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  1. 富山県議会 2022-09-27
    令和4年地方創生産業委員会 開催日: 2022-09-27


    取得元: 富山県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-01
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  1 9月定例会付託案件の審査  (1) 質疑・応答 川島委員長 本定例会において本委員会に付託されました案件の審査に入ります。  付託されております案件はお手元にお配りしてある議案付託表のとおりであります。  これより付託案件についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。──ないようでありますので、質疑なしと認めます。  (2) 討論 2 川島委員長 これより討論に入ります。  討論はありませんか。──ないようでありますので、討論なしと認めます。  (3) 採決 3 川島委員長 これより付託案件の採決に入ります。  本委員会に付託されました議案第90号令和4年度富山県一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会所管分について、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 4 川島委員長 挙手全員であります。  よって、議案第90号については、原案のとおり可決すべきものと決しました。  2 請願・陳情の審査 5 川島委員長 次に、請願・陳情の審査に入りますが、今回はいずれも付託されておりませんので、御了承願います。  3 閉会中継続審査事件申し出について 6 川島委員長 次に、閉会中継続審査事件申し出の件を議題といたします。  本委員会の閉会中継続審査事件については、お手元にお配りしてある申し出案のとおり議長に申し出たいと思います。
     これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 川島委員長 御異議なしと認めます。  よって、お手元にお配りしてある申し出案のとおり議長に申し出ることに決定いたしました。  4 地方創生産業行政当面の諸問題について   (1) 報告事項     中川物流通商班長     ・富山県ホーチミンビジネスサポートデスクの開設      について     資料配付のみ     地域産業支援課     ・富山県融資制度ビヨンドコロナ応援資金」の拡      充について   (2) 質疑・応答     安達委員     ・伝統工芸の振興について     瘧師委員     ・全国旅行支援の開始に伴う県民割の取扱いにつ     いて     ・事業者業態転換などへの支援について     ・外国人技能実習生について     亀山委員     ・ウラジオストクビジネスサポートデスクにつ      いて     吉田委員     ・ビヨンドコロナ応援資金の需要について     ・地方創生臨時交付金の活用について     大門委員     ・サイクリングルートを活用した地域振興につい     て 8 川島委員長 報告事項に関する質疑及び所管行政一般についての質問に入ります。  質疑、質問はありませんか。 9 安達委員 私からは、伝統工芸の振興について質問したいと思います。  さきの本会議でも質問をしましたが、その続きのような形になりますけれども、伝統工芸の振興についてであります。  コロナ禍ももちろんでありますけれども、生活様式変更等もあって、ある調査によると、伝統工芸の企業、担い手の4割が廃業または倒産の危機にあることが先日報道されていました。  これまでも行政は、民間への販路開拓支援等々、いろいろなPRも行ってきたところではありますけれども、伝統工芸品の需要をさらに喚起するためには、民間はもちろんでありますけれども、様々な公共施設等でも、積極的に伝統工芸品を取り扱う、取り入れることによって、需要も喚起されるのではないかと思っております。その点について、県としてどのように取り組んでいかれるのか、板屋地域産業活性化班長にお伺いしたいと思います。 10 板屋地域産業活性化班長 ただいま安達委員から御指摘あったとおり、本県の伝統工芸品産業生活様式変化等によりまして、その販売額は平成2年度のピーク時の約3割以下まで減少している状況にありまして、おっしゃるとおり新たな需要の喚起が課題となっております。  こうした中、県施設では、富山県美術館や新しくできますSCOP TOYAMAなどで、高岡銅器越中和紙外壁等の装飾や照明器具の一部として活用しています。市町村の施設では、南砺市で各地域の市民センターの看板や、市内の小中学校のクラス表示サイン井波彫刻を用いた事例があると聞いております。  また、民間施設に関しましては、県内の商業施設において、設備の装飾やモニュメント、アートパネルなどに高岡銅器高岡漆器を使用している事例もございます。  先ほど安達委員も御指摘のとおり、県ではこれまでも県内のショッピングモールにおいて、産地組合と共に富山県伝統的工芸品展を開催し、展示会のほか職人による実演、製作体験も行いまして、多くの来場者の皆様に伝統工芸の魅力をお伝えしているところでございます。そのほか首都圏のデパートを会場にした伝統的工芸品展への出展、それから産地組合各種展示会への参加なども支援しているところでございます。  今後、県内市町村民間施設等での活用事例を収集し、機会を捉えて県内外で幅広くPRに努め、施設整備等の際には利活用を働きかけるとともに、産地組合事業者による需要喚起の取組を支援してまいりたいと考えております。 11 安達委員 いろいろな取組をしていただいているということでありますけれども、さらにいろいろなところで活用していただいて、例えばこれから富山県武道館や高岡テクノドーム別館等も新たに建設されますし、また、今ほど南砺市で学校のクラス表示サイン井波彫刻を使っているというお話もありました。ぜひともこういったことを南砺市だけではなくて、県下全域に広めていただいて、行政のサポート伝統工芸が何とか衰退していかないように、ぜひともサポートをお願いしたいと思います。 12 瘧師委員 それでは、私からまず県民割について伺いたいと思います。  報道によれば、政府は10月11日から全国旅行支援という、Go To トラベルに代わる新たな観光支援策を始めるということでございました。各都道府県が行う県民割を広げる形で、訪日観光客の誘致と国内旅行促進ということで需要を喚起して、落ち込んだ経済を押し上げる狙いがあるようです。  コロナ禍において特にダメージを受けた観光関連業界においては、少人数での個人旅行家族旅行は回復しているわけですが、まだ団体での旅行、研修等は非常に限られていると。学校の修学旅行や、一部の経済団体研修旅行などに限られておりまして、コロナ前の2割程度だそうで、引き続き厳しい状況にあると思います。  コロナ禍で生まれたキーワードとして、いわゆるマイクロツーリズム、周辺旅行近隣旅行というのがあって、そういった観光需要を喚起させる事業として、県民割引キャンペーンが非常に功を奏していると思っております。その事業については、感染状況に応じて中断したり再開したり、また、随時延長したりして進んできました。旅行者旅行業者も、その事業を当て込んで予定を立てているケースも多いと思われます。  「地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」の期限は今月30日までとなっておりますが、全国旅行支援という国の取組に併せて、今後この県独自の県民割はどうしていかれるのか、南里地方創生局長に伺いたいと思います。 13 南里地方創生局長 御質問いただきました「地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」の期限は今月末でございますけれども、御紹介いただきましたとおり、国の全国旅行支援が10月11日から開始されます。また、県民割については10月10日まで延長することが発表されました。「地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」につきましても、国の制度にのっとってやっているのですが、これも10月10日まで延長することが発表されたところでございます。  これを受けて、現在9月30日までを期限としている「地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」を10月10日まで──11日のチェックアウト分までという意味でございますけれども──延長することといたしまして、観光事業者に対する切れ目のない支援を行っていきたいと考えております。  全国旅行支援の時期は、現在のところ12月下旬までとされていることから、現在観光庁からの詳細の発表を待っているところでございます。割引率は40%で、地域クーポン券は、平日は3,000円、休日は1,000円と差をつけておられます。こういった制度になるということでございます。  全国旅行支援が始まりますので、ぜひ全国の方々に富山県を選んでいただくための取組も重要と考えております。今後、9月30日から東京丸の内での県産のベニズワイガニを使ったレストランフェア、10月3日から神戸三ノ宮駅前飲食エリアでの、県産のベニズワイガニを使った期間限定メニューの提供と観光物産PR、10月30日にはJR大阪駅での観光物産PRを実施するほか、10月から11月にかけて全日空便の乗り継ぎを利用した、西日本エリアからの誘客PRなどの取組を予定しており、全国に向けて富山の秋、冬の魅力をPRすることとしております。  県としては、全国旅行支援開始に向けて急ぎ準備を進めるとともに、全国の方々に富山県を旅行先として選んでもらうためのプロモーションにも取り組みまして、観光需要を確保してまいります。 14 瘧師委員 このような観光需要喚起策というか、消費喚起策は、やはりある程度スピード感が求められるのではないのかなと思っています。9月30日まで延長する決定もぎりぎりだったような気がして、大分スピード感に欠けているような感じもしております。これは国のほうが遅れていますので、どうしてもそうなるのですけれども。  全国旅行支援については、観光関連業界から歓迎の声が上がっている一方で、手続が非常に複雑で手間がかかるのではないかということで、対応しきれないのではないかという危惧の声も上がっておりまして、ぜひとも効果が中小事業者にも及ぶように、お願いをしたいと思っております。  それから、行楽シーズンを迎えるに当たって、今ほど言われたように、ぜひとも富山県がその中で選ばれる地方になってほしいということで、また御支援よろしくお願いしたいと思います。  次に、事業者業態転換などへの支援について伺いたいと思います。  先日、砺波市の某旅行会社が氷見の民宿を事業継承すると新聞報道されていました。コロナ禍で大変厳しい状況の旅行会社が新分野に思い切って挑戦しようという報道に、驚いております。また、コロナ禍を契機にもう商売を閉じようというところへ存続の手を差し伸べるというマッチングは、歴史をつないでいく非常に美しい話で、大切さを感じるわけであります。  この事例も含めて、氷見市では観光需要回復にぎわい復活のために、コロナ禍中小企業の新分野への事業展開を促す国の事業構築補助金を活用して、近く民宿3施設をリニューアルオープンさせるそうであります。このようにポストコロナウイズコロナの時代では、経済社会の変化に対応していかなくてはならないということで、経済産業省は各新分野の展開、業態転換事業業種転換等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業の挑戦を支援しております。  県が行っている富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金補助対象事業の中には、業態転換による新市場開拓事業継承による新事業立ち上げなども含まれていますが、県内の事業者業態転換事業再編などの取組に向けた県の支援の状況について、板屋地域産業活性化班長に伺います。 15 板屋地域産業活性化班長 長引く新型コロナの影響や、エネルギー、原材料等物価高騰が続く中、経済環境の変化に伴うリスクに対応するため、業態転換事業再編などにより新規事業等に取り組む意欲的な県内企業を後押しすることは、大変重要なことと考えております。  県では、これまでも昨年度の中小企業リバイバル補助金、それから今年度の中小企業ビヨンドコロナ補助金において、業態転換事業承継特別枠を設定しまして、合計で185件を採択しているところでございます。  具体例として、例えば交通事業者が古民家を活用した観光事業を企画したり、情報サービス事業者がそのITスキルを利用しまして、スマート農業事業拡大を図るなどの取組もございまして、そういったものを支援しているところです。  また、これらの補助金通常枠におきましても、販路開拓売上げ向上、新商品開発の取組に対して、合計で2,524件の採択を行っております。県内企業の異なる業種への転換や自社技術を生かした新分野への進出、新規事業への挑戦などを支援しているところでございます。  なお、中小企業業態転換などを支援する国の事業構築補助金におきましては、これまで令和3年6月から令和4年9月まで6回の審査が行われております。県内では商工団体金融機関等の御支援も得ながら合計で538件が採択されており、全国平均採択率が約44%のところ、県内においてはそれを上回る49.1%となっておりまして、有効に活用されているのではないかと認識しております。  県では先月18日、全国知事会を通じまして、国に対し事業構築等に対する支援策の拡充などを求める提言を行っているところでございます。今後の国の経済対策の内容を踏まえまして、商工団体等支援機関と連携するとともに、新世紀産業機構中小企業支援センター等でも県内企業からの相談に応じまして、業態転換等を含め事業者のニーズを的確に捉えた支援を検討してまいりたいと考えております。 16 瘧師委員 コロナという時代のこういう変化もありますけれども、最近は新しい業種や新しい働き方が次々と生まれてきています。時代の大きな転換期にあるのではないのかなと思っております。したがって、やはりそういった変化に応じた支援が必要でございますので、これからも業態転換などへの支援をよろしくお願いしたいと思います。  次に、外国人技能実習生について、以前も聞きましたけれども、またお聞きしたいと思います。  国際課のデータによれば、令和4年4月1日現在の富山県内における外国人住民数は1万7,961人で、これはちょうど1年前と比べますと1,123人の減少となっております。在留資格別住民数で見ますと、技能実習生在留資格者が令和2年度6,018人に対し、令和3年度が4,385人ということで、1,633人の減少となっておりまして、減少幅が大きいと。コロナの影響により受入れが減少したことを示しているかと思います。  現在の受入れ状況はどうなのか。また、今後新型コロナ水際対策が緩和されれば受入れ拡大が予想されますが、どのような対策を講じていくのか、大西雇用推進班長に伺います。 17 大西雇用推進班長 県内企業技能実習生受入れ数につきましては、国の新型コロナ水際対策の影響によりまして、コロナ前の約6,200名から令和3年度には約5,300名と減少しております。この数字は今ほど委員がおっしゃられました国際課調べではなくて、富山労働局が所管しております外国人雇用届出状況による数字となっております。本年3月以降につきましては、入国制限の段階的な緩和──10月11日からは入国制限の撤廃が公表されておりまして、緩和が進んでいる中で県内関係団体に確認しましたところ、現在はコロナ前の水準まで回復してきていると聞いております。  このような状況の中で、県ではこれまで県内企業技能実習生を受け入れた際に、水際対策で実施されている入国後のホテル等での待機に係る宿泊費の補助を実施しておりまして、今年度の実績は9月25日現在で183名となっております。現在も国の水際対策におきましては、ベトナムからの入国の際にはワクチンの接種証明がない場合は原則5日、自主検査陰性証明がある場合は3日間の待機が求められておりまして、引き続き支援を実施してまいりたいと考えております。  一方で、この水際対策の緩和によりまして、入国してきた技能実習生は、コロナ禍の下で入国前の日本語学習が現地で十分に実施されないケースや、入国待機長期化を受けまして、一旦習得した日本語のレベルが低下してきたことなどによりまして、語学力が不十分な状態で日本の技能実習を始める実態も懸念されております。  これまで県では、県内で行われる技能実習生向け日本語講習に対する支援を行ってまいりましたが、さらに6月補正におきまして県内管理団体が行う、入国後の日本語習得の取組を支援するための補助金を新設しておりまして、この補助金は既に113名の方に活用していただいております。県としましては、県内企業技能実習生受入れが適切に行われるよう、引き続き支援してまいりたいと考えております。 18 瘧師委員 そうですね。やはり言葉の問題が一番大きくて、そこでトラブルに発展しかねないということもありますので、その辺の支援をよろしくお願いしたいと思います。  技能実習制度の本来の目的は国際貢献技術移転であって、労働力需給調整の手段ではないということになっておりますけれども、現実的には多くの業種で人手不足が深刻化しておりまして、労働力を補うという面もあるのではないのかなと思っております。また支援をよろしくお願いしたいと思います。 19 亀山委員 先ほどホーチミンビジネスサポートデスク開設の説明を受けました。本県のビジネスサポートデスク設置状況ロシアウラジオストクが入っています。今、北方領土でさえビザなし交流が中止なのか停止なのか、その辺は分かりませんけれども、これだけロシア社会情勢が、変化が厳しいときです。  そんなときにロシアウラジオストクビジネスサポートデスクは、現在活動というか、稼働しているのですか。駐在員の安全のためにも、一時的にも停止するべきではないかなと思いまして、質問をさせていただきます。 20 中川物流通商班長 ウラジオストクビジネスサポートデスクですけれども、現在も設置いたしております。御懸念の安全に関してはもちろん配慮しておりまして、実際にウラジオストク相談件数なんですけれども、令和3年は26件、令和4年は7月末時点で8件ございます。  こういう情勢ではございますけれども、逆に言えばこういう情勢だからこそ、企業の方からの相談もあると認識しております。委員の御指摘がありましたように安全には十分配慮しながら、ビジネスサポートデスクで企業の方の相談等に引き続き応じてまいりたいと考えております。 21 亀山委員 ありがたいのですけれども、現在まだ商談があると言われると、駐在員の方に御苦労をかけますけれども、お願いするしかないのかなという気持ちが確かにあります。駐在員の方々の安全だけはしっかりと確保してください。よろしくお願いいたします。 22 吉田委員 富山県融資制度ビヨンドコロナ応援資金融資限度額が、6,000万円から1億円に引上げということです。10月1日から開始となっておりますが、コロナ禍ウイズコロナの中での経済再生において、このような融資制度は全国的に大変需要が高まってきていると思います。  私のほうにも何件か融資の関係の相談もあったりするわけでありますが、飲食業自動車関連の仕事をやっている人たちもやっぱり四苦八苦しながら、工夫しながら頑張っているわけです。融資条件を1億円に引き上げたことは、やはり富山県の中小企業におきましても大変な需要があるのではないかなと思うんですけれども、どのように考えておられるのか。 23 細川地域産業支援課長 本会議でもこのような御質問を幾つかいただいておりますが、8月末現在で当初枠の200億円のうち8割の実績になっております。160億円余りの保証承諾を行っているところでございますけれども、これまでの年度前半の利用状況を踏まえまして、9月定例会でも御提案をさせていただいているように、260億円の融資枠の拡大、それに伴う保証料をゼロにする補助金の増額を御提案しているところでございます。  このビヨンドコロナ応援資金というのは借換えや運転資金ばかりではなくて、今まであまりこちらからは申しておりませんでしたけれども、設備資金にも活用されます。運転資金とのセットでも活用いただけるということで、全体としてはやはり運転資金の御利用が多いんですけれども、一定程度は設備資金としての活用もされているところでございます。先ほど瘧師委員からも業態転換に力を入れるようにという御発言がございましたけれども、このビヨンドコロナ応援資金につきましても、そういう意味では前向きな資金活用にも御活用いただけるということで、金融機関等の窓口でも周知していただいているところでございます。  国の経済対策も10月中に取りまとめられると聞いておりますので、その状況も踏まえて、融資も含めましてどういう支援が必要なのか、また検討させていただきたいと考えております。 24 吉田委員 またよろしくお願いします。  銀行は、コロナ最盛期の頃は危険を顧みず、しっかり中小企業を応援するような姿勢であったんですけれども、最近は少し間口が狭くなってきているという話も聞いているので、そういったところをこういったビヨンドコロナ応援資金など、いろいろ融資制度を活用して、支援をよろしくお願いしたいと思います。  もう1点、地方創生臨時交付金なんですけれども、これも拡充されたわけであります。これも各地方自治体の中で工夫しながら、ウイズコロナ経済再生に向けてしっかり、その地方のニーズに合ったようなものを使っていくということで、非常に好評ということで今回もまた拡充になったと。  9月補正におきましても臨時交付金を使った施策がたくさんあるわけでありますけれども、さらに拡充されたことによって、またどんなところに使っていこうと考えておられるのか、お聞かせ願いたいなと思います。 25 南里地方創生局長 臨時交付金増額ということでございまして、特に今般の増額については、物価高騰対応での話だと理解しております。9月補正でも様々活用していますが、今後は経営管理部で、どういうところにどういうふうに使っていくか議論されていくものと思います。私ども地方創生局としては、観光事業者で苦しんでいるところ、インバウンド再開といったところでどのように使えるかということも含めて、また考えていきたいと思っております。 26 吉田委員 商工労働部はどうですか。 27 中谷商工労働部長 臨時交付金を使って、6月補正では中小企業ビヨンドコロナ補助金の拡大、補助金の対象を拡大させていただいて、用意しました予算枠を超えて要望がありましたので、9月補正でさらに上積みをする。先ほど御質問ありましたビヨンドコロナ応援資金については、信用保証料を無料にしていますので、そういったところで活用させていただいているということでございます。  中小企業ビヨンドコロナ補助金につきましては、翌年度に繰越しができないという制限がありまして、年度後半で新しい申請を受け付けるのはなかなか難しいんですけれども、また国の動向を見ながらになりますが、全国知事会を通じて繰越しをさせてくれというお話を一生懸命しています。もし繰越しができるようになれば、私どもとしてはいろんなことを頭の中に考えておりますので、そういった状況も見ながら、できるだけうまく使えるように検討していきたいと思います。 28 吉田委員 とにかく積極的に臨時交付金を使って、経済再生のために、物価高やコロナ対策などを含めて予算取りをしていっていただきたいと思います。 29 大門委員 サイクリングルートについてお伺いをしていきたいなと思います。  予算特別委員会でも、サイクリングルートについて質問をしました。予算特別委員会では大きなことを1つ聞いて、細かいことは常任委員会で聞こうかなと思っていまして、いろいろ聞いていきたいなと思っております。  富山湾岸サイクリングコースですけれども、御存じのとおりナショナルサイクルルートに認定をされました。サイクリングの人気も出てきておりますし、今後ますます富山県のストロングポイントになると私は思っております。しっかりとPRをして、富山県の皆さんにサイクリングを楽しんでもらうことはもちろんですが、やはり県外や、ナショナルサイクルルートということですので、海外からもしっかりと誘客をしていかなければならないと思っております。  だからこそこのサイクリングルートが、選ばれるルート、選ばれる富山県にならなければならないと思っていますし、今後も、ギアを1つ上げて取り組んでいかなければならないと思っております。富山の景観──海や山、田園といった景観を味わえる本当にすばらしいルートですし、世界に誇れるルートだと思っています。  富山県議員サイクリング研究会もできまして、皆さんで盛り上げていろいろ進めていこうという段階なのかなと思っております。  ナショナルサイクルルートに選定されまして1年経過しましたが、これまでの成果と今後の富山県のナショナルサイクルルートのビジョンや展望について、お伺いしたいと思います。
    30 浜元コンベンション・賑わい創出課長 昨年5月に、富山湾岸サイクリングコースが日本を代表する6つのナショナルサイクルルートの1つに選ばれました。市町村やサイクリング関係団体の皆さんと連携してこれまで地道に積み上げてきた取組が評価されたもので、大変誇らしく思っております。  ナショナルサイクルルートに指定後、県外のサイクリストや自治体からの問合せ、新聞や雑誌、テレビ等の取材や、自転車メーカーの新製品のプロモーションビデオの撮影箇所に選ばれるなど、多くの反響がございました。さらに公式ウェブサイトであるとやまサイクルナビのユーザー数がNCR指定前と比較いたしまして約2倍に増加、さらに今年4月に開催されました富山湾岸サイクリング2022において、県外参加者の割合がこれまでは3割前後だったんですけれども、4割に増加するなど、その成果、効果を実感しているところでございます。  ただ、ナショナルサイクルルート指定がゴールではないと考えております。ナショナルサイクルルートのブランド力や知名度を生かし、ハード、ソフト両面の必要な投資によりまして、サイクリングコースの磨き上げや情報発信を継続していくことで、ブランド価値を一層高め観光誘客や地域活性化に結びつけるとともに、富山に行ってみたい、富山でサイクリングを楽しみたいという富山ファンを増やすことで、関係人口の創出にもつなげていきたいと考えております。  また、富山湾岸サイクリングコースは平たんで走りやすく、幅広い世代からファミリーまで楽しめるコースでございます。県民の皆さんにもまずは気軽に身近な自転車でサイクリングを楽しんでいただき、沿線の観光スポットやすばらしい景観など、いつもは見過ごしている富山県の魅力を再発見していただきたいと思っております。 31 大門委員 まさしく言われるとおり、ナショナルサイクルルートに選定されることはゴールでなく、スタートだと思っております。選定されてからブルーラインもしっかりと引かれていますし、サイクルラックも増えてきました。ホームページ等々もいろいろ更新もされまして、情報発信にも力を入れていると思っております。  この動きは行政だけでは限界があると思っておりまして、やはり民間との連携も重要なことと思っております。いろいろ聞いてみますと、ナショナルサイクルルートに選定をされた他県のことなんですけれども、民間と行政、官民連携となった協議体をつくって、このサイクリングルートを今後どうしたらいいのかというビジョンを共有しながら進めている県がほとんどなようです。本県は、富山県としてこのサイクリングルートをどういうビジョンを持って、どういう方向性に持っていくかが、まだまだ民間と共有できていない状況にあるのかなと思っております。  もちろん、ナショナルサイクルルート認定に当たって、いろいろハード整備も進めてきましたが、並行して民間の動きも併せて進めていかなければ、より波及効果がないのかなと思っております。富山県はそこがもったいないよねという声が実は聞こえてきております。  民間の動きともやはり連携をして、より一層ギアを上げて、ナショナルサイクルルートに認定されたこのサイクリングルートを盛り上げていく必要があると思っております。焦るといいますか、危機感を感じていることがありまして、今後ほかの県でもナショナルサイクルルートに選定されるという話を聞いておりまして、他県でそういった動きがありますよということがあります。  だからこそ、先に選定されたアドバンテージをしっかりと生かして、富山県がより選ばれる地域、サイクリングの聖地となっていかなければならないのかなと思っております。だからこそそういったことをまた考えていっていただけたらと思っておりますが、このサイクリングの魅力向上に向けたスピード感についてどのように感じておられるのか、よろしくお願いをいたします。 32 浜元コンベンション・賑わい創出課長 県では、これまで安全・安心で快適にサイクリングを楽しめるよう情報発信や走行環境、受入れ環境の整備に取り組んできたところでございます。特にナショナルサイクルルート指定後におきましては、サイクリストに優しい宿として認定する制度の創設、サイクリング専門紙とタイアップした特集記事を冊子とウェブ版で掲載するとともに、この特集記事の繁体字版を作成しまして、台湾でもPRしたところでございます。  さらに今年2月に、富山湾岸サイクリングコースと田園サイクリングコースそれぞれのPR動画を作成してユーチューブで公開するとともに、富山きときと空港、北陸新幹線富山駅、日本橋とやま館などで放映したほか、サイクリスト向けサービスを提供するコース沿線のコンビニエンスストアを、サイクルふらっととして認定する制度も創設いたしました。  また、来春にはサイクリング専門紙「自転車旅」の富山版の発刊も予定しております。第1次指定の3コースは既に発行済みでございまして、第2次のナショナルサイクルルート指定コースでは最初となります。  このように、ナショナルサイクルルートに指定されたチャンスを逃さないよう、これまでも補正予算を組みながら切れ目なく、スピード感を持って取り組んできたところでございます。また、委員御指摘のように石川県や福井県をはじめ、他県でもナショナルサイクルルート指定に向けた動きがあることは承知しております。今後とも本コースの最大の強みであります、富山湾と立山連峰の美しい景観を眺めながらサイクリングを楽しめるコースであることを積極的にPRすることでほかのコースとの差別化も図りまして、走行環境や受入れ環境をさらにブラッシュアップしていきたいと考えております。 33 大門委員 まさしく言われるとおり、富山県らしいサイクリングルートがあろうかと思っております。そういったところはビジョンにつながる話だと思いますが、富山県らしさをしっかりと民間とも共有しながら進めていくことがやはり必要かなと。官民一体となって同じ方向を向いて進むことがすごく大事かなと思っております。  予算特別委員会でもお話をさせていただきましたが、呉西、呉東に1か所大きなサイクリングの拠点をどーんと投資といいますか、民間の力を使ってといいますか、つくることによって、富山県のトップランナーとなるような拠点が1つできることによって、サイクリストが県外から来たときに、ここに行けばもう分かるよね、ここに来てまずここからスタートして富山県を楽しもう、という拠点になる。写真を撮ったり、SNSの発信、モニュメントなのかも分かりませんが、そういったものが1つあれば、やはりそれだけでも波及効果が全然違うのかなと思っております。  そういったことをみんなで話し合って、どういった方向性に持っていくのか。それが正解なのかどうかも含めてだとは思いますけれども、宿や周辺の観光、飲食などいろいろな波及効果、もちろん来てもらってサイクリングを楽しんでもらいますし、お金も落としてもらわなければ意味がないと思っております。そういったことをみんなで話し合えるような場もどんどんつくっていっていただけたらと思っております。また検討していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。  サイクリングルートというのは、情報発信が非常に大切なのかなと思っております。ナショナルサイクルルートに認定をされまして、ホームページのユーザー数が2倍になったと言っておられましたし、これはすばらしいことだと思っております。やはりナショナルサイクルルートに認定された影響力は確かにあると感じました。  ですので、情報の発信もホームページだけでなくて、SNSなどいろいろな方法があると思っております。ユーチューブやインスタなど、いろいろな方法により情報発信を力強く進めていく必要があると思いますが、御所見をお願いいたします。 34 浜元コンベンション・賑わい創出課長 先ほど官民連携のお話がございましたけれども、観光振興室では富山県自転車活動推進連絡会議という組織を持っておりまして、観光団体や鉄道事業者などが構成員となっております。こういった場を活用いたしまして、委員おっしゃるとおり、方向性やビジョンを共有して、官民連携で進めていきたいと考えております。  では御質問の件ですけれども、本県のサイクリングコースの認知度向上を図り、国内外からの誘客を促進するためには、サイクリストや旅行者に対する情報発信が非常に重要だと思っております。繰り返しになりますけれども、県では昨年度、県内のサイクリングコースのPR動画を作成いたしまして、ユーチューブでの公開、それからサイクリング専門紙やSNS等による情報発信に取り組んできたところでございます。  このほかにも富山大学の学生のアイデアで、コース沿いにセルフィーフォトスタンド──いわゆる自撮りスタンドを設置いたしまして、フォトコンテストを実施する取組などもございました。これは先ほど委員おっしゃられた富山県議員サイクリング研究会で、ゲストで来られましたインスタグラマーの方からも、自転車とフォトスタンドの相性がとてもいいので、これはいい取組だと評価もいただいているところでございます。また、先日、北陸三県知事懇談会においても、北陸3県のサイクリングコースでこのフォトスタンドの横展開を図るために、新田知事から事例の紹介もあったところでございます。  今年度はこれらの取組をさらに拡充いたしまして、富山湾岸サイクリング大会へのインスタグラマーの招聘、PR動画を活用したSNS上での広告配信、首都圏などのサイクルショップへのサイクリングマップの配付のほか、今月からはチャンネル登録者数の多いユーチューバーやフォロワーの多いインスタグラマーなどを起用いたしました動画配信を開始するなど、SNSをはじめ様々な媒体を活用いたしまして情報発信を強化しているところでございます。今後とも効果的な情報発信手法を検討いたしまして、継続的かつ戦略的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。 35 大門委員 先日、そのユーチューブ動画を、私も拝見をいたしました。登録者も結構おられる方だったと思っておりまして、富山湾岸サイクリングを楽しんでいる姿を見させていただきました。どちらかというとSNSやユーチューブというのは、興味のある方が見られる傾向が多いのかなと思っておりますので、そういった活用をしながら情報発信に努めていただきたいと思っております。写真とサイクリングはすごく相性がいいという話ですので、やはり富山県というと本当に景色がいいですし、来た方が自然と情報発信してくれる仕組みを、また考えていっていただけたらありがたいと思います。よろしくお願いします。  次に、サイクリングコース上のブルーラインについてお伺いをします。  ブルーラインは朝日から氷見までも引かれていますし、田園サイクリングコースにもあります。いろいろなところに引かれているなか、宇奈月への延伸の要望が上がっていますが、なかなかこれは実現していない状況かなと認識をしています。この質問をここでするのもどうなのかなと思いながら、質問させていただきますけれども、ブルーラインというのは土木部の予算でやっています。観光の一面と土木の安心・安全の一面と側面が少し違うのかなと思っておりますし、どちらかというと広い、安全・安心なラインを土木部は引きたいんじゃないかな、なんて思っております。  サイクリングは、観光の面で本当に非常にこれから大事になるものでありますので、本来であれば地方創生局がしっかりと責任を持って、所管をしていったほうがいいのではないのかな、ちゃんと予算を確保して進めるべきことなのかなと思っておりますが、これについて御所見をお願いいたします。 36 浜元コンベンション・賑わい創出課長 これまでもサイクリングコースの整備につきましては、富山の重要な観光コンテンツとして、情報発信や受入れ環境の整備は観光振興室で実施してきました。一方、その自転車専用道化やコースの延伸をはじめ、コースの案内看板や距離表の設置などのハード整備は、道路の安全性の確保、機動性、効率的な道路の維持管理と一体不可分であることから、土木部で実施する体制でお互いに緊密に連携して取り組んできたところでございます。  委員から御指摘のありましたブルーラインにつきましては、富山県のコースはブルーラインが引かれているので、大変走りやすいと伺っております。ただ、土木部からは、道路外側の区画線──いわゆる白線については安全かつ円滑な道路交通を確保するために、定期的な引き直しを県内の優先度の高い箇所から実施しており、新たなブルーラインの整備にはなかなか踏み切れないと伺っております。こうした事情もありますけれども、引き続き土木部と意見交換をしながら必要な予算はしっかりと確保していただくよう、働きかけてまいりたいと思っております。 37 大門委員 答えづらい質問だったと思いますが、ありがとうございます。本来であればブルーラインを引いて、しっかりと宇奈月まで延伸をして、ここがサイクリングコースだよと、来た方が分かるようにするべきかなという認識であります。土木部の思いもあろうかと思います。緊密に連携してといいますか、しっかりと要望するしかないと思うんですけれども、また連携をしながらやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、次はサイクルトレインについて伺います。  サイクルトレインは、自転車と電車を掛け合わせて楽しむルートであります。皆さん御存じのとおり、あいの風とやま鉄道や富山地方鉄道、万葉線で利用可能になっております。その中でよーく見てみますと、あいの風サイクルトレインの推奨コースの1つなんですけれども、東富山駅から乗って入善駅で降りてサイクリングを楽しむコースがあります。しかし東富山駅から乗った場合、入善駅を通り過ぎて泊駅まで行ってから、戻って入善駅に降りなきゃいけないんですよね。東富山駅からそのまま入善駅に行くんじゃなくて、入善駅を通り過ぎてからまた戻ってくるという状況に実はあります。  なぜかといいますと、降りるところが高架橋になっていまして、自転車を持っていけないという理由がありまして、1回通り過ぎて戻ってこないと駅から降りられないという現実があると伺っております。僕自身もびっくりしまして、やはり利用者からしたら不便かなと思っております。初めて乗った人からしたら戸惑う部分があるのかなと思います。  サイクルトレインが少しずつ増えてきておりますが、城端線にとっても大事な視点と思っております。氷見から城端までの、海から山まで本当にきれいな景観が見られるサイクリングコースで、それに沿って城端線があります。そこはまだまだ活用ができていない状況にあるのかなと思っておりますが、そういった活用も今後考えていく必要があると思ってはいますが、この点につきましてお伺いしたいと思います。 38 黒崎広域交通・新幹線政策課長 昨年4月から運行をしておりますあいの風サイクルトレインにつきましては、今ほど委員から御説明いただきましたとおり、泊方面に向かう列車で入善駅や黒部駅で降車した場合に、改札を出ようとすると跨線橋を自転車を担いで渡る必要がございます。この際、階段での転倒や自転車の落下によりまして、他の利用者と接触する事故の危険性があるということから、利用者の安全を最優先に、一旦泊駅まで行って折り返して進行方向を変えた上で、列車から改札まで段差がなくスムーズに降車いただけるホームを御利用いただいているところでございます。  あいの風とやま鉄道では駅利用者の安全を確保するために、今ほど申し上げました泊駅での折り返しが必要になるという制約の中で、自転車愛好家の皆様に少しでも富山湾岸サイクリングコースを楽しんでいただくために、サイクリングコースにアクセスしやすい駅で、また、利用者からの問合せにもより迅速に対応できるよう駅員を配置しております入善駅、黒部駅を降車駅として対応しているところでございます。これにつきましては安全対策上やむを得ないものと考えております。  また、城端線、氷見線ですけれども、こちらにつきましては沿線で富山湾岸サイクリングコースと田園サイクリングコースの両方のコースが楽しめる路線でございます。サイクルトレインの運行につきまして、JR西日本の金沢支社にも確認したところ、福井県の越美北線などで実施されているとお聞きしております。まずは実施されている路線の運用につきまして、JRの協力もいただきながら現地の状況を確認するなど、今後研究してまいりたいと考えております。 39 大門委員 サイクルトレインはほかの県でもいろいろ事例がありまして、いろいろ活用されていると聞いております。今ほど安全の確保のために仕方がないという話ではありますが、でもやはり不便だという印象でもありますし、そのためにエレベーターをつけようかとかそういった話になるのかな。難しいところではございますが、でも本当に利用者目線からすると、まだまだ改善の余地はあるのかなと思っております。  城端線、氷見線に関しまして研究をしていくというお話でした。聞いてみますと、同じコースを行って帰ってくるというよりも、行きと帰りは違うコース、違う景色で楽しむ方はたくさんおられると聞いております。サイクルトレインの活用がやはり必要かなと思われますし、城端線、氷見線の新たな活用方法を模索していくことでの大事な点なのかなと思っておりますので、また今後検討していただけたらと思います。よろしくお願いをいたします。  続きまして、富山湾岸サイクリングについてお伺いをします。  今年の大会に私も参加をさせていただきまして、80キロコースを走りました。本当にすばらしい天気で立山連峰も海もきれいでしたし、初めて参加したんですけれども、すごく楽しく、そして、各エイドでもいろいろな食事がありまして、本当に楽しめたなと思いました。こういった大会に私自身、初めて出たというのもありまして、すごくいい思い出になったなという印象があったんですけれども、先日、自転車ではないんですけれども、白馬でトレイルランの国際大会がありまして、見てきました。  トレイルランを御存じの方は多いと思いますが、舗装されていない山道を走るという大会でして、全国から2,000名を超える人たちが参加をしていまして驚いたんですけれども、協賛企業がすごくたくさん出ておりました。例えば有名なメーカー、全国でも有名な車のメーカーや登山に関係するようなメーカー、シューズメーカーなど、いろんなメーカーも参加をしながらイベントを盛り上げて、本当にすばらしい大会でした。  富山湾岸サイクリングはもちろんすごく楽しめましたが、大会が始まってもう8年が経過をしまして、次の段階に行ってもいいのかなと思っております。ほかのサイクリングの方に聞いてみますと、例えばこういった自転車のイベントがあったときに、エイドでもいろいろ見ましたけれども、行列ができたりしていたと思います。そういったこともなく、いろんな協賛メーカーがジュースを出したり、いろんな食べ物を出したりし、並ばずにそういったものを楽しめるという状況であります。  富山湾岸サイクリングも各市町村の皆さんが本当に頑張っておられましたし、それを否定するつもりはないんですけれども、民間の力もそろそろ活用しながら次のステップに向けて、この富山湾岸サイクリングも進めていく必要があるのかなと思っております。  サイクリングの好きな方はいろんな大会に出ておられる方が多いのかなと思っております。ナショナルサイクルルートに選定をされている富山県だからこそ、来たら、おおっと思うような、ああすごいなと思えるような、そういった大会に今後していかなければならないと思っておりますが、所見をお願いします。 40 浜元コンベンション・賑わい創出課長 去る4月17日、ナショナルサイクルルート指定を記念いたしました富山湾岸サイクリング2022が、魚津市をメイン会場として3年ぶりに開催されたところでございます。大門副委員長、安達委員もチーム県議会の一員として御参加いただきました。誠にありがとうございました。  この大会のコースの沿線市町に設置されたエイド、休憩場では、例えば朝日町ではタラ汁、滑川市ではホタルイカ、ゴール地点の魚津市ではカニ鍋など、それぞれの地域の特産物が振る舞われまして、富山の食の魅力も十分に満喫していただいたと思っております。手作り感のある大会ではございますけれども、今回の大会後のアンケート結果を見ますと、約8割の方が大変満足または満足と回答されるなど、参加者の満足度も非常に高く、大変うれしく思っております。これも沿線自治体や観光協会の皆さん、サイクリング関係団体や多くのボランティアの御協力のおかげであり、改めて感謝申し上げたいと思っております。  本大会は来年で第9回大会を迎えます。今後とも沿線市町や関係団体と連携いたしまして、安全な走行環境の整備やエイド食のさらなる充実など本大会の魅力向上に努めるとともに、今ほど御提案のありました民間企業との連携につきましても、もう既に来年に向けた実行委員会を開催しておりますが、こうした実行委員会の場で議論したいと考えております。次回の大会がさらに盛り上がるよう、おもてなしの面も工夫してまいりたいと思っております。 41 大門委員 来年の大会も私頑張って、まずは自転車を買うところから頑張りたいなと。まず買うところから進めまして、来年の大会も楽しみにしたいなと思います。 42 川島委員長 ほかにありませんか。──ないようでありますので、これをもって質疑、質問を終わります。  5 行政視察について 43 川島委員長 次に、閉会中の継続審査事件のための行政視察について議題といたします。  県内行政視察については、必要に応じて機動的に実施していきたいと考えており、その実施に当たっての日程調整等については委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 川島委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  以上で付議事項についての審査を終わります。  この際、ほかに何か御意見等はありませんか。──ないようでありますので、これをもって委員会を閉会いたします。 Copyright © Toyama Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...