栄先生の
高速都市構想の最終章になって、おそらく、私が生きている間では最後のビック
プロジェクトで、
高速自動車網を含めた大開発としてはおそらく相当なものは今後ないんじゃないかなと思われるぐらいの開発だと思うんです。
そうなってくると、地方においての開発というのは、この時期を逃すとなかなかないんじゃないかなというのが本音で、
スーパーメガリージョン構想に乗って、2月の議会でもお話させていただきました
工業団地とか、
生産拠点等を内陸に持ってくるという作業が重要じゃないかなと思われます。
担当部局としては
産業関係だというので、部長とも話をしたら、昔、
産業団地を県でやって、少しこわい思いをしたので慎重であるというような本音を聞きました。
確かに、地方自治体がバランスシートを使って
投資開発で土地を買ってやるという時代は終わってきたとは思うんですけれども、国の計画の中の
メガリュージョン構想を、国に、
国土政策の中でもっと格上げしてもらうとともに、企業も沿岸地での災害のリスクの高まりにより、内陸に移転させようかなという動きもあるようですので、ぜひその流れに乗って内陸に
工業団地を国の構想にして持ってきてもらって、雇用や県内の
中小企業の育成等に寄与していただきたい。部署的には違うんでしょうけれども、
建設部におかれましても一緒に、ここに大先生方がいらっしゃいますけれども、一緒になってこの構想に声を上げて、国に政策を提言させていただきたいんですけれども、ぜひ、ひとつお願いしたいと思います。
◎直江崇
リニア整備推進局次長〔
地域振興担当〕 ただいま
スーパー・
メガリージョン構想についてエールをいただいたと思っております。
今般、資料32でも御説明させていただきましたけれども、昨年の12月に
阿部知事は、
スーパー・
メガリージョン構想の検討会に出席いたしまして、ここに掲げてある4点を提案させていただきました。まさに今、委員から御指摘いただいた部分が②の部分でございまして、日本を支える災害時の
バックアップへの対応という形で、内陸という利点を生かしまして、今後
バックアップ機能の担い手として、中間駅の地域を位置づけてもらいたいと、こういう提案をまさにさせていただいたところでございます。
リニアは、御承知のとおり物は運ばず、人を運ぶ道具でございまして、ただ同時期、ほぼ
リニアの開業と軌を一にいたしまして、三遠南信の
自動車道があくということで、物の関係は三遠南信と中央道を使って、人の滞留は
リニアを使って進めていくということで、これからの時代を考えますと、重厚長大な産業というよりは
研究機能ですとか、本社の
バックアップ機能ですとか、そういったものを中心に、飯田にできます長野県駅の周辺を、
まちづくりしていったらどうかというような提案もさせていただいております。
当然ながら、知事からも、委員から御指摘があったことと同じ趣旨でぜひ国の
国土政策に位置づけていただいて、地方も汗をかくけれども国としても国策として進めてほしいんだと、こんな提案をしたところでございます。
関連いたしまして、新年度、私どもで
リニア駅の近郊を、
知的滞留の拠点として今後整備していくための
まちづくりの構想の検討もやっていきたいという思いも持っておりますので、ぜひ、そういう方向に向けて進めていきたいと思っております。
◆
金沢敦志 委員 ありがとうございます。部局をいろいろまたいでいると思いますし、また生産拠点や雇用の地、ロジスティック、あと移動の手段の道路等はセットでありますので、そちらは
建設部所管でありますので、一緒になってやっていただきたいと思います。
ちょうどその話が出ましたので、資料15ページにありますけれども、
スーパーメガリュージョン構想と同時に中部横断
自動車道、中部縦貫
自動車道、そして三遠南信、そして、諏訪先生もいらっしゃいますけれども、松本糸魚川連絡道路、これらを同時期に完成させていただいて県土を均一的に発展させていただくと。そして東海トラフ地震があれば、日本海側からの輸送やその辺の物資の助けが必要であります。東日本大震災では、中部電力の上越発電所がたまたま完成していたので、県内、長野市も停電がなかったわけですけれども、やはり太平洋と日本海側をつなぐ幹線道路、交通網、そして生産拠点の移転、こうした課題の解決に向けて県が一丸となって、我々県議も頑張りますので、ぜひ御尽力をいただければと思います。少し早いですけれども、以上で終わります。
○小池清 委員長 ほかに御発言ありますか。
◆今井愛郎 委員 午後の予定だったんですが、少々時間が早いのでやらせていただいて、しっかり午後に時間がとれるようにしたいと思いますので御協力をよろしくお願いします。
では、何点か御質問をお願いいたします。まず諏訪湖の関連した事業について何点かお伺いしたいと思います。
まずサイクリングロードについて取り組みをしていきたいということを資料でも説明いただきました。地元は7年という計画を持っているわけですけれども、県はもう少し早くしてほしいということも考えているようです。私も7年は少し長いんじゃないかなと思いますけれども、この辺の支援の仕方について県はどう考えているのか、もう少し早くならないものなのか、お伺いしておきたいと思います。
それから諏訪湖のごみの浮遊物の除去について伺いたいと思います。基本的に市町村と契約している部分もあるのはよく存じているんですが、この間も、テレビに出た方もいらっしゃいましたが、ボランティアで拾っている方もいらっしゃいます。そういう人たちの集めたごみというのは実は分別しないと市が持っていってくれないと。諏訪湖で、例えば湖畔で出るごみというのは、不燃物、可燃物といろいろあるんですけれども、これをそのまま市のごみステーションに持っていくと、これは分別していないから持っていけないと。ボランティアをしている人にしてみれば善意でやって、そんなすごい量ではないにしても、それをまた分別しろというのは非常に負担だと。持ち込めばいいとか、いろいろ言うんですけれども、持ち込む手間までやらせるのかという部分があると思うんですが。
朝、諏訪湖周を歩いている方が多いので、そういう人たちが、例えば1キロ歩いている間にごみを拾ってくれるだけでも、相当、ごみはきれいになるという部分を考えたときに、こういった人への協力とか、あるいは、ボートに乗る人が、浮遊物を見つけた場合に船で引っ張ってきても、ごみの処理代は自分持ちで、自分で持ち込まなければいけないので、持ち込んだり、あるいは合庁まで届ければいいという話はあるんですが、そうじゃなくてもう少し、全体できれいにする中でどうしていくのか。
アダプトについても、なかなか活動しないアダプト団体があるにもかかわらず、手を上げていただいているからやめさせることができないので、そこの区間だけはできない。実際、ことしは、できなかった区間を消防団が出ていってやったという経緯もあります。そうすると本末転倒の話で、アダプトの人たちにも、毎年1回活動報告をしていただくということと、ある程度管理するということがいいかどうかわかりませんが、適切な指導をしないと、委託しているから全部そこでやってもらうんだという話ではなかなかきれいにならないので、少し指導の仕方というのはないものかということを伺っておきたいと思います。
そして河川改修の関係なんですが、ことし上川の工事をしていただいて、ビオトープという形のものが完成していると思うんですが、これについて、私もたまたま川沿いを走ってくるときは見るんですが、もう大分完成して半年ぐらいたつかと思うんですが、これについての評価がどうなっているか、この諏訪湖に関連しているものを、まず伺ってよろしいでしょうか。
◎
中田英郎 道路管理課長 まずサイクリングロードのお話でございます。諏訪湖に関しましては、諏訪湖周サイクリングロードということで、平成28年8月に全体計画をまとめさせていただきました。この計画の中では長野県、それから岡谷市、諏訪市、下諏訪町が管轄するサイクリングロードになります。
それぞれどのくらいの距離があるかといいますと、長野県が6.6キロ、岡谷市が2.3キロ、諏訪市が2.7キロ、下諏訪町が3.9キロということで、それぞれかなりの事業費がかかるので、すぐにはできないということでございます。ただ、国の自転車活動推進法に基づきまして関係市町村、県も含めまして、このエリアの自転車活用推進計画を、3月末を目途に作成しているところでございます。
その計画の中では、今後5年でつくりたいというような形で計画をまとめる、と聞いているところでございます。実際はそれぞれの自治体から発表されると思いますけれども、現在の状況はそのようなことなので、以前、かなりかかるんじゃないかというところを少し前倒ししてできるかなということで、現在調整しております。
これにつきましては、国の交付金が重点的につく形で現在進めておりますので、少しその分で早められるかなということで、県も連携して進めていきたいと思っております。
◎蓬田陽
河川課長 諏訪湖にかかわる問題で、3点御質問をいただいたと思います。
まず1点目、個人のボランティアの方々が集めたごみの処分の方法ということだと思います。確かに委員がおっしゃるように、持っていかれなかったような事例があるということは、私もお聞きをいたしました。
実は昨年の3月につくった「諏訪湖創生ビジョン」の中で、諏訪湖創生ビジョン推進会議というところがありまして、その会議の中で、「ごみの無い諏訪湖グループ」というワーキンググループが立ち上がっております。その中でいろいろとごみ問題の啓発とかアピールの方法とか、いろいろ議論をして、今年度は4回会議を開催したと聞いております。
その中で、日常的に個人が行うごみ拾い活動に対する仕組みは懸案事項で、何とかしなければいけないという話が出ているとお聞きしてますので、諏訪の建設事務所が中心なんですが、そういうワーキンググループからの提言を受けて、今後、観光客とか個人の方が拾うごみの支援の方法について検討してまいりたいと考えているところでございます。
あと2点目、アダプトの関係であります。現在はアダプトの皆さんには諏訪湖で本当によくやっていただいていまして、活動団体数は57、参加人数は4,031人ということで、平成29年度の実績ですが9トン以上のごみを収集してもらっているということで、非常にありがたいことだと思っています。ただ、確かにおっしゃるように、活動の濃淡はあろうかと思います。その辺は、やっていないからやめてよというわけには当然いきません。むしろ逆に、何とかやってもらえないかと、こういうふうに言うべきことだとは思っております。ただ、これはどこでもある話なんですが、高齢化、少人数化の問題がありますので、その辺を考えながら、行政で例えば重機を使うような手助けができればもう少しやってもらえるとか、そんなことをこれから諏訪の建設事務所と一緒になって考えていきたいと思っております。これが2点目でございます。
3点目、上川でやりましたビオトープとおっしゃっておりましたが、多分、植生水路のことだと思います。昨年からことしにかけて植生水路を、上川では511メートルほど整備をしました。これは諏訪湖の浄化ということで、諏訪湖に流れ込む窒素やリンを水路のよしが吸収して、それを刈りとることで流入量を減らすということであります。
これはできたばかりで、これからモニタリング調査をして効果の把握をしていこうという段階ですので、そこまでお待ちをいただければなと思っております。以上です。
◆今井愛郎 委員 ありがとうございました。ごみについては、市民もそうですけれども、漁協もやはり浮遊物を取っている。でも例えば有料でやれよとかというふうになるとなかなか進まない。船舶関係者を含めてああいう人たちに対して、何か少しでも協力してくれないかという姿勢でやっていただきたいなということをお願い申し上げたいと思います。
また、サイクリングロードについては、本当に県は積極的に取り組んでいただいていることに感謝申し上げたいと思います。サイクリングロードの距離が長い中で、一生懸命予算を集めていただいたことには本当に感謝していて、県にはとにかく早くやるんだという姿勢を示していただいていると思います。
ただどうしても、諏訪市の公園についての難題というのはあると思います。県も協力をいただいていると思いますが、つながらないと意味がないので、ぜひ適切な処理をしていただいて、諏訪湖周のサイクリングロードについては、岡谷、下諏訪のほうはほぼ外形に近いものがあるものですから整備しやすいんですが、諏訪地域だけはどうしても狭隘なところがあって整備が進みにくいところがあると思います。しっかりした形で観光PRし、いろいろな形でつながるためにも、一刻でも早くつながるようやっていただきたいということだけお願い申し上げたいと思います。
続いて事故について何点か伺いたいと思います。1つ目は
トンネル内の事故の外側線が見えなかったことによる事故というのがありました。これはこれで弁護士まで入ってやったんだから金額の妥当性はどうこうではないんですが。
この間も、藤岡委員から照明が暗いんじゃないかという話もありました。この結果を受けて、長野県内の
トンネルはそれなりに多いと思うんですけれども、県としては例えば県内の
トンネルの外側線を点検したり引き直しとかといった対応をされたのかということを一つ。
それから報告事項の中で、委員長のかわりに申し上げさせていただくと、下伊那地域で落石による事故が多かったと思います。例えば長島地籍というところで発生しています。また、少し前の6月定例会の議案にも出ていました。ということは、やはりそういう地域があるということを考えれば、そこに対する対策がしっかり取られているのか、委員会の視察に行ったときも急傾斜のところなどいろいろ見せていただきましたけれども、そこに対する対策をしていかないと、道路に穴があいていても行けるというわけにはいかないので、上からの落石対策はしなければしようがないんじゃないのかなと思う部分があるんですが。
特に下伊那郡の飯田富山佐久間線で、今回も案件が挙がっていますけれども、落石が頻発に起こる地域に対する対応についてお伺いします。
それから、あわせまして、森林づくり県民税を使って
樹木伐採をしたいということで、3,000万程度をいただいて結構なことでいいと思います。しかし、例えば木の実が落ちてはらっているとか、あるいは木そのものが倒れてきたことによる損害を防ぐためにはいいと思うんですが、果たして3,000万円で8カ所程度と確か聞いたと思うんですが、このくらいのレベルの額でよいのでしょうか。結果的に事故も減るんだから、県道沿いなどの樹木整備については、もう少し予算要望して予算をいただくようなことが必要じゃないかなと思う部分もあるんですが、この辺についてはいかがお考えでしょうか。
◎
中田英郎 道路管理課長 まず、
トンネル内の事故の関係の外側線の問題でございます。本来、外側線がなくても、
トンネルの中は構造的には3.8メートルという、車両の限界の中で当たらない構造のものをつくっているわけでございますけれども、この
トンネルは
トンネルのコンクリートが劣化した関係で、たまたま補修工事があって、それが外側線がないと当たるような形になってしまったので、この
トンネルにつきましては、外側線をしっかり出していかないといけないというような形になっております。
全ての
トンネルがそういうことではないので、特に細かい点検は、通常のパトロール点検ということでしているわけでございますけれども、今回、そのようなことがありましたので
トンネルの外側線もこれから点検させていただきたいなと思っております。
それから下伊那地域の落石対策でございますが、落石による事故は、飯田建設事務所管内で非常に多いということで、これは何年も続いていることでございます。落石対策の道路防災事業も重点的には入れているところでございますが、なかなか、全てがとまらないということでございます。
今回、防災減災対策の3か年計画の中でも道路の落石、のり面対策というのは予算化されましたので、飯田建設事務所管内にかなり重点的に配分しまして、対策を進めておるところでございますので、その3か年の結果を待っていただければなと思っております。
それからもう1点、森林づくり県民税を利用した林地の伐採の関係でございます。林務からいただけるのは県の道路区域外の木が倒れてきそうな部分についてということなので、これもできるだけたくさんいただければ非常にいいことで、私どもも当初はいろいろ、たくさん使えないかという要望をしたわけでございますけれども、基金の配分の中で3,000万円ということで決まっていたというようなことでございます。実際はもっとやりたいところがありますけれども、頻繁に
通行止めが発生している箇所でこれを適用していきたいと思っておりますので、この効果というのは、目に見えてあらわれるのかなと思っております。
あわせて、県有地の部分の木の倒木による事故も発生しておりますので、これは引き続き、徐々に進めていきたいなと思っているところでございます。
◆今井愛郎 委員 落石については確かになかなか予見できないところのほうが多いと思います。予見できるところはもう多分やられていると思うんですけれども、ただ、やはり地域的にそういう箇所が明らかだとすれば、そこについてはしっかりとした対策をしていかないと。この3か年で集中してやるということだとすれば、しっかりとした成果を上げていただくようお願いしたいと思います。これだけは道路上で運転者が避けることができることではないと思いますので、お願いしておきたい。
森林税については確かに、使い勝手が悪い部分もあるかもしれないんですが、こういう形でしっかりとした成果が出せるんだということをぜひ、森林税の分配する
担当部局に言っていただきたい。これは結果的に、林道の整備につながっていくことかもしれないし、そこに入るための道の整備にもなるし、あるいは森を守る、里山を守ることにもつながると私は思いますので、ぜひその辺の成果を強調していただいてやっていただきたい。そしてその先に、特に沿道沿いの木を切れば凍る箇所が少なくなったりとか、克雪対策にもなるということを聞いておりますので、そういった形で有効活用していただきたい。今はなかなか里山整備のほうには森林税、お金が回りにくくなっている、やりにくくなっていると聞いていますので、逆にいえば、しっかりとした県道の管理にもつながるという理論立てで、来年以降、予算を要求できるような形でしっかりやっていただきたいなと思います。
続いて、契約についてお伺いしたいんですが、今回工事について、先ほどもあったダムだとか減額した部分もありますけれども、ふえている部分もあります。いろいろな形はあると思うんですが、第50号と第52号のいずれも増額契約の分は随意契約なわけですけれども、随意契約になるとふえる可能性があるとか、あるいは、やってみなければわからないところが多いのは事実だと思うんですけれども、この辺かなという読みが甘かったという部分があるのか、それとも、これは工事上、致し方ない範囲のものなのか。裾花ダムのときは前回も聞いておりますけれども、随意契約によることによって、もし工事がふえてしまうのだったら、少し随意契約のあり方を見直すことになってしまうと思うんですが、この辺についてのお考えはいかがでしょうか。
◎下里巖 参事兼
道路建設課長 第50号の野底福島
トンネルの変更請負契約の締結についてということで、6番に契約方法を随意契約と書いてございます。この契約自体は随意契約ではなくて、変更が随意契約ということでございます。
◆今井愛郎 委員 ありがとうございました。すみません、私の勘違いで申しわけなかったんですが。
そういうことであればしようがない、見えなかった部分が出てくるということがあると思うんですが、前みたいに
トンネル工事なんかは特に結構安く受けるんだけれども、最終的に高くなってしまう、倍近くかかってしまったようなケースもあるように聞いていますので、これからもできるだけ最初から適正な予算設定をお願いしたいなと思います。
続いて、あまり大きなことでないんですが、一つは住宅支援機構の居住者支援を県社協が受けるということで聞きました。これはこれでいい制度でぜひ進めていただきたいと思うんですが。
この県社協ということは、最終的には地域の社協につながっていく形で、その地域でもできるのか、それともあくまでも長野県の県社協が窓口でないとできない制度になるんでしょうか、伺ってよろしいですか。
◎小林弘幸
建築住宅課長 居住支援法人というのは、セーフティネット法に基づき県が指定するもので、住宅確保要配慮者に対しまして入居時の家賃保証ですとか、その後の生活見守り等の生活支援を行うということです。これについては県の指定の基準がありますので、今回はたまたま県社協が手を上げて指定をしましたが、この要件に合う団体であればどなたでも指定はできます。
今回県社協が指定しました県社協の活動範囲の中を県社協としてカバーをするということになります。
◆今井愛郎 委員 県社協の組織図まで詳しくないんですが、各市町村に社協があると思うんですよね。例えば諏訪市だったら諏訪市社協があるんですが、諏訪市社協その県社協の下に入っていて、諏訪市社協も活動ができるのか、それともあくまでも県社協、その上下関係が私にはわからないんですけれども、長野県社協が長野市にあるのが1個だけだとすると、相当広い範囲を見ることになるので、それは厳しいと思うんですよね。市町村に行けば当然、その下の社協もそういう活動を許可されているという解釈でいいのかだけいいですか。
◎小林弘幸
建築住宅課長 県社協は町村部の居住支援を行っている団体になります。支部は各市の社協がありまして、例えば長野市の居住支援は県社協がやるんですけれども、県社協は市レベルの社協も横の連携の中で総括をしているということでございます。
◆今井愛郎 委員 横のつながりがあるのはわかりました。しかし、町村社協はそこに入っているという解釈でいけるんですけれども、市の社協がこの事業をそのままやっていいのか、それとも、これは手を上げないとできないんですか。
◎小林弘幸
建築住宅課長 今回指定をしましたのは、あくまで県社協ですので、このセーフティネット法に基づく支援について、県の指定にかかるものについてはこの県社協になります。
ですので、例えば長野市の社協が同様に県の指定を受けたいということであれば、別途、申請をしていただいて認定をするという形になります。
◆今井愛郎 委員 そうすると町村の社協は県社協に入っているので、多分いいということだけれども、市の社協は今のところまだ県が指定していないわけだから、この制度の対象外になってしまうというふうに解釈するのだけれども、それでよろしいということだと思うんですが。
そこについて、せっかく県社協にやっていただくのであれば、社協全部にお願いする、市社協が手を上げてくるのを待つのではなく、社協を通じてこの支援を県はしていきたいんだという方向を示していただきたい。県土は広いですから、この地域のここはできるけれどもここはできないということになると、地域間の格差につながると思うので、その辺を前向きに取り組んでいただきたいなと思います。
最後に2つ、お伺いしたいと思います。まず「信州地域デザインセンター」です。長野市内に事務所を構えるということで、各地域それぞれ、いろいろな取り組みを支援したいということはいいんですが、そのような取り組みをもうしていこうという具体的な候補地が既にあるのか、官民全て一緒になってやっていくんだということだと思うので、もし候補地があれば教えておいていただきたいと思います。
それから、JRの連続立体交差やその制度について確認をさせていただきたいと思います。本会議での答弁があったように、中央東線については11.4キロがまだ単線区間であるわけですが、仮にこれを連続立体交差にする場合、どんなようなケースが考えられるのか。うわさではいろいろあって、複線高架にすれば、全部を国がやらなければいけなんだとか、単線高架だったら県だとか、あるいはJRが全部やるんだとか、情報が錯綜している感じで、あまりきちんとした情報が伝わっていないんじゃないのかなと思うんです。この辺の県としての考え方について、どういう制度上の設計がなされていて、まだ事業をやるとかやらないとかという話ではないんですけれども、やっていく上では、どのようなことが想定されるのかについて、現時点でも結構ですが、見解を伺っておきたいと思います。
◎
猿田吉秀 都市・
まちづくり課長 2点、御質問をいただきました。まず1点目、「信州地域デザインセンター」が具体的に支援する箇所ですね。それにつきましては、現時点で具体的にどの箇所ということは申し上げておりません。信州地域デザインセンターを立ち上げる段階でその辺は明らかにしていきたいと思いますが、現時点で市町村から支援を頼みたいというような趣旨のお申し出をいただいている範囲は、14市町村になってございます。
2点目でございます。鉄道の連続立体の関係でございます。事業のスキームに関するお尋ねかと思いますが、まず、この鉄道の連続立体というのは何を目的としているかというところでございますが、市街地において踏切があって、そこで市街地の交通が一時停止しなければいけない、あるいはそこで事故も起きることがあるということで、目的としては鉄道を上に上げるか下に下げることによって道路の交通を円滑化するということで、そういう趣旨において、負担は公共団体がほとんどを持つという、そういう事業スキームになります。
ただしこれは、今、単線のものを単線で立体化した場合の話でございまして、単線のものを複線化にするということになりますと、今度、鉄道事業者側にメリットが大きく生じてくると、そうするとその増強分、複線化する部分については鉄道事業者側の負担でお願いするというのが、この事業のスキームでございます。以上でございます。
◆今井愛郎 委員 ありがとうございます。「信州地域デザインセンター」に、14市町村から手が挙がりそうだということです。
ただ、14市町村が手を挙げたから、14市町村すべてを支援すればいいというものでもないと思うんですよね。やはり最初にいい形の成功事例を長野県内につくっていただきたいなと思います。14市町村すべてを支援する場合、それだけの人をさけるのかということから始まって、全てが同じように進むとは思えないんです。地域や必要性をしっかり理解した上で、少し重点的にやってみて、その成功事例をもとに県下の市町村に広めていくみたいな、一気に全て14市町村をやって全てを成功させればいいんだというのは一番理想ですが、なかなか、私は無理なんじゃないのかなと思いますので、その辺の重点的な考え方もぜひ置いていただきたい。
JRについては了解しました。基本的には公共団体がやることであるけれども、当然、事業者にメリットがあれば、その分の応分の負担をしていただかなければいけないだなというようなニュアンスだなということはわかりました。もう一つ聞きたいのは、公共機関というのは、当然、市だったり、国だったり、県だったりというのがあるわけですよね。現状のままやった場合に、それぞれの負担割合はあると思うんですけれども、これについてはなかなか難しいかもしれない。主に占めるところはどこがやっていくのか、例えば今の11.4キロの部分をやった場合に、市がメインでやるのか県がメインでやるのか、あるいは国なのかというのは、どう考えておけばよろしいでしょうか。
◎
猿田吉秀 都市・
まちづくり課長 それでは、単線のまま立体化したケースでお答えしたいと思います。
単線のまま立体化した場合は、まず鉄道事業者側が受益が生じた場合、例えば桁下を商業的利用をするとか、そういったプラスアルファの受益を生じる場合は、それに相当するものとして全体の数%を鉄道事業者側が持ちます。残りについては、国が50%、県が40%、市が10%というのが一般的な負担割合でございまして、事業主体はお尋ねの諏訪のケースでいいますと、長野県が事業主体となるという制度でございます。以上でございます。
◆今井愛郎 委員 ありがとうございます。今、初めて、私も負担割合を正式に聞いたわけですけれども、これはあくまでも単線から単線で、特に事業がないことを前提にという前提がつきますけれども、本会議でも申し上げましたけれども、いろいろな形の議論がまた再燃するというか、駅舎のことも含めていろいろなことが出てくると思いますので、信州地域デザインセンターもできあがる中で、
まちづくりはどうなんだという観点から、ぜひ将来に向けて
まちづくりに向けたJRの鉄道効果なり、あるいは駅舎改修なりということをぜひ県には、せっかくこういう団体もできるわけですから、指導していただきたいなと思います。
最後にすみません、もう一つ伺っておきたいんですが、議案の第53号から第55号で、いろいろな市町村の負担割合がそれぞれ、何%以内という書き方があるんですけれども、以内ということは、それ以内であれば自由でいいのか、それとも、以内と書いてあるけれども1.5と書いてあれば1.5を徴収するように定められているものなのか、あるいは事業規模によってこれは変わるのか、この御説明だけいただいてよろしいですか。
◎下里巖 参事兼
道路建設課長 まず、第53号の道路事業について御説明申し上げます。
通常の市町村の場合には、そこに記載のとおり、以内と書いてございますが、10分の1.5でございます。ただし、過疎市町村については、以内という中で10分の1ということでやっております。
◎
田下昌志 砂防課長 第54号の関係、急傾斜地の負担金の関係ですが、これは20%以内ということになっておりますが、斜面の規模だとか、保全対象の中に公共施設が入っているかどうかによりまして5%まで落ちます。ただし、災害のフォローとかの場合には、またさらに2分の1になるとか2.5%になるとか、そのような設定になっております。
◎
猿田吉秀 都市・
まちづくり課長 議案の第55号について御説明いたします。
都市計画事業に関しましては県単街路事業、街路事業とも、ここには「事業費の」と書いてございますが、事務費を除いた額の10分の1.5、10分の1ということで、事務費に対応する負担金はいただかないということで、以内として扱わせていただいております。
○小池清 委員長 午後1時30分まで休憩を宣した。
●休憩時刻 午前11時28分
●再開時刻 午後1時28分
○小池清 委員長 再開を宣し、委員の
質疑等発言を許可した。
午前中の今井委員の質問に関する答弁の関係で、理事者から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
◎小林弘幸
建築住宅課長 午前中の今井委員の居住支援法人の、県社協の活動範囲につきまして訂正をお願いいたします。
午前中、活動範囲が町村のみというような意味合いの発言をいたしましたが、県が居住支援法人として指定しました県社協の住宅確保要配慮者に対する居住支援の活動範囲につきましては、県内全域で指定をしてございます。
県社協の居住支援の中身ですけれども、入居時の家賃の債務保証ですとか、原則月1回の見守りなど「長野県あんしん創造ねっと」と呼ばれる事業でございまして、その原資は事業に賛同した市町村社協の負担金や、利用者の保証料などで賄われております。この場合、保険金を拠出していない市町村部においても事業を実施してございます。
ここで市社協との関係ですけれども、市社会福祉協議会は各種の委託を受けまして、生活困窮者自立支援法に基づく生活困窮者の支援を実施をしております。市の社協の窓口で受けつけた相談内容によりまして、支援プランを作成をした上で、住まいにかかる内容につきましては県社協の「あんしん創造ねっと」などの居住支援につなげるものです。
なお、市社協も単独で居住支援法人として県の指定を受けることが可能でございまして、この場合、独自に居住支援活動を実施できるほか、体制整備に関して国の手厚い補助金を受けることができます。以上でございます。
○小池清 委員長 それでは、
委員各位から御発言願います。
◆服部宏昭 委員 それでは、お許しをいただきましたので、発言をさせてもらいたいと思います。
このたび、先ほど池上、直江両次長さんによりますと、水間
リニア整備局長が一番、地元へ行っていらっしゃり大活躍をされているわけでございます。また、一級建築士として長い間、県の建築行政に携わりました荒城
施設課長がこのたび、おめでたく御退職されるということで、委員長、副委員長を初め、
委員各位の御了解もいただきまして、私から発言をさせていただいたわけでございます。
水間局長には、昭和57年の県職員採用以来、37年間にわたり土木の技術職として長野県のために御尽力をいただきました。この間、須坂建設事務所を振り出しに、本庁各課や建設事務所での勤務を経て、都市・
まちづくり課長、飯田建設事務所長の要職を歴任されました。
平成28年4月からは、
リニア整備推進局長として強力なリーダーシップと柔軟な発想により、
リニア開業に向けた困難な課題と向き合い、地域に寄り添いながら
リニア工事に伴う調整や地域振興の推進に貢献されました。
また、荒木
施設課長には昭和58年の採用以来、36年間にわたり、建築の技術者として県政の発展に御尽力いただきました。この間、当時の松筑地方事務所への配属を皮切りに、地方事務所建築課や本庁各課での勤務を経て、上小地方事務所建築課長、佐久地方事務所建築課長の要職を歴任されました。平成29年4月からは
施設課長として県有施設の耐震化や信濃美術館などの大規模
プロジェクトの指揮をとるなど、営繕事業の推進にその手腕を発揮されました。お二人のこれまでの御功績に敬意を表し、深く感謝を申し上げますとともに、御退職後のますますの御活躍と御健勝をお祈りいたしたいと思います。
最後になりましたが、御退職されるお二人からそれぞれの言葉をいただきますが、委員長には、よろしくお取り計らいをお願いしたいと思います。
◎
水間武樹 リニア整備推進局長 県議会の委員会という貴重な場で、発言の機会をいただきまして大変ありがとうございます。
いろいろな個人的な思いはありますけれども、それはあえて私の胸のうちに収めさせていただきますが、この4年間、ただいま服部委員から御紹介いただきましたが、
リニアということで仕事に携わらせていただきまして、現地を含めますと4年間になります。この4年間で伊那谷の皆様方を初め、地域内外の方々など多くの方々からいろいろな声、中には御批判の声、また賛同の声、いろいろな声を聞く機会をいただきました。
本会議等でも御質問等いただいておりますけれども、現在でも地域の皆さんからは発生土置き場の問題、また大型トラックの問題、いろいろな御心配をいただいておりますけれども、それぞれの地域の事情もありますので、これには民主的なルールに基づきまして関係者が議論し解決策を見出していくというプロセスが大事でありまして、それには一定の時間がかかると思っております。
大鹿村ではこういった問題に一番早くから取り組んできまして、午前中、お答えもさせていただきましたが、今月末、一番の課題でありました
松川インター大鹿線のバイパス
トンネル2本が、約2キロの
トンネルですけれども、掘削を始めてから約2年という驚異的なスピードで開通をいたします。これは、地域の皆さん方、JR東海、村、そして県が時間をかけて、建設的かつ現実的な議論を続けながら意思疎通を、ここに至るまでに図ってきた結果でありまして、それが安全性の向上という目に見える形で実ったと考えています。
まだ多くの課題がありますけれども、個別の課題ごとに、関係者が丁寧かつ真摯に話し合いを続けていくことが、結果として多くの皆さん方に喜んでいただけることにつながると考えておりまして、現場の最前線でこうした仕事に精力的に取り組んでいただいている県職員を初め、多くの関係者の皆さん方に改めて感謝を申し上げたいと思います。
もう1点、地域振興の問題について少しお話をさせていただきたいと思います。この地域振興については、ある意味工事の問題解決をしていく以上に難しい課題だと考えています。
これまで日本を代表するような実業家、あるいは建築家といった各界の有識者の方々、また
国土交通省や市町村長の皆さん方、地域の経済を牽引している皆さん方、そして多くの県議会の皆様方からも未来に向けた前向きな御意見をいただき、現在、さまざまな取り組みを進めていますけれども、正直、まだ道半ばだと感じています。
リニアが開業する8年後、そして10年後、さらには20年後を見据えて、これまでの時代の延長線上ではない、新しい視点を持って地域づくりを考えていくことが必要だということを勉強させていただきました。
そして、地域の皆さん方に夢を持っていただけるような、腰の入った取り組みを県としても地域全体の協力を得ながら、知恵を絞りながら実行していくことが求められているというふうに考えています。
議員各位におかれましては、
リニアだけではなくて建設行政全般に関して引き続き、大所高所から御指導、御示唆をいただくとともに、今後も県政発展のため御活躍をいただくことを御祈念申し上げまして、御質問へのお答えとさせていただきます。大変ありがとうございました。
◎荒城功次
施設課長 大変貴重な時間を、私のために発言の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。また
小池委員長、今井副委員長、また
委員各位の方々には、日ごろから大変格別な御支援をいただきまして、ありがとうございます。また、服部委員から丁寧な御紹介をいただきまして、重ねて御礼申し上げます。
御紹介にありましたように、昭和58年に建築採用で採用されまして36年間ということでございます。建築の行政というのは、現地機関で確認をやったり、許認可みたいなものをやっているのが非常に多くございまして、一般の公務員と少し違うような職種ではないかなと思っております。
また、建築行政に携わっている間に、災害だとか耐震基準の見直し、建築確認の民間開放だとか完了検査の厳密化というような、非常に時代に即した変化が多かった時代を経験させてもらったんじゃないかなと思っております。その分、職員の負担も随分、私が入ったころに比べて多くなっていて、きめ細かく対応しなければいけなくなってきたと思います。また省エネだとか、バリアフリー等もどんどん、きめ細かな対応が求められる時代になったと思います。
その中で、最後、
施設課長として2年間、この危機管理建設委員会に携わらせていただきまして、先ほど御紹介があった信濃美術館等のプロポーザルだとか、最後のほうだけではございましたが県立大学の関係、あと委員会でも説明させてもらいましたが、これからまだ本格的に始まる武道館、あと文化会館の天井改修、これも全国的にまだそれほど進んでいない中、長野県は先進的に委員、議会の方の御理解のもと、耐震改修を積極的に進めているということで、全国的にも評価を受けたような工事に携わらせてもらいまして、まことに個人的には、恵まれた公務員生活をさせていただいなということで大変感謝しております。
今後も建築だけでなく、土木と一緒になって
建設部全般がますます発展できますよう、議員皆様の御支援、御協力をお願いすることで、私のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
○小池清 委員長 ほかに御発言もあろうかと思いますが、以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小池清 委員長 御異議ありませんので、質疑を終局いたします。ただいまから議案の採決に入ります。
最初に第1号「平成31年度長野県一般会計予算案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算」中の歳出、第2款総務費、第4項市町村振興費の一部、第9款土木費、第1項土木管理費、第2項道路橋梁費、第3項河川費、第4項砂防費、第5項
都市計画費の一部、第6項住宅費、第7項中央新幹線建設費、第8項直轄事業負担金、第12款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費の一部、第3項県単土木施設災害復旧費、第2条「第2表 債務負担行為」中の一部について採決いたします。
本案、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本案は原案のとおり、可決すべきものと決定いたしました。
次に第49号「道路上の事故に係る損害賠償について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第50号「一般国道153号道路改築工事(野底福島
トンネル)変更請負契約の締結について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第51号「一般県道村山綿内停車場線道路改築工事(福島)変更委託契約の締結について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第52号「平成29年公共土木施設災害復旧工事(裾花ダム(2)変更請負契約の締結について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第53号「道路事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第54号「急傾斜地崩壊対策事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第55号「
都市計画事業施行に伴う市町村の負担について」採決いたします。
本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に第57号「平成30年度長野県一般会計補正予算(第6号)案」中、第1条「第1表、歳入歳出予算補正」中の歳出、第9款土木費、第1項土木管理費、第2項道路橋梁費、第3項河川費、第4項砂防費、第5項
都市計画費の一部、第6項住宅費、第7項中央新幹線建設費、第8項直轄事業負担金、第12款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費の一部、第3項県単土木施設災害復旧費、第2条「第2表 繰越明許費補正」中の一部について採決いたします。
本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に総務企画警察委員会から意見を求められております、第19号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分について議題といたします。
お諮りします。第19号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連のある部分については、現案のとおり可決すべきものと決するに異存のない旨、総務企画警察委員長あて、回答するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」・「異議あり」と呼ぶ者あり〕
ただいま御異議がありましたので、挙手により採決いたします。
第19号「長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」中、本委員会に関連ある部分については、現案のとおり可決すべきものと決するに、異存のない旨、回答するに賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
挙手多数であります。よって、本委員会に関連のある部分については、現案のとおり可決すべきものと決するに異存のない旨、回答することに決定いたしました。
それでは、総務企画建設委員会あて回答するよう取り計らいます。
次に陳情の審査を行います。当委員会に付託されております
建設部関係の陳情を一括して議題といたします。
審査に際し、あらかじめ私から各委員にお願い申し上げます。委員会に付託された陳情のうち、今定例会において結論が出なかったものについては、去る2月4日の議会運営委員会において、先例のとおり、審議未了とすることとなりました。
したがいまして、継続審査とすべき陳情につきましては、今回に限り、審査未了の取り扱いとして閉会中継続審査の申し出をしないことといたしますので、御了承願います。
それでは過日、お手元に配付いたしました審査資料をご覧願います。
建設部関係の陳情は継続分23件、新規分1件であります。
それでは、審査手順についてあらかじめお諮りいたします。
最初に継続となっております陳情23件、続いて、新規陳情1件について順次審査をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、さよう決定いたしました。
まず継続分の陳情の審査を行います。
継続分の審査に当たっては、11月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、さよう決定いたしました。
それでは、継続審査となっております陳情23件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。
◎松澤繁明
建設政策課長 審査資料に一部不手際がありまして御迷惑をおかけしました。申しわけございませんでした。状況については変更ございません。
○小池清 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情23件を一括して審査します。
お諮りいたします。陳第18号、陳第58号、陳第60号、陳第74号、陳第154号、陳第265号、陳第335号、陳第343号、陳第405号、陳第635号、陳第636号、陳第686号、陳第688号、陳第691号、陳第692号、陳第699号、陳第707号、陳第708号、陳第709号、陳第718号、陳第791号、陳第796号及び陳第804号につきましては、審査未了の取り扱いとするに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、本件は、それぞれ審査未了の取り扱いといたします。
続いて新規分の陳情、陳第822号について審査を行います。
理事者の説明はいかがいたしましょうか。
〔「不要」と呼ぶ者あり〕
本件について質疑等はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で質疑を終局いたします。それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。
〔「採択」・「不採択」と呼ぶ者あり〕
ただいま
委員各位からさまざまな御発言がありましたので、本件について採決いたします。
討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
以上で討論を終局いたします。
これより、陳第822号を挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は不採択とみなします。
それでは、陳第822号を採択と決するに賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
挙手多数であります。よって陳第822号については採択と決定いたしました。
以上をもちまして、
建設部関係の審査を終了いたします。
あいさつをした。
○今井愛郎 副委員長 あいさつをした。
◎
長谷川朋弘 建設部長 あいさつをした。
○小池清 委員長 本日の審査はこの程度とし、明3月6日は午前10時30分から委員会を開会し、危機管理部関係の審査を日程といたします。
なお、危機管理部関係の請願・陳情審査資料につきましては、お手元に配付してありますので、6日の審査の際にご持参願います。
散会を宣した。
●散会時刻 午後1時56分
△採決結果一覧(
建設部関係)
(付託議案)
▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)
第1号 平成31年度長野県一般会計予算案中
第1条 「第1表 歳入歳出予算」中
歳 出 第2款 総 務 費
第4項 市町村振興費の一部
第6項 防災費
第7項 災害救助費
第9款 土 木 費
第1項 土木管理費