○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情令和元年第9号を採決いたします。 本陳情を
委員長報告のとおり
継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情令和2年第15号を採決いたします。 本陳情を
委員長報告のとおり
継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第2号、陳情第4号及び第5号を一括して採決いたします。 これらの請願1件、陳情2件を
委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、3件は
委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第2号及び第8号を一括して採決いたします。 これらの陳情2件を
委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、2件は
委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第6号を採決いたします。 本陳情を
委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第7号、第9号及び第10号を一括して採決いたします。 これらの陳情3件を
委員長報告のとおり不採択とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、3件は
委員長報告のとおり決しました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第5 第102号議案から第106号議案まで
○議長(
桜井甚一君) 日程第5、第102号議案から第106号議案までを一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。
花角知事。 〔
知事花角英世君登壇〕
◎知事(花角英世君) ただいま上程されました議案5件は、いずれも人事に関する案件であります。 第102号議案は、副知事を選任するため、第103号議案は、
人事委員会委員を選任するため、第104号議案は、
監査委員を選任するため、第105号議案は、
公安委員会委員を任命するため、第106号議案は、
収用委員会委員を任命するため、それぞれお諮りいたしました。 よろしく御審議の上、同意を賜りますようお願い申し上げます。
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第102号議案から第106号議案までは、
人事案件でありますので、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第102号議案、副知事の選任についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、本案は同意いたしました。 次に、第103号議案、
人事委員会委員の選任についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、本案は同意いたしました。 次に、第104号議案、
監査委員の選任についてを採決いたします。 議案のうち、まず、
宮崎悦男君について採決いたします。
宮崎悦男君を
監査委員に選任することについて同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、同意いたしました。 次に、
池田千賀子君について採決いたします。
池田千賀子君を
監査委員に選任することについて同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、同意いたしました。 次に、第105号議案、
公安委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、本案は同意いたしました。 次に、第106号議案、
収用委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
総員起立。よって、本案は同意いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第6 第9
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第6、第9
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
◆
松原良道君 ただいま議題となりました第9
号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第9
号発議案、
新潟県議会会議規則の一部を改正する規則を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第7 第10
号発議案及び第11
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第7、第10
号発議案及び第11
号発議案を一括して議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
◆
松原良道君 ただいま議題となりました第10
号発議案及び第11
号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第10
号発議案、
豪雪地帯対策特別措置法の改正等に関する意見書及び第11
号発議案、北朝鮮による
拉致被害者の
即時一括帰国を求める意見書を一括して採決いたします。 両案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、両案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第8 第12
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第8、第12
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第12
号発議案について、
池田千賀子君の趣旨弁明を許します。
池田千賀子君。 〔
池田千賀子君登壇〕(拍手)
◆
池田千賀子君 第12
号発議案、
医師不足や
地域間偏在の解消のための抜本的な
制度改革を求める意見書の趣旨弁明をいたします。 国はこれまで、医師の増加と偏在対策を進めてきましたが、必ずしも全国の医師の偏在解消にはつながっていないのが現状であります。医師少数県においては、もともと医療資源が潤沢ではなく、今後、
新型コロナウイルスのような感染症が大規模に蔓延した場合、不測の事態への対応が困難になることが懸念されています。 臨床研修が必修化された後、研修医は都市部に集中する傾向が続いてまいりました。そのため国は、平成22年度の研修から都道府県別の募集定員上限を設定し偏在緩和を図ってまいりました。また、平成30年の医療法及び医師法の一部を改正する法律において、医師少数区域等で勤務した医師を評価する制度の創設や、臨床研修病院の指定や研修医の募集定員の設定権限を国から都道府県に移譲するなどの是正策を盛り込み、順次実施してきているところであります。 しかしながら、地方における臨床研修医のマッチ者数は、いまだに都市部に比べ少なく、都市部である6都府県での臨床研修医の採用が4割を超えているのが現状です。このように、地方における
医師不足や
地域間偏在の解消にはさらなる対策が必要であります。 よって、国会並びに政府において、地方における
医師不足や
地域間偏在を解消するため、臨床研修医の都市部集中に対する是正策を強化するほか、医師少数県における医学部臨時定員増の延長や恒久措置化等、実効性ある偏在対策につながる抜本的な
制度改革の実現を強く要望するため、本発議案を提出するものであります。 満場の皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第12
号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第12
号発議案、
医師不足や
地域間偏在の解消のための抜本的な
制度改革を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第9 第13
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第9、第13
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第13
号発議案について、沢野修君の趣旨弁明を許します。沢野修君。 〔沢野修君登壇〕(拍手)
◆沢野修君 自由民主党の沢野修でございます。提出者を代表して、第13
号発議案、すなわち台湾の
世界保健機関(WHO)への
オブザーバー参加を求める意見書の趣旨弁明を行います。 日台相互間の人的往来は年々増加傾向にあり、2019年には、日本から台湾への訪問者は210万人を超え、台湾からの訪日客も約490万人となっており、文化・観光・経済など様々な分野で、台湾は大事な大事な日本の重要なパートナーとなっています。 本県においても、2019年の宿泊旅行統計調査によれば、台湾からの延べ宿泊者数は約9万人泊で、訪日の全外国人延べ宿泊者数の約2割を占めるなど、本県と台湾は極めて重要な関係にあり、
新型コロナウイルス感染症の収束後は、再び交流が活発化することが予想されます。国際交流の進展に伴い相互理解が図られる一方で、
新型コロナウイルス感染症など国境を越える感染症の蔓延など、世界規模の課題に対しては、これまで以上に関係各国・地域との連携が必要となっております。 しかしながら、このたびの感染症の世界的大流行の中で、台湾保健衛生分野の豊富な知見と経験を有するとともに、
新型コロナウイルス感染症対策においても防疫の最前線に立ち、検疫体制の強化や感染症指揮センターの設置、マスクの生産増強・流通管理などを先駆的に実践し、世界各国から高い評価を受けている台湾が、2017年以降、WHOの年次総会にオブザーバーとして参加が認められないことは極めて遺憾であります。 WHO憲章では、「到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである」と掲げております。WHO年次総会への
オブザーバー参加について、台湾を排除することは、この基本理念に反するものであります。また、特定の地域が取り残されることによる地理的空白を生じさせないことが、世界全体の感染拡大防止の目的にかなうものでもあります。 そこで、台湾のWHO参加支持を表明している関係各国・地域と連携し、台湾のWHOへの
オブザーバー参加の実現に向けた取組をこれまで以上に強化するよう強く要望する本意見書案を提案するものであります。 議会満堂の皆様方に御賛同をお願い申し上げまして、私からの趣旨弁明を終わります。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第13
号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第13
号発議案、台湾の
世界保健機関(WHO)への
オブザーバー参加を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第10 第14
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第10、第14
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第14
号発議案について、樋口秀敏君の趣旨弁明を許します。樋口秀敏君。 〔樋口秀敏君登壇〕(拍手)
◆樋口秀敏君 未来にいがたの樋口秀敏です。提出者を代表し、第14
号発議案、地域と医療職場の自主性による医療改革を求める意見書の趣旨弁明を行います。 令和3年5月、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律が成立いたしました。改正法は、国が交付金により財政支援することで、病床削減・病院統廃合を進めるものになっています。しかも、その内容は、病床稼働率が高い病院ほど1床当たりの給付額単価を引き上げるものとなっております。財政難に苦しむ病院が財政支援を求めて病床利用率を上げようと病床削減を進めれば、
新型コロナウイルス流行下だけでなく、日常的に医療が逼迫し、入院の受入れが困難な状況をつくり出すことになります。 コロナ禍の今、求められているのは病床の確保であり、削減の推進ではありません。 日本の人口1,000人当たりの医師数は、2.4人とOECD平均の3.5人より大幅に少なく、医師の長時間労働が問題とされる中、医師の増加が求められています。医師の働き方改革として、今回の法改正により令和6年4月から新たな時間外労働の上限規制が適用されますが、過労死ラインを超える年960時間の時間外労働を三六協定で締結することを認めています。さらに、
医師不足地域の救急医療機関や短期間に集中的な技能向上が必要な研修医などは、年1,860時間まで追認をしています。労使協定である三六協定は、言うまでもなく労使間で8時間労働の例外である時間外労働の限度を決めるもので、法律で上限時間を拡大すべきではありません。 労働基準法第1条は、労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすものでなければならないと規定しています。過労死基準を超える長時間労働は、労働基準法の精神にも反するものです。文字どおり長時間労働が解消される働き方改革でなければなりません。 国会並びに政府には、医師など
医療従事者の疲弊を防ぎ、安全な地域医療提供体制を確立するため、今回の法改正により病床の削減を強いることなく、医療現場の実情と地域の自主性を尊重するとともに、三六協定締結に当たっては
厚生労働省通達の労働災害の認定基準を超える内容を安易に認めることなく、必要な人員の確保により安全な医療環境の実現を目指すよう医療機関に対して指導することを求め、本意見書を提出するものです。 満場の御理解を賜りますようお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第14
号発議案は、委員会の審査を省略することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。
○議長(
桜井甚一君) 第14
号発議案に対して討論の通告がありますので、これを許します。 与口善之君の発言を許します。与口善之君。 〔与口善之君登壇〕(拍手)
◆与口善之君 自由民主党の与口善之でございます。私は、自由民主党を代表し、第14
号発議案、すなわち地域と医療職場の自主性による医療改革を求める意見書について、反対の立場で討論を行います。 このたびの医療法等の一部改正は、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するため、医師の労働時間の短縮及び健康確保のための制度の創設、各医療関係職種の業務範囲の見直し等の措置を講ずるとともに、地域医療構想の実現に向けた医療機関の取組に関する支援の仕組みの強化を図ることなどを趣旨としています。 意見書では、財政難に苦しむ病院が財政支援を求めて病床削減を進めれば、
新型コロナウイルス流行下だけでなく、日常的に医療が逼迫し、入院の受入れが困難な状況をつくり出すことになるとしていますが、医療機能や病床数等の適正化を目指す地域医療構想を推進するための病床削減への財政支援は、感染症等にも対応できる医療提供体制を前提とした病床数の適正化に対し給付金を支給するものであり、入院の受入れが困難な状況をつくり出すことにはなり得ないと考えます。 また、医師の働き方改革に関して、過労死ラインを超える年960時間の時間外労働を三六協定で締結することを認め、さらに年1,860時間までを追認しているとしていますが、病院勤務医の時間外労働実態調査において、上位10%が年間1,860時間を超えていたことを踏まえ、医療関係者、学識経験者、労働者を代表する団体も参画する検討会で、まずはこうした著しい長時間労働を是正していく必要があるとの観点から設定されたものであり、この特例水準も2035年末を目標に解消していくとされています。 さらに、
医師不足を補うため、タスクシフト、タスクシェアの推進により医師の医療業務を臨床検査技師や救命救急士に担わせるとしているが、医療の質を落とし医療事故を招きかねない、としていますが、医療関係職種の業務範囲の見直しは、タスクシフト、タスクシェアを推進し、医師の負担を軽減しつつ、医療関係職種がより専門性を生かせるよう各職種の業務範囲の拡大等を行うものとされており、臨床検査技師や救命救急士が行う業務は、医師または歯科医師の具体的な指示を受けて行うものに限定されるとともに、救命救急士の資質及び救命救急士が行う業務の質を担保するための研修を追加しており、国において医療の質や安全性を担保しながら推進されるものと承知しております。 よって、本意見書案には反対することを表明し、私の反対討論を終わります。満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
桜井甚一君) これにて討論は終局いたしました。 これより、第14
号発議案、地域と医療職場の自主性による医療改革を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第11 第15
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第11、第15
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第15
号発議案について、中川隆一君の趣旨弁明を許します。中川隆一君。 〔中川隆一君登壇〕(拍手)
◆中川隆一君 自由民主党の中川隆一でございます。提出者を代表して、第15
号発議案、すなわち地方における
雇用対策等の充実を求める意見書の趣旨弁明を行います。
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、本県においても、サービス産業等を中心に厳しい経営環境が続いており、今後も、雇用情勢の悪化に十分注意していく必要があります。特に、女性の非正規雇用労働者への影響が深刻であり、雇用の維持を図るための取組はもとより、離職者の再就職に向けた支援も進めていくことが必要であります。 また、本県では、中小企業・小規模事業者が企業の大多数を占めており、下請企業も多い状況にあります。こうした中、求人者と求職者のニーズの不一致による雇用のミスマッチや、より労働条件がよい仕事が首都圏に多いことなどから、職業を理由とした転出超過が続いており、若者等の県外流出防止やU・Iターン就職の促進に向けて、賃金をはじめとする労働条件の改善を進めることが求められています。 さらに、就労意欲がありながらも職に就いていない多くの女性や高齢者、不安定な就労状態にある就職氷河期世代などが、それぞれの事情に応じて就業しやすい環境づくりを進めることも重要であります。 そこで、雇用調整助成金の特例措置や休業支援金・給付金のさらなる対象拡充・延長に加え、基金を活用した緊急雇用創出事業を早期に創設するなど、機動的かつ効果的な
雇用対策を実施するとともに、解雇や休業等を余儀なくされた女性等の非正規雇用労働者に対し、休業支援金・給付金制度の活用に向けた周知を徹底し、職業訓練の充実など再就職に向けた手厚い支援を行うよう強く要望いたします。あわせて、最低賃金について、地域間格差の是正に向けたランク制度の見直しや、最低賃金の段階的引上げと、それにより影響を受ける中小企業・小規模事業者への支援策を充実することにより、経済の底上げを図るとともに、就労意欲のある女性や高齢者、就職氷河期世代などの就業促進に取り組む地方公共団体を支援するよう強く要望するものであります。 重ねて申し上げますが、
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化が雇用に与えている影響は極めて大きく、特にサービス産業等に従事する女性の非正規労働者等の雇用の維持、安定を図るためには、均等・均衡待遇の確保や最低賃金の引上げ等の格差是正策だけでなく、休業支援金・給付金制度の活用、再就職に向けた職業訓練の充実、就労意欲のある女性や高齢者、就職氷河期世代などの就業促進など、機動的かつ効果的な
雇用対策の実施が欠かせないということを強調させていただきまして、私の趣旨弁明を終わります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第15
号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第15
号発議案、地方における
雇用対策等の充実を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第12 第16
号発議案
○議長(
桜井甚一君) 日程第12、第16
号発議案を議題といたします。 〔発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第16
号発議案について、小島晋君の趣旨弁明を許します。小島晋君。 〔小島晋君登壇〕(拍手)
◆小島晋君 未来にいがたの小島晋です。提出者を代表し、第16
号発議案、
コロナ流行下における格差是正を求める意見書の趣旨弁明をいたします。 昨年来から続く
新型コロナウイルス感染症拡大が雇用に与えている影響は極めて大きく、飲食・宿泊業などサービス産業等に一層強く出ております。特にサービス産業で働く人たちは女性の非正規雇用率が高く、パート・アルバイト等で働く女性を直撃し、昨年4月に97万人、5月には61万人もの就業機会が失われ、改めて非正規労働者の雇用の不安定さが浮き彫りとなりました。 また、平均月収も男性会社員の減少幅より、未成年の子供がいる女性社員は男性社員の2倍以上減少しており、男女間賃金格差の拡大も大きな問題となっております。 パート・アルバイト等で働く多くの人の賃金は、地域の最低賃金に左右されます。収入は、社会保険料・税金を勘案しても生活扶助金額よりも高いものの、生活する上で病気や失業のリスクはゼロではなく、今回の
新型コロナウイルス感染拡大に伴い勤務先の営業自粛や業績不振による休業のように休業手当をもらって休むようなことや、最悪、倒産・解雇など離職時の失業手当など、6割支給だった場合には生活扶助水準を下回り、とても生活はできません。現状の最低賃金は、生活のセーフティーネットとして機能を発揮しているとは到底言えず、最低賃金は生活する上でのリスクを考慮した水準でなければなりません。 同時に、日本の経済を支える多くの中小企業の取引の適正化は急務であります。中小企業庁の取引条件改善状況調査によると、受注側事業者の取引課題として、コストが取引価格に転嫁できない、業界独自の商習慣を挙げる事業者が依然として多く、取引の適正化は、中小企業が利益を確保し、生産性や労働者の賃金、労働条件の向上、さらには働き方改革の見直しを行うためにも不可欠であります。 昨年には経済産業省をはじめとする業所管大臣ほか、連合・経団連・日商の政労使で、親事業者と下請事業者の望ましい取引慣行の遵守を宣言したパートナーシップ構築宣言が出されました。宣言の取組を進め、サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正配分を実現するためにも、優越的地位の濫用禁止及び下請法の遵守など公正取引が行われるよう指導、監督体制の強化を図ることが必要であります。 よって、雇用形態や性別による格差、パートナーシップ構築宣言等の議論を鑑み、
コロナ流行下における格差是正を強く要望する本意見書を提出したものであります。 満場の皆様の御理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第16
号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより第16
号発議案、
コロナ流行下における格差是正を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△日程第13 議員の
辞職許可
○議長(
桜井甚一君) 日程第13、議員の
辞職許可についてを議題といたします。 高倉栄君から、7月5日をもって、議員の職を辞したい旨の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 高倉栄君の辞職を許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決しました。
△辞職の挨拶
○議長(
桜井甚一君) ただいま議員の辞職を許可されました高倉栄君から発言を求められておりますので、これを許します。高倉栄君。 〔高倉栄君登壇〕
◆高倉栄君 ただいまは満場の皆様より満場一致で私自身の辞職の許可を頂きましたこと、本当に心から感謝を申し上げさせていただく次第でございます。 そして、私のためにこのような貴重なお時間を頂戴いたしましたこと、本当に心から御礼を申し上げます。誠にありがとうございます。 顧みますと、私自身、一昨日、50歳になりました。五十にして天命を知る。まさに私自身の天命はこれであると、今、その心と闘志の中でふつふつと煮えたぎっているわけでもございますが、私自身の議員生活を振り返りますと、31歳において弥彦村議会議員に初当選させていただきました。31歳からこの50歳、20年弱。私自身、より現場に近い、そして皆様、地方の思いを、お一人お一人の思いをしっかりと聞かせていただき、この20年間走りに走ってまいったと思っているところでもございます。 私自身、この20年間の経験において、この地方議会の在り方、まさに一番現場に近い皆様のお声を反映できる場所である、そう確信をさせていただいているところでもございます。この地方議会には与党、野党、そして政党各派というものがございますが、最後の最後は、どんなに議論をしても、一つの意見にまとまり、そして県民のため、市町村の市民、町民、村民の皆様のために一丸となって、この議会をはじめ執行部がその皆様の幸せを願うという政治のシステムになっているのではないか。まさにこの新潟県議会も、様々な議論はあったとしても、最後は一枚岩になり、
花角知事筆頭に、しっかりと皆様の幸せのために全力を挙げることができる、そういう地方議会であるのではないかと私は思っております。 今の国政においては、与党も野党もばらばら、そして国会議員がどこを向いて政治をしているのか、私には甚だ疑問に思うところもございます。 私自身、この20年間の地方議員、地方議会の経験をしっかりと生かさせていただいて、国政において即戦力になれる議員となれますよう、私自身、新潟県議会の思いに、そして誇りにかけまして、全身全霊、これからも全力で頑張らさせていただく決意と覚悟でございます。 我が県議10年、一片の悔いもなし。皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます。(拍手)
○議長(
桜井甚一君) 暫時休憩いたします。 午後2時 休憩 ――
――――――☆―――――――― 午後2時1分 開議
○副議長(佐藤純君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――
――――――☆――――――――
△議長の
辞職許可
○副議長(佐藤純君) ただいま
桜井甚一君から議長を辞職したい旨の申出がありました。 つきましては、この際、日程に追加し、議長の
辞職許可についてを議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 議長の
辞職許可についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議長の辞職を許可するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○副議長(佐藤純君)
総員起立。よって、許可することに決しました。 ――
――――――☆――――――――
△議長の選挙
○副議長(佐藤純君) つきましては、この際、日程に追加し、議長の選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより、議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○副議長(佐藤純君) 立会人は、先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、議長は 保 坂 裕 一 君 笠 原 義 宗 君 楡 井 辰 雄 君 片 野 猛 君 佐 藤 久 雄 君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。 〔書記投票用紙を配付〕
○副議長(佐藤純君) なお、念のため申し上げますが、本投票は、単記無記名投票であります。 諸君のお手元に配付いたしました投票用紙に被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票されんことを望みます。 投票用紙の配付漏れはありませんか。 配付漏れなしと認めます。 氏名の点呼を命じます。 〔書記氏名を点呼〕 〔各員投票〕
○副議長(佐藤純君) 投票漏れはありませんか。 投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。 これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は、御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。 〔議場開鎖〕 〔書記投票を計算〕
○副議長(佐藤純君) 投票の結果を報告いたします。 投票人数52人、投票総数52票であります。 投票人数と符合いたします。 投票の結果は、 佐 藤 純 50票 白 票 1票 無 効 1票であります。 以上の結果、私佐藤純が議長に当選しました。 当選の通知書を交付いたします。 〔事務局長議長当選者佐藤純君に当選通知書を交付〕(拍手) ――
――――――☆――――――――
△議長就任挨拶 〔佐藤純君登壇〕
◆佐藤純君 冒頭に、昨今、静岡県熱海市で土石流災害が発生いたしました。いまだに安否不明者も多いと聞いております。一日も早い復興と復旧、そして何よりもお見舞いを申し上げたいと思います。 ただいま歴史と伝統あるこの議場において第99代議長に拝命されました佐藤純でございます。 今、新潟県は数多くの難題がございます。
新型コロナウイルス感染症対策、経済対策、原発問題、そして災害対策、何よりも
花角知事が強力に推し進めている行財政改革等。県民は、明日の希望というよりも、今日、今、この時間をどう過ごそうか、不安な気持ちでいっぱいの方々が多いと思います。 我々県議会として、この県民に少しでも光を与える、そして安心を与えるために、党会派を超えて一心に進んでいこうではありませんか。 私は、公平、公正な立場でこの議会を円滑に進めるべく一生懸命頑張らさせていただく所存でございます。皆様の御協力を切にお願いを申し上げまして、議長としての挨拶とさせていただきます。本日よりよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) ――
――――――☆――――――――
△副議長の選挙
○議長(佐藤純君) ただいまの議長選挙により、私が議長に就任いたしましたので、副議長が欠員となりました。 この際、日程に追加し、副議長の選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより、副議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(佐藤純君) 立会人は、先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、議長は 小 山 大 志 君 斎 京 四 郎 君 青 柳 正 司 君 長 部 登 君 小 島 義 徳 君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。 〔書記投票用紙を配付〕
○議長(佐藤純君) なお、念のため申し上げますが、本投票は、単記無記名投票であります。 諸君のお手元に配付いたしました投票用紙に被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票されんことを望みます。 投票用紙の配付漏れはありませんか。 配付漏れなしと認めます。 氏名の点呼を命じます。 〔書記氏名を点呼〕 〔各員投票〕
○議長(佐藤純君) 投票漏れはありませんか。 投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。 これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は、御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。 〔議場開鎖〕 〔書記投票を計算〕
○議長(佐藤純君) 投票の結果を報告いたします。 投票人数52人、投票総数52票であります。 投票人数と符合いたします。 投票の結果は、 小 島 隆 君 35票 小 山 芳 元 君 16票 小 島 晋 君 1票であります。 以上の結果、小島隆君が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました小島隆君に、文書をもって当選の通知をいたさせます。 〔事務局長副議長当選者小島隆君に当選通知書を交付〕(拍手) ――
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△副議長就任挨拶
○議長(佐藤純君) 副議長に当選されました小島隆君の挨拶があります。 〔小島隆君登壇〕
◆小島隆君 ただいまは歴史と伝統のある新潟県議会の副議長に御推挙いただきました小島隆でございます。 県政の諸課題の解決、県勢の発展に向けて、議長を補佐し、副議長の責務を果たしてまいりたいと思います。 これからも皆様方の御支援、御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げて、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ――
――――――☆――――――――
△日程第14
議会運営委員会委員及び正副委員長の選任
○議長(佐藤純君) 日程第14、
議会運営委員会委員及び正副委員長の選任を行います。 まず、
議会運営委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。 新潟県
議会運営委員会条例第5条第1項の規定により、議長は、
議会運営委員会委員を諸君のお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、名簿のとおり指名いたします。 〔
議会運営委員会委員名簿は付録に掲載〕
○議長(佐藤純君) 次に、
議会運営委員会の正副委員長の選任を行います。 お諮りいたします。 新潟県
議会運営委員会条例第6条第2項の規定により、議長は、
議会運営委員会の委員長に 青 柳 正 司 君 同副委員長に 中 村 康 司 君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう指名いたします。 ――
――――――☆――――――――
△日程第15
特別委員会の正副委員長及び委員の
辞任許可
○議長(佐藤純君) 日程第15、
特別委員会の正副委員長及び委員の
辞任許可についてを議題といたします。 人口減少問題対策
特別委員会、新総合交通・防災対策
特別委員会及び県民所得アップ対策
特別委員会の委員長、副委員長及び委員全員より辞任したい旨の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、許可することに決しました。 ――
――――――☆――――――――
△
常任委員会及び
特別委員会の委員並びに正副委員長の選任
○議長(佐藤純君) つきましては、この際、日程に追加し、
常任委員会及び
特別委員会の委員並びに正副委員長の選任についてを議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 まず、
常任委員会及び
特別委員会の委員の選任を行います。 新潟県議会委員会条例第4条第1項の規定により、議長は、
常任委員会及び
特別委員会の委員を諸君のお手元に配付の名簿のとおり、それぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、名簿のとおり指名いたします。 〔
常任委員会及び
特別委員会委員名簿は付録に掲載〕
○議長(佐藤純君) 次に、
常任委員会及び
特別委員会の正副委員長の選任を行います。 新潟県議会委員会条例第6条第2項の規定により、議長は、
総務文教委員会の委員長に 笠 原 義 宗 君 同副委員長に 斎 京 四 郎 君
厚生環境委員会の委員長に 松 原 良 道 君 同副委員長に 与 口 善 之 君
産業経済委員会の委員長に 冨 樫 一 成 君 同副委員長に 桜 庭 節 子 君
建設公安委員会の委員長に 高 橋 直 揮 君 同副委員長に 中 村 康 司 君を 人口減少問題対策
特別委員会の委員長に 岩 村 良 一 君 同副委員長に 樋 口 秀 敏 君 新総合交通・防災対策
特別委員会の委員長に 沢 野 修 君 同副委員長に 大 渕 健 君 県民所得アップ対策
特別委員会の委員長に 柄 沢 正 三 君 同副委員長に 保 坂 裕 一 君を指名することをお諮りいたします。 本件について、討論の通告がありますので、順次、これを許します。 まず、大渕健君の発言を許します。大渕健君。 〔大渕健君登壇〕(拍手)
◆大渕健君 ただいま議題となっております
常任委員会及び
特別委員会の正副委員長の選任について、反対討論をいたします。 私たちの反対は、議長の指名以前の、役職の配分に反対であることをいうものであります。 まず申し上げたいのは、議会における役職についての考え方であります。私たち議員は、選挙で選ばれた県民の代表として、二元代表制の下、行政に対する提案と監視、また議決を通じて県政の意思決定を行うこと等、重要な役割を担っております。 そのためにはルールにのっとり、民主的で公正適切な議会運営が求められます。熟議を尽くして結論を出すための采配、委員会活動の方針や調査項目の設定、あるいは対立や混乱が生じたときには仲裁やあっせんを行い、円滑な運営に努める等々、役職者のリーダーシップは重要です。 私たちも県民の負託に応え、よりよい議会運営を行うため、その責任を担っていこうという積極的な考え方から、役職を応分に求めるものであります。 とかく議会の役職争いは、有権者からかけ離れた議会内の、内輪争い的な見出しをつけられるようにも感じますが、役職者を決めることは重要な事柄であることを、この際強調しておきたいと思います。 その上で基本となる役職配分の考え方は、議員数に応じた数の案分であります。役職配分に限らず、広くこの考え方を折々で採用し、議会運営は行われているものと認識しています。会派を基に、呼称の順番、席次、質問の機会や順番、派遣の決定等々、これらの決め事に通底しているのは、議員数に応じた数の案分という考え方であります。 ところが、現在の状況は、常任、
特別委員会全ての委員長、
常任委員会に至っては正副委員長全てが自由民主党であり、自由民主党が役職を取り過ぎで、著しく偏ったものであります。自由民主党は議員定数の53人のうち31人、全体の6割弱です。昭和30年に自由民主党が1つになって半世紀余り、今、議席の占有率は過去2番目に低い状況であります。 そしてまた、現状の役職配分は2年前の改選の前後でも変わっておりませんが、2年前の改選前後では、会派が2つから3つに増えています。第2会派と第3会派だけでも県議全体の約4分の1の数になります。4分の1相当は配分してしかるべきであります。さらに、改選後に会派の数が増えた、自由民主党が議員数を減らしたこの局面で、他会派の希望は全く聞き入れない、全く変更なしだと言われても、こちらも分かりましたと、どうして言えましょうか。自由民主党は本県議会史上最も少ないレベルなのに、役職は本県議会史上最大級に占める、これは到底認められません。
議会運営委員会では、6割弱の議員数で全ての委員長を占めることを正当化する根拠は何なのだと、数による案分という基本的な考え方による議会運営からしてどう説明するのかと問いましたが、自由民主党からは理屈の通った説明は何もありません。 本県議会も過去をたどれば、正副委員長をそれなりに会派で応分してきた歴史もあります。直近では3会派あった平成19年当時はもちろん、その後の2会派時代でも全ての委員長独占ではありませんでした。国会や他の自治体の議会を見ても、多数を握る1つの会派が全ての委員長を占めるなどという運営を行っているわけではありません。応分の配分をすべきであります。 会派は違えども役職を分担し、議会の運営には協力して努めていくというのが県民から求められる県議会、議員の在り方だと信じます。 以上、反対討論といたします。(拍手)
○議長(佐藤純君) 次に、重川隆広君の発言を許します。重川隆広君。 〔重川隆広君登壇〕(拍手)
◆重川隆広君 リベラル新潟を代表し、
常任委員会及び
特別委員会の委員長、副委員長の指名に対し、反対の討論を行います。 初めに、私たちは、委員長、副委員長ポストを勲章と捉えているわけではありません。ポストは、県民の負託を受けた議員、党会派がおのおの担うべき責務であり、責任であると考えています。 6月14日、各党会派代表者会議、
議会運営委員会において、委員長、副委員長の人数配分について議論を交わした後、多数決へと進みました。 ポストは、議員として、議会活動の場において応分の責務を負うべきであるとの考えから、議員数による各党会派占有率を計算し、算出根拠を示し、そこから導き出された結果に応じた案分を基本とすべきであると一貫して主張を行ってまいりました。 具体的な算出方法としては、53名の議員数から、今回、委員長、副委員長を希望しない公明党2名、
日本共産党1名、さらに無所属議員6名、計9名を除いた44名を分母に置き、自由民主党31名、未来にいがた8名、リベラル新潟5名を分子に置き、おのおのの占有率の計算を行います。 結果として占有率は、自由民主党が70%、残りの30%を未来にいがたとリベラル新潟がおのおの18%、11%に分けることになります。 この占有率から、4つの
常任委員会の委員長については自由民主党が3、未来にいがたが1、副委員長は自由民主党が3、リベラル新潟が1となります。また、3つの
特別委員会も、委員長は自由民主党が2、未来にいがたが1、副委員長は自由民主党が2、リベラル新潟が1となります。 この数の配分こそが、県民の負託に応えたポスト配分となります。すなわち公平であり、成果の上がる、県民の望む委員会運営となるのではないでしょうか。 先ほどの指名は、県民が期待をする、県民本位の委員会とは大きな隔たりがあることを強く指摘をし、反対の討論といたします。(拍手)
○議長(佐藤純君) これにて討論は終局いたしました。 これより採決いたします。
常任委員会及び
特別委員会の正副委員長について、さきの指名のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、さよう決しました。 ――
――――――☆――――――――
△副知事退任挨拶
○議長(佐藤純君) この際、副知事米澤朋通君から発言を求められておりますので、これを許します。米澤副知事。 〔副知事米澤朋通君登壇〕
◎副知事(米澤朋通君) 副知事の米澤でございます。ただいま議長より、この歴史と伝統ある県議会議場におきまして退任の挨拶をさせていただく機会を頂きました。誠にありがとうございます。 私、今月11日付をもちまして副知事を退任させていただくこととなりました。約2年間という大変短い期間でございましたが、保健、福祉、医療、環境、教育、雇用、文化、スポーツ、観光、交通政策など、大変幅広い分野を担当させていただきました。 この間、この議場はもとより、様々な場面におきまして厳しくも温かい御指導を賜りました。誠にありがとうございました。
新型コロナウイルスの影響による厳しい状況、長引いておりますが、関係者の懸命の努力によりまして、
ワクチン接種も加速化しております。コロナ後の生活、もうそこまで来ているのではないかと思います。 今議会におきましてもアフターコロナ、ウィズコロナに関します諸施策を盛り込んだ予算案をお認めいただきました。これらの諸施策を総動員して、今後、住んでよし、訪れてよしの新潟に向けて、着実な歩みを進められるものと確信をいたしております。 私自身、新潟に赴任をさせていただきまして、新潟の皆さんの温かいお人柄に触れ、おいしい食、温泉など、充実した住んでよしの2年間を過ごさせていただきました。 ただし、2年連続で中止になった行事、イベント等もございましたので、今後は訪れてよしの新潟を満喫させていただきたいと考えております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 最後になりますが、議員の皆様方の今後ますますの御活躍、御健勝、そして何よりも新潟県の発展を祈念いたしまして、退任の挨拶とさせていただきます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ――
――――――☆――――――――
△
常任委員会、
議会運営委員会及び
特別委員会の閉会中継続調査
○議長(佐藤純君) お諮りいたします。
総務文教委員会、
厚生環境委員会、
産業経済委員会及び
建設公安委員会については、所管事項の調査のため、また、
議会運営委員会については、9月定例会の会期日程の協議等のため、また、人口減少問題対策
特別委員会、新総合交通・防災対策
特別委員会及び県民所得アップ対策
特別委員会については、その性格上、設置目的が終了するまで、それぞれ閉会中も継続調査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ――
――――――☆――――――――
○議長(佐藤純君) 提出案件全部議了いたしました。 これにて6月定例会は閉会いたします。
△午後3時2分閉会...