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  1. 富山県議会 2020-06-25
    令和2年教育警務委員会 開催日: 2020-06-25


    取得元: 富山県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過概要  1 6月定例会付託案件の審査   (1) 説明事項 亀山委員長 本定例会において、本委員会に付託されました諸案件の審査に入ります。  付託されております諸案件は、お手元にお配りしてある議案付託表のとおりであります。  追加提案されました案件について、当局から説明願います。    伍嶋教育長    ・令和2年度富山県一般会計補正予算(案)について    大原警察本部長    ・令和2年度富山県一般会計補正予算(案)について   (2) 質疑・応答 2 亀山委員長 これより付託案件についての質疑に入ります。  質疑はありませんか。──ないようでありますので、質疑なしと認めます。   (3) 討論 3 亀山委員長 これより討論に入ります。討論はありませんか。──ないようでありますので、討論なしと認めます。   (4) 採決 4 亀山委員長 これより付託案件の採決に入ります。  本委員会に付託されました議案第86号富山県警察の組織等に関する条例一部改正の件外2件及び報告第5号地方自治法第179条による専決処分の件のうち、本委員会所管分について、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 5 亀山委員長 挙手全員であります。
     よって、議案第86号外2件及び報告第5号については、原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。  2 請願・陳情の審査 6 亀山委員長 次に、請願・陳情の審査に入りますが、今回はいずれも付託されておりませんので、御了承願います。  3 閉会中継続審査事件申し出について 7 亀山委員長 次に、閉会中継続審査事件申し出の件を議題といたします。  本委員会の閉会中継続審査事件については、お手元にお配りしてある申し出案のとおり議長に申し出たいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8 亀山委員長 御異議なしと認めます。  よって、お手元にお配りしてある申し出案のとおり、議長に申し出ることに決定いたしました。  4 教育警務行政当面の諸問題について   (1) 報告事項    資料配付のみ    教職員課    ・令和3年度富山県公立学校教員採用選考検査志願状     況について    県立学校課    ・令和2年3月高等学校卒業者就職状況について    警務部    ・令和2年度警察官(第1回)採用試験申込状況    地域部    ・夏山警備の実施について    交通部    ・夏の交通安全県民運動の実施  (2) 質疑・応答    瀬川委員    ・プログラミング教育について    ・小中学校におけるタブレットの導入について    岡崎委員    ・新型コロナウイルス対策について    ・横断歩道における安全対策について    ・信号機の切替え、増設について    筱岡委員    ・学校再開後の県立学校部活動の状況について    ・今夏の小中学校における水泳授業について    ・感染症予防に関する教育の必要性について    ・自粛期間中の交通事故各種犯罪発生状況につい     て    ・給付金詐欺について    渡辺委員    ・警察署の再編整備について    ・高岡運転免許更新センターにおける更新免許の即日     交付について    亀山委員    ・臨時休校中の児童生徒によるマスク製作について 9 亀山委員長 報告事項に関する質疑及び所管行政一般についての質問に入ります。  質疑、質問はありませんか。 10 瀬川委員 明日で奥田交番の事件から2年ということで、関係の方々、御家族の方々にお悔やみ申し上げますとともに、亡くなられた方に対しまして御冥福をお祈り申し上げます。  質問に入らせていただきます。  1つ目は、プログラミング教育に関してです。今年度から小学校において、プログラミング教育が始まります。年度当初からではなくて、後半からだと聞いておりますが、コロナの問題は想定していなかったことなので教員の方も非常に対応に苦慮されて、プログラミング教育に係る準備の時間がなかなか取れないのではないかと思っています。新しく始めることに対して想定どおり準備ができているのか、不安に思っているところがあります。  多分、プログラミング教育では、グループ学習なども多く取り入れられる想定だったと思いますので、このコロナを経験して、プログラミング学習準備状況について見えてきたことを近藤小中学校課長にお聞きします。 11 近藤小中学校課長 市町村教育委員会では、今お話のありました今年度から小学校において必修化されますプログラミング教育が円滑に実施できるよう、昨年度までに各学校の実情に応じて研修会を開催したり、各学校で利用する教材を購入したりするなど準備を進められており、各学校では、それを受けて年間の指導計画を立ててきたところでございます。  また、県教育委員会では、教員の指導力向上を図るため、プログラミング体験を取り入れた出前講座に加えまして、昨年度は新たに実習形式研修会を開催するなど、各学校の支援に努めてきたところでございます。  今、お話がありましたが、各学校におきましては、このたびの長期にわたる臨時休校に伴い、このプログラミング教育も含めた年間指導計画全体の見直しを行い、学校再開後の現在は、それに従って学習指導を進めているところでございます。  このプログラミング教育については、おおむね、年度の後半に、主に5年生の算数、それから6年生の理科及び3年生以上の総合的な学習の時間で取り扱われることとなっております。その実施に当たっては、例えば、子供たちがペアやグループで意見を出し合い、試行錯誤を繰り返しながら考えをまとめ上げていく、そうした活動を感染防止対策を施しながらどのように進めていけばよいのかといった悩みがあるなどと聞いているところでございます。  県教育委員会といたしましては、意見交換話合い活動の充実などに係る効果的な取組例を紹介するなどし、また引き続き各学校の実施状況を把握いたしまして、市町村教育委員会とも連携しながらプログラミング教育が円滑に実施されるようしっかりと支援してまいりたいと考えております。 12 瀬川委員 今度は、小中学校タブレットの話です。  タブレットの端末を県内一斉に共同調達するということで、とてもいい取組だと思っております。しかし、ハードを準備してタブレット小中学生全員に行き渡っても、肝腎のそれを使いこなす教員の指導力が伴っていないと、うまく効果が得られないと思っております。  このコロナで各市町村教育委員会が独自に休校中の学びに対して様々な取組をされました。いい面もあったかもしれませんが、各15市町村がゼロから一つ一つ独自に行うのは非効率な部分もあり、せっかく富山県はコンパクトな県なので、いい事例や知見を共有していったらいいのではないかと思っております。  タブレット端末共同調達は、県が一斉に行うのですから、ソフト面、つまり、教員への指導も県一斉に県の教育委員会がリーダーシップを取って進めていったらどうかと思いますが、近藤小中学校課長に識見を伺います。 13 近藤小中学校課長 県では国のGIGAスクール構想に基づきまして、ICT機器等共同調達や、個々の児童生徒の状況に応じた効果的な学びを実現するための環境整備を検討する協議会を立ち上げ、各市町村の取組を支援しているところでございます。  一方、県教育委員会では、これまで、デジタル教材の作成と活用法、あるいはICT機器の有効な活用法、さらには児童生徒情報モラルを身につけ、情報手段を適切かつ主体的に活用できるようにするための指導法を学ぶ研修会、また、各校の要請に応じまして、情報教育訪問研修などを実施するなどいたしまして、教員の授業におけるICT活用能力の向上を図ってきたところでございます。  今後、小中学校におきまして、ICT環境の整備が進むにつれて、例えば、オンライン授業タブレット等を活用した児童生徒同士による意見交換など新たな取組が行われることとなりますことから、委員御指摘のとおり、それに応じた教員の指導力の向上を図ることは、大変大切なことであると考えております。  そのため、県教育委員会では、今後、先ほど申し上げました情報教育に関する教員研修の内容や実施方法などの見直しを進めますほか、例えば、県立学校における教育用クラウドサービスを活用した取組、双方向オンライン授業の取組などについて情報提供するなど、今後とも市町村教育委員会と連携して、教員の指導力向上に向け取り組んでまいりたいと考えております。 14 瀬川委員 繰り返しになってしまいますが、ハードソフト、セットなので、端末が行き届いて終わりではなくて、ソフトまでしっかり見てほしいと思います。どの都道府県も今回ゼロからスタートします。すごく大きな都道府県だったらなかなか難しい面もあると思いますが、富山県は1時間ですぐに集まることができる県であり、また、今はオンラインでも集まることができるようになりましたので、オンライン教育で、全都道府県をリードするような存在になっていただきたいと思います。ぜひ御検討いただきたいと思います。 15 岡崎委員 私からも、瀬川委員とも少し関連する質問です。コロナ禍において授業日数が不足する一方、今後、第2波、第3波も予測される中で、オンライン授業の実施に当たって少し心配事を質問させていただきたいと思っております。  前回、2か月間に及ぶ休校期間中にもお話を聞いていたのですが、オンラインあるいはクラウドでなんとか授業をやってみようということで、試みられたそうなのです。しかし、家庭環境によってはできないところもあるのです。  学校内でLAN整備をしたり、ICT教育に係る教員の資質を上げたりしていくことはもちろん重要だし、大事だとは思います。しかし、休校になった場合には家庭と学校とをオンライン双方向で結んでいくということですので、そうした環境が家庭にない場合には、平等に教育保障されないことになるのではないかと思っております。  今回の補正予算案の中でも少し説明いただきましたが、とりわけ義務教育課程──もちろん県立高校もそうだと思うのですが──における対応について、今後どのように考えておられるのか。また今の県内状況についてどう捉えておられるのか。お聞きしたいと思います。 16 近藤小中学校課長 新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休校中におきましては、ICTを活用した家庭学習等の多様な取組がなされておりまして、小中学校では、全ての市町村で学校のホームページを活用して、家庭学習に利用できるサイトを紹介しているほか、各学校が作成しました家庭学習表学習課題の配付を行うなどにより、学習意欲を高め、自主的な学習ができるよう促しております。  また、学習支援ソフトが入ったタブレットの活用、教員が作成した授業動画の配信、また、教員と各児童生徒双方向で結ぶオンライン授業本格実施に向けた活用もなされているところでございます。  県立学校では、32校が教育用クラウドサービスを活用しておりまして、学習課題の配信、回収、あるいは課題の解説用の動画を配信している学校や、双方向オンライン授業を実施している学校などがございます。  国のGIGAスクール構想は、校内LANと1人1台端末環境を一体としたものでありますことから、県内全市町村におきましては、国の補助を得まして、年度内に校内LAN小中学校の全学年1人1台端末の整備を進めることとされているところでございます。  また、国の補助制度では、家庭においても全ての子供が教育を受けられる環境となりますよう貸出し用の家庭用通信機器や、遠隔授業に必要なウェブカメラ等の経費のほか、低所得世帯通信費についても補助対象となっているところでございます。  今後、県教育委員会におきましては、全ての子供の学びを保障できるよう、市町村教育委員会とも連携いたしましてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 17 岡崎委員 今のお話ですと、これからという形になると思うのです。瀬川委員からもソフトハードの両面だということでお話があったのですが、例えば、国から助成があって、ハードの整備ができたとしても、実際はその設定までしっかりやらないとできないのです。  そういう環境を持たない家庭に、いきなり活用してくれといっても、最初からすぐ取りかかることができるかどうか。どうしてもこの辺に格差が出てくるので、これから課題になってくるのではないかと私は思っています。このあたりはどうですか。 18 近藤小中学校課長 少し先ほどの繰り返しにもなりますが、例えば今県立高校で、双方向オンライン授業の取組もあります。しかし、環境が整ったところで、セキュリティー面の問題ですとか、ネットワークへつなぐ際のいろいろなルールづくりのこと、家庭での通信費の問題などがあると思います。県内市町村でも先進的に取り組んでおられるところもありますので、そういったところの知見の情報収集に努めつつ、そこでの課題や効果も含め他の市町村へ情報提供することで、各市町村の環境に応じた仕組みづくりに役立てていただけるよう努めてまいりたいと考えております。 19 岡崎委員 まさに県教育委員会のお仕事だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続いて、学習指導員の確保について、質問したいと思います。  中学校1年生は、入学後いきなり2か月間学校が休みということでしたが、小学校から中学校に環境が変わる中においても、この間、淡々とやってきているわけでございます。しかし、その分なじめなかったり、遅れが出てきたりしているのではないかと心配をしています。  学校に伺いましたら、徐々に平常に戻りつつあると思いました。これまでは、体育で球技もあまり行われていなかったのですが、徐々に行われるようになってきておりますし、給食も、コンパクトにパンなどから御飯も出るようになったり、おかずも簡単なものが出てくるようになったりと、だんだん変わってきています。また、大変密な状態にはなっていますが、廊下も含めて空間の工夫もされていて、何とかコロナ禍に打ち勝って、平常に戻していこうという努力が見られるわけであります。  そういう中ですが、学習サポートの面では、遅れを取り戻すため、担任や専科の先生以外にもサポートする先生がぜひ必要であるとも感じています。  一方で、教員の確保には、教育長もおっしゃっておられるように苦労されていると。ぎりぎりまで頑張っているということはよく伝わっているのですが、しかし、今回の場合は、なにも担任をやってくれという話ではないので、できればこのコロナ禍緊急事態だから、なんとか力を貸してもらえないかと、再度呼びかけることは重要ではないかと考えております。  この件についての見解をお願いいたします。 20 福島教職員課長 御指摘いただいた学習指導員につきましては、今回の本会議、予算特別委員会でも教育長から答弁申し上げておりますとおり、国の補正予算を活用いたしまして夏休み期間中における授業実施に向けた追加配置等々の予算をお願いしたところでございます。  夏休み期間中だけかという話もあるかと思いますが、今後引き続き、市町村教育委員会の意向も確認いたしまして、可能な対応を検討してまいりたいと思っております。  なお、学習指導員の確保に当たっては、これまでも様々な方法、具体的に申しますと、ハローワークホームページでの一般公募、あるいはひとづくり財団といった団体を通じた依頼、退職校長会を通じたOB教員への声かけなど、いろいろなことをやってきたつもりではあります。今後とも、今ほど御指摘いただいた点も含めて、改めて市町村教育委員会とも連携いたしまして、OB教員等を中心に幅広く声かけをして、引き続き、必要な人材の確保に努めてまいりたいと考えております。 21 岡崎委員 どれも、やるだけやるということは大事だと思っています。地元の学校では、スクールサポート・スタッフが不足していまして、ちょうどいい人がいたのでお願いしたら、無償でも結構ですということで応じていただきました。ただし、やってみたら毎日は少しきつかったから1日置きぐらいにさせてくださいということでまた申し出られたらしいのですが、そういう方もいらっしゃって、なんとか学校のこのピンチを救ってあげたいという思いが高まっているのではないかと思います。そうしたことにも私は期待をしたいと思っています。  続いて、県立高校職業科における求人についてですが、これは7月1日解禁ということで、まだ分からないということは重々承知の上で質問させていただきたいと思います。  マスコミの報道を見ていますと、失業率はそんなに高くはない。しかし、失業率が高まらないのは、例えば主婦の皆さん求職活動をやめてしまい、求職活動をしないので、失業者にならないからであるとか、あるいは、一番大きいのは、休業している皆さんが物すごく増えているからだと思います。3月から4月にかけて、420万人も増加しているということです。全体で597万人が休業している、こんなデータも上がっています。  リーマンショックのときは150万人未満だったのです。それからすれば4倍近くになっているということで、大変な数です。要するに、この休業をしている皆さんが、本当にそのまま正規に復帰してくるのかということも危ぶまれているのです。  決算期を迎えて、企業が株主総会を開催されていますが、7割近い企業が先の見通しを示せないくらいの状態だと聞いています。  県内においても、自動車業界は3割ぐらい就業者数を落とすという中で、大変危機的な状況になってくるのではないかと心配しています。今日の報告事項の資料として、高等学校卒業者就職状況について非常によかったという感じで記載がありましたが、今年は少し厳しいのではないかということも含めて、見解を求めたいと思います。 22 佐野県立学校課長 今年度の高校生の就職につきましては、委員からもお話がありましたが、学校での求人受付が7月1日以降となっておりまして、現在のところ、求人状況を把握できておりません。しかし、委員御指摘のとおり、求人活動新型コロナの影響が出るのではないかと懸念しているところでございます。  このため、各学校では、校長が先頭に立ち、全校を挙げて求人確保の取組を行っているところでございます。また、県東部県西部に各1名配置しているキャリア教育アドバイザーが各学校の要請を受けて、4月から求人確保のために企業訪問を実施しているところでございます。幾つかの企業からは、今年度の求人の状況について、「未定」や「厳しい」との回答があり、新型コロナ雇用状況に与える影響を注視していく必要があると考えているところでございます。  このような状況を受けまして、県教育委員会では、6月4日に県商工労働部及び富山労働局と合同で、県内の経済団体及び会員企業に対し、求人確保及び面接や試験の日程等における柔軟な対応等の要請を行ってきたところでございます。  さらに、今後は各学校の進路指導主事キャリア教育アドバイザーによる進路指導主事等連絡会議を開催し、学校間で就職情報等を共有し、効果的な就職支援を行うこととしております。また、ハローワーク就職支援ナビゲーターなど関係機関との連携を強化し、一層きめ細かく進路指導を行うこととしております。  今後とも、労働局等関係機関等と連携しながら、就職を希望する全ての生徒が確実に進路実現できるよう、気を引き締めて取り組んでまいりたいと思っております。 23 岡崎委員 指摘するまでもなく、既に動いていらっしゃるということで、非常に力強く感じておりますが、しかし大変な状況です。とにかく私も一生懸命、議会の中で皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。
     続きまして、警察所管事項について3点ほどお伺いしたいと思います。  まず、横断歩道における安全対策についてですが、警察当局で大変頑張ってこられました。私も少し注意をしながら見ているのですが、大分、横断歩道の前で減速されたり、左右を見て安全を確認しておられたりする状況が見られるようになってきたと思っております。これは非常に成果だったのではないか思っています。  当初は、人がいないのに、なぜ横断歩道の前で減速するのかと言われる方もいらっしゃいましたが、そういう方も減ってきています。やはり、気をつけなくてはいけないという感覚が少しずつ広がってきているのではないかと思います。  しかし、一方では、せんだっては、氷見で、小学生のお子さんが横断歩道の前で信号待ちをしているときに走行してきた自動車のドアミラーに接触されて重大な事故になったということも起きてきているわけで、やはり歩行者専用道路等の前では減速する、注意するということをしっかり啓発していくことが重要だと思っています。  せんだって、運転免許センターで免許の更新をさせていただきました。短時間で終わりましたが、そのときに、法令の改正も詳しく話をしていただきまして、こんなふうに変わっているのだということで、改めて確認させていただきました。大変ありがたい教習だったと思っています。  唯一、私が思ったのは、警察が今、安全対策で力を入れておられるようなことを、ぜひ安全協会にお話をしてはどうかということでした。例えば、今言ったように横断歩道の前の歩行者専用道路等での安全対策にかかる啓発活動を行っているのだと。このような話が、優良ドライバー向け講習であってもいいのではないかと私は感じました。  そのようなことについて、交通部長に見解をお願いしたいと思います。 24 長森交通部長 横断歩道における安全対策につきましては、本年から横断歩道思いやり作戦2020と銘打ち、広報啓発及び指導取締りの両面におきまして県警察を挙げた強力な取組を進めているところであります。  とりわけ、指導取締りにつきましては、横断歩行者妨害等違反の件数が5月末現在で1,044件と、昨年の同期に比べまして、425件と大幅に増加しております。しかしながら、横断歩道上の人身事故の件数は、5月末現在で33件と、昨年の同期に比べまして2件の減少と微減にとどまっているほか、死亡事故も1件発生しておりまして、いまだ取組は道半ばであると認識をしております。  県警察では、横断歩道における歩行者の安全と優先意識の浸透に向けまして、今後も粘り強く取組を継続してまいります。  加えまして委員から御指摘がありました更新時の講習などの安全教育につきましては、発生いたしました事故を分析の上、交通安全協会や指定自動車教習所など関係機関に対してタイムリーな情報提供を行い、講習内容の充実に努めているところであります。 25 岡崎委員 一生懸命やっておられることはよく分かっているので、少しでも啓発が進めばいいと思います。  しかし、意外と減っていないですね。もっと減ったかと思っていたのですが、やはり富山県の交通安全上のウイークポイントなのだと思いました。それは当局からよくお聞きしておりますので、やはりここをしっかりやっていかなくてはいけないと思います。  続いて、そうはいっても、横断歩道があるところに歩行者専用信号機がついていれば一番いいと思うのです。  私の家の近辺にも見通しが悪く事故が起こっている通学路があるのですが、なかなか要望しても予算がつかないということです。警察当局も大変御苦労されていると思うのですが、現状の信号機の設置状況と1基当たりどのくらい費用がかかるものなのか、教えてください。 26 長森交通部長 信号機の設置に当たりましては、交通事故発生状況、交通量、道路形状などを調査分析し、必要性の高い箇所から設置しているところであります。  県内には現在、2,442基の信号機が設置されておりますが、昨年度、一昨年度合わせて信号機4基を新設しているところであります。  信号機の設置費用につきましては、設置場所、信号灯器数、歩行者用灯器の有無などにより異なりますが、4方向の信号灯器を備えた定周期信号機で500万円から800万円の費用が必要となります。 27 岡崎委員 結構お金もかかるということで、大変苦労されて優先順位をつけておられるのだと思いますが、御存じのように、事故が多く、見通しが悪いところで、カーブミラーを幾つもつけても見えないところもありますので、ぜひ御配慮をお願いしたいと思います。  最後になりますが、信号管制を調整していただきまして、今日も通って来ました草島西線の石坂新から田刈屋の日赤に向かう交差点につきましては、ほぼ渋滞が解消したと考えています。大変御尽力をいただきまして、ありがたいと思っております。地域の人たちも大変感謝しております。  そこでもう一つ。あまり交通量がなくて、全く歩行者もいなければ車両もいないのに、信号機のある交差点も実はあるのです。私は、これはどうなのかと思います。安全上必要だからつけられたのだろうとは思うのですが、やはり優先道路の交通を少しでも流すためには、優先道路でない側の道路に車両や人がいないときは、信号管制上流すという方向性があってもいいのではないかと思います。  最近、車両感知装置などを備えて車両が来たときにだけ反対方向の車線を止めるというやり方もあるのですが、こうしたことをもう少し考えてみてはどうかと思いますが、交通部長の見解をお願いします。 28 長森交通部長 委員御指摘の車両感知制御につきましては、歩行者や二輪車用の押しボタンも併せて設置する必要があり、定周期信号機以上のコストがかかるところであります。したがいまして、既設の定周期信号機を車両感知式に切り替えるのは容易ではありません。  他方、県内の信号機の中には、設置された当時に比べて交通量が減少し、必要性が乏しくなった信号機も散見されますことから、こうした信号機については、地域住民の御理解もいただきながら、撤去あるいは移設することも検討していきたいと考えております。 29 岡崎委員 それもまた、安全上のことも含めて検討いただきたいと思います。附属的に感知装置をつければ何かなるのかと思っていましたが、そうではないということなのですね。すみません、教えていただきました。ありがとうございました。 30 筱岡委員 全国的な自粛緩和は、1週間ほど前に、全国的に富山県レベルに緩和されたということです。しかし、昨日は東京で55人、全国で合わせて100人くらいということで、まだまだなかなか収まらないと実感しておりまして、引き続き、気を引き締めて感染対策をしていかなければいけないという気持ちでおります。  1つ目、特に高校における代替大会、高等学校野球連盟あるいは高等学校体育連盟等がいろいろ考えられて代替大会を開催されるということに、本当に敬意を表したいと思っております。特に、野球はうまくすれば10日間ほどで決勝まで試合を行うということで、本当にうれしく思うところでございます。  野球といいますと、1つ明るい話題があります。プロ野球でございますが、つい最近、何と我が小矢部市出身の選手が巨人の1軍の1番バッターになりました。北村という選手です。ヤクルトで1軍にいる荒木選手と併せ、小さい小矢部に2人もプロ野球選手がいるということです。これは非常に明るい話題でしょう。そういうことが野球ではあるわけでございます。  それはそれとして、例えば高校における部活動は、当初1時間ほどでやっていくということでございますが、代替大会も近づいてくる中で、1時間くらいだとあっという間ではないかと思うわけですが、現状や今後の方針について、時間的なことも含めてお伺いします。 31 橋本保健体育課長 6月の学校再開に当たり、県立学校においては、今ほど委員御紹介いただきましたとおり、まずは当面練習時間を1時間として部活動を再開いたしました。  その後、県教育委員会としては、一律の基準を示さず、各学校において県内の感染の収束状況や部活動の練習実績、個々人の体力、技術力等を考慮して、平成31年2月に改訂いたしました県のガイドラインに準じて通常ベースでございます平日2時間程度、休日は3時間程度まで練習量を拡大することができることとしたところでございます。  現在は、先ほど委員から御紹介いただきましたように高等学校野球連盟や高等学校体育連盟において、代替大会の開催が決定され、生徒にとって明確な目標が設定されたこと等もございまして、多くの学校において通常に近い活動を行っているところであります。活動に当たっては、新型コロナウイルス感染症予防対策や熱中症対策に十分注意し、生徒の体調を観察した上で実施していると聞いております。  なお、平日に1日、週休日に1日の休養日を確実に設定し、生徒の体力的な負担や教員の多忙化につながらないよう併せて配慮していると聞いております。  今後とも、スポーツを通じて責任感や連帯感の涵養等、部活動が持つ教育的な意義についてもしっかり学ぶことによって、生徒の豊かな学校生活が実現されるよう助言してまいりたいと考えております。 32 筱岡委員 もちろん3年生が一番かわいそうなので、野球はできるだけ3年生を全員入れたり、保護者も入れたりという取組をしていただけるようですが、野球だけではなく、みんなが、3年生に特に配慮してやっていただきたいと思うところです。  体育絡みでもう一つ。たまたま昨日ある新聞に出ていましたが、プールの状況についてです。小中学校の今年の夏のプールの授業ですが、授業をやるのは、砺波市と舟橋村だけで、ほかはやらないと。この差もどうかと思うのですが、私が小さいときには、夏はプールに行くのが楽しみで、楽しみで仕方がなかった。夏休み期間中は、プール開放していたから。プールの授業等をやっているところとやっていないところがあるという中で、どのような対応をしておられるのか、お伺いします。 33 橋本保健体育課長 冒頭、委員からもお話がございましたとおり、子供たちにとって大きな楽しみである夏の水泳の授業につきましては、今、御紹介がありましたとおり、小学校では舟橋村だけ、中学校では、今、魚津市が検討されているということでございまして、南砺市の小中学校と委員から御紹介のございました砺波市の小学校につきましては、学校長判断で実施することとされているところでございます。  今ほど御紹介がございましたとおり、ほかの市町村については、この夏の水泳授業は見合わせております。その理由といたしましては、更衣室等で密になる状況を避けることができない、あるいは、ドアノブやシャワーの蛇口の消毒が困難、ビート板の使い回しの回避ができないなど、新型コロナウイルス感染症予防対策が学校内において十分に図れないということが理由だと聞いております。  逆に、先ほど委員から御紹介がございました水泳の授業の実施を決定いたしました舟橋村では、更衣室を順番に使用することや、複数教室の利用により3密の状態を回避すること、児童に一方通行でプールを使用するよう指導することで児童同士が接触しないようにすることなど、感染症予防対策に万全の体制を整えることで実施すると聞いております。  また、先ほど委員が非常に楽しみにしていたとおっしゃっていました夏休み中のプール開放につきましては、更衣室やプールサイドの密状態を完全に回避することが困難であることから、全ての市町村において実施が見送られているとのことでございます。  県教育委員会といたしましては、適切な水泳授業が実施されるよう、今後とも必要な情報提供をしてまいりたいと考えております。 34 筱岡委員 プールも駄目、海水浴も駄目ということで、本当に今年の子供はかわいそうだと思うわけです。その代替はないわけだから。うちで小さいプールで水遊びする程度しかない、寂しい年です。  それで、厄介なこの新型コロナという新たな感染症が確認されたわけですが、近年、新型コロナの前は新型インフルエンザ、SARSやMERSなど、いろいろな感染症が次から次へと世界的に出てきています。厄介だけれども、教育界としては、子供たちにも世界的に感染症が次から次に出てくるという認識や知識をしっかり教えていかなくてはいけないと思うわけですが、その辺について、教育長の見解をお願いします。 35 伍嶋教育長 まず、先ほど予算の計上をお願いいたしましたけれども、3月以来、学校の休校が3か月間くらいに及びまして、県立学校についてはこの6月1日から再開できたということで、常任委員会の委員の皆さんの御指導、御助言、また保護者や地域の皆さんのいろいろな御協力のおかげで、何とか再開にこぎ着けたということであります。本当に感謝申し上げたいと思います。  この後、第2波などいろいろなことが想定されておりますので、県教育委員会といたしましては、その第2波にも備えるよう、万全の体制で臨みたいと思っております。特に、今までの休校によりまして学習の遅れなどが心配されていますので、ここは、生徒にとっても教員にとっても無理のない形で段階的に学習の遅れを取り戻していきたいと思っています。  また、万が一に備えまして、先ほど議論がありましたけれども、オンライン授業ができるように環境を整えるなど、今だからこそできるそうした準備をしっかりと進めていきたいと思っております。  それでは、今お尋ねの新型コロナウイルス感染症の予防対策を初めとする感染症に係る学校教育の在り方ですけれども、学校におきましては、小学校の保健学習、そして中学校、高校の保健体育の学習において、トータルでは14時間程度学んでおります。  具体的に申し上げますと、例えば小学校3年では、健康な生活という単元で、見えない菌について学んでおり、6年の病気の予防の単元では、感染症の基本的な知識を学んでおります。また、中学校3年では性感染症を含む感染症の専門的な知識を学び、高校1年では、インフルエンザやノロウイルスなどの様々な知識を学んでいるところであります。ただ一方では、そうした感染症については、罹患するという実感が湧かないことから、ややもすると知識だけを学ぶ学習に偏ってしまうという課題があります。  今回、新型のコロナウイルスが世界的に流行したということで、今後は学年にこだわらずに、全ての児童生徒感染症予防のためにどういうことが必要かということを学べるようにしていきたいと思っております。  教師用の教材として、国が教材を出しております。これを活用してウイルスから身を守るための対策をしっかりと行えるようにするとともに、例えば、特別活動でありますとかホームルーム、こうした時間を活用して学んだり、あるいは校内の掲示をしっかりしたりするなどして、学校の教育活動全体を通して学んでいくための取組をすることが重要であると思っております。  また、片方で感染症に罹患した方や医療従事者に対する差別などはあってはならないので、いじめや差別に関する教育も併せて進めていきたいと考えています。そのような人権教育もしっかり行っていきたいと思っております。 36 筱岡委員 ぜひ、これを子供たちにも教育していただきたいと思っております。  最後に、警察のことで1点。この長い自粛期間、富山県は約3か月くらいですか。大体、真面目な県民性だから、自粛要請に対していろいろなところで方針に従って自粛された方がほとんどだと思っております。また、日中の交通量にしても、夜の街にしても、本当にまばらになっていたと思っております。  そういう意味では、特に4月、5月は顕著だったと思うのですが、日中も含めて交通量が減ったり、夜の外出が減ったりすれば、普通なら交通事故や犯罪なども相当減ったのではないかと思ったりもするのですが、特に自粛していた4月、5月の状況を前年と比べてどのようなものだったか教えていただけますか。 37 野田警務部長 本年4月、5月の発生状況ですけれども、まず交通事故発生件数は232件、昨年同期比マイナス145件、交通事故死者数は3人、昨年同期比でマイナス6人、刑法犯認知件数は605件、昨年同期比マイナス227件でございました。また、110番通報受理件数は5,674件、昨年同期比マイナス2,213件、警察相談の取扱い件数は2,852件、昨年同期比マイナス491件といずれも減少しているところでございます。  次に、子供や女性に対する声かけ、つきまとい事案は、65件、昨年同期比マイナス71件と減少してございます。しかしながら、小中学校の再開がございまして、6月以降は増加の傾向にあると認識しております。  次に、DVの事案ですが、こちらは4月に33件、昨年同期比マイナス23件と減少しておりましたけれども、5月は46件、昨年同期比プラス10件と増加をしている状況でございました。 38 筱岡委員 主な交通事故をはじめとして、相当減ったということで、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、減ったことはよかったことだと思います。しかし、これから交通量が増えるでしょうし、また、もう既に増えた状況もあるようですから、V字回復の逆にならないよう警察も大変でしょうけれども、しっかり頑張ってください。  最近、マスコミで報道されていた気もしますが、特に、今の特別定額給付金に関連した詐欺も全国的に増えているようでございます。富山県ではほとんど給付金詐欺というのはないのでしょう。 39 舘谷刑事部長 富山県でも特別定額給付金支給に係る詐欺事件が発生しておりまして、市役所職員をかたり、キャッシュカードをだまし取る手口で、本県では5月にキャッシュカードを受取りに来た被疑者を検挙しているところでございます。 40 筱岡委員 通告していなかったのに申し訳ない。  それでは、警察も頑張ってください。 41 亀山委員長 暫時休憩に入ります。  11時10分再開ということでお願いいたします。  〔休  憩〕 42 亀山委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑、質問はありませんか。 43 渡辺委員 それでは、今日は県警に2問質問させていただきます。  まず最初に、警察署の再編統合、特に老朽化した警察署の整備について、今日はお伺いしたいと思います。  平成15年当時、ちょうど私は高岡の交通安全協会のお世話をしておりまして、よく高岡の警察署に行っておりました。そのとき、たまたまなじみの交通課長の机の上に、富山県の警察署の設立年月日が一覧表になっている1枚のペーパーがございました。  それを頂いて私が少しびっくりしたのは、あの当時、昭和57年に南砺市の福光警察署を建ててから全く警察署の新築、建て替えがされていなかったということです。二十数年間、ずっと放ってあったということでございます。  そして、先日、私も県警ヘリに乗りまして、空から富山南警察署を見させていただきました。平成16年当時、予算特別委員会で質問してから、ここまで来るのに16年ぐらいかかったなあと思いました。その間、警察署でも再編統合の会議を重ねられ、富山西警察署、狭隘の問題があった射水警察署、そして富山中央警察署、それから現在、富山南警察署を建築されているわけでございます。  あの当時、富山県中の警察署を見てまいりましたけれども、どの警察署も、現在の高岡警察署と同じようなあの古典的なスタイルでございました。  駐車場も大変狭く、また古いものですから、やはり増築しているわけです。そのような中で、再編統合はいつかの段階できちんとしておかなければいけないと思いました。そして、たしかあの当時、常任委員会で石川県警へ視察にまいりました。そうしましたら、石川県警では、再編統合の計画をきちんと立てておりまして、四、五年に1回、警察署を建て替えていました。  そして、一番新しい津幡の警察署を見てきましたが、駐車場も広い、警察署も非常に入りやすい、カウンターも低くて、これが本当に警察署なのかと思ったわけでございます。そのような中で、どんどん時代が変わってきまして、富山西警察署ができたときには、近代的な警察署がまず1つ、富山県に新しくできたのだと感じたわけでございます。  しかし、現在も富山県に古い警察署がまだたくさんございまして、魚津警察署が昭和38年、黒部警察署が昭和39年、高岡警察署が昭和41年ですか。もう50年以上、警察署が昔のままでございます。そしていずれもこれらの警察署は、狭隘化が進んだものですから、昭和の代に増築しているわけです。やはりしっかりと建て替え等の計画を立てて、やっていってもらいたいと思っております。  たしか、平成15年度、16年度当時、本部長は江原さんだったと思います。江原本部長にはっきりと警察署の整備をすると予算特別委員会で言っていただいて、それから富山西警察署が平成21年に建築されてから、現在富山南警察署ができるまで建て替え等が実施されてきたと記憶をいたしております。  富山南警察署ができれば当然、次の計画も立てていただいて、ぜひ計画的に新しい警察署を造っていただきたいと私は思っているわけでございます。  この件に関しまして、野田警務部長にお伺いをいたします。 44 野田警務部長 (仮称)富山南警察署完成後の老朽化した警察施設の整備につきましては、交通機動隊庁舎が築59年を経過して耐震化も施されていないということで、整備の緊急度が高いと判断いたしまして、本年度予算におきまして設計に係る予算を認めていただき、令和4年度末の竣工を想定しているところでございます。委員の御指摘のとおり、黒部、魚津、高岡の3警察署につきましては、築50年を超え、老朽化していることに加えまして、機能面でも御指摘のとおり来署者用の駐車場が十分に確保できないとか、プライバシーに配慮した相談室や捜査会議室が不足するといった課題も多くございますので、建て替え等の再整備を検討する時期に来ているということは認識しているところでございます。  このため、県警察では、将来の治安情勢や少子高齢化など、社会情勢の変化も見据えた長期的視点から警察署庁舎の整備の在り方について財政当局とも密接に連携しながら検討を進めていくこととしております。 45 渡辺委員 野田警務部長。私は、ぜひ、しっかりと計画を立て、検討して造っていただきたいと申し上げております。  高岡の警察署に行くと、会議室がもういっぱいなのでと言われて、取調室で来客対応をされていますし、大きな会議があると駐車場に車をとめるところがないのです。そういうことも考慮していただきたいと思います。あの当時、射水署は狭隘が本当にひどく、増築はされておりましたけれども、小屋のようなところに経理関係の方が入っていらっしゃったこともありました。しかし、順番にここまでやっていただきました。ぜひ刑法犯の認知件数などいろいろなものを見ていただいて、再編統合は早急にしていただきたいと思っています。また、いずれももう50年以上経過しているわけですから、先ほど機動隊の話も出ましたけれども、AI、IoTの時代にもなっておりますし、いろいろな面で機能的な警察署の建築をぜひ強くお願い申し上げたいと思っております。  次に、高岡の運転免許更新センターについてお伺いしたいと思います。  同じく平成16年当時に高岡の運転免許更新センターが駅南にできました。当時はやはり公共交通機関に近いところ、人目につきやすいところが重視されました。そして富山県はコンパクトな県ではありますけれども、運転免許センターが県内に1か所しかありませんでした。あの当時、ほかの県では何か所もあるところもあるというように聞いてきたわけでございます。  そして、運転免許更新センターも平成16年に造っていただきましたけれども、県東部の運転免許証の保有率があの当時で55%、県西部が大体四十五、六%だったのではないかなと。よって利便性を考えた場合に、県西部に運転免許更新センターがあって全くおかしくないということで、平成16年10月1日にオープンいたしました。  ただ、私も今年、免許更新の年ですが、実は高岡の運転免許更新センターで免許証の更新をしたことがございません。その大きな理由は、免許証が即日交付ではないからです。よって、利便性を考えたら、やはり富山市の運転免許センターのように、当日講習を受けて全部終わって、少し待っていればその日に更新された免許証が頂けるという形が非常に望ましいことではないかと思っております。  そして当時、県警の方といろいろお話しする中で、ICカード化されたときに即日交付できるようにするとか、あの場所では即日交付するには場所が少し狭いなどという話を聞いたわけですけれども、やはり利便性を考えれば、あの場所での即日交付をぜひお願いしたい。  現在、たしか各警察署でも1週間後ですとか5日後に免許証が頂けるという話でございますけれども、この件につきましても、ぜひ即日交付をお願いしたいと思います。長森交通部長の所見をお聞きしたいと思います。 46 長森交通部長 委員御要望の高岡運転免許更新センターにおける即日交付につきましては、運転免許証の作成機械や運転者管理システムのオンライン化によるネットワークの整備などの技術的理由から、これまで実現には至っておりません。  一方で、県西部に居住されます県民の利便性のさらなる向上の必要性は認識しておりまして、高齢運転者の増加などの情勢の変化も踏まえながら、引き続きの検討課題とさせていただきたいと考えております。 47 渡辺委員 今回この質問をしようと思って、先日、高岡の運転免許更新センターへ行ってまいりました。コロナの少し前だったのですけれども、やはり非常に狭いものですから高齢者の認知症の検査など大変密な状態になっておりました。コロナの感染予防という意味からすると、富山の運転免許センターよりもよっぽど危ないと感じましたし、狭いということなら、どこか広いところを見つけていただくのも1つの案だろうと思います。高岡の運転免許更新センターができたのは平成16年で、相当年月もたっておりますので、早急に即日交付できるような体制を取っていただきたいと思います。これは要望ですけれども、ぜひお願いをいたします。 48 亀山委員 通告しておりませんので、答えられる範囲で構いませんので、よろしくお願いいたします。  臨時休校中に「県内学校における新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたマスク作りについて」という通知が出ていました。マスク作りは、小中学校、高校も合わせてどの程度まで広がっていたのか、それが1点。  2点目に、高校の専門学科などですと、製作されたマスクを地域の保育所や福祉施設等に提供するなどと書いてあります。実際にこれは行われたのでしょうか。 49 近藤小中学校課長 今ほど、委員から御案内がありましたのは、県内小中学生に向けて、総合教育センターのホームページに学習を支援するサイトを立ち上げまして、その中でマスク作りの取組について紹介をしているものでございます。  全ての数を把握しているわけではないのですが、幾つかの校長先生方にお伺いしたところ、県内の小中学校の中には、そのサイトを自校のホームページにリンクを張って紹介するなどして、子供たちの活動として、また、学校の活動として、マスク作りの取組を呼びかけている学校もあったと聞いております。正確に何校までそういう取組がなされたかということまでは、あいにく承知しておりません。こういったお答えで申し訳ございません。 50 亀山委員 ということは、保育所や福祉施設に提供されたかどうかも把握しておられないということですね。 51 佐野県立学校課長 それでは、県立高校の状況についてお答えをしたいと思います。  県立高校では、この臨時休校中の課題として、あるいは学校再開後の家庭科の被服分野の実習としてこのマスク製作に取り組んでいる学校もあると聞いているところであります。小中学校と同様に、詳細な学校数は把握しておりません。
     なお、福祉施設等への提供につきましては、今後、学校が再開され、放課後等に家庭クラブなどでの活動がまた始まると思いますので、今後あり得る、行われるものと考えているところでございます。 52 亀山委員 突然の質問で本当に申し訳なかったと思っております。また、よろしくお願いいたします。 53 庄司副委員長 ほかにありませんか。──ないようでありますので、これをもって質疑、質問を終わります。  5 行政視察について 54 亀山委員長 次に、閉会中の継続審査事件の調査のための行政視察について議題といたします。  県内行政視察については、必要に応じて機動的に実施していきたいと考えており、その実施に当たっての日程調整等については、委員長に御一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55 亀山委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたしました。  以上で、付議事項についての審査を終わります。  この際、ほかに何か御意見等はありますか。──ないようでありますので、これをもって委員会を閉会いたします。  御苦労さまでした。 Copyright © Toyama Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...