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03月25日-委員長報告、討論、採決、閉会-07号

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  1. 新潟県議会 2021-03-25
    03月25日-委員長報告、討論、採決、閉会-07号


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    最終取得日: 2023-06-14
    令和 3年  2月定例会 本会議令和3年3月25日(木曜日)  議事日程 第7号    午後1時 開議第1 第1号議案から第36号議案まで及び   第44号議案から第75号議案まで第2 請願第1号第3 陳情第1号第4 陳情令和元年第9号、令和2年第3号及び第15号第5 第76号議案から第78号議案まで第6 第1号発議案第7 第2号発議案及び第3号発議案第8 第4号発議案第9 第5号発議案及び第6号発議案第10 第7号発議案及び第8号発議案本日の会議に付した案件 日程第1  第1号議案 令和3年度新潟県一般会計予算  第2号議案 令和3年度新潟県県債管理特別会計予算  第3号議案 令和3年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計予算  第4号議案 令和3年度新潟県災害救助事業特別会計予算  第5号議案 令和3年度新潟県国民健康保険事業特別会計予算  第6号議案 令和3年度新潟県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  第7号議案 令和3年度新潟県心身障害児者総合施設事業特別会計予算  第8号議案 令和3年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計予算  第9号議案 令和3年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計予算  第10号議案 令和3年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計予算  第11号議案 令和3年度新潟県有林事業特別会計予算  第12号議案 令和3年度新潟県用地先行取得事業特別会計予算  第13号議案 令和3年度新潟県都市開発資金事業特別会計予算  第14号議案 令和3年度新潟県港湾整備事業特別会計予算  第15号議案 令和3年度新潟県電気事業会計予算  第16号議案 令和3年度新潟県工業用水道事業会計予算  第17号議案 令和3年度新潟県工業用地造成事業会計予算  第18号議案 令和3年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計予算  第19号議案 令和3年度新潟県病院事業会計予算  第20号議案 令和3年度新潟県基幹病院事業会計予算  第21号議案 令和3年度新潟県流域下水道事業会計予算  第22号議案 県の行う建設事業等に対する市町村の負担について  第23号議案 新潟県手数料条例の一部改正について  第24号議案 職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について  第25号議案 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について  第26号議案 新潟県立学校条例の一部改正について  第27号議案 義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部改正について  第28号議案 特定非営利活動促進法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について  第29号議案 新潟県希少野生動植物保護条例の制定について  第30号議案 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について  第31号議案 新潟県看護職員修学資金貸与条例の一部改正について  第32号議案 新潟県指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部改正について  第33号議案 新潟県工業技術総合研究所手数料徴収条例の一部改正について  第34号議案 新潟県公安委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について  第35号議案 あっせんの申立てについて  第36号議案 包括外部監査契約の締結について  第44号議案 令和2年度新潟県一般会計補正予算  第45号議案 令和2年度新潟県県債管理特別会計補正予算  第46号議案 令和2年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計補正予算  第47号議案 令和2年度新潟県災害救助事業特別会計補正予算  第48号議案 令和2年度新潟県国民健康保険事業特別会計補正予算  第49号議案 令和2年度新潟県心身障害児者総合施設事業特別会計補正予算  第50号議案 令和2年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算  第51号議案 令和2年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計補正予算  第52号議案 令和2年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算  第53号議案 令和2年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第54号議案 令和2年度新潟県用地先行取得事業特別会計補正予算  第55号議案 令和2年度新潟県都市開発資金事業特別会計補正予算  第56号議案 令和2年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算  第57号議案 令和2年度新潟県電気事業会計補正予算  第58号議案 令和2年度新潟県工業用水道事業会計補正予算  第59号議案 令和2年度新潟県工業用地造成事業会計補正予算  第60号議案 令和2年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計補正予算  第61号議案 令和2年度新潟県病院事業会計補正予算  第62号議案 令和2年度新潟県基幹病院事業会計補正予算  第63号議案 令和2年度新潟県流域下水道事業会計補正予算  第64号議案 新潟県県税条例及び新潟県産業廃棄物税条例の一部改正について  第65号議案 新潟県振興山村における森林等の保全等のための奨励措置に関する条例の廃止について  第66号議案 新潟県水質汚濁防止法に基づく排水基準を定める条例の一部改正について  第67号議案 新潟県保健環境科学研究所等使用料及び手数料条例の一部改正について  第68号議案 新潟県電気自動車等の普及の促進に関する条例の一部改正について  第69号議案 契約の締結について(一般国道253号道路改築本郷トンネル工事請負契約)  第70号議案 契約の変更について(加茂病院既存病棟診療棟解体工事請負契約)  第71号議案 損害賠償額の決定について  第72号議案 令和2年度新潟県一般会計補正予算  第73号議案 令和2年度新潟県災害救助事業特別会計補正予算  第74号議案 令和2年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第75号議案 令和2年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算 日程第2  第1号 子どもたちにゆきとどいた教育を!30人以下学級の実現、教職員定数の増加及び教育予算の増額を求めることに関する請願 日程第3  第1号 自衛隊の医療部隊増強を求める意見書提出に関する陳情 日程第4  令和元年  第9号 下越地方私立中学校教諭による生徒への人権侵害および体罰的指導私立学校への補助金見直しを求めることに関する陳情  令和2年  第3号 令和2年度に就職氷河期限定の新潟県職員採用試験実施を求めることに関する陳情  第15号 新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の方々への支援に関する陳情 日程第5  第76号議案 監査委員の選任について  第77号議案 新潟海区漁業調整委員会委員の任命について  第78号議案 佐渡海区漁業調整委員会委員の任命について 日程第6  第1号発議案 新潟県政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例 日程第7  第2号発議案 全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書  第3号発議案 積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書 日程第8  第4号発議案 東京電力の適格性について厳しい審査を求める意見書 日程第9  第5号発議案 新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書  第6号発議案 新型コロナウイルスワクチン接種財源措置に関する意見書 日程第10  第7号発議案 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者に対する支援の拡充等を求める意見書  第8号発議案 新型コロナウイルス感染症流行下における事業者と国民生活の底支えを求める意見書   ――――――――☆――――――――出席議員(53名)          河原井 拓 也 君  小 山 大 志 君  中 川 隆 一 君  高 見 美 加 君          保 坂 裕 一 君  与 口 善 之 君  桜 庭 節 子 君  斎 京 四 郎 君          中 村 康 司 君  松 原 良 道 君  笠 原 義 宗 君  高 橋 直 揮 君          宮 崎 悦 男 君  青 柳 正 司 君  横 尾 幸 秀 君  皆 川 雄 二 君          小 林 一 大 君  冨 樫 一 成 君  楡 井 辰 雄 君  小 島   隆 君          佐 藤   純 君  桜 井 甚 一 君  岩 村 良 一 君  沢 野   修 君          尾 身 孝 昭 君  柄 沢 正 三 君  小 野 峯 生 君  帆 苅 謙 治 君          渡 辺 惇 夫 君  石 井   修 君  星 野 伊佐夫 君  樋 口 秀 敏 君          小 島   晋 君  池 田 千賀子 君  高 倉   栄 君  上 杉 知 之 君          大 渕   健 君  長 部   登 君  小 山 芳 元 君  小 泉   勝 君          杉 井   旬 君  重 川 隆 広 君  秋 山 三枝子 君  片 野   猛 君          市 村 浩 二 君  安 沢 峰 子 君  遠 藤 玲 子 君  青 木 太一郎 君          佐 藤 浩 雄 君  小 島 義 徳 君  佐 藤 久 雄 君  渡 辺 和 光 君          飯 野   晋 君議員以外の出席者  知事           花角 英世 君  副知事          佐久間 豊 君  副知事          米澤 朋通 君  知事政策局長       小岩 徹郎 君  総務管理部長       笠鳥 公一 君  県民生活環境部長    村山 雅彦 君  防災局長         熊倉  健 君  福祉保健部長       松本 晴樹 君  産業労働部長       橋本 一浩 君  観光局長         佐野 哲郎 君  農林水産部長       山田 治之 君  農地部長         緒方 和之 君  土木部長         金子 法泰 君  交通政策局長       田中 昌直 君  会計管理者出納局長   本間由美子 君  病院局長         藤山 育郎 君  企業局長         桑原 勝史 君  教育長          稲荷 善之 君  人事委員会事務局長    川上 克也 君  警察本部長        山本 有一 君  労働委員会事務局長    綱島 知子 君  監査委員事務局長     山田富美子 君   ――――――――☆―――――――― △午後1時開議 ○議長(桜井甚一君) これより本日の会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第1 第1号議案から第36号議案まで及び第44号議案から第75号議案まで △日程第2 請願第1号 △日程第3 陳情第1号 △日程第4 陳情令和元年第9号、令和2年第3号及び第15号 ○議長(桜井甚一君) 日程第1、第1号議案から第36号議案まで及び第44号議案から第75号議案まで、日程第2、請願第1号、日程第3、陳情第1号並びに日程第4、陳情令和元年第9号、令和2年第3号及び第15号を一括して議題といたします。 まず、建設公安委員長の報告を求めます。横尾幸秀君。   〔横尾幸秀君登壇〕 ◆横尾幸秀君 建設公安委員会における付託議案等審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、土木部関係として 道路除雪体制の維持に当たっては、除雪オペレーターの確保・育成が重要なので、安定的な雇用の継続や高齢化などの課題解決に向け、新たに設置される協議会の議論を踏まえたさらなる対策を検討すべきとの意見。 次に、交通政策局関係として 新潟港カーボンニュートラルポートの形成については、次世代エネルギーの利活用や燃料電池の導入など脱炭素社会の実現に向けた先進的な取組が期待されるので、国や関係部局と連携の上、本県の特性や課題を踏まえた検討をさらに進めるべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、本委員会として、積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(桜井甚一君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。笠原義宗君。   〔笠原義宗君登壇〕 ◆笠原義宗君 産業経済委員会における付託議案審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、産業労働部関係として 物品や役務の調達については、工事関係に比べ県外業者のシェアが大きいので、契約状況を詳細に分析の上、県内業者受注機会のさらなる増大に向けた取組を全庁的に検討すべきとの意見。 次に、農林水産部関係として 県産農産物については、園芸振興や新生活様式への対応を見据えた消費の拡大が求められるので、流通業者はもとより多様な事業者と連携し、いわゆるコロナ禍にあっても国内外を問わず販路の開拓を一層推進すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(桜井甚一君) 次に、厚生環境委員長の報告を求めます。高橋直揮君。   〔高橋直揮君登壇〕 ◆高橋直揮君 厚生環境委員会における付託案件等審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、防災局関係として 柏崎刈羽原子力発電所におけるIDカード不正使用については、東京電力ホールディングス株式会社管理能力に疑念を生じさせる事案なので、保安規定の再審査を原子力規制委員会に求めるべきとの意見。 次に、福祉保健部関係として 1、本県の新型コロナウイルス感染症対策については、関係者の尽力により人口当たり陽性者数を低い水準に抑える成果を上げているので、今後予定されるワクチン接種体制整備など引き続き着実に取り組むべきとの意見。 2、新型コロナウイルス感染症発生状況の公表については、居住地情報が広範なことなどにより県民の不安を助長するおそれがあるので、個人情報保護とのバランスを考慮の上、より一層公共の利益に資する在り方を検討すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果の報告を求めたところ、自由民主党、未来にいがた、リベラル新潟並びに公明党からは、全議案いずれも原案賛成。 日本共産党からは、第1号議案については、新型コロナウイルス感染症対策に不十分さを残しているなどのため、第5号議案については、国保制度の標準化の検討を促進するものであるため、それぞれ反対。 その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情の審査結果について申し上げます。 継続中の陳情令和2年第15号については、継続審査。 陳情第1号については、感染症の市中感染対応時には、医療部隊の必要度に応じて、運用による人員の増強が可能であり、常時大規模な組織を保持する必要性は低いため、不採択とすべきものと決した次第であります。 また、本委員会として、東京電力の適格性について厳しい審査を求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(桜井甚一君) 次に、総務文教委員長の報告を求めます。冨樫一成君。   〔冨樫一成君登壇〕 ◆冨樫一成君 総務文教委員会における付託案件等審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、知事政策局総務管理部共通事項として 地域振興局体制の見直しに当たっては、広域的な課題への的確な対応が求められるので、市町村からの意見・要望を踏まえ集約を図る業務や予算の在り方を一層丁寧に調整すべきとの意見。 次に、教育委員会関係として ICTを活用した教育については、環境整備はもとよりこれまでの教育実践との最適な組合せによる質の向上が重要なので、小規模校等における遠隔授業協働学習など学校内外での展開を図るべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。 継続中の陳情令和元年第9号については、継続審査。 継続中の陳情令和2年第3号については、願意を満たしたため、保留。 残りの請願第1号については、新型コロナウイルス感染状況によって、学級の適正規模が変動するため、また、他の項目は対応済みであるため、不採択とすべきものと決した次第であります。 また、本委員会として、全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(桜井甚一君) 第1号議案に対して討論の通告がありますので、これを許します。 遠藤玲子君の発言を許します。遠藤玲子君。   〔遠藤玲子君登壇〕 ◆遠藤玲子君 日本共産党遠藤玲子です。ただいま議題になっております第1号議案、令和3年度新潟県一般会計予算に反対の立場から討論を行います。 反対理由の第1は、新型コロナウイルス感染症対策の不十分さを指摘しなければなりません。 さきに、1都3県の緊急事態宣言は解除されたものの、リバウンドの危険性をはらんだ緊迫した状況が続いております。本県においても連日20人前後の新規感染者感染経路が分からない方、感染力の強い変異株も報告されております。 切り札とされるワクチン接種も、社会全体で効果が現れるには一定の時間を要するため、決してワクチン頼みになってはなりません。そのためには、無症状者を発見・保護するためのPCR等の検査を抜本的に拡充することが急務です。しかし、本県は、検査の抜本的拡充には、依然として極めて消極的な姿勢にとどまっております。 さらに、圧倒的な受診抑制によって医療機関が大きな打撃を受け、献身的に奮闘する医療スタッフの手当を削減せざるを得ない状況も広がっており、支援が強く求められているのに、減収補填策はありません。 これら対策予算の最大の特徴は、その財源が国の地方創生臨時交付金などの範囲にとどまっていることで、この分野でも行財政改革が最優先されているのではないかとの懸念は拭えません。 反対理由の第2は、知事が繰り返し、期限を設けず、徹底的に行うとしてきた福島第一原発事故の3つの検証の先行きに、重大な陰りが生じていることです。 さきに発覚した東京電力の核防護をめぐる衝撃的な不祥事は、原発の運転資格そのものが根本から問われる事態に発展しています。それだけに今こそ、技術委員会による現地への立入調査を含めた、徹底的な検証が求められるのではないでしょうか。 去る3月18日、茨城県東海第二原発をめぐる裁判で水戸地裁は、原発から30キロ圏内に住む住民が避難できる避難計画と体制が整っていなければ、重大事故に対して安全を確保できる防護レベルが達成されているとは言えないと指摘し、日本原子力発電に再稼働を認めない判決を言い渡しました。 実効性ある避難計画策定なくして再稼働なしとした、この判決を踏まえれば、避難委員会の役割は一層高まっております。 しかし、新年度予算における3つの検証予算は減額され、報告書の取りまとめを急がせる動きや技術委員の不再任問題など、この間の県の対応は、期限を設けず、徹底して行うべき3つの検証作業への県民の信頼を失わせかねない状況だと指摘せざるを得ません。 第3の理由は、新型コロナウイルス感染症対策に予断を許さない状況であるにもかかわらず、県立病院の役割・在り方の見直しや病床削減を伴う医療再編などを、平時のように淡々と推進しようとしていることです。 全国に比べて医療資源の少ない本県で、しかも感染症のさなかに、国のダウンサイジング補助金を受けてまで病床削減を進めようとする取組には、賛成するわけにはいかないのであります。 最後に、東京電力には原発を運転する資格も能力もないことを改めて強く主張するとともに、引き続き新型コロナウイルス感染症対策抜本的強化と、地域医療の拡充を目指して全力を尽くす決意を表明して、討論といたします。 ○議長(桜井甚一君) これにて討論は終局いたしました。 これより第1号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、一般会計補正予算2件、すなわち、第44号議案及び第72号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、両案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、特別会計予算1件、すなわち第5号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立
    ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの特別会計及び企業会計関係予算41件、すなわち、第2号議案から第4号議案まで、第6号議案から第21号議案まで、第45号議案から第63号議案まで及び第73号議案から第75号議案までを一括して採決いたします。 41案の委員長の報告はいずれも可決であります。41案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、41案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、条例17件、すなわち、第23号議案から第34号議案まで及び第64号議案から第68号議案までを一括して採決いたします。 17案の委員長の報告はいずれも可決であります。17案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、17案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、事件議決6件、すなわち、第22号議案、第35号議案、第36号議案及び第69号議案から第71号議案までを一括して採決いたします。 6案の委員長の報告はいずれも可決であります。6案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、6案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、陳情令和元年第9号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情令和2年第15号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第1号を採決いたします。 本請願を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本請願は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情令和2年第3号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり保留とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第1号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。   ――――――――☆―――――――― △日程第5 第76号議案から第78号議案まで ○議長(桜井甚一君) 日程第5、第76号議案から第78号議案までを一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。花角知事。   〔知事花角英世君登壇〕 ◎知事(花角英世君) ただいま上程されました議案3件は、いずれも人事に関する案件であります。 第76号議案は、監査委員を選任するため、第77号議案は、新潟海区漁業調整委員会委員を任命するため、第78号議案は、佐渡海区漁業調整委員会委員を任命するため、それぞれお諮りいたしました。 よろしく御審議の上、同意を賜りますようお願い申し上げます。 ◆松原良道君 ただいま議題となっております第76号議案から第78号議案までは、人事案件でありますので、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第76号議案、監査委員の選任についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 総員起立。よって、本案は同意いたしました。 次に、第77号議案、新潟海区漁業調整委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 総員起立。よって、本案は同意いたしました。 次に、第78号議案、佐渡海区漁業調整委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 総員起立。よって、本案は同意いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第6 第1号発議案 ○議長(桜井甚一君) 日程第6、第1号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆松原良道君 ただいま議題となりました第1号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第1号発議案、新潟県政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第7 第2号発議案及び第3号発議案 ○議長(桜井甚一君) 日程第7、第2号発議案及び第3号発議案を一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆松原良道君 ただいま議題となりました第2号発議案及び第3号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第2号発議案、全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書及び第3号発議案積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書を一括して採決いたします。 両案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、両案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第8 第4号発議案 ○議長(桜井甚一君) 日程第8、第4号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(桜井甚一君) 第4号発議案について、池田千賀子君の趣旨弁明を許します。池田千賀子君。   〔池田千賀子君登壇〕(拍手) ◆池田千賀子君 第4号発議案東京電力の適格性について厳しい審査を求める意見書の趣旨弁明をいたします。 柏崎刈羽原子力発電所は、原子力規制委員会による審査が終了するとともに、東京電力によります安全対策工事は完了したとしておりました。 しかし、東京電力では、社員が他人のIDカードを使用して中央制御室に入室するという問題が発生したほか、次から次へと工事の未完了が発覚いたしました。 中には重要施設への漏水対策の不備もあり、福島第一原子力発電所事故の教訓が全く生かされていないと言わざるを得ません。 さらに今般、核物質防護施設の侵入検知機能が長期間にわたり複数箇所で喪失していたことも判明し、原子力規制委員会は、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律、いわゆる原子炉等規制法に基づく新検査制度における重要度区分が、最も深刻な赤に当たると強い懸念を示しました。 これまで東京電力は、新規制基準に基づく審査を申請し、設置変更許可を受けてまいりました。 原子力発電を行う事業者は、原子炉の設置許可を受ける必要があるわけでありますが、そもそも、その許可基準とされている原子炉等規制法第43条の3の6第1項3号、発電用原子炉の運転を適確に遂行するに足りる技術的能力を果たして有しているのか、まさに問われる事態となっていると言わざるを得ません。 よって、国会並びに政府におかれましては、国民・県民の不安に真摯に向き合って、法に基づいて原子炉設置者である東京電力に求められている能力について、改めて厳しく審査をすることを求める本意見書案を提出するものであります。 満場の皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆松原良道君 ただいま議題となっております第4号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第4号発議案東京電力の適格性について厳しい審査を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第9 第5号発議案及び第6号発議案 ○議長(桜井甚一君) 日程第9、第5号発議案及び第6号発議案を一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(桜井甚一君) まず、第5号発議案について、河原井拓也君の趣旨弁明を許します。河原井拓也君。   〔河原井拓也君登壇〕(拍手) ◆河原井拓也君 自由民主党の河原井拓也でございます。提出者を代表して、第5号発議案、すなわち新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書の趣旨弁明を行います。 全国民への新型コロナウイルスワクチン接種は、我が国にとって新型コロナウイルス感染症を克服するための切り札となる事業であり、前例のない大規模なものとなります。既に医療従事者等に対する接種が開始され、4月からは高齢者を優先に全国民を対象として本格化します。 接種を円滑に進めるためには、十分な人材、資材、そして流通調整、接種場所の確保等が必要であり、国による必要な経費と適切な施策の措置が求められます。また、実施に当たっては、国民の安全・安心を第一にとの基本姿勢の下、万全な接種体制の整備、円滑なシステム運用、副反応情報の速やかな共有や医療機関の負荷軽減など、迅速かつ丁寧に進めていかなければなりません。 そこで、十分な数量のワクチンや資材等を確保し、常に検証・改善をしながら、ワクチン接種の安全かつ円滑な実施に必要な措置を講ずるほか、今後のスケジュールなどを示すとともに、ワクチンの種類や数量、供給時期に加え、先行接種における副反応事例などの安全性に関わる知見等について、国と地方自治体の間で十分かつ確実な情報共有を行うよう強く要望する本意見書案を提案するものであります。 また、この際、第6号発議案について一言申し上げます。 ワクチン接種を円滑に進めるためには、必要な財源の確保だけではなく、必要となる人材、十分な数量のワクチンや資材、流通調整、接種場所などの確保が不可欠であります。また、副反応事例の安全性に係る知見等、国と地方自治体間の十分かつ確実な情報共有も必要であり、これらを併せて求める我が党の意見書案が最善であるとの判断から、第6号発議案に反対することを表明いたしまして、私の趣旨弁明を終わります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。(拍手) ○議長(桜井甚一君) 次に、第6号発議案について、高倉栄君の趣旨弁明を許します。高倉栄君。   〔高倉栄君登壇〕(拍手) ◆高倉栄君 未来にいがたの高倉栄でございます。提出者を代表し、第6号発議案新型コロナウイルスワクチン接種財源措置に関する意見書について趣旨弁明をいたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためのワクチン接種に、日々、期待が高まっております。ワクチンの提供は国において実施され、接種費用については、医師・看護師等の人件費や会場費等を見込んだ1回当たりの上限単価が設定されるとともに、その他経費に関して補助される仕組みが構築され、経費は国において賄われるとされております。 しかし、高齢者に対する接種を円滑に実施するための人件費や、接種会場までの送迎等の費用等を合わせると、現行の仕組みでは財源が不足するとの意見も聞かれます。また、接種に当たっては、ワクチン接種記録システムへの入力事務が不可欠でありますが、データ入力を医療機関が実施する際の人件費が必要であり、現行の仕組みでは不十分であることは周知の事実であります。国民、医療関係者、そして全ての地方自治体が一丸となって、新型コロナウイルス感染症拡大を抑制することができるよう、ワクチン接種については地方自治体の持ち出しがないように、必要な財源が国において措置される必要があります。 接種費用に関し、日本医師会は、政府与党等に対し、ワクチン接種体制の構築のためには、医療従事者医療機関等の取りまとめ役としての地域医師会の役割が重要になると指摘するとともに、新たな業務負担、人的負担、物的負担が発生するとして、適切な接種費用並びに手数料の設定を強く求めております。 また、第17回全国知事会緊急本部会議において、本県花角知事よりも、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の上限額設定に対し、県内市町村の要望を強く受ける中において、地方自治体に持ち出しがないよう、必要な財源を確実に措置するよう強く発言されました。 本意見書は、本県の市町村並びに花角知事の要望、発言の内容、趣旨を反映したものであり、今求められているものは、対決よりも解決であります。 国会並びに政府におかれましては、新型コロナウイルスワクチン接種の財源確保について特段の措置を講じ、早期に実現することを強く要望するものであります。 皆々様の御理解を賜りますようお願い申し上げまして、趣旨弁明を終わります。(拍手) ◆松原良道君 ただいま議題となっております第5号発議案及び第6号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第5号発議案新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 次に、第6号発議案新型コロナウイルスワクチン接種財源措置に関する意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第10 第7号発議案及び第8号発議案 ○議長(桜井甚一君) 日程第10、第7号発議案及び第8号発議案を一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(桜井甚一君) まず、第7号発議案について、中川隆一君の趣旨弁明を許します。中川隆一君。   〔中川隆一君登壇〕(拍手) ◆中川隆一君 自由民主党の中川隆一でございます。提出者を代表して、第7号発議案、すなわち新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者に対する支援の拡充等を求める意見書の趣旨弁明を行います。 新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を受け、1月から11都府県において緊急事態宣言が発出され、飲食店に対して営業時間の短縮要請が行われました。こうした中、緊急事態宣言の発出に至ることのなかった地域においても、飲食店や関連事業者は、全国的な自粛ムードの中で客足が途絶えるなど、緊急事態宣言地域と同様に危機的な状況にあります。また、緊急事態宣言が発出されて以降、旅行マインドは一層冷え込み、観光関連産業では極めて厳しい状況が続いています。 これまで多くの事業者は、国の感染防止対策に協力しながら雇用を継続するなど、緊急事態宣言地域のみならず、全国において国民、行政と連携して感染拡大を抑え込む努力を行ってきました。その影響を受けて大幅に売上げが減少するなど、厳しい状況に直面する事業者が存在するにもかかわらず、地域によって得られる支援に差があるのが現状であります。国においては、緊急事態宣言の対象とならなかった地域の事業者に対しても、実効性のある支援策を公平に講ずるべきであり、そのことが国民の生活を守ることにつながります。 また、今後、感染のリバウンド等が発生した場合には、既に危機的な状況に置かれている事業者には致命的な打撃となるため、特に警戒をしなければなりません。独自に感染拡大を抑え込んだ地域では、積極的疫学調査やPCR検査の着実な実施等により封じ込めており、全国的にその体制を整備することが重要であります。 そこで、緊急事態宣言の対象とならなかった地域においても、一時支援金の支給対象拡大や、持続化給付金及び家賃支援給付金の再度の支給をはじめ、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者に対する支援を拡充するとともに、感染のリバウンド等に備えた体制の整備をするよう強く要望する本意見書案を提案するものであります。 また、この際、第8号発議案について一言申し上げます。 緊急事態宣言の発出に至ることのなかった地域においても、飲食店や関連事業者は危機的な状況にあり、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者や国民生活に対する支援の拡充が必要なことはもちろんですが、加えて、感染のリバウンド等が発生した場合の感染防止対策として、積極的疫学調査やPCR検査の実施体制の整備が不可欠であり、これらを併せて求める我が党の意見書案が最善であるとの判断から、第8号発議案に反対することを表明いたしまして、私の趣旨弁明を終わります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げます。(拍手) ○議長(桜井甚一君) 次に、第8号発議案について、上杉知之君の趣旨弁明を許します。上杉知之君。   〔上杉知之君登壇〕(拍手) ◆上杉知之君 未来にいがたの上杉知之です。提出者を代表し、第8号発議案新型コロナウイルス感染症流行下における事業者と国民生活の底支えを求める意見書について趣旨弁明いたします。 新型コロナウイルス感染症の第3波において、政府は首都圏などに2度目の緊急事態宣言を発出。対象地域では、飲食店に対する営業時間短縮要請や外出の自粛要請などが行われました。3月21日に緊急事態宣言は全て解除されたものの、東京などでは営業時間短縮の要請が続いています。また、緊急事態宣言の対象とされていなかった地域においても自粛ムードが広がり、日本経済は大きく冷え込んでいます。 飲食店や観光関連など感染症流行の影響を受けている事業者の多くは、年度末を迎え、事業の継続に頭を悩ませています。また、事業の縮小や廃業のあおりを受け、雇い止めや解雇、大幅な収入の減少などにより、非正規雇用労働者をはじめ生活困窮に陥る国民も増加の一途にあります。 国は、感染防止対策を強化すると同時に、経済対策や生活困窮者対策にも全力を尽くさなければなりません。そのためには、雇用調整助成金の特例措置の延長、持続化給付金や家賃支援給付金の増額・要件緩和及び再支給、税及び社会保険料の支払い猶予の延長、事業規模に応じた休業協力金の支給などによる事業者支援に加え、特別定額給付金の再給付や生活困窮者に対する追加給付など国民生活を底支えする施策も必要です。 よって、国会並びに政府に対し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けるあらゆる事業者と国民生活を底支えする施策を早急に講ずることを強く要望する本意見書を提出するものです。 なお、第7号発議案については、事業者支援の拡充という点は我が会派の意見書案にも含まれる内容であり、賛同できるものであります。感染のリバウンドに備えた体制整備を含む第7号発議案が最善とのことでありましたが、私たちの案にある国民生活の底支えという点も重要な課題であり、どちらがよいというものではないと考えます。 満場の皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆松原良道君 ただいま議題となっております第7号発議案及び第8号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(桜井甚一君) 松原良道君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより採決いたします。 まず、第7号発議案新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者に対する支援の拡充等を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 次に、第8号発議案新型コロナウイルス感染症流行下における事業者と国民生活の底支えを求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(桜井甚一君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の閉会中継続調査 ○議長(桜井甚一君) お諮りいたします。 総務文教委員会厚生環境委員会産業経済委員会及び建設公安委員会については、所管事項の調査のため、また、議会運営委員会については、6月定例会の会期日程の協議等のため、また、人口減少問題対策特別委員会、新総合交通・防災対策特別委員会及び県民所得アップ対策特別委員会については、その性格上、設置目的が終了するまで、それぞれ閉会中も継続調査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。   ――――――――☆―――――――― ○議長(桜井甚一君) 提出案件全部議了いたしました。 これにて2月定例会は閉会いたします。 △午後1時48分閉会...