ツイート シェア
  1. 長野県議会 2013-07-01
    平成25年 6月定例会危機管理建設委員会-07月01日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    平成25年 6月定例会危機管理建設委員会-07月01日-01号平成25年 6月定例会危機管理建設委員会 危機管理建設委員会会議録(その2) ●招集年月日時刻及び場所   平成25年7月1日(月)午前10時30分、議事堂第5委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名    委  員  長              今 井   敦    副 委 員 長              依 田 明 善    委     員              下 﨑   保       同                 古 田 芙 士       同                 諏 訪 光 昭       同                 藤 岡 義 英       同                 小 林 東一郎       同                 小 島 康 晴       同                 佐々木 祥 二 ●欠席した委員の氏名    な し ●説明のため出席した者の氏名  (建設部)
       建設部長                 北 村   勉    建設技監道路建設課長          小 林 康 成    参事兼砂防課長              田 中 秀 基    参事兼住宅課長              宮 島 光 義    建設政策課長               内 堀 幸 夫    道路管理課長               安 藤 嘉 夫    河川課長                 宮 原 宣 明    都市計画課長               水 間 武 樹    建築指導課長               山 田 邦 仁    施設課長                 岩 田 隆 広    技術管理室長               西 元 宏 任 ●付託事件   別紙のとおり ●会議に付した事件  付託事件のうち1、3~11、14~19、22~25、28~34及び建設部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前10時30分 ●今井敦 委員長 開会を宣した。  ▲ 審査日程の決定    1 建設部関係 7月1日(月)、2日(火)、3日(水)の前半    2 危機管理部関係 7月3日(水)の後半  ▲ 日程宣告    建設部関係の審査  ▲ 審査順序の決定    1 付託議案等について理事者の説明    2 質疑等    3 付託議案の採決    4 請願・陳情の審査  ▲ 危機管理建設委員会付託事件の報告     予算案2件、事件案5件、専決処分報告2件、請願4件、陳情12件  ▲ 建設部関係付託事件の報告     予算案2件、事件案4件、専決処分報告2件、請願2件、陳情10件  ▲ 議題宣告(建設部関係)  付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して理事者の説明を求めた。 ◎北村勉 建設部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。 ○今井敦 委員長 第1号「平成25年度長野県一般会計補正予算(第1号)案」中、第1条「第  1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第9款 土木費 及び第2条「第2表 債務負担行為  補正」中の一部について、理事者の説明を求めた。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 議案及び予算説明書により説明した。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 予算説明書及び別添資料1により説明した。 ◎水間武樹 都市計画課長 議案及び別添資料2により説明した。 ◎岩田隆広 施設課長 予算説明書及び別添資料3により説明した。 ○今井敦 委員長 第15号「道路上の事故に係る損害賠償について」理事者の説明を求めた。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 議案及び別添資料4により説明した。 ○今井敦 委員長 第16号「訴えの提起について」理事者の説明を求めた。 ◎宮島光義 参事兼住宅課長 議案及び別添資料5により説明した。 ○今井敦 委員長 第17号「長野県庁本館棟耐震改修建築工事変更請負契約の締結について」及び第18号「上田合同庁舎耐震改修工事請負契約の締結について」理事者の説明を求めた。 ◎岩田隆広 施設課長 議案、別添資料6及び資料7により説明した。 ○今井敦 委員長 報第1号「平成24年度 長野県一般会計補正予算(第8号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第9款 土木費 及び報第2号「平成24年度 長野県一般会計補正予算(第9号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第9款 土木費 第12款 災害復旧費 について理事者の説明を求めた。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 議案及び予算説明書により説明した。 ○今井敦 委員長 報第12号「交通事故に係る損害賠償専決処分報告」について、理事者の説明を求めた。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 議案により説明した。 ○今井敦 委員長 報第13号「道路上の事故に係る損害賠償専決処分報告」、報第14号「道路上の事故に係る損害賠償専決処分報告」及び報第15号「道路上の事故に係る損害賠償専決処分報告」について、理事者の説明を求めた。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 議案により説明した。 ○今井敦 委員長 報第18号「平成24年度 長野県一般会計予算の繰越しについて報告」中、建  設部関係について、理事者の説明を求めた。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 議案及び別添資料8により説明した。 ○今井敦 委員長 第20号「平成25年度長野県一般会計補正予算(第2号)案」中、「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第9款 土木費中 建設部関係について、理事者の説明を求めた。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 議案(追加分)及び予算説明書(追加分)により説明した。 ◆小林東一郎 委員 資料をお願いしたいのですが。今回の一般質問でも出てきましたが、技術系職員の問題です。再任用の職員が多くなっていると思われるのですが、本庁及び現地機関において、技術系職員の人数と合わせて何人いるのか。いない機関はいりません。また、建設部全体における技術系職員の年齢分布を10歳刻みで状況を出してもらいたいと思います。 ○今井敦 委員長 小林委員から資料の要求がありましたが、これを委員会として資料請求して、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ声あり〕  さよう決定いたしました。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 再任用職員の数なのですが、現地機関別ですかそれとも総数でよろしい  ですか。 ◆小林東一郎 委員 総数及び所属別でお願いします。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 わかりました。 ○今井敦 委員長 午後1時30分まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午前11時37分 ●再開時刻 午後1時30分 ○今井敦 委員長 再開を宣し、理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎西元宏任 技術管理室長 別添資料9「受注希望型競争入札実施状況について」、資料10「総合評価落札方式実施状況について」、資料11「受注希望型競争入札等の失格基準の検討案について」及び資料12「長野県が行う契約に関する条例化の考え方の検討案について」により説明した。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 別添資料13「長野県道路の長寿命化修繕計画」により説明した。 ◎小林康成 建設技監道路建設課長 別添資料14「一般国道153号の早期整備に関する要望について」により説明した。 ◎宮原宣明 河川課長 別添資料15「浅川の内水対策事業について」により説明した。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 別添資料16「災害時要援護者関連施設に係る土砂災害対策について」及び資料19「小谷村池原地籍の地すべりについて」により説明した。 ◎宮島光義 参事兼住宅課長 別添資料17「平成24年度新設住宅着工戸数について」により説明した。 ◎山田邦仁 建築指導課長 別添資料18「建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部改正について」により説明した。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 別添追加資料建設部技術系職員の状況について」により説明した。 ○今井敦 委員長 委員の質疑等発言を許可した。なお、議論を深めるために、委員の発言に対しほかの委員から意見等ある場合についても、あわせて発言願った。 ◆古田芙士 委員 久しぶりにこの委員会に所属をさせてもらいました。  これには一つ理由があり、現在、南信地域では、リニア中央新幹線がいよいよ具体化してきました。つい先日も、JR東海による説明会があり、例えば遺跡群、あるいは名水の水源地の回避などの懸念材料について説明や、計画どおり、ことしの秋には駅やルートを発表して、来年には工事にかかりたいという説明を受けたところです。  例がないため、なかなかリニア中央新幹線の将来像のイメージが沸かないところですが、ざっと申しますと、飯田市から東京まで40数分、名古屋までだと20数分で到達できる。大阪府まで含めると、日本の7割ぐらいを占める人口群の真ん中に位置をする駅になっていく。私ももう20数年来、リニア中央新幹線にかかわって、いろいろ県に要望してきた経過がありますが、理事者の発言は、今の新幹線整備法に基づいた路線なので、北陸新幹線と同じ立場で県は関与していくという話がありました。しかし、整備5線というのが先にあり、これらが整備されなければリニア中央新幹線には手がつかないということで、いつになるかわからない。あるいは、国の予算もなくなってだめになるかと思っていました。しかしJR東海は新幹線によってほとんど成り立っている。まさか今のような東南海地震までは予測しなかったけれども、東海地震が近いうちに起きるのではないかという想定はされていました。そうすると、全面的に被害をこうむって会社が倒産してしまう。これは国に頼ってもできないので、何とか自力でやろうということを3年ばかり前に決意されたわけです。  本来だと、国の整備法に関係して、路線そのものにも地方は3分の1を出資する。北陸新幹線について言えば、駅まで含めると推定2,700億円以上が長野県から出ている。このことも、当然、視野に入れてやっていく話だったのですが、これを駅まで含めて自力でやるということになってスタートしたわけです。  伊那谷には飯田線という鉄道があります。これもJRがやっているんですが、これを交通網に活用するといいわけですが、これは昔、民間三社で営業していたものを、国鉄が買収して今の飯田線になった。ところが、これは川や山や尾根つたいに路線をつくった関係で、スピードは出ない、しかもカーブばかりで危険性も高い、時間もすごくかかってしまうということで、ほとんど使えない。アクセス的な役割は果たせないということで、どうしても道路を中心にして、県が支援をしていく。これは県も視野に入れて、今度の5か年計画の中でも新交通ビジョン、県内にできる長野県駅のアクセス道路について、しっかりと位置づけていくと発表していただいたわけです。また、先ほど話がありました153号線の早期整備について、これと関連をして、リニア中央新幹線を生かした地域づくりについて、建設部の勉強会を設置する準備会をやったという話を先ほどいただいたところです。  今、地域では、駅ができることについて、どういうことをするかばらばらなんです。広域連合が主導する、あるいは駅の設置位置に関して一番関係している飯田市、あるいは飯田市、駒ヶ根市、伊那市の3市で考えていこうなどといってみたりとばらばらなんです。地域の道路網というのは、幹線道路は法律で位置づけて、県や国が県道、国道というように地域の幹線道路は位置付けしているわけでして、新しい大変革命的な事象に対しては、だれかが中心にならなければいけない。これは当然、私は県だと思うんです。建設部としては、全体的な面でどういうような考えでこれに臨もうとしているのか、建設部長にお聞きをします。 ◎北村勉 建設部長 道路網の検討という中で、昨年より、上伊那地域下伊那地域を中心としました広域道路網ネットワークという形で検討を始めているところでして、今年度、それをまとめる形で持っていきたいと思っています。  また、今、委員からお話がありましたとおり、このリニア中央新幹線整備を広く活用できないかと道路の必要性等について検討する中で、伊那谷の将来的なものをどうしようかという検討をする中で、道路も含めまして、社会資本の整備をどうしていくかという話を近々やりたいということで、勉強会を始めていきたいと考えています。  道路が中心という話もありましたが、もう一つ、建設部ではありませんが、交通のあり方をどうしようかということで、先月、検討の場というものがあり、その中で、中心的には二次交通になってくると思いますが、鉄道事業者高速道路のNEXCO、あるいはバス・タクシー協会などの事業者も集まって、この二次交通のあり方について検討していくという状況です。 ◆古田芙士 委員 今の基本的な考え方でいいと思います。駅の位置について、乗り降りする、あるいは地域の発展というものを考えたときに、幹線道路というのはそんなに難しい話ではないんです。上伊那からどうやってくるのか、今の中央道を使って、インターチェンジから駅の位置まで行くとか、153号線を国でやってもらうとか、あるいは、飯田市西部のほうから来る場合には、この153号線を使うのか、あるいは南部から来るには151号線で行くのか、あるいは竜東なら伊那生田飯田線、あるいは飯田富山佐久間線なのかということです。幹線道路については県が責任を持つ、枝道は関係する地域で行う。国は、153号線を直轄でということには難色を示しているようですが、かつて伊南バイパスのように、県の代行管理をするところへ、国が直轄でやったような例もあるわけですから、当然、これは県が中心でいろいろ考えていかなくてはいけないと思うんです。  ただ問題は、これはJRの考えでいきますと、例えば一番難問になっております赤石トンネル、これも地質が予定どおりなら10年くらいで掘ってしまうということのようです。そうすると、大型プロジェクト道路建設は用地買収などいろいろあって、20年以上かかっているところが多くあるわけです。例えば今度完成する、延伸して県道にしてやっている飯島飯田線相月バイパスなども、20年余たってまだ全部できるわけではない。道路というのは10年ではなかなかできない。そうなると、今からいろいろきちんとしてもらわなければならない。勉強会や準備会はいいんだけれども、やはりきちんと、本当に中心になるポジションをつくってやってもらわないと、間に合わない話になる。  やはり最初のイメージというのが私は大変大事だと思うので、そういう面で、例えば、今まで北陸新幹線なども、ポジションをつくって、最初から関係するところの用地補償などは県が責任を持ってやってきた経過があります。この間もJR東海は、掘削土の件もあって、関係する県にしっかりお願いしたいというような話もありました。  これらの取り組みというのは、具体的にはどんな形で、今、計画されているのですか。 ◎小林康成 建設技監道路建設課長 リニア中央新幹線開通までに14年あるわけですが、それに向けて、今、どのような状況かというお尋ねだと思います。  先ほど部長からもお答えしましたが、南信地域広域道路網ネットワーク計画を今、作成しています。その中で、リニア中央新幹線関連の道路の位置づけも、きちんとしていきたいと考えています。これについては、まとめは今年度内を予定しています。また、さらにこれから発足するリニアを活かした「地域づくり勉強会」についても、7月下旬から8月上旬に第1回開催を予定していますが、これにつきましても年度内でまとめていきたいと考えています。  そのまとめの結果によって、今後、国、県、それから市とともに、きちんと役割分担を決めて、リニア関連道路整備については、しっかりと取り組んでいきたいと思います。 ◆古田芙士 委員 ぜひよろしくお願いします。その中で、いよいよ動き出してくるんですが、飯田建設事務所などへ、早期になにか考えるという予定はありますか。 ◎北村勉 建設部長 具体的には用地とかのお話でしょうか。
    古田芙士 委員 当然、用地のことはもうJRからの宿題がありましたし、それから、今、小林建設技監道路建設課長から話がありました、早急に県が関与する、あるいは国が行うという役割分担をする。これは難しい話ではないんです。もうどこかを地質調査するという話ではなく、どこからどういう形でそこへ近づくかという、それをどこが分担するかという話だから、今年中に結論が出るのなら、もう具体的に動き出さないと、10年はあっという間に来てしまうんです。  それで、どこが担当窓口になるかということが、大事になってくるので、その窓口をまさか地方事務所というわけにもいくまいと思うので、北陸新幹線の例もあって、建設部だと思うんです。担当窓口はいつごろ設置をする予定ですか。 ◎北村勉 建設部長 用地も含め、具体的な要請等、正式なものがありませんので、具体的な検討は、まだしていません。 ◆古田芙士 委員 地域では、ものすごい期待をしている中で、今までの歴史の過程の中で、「どうも北に厚くて南に薄いじゃないか」と、もう方言のような形で、飯田地区の住民はそういう言葉を使っているんです。これらを含めると、県にしっかりやってほしいと期待をしているわけです。メディアを通じて、結構、話題になってきているのに、県の取り組みは、今ごろ勉強会をして、どこが何をするのかという話では間に合わないじゃないかという話があるんです。  ぜひこれは、もう具体化してほしいと思うんです。まだ急な話で、今すぐ返事をせよというわけにはいかないと思いますが。ぜひ、できるだけ早い時期にこの勉強会を、今、8月にいよいよスタートさせるというような話ですから、ここらにあわせて、秋になれば駅の位置が決まり、搬出土の搬出口もわかってきますので、それに備えて、やはり担当部署をつくってやることがいいと思いますので、ぜひ、それらに合わせてやってもらいたいと思います。  革命的な一つの大きなプロジェクトですから、地域はやはり、県にしっかり応援してもらいたいという気持ちでいますので、ぜひそこらのことをしっかりと把握していただいて、よろしくお願いしたいと思います。 ◆下﨑保 委員 先般、本会議でも木製ガードレールの傷んだものを直すための予算について質問があり、措置するという回答がありました。現在、ガードレールを設置しなければならない箇所で、未設置のキロ数はどのくらいあるんでしょうか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 ガードレール設置箇所必要箇所については、おおむね設置されていると考えています。  ただ、地域の状況によって出てくるものがありますので、未設置箇所についてはおおむね解消していると考えています。 ◆下﨑保 委員 そうしますと、ほとんどの要望箇所はもう充足されていると理解してよろしいですね。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 基本的に、設置基準に基づいて設置する箇所については充足していると考えています。  昨今の交通事故等の関係で、交通安全上必要な箇所、また地域の要望等がありますので、そちらについてはさらに新設する部分があるかと考えています。 ◆下﨑保 委員 まだ設置、必要な箇所はあると理解してよろしいですね。  そういうことになると、木製ガードレールと従来使っていたガードレールは、設置費用については、メートル当たり大体、どのくらいの差があるんでしょうか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 木製ガードレールの各種類によって違いますが、2倍から4倍程度です。 ◆下﨑保 委員 そうすると、ふつうのガードレールに対して、木製ガードレールは2倍、費用が余計にかかるということなんですね。  それで耐久度といいますか、従来型の鋼製ガードレール木製ガードレールでは、耐久年数というのはどのように違うんでしょうか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 耐久につきましては、平成21年度から林業総合センターで各種試験を実施していますが、現段階では、まだ結論は出ていません。ただ、設置した場所の気象条件、標高、また日照等によって大分違いますので、設置した場所によって相当大きく左右されるかと考えています。  現在でも日陰の部分については、本会議でも部長から説明しましたが、劣化した部分については修繕を行っている状況です。 ◆下﨑保 委員 設置した場所の条件によって違うということです。田中県政発足後、間もなく木製ガードレールが設置されたんですが、最初に設置されたもので、もう傷んでしまって、取りかえなければならないというような箇所が何カ所かあるかと思いますが、そこら辺の平均の寿命といいますか、設置から何年たつともうだめだというような、平均的な数字でいいんですが、お示しをいただければありがたい。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 平均的な年数ということですが、ちょっと調べないとわかりませんが、本会議でも説明しましたが、平成24年度までにガードレールレール部を取りかえた箇所については、15カ所、約800メートルの取りかえを実施しています。 ◆下﨑保 委員 鋼製ガードレールの場合は、大体どのくらいもつんでしょうか。木製ガードレールは平均して10年もたないと理解してよろしいですね、今までの経過から見て。      〔「もっているところもあります。」という声あり〕  けれども、本会議の答弁で、木製ガードレールの取りかえに予算計上するという回答が建設部長からあったように思うんですが、そういう理解でよろしかったんでしょうか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 必要な箇所については、修繕を実施していくということで考えています。また必要性、状況等を考慮しまして、部長の答弁は原則ということでお話していますが、この原則の意味については、地域の状況により、木製ガードレールでなくてもいい箇所については、当然、通常のガードレールを設置するということで回答していると考えています。 ◆下﨑保 委員 だから、原則的には、もう傷んだところは取りかえていかなければいけないという方向である以上、もう傷んできているところがいっぱい、何カ所かあると現状認識されてのコメントだったようにお聞きしますが、そういうことではないんですか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 全体の設置規模ですが、57カ所、21キロメートルを設置していまして、平成24年度までに、15カ所、800メートルが取りかえを行っています。  取りかえの理由については、気象条件とか日当たりの関係、それから事故等です。 ◆下﨑保 委員 いずれにしても、木製ガードレールは、場所によっても違うけれども、ほとんど設置してからもう10年もたないで交換するところもあちこちにあるということなんですね。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 先ほど申し上げましたが、全延長21キロで約800メートルですので、あちこちということではなく、一部、そういう箇所もあると考えています。 ◆下﨑保 委員 全箇所、10年前に設置できたわけではなく、年々やって21キロになったんでしょ。したがって、10年もたないと理解していいのではないかと言っているんですけれども、それではいけないんですか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 設置年度ですが、平成16年度から平成19年度でおおむね19キロを設置していまして、その後については、必要な箇所を施工しています。  ですから、当初に集中的に設置しまして、その後については、必要な箇所のみを施工したという状況です。 ◆下﨑保 委員 従来の鋼製のガードレールの寿命というのは、木製と比べてどの程度違うのか。先ほどの質問に答えていただいていないんですけれども、ここのところをお聞かせをいただきたいと思いますが。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 鋼製ガードレールについては、基本的には、寿命が幾つという数字は文献等に出ていませんが、おおむね、スチールですので、30から50年というようなことで考えています。  ただ、鋼製ガードレールについても、一番問題は塗装がはげたり、それからもう一つの問題として、舗装補修等で路面が上がってきますと、高さが基準に合わない部分が出てきますので、つけかえたりしています。 ◆下﨑保 委員 高さが違ったということで、鋼製ガードレールそのものの寿命によって取りかえたというところはあまりないのではないかと思うんです。  とにかく、木製ガードレールを設置されてから3年ぐらいたって、もう使いものにならなくなってしまっている、腐りかけているというような木製ガードレールの状況をあちこちで見受けたんです。観光地なんかにある程度限定して使用することは、それはそれで意味があるんだろうと思いますが、やはり設置経費が2倍、鋼製ガードレールに比べて高い。そして耐用年数、いわゆる寿命が、おそらく私の感覚では、先ほど30年鋼製はもつと言われれば、木製の場合は10年もたないと思いますから、おそらく3分の1以下の寿命で、そして設置単価が2倍だと。こういうことになりますと、以前に設置した木製ガードレールであっても、場所によっては、合わないようなところに腐りかけたガードレールが存在するということであれば、これは鋼製ガードレールにある程度、切りかえるべきではないか。そして、木製ガードレールは、そこが景観とマッチする場所であるので、設置すべきだというようなところに限定すべきと思うんですが、どんなようにお考えでしょうか。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 今、下﨑委員の言われたとおりだと考えています。先ほど言われた条件ですと、当然、スチールのガードレールに取りかえる箇所かと考えています。  本会議で部長が発言したのは、原則ということであり、その場所によって順次検討していきたいと考えています。 ◆下﨑保 委員 やはり財政が厳しい時代ですから、できる限り耐久性のある、しかも設置費の安い鋼製ガードレールを。景観から見たって、鋼製でもそんなに悪くはないわけです。できるだけ、そういうところに意を用いて取り組むようにお願いして、質問を終わります。 ◆佐々木祥二 委員 資料請求です。今の木製ガードレールについて、57カ所21キロがどういうふうになっているか、リストがあると思うんです。平成15年の何月何日に設置をしたのか。また57カ所21キロのうち15カ所800メートル直したと言いましたね。これはどこを直して、幾らかかったか。その資料を出していただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。 ○今井敦 委員長 安藤道路管理課長、そういう資料は大丈夫ですか。 ◆佐々木祥二 委員 後日で結構です。 ◎安藤嘉夫 道路管理課長 おおむねまとまっていますが、金額については合併して施工したりする部分もありますので、ちょっと時間がかかるかもしれません。  もし必要なら金額抜きで出させていただいて、また再度、出すような形で処理したいと思いますが、いかがでしょうか。 ◆佐々木祥二 委員 それで結構です。 ○今井敦 委員長 佐々木委員から資料の要求がありましたが、これを委員会として資料請求して、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたしました。  本日の審査はこの程度とし、明2日は午前10時30分から委員会を開会し、建設部関係の審査を日程といたします。なお、今定例会中の委員会の開議通知は書面通知を省略し、放送または口頭連絡により行いますので、御了承願います。  散会を宣した。 ●散会時刻 午後2時54分...