はじめに、多
文化共生推進プランの策定について申し上げます。
多
文化共生推進プランについては、これまで2回の
策定委員会を開催し、
福井で暮らす
外国人の現状や
プランの
方向性について
意見交換を行いました。
委員からの意見や
アンケートの結果を受け、「みんなが暮らしやすい『共生・
共助社会』の実現」など、3つを
基本目標とする
骨子案をまとめたところです。その
内容については、後ほど担当副
部長からご説明します。
次に、
SDGsの
推進について申し上げます。
8月に
官民連携のプラットフォーム「
福井県
SDGsパートナーシップ会議」を創設したところ、これまでに213の
企業・
団体等の登録をいただいており、先月12日には
キックオフミーティングを開催いたしました。また、10月には公募により
福井県
版SDGs公式ロゴマークを決定したところです。
今後も、
長期ビジョンに掲げる
SDGsの理念に沿いながら、官民が一体となって持続可能な社会づくりを進めてまいります。
次に、北陸新幹線の整備促進について申し上げます。
金沢・敦賀間については、先月11日の与党プロジェクトチームの会合において、鉄道・運輸機構から、工期が1年半程度遅延していることに加え、事業費が約2,880億円増嵩することが報告されました。
これに対し、国土交通省が設置した北陸新幹線の工程・事業費管理に関する検証
委員会は、昨日、工期については、1年半から6か月短縮し1年程度の遅延に、事業費については、約222億円縮減し約2,658億円の増嵩とする中間報告書案を公表しました。
今後、年末の政府予算案決定に向けて、与党プロジェクトチームによる議論が行われ、開業時期や増嵩分の財源についての方針が示される
予定となっております。
今回の工期遅延および事業費増嵩は、機構のガバナンスや国の監督体制に問題があったことは明らかであり、これに伴い生じる負担は国が措置すべきです。明日11日、北陸3県の知事と議長が一体となって、敦賀までのできる限り早期かつ確実な開業や、地方に負担を転嫁させない財政措置などを、政府・与党に強く要請してまいります。
敦賀・新大阪間については、令和4年末までに環境アセスメントを終えるとともに建設財源を確保し、令和5年度当初には着工するというスケジュールに遅れが生じることはあってはなりません。
先月20日の北陸3県および北陸経済連合会による緊急要望の際、高木自民党プロジェクトチーム座長は、年末に向けた与党プロジェクトチームのとりまとめ文書に、敦賀以西の令和5年春の着工を盛り込む考えを示しております。
今後も県議会や県選出国会議員をはじめ、関西など沿線の
自治体や経済界との連携を一層強化して、令和5年度当初の着工と令和12年度末頃までの全線開業を政府・与党に強く求めてまいります。
次に、並行在来線について申し上げます。
並行在来線については、経営計画の策定に向け、沿線市町やJR等と
協議を重ねてきましたが、北陸新幹線
福井・敦賀開業時期の延期についての議論が行われていることから、
内容の
見直しが必要となる可能性があります。
このため、来年1月の策定を見送ることとし、経営計画案については、特急存続の
方向性と併せ、政府・与党による開業時期の決定を受けて、今後のスケジュールの
見直し、
関係者との
協議・検討を進めていきたいと考えております。
仮に開業が遅延した場合、人件費や事務所運営費など年間約6億円の負担増が見込まれ、この増加額については、国費で措置すべきであり、また、開業後も厳しい経営が見込まれることから、現在、制度化されていない運営費に対する支援の創設も必要と考えています。引き続き、政府・与党に対し、その実現を強く求めてまいります。
次に、公共交通について申し上げます。
嶺南地域の交通ネットワークの強化については、
嶺南快速鉄道整備のために県および
嶺南市町がそれぞれ積み立てておりました基金の活用方針につきまして、先月25日に
嶺南市町との
協議が整いました。今後、基金を活用しながら、新幹線時代の
嶺南地域の交通の活性化を図っていきたいと考えています。その概要について、後ほど担当課長からご説明させていただきます。
次に、県都のまちづくりについて申し上げます。
先月、県都にぎわい創生
協議会のエリアマネジメント部会が開催され、「まちなかを楽しく歩き回れるまち」をテーマに
意見交換が行われました。今後、「歴史や文化を活かしたまちづくり」、「足羽山や足羽川をシンボルとしたまちづくり」などの観点からも検討を進め、経済界・
福井市とともに、県都のまちづくりのビジョンを策定してまいります。
福井城址の活用については、まちなか地区
意見交換会やワークショップの場で県民から直接意見をいただくとともに、先月開催した
福井城址活用検討懇話会において過去に城址活用について提言をいただいた団体からも意見を伺いました。周辺施設との連携も含め、
福井城址の将来のあり方について、引き続き検討を進めてまいります。
次に、市町との協働について申し上げます。
県と市町の行政のデジタル化を
推進するため、電子申請等のシステムについて、県が主導して市町と共同で再構築に向けた仕様の検討を行っております。
県民向けの電子申請等の利用を促進するためには、マイナンバーカードの普及が欠かせません。来年3月からは健康保険証としての利用も開始されることから、先月、経済3団体に対して会員
企業の従業員に対する
取得促進を依頼するとともに、市町に対しては事業所への出張申請受付の実施を働き掛けました。引き続き、市町によるカードの普及のための取組みを支援し、行政の効率化や住民サービスの向上につなげてまいります。
次に、結婚応援について申し上げます。
先月22日、「ふくい婚活サポートセンター」(ふく恋)を開設し、スマートフォンを用いたマッチングシステムの運用を開始しました。
新型コロナウイルス感染症の影響などにより婚姻数の減少が懸念されており、9月補正予算で事業化したカップル等に対するカタログギフトの贈呈や特別イベントの実施と併せて、県民の結婚を応援してまいります。
次に、女性活躍の
推進について申し上げます。
働く女性の活躍を支援するため、先月10日、内閣府が支援する「輝く女性の活躍を加速するリーダーの会」行動宣言に知事が賛同いたしました。今後、
県内の経営者に対しても、行動宣言への賛同を働きかけてまいります。
また、夫婦や家族で一緒に家事を楽しむ「共家事」の普及
活動を行うため、先月8日から22日までを「共家事Weeks」とし、約100店舗の「共家事促進店」と協働してキャンペーンを実施いたしました。
今後とも、経営者の意識改革や
職場環境の整備を進めるとともに、女性の家事負担の軽減や男性の家事参加を促進し、女性のさらなる活躍を応援してまいります。
次に、
福井県官民データ活用
推進計画について申し上げます。
この計画は、官民データ活用
推進基本法に基づき、行政サービスのデジタル化を進め、県民の利便性向上や行政運営の効率化・迅速化等を図るために策定するものです。
計画の骨子(案)については、後ほど担当課長からご説明させていただきます。
次に、「
嶺南Eコースト計画」について申し上げます。
先月19日、今年度2回目の計画
推進会議を開催しました。デコミッショニングビジネスを行う
企業連合体の事業モデルについて議論するとともに、来年度の行動方針を決定しました。スマートエリアとデコミッショニングビジネス、試験研究炉の3つのプロジェクトを強力に進めるため、国や電力事業者も参画する協働
推進組織を設置するなど、関係機関と連携しながら、計画の実現に取り組んでまいります。
最後に、公の施設の
指定管理者の指定について申し上げます。
福井県若狭湾エネルギー研究センターは、今年度末に指定期間が満了することから、
指定管理者として(公財)若狭湾エネルギー研究センター、指定期間を5年とする議案を今議会に提出しております。運営に当たっては、サービスの一層の向上と効率的な管理が行われるよう、適切に指導、助言を行ってまいります。詳細は資料1のとおりでございます。
報告事項は以上でございます。よろしくお願いいたします。
4
総務教育常任委員会
嶺南振興局長報告要旨
2.12.10
それでは、
嶺南振興局関係の
報告事項について申し上げます。
はじめに、
嶺南地域のPR促進について申し上げます。
嶺南地域をPRする動画については、8月から10月末まで募集を行い、美しい風景や豊かな食を紹介するものなど、
地域の魅力が伝わる
163点の作品を応募いただきました。今後、優秀な作品を6点選定し、県、市町、観光協会等において幅広く活用してまいります。
次に、観光地への誘客について申し上げます。
「丹後くろまつ号」については、10月2日から4日の3日間、敦賀駅と天橋立駅間を運行いたしました。200名の乗客の8割は県外の方であり、広く
嶺南と北近畿を結ぶ周遊ルートをPRし、
地域の魅力発信に大きく寄与したものと考えております。
また、「若狭路レストランバス」については、10月31日から11月23日のうちの15日間、
県内で初めて本格運行いたしました。341名の方にご乗車いただき、豪華なレストランバスで観光地や食材の生産地を巡る魅力を十分に感じていただくことができたものと考えております。
今後、今年度の課題を分析し、来年度の実施に向け
関係者と
協議してまいります。
次に、
嶺南地域における新たなツーリズムの
推進について申し上げます。
豊かな自然景観等の新しい楽しみ方を研究するため、11月17日から23日まで、三方五湖周辺においてキャンピングカーを活用した周遊・滞在のモニターツアーを実施いたしました。今後、モニターの評価や専門家の意見などを基に、運営面の課題や観光客のニーズ等を把握し、
嶺南地域の強みを活かした新たなモデルを
嶺南全域に広めていきたいと考えております。
次に、観光における二次交通対策について申し上げます。
敦賀駅と三方五湖エリアを結ぶ二次交通を検証するため、JR敦賀駅や美浜駅を発着地とし、レインボーラインや
年縞博物館など、三方五湖エリアを周遊する広域バスの実証運行を、本日から明日にかけて実施いたします。旅行会社の商品企画担当者に乗車いただき、運行コースやダイヤなどを検証し、今後の二次交通の充実につなげてまいります。
報告事項は以上でございます。よろしくお願いいたします。
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