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  1. 福井県議会 2020-03-03
    令和2年土木警察常任委員会及び予算決算特別委員会土木警察分科会 本文 2020-03-03


    取得元: 福井県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-12
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和2年土木警察常任委員会及び予算決算特別委員会土木警察分科会 本文 2020-03-03 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 135 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯田村委員長分科会長) 2 ◯土木部長 3 ◯田村委員長分科会長) 4 ◯田村分科会長 5 ◯辻委員 6 ◯建築住宅課長 7 ◯辻委員 8 ◯都市計画課長 9 ◯田村分科会長 10 ◯田村分科会長 11 ◯西本(恵)委員 12 ◯道路保全課長 13 ◯西本(恵)委員 14 ◯道路保全課長 15 ◯西本(恵)委員 16 ◯都市計画課長 17 ◯西本(恵)委員 18 ◯建築住宅課長 19 ◯西本(恵)委員 20 ◯建築住宅課長 21 ◯西本(恵)委員 22 ◯建築住宅課長 23 ◯辻委員 24 ◯土木管理課長 25 ◯辻委員 26 ◯土木管理課長 27 ◯辻委員 28 ◯道路建設課長 29 ◯辻委員 30 ◯道路保全課長 31 ◯辻委員 32 ◯道路保全課長 33 ◯辻委員 34 ◯河川課長 35 ◯辻委員 36 ◯建築住宅課長 37 ◯兼井委員 38 ◯土木管理課長 39 ◯兼井委員 40 ◯建築住宅課長 41 ◯兼井委員 42 ◯道路建設課長 43 ◯兼井委員 44 ◯山浦委員 45 ◯土木管理課長 46 ◯山浦委員 47 ◯土木管理課長 48 ◯山浦委員 49 ◯土木管理課長 50 ◯土木部長 51 ◯田村分科会長 52 ◯田村分科会長 53 ◯田村委員長 54 ◯辻委員 55 ◯道路建設課長 56 ◯辻委員 57 ◯道路建設課長 58 ◯田村委員長 59 ◯田村委員長 60 ◯田村委員長 61 ◯田村委員長 62 ◯西本(恵)委員 63 ◯道路保全課長 64 ◯西本(恵)委員 65 ◯土木部長 66 ◯西本(恵)委員 67 ◯土木管理課長 68 ◯西本(恵)委員 69 ◯土木管理課長 70 ◯西本(恵)委員 71 ◯道路保全課長 72 ◯道路建設課長 73 ◯辻委員 74 ◯道路保全課長 75 ◯辻委員 76 ◯道路保全課長 77 ◯辻委員 78 ◯土木部長 79 ◯辻委員 80 ◯道路保全課長 81 ◯西本(恵)委員 82 ◯建築住宅課長 83 ◯西本(恵)委員 84 ◯道路保全課長 85 ◯西本(恵)委員 86 ◯道路保全課長 87 ◯西本(恵)委員 88 ◯土木管理課長 89 ◯西本(恵)委員 90 ◯土木管理課長 91 ◯西本(恵)委員 92 ◯道路建設課長 93 ◯山浦委員 94 ◯港湾空港課長 95 ◯都市計画課長 96 ◯副部長 97 ◯辻委員 98 ◯河川課長 99 ◯辻委員 100 ◯河川課長 101 ◯辻委員 102 ◯鈴木宏紀委員 103 ◯土木部長 104 ◯鈴木宏紀委員 105 ◯道路保全課長 106 ◯鈴木宏紀委員 107 ◯土木部長 108 ◯鈴木宏紀委員 109 ◯建築住宅課長 110 ◯鈴木宏紀委員 111 ◯小堀委員 112 ◯高規格道路課長 113 ◯小堀委員 114 ◯高規格道路課長 115 ◯小堀委員 116 ◯土木部長 117 ◯小堀委員 118 ◯道路建設課長 119 ◯砂防防災課長 120 ◯小堀委員 121 ◯道路建設課長 122 ◯小堀委員 123 ◯土木部長 124 ◯田村委員長 125 ◯田村委員 126 ◯道路建設課長 127 ◯田村委員 128 ◯道路建設課長 129 ◯田村委員 130 ◯土木部長 131 ◯田村委員 132 ◯鈴木宏紀副委員長 133 ◯田村委員長 134 ◯田村委員長 135 ◯田村委員長分科会長) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 土木部関係 ◯田村委員長分科会長)  ただいまから、土木警察常任委員会及び予算決算特別委員会土木警察分科会を開会をする。  委員の席は、ただいま着席のとおり指定するので了承願う。  小寺委員には、欠席したい旨届け出があったので、報告をする。  議会運営要綱第26条第2項の規定によって、パソコン等を使用する委員は、審査の妨げにならないよう、節度を持って適切に使用願う。  合わせて、同規定により、説明者及び説明補助者には、パソコン等の使用が認められていないので留意を願う。  次に、傍聴される方に申し上げる。傍聴の際は、先にお知らせした留意事項を守って傍聴を願う。  本定例会における審査については、福井県議会運営要綱第10条及び予算決算特別委員会要綱第5条第8項の規定に基づき、本日とあすの2日間にわたり行う。  本日の審査は土木部について、あすの審査は公安委員会について行う。  また、本常任委員会に付託された案件及び予算決算特別委員会に付託された案件のうち、本分科会の所管分については、その一覧をお手元に配付しておいたのでごらん願う。  なお、質疑及び答弁は簡潔に行っていただくようお願いする。  これより、土木部関係の審査に入る。  それでは、本委員会に付託された令和元年度関係の第119号議案から第122号議案まで、並びに令和2年度関係の第42号議案及び第48号議案の合計6件、並びに所管事務の調査を議題とする。  あわせて、予算決算特別委員会に付託をされた予算議案のうち、令和元年度関係の第98号議案のうち土木部関係分、第108号議案から第111号議案まで、令和2年度関係の第1号議案のうち土木部関係分、第11号議案から第13号議案まで、及び、第20号議案の合計10件を議題とする。  理事者より議案の説明を求める。  なお、特に報告すべき事項等があれば、あわせて報告を願う。 2 ◯土木部長  本常任委員会及び予算決算特別委員会に付託されている土木部関係の議案は、令和元年度関係の第119号議案から第122号議案、令和2年度関係の第42号議案及び第48号議案、また、土木部関係の令和元年度2月補正予算案、令和2年度当初予算案である。  その内容については、さきの全員協議会において説明させていただいたとおりである。
     次に報告事項を申し上げる。  まず、高速交通ネットワークの整備促進についてである。  中部縦貫自動車道については、平成27年度に事業化された大野-大野東間の用地取得を先月末に終え、大野油坂道路における3区間全ての用地取得が完了した。全区間で工事が本格化する中で、トンネルや主要な橋梁の工事進捗としては、全トンネル10本のうち8本に着手済みであり、このうち下山トンネルが貫通した。また、昨年12月に九頭竜川橋が完成したほか、真名川橋の下部工に着手した。12月26日と先月4日には、必要となる予算の確保について、国土交通省に強く要請したところであり、引き続き県選出国会議員、県議会の皆様、沿線市町と協力し、国に強く働きかけていく。  次に、主な道路の整備状況についてである。  国道8号の石川県境部については、測量や道路設計が進められており、先月、福井県と石川県の両県で、それぞれ都市計画審議会を開催し、年度内にはルート決定に係る都市計画変更等の手続を終え、道路設計等が進められる予定である。引き続き、県境部の一日も早い工事着手と、福井バイパスの4車線での早期完成を、石川県と連携しながら国に要望していく。  福井港丸岡インター連絡道路については、事業中の坂井市坂井町福島から丸岡町八ツ口までの3.6キロメートルの区間において、約8割の用地取得が完了したことから、現在、埋蔵文化財の発掘調査等を進めている。  国道417号冠山峠道路については、岐阜県境の(仮称)冠山峠2号トンネルの掘削が進められ、約8割が完了している。また、岐阜県側の盛り土や橋梁の工事も順調に進められており、県としては、早期開通に向け、岐阜県、沿線市町とともに整備に必要な予算確保を国に求めていく。  原子力災害制圧道路については、今月20日に敦賀半島における竹波立石縄間線の敦賀半島トンネルを含む延長約4.9キロメートルの区間及び佐田竹波敦賀線の延長約3キロメートルの区間について、また26日には大島半島の赤礁崎公園線の新大島トンネルを含む延長約3.4キロメートル区間について供用を開始する。これにより、昨年度に供用開始した内浦半島の音海中津海線を含め、平成24年度から整備を進めてきた半島部4路線の整備が完了する。残る高浜町の舞鶴野原港高浜線についても、早期の完成を目指し、着実に工事を進めていく。  平成30年7月の大雨により大規模な斜面崩壊が発生し、これまで仮設道路での片側交互通行となっていた国道305号福井市居倉町の災害復旧については、復旧工事が完了し、明後日、3月5日に全面通行が可能となる。これにより、地域住民の生活道路、また、越前海岸の観光道路として利用されている国道305号の安全性が確保される。  道の駅については、ことし5月30日のオープンが決まった勝山市の道の駅「恐竜渓谷かつやま」において、休憩施設等の建築工事がおおむね完成し、残る舗装や案内標識などの工事を進めている。また、大野市の「越前おおの荒島の郷」は、休憩施設等の建築工事や排水工事、駐車場工事を進めている。越前市の道の駅については、敷地の造成工事を進めている。引き続き、新幹線開業や中部縦貫自動車道開通後の観光・交流拠点となる道の駅の整備を着実に進めていく。  次に、河川の整備についてである。  足羽川ダムについては、国の来年度当初予算案においてダム本体工事着工のための事業費が計上された。本体にかかわる工事としては原石山の掘削工事に既に着手しており、また、水海川導水のトンネル工事では順調に掘削が進んでいる。そのほか、県道のつけかえや転流工などの工事も着実に進められている。また、池田町の振興策として県が進めている国道417号及び国道476号の道路改良事業については、既に工事に着手済みであり、国道476号白粟バイパスについては、白粟トンネルの工事契約締結についての議案を今議会に上程している。引き続き、国とともに町の地域振興策を進めるとともに、令和8年度の完成に向け、着実な事業の推進を国に求めていく。  吉野瀬川ダムについては、ダム本体工事に向けた転流工及びつけかえ道路工事を進めており、着実に事業を進めていく。  日野川については、国直轄管理区間である福井市久喜津、朝宮地区の河道掘削が着工された。この工事の完成により、この区間及び上流の県管理区間や浅水川などの支川において、洪水時の水位を下げる効果が見込まれている。  底喰川については、今年度から個別補助事業の大規模特定河川事業としてスピードアップを図っており、来年度には河道の拡幅に支障となる町屋橋や宮前橋のかけかえに着手するとともに、護岸の整備や用地取得などを進めていく。  次に、防災・減災対策についてである。  河川の減災対策については、九頭竜川や日野川など県管理河川において、防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策や補正予算、県単独予算を活用して河道内の樹木伐採等を進めており、来年度末には、計画している全体約300万平方メートルのうち、約240万平方メートルを完了する見込みである。  また、近年全国各地で大規模洪水が頻発する状況を踏まえ、国は、新たに九頭竜川の治水対策として、上流にある既設ダムにおいて洪水調節能力を増加させる九頭竜川上流ダム再生事業に着手する予定であり、その調査費が新たに来年度予算案に計上された。県としても速やかな調査検討を国に求めていく。  さらに、県は、県民への浸水リスク周知を強化するため、今月末までに、洪水時の水位観測に特化した水位計2基の増設と、簡易な河川監視カメラ19基を新設するほか、ホームページにより公開している河川・砂防総合情報システムの河川水位情報の拡充を図っていく。  地域の防災力を高めるため、学校や病院など要配慮者利用施設の施設管理者を対象とした避難確保計画の作成支援を行う講習会プロジェクトについては、昨年から市町と連携しながら進めており、これまでに敦賀市や南越前町など4つの市町、208施設に対し行ってきた。今後も、河川の減災対策協議会において計画作成の進捗を把握しながら、令和3年度末までに、対象となっている全施設において、避難計画が作成されるよう支援していく。  次に、港湾の整備についてである。  敦賀港の鞠山南地区の拡張整備については、国直轄事業の岸壁整備や県事業の埠頭用地造成工事が順調に進められている。引き続き、令和3年度末までに確実に完成するよう、国に予算確保を強く働きかけていく。また、来年度からの本格的な港湾計画策定に向け、現在、企業ヒアリングや将来の貨物量の推計を行っている。  次に、都市づくりについてである。  福井駅西口において民間主導により進められている3つの市街地再開発についてである。まず、福井駅前電車通り北地区A街区においては、昨年12月に認可された再開発組合が、現在、権利変換計画を作成している。来年度には、解体や建築工事などが進められる。  B街区においては、現在、準備組合が事業計画を作成しており、来年度には、再開発組合設立の認可申請をする予定である。  また、福井駅前南通り地区においては、現在、準備組合が市街地再開発事業等の都市計画決定に向け、福井市など関係機関との調整を進めており、来年度には、市の都市計画決定後、事業計画の作成等が進められる。  これら3つの再開発事業が円滑に推進するよう、県としても、福井市とともに引き続き支援していく。  次に、全国「みどりの愛護」のつどいの開催についてである。  ことし5月16日に、福井運動公園において、国土交通省、福井県、福井市の主催により、第31回全国「みどりの愛護」のつどいを開催する。この「みどりの愛護」のつどいには、全国の公園緑地の愛護団体や地域の緑化活動を行う関係者など多くの方が一堂に会することから、この機会に福井の自然環境や歴史、伝統文化、これらに根差した食など、福井県の魅力を全国に発信していく。  今後、先月28日につどいアンバサダーに任命した県民交流サポーターであるはぴりゅうなどにより、福井県での開催を県内外にPRするとともに、関係機関と連携して開催に向け準備を進めていく。  次に、建築住宅行政についてである。  空き家対策については、これまでの老朽空き家の取り壊しに加え、老朽化に至る手前の予防策として、屋根や外壁等に損傷がある空き家の取り壊しを新たな支援対象として制度を拡充していく。  一方、空き家の活用については、使える空き家の取得やリフォーム支援の対象を新婚世帯などにも拡充するほか、町なかにおける旧耐震基準住宅の建てかえを新たに支援対象とすることで、地域の居住人口の維持につなげていく。  これらを推進するため、来年度当初予算に計上するとともに、市町とともに連携して対策を講じていく。  最後に、建設産業への支援についてである。  建設産業の担い手の確保については、地域防災力を担う県内の建設産業の有効求人倍率が約9倍となっており、人手不足が大きな課題となっている。  この対策として、若者や女性の入職促進や離職防止を図るため、今年度6月補正予算を活用して、初めて、一般社団法人福井県建設業協会と共働して、YouTube等を活用したイメージアップを行うとともに、職場環境の改善などを支援している。  また、外国人労働者の受け入れ体制の整備をするため、建設団体などと連携し、受け入れ企業の採用活動、賃貸住居に要する経費の支援など、外国人労働者が働きやすい環境整備のための予算を新たに計上している。  さらに、建設産業の働き方改革を推進するため、県発注工事における提出書類を2割削減するとともに、今年4月から、全国でも先進的な取り組みとして、原則全ての工事において、週2日を現場閉所とする週休2日制を実施していく。  引き続き、建設産業に携わる方々の意見を丁寧に聞きながら、担い手確保の支援を行っていく。  なお、除雪業者への支援については、今年度から除雪機械の維持経費に対する県負担の拡大や出動までの待機時間を新たに賃金の支払い対象に加えるなど、負担軽減を図っている。また、ことしの記録的な暖冬により、建設業者が大きな影響を受けないよう、除雪費の一部を活用し必要な道路維持等の工事を実施するなど、対策を講じていく。  以上である。よろしく審議いただくようお願いする。 3 ◯田村委員長分科会長)  説明は終わった。  審査は、分科会、続いて委員会の順序で行うので、了承願う。             ────────────── 4 ◯田村分科会長  まず、分科会の審査に入る。  審査は年度ごとに行う。  まず予算議案のうち、令和元年度関係の第98号議案のうち土木部関係分及び第108号議案から第111号議案までの合計5件について、各委員より発言を願う。 5 ◯辻委員  予算の執行が余りよくなかった事業があったので、その背景をお聞きしたい。まず、予算案説明資料50ページ、建築住宅課の土砂災害危険住宅対策支援事業であるが、この事業の執行率はよくなかった。全部執行していないのではないかと思うが、その背景と今後も事業を続けていくのか伺う。 6 ◯建築住宅課長  土砂災害危険住宅対策支援事業は、いわゆるレッドゾーンにある危険住宅の除却などを支援する事業で、毎年2戸程度の予算を計上している。これは、事業主体である市町に要望があれば県も応援していく形になっているが、今年度については要望がなかった。ちなみに平成30年度は、越前市において除却が1戸あった。また、過去の実績を申し上げると、過去10年間で除却が6戸という実績である。この予算は毎年度計上していく。令和元年度当初予算で2戸計上していたが、実績が思わしくないということで、令和2年度当初予算では1戸程度に縮減している。要望があれば、またきちんと対応していく。 7 ◯辻委員  次に、予算案説明資料45ページ、都市計画課の街路事業費である。この事業は、4分の1ぐらい減額になっているが、街路事業はニーズがあるのではないか。いろいろな要望は聞くが、減額の背景について説明をお願いする。 8 ◯都市計画課長  重要幹線街路事業65万4,000円の減額については、国の内示合わせのための減額である。  それから、街路事業費2,805万9,000円の減額についてであるが、これは敦賀市からの受託事業で、県事業と歩調を合わせて行っていく道路の拡幅に該当する部分であるが、この工事は、県の事業のほうが先行し、市の事業が少し次年度送りになったので、減額になっている。 9 ◯田村分科会長  ほかに発言はないか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯田村分科会長  ほかに発言がないようであるから、第98号議案ほか4件についての質疑は終結をする。  次に、令和2年度関係の第1号議案のうち土木部関係分、第11号議案から第13号議案まで及び第20号議案の合計5件について各委員より発言を願う。 11 ◯西本(恵)委員  予算案説明資料28ページの福井駅西口地下駐車場管理運営事業であるが、先ほど説明があったように、福井駅前電車通り北地区A街区が再開発事業を始めるということで、順次B街区も始まっていくかと思う。その中で、福井駅西口地下駐車場は、工事中も運営が可能なのか伺う。 12 ◯道路保全課長  西口地下駐車場の入り口は道路の真ん中にあり、再開発の現場とは離れているので、営業は可能と聞いている。 13 ◯西本(恵)委員  駐車場が地下にあり、その上屋が工事に入っていくので、運営に影響があるかと思うが、影響がないとのことである。そういうことであれば、A街区は新幹線が開業するまでには完成するとのことであるので、来年度、再来年度に影響がないという理解でいいか。 14 ◯道路保全課長  ユアーズホテルフクイと地下でつながっている連絡通路については、閉ざすと聞いている。 15 ◯西本(恵)委員  次に、今の福井駅西口市街地再開発について関連して伺う。予算案説明資料55ページに関連する部分でもあるし、土木部長報告でも話のあった内容だが、福井駅西口にあったハニー跡の再開発事業が既に着手している。今言った駅前電車通り北地区A街区とB街区、それから駅前南通り地区の再開発事業を進めていくわけであるが、心配しているのは審査である。  今言ったようにハニー跡の再開発も既に着手しており、たくさんのお店が出店してくる。また、駅前南通りもいろいろなお店が入るが、再開発事業者から認可手続きが提出され順次了承していく。福井市は財政難でもあるにもかかわらず、100年に一度のチャンスだからということで、こういった事業に対しては補助していく。このような状況であるが、県は、計画が本当に適切かという審査をどのようにされているのか。 16 ◯都市計画課長  県の審査内容としては、組合設立事業計画の認可があり、収支バランスが成り立っていて、途中で事業が頓挫しないかということを見ているものである。収支的な面は民間事業者に委ねているので、商業的に成り立つかなどといったことは審査の対象外になっている。 17 ◯西本(恵)委員  青森市にアウガという再開発ビルがあって、当初は全国の中でも再開発のすばらしい施設として紹介されていたが、今、現地は大変な状況になっていて、青森市の財政を圧迫するようになった。同じようなことにならないか心配なので、県の審査対象ではないということであるが、ぜひとも市ともしっかりと協議をしながらやっていってほしい。数年後、10年後に空き店舗が出てきて計画が頓挫するような感じもするので、審査対象ではないかもしれないが、ぜひその点についてはしっかりと見ていってほしい。  最後に、予算案説明資料65ページの空き家対策支援事業について伺う。この事業では、老朽空き家と準老朽空き家の2つで補助上限額が分かれている。この老朽空き家というのは特定空き家のことを指しているのか。どういう場合が老朽空き家になって、どういう場合が準老朽空き家になるのか。また、使えそうな、再利用できそうな、リフォームしたら使えそうなただの空き家についてはどういう対象になるのか伺う。 18 ◯建築住宅課長  まず、お尋ねの老朽空き家と準老朽空き家の使い分けであるが、老朽空き家については、空家等対策の推進に関する特別措置法でいうところのいわゆる特定空き家で、近隣へ既に迷惑を及ぼしている家ということで理解していただければよい。  準老朽空き家については、今回新しく当初予算の対象として拡充したが、その考え方としては、屋根や外壁の一部が傷んでいる場合、活用するにしても、なかなか購入したり借りたりしたいという方がいないため、ずっと放置され、どんどん老朽空き家に移行していくケースがある。このように、そもそも売り物にならない、一部破損状態にあるものを、今回除却の対象に加えていくということである。  一方、活用が可能なものについては、今回、新規予算で、住み続ける福井支援事業を上げているが、例えば移住してくる方、子育て世帯、部長報告で報告した新婚世帯等と対象を拡充して、購入とかリフォームの支援をしていくことで、利活用を進めていきたいと考えている。 19 ◯西本(恵)委員  この事業は、市町の事業を県が補助するという考え方だろうか。例えば空き家をお持ちの方は、どこに相談すればよいのか。 20 ◯建築住宅課長  基本的には市町の事業であって、市町に国と県が応援するというスキームを組んでいるので、市町の窓口に相談いただくことになる。 21 ◯西本(恵)委員  確認だが、県内17市町全てが、この県の事業に対しては一緒になってやっていくという理解でよろしいか。 22 ◯建築住宅課長  県と市町で空き家対策協議会を開催していて、実際の制度の運用や予算のとり方などいろいろ協議して今まで進めてきたところである。ほとんどの市町は一緒にしているが、一部例外的に独自の事業をやっていて一緒にできない市町もあるので、そういったところについては、独自に対策をとっていただくということになっている。 23 ◯辻委員  5点伺う。まず予算案説明資料8ページの建設産業外国人労働者受入環境整備事業であるが、この事業でどのぐらいの外国人の労働者を受け入れていこうと思われているのか。 24 ◯土木管理課長  人数は想定していないが、40社を想定している。それで、例えば技能実習生であれば、雇っている会社の規模によって、例えば3人までなどいろいろ条件があるので、人が足りないところはできる限りたくさん入れていただきたいと思っている。
    25 ◯辻委員  そうすると、1社当たり1人のところもあるかもしれないし、3名、5名の会社もあるかもしれないということで、100名ぐらい、あるいは100名以上見込まれる感じだろうか。 26 ◯土木管理課長  実際、人手不足は結構深刻なので、たくさん来ていただきたいと思うが、企業のほうも即戦力など、こちらへ来てきちっと働ける人を望んでいるので、100名も来るのはなかなか難しいと思う。ただ、そうは言っても、現地に行ってそういう採用活動もしているので、そういうところの補助もして、今の若手の担い手不足を、外国人労働者を受け入れて補っていきたいと考えている。 27 ◯辻委員  次に、予算案説明資料15ページ、重要幹線街路事業の武生中央線の事業であるが、これは新年度1年間で終わる事業になるのか。 28 ◯道路建設課長  武生中央線の事業は、新年度1年で一応終える予定である。 29 ◯辻委員  次に、交通安全対策については、いつもいろいろ出てくる問題であるが、センターラインが消えているところがたくさんある箇所の修繕、安全の注意喚起をするためのハンプや看板の設置など、いろいろな方策があると思うが、予算案説明資料のどこになるのか。 30 ◯道路保全課長  区画線等については、予算案説明資料23ページ、県単交通安全施設補修費等の中に入っている。 31 ◯辻委員  これは、上のほうの3のところと下のほうの7があって、2つに分かれているが、上のほうが2億9,700万、下が1億2,000万、これ2つ合わせてと思えばいいのか。 32 ◯道路保全課長  失礼した。3番のところ、今おっしゃっている2億9,700万のところは、交通安全施設等々の整備であって維持補修のほうであるので、区画線のほうは6番の県単道路維持費に区画線とか道路標識新設が入っていて、先ほどの7番は、その施設自体の補修費が入っている。だから、6番のほうにも区画線、道路標識新設のは入っているような状態である。 33 ◯辻委員  わかった。各事業で予算の増減があるのは、いろいろな状況によるものだろうと思うが、要望はかなりあるので、交通安全の対策のためにも、今後ともしっかりとやっていただきたい。  次に、河川のしゅんせつについて伺う。総務省から、令和2年度地方財政対策の概要が発表されているが、この資料の中で緊急浚渫推進事業費というのが900億円出ている。この事業は、新年度予算で取り込んでいく予定なのかどうか伺う。 34 ◯河川課長  予算案説明資料32ページ、県単河川維持修繕費の中に、しゅんせつ、伐木を計上しているが、これらについて、緊急浚渫推進事業債の活用ができるように進めていきたい。 35 ◯辻委員  最後に、予算案説明資料64ページ、新規事業、住み続ける福井支援事業について伺う。空き家の増加の抑制や町なかへの住居の誘導を図っていくということだと思うが、町なかというのはどのあたりをイメージしているのか。例えば空き家は農山村の集落でもふえているところはあるが、そういったところもイメージしているのか。 36 ◯建築住宅課長  委員のおっしゃるとおり、町なかを定義するに当たり難しいところがあった。当初予算に計上していくに当たり、市町事業であるので市町とどのようなエリアを設定するか協議した。都市計画の立地適正化計画で居住誘導区域を設定しているので、居住誘導を緩やかに進めていくための1つの方策として考えている。一方、居住誘導区域を設定してない市町については、例えば、ある町によっては、既存集落も対象に含めて、既存集落の中であればいいという考え方もとっていく。このように、市町がそれぞれ独自に自分のエリアを設定していくということで、柔軟な対応ができるようにする。便宜的に町なかという言葉を使っているが、あくまでも既存の居住地の中に人を入れて住み続けられる、持続可能なものにしていくということを基本として考えている。 37 ◯兼井委員  予算案説明資料7ページの、先ほども説明のあった建設産業(土木)担い手確保・育成事業について伺う。この事業は令和元年度6月から始められたということであるが、その成果を伺うとともに、建設業の担い手がなかなか集まらない根本的な原因は何とお考えなのか伺う。 38 ◯土木管理課長  令和元年度6月補正で予算計上した事業の成果であるが、イメージアップのビデオをつくり、現在YouTubeや映画館等で流して、若者、学生などに見ていただいており、評判はかなりいいという声を聞いている。  また、職場環境改善のためにつくった補助金で、例えば熱中症対策のため扇風機付の上着の購入で多く利用されていたり、ICT工事を進めていきたいという企業が多く、ドローンなどの整備で利用されていたりしており、先ほどから出ている人材・人手不足を解消するために、そういうことを進めているという成果が出ている。  さらに、担い手不足を解消するため、特に若い方に対し、今、建設業界では、新3Kと言って、給料、休暇、希望ということを言っている。ただ、私も実際に学生などに聞いたところ、給料も大事だが、今の若い方は休暇をとりたいということで、実際いい会社に勤めてもやめているということをお聞きしている。このため、かなりハードルは高いが、県発注工事においては、新年度から週休2日工事を進めていって、これを広げていくことによって、建設業も休みがとれるんだということを広めていって、担い手確保につなげていきたいと思っている。 39 ◯兼井委員  週休2日であるということを、業界の方は知っていると思うが、そうではない方は余り御存じないと思うので、そういったことをぜひ的確にお披露目していただきたいと思う。  最後に、空き家対策の政策について伺う。今回、外国人労働者受け入れの予算を上げているが、外国人の方よりも日本人の方のほうが定住につながりやすいと思う。地元の奥越で雪が降ると、建設関係の事業者の方が空き家の面倒を見ていると聞くが、空き家があるなら、やる気がある若い方々が借りることのできる政策があるなら教えてほしい。 40 ◯建築住宅課長  空き家の活用というと、これまでは、移住者や子育て世帯の方へのリフォームや購入への支援だったが、所有者の方が空き家を誰かに貸すために、リフォームする場合にも補助を拡充している。もしその空き家の所有者の方が、外国人労働者に限らず若者などに貸したいという場合、リフォーム支援を受けて、提供することもできるので、そうしたこともPRしていきたい。 41 ◯兼井委員  どこに関心のある方がいらっしゃるかというのを、注意深く確認してPRしていただきたい。  次に、予算案説明資料12ページ、道路改良費(公共)の国道158号、福井市境寺町-計石町の間について、事業の進捗状況を伺う。 42 ◯道路建設課長  境寺計石バイパスについては、用地買収が面積で約5割進捗している。今後、残りの用地買収を速やかに進めるよう、地元の方々と交渉をしっかりと行っていく。また、トンネル工事や橋梁工事など大規模工事があるので、そういう工事に着手できるよう、つなげていきたい。 43 ◯兼井委員  ぜひよろしくお願いする。 44 ◯山浦委員  兼井委員の指摘された建設産業(土木)担い手確保・育成事業の週休2日制に関連しての話であるが、この内容を正確に理解したい。現場閉所ということは、例えば10人作業員がいる場合、5人がずっと作業し残りの5人が違う日に2日休みをとることで現場の作業を継続することも許さない、完全に2日間は閉鎖するという意味なのか。 45 ◯土木管理課長  2日間完全に現場を閉所するということで考えていて、休みをずらす、三交代、二交代などは想定していない。  現場閉所を必ずしたいというのはなぜかと言うと、建設産業は、元請だけでなく、関連の下請もいて、この現場閉所をきちっとしないと、元請は休んでいるが下請が休めないなどといった声もあるので、今私どもでは、週に2日間現場を完全に閉所するということで考えている。 46 ◯山浦委員  もちろんその趣旨はよくわかるが、一方で、例えば中部縦貫自動車道のなどの工事進捗が必ずしも芳しくないという状況の中で、当然そのような工事も適用されてくるということになるのだろうか。 47 ◯土木管理課長  指摘の中部縦貫自動車道などは、国の直轄事業であるが、県発注工事のみを対象と考えている。  ただ、委員が心配されているように、実際やってみて、天気の関係や資材の関係などで、週休2日ができない場合があるかと思う。その場合には、私どもは柔軟に協議に応じて、できないのであれば工期を延長するなどといった対応をとっていきたい。 48 ◯山浦委員  本質的には、各労働者が週休2日きちんと休めるということが重要なポイントで、それさえ確保できるのであれば、現場を閉所するというのと必ずしも直結させる必要はないのではないかというのが、直感的な感覚である。もちろん今おっしゃったように、元請は休めても下請が事実上休めないということになってしまうのではないかということもわかるが、そこは例えば発注の用件で下請にも遵守させるとか、他の手段もあり得るのではないかとも思ったので、その点についてはいかがか。 49 ◯土木管理課長  委員指摘のことも重々承知しているが、建設産業は休みがとれないというイメージがあるので、今後まずは週休2日という考え方により、そういうイメージを払拭したいということもあって、現場閉所による週休2日としているが、今後これが進んできたら、いろいろな手段を考えていきたいと思う。 50 ◯土木部長  委員指摘の点で、工事の進捗等に影響が出るのではないかなど、さまざまな懸念があるということについては、これは請負者の企業からも実はお話があった。どうしようかということで相談する中で、今何に取り組むべきなのかという話をしたときに、工期に大きな制約があるものについては、これは発注者で除かなければいけないと考えている。一方で、工期を見て、工事の実施が可能なものであれば、発注者みずからが週休2日を実施して、そういう職場環境を守るんだという意思をはっきり出さないと、もうこの業界に入ってくる方がいなくなってしまうということがあった。このため、発注者側、受注者側双方で考えて、まずこの業界が週に2日休めるという環境を目指しているんだということを、しっかりと打ち出す必要が、今、本当に必要だろうということで、かなりいろいろな調整が必要ではあったけれども、今回原則として週休2日を基準とするということに踏み切ったところである。 51 ◯田村分科会長  ほかに発言はないか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯田村分科会長  ないようであるので、第1号議案ほか4件についての質疑は終結をする。  以上で、予算議案についての審査は終結する。             ────────────── 53 ◯田村委員長  次に、委員会の審査に入る。  審査については、初めに付託議案、次に所管事務の調査の順序で行うので、了承願う。  審査は年度ごとに行う。  初めに、付託議案について審査する。  まず、令和元年度関係、第119号議案から第122号議案までの合計4件について、各委員より発言を願う。 54 ◯辻委員  第120号と第121号議案の道路改良工事請負契約の締結について、全員協議会でもほかの議員の方から質問があったが、委員会の場でも確認しておきたいと思う。  今、いろいろ問題が指摘されている塩浜工業が契約者の中に入っているが、入札に問題はなかったのかということである。まず、入札に参加したJVの数、それから落札率、改めてお伺いする。 55 ◯道路建設課長  委員指摘の常神トンネル工事の発注の件であるが、まず第120号議案の常神工区については、落札率は91.5%、応札者の数は5社である。次に、第121号議案の神子工区については、落札率は91.7%、応札者の数は3社である。 56 ◯辻委員  お聞きするが、入札については問題なくなされたということか。 57 ◯道路建設課長  入札については、しっかりと適正に行われたと確認している。 58 ◯田村委員長  ほかに発言はないか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯田村委員長  ほかにないようであるので、第119号議案ほか3件についての質疑・討論は終結をする。  次に、令和2年度関係の、第42号議案及び第48号議案の合計2件について、各委員より発言を願う。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯田村委員長  ないようであるので、第42号議案ほか1件についての質疑・討論は終結をする。  これより採決に入る。  付託議案6件を採決する。採決は一括して行う。令和元年度関係の第119号議案から第122号議案まで、並びに令和2年度関係の第42号議案及び第48号議案の合計6件を、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願う。       〔賛成者挙手〕 61 ◯田村委員長  賛成全員である。  よって、第119号議案ほか5件は、原案のとおり可決することに決定をした。
     次に、土木部関係の所管事務について、各委員より発言を願う。 62 ◯西本(恵)委員  このことは部長に照会をさせていただいてお願いをしたところだが、1月から3月については、越前市、鯖江市、越前町などを管轄している丹南土木事務所管内において、大雪の対応のため、県道の工事や掘り起こしをもうさせないとしているが、丹南土木事務所だけがそのような対応をしていたのか、また、ほかの管区ではどうだったのかについてまずお伺いする。 63 ◯道路保全課長  1月から3月の掘り起こしの工事についてであるが、道路保全課としては、例えば消雪の工事であれば雪が降る前の11月中に工事を終わらせるし、舗装工事もそれまでに終わらせるし、雪の時期にはしない。これは丹南土木事務所だけではなく、全県で、県管理道路については、消雪の工事を11月に終わらせ、雪の時期には工事をしないよう努めているところである。 64 ◯西本(恵)委員  部長にお願いしたことなので、部長もわかっていると思うが、市町が下水管や水道管などの工事を行うときに、どうしても県道に差しかかることがある。そのとき、丹南土木事務所では、大雪対応であるということで、掘り起こしをさせないとのことである。それは私も困ると思う。なぜかというと、工事をする人たちは、工事工程をいろいろ算段して、大型機械などをリースして現場に持っていくが、工事を途中で一たん終わらなければいけなくなる。しかし、12月末で工事が終わらないから、機械などを一たん現場から引き上げて、また持ってこなければならなくなる。このため、非常に費用もかかるし、完成も遅くなる。そういったことについて、まず、県が市町に対してこの期間に掘り起こしはさせないので、それまでにしっかりとした計画を立てておいていただきたいということを言っておかないといけないと思うし、特に今回の冬については、雪がほとんど降らない中で、そういう判断が果たして正しかったのかどうなのか。大体1週間前ぐらいから雪のぐあいがわかるので、天気予報を見ながら、この区間の工事をストップしてくれと言ったほうがよかったのかどうなのか。ただ、こういった市町の発注した工事の業者が非常に困っていたということが、この冬の事実である。このことについて、どのように考えられているのかお伺いしたい。 65 ◯土木部長  県道接続部分で、例えばガードなどで囲ってしまうと除排雪に支障が生じる可能性があるので、降雪時期については、もちろん場所によりけりとは思うが、原則堆雪帯がとれないことや通行に支障が生じるということがあるので、そこは工事工程から外していただくようにお願いしている。このため、普通に申請を出されても、許可が出ないようになっていると思う。  これについて、実際に具体的に支障があるのかについて、丹南土木事務所に確認したが、業者からではなく、市町からの苦情等はきていないということであった。市町から苦情はきてないということであったので、現状が違うということであれば、また丁寧に聞いていかなければいけないと思っている。  また、ことしのように雪が降らないときに、結果として正しかったのかと問われると、我々からすると非常につらいところがある。結局、1週間後に雪が降るか降らないかを、本当にきっちり当てることができるかを問われることになってしまうし、シーズンに降るか降らないかを序盤に判断することは正直言ってできない。一昨年の2月の豪雪を踏まえて、とにかく大雪に対して再度の災害を起こさないということで、昨シーズンと今シーズンは臨んできている。また気象予報等の精度が上がって、降雪の見通しが立った場合どうするのかということについては、今後の課題として考えていきたい。 66 ◯西本(恵)委員  何が言いたいかというと、1月から3月に掘り起こしをさせないということを、県が事前に通知しているのであれば、市の計画に問題があることになるので市の責任ではないかと言った。ただ、部長の答弁で少し認識が違うのは、それは越前市からも丹南土木事務所に対してきちっと申し入れをしているということである。それで、私も依頼を受け、丹南土木事務所に言ったが、丹南土木事務所長がなかなか厳しかったので、部長にもお願いしたところである。  県と市町で、そういった連携がしっかりとれていればいいという思いを持ったので、今後の対応をしっかりしていただきたい。  次に、県発注工事において週休2日制を実施することについてであるが、これは建設ということで、建築ではないという理解でよいか。 67 ◯土木管理課長  この件については、建設業界、建築業界の団体と話して、原則一緒に実施するということで確認をとっている。 68 ◯西本(恵)委員  御存じだと思うが、建築の場合は、作業の関係から、夜間や手のあいている休みの日を使って、電気や水道の工事をしなければいけないということがあると思う。だから、週休2日制を実施すると非情に困る業種、業界が出てくるのではないかと思うが、そういった認識はあるのか。 69 ◯土木管理課長  建築に限らず土木でも週休2日制を実施するということで、業界とも話しているが、今後いろいろな課題は出てくると思う。しかし、先ほど部長も答弁したとおり、どのようにして担い手を確保するかということが一番の喫緊の課題だと思っているので、お互いに丁寧に意見交換しながらやっていきたい。 70 ◯西本(恵)委員  建設業界、建築業界といろいろ話をしながら実施するということなので、納得していただいているのであれば問題がないと思う。ただ、週休2日制の実施によって工事期間が延びるので、受注した会社としては、それだけ収入が減るということになる。これでいいのかという部分も出てくると思う。いろいろ進めながら、課題があれば解消していく必要があると思う。完全閉所がいいのかということについても、しっかりやっていただければと思う。  次に、部長報告にあった国道305号福井市居倉町の災害復旧であるが、ようやく道路が開通するということで、非常に喜ばしい話であるが、また同じ災害が起きないような対策がしっかりなされているのか。また、海のほうに突起した仮設道路は、もうなくなっているのか。 71 ◯道路保全課長  法面対策については、国土強靭化対策も活用しながら、福井市居倉町の周辺の蒲生町を含む越廼地区で現在も進めている状況である。 72 ◯道路建設課長  福井市居倉町の仮橋の撤去については、年度内に工事に着手して、5月末ごろまでには完了するように進めていきたい。 73 ◯辻委員  交通安全対策について伺う。一般質問のときに、知事が、畑議員の質問に対して、今後デザイン化を進めていくという答弁があった。その中で、一例として、交差点や道路のカラー化など、デザイン化を上げていた。  本委員会で視察した佐賀県で、まさにそのことをしていた。デザイン化の政策の取り組みについてはこれからだと思うが、現時点における、交通安全対策という観点でのデザインの活用、戦略などがあれば教えていただきたい。 74 ◯道路保全課長  現時点での交通安全対策では、9月の本委員会でもお話したが、例えば、注意喚起のために大名町交差点で右折レーンの赤着色、小学校の近くの交差点で四角く赤着色をしている。佐賀のようなブループロジェクトとしてではないが、その場所場所で警察と協議をしながら赤く着色しているというのが今の状況で、委員指摘のデザイン化の検討までは至っていない。 75 ◯辻委員  佐賀県の場合、デザインについての専門家のアドバイスも取り入れながら、全庁的に取り組んだ結果、その効果は大分あったんだという話を聞いたので、しっかり全庁的に取り組んでいただければありがたい。  実は今年1月、2月、3月の交通事故により、福井市、坂井市、越前市で死者が発生している。昨年、県警、土木部、安全環境部で、しっかりと交通安全対策をとったことで、死亡者が10人減り、とてもいい効果だったと思うが、今年1月、2月で死亡事故が発生してしまっている。ここは道路管理者として土木部にもしっかり頑張ってもらいたいと思うが、越前市内を通る県道菅生武生線において中居町という集落で高齢者の死亡事故が発生し、その手前の集落で、今度は高齢者がはねられて鎖骨を折るという事故が発生している。やはりスピードが出やすい区間であるが、道路管理者として、例えばセンターライン、ハンプ、看板といったいろいろな対策がとれると思うが、そのあたりについての認識を伺いたい。 76 ◯道路保全課長  死亡事故の対策についてお答えする。死亡事故という重大事故の場合であれば、その直後に警察、道路管理者、市町、地域住民の方々で現場を確認する、一次点検プロセスというのを経ることになる。その段階で何が必要か、道路管理者で何が必要かということを協議していく。今言われているように、例えばスピードを落とす対策が必要なのか、越前市中居町の事故はちょうど横断をされたときに起きたものなので、暗かったらライトをつけるなど、それぞれに合わせて対策をしていくという形になっている。 77 ◯辻委員  対策はそれぞれの状況によりけりだと思うが、交通事故の死者数を減らすことが、やはり大きな目標だと思うので、公安と安全環境部だけではなく、当然土木部も率先して力を発揮していただきたい。そのためにはいろいろなチャレンジやトライアルができるのではないかと思うので、ぜひトライアル枠予算の利用も考えながらやっていただきたいと思うが、部長どうだろうか。 78 ◯土木部長  安全対策については、施設の管理者だけでは正直言ってなかなかできない部分があるので、どうしても道路の場合は利用者の方に、基本的にはまず法規を守って運転していただくということが大原則になっているので、法規を守らない状況の中では事故が防げないという限界がある。ただ、先ほど道路保全課長からも申し上げたが、警察と現地に行って、例えば施設や構造等で対応できるものがあるかについては、その都度検討しながら進めていく必要があると思っているので、これについても継続的に取り組んでいきたい。  あと、トライアル枠予算の話であるが、ソフト対策に限定され、ハードウェアができない規定になっているので、土木部では、例えばハンプをつくるなどいうトライアルがなかなかできないので、そのあたりについては、今後の状況を見ながら、どういう方法が土木部に適しているのかというところについて、関係部署と相談していきたい。 79 ◯辻委員  わかった。ぜひ積極的にいろんなもの進めていただきたいが、ハンプや道路のカラー化もハード整備になるのか。 80 ◯道路保全課長  ハンプもカラー化も道路のハード整備になっている。ただ、県民安全課が、交通安全協議会でやっていて、そこで警察、県民安全部門、利用者の方々が集まり、我々も一緒に入って何が必要かと議論している状況である。 81 ◯西本(恵)委員  この間、本会議で部長から答弁があった件を確認したい。台風15号、台風19号で大変な被害があって、その被害状況がハザードマップと同じような状況であったということで、不動産販売するときに、宅地建物取引業等について、洪水や高潮に対する水害リスクを購入予定者に前もって説明するということが国において義務づけられたということで、県としても不動産業界に話をしているということであるが、まずこういったことが正しく実施されているかどうか伺う。 82 ◯建築住宅課長  今回の水害リスクの件に関しては、法改正によって、不動産取引の際の重要事項説明として盛り込んでいくという考えが国から示されたが、まだ法律に規定されていない。不動産業界に確認したところ、中央から今後そういう可能性があるということを聞いているだけだということである。今後国の動きを見ながら、法改正されれば適切に運用していくという考え方である。  その一方、重要事項説明ではないが、任意事項として、業界団体に対しては、そういう水害のリスクについても、協会のホームページ等で見ることができるような形で、周知の協力要請をしている状況である。 83 ◯西本(恵)委員  義務づけされたという話も聞いているが、そうではないということか。いずれにしても、購入者に対してのリスクなので、しっかりと説明していくことを今後促していただきたい。  次に、今年度除雪費で浮いた予算については、必要な道路維持等の工事を実施していくということが知事の提案理由の話にあった。これは、本来、来年度行う予定であった事業を前倒して発注していくという理解でいいのか。それから、建設業界の方々から、例年だと除雪にかかわっているので、年度初めにいろいろな仕事があるが、前倒しになってしまうと、新年度に入ってからの仕事が心配だという声なども聞く。その点はいかがだろうか。 84 ◯道路保全課長  道路維持的な工事を考えている。道路の土砂崩れや崩壊などの対策工事、今困っている道路側溝が詰まっているところの清掃、木が張り出している支障木を伐採するなど、ことし雪が少なかったことによる新しい工事を考えている。前倒しではなく、現在道路として抱えている課題に対処する小規模の工事を考えている。 85 ◯西本(恵)委員  確認だが、雪がなかったので建設物、建築物の工事の進捗が進んでいる。来年度の初めに工事がなくなるようなことはないという理解でよいか。 86 ◯道路保全課長  今ほど説明した道路維持工事は別であるが、例えばゼロ県債や補正の工事は前倒しで早目に発注するものもあるが、一部の工事については、決して翌年度の工事を前倒しするものではないということである。 87 ◯西本(恵)委員  何回も確認するが、先ほど質問したように建設業でほかの課題もあるので、しっかりと仕事ができるように、しっかりと仕事が連続して続くようにしてあげてほしい。  次に、建設業界の担い手不足を支援していくために、例えば建設業界に入ってから大型特殊の免許をとりたいとなった若い人たち限定でもいいので、そういった人に対して助成することを考えたことはないのか。 88 ◯土木管理課長  今ほどの件であるが、令和元年6月補正予算で建設産業(土木)担い手確保・育成事業の中に職場環境整備があり、実績としては出なかったが、OJTなどといった研修も実施できるようにしている。そういう中で、もし柔軟に対応できるものがあれば、また考えていきたい。 89 ◯西本(恵)委員  このことは、ある市町から実際にあった要望なのだが、建設業界に入る若い人たちは、初めは当然ながら大型特殊の免許を持ってないので、免許をとるときの支援などもいただけるとすごくありがたいとのことであった。そういったことなども検討していただきたい。  次に、事務事業見直しにより令和2年度当初予算で休廃止した事業の中に、道路パトロール車搭載カメラによる画像送信システム運営事業がある。これは、約400万円の事業であるが、不必要になった理由を伺う。 90 ◯土木管理課長  この事業は休廃止としているが、実は、道路保全課で管理しているシステムに統合することで、削減できたということである。システムをなくすわけではない。 91 ◯西本(恵)委員  福井県の国土強靱化計画は、平成30年10月に策定している。ただ、県内市町では、すでに着手してでき上がっている市町もあるが、県が策定してからつくりたいという市町などもあり、市町だけの努力では難しいので、県の支援、指導をいただきながらやっていきたい市町があると聞いているが、そういった問い合わせはあるか。 92 ◯道路建設課長  市町の国土強靭化計画の策定状況であるが、福井市が平成30年度に策定している。そういう中で、市町にいろいろアドバイス等を送りながら策定状況を聞いているのが、一応来年度末に国土強靭化計画を策定する予定とのことである。つまり、17市町のうち福井市を除く16市町が、来年度末に国土強靭化計画を策定する予定と聞いている。 93 ◯山浦委員  先ほどの本分科会で話すべきだったかもしれないが、事務事業見直しにより休廃止した事業で、西本恵一委員がおっしゃっていた事業のほか、福井空港関連用地管理費とふるさと福井景観広告賞の事業内容と休廃止の理由について伺いたい。また、これは休廃止ではないが、縮減で一番費用が大きい土木業務運営費(土木事務所庁舎管理費、公用車燃料等)の内容を合わせて説明いただきたい。 94 ◯港湾空港課長  福井空港関連用地管理費は、除草の業務であるが、空港内の除草の工事と一体化して行うことで、経費を節減している。その関係で、関連用地の除草費を削減しているということである。 95 ◯都市計画課長  ふるさと福井景観広告賞であるが、平成30年度までは、すぐれた広告物について表彰を行ってきた。それが廃止されたので、少しやり方を変えて、より看板の改修が進むように、看板の持ち主に改修もしくは撤去していただいたものに感謝状を送るというもので、引き続き広告物の改修に取り組んでいくという見直しをした。 96 ◯副部長  土木業務運営費(土木事務所庁舎管理費、公用車燃料等)であるが、土木事務所の庁舎管理費や公用車燃料であって、基本的には頑張って経費がかからないように努力をするということであって、節約の結果削減したというものである。制度を転換して減らしたというものではない。 97 ◯辻委員  予算決算特別委員会土木警察分科会のときにお伺いした、河川のしゅんせつについてもう少し伺う。令和2年度地方財政対策の概要を見ると充当率100%、交付税措置率70%ということで、大分いい事業だと思うが、予算案説明資料32ページの県単河川維持修繕費だと、前年度から5億円ぐらい予算が伸びているが、こういった国の事業も活用しながら、令和6年度まで続くので、今後増額していこうという考えなのか。 98 ◯河川課長  県単河川維持修繕費の伸びは、必ずしもしゅんせつ、伐木だけではなくて、ダム修繕費等ほかのものも入っているので、緊急浚渫推進事業債が活用できるもの以外でも、必要なものを積んでいったときに結果としてこのような額になったということで、しゅんせつを伸ばすというものを示した金額ではないものになっている。 99 ◯辻委員  それでは、しゅんせつの予算はいくらなのか。 100 ◯河川課長  しゅんせつと伐木合わせてであるが、県単河川維持修繕費の中では4億である。ただ、令和2年度までは国土強靭化の補助もあるので、伐木や堆積土砂掘削のほうは、別途、総合流域防災事業費で積んでいる。 101 ◯辻委員  冒頭の部長説明では、伐木については計画を立てながら順調に進んでいるということであったので、それはとてもいいことだと思う。しゅんせつについても、地域のほうからは大分要望があるので、ぜひ地域の声も、市町のほうからの声も受けとめていただいて、積極的に事業を展開していただくようお願いする。 102 ◯鈴木宏紀委員  部長に伺うが、最近、中部縦貫自動車道を車で通ったことはあるか。何か気がついたことはないか。 103 ◯土木部長  道路の真ん中にワイヤーを設置した区間がふえているが、切れたワイヤーがそのままになっているところが何カ所か残っていると思っている。 104 ◯鈴木宏紀委員  正解である。中部縦貫自動車道をいつも車で使うが、令和元年11月に重大事故を防ぐため、上志比インターから永平寺参道インターチェンジ間の約5キロメートル弱の間で、センターラインにワイヤーロープを張っていただいた。このことについては感謝しているが、まさかこの短い期間に、7カ所ワイヤーロープに当たった跡がある。ワイヤーロープが4本張ってあって、1メートルか1メートル50センチ間隔ぐらいでポールが立っているが、一番長いところで、40メーター近くポールがない。たったの5キロ弱の区間で、ポールのない箇所が全部で7カ所ある。逆に言えば、物すごい効果があったということだが、円滑な交通を妨げてはならないということで、修繕については1年に一、二度集中して行うという話は聞いた。国の管理なので、当然、県がどうこうということではないが、あそこまでひどくなると景観上もよくないし、走っていて逆にそこに目がいく。よくよく聞いてみると、ワイヤーロープが切れているところを見るものだからそっちに気をとられて、ワイヤーロープが垂れてしまっているところにぶつかりかけるという方もいる。そういういろいろなことも言われているので、あそこまでひどい状況をこのまま放置しておくというのは、いかがなものかと思う。あそこまでひどくなった場合には、半年に一度といわず、なるべく早く修繕していただきたいと思うので、国のほうにしっかりと伝えていただくようよろしくお願いする。  次に、暖冬による除雪費の一部活用についてだが、どのぐらい浮きそうなのか。
    105 ◯道路保全課長  一般質問でも部長がお答えしたが、浮きそうなものは、1月末現在で、平成30年度は約10億円の除雪費がかかっていたが、令和元年度は約7億6,000万円という状況である。  除雪の予算自体は18億円であるが、昨年度雪が少なかったものに対して1月末現在で10億円、ことしは7億6,000万円程度である。このため、除雪費の執行状況を見ながら、この一部を活用したいと思っている状況である。 106 ◯鈴木宏紀委員  2月ももう終わったので、もう除雪費をゼロにしてもそんなに大したことはないと思うが、金額的に、予算的に、どの程度を活用するつもりでいるのか。 107 ◯土木部長  金額については、まだ確定してない状況である。1月末現在の除雪費の執行状況について、平成30年度10億円と令和元年度7億6,000万円と説明したが、この差額の中でできるだけ多くの事業ができるようにということで、今、数字を詰めている状況である。 108 ◯鈴木宏紀委員  今年度中に執行するということか。先ほどの答弁をいろいろ聞いていたが、雪が降らなかったために支障を来すような現象が起きているので、そこにこの余った予算を投入するということは理解できる。また、今年度、除雪業者への支援が相当厚くなったが、それについては一定の評価はさせていただく。  ただ、今年度のようにここまで降雪量が少ないと、単年度に限って余った予算を活用し、今年度はもう無理だが来年度以降は一度除雪業者の方とも相談していただいて、除雪業者を抜本的に支援するような制度設計もしていただきたいと思う。これは要望にとどめておく。  次に、先ほどいろいろと議論していただいた空き家対策について伺う。最近すごく思うのは、空き家対策を始めてから空き家を除去した後まだ数年しかたってないので、いろいろな問題は出ていないと思うが、そもそも特定空き家により、景観を著しく損ねている。木も生えていれば、ひょっとするとサル、イノシシ、アライグマなど、そういう動物も住んでいるのではなかろうかと思われるぐらいに荒れ果てている。これを除去するのはいいが、取り壊し後の跡地をそのまま放置しておいた場合、砂利をひいて、家はなくても、5年10年後に雑木が生えて、同じような状態になり得ることがあろうかと思う。あくまでもこの事業は市町の事業であるけれど、先ほど課長から答弁があった空き家対策協議会で、長期の視点で空き家を除去した後の景観、近所、近隣に住んでいる方々の安全を損なわないような、後々の対策も鑑みた施策などについて協議されているのか。 109 ◯建築住宅課長  現在のところ、特定空き家の建物そのものに目がいっていて、取り壊し後の跡地の利用についてまでは、正直申し上げて、協議会の中でまだ議論になってない。当然委員のおっしゃるとおり、今後そういった問題も出てくると思うので、このあたり実情としてどうなのかということもあるので、また協議会の中で、市町の皆さんと一緒に意見を聞いてみたいと考えている。 110 ◯鈴木宏紀委員  いわゆる町なかにもいろいろなランドスケープがあると思うし、集落にもランドスケープがある。そういう意味で申し上げたが、せっかく空き家を除去しても、20年30年後に同じような状態になったら、また一からやり直しになるということを鑑みると、例えば一つの提案として、これは国の制度もあって、県がそこに絡みにくいというのはあるかもしれないが、県が長期的な視点で、大所高所に立って指導すべきだと考える。  具体的には、空き家を除去して、その後例えばしっかりと整地、舗装して、雑木が生えないようにしていただいて、場所によっては何か目立つポールでも立てて、雪捨て場として活用させていただく、また、一休みがすぐできるベンチを置いておく簡略的な公園のようなものに使うなど、いろいろな使い方はあろうかとは思う。また、例えば空き家除去した後、所有者が利用する当てがないのであれば、適正な価格で売り出し、売却していくということである。このようにして、将来的にまた同じ状態にならないような対策を、しっかりと協議していただきたいと思う。そこは要望しておく。  最後に、先ほど話のあった町なかへの居住誘導について伺う。これも制度設計の問題があるが、空き家のリフォームについて、1戸当たり何十万円と規定で決まっているけれども、特に集落のほうに行ったときには、床面積は大きい家がある。今後、そういう家が対象となることがどんどんふえていく。これからの除去費の考え方は、1戸当たりの費用ではなく、床面積当たりの除去費の支援・補助である。これは、制度設計そのものにかかわってくるものだから、そこに県がかかわれるかどうかはわからないが、今後そういったこともしっかり検討していただきたいと思う。これも要望でとどめておく。 111 ◯小堀委員  鈴木宏紀委員の町なかへの居住誘導についての質問の続きで伺う。例えば、空き家そのもののつくり方によって、除去費が全然違う。例えば蔵を潰すとなると、それこそ倍以上のお金がかかるのではないかと思う。そういう意味から、総額でどれぐらいの補助できるという考え方も、あってもいいと思う。これは要望である。今、即答していただくのは無理であるから。  次に、舞鶴若狭自動車道の4車線化について、大体いつごろできるのかという予想はあるのか。 112 ◯高規格道路課長  舞鶴若狭自動車道の4車線化については、昨年、財政投融資等を活用して、まずは京都府境から小浜西までの11キロメートル、9月にはさらに優先整備区間ということで28キロメートルで、全線の7割ぐらいで4車線化の見通しが立ったというところである。  開通の見通しというのは、今、調査設計の段階ということで聞いているので、まだ具体的にはわからないが、まず事業化されたところを早期に完成させて、残る区間も含めて早期に開通できるように、引き続き要望活動など、取り組みを進めていきたいと考えている。 113 ◯小堀委員  特にその通過する市町が、何か働きかけをしなければいけないということはあるのか。 114 ◯高規格道路課長  市町とも連携して要望活動もしているが、さらに利用促進等を図るということも大事だと考えているので、今後舞鶴若狭自動車道を利用いただくため、県内だけではなく、県外の物流、観光などへの積極的なPRを、県としては市町と連携して取り組んでいきたいと考えている。 115 ◯小堀委員  次に、地元の建設業者の育成や活用について伺う。嶺南では原子力制圧道路が完成すると、土木の事業費が半額になるという情報がある。それで、土建業者を育成して、守っていくため、先ほど話のあった、暖冬により浮いた除雪費の活用についてもそうだが、仕事をつくっていただかなければならない。それは河川のしゅんせつなど土木だけではなく、土地改良などいろいろな分野にわたって仕事をつくっていく必要がある。そういう土建業者の保護の観点から何かあるか。 116 ◯土木部長  委員から質問があった、地元の建設業者の育成や活用するための考えについてお答えする。まず、高速道路工事については、非常に高いところを通っている道路なので、現地で仮設用の取付道路をつくっていかないと工事ができない。こういう部分については、地元業者の活用の場所があるのではないかということで、高速道路会社に働きかけをしている。それで、今後設計が終わって工事が具体化する段階で十分情報を共有して、現地でできる工事はできるだけ現地で発注できるスケジュールや工程にするなど、差し支えない範囲で、我々も把握した上で提案等をさせていただき、地元の市町にも集落等も含めて協力いただくことで、地元の業者にできるだけ活躍する場がふえるようにということで、しっかり働きかけていきたいと考えている。 117 ◯小堀委員  次に、原子力制圧道路について伺う。敦賀半島も、おおい、高浜も、原子力制圧道路は最後を残してほとんど完成したということになるのか。また、新たなる制圧道路の予算などをつくるという可能性はないか。例えば、竹波丹生間の道路で高波の被害があり、時にはそこの道路が通れないという状況もあるので要望が出ているが、何かあるか。 118 ◯道路建設課長  まず原子力災害制圧道路であるが、全体で5路線6カ所あった。そのうち、令和元年度末までに4路線5カ所は完成する。そういう中で、残るのは小浜土木事務所管轄の舞鶴野原港高浜線である。この道路については、用地取得が残っている区間があり、速やかに用地買収を終えて3区間の工事に着手し、できる限り早期の開通を目指したいと思っている。  また、原子力災害制圧道路は今後どうなるのかということであるが、県としては、舞鶴野原港高浜線の開通をもって、基本的には終えたいと考えている。ただ、佐田竹波敦賀線の水晶浜の海水浴場のところでの越波対策という話が出たが、道路建設課としては、おおむね2車線は確保されていると認識しているので、地元の方々が何か支障があるなどということがあれば、土木事務所で現地確認依頼し、何か対応できないか検討していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願いする。 119 ◯砂防防災課長  竹波地区の越波対策であるが、今年度から離岸堤の間に消波工を置いて、海岸事業で進めている。 120 ◯小堀委員  もう1つ、原子力災害制圧道路が供用開始されると、今までの県道が町道に移管されることになるが、その後のこの道路の維持管理が大変困難であろうと、町が危惧している。これに対して、県は何か支援する手だてがあるのか。 121 ◯道路建設課長  旧道の移管については、現在、舗装補修等の条件工事を実施しているところである。そういう中で、しっかりと町と調整しながら、対応を考えていきたいと思っている。 122 ◯小堀委員  次に、国土強靭化について伺う。令和2年度で事業終了した後の見通しはあるのか。 123 ◯土木部長  国土強靭化については、いずれかの形で何らかの対策をとる必要があるだろうということで、議論が続いているとは聞いているが、まだ具体的にどういう形になるのか決まっているわけではない。先ほど質問のあった総務省の緊急浚渫推進事業債みたいな形など、いろいろな形で政府全体として取り組まれるものの中で、強靭化が図られていけるように、我々も委員方にも、また県選出の国会議員の先生方にも協力いただきながら、国にしっかりと国土強靭化が継続的に図れるように予算の確保を求めていきたいと考えている。 124 ◯田村委員長  ここで委員長を交代する。       〔委員長交代〕 125 ◯田村委員  地元に関係することで国道417号冠山峠道路について確認する。3年後の北陸新幹線福井・敦賀開業と中部縦貫自動車道大野油坂道路の開通に合わせ、国道417号冠山峠道路も開通という思いをずっと持っていて、人の流れが大きく変わると思うが、国道417号の冠山峠道路開通は、なるべく早くお願いしたいので、事業の現状と思いを伺いたい。 126 ◯道路建設課長  国道417号冠山峠道路についてお答えする。冠山2号トンネル工事が、約8割、距離にして約4キロメートルの掘削を完了している。また、岐阜県側の冠山1号トンネルと2号トンネルの間の谷で橋梁工事、盛り土工事など、道路関係の工事をしているところである。  ただ、田村委員のおっしゃる話であるが、工事をしているエリアは、冬の時期というと、ことしは雪がなかったと確認しているけれども、例年非常に雪があって約1メーター積もるので冬季の施工が非常に難しい。また、トンネルは、福井側から片押しで掘っているので、岐阜県側の工事は片押し施工でしかできないということである。  また後、先ほど谷の部分で工事をしていると言ったが、高さでいうと約30メーターの谷を埋めることになる。こういう高盛り土の工事になるということもあって、非常に時間を要するなどの課題があることから、県としては、岐阜県と沿線市町とともにできる限りの早い開通を要請していきたいと考えている。 127 ◯田村委員  冠山峠道路の開通がいつになるかという目標を教えてほしい。3年後に県全体で人の流れが大きく変わることを非常に楽しみにしているが、目標を3年後とするのは無理だったら無理といってほしい。 128 ◯道路建設課長  目標ということであるが、先ほど言った課題があるので、意気込みはあるが、かなり厳しい工程になっていくのではないかと認識しているところである。 129 ◯田村委員  3年後は難しいということか。  次に、先ほど担い手確保の話で土木管理課長が言われた新3Kの給料・休暇・希望について伺う。昔は3Kというと、汚い・きつい・危険と言われていた。この前聞いたら、新3Kは稼げる・恰好いい・結構もてるとかと、いろいろな言い方を考えられていた。担い手確保は、本当に大変だと思う。どの仕事もそれぞれがプロフェッショナルで格好いいと思うが、建設も本当に若くて、非常に難しくて、技術的なものが高いので、格好いい仕事だとは思っているので、YouTubeを通じたイメージアップなどいろいろ広報の方法を考えてやっていただきたいと思う。  それと、建設産業での外国人の受け入れについて伺う。担い手が足りないから外国人という思いはわかるが、もし事故が起こったら、労務災害やペナルティーなどがあり、事業者にとっては、ひやひやしながら雇うような形もあるのかと思う。日本人の雇用は大事だと思うので、考えてほしい。  次に、先ほど言われた県発注工事の週休2日制について伺う。知り合いに建設業者が結構何人もおられるが、忙しいところは休んでいられない状況にある。土曜日、祭日は休みなしで、日曜日だけ休みというとこもたくさんある。もちろん仕事をこなさなくてはいけないから、その会社の思いもあるが、漏れがないようにしてほしい。やっぱり休みはあったほうがいいと思うし、仕事は進めてもらわなくてはいけないし、非常に微妙なところなので、チェックしながら管理してほしいと思う。 130 ◯土木部長  週休2日の件については、当然いろいろな課題がまだ残っていると思っている。だから、工事によっては、原則という形を申し上げたけれど、どうしてもその日程上の制約であったり、工程上できないということがわかっていたり、そういう環境が整えられないという場合は、発注者側がしっかり判断して、受注において無理が生じない形は当然とっていかないといけないと思っている。  一方で、繰り返しになるが、建設業界が、将来にわたって若い人が入ってきていただく、やりがいのある職場なんだということをもう発信しないと、これが2年後5年後では間に合わないのではないかという危機感が、我々だけではなくて業界のほうにも出てきているのも事実である。業界の方ももろ手を挙げてではないが、全体のことを考えたら、それを原則とするということについては賛成をしていかないと、建設業にそもそも触手が向いていかない環境を何とかしなければいけないということで取り組みを進めたいと思っている。もちろんこれで発注側の責任が全部終わったということは全くないので、いろんな課題が出てきたら、やり方については、都度都度修正をしていかなければいけないと思う。とにかく若い人が希望を持って、働きがいを感じて入ってきていただいて、長く勤められる業界にしていくという取り組みとして、まずチャレンジをしていきたいと思っている。 131 ◯田村委員  建設業は必要な業種であるし、ある舗装の現場を見ていると、舗装1つ見ても、ビー玉がゆっくり流れるような勾配をつくって舗装するとか、すごい技術だと思うし、大型重機を動かしているのも格好いいと思う。ぜひまたいろいろ方策を考えて、頑張っていただきたい。要望である。 132 ◯鈴木宏紀副委員長  委員長を交代する。       〔委員長交代〕 133 ◯田村委員長  ほかに発言はないか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 134 ◯田村委員長  ないようであるから、所管事務の調査は終結をする。             ────────────── 135 ◯田村委員長分科会長)  以上で、土木部関係の審査を終わる。  以上で、本日の日程は終了した。  明4日は、午前10時より委員会を開催する。  これで、本日の土木警察常任委員会及び予算決算特別委員会土木警察分科会を散会する。                               ~以  上~                  土木警察常任委員会 委員長                  予算決算特別委員会土木警察分科会 分科会長                             田村 康夫 発言が指定されていません。 Copyright © Fukui Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...