○
議長(
梅沢裕之) 次に、
日程第2、定県第47
号議案 令和2
年度神奈川県
一般会計補正予算及び
日程第3、定県第180
号議案 令和元
年度神奈川県
一般会計補正予算を一括して議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。 〔本
会議録巻末71頁、150頁参照〕
知事の説明を求めます。 黒岩
知事。 〔
知事(黒岩祐治)登壇〕
◎
知事(黒岩祐治) ただいま提案しました
令和元
年度及び
令和2
年度一般会計補正予算案について、御説明申し上げます。 今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止等を図るため、国の緊急対応策を踏まえた対策に加えて、当面、県独自に対応する必要がある対策について補正予算措置を講ずるものです。 まず、感染拡大の防止対策についてです。 介護施設や児童福祉施設等におけるマスクや消毒液の不足を解消するため、県で一括購入して優先的に配付します。 また、介護施設や障害者支援施設等において、感染が疑われる者同士のスペースを分離するため、居室を個室化する改修費用に対して補助を行います。 次に、感染症患者の受入体制の整備についてです。 医療機関等の受入体制を強化するため、簡易陰圧装置や空気清浄機、人工呼吸器等の設備整備に対して補助を行います。 また、感染症患者を受け入れるため、感染症病床以外の病床を確保した医療機関に対して補償を行います。 さらに、感染症患者を医療機関に搬送する費用や、入院医療費の公費
負担に係る費用を増額するとともに、保健福祉事務所等で使用する防護服やマスク等の資機材を追加で整備します。 次に、検査体制の強化についてです。 今後、検査ニーズが増大する可能性があることから、これらに対応するため、衛生研究所にリアルタイムPCR装置等の検査機器を追加で整備するとともに、検査費用の自己
負担相当額を公費
負担します。 また、SmartAmp法を利用した新型コロナウイルスの迅速検出法について、早期の社会実装を目指し、関係機関と連携して実証研究等を加速させます。なお、この取組については、趣旨に賛同していただいた
事業者の御提案により、ふるさと納税を活用した
寄附金を募集しており、3月22日までに目標額の1,000万円に対し、約832万円の寄附をいただいております。 次に、相談窓口の運営についてです。 現在、県民の皆様からの相談に対応するため設置しています新型コロナウイルス感染症専用ダイヤルや24時間対応の帰国者・接触者相談センターについて、
令和2
年度も引き続き実施します。 次に、学校の臨時休業等に伴う支援についてです。 学校の臨時休業に伴う休職等により収入が減少し、一時的に生活費が必要な世帯等を対象として、生活福祉資金の特例貸付けを行う
神奈川県社会福祉協議会に対して補助します。 また、特別支援学校等の臨時休業に伴い、放課後等デイサービスの利用の増加等により生じた追加費用について、
市町村を通じて補助します。 次に、中小企業支援の拡充についてです。
事業活動に影響を受けている中小企業の資金繰りを支援するため、セーフティネット保証4号に対応した新型コロナウイルス対策特別融資に加え、新たに設ける危機関連保証に対応した特別融資の信用保証料をゼロにするなど、融資を受ける際に必要となる信用保証料への補助を拡充します。 以上が補正予算案の概要ですが、
令和元
年度一般会計補正予算額は16億6,000余万円、
令和2
年度一般会計補正予算額は19億6,900余万円となっており、財源については、国庫支出金、財政基金繰入金等を充当し、収支の均衡を図っています。 新型コロナウイルス感染症の拡大は、まさに国難とも言える緊急事態でありますので、一日も早い終息に向けて、国や
市町村、関係機関と連携し、スピード感を持ってしっかりと取り組んでまいります。 以上をもちまして、私の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(
梅沢裕之) お諮りいたします。
日程第2及び
日程第3につきましては、この程度で、
議案付託表のとおり、
所管委員会に付託して
審査を願うことにしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
梅沢裕之) 御異議がないと認めます。 よって、そのように決しました。 さらに、お諮りいたします。
日程第2及び
日程第3につきましては、3月25日の
会議に報告を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
梅沢裕之) 御異議がないと認めます。 よって、そのように決しました。
所管委員会におかれましては、
慎重審査の上、その結果の御報告を願います。 ───────────────────────────────────────
○
議長(
梅沢裕之) 以上で、本日の
日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明24日は休会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
梅沢裕之) 御異議がないと認めます。 よって、そのように決しました。 次回の
会議は、3月25日午後1時に開きます。 本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。 午後1時27分 散会...