千葉県議会 2020-07-03
令和2年_文教常任委員会(第2号) 本文 2020.07.03
◯説明者(澤川
教育長)
教育長、澤川でございます。
今回、
文教常任委員会に付託されました議案第15号は、令和2年度千葉県
一般会計補正予算(第5号)のうち
教育委員会所管に係るもので、国の第2次
補正予算が6月12日に成立したことを受け、
感染症対策を強化するための
保健衛生用品及び
教育活動や
家庭学習に必要な
学習教材の購入、
特別支援学校の
スクールバスの増車、
学習サポーター、
スクール・
サポート・
スタッフの
追加配置、
部活動の
全国大会の代替となる
県大会への支援などを行うものです。
詳細については
担当課長から説明をいたします。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
◯委員長(
小路正和君) はい、ありがとうございます。
─────────────────────────────
議案第15号関係
◯委員長(
小路正和君) それでは、議案第15
号令和2年度千葉県
一般会計補正予算(第5号)を議題とします。
当局に説明を求めます。
榊田財務課長。
◯説明者(
榊田財務課長)
財務課長の榊田です。失礼します。議案第15
号令和2年度千葉県
一般会計補正予算(第5号)について御説明します。
お手元の
補足説明資料1をごらんください。
教育委員会所管に係る6月
補正予算の
追加提案分は
一般会計で21億6,140万円の増額で、補正前の額と合わせ3,851億6,944万3,000円となります。項別及び
財源内訳は表に記載のとおりでございます。
2ページをごらんください。
事業内容について御説明します。
(1)
学校再開に伴う
感染症対策・
学習保障の強化は
予算額7億2,000万円で、
県立学校における
感染症対策を強化するための
マスク等の
保健衛生用品及び学びの確実な定着を図るための
教育活動等に必要な
学習教材を購入します。
(2)
特別支援学校スクールバス感染症対策事業は
予算額2億10万8,000円で、
スクールバスにおける
感染リスクの低減を図るため、
重症化リスクの高い
児童生徒が乗車するコースなどに
小型バスを24台増車します。
(3)学びの保障のための
人員体制の強化は
予算額12億2,229万2,000円で、
児童生徒の
学習定着度に応じたきめ細かな
指導等を行う
学習サポーターを
小中学校に
追加配置するとともに、新たに
高等学校にも配置します。
3ページをごらんください。これに加え、教員の多岐にわたる業務を補助するため、
家庭学習や家庭への
連絡資料の準備などに加え、教室内の換気や消毒などの
感染症対策にも携わる
スクール・
サポート・
スタッフも
追加配置します。
(4)
全国大会の
代替地方大会の
開催支援事業は
予算額1,900万円の
新規事業で、中止された
全国大会等の代替となる
県大会を実施する
競技団体に、
大会運営と
感染予防対策に係る経費を支援します。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
◯委員長(
小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
川名副
委員長。
◯川名康介副
委員長 では、私から議案第15
号令和2年度千葉県
一般会計補正予算(第5号)についてお伺いいたします。
私からは1点、
特別支援学校スクールバス感染症対策事業について伺わせていただきます。
この
特別支援学校の
スクールバスにおいては、今議会の答弁においても、座席を工夫し、距離を保つこと、
保護者に送迎の協力を得ることなどが示されておりましたが、
スクールバス内の密を避けることは引き続き課題であり、いかにバス内の密を低減させるかについて取り組んでいかなくてはならないことは、皆様、御高承のとおりであると思います。今回の議案では、国の第2次
補正予算を利用した
スクールバス感染症対策事業で24台のバスを計上しております。
そこで伺います。この24台をどのように決定したのでしょうか。
◯委員長(
小路正和君)
青木特別支援教育課長。
◯説明者(
青木特別支援教育課長)
特別支援教育課長の青木でございます。
24台をどのように決定したのですかとの御質問でございますが、バス内の密を避けることを目的に、できるだけ2人
がけシートに1人で座れるようにするため、感染すると重症化するリスクの高い
基礎疾患のある
児童生徒等の
乗車状況も加味し、全コースを確認した結果、24台を増車することといたしました。
◯委員長(
小路正和君) 川名副
委員長。
◯川名康介副
委員長 バスの増車につきまして、いろいろと考えて今後もお願いしたいと思います。
この
スクールバスの密の低減に取り組んでいただくことはもちろんなんですけども、やはり
特別支援学校の
児童生徒の中には
基礎疾患を持つ
児童生徒がいるということから、より慎重な
新型コロナウイルスの対策が必要かというふうに考えます。引き続き、
保護者、そして学校の声を丁寧に酌み取りまして、
感染防止に努めていただきますよう強く要望いたしまして、私からは以上とさせていただきます。
◯委員長(
小路正和君) ほかに質疑はありませんか。
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 私からは2点、議案第15
号令和2年度千葉県
一般会計補正予算の中から、
学習サポーターについてと
スクール・
サポート・
スタッフについて幾つか聞いてまいりたいと思います。
まず、6月1日から
新型コロナウイルス感染症対策のために休校していた学校もようやく再開をして1カ月がたちました。
県立学校は、時間差登校も徐々に解除となって、
部活動も始まったということで、私も非常に安堵をしております。しかしながら、やはりその4月、5月、2カ月間の休校というのは簡単に取り戻すことができない部分があると思います。夏休みを短縮したり、あるいは1日の授業時間をふやしたり、また大きな行事をなくしたりと、さまざま本当に大変御苦労して、現場の
先生方、一生懸命対応してくださってるというふうに聞いてます。その中で、今回
補正予算で、
授業等においてきめ細やかな支援を行う
学習サポーターが
追加配置をされるというふうに伺って、
子供たちの学習の向上に向けて、その活用に大いに期待しているところでございます。
そこで何点か伺います。まず、
学習サポーターの
配置計画はどのようになってるんでしょうか。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長)
学習指導課長の佐藤です。
臨時休校中の学習を補助するため、
臨時休校後、
児童生徒の学習の
定着度に応じたきめ細かな
指導等を行うためということで、
小中高等学校に
学習サポーターを
追加配置することといたしました。各校の希望を聴取しまして、
市町村立小中学校に880人、県立中
高等学校に140人の計1,020人を配置する予定でございます。これにより配置を希望する全ての
公立小中高等学校に最低1人の
学習サポーターの配置が可能となりました。
以上でございます。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 希望している全ての
公立小中高等学校に最低1人という配置ということですけども、これ、どのような活用を見込んでますか。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長) 主な活用としまして、進学や卒業を控えた中学校3年生や小学校6年生に重点的に配置し、学力の定着を図るようきめ細かな指導をすること、また少
人数指導や
習熟度別指導、放課後の補習などの
学習支援、教材の作成や
ドリル学習における
採点業務などの校務の支援などが考えられます。特に今回初めて配置の対象となりました
高等学校では、授業におけるティーム・ティーチングや特別な配慮が必要な生徒への支援、
外国人生徒への
指導等への活用が見込まれております。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 今の御説明の中で、全部で1,020人ですか、1,000人以上配置するということになるわけですけども、これ自体はすばらしいと思うんですけど、これだけの人数を追加で配置ということなんですが、これ、どのように募集しますか。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長) まず、人材といたしましては、
退職教員、
教員希望の大学生、大学院生、教育に関心のある
地域人材を想定しているところでございます。6月22日現在、
県内在住の748名の方が
文部科学省の学校・
子供応援サポーター人材バンクに登録しておりまして、このデータを活用したり、また
県教育委員会のホームページで
募集記事を掲載したりいたします。さらに県内各大学に対しまして
募集活動への協力を依頼しているところでございます。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 今回、
コロナの影響で、やはり
子供たちの間で格差が出て、この
休校期間も、やってた子とそうでない子で、教育の現場で
学習格差というのが心配されると思います。そういう中では、やはりおくれの見られる子供にはきめ細やかに御指導していただきたいという面で、すばらしい
取り組みだと思うんですけども、ただ、私が本当に気になるのは、この1,000人を超える
追加配置という中で、人が本当に集められるだろうかというところの心配がありますので、ここについては前向きに積極的に取り組んでいただいて、何とか人をちゃんと加配できるようにお願いしたいと思います。
続いて、
スクール・
サポート・
スタッフについてまた伺わせていただきます。
国の第2次
補正予算が成立したことを受け、県は、
教育環境の整備として
スクール・
サポート・
スタッフの
追加配置を255人としています。今回のこの
追加配置の目的は、
新型コロナウイルス感染症対策の強化を図ることで業務がふえることが見込まれる教員の業務を
サポートし、教師が子供の学びの保障に注力できるようにするというふうに国は示しているわけですけれども、これ、
追加配置255人の
学校種別の人数はどうなってるんでしょうか。また、
市町村の数についてはどうでしょうか。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長) 今回の
追加配置につきましては、国が示す5学級以下の
小規模校を除き、当初予算で配置されていない全ての学校について、各
市町村教育委員会から要望を丁寧に聞き取り、要望があった小学校177人、中学校69人、
特別支援学校9人、合計255人全てを国に要望いたしました。また、要望のあった
市町村教育委員会は41でございます。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 ありがとうございます。当初
予算分の180校と今回の
追加要望255校が、合計しても435校にしかならないんですが、配置されない残りの学校は何校になるんでしょうか。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長) 千葉市を除く
公立小中義務教育学校及び
特別支援学校、計1,007校から、当初予算で既に配置している180校と、今回の
追加配置分255校を差し引いた572校となります。なお、その572校のうち、5学級以下の
小規模校や
高等部のみの
特別支援学校、計37校については、国が配置の対象としておりません。
以上です。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯鈴木ひろ子委員 今、本当に消毒だったり、おくれを取り戻すだったりで、現場では本当に
先生方、御尽力されてると思うんですけども、そういう中でこの
スクール・
サポート・
スタッフが配置されない学校っていうのは実際大丈夫なんでしょうか。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長) 要望がなかった幾つかの
市町村教育委員会にその理由を聞き取りましたところ、市町独自の
スクール・
サポート・
スタッフや
授業準備等を支援する
会計年度任用職員を配置しているため、追加の要望をする必要がないとの回答がございました。
以上でございます。
◯委員長(
小路正和君)
鈴木委員。
◯説明者(
青木特別支援教育課長) 今回の
スクールバス事業でございますけれども、積算の内訳ということで、
バス車両と
運転手、そして
介助員から考えておりますので、
運転手さんと
介助員さんがつくということになります。
◯委員長(
小路正和君)
菊岡委員。
◯菊岡たづ子委員 教員の負担がふえてしまうことがあり得るのかなというふうに感じたもので、今の質問をさせていただきました。ぜひ安全に走行ができるように、いい
事業所を選定していただければと思います。お願いいたします。
以上です。
◯委員長(
小路正和君) ほかに質疑はありませんか。
平田委員。
◯平田悦子委員 私のほうからも何点か質問させていただきます。
先ほど
鈴木委員からも質問があった部分なんですが、学びの保障のための
人員体制の強化の部分で、
学習サポーターも880人というふうにお話があったんですが、現在、既に各学校に配置されてる
学習サポーター、こちらの既定の
小中学校の
学習サポーターの充足度がどうであるのかということがまず1点と、あとは、先ほど全校に最低1人の配置というふうに説明があったんですが、それ、既定の現在配置されている
学習サポーターに今回の880人をプラスして全校配置というふうに判断をしているのかどうかの確認をお伺いしたいと思います。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長)
学習指導課長の佐藤でございます。
現在、公立の
小中学校には232人の配置を決めているところでございます。また、この数に合わせまして、今回の補正では、改めて希望調査をさせていただきまして、各
市町村教育委員会から要望のありました880人、それら全てに応えるということとしております。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 はい、わかりました。ありがとうございます。
次に、これ、7月以降に順次配置予定というふうに書かれているんですが、結構、プラス880人て、先ほどから人数が多くて人探しが大変だというような話もあるんですが、順次配置のこれがいつまでに人数を確実に配置できて、今回のこの
補正予算の分の
学習サポーターの任期がいつまでなのかというその見通しについてお伺いをします。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長) まず最初の御質問ですが、予算成立後に人材確保に努めまして、国からの内示があり次第、速やかに配置をしてまいりたいというふうに考えております。また、任期につきましては、当初予算による
学習サポーターと同様に、来年の2月いっぱいということとしております。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 内示があり次第ということなんですが、必要なので880人と、これだけの要望が来ていると思いますので、なるべく本当に早く人を探して配置をお願いしたいなというふうに思います。
そして県立中学校、そして
高等学校の
学習サポーター、こちらが新規で140人、先ほどの説明だと、ティーム・ティーチングだったり、外国人の生徒の指導だったりということであったんですが、
高等学校の授業内容というふうに考えると、やはりこの
サポートするにしてもある程度の知識が必要なのかなというふうに思います。
そこで、この140人の中に免許が必要な方と不必要な役割もあると思うんですが、その内訳についてお伺いします。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長)
高等学校での活用におきましても、生徒一人一人のつまずきを早期に発見したり、あるいは学習の定着を図るということを目的に入れておりますので、先ほど申し上げたとおり、ティーム・ティーチング、放課後の補習、あるいは特別な配慮が必要な生徒、
外国人生徒等への支援ということになっておりますので、特に教員免許等については必要としているところではございません。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 少しでも手があったほうがいいということなので、免許が必要ではないということなのですが、とにかく先ほどからも言うように、募集してもなかなか人が来ないんじゃないかという不安がありますので、しっかり探していただきたいなというふうに思うんですが、それがちょっと次の質問にも関係してきますが、この間の
委員会のときに未配置の状況だったり、お聞きしたんですが、これは、じゃ、今回のこの
スクール・
サポート・
スタッフだったりは免許が必要な人員は募集はしていないということでいいんですかね。確認です。免許が必要な人はいるのかいないのか。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長) 今回2次補正で配置される
学習サポーターにつきましては、免許を持っている方については単独でも授業ができるというふうにされているんですけれども、その使い方については各学校によるところとしておりまして、
学習サポーターについては教員免許を特に必要としていないということで募集をしているところでございます。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 済みません、
スクール・
サポート・
スタッフのほうは免許があってもなくてもということなんですか。済みません、ちょっと確認。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長)
スクール・
サポート・
スタッフのほうは免許は必要ございません。
(平田悦子委員、「免許は要らない」と呼ぶ)
◯説明者(
酒井教職員課長) なしです。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 なし。今回は皆さん、免許が必要な募集人員ではないということでいいんですね。はい、わかりました。済みません、ありがとうございます。
済みません、次に、
全国大会の
代替地方大会の
開催支援事業のほうでも何点かお伺いします。
今回、運動系
部活動のみということになるかと思うんですが、先ほど対象団体というか、どういった競技で団体があるかと、実施予定がという話を少しお伺いはしたんですが、いろんな競技があって、競技人口が少ない競技でも
県大会があったものとかがあると思うんですが、そもそもどのスポーツにもそういった対象になるような団体があるのかどうかというところをお伺いします。
◯委員長(
小路正和君)
伊藤体育課長。
◯説明者(
伊藤体育課長)
体育課長の伊藤です。
どの競技にも
競技団体があるのかとの御質問ですが、例えばテニスであれば、千葉県テニス協会などということで、全ての競技において
競技団体が存在しております。
以上です。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 はい、ありがとうございます。ただ、その中では、競技を実施するもの、しないものがあるということで、先ほどほかの委員からの質問であったとおりだと思いますが、この実施をする競技、しない競技っていうのがきっと出てくることになると思うんですが、今回の競技が
全国大会だったり、
県大会のかわりということになると、受験を控えた生徒なんかは特に大会でのスポーツが得意な生徒は、その成績が今後の自分自身の成績にいろいろとかかわってくるのではないかというふうに、ちょっとデリケートな部分があるんじゃないかなというふうに、その心情を心配いたします。実施される競技とされない競技、あとは文化部と運動部だったりで不公平を感じることが起きるんじゃないかというふうな懸念がされるんですが、この競技の結果というものをどのように扱うのか、成績にも反映されるようなものなのかどうかをお伺いします。
◯委員長(
小路正和君)
伊藤体育課長。
◯説明者(
伊藤体育課長) まず、実施される競技と実施されない競技に関する御質問ですが、生徒の安全・安心を第一に考えると、
中央競技団体等のガイドラインが示すように、柔道など、競技特性等により、
感染リスクが高いものについては、文化部、運動部ともに大会等の実施は困難な状況となっています。しかしながら、
文部科学省から大学への通知では、大会が中止になったことにより、志願者が入試において不利益を受けることのないように示されております。なお、実施されない競技においては、その理由を顧問より生徒に対して丁寧に説明を行っております。
また、大会結果についての御質問ですが、
代替大会には順位をつける競技とつけない競技があります。成績が明らかにならずに大会結果が学校や個人の競技成績に反映されないものもありますが、先ほど御説明させていただきましたように、
文部科学省から大学への通知で、志願者が入試において不利益を受けないようにということが示されております。
以上です。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 ありがとうございました。やはり
部活動を頑張って進学をしたいというふうに考えてる子はたくさんいると思います。そういった文科省の指針があるのはもちろんわかってはいるんですが、そういった
子供たちが、今後の希望がなくならないような、そういった対応ができるといいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
最後に1問伺わせていただきます。
昨日、東京都で
新型コロナウイルスの感染者が100人を超えて、本県も徐々にふえてきています。そして本日、もう既にお昼の段階で東京都、また100人を超えるだろうというようなニュースが出ておりました。この関東地方で徐々に感染者がまたふえてきているという状況で、
部活動の実施については、県教委からも通知を出されているので、それに準ずるようにそれぞれ活動をしていると思うんですが、今後、もしさらなるこの感染者の数の増加など、状況が悪化した場合、こういった関連団体が主催するものにしても、その大会の開催の判断などはどのように行っていくのかお伺いします。
◯委員長(
小路正和君)
伊藤体育課長。
◯説明者(
伊藤体育課長) 感染症拡大の場合の
大会開催の判断についてですが、日本スポーツ協会からは、大会の主催者は開催都道府県で感染拡大の可能性が報告された場合の対処方針について、当該衛生部局とあらかじめ検討しておくようにというガイドラインが示されております。本県においても、健康福祉部と随時情報を交換しまして、主催
競技団体に必要に応じて助言をしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◯委員長(
小路正和君) 平田委員。
◯平田悦子委員 はい、ありがとうございました。感染症だったり、状況は心配ではありますが、もしプレーができることが決まった
子供たちがいれば、その子たちが最大限のプレーをできることが、環境を整備してあげられるように努めていただきたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
◯委員長(
小路正和君) ほかに質疑はありませんか。
加藤委員。
◯加藤英雄委員 簡単に幾つかお伺いします。
まず、財源の問題なんですが、
スクールバスの感染対策事業は、国の2次補正で国の補助率が2分の1、それから学びの保障のための
人員体制の強化、国の補助は3分の1なんですが、先ほど冒頭の説明では、今回の
補正予算、全額国庫というふうになってたんですが、残りの県が負担しなきゃならない分というのは、国から来ている地方創生臨時交付金を充てるという理解でよろしいんですかね。
◯委員長(
小路正和君)
榊田財務課長。
◯説明者(
榊田財務課長)
財務課長の榊田です。
委員御指摘のとおりでございます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 そうすると、
スクールバスの感染症の対策事業なんですが、これから業務委託などの契約段階に入るということなんですが、もう既に、先ほども質問あったように、各学校では、単純労務委託という形でそれぞれ自動車会社、バス会社などと契約してますよね。場合によっては1つの学校で
スクールバスの送迎を委託される業者、2つの業者が入って送迎をしなきゃならないということも起こるんですか。
◯委員長(
小路正和君)
青木特別支援教育課長。
◯説明者(
青木特別支援教育課長)
特別支援教育課長の青木です。
入札の状況によってはそのようなことも考えられます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 現在受け持っている委託業者に上乗せするっていう方法はできないんですか。もう学校も知ってるし、なれてるし、期間も短期間でやらなきゃいけないんで、そういう方法はとれないのかなってふと感じたもんですから、いかがでしょう。
◯委員長(
小路正和君)
青木特別支援教育課長。
◯説明者(
青木特別支援教育課長)
特別支援教育課長の青木です。
委員御指摘のように、そのような形になれば、なれた業者がということになりますけれども、千葉県財務規則に基づいて、一般競争入札で調達をしていく予定でございます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 次に、学びの保障のための
人員体制の強化で、先ほど
鈴木委員からも質問あったように、どうやってこれ、人を確保するのかというのが大問題にやっぱりなってくると思うんですよね。教員というサイドから見れば、6月1日段階の小中の未配置は35人、頑張ってここのところ減らしてきていますよね。先ほど課長の答弁では、
退職教員だとか、大学生などを対象にするというふうに、七百数十人は
サポート人材バンクに登録されてるという話だったんですが、現在、千葉県の
教育委員会がつかんでいる
退職教員の数、あるいは依頼できるだろうという大学生の数というのは何人になるんですか。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長)
退職教員数については、現在、今、把握はしておりません。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 それじゃ、7月から配置しようというのに進まないじゃないですか。月曜日に私どもが出した意見書で、教育学会の10万人の教職員増、教育学会はこう言ってるんですよ。教職員免許を持った人は世の中にたくさんいます。1つは、既に定年退職された元教員の方々ですと。過去10年間、退職されてからまだ60代という方、過去10年間の定年
退職教員数は全国で約20万人、そのうち半分ぐらいが臨任講師になったり、非常勤講師になってるから、あと10万人の方々がいると。そういう方々のところに触手を伸ばして、配置についてもらうだとかって言っているんですよね。やっぱりこれ、直ちにつかむ必要があると思う。いかがですか。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長)
退職教員の方々には、各教育事務所や各
市町村教育委員会と連携しながら、個別に電話等で臨任をやってくれないか、非常勤やってくれないかということでお願いをしているところでございます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 そうすると、未配置対策と全く同じレベルでしか、これ、推移しませんよ、今までの。例えばなんですけど、例えば60代で、臨時的任用講師にもなっていない、非常勤にもなっていないという
退職教員をしっかりつかんで、そこに
教育長名でお手紙を出して、
コロナで緊急事態で学びの保障をしなきゃいけないから力かしてくれというようなことをやって、その上で、教育事務所からの話もするだとかっていうので、まずは教育事務所任せにしないで、県教委のところでしっかりと名簿をつかんで、そこにアプローチしていくことが必要になってきますよ。7月からの配置っていってても、未配置だってまだまだあるわけだから、同じようなやり方ではこれ、絶対進まないっていうふうに思うんですよ。だから、よくそこのところを考えて、その配置を進めてほしいなというふうに思います。これ、要望にとどめます。
それから、
スクール・
サポート・
スタッフなんですが、感染症の対策などで、教職員のほうの新たな業務がふえる、そういう点も含めて配置しようってことなんですけど、高校は配置の対象になってないんですよね。これはどういうふうに見たらいいんでしょう。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長)
高等学校においては学校技能員が配置されており、その他の職員を含めて現在配置されている教職員で対応が可能であると認識をしております。
スクール・
サポート・
スタッフ配置事業は、国の補習等のための指導員等派遣事業を活用して行っていますが、
高等学校はその補助対象となっておりません。
以上でございます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 確かに国の2次補正の対象講師を見ると、
高等学校は抜いているんですよ。小中に配置して、
特別支援学校に配置するんだから、月曜日のときの質問もしましたけど、
高等学校に、私、聞いてみる必要があると思いますよ。消毒をやらなきゃいけない、清掃をやらなきゃいけない、そのときに、それを
サポートしてくれるような
スタッフが、この勤務形態、恐らく週29時間勤務でしょ。そういう
人たちの補助が必要かどうか。必要であれば、それは県単でやるしかないんですけども、これは
感染症対策ですから、地方創生の臨時交付金が使えますから。第2次で来た334億円のうちから回せるはずなんですよ。そうやってやっぱり業務を軽減してやっていかないといけないんじゃないかなっていうふうに思います。これも要望にとどめます。
最後に、今年度の措置ですよね、この補正は。来年度以降はどうするのか。例えば学びの保障でいうと、文科省は、学習指導要領のあの柔軟な運用をって言っていますよね。今年度だけではなくて、来年度、再来年度も含めてきちんと学びが習得できるように、そうすると、来年度もやっぱり
学習サポーターって必要になってくるというふうに思うんですよ。これ、全額国庫の費用で今年度プラスするんですけど、来年度以降、国にさらにこれを要望していくのか、国の要望が満額満たなければ、県独自にも措置を検討するのかどうか、その辺のところはどうでしょう。
◯委員長(
小路正和君)
佐藤学習指導課長。
◯説明者(
佐藤学習指導課長)
学習指導課長の佐藤でございます。
来年度以降につきましても、
学習サポーターの配置拡充につきまして、全国都道府県
教育長協議会を通じて国のほうへ要望してまいります。
◯委員長(
小路正和君)
酒井教職員課長。
◯説明者(
酒井教職員課長)
スクール・
サポート・
スタッフの配置拡充につきましては、全国都道府県
教育長協議会を通して令和2年6月に、学校等における
新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望において要望したところであり、今後も引き続き国に要望してまいります。
スクール・
サポート・
スタッフの配置につきましては、国の補習等のための指導員等派遣事業を活用して行っているものでございます。今後も引き続き、
スクール・
サポート・
スタッフの配置拡充が図れますよう、全国都道府県
教育長協議会を通して国に要望をしてまいります。
以上でございます。
◯委員長(
小路正和君) 加藤委員。
◯加藤英雄委員 もうるる承知だと思うんですが、6月1日から学校が再開されて、
感染症対策や何かで学校現場は非常に大変になってるし、月曜日の
常任委員会でも、やっぱり心のケアが必要だと、
子供たちに寄り添った、そういうふうな話も出されていますので、この配置はここまでウイング広げたわけですから、直ちに7月段階からかなりの規模で配置できるように、本当に工夫をして、今までやったことない手だてもとって、ぜひ進めていただきたいというのを要望して、終わります。
◯委員長(
小路正和君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(
小路正和君) 以上で質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(
小路正和君) 討論がないようですので、討論を終結します。
これより採決を行います。
議案第15号に賛成の委員は挙手を願います。
(賛成者挙手)
◯委員長(
小路正和君) 挙手全員。よって、議案第15号は可決すべきものと決定いたしました。
以上で議案の審査を終了します。
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委員長報告
◯委員長(
小路正和君) 次に、特に
委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯委員長(
小路正和君) 特に御発言がないようですので、
委員長報告につきましては正副
委員長に一任願います。
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閉 会
◯委員長(
小路正和君) 以上で
文教常任委員会を閉会します。
午後2時1分閉会
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