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  1. 千葉県議会 2021-02-22
    令和3年_健康福祉常任委員会(第1号) 本文 2021.02.22


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、ただいまから健康福祉常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  山中委員には、本日、所用のため欠席する旨の届け出がありましたので、御了承願います。  朝日新聞千葉総局ほか15者より、本常任委員会の取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。  執行部に対しては、今回も少人数での対応を要請しておりますので、委員の皆様におかれましては簡潔・明瞭な質問を心がけていただきますよう、御協力、お願いいたします。なお、傍聴についても、前回同様、一般席の定員を5名とさせていただきましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、まず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に川名委員、秋林委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(小野崎正喜君) 本委員会に付託されました案件は、健康福祉部関係が議案14件、請願2件、病院局関係が議案5件であります。  なお、審査の順序は、初めに病院局関係、次に健康福祉部関係といたします。        ─────────────────────────────
           審査の開始(病院局関係) ◯委員長(小野崎正喜君) これより病院局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案の審査を行います。  病院局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いいたします。  山崎病院局長。 ◯説明者(山崎病院局長) 病院局長、山崎でございます。今回、御提案いたしました病院局の議案につきまして御説明申し上げます。  本日、常任委員会において御審議いただく議案は5件でございます。  初めに、議案第22号令和3年度千葉県特別会計病院事業会計予算について御説明申し上げます。これはがんセンター等県立6病院及び本局の運営に要する経費であり、収益的支出で510億6,322万5,000円を、資本的支出で64億134万1,000円を計上いたしました。令和3年度においては、年度途中で資金不足となることが見込まれることから、当初予算では、医業費用の一部について計上を留保し、今後の補正予算で対応していくこととしております。主な事業といたしまして、建物の老朽化、狭隘化が進んでいる救急医療センター精神科医療センターを統合整備する(仮称)千葉県総合救急災害医療センター施設整備事業について、令和2年度に引き続き建設工事を行います。  次に、議案第46号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。これは収益的支出において21億8,111万7,000円を増額補正し、526億1,837万2,000円にしようとするものでございます。病院事業会計は、平成26年度以降、赤字が続く中、経営の改善に努めてまいりましたが、依然厳しい経営状況にあり、さらに今年度は新型コロナウイルス感染症の受診控えなどの収益の減収も加わり、年度末には大幅な資金不足に陥る見込みでございます。このため、この資金不足への対応として、令和2年度2月補正予算において、一般会計からの長期借入金として45億円を計上いたしました。また、資本的支出において3億5,305万9,000円を減額補正し、143億9,576万5,000円にしようとするものでございます。  次に、議案第59号千葉県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。これは千葉県佐原病院における病床の稼働実態を踏まえ、良質かつ適切な医療を効率的に提供するため、条例の一部を改正しようとするものでございます。  次に、議案第70号及び議案第71号について申し上げます。これらはいずれも権利の放棄についてであり、議案第70号は、千葉県こども病院及び千葉県循環器病センターにおける清掃業務委託契約の業務不履行による解除に伴う違約金に係る債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、議案第71号は、千葉県がんセンターへの入院等により発生した診療料金等に係る債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、それぞれ権利の放棄を行おうとするものでございます。  続きまして、この際、病院局の当面する諸問題等について2点御報告申し上げます。  まず、県立病院における新型コロナウイルス感染症への取り組みについて御報告申し上げます。  県立病院では、新型コロナウイルス感染症への取り組みとして、感染患者の受け入れ、宿泊療養施設やクラスターが発生した施設への職員の派遣などを行っているところです。また、新規感染者の増加に伴い、がんセンター旧病棟に県が開設した臨時医療施設の運営を病院局が受託しており、運用できる体制の整った26床について、2月5日から患者の受け入れを開始し、県立病院の医師及び看護師等の医療従事者が医療の提供を行っているところでございます。引き続き健康福祉部と緊密に連携し、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでまいります。  次に、患者様の個人情報の紛失について御報告とおわびを申し上げます。  このたび病院局の臨床研修医が県立病院及び研修協力病院の患者様24名の氏名等の個人情報を記録したパソコンを紛失してしまいました。患者様の情報の取り扱いには特に慎重を期すべき医療機関として、このような事態を招き、患者様に多大なる御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げますとともに、今後、このようなことが二度と起こらないよう、再発防止の徹底を図ってまいります。  以上、議案の概要を御説明し、当面する諸問題等について御報告申し上げました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第22号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案第22号令和3年度千葉県特別会計病院事業会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第22号令和3年度千葉県特別会計病院事業会計予算について御説明します。  お手元の議案説明補足資料の1ページをお開きください。病院局の令和3年度当初予算は、経営状況の悪化による資金不足が見込まれるため、病院事業費用のうち、給与費や材料費、経費のそれぞれ一部の計上を留保いたしました。これについては、現在策定を進めている次期改革プランを踏まえ、今後の補正予算において年間所要額を計上していきたいと考えております。  まず、収益的収支予算ですが、上段の表をごらんください。収益的収入ですが、第1款病院事業収益は1)の欄、496億3,251万8,000円でございます。前年度と比較しますと患者数は減少するものの、高額薬品の使用による単価の上昇等に伴い医業収益は増加する一方、医業外収益においては、医業費用の一部の計上を留保したことに伴い、一般会計からの繰入金である負担金交付金も同時に一部その計上を見送り、結果として12億133万6,000円の増額となっております。  下段の表をごらんください。収益的支出ですが、第1款病院事業費用は1)の欄、510億6,322万5,000円でございます。前年度と比較すると、医業費用においては給与費や材料費、経費のそれぞれ一部を計上留保したことにより減額となりますが、減価償却費の増等もあり、6億2,597万円の増額となっております。  2ページをお開きください。資本的収支予算ですが、上段の表をごらんください。資本的収入ですが、第1款資本的収入は1)の欄、53億7,065万3,000円でございます。前年度と比較すると、施設整備の減による企業債の減などにより79億2,634万5,000円の減額となります。  下段の表をごらんください。資本的支出ですが、第1款資本的支出は1)の欄、64億134万1,000円でございます。前年度と比較すると、がんセンター施設整備事業佐原病院耐震改修事業の減などに伴い建設改良費が減少となることから、83億4,748万3,000円の減額となっております。主な内容といたしまして、建物取得費は(仮称)千葉県総合救急災害医療センター施設整備事業の建設等費用30億9,412万3,000円など、合計で31億6,703万4,000円、器械及び備品取得費は、各病院における医療機器等の整備費用として8億2,220万9,000円を計上しております。  以上で議案第22号の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 よろしくお願いいたします。大きく2点についてお伺いいたします。  1点目として、医師確保の見通しについてお伺いいたします。各病院における医師不足の現状と診療への影響について、どのようになるのか。  2点目として、各病院における退職医師、そしてスキルフルドクター確保の見通しはどうか。  3点目として、臨床研修医、レジデントの採用状況はどうか。  以上、お答えいただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長でございます。  まず、各病院における休診等の状況でございますが、循環器病センターでは、整形外科、眼科につきまして、外来診療を実施してますが、入院対応は行っておりません。佐原病院では、産科につきまして、入院、外来とも休止しています。また、婦人科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科につきましては、外来診療を実施しておりますが、入院対応を行っておりません。こども病院につきましては、産科については、胎児心臓超音波外来は実施していますが、分娩は休止してる状況でございます。  スキルフルドクターの見通しでございますが、スキルフルドクターにつきましては、採用に向けて現在調整を行っているところでございます。  それから、臨床研修医、レジデントの関係でございますが、臨床研修医につきましては、来年度13名の募集に対しまして、13名採用のフルマッチとなる見込みでございます。レジデントにつきましては、20名程度の募集に対して現在15名が内定してる状況でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 答弁漏れかと思いますけれど、退職医師数についてお願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 定年退職者につきましては、5名となります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 依然として佐原病院、そして循環器病センターにおける医師確保は非常に厳しい状況がわかりました。  そして再質問ですが、臨床研修医からレジデント医、レジデント医から県立病院の常勤医師となった数はこれまでどれぐらいでしょうか。どの程度定着しているのか教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) まず、過去3年の状況でございますが、臨床研修医からレジデントになった人数ですが、平成30年度が1名、平成31年度が1名、令和2年度が2名でございます。レジデント医から県立病院の常勤医になった人数ですが、平成30年度は3名、平成31年度は9名、令和2年度は3名となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 年度ごとに若干のばらつきはあることがわかりました。何点か、この医師確保について要望させていただきたいと思います。  それぞれの病院で診療科の看板を掲げておりますが、その標榜した看板にきちんと見合うような医療が提供できるように、引き続き医師確保に努めていただきたいと思います。  その際、1点目として、医師の定年退職年齢は65歳と聞いております。経験豊富なドクターにスキルフルドクターとして残っていただき、引き続き後身の育成や臨床の現場で力をかしていただけるよう、さらに積極的に働きかけていただきたいと思います。  2点目として、県立病院の将来を担う医師を育て、定着してもらうために指導医の確保、これが重要と聞いておりますが、こちらを含めて研修のプログラムの充実、さらに図っていただきたいと思います。  3点目ですが、特に循環器病センターや佐原病院といった、地域の中核病院として重要な役割を担っている病院における医師確保が非常に厳しい状態が続いております。地域医療を支えるためにも、医師確保はまさに生命線となっております。千葉県では高齢化が急速に進み、高齢者の医療ニーズがますますふえております。住みなれた地域や自宅で暮らし続けるための在宅医療、訪問看護の受け皿を整備する必要があります。  そこで、かねてから私は家庭医、総合医といったプライマリーケア医、診療科の壁を取り払って全人的に患者さんを診ることができる専門医をプライマリードクターと呼んでおりますけれど、その育成に力を入れていただきたいというふうに、これは病院局にも健康福祉部の医療政策のセクションにも、これまで求めてまいりました。県立病院におきましても、高度専門的な先進医療、これも大事ですけれども、地域医療を担う医師の養成、また訪問看護などの看護師の養成、認定看護師、こちらの取得にも力を入れていただきたいというふうに思っております。この点を要望をさせていただきたいというふうに思います。  次の質問なんですが、新年度における会計年度任用職員、嘱託職員と呼ばれる非常勤の方、この職種について、正規の職員へ移行を検討しているというふうにかねてから聞いておりますが、新年度においてはどのような状況なんでしょうか、お伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長でございます。  新年度における会計年度任用職員から正規職員への移行状況でございますが、チャイルド・ライフ・スペシャリスト及び遺伝カウンセラーのフルタイムの会計年度任用職員の業務につきまして正規化することといたしました。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 それでは、新年度における採用状況についてはどのようになってるんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  現在、来年度の採用に向けて事務を進めているところで不確定な状況ですが、まず、チャイルド・ライフ・スペシャリストの業務を行う子ども療養支援専門員につきましては、2名の募集に対して1名が選考考査に合格したという状況でございます。  それから、遺伝カウンセラーの業務を行う遺伝相談員につきましては、3名の募集に対しまして1名が選考考査に合格したという状況でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 要望になりますが、今、募集定員に満たないというような状況のようです。引き続き質の高い医療を提供して患者さんの満足度を高めるためには、医師や看護師だけではなくて、そういった専門家の方を、しっかりと処遇を改善して定着していただく必要があると思います。その点について、引き続き正規の職員の確保について努めていただきたいと思います。
     また、先ほどの病院局の新年度予算につきまして、るる御説明がありました。新年度において、経営改革プランを新しく策定するという大きな仕事が待っているというふうに思います。これまでのようにコストの縮減、そういったコスト意識を一人一人の病院局の職員の方が持つことは大事ですけれども、先ほど来、厳しい状況が続いている医師確保、また専門職の確保、そういったことによって、質のよい県民から喜ばれるような医療提供体制をつくっていく。そのことによって、攻めの病院の運営を行っていく。そういった視点についても、これからしっかりとやっていただきたいなというふうに思います。各診療科における決算収支について、これまで分析されていなかったということなんですけれど、そういうような各病院における細かな経営状況についても、経営改革プランの策定に当たって、これから分析されていくということを聞いております。ぜひ県立病院に患者さんが受診したいと思えるような医療提供体制をつくっていただくようにお願いいたしまして、質疑を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 県立病院のさらなる充実を願って質疑をさせていただきます。  まず初めに、新型コロナウイルス感染症、県立病院としてこの間取り組んでこられたということで、先ほど御挨拶の中でもお述べになられました。ほぼ県立病院100%というか、全部の県立病院がコロナ患者を受け入れられたり、職員の派遣などを行っておられたりしておられる、そういうことでよろしいのでしょうか。まず1点目、お伺いをいたします。  それから2点目は、先ほど休診ということで、循環器病センターの整形外科など外来診療を実施しているが、入院対応を行っていない。それから佐原病院の問題、こども病院の分娩の問題、ございました。これ、理由は、やはり医療従事者の確保ができていないということなのかと思いますが、どうなのか。そして今後、新年度、こうしたことに対して、やはり住民の願いは非常に強いものがあります。どのように対策を講じられようとしているのかお聞かせください。  まず、お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長でございます。  最初に、新型コロナウイルス患者の受け入れにつきましては、数はちょっと申し上げられないですけども、全ての病院において受け入れを行っております。  それから、医師の関係、佐原病院と循環器病センターの関係なんですが、やはり医師不足というような状況によりまして、休止なんかを行っているのは事実でございます。それで医師確保、非常に難しい状況でございますが、引き続き佐原病院、それから循環器病センターと密接に連携を図りながら、千葉大学を初めとした大学医局への医師派遣要請を行うとともに、臨床研修医ですとか、それからレジデント医制度による若手医師の確保、育成を行い、さらに人材紹介会社の活用等により募集活動の充実強化を図りながら、さまざまな方策を講じながら医師の確保に努めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 県立病院全てがコロナの対応をされてる、本当に敬意を申し上げたいと思いますし、今、佐原病院と循環器病センターについては頑張っていくということ。こども病院の分娩ができない、これ、県立こども病院、分娩できない、これも含めて医師確保を頑張っていただくということだと思うのですが、どうなのか。  それから、全体として、およそどれぐらいの医師を、3つの今おっしゃったところでどれぐらいの医師を確保しようと思ってらっしゃるのか。目標でいいんですけれども、人数お答えいただきたいと思います。  それで、さらに新年度のことを審査する上で、今年度の時間外労働について、2カ月ないし6カ月、医師でいいんですけれども、平均月80時間過労死ラインを超えた人は何人か。そして、月100時間以上の時間外労働を超えた人は何人か。ちょっと県立病院全体と、あと6県立病院について、それぞれちょっとお答えをいただきたいと思います。  それから、1カ月の最長時間は何時間でどこの病院か。それから、年間で最高時間は何時間でどこの病院か。ぜひ改善をすべきという立場からお願いをいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) まず、こども病院の産科の関係なんですけども、非常に産科医、もちろん我々としても確保に努めようと考えてますが、状況といたしまして、やはり産科医につきましては、県内でも非常に医師が不足してる状況でございまして、なかなか確保が難しい状況ですが、やはり確保については努めてまいりたいと考えております。  それから、医師の目標なんですけども、これは医師不足が非常に厳しい中で我々も努力、各病院と病院局連携して確保に努めていく中で、なかなか何人という目標というのは、この場ではちょっとお答えできないので御理解いただきたいと思います。  それから、続きまして過労死ラインの関係でございます。まず、12月現在の暫定値でございますが、県立病院の医療従事者のうち、過労死ラインとされております2カ月から6カ月の平均が月80時間強の職員は52名、それから月100時間以上の職員は26名でございます。済みません、全体で52名ですので、医師は49名でございます。月100時間超えは25名でございます。月間の最長は循環器病センターの医師でございます。時間数は183時間45分でございます。  済みません、病院別の最高時間については、ちょっと今持ち合わせておりません。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 大変深刻な中で頑張っておられる。県全体で年間で最高、最長の時間は何時間で、どこの部門でしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長でございます。  年間最長は令和2年12月末現在で1,174時間50分で、循環器病センターの医師でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 病院別でということはお答えにならなかったんですけれども、その中で最も時間外労働が多い、医師が多い病院を2つ挙げていただいてよろしいでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 数で言いますと、2カ月から6カ月の月間平均80時間が多いところはがんセンター、それから救急医療センター、それから循環器病センターでございます。それから、月100時間以上の時間外が多いところは循環器病センター、がんセンターの順になっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 本当に今おっしゃられたとおりであり、深刻であります。がんセンターについて言えば、新しく建て増しをされて、今回、臨時医療施設を設けておられますが、常勤医師に聞いたところ、この4年間で110名から118名にふやしてはおられるんですよね。頑張ってふやしてはおられる。しかし、まだ今の状況を見ますと足らない。それから、循環器病センターは52名だったのが41名に減ってるようにデータではあるんですけれども、ぜひ、佐原病院も減っておりますけれども、さらなる増員がやっぱり必要だと。この分野でもそういう認識でいいか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 引き続き、この今お話があった診療科等につきましても医師確保に努めてまいりたいと考えております。     (みわ由美委員、「委員長、質疑終わります」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) その他質疑ありませんか。  市原委員。 ◯市原 淳委員 済みません、1点お伺いしますけども、今、休床状態である診療科があるということなんですが、医師がいないというのはもちろんなんですけども、そこに配置してた看護スタッフですとか、その他のスタッフの配置状況とか配置転換というのはどういう状況ですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 医師につきましては、ちょっと正確な数字は今ございませんが、看護師等々のスタッフについては不足がないというふうに認識しております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 今、休診状態ということは、今までそこに配置してたスタッフ、看護師はどういう状況かということなんですけれども。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 看護師につきましては、いわゆる稼働してる運用病床ですとか、それからあと、やってる診療科の状況におきまして、適正な配置ということで、病院全体の中で適正な配置を行っております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 要望にしますけども、採算ベースに合わせるには医師が必要で、その科を回さないといけないと思うんですね。今、質問出てましたけども、やっぱり医師確保に難儀してるというところでいろんな方策打ってると思うんですが、何が原因で採用できないのかというのをしっかり分析してもらわないと、ずっと同じ議論になってしまうと思うので、その辺、もうちょっと採算ベースも見込んで、先ほど医師の目標数が答えられないということだったんですけども、採算ベースを合わせるには医師の数というのは決まってるはずなので、その点を言えるような数値を出していただいてしっかり取り組んでいただくように要望します。済みません、ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。  伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 それぞれ、いい、今、内容の質疑がありましたけども、これ、いろいろコロナの問題で今ワクチンとかいろいろ言われてます。しかし、もっとこの日本の医療体制、その脆弱さが暴露されたのが、今、このコロナです、コロナのおかげで。それは、いかに医師が足らないか。医師の数を医師会にどれだけ抑えられるか。OECD加盟国でも24番目くらい。もう本当にお医者さんが足りないと。人数をふやさない理由が、保険がどんどんどんどん使われちゃうからふやさないですよ。そういうことを言ってますけど、この医師不足は深刻だ。そういう中で、病院局の皆さんが一生懸命やってくれているのに、最初から数が足らないのを探し求めて補充していくと。ふだんの御労苦に本当に感謝申し上げます。  しかし、その中でも、医師不足は十分わかりますけども、恥ずかしながら、私も佐原ですけども、10億以上の赤字を出しちゃう。それだけ、今度、患者が病院を選択する時代ですから、患者がどんどん来てもらうようにするのにはお医者さんがいなきゃ、しようがない。大体、佐原病院で定数のお医者さん、25人。それが今、十五、六人だと。そうすると、かなりの収入は落ちると。しかし、その中にあっても、病院の職員一人一人にも経営感覚を持ってもらうと。それで病院局の職員にも、もっともっと経営感覚を持って病院に伝播させてもらう。そういう原価計算システムを導入することは大変、この時期、有意義だと思いますが、導入することによって、どんな変化が出るのか。  それをまずお答えいただきたいのと、それと、それだけ赤字が出るといったら、少ない医療の中でも、少しでもほかにないようなことをやってく。それにはいろいろあると思いますけど、今、一番の死亡率が高いのはがん、それから心臓疾患とかいろいろありますね。今、動脈硬化、脳梗塞、いろんなことをやりますと、医療費をどんどんどんどんやるのが脳梗塞なんですよ。それを防ぐ意味でも、今、キレーション療法というのが、今、保険点数にはないですけど、キレーション療法、これがかなり血管の内壁、VACAでしたっけ。内皮細胞を刺激したり、いろんな効果があると、こう言われていますけども、そういったものも少しずつ、今いる医師、その中でもほかにないものをやってく必要があると思いますが、どんなものか。  というのは、今まで県立病院は高度医療だと、こうやってきましたけども、今、千葉県全体の医療体制を見ても、民間のほうが上行ってますよ、がんでも心臓でも脳でも。それを忘れて、いつまでも昔の栄華というか、その実力、昔のことに酔っていたでは、どんどんどんどん技術は進化していく、このように思います。ですので、経営感覚を持って県民医療を充実させるべきと思いますが、それに対してどのような考えをお持ちか、これは局長にお尋ねいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山崎病院局長。 ◯説明者(山崎病院局長) それでは、私のほうからお答えさせていただきます。  まず、最初の原価計算システムについてのお尋ねでございますけれども、こちらについては診療報酬のDPCデータ等も活用して、診療科別ですとか疾患別、患者別など、多角的な視点で収支分析を行いまして、平均在院日数、クリティカルパスの見直し、薬剤の転換による効果ですとか、その収益確保へつながるような、どういうふうにしていったらいいかということのわかるような基礎データになるような、そういうような分析を行っていきたいというふうに考えておりますし、その結果を委員御指摘のように、私ども病院局職員もそうですけれども、病院職員一人一人が理解して改善の目標とできるような、そういう見える化というようなことで取り組んでいきたいというふうに思っております。  次に、県立病院の今後担っていくべき医療という視点からのお尋ねと受けとめておりますけれども、県立病院、御指摘のように高度専門的、あるいは地域の中核医療として重要な役割を担ってきているというふうに考えております。一方で、御指摘のように、さまざまな医学、医療の進歩もありますし、人口構造の変化ということもあります。県立病院も高度専門医療だけでなくて、今後、在宅医療とか、今の新型コロナ感染症対応など、県民の皆様のニーズへ応える県民医療ということをしっかりやっていかなければいけないというふうに考えてます。ただ、そのためには、やはり安定した経営ということをしっかり確保していく必要があると思いますので、先ほどの原価計算等を活用した詳細な経営分析などを通じまして、収益確保、費用抑制、適正な人員配置など取り組んでまいりたいと考えております。具体的には、今後策定してまいります新改革プランで分析、目標を記載いたしまして、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 今、委員長ね、ここは何、朝日新聞ほか十何者と言うけど、ここに朝日新聞いるの、新聞記者。朝日新聞、いる……。いないんだよね。大体、今はやりの機械を置いて、ぶん投げておいて、それで取材。今、世の中、こんなに感染症で医師不足だと。昔だったら、このコロナの中で医師不足のひどさ、こういうものを新聞でどんどん出るわけだけど、新聞は全然出ないと。だから、そういう解決を、やっぱりもう新聞は頼れないものだと。ですから、県でやっぱり厚労省にどんどんどんどん物を申し、医師をふやしてもらう。今、約30万人ですよ、全国で医者。1年間に誕生するのが九千二、三百人。4年前までは7,800人しか医者が誕生しなかった。千葉県でも620万いて120人だ。この成田ができてきたから240人。外国の枠が20人。ですから、260人。ですから、本当に千葉県は医師不足だと。千葉県、埼玉県、これはもう深刻な問題だと。それが、徳島県は人口71万人で120人誕生する。そういうところですから、これ、新聞でも何でも大変な事態をやってもらわないと。だから、今、いろんな世の中を変えるのが文春ですよ。文春砲にこの医師不足も炸裂して解決してもらわないといけない、そんなふうに考えています。  それと、昔は、俺は大きくなったら野球選手になるんだ、新聞記者になるんだ、スチュワーデスになるんだと、こういう子供らが夢を見る。今、何て言うと思いますか。小学校3年生、4年生、ユーチュバーになる。ユーチュバーのほうが世の中変えると思ってる、そんな時代になってますよね。その変化の中で、これは要望でいいですから、健康福祉部と一緒になって、ただ奨学金を出すだけではなくて、全体の医師数が足らない。まして高齢化社会。それと今、感染症の問題。これもどんどんどんどん、どんなウイルスが来るかわかりませんよ。  きのうのテレビ報道なんかでも、鳥インフルエンザが人間に感染したと。もう2005年にインドネシアでは人が何人も死んでるんですよね、鳥インフルエンザで。そんな形でウイルスがどんどんどんどん変化していく。そういう時期だから医療体制も変えなきゃいけない。変えるには医療の人材、特に医師が必要ですので、そこらも働きかけて努力をしてもらいたい、これを要望いたします。  終わります。どうもありがとうございました。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。──以上で質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 県立病院は、本当に公の役割、重要な役割を果たしているということが質疑の中でもよくわかりましたが、しかし、一方、休診で住民も大変困っているし、そして現場の医師を初め医療従事者が大変な過労死ライン超えの残業をしているという実態、わかりました。もっと本当にふやさなければなりません。  ところが、医師の目標を、局長、やっぱり、県立病院でこれだけやっぱり新年度医師をふやすんだと数の目標がなければ現場は泣きますよ。ということで、ぜひそこも目標を持っていただきたい。  45億円の一般会計からの繰り入れ、これは本当にこういう状況の中で私はやむを得ないと思っております。しかし、問題は、これ、賛成できないのは、県立病院改革プランなんですね。国の意向を受けて経営の効率化、経営形態の見直しを大きな目的にしてプランをつくっておられる。やっぱり採算重視のあまり、医療の大幅後退につながる懸念があります。コロナを受けて、こうした県立病院の改革プランの撤回と改めて住民の願い、そして現場の医療従事者も含めた、そういう願いに寄り添った抜本的見直しを強く求めておきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第22号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第22号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第46号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第46号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第46号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料の3ページをお開きください。  収益的収支予算ですが、上段の表をごらんください。収益的収入となりますが、第1款病院事業収益は、新型コロナウイルスの影響による患者数の減などによる企業収益の減少等により20億7,553万9,000円の減額となり、補正後の予算額は計の欄、463億5,564万3,000円となります。  下段の表をごらんください。収益的支出ですが、第1款病院事業費用は、給与費や経費は減少するものの、材料費などの増による医業費用の増加等により21億8,111万7,000円の増額となり、補正後の予算額は計の欄、526億1,837万2,000円となります。  なお、特別減収企業債13億3,300万円及び一般会計からの長期借入金45億円の借り入れについては、事業に伴う収益ではないため、表外の記載になっております。  一般会計からの長期借入金については、平成26年度以降赤字がついてきたことに加え、今年度は新型コロナウイルス感染症による患者の受診控えなどの収益の減少から赤字額が増大し、資金不足が生じることから、運転資金に充当するため借り入れを行うものです。また、特別減収対策企業債については、新型コロナウイルス第3波等の影響による企業収益がさらに悪化する万が一の場合に備え、当該企業債の発行ができるよう計上するものでございます。  4ページをお開きください。資本的収支予算ですが、恐れ入りますが、下段の表のほうをごらんいただきたいと思います。資本的支出から御説明させていただきます。  第1款資本的支出は、建設改良費における事業の変更や入札減等により3億5,305万9,000円の減額となり、補正後の予算額は計の欄、143億9,576万5,000円となります。  上段の表に戻っていただきまして、資本的収入についてですが、第1款資本的収入は先ほど御説明しました建設改良費の減額分の財源である企業債の借り入れ減などにより3億5,430万3,000円の減額となり、補正後の予算額は計の欄、129億4,269万5,000円となります。  以上で議案第46号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 コロナの影響で受診控え、赤字の拡大という、これ、具体的に、事前にも伺ったんだけれども、なかなか影響の数字出しづらいということであったんですが、受診控え及び赤字の拡大について、具体的にどのような影響があったのか、示せる範囲で示していただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 財務室長です。  金額のほうは、区別するのはなかなか難しいんですが、患者数については12月末現在で、対前年度比で約9.1%程度減少してるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 人数にすれば、おおむね、それは9.1%というのは大変大きいんですが。 ◯委員長(小野崎正喜君) 榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 財務室長です。  4万7,096人の減少となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 やはり民間の病院でも大変な赤字で、私どもは医療施設に対する赤字補填をと、繰り返し去年から言ってまいりました。県立病院も、こういう、やはり赤字で受診控えで本当に重大な影響がわかりました。それについては、そういうことです。本当にみんなで全力で、国も県も、このコロナの問題に予算を集中して乗り越えていかなきゃならない、改めて思っている次第でございます。  ちょっとPCRの検査についてなんですけど、今年度の会計の中にかかわることなので、県立病院の中でコロナの感染者が、職員さん、患者さんが出たりしておりますよね。その状況はどうか。  そして、そういった経費について、例えばある県立病院では、そういったことを予防するために職員の検査をしているんだと。そして、見つかって保護して治療して頑張っているということも聞いております。県立病院における感染の実態と、そうしたことにかかわる経費。これは個人負担とか、そういうことではなく、ちゃんと県立病院の会計が見ているのかどうなのかということを確認し、お聞きします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(田中副参事兼医療安全安心推進室長) 医療安全安心推進室でございます。  まず、新型コロナウイルスの感染者の発現状況でございますが、県立6病院におきまして、これまでに14名の職員が感染が確認されたところでございます。  また、病院におけるPCR検査の実態についてでございますが、各病院ごとに環境であるとか体制等、違いがございますので、病院ごとに対応は異なっております。それで、特に新型コロナウイルスの感染患者受け入れを行っている佐原病院におきましては、月2回程度、新型コロナウイルスの感染症患者を受け入れている病棟勤務の職員に対してスクリーニング検査などを行っているというふうには聞いております。ただ、PCR検査を行う場合には機械も必要ですけれども、1検体ごとに必ず試薬というものと、それから消耗品が必要になってきます。その金額につきましては、また導入している機器、使っている試薬の種類もございますけれども、おおよそ1検体当たり5,000円から6,000円程度かかるというふうに聞いております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 お聞きしたのは、そういった経費をちゃんと県立病院の会計から持っているかということについてであります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(田中副参事兼医療安全安心推進室長) 医療安全安心推進室です。  その費用につきましては、全て病院が負担をしております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 質疑については終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 先ほどの議案第22号で述べた点については、これ、賛成はできないんですけれどもということは繰り返し述べませんが、コロナのPCR検査について、私はこの常任委員会の中で、県立病院がやはり職員、あるいは入院患者について、きちっと県として、いろいろ県立病院ごとにばらばらの対応ではなくて、きちっと県として方針を持ってPCR検査をやるべきだというふうに主張し続けてまいりましたが、それを拒否されて、やはり現場では佐原病院ということが出ましたので申し上げますけれども、大変努力をして、月2回ですか。今、初めて月2回やっていると。その中で職員さん保護されて、ちゃんと隔離をして、治って、また元気で働いていただく。県立病院として、しっかりと県の方針として、これ、やるべきだということを重ねて討論の中でも申し上げておきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他討論はありませんか。──以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第46号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第46号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第59号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第59号千葉県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。
     山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 経営企画戦略室長でございます。  それでは、お手数ではございますが、議案説明補足資料の5ページをお開きくださいませ。  議案第59号千葉県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  こちらの改正の内容につきましては、千葉県立佐原病院におきまして、病棟の稼働実態を踏まえまして、病棟数を現在の241床から199床へ病床削減、改正するものでございます。また、病床数を減らすことによりまして、他医療機関等の紹介がない、いわゆる初診患者に対して非紹介初診料を徴収しておりますが、この徴収につきましては、200床以上の病院が条件でございます。今回、200床以上の病院でなくなることから、現在440円となっている県立佐原病院の非紹介初診料の規定を削除するものでございます。  なお、施行期日につきましては令和3年4月1日からとなります。  説明は以上となります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 佐原病院の病床数削減ということで何点かお伺いしますが、まず、地元の2次医療圏の自治体や地域の医療機関との協議をしてきた経緯があるかと思いますけれど、どのような意見があったのか。  2点目として、同病院における許可病床、運用病床、病床稼働率の推移はどのようになっているのでしょうか、お伺いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 戦略室長でございます。  まず、1つ目の病床削減についての地元自治体や医療機関等からの御意見の状況でございますが、今回、病床削減という大変大きいお話でございましたので、香取市を初め医師会、市内の各病院等にも御説明を差し上げたところです。どちらの関係者からも、香取地域につきましては、高齢化が進む一方、在宅療養と緊急時に入院が可能な在宅療養支援病院がなかったということで、今申し上げましたとおり、香取市及び医師会等からも、地域の医療ニーズに即したものであり、あることはありがたいということで、在宅療養支援病院になることについて御理解と御了解をいただいたところでございます。  2点目、許可病床、運用病床、病床稼働率の推移でございますが、まず許可病床につきましては、平成8年度の新館建設工事の完成以降、これまで241床となっておりました。また、運用病床につきましては、最近の状況を申し上げますと、平成29年度までは211床でございましたが、耐震化工事、あるいは在宅療養支援ということで、訪問看護医療のシフト等がございまして、平成30年度につきましては202床、令和元年度については177床となってございます。  また、最後に病床稼働率になりますが、直近5カ年の状況を申し上げますと、約6割から7割程度の稼働率となっているところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。約7割ということなんですけれど、実際に使われてる病床というのは120床から130床ということでよいのでしょうか、確認をさせてください。  それから、今回、病床数を削減した場合、受け入れ体制への影響についてどういうふうに考えているのか。入院患者数については、どのようにこのところ推移しているのか、あわせてお伺いしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 戦略室長のほうから御説明いたします。  入院患者数に基づくものですので患者数を先に申し上げますと、この直近5年間におきましては、県立佐原病院の場合、年間の延べ患者数で約4万人から5万人の範囲で推移しております。これは日々の病床稼働率の状況等を鑑みますと、委員御指摘のとおり、おおむね大体130床前後、多いときで150床当たりの稼働で推移しております。  今後への影響でございますが、今回、病床削減によりまして200床未満とするところでございますが、今の稼働実績等を鑑みますと、入院等の受け入れに影響はないものと考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。先ほど議案の説明のときにも伺ったんですけれど、病床削減に伴う具体的な影響というのはこれにとどまらず、大分ほかにもあるというふうに聞いております。具体的にどういった点で病床削減の影響が出てくるのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 病床数が200床未満の病院ということで、在宅療養支援病院の認定を受けることとなりますので、在宅療養の医療機能である地域包括ケア病棟の入院とか、外来管理などの診療報酬の加算が受けられます。具体的には地域包括ケアの病棟入院料であるとか機能加算、あるいは特定疾患療養の管理料ということで、令和元年度ベースの患者数で推計しますと、約6,400万円ほどの収入増が見込まれるものというふうに考えております。  2点目、200床未満の病院になりますと、地域医療の臨床研修の場として、研修医の派遣を引き続き受けられることになります。実はこの地域医療分野の研修生については200床未満の病院に派遣が限定されておりますので、このメリットを享受できるものと認識しております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後に意見なんですが、今回、241床から199床への削減ということで、ようやく条例改正につながったことについては本当によかったなというふうに思っております。経営改革プランができる前に、きちんと現場の実情に応じた病床数にしていただいて、そこからやはり新しい改革プランをスタートしてほしいということで、これは佐原病院の現場のほうからも、3年前からこの削減の要望については出されておりました。たしか2018年の5月から要望が出されて、3回も要望を出してきたんですけれど、本局のほうできちんと検討が進められなかったということで、私も会派の代表質問や、この常任委員会でもたびたび現場の実情に沿って、要望に沿って病床数をきちんと見直してほしいということを3年間ずっと言い続けてまいりましたが、ようやく局長も新しく御就任されて、また経営企画戦略室長のほうも新しい方になっていただいて、ようやく地域の医療ニーズに応じた形でこの佐原病院がこれから存続していくということに大変うれしい思いでおります。  そして、やはりこの佐原病院については、昭和30年代開設されて、地域の中核病院として24時間365日の救急受け入れ、そして近隣の高度急性期病院と連携した急性期医療を担っている、大変地域医療のかなめとなっている病院なんですね。やはり先ほど来ありましたように、医師が非常に少なくなってしまって、入院患者も外来患者も減ってしまったということで、病院のほうからは、経営改善だけではなくて、将来の、やはりこの地域、高齢化が県内で随一進んでいるところですから、そういった地域の医療ニーズに合致した形での診療体制を見直してほしいということで、病院の露口先生もそうですけれども、御就任されてから大変心血注いで患者さんを診てこられました。そういったところから、今回、ようやく条例改正に至ったことにつきまして、感謝を申し上げて、私は賛成をさせていただきたいというふうに思っております。ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他質疑ありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 今、入江委員がおっしゃったこと、地元の声ということで紹介されました。私ね、やっぱりコロナが昨年、今年度、大変な感染大爆発が起きました。ですので、改めて佐原病院の地域医療のかなめとして、そして、これ、県立病院の病床であります。これ42床、コロナの直面している今、そういう中で42床を減らしていいのかということで、やはりもう一度立ちどまって考えていただきたいと。  先ほど42床を減らしても入院の受け入れに影響はないと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、やはり私も実際佐原病院に行かせていただいて、院長先生の熱のこもったお話も伺ってまいりましたが、去年あたりは東葛地域から、やはり患者さんを受け入れていたと。しかし、本当に感染大爆発が起きたときには、もう受け入れられない、地元だけで手いっぱいだ、そういう状況があったというふうにも聞いております。  お伺いします。そもそも今コロナで、県全体では1月に入院できない、ホテル療養にも入れない、そういったときに県立病院の病床を42床減らすということ自体が、私はやっぱり県民にどう説明するのか、県としての見解をお伺いしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 先ほど来から申し上げておりますが、今、その医師確保を初めとしてスタッフの確保の状況であるとか、地域における医療ニーズの状況、あるいは、今後も在宅療養支援病院として機能していって、先ほど臨床研修医の医師の確保といろいろございましたが、そういったことを総合的に勘案しますと、今回の病床数の削減につきましては、現状でとり得る最良の方法であったというふうに認識しております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 地域における医療ニーズとありました。もちろん県全体の医療ニーズ、これもしっかりと見据えていただきたいというふうにも思います。  じゃ、地域における医療ニーズということで言いますと、先ほどのお産ができるような、そういう里帰り出産などもできるような願いが本当に切実なんですが、こうした道も遠ざけかねない。病床を大幅に減らすということは、そうしたことも減らしかねないような状況になりかねないんじゃないですか。この点はどうですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) そのために、来年度からは原価計算等のシステムも導入いたしまして、これまで病院総体であった経営から診療科別等の詳細な経営分析を行っていく中で、各病院ともしっかりと現場で話をして連携をとり合って、地域に求められてる、あるいは提供できる最適な医療は何かということをしっかりとやってまいりたいというふうに考えております。     (みわ由美委員、「質疑は終わります」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 やはりどこの県もそうなんですけれども、今、コロナのパンデミック、世界で、そして、この国内で千葉県で起きている、この問題にやはり県立病院、あるいは、県としてどう対応していく、基本姿勢がやっぱり問われている問題です。ですので、今、この時期に県立病院の病床を42床も減らす、こうしたことには賛成できない。ただし、地元の佐原病院の住民の願い、本当に実現し、医療現場の皆さんの御苦労にも感謝しながら、そうした佐原病院、地元地域の医療の充実、これは求めていきたいと。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第59号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第59号は可決すべきものと決定いたしました。  山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 済みません、先ほどの患者数の減少について、済みません、数字をちょっと間違えて申し上げてしまいました。正しくは4万8,531人でございました。おわびして訂正いたします。済みません。 ◯委員長(小野崎正喜君) よろしいですか。     (「はい」と呼ぶ者あり)        ─────────────────────────────        議案第70号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第70号権利の放棄についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。
    ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第70号権利の放棄について御説明いたします。  お手元の議案説明補足資料6ページをごらんください。  本議案は、清掃業委託契約の業務不履行による解除に伴う違約金に係る債権について、債務者法人に係る破産手続の廃止が確定し、債権の回収が不可能と認められる802万8,931円及び遅延損害金について、権利の放棄を行うために議会の議決を得ようとするものです。  権利の相手方については、資料に記載のとおりでございます。  議案第70号の説明は以上です。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第70号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第70号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第71号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第71号権利の放棄についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(榎橘副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第71号権利の放棄について御説明いたします。  お手元の議案説明補足資料7ページをごらんください。  本議案は、入院等により発生した診療料金等に係る債権のうち、債務者の破産免責許可決定が確定し、債権の回収が不可能と認められる69万6,070円及び遅延損害金について、権利の放棄を行うために議会の議決を得ようとするものでございます。  権利の相手方については、資料に記載のとおりでございます。  議案第71号の説明は以上です。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第71号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第71号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、諸般の報告・その他について質問がありましたら御発言願います。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 まず、コロナ禍の中、コロナと対峙をしながら地域医療を頑張っていただいてる病院の関係者の皆さんと、あと、それを支えている病院局の皆様に本当に感謝を申し上げます。  1点、今、改革プランを考えてる、検討してるところだと思いますけれども、それに関連をしてお伺いしたいんですけれども、公的病院の使命を果たしながら、かつ現場の皆さんが懸命に努力を続けている中で改革を進めていくというのは大変なかじ取りが必要だと思います。  その中で大きな課題の1つ、今、当たり前ではあるんですけれども、医業収益の伸び以上に医業費用が伸びているというのが当たり前ではありますけど、大きな課題だと言われておりますが、きょうは、その医業収益のほうについて少し再確認をしたいんですけれども、まず4点お聞きします。  医業収益というのはそもそも何か。何がどのように変化をすると医業収益がふえるのか。3点目が、その変化を促すために、これまでどのような取り組みをしたのか。4点目に、その変化を促すためにこれからどのようなことを取り組みをしようとしているのか。  以上、医業収益に関して4点お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) 経営企画戦略室長でございます。  医業収益の観点の4点お答えさせていただきます。  まず1点目、医業収益とはそもそも何かでございますが、こちらにつきましては、医療行為によってもたらされる、まさに売り上げと言うべきものでして、具体的には入院であるとか外来であるとかの診療報酬、あるいは検査などが医業収益ということになります。  2点目、何がどのように変化すると医業収益がふえるのかでございますが、やはり、まず患者数をふやすということは、これ、前提条件でございますが、それに伴いまして、入院患者等であれば病床利用率を上げていく。あと、適切な診療報酬の加算を取得していきまして、診療報酬を上げるなどの取り組みが考えられます。  3点目でございますが、その変化を促すために、これまでどのような取り組みをしてきたのかということでございますが、これまでは改革プランにおきまして、患者数などの目標設定を各病院別で行ってきたほか、各病院におきましても、先ほど診療報酬加算のお話をさせていただきましたが、その報酬単価を上げるための検討や取り組みを行ってきたところでございます。  最後になりますが、この変化を促すために今後どのような取り組みをしていくのかでございますが、これまで病院総体でそういった目標設定等をしておったんですが、やはり今後は診療科疾患別等の詳細な経営分析を通じて、各診療科としっかりと丁寧な経営分析を行っていかなきゃならないと思っておりまして、今後、来年度からは原価計算と申し上げましたが、詳細な経営分析が行える環境を整備するほか、経営改善を行う専門の担当部署も設けることとしておりまして、経営面からの指摘であるとか、収益に向けた具体的な提案、助言を直接各病院のほうに赴いて実施してまいりたいと考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 売り上げをふやすことだということで、一般の会社であれば、いい商品をつくって、それを販売をすると。今、今後やる中で原価計算とか経営分析とか改善ということをやっていくということで、そこからイメージされるものはどっちかというと、何ていいますか、縮減というか、削減というか、そういう効率化、大事だと思うんですが、一般の会社ですと、やっぱり売り上げを上げるためには営業努力と、営業が必要だと思うんですよね。今のお話ですと、患者数をふやすため、病床利用率をふやすため。診療報酬を上げるということは、高度な手術とかをするようなことだと思うんですけども、それをふやすための営業努力が必要だと思うんですが、それについてはどのような取り組みをしようとしているのか、お聞きしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) これまで地域連携部等を中心になんですが、紹介患者の積極的な取り込みであるとか、そういったことを取り組んできたところでございますが、今後重要なのは、先ほど来から申し上げております、診療科別にしっかりと分析をしまして、やはり各診療科ごとの診断の強み、いわゆる報酬を取れる強みであるとか特性をまずしっかりつかむこと。そして委員御指摘のとおり、特にその部分が弱いところにつきましては、集中的になんですが、いわゆる紹介病院のほうに営業に行くとか、そういった対策を今後とっていかなければならないだろうというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 少ししつこいんですけれども、専門家の知見を含めていろいろと検討してもらいたいと思うんですけど、さっき言った、紹介病院をふやすためにまず営業ですよね。営業は大事だと思うんですよ。やっぱりもうかるためには、やっぱり維持するためには利益上がらないといけない、そのためには営業もかけなきゃいけないと思うんですが、今、その営業という面ではどのようなことをしているんですか。一般会社だったらテレビCMとかを流しますし、営業マンが1件1件訪問して売り歩いてると思いますけど、病院のほうでは、営業というのはどのようなことを具体的にしているのか、教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山本副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(山本副参事兼経営企画戦略室長) これまでは地域連携部からの働きかけであるとか、各診療科のドクターが関連する病院、診療所等にお話に行かれまして、いわゆる患者さんの御紹介等のお願いをしてたという状況でございます。  今後との違いは、そこに今後は経営管理課も主導となりまして、できれば専門のアドバイザー等も導入しまして、より効率的なというか、確実性の高い営業、どういった形で各病院に紹介をお願いしたらいいかとか、こういう診療の特性を見せにいったらいいかとか、こういった話を、実は経営管理課が病院と一緒になって考えていくというところが来年度以降、大きな違いと思っております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 最後、要望ですけれども、何ていいますか、私は病院経営は詳しくはないですけど、やっぱり営業が足らないんじゃないかなと。やっぱり公立病院としての営業。品質を上げることは大事だけど、営業努力が必要かなと。そのときに、やっぱりやってるようですけど、紹介してくれる病院に1件1件、頭を下げて挨拶で回るとか、どぶ板というか、そういうのは結構大事だと思うんですよね。これは民間の総合病院、本当に大きな病院でもやっぱりやってますよ。専門のスタッフは地域を回って挨拶して、何かあったら、うちの病院紹介してくださいねと。多分、そういう営業努力が今後公立病院も必要だと思いますから、そのあたり、力をぜひ入れていただきたいと思います。  以上です。     (伊藤和男委員、「ちょっと関連でいいですか」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 今、秋林委員のあれで営業の話出ましたけども、徳洲会千葉西総合病院は1カ月3億の黒字なんですよ。それには種をまいてる。2週間に1回、土曜日、2時から4時まで市民講座やるんですよ。心筋梗塞、心臓病、院長がやる。集めるのは、組織挙げて事務屋さんが全部集める。事務屋さん、大変だと。その町内や集落、いろんな団体を集めて講演を聞きに来てもらう。こうやったらこういう心筋梗塞になりますよ、動脈硬化が進みますよ、悪くなったら、うちで診ますよ。それ、院長が筆頭になって講演をやる。だけど、集めるのは事務屋さん。事務屋さんが必死に集める。  それと日本医科大学千葉北総病院。日本医科大学千葉北総病院もそうですね。これは毎月はないですけど、2カ月に1回くらい、これも市民講座。これは規模が大きくて、今、前段に言った徳洲会千葉西総合病院は大体50人から100人。これを2週間に1回、日本医科大学千葉北総病院は2カ月に1回やってるのは、やっぱり300人、500人単位でこれを集めてやってますよ。  やっぱり予防医学をどんどんどんどんやってく、いろんな講師も呼んでくる。脳外なら上山さん。いるよ、北海道のね。ああいう人が来てやるわけ。悪くなったら、この病院で診ますよ。そういうことを、やっぱり種をまかなければ。秋林委員が言うように、とにかく1件1件やるのも大変だと思うから、何か今までと違う戦略をやっていく、それが必要だと思います。だから、前例がないから、周りはこうやってたから。それにやってたでは本当の改革はできない。せっかく局長がかわって、みんな一丸となってやってもらえれば、すばらしい成果を出せると。  それと、この病院局の皆さんは本当に大変。今、7,000人いる県の職員に、よくやるねと。今度、病院局さ行って頑張ってくれと言うと、堪忍してくれと。病院局さは行きたくないと。常任委員会でうるさいのがいる。それと、仕事が常に毎日毎日忙しくて日々地獄だと。私を病院局さ行かないようにしてくれ、そういう職員の多いことね。それほど病院局は大変だと。職員の中でも、そう評価しています。  そういうところですけど、しかし、県民の命を守ると、そういう大きな使命を果たしてる。そういったことを実践してもらう皆さんに感謝しますけど、今、単なる形式だけの改革ではなくて、本当に患者さんにもいい、そして病院の経営の安定を図るためにはどうしたらいいか。そういうものを思い切ってやらなきゃ。山本経営企画戦略室長の前の人なんか、全然やらなかったのよ。今度やるなと思って期待してますので、よろしくお願いします。  終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質問はございますか。
     入江委員。 ◯入江晶子委員 1点お伺いいたします。東千葉メディカルセンターへの県立病院からの看護師派遣についてお伺いいたします。東千葉メディカルセンターの法人との協定を結んでいると思いますが、どのような内容か。また、これまでの派遣実績と今後の見通しについてどうか。あわせて、県立病院からどのようなキャリアを持つ看護師が派遣されているのか、お答えいただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  まず、派遣に係る協定の内容でございますが、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律及び公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の定めるところによりまして、派遣職員の勤務条件ですとか派遣期間、福利厚生等について取り決めしているところでございます。これまでの派遣実績でございますが、平成24年度から看護師等を派遣しておりまして、令和2年度は15名を派遣しております。  今後の見通しにつきましては、東千葉メディカルセンターからの要望を踏まえまして、職員の派遣につきまして適切に対応してまいりたいと考えてます。  それから、どのようなキャリアの看護師なのかでございますが、令和2年度につきましては、東千葉メディカルセンターからの要請に基づきまして、副看護部長1名、看護師長2名、副看護師長2名、看護師等10名を派遣してるところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 確認なんですけれども、先ほどの取り決めの中で給与にかかわる報酬ということについて教えていただきたいんです。昨年来、東千葉メディカルセンターにおける告発事案によって、給与の不正取得というのが残念ながら健康福祉部の職員において発覚いたしました。県立病院のほうからも看護師を派遣しているということで、こちらについてはどのようにチェックを行っているのか教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 給与につきましては、経営管理課で実際の額を確認しております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。市町が行った、また千葉県が調査をしたところ、事務部門に関しての給与のチェックというのは非常にずさんであったと。人事評価についても全く無視したような、非常にでたらめなことが横行していたということですが、看護部局についてはきちんと人事評価を行っていたということで、給与についても適正な額が支給されていたということをお聞きしております。県立病院から派遣されていた看護師の方が設立当初からかなめになって、こちらの団体に貢献されているということがありますので、そういった状況をお聞きして非常によかったなと。県立病院としてきちんとチェックされてるなということが確認できて、この点については、引き続きしっかりとこれからもチェックしていただきたいというふうに思っております。  それから、東金病院が廃院して、その後継医療機関を東千葉メディカルセンターが担っているわけです。先ほどの答弁では、いつまで看護師の派遣をするのかは、見通しについてはまだわからないということでしたけれども、引き続き東金病院の後継医療機関でもありますので、できる限りの県立病院としての支援をしていただきたいということで、これは要望とさせていただきたいと思います。  終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにありますか。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 議案の中でも医師の確保であるとか、働き方の改革であるとか、大きな課題がある中でありますけれども、私のほうからは女性医師等の活躍推進の状況について、直近の状況を確認させていただきたいと思います。  女性医師の3年間の雇用状況について、どうか。離職防止や働き方改革に関する病院局の取り組み状況はどうか。それから、医療関係者、職員の男女別の育児休業の取得状況はどうか。最後に、男性の医療関係職員の育児休業について取得目標はあるか。お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  女性医師の3年間の雇用状況でございますが、平成30年4月1日現在の女性医師数につきましては、常勤医師314名のうち66名が女性でございます。平成31年4月1日現在ですと320名のうち67名、令和2年4月1日現在ですと常勤医師329名のうち68名となっております。女性医師の離職防止や働き方改革に関する病院局の取り組みということで、女性医師に限ったものではございませんが、令和6年4月からの医師の時間外労働時間の上限規制に伴いまして、医師の働き方改革に向けた取り組みについて現在検討してるところでございます。  それから、県立病院に勤務する医療関係職員の男女別の育児休業の取得状況でございますが、令和元年4月1日から令和2年3月31日までの1年間で新たに育児休業を取得した職員は56名であり、うち男性は1名でございます。  あと目標でございますが、これ、医療関係職員に限ったものではございませんが、千葉県職員仕事・子育て両立支援プランにおきまして、男性職員の育児休業取得率50%。これは知事部局も含めて同じ数字でございます。それから、男性職員の出生前後8週間の連続休暇取得率80%、これも知事部局なんかは同様ですが、この数字を目標としております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございます。現状、働き方改革については男女問わず検討して、現場の声を入れていただきながら働き続けていただけるような環境整備ということを要望したいと思いますし、現状と目標がかなり乖離してる状況であります。しっかりと取得していただけるように、まずは医師の確保なんでしょうけれども、環境というか、風土というか、空気を変えていただくことを要望したいと思います。  働き続けるというところで、県立病院の院内保育の実施状況についてもちょっと確認させていただきたいと思いますが、院内保育の状況と、あと病児保育の状況、また医療的ケア児の受け入れ状況といったものはどうなっているのか教えていただけますか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 現在、がんセンター、救急医療センター、こども病院、循環器病センター、佐原病院で院内保育を行ってます。  それから、病児保育の実施状況でございますが、循環器病センターが平成27年から、こども病院は昨年12月から開設をしております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 どうもありがとうございます。こういった看護師さん、医療従事者の方々含めた、働くことを継続できる──もちろん、いざというときは、お子さんが病気のときは休める環境というのももちろん用意をする必要はありますけれども、24時間365日、県民の命を守っていただくための対応となりますので、当局におかれては、引き続き現場の声を生かしながらの検討を求めて終わります。ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 まず1点目なんですが、県立病院における医療従事者並びに入院関係者に対する検査ですね。PCR検査、抗原検査などの検査の実施について、今年度、まだ3月があります。そして4月以降、どのような方針で県は臨まれるのか。ぜひ私は社会的、定期的な検査の実施を求めますが、いかがでしょうか、お答えいただきたい。  2つ目、県立がんセンターにおける臨時医療施設が開設をされております。これによって、聞き及ぶところ、がんセンターの1病棟が閉鎖になっているということなんですが、何病床、これによって影響を受けているんでしょうか。閉鎖になった理由は何でしょうか。  それから3つ目、県立病院の医療従事者への慰労金の支給についてです。私どものところに御友人を通して、1月の初めごろでしたか、中旬ごろでしたか、私には慰労金が来ないのかしらという問い合わせがございました。県立病院の医療従事者への慰労金は何月に申請して何月に支給するとなっていたのか。そして、1月末段階で各県立病院における慰労金支給状況はどうであったのか。各病院ごとについて状況をお聞かせいただきたい。  最後、4つ目ですが、臨床研修医によるパソコン紛失問題というのがありました。これは個人のパソコンだったのか、それとも貸与のパソコンだったのか。  それから、いわゆるルールというんですかね。個人情報の取り扱いについては、県立病院の中においてプライバシーポリシーというような、そういうルールがあると思うんですけれども、それに照らして今回の事案というのはどういう問題があったのか。  以上、4つの内容です。よろしくお願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(田中副参事兼医療安全安心推進室長) 医療安全安心推進室でございます。  まず初めに医療従事者、そして入院患者に対するPCR検査の実施についての御質問にお答えいたします。  まず、医療従事者へのPCR検査につきましては、先ほどもちょっとお話をしましたけれども、まず通常考えられることは、症状の出た病院職員、医療従事者につきましては、すぐに病院のほう、診療を受けていただいて、行政検査によってPCR検査を受けていただくというのが1つでございます。また、症状の出ていないような医療従事者についてスクリーニング検査を行うかどうかについては、各病院の対応がおのおの異なっております。特に感染リスクの高いようなコロナ患者受け入れ病棟の従事者などには、先ほど申し上げたとおり、佐原病院などでは定期的な検査も行っているところでございます。  また、入院患者につきましては、基本的には入院する最初の段階で、それなりの症状が認められる方全員に対してPCR検査を行う、あるいは手術などを行う前にもPCR検査を行う等、適宜入院患者に対するPCR検査は実施しているところでございます。また、来年度以降の実施につきましては、新型コロナの感染症拡大の状況等、それから国や県の今後の動向等に注視しながら、その対応については病院として協力をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  まず、1病棟を運用してないということで、42床休床しております。  それから、何でがんセンターかといいますと、設置主体は県でございますが、運営を県立病院が受託しております。がんセンターの9棟に開設しておりまして、そういうことでがんセンターの看護師を中心ということで、がんセンターのスタッフを中心に従事させてますので、がんセンターの病床を1病棟休止しております。  それから、慰労金につきましては、慰労金の交付決定件数は3,516件、そのうち職員等へ支給を完了した件数は1,379件となっております。残りの2,137件につきましては、1月に追加申請を行った11件を除きまして、全て県から入金があったところでございまして、2月下旬から3月上旬にかけて順次支給を行ってまいります。  それから、紛失したパソコンの関係は私用パソコンでございます。  それから、ルールにつきましては、所属長の許可を受けまして利用することが認められておりまして、所属長の許可を得ております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 まず、コロナの対応で、県立病院におけるPCR検査などの検査は全く変わっていないという認識で、これでいいんでしょうかと。本当にちょっと耳を疑う現実なんですが、もちろんワクチン、これ、本当、同時並行で進めていかなければならないことです。ワクチン、まだ県立病院の医療従事者に打ってるとか、もう完璧にできてるということではないわけですから。もう各県で始まっている。今、御答弁ありましたけど、各病院ばらばらのようなんですが、じゃ、佐原病院のように定期的に検査をやっている県立病院というのはほかにあるんですか。  それから、国が令和3年2月2日に変更になって、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針というのが出ておりますよね。ここに、医療施設の問題については、どのように国は対処方針で呼びかけていますか。それをどう県立病院として、局長、受けとめてるんでしょうか。この国の方針に、先ほどありました国の動きを見てとありました。国がどう言ってるのか、それをどう受けとめてるのか、お答えをいただきたいと思います。  それから、医療従事者への慰労金。これね、まだ3,500件のうち2,100件以上が、3分の2がいってない、そういう現状ですよね。これ、やっぱり遅いんじゃないかと。そして、医療従事者がコロナやその他の本当に緊迫した状況の中で、ほかの人もらってるんだけど、私はもらえないんだろうかというような余計な、そういう思いに陥っていると。これ、本当に深刻だと思うんですね。これ、遅いんじゃないですか。速やかにやらなきゃならない。3分の2がいってない。1月末段階で全く1人にも渡していなかった県立病院というのは、そこを責めるわけじゃないんですが、どこでしたか。システム上は、やっぱりそういうことを変えていかなきゃならないと思うのですが、どうでしょうか。  それから、がんセンターの42床休床ということで──休床というか、病棟を閉鎖している。この閉鎖の理由は、医師や看護師がコロナで対応してるから、本当ならば42床を医療従事者が診れるんだけれども、コロナの対応のためにスタッフがそっちに行っちゃってるから42床が病棟閉鎖になってる、そういうことでしょうか。確認をします。  最後、パソコンの紛失の問題は、ルールはあるんですか。ちょっと県からいただいた紙を読みますと、最後のところに、パソコンのログインパスワードに加えて、個人情報を含むデータにパスワードを設定して情報漏えいのリスク対策を強化しますと書いてあるんですけれども、そもそもルールはあるのか。そして、こういう一番最後に書いてある1行、これをルールに追加するということなんですか。お答えいただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(田中副参事兼医療安全安心推進室長) 医療安全安心推進室でございます。  新型コロナウイルスのPCR検査について、医療従事者へのスクリーニング検査についての御質問でございますけれども、現在、先ほど申し上げたとおり、佐原病院では新型コロナウイルス感染症患者を受けている病棟勤務の職員を中心に月2回程度、スクリーニング検査を行っていると申し上げました。また、現在、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている循環器病センターにおいても、スクリーニング検査を行うかどうかについては現在院内で検討中でございます。また、そのほかの県立病院につきましては、常時、コロナ患者が入院しているわけではございませんので、特に具体的な検査の方法等に決まりはございません。  PCR検査を行うことについては、いろいろメリット、デメリット、あるところなのでございますが、まず我々病院職員といたしましては、院内感染を発生させない、院内感染対策を徹底するということがまず重要であると考えておりまして、一律に無症状の病院職員に対しても定期的にスクリーニング検査を行うということについては、現状においてメリットは特に認められないというふうに考えております。あくまでもPCR検査によらず、院内感染対策の徹底によって感染防止をすることが病院経営の戦略上大変重要であるというふうに認識しておるところでございます。  また、国の動きでございますけれども、国におきましては、特に病院職員に対してスクリーニング検査を行いなさいというようなことは申し上げておりませんけれども、ただ、もし無症状の方に幅広く検査を実施するのであれば、その方というのは、特に濃厚接触者ではありませんから、その後の14日間の健康観察とか、そういったものは必要ないですよというような通知をいただいているところでございます。国においても、ですから、特に一律にPCR検査を医療従事者に実施すべきというような御通知はいただいていないところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  まず、慰労金の関係ですけども、今支給してない病院はがんセンター、それから精神科医療センター、それから佐原病院になります。これにつきましては我々も認識しておりまして、病院局に入金次第、速やかに職員に支給手続を進めてまいりたいと考えております。
     それから、がんセンターの関係なんですけども、臨時施設、病院局が運営を受託してるということで、がんセンターの脇ということで、先ほど繰り返しました、がんセンターのスタッフを中心にやっておりますが、1病棟閉鎖しておりますが、他の病棟に入院患者を割り振るなど、がんセンターの本来の診療に影響が生じないように運営を続けているところでございます。  それから、パソコンの関係でございますが、委員御指摘のあったパソコンのログインパスワード、これにつきましては、個人情報を含むデータにパスワードを設定するようにということで病院のほうに周知をしまして、徹底を今後図ってまいりたいと考えております。     (みわ由美委員、「答弁漏れ。ルールはあるのかということについて」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) 武内経営管理課長。 ◯説明者(武内経営管理課長) 経営管理課長です。  千葉県情報セキュリティ対策基準というのがございまして、その手続に基づきまして、所属長の許可を得て利用することになっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 PCR検査、県立病院における検査の問題で、無症状の方にやることについてメリットは考えられないというような趣旨の御答弁でしたけれども、全く違っていますよ。全く違っている。感染症の基本。私、医師ではありませんけれども、ここは局長の見解を伺いたいと思います。  菅首相が議長を務める、ことし1月の第1回経済財政の会議で、これ、サントリーホールディングスの社長、新浪剛史氏が、これ、本会議で言いましたから繰り返しませんけれども、これまでのような濃厚接触者だけを追いかける、そういうことではなくて、やっぱり無症状者へのPCR検査の大幅拡大、これを政府のほうでも主張する。それから、ノーベル賞だとか受賞なさってる、ノーベル生理学・医学賞の本庶佑さん、山中氏らが同様の主張をやっているわけですよね。国の方針についても、さっき御答弁されなかったけれども、驚きですよ。埼玉県も神奈川県も今この方針でやっている。局長、御存じないですか。医療施設についての基本対処方針、ここにどう書いてありますか。そこをお述べにならなかったんだけど、局長、医療・介護従事者、入院・入所関係者に対して、国はどういうふうに呼びかけてますか。お答えください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(田中副参事兼医療安全安心推進室長) 済みません、医療安全安心対策室でございます。  まず、医療従事者に対しまして、無症状の方にPCR検査を行うことについてメリットは認められないと考えていると申し上げた件でございますけれども、現状におけるCOVID−19の感染の仕方、感染力、そういったものを勘案しますと、現状においてメリットは感じていないというふうに申し上げたまでで、今後、変種のウイルスなどが出てきたり、また違う感染症であればまた違う対応が考えられるというふうに考えておりますので、あくまでも現状においては、医療従事者全員に対するスクリーニングというものよりも、あくまでも感染防止対策を徹底すると。感染しないんだということが必要であり、また感染しないんだという対策については、感染させないという対策もしておりますから、万が一、医療従事者で陽性者がいたとしても、その人が職場にいたとしても、感染をほかの職員にさせないという対策の徹底を重視していきたいと考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 局長の答弁を伺いたいと思います。見解を伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山崎病院局長。 ◯説明者(山崎病院局長) 御指摘の国の通知というのが、医療施設とか高齢者施設の職員、入所者の検査計画を県として提出するようにということになってると承知しておりますけれども、これ、健康福祉部のほうで所管ということになると思いますが、健康福祉部では地域を特定、感染が多く発生している地域での高齢者施設について計画を提出するというふうに、千葉県としてはそういう方向というふうに聞いておりまして、現時点で全ての医療施設の検査計画というふうには健康福祉部からは聞いていないところでございます。  あと、病院におけるPCR検査のスクリーニングをやるかどうかというのは、私も県立病院だけでなく、他のコロナ感染者、多く診療に当たっている病院の先生なんかの意見を聞くこともありますけれども、ここはさまざまであるというのが現状だと私は認識してます。やっぱり無症候の人へのスクリーニングということを、感染症の専門家であっても、一概に全員がやるべきと言ってるわけではないというふうに考えております。私ども県立病院においては、佐原病院と各病院で対応は違っておりますけれども、それぞれの病院でコロナ感染症、1つの病棟単位で受けておりますので、その職員を含めた病院全体の中での検討をしまして、現時点でこういう方向でいきたいというのが病院ごとに結果として違ってるところでございます。私といたしましては、今後、国や県の方針は当然踏まえて検討を、例えば県のほうから医療施設も全部ということになれば当然、そういうことで考えていきますし、健康福祉部とも連携を密にしながら、また各病院とも意思疎通を十分に図りながら、やはり今、ただ、コロナ対応はかなり大変ですので、やはり現場がやりやすい、そういう形をなるべく尊重してやりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 無症状者に対する検査、スクリーニング、メリットは認められないとおっしゃった、そのことに局長も同じ考えであるということでよろしいでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山崎病院局長。 ◯説明者(山崎病院局長) 私、いろいろな意見の方が専門家でもいらっしゃるというふうにお答えをしたところですので、そのような状況というふうに受けとめております。全員がメリットがないと言ってるわけではないと思っております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 大変曖昧な答弁であり、このことを否定されなかったということで問題だというふうに思います。  実は高齢者施設は大変、県全体で見てもクラスター、それから感染者、大変多いです。一番多い。だけど、その次に多いのが医療施設です。1月、2月の県内の状況を見ますと、人数的にも、施設数は高齢者福祉施設よりも若干少ないけれども、医療施設の人数がぐんぐんぐんぐん今上がってきております。私の住んでる松戸市内でも、今、複数の病院の中でクラスターが起き、大変苦しんでいます。  国の対処方針では、もう読み上げちゃいますけれども、感染が拡大している地域においては、ここ千葉県、そうですね。「医療・介護従事者、入院・入所者等関係者に対し、抗原定性検査やプール化検査法を含むPCR検査等による幅広い検査の実施に向けて取組を進めるとともに、院内・施設内感染対策の強化を図る」と。「政府と都道府県等で協働して今後の感染拡大局面も見据えた準備を進めるため、厚生労働省は、財政的な支援をはじめ必要な支援を行い、都道府県等は、相談・検体採取・検査の一連のプロセスを通じた対策を実施する」というふうに国が呼びかけ、関東近県、これ、始まっています。千葉県でも高齢者施設がやっていますけれども、今、やっぱり県立病院が先頭に立って、コロナのいわば中心的なことを今果たしておられるわけですから、やっぱりやっていただきたいということを重ねて要望しておきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質問はございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、特に委員長報告すべき事項がございましたら御発言願います。──特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。  以上で病院局関係の審査を終了いたします。  暫時休憩いたします。        午前11時53分休憩        ─────────────────────────────        午後1時0分再開 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開いたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(健康福祉部関係) ◯委員長(小野崎正喜君) これより健康福祉部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案の審査を行います。  健康福祉部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁等については、全て着席したままでお願いいたします。  加瀬健康福祉部長。 ◯説明者(加瀬健康福祉部長) それでは、今回提案しました健康福祉部関係の議案について御説明いたします。  本日、常任委員会において御審議いただく議案は14件でございます。  初めに、議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算については、3月に知事選挙を控えていることから骨格予算として編成しておりますが、県民の生活、健康、命にかかわる1日の空白もなく継続して取り組むべき事業については、年度当初から着手できるよう、必要額4,243億4,915万5,000円を計上しています。これを前年度当初予算と比較すると、額で460億8,849万8,000円、率で12.2%の増となります。  当初予算の主な内容を申し上げますと、1つとして、令和3年度も新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すため、入院患者受け入れのための空床・休床確保、医療機関向け個人防護具の確保、臨時医療施設の整備運営、入院医療費の公費負担、PCR等検査体制の充実、軽症者等のための宿泊施設の確保、自宅療養者への支援などに必要な経費を計上いたしました。2つとして、保育士の確保、定着を図るため、給与上乗せのための助成を行う千葉県保育士処遇改善事業など、子育て環境の充実に必要な経費を計上しました。3つとして、地域医療を安定的に提供するため、医師、看護師の確保、定着を図る医師修学資金貸付事業や保健師等修学資金貸付事業など、医療の充実に必要な経費を計上しました。4つとして、重度心身障害者・児の医療費の負担を軽減するため、医療費助成を行う市町村に対し補助を行う重度心身障害者(児)医療給付改善事業など、福祉の充実に必要な経費を計上いたしました。  次に、議案第7号、議案第8号及び議案第9号は特別会計に係る令和3年度当初予算で、母子父子寡婦福祉資金に2億9,534万8,000円、心身障害者扶養年金事業に7億6,356万5,000円、国民健康保険事業に5,106億1,123万5,000円をそれぞれ計上するものでございます。  次に、議案第25号、議案第31号、議案第32号及び議案第33号は、令和2年度補正予算に係るものでございます。  議案第25号令和2年度千葉県一般会計補正予算(第12号)は、引き続き新型コロナウイルス感染症に対応するために必要な経費を計上するとともに、人件費、社会保障費などについて、実績を踏まえた減額を行った結果、46億2,410万4,000円を減額補正し、既定予算と合わせて5,534億2,290万2,000円にしようとするものであります。  また、議案第31号、議案第32号及び議案第33号は特別会計に係る令和2年度補正予算で、母子父子寡婦福祉資金においては4,831万1,000円を増額補正し、既定予算と合わせて3億3,342万1,000円に、心身障害者扶養年金事業においては5万円を減額補正し、既定予算と合わせて7億5,836万8,000円に、国民健康保険事業においては38億7,652万9,000円を増額補正し、既定予算と合わせて5,155億8,656万8,000円にしようとするものであります。  次に、議案第53号調理師による県民の食生活の向上に関する条例の一部を改正する条例の制定については、営業許可業種の区分の見直し等による食品衛生法施行令の一部改正に伴い、調理師法施行規則が一部改正されたことを踏まえ、所要の規定の整備を行うものであります。  次に、議案第54号児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、厚生労働省組織規則等の一部改正により、児童自立支援専門員養成所の名称が人材育成センターに改められたこと等に伴う所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第55号千葉県安心こども基金条例の一部を改正する条例の制定については、国の制度改正により新たな事業が追加されたことに伴い、千葉県安心こども基金条例の失効期限を延長するものであります。  次に、議案第65号及び66号は、いずれも権利の放棄についてであり、議案第65号は、生活保護法の規定による返還金債権、議案第66号は、生活保護費の過支給に伴い発生した返還金債権のうち、それぞれ回収が不可能と認められた債権について、権利の放棄を行おうとするものです。  次に、2月12日に追加で提案しました健康福祉部関係の議案について御説明いたします。  議案第82号については、緊急事態宣言の延長や国の第3次補正予算の成立などを受け、新型コロナウイルス感染症対策の強化や、感染症の影響により収入が減少した世帯への生活福祉資金の貸付原資の積み増しに係る経費など、速やかに対応しなければならない事業に係る予算として118億9,700万円を追加計上いたしました。これにより、補正後の健康福祉部予算は5,653億1,990万2,000円となり、前年度2月現計予算と比較すると60.3%の増となります。  続きまして、この際、健康福祉部の当面する諸問題等について4点御報告をいたします。  1点目は、新型コロナウイルス感染症への対応についてでございます。  本県における新型コロナウイルス感染症の新規感染者については、相次いで発生したクラスターの影響などもあり、年末から年始にかけて急激に増加し、医療崩壊が始まるという厳しい状況となりました。こうした状況の中、本年1月22日からは、県内全域を病床確保計画の最も深刻なレベルであるフェーズ4−2に移行し、確保病床数を増加させるとともに、新型コロナウイルス感染症患者用病床を効率的に運用するため、退院基準を満たしているものの、引き続き入院管理が必要な患者の転院先となる後方支援医療機関の確保を図っているところでございます。  なお、2月5日から患者の受け入れを開始した臨時医療施設につきましては、2月21日までに13名の患者を受け入れています。また、2月21日現在の入院患者は9名となっています。  また、感染拡大防止対策については、1都3県で足並みをそろえ、県民の皆様へは不要不急の外出自粛の徹底をお願いするとともに、事業者の皆様へは営業時間の短縮の要請などの緊急事態措置を行ってきたところです。県民の皆様一人一人、また、事業者の皆様が徹底した感染防止対策等に御協力いただいた結果、1月7日の緊急事態宣言開始から2週間経過したころから、新規感染者の発生の抑制について一定の効果を得ることができました。ワクチン接種については、先週から医療従事者への接種が始まり、市町村において、4月以降の高齢者から始まる接種に向けて準備を進めているところです。県としては、多くの県民の方々に接種を受けていただきたいと考えており、安心して接種を受けられるよう、国や市町村、医療関係団体と連携し、ワクチン接種体制の整備、正確な情報提供、副反応等に対応するコールセンターの設置などを進めてまいります。引き続き新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策と必要な医療を提供できる体制整備に全力で取り組んでまいります。  最後に寄附金についてですが、本県の新型コロナウイルス感染症対策には、今年度、県内外の個人や団体から多くの御寄附をいただいており、寄附金の申出額は1月末時点で約4億1,581万円となりました。多大なる御支援に対し、深く感謝申し上げます。これら寄附金については、入院医療費の公費負担や検査体制の確保といった施策に活用させていただいております。  なお、千葉県における新型コロナウイルス感染症の感染状況等の詳細につきましては、後ほど健康危機対策監より御説明をいたします。  次に、2点目は次期千葉県高齢者保健福祉計画の策定についてでございます。  団塊の世代が75歳以上となる2025年や、現役世代が急減し、団塊ジュニアが高齢者となる2040年を見据え、令和3年度から5年度までを期間とする次期千葉県高齢者保健福祉計画の策定を進めております。本計画では、高齢者の活躍支援と地域包括ケアの推進を基本目標に定め、高齢者が個性豊かに生き生きと安心して暮らし続けられる地域社会の実現を目指して各種施策に取り組んでまいります。  3点目は、障害のある人に関する2つの計画の策定についてでございます。  まず、千葉県障害者計画では、障害のある人が地域でその人らしく暮らせる共生社会の構築を目標に、入所施設等から地域生活への移行の推進や障害のある子供の療育支援体制の充実、就労の促進などを主要な施策として取り組むこととしております。  次に、県がこれまで行ってきた障害のある人の文化芸術活動の推進に向けた取り組みをさらに発展させるため、新たな千葉県障害者文化芸術活動推進計画の策定を進めております。本計画では、障害のある人が多様な文化芸術活動に参加できる環境の整備等を目指して各種施策に取り組んでまいります。  4点目は、AED等普及促進計画についてでございます。  AED等普及促進計画については、令和3年4月の次期計画施行に向け策定手続を進めており、外部有識者等からの意見やAEDの使用方法がわからないという声が多かった世論調査の結果を踏まえ、AEDを実際に使用できる人をふやすための取り組みに重点を置くことといたしました。次期計画のもとでも、引き続き誰もが自発的かつ積極的にAEDを用いた心肺蘇生法を実施できる環境づくりに取り組んでいきたいと考えております。
     以上、今回提案しました議案の概要と当面する諸問題について御説明をいたしました。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) ただいま加瀬健康福祉部長より、新型コロナウイルス感染症の感染状況等について健康危機対策監から説明させたい旨の発言がありましたので、その報告を求めます。  久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) では、説明させていただきます。こちら、お手元にお配りしてあるグラフを見ていただけますでしょうか。  まず、グラフの説明する前に、昨日の21時現在の数字をちょっと2つほど説明させていただきたいと思います。新規感染者数、直近7日間平均141.9人となっております。新規感染者数の1週間単位の増加比です。これは1.17倍という形になっております。非常に厳しい数字が、きのうの夜9時現在で出ております。141.9人で増加に転じて1.17倍、前の週に比べて増加にあるという形になっております。  こちら、見ていただけますでしょうか。一番上のグラフから説明させていただきます。  1都3県人口10万対陽性者状況を示しております。これ見ていただくと、1都3県ともに、この1週間ぐらいがブレーキがかかってきております。新規感染者数、直近7日間平均に関しても、これ見ていただくと、千葉県の数字、直近1週間、ブレーキがかかってきております。なかなか減ってこないです。先週に関しては、若干ですが、ふえ始めています。  裏を見ていただいて、こちらですね。新型コロナウイルス感染症検査陽性割合の推移です。5%ぐらいのところで停滞しております。5%を、数字を切るところまでいっておりません。  月別の最大重症者数、死亡者数の推移も見ていただくと、いわゆる第3波、この2月、1月の数字が大きい数字になっております。  次のページをおめくりいただいて重症者数の推移ですね。こちら、折れ線グラフになっております。今回、ピークが55人で、25人まで減ってきております。ただ、依然、高齢者施設、あるいは病院でのクラスターが続けておりますので、なかなか、これから重症者数、減るかどうかが微妙なところになっております。  今言いましたクラスター状況を見ていただければ、その下のこちらの表になりますけども、1月、2月ですね。2月もまだ高齢者施設が14カ所で医療機関も9カ所、合わせて23カ所という数字です。病院と高齢者施設合わせると、かなりの数がまだ依然出続けております。60歳以上の割合の方も一時期、1週間平均40%近い数字にもなっております。  その次おめくりいただいて、市町村別の5月25日までと5月26日以降の数字が出ております。これ、上と下、見比べていただくと、いわゆる第1波があったときには東葛南部、北部医療圏、松戸市、市川市、船橋市あたりが中心に感染者数があったんですけども、今回、千葉医療圏まで多い市がふえております。あともう1つは、全圏域、どこの市町村でも、ほぼ感染者が出るというような状況になっております。  その次見ていただけば、年代別陽性者数になっております。これ全体で見ると、5月25日までと5月26日以降、やっぱり20代、30代の割合がふえております。  その次以降の説明に関しては、お時間のあるときにちょっと見ていただければと思います。今ある状況の付加的な説明になります。基本的には、今、千葉県は非常に厳しい段階にいるという形になります。  以上になります。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、初めに、議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課の井上でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の健康福祉政策課分について御説明いたします。  お手元の議案説明補足資料(当初予算案関係)の77ページをお開き願います。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額64億4,832万8,000円。この主な内容でございますが、1、人件費63億4,216万1,000円は、福祉関係事務を所掌する本庁7課、出先機関11機関の職員人件費でございます。3、人権啓発促進事業9,195万円は、人権尊重意識の向上や理解の促進を図るための広報啓発及び市町村が設置する隣保館運営費の補助に要する経費等でございます。  78ページをお開き願います。第3項第1目生活保護総務費、予算額287万円は、健康福祉センターの生活保護業務に要する事務費でございます。  79ページをごらん願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額103億6,907万7,000円。この主な内容でございますが、1、人件費102億15万9,000円は、衛生関係事務を所掌する本庁6課、出先機関22機関の職員人件費でございます。  80ページをお開き願います。第6目衛生研究所費、予算額2億4,737万8,000円。この主な内容でございますが、1、運営費1億6,231万4,000円は、衛生研究所の運営に要する経費でございます。  81ページをごらん願います。第3項第1目保健所費、予算額6億740万1,000円。この主な内容でございますが、1、運営費4億3,020万1,000円は、保健所の運営に要する経費でございます。  82ページをお開き願います。第4項第1目医務費、予算額161億6,809万3,000円。この主な内容でございますが、3、病院事業会計負担金118億2,993万1,000円は、病院事業会計において実施している高度特殊医療や救急医療等、行政が負担すべき経費について、地方公営企業法の規定により、その一部を一般会計が負担するものでございます。5、地域医療介護総合確保基金事業38億3,656万7,000円は、地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律に基づき、国の交付金等を原資に基金を造成するほか、地域在宅医療体制構築支援事業や地域医療構想寄附研究部門整備事業など、在宅医療の充実や地域医療構想の推進に向け、基金を活用して実施する各種事業に要する経費でございます。6、東千葉メディカルセンター助成事業3億3,590万円は、センター整備に係る起債の元利償還を支援するため、東金市、九十九里町に対し交付金を交付するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課長の田中でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の健康福祉指導課分について御説明をいたします。  同じ資料の83ページをごらんください。第3款第1項第1目社会福祉総務費42億5,805万5,000円でございますが、この主な内容としては、4番目、社会福祉団体育成事業11億3,252万1,000円は、社会福祉団体の活動促進や育成指導のための助成など、また、下から2行目の14番、千葉県社会福祉センター整備事業15億6,842万9,000円は、千葉県社会福祉センターの建設に要する経費でございます。  次に、84ページをお開きください。第3目老人福祉費1,471万6,000円は、介護サービスの情報公表に要する経費などでございます。  次に、85ページをごらんください。第4目遺家族等援護費7,001万5,000円は、戦没者遺族等の援護に要する経費でございます。  次に、86ページをお開きください。第3項第1目生活保護総務費18億6,311万8,000円でございますが、この主な内容は、2番目、生活保護事業18億4,467万5,000円は、居住地がないか、または明らかでない者に対し市が支弁した保護費についての県の負担金などでございます。  次に、87ページをごらんください。第2目扶助費38億1,287万円は、町村部に係る生活保護に要する経費でございます。  次に、88ページをお開きください。第3目生活保護施設費2,667万1,000円は、民間救護施設における職員設置費に対する補助などでございます。  次に、89ページをごらんください。第4款第1項第5目成人病対策費9億2,027万2,000円でございますが、この主な内容は原爆被爆者等に対する各種手当等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課長の大野でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の健康づくり支援課分について御説明をいたします。  同じ資料の90ページをお開き願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額3億4,421万3,000円。この主な内容は、2、歯科保健対策事業2,470万円及び5、地域医療介護総合確保基金事業の歯科保健対策事業3,924万6,000円は、歯科口腔保健や在宅歯科診療の推進に要する経費でございます。6、自宅療養者支援事業2億5,048万4,000円は、新型コロナウイルス感染症で自宅療養されている方の健康管理や配食サービス等に要する経費でございます。  91ページをごらん願います。第5目成人病対策費、予算額7億1,402万円。この主な内容は、1、成人病対策事業2億9,258万3,000円は、自殺対策強化のための相談支援、人材養成、普及啓発等を行う自殺対策推進事業や千葉県がん対策推進計画に基づき実施するがん対策事業等に要する経費でございます。2、健康増進事業4億1,000万円は、健康増進法に基づき市町村が実施する健康増進事業に対する補助金でございます。  92ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額163万8,000円は、保健所において実施する栄養教室、保健福祉関係者による会議の開催等に要する経費でございます。  93ページをごらん願います。第4項第1目医務費、予算額59万3,000円は、千葉県公衆衛生学会の開催等に要する経費でございます。  94ページをお開き願います。第2目栄養指導費、予算額4,779万2,000円。この主な内容は、1、栄養指導事業3,832万6,000円は、調理師試験の実施等に要する経費でございます。2、食からはじまる健康づくり事業946万6,000円は、調理師による県民の食生活の向上に関する条例に基づく講習会の開催等に要する経費でございます。  95ページをごらん願います。第3目保健師等指導管理費、予算額339万1,000円は、保健師の資質向上を目的とした地域保健分野における研修等に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いをいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課の舘岡でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の疾病対策課分について御説明させていただきます。  同じ資料の96ページをお開き願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額10億3,746万4,000円。この主な内容でございますが、2の小児慢性特定疾病医療支援事業8億2,599万4,000円は、小児慢性特定疾病患者に対する医療費の公費負担等でございます。  97ページをごらん願います。第2目結核対策費、予算額1億3,216万8,000円。この主な内容でございますが、2の結核患者医療事業9,842万2,000円は、結核患者に対する医療費の公費負担等でございます。  98ページをお開き願います。第3目予防費、予算額293億8,052万3,000円。この主な内容でございますが、5の新型コロナウイルス感染症対策事業は、医療機関が患者受け入れのために確保した病床のうち、患者入れかえなどに伴う空床分や感染防止策などに伴う休床病床分に係る費用等でございます。  99ページをごらん願います。第5目成人病対策費、予算額71億9,243万円。この主な内容でございますが、1の難病対策事業71億7,764万3,000円は、難病患者に対する医療費の公費負担等でございます。  100ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額3億7,779万2,000円。この主な内容でございますが、2の感染症予防対策事業は、新型コロナウイルス感染症による医療機関等への患者の搬送経費等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の児童家庭課分について御説明いたします。  同じ資料の101ページをごらん願います。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額755万6,000円は、民間児童福祉施設が借り入れた施設整備の福祉貸付資金に係る償還元金及び利子に対して助成を行うものでございます。  102ページをお開き願います。第1項第7目婦人対策費、予算額3億6,317万1,000円。この主な内容でございますが、1、婦人対策事業1億2,383万3,000円は、婦人相談員の配置に要する経費や要保護女子の婦人保護施設への措置委託に要する経費でございます。2、DV被害者等の支援3,487万9,000円は、県のDV専門相談員や市町村職員などの資質向上を図るためのDV職務関係者等研修やDVの早期発見、未然防止に向けた広報啓発に要する経費等でございます。4、配偶者暴力相談支援センター事業2億414万7,000円は、配偶者暴力相談支援センターに係る経費でございますが、主なものといたしまして、女性サポートセンターの運営費や各健康福祉センターに配置されているDV専門相談員の人件費等でございます。  103ページをごらん願います。第2項第1目児童福祉総務費、予算額3,677万6,000円。この主な内容でございますが、2、児童育成事業3,109万6,000円は、家庭相談員の配置に要する経費等でございます。  104ページをお開き願います。第2目児童措置費、予算額89億1,778万7,000円。この主な内容でございますが、1、保護措置事業82億6,108万6,000円は、要保護児童の措置委託に要する経費や児童虐待防止対策に係る経費、社会的養護を要する児童の自立支援に係る経費等でございます。2、次世代育成支援対策施設整備交付金事業6億5,670万1,000円は、民間児童福祉施設等の施設整備費に助成を行うものでございます。  105ページをごらん願います。第3目ひとり親福祉費、予算額13億9,139万6,000円。この主な内容でございますが、1、ひとり親福祉対策事業7億6,033万円は、母子・父子自立支援員の配置に要する経費やひとり親家庭等医療費等助成事業など、ひとり親家庭の福祉に関する経費でございます。2、児童扶養手当支給事業6億3,106万6,000円は、児童扶養手当の支給に要する経費でございます。  106ページをお開き願います。第4目児童福祉施設費、予算額18億4,902万5,000円は、児童相談所及び県立児童福祉施設の運営や整備に要する経費でございます。  107ページをごらん願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額88億2,389万3,000円は、子供の疾病に係る医療費を助成する子ども医療費助成事業や不妊治療に係る経費を助成する特定不妊治療費助成事業など、母子保健の推進に係る経費でございます。  108ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額217万9,000円は、保健所で行う各種相談、指導に係る経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課長、米本でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の子育て支援課分について御説明いたします。  同じ資料の110ページをお開きください。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額1,377万9,000円は、民間保育所が借り入れた施設整備の福祉貸付資金に係る償還元金及び利子に対して補助する民間社会福祉施設整備資金借入金補助及び利子補給でございます。  111ページをごらん願います。第2項第1目児童福祉総務費、予算額1億1,309万2,000円。この主な内容でございますが、2、児童育成事業1,092万2,000円は、千葉県子ども・子育て会議設置に係る経費や、事業者の協賛により子育て家庭への割引サービス等を実施する企業参画型子育て支援事業などでございます。  112ページをお開き願います。第2目児童措置費、予算額547億474万6,000円。この主な内容でございますが、1、子ども・子育て支援事業355億9,514万9,000円は、保育所等に対する運営費の給付や地域における子育て支援事業への助成など、子ども・子育て支援に関する経費でございます。2、保育事業22億1,363万9,000円は、民間保育所等が国の基準を上回って保育士を配置した場合の経費に対して助成する保育士配置改善事業などでございます。3、保育所整備促進事業3億8,200万円は、待機児童の早期解消を図るため、国の助成で行う保育所の施設整備費に県が独自に上乗せを行い、保育所の整備を促進するものでございます。4、賃貸による保育所・小規模保育事業所緊急整備事業6億7,000万円は、保育の受け皿整備と待機児童解消を加速するため、賃貸物件を活用した保育所・小規模保育事業所を新設、定員拡大のために改修する場合に、その費用の一部を助成するものでございます。5、安心こども基金事業4億371万1,000円は、国の交付金により造成した基金を活用して実施する認定こども園の整備費の助成などでございます。  113ページをごらん願います。6、千葉県保育士処遇改善事業19億9,950万円は、保育士の確保・定着対策を一層推進するため、民間保育士の給与に上乗せ補助をする市町村への助成を行うものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課の澤田でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の高齢者福祉課分について御説明いたします。  同じ資料の114ページをお開き願います。第3款第1項第3目老人福祉費、当初予算額は805億9,032万7,000円です。この主な内容でございますが、2、高齢者の社会参加の推進4億3,212万円は、老人クラブの社会活動促進を図るための経費等でございます。3、高齢者在宅福祉の充実1億9,892万2,000円は、認知症の早期発見、早期対応を図るための普及啓発や、認知症疾患医療センターの運営費を初めとする認知症支援事業や高齢者虐待防止対策等に要する経費でございます。4、高齢者施設福祉の充実54億856万1,000円は、特別養護老人ホームを初めとする高齢者福祉施設の整備等に要する経費でございます。  115ページをごらん願います。5、介護保険事業705億9,110万8,000円は、介護保険法に基づく介護給付費県負担金や地域支援事業交付金等に要する経費でございます。6、地域医療介護総合確保基金事業39億4,837万9,000円は、市町村が行う小規模な介護施設の整備や介護事業所における介護ロボットやICTの導入支援等に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の小川でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の障害者福祉推進課分について御説明いたします。  同じ資料の116ページをお開き願います。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額2億6,385万円。この主な内容でございますが、2、繰出金1億3,741万円は、一般会計から特別会計心身障害者扶養年金事業への繰出金でございます。3、施設整備・福祉の充実1億2,480万3,000円は、我孫子市にあるけやきプラザの運営に要する経費でございます。  117ページをごらん願います。第2目障害者福祉費、予算額72億936万5,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進4億3,655万円は、全国障害者スポーツ大会や障害者条例、障害者差別解消法関連事業等に要する経費でございます。2、地域・在宅福祉の充実67億7,281万5,000円は、重度心身障害者(児)医療給付改善事業等に要する経費でございます。
     118ページをお開き願います。第6目社会福祉施設費、予算額4,561万5,000円は、2カ所の障害者相談センターの運営に要する経費でございます。  119ページをごらん願います。第9目千葉リハビリテーションセンター運営費、予算額2,200万円は、高次脳機能障害支援事業に要する経費でございます。  120ページをお開き願います。第2項第2目児童措置費、予算額3,145万2,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進2,738万円は、療育手帳交付事業等に要する経費でございます。  121ページをごらん願います。第3目ひとり親福祉費、予算額2,600万3,000円は、特別児童扶養手当の支給に要する経費でございます。  122ページをお開き願います。第4款第1項第4目精神保健福祉費、予算額88億1,071万3,000円。この主な内容でございますが、1、精神疾患患者医療事業87億7,476万4,000円は、通院患者の医療費等、2、自立と社会参加の促進1,601万3,000円はひきこもり地域支援センター事業等、3、地域・在宅福祉の充実1,993万6,000円は、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築推進事業等に要する経費でございます。  123ページをごらん願います。第7目精神保健福祉センター費、予算額3億347万6,000円。この主な内容でございますが、1、精神保健福祉センター運営費1億1,656万円は、精神保健福祉センターの運営に要する経費等、2、精神保健福祉センター合築事業1億8,691万6,000円は、精神保健福祉センターの合築事業に要する経費でございます。  124ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額1,351万円は、保健所における精神保健福祉事業に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 原見障害福祉事業課長。 ◯説明者(原見障害福祉事業課長) 障害福祉事業課の原見でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の障害福祉事業課分について御説明をいたします。  同じ資料の126ページをお開きください。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額2,806万円。この主な内容でございますが、2、施設整備・福祉の充実2,478万円は、民間社会福祉施設が借り入れた施設整備資金の償還金への補助に要する経費でございます。  127ページをごらんください。第2目障害者福祉費、予算額272億4,344万3,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進259億6,998万4,000円は、自立支援給付費負担金、市町村地域生活支援事業補助金及び障害者グループホームの支援に係る経費等でございます。2、地域・在宅福祉の充実5億6,357万7,000円は、更生医療等給付費負担金や新型コロナウイルス感染者等に対応した事業者のサービス継続を支援するために必要な経費等でございます。3、施設整備・福祉の充実7億988万2,000円は、民間事業者の施設整備に係る費用の補助や、袖ケ浦福祉センターの利用者及び重度の強度行動障害のある方の民間施設への移行を支援するための経費等でございます。  128ページをお開き願います。第8目袖ケ浦福祉センター運営費、予算額6億6,073万7,000円は、袖ケ浦福祉センターの指定管理料等でございます。  129ページをごらん願います。第9目千葉リハビリテーションセンター運営費、予算額16億4,523万4,000円は、千葉リハビリテーションセンターの指定管理料及び再整備に要する経費等でございます。なお、3の債務負担行為については、再整備に係る実施設計等業務委託が令和3年度から4年度の2カ年にわたるため、債務負担行為を設定するものでございます。  130ページをお開き願います。第2項第2目児童措置費、予算額86億6,247万5,000円。この主な内容でございますが、1、地域・在宅福祉の充実1億6,425万6,000円は、在宅の障害児等の療育相談、指導等を行う障害児等療育支援事業や、発達障害者支援センターの運営に係る経費等でございます。2、施設整備・福祉の充実84億9,821万9,000円は、障害児施設措置費、障害児通所給付費等県負担金等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 保険指導課の鈴木でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の保険指導課分について御説明いたします。  同じ資料の131ページをごらんください。第3款第1項第3目の老人福祉費の予算額は646億4,946万9,000円でございます。この主な内容でございますが、高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて負担を行う後期高齢者医療給付費負担金519億1,900万円等でございます。  引き続きまして、132ページをごらんください。第5目国民健康保険指導費の予算額は467億513万6,000円でございます。主な内容でございますが、国民健康保険法に基づく国保経営安定化対策事業143億2,700万円や、国民健康保険事業の運営に必要な金額を特別会計に繰り出す特別会計国民健康保険事業繰出金322億8,300万円などでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 医療整備課の田村でございます。同じく議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の医療整備課分について御説明いたします。  お手元の資料134ページをお開き願います。第4款第4項第1目医務費、予算額88億2,147万4,000円。この主な内容でございますが、2、医療整備管理事業16億2,220万4,000円は、適切な医療提供体制の維持を図る医療機関整備対策事業や周産期母子医療センターの充実強化等を図る周産期医療対策事業を行うものです。3、救急医療対策事業27億8,716万5,000円は、救急医療体制や災害医療体制等の確保を図る事業を行うものです。4、地域医療介護総合確保基金事業13億366万1,000円は、当該基金を活用し、医療分野におけるさまざまな課題に対応していくため、医師修学資金の貸し付け等を行う医師確保対策事業や地域医療提供体制の確保を図る医療機関整備対策事業等を行うものです。5、新型コロナウイルス感染症対策事業30億5,700万円は、新型コロナウイルス感染症に適切に対応していくため、臨時医療施設の整備及び運営に関する事業や新型コロナウイルス感染症患者に係る広域的な入院調整を行うために、県医療調整本部へ医療従事者を派遣する事業を行うものです。  続きまして、135ページをごらん願います。同じく第3目保健師等指導管理費、予算額14億8,873万3,000円。この主な内容ですが、地域医療介護総合確保基金事業12億7,943万2,000円は、当該基金を活用し、看護師等養成所の教育を充実させるための助成を行う看護職員養成力拡充強化対策事業や、院内保育所による看護師等の離職防止等を図る看護職員定着促進対策事業を行うものです。  続きまして、136ページをお開き願います。同じく第5目保健医療大学費、予算額5億7,539万2,000円は、保健医療大学の運営に係る経費です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 萩野薬務課長。 ◯説明者(萩野薬務課長) 薬務課の萩野でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の薬務課分について御説明いたします。  同じ資料の137ページをお開き願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額3億6,300万円は、新型コロナウイルス感染症対策事業として、医療機関向けの個人防護具の確保・配布及び軽症者等の療養先として確保する宿泊施設で使用する個人防護具等の購入に要する経費でございます。  次に、138ページをお開き願います。第3目予防費、予算額5億5,054万2,000円は、新型インフルエンザ対策事業として、抗インフルエンザウイルス薬の購入、保管管理等に要する経費等でございます。  次に、139ページをごらん願います。第2項第2目環境衛生指導費、予算額2,260万8,000円は、水質管理事業として、衛生研究所で実施する飲料水の水質検査機器の保守点検等に要する経費でございます。  次に、140ページをお開き願います。第4項第4目薬務費、予算額1億7,191万2,000円でございます。この主な内容は、県内で製造、販売されている医薬品等の品質、安全を確保する薬事監視指導事業、献血推進事業、覚せい剤等の薬物乱用対策事業等に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 菅沢衛生指導課長。 ◯説明者(菅沢衛生指導課長) 衛生指導課の菅沢でございます。議案第1号令和3年度千葉県一般会計予算の衛生指導課分について御説明いたします。  同じ資料の141ページをごらん願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額46億6,400万円は、中等症以上の感染症患者の病床を確保するため、軽症者等の療養先として、宿泊施設を引き続き借り上げるための経費でございます。  142ページをお開き願います。第2項第1目食品衛生指導費、予算額4億6,226万8,000円。この主な内容でございますが、4、食品衛生検査事業1億538万8,000円は、各保健所及び衛生研究所において食中毒及び残留農薬などの検査を行うための経費でございます。6、食肉衛生事業9,786万7,000円は、食肉衛生検査所における運営費及び屠畜検査などを行うための経費でございます。7、動物愛護管理事業2億684万2,000円は、動物愛護センターの運営等に要する経費でございます。  143ページをごらん願います。第2目環境衛生指導費、予算額5,407万3,000円。この主な内容でございますが、1、環境衛生営業指導事業4,389万4,000円は、生活衛生関係営業者の経営指導、相談事業等に係る補助等に要する経費でございます。3、新型インフルエンザにおける広域火葬事業306万4,000円は、各保健所で備蓄している非透過性納体袋の更新に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、質疑に入る前に私のほうから一言申し上げさせていただきます。  委員会の審査ですので、できるだけ制限を設けずにと考えておりますが、1人の質問時間が長時間にわたるようですと委員会運営にも支障が生じますので、私のほうから進行を促させていただきます。  質問に当たっては、簡明かつ簡潔にしていただくよう御協力をお願い申し上げて質疑に入らさせていただきます。  質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 私のほうから2点、大きくお伺いしたいと思います。  1点目として、保健所の機能強化につきましては、先日の予算委員会で質疑をさせていただきましたので、何点か確認も含めてお伺いしたいと思います。新年度の保健師の増員については、新規採用の合格者が26人と聞いておりますが、全員が入職するとは限りません。保健師の採用について、年度途中であっても前倒しで確保すべきだが、どうか。  あわせて、県の保健医療大学の看護学科では毎年80名程度が卒業してるんですが、そのほとんど、9割以上が保健師資格を有しております。官公庁への就職はこの5年間、1桁ですが、昨年は18人と聞いております。  そこで、千葉県として、より積極的に県の保健所の保健師として働いてもらえるよう積極的な募集活動に取り組んでほしいが、どうか。  以上で、まずお伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  初めに、保健師の前倒しの採用の件でございますけれども、こちらにつきましては、これまでも既卒の合格者等を対象に行っており、本年度も3名を採用したところでございます。今後とも感染症対応等の状況を踏まえながら、必要な人員確保に努めてまいります。  次に、保健医療大学の卒業生の関係でございますけれども、保健師の人員確保を図るため、学校等での積極的な募集活動に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。保健所に対するマンパワーの増強については、特に保健師の増員や派遣について、現状、どのようになっているのかお聞きしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 保健所の人員体制につきましては、新型コロナウイルス感染症対応に伴います業務量の増加に合わせまして、臨時職員については17名増員しましたほか、人材派遣会社の活用によりまして、看護師、事務職、合わせて55名の派遣職員を配置してるところでございます。さらに、県職員の応援につきましては、2月19日現在で43名、また、市町村職員については36名の応援をいただいてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 この点についての要望になります。今ほど新型コロナに伴って人材派遣ですとか市町村の応援体制をお願いしているということですが、やはり中長期的な観点からも保健所の保健師増員を計画的にしていく必要があると思います。国のほうでも、今年度の地方財政計画において、感染症に従事する保健師が2年間で900名増員の方針、1.5倍となるようにということで財政措置も示しております。ぜひ、先ほど県の保健医療大学への積極的なアピールも行っていくというような御答弁もありましたけれども、公衆衛生に関心が高い学生の就職先として千葉県を選んでいただけるようにと、さらなる取り組みを求めます。よろしくお願いいたします。  2点目です。児童養護について何点かお伺いします。  1点目として、新年度における児相、一時保護所の専門職増員の見通しはどうか。  2点目として、新年度に児童相談所のタブレットやスマホ導入等のICT化はどの程度進められるのか。  3点目として、児童養護施設等を退所した後に生活する自立援助ホームについてですが、県の支援状況はどのようになっているのか。昨年度より県単事業については拡充されているのか。  以上、お伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  児童相談所の専門職員の増員の関係でございますけれども、本年度に実施した児童相談所職員の採用試験においては、これまで138名を合格としてるところですが、来年度の増員数につきましては、1月実施分の試験の結果が判明していないことや、今後採用辞退等が見込まれるため、現時点では確定しておりません。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  児童相談所の情報共有方法の改善策としまして、スマートフォンを導入することとしております。現在、一般競争入札の公告を行ってるところでございます。今後、入札、契約を行い、今年度内に100台を調達し、令和3年度から5年度までの3年間の賃貸借により運用していくこととしております。  なお、タブレットにつきましては、6台導入する予定でおりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン授業やテレワークの推進により需要が急増しまして調達が困難になったため、今年度は見送り、新年度に調達することとしております。新年度では、各児相6台に船橋支所、柏分室を合わせて8台調達する予定でございます。  続きまして、自立援助ホームの支援状況でございますが、自立援助ホームは、令和2年4月1日時点で千葉市を含めて16カ所設置されておりまして、70名の児童が入所してるところでございます。この自立援助ホームに対しては、人件費等の運営費と児童等の生活費等の措置費の支弁対象となりまして、国と県で2分の1ずつ負担しているところです。また、児童等を心理面から支援し、自立を促すことを目的に、心理療法担当職員を雇用する自立援助ホームに対して補助する児童養護施設退所児童等の社会復帰支援事業を実施しております。児童家庭課が所管しております自立援助ホームを含む児童福祉施設に対する措置費の令和3年度当初予算額は69億7,600万円であり、このうち自立援助ホームに割り当てられる予算額は、過去の実績等を踏まえ、おおむね3億円程度となります。また、社会復帰支援事業の令和3年度当初予算額は320万7,000円となっております。国の措置費につきましては、毎年、社会情勢の変化等を踏まえて単価改正が行われているところですが、県単の措置費につきましては、残念ながら自立援助ホームは対象外となっております。
     以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 御答弁ありがとうございます。  重ねてお伺いしますが、児童相談所の職員につきましては、令和4年4月、来年4月までに、児童福祉司は人口3万人に1人、児童心理司はその半数といったように、児童福祉法施行令の配置基準、これをクリアしなければならないことになっております。それぞれ具体的に、あと何名増員する必要があるのか、伺います。  また、12月のこの常任委員会で、児童相談所職員に対する処遇の改善ですね。地方交付税措置の倍増というのが行われてるので、それを受けて千葉県として、ことしの1月から処遇改善を行う予定というような御答弁をお聞きしましたけれど、既に実施されているのか。  その2点についてお伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  令和4年4月までの児童福祉司等の増員につきましてですけれども、児童福祉司については80名程度、児童心理司は40名程度を増員する必要がございます。  それから、児童相談所職員の処遇改善につきましては、精神的・肉体的負担が大きい業務の性質、あるいは専門性を有する人材の確保が求められてること等を踏まえまして、地方交付税措置が拡充されたことから、令和3年1月1日から給料の調整額の改正を行ったところでございます。具体的には、現在、児童福祉司、児童相談員、児童心理司に支給されていました特殊勤務手当を給料の調整額に変更し、給与の支給額を引き上げたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。3点要望させていただきます。  まず、児童福祉司や児童心理司等の専門職の増員、それから資質の向上についてです。児童相談所における専門職の増員については、最近の応募倍率が低下傾向とも聞いております。そこで、採用後は専門性、資質を高めるための研修、これをしっかりと行っていただきたいということ。コロナ禍でオンラインによる研修がふえていると聞きますが、やはり実地の研修ということも含めてきめ細かく、最初が肝心ですので、専門性を高めていただくようにお願いいたします。  また、処遇改善につきましても、神奈川県や埼玉県、他県の動向も見て、千葉県に就職してもらえるような条件整備を進めていただきたいと思います。  2点目として、児童相談所の業務改善、多忙化の解消についてです。ICTについては、先ほどの御答弁で、ようやくスマートフォンが新年度から運用開始となるとお聞きしました。これは今年度にもっと早くに導入されることが予定されておりましたけれど、データ処理をめぐって、大幅に導入がおくれておりました。タブレットの導入、また、児童相談所や県警等との全体の情報管理システムですね。これについては、来年度以降もまだ継続的に検討というふうに聞いておりますけれども、児童相談所における職員の多忙化解消、また業務改善に向けて、迅速にさまざまな手続を進めていただきたいというふうに思います。  それから、最後の要望です。自立援助ホームの支援については、県内の援助ホームから非常に経営的に厳しい、運営的に厳しいという声を複数聞いております。国と県で事務費や生活費等を支出しているというふうに聞いておりますが、県単事業に自立援助ホームも加えていただくなど、その対象に加えていただくなど、困難を抱える若者たちが、県の支援に背中を押されて、自立した社会人として羽ばたいていくことができるようにと、拡充について、さらなる速やかな御検討をお願いしたいと思います。  以上、第1号については終わらせていただきます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 1点お願いします。生活困窮者自立支援事業のところの子どもの学習・生活支援事業について、来年度拡充される内容等、御説明をお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課長の田中でございます。  子どもの学習・生活支援事業でございますけれども、こちらの事業は生活困窮世帯の子供を対象とした学びの場といたしまして、いわゆる教科、勉強の指導に加えまして、子供やその保護者に対する生活指導、相談支援を行っている事業でございます。今年度、令和2年度は、山武、香取の2圏域において、先行的に従来の学習支援員に加えまして生活支援員の配置をいたしましたけれども、来年度は、この生活支援員の配置を県が所掌する全6圏域に拡大いたしまして、子供の基本的な生活習慣の指導、あるいは保護者に対する子育てに関する相談支援について、充実強化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございます。今年度の8月から千葉県子どもの貧困対策推進計画が稼働していて、まさに気づきのチェックシートが来年度から始まるということでございますので、早期の適切な支援につながるよう期待をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 まず最初に、県の中でコロナ対策の中心的な役割を果たしていただいております健康福祉部の皆さんには本当に感謝いたします。本当、大変だと思いますけど、よろしくお願いいたします。  予算案で3事業につきましてお聞きをしたいと思います。  まず初めに在宅歯科口腔保健推進事業ですが、これまでも特に医療的ケア児の歯科治療についていろいろと取り上げてきましたけれども、この推進事業によって、在宅歯科診療を行っている歯科医師さんがふえたかどうか。そのあたりの実績と課題について教えていただきたいと思います。  2点目ががん対策事業ですけども、がん対策は幅広で行ってると思いますけれども、具体的に1点、千葉県のがん診療連携協議会というのがありますけれども、さまざまな部門があると思うんですが、がんの部位によって、いろいろ専門、肺とか胃とかあると思いますけれども、その中に口腔がんが現在入っておりません。口腔がんは最近ふえてるという話も聞きますので、口腔がんについての新たな部会を設置してはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。  3点目ですけれども、保健師等修学資金の貸付事業についてお伺いしますが、3点。これまでの貸付実績はどうか。2番目が、希望する人全てに対応できたのか。3点目、貸し付けを受けた人のうち、県内で就業した人の割合はどの程度なのかということで、まとめてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課でございます。  まず、私のほうからは在宅歯科口腔保健推進事業、それから、がん診療連携協議会への口腔がんの部会の件でお答えをさせていただきます。  まず、在宅歯科口腔保健推進事業のほうですけれども、こちらは、在宅歯科診療を行ってる歯科医師の数というのはちょっとデータがございませんで、在宅療養支援歯科診療所の数でお答えをさせていただきたいと思いますが、こちらは本年の1月1日現在で300ございます。ただ、昨年の4月に診療報酬改定に伴いまして、この在宅療養支援歯科診療所の施設基準がかなり厳しくなりまして、それまでの数から少し減って、令和2年度は4月から徐々に数がふえてきているという状況でございます。令和2年の4月時点で284で、直近の本年1月では300という数字になってございます。  それから、2点目の千葉県がん診療連携協議会への口腔がんの部会の設置についてのお話でございますが、現在、千葉県がん診療連携協議会は、県内のがん診療連携体制の強化を図ることを目的に、県内のがん診療連携拠点病院や医師会、関係行政機関で構成をされ、7つの専門部会と、その下に9つの作業部会がございます。作業部会のうち、口腔ケアに関する事項を所掌する口腔ケアパス部会というのがございますが、こちらを来年度から新たに県内の口腔がん診療について検討することを所掌に加えまして、名称も口腔がん・口腔ケア部会として再編することになったというふうに聞いてございます。この再編によりまして、口腔がん診療の質の向上、診療連携体制の構築、患者に対する相談支援や療養生活の質の向上が図れることを期待しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 医療整備課の田村です。  保健師等修学資金の貸付実績はどうかという御質問に対してですけれども、直近の令和元年度につきましては、1,689人の看護学生に対しまして3億5,198万9,000円の貸し付けを行っています。また、このうち新規貸付分の内容につきましては、565人、1億1,893万3,000円といった状況になっております。  次に、貸付希望者に対する実績といったところですけれども、新規の貸し付けの希望者は令和元年度で744名であったところ、このうち565名に対して新規貸し付けの決定を行っております。他方、令和2年10月に当方のほうで調査をしたところ、修学資金制度を持つ全国の30都道府県の中で、令和2年度の新規貸付予定者の数が本県は全国で第2位というふうになっていたということを把握しております。  最後、借りた者の県内就業の状況はどうかといった御質問ですけれども、令和2年3月に県内の養成校等を卒業した保健師等修学資金の借受人は484人であるところ、その9割の433人が県内で就業したところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 ありがとうございました。要望を何点かお願いします。  まず、在宅歯科診療ですけれども、なかなか医療的ケア児なんかは、お医者さんもいろいろと御苦労が多いと思います。数的には、先ほどありますけども、実際どこまでやれるかというのはまだまだ課題が多いと思いますので、歯科医の皆さんともよく協議して、本当に実態としてケアができるような形を進めていただきたいと思います。  あと、がん対策について、口腔がん専門部会、ほぼできるということですので、これを機に、さらに口腔がんについても進めていただきたいと思います。  あと貸付事業ですけれども、先ほどのお話ですと、借りた方のほぼ9割が県内に就労してる、就業してるということですので、非常に効果のある事業だと思います。先ほどの数ですと、希望した方全てには貸し付けができてないようですから、逆に少しでも予算をふやして貸し付けする対象をふやせば、その9割がうまく就業してくれれば保健師さんとか看護師さんがふえていくということにもなりますので、ぜひともこの事業を、予算を拡充していただいて進めていただきたいと思います。  以上で終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 新型コロナウイルス感染症対策並びに児童虐待防止や子育て支援などについて質疑をさせていただきますが、初めに、久保健康危機対策監のほうから御説明をいただきました。新年度予算全体にかかわることですので少しお聞きをしたいんですけれども、やはり私も久保健康危機対策監と同じように、この間、12月、1月に比べれば新規感染者は減ったものの、ブレーキがかかっているというか、この間、ふえていると。非常に危機感を私も抱いております。この原因の分析と、それから今後の戦略といいますか、対策、これについてどうお考えなのか、久保健康危機対策監のお考えを、渡辺部長でもいいわけですけれども、お聞きをしたいと思います。  資料でせっかくお配りいただきまして、大変参考になるわけですが、県がこの間、力を入れてきたクラスターの問題で、2月のこの高齢者施設について、2月14施設、医療施設が9施設ということになっています。これ、人数は何人でしょうか。一番多いところの2つに絞って、人数は何人なのかお聞かせいただきたい。  私が持ってるのが2月の16日付で、医療機関が222名、そして高齢者が214名となっているんですが、医療機関のほうが。施設数は少ないんだけれども、人数が多くなってます。この最新の資料で、人数についてお聞かせください。  まず、お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 済みません、健康危機対策監の久保です。  部で、まだ今後の方針に関して詳しいことを決めてるわけではないです。方向性としては2つあるのかなと思ってます。  1つは、クラスターに関しては、どういう原因でクラスターが起きてるのか、詳細の検討が必要なのかなと。こういう部分がハイリスクなので、ハイリスクの部分を潰しましょうということは今部内で検討しております。  それからもう1つ、クラスター以外の部分ですね。やはり20代、30代、40代、各年齢層の行動がどうだということの検討はしなければいけないのかなと思ってます。ただ、それ、検討するのは非常に難しい作業なので、どういうふうに検討すればいいのかをこれから考えなければいけないというふうに考えております。  数のほうは、担当課のほうから答えられれば答えさせていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) クラスターの高齢者施設の発生状況ということで、2月、14施設214名というところで我々のほうも押さえてるところで、個別に幾つだったという資料については持ち合わせてございません。     (みわ由美委員、「委員長、医療施設の人数」と呼ぶ) ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 失礼しました。医療施設についても、8施設で222名という状況でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 これ、9施設って、ここに書いてあるものですから。この久保健康危機対策監にいただいた……。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 済みません。当方の手持ち自体、2月16日時点というところで、その後、1施設ということかと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 じゃ、久保健康危機対策監に。 ◯委員長(小野崎正喜君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 2月17日時点ですので、多分、その1日の間に1つふえたんだと思いますけど、ちょっとどの施設かということまでわかりません。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 後で、ですから、これ、施設数だけ配付していただいてるんですが、人数についても、後で全体示していただければ。それはよろしいでしょうか。委員長、いいですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 質問ですか。 ◯みわ由美委員 資料の請求です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 資料は配付できますか。 ◯みわ由美委員 後でいいんですけどね。 ◯委員長(小野崎正喜君) じゃ、質問続けてください。 ◯みわ由美委員 はい。久保健康危機対策監のほうから原因について、あるいは、対処については今後さらに検討していくということで、若い人たちの云々かんぬんとありましたけれども、クラスターについても分析。でも、やっぱり本当に早く、もう2月、3月、そして新年度ということで、これ、しっかりと決めていかなければならないと。ここでまた後手になってしまいますと非常に厳しくなるということなんですが、やはり私は本会議でも指摘しましたけれども、検査の問題で言えば、実は午前中、病院局長並びに担当課のほうから、無症状者への検査にはメリットが認められないという御答弁がやりとりの中であったんですね。やはりそういう認識では、今本当に、これ、クラスターもふえております。経路不明もふえてますから、それでは加勢できないんじゃないか。この無症状者への検査はメリットが認められないと、午前中出たような、こういう認識についてはどうなのか。渡辺保健医療担当部長の見解なども含めて、やっぱり検査、それから医療提供体制。医師不足だと。じゃ、医師、何人足らないのか。何人、新年度はふやしていくのか、看護師は何人ふやしていくのかという数が出てこないんですね。やはり、そういうふうにきちんと医療提供体制についても追いつかなかったわけですから、明確に示すべきではないかと。保健所の問題もそういうふうに思うんですが、いかがでしょうか。渡辺部長、このコロナ対応についての方針、お示しいただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。私のほうから検査の関係についてお答えしたいと思います。  無症状者の検査ということですけども、クラスターが発生した施設などでは、無症状者であっても幅広く検査をしているという状況でございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 今後の対処方針についての部長の見解。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 検査につきましては、国の通知、それから今後の対処方針等に基づきまして、今後の体制について決めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 部長がお答えにならないので続けますけれども、1日当たりのPCR検査体制、新年度予算では、今年度末までの目標もあったかと思いますが、今現在、1日当たりのPCR検査の可能件数、何件か。そして新年度については、何件まで今回の新年度予算でふやしていけるのか。その見込みについて、目標についてお答えいただければと思います。  直近で言えば、実績、1日当たり、約、何件か、お答えいただければと思います。  それから、検査について今御答弁もありましたけれども、今回、高齢者福祉施設について1,000施設、5万人対象にということで、補正の中で県が踏み切られた。本当に一歩前進と高く評価するわけですが、新年度予算では、この高齢者福祉施設の従事者や利用者の予算が盛り込まれているのでしょうか。それから、医療施設についてはどうでしょうか。また、県内の多くの自治体で今始まっている市民の希望者全員が無料。まだ多くはなってません。私の住んでる松戸市では、希望者全員が無料の検査を受けられる仕組みづくりも始まっております。あるいは、地域での面的・網羅的検査についても、他の都道府県や地域でやられてますが、こういった、今申し上げました3つのようなことはこの新年度予算にはあるんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 検査の関係についての御回答になります。  今の最大の検査数というものが1万8,005件ということになります。直近で一番多かったのが、1月の18日の日が4,903件という数が一番多かったというところでございます。  来年度に向けてというところですけども、機器整備等については今年度整備したというところでございまして、今年度の体制というのを維持していくというところになろうかと思います。  それから、医療施設の関係の検査というところになりますけども、医療施設につきましては、高齢者施設よりも感染管理ができているというようなところでございますので、とりあえずに関しましては高齢者施設からやっていくというような考えでおります。  あと、面の検査という御質問でしたけども、国のほうの通知に基づいて、疑うに足りる正当な方について幅広くやっていく予定であるということでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課の澤田でございます。  高齢者施設等の従事者に対するPCR検査の実施につきましては、2月補正の追加提案で6億8,000万円を計上させていただいたところですが、これについては、3月までに1回検査を行うと考えております。来年度については現在計上しておりませんが、今後の対応については地域での感染状況等を踏まえて検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 今後は検討してまいりたいという前向きな答弁ですので、ぜひ新年度、これも盛り込んでいただきたいところですが、補正でも何でも強く要求しておきます。  そして医療従事者について、午前中も県立病院でやってるところはやってる。健康福祉部で医療施設もやるんだとなれば、また検討するという御答弁をいただいております。やはり今申し上げました人数も、2月は医療施設、ふえています。ですので、新年度予算の中でぜひ盛り込むべきと強く要求しておきます。  保健師について、今、入江委員のほうからもお話がありましたが、結局、昨年4月の第1波が来たときに、これ、もう数を言いますと、保健所に配置された保健師が144人ということから、これが、一昨年が144人だったのが138人、6人減らしているわけですね、県は。減らしていると。そして、この第1波、第2波、第3波を、保健所は大変なことで今──応援はありました。何名、何名、何名と、応援は繰り返し聞いております。しかし、それでも12月、1月、大変な状態になって、やはり人手不足であったというふうに思うんですよね。新年度、どうですか。採用、前年よりふやしてるわけですけれども、何名ふやしていくんだと。下手したら、減ってしまうようなことに、例えば休職とか、早期退職とか、そういったこともありますので…… ◯委員長(小野崎正喜君) 委員、簡明に質問してください。 ◯みわ由美委員 ぜひ何名ふやすんだという目標についてお答えをいただきたいと思います。  保健所体制強化事業2億円の内容、これはどういう内容──保健師の人をふやすということはこれに入ってるんでしょうか、お答えいただければと思います。  医療提供体制に絡んで言いますと、臨時医療施設についても新年度予算で、これ、30億円となっておりますね。今、26床と。この予算書の説明ではいろいろ書いてあるんですが、一体、新年度、臨時医療施設を何床、どういったところに予定見込んでおられるのか。非常に私は少なかったと、26床でスタートしてるというのはね、思うんですが、いかがでしょうか。  それから看護職員についても、看護師確保、やっぱり新年度、何名にしていくのか。そういった目標についてもお示しいただければと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  保健所への保健師の増員の関係でございますけれども、今年度は最終合格者が26名となっておりますけれども、具体的な来年度の増員人数については適切な配置に努めてまいりたいと考えております。  それから、保健所体制強化事業の2億円の事業でございますけれども、引き続き来年度も保健所業務につきまして、外部人材の活用を行いたいと考えております。具体的には保健師ですとか看護師、また事務職員、検体搬送の運転手を考えてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 菅沼副参事。 ◯説明者(菅沼副参事) 健康福祉部副参事、菅沼でございます。  来年度の臨時医療施設の関係でございますが、臨時医療施設は、開設当初は県内の医療提供体制が逼迫する中、できるところから手をつけるべきと考え、がんセンター新棟の1病棟を閉鎖し、県立病院のスタッフを中心に、運用可能な26床により取り急ぎスタートしたものでございます。また、残りの病床の稼働に必要な医療スタッフ等につきましては、その確保に向け、県内の医療機関に医師、看護師等の派遣要請等を行ってきたところでございます。今後につきましては、来年度等につきましては、新規感染者数や病床稼働の状況等を見ながら、残りの病床についての検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 次に、妊産婦への総合的な支援5,105万円の追加で補正後5億5,000万円。これ、妊産婦へのPCR検査とかも含まってるのかなと思うんですが、実績はどうか。新年度、さらなる拡充という点ではどういう内容か、お聞かせいただきたい。  それから、ひとり親家庭について、子育て支援と児童虐待のほうに入りますが、ひとり親家庭医療費助成事業、これ、大幅な増額になっています。利用者はどれだけふえる見込みか。仮に300円のレセプト料、当初1,000円だったものを300円に下げられたということで、大変、願い実現ということで喜んでいるわけで、これ、無料にしたら、あと幾らぐらい上乗せが必要か、お答えをいただきたい。  それから、児童養護施設については体制強化事業で2億3,000万円に計上して倍増したということです。これ、本当に私もずっと感じておりまして、ただ、養護施設の側からはなかなか人が集まらないというような声もあります。直接働いている人の賃金といいますか、待遇が上がるというか、そういう待遇改善につながる新年度予算、そういう施策は、ここには盛り込まれているんでしょうか。質問です。  それから、保育士待遇改善事業というのが一方でありますよね。この間頑張って、これは養護施設や何かの保育士さんには適用されないんでしょうか、お聞きをいたします。  ここまでお願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。
    ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  妊産婦のPCR検査につきましては、引き続き新年度予算でも適用させていきたいと考えております。  それから、ひとり親家庭の1,000円、現物給付化に伴います一部負担金の撤廃についての影響額につきましては、手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただきます。  それから、児童養護施設等の体制強化事業につきましては、資格のない方を雇用した分の経費を補助するものでございますので、高校を卒業する方、あるいは施設を卒業する方で、保育士や児童指導員を希望する方たち等に声をかけていただければ、その方たちも対象になります。  それから、待遇改善でございますけれども、こちらのほうも、保育士とはまた別のスキームになりますけれども、一定の研修を受けた方であれば、5,000円から2万円程度の支給が行われるものと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 次に、児童相談所の建てかえ問題、それから新設問題に移らせていただきます。新年度予算で、これは柏児相が、建てかえはまだなんですけれども、駅前のビルを児相の1つの機能を果たすということで、これは幾ら新年度で計上されてるんでしょう。ここは柏児相の建てかえにつながるような、そういう土地にはなり得ない、そういうことなんでしょうか。  それから、児童相談所の新設、2つの児相の新設ということで、私の住んでる松戸市でも、市民の方たちの大変な大きな運動と願いが込められているわけですが、今回、設計費などはゼロですが、例えば新設の準備室とか、調査費とか、何か新設を前に進めるための予算計上、これもゼロなんでしょうか、お答えをいただきたいし、さらに、その柏児相の建てかえということについても、これはそういうものにつながるような予算はゼロなんでしょうか。確認をしたいと思います。お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木副参事。 ◯説明者(鈴木副参事) 児童家庭課、鈴木と申します。  まず、先にちょっと、新設の建てかえの関係を先に説明させていただきます。新設に係る来年度の準備のための予算ということですけれども、それについては現時点で計上はしておりません。  まず、新設候補地の、早く選定を行って、その後に速やかに設計等の予算の計上を進めていきたいというふうに考えております。  建てかえについても、まず、今の児童相談所の場所に建てかえが難しいものですから、新たな建てかえ候補地を検討の上、速やかにまた予算措置を進めていきたいというふうに考えております。  あと児童相談所は狭隘化の関係で、柏駅の近くに執務室を設けるという予定になっておりますけれども、そちらに関しては、その場所は敷地が非常に狭いので、そこが建てかえの用地というふうには考えてはございません。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 ですので、その柏の建てかえ用地にはならないけれどもというところに幾ら計上してるのかと御質問させていただきました。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 柏の民間施設の予算額につきましては、後ほど回答させていただきます。  それから、先ほど私、妊婦のPCR検査のところで実績を答え漏れておりました。現在、実績は集計中ですが、令和2年10月末現在で612件となっております。これは千葉市、柏市、船橋市を除いております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 同じ答弁が続くわけですね。建てかえ問題、それから新設の問題。やっぱり野田市の事件から、もう丸2年たっております。知事が昨年新設すると答弁されたけれども、そこからも8カ月たっているわけです。コロナもこの間直撃をしております。そして、その2つの児相を新設するという、その答弁に至るまで、何と7年もあり方検討ということでやってるわけですよね。その間、2人の子供の命が、県立児相がかかわりながら亡くなっています。ですので、遅いんですよ。遅いんです。遅いということは認識していただかなければ本当に困ります。  埼玉県立の熊谷児童相談所は約3年間──新年度予算、埼玉県入ってます。御承知かと思うんですが、首、うなずいてられるので、18億円ないし19億円程度で建てかえですね、これは。熊谷児相の建てかえ。一時保護所は、基本、個室でいくと明言をされました。3カ年で完成させたいと。それから、それだけじゃないんですよ。新設の(仮称)第8、第8児童相談所は、これ、新年度予算で6,766万円、予算化されてるんですよ。形として見えてるんです。  そうすると、これから採用の新規の職員ですね。お隣の埼玉県に、東京都に行っちゃうんじゃないか。そういう懸念を、私、千葉県議会議員として持つわけです。ですので、やはりこれ、急いで、いつまでにやるのかという目標ぐらいは言っていただかないと、頑張ります、やりますと言うんじゃ、やはり後手になってます。どうぞ、いつまでにという目標は、少なくとも6月補正で何らかの予算計上を目指す、そういう決意だと、臨むんだということぐらいはお答えいただければと思いますが…… ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員、誘導的な質問はやめてください。 ◯みわ由美委員 はい。じゃ、お答えください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  まずは、整備する候補地を早急に決めて速やかに予算計上していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 重度障害者医療費助成について精神1級を加えたこと、新年度予算でですね。これによる影響額、幾らでしょうか。  仮にこれ、2級を加えた場合の金額、もし今すぐわかれば。わからなければ、後でお答えいただければ。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課、小川でございます。  1級を、今回、昨年の8月から対象者に加えた、精神障害の1級ということで加えたわけなんですが、市町村からの実績において、障害別の内訳というのは求めておりませんので、把握をしておりません。ですので、仮に2級を対象とした場合のといった金額についても把握をしてないという状況でございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 質疑終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので、これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 他の部で反対がありますので、本議案には賛成できませんが、コロナを中心とする本当に大事な予算です。今、質疑はさせていただきましたけれども、もっと検査、もっと保健所体制の強化、そして医療提供体制の改善で、目標の数字などお答えになりませんでしたけれども、そこのやはり大幅な増額が必要であります。医療・介護施設への赤字減収補填もございませんが、これは強く新年度予算に盛り込むよう求めておきます。  一方、特養の待機者、これ、ふえているんですが、予算が減っております。市町村からの要請がないからというような、事前の聞き取りの中でおっしゃってましたけれども、問題です。  それから、介護従事者への県独自の待遇改善がなく、これも非常に大きな問題だと思います。  子供の国保の均等割負担、これも国がいろいろ動きありますけれども、県支援でなくすべきです。  それから、県立袖ケ浦福祉センターについては廃止せず、存続充実を求めます。  以上、この間、ひとり親家庭、あるいは重度障害者医療費助成に一歩前進があったことを評価しながら、さらなる充実を強く求めます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第7号令和3年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  議案第7号令和3年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金予算について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料(当初予算案関係)の109ページをごらん願います。  予算額2億9,534万8,000円は、母子家庭、父子家庭、寡婦の経済的自立を図るための修学資金や生活資金等の貸し付けに要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第7号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第8号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第8号令和3年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の小川でございます。  議案第8号令和3年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業予算について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料(当初予算案関係)の125ページをごらん願います。  本事業は、心身障害児・者の保護者が掛金を納付し、保護者が死亡または重度障害者となったときに、心身障害児・者に終身定額の年金を支給するもので、予算額は7億6,356万5,000円でございます。この主な内容は、本事業の運営を全国的に行う独立行政法人福祉医療機構に納付する保険料や、心身障害児・者へ給付する年金等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第8号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第8号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第9号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第9号令和3年度千葉県特別会計国民健康保険事業予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 保険指導課の鈴木でございます。  議案第9号令和3年度千葉県特別会計国民健康保険事業予算について御説明いたします。議案説明補足資料(当初予算案関係)の133ページをごらんください。  本事業は、市町村からの納付金や国庫支出金、県からの繰入金等を財源とし、保険給付に必要な費用を市町村へ交付などをするもので、予算額は5,106億1,123万5,000円でございます。予算の主な内容でございますが、市町村に交付する国民健康保険給付費等交付金、社会保険診療報酬支払基金に納付する介護納付金や後期高齢者支援金などでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 令和3年度分の1人当たりの標準保険料の算定結果が明らかになりました。11万1,736円ですか。3.62%増ということで、令和2年度は10万7,835円ですから、3,901円、約4,000円もアップになってます。これは、この上がる率や金額は、この間で言いますと、これ、一番高くなってるんでしょうか。この間の比較でお答えいただきたい。  それから、前年度と比べて市町村標準保険料が54自治体中、何自治体で上がるのか、お答えいただきたい。  この間、県単位化になりまして、標準保険料が54自治体のうち、約、どれぐらいの自治体でふえるとなっているのか。ふえる自治体、減る自治体について、数と率をお聞かせください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 今年度の標準保険料の増についてですが、この制度が始まった平成30年度から比べますと、上がり幅については一番上がっております。今年度、令和3年度と令和2年度の比較で、標準保険料が上がった団体は幾つあるのかという御質問でございますが、これについては、今年度については全ての市町村で標準保険料は値上げしております。平成28年度、国保が広域化される前との比較ということで申し上げますと、46団体が標準保険料は上がってございます。  回答は以上になります。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 コロナ禍で受診控えといいますか、そういった受診抑制しながら、本当は治療してほしいんだけれどもというようなことが今広がっており、収入も非常に減っていると。こういう状況の中で、今までよりも上げ幅、率が一番高く、54自治体全てで新年度は上げるというようなことをお示しをしておられるこの県の姿勢。そして、この間で言えば、5年前と比較したら、ふえる自治体が46自治体だと。下がるのは8自治体だと。ということは、もう85%で上げろというようなことを示しておられるというのは、あんまり冷酷だなと言わざるを得ません。実際の国保料の値上げについては、2019年度、これ終わってますから、2020年度、これはわかるんでしょうか。千葉県内54自治体において、前年より値上げした自治体は何自治体、何%ですか。19年度でも20年度でもお答えをいただければと思います。いかがでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 済みません、ちょっと答弁間違えておりまして、一番上がった年が平成30年から平成31年にかけてでございました。大変申しわけありません。今回の上がり幅は過去2番目の大きさというふうになります。  令和2年度に保険料を改定した市町村でございますが、引き上げが3団体、引き上げと引き下げが混在してる団体が4団体というふうになります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 2019年度はいかがでしたか。値上げした自治体、それから値下げした自治体、そして従来どおりの自治体。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 令和元年度でございますが、引き上げをした団体が2団体、引き下げをした団体が12団体、引き上げと引き下げをした混在した団体が8団体となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 それでは、今、中間見直し案ということで、国保で運営方針を見直しされるということが行われようとしてますけれども、これも今ありました。各市町村で努力をされて、いろんなことをやっていると。決算補填等を目的とした法定外繰り入れ等については、この中間見直し案では、どのように原案では明記をされているんでしょうか。  それから、将来的な保険料統一、県全体で統一する、こうしたことについてはどうなのか。コロナの影響については、中間見直し案ではどのように記述をされているのか、お答えいただければ。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 保険指導課でございます。  法定外につきましては、基本的に今回の中間見直しの中で、記載については変えてございません。  コロナの影響については、今後、新型コロナウイルスの医療費に対する影響について注視していくというような記載をさせていただいていたと思います。  あと保険料統一については、今後、保険料のあり方について検討していくというような感じの記載になっております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 法定外繰り入れについては記載してないんですか、全く。解消、削減を図るべきというふうに、従来の方針ではそうなっている、それはそのままということですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 従来の方針と法定外の記載については変えてございません。
    ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 まとめますけれども、88万5,000世帯のうち、今年度の滞納世帯が1万3,000件。実際、六、七世帯に1軒が滞納で、うち正規の保険証がないのが約4割、5万2,000件という非常に深刻な状況です。コロナということで、やはりこの運営方針の見直しについても、ここのところをしっかりと見直しをしていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はございますか。──以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 国保の運営方針でも書かれてるように、社会保障です、国保は。しかし、今回、新年度については、54自治体全部で標準保険料を引き上げるというようなこと。過去2番目に保険料率を上げるということで、やはり最も収入が厳しい国保世帯の命を守るのは国、県の責任であります。ぜひ国保の県単位化のもとで、本当に県民が安心して医療が受けられるような改革を強く求めて反対いたします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第9号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第9号は可決すべきものと決定いたしました。  ここで暫時休憩いたします。        午後2時57分休憩        ─────────────────────────────        午後3時8分再開 ◯委員長(小野崎正喜君) 時間ですので、再開します。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第25号令和2年度千葉県一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。──その前に、訂正が求められておりますので。  久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 健康危機対策監の久保です。  済みません、1枚、冒頭のほう、感染者数説明させていただいた主なクラスター状況のほうを1点だけ訂正させてください。2月の総計が21になっておりますけど、正しくは33になっております。まことに申しわけありません。  以上になります。 ◯委員長(小野崎正喜君) あと、委員よりも訂正がございますので、みわ委員。 ◯みわ由美委員 議案第9号国保について、質疑の中で、滞納世帯数について1万3,000と申し上げましたが、13万2,020世帯ですので、訂正を願います。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、当局に説明を求めます。  井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。議案第25号について一括して御説明いたします。  お手元に配付の議案説明補足資料(補正予算案関係)の1ページをお開きください。議案第25号令和2年度千葉県一般会計補正予算(第12号)では、新型コロナウイルス感染症に対し、万全の体制をとるための経費を計上するとともに、病院事業会計で見込まれている資金不足へ対応するため、一般会計から長期貸し付けを行う経費などを計上いたしました。また、事業費の確定などに伴う増減額を計上することにより、計46億2,410万4,000円を減額計上しております。この補正によって、既定予算と合わせた健康福祉部の予算総額は5,534億2,290万2,000円となります。  2ページをお開きください。科目別内訳ですが、第2款総務費は865万9,000円の減額となります。主な内容ですが、DV被害者等の支援事業を860万円減額計上しており、これはDV防止に関する広報啓発等の実績見込みの減額によるものです。第3款民生費は67億1,381万7,000円の減額となります。主な内容ですが、第1項社会福祉費において、上から3番目、社会福祉団体育成事業が8億8,386万2,000円の増額です。これは、介護福祉士修学資金等貸付事業の貸付原資の積み増しなどによるものです。その3つ下、地域医療介護総合確保基金事業が27億734万8,000円の減額ですが、これは介護基盤整備交付金事業の実績見込み等の減額によるものです。下から5番目、後期高齢者医療事業が24億8,154万6,000円の減額ですが、これは実績見込みによる減額です。  3ページをごらんください。第2項児童福祉費については、上から2番目、子ども・子育て支援事業で23億1,941万円の減額です。これは、保育所などに対する運営費給付の実績見込みによる減額等によるものです。その5つ下、安心こども基金事業は、国の交付金を受けて基金の積み増しをするため、24億9,967万9,000円の増額です。第4款衛生費は20億9,837万2,000円の増額となります。主な内容ですが、第1項公衆衛生費においては、上から6番目の軽症者等のための宿泊施設確保事業が25億1,300万円の減額となります。これは中等症以上の感染症患者の病床を確保するため、軽症者等の療養先として宿泊施設を引き続き借り上げるための費用を改めて精査した結果、減額するものです。下から2番目の自宅療養者支援事業ですが、1億8,821万2,000円の増額となります。これは自宅療養されている方について、健康状態の確認や配食サービスを行う経費等を新たに計上するものです。  4ページをお開きください。上から6番目の空床確保等補助事業が36億円の増額ですが、新型コロナウイルス感染症に係る病床等の確保に係る経費等の増によるものです。その下、医療機関設備整備補助事業が11億9,500万円の減額ですが、これは医療機関への超音波画像診断装置等の設備整備補助金等を実績見込みにより減額するものです。その3つ下、新型コロナワクチン接種体制確保事業が1億1,000万円の増額ですが、これは新型コロナウイルスワクチン接種に係る相談体制の整備等に要する経費です。第4項医薬費において、一番下の救急医療対策事業が8億2,791万1,000円の減額ですが、これは救命救急センター運営費の補助事業について、県からの要望額に対し、国の内示額が減額となったことなどによるものです。  5ページをごらんください。一番上の地域医療介護総合確保基金造成事業ですが、実績見込みが減額となったことを受け、13億9,701万3,000円を減額しようとするものです。その2つ下、医療従事者等への慰労金支給事業ですが、これは慰労金の支給状況を踏まえ不足が見込まれることから、27億3,500万円を増額しようとするものです。その2つ下、救急・周産期・小児医療機関設備整備事業が11億7,000万円の減額ですが、これは補助の対象となる医療機関からの交付申請見込み額を踏まえて減額しようとするものです。その3つ下、病院事業会計への長期貸付金ですが、病院事業会計で見込まれている資金不足へ対応するため、45億円を増額するものです。  議案第25号の説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 新規事業2つについて、まずワクチン接種ということで、これは今、千葉県、実際にそのワクチンがいつごろからどんなふうになるのかと。医療従事者を優先にということなんですが、そういったスケジュールがわかれば教えてください。  それから、自宅療養者について、新規でここでついております。これ、ピーク時には、例えば配食サービス、どれぐらいの方が利用されてこられたのか。今現在はどうなのか。それから、レトルトなどをやられているわけですけれども、実際の食事を3食運んでサービスをしている県もありますが、そういったことは検討されないのか、お聞かせください。  あと1点、医療従事者への慰労金が不足だったので、ここで補正をするということです。これはどういうことでしょうか、説明をお願いします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 江口副参事。 ◯説明者(江口副参事) 疾病対策課の江口と申します。医療従事者等のスケジュールについて御質問がありました。それについてお答えしたいと思います。  医療従事者等、先週から国が行う先行接種が始まったところですけれども、そのほかの部分につきましては県が行うこととなっておりまして、そちらのほうを3月中旬を目途に接種が始まるように今調整してるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課でございます。自宅療養者支援事業の配食サービスについてお答えをいたします。  これまでの配食サービスの提供数ですけれども、2月21日現在で1,907食提供してございます。ピーク時は60から70食程度提供してるという状況でございます。  それから、他の自治体において3食まとめて配食を行っている例があるが、それについての検討があるかどうかということですが、現在のところ、そういった検討は行っておりません。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 医療整備課です。  慰労金についてですけれども、当初想定していたよりも申請数が多かったので、それに合わせて、実態に合わせて積み増したといった状況でございます。  以上です。     (みわ由美委員、「質疑終わります」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 ワクチン体制の確保で1点お聞きしたいんですけども、主体たる市町村をある程度応援する立場、県はあると思うんですが、現時点で市町村からのワクチンについての接種についてはどのような相談があるのかということと、一番気になるのが、実際接種をするお医者さんとか看護師さんが不足をしている市町村があるんじゃないかと思われるんですが、そのあたりの支援体制については、県はどのような取り組みをしようとしてるのか、教えていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  まず、現時点での市町村からの相談内容ということでございますけれども、市町村からはワクチンの接種施設ですとか、医師、看護師確保の御相談のほか、国庫補助金に係る御質問、またワクチンの流通や使用スケジュールなど、情報が不足してることなどについて御意見、御要望をいただいてるところでございます。  続きまして、接種のための医師、看護師の応援体制の取り組みはどうかということでございますけれども、ワクチンの接種体制につきましては、現在、各市町村において、地域の医師会等との協議を進めているところと承知してるところでございます。県としましては、今後とも各地域の状況を把握して、広域的な視点から助言、調整を図りたいと考えておりまして、例えば市町村の枠を超えた近隣の医療関係団体との調整ですとか、潜在看護師等を確保するための看護協会との調整ですとか、必要に応じて対応してまいりたいというふうに考えてるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 今の話ですと、ほぼ全てのことを市町村は困っているなということで相談をしてるような状況かと思います。多分、県も困ってることが多いと思うんですけれども、今、答弁の中で、近隣の市町村で一応組んでやっていくというようなこととか、看護協会とか協力をしていくということ、そのあたり大事な視点だと思いますので、なかなか正解がない中で大変だと思いますけれども、大事なワクチンですのでよろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 他の部局で反対がありますので、反対します。 ◯委員長(小野崎正喜君) よろしいですか。 ◯みわ由美委員 はい。 ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第25号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第31号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第31号令和2年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  議案第31号令和2年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金補正予算(第1号)について御説明いたします。お手元に配付の議案説明補足資料(補正予算案関係)の6ページをお開き願います。  内容といたしましては、事業費の確定に伴い4,831万1,000円を増額補正し、既定予算と合わせて3億3,342万1,000円とするものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第31号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第31号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第32号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第32号令和2年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の小川でございます。  議案第32号令和2年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業補正予算(第1号)について御説明をいたします。今ごらんいただいている資料、同じページの下段をごらんください。  本事業に係る支出の主な内容は、事業を運営する独立行政法人福祉医療機構に納付する保険料や心身障害児・者へ給付する年金等でございます。本制度の加入者の見込み数の減少等によりまして、歳入歳出それぞれ5万円を減額補正し、現計予算と合わせ、歳入歳出それぞれ7億5,836万8,000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第32号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第32号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第33号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第33号令和2年度千葉県特別会計国民健康保険事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 保険指導課、鈴木でございます。  議案第33号令和2年度千葉県特別会計国民健康保険事業補正予算(第1号)について御説明いたします。同じ資料の7ページをごらんください。  補正の内容といたしましては、事業費の実績見込み等を踏まえて38億7,652万9,000円を増額補正し、既定予算と合わせて予算額を5,155億8,656万8,000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 先ほどと同じ理由で反対します。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第33号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手多数。よって、議案第33号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────
           議案第53号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第53号調理師による県民の食生活の向上に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課、大野でございます。  議案第53号調理師による県民の食生活の向上に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。お手元の議案説明補足資料(条例の制定等関係)の1ページをお開きください。  本条例では、調理師配置の努力義務の対象となる施設や営業を規定しており、調理師法施行規則を引用しております。食品衛生法施行令の一部改正に伴いまして、調理師法施行規則が一部改正されたことを踏まえ、所要の規定の整備を行うものでございます。  改正内容としましては、営業許可業種の区分の見直しに伴い、複合型そうざい製造業が創設されたこと及び条項ずれが生じたこと等に伴う規定の整備でございます。  施行期日は令和3年6月1日としております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第53号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第53号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第54号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第54号児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  議案第54号児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。同じ資料の2ページをお開き願います。  厚生労働省組織規則等の一部改正に伴い、児童自立支援専門員養成所の名称が人材育成センターに改められたこと等に伴う所要の規定の整備を行うため、条例の一部を改正するものでございます。  なお、この人材育成センターは全国で1カ所設置されており、さいたま市にあります国立の児童自立支援施設である国立武蔵野学院に併設されております。  条例の施行期日は公布の日を予定しております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第54号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第54号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第55号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第55号千葉県安心こども基金条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課、米本でございます。  議案第55号千葉県安心こども基金条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。同じ資料の3ページをごらんください。  議案第55号につきましては、国の交付金を受けて設置した安心こども基金について、国の制度改正によって追加された事業の事業期間が条例の失効期限を超えることから延長措置を講ずるものです。この追加された事業とは、幼児教育・保育の無償化の円滑な実施に当たり必要となる事務費等を補助するもので、事業期間は令和5年度までとなっています。このため、条例の失効期限を改正前の平成34年、すなわち令和4年3月31日から、清算期間を含めた令和7年3月31日に延長しようとするものです。  施行期日は公布の日を予定しております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第55号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第55号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第65号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第65号権利の放棄についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課、田中でございます。  議案第65号権利の放棄について御説明いたします。同じ資料の4ページをごらんください。  本議案は、生活保護法第63条の規定による生活保護費返還金債権のうち、債務者の死亡により債権の回収が不可能と認められるものについて、権利の放棄を行うため、議会の議決を得ようとするものでございます。  権利の相手方及び金額については、資料に記載のとおりでございます。  よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。
     議案第65号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第65号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第66号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第66号権利の放棄についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課、田中でございます。  議案第66号について御説明いたします。同じ資料の5ページをお開きください。  本議案は、生活保護費の過支給に伴い発生した債権のうち、債務者の破産免責許可決定が確定し、債権の回収が不可能と認められるものについて権利の放棄を行うため、議会の議決を得ようとするものでございます。  権利の相手方及び金額については、資料に記載のとおりです。  よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第66号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第66号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第82号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第82号令和2年度千葉県一般会計補正予算(第13号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  議案第82号について、一括して御説明いたします。お手元に配付の議案説明補足資料(補正予算案関係)の8ページをお開きください。  議案第82号令和2年度千葉県一般会計補正予算(第13号)では、緊急事態宣言の延長や国の第3次補正予算の成立などを受け、速やかに対応しなければならない事業に係る予算として118億9,700万円を追加計上いたしました。これにより、補正後の健康福祉部の予算総額は5,653億1,990万2,000円となります。  下段の(2)課別予算額をごらんください。今回の補正予算において計上した主な事業について御説明いたします。  上から2段目、健康福祉指導課は95億1,000万円の増額となります。これは、感染症の影響により収入が減少した世帯への生活福祉資金の貸付原資を増額計上するものでございます。その下、健康づくり支援課は2億1,900万円の増額となります。これは自宅療養者数が見込みより大幅に増加していることから配食サービスの実施に必要な予算を増額するほか、日々の健康状態の確認に有効なパルスオキシメーターを4,000台追加で確保し、5,000台配備とするために必要な予算を計上するものです。その下、疾病対策課は14億8,800万円の増額ですが、これは感染症患者受け入れのための空床確保等事業として10億円を増額するほか、自宅療養者等の症状が悪化した場合に診療等を円滑に行えるよう、自宅療養者等の診療体制強化事業として新たに1億2,000万円、また、患者の受け入れを円滑に進めるための夜間休日患者受入体制整備事業を9,800万円増額、新型コロナワクチン接種について、県が行う医療従事者等への優先接種体制の確保などに要する経費2億7,000万円を増額計上しています。その3つ下、高齢者福祉課では6億4,600万円、その2つ下、障害福祉事業課では3,400万円をそれぞれ増額いたしますが、これは感染時の重症化や施設内感染のリスクの高い高齢者や障害者の入所施設での感染拡大防止を図るため、感染者が多数発生している地域の高齢者や障害者の入所施設の職員に対してPCR検査を実施するための経費を計上するものです。  科目別内訳については、9ページの記載のとおりでございます。  議案第82号の説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  宮坂副委員長。 ◯宮坂奈緒副委員長 よろしくお願いいたします。自宅療養者等の診療体制の強化について5点伺わせていただきます。一括して伺います。  まず、自宅療養者の状況について、現在の自宅療養者数とこれまでの推移はどのような状況でしょうか。  次に、自宅療養者は新型コロナウイルスに感染した時点では無症状または軽症でありますが、その後に重症化するリスクもあります。このため、無症状または軽症であっても、どのような環境で療養するのか、適切に判断する必要があります。  そこで確認いたしますが、2点目として、保健所では無症状または軽症の方が自宅とホテルのどちらで療養するのかをどのように判断しているのでしょうか。  次に、自宅療養者は外出をせずに自宅で過ごすことが求められております。このため、体調の悪化が見られる場合でもむやみに医療機関を受診することはできず、感染防止対策の整った医療機関を受診するか、往診していただく必要があります。このたび自宅療養者等の診療体制を強化するとのことですが、3つ目として、自宅療養者に対してどのような仕組みで外来や往診が行われるのか。外来や往診を行う医療機関に対して協力金を支給することにより、どのような効果が見込めるのでしょうか。  次に4つ目として、自宅療養者等の診療体制に地域間の差を出さないためにどのような対応をするのでしょうか。  最後5つ目といたしまして、自宅療養者への支援に関連してパルスオキシメーターの配備について伺います。  日々の健康状態の管理に有効なパルスオキシメーターの台数を5,000台までふやすとのことでしたが、現在の貸出台数がどのような状況であって、療養期間の終了後に戻らないものというのが幾つあるのか教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  初めに、自宅療養者の推移等についての御質問です。以前は自宅療養者につきましては、入院調整中ということも含めて計上しておりまして、令和3年1月24日、5,416名というのがピークとなっております。その後、自宅療養者と入院・ホテル療養等調整中の2つの区分に分けてございます。昨日時点では、自宅療養者は493名、入院・ホテル療養等調整中は432名。この2つの区分を合わせまして925名ということになっておりまして、減少傾向というふうなことがうかがえると思います。  続きまして、自宅とホテルのどちらで療養するか、どのような判断をしているのかという御質問でございますけども、無症状者や軽症者の療養先につきましては、感染症の専門医などで構成されている千葉県新型コロナウイルス感染症対策連絡会議専門部会の意見も反映させました宿泊療養、自宅療養の基準により、感染者の居住地を所管する保健所のほうが判断しているところでございます。  なお、この基準につきましては、年齢や症状、それから基礎疾患の状態のほか、同居者の状況などの項目で構成されているところでございます。  私からは以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横田副参事。 ◯説明者(横田副参事) 健康福祉政策課、横田と申します。私からは3問目と4問目につきましてお答えさせていただきます。  まず、自宅療養者に対する診療体制の仕組み、それから協力金のお話ですけども、自宅療養者等の病状が悪化した場合に、連絡を受けました保健所が判断をし、その上で保健所から医療機関に依頼をし、外来診療や往診をしていただくことになります。外来診療や往診1件当たり5万円、夜間休日の場合は10万円の協力金を支給することとしております。制度としましては、2月15日から開始してるところでございます。協力金が支給されることによりまして、医療機関の経済的負担の軽減を図ることで対応いただく医療機関をふやしていきたいと考えております。そのことによりまして、自宅療養者等の診療体制が強化できるものと考えております。  それから、地域差を出さないためにということでございます。自宅療養者の診療体制につきましては、各保健所が調整を行っているものでございますので、地域ごとに実情に応じた対応ができるものと考えております。なお、今後、改めて往診を行う医療機関などに協力金制度の周知と協力のお願いを行いまして、対応可能な医療機関の把握に努めるとともに、調整を行う保健所との情報共有を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課でございます。私からはパルスオキシメーターの貸し出しに関する質問にお答えをいたします。  昨年12月24日にパルスオキシメーターを一部の保健所に配備をし、貸し出しを開始し、それ以降、順次各保健所に広げ、配備数をふやし貸し出しを行っておりますが、本年2月18日までの貸出台数は、県の13保健所全体で584台となっております。返却につきましては、事前にお渡しをしたレターパックを使っていただくようにしていますけれども、貸出数の多い保健所へ聞き取りを行ったところ、自宅療養から入院した人など、自宅療養が終了してもすぐに返却することが難しい場合もあり、こうした人を含め、おおよそ2割から3割が未返却となっているということでございました。未返却に対しましては、保健所で督促するなど、適切に回収に努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 宮坂副委員長。 ◯宮坂奈緒副委員長 要望をさせてください。千葉県でも自宅で療養中に症状が悪化し、亡くなる事例というのが出ております。無症状または軽症の方であっても、重症化するリスクや家庭環境等を十分に考慮の上、療養先を決定していただきたいと思います。  また、自宅療養中に体調の悪化が見られる場合は、保健所において、自宅療養を継続するのか、もしくはホテル療養や入院に切りかえるのかという判断を速やかに行い、自宅療養者の方の命と健康を守っていただくように要望をいたします。  また、自宅療養者に対する診療の実施については各保健所が調整を行うということですが、各地域の医療提供体制はさまざまであり、地域間で差が出ないよう、地区医師会や医療機関にしっかりと協力依頼をいただき、連携しながら進めていただくようにお願いいたします。  最後にパルスオキシメーターですけれども、現在の感染者数の推移を踏まえますと、5,000台配備をするということは、必要な方に貸し出す上で十分な量だと言えます。各保健所においては、必要な方に対して迅速に届くようにしていただくことを要望して終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) そのほかに質疑はございませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 2点お伺いします。  1点目は、今、質疑がありました自宅療養者等の診療体制強化事業についてです。計上されている1億2,000万円によって、1日当たり、どのぐらいの件数が見込まれているのか。また、どれぐらいの期間の予算措置が盛り込まれているのかお伺いします。  あわせて、2月15日から既に開始されているという御説明がありましたが、対応の医療機関というのは現時点でどれぐらいなんでしょうか。  それから2点目につきましては、高齢者・障害者入所施設職員へのPCR検査について伺います。国の基本的対処方針を踏まえて、感染多数地域における高齢者施設等の職員へのPCR検査を3月末までに実施するということですが、現状どのように進められているのか。私の予算委員会の質疑では、感染多数地域とした判断の基準については、1週間当たり10万人当たりの新規感染者数などを踏まえて総合的に判断して東葛圏域、印旛圏域を想定してるという御答弁がありました。  そこでお伺いしますが、現在、感染多数地域とする基準やモニタリングをしていると思いますが、現時点での状況はどうか。その点について教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  自宅療養者の診療体制強化の金額的根拠のほうのお答えになります。自宅療養者等が多い松戸保健所など、5つの保健所管内については、それぞれ1日当たり1件、その他の地域分といたしまして1件、合わせて1日当たり6件の診療等が発生し、さらに、その時間帯につきましては、日中と夜間をそれぞれ半分というふうに見込んでおります。  また、期間につきましては、7.5カ月分というところで見込んでおりまして、必要額1億2,000万円というような積算となっております。  以上でございます。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 横田副参事。 ◯説明者(横田副参事) 健康福祉政策課です。  対応する医療機関の話ですが、もう既に始まってるということですので、各保健所のほうで既に実績のあるところは各保健所で数字を把握してると思うんですけども、その辺の数につきましては、県ではまだ実数という形では把握しておりません。ただ、先ほど宮坂副委員長のほうにお答え申し上げましたけども、往診可能な医療機関につきましては、この後改めて協力のお願いをして、対応が可能かどうかということを把握調査をさせていただく予定ですので、それでどのくらいの数ができるというお答えいただけるかの把握をして、なおかつ、それを各保健所と情報として共有させていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。これから地域の協力医療機関についてアプローチしていくということですが、その際のPPEとか、感染防止の機材ですとか、そういったことについても手当てがあるのかということをお聞きしたいのと、それから2点目のPCR検査につきましては──ごめんなさい。失礼しました、遮って。申しわけない。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  高齢者、障害者の入所施設の職員へのPCR検査でどのように進めてるかという点につきましては、委員御指摘のとおり、現時点では印旛圏域、東葛圏域の施設を想定しておりまして、その圏域の施設に対しまして、検査を希望するかどうか。希望する場合、対象の職員が何人かの事前調査をしてるところでございます。それを踏まえて今後検査を実施していきたいと考えています。  それから、予算委員会でも御指摘いただきました、1週間当たり10万人当たりの新規感染者数の状況でございますが、2月19日現在の数字でございますが、県全体で14.59人、印旛圏域が29.07人、東葛南部圏域が15.89人、東葛北部圏域が12.50人となっております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 外来等を行う診療所へのPPE等の配布ということの御質問でございますけども、新型コロナウイルス感染症医療機関等情報システムという、いわゆるG−MISというシステムがございまして、そちらのほうに入力することによってPPE等が配布されるというところでございます。また、万が一、どうしても緊急にということになれば、県庁のほうや保健所のほうへの連絡ということも考えられるかと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 失礼いたしました。ありがとうございます。  重ねてお聞きしたいんですが、感染多数地域の現状モニタリング結果については今お伺いして、大分、2月9日の時点よりは下がっているということなんですが、健康危機対策監の御説明にあったように、まだ下がり切っていないというような現状の中で、13圏域の中で2月9日、前回、そのモニタリング、国に集中的な検査の提出をしたときに出した数値よりも上がっているエリアがありましたら教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  2月9日時点と比較して値が上がってる圏域は市原圏域になります。2月9日時点で10.42人、2月19日現在で11.53人になります。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。今後、モニタリングして、必要に応じて感染多数地域というところに該当した場合は、高齢者や障害者施設等でのPCR検査を積極的にやっていきなさいという対処方針なんですが、今回、予算措置されているところには、5万人と言われる印旛と東葛2地区しか入っておりません。そういったことで、今後、万が一、感染多数地域が出た場合、速やかな検査の実施が必要だと思いますけれど、予算計上も含めて、そのあたりの対応はどのようになるんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  現在、2月補正の追加提案につきましては、委員御指摘の印旛圏域、東葛圏域の高齢者施設等の職員を約4万3,000人と見込んでおります。それに加えまして、今後感染が拡大した場合に備えて、合わせて約5万人ということで算定してるものでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後に意見になりますが、4万3,000人という事前調査の数字になるのかなと思いますが、市原圏域だけを見ても7,000人で足りるのかなというような、そういうような危惧もございます。速やかに感染多数地域となった場合に予算の手当ても含めて対応できるように、財政当局との交渉になるのか、そのあたりはよく存じ上げませんけれど、速やかに感染拡大を抑えるような検査体制を担保していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございます。私からはワクチン接種体制の確保のところで、これ、千葉大のほうがワクチンセンターのほうを設置するということで全国初の取り組みを始めようとしていますけれども、県内における大学であるとか、そういったところとの連携ということについて1点と、あと生活福祉資金貸付の事業のほうで、再度の貸し付けということで、これ、会派のほうで1月の18日に要望もしていたところで、やはり影響が出ているところは本当集中的にしわ寄せが来てるというところもありますので、こちらのほうが補正で出てきたのはありがたいんですけれども、この再度の貸し付けでの、再度ということでございますので、その周知というのはどのようになっているのか、教えていただけますか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  ワクチンに対する御質問でございます。千葉大学ワクチンセンターができたということで、大学との連携はどうかということなんですが、まだ私どももワクチンセンターの実情が、ちょっとまだ情報収集ができておりませんので、今後、千葉大学といろいろ意見交換しながら、必要な連携を図っていきたいなというふうに思ってるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課でございます。  生活福祉資金の特例貸付の再貸付につきましての周知ということでございますけれども、社会福祉協議会の窓口やホームページ、あるいは自立相談支援機関の窓口等におきまして周知を図ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 それぞれに御答弁ありがとうございます。県民も注視して、情報のほうはチェックしていきたいと思うんですけど、やっぱり県としても、しっかりとワンボイスというんですかね、安心・安全のための医療相談情報に耐え得るものを確保していただきたいと思います。よろしくお願いします。  貸し付けのほうは周知徹底していただいて、貸し付け漏れがないように、受け手のほうの気持ちに寄り添って対応いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 まず、高齢者、障害者入所施設のPCR検査の実施について、対象の施設に、ざっと見ましたら、介護型の療養施設、県内で11施設あるかと思うんですけど、それが入っていなかったんですが、これも含めてやはりやるべきだと思うのですが、どのようになっているかお聞かせください。  そして、今、質疑ありましたけれども、印旛・東葛地域だけに限定するものではないと。感染が多い地域、例えばこの間も木更津市の特養80名、南房総市や市原市の高齢者施設でもクラスターが発生をしています。ですので、例えばそういった市町村の希望も積極的に聞くような、そうした通知というか、工夫も、こちらからも先々やっていただかないと間に合わないんじゃないかなと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。  それから、医療施設についてのPCR検査、これは国のほうの基本的対処方針を見ましても、やはり医療・介護従事者、入院・入所者等関係者に対しということで始まっております。財政的にも交付税の措置だとか、いろいろこれも課題はありますけれども、やるんだと明言をしているわけですから、医療施設についても、ぜひやるべきではないかと改めて伺います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  高齢者施設等のPCR検査の対象施設についてですが、介護療養型医療施設については、当初、国の通知に記載がありませんでしたが、改めて確認したところ対象となるということで、そこも含めて対象とさせていただきます。  それから、対象圏域、感染者が多数発生している圏域ということで、現時点では印旛・東葛圏域を想定しておりますが、他の地域につきましても、今後の感染状況を踏まえて検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 医療施設についてのPCR検査というところでございますけども、基本的対処方針のほうにも、まずは高齢者施設というようなところの記載もございますし、医療機関においては、感染防止対策というのは一通りの対応ができているものというふうに考えております。そういった意味で、高齢者施設のほうからやっていくというような考え方でおります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 なんですが、やはり久保健康危機対策監の報告にもありましたように、非常に知事もブレーキがかかってるということに対して、今後どう対処していくのか、スピードが求められると思うんですね。例えば高齢者・障害者施設については、神奈川県は2週間に1回、3回実施するということで10万8,000人。対象で言えば、人口規模は少し大きいですけど、2倍、予算規模も32億円ということで4.7倍。それから、埼玉県が医療施設の従事者、医療従事者と新規に入院患者実施するということで、対象の人数がかなり大きいんですよね。16万6,500人とか19万人とかというふうになってますね。  ですので、これでいけば、医療施設については、なぜするんですかということを担当者にお聞きさせていただきました。それは、やはり医療施設に入院されてる方、高齢者の方がお亡くなりになるような、そういったことは絶対避けなければならないということと、言わずもがなですけれども、医療従事者の方がかかると医療がとまってしまうということになりかねないわけですから、今、やはり医療施設に対しても埼玉県はやるんだということで、猛スピードでやっておられるわけなんですよね。  医療施設のクラスターの人数的にも、高齢者施設を2月は超してるわけです。このようにグラフにしてみましたけれども、施設数は、医療施設は確かに高齢者施設より少ないんですけれども、人数で言うと今超してるんですよ。ですので、この医療施設について、再度、渡辺部長の見解、お伺いします。埼玉県、神奈川県、そして千葉県と、本当に宣言が出てるところ、集中してスピードアップでやるべきであります。国の対処方針でも明記されてますので、おくれをとってはならないと思うのですが、いかがでしょうか。部長、お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。
    ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 繰り返しになりますけども、医療機関へのPCR検査等につきましては、国の対処方針や国の通知等に基づいて適切に行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 最後に、一般病床に入院をされた方が、コロナとか、そういうことではなくて、入院してる中でコロナになって仮にお亡くなりになると、そういった事例があるやなしや、そういったことを調査されてるかわかりませんけれども、本当にそういうことになりかねない状況、事態だというふうに思います。改めてこういった事例がないか調査をしていただきたいということを要求しておきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 健康福祉部の皆さん一丸となって約1年間、努力してきました。いろいろ私も文句を言いまして、検査が足りないとか言ってきましたけども、これ、国の仕組みがそういう形で、行政検査、そういう中でやれること、あるいは保健所の体制が脆弱になっていた。こんなに感染症が脅威になるとは、スペイン風邪から100年後、忘れていた中での感染症と、大変な思いで1年間やってきましたが、しかし、ここでいろいろその努力のことで、検査をすればいい、発見すればいい。あるいは、感染した人にパルスオキシメーターをやって、その数値を見てればいいと、そんなことでは、私はもう次のステップへ行くべきだ。  例えば高齢者にかかりやすい、高齢者は注意しろ。あるいは、自分でいろんな病気を持ってる人が感染したら大変だよ。その場合、どこが感染が大変なのか。これは、お待ちかねのドクター、医療整備課長、これに高齢者がかかるとなぜ治りにくいのか、御意見を賜りたい。待ってただろうからね。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 医療整備課の田村です。  高齢者がかかると、高齢者でハイリスクになるということはもうよくわかっております。若年者と比べると、高齢者、あるいは中年の方が普通ウイルス性の肺炎にかかって重症化することというのはまれですけれども、この疾病の場合には、まれだけれども、中年の方でも重症化するということがよくわかっております。なので、そういった方々に対してきちんとアプローチしていくということが大事になってきます。  原因に関しては、ウイルス学的にどうかというところの詳しい機序までは、まだきちんとはわかっていないとは思いますけれども、少なくともどういう方々がハイリスクの対象者であって、どういう方々が重点的なアプローチが必要だということはわかってきているというふうに思っております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 高齢者で病気を持ってると大変だというのは、例えば糖尿病。     (「はい」と呼ぶ者あり) ◯伊藤和男委員 糖尿病になるとね──糖尿病の人がいる。それと一緒に亜鉛が出ちゃう。亜鉛がおしっこと一緒に出ちゃうと。亜鉛は、ビタミンCやEの20倍から50倍、抗酸化力がある。それがどんどんどんどん出ていっちゃうと。だから、そういう面で今いろいろ言われてるのが、亜鉛を補充しろ。あるいは、ビタミンD。自分らも農家育ちだから、ビタミンDを忘れてたと。しかし、ビタミンDが物すごく、このウイルスに対する抵抗力をあれする。そういう点も、今度、課長にいろいろ研究してもらいたいと。  それで、病気になったらパルスオキシメーター、そうでなくて、なる前に備えると。そういうことをやっていかなければいけないと思いますね。この前、いつまでも言うわけではないけども、先手を打つと、これが必要だ。例えばコロナとは関係ありませんが、脳梗塞、狭心症、心疾患、それにならないためにどうしたら。なったら、いい病院、高度医療とか何とか、いろいろ言うよね、いい医療、いいドクターに治療してもらおう。しかし、もう次のステップへ来てる。心臓の、あるいは血管の内壁へ付着したプラーク、そういうものを取り除く、そういう治療、それがどんどんどんどんやってきてる。君の何て言ったっけ、あれ。カニの爪と言ったのは何治療と言ったっけ、あれ。──キレーション療法。キレーション療法というのは、昔はカドミウム、鉛、水銀、これを洗うためにキレーションが出てたら、そしたら心筋梗塞、そういうのに効果があると。今、心筋梗塞だったらブレーダーで削ってみたりやると。そうすると、冠動脈の太いところができる。じゃ、毛細血管はできないと。それができるのはキレーションだと。しかし、そのキレーションはまだ未知だから保険点数に入らない。しかし、そういうのをどんどんどんどんやれば、さっきの保険の質問でも出てましたね、保険料値上げと。値上げにしないような手をやっぱり打ってくと、そういうのが大事だと思いますよね。  そのチラシ見ましたよ。よくできていますけど、あんまりよくでき過ぎちゃってる。「県民だより」に書いてある。あんまりよくできちゃって、これでもかこれでもかとやるから、結局読む気しなくなっちゃう。子供らの宿題もそうだよ。あんまりばんばんばんばん、やる気しない。だから、ちょうど適当に読めるくらいのもので予防しておく必要があると思いますので、それは努力してもらいたい。  さっき、ちょっと反対するわけじゃないからそのまま通したけど、予算の中で高齢者の問題ね。これはコロナの問題ですけど、今、生涯大学校、去年の4月から休んでて、また予算化したと。これも、これからは今個の時代になってきてる。もう歴史的に20年とか続いた形は再検討すべきだと。だから、十把一からげで予算とってやっていくと。コロナだから休みだよ。契約したからお金払わなきゃ、しようがない。それではまずいと思いますので、これは人の答弁とか求めようと思ったけども、これは後で、どういう戦略でいくか、部長にいろんな戦略をお願いしたいと思います。  それと渡辺部長ね、この間、NHKでウイルスは天使か悪魔か、こういう放送があったんですよね。見ました、これ。これは1億6,600万年前、まだ人間が小さい動物のときに、そのときは人間は卵でふえてきた、卵で。しかし、外敵にやられたら卵を置き去りにしなきゃ、しようがないと。ウイルスによってできたのが哺乳類の中で、人間の先祖にできたのが胎盤だ。胎盤を持つようになってから、この中で育つようになった。そういう形で、ウイルスによって横の進化、変化が起きると。普通は縦軸で変化してると。それで、やっぱり1億数千年前には人間、小路委員だとかの先祖、これ、発情期は春と秋だったの、発情。1年中発情するようになったのはウイルスのせいなの。ウイルスのせいで1年中発情するようになった。そうすると、雌のほうも──雌って、それはいいやね、昔のやつだから雌と言ってもね。その当時、一緒にウイルスのおかげで2足歩行になった。雄に今度餌を運ばせる、果実を取ってくる。それに交尾させてやろう。やってる間に年中発情するようになっちゃった。そうすると、精子をどんどんどんどんつける。秋林委員の先祖もそうだよ、笑ってるけど。  しかし、大きな土産を残した。発がんというあれをしちゃう。何回も何回も細胞をつくっていくときに遺伝子のミスが起きると。それが異型細胞、がんなの。それが年中精子をつくれるようになったら、がんになるとかね。ウイルスによって、我々も進化してきた。だから、スペイン風邪のとき、日本は5,500万人だった、人口。それで5,500万人の人が、2,000万人以上が感染した。45万人の人が死んでるんです。そんな大きな、世界では第1次大戦。世界でも相当、46億人、それが感染した。4,500万人が死んでる。第1次大戦で死んだ人が1,600万人なの。そんな大きい経験をしてる。  ですから、今度、やっぱり保健所を充実させる。ドクターももう少し採用していく。課長なんかは、千葉県さ隔離しておく。もう厚労省さ戻らないで千葉県で隔離しちゃって、こっちにとめておくと。そういう形でいい人材をやらないと、これ、久保健康危機対策監ば怒り切れない。怒っても言うこと聞かないんだ、これね。だけど、一生懸命法律の中で孤独に努力してきた。それは認めますのでね。しかし、もうこれからみんなが感染しないように。感染したらどうか、それを考えるよりも、感染しない、あるいは家庭内にいるといっても、家族の中でうつさないようにするにはどうしたらいいか。そういう戦略に出るべきだと思いますが、ここで渡辺部長に、わかる範囲でいいですよ。部長が言って、次元が低いとかって言わないから。そんなに高いものを持ってないから、これからまだ若いから勉強してもらわなきゃしようがないから、今考えてる範囲で、気づく範囲でいいですけど、家庭内のあれだとか、気づくのにはどうしたらいいだろうか。それをちょっと見解をお尋ねしたい。 ◯委員長(小野崎正喜君) 渡辺保健医療担当部長。 ◯説明者(渡辺保健医療担当部長) やはり家庭内でも感染してる人、感染してなくても感染してるかもしれないということをしっかり意識する。そして、感染してることがわかった人には、やっぱり、動線を分けるまでは無理かもしれませんけれども、ドアノブ気をつけるとか、タオルをしっかり分けるとか、そういったようなことはしっかり徹底していくと。そういうことをしっかりやれば、私自身、個人的に思うのは、ある程度感染した方がいたとしても防げる余地はあるんじゃないかなと、そんなふうに思ってございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 ありがとうございました。今度は、千葉県では、家庭内は他県よりもどうやったら効率よく家族内感染を防ぐのかと、そういうのがいろいろ研究してもらいたいと。これは要望いたします。  今のコロナですけど、これも武漢だ、武漢だって騒いでるけども、雲南省の山の中でコウモリ。コウモリの中にキクガシラコウモリという、俺みたいな顔をしたのがいるらしいんだよね。そのコウモリのふん、その中に96.2%、この新型コロナウイルスと同じ形のウイルスがあった。そのウイルスはどうかというと、地元の人は入っていっちゃうんだって、その洞窟へ。肥料にしたり、ほんでペテン師みたいなのがいて、それを乾かして漢方薬に効くって、飲ませちゃうんだってよ。そしたら感染しちゃうよね、そういうのを販売しちゃったら。そういう形で、どんどんどんどん新しいウイルスが出てくる。  それとか、きのうもテレビでやりましたよね、鳥インフルエンザ。ロシアで死亡者はいなかった。ロシアの発表だからわかりませんよ、死亡者はいたかどうだか。2005年に東南アジア、インドネシア。ここでインドネシアの国民も豊かになってきた。山林を開発して豚肉を食べよう、卵を食べよう。そしたら鳥インフルエンザ、そのとき出ましたよ、H5N8、ロシア型と。そのときに、まず畜主の女性が死亡した。それで、どんどんどんどん人間へ感染した。WHOにいた、渡辺部長なんか、知ってると思うよね。進藤奈邦子さんというのがWHOから派遣されて行って、本当に鳥インフルエンザが人間を殺すと、これがもう2005年にあるわけですよ。だから、ウイルスとの闘い、これはどんどんどんどん続くので、これからも保健所、感染症、こういうのが大事だと。人類は7,000年の中で命を守るために何が大事だ。一番は飢饉。食べられなかったら死んじゃうよね。天明の飢饉とか、そういうのがあった。2番目は感染症だと。3番目は戦争だと。この3つを、みんな国を守り、民族を守り、国民を守り、そのために3つは大きな課題だ。それを、保健所を何とかセンターと英語の名前にしちゃったり、もう感染症を恐れなくてはいけない、そんなふうに思いますので、ちょっと時間もあれだから、長くなりましたけど、引き続き努力をお願いしまして、要望しまして終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第82号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第82号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        請願第35号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、請願の審査を行います。  請願第35号を議題といたします。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(小野崎正喜君) 当局に状況の説明を求めます。  舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課、舘岡でございます。  請願第35号新型コロナウイルスから県民のいのちと健康を守りぬくための請願書の現況等について説明します。  1項目め、県民誰もが無料で必要なPCR検査・抗原検査が受けられる体制の確立、また、医療・介護・福祉で働く全ての労働者に定期的なPCR検査の実施という項目でございます。現況につきましては、1つ目として、新型コロナウイルス感染症などを疑う多数の発熱患者に対応できるよう、相談・診療・検査体制の整備を図っています。検査体制については、2月1日現在、1日当たり1万8,005件の実施が可能でございます。  2点目といたしまして、PCR等の検査については、国の通知に基づき、感染を疑うに足りる正当な理由のある方について幅広く検査を実施しています。  3点目といたしまして、感染者が多数発生している地域における高齢者及び障害者施設の従事者へのPCR検査を3月末までに実施することとしています。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  請願第35号、項目の2つ目、保健所職員の早急な増員による体制強化と今後の増設・増員計画の具体化を図ることについての項目でございます。  現況について申し上げますと、保健所につきましては、社会情勢の変化に応じて適宜組織や人員の見直しを行いながら、感染症等の健康危機管理や地域保健対策を推進してきたところでございます。今回の新型コロナウイルス感染症対策においては、保健所の業務が急増したことから臨時職員の増員、外部人材の活用、応援職員の派遣など、また業務の外部委託などによりまして、保健所の体制強化と業務の負担軽減に努めてまいりました。引き続き社会情勢の変化に応じて体制整備を図り、県民ニーズに的確に対応できるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 同じく請願第35号、3項目め、医療機関、介護・福祉施設で働く労働者に継続的な賃金の底上げとすることのみを目的とする給付金を支給してくださいという項目に関しまして、医療機関の状況ですけれども、県では、強い使命感を持って県民生活を守っていただいてる医療従事者の方々や医療機関を支援するため、慰労金や県独自の入院患者受入協力金を支給しているほか、国の入院受入医療機関緊急支援事業を周知し、活用を促しているところです。このうち、慰労金は医療従事者等に給付されるものですけれども、対象期間が令和2年6月30日までとなっているため、全国知事会を通じ、対象期間の延長を繰り返し国に要望しております。また、入院受入医療機関緊急支援事業や入院患者受入協力金は医療機関に対して支給されるものですけれども、医療従事者の人件費に充てることができるものでもあります。さらに診療報酬について、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れに係る特例的な対応により増額されているところです。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  同じ3項目めの介護・福祉施設の状況について説明させていただきます。介護・障害福祉施設等で働く職員の賃金改善につきましては、従来から介護報酬等において、職員の賃金改善に充当される処遇改善加算が設けられており、さらに令和元年10月からは、リーダー級の職員に重点化した改善を行う特定処遇改善加算が実施されてるところです。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 同じく請願第35号4項目め、医師・看護師・介護職の大幅増員に向けた施策を早急に策定してくださいという項目に対しまして、医師、看護師の状況ですけれども、医師、看護職員の確保については、修学資金貸付制度を初め養成支援や定着促進、再就業の促進等、さまざまな側面から対策を講じ、積極的に取り組んでいるところでございます。その結果として平成28年末と平成30年末を比較しますと、医師は299人、看護職員は2,749人増加してるところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 同じ第4項に関し、介護職員の状況について御説明いたします。  県内の介護職員数は年々増加をしているものの、高齢化の進展に伴う介護ニーズの増加により、人材不足の状況が続いております。県では福祉人材確保・定着推進方針を策定し、新規就業の促進や職員のキャリアアップの支援など、人材の確保・定着対策を推進しているところであり、市町村や関係団体と連携しながら人材確保対策に取り組んでいるところでございます。  第4項については以上です。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 同じく請願第35号第5項目めについてです。県内全ての医療機関、介護・福祉施設の今年度の経常利益が昨年と同水準となるよう、財政補填を実施してくださいというものです。県では、患者受入医療機関に対する患者受入協力金や病床確保に対する補助金のほか、患者受け入れの有無を問わず、感染拡大防止対策に係る支援金や医業収益の大きく減少した中小の医療法人等への支援金等により医療機関を支援してまいりました。このような支援も背景に、昨年9月時点における県内病院の医業収益は、前年同月と比べ0.9%の増加にまで回復してきたと報告されております。しかし、その後再び感染が拡大したことから、第3次補正予算により、国による直接の支援策や診療報酬の拡充など、支援のさらなる拡充が図られてきたところです。医療機関の経営については、診療報酬等国の制度によるところが大きいことから、全国知事会等とも連携しながら、繰り返し国に対し医療機関の収益確保が図られるよう要望しているところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 同じく5項目めの介護事業所等の状況について説明します。介護事業所や障害福祉サービス事業所等が感染症対策を徹底した上でサービスを提供するために必要な掛かり増し経費に対して、緊急包括支援交付金により支援しています。  なお、令和3年4月から9月までの間、新型コロナ感染症への対応に係る特例として、通常の基本報酬に0.1%の上乗せが行われる予定です。また、全国知事会を通じて、介護福祉サービスを提供する事業所についても、経営安定に向けた支援を行うことを国に要望しております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 意見等がございましたら御発言願います。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 感染大爆発が起き、そして今、大変大事な時期に本請願をぜひ採択をしていただきたいと思います。医療機関について言えば、5項目めにありますけれども、今、コロナによる減収で、先ほど県立病院のところでもそういう状況が示されましたけれども、借金を県内の医療施設も重ねており、例えば医療機関への危機的対応融資は全国で2019年度1,247億円だったけれども、2020年度は1兆1,260億円。本当に減収に見合った支援をしていかないと、先も見えない、医療従事者にボーナスや給与のカットが今行われている。もう本当に待ったなしだということを5項目め、強調しておきます。  そして、3項目めの賃金の底上げ、これはまさに緊張の中で、疲弊し切った中で今頑張っておられる医療従事者に対して、1回きりの慰労金とかではなく、例えばフランスなどでは、昨年7月の報道でも、看護師、介護従事者の月額2万2,000円増額ということ。ドイツでは、2月の報道で最低賃金、これは高齢者、介護労働者の最低賃金を8月から2023年にかけて引き上げると。介護士で言えば月給40万円ぐらいに引き上げていく、こういうことが世界的にも行われている中で、千葉県議会ではぜひこれを採択していただきたい。  1点、今、状況説明あったんですけど、看護師の確保についてなんですが、2,000人とか何とか、いっぱいふやしてきたよ、ふえてきたよっておっしゃるんだけれども、将来推計、2025年の看護職員の不足数は何人でしょうか。不足しますよね、2025年。そしてコロナについては、これは加味された推計ですか。もしそうでなければ、やはり本請願採択していただきながら、県としても、きちっとした県独自の推計をすべきではないでしょうか。  それから、看護協会では復職支援センターということで、前年度、看護職復職の研修が165人参加があったと聞いてるんですけど、今年度は12月段階で何人、そうした復職支援センターに研修されましたでしょうか、人数をお答えください。ちょっと参考までお聞きいたしました。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 医療整備課長でございます。  看護師の需給の予測に関しましてですけれども、2025年までに約8,900人不足するというふうに推計をされております。  済みません。また、新型コロナに関連した推計かと言われると、令和元年にしている推計なので、当然、新型コロナの体制を加味したと、そういった推計ではないといったものです。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 ですので、本請願では看護師をふやせということの要望なんですが、県自身も、一体2025年、コロナを加味して県独自で推計をしていくという、そういう姿勢はおありでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田村医療整備課長。 ◯説明者(田村医療整備課長) 新型コロナ対策にどれだけの病床を使って、どういった体制で臨むかという話と長期的な看護師の推計の話は別だと思いますので、今、一緒にそういった推計をするということは現時点では考えておりませんけれども、新型コロナ対策全体、どういった医療体制で臨むのかということを議論していく中で、そういった話をしていくものかというふうに思っております。 ◯みわ由美委員 本請願は、この1年間、コロナでどれだけ──先ほど自宅療養の話もありました。4,000人、5,000人近い、そういった方たちが入院できない。そういう、やっぱり医師、看護師の医療従事者、介護従事者を本当にふやしていく。そういう意味において請願が出ておりますので、ぜひ採択していただきたいし、コロナを加味した県独自の推計を、これ、基本になるところですから、2025年といったって、もう目の前じゃないですか。  以上、意見を表明いたしまして、本請願に採択をよろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他発言はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかになければ、これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  取り扱いについては項目ごとに分割して行います。  それでは、初めに請願第35号第1項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第35号第1項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第35号第1項は不採択と決定いたしました。  次に、請願第35号第2項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第35号第2項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第35号第2項は不採択と決定いたしました。  次に、請願第35号第3項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第35号第3項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第35号第3項は不採択と決定いたしました。  次に、請願第35号第4項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第35号第4項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第35号第4項は不採択と決定いたしました。  次に、請願第35号第5項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第35号第5項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第35号第5項は不採択と決定いたしました。        ─────────────────────────────        請願第36号、75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める意        見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、請願第36号を議題といたします。  なお、本請願に関し、共産党及び市民ネットワークから75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める意見書(案)が提出されておりますので、あわせて御協議願います。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(小野崎正喜君) 当局に状況の説明を求めます。  鈴木保険指導課長。 ◯説明者(鈴木保険指導課長) 保険指導課の鈴木でございます。請願第36号の状況について説明申し上げます。  現在、75歳以上の医療費の窓口負担割合は1割となっており、一部の現役並み所得のある者については3割負担となっております。この負担割合の見直しについては、政府が設置した全世代型社会保障検討会議の場などにおいて検討を重ねた結果、75歳以上の者であっても、単身世帯の場合で年収が200万円以上の方は医療費の窓口負担割合を2割とする最終報告が令和2年12月になされました。重ねて、ことしの2月5日、現在開会中の国会に関連法案が提出されたところでございます。  この法案の施行時期は令和4年度の後半でございます。  なお、2割負担への変更により影響が大きい外来患者につきまして、施行後3年間、1カ月の負担増が最大3,000円におさまるような配慮措置も盛り込まれたところでございます。
     説明は以上となります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 意見等がございましたら御発言願います。  みわ委員。  申し上げます。みわ委員は紹介議員でございますから、本請願の趣旨や補足すべきことを説明する立場ですので、その点について御承知おきください。 ◯みわ由美委員 はい。 ◯委員長(小野崎正喜君) どうぞ。 ◯みわ由美委員 新型コロナによる受診控えが起きてるさなかに追い打ちをかける形で75歳以上の医療費、これを2倍化するという計画に全国から、そして県内からも怒りの声が上がっております。人生100年時代などと言われながら、年金は減らされ医療費が上がるということで、今、県のほうから経過措置ということがありましたけれど、年間にすれば、1人当たり、3年間だけですけれども、平均3万4,000円の負担額が2万6,000円になるだけでありますので、その後は倍加でありますから、国会でも、若い世代の負担上昇を抑えるというふうなことを菅総理が施政方針演説で言いましたけれども、現役世代、月30円保険料が減るだけなんですよね。ですが、国の負担が、公費が980億円と、一番減るのは国の負担なんですよ。ですから、やっぱりこういうやり方は、今コロナのこの時期に本当にあってはならないということで、ぜひ皆様の御賛同を心よりお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) その他発言はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  それでは、請願第36号の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第36号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第36号は不採択と決定いたしました。  ただいま意見書の提出を求める請願は不採択となりましたが、共産党及び市民ネットワークから提出されております75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める意見書(案)について御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してございます。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。  以上で請願の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        新型コロナウイルスのワクチン接種に関する迅速な情報公開等を求める意見書        (案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、先ほど請願とあわせて御協議いただいた意見書案のほかに意見書案が9件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してございます。  初めに、立憲民主・千葉民主の会から提出されております新型コロナウイルスのワクチン接種に関する迅速な情報公開等を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        性的指向・性自認に関する差別の解消を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、立憲民主・千葉民主の会から提出されております性的指向・性自認に関する差別の解消を求める意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        新型コロナ対応の特別措置法や感染症法の罰則規定をもりこむ法改正の撤回を求        める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、共産党及び市民ネットワークから提出されております新型コロナ対応の特別措置法や感染症法の罰則規定をもりこむ法改正の撤回を求める意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        感染リスクの高い高齢者施設での幅広い行政検査を早急に行うよう求める意見書        (案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、市民ネットワーク、平和の党及びリベラル民主から提出されております感染リスクの高い高齢者施設での幅広い行政検査を早急に行うよう求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党、リベラル民主から提出されております新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう制度の見直しを求める意見書        (案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党、リベラル民主から提出されております生活保護を必要な人が必要なときに受けられるよう制度の見直しを求める意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。
        (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、自民党から台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いいたします。  本意見書案について御意見ございましたら御発言願います。──それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        新型コロナウィルス対策の抜本的強化を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、共産党及び市民ネットワークから新型コロナウィルス対策の抜本的強化を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いいたします。  本意見書案について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、発議することに意見の一致が見られなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        学校等における幅広いPCR検査体制を早急に構築するよう求める意見書(案)        関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、市民ネットワーク、共産党及び平和の党から学校等における幅広いPCR検査体制を早急に構築するよう求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いいたします。  本意見書案について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、発議することに意見の一致が見られなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がございましたら御発言願います。  小路委員。 ◯小路正和委員 それでは、質問させていただきます。先ほどの諸般の報告の中で、部長から障害者文化芸術活動推進計画の策定を進めているとの報告がありました。  そこでまず伺いますが、これまで県では、障害者芸術の振興にどのように取り組んできたのでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課でございます。  県では、令和元年8月に障害者芸術文化活動支援センターの実施団体を決定いたしまして、文化芸術活動に関する相談対応を初め指導者等の育成や関係者のネットワークづくり、発表機会の創出、情報の収集、発信などに取り組んでまいりました。今年度は同センターと連携をいたしまして、障害を持った人の表現とは何かをテーマとしたイベントをユーチューブで配信いたしまして、1カ月間の配信期間中における視聴回数は約400回となりました。また、障害のある方が絵の具や粘土、お気に入りのものなどを使って美術や身体表現を楽しむ体験型の講座ですとか、障害のある方に音楽やダンス、デッサンなどの指導をしたいと考えている方向けの講座を計7回、オンラインで開催をいたしました。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小路委員。 ◯小路正和委員 いろいろ取り組んでいただいてありがとうございます。  それでは、それを受けて、今回の計画の策定を通じて、県は今後どのように障害者芸術の推進に取り組むのかを伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川障害者福祉推進課長。 ◯説明者(小川障害者福祉推進課長) 今回定めようとする計画におけます主な取り組みについて申し上げますと、まず、障害のある方が地域のさまざまな場で多様な文化芸術活動に参加できるよう、障害のある方の芸術鑑賞や創造、発表機会の拡大等に取り組むこととしています。また、障害のある方による芸術上価値が高い作品等の創造に対する支援を強化するため、作品等の適切な評価や権利の保護、販売等に関する支援等に取り組むこととしています。さらに、それらの取り組みを進めるためには、身近な地域での相談体制の充実や人材育成が重要であるため、障害福祉施設や美術館の職員などへの研修を通じて、障害者芸術に関する専門知識の普及や意識の向上を図っていくこととしております。県といたしましては、この計画に基づいて、障害のある方による文化芸術活動を一層推進してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小路委員。 ◯小路正和委員 計画にはさまざまな取り組みが盛り込まれてるということがわかりました。障害者芸術の推進は障害のある方の心を豊かにするとともに、障害のある方の自立と社会参加につながるものであり、大変重要なことであると思います。今後、関係機関等と連携、協力しながら、しっかり取り組みを推進していただくよう要望いたします。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 東千葉メディカルセンターについてお伺いいたします。昨年の11月に告発による不正問題が発覚いたしまして、設立団体の東金、九十九里両市町による調査ですとか、それに基づく是正命令が出されました。また、1月15日には東千葉メディカルセンターの法人から是正措置の報告も出されております。この間、東金市議会の調査特別委員会も開かれておりまして、12月の県議会では、千葉県は両市町と連携して改善に向けて必要な助言指導を行っていくという答弁がありました。  そこでお伺いいたします。告発事案にかかわる東千葉メディカルセンターの法人設立の両市町、市議会特別委員会等の調査により、どのような問題が明らかになったのか。  2点目として、これまで県として、どのように調査を行い、問題意識を持っているのか。  まずは2点についてお伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  東千葉メディカルセンターにおける事務処理につきましては、同センター及び設立団体において内容の事実確認が行われ、また市議会、また町議会において、調査特別委員会が設置されて議論されてきたところでございます。その結果、告発文書で指摘された事案の多くは、適正性、妥当性を欠く給与等の支給があったこと、また関係規定の適切な運用がされていない委託契約や物品の調達がされていたことなど、業務運営の基礎、基準となる各種規定の管理等が十分になされていなかったことや、その運用においても適正や妥当性を欠く部分が多分にあったことに起因するものであると、設立団体から指摘されたところでございます。  なお、今後は全容の解明のため、法人へ第三者委員会を設置すると聞いております。  また、県としての調査等についてでございますけれども、県では、設立団体である市町から東千葉メディカルセンターへ是正命令を行ったとの報告を受けまして、本年1月に設立団体に赴き、是正命令及び設立団体が行った調査の内容や改善方針等について確認を行いました。また、センターにも赴きまして、告発文書の事実確認や改善方針に加えて、事務の現状と問題点についての聞き取りを行ったところでございます。県としましては、組織内でのガバナンスがきいていなかったことが大きな要因と考えており、早急な組織体制の再構築が必要であると認識しております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今後、東千葉メディカルセンターの法人のほうで第三者委員会が設置されるということで、3月2日の東金市議会最終日にそのための予算等々の議決が行われる予定というふうに聞いております。私ども会派としては、県としても、真相究明の第三者調査に市町と連携して関与してほしいということで求めてきたんですけれども、この間の市議会、あるいは市町の調査を見ていると、やはりここは刑事告発も含めて、そういった関与がなければ真相究明がちょっと難しいのかなというふうに思っております。  そこで、県としての役割をこれからどのように果たしていくかということが非常に重要だと思いますが、東千葉メディカルセンターや両市町から県に対してどのような要請が今出されているのか。  それから、組織の先ほどおっしゃってた適正性や妥当性を欠くということなんですが、東千葉メディカルセンター組織の適正化、特にガバナンスとかコンプライアンスの遵守、そういったことに向けて、県としては、実際にどのような形でこれからかかわっていく、そういう方針なんでしょうか、お伺いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 東千葉メディカルセンター及び市町から県に対しましては、センターにおける人材確保に係る支援について要請が来ておりまして、県からの人的支援については関係部局と協議をしてるところでございます。  また、東千葉メディカルセンターの組織の適正化等への県のかかわりでございますけれども、県では是正命令及び措置報告等の内容を確認しまして、また、設立団体及び法人へ聞き取りを行った結果を踏まえて、こうした事態が起きた原因を踏まえた具体的な改善計画を作成するよう助言をしたところでございます。中でも、特に早急に改善すべき点としまして、組織の再構築、それから規定の整備、また必要な人材の確保、あわせてマニュアルの整備や研修体制の確立の4点についても助言を行ったところでございます。こうした点についての改善状況につきましては、引き続き設立団体と連携して確認をしていきたいと考えておりまして、今後も経営健全化会議等を通じて必要な助言等も行ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 人材の人的支援の要請も来ているということなんですが、確認させていただきたいんですが、県から派遣された事務部長、こちらについては現在療養休暇中ということを聞いていますが、これは事実なのでしょうか。  また、総務課長についても、市議会の調査特別委員会のときも療養中ということで出てこなかった。そして聞くところによると、医務課長も財政課長も不在の状態でさまざまな規定の見直し、また組織の再構築に向けた具体的な事務作業を進めていかなければならないのかなというふうに思っておりますけれど、現在の東千葉メディカルセンターの事務局体制、経営的ないろいろなことを、実務を担う、そういった組織体制は一体どのようになってるんでしょうか。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 1点目の県から派遣されてる事務部長については療養休暇中でございます。  そのほか、3課長についても不在というふうに認識しておりまして、さまざまな改善のためには早急に組織体制の構築が必要であることを強く設立団体に向けて助言をしてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 やはり県が助言ということにとどまって、本当にこの東千葉メディカルセンター組織がきちんと再構築できるのかなと、非常に不安であります。市町のほうで職員を手当てしていくのだとは、今のところ、そういった状況になってるとは思うんですけれど、やはり千葉県として、この東千葉メディカルセンターの設立に関しては非常に、東金病院閉院後の後医療を担わせるとか、さまざまなこれまでのかかわりがありますよね。そういったところから、今不在となっている事務部長の後任というわけではないでしょうけど、やはり県としても、その助言とか、サポートとか、そういうことではなくて、組織の再構築に向けて、もっと踏み込んだ関与していくべきではないかなと。そうではないと、本当にこの組織をきちっと、ガバナンスをきかせることが本当にできるのかなと思うんですけれど、そのあたりはどうでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 東千葉メディカルセンターの事務体制の確立につきましては、まずは設立団体及び法人が責任を持って行う必要があると考えております。そのための体制の構築に当たっては、県としましても、いろいろ知恵を出していきたいと考えております。その上で、今後の経営健全化に向けては、さまざまな場を通して必要な助言、指導を行っていきたいと考えてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員、質問、簡明にお願いします。 ◯入江晶子委員 そうですね、はい。現時点では関与が、あまり強く関与していく姿勢ではないということなんですけれども、やはりこれは県として、しっかりと組織の再構築にかかわっていくべきだし、そうしなければ、将来の経営健全化であるとか、この病院の方向性、そういったことがきちんと定められないというふうに、これは意見ですが、思います。  質問なんですけれども、来年度の予算として、新年度の予算として、東千葉メディカルセンターの助成事業に3億3,590万円という金額が計上されております。こちらの執行時期ですね。県として、どのように現状を考えているのか。  それから、この助成事業ということで、新年度を含めて、これまで総額71億8,300万円という、施設整備費にかかわる起債償還費用というような名目で一連の支援が行われてきたんですけれど、これが新年度で終わります。しかし、一昨年に東千葉メディカルセンターのほうから、経営が厳しいと。資金ショートしているということで30億円の追加支援の要請がありまして、補正予算で計上されて、それがメディカルに既に渡ったわけですけれども、県として、東千葉メディカルセンターのこれからの見通しに向けて、今の経営状況をどういうふうに見ているのか。さらなる追加支援ということも早晩起きてくるのではないかなというふうに予想されますけれど、この点についての見解を教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) まず、新年度予算の3億3,590万円についてでございますけれども、県としましては、運営に関して指摘されている事項等について、改善状況等を十分に確認した上で執行したいと考えております。  次に、東千葉メディカルセンターの経営状況についてでございますけれども、令和元年度の収支状況を見ますと、医業収益が約72億1,900万円ということで前年度比107.5%となっております。近年、手術件数の増加等によりまして、医業収益においては改善傾向となっております。また、今年度4月から12月までの収支状況におきましては、医業収益は約53億400万円ということで前年度同時期比97.5%となっております。今年度については、新型コロナウイルス感染症の影響で患者が減少したことで医業収益は減ってる状況でございますが、緊急包括支援交付金の交付によりまして、収益全体としては、昨年度同時期と比較して増加しておりまして、収益合計は約63億1,000万円、前年度同時期比102.7%となっております。今年度末までは、こうした状況が大きく変わらないものと考えております。  それから、今後のセンターの経営改善に関連しましては、平成30年度末に交付いたしました追加財政支援を有効に活用し、設立団体として最大限の努力をお願いしたいと考えております。あわせて緊急包括支援交付金の補助金を活用していただきたいと考えているところでございます。県としては、センターや設立団体がさらなる赤字解消に取り組めるよう、引き続き助言等を行い、支援をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後に意見なんですけれど、不幸にも不正問題というところで、組織のガバナンスの問題、それから、さまざまな組織が抱える問題というのがうみのように噴出したわけです。ですから、この契機に千葉県として、しっかりと東千葉メディカルセンターに指導をして、健全な病院経営が行われるような執行体制にしていただきたいというところが一番私の求めるところであり、やはり地域の医療機関として、なくてはならない医療機関であるわけです。救命救急といった3次救急の拠点であることに加えて県立東金病院の後継機関という、そういう機能もあわせ持っております。やはりこの病院が信頼を取り戻して病院の健全化、経営の健全化だけではなくて、働いてる方のモチベーションが損なわれないように、それがひいては地域住民にとっては非常に不幸な問題になりますので、そのあたりをもっと戦略的に千葉県として考えて、市町にだけ今後について任せるのではなくて、やはり千葉県も一緒になって考えていく、そういうところを求めたいと思います。早急な対応として組織のガバナンス、コンプライアンス、そういったことを遵守させるような執行体制にすることと、もう1つ、中長期的にこの病院をどういうような医療機能を持たせて地域の医療ニーズに合致した病院にしていくのか。そして、赤字体質を、構造的なものがありますけれど、それをどうやって解消していくのか。これは東金市と九十九里町だけに任せていくのではなくて、ちゃんと千葉県も人の派遣も含めてしっかりとやっていただきたい。これを最後に強く申し上げまして終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 2点お聞きします。  1点目が、地震などの災害時の医療救護活動については各種団体と協定を締結していますけれども、これだけ大きな影響を与える感染症の対応についても、医師会とか歯科医師会、看護協会、薬剤師会、獣医師会など、関係諸団体と今後協定を結ぶべきじゃないかと思いますが、どうでしょうか。  2点目ですけども、コロナ禍の中、弱い立場の人への支援について、会ってサポートすることができにくくなっています。さまざまな相談会や講習会、イベントなどが中止、延期となっています。特にひとり親家庭、虐待のおそれのある子供たちなど、既に1年間もつながりが弱まっている、途切れているのではないかと心配です。その方々とのつながりを維持するために、これまでどのような対応をし、今後しようとしているのか。  以上、2点お聞きします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課、舘岡でございます。  今後の協定の話でございます。本県の感染症対策につきましては、千葉県感染症対策審議会や5つの専門部会を通じて、日ごろから県医師会などの関係団体と連携を図って進めているところでございます。また、今回の新型コロナウイルス感染症については、この審議会のほかにも感染症対策連絡会議専門部会を設置し、医師会、看護協会などの団体に委員を依頼し、御意見をいただくとともに、クラスターへの対応など、個別の団体等の協力が必要になった際には、その都度協議をして迅速に対応してきたところでございます。委員おっしゃられる各種団体との協定につきましては、これら関係団体、関係者の御意見も踏まえながら、また、ほかの自治体の意見も踏まえて検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課、尾関でございます。  児童の孤立化についての答弁をいたします。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして、学校等が休業となったり、外出自粛が継続する中で、支援ニーズの高い子供を早期に発見するとともに定期的に見守る体制を確保することが大変重要と考えております。ひとり親家庭に対しましては、子育てや就業、経済的な困窮など、日常生活上のさまざまな悩みや困り事を健康福祉センターですとか、市における母子父子自立支援員が窓口を閉じずに対応してきているところです。  また……     (「保健所になったんじゃないのか。保健所にまだならないの」と呼ぶ者あり) ◯説明者(尾関児童家庭課長) 福祉事務所機能の部分でやっております。健康福祉センター、保健所に入った……     (「逆」と呼ぶ者あり) ◯説明者(尾関児童家庭課長) 保健所、健康福祉センターですとか、市における母子父子自立支援員が対応してきてるところでございます。  虐待のおそれのある児童につきましては、市町村の要保護児童対策地域協議会や児童相談所で支援対象児童宅の巡回、訪問や学校を欠席した児童宅への訪問、電話連絡などの必要な見守りに取り組んで、支援が必要な児童を発見した際には市町村と児童相談所が連携し、役割を分担しながら適切に支援を行ってきたところです。今後ともコロナウイルス感染症対策に十分配慮しつつ、支援を必要とする児童を早期に発見し適切な支援につなげていけるよう、市町村や保健所、健康福祉センター、児童相談所、地域の関係機関との連携を深めてまいります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 最後に要望ですけれども、まず協定書については、感染症の場合には多くの皆様の協力が必要になりますので、先方とも今後協議をしていただいて、協定書の締結に向けて進めていただければと思います。  あと支援のほうですけれども、なかなか会いにくい、こういう状況の中ですから会えない場合もあると思いますけれども、電話1本でもいいと思いますので、何とかつながりを切らないような形で維持していただければと思いますので、支援のほう、よろしくお願いをいたします。  以上で終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 2点お願いします。  まず1点目は、きょうパブコメの締め切りになっている千葉県動物愛護管理推進計画について、パブコメの状況、内容、来てる件数等、状況を教えていただきたいと思います。  ちょっと動物愛護に関しましては、昨今、地震もありますし、出水期の台風、大雨もあります。また感染症ということも、コロナも続きながらでの避難ということになっていくわけで、きのうかおととい、まさにペットの同行避難所公表をということで、県に対して国のほうから自治体点検リストを通知ということがありました。市のほうは原則として、同行避難を受け入れるための避難所を開設しているという方向で力を合わせてやっているところで、こういった、ちょっと逆に現場は混乱してしまうのではないかなと。同行避難できない、受け入れ不可の避難所公開みたいなふうなネガティブなリスト化になってしまうことをちょっと危惧しておりますけれども、本県としてはどのように考えているのか。動物愛護に関しては2点教えてください。今の1点目と、もう1点も言っちゃったほうがいいですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 続けて質問しちゃってください。 ◯安藤じゅん子委員 はい。じゃ、質問を続けます。もう1点は、一時保護所の子供支援についてお聞かせいただきたいと思います。  保護期間における登校の扱いはどのようになっていますか。小学校、中学校、高校別にお願いいたします。  こちらの2点目がLGBTQ対応について、トイレや衣類、下着等はどのようになっているか。また、カミングアウトしていない児童生徒に対してはどのような対応を行ってくださっているのか、教えていただきたいと思います。  3点目は、一時保護所で働く職種の、この処遇改善については先ほど入江委員のほうからも予算のほうでありましたけれども、その部分でもう既に行っていること、行っていくこと、また、イメージアップに資する県の取り組みはどのようになっているのか、教えていただきたいと思います。  また、平均勤続年数、全国平均4年ということでありますけれども、本県の状況はどうでしょうか。  また、福祉専門職として採用された児童福祉司、現場を続けて課長補佐クラスまで昇給し続ける鳥取県のような人事の仕組み、工夫があります。今、まさに大量採用局面にあります本県において、こうした現場力を高める、向上させる、チーム力を高める人事制度、どのような工夫がなされているのか。  以上、お願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 菅沢衛生指導課長。 ◯説明者(菅沢衛生指導課長) 衛生指導課でございます。動物愛護に関する質問のほうにお答えいたします。  千葉県動物愛護管理推進計画のパブリックコメントにつきましては、本日締め切りということで、今まさに最終的な集計をしているところでございまして、今のところ寄せられている意見といたしましては、災害時における避難所でのペットの受け入れ体制の確保を市町村に働きかけてほしいといった意見ですとか、飼い主のいない猫問題について、行政の関与を進めてほしいとの意見などが寄せられております。今後、計画の改定に生かしていければと考えております。  それから、同行避難の未実施のほうなんですけれども、一昨年の台風19号のとき、全県下のほとんどの市町村で避難所が開設されておりまして、その中で30%程度に当たる14の市町村でペットを受け入れる避難所が設置されていなかったという聞き取り結果になっております。ただ、個別の状況については把握しておりません。今後とも、より多くの避難所でペットが受け入れられるように、市町村と連携して同行避難が速やかに行われるように努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課、尾関でございます。  児童相談所一時保護所における登校の状況についてですけれども、一時保護所では、子供の安全を確保する必要があることから、一時保護所から通学ということはしておりませんが、ケースによっては、入学式、卒業式、修学旅行などで学校に行くなどの対応をしているところです。また、一時保護をしている子供の学習到達度や受験を控えているなどの状況を把握した上で、必要に応じて在籍している学校と連携を図りながら個別に対応しているところでございます。  それから、一時保護所に入所してる児童がLGBTだった場合の対応ですけれども、LGBTだとわかった場合は本人の気持ちを尊重し、必要に応じて配慮することが必要だと考えております。具体的な配慮としては、衣類を自分で選んでもらうことや多目的トイレを使用することが考えられます。また、男女が決まった居室では難しい、つらいということであれば、居室は個室で対応するなど、しているところでございます。入浴につきましては、通常でも1人ずつ浴室に入っておりますので、対応は可能と考えております。これらの環境の整備に加えまして、児童の意向に沿わないアウティングを行うことのないよう配慮する必要があると考えています。  また、LGBTのカミングアウトをしてない場合の対応ですけれども、児童相談所では、できるだけ子供の状況を把握するよう努めているところですが、カミングアウトされないとなりますと、なかなか把握が難しい場合がございます。例えば一時保護所での行動観察ですとか、児童心理司による児童との面接や心理判定、それから福祉司による学校や家庭からの聞き取りなどにより、子供一人一人の暮らしのしづらさや困難さに寄り添った支援をしていくことが重要であると考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。児童相談所の職員に関する御質問にお答えいたします。
     まず、児童相談所職員の処遇につきましては、これまで児童福祉司、児童心理司等に支給されておりました特殊勤務手当を、令和3年1月1日から給料の調整額に変更し、給与の支給額を引き上げたところでございます。また、児童相談所で働く職種の業務内容や仕事のやりがいを伝えるためのリーフレットを作成しまして募集活動等を行ってるところでございます。  それから、本県の児童福祉司の平均勤続年数ですが、9.2年となっております。  また、児童相談所の現場力を高める人事制度の点につきましては、本県においても、児童相談所職員が現場での業務経験を積み重ねながら昇任する人事制度となっておりまして、例えば児童相談所でケース管理を統括する主席児童福祉司は主幹級の職位となっているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 どうも御答弁ありがとうございました。  まずは要望いたします。動物愛護のところでは、やはりまさに被災して初めて市の危機管理課のほうに、ペットを連れて行きたいみたいな電話が本当殺到したというのを、ここ最近の市町村の声として受けとめています。事前にしっかりと、どこに避難すればいいのかということを飼い主の責務として、しっかりと対応していただくためにも、市町村が今、未設置3割というお声がありましたので、全て設置できるように、県の動物愛護担当の職員の方からのアドバイス、指導、助言でもって、必ず千葉県のほうでは大丈夫ですよという担保をとっていただきたい、進めていただきたいと思います。  また、この6月からマイクロチップが努力義務というところで入ってきますけど、マイクロチップリーダーとかも、今までの配置で十分足りるのかとか、今後、移送防止であるとか、所有明示措置というところが強化されるに当たって、しっかりとマッチングできるように手当てしていっていただきたいと思います。  これが動物愛護のほうで、一時保護所の子供支援のほうは、どうも御答弁ありがとうございました。本県としても、物すごく配慮をいただきながら、子供に対しても、また働く職員の方々の処遇のところについても、きめ細かいケアをいただいているということであります。今年度と来年度、児童相談所の第三者評価が入っていくわけでありますので、今の自己評価と第三者評価のそごがあるのであれば、そのあたりをしっかりと埋めて、本県としても、子供のために、また働く方々のために、しっかりとした環境整備をいただきたいと思います。ありがとうございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  市原委員。 ◯市原 淳委員 私のほうからCOPD、いわゆる慢性閉塞性肺疾患についてお伺いします。  現在、テレビコマーシャルでも啓発活動として流されているんですけども、日本の潜在患者が500万人と言われてまして、今回のこの新型コロナウイルス感染症の診療の手引きの中の重症化リスク因子として含まれている疾患になります。県でも禁煙デーなどで啓発活動していただいているようですが、それ以外にどのような啓発活動をしているか、まず1点お伺いします。  あと続きまして、ぜひとも特定健診の項目として入れるべきだと思うが、県の見解をお聞かせ願います。  次に、児童相談所の点においてちょっとお伺いしますが、先日、中央児相を視察させていただいたんですけども、その中で気になる点がありまして、幾つかある中で2点お伺いします。  1点が職員の離職率に関してなんですけども、非常な激務と聞いております。その中で離職率が少し気になったんですけども、職員に対するカウンセリングですとかアフターフォローの状況はどうでしょうか、お伺いします。  あともう1点が、保護児童のうち、多くの方は自宅に帰られると承知してますが、一部の方で児童養護施設ですとか里親制度を使って引き取られていくと思うんですけども、一時保護の期間が長くなるというところが、児童養護施設と里親の制度の構築ができていないと時間が長くなってしまうと思うんですが、その点について、今後の児童養護施設の整備や増設について、県の見解はどうか。  あともう1点が、里親の登録状況と今後の見解はどうか。  最後に新型コロナウイルスワクチンに関してなんですが、一般の方に対しては市町村の接種体制の構築になると思うんですけども、その中で、県が現在把握している接種体制に対しての現在の状況を教えてください。  あと最後にワクチン接種に関してなんですが、広報、勧奨していかないといけないと思うんですが、現在さまざまなデータですとかマスコミ、あとネットの情報で混乱している状況ですので、ぜひとも県として、知見に基づいたデータを開示すべきと思いますが、どうでしょうか。  以上、お伺いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課の大野でございます。  私からはCOPDに関する質問2問にお答えをいたします。  まず、COPDの啓発についてですが、県では、COPDがたばこを原因とする肺の病気であることや、症状のある方は医療機関を受診することなどを周知啓発するためチラシを作成し、市町村や保健所、医療保険者を通じて県民に配布しているほか、ホームページにも掲載をしております。また、COPDの最大の危険因子がたばこの煙であることは明らかですので、リスクの高い喫煙者への禁煙指導が重要と考えております。県では、医療保険者が実施する特定健診・特定保健指導において、保健医療従事者が適切な禁煙支援が行えるよう研修を実施しております。また、喫煙者が禁煙に取り組む後押しができるように、職場の衛生管理者や禁煙をサポートしたい人を対象に研修を実施するほか、健康保険による禁煙治療を行える医療機関の情報をホームページに掲載しているところでございます。  それから2点目の御質問で、特定健診にCOPDの検査ができるようにすべきではないかという御指摘でございますが、このことに関しましては、日本呼吸器学会のほうから同様の提言が過去においてなされているところではございますが、国の動向を注視し、対応を検討していきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  まず、児童相談所職員に対するカウンセラー等のフォロー状況はどうかという御質問です。若手職員が1人で事案を抱え込まないように複数の職員で組織的に対応するとともに、困難事例については、弁護士や医師などから助言や指導を受けることのできる制度を設けております。また、ストレスチェック制度による不調の予防や精神科医、臨床心理士などの専門家の面談による健康相談の周知等、円滑に職場や業務に適用できるよう支援しているところでございます。  続きまして児童養護施設の整備についてですけれども、千葉県子どもを虐待から守る基本計画では、定員30人から40人の民間の児童養護施設を令和6年度までに2カ所整備することを目標にしております。計画の目標に対してできるだけ早期に整備できるよう、事業者の公募や国庫補助協議などの各種手続を前倒しして着手できるよう努めてまいります。  また、里親の登録状況ですけれども、令和元年度の千葉県の登録里親数は568組であり、5年前の平成27年度と比較して130組増加しています。千葉県子どもを虐待から守る基本計画では、令和11年度までに登録里親数を700組、里親委託率を40%に引き上げることを目標にしているところです。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 舘岡疾病対策課長。 ◯説明者(舘岡疾病対策課長) 疾病対策課でございます。私からはワクチンの質問2問についてお答えいたします。  まず、市町村における人員の配置について、準備状況はどうかということでございます。1月の下旬の国の調査によれば、人員体制の強化について実施済み、または実施見込みとする市町村が32となっておりまして、残る市町村は検討中とされておりました。各市町村においては、ワクチン接種体制の確保に的確に対応するために、例えば対応職員をふやすことや新たな組織を立ち上げることなど、対応に遺漏のないよう努めているところと認識しております。  続きまして、ワクチン接種の広報についての御質問でございます。多くの県民の方々が安心して接種を受けられますよう、国や市町村、医療関係団体等と連携しまして、県のホームページや今後設置予定のコールセンターなどを活用しながら正確な情報提供や啓発に努めてまいりたいというふうに考えております。具体的には、接種の目的ですとか安全性、接種するまでの具体的な流れ、副反応に関することなどについてお知らせすることによりまして、新型コロナワクチン接種について理解促進を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 ありがとうございます。  まず、ウイルスワクチン体制に関してですけども、ぜひとも県のホームページのほうで知見に基づいたデータ開示と勧奨を進めていただくように要望いたします。  それと児童相談所の件に関してですが、養護施設並びに里親に関しても人をふやしていただいてるということで、ぜひとも計画に沿った流れで進めていただくようにお願いいたします。  それと最後にCOPDに関してなんですが、特定健診に含むということはなかなか困難であるということですけども、今おっしゃってました保健指導時などに簡単なチェックリスト等でCOPDの状況がわかるようなものが今できてると思うんですね。こういったものは全く予算もかからずにできる。また、データとして使えるということですので、ぜひこれ、組み込んでいただいて、あとは御本人が受診するかどうかだとは思うんですが、非常にコロナウイルスのリスク因子としても、エビデンスはまだ出てませんけども、ちょっと重要視されるであろうと、そういったところもありますので、ぜひそういったところも組み込んでいただくように要望して終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 2つ。介護従事者への慰労金が、聞きましたら、約1万2,582施設のうち、1月末で6,887施設にしか支払い済みでないということで、54%、施設の数で言いますと、金額で言うと55億7,000万円なんですけれども、一体届いていないのは、およそ何人に幾らぐらい、まだこの慰労金が届いていないのか、1点目お答えください。  それから2点目は、千葉県男女共同参画計画における女性の割合を高める問題で、健康福祉部における審議会等での女性の比率ゼロ%、あるいは10%以下の審議会や協議会はどこか。それから、健康福祉部全体では、どういうふうに目標を定めて頑張っておられるのか、お答えいただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  先に健康福祉部の審議会等におけます女性の登用状況についてでございます。ゼロから10%以下の審議会の数等については手元に資料がございませんので、この場でお答えできませんので、改めてお示ししたいと思います。健康福祉部全体としましては、51附属機関ありまして31.6%となっております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課です。  介護職員への慰労金の関係ですが、済みません、届いてない方の人数、手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 ゼロ%、女性が1人もいない。私の今把握してる範囲で、このデータが、ネットが間違ってなければ、市川保健所の感染症診査協議会、あるいは野田保健所の感染症診査協議会、これ、3月に委員の改選があるということなんですが、こうした事実がゼロ%、あるいは10%以下というところは後で教えていただきたいわけですけれども、やはり健康福祉部全体では31.6%という御答弁ありましたが、今、県全体では、全国で47都道府県中、42位とか、43位とか、県全体で30.3%ということなんですね。健康福祉部が31.6%ということなんですが、今年度中に40%を目指していたのですが、こういう状況であります。  御承知のように、JOCのオリンピックの森会長が女性理事を4割というのは云々かんぬんということで、時間がかかるというふうな発言で、目標に不満を示しおやめになりましたけれども、やはり健康福祉部、非常に、最前列はおられませんが、2列目に3人、3列目に3人ということで、女性の方も、割合としてはもっともっと高めていかなければならないと思いますので、今後、やはり40%目標、この県の目標、早期に達成するために、健康福祉部としてお考えになってること、あるいは課題になってること、あればお聞かせいただきたいと思います。  そして、慰労金の問題では、やっぱりこれ、おくれているということでよろしいんですよね。金額や人数はお答えになられませんけれども、届いている施設が五十何%という、半分ちょっとということで、ずっときょう1日議論していた、本当にエールと感謝を送るというところで、既に計上されてるお金も届いていないじゃないかというところはどう改善すればいいんでしょう。遅いですよね、どう改善しようとなさってるのか、御答弁いただければと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井上健康福祉政策課長。 ◯説明者(井上健康福祉政策課長) 健康福祉政策課でございます。  健康福祉部の審議会等の委員ですけれども、医療ですとか福祉等の関係団体、あるいは市町村代表者等から委員を登用しているところでございますけども、それぞれの団体の代表者に女性が少ないということが、登用率40%に達していない理由の1つだと思っております。そこで各団体に対しましては、できるだけ女性委員を推薦していただくように、それぞれ個別に働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 介護職員等の慰労金については、現在、書類のチェック、あるいは支払い手続き等を続けてるところでございますので、順次適切に支払いをしてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 最後にします。千葉県は全国で唯一、県の条例がない、男女共同参画条例がない県です。この審議会のことについても、42番目、43番目。しかし、健康福祉部においては、本当、ケア労働を担う女性の皆さん、多く現場で県内で頑張っておられます。幹部職員の中にもぜひ登用を多くするように強く要望して、ジェンダー平等の千葉県を実現して本当にケア労働が大事にされる、そういう千葉県を目指していきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で諸般の報告・その他に対する質疑を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、特に委員長報告すべき事項がございましたら御発言願います。  伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 きょうはいろいろ出て、コロナから始まって、医師、医療従事者、それが足りないこともみんなの意見の中で痛感しました。看護師も全国平均は1,150人くらいなんですよね。千葉県は九百何人です。お医者さんもそうですね。ワーストスリーくらいになった。そういう中ですから、ここで委員長報告へ入れて部長も努力してもらいたいのは、今働いてるドクター。県立病院もひっくるめて、ただ65歳で定年させたらだめだよ。いろいろな県費を投じてつくり上げた頭脳だよ。ですから、そういう人に70歳まではやってもらうと。70歳までを誓って、やってもらわなきゃ、しようがないから。そういう形でやらないと、保健所でも何でも、所長1人でなくて、もう1人、もっと科学とか、予防だとか、そういう不変のものを心得た人が、スタッフがいれば全然違う。それには、医師は70歳。まず、看護師も本当は70歳までと言ったけど。しわがよっちゃったらしようがないから、看護師は65歳。そういう形で、国の動向をただぼさっとと見てたって、だめだと。そういう形で定年の延長をして人材確保、新しい人を養成する。それには奨学金を出せばいいじゃないと。やっぱり今いる人材、それをやっぱり大事にしていく。  中国史にも出てますよね。すばらしい馬、赤兎馬を探せ。赤兎馬をよそへ探しに行った。そしたら、馬が死んでたと。馬の骨を持ってきたと。すぐ隣に、こんないい赤兎馬がいるんじゃないか。人材は、千葉県で活躍してくれたその人材、その頭脳、経験、そういうものを生かして、ドクターは70歳。委員長、眠くなったかな。看護師、医療従事者65歳、こういうのを全国に先駆けて──違反することでないと思うよね。そういうことをやってもらいたい。それも、ここだけで言っていたってしようがないから、広くやると。  なぜかというと、この間、これ、テレビですけど、山中教授、それと山梨大学の島田学長。厚労省は政治では動かないと、そういう結論になったんですよ。ですから、世論を動かしてやっぱりやっていかなきゃ、しようがないと。そういう中で厚労省は動かせないんだから、各都道府県が今の医療の人材不足、これを地方から改革ののろしを上げる。そういう意味でも、ぜひ委員長、入れていただきたいとお願いいたしまして終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、ただいま御発言のありました事項につきましては、委員長報告の参考にさせていただきたいと思いますが、細部につきましては正副委員長に御一任をいただきたいと存じます。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で健康福祉常任委員会を閉会といたします。        午後5時40分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....