山梨県議会 2020-06-01
令和2年6月定例会(第6号) 本文
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十五号 │山梨県個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十六号 │山梨県県税条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十七号 │山梨県県税条例等中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十八号 │山梨県地方活力向上地域における県税の特別措置に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十九号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第一項歳入歳出予算の補正額及び歳 │ │
│ │ │ │
│ │入歳出予算の総額並びに同条第二項歳入各款及び歳出中総務委員会関係のもの、│ │
│ │ │ │
│ │第二条繰越明許費中総務委員会関係のもの並びに第四条地方債の補正 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十三号 │契約締結の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十六号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第一項歳入歳出予算の補正額及び歳 │ │
│ │ │ │
│ │入歳出予算の総額並びに同条第二項歳入各款及び歳出中総務委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十七号 │令和二年度山梨県集中管理特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 承第一号 │山梨県県税条例等中改正の件 │ 承 認 │
│ │ │ │
│ 承第二号 │山梨県県税条例中改正の件 │ 承 認 │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
令和二年六月三十日
総務委員長 猪 股 尚 彦
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十九号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中教育厚生委員会関係の │ │
│ │ │ │
│ │もの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十一号 │令和二年度山梨県国民健康保険特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十六号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中教育厚生委員会関係の │ │
│ │ │ │
│ │もの │ 可 決 │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
令和二年六月二十九日
教育厚生委員長 山 田 七 穂
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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農 政 産 業 観 光 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十九号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中農政産業観光委員会関 │ │
│ │ │ │
│ │係のもの、第二条繰越明許費中農政産業観光委員会関係のもの及び第三条債務 │ │
│ │ │ │
│ │負担行為の補正中農政産業観光委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十四号 │訴えの提起の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十五号 │山梨県職業訓練に関する基準等を定める条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十六号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中農政産業観光委員会関 │ │
│ │ │ │
│ │係のもの、第二条繰越明許費の補正及び第三条債務負担行為の補正 │ 可 決 │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
令和二年六月二十九日
農政産業観光委員長 渡 辺 淳 也
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬────────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼────────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十九号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中土木森林環境委員会関 │ │
│ │ │ │
│ │係のもの、第二条繰越明許費中土木森林環境委員会関係のもの及び第三条債務 │ │
│ │ │ │
│ │負担行為の補正中土木森林環境委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十号 │令和二年度山梨県恩賜県有財産特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十二号 │令和二年度山梨県流域下水道事業会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十六号 │令和二年度山梨県一般会計補正予算第一条第二項歳出中土木森林環境委員会関 │ │
│ │ │ │
│ │係のもの │ 可 決 │
└───────┴────────────────────────────────────┴─────┘
令和二年六月三十日
土木森林環境委員長 乙 黒 泰 樹
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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3
◯議長(
山田一功君)次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、総務委員長及び教育厚生委員長から、請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
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総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
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│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │運転代行業者に対す│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │る国の支援措置の創│ │ │ │ │ │
│第二─六号 │ │ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │設を求めることにつ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │いて │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
令和二年六月三十日
総務委員長 猪 股 尚 彦
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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教 育 厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│ │教職員定数改善、少│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │人数学級推進、及び│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│第二─七号 │義務教育費国庫負担│ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │制度拡充を図ること│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │について │ │ │ │ │ │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
令和二年六月二十九日
教育厚生委員長 山 田 七 穂
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
───────────────────────────────────────
4
◯議長(
山田一功君)次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各常任委員長及び議会運営委員長から、閉会中の継続審査申出書について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択について
2 請願 国に対し「消費税率五%への引き下げを求める意見書」の提出を求めることについて
3 請願
選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書を国に提出することについて
4 請願 「桜を見る会」の疑惑解明のため徹底審議を求める意見を提出することを要望することについて
5 請願 「学生に対する支援の抜本的な充実を求める意見書」の採択を求めることについて
6 総合計画について
7 国際戦略について
8 県民生活の安定対策について
9 北富士演習場対策について
10 土地対策について
11 防災対策について
12 県民協働について
13 県の行政機構及び人事管理について
14 県税の賦課徴収について
15 公有財産の管理及び運用について
16 私学・科学振興対策について
17 市町村に対する技術的助言について
18 リニア中央新幹線について
19 東京オリンピック・パラリンピックについて
20 スポーツの振興対策について
21
警察の施設、装備及び活動状況について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和二年六月三十日
総務委員長 猪 股 尚 彦
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 ゆきとどいた教育を求めることについて
2 請願 公立・公的病院の「再編・統合」に反対し、山梨県の地域医療の拡充の意見書採択を求めることにつ
いて
3 福祉対策、社会福祉施設の整備充実及び地域福祉対策について
4 保健衛生対策及び地域医療について
5 子育て支援及び子供の福祉向上について
6 県立学校の管理運営について
7 生涯学習、学校教育及び体育の振興について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和二年六月二十九日
教育厚生委員長 山 田 七 穂
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求めることについて
2 農業及び水産業の振興対策について
3 成長産業の推進及び商工業の振興対策について
4 労働者の福祉及び雇用対策について
5 観光の振興対策について
6 世界遺産富士山について
7 芸術、文化の振興及び文化財について
8 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和二年六月二十九日
農政産業観光委員長 渡 辺 淳 也
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 環境対策及びクリーンエネルギーの推進について
2 林業の振興対策について
3 治山治水事業について
4 県有林野の管理運営対策について
5 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
6 河川の管理、改修及びダムの管理並びに砂防事業について
7 都市計画事業及び下水道事業について
8 住宅事業及び建築事業について
9 土木施設災害復旧事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和二年六月三十日
土木森林環境委員長 乙 黒 泰 樹
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3 議長の諮問に関することについて
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和二年七月三日
議会運営委員長 望 月 勝
山梨県議会議長 山 田 一 功 殿
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5
◯議長(
山田一功君)次に、知事から、同第三号議案ないし同第七号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
6
◯議長(
山田一功君)次に、知事から、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定に基づき、県が出資している法人の経営状況説明書が、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
7
◯議長(
山田一功君)
次に、皆川巖君外八人から、議第八号議案ないし議第十三号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
8
◯議長(
山田一功君)次に、日程第二、知事提出議案、第六十五号議案ないし第七十七号議案、承第一号議案及び承第二号議案並びに日程第三の請願を一括して議題といたします。
ただいま議題となりました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、各委員長から報告を求めます。
まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長、
猪股尚彦君。
(総務委員長
猪股尚彦君登壇)
9
◯総務委員長(
猪股尚彦君)総務委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきもの、また、承認すべきものと決定いたしました。
請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第六十九号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算のうち、PHR利活用検討費についてであります。
「戦略を策定するとのことであるが、具体的に何を行うのか。また、活用するPHRアプリをどのように普及させるのか」とただしたのに対し、「戦略の策定については、ビジネスモデルに精通したコンサルタント等に委託し、既に市場に出ているPHRアプリの動向調査や分析、またPHRの利活用策、更には電子版かかりつけ連携手帳を基盤とするビジネスモデルの提案などをしてもらい、来年三月までに策定・公表を予定している。また、PHRアプリの普及を図るため、アプリのダウンロード及び情報登録に対するポイントの付与や、入力データに基づく健康指導サービス、更にQRコードでの入力補助など、利用者の利便性を高める方策が考えられる」との答弁がありました。
次に、第七十六号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算のうち、地域公共交通利用促進キャンペーン事業費についてであります。
「キャンペーンの具体的な内容は。また、どのような方法で周知していくのか」とただしたのに対し、「このキャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の影響により利用が落ち込んだ路線バスとタクシー事業者が、有利な回数券を販売することで、早期に利用を回復させるとともに、事業者の資金繰りの改善につなげることを目的としている。利用者は、購入したい交通事業者を指定し、インターネットまたは紙媒体により申し込みを行った後、送付されたクーポン券を交通事業者に持参し、回数券を購入することとなる。購入額は五千円で、五〇%分の二千五百円分が上乗せされた七千五百円分の回数券を利用できる。より多くの県民に利用してもらえるよう、周知については、チラシの配布、新聞広告への掲載などを考えている」との答弁がありました。
以上をもちまして、総務委員長の報告といたします。
10
◯議長(
山田一功君)総務委員長の報告が終わりました。
次に、教育厚生委員長の報告を求めます。教育厚生委員長、
山田七穂君。
(教育厚生委員長
山田七穂君登壇)
11
◯教育厚生委員長(
山田七穂君)教育厚生委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第六十九号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算のうち、感染症看護専門看護師等派遣事業費についてであります。
「派遣する感染症看護専門看護師等とはどのような看護師なのか。また、一般病院や宿泊療養施設へ専門看護師をどういう目的で派遣し、具体的にどのような対応を行うのか」とただしたのに対し、「感染症看護専門看護師等とは、感染症に精通した看護師で、大学院を卒業した方が取得できる感染症看護専門看護師と、半年以上の研修を受けた方が取得できる感染管理認定看護師のことである。ともに、五年以上の看護師としての実践経験を持ち、資格試験に合格し、日本看護協会から資格が与えられている。また、今後、感染症指定医療機関などだけでは患者の治療に対応できない事態となった場合、これまで感染症に縁のなかった医療機関でも患者さんの治療に当たっていただく必要があるため、専門看護師等を派遣し、現場では、感染者と非感染者が接触しないような動線の確保、必要な資機材の確保、患者への対応などの助言を行ってもらう」との答弁がありました。
次に、重度肢体不自由児童生徒学習機会等支援事業費についてであります。
「視線入力装置は、どのようなものなのか。また、具体的には、どのような学校に何台整備するのか」とただしたのに対し、「重度肢体不自由児童生徒は、言葉や手振りなどでみずからの意思を表現することが難しいことから、コミュニケーション等の手段として視線入力装置を整備する。これは、ノートパソコンに接続し、画面を見る瞳の動きを赤外線で読み取り、マウス操作やキーボード入力にかわって、パソコンの入力を視線だけで操作できる装置である。整備する学校は、甲府支援を初め、あけぼの・やまびこ・ふじざくらの各支援学校四校で、現在、すでに十六台保有しているが、対象の児童生徒四十二人で譲り合って使っている状況であるため、必要としている児童生徒全員に行き渡るように、不足する二十六台を新たに整備する」との答弁がありました。
以上をもちまして、教育厚生委員長の報告といたします。
12
◯議長(
山田一功君)教育厚生委員長の報告が終わりました。
次に、農政産業観光委員長の報告を求めます。農政産業観光委員長、
渡辺淳也君。
(農政産業観光委員長
渡辺淳也君登壇)
13
◯農政産業観光委員長(
渡辺淳也君)農政産業観光委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第六十九号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算のうち、がんばる商店街支援事業費補助金についてであります。
「当初予算で、商店街活性化の事業等、類似の補助制度があるが、どのような理由で六月補正予算に計上したのか。また、現行制度と比較して、どのような点が異なっているのか」とただしたのに対し、「新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けた商店街等が行う、集客及び売上の回復に向けた取り組みにいち早く対応するために予算計上した。現行制度と比較すると、補助先に商工会等を加えて、迅速な対応を可能としたことや、補助率を三分の一から四分の三に引き上げ、多くの補助対象が当事業を活用できるよう負担軽減を図った」との答弁がありました。
次に、県産農畜産物等消費拡大応援事業費についてであります。
「新型コロナウイルス感染症の影響により、農作物の売り先が少なく販路の確保に苦慮したとのことから、新たな生活様式に即した宅配サービス等による販売先の拡大が重要と考える。そこで、試行販売の成果を踏まえた本事業の内容はどのようなものなのか。また、事業の実施により、どのような効果が期待できるか」とただしたのに対し、「本事業は、試行販売で、野菜のセット三百四十六個を販売し、大変好評であったことから、その成果を踏まえ実施しようとするものである。今回は、野菜を初め、果実、甲州牛、乳製品、新魚の富士の介など多様な消費者ニーズに応える品目のセット商品一万二千パックを用意することとし、そのパック詰めに係るアルバイト代や販売に係る手数料の一部などを助成する。こうした取り組みにより、アフターコロナに対応した在宅サービス需要を満たすことにより、本県農産物のファンを確保することができ、将来的に販路の拡大につながることが期待できる」との答弁がありました。
以上をもちまして、農政産業観光委員長の報告といたします。
14
◯議長(
山田一功君)農政産業観光委員長の報告が終わりました。
次に、土木森林環境委員長の報告を求めます。土木森林環境委員長、
乙黒泰樹君。
(土木森林環境委員長
乙黒泰樹君登壇)
15
◯土木森林環境委員長(
乙黒泰樹君)土木森林環境委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第六十九号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算のうち、管理捕獲従事者等研修施設整備調査事業費についてであります。
「韮崎市穂坂町の県有林を対象に調査を行うとのことだが、どのような調査を行うのか。また、整備に向けた方針は」とただしたのに対し、「今回予算計上した事業により、当該県有林の中での施設整備の適地等の調査を行い、概算工事費を算出した上で、ライフル射撃の練習場等の整備の適否を判断していく。年内には調査を終える予定であり、その調査結果をもとに、県猟友会や地元韮崎市など関係者と相談しながら、できる限り早い時期に、整備地を含め、整備方針を示していきたい」との答弁がありました。
次に、新しい生活様式推進設備改修等支援事業費についてであります。
「補助対象としている業種、補助対象事業は、どのようなものか。また、補助制度の県民への周知方法は」とただしたのに対し、「この事業は、やまなしグリーン・ゾーン認証制度における認証の取得促進に向けて、事業者の負担を軽減するために、設備改修などに助成するものである。現在、認証制度の対象となり、認証基準を策定・公表しているのは飲食業と宿泊業であるため、補助対象も同様に当該二業種としている。今後、認証制度の対象となる業種が拡大されていくのに合わせて、補助制度の対象業種の拡充も検討していく。また、補助対象事業は、感染症予防対策に係る基準に沿った換気設備やパーティションのほか、非接触型の自動ドアや自動水栓など、建物に固定したものが考えられる。県民への周知方法については、事業者に対して迅速に、わかりやすく周知することが重要であることから、補助制度のリーフレットや手引きを作成しているところである。周知に当たって、県ホームページや広報誌への掲載を初め、関係各部局や業界団体等と協力しながら進めていく」との答弁がありました。
以上をもちまして、土木森林環境委員長の報告といたします。
16
◯議長(
山田一功君)土木森林環境委員長の報告が終わりました。
これより、各委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
17
◯議長(
山田一功君)質疑を打ち切ります。
これより、討論に入ります。
発言の通告がありますので、大柴邦彦君の
発言を許します。大柴邦彦君。
(大柴邦彦君登壇)
18
◯大柴邦彦君 私は、第六十九号議案及び第七十六号議案、令和二年度山梨県一般会計補正予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。
長崎知事は、新型コロナウイルス感染症の拡大という未曽有の事態に対し、持ち前のリーダーシップを発揮され、全国に先駆けて感染相談の基準緩和を指示、また、山梨版CDC設立の検討に着手されるなど、県民の命を守るための施策とともに、本県の将来を見据えた課題にスピード感を持って積極果敢に取り組んでおられます。
今定例県議会には、国の第二次補正予算に対応した事業を含め、補正予算の額で過去最大となる六百三十一億円余の予算を編成し、超感染症社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出されたところであります。
その内容を見ますと、新型コロナウイルス感染症対策では、国内最高水準であるPCR検査体制をさらに拡充するための経費、新しい生活様式への転換を促進するため、やまなしグリーン・ゾーン認証を取得しようとする小規模事業者や宿泊事業者への支援に要する経費が計上されております。
さらに、事業者への資金繰り支援として、新型コロナウイルス感染症対策融資の拡大や、地場産業の消費回復を促す取り組み、飲食店、農家等への支援に要する経費等が計上され、本県経済の早期回復に積極的に取り組まれています。
また、新型コロナウイルス感染症対策以外の事業としては、スポーツ成長産業化戦略の策定、地球温暖化を抑制する4パーミルイニシアチブを導入することにより、本県農業の高付加価値化を図るための取り組み、燃料電池の大量普及と用途拡大に向けた国家プロジェクトへの参画等、本県における成長分野に着目した事業展開などが図られているところであります。
以上申し上げましたとおり、今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症の第二波、第三波に備え、足元の医療提供体制を万全とするとともに、山梨県全体が安全・安心・信頼を獲得することにより、県内経済の再生につながるという新たな仕組みの構築や、低迷する経済の反転攻勢に向けた対策となっており、まさに、直面する課題の解決と将来の布石との二兎を追ったものであり、ポスト・コロナの本県の発展に資すると認め、賛成討論といたします。
19
◯議長(
山田一功君)以上で討論を打ち切ります。
これより、まず、第六十八号議案を起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
20
◯議長(
山田一功君)起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第六十五号議案ないし第六十七号議案、第六十九号議案ないし第七十七号議案、承第一号議案及び承第二号議案を一括して採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決または承認であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決または承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決または承認することに決定いたしました。
次に、請願第二の六号及び請願第二の七号を一括して採決いたします。
本請願に対する総務委員長及び教育厚生委員長の報告は採択であります。
お諮りいたします。本請願は、委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
23
◯議長(
山田一功君)次に、日程第四、知事提出議案、同第三号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
24
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県教育委員会委員の任命について同意を求める件につきまして御説明申し上げます。
教育委員会委員、武者稚枝子さんは、令和二年七月十二日をもって任期満了となりますので、その後任として、山梨市上神内川、小澤幸子さんを任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
25
◯議長(
山田一功君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
26
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第三号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
27
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
28
◯議長(
山田一功君)次に、日程第五、知事提出議案、同第四号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
29
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県人事委員会委員の選任について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
人事委員会委員、信田恵三さんは、令和二年七月十二日をもって任期満了となりますが、引き続き、甲府市北口、信田恵三さんを選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
30
◯議長(
山田一功君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
31
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第四号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
32
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
33
◯議長(
山田一功君)次に、日程第六、知事提出議案、同第五号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
34
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県人事委員会委員の選任について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
人事委員会委員、井出與五右衞門さんは、令和二年七月二十四日をもって任期満了となりますので、その後任として、富士吉田市中曽根、細谷憲二さんを選任したいので、地方公務員法第九条の二第二項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
35
◯議長(
山田一功君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
36
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第五号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
37
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
38
◯議長(
山田一功君)次に、日程第七、知事提出議案、同第六号議案を議題といたします。
地方自治法第百十七条の規定に基づき、早川浩君の退場を求めます。
(早川 浩君退場)
39
◯議長(
山田一功君)知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
40
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県監査委員の選任について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
県議会議員のうちから選任された監査委員、桜本広樹さんは、令和二年七月一日をもって退職いたしましたので、その後任として、富士吉田市松山、早川浩さんを選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
41
◯議長(
山田一功君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
42
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第六号議案について起立により採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
43
◯議長(
山田一功君)起立多数であります。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
(早川 浩君入場)
───────────────────────────────────────
44
◯議長(
山田一功君)次に、日程第八、知事提出議案、同第七号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
45
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県公安委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
公安委員会委員、武田信彦さんは、令和二年七月二十二日をもって任期満了となりますが、引き続き、甲府市伊勢、武田信彦さんを任命したいので、
警察法第三十九条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
46
◯議長(
山田一功君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
47
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第七号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
48
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
49
◯議長(
山田一功君)次に、日程第九、議員提出議案、議第八号議案を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
50
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、議第八号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
51
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定に基づき、久保田松幸君、
猪股尚彦君、卯月政人君、
渡辺淳也君、
乙黒泰樹君、杉原清仁君、桐原正仁君、土橋亨君、清水喜美男君、望月利樹君、以上十人の議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました十人の議員を指定管理施設・出資法人調査特別委員に選任することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
53
◯議長(
山田一功君)次に、日程第十、議員提出議案、議第九号議案ないし議第十三号議案を一括して議題といたします。
浅川力三君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。浅川力三君。
(浅川力三君登壇)
54 ◯浅川力三君 今回提出いたしました意見書につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明いたします。
まず、「運転代行業者に対する国の支援措置の創設を求める意見書」についてであります。
運転代行業は、飲酒運転の根絶を願う社会の要請に応え、交通の安全及び利用者の保護を図っており、国民生活に広く定着しております。
しかしながら、業界全体の経営環境は非常に厳しく、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、利用者も大幅に減少し、危機的な窮状に陥っていますが、車両の維持管理及び従業員の雇用継続に係る費用負担は引き続き生じており、数多くの事業者の存続が危ぶまれています。
よって、国においては、運転代行業者が社会貢献度の高い業種として、必要な支援措置の創設を強く要望するものであります。
次に「教職員定数改善、少人数学級推進及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書」についてであります。
学校現場においては、解決すべき課題が山積しており、教材研究や子供たちと向き合う時間を十分に確保することが困難な状況となっております。
また、新学習指導要領への対応に加え、新型コロナウイルス感染防止対策や休業措置に対するカリキュラム再編成など教職員の負担が増加しております。
よって、国に対し、豊かな学びや教職員の働き方改革を実現するため、計画的な教職員定数改善と少人数学級の推進、義務教育費国庫負担制度の堅持と国負担割合の復元、国における教育予算の拡充を、強く要望するものであります。
次に「新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書」についてであります。
新型コロナウイルス感染症がいまだ衰えを見せていない中、超感染症社会への移行を目指す本県では、各種対策を強力に推進しているところでありますが、これらの対策は、一つの県あるいは地域だけで達成できるものではありません。
よって、国においては、感染症対策のさらなる強化等を図るため、今後想定される第二波、第三波等に備えた医療提供体制の強化を進めること、医療機関に対する支援に必要な財政措置を講ずること、あわせて医療機関、介護施設、障害福祉施設の職員への支援を充実させること、効果的な治療法の確立に努め、ワクチンや治療薬の開発・製造を早急に進め、安定的な供給体制を確保すること、融資制度の充実をさらに進めること、特に、甚大な影響を受けている観光関連産業の反転攻勢に向けて、国内需要の喚起や感染対策への支援に取り組むこと、新しい生活様式を定着させるための環境整備を推進すること、地方公共団体への十分な財政的支援を講ずることを、強く要望するものであります。
次に「国土強靱化対策の推進と強化を求める意見書」であります。
近年、全国各地で大規模自然災害による甚大な被害が相次ぐ中、重要インフラ施設の機能確保のため、平成三十年度から今年度にかけて防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策に取り組んでおりますが、いまだ十分な状況とはいえません。
そのため、災害発生時の被害を最小限に抑え、県民の生命と財産を守り、経済・社会活動を将来にわたり持続的に発展させるため、引き続き防災・減災、国土強靱化対策を強力に進めていくことが必要です。
よって、国においては、地方公共団体が国土強靱化対策を迅速かつ確実に実施できるよう、社会資本整備予算の総額確保、三カ年緊急対策の延長・拡充による必要な予算の確保と地方財政措置の拡充、地方整備局の体制強化について、特段の措置を講ずるよう強く要望するものであります。
次に「リニア中央新幹線の早期開通を求める意見書」についてであります。
JR東海が二〇二七年開業を目指すリニア中央新幹線について、静岡工区の着工のめどが立たないことから、開業延期と計画の見直しが余儀なくされております。
本県にとって、リニア中央新幹線の開業は、移動時間を大幅に短縮し、沿線地域間の交流の拡大を図るなど、社会、経済、文化、産業などあらゆる面で飛躍的な発展をもたらすものと期待されております。
こうした中での開業延期は、本県を初めとする地方都市に大きな影響を及ぼすものであります。
よって、国に対し、リニア中央新幹線の二〇二七年開業が実現されるよう、JR東海と静岡県が抱える諸課題の解決に、国が前面に立って取り組むことを、強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
55
◯議長(
山田一功君)浅川力三君の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
56
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、まず、議第十三号議案を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
57
◯議長(
山田一功君)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
58
◯議長(
山田一功君)次に、議第九号議案ないし議第十二号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
59
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案の条項、字句、数字、その他整理を要するものについて、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
60
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、委任の件は、お諮りしたとおり決定いたしました。
───────────────────────────────────────
61
◯議長(
山田一功君)次に、先ほど設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の正副委員長互選のため、第四委員会室において委員会を開きますので、御了承願います。
暫時休憩いたします。
午後三時十三分休憩
───────────────────────────────────────
午後三時五十分再開議
62
◯議長(
山田一功君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第十一、報告をいたします。
先刻開かれました指定管理施設・出資法人調査特別委員会におきまして、正副委員長互選の結果、委員長に久保田松幸君、副委員長に卯月政人君が、それぞれ選任されました。
───────────────────────────────────────
63
◯議長(
山田一功君)次に、日程第十二、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
64
◯議長(
山田一功君)御異議なしと認めます。よって、継続審査案件は、お諮りしたとおり決定いたしました。
以上で、今
定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。
これをもって、令和二年六月山梨県議会
定例会を閉会いたします。
午後三時五十分閉会
───────────────────────────────────────
65 ◯事務局長(森田貴夫君)令和二年六月山梨県議会
定例会の閉会に当たり、議長から御挨拶を申し上げます。
66 ○議長
山田一功君の閉会の挨拶
閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
去る六月十八日に開会された今
定例会も、全ての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。これもひとえに、議会運営に対します各位の御協力のたまものと感謝申し上げます。
まず、先月十九日、文化庁が発表いたしました日本遺産に本県から、私の地元であります
甲斐市、甲府市にまたがる御嶽昇仙峡と甲州市の日本ワインが認定されました。登録へ向け御尽力されました関係各位の皆様へ、深く敬意を表するとともに、お祝い申し上げます。今後は、県・市の連携を一層強化し、認定遺産のみならず、周辺地域や県全体へ相乗効果が生まれる新たな取り組みが推進されますことを切望いたします。
また、先週には、サッカーJ2リーグが再開し、ヴァンフォーレ甲府のホーム開幕戦が開催されました。無観客という制限措置が講じられる中ではありましたが、プロ野球や女子ゴルフツアーの開幕に続き、社会活動再開への動きは慎重な歩みではありますが、確実に進展しております。
さて、今
定例会は、新型コロナウイルス感染症に対応する緊急対策など、過去最大規模となる総額六百三十一億円を超える一般会計補正予算案や、山梨県個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例改正案などの審議とあわせ、超感染症社会への移行戦略や、地場産業支援、公共工事の安全対策などの諸課題につきまして、活発な議論が交わされたところであります。
執行部各位におかれましては、本会議及び委員会で提起されましたさまざまな意見を今後の県行政に反映されるとともに、支援を必要とされる県民の皆様へ、適切な事業・施策が遺漏なく確実に届けられますよう、なお一層の御努力を切望するものであります。
また、議員各位におかれましては、本年度の政策条例及び政策提言の対象事項であります、健康で豊かな県民生活及び活力ある地域社会の実現を目的とする山梨県スポーツ振興条例の制定や、策定から三年を経過し、これまでの取り組みを振り返るとともに検証を行う山梨県議会基本条例検証委員会の開催、また、本日設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の活動など、多岐にわたる県議会としての機能・役割を十分に発揮できるよう、調査研究等精力的な取り組みを、引き続き、お願い申し上げます。
私は、先日、副会長を務めます全国都道府県議会議長会の役員会へ出席してまいりました。各都道府県議会の課題認識を共有するとともに、国・地方公共団体が連携・協力し、新しい生活様式を定着させるための環境整備を図ることや、交付金等の執行に当たっては、それぞれの地域の施策や実情に応じて柔軟な対応ができるよう求める決議など、今月開催される全国議長会定例総会へ提案し、政府及び関係各省庁へ要請してまいることを報告させていただきます。
山梨県議会新型コロナウイルス感染症対策連絡会議におきましては、支援制度マニュアルを作成し、これまで改訂を重ね、給付・助成・融資・減免等を網羅した大変見やすく充実した内容となっております。議員各位におかれましては、ぜひ冊子や議員タブレットを積極的に活用いただき、地域の皆様の相談に乗られるとともに、広く情報提供をいただけますよう、重ねてお願い申し上げます。
六月定例県議会は、本日をもって終了いたします。議員並びに知事を初め執行部各位におかれましては、依然として不安の募る厳しい状況下ではありますが、健康には十分御留意され、まさに始まる反転攻勢に向け一丸となり、御尽力賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
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