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03月23日-08号

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  1. 神奈川県議会 2020-03-23
    03月23日-08号


    取得元: 神奈川県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-16
    令和 2年 第一回 定例会 △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028638-諸事項-出席議員等議事日程-》         令和2年第1回神奈川県議会定例会会議録第8号〇令和2年3月23日 午後1時開議   ───────────────────────────────────────〇本日の出席議員 議長共105名       出 席 議 員                       大   村       悠                       桝       晴 太 郎                       永   田   磨 梨 奈                       加   藤   ご   う                       永   田   て る じ                       菅   原   あきひと                       須   田   こうへい                       す と う   天   信                       上   野   た つ や                       石   田   和   子                       松   長   泰   幸                       山   口   美 津 夫                       高   橋   延   幸                       武   田       翔                       田   村   ゆうすけ                       田   中   信   次                       川   崎   修   平                       神   倉   寛   明                       お ざ わ   良   央                       た め や   義   隆                       飯   野   まさたけ                       望   月   聖   子                       佐 々 木   ナ オ ミ                       柳   瀬   吉   助                       市   川   さ と し                       佐   藤   圭   介                       大   山   奈 々 子                       君   嶋   ち か 子                       池   田   東 一 郎                       石   川       巧                       芥   川       薫                       川   本       学                       市   川   和   広                       山   本       哲                       綱   嶋   洋   一                       新   堀   史   明                       田   中   徳 一 郎                       山   口   貴   裕                       野   田   治   美                       脇       礼   子                       米   村   和   彦                       栄   居       学                       小   林   大   介                       京   島   け い こ                       石   川   裕   憲                       井   坂   新   哉                       佐 々 木   ゆ み こ                       さ と う   知   一                       楠       梨 恵 子                       西   村   く に こ                       谷   口   かずふみ                       藤   代   ゆ う や                       渡   辺   紀   之                       原       聡   祐                       高   橋   栄 一 郎                       あ ら い   絹   世                       柳   下       剛                       細   谷   政   幸                       河   本   文   雄                       加   藤   元   弥                       中   村   武   人                       古   賀   照   基                       斉   藤   た か み                       赤   野   た か し                       浦   道   健   一                       青   山   圭   一                       亀   井   たかつぐ                       佐 々 木   正   行                       渡   辺   ひ と し                       小 野 寺   慎 一 郎                       内   田   み ほ こ                       長   田   進   治                       杉   本       透                       し き だ   博   昭                       小   島   健   一                       いそもと    桂 太 郎                       梅   沢   裕   之                       嶋   村   た だ し                       桐   生   秀   昭                       市   川   よ し 子                       岸   部       都                       作   山   ゆうすけ                       長   友   よしひろ                       北   井   宏   昭                       菅   原   直   敏                       相   原   高   広                       鈴   木   ひ で し                       藤   井   深   介                       森       正   明                       土   井   りゅうすけ                       杉   山   信   雄                       小   川   久 仁 子                       持   田   文   男                       竹   内   英   明                       た き た   孝   徳                       国   松       誠                       松   田   良   昭                       牧   島       功                       堀   江   則   之                       松   本       清                       てらさき    雄   介                       松   崎       淳                       近   藤   大   輔                       く さ か   景   子                       曽 我 部   久 美 子       説明のための出席者         知事            黒   岩   祐   治         副知事           中   島   正   信         同             浅   羽   義   里         同             首   藤   健   治         理事            山   口   健 太 郎         同             玉   木   真   人         政策局長          髙   澤   幸   夫         総務局長          小 板 橋   聡   士         くらし安全防災局長     花   田   忠   雄         国際文化観光局長兼         拉致問題担当局長      河   合   宏   一         スポーツ局長        平   田   良   徳         環境農政局長        石   渡   美 枝 子         福祉子どもらい局長    香   川   智 佳 子         健康医療局長兼未病担当局長 市   川   喜 久 江         産業労働局長兼         エネルギー担当局長     山   田   健   司         県土整備局長        上   前   行   男         会計管理者会計局長    小   野       淳         ヘルスケア・ニュー         フロンティア推進統括官   金   井   信   高         労務担当局長        大 久 保   雅   一         マグカル担当局長兼         広報戦略担当局長      木   口   真   治         医務監           中   澤   よ う 子         教育委員会教育長      桐   谷   次   郎         同  教育局長       田   中   和   久         同  県立高校改革担当局長 清   水       周         警察本部長         大   賀   眞   一         警察本部総務部長      和   智       勉         人事委員会事務局長     川   合       充         監査事務局長        小   島       泰         労働委員会事務局長     出   口   満   美         公営企業管理者企業庁長   大   竹   准   一         企業庁企業局長       長 谷 川   幹   男   ───────────────────────────────────────       議会局出席者         議会局長          和   泉   雅   幸         議会局局長総務課長   谷   川   純   一         同  議事課長       霜   尾   克   彦         同  政策調査課長     田   中   一   朗   ───────────────────────────────────────           令和2年第1回神奈川県議会定例会議事日程第8号                            令和2年3月23日午後1時開議第1 定県第 148号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第7号)   定県第 149号議案 同  年度神奈川市町村自治振興事業会計補正予算(第1号)   定県第 150号議案 同  年度神奈川公債管理特別会計補正予算(第1号)   定県第 151号議案 同  年度神奈川地方消費税清算会計補正予算(第1号)   定県第 152号議案 同  年度神奈川災害救助基金会計補正予算(第1号)   定県第 153号議案 同  年度神奈川恩賜記念林業振興資金会計補正予算(第1号)   定県第 154号議案 同  年度神奈川水源環境保全再生事業会計補正予算(第2号)   定県第 155号議案 同  年度神奈川介護保険財政安定化基金会計補正予算(第1号)   定県第 156号議案 同  年度神奈川国民健康保険事業会計補正予算(第1号)   定県第 157号議案 同  年度地方独立行政法人神奈川県立病院機構資金会計補正予算(第1号)   定県第 158号議案 同  年度神奈川中小企業資金会計補正予算(第2号)   定県第 159号議案 同  年度神奈川流域下水道事業会計補正予算(第1号)   定県第 160号議案 同  年度神奈川県営住宅管理事業会計補正予算(第2号)   定県第 161号議案 同  年度神奈川電気事業会計補正予算(第2号)   定県第 162号議案 地方税法第37条の2第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例   定県第 163号議案 知事及び副知事給与等に関する条例等の一部を改正する条例   定県第 164号議案 県議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例   定県第 165号議案 職員給与に関する条例の一部を改正する条例   定県第 166号議案 学校職員給与等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 167号議案 任期付研究員採用等に関する条例及び任期付職員採用等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 168号議案 神奈川手数料条例の一部を改正する条例   定県第 169号議案 神奈川高圧ガス保安法関係手数料条例の一部を改正する条例   定県第 170号議案 神奈川県が管理する県道の構造の技術的基準及び県道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例   定県第 171号議案 神奈川警察運転免許センターにおける運転練習及び運転適性検査手数料の徴収に関する条例の一部を改正する条例   定県第 172号議案 工事請負契約の締結について(緑警察署新築工事(建築)請負契約)   定県第 173号議案 特定事業契約変更について(体育センター等特定事業契約)   定県第 174号議案 特定事業契約変更について(自動車運転免許試験場整備等事業特定事業契約)   定県第 175号議案 建設事業等に対する市町負担金について   定県第 176号議案 訴訟の提起について   定県第 177号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第8号)   定県第 178号議案 建設事業に対する市町負担金について第2 定県第 47 号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第1号)第3 定県第 180号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第9号)   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028639-諸事項-諸報告-》    〔議会局長報告〕  出席議員 議長共104名 ○議長梅沢裕之) ただいまから、本日の会議を開きます。   ─────────────────────────────────────── ○議長梅沢裕之) 本職あて文書が提出されておりますので、書記に朗読させます。  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────                                 政総第1959号                               令和2年3月23日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                         神奈川県知事 黒 岩 祐 治議案の提出について 開会中の令和2年第1回神奈川県議会定例会に提案する予算議案ほかを別冊のとおり提出します。   ─────────────────────────────────────── ○議長梅沢裕之) これより日程に従い、審議を行います。  日程第1、定県第148号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算外30件を議題といたします。  所管委員会から審査結果報告書が提出されておりますので、書記に朗読させます。  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────防災警察常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                   防災警察常任委員会委員長 渡 辺 紀 之   ───────────────────────────────────────国際文化観光スポーツ常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された定県第148号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第7号)について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿            国際文化観光スポーツ常任委員会委員長 柳 下   剛   ───────────────────────────────────────環境農政常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第148号議案、定県第175号議案、定県第177号議案及び定県第178号議案については、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                   環境農政常任委員会委員長 米 村 和 彦   ───────────────────────────────────────厚生常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                     厚生常任委員会委員長 あらい 絹 世   ───────────────────────────────────────産業労働常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                   産業労働常任委員会委員長 中 村 武 人   ───────────────────────────────────────建設企業常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第177号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第8号)については、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                  建設企業常任委員会委員長 山 口 貴 裕   ───────────────────────────────────────文教常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第177号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算(第8号)については、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                     文教常任委員会委員長 市 川 よし子   ───────────────────────────────────────総務政策常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和2年2月26日の本会議において付託された令和年度の諸議案について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和2年3月18日 神奈川県議会議長 梅 沢 裕 之 殿                   総務政策常任委員会委員長 加 藤 元 弥   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028640-諸事項-討論-君嶋ちか子議員》 ○議長梅沢裕之) これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  君嶋ちか子君。  〔君嶋ちか子議員登壇〕(拍手) ◆君嶋ちか子議員 私は日本共産党神奈川県議会議員団を代表して、知事から提案のありました2019年度関連議案のうち、定県第148号議案をはじめとした7議案について、所管常任委員会審査結果に反対する立場から討論を行います。  最初に、定県第148号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算及び第175号議案、第178号議案についてですが、ここには建設事業における市町負担金が予定されています。  これに関して従来指摘してきましたが、県は、国の直轄事業に関しては県負担をやめるよう要望しながら、一方で県の事業においては市町負担金を予算計上しています。これについて、国に対する理屈と同様に、財政力が弱い市町村負担を求めずに、事業主体である県が責任を持って事業を行うべきと考えますので、反対いたします。  次に、定県第163号議案知事、副知事給与等に関する条例等の改正案並びに164号議案県議会議員の報酬等に関わる条例改正案ですが、知事、副知事及び議員については、一般の職員とは異なり、既に社会通念に照らして十分な報酬を得ていると考えられますので、報酬等を上げる必要性は認められず、条例案に反対いたします。  続いて、定県第171号議案についてです。  これは神奈川警察運転免許センターにおける手数料等の徴収に関するものですが、ここでは駐車料金の有料化が予定されています。しかも、近隣料金より高い設定となっています。  車使用を牽制するという事情もあるのかもしれませんが、身体的事情などで車使用を余儀なくされる方もいるわけですから、行政に求められる公平性を保つためにも、駐車場は無料、あるいは安い料金で提供すべきと考え、反対いたします。  次に、定県第177号議案一般会計補正予算(第8号)ですが、これについては第1に、道路関係国直轄事業負担金について反対です。  その理由として、本来、国直轄事業負担金は国が自治体に負担を強いるもので、廃止すべきものと考えています。さらに、住民からの反対が根強い横浜湘南道路について11億3,300万円余の増額計上となっていますので、反対いたします。  また、第2に、GIGAスクール構想を前提とした県立学校におけるICT基盤の整備のための予算計上について反対です。  ICT基盤の整備自体は必要と考えていますが、GIGAスクール構想は教師や授業を超えた空間があるとして、誰一人取り残さない最適化空間をうたい文句に、経済産業省に後押しされた文科省が推し進めようとしています。しかしながら、教育の切実な諸問題がICT環境だけで解決されるとは到底考えられません。ICT環境だけに特化した最適化は、教員増員、校舎の整備、特別支援学校の増設などの切実な現実の課題を後景に押しやるものとなります。さらに、ツールによって教育の在り方が変えられるという事態も生まれかねません。これは、現場を踏まえた本来の教育の在り方をゆがめます。  第3に、京浜臨海部活性化推進費として増額されていますが、これは全て羽田連絡道路整備特別補助金です。  羽田連絡道路については、使用できるほかのルートが複数で確立されており、莫大な税金を投じて、さらに道路を造る必要性は全く認められず、これまでも反対していますが、補正で増額されることに反対いたします。  これらの点から、定県第177号議案に反対いたします。  以上、主な理由を述べ、定県第148号、第163号、第164号、第171号、第175号、第177号、第178号の各議案について、所管常任委員会における審査結果に反対する討論といたします。  以上です。                               〔拍 手〕 △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028641-諸事項-討論-菅原直敏議員》   〔菅原直敏議員発言の許可を求む〕 ○議長梅沢裕之) 菅原直敏君。  〔菅原直敏議員登壇〕 ◆菅原直敏議員 大志会、菅原直敏です。  定県第163号議案から定県第166号議案に対し、反対する立場から討論を行います。  まずは、定県第163号議案 知事及び副知事給与等に関する条例等の一部を改正する条例についてです。  「令和年度予算は、実質的には当該年度中の歳入で歳出を賄えず、財政調整基金などの臨時的な財源でようやく収支を均衡させることができたものであり、本県財政は例年以上に大変厳しい状況となっています。」これは令和2年第1回県議会定例会知事提案説明の内容です。  続いて、4年前です。「平成28年度予算での対応だけでは財源不足を解消することができず、企業収益の拡大や徴収努力などによる県税の増収、また不用県有財産の積極的な売却などにより27年度に生じた財源を活用して、ようやく収支を均衡させたところです。このように、実質的には、当該年度中の歳入で歳出を賄えていない綱渡りの財政運営が続いています。」これは平成28年第1回県議会定例会における知事提案説明の内容です。この後も、現在に至るまで同種の提案説明が知事よりなされてまいりました。  知事の今までの説明によると、当該年度中の歳入で歳出を賄えない状況が何年も続いており、状況は年々悪化しております。したがって、知事給与総額を引き上げる積極的な理由がありません。今は自らの給与引上げの提案よりも、財政の健全化に集中するときであると考えております。  次に、定県第164号議案 県議会議員議員報酬費用弁償及び期末手当に関する一部を改正する条例についてです。  先ほどと同じ理由から、議員の報酬総額を積極的に引き上げる理由はありません。  最後に、定県第165号議案 職員給与に関する条例の一部を改正する条例及び定県第166号議案 学校職員給与等に関する条例の一部を改正する条例についてです。  日々、県政運営及び教育の現場で頑張っている職員の皆様の御努力には感謝を申し上げます。しかし、厳しい財政状況でもありますので、県民の皆さんと一緒に痛みを分かち合っていただけたらと考えております。  さて、以上が、私が平成27年の改選以来、同種の条例改正案に基本的に反対し続けている理由ですが、今回はもう一つ大きな理由があります。  それは、新型コロナウイルスの世界的大流行に端を発した本県、日本及び世界経済の大きな落ち込みによって、県民生活への影響が深刻になっていることでございます。  2月12日、本会議初日の時点で2万4,000円近くあった日経平均株価は1か月強で1万6,000円前後にまで落ち込みました。これほど短期間で30%近く株価が下落することは、国難と言われた東日本大震災を大きく上回り、2008年、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻に端を発する金融危機に勝るとも劣らない状況にあります。  実際、米国、欧州をはじめとする世界各国も2008年の金融危機を大きく上回る財政出動を表明するなど、その危機感は相当大きいものがございます。もちろん、日本も例外ではありません。  今回が2008年当時と大きく異なるのは、実体経済の急激な悪化から私たちの生活が様々な面で大きな影響を受けているという点であります。分かりやすいところでは、外出の自粛、イベントの中止、それに伴う飲食や旅行産業の大幅な客離れなどが挙げられます。一時はトイレットペーパーなどの生活必需品が全国的に店頭からなくなるという、1973年のオイルショック以来の混乱も見られました。  今後のコロナウイルスの流行状況や世界経済の動向次第では、より厳しい状況も想定されます。現時点でも本県は、実質的には当該年度中の歳入で歳出を賄えない状況を何年も継続しております。今後、本県財政が非常に厳しくなることは確実に予測されます。  このような現状において、関係各位の給与、報酬の総額を引き上げることは一旦脇に置いて、厳しい現状にある県民に寄り添い、そして健全な財政運営に努めることが大切であると私は考えます。  なお、かつて県では知事も議会も、財政危機や大きな震災が発災した際に自らの給与や報酬等を引き下げることで、県民と痛みを分かち合い、財政健全化の取組を率先してまいりました。  給与や報酬を引き下げることにはなる議論が必要であると考えますが、しかし、少なくとも県民生活や県経済に大きな影響が発生し、本県財政がさらに厳しくなることもほぼ確実なことから、積極的に給与、報酬の総額を引き上げる理由は見当たりません。  以上の理由から、定県第163号議案から定県第166号議案に対して反対いたします。  御清聴どうもありがとうございました。 △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028642-諸事項-採決》 ○議長梅沢裕之) 以上で討論を終わります。  採決いたします。  採決は区分して行います。  まず、日程第1、定県第164号議案について、所管委員会の報告どおり、原案に賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長梅沢裕之) 起立多数により、原案のとおり決しました。  次に、定県第163号議案について、所管委員会の報告どおり、原案に賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長梅沢裕之) 起立多数により、原案のとおり決しました。  次に、定県第148号議案、定県第171号議案、定県第175号議案、定県第177号議案及び定県第178号議案について、以上一括して所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長梅沢裕之) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。  次に、定県第165号議案及び定県第166号議案について、以上一括して所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長梅沢裕之) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。  次に、ただいま議決になりました9件を除く日程第1の諸議案について、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長梅沢裕之) 総員起立により、以上、原案のとおり決しました。   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和2年第1回-20200323-028643-諸事項-提案説明等-》
    議長梅沢裕之) 次に、日程第2、定県第47号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算及び日程第3、定県第180号議案 令和年度神奈川一般会計補正予算を一括して議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。                          〔本会議録巻末71頁、150頁参照〕  知事の説明を求めます。  黒岩知事。  〔知事(黒岩祐治)登壇〕 ◎知事(黒岩祐治) ただいま提案しました令和年度及び令和年度一般会計補正予算案について、御説明申し上げます。  今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止等を図るため、国の緊急対応策を踏まえた対策に加えて、当面、県独自に対応する必要がある対策について補正予算措置を講ずるものです。  まず、感染拡大の防止対策についてです。  介護施設や児童福祉施設等におけるマスクや消毒液の不足を解消するため、県で一括購入して優先的に配付します。  また、介護施設や障害者支援施設等において、感染が疑われる者同士のスペースを分離するため、居室を個室化する改修費用に対して補助を行います。  次に、感染症患者の受入体制の整備についてです。  医療機関等の受入体制を強化するため、簡易陰圧装置や空気清浄機、人工呼吸器等の設備整備に対して補助を行います。  また、感染症患者を受け入れるため、感染症病床以外の病床を確保した医療機関に対して補償を行います。  さらに、感染症患者を医療機関に搬送する費用や、入院医療費の公費負担に係る費用を増額するとともに、保健福祉事務所等で使用する防護服やマスク等の資機材を追加で整備します。  次に、検査体制の強化についてです。  今後、検査ニーズが増大する可能性があることから、これらに対応するため、衛生研究所にリアルタイムPCR装置等の検査機器を追加で整備するとともに、検査費用の自己負担相当額を公費負担します。  また、SmartAmp法を利用した新型コロナウイルスの迅速検出法について、早期の社会実装を目指し、関係機関と連携して実証研究等を加速させます。なお、この取組については、趣旨に賛同していただいた事業者の御提案により、ふるさと納税を活用した寄附金を募集しており、3月22日までに目標額の1,000万円に対し、約832万円の寄附をいただいております。  次に、相談窓口の運営についてです。  現在、県民の皆様からの相談に対応するため設置しています新型コロナウイルス感染症専用ダイヤルや24時間対応の帰国者・接触者相談センターについて、令和年度も引き続き実施します。  次に、学校の臨時休業等に伴う支援についてです。  学校の臨時休業に伴う休職等により収入が減少し、一時的に生活費が必要な世帯等を対象として、生活福祉資金の特例貸付けを行う神奈川県社会福祉協議会に対して補助します。  また、特別支援学校等の臨時休業に伴い、放課後等デイサービスの利用の増加等により生じた追加費用について、市町村を通じて補助します。  次に、中小企業支援の拡充についてです。  事業活動に影響を受けている中小企業の資金繰りを支援するため、セーフティネット保証4号に対応した新型コロナウイルス対策特別融資に加え、新たに設ける危機関連保証に対応した特別融資の信用保証料をゼロにするなど、融資を受ける際に必要となる信用保証料への補助を拡充します。  以上が補正予算案の概要ですが、令和年度一般会計補正予算額は16億6,000余万円、令和年度一般会計補正予算額は19億6,900余万円となっており、財源については、国庫支出金、財政基金繰入金等を充当し、収支の均衡を図っています。  新型コロナウイルス感染症の拡大は、まさに国難とも言える緊急事態でありますので、一日も早い終息に向けて、国や市町村、関係機関と連携し、スピード感を持ってしっかりと取り組んでまいります。  以上をもちまして、私の説明を終わります。  よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長梅沢裕之) お諮りいたします。  日程第2及び日程第3につきましては、この程度で、議案付託表のとおり、所管委員会に付託して審査を願うことにしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長梅沢裕之) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  さらに、お諮りいたします。  日程第2及び日程第3につきましては、3月25日の会議に報告を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長梅沢裕之) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  所管委員会におかれましては、慎重審査の上、その結果の御報告を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長梅沢裕之) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明24日は休会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長梅沢裕之) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  次回の会議は、3月25日午後1時に開きます。  本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。              午後1時27分 散会...