平成20年 6月 定例会
△《本会議録-平成20年6定-20080710-026459-諸事項-
出席議員等・
議事日程-》 6 月 神 奈 川 県 議 会 会 議 録 第 6 号 定 例 会 〇平成20年7月10日 午後1時6分開議 ───────────────────────────────────────〇本日の
出席議員 議長共104名 出 席 議 員 菅 原 直 敏 松 尾 崇 行 田 ともひと 亀 井 たかつぐ 横 山 幸 一 榎 並 正 剛 加 藤 元 弥 内 田 み ほ こ 作 山 友 祐 松 本 清 寺 崎 雄 介 長 友 よしひろ 井 手 拓 也 日 下 景 子 村 田 邦 子 とくやす ひさよし 馬 場 学 郎 佐 々 木 正 行 髙 橋 稔 長 田 進 治 国 松 誠 杉 本 透 髙 山 松 太 郎 石 井
もとみち 近 藤 大 輔 鈴 木 裕 二 塩 坂 源 一 郎 伊 藤 久 美 子 山 口 裕 子 曽 我 部 久 美 子 福 田 紀 彦 山 本 裕 子 飯 田 誠 嘉 山 照 正 渡 辺 ひ と し 小 野 寺 慎 一 郎 し き だ 博 昭 小 島 健 一
いそもと 桂 太 郎 梅 沢 裕 之 嶋 村 た だ し 滝 田 孝 徳 もとむら 賢 太 郎 齋 藤 健 夫 北 井 宏 昭 大 井 康 裕 安 藤 慶 松 崎 淳 長 谷 川 く み 子 相 原 高 広 鈴 木 ひ で し 赤 井 かずのり 木 村 謙 蔵 桐 生 秀 昭 佐 藤 光 森 正 明 土 井 りゅうすけ 杉 山 信 雄 小 川 久 仁 子 大 村 博 信 竹 内 栄 一 岩 本 一 夫 関 口 正 俊 吉 田 大 成 伊 藤 と お る 木 内 ひ ろ し 笠 間 茂 治 川 上 賢 治 藤 井 深 介 向 笠 茂 幸 持 田 文 男 竹 内 英 明 磯 貝 捷 彦 舘 盛 勝 弘 田 島 信 二 国 吉 一 夫 新 井 敏 二 郎 松 田 良 昭 榎 本 与 助 茅 野 誠 石 川 輝 久 平 本 さ と し 高 谷 清 田 中 肇 河 野 幸 司 斉 藤 ゆ う き 此 村 善 人 服 部 圭 介 益 田 は や お 牧 島 功 堀 江 則 之 中 村 省 司 新 堀 典 彦 三 好 吉 清 山 本 俊 昭 鈴 木 恒 夫 村 上 健 司 久 保 寺 邦 夫 山 田 吉 三 郎 はかりや 珠 江 手 塚 悌 次 郎 安 斉 義 昭 東 野 陽 子 武 田 郁 三 郎 欠 席 議 員 江 田 実 説明のための出席者 知 事 松 沢 成 文 副 知 事 羽 田 愼 司 同 小 野 義 博 出 納 長 陳 岡 啓 子 理事 古 尾 谷 光 男
政策部長 黒 川 雅 夫
総務部長 古 谷 幸 治
安全防災局長 木 川 康 雄
県民部長 山 口 英 樹
環境農政部長 佐 藤 光 徳
保健福祉部長 吉 川 伸 治
商工労働部長 小 林 賢
県土整備部長 斉 藤 猛 夫
会計局長 小 野 間 重 雄
広域行政担当部長 笹 本 秀 行
労務担当部長 安 室 和 行
IT担当部長 三 科 清 高
次世代育成担当部長 斎 藤 百 合 子
環境共生都市整備 担当部長 池 守 典 行 政策部副部長 武 山 哲 総務部副部長 北 村 明
安全防災局副局長 冨 田 輝 司 県民部副部長 杉 山 喜 男
環境農政部副部長 水 田 秀 子
保健福祉部副部長 稲 垣 良 一
商工労働部副部長 菅 沼 敏 文
県土整備部副部長 榎 本 武 美
財政課長 中 島 正 信
教育委員会委員長 平 出 彦 仁 同 教育長 山 本 正 人 同
教育局長 笠 原 達 夫 同
学校教育担当部長 下 山 田 伸 一 郎
公安委員会委員長 小 森 良 治
警察本部長 田 端 智 明
警察本部総務部長 矢 澤 正 人
人事委員会委員長 齊 藤 毅 憲 同
事務局長 三 角 秀 行
監査事務局長 本 田 伸 夫
労働委員会事務局長 北 村 保 夫
選挙管理委員会書記長 藤 井 邦 彦
収用委員会事務局長 山 本 茂 樹
公営企業管理者企業庁長 松 藤 静 明
企業庁経営局長 田 辺 政 和 同
水道電気局長 岡 本 恒 次
病院事業管理者 病院事業庁長 堺 秀 人
病院事業庁病院局長 藤 井 良 一 ───────────────────────────────────────
議会局出席者 議会局長 嶋 田 幸 雄 議会局副局長 大 熊 隆 二 同
総務課長 遠 藤 眞 同
議事課長 大 島 守 夫 同
政策調査課長 竹 内 徳 慶 ───────────────────────────────────────
神奈川県議会6月
定例会議事日程第6号 平成20年7月10日午後1時開議 第1 定県第 39 号議案
公益法人制度改革に伴う
関係条例の整理に関する条例 定県第 40 号議案 神奈川県
文化芸術振興条例 定県第 41 号議案
神奈川県立相模原球場条例の廃止等に関する条例 定県第 42 号議案
収入証紙に関する条例の一部を改正する条例 定県第 43 号議案 神奈川県
手数料条例の一部を改正する条例 定県第 44 号議案 神奈川県
県税条例の一部を改正する条例 定県第 45 号議案
産業集積の促進に係る法人の事業税及び
不動産取得税の税率の特例に関する条例の一部を改正する条例 定県第 46 号議案 神奈川県条例の見直しのための神奈川県
土地利用調整条例等の一部を改正する条例 定県第 47 号議案 職員の
退職手当に関する条例の一部を改正する条例 定県第 48 号議案
事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例 定県第 49 号議案
県道路線の認定について 定県第 50 号議案 和解について第2 請願第1号
義務教育費国庫負担制度に関する請願 請願第20号
県営住宅への
継続入居を求める件及び承継承認問題に対し
日本国憲法第3章第25条の根拠に基づき緊急避難的に救済を求める請願 請願第21号
県立中等教育学校の
教科書採択についての請願 請願第22号 神奈川県
放課後子どもプラン推進事業県費補助に対する請願 請願第23号 神奈川県
放課後子どもプラン推進事業県費補助に対する請願 請願第24号
認定保育所と
認可保育所の格差是正に関する請願 請願第25号 ゆとりあるゆたかな教育を実現するために
私立大学経常費助成、
私立高校等の
経常費助成費補助の充実を求める請願 請願第26号 ゆとりあるゆきとどいた教育を実現するための
教育予算の増額と
義務教育費国庫負担制度に関する請願 請願第27号 相模川
流域下水道事業計画見直しに関する「
寒川平塚幹線」の
計画中止を求める請願第3 委員会の調査について第4 飯田
誠議員外12名提出
食品廃棄物の発生抑制に向けた
国民意識の醸成を求める
意見書案第5
渡辺ひとし議員外12名提出 日本映画の字幕付与の促進を求める
意見書案第6
小野寺慎一郎議員外12名提出
県内警察署への白バイの増車配置を求める
意見書案第7
河野幸司議員提出 北朝鮮の核問題と拉致問題を含む日朝間の懸案に積極的に取り組むことを求める
意見書案第8
杉山信雄議員外13名提出 北朝鮮の核問題及び拉致問題に対し厳格な姿勢の堅持を求める
意見書案第9
河野幸司議員提出 新型インフルエンザの
パンデミック対策の
抜本的強化を求める
意見書案第10 はかりや
珠江議員外9名提出
新型インフルエンザ対策の強化を求める
意見書案第11
持田文男議員外8名提出
新型インフルエンザに関する実効ある対策を求める
意見書案第12 はかりや
珠江議員外9名提出
地球温暖化対策の一層の推進を求める
意見書案第13
持田文男議員外5名提出
地球温暖化防止に向けた
国民的運動の推進を求める
意見書案第14
河野幸司議員提出 地球温暖化対策の
抜本的転換・強化を求める
意見書案第15
武田郁三郎議員外1名提出
障害者自立支援法の抜本的な改正を求める
意見書案第16
河野幸司議員提出 後期高齢者医療制度の廃止を求める
意見書案第17 とくやすひさよし
議員提出 国民が安心して暮らすことができる
高齢者医療制度の再構築を求める
意見書案 ───────────────────────────────────────
△《本会議録-平成20年6定-20080710-026460-諸事項-諸
報告-》 〔議会局長報告〕
出席議員 議長共101名
○議長(
榎本与助) ただいまから、本日の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) この際、申し上げます。 お手元に配付いたしましたとおり、
意見書案14件が提出されておりますので、ご了承を願います。 なお、
河野幸司議員の
質問趣意書に対する答弁書の提出がありましたので、お手元に配付してありますから、ご了承を願います。〔本
会議録巻末70頁参照〕 受理いたしました陳情書は、お手元に配付いたしました文書表のとおり、
所管委員会に付議いたしましたので、ご了承を願います。 なお、県内に住所を有しない陳情者から提出された陳情書につきましては、その写しをお手元に配付してありますので、ご了承を願います。 また、
陳情審査結果報告書につきましては、お手元に配付してありますので、ご了承を願います。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) これより日程に従い、審議を行います。 日程第1、定県第39号議案
公益法人制度改革に伴う
関係条例の整理に関する条例外11件及び日程第2、請願第1号
義務教育費国庫負担制度に関する請願外8件、以上一括して議題といたします。
所管委員会から審査結果報告書が提出されておりますので、書記に朗読させます。 〔
請願審査結果 本
会議録巻末42頁参照〕〔
書記朗読〕 ───────────────────────────────────────
総務政策常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
総務政策常任委員会委員長 杉 山 信 雄 ───────────────────────────────────────
防災警察常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
防災警察常任委員会委員長 小野寺 慎一郎 ───────────────────────────────────────
県民企業常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第40号議案 神奈川県
文化芸術振興条例については、次の意見を付け原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。 意 見 神奈川県
文化芸術振興条例に基づく
文化芸術振興計画の策定に当たっては、長い歴史にはぐくまれた神奈川の地域的、伝統的な
文化芸術の振興を十分に考慮に入れるべきである。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
県民企業常任委員会委員長 しきだ 博 昭 ───────────────────────────────────────
環境農政常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
環境農政常任委員会委員長 飯 田 誠 ───────────────────────────────────────
厚生常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
厚生常任委員会委員長 渡 辺 ひとし ───────────────────────────────────────
商工労働常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
商工労働常任委員会委員長 小 島 健 一 ───────────────────────────────────────
建設常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、次のとおり議決したので報告する。1 定県第46号議案 神奈川県条例の見直しのための神奈川県
土地利用調整条例等の一部を改正する条例については、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した。2 その他の議案については、原案のとおり可決すべきものと決した。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
建設常任委員会委員長 小 川 久仁子 ───────────────────────────────────────
文教常任委員会審査結果報告書 当
常任委員会は、平成20年6月30日の本会議において付託された諸議案について
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿 文教
常任委員会委員長 相 原 高 広 ───────────────────────────────────────県民企業
常任委員会請願審査結果報告書 当
常任委員会は、本会議において付託された請願1件について
慎重審査の結果 継続審査とすべきもの 1件 以上別表のとおり議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
県民企業常任委員会委員長 しきだ 博 昭 ───────────────────────────────────────厚生
常任委員会請願審査結果報告書 当
常任委員会は、本会議において付託された請願3件について
慎重審査の結果 採択すべきもの 2件 取下げ願を承認すべきもの 1件 以上別表のとおり議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
厚生常任委員会委員長 渡 辺 ひとし ───────────────────────────────────────建設
常任委員会請願審査結果報告書 当
常任委員会は、本会議において付託された請願2件について
慎重審査の結果 不採択とすべきもの 1件 継続審査とすべきもの 1件 以上別表のとおり議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿
建設常任委員会委員長 小 川 久仁子 ───────────────────────────────────────文教
常任委員会請願審査結果報告書 当
常任委員会は、本会議において付託された請願3件について
慎重審査の結果 継続審査とすべきもの 2件 取下げ願を承認すべきもの 1件 以上別表のとおり議決したので報告する。 平成20年7月7日
神奈川県議会議長 榎 本 与 助 殿 文教
常任委員会委員長 相 原 高 広 ───────────────────────────────────────
△《本会議録-平成20年6定-20080710-026461-諸事項-討論-村田邦子議員》
○議長(
榎本与助) これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 村田邦子さん。〔村田邦子議員登壇〕
◆村田邦子議員 私は、請願第27号 相模川
流域下水道事業計画見直しに関する「
寒川平塚幹線」の
計画中止を求める請願に対して、賛成の立場から討論いたします。 県は、この間、相模川流域下水道事業に対して、近年の一般家庭での節水志向の高まりや工業用水の再利用などによる水需要の変化を考慮して、計画汚水量の見直しを行ってきました。確かに、市民の日常生活スタイルは変化してきています。例えば、洗濯機は節水型のドラム式洗濯機が開発され普及し、食器を洗うのも食器洗い機を使います。お米も無洗米を使う人たちがふえ、電子レンジの普及もあり、水を使う調理が減ったとも聞いております。今後、少子・高齢化が進む中で、水が使われなくなってきていることは明らかです。 今回の下水道計画の見直しにおいて、既に9系列の水処理施設が完成している左岸処理場では新たな施設の建設が不要となり、海岸沿いの松林の保全が確保されたことは大いに評価するところです。しかし、問題は、現在の左岸処理場の処理能力に対して、実際には50から60%の流入量にしかなっていないにもかかわらず、左岸処理場の汚水処理能力が足りないという理由により、新たに左右の処理場を連絡する
寒川平塚幹線を建設することです。 県は、目標年度を平成32年度とした新計画における左岸処理場の汚水量を72.4万立方メートルとして、左岸の処理能力が61.2万立方メートルとなっているため、計画との差が11.2万立方メートルあり、中間浄化施設で2万立方メートルを処理するため、その差9万立方メートルを
寒川平塚幹線を新設し、左岸から右岸へ送り処理するとしています。 問題は、この
寒川平塚幹線が必要であるとする根拠の一つとなっている、見直し後の平成32年度を目標とした計画汚水量112万立方メートルの算出根拠です。県は、国からの全国一律の設計指針や県の過去15年間の実績値に基づき、算定の基礎となる、いわゆる原単位を設定し、計画汚水量を推計しています。計画に用いた日最大の汚水量を、平成5年度の約55万立方メートルから平成16年度の約80万立方メートルと、約25万立方メートル増加していることから、単純平均して年当たり約2.3万立方メートルの伸びとしております。この伸びを平成32年度まで単純計算で推移させると、汚水量は117万立方メートルとなり、今後、若干人口の伸びは鈍化するにしても、112万立方メートルには到達すると説明しております。 水利用による汚水量は人口にほぼ比例することから、処理区域人口の実績で計算してみますと、平成5年度の処理人口は113万6,700人であり、平成16年度の処理人口は164万7,400人です。この間の51万700人の処理人口の増加を伸び率として計算すると、平成32年度の汚水量は97万立方メートルとなり、県が示す112万立方メートルより15万立方メートルも少なくなります。 また、もう一つの問題は、地震対策として左岸と右岸を結ぶ新たな流域幹線として
寒川平塚幹線が必要であるとしたことです。県は、地震のとき、片方の処理場が被災しても、被災の少ない処理場を重点的に修復することで、早期に汚水処理が再開できるよう処理場間をネットワーク化し、相互のバックアップ体制を確立するとの説明です。しかし、平成7年の阪神・淡路大震災、平成16年の新潟県中越地震などの大地震が発生したときは、地表に近い管径の小さい管に多くの被害が集中し、崩壊することがわかっています。つまり、各家庭から直近の部分が最も崩壊する可能性が高いということです。したがって、災害時に汚水処理場が正常に機能しても、そこには汚水が流れてこないということが明らかになっています。 委員会においては、震災時の下水道施設の復旧事例として、各家庭、地表に近い部分の説明に新潟県中越地震を示し、処理場の復旧状況の説明事例に兵庫県南部地震を例示するという、理屈に合わない説明も若干ありましたが、災害時には地表近くに多くの被害が集中し、汚水が処理場に集まらないという事実は県も認識しているとのことでした。 そして、県としては震度7相当に対応する耐震対策を、現在、平成25年度完了をめどに進めているとの安心できる説明もありました。つまり、災害時の対策を考えるのであれば、むしろ各自治体において、バキュームカーや仮設トイレなどのきめ細かな対策をとることが必要です。万が一、震度7以上の大地震に見舞われてしまった場合は、たった5キロメートルしか離れていない右岸、左岸両処理場とも、壊滅的な被害を受けることは容易に想定できます。 以上、地震対策としての右岸・左岸処理場間のバックアップ機能としても、また、左岸処理場の汚水処理能力規模の点からも、寒川平塚連絡幹線の建設は必要ないと考え、請願第27号の採択に賛成いたします。
△《本会議録-平成20年6定-20080710-026462-諸事項-採決等・閉会-》
○議長(
榎本与助) 以上で討論を終わります。 採決いたします。 採決は区分して行います。 まず、日程第1のうち、定県第43号議案から定県第45号議案までについて、以上一括して
所管委員会の報告どおり、原案にご賛成の方はご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、以上、原案のとおり決しました。 次に、定県第46号議案 神奈川県条例の見直しのための神奈川県
土地利用調整条例等の一部を改正する条例について、
所管委員会の報告どおり、原案にご賛成の方はご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、原案のとおり決しました。 次に、ただいま議決になりました4件を除く日程第1の諸議案について、
所管委員会の報告どおり、原案にご賛成の方はご起立を願います。〔総員起立〕
○議長(
榎本与助) 総員起立により、以上、原案のとおり決しました。 次に、日程第2について採決いたします。 日程第2のうち、まず、請願第21号
県立中等教育学校の
教科書採択についての請願について、
所管委員会の報告どおり決することにご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、
所管委員会の報告どおり決しました。 次に、請願第26号 ゆとりあるゆきとどいた教育を実現するための
教育予算の増額と
義務教育費国庫負担制度に関する請願について、
所管委員会の報告どおり決することにご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、
所管委員会の報告どおり決しました。 次に、請願第27号 相模川
流域下水道事業計画見直しに関する「
寒川平塚幹線」の
計画中止を求める請願について、採決いたします。 本請願に対する
所管委員会の報告は不採択でありますが、採択についてお諮りいたします。 請願第27号について、採択することにご賛成の方はご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本請願は不採択と決しました。 次に、請願第25号 ゆとりあるゆたかな教育を実現するために
私立大学経常費助成、
私立高校等の
経常費助成費補助の充実を求める請願について、
所管委員会の報告どおり決することにご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、
所管委員会の報告どおり決しました。 次に、請願第20号
県営住宅への
継続入居を求める件及び承継承認問題に対し
日本国憲法第3章第25条の根拠に基づき緊急避難的に救済を求める請願について、
所管委員会の報告どおり決することにご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、
所管委員会の報告どおり決しました。 次に、ただいま議決になりました請願5件を除く日程第2の各請願について、
所管委員会の報告どおり決することにご賛成の方は、ご起立を願います。〔総員起立〕
○議長(
榎本与助) 総員起立により、以上、
所管委員会の報告どおり決しました。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) 次に、日程第3、委員会の調査についてを議題といたします。 お諮りいたします。 日程第3につきましては、お手元に配付いたしました各委員会の報告どおり、今後、閉会中も引き続き調査を願うことにいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
榎本与助) ご異議がないと認めます。 よって、そのように決しました。 各委員会におかれましては、慎重調査の上、その結果のご報告を願います。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) 次に、日程第4から日程第17までの
意見書案を一括して議題といたします。
意見書案の朗読は省略いたします。〔本
会議録巻末56頁参照〕 お諮りいたします。 日程第4から日程第17までにつきましては、この程度で採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
榎本与助) ご異議がないと認めます。 よって、採決いたします。 採決は区分して行います。 まず、日程第4、飯田
誠議員外12名提出
食品廃棄物の発生抑制に向けた
国民意識の醸成を求める
意見書案、日程第5、
渡辺ひとし議員外12名提出 日本映画の字幕付与の促進を求める
意見書案、以上の各
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔総員起立〕
○議長(
榎本与助) 総員起立により、以上、原案のとおり決しました。 次に、日程第6、
小野寺慎一郎議員外12名提出
県内警察署への白バイの増車配置を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、原案のとおり決しました。 次に、日程第7、
河野幸司議員提出 北朝鮮の核問題と拉致問題を含む日朝間の懸案に積極的に取り組むことを求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第8、
杉山信雄議員外13名提出 北朝鮮の核問題及び拉致問題に対し厳格な姿勢の堅持を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、原案のとおり決しました。 次に、日程第9、
河野幸司議員提出 新型インフルエンザの
パンデミック対策の
抜本的強化を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第10、はかりや
珠江議員外9名提出
新型インフルエンザ対策の強化を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第11、
持田文男議員外8名提出
新型インフルエンザに関する実効ある対策を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、原案のとおり決しました。 次に、日程第12、はかりや
珠江議員外9名提出
地球温暖化対策の一層の推進を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第13、
持田文男議員外5名提出
地球温暖化防止に向けた
国民的運動の推進を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立多数〕
○議長(
榎本与助) 起立多数により、原案のとおり決しました。 次に、日程第14、
河野幸司議員提出 地球温暖化対策の
抜本的転換・強化を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第15、
武田郁三郎議員外1名提出
障害者自立支援法の抜本的な改正を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第16、
河野幸司議員提出 後期高齢者医療制度の廃止を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 次に、日程第17、とくやすひさよし
議員提出 国民が安心して暮らすことができる
高齢者医療制度の再構築を求める
意見書案にご賛成の方は、ご起立を願います。〔起立少数〕
○議長(
榎本与助) 起立少数により、本案は否決されました。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) 以上で、全日程を終了いたしました。 会議の結果につきましては、本職から関係方面に手続をいたします。 ───────────────────────────────────────
○議長(
榎本与助) これをもちまして、
神奈川県議会6月定例会を閉会いたします。 まことにご苦労さまでした。 午後1時34分 閉会...