東京都議会 > 1990-05-21 >
1990-05-21 昭和63年度_公営企業会計決算特別委員会(第11号) 本文
1990-05-21 昭和63年度_公営企業会計決算特別委員会(第11号) 名簿・議事日程

ツイート シェア
  1. 東京都議会 1990-05-21
    1990-05-21 昭和63年度_公営企業会計決算特別委員会(第11号) 本文


    取得元: 東京都議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    午後一時四分開議 ◯尾崎委員長 ただいまから昭和六十三年度公営企業会計決算特別委員会を開会いたします。  本日は、南多摩都市開発本部衛生局関係の順で決算の審査を行います。  なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行いたいと思いますので、ご了承願います。  これより南多摩都市開発本部関係に入ります。  初めに、南多摩都市開発本部長よりあいさつ並びに幹部職員の紹介があります。 ◯菅谷南多摩都市開発本部長 南多摩都市開発本部長菅谷省一でございます。お許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し上げます。  委員長を初めといたしまして、委員の皆様方には、日ごろから本部所管多摩ニュータウン水道事業に対しまして、深いご理解とご指導を賜り、暑く御礼申し上げます。  本日から昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業会計決算につきましてご審議を賜ることになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。  引き続きまして、お手元の名簿によりまして、本部の幹部職員をご紹介させていただきます。  初めに、建設監仲西茂夫君、管理部長川端瑞男君、参事の綿引政孝君、建設計画部長齊藤潤太郎君、主幹で局務担当中津留滋晨君、それから、本委員会との連絡を努めます管理部庶務課長安楽進君、同じく管理部経理課長成田浩君、同じく管理部水道課長石井繁君でございます。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。    〔理事者あいさつ◯尾崎委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。      ───────────── ◯尾崎委員長 これより決算の審査を行います。  昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業会計決算を議題といたします。  本件について理事者の説明を求めます。 ◯菅谷南多摩都市開発本部長 昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業会計の決算について、お手元に配布してございます資料1によってその概要をご説明申し上げます。  多摩ニュータウン水道事業は、多摩ニュータウンの新住宅市街地開発区域とその関連区域給水対象として水道の供給を行っております。多摩ニュータウンにおける水道施設の整備については、各開発事業者宅地造成にあわせて送配水施設の建設を行い、順次その規模を拡大していく計画でございます。東京都の開発区域については東京都が直接建設を行い、そのほかの区域については住宅・都市整備公団、東京都住宅供給公社が建設した施設を東京都が引き継ぎを受け、住宅建設に伴う入居者に対し、給水を行っているものでございます。
     昭和六十三年度におきましては、北野ポンプ場高嶺配水場の建設及び送配水管約八千百メートルの布設を行ったほか、住宅建設に伴う自動隔測装置約千四百カ所の設置等の工事を行いました。また、東京都が由木土地区画整理事業で施工した配水管約三千四百メートル、住宅・都市整備公団がその施行区域において布設した配水管約四千二百メートル、合わせて約七千六百メートルの配水管引き継ぎを受けました。  次に、給水状況でございますが、昭和六十三年度末の給水対象は、世帯数約三万四千四百世帯、給水人口約十一万四千人で、これに対する年間排水量は、約千六十六万立方メートルでございます。  なお、水道料金については、臨時東京都多摩、八王子、町田新住宅市街地水道条例に基づき、東京都給水条例を準用することとしております。  次に、財政状況についてご説明申し上げます。  昭和六十三年度の収益的収支については、収入総額十八億二千四百七十五万余円、支出総額十七億千二百八十六万余円となり、差し引き一億千百八十九万余円の純利益を計上いたしました。  また、資本的収支については、収入総額十三億六千二百八万余円、支出総額十六億四百八十五万余円となり、差し引き二億四千二百七十七万余円の収入不足となりましたが、この不足額損益勘定留保資金をもって補てんいたしました。  以上、昭和六十三年度多摩ニュータウン水道事業会計決算の概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。  なお、詳細につきましては引き続き管理部長からご説明申し上げますので、よろしくご聴取のほどお願い申し上げます。 ◯川端管理部長 昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業会計決算の内容につきましてご説明申し上げます。  初めに、お手元にお配りしてございます資料につきまして、ご紹介をさせていただきます。  資料は全部で四部でございます。資料1は、ただいま本部長がご説明申し上げました概要説明でございます。資料2は、法令で定められております決算書でございます。資料3は、決算に対して監査委員から寄せられました審査意見書でございます。資料4は、決算について、その内容をご説明申し上げるために作成させていただいた資料でございます。  資料4によりまして、昭和六十三年度の決算につきまして、ご説明申し上げます。  一ページをお開き願います。一ページは、昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業決算報告書収益的収入及び支出の中の収入でございます。  水道事業収益は、営業収益営業外収益の二つの項の分類してございます。  これらのうち給水収益は、全額水道料金収入でございます。受託事業収益は、給水装置新設工事等の受託に伴う収入を計上したものでございます。その他営業収益は、下水道料金の徴収に係る繰入金及び給水工事検査手数料等でございます。  受取利息預金等の利子、また雑収は土地の使用料等でございます。  以上で、収益的収入の合計は、予算額十七億五千万円に対しまして、決算額は十八億二千四百七十五万余円となり、その執行率は一〇四・三%と相なっております。  二ページをお開き願います。二ページは、支出でございます。  水道経営費は、営業費用営業外費用、それに予備費の三つの項に分類してございます。  これらのうち浄水及び送水費は、浄水の供給を受けておりますことに対する対価で、配水費給水費使用者への給水に要する経費をそれぞれ計上したものでございます。受託事業費は、受託により施行した給水装置工事に要した経費でございます。業務費業務一般に要した経費で、総係費は一般管理費でございます。減価償却費は、固定資産年割り償却費でございます。資産減耗費は、固定資産除去費でございます。  次に、営業外費用でございますが、これは過年度分の支出でございます。  予備費につきましては、全額不用額となりました。  以上で、収益的支出の合計は、予算額十七億五千万円に対しまして、決算額は十七億一千二百八十六万余円となり、その執行率は九七・九%と相なっております。  三ページをお開き願います。三ページは、資本的収入及び支出の中の収入でございます。  他会計出資金は、水道の建設事業に対する新住宅市街地開発事業会計からの出資金を計上したものでございます。  その他資本収入は、建設改良工事に対する住宅・都市整備公団や東京都住宅局等からの工事負担金の収入でございます。  以上で、資本的収入の合計は、予算額十六億八千六百万円に対しまして、決算額は十三億六千二百八万余円となり、その執行率は八〇・八%と相なっております。  四ページをお開き願います。四ページは、支出でございます。  水道改良費のうち配水施設費は、連光寺ポンプ場大塚配水場等における改良工事が主なものでございます。営業設備費は、量水器の購入、自動検針のための自動隔測装置設置等に要する経費を計上したものでございます。  水道建設費は、水道施設の建設を行うもので、主な建設工事は、北野ポンプ場高嶺配水場の築造及び八王子系配水管布設等でございます。  以上で、資本的支出の合計は、予算額十九億五千百万円に対しまして、決算額は十六億四百八十五万余円となり、その執行率は八二・三%と相なっております。  この資本的支出決算額十六億四百八十五万余円は、前のページの、資本的収入の計の決算額十三億六千二百八万余円に対し、二億四千二百七十七万余円の収入不足を生じましたが、これについては、損益勘定留保資金をもって補てんいたしました。  以上が昭和六十三年度決算の概略でございまして、五ページ以下は、ただいま申し上げました内容を、損益計算書剰余金計算書剰余金処分計算書貸借対照表にまとめたものであり、説明が重複いたしますので、省略させていただきます。  まことに簡単でございますが、昭和六十三年度東京都多摩ニュータウン水道事業会計の決済の内容につきまして説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ◯尾崎委員長 説明は終わりました。  この際、資料要求のある方は発言を願います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯尾崎委員長 発言がなければ、以上で南多摩都市開発本部関係を終わります。      ━━━━━━━━━━ ◯尾崎委員長 これより衛生局関係に入ります。  初めに、衛生局長よりあいさつ並びに幹部職員の紹介がございます。 ◯大坪衛生局長 衛生局長の大坪でございます。委員長初め委員の先生方には、当局の事務事業につきまして日ごろからご指導、ご鞭撻を賜りまして、まことにありがとうございます。  また本日からは、昭和六十三年度の病院会計決算につきましてご審議をいただくことになりました。どうかよろしくお願い申し上げます。  引き続きまして、私から、衛生局幹部職員をご紹介させていただきます。  まず、技監の長崎護君、総務部長中嶋理君、公衆衛生部長田中明君、環境衛生部長西山一廣君、医務部長石館敬三君、医療福祉部長高橋邦夫君、薬務部長角田和也君、病院管理部長樋口正明君、局部担当主幹保健医療計画の推進及び保健衛生に係る区市町村との連絡調整を担当いたします日高由央君、局務担当主幹地域病院建設整備及びリハビリテーション医療体制の整備を担当いたします飯塚和男君、局務担当主幹都立病産院経営改善及び建設整備を担当いたします松本淳君、本委員会との連絡に当たります庶務課長渡邊浩志君でございます。  以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。    〔理事者あいさつ◯尾崎委員長 あいさつ並びに紹介は終わりました。      ───────────── ◯尾崎委員長 これより決算の審査を行います。  昭和六十三年度東京都病院会計決算を議題といたします。  本件について理事者の説明を求めます。 ◯大坪衛生局長 昭和六十三年度東京都病院会計の決算の概要につきましてご説明申し上げます。  昭和六十三年度の病院事業は、普通病院九、小児病院二、精神病院二、産院三の合計十六病産院において、高度・専門医療を中心として、広く都民の生命と健康を守るための医療活動を実施いたしました。  まず、患者取扱実績について見ますと、入院患者延べ百九十五万七千九百四十六人、外来患者延べ二百五十四万三千六百三十六人を取り扱い、前年度に比べ、入院患者は五万七千七百十六人、外来感謝は八千四百二人と、それぞれ増加しております。  次に、収益的収支について見ますと、総収益九百六十二億八千五百四十三万余円、総費用は九百五十二億二千百七十二万余円であり、差し引き十億六千三百七十一万余円の純利益が生じました。これは、土地の売却があったことによるものでございます。  この結果、前年度からの繰越欠損金が解消され、未処分利益剰余金が八億二千八百九十三万余円となり、これは、地方公営企業法第三十二条の規定により、全額減債積立金といたしました。  資本的収支は、総収入九十六億八千六百三十七万余円、総支出百三十四億八千三百九十四万余円であり、収支差引不足額三十七億九千七百五十六万余円は、損益勘定留保資金で補てんいたしました。  病院運営事業の主な内容といたしましては、昭和六十二年十月に開設した大塚病院の第二年次開設をいたしました。  また、建設事業といたしましては、府中病院病棟増築工事看護寄宿舎改築工事等を行い、病院機能整備充実を図るとともに、各病産院について、施設の改善、医療器械整備等を行い、医療水準の向上に努めました。  以上が、昭和六十三年度東京都病院会計決算の概要でございます。  なお、決算の詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ◯中嶋総務部長 昭和六十三年度東京都病院会計決算内容につきまして、私からご説明させていただきます。  お手元にお配りしてございます資料は1から4までございますが、資料の1は、ただいま局長からご説明申し上げました決算概要でございます。資料の2は、法令に定められております病院会計決算書で、これがご審査をいただく対象となるものでございます。資料の3は、決算に対する監査委員審査意見書でございます。資料の4は、資料2の決算書の内容を具体的に取りまとめた説明資料でございまして、以下、この資料4に基づきましてご説明を申し上げます。  それでは、資料4の表紙をおめくりいただきたいと存じます。目次でございますが、1は昭和六十三年度東京都病院事業決算報告書、2は同じく決算説明書、3は剰余金計算書、4が剰余金処分計算書、5が貸借対照表となっております。  それでは、一ページをお開きいただきたいと存じます。1、昭和六十三年度東京都病院事業決算報告書でございます。  (1)収益的収入及び支出でございます。  まず表の上段、病院事業収益は、予算現額一千十億二千百万円、決算額九百六十二億八千五百四十三万余円、執行率九五・三%となっております。  次に表の中ほどにあります病院事業費用は、予算現額一千十億二千百万円、決算額九百五十二億二千百七十二万余円、執行率九四・三%となっております。  次に、下の表にございます純損益の決算額は、十億六千三百七十一万余円の純利益となっております。  恐れ入ります。二ページをお開きいただきたと存じます。(2)資本的収入及び支出でございます。  まず表の上段、資本的収入は、予算現額百七億六千八百万円、決算額九十六億八千六百三十七万余円で、執行率九〇・〇%となっております。  次に、表の中ほどにあります資本的支出でございますが、予算現額百五十一億円、決算額百三十四億八千三百九十四万余円で、執行率八九・三%となっております。  なお、欄外の(注)にございますが、資本的収入額資本的支出額に不足する三十七億九千七百五十六万余円は、損益勘定留保資金で補てんをいたしました。  次に、三ページから四ページにかけましては、病院事業収益及び病院事業費用病院別の内訳を記載してございますので、後ほどご参照いただければと存ずる次第でございます。  恐れ入ります。五ページをお開きいただきたいと存じます。2の昭和六十三年度東京都病院事業決算説明書でございます。  (1)収益的収入及び支出、ア収益的収入でございます。  左上の欄の医業収益でございますが、決算額は五百六十九億七千四百七十八万余円でございまして、前年度に比較して二十一億八千二百七十四万余円の増となっております。そのふえました主な理由の第一は、このページの二行目にありますように、入院収益が前年度に比較して十四億五千七百五十一万余円の増となったことでございます。  さらに、その理由はということになりますと、次の六ページごらんをいただきたいと存じますが、一番下の合計欄の右から三番目の欄にございます入院患者取扱数が五万七千七百十六人ふえたことと、それから一番右の欄でございますが、一人当たりの単価が百六十七円増となったことによるものでございます。  ふえました第二の理由でございますが、七ページの上段にございますように、外来収益が前年度に比較して七億六千百八十七万余円の増となったことでございます。  さらに、その理由はということになりますと、次の八ページごらんをいただきたいと存じますが、一番下の合計欄の右から三番目の欄にございますが、外来患者取扱数が八千四百二人ふえたことと、一番右の欄にございます一人当たりの単価が二百七十八円増となったことによるものでございます。  少し飛びまして、恐れ入りますが、次の一一ページをお開きいただきたいと存じます。  医業外収益でございますが、決算額は三百八十一億六千九百九十四万余円でございまして、前年度に比較して十二億八千四百二十四万余円の増となっております。  そのふえました主な理由は、次の一二ページごらんをいただきたいと思いますが、補助金が増となりましたことと、それから一四ページ、その他医業外収益が増となったことによるものでございます。  一五ページごらんいただきたいと存じます。  特別利益でございますが、決算額は十一億四千七十一万余円でございます。これは、清瀬小児病院及び松沢病院敷地の一部並びに旧墨田産院跡地を売却したことによるものでございます。  恐れ入ります。一六ページをお開きいただきたいと存じます。イの収益的支出でございます。  まず、医業費用でございますが、決算額は九百七億六百四万余円でございまして、前年度に比較して四十二億六千三百七十三万余円の増となっております。その内訳といたしましては、次の行にございます給与費でございますが、これが前年度に比較して十五億七千八百六十八万余円の増となっております。これは、給与改定によりまして、給料及び職員手当がふえたことなどによるものでございます。  次に一七ページをお目通しいただきたいと存じます。  材料費でございますが、前年度に比較して九億六千七百七十六万余円の増となっております。これは薬品費等の増加などによるものでございます。  恐れ入ります。一八ページをお開きいただきたいと存じます。  経費でございますが、前年度に比較して三億五千五百六十七万余円の増となっております。これは委託料の増などによるものでございます。  一九ページごらんいただきたいと存じます。減価償却費でございます。  これは、建物、構築物等減価償却費でございまして、前年度に比較して十四億四十三万余円の増となっております。  恐れ入ります。少し飛びまして二二ページごらんいただきたいと存じます。  医業外費用でございますが、決算額は四十四億四千九百四十三万余円で、前年度に比較して一億七千二十四万余円の増となっております。増となりました主な理由は、次の行にございます企業債利息の増などによるものでございます。  二四ページをお開きいただきたいと存じます。  特別損失でございますが、決算額は六千六百二十四万余円で、前年度に比較して九億三千五百万余円の減となっております。  次の二五ページごらんいただきたいと存じます。(2)資本的収入及び支出でございます。  まず、ア、資本的収入でございます。決算額は、表の上段にございますように九十六億八千六百三十七万余円でございます。その主なものは企業債一般会計出資金でございますが、これは府中病院棟増築工事及び各病産院医療器械等の整備に対するものでございます。
     恐れ入ります。二六ページをお開きいただきたいと存じます。イの資本的支出でございます。  決算額は百三十四億八千三百九十四万余円でございますが、その大半は、二段目の建設改良費九十二億一千六百四万余円でございます。この内訳は、まず三行目の工事費でございますが、決算額は五十二億九千五百三十九万余円でございます。  主な工事内容を申し上げますと、まず二八ページ、一番上にございます駒込病院非常電源設備改修工事二億七百三十五万余円、次の二九ページ豊島病院のやはり一番上にございます非常電源設備改修工事二億七千六百五十一万余円、それから次の三〇ページ府中病院病棟増築工事の昭和六十三年度施行分でございまして、二十八億七千百八十二万余円、三三ページ松沢病院専門病棟改修工事一億八千八百五十二万余円などでございます。  次に、三五ページをお開きいただきたいと存じます。  器械及び備品購入費でございますが、決算額は三十四億三千四百九十八万余円でございます。広尾病院以下各病産院別に品名、数量、単価、金額を四二ページまでの間に記載をさせていただきておりますので、後ほどご参照いただきたいと存じます。  少し大きく飛びまして、四三ページをお開きいただきたいと存じます。  建設改良諸費でございますが、決算額は四億八千五百六十六万余円でございます。これは、工事に伴います設計委託料監理委託料などでございます。  次の四四ページをお開きいただきたいと存じます。  企業債償還金でございますが、決算額は四十二億六千七百九十万余円でございます。これは病院建設等当たりまして発行いたしました企業債の償還に要した経費でございます。  右側の四五ページごらんいただきたいと存じます。3の昭和六十三年度東京都病院事業剰余金計算書でございます。  まず、欠損金の部でございますが、前年度未処理欠損金は二億三千四百七十七万余円でございます。  3の当年度純利益は十億六千三百七十一万余円でございましたので、当年度処分利益剰余金は、差し引き八億二千八百九十三万余円となっております。  次に、資本剰余金の部でございますが、資本剰余金は、I、受贈財産評価額と、それから恐縮でございますが、次の四六ページをお開きいただきたいと存じますが、IIにございます国庫補助金、III、その他資本剰余金から成っているものでございまして、翌年度へ繰り越します資本剰余金の合計は、四六ページの一番下にございますが、十八億二千百四十万余円でございます。  四七ページごらんいただきたいと存じます。  4の昭和六十三年度東京都病院事業剰余金処分計算書でございます。  当年度処分利益剰余金八億二千八百九十三万余円につきましては、全額減債積立金として処分をいたしました。  次の四八ページごらんいただきたいと存じます。5の昭和六十三年度東京都病院事業貸借対照表でございます。  まず、資産の部でございますが、1、固定資産に、次の右側四九ページの2の流動資産を加えました資産合計は、四九ページの一番下にありますように、昭和六十三年度末におきまして一千百八十七億四百十一万余円となっております。  恐れ入ります。次の五〇ページごらんをいただきたいと思います。  負債の部でございますが、3の流動負債のみでございまして、負債合計は昭和六十三年度末で、表の中ほどにございますように百四億八千五百九十六万余円となっております。  次に、資本の部でございますが、4の資本金と、次の右側のページにございます5の剰余金を加えました資本合計は、五一ページの下から二行目にございますように、昭和六十三年度末で一千八十二億一千八百十四万余円となっております。この資本合計負債合計とを合わせますと、一番下の行にございますが、一千百八十七億四百十一万余円でございます。  以上、甚だ簡単ではございますが、昭和六十三年度東京都病院事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ◯尾崎委員長 説明は終わりました。  この際、資料要求のある方は発言を願います。 ◯植木委員 病院ごと看護婦定数の推移を、十一年間にわたしましてお願いします。  二つ目は、労検法対象の患者の入院状況の推移を病院ごとにお願いしたいと思います。  三点目は、病院ごと事務事業ごと民間委託の状況を十一年間お願いしたいと思うのです。民間委託により削減した職員定数を、あわせて病院ごと事務事業度とにお願いしたいと思います。 ◯橋立委員 都立病院を中核として、地域の医療、保健、福祉機関との連携が従来よりもとめられているのですけれども、衛生局はどのような構想で、このネットワーク構築に臨まれ、現状はどうなっているのかについての資料を出していただきたいと思います。  それと、昭和五十九年の東京都病院構想懇談会報告書を受けて、六十二年度に東部地域病院の建設に着手して、六十三年には財団法人東京都保健医療公社を設立していますけれども、従来の都立病院と公設民営病院の違い、長所、短所を比較したものの資料をいただきたいと思います。  それから、都立病院は、行政的医療や高度専門医療の供給を基本的役割としているわけですけれども、各病院を実際に利用している患者の移住区について、上位五区程度をあらわした資料をいただきたいと思います。  また、行政的医療、高度専門医療を受けている患者と一般患者、特に紹介による患者もあると思いますけれども、そういった患者の推移について、過去五年分の対比したものをいただきたいと思います。  一般会計から負担区分に応じた補助金を受けているわけですけれども、その内訳と推移を、過去五年程度いただきたいと思います。  それから、従来より高度専門医療等に対する診療報酬の適正化を国に求めてきているわけでございますが、これまでに改善された点と、今後に残されている点、これについてわかる資料をいただきたいと思います。  以上です。 ◯島田委員 各病院の入院患者及び職員、従業員別の給食施設の直営、委託施設の概要。特に、使用食器の種類の資料をお願いをいたします。 ◯尾崎委員長 ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯尾崎委員長 ただいま植木、橋立、島田委員から資料要求がありましたが、これを委員会資料要求とすることにご異議がございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯尾崎委員長 異議なしと認めます。理事者においては、発言者と調整の上提出願います。  以上で衛生局関係を終わります。  これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。    午後一時四十三分散会...