千葉県議会 2020-04-01
令和2年4月臨時会(第1日目) 本文
令和2年4月招集 千葉県
臨時県議会会議録(全)
令和2年4月30日(木曜日)
現在議員94名で次のとおり
鈴 木 陽 介 君 大 崎 雄 介 君 川 名 康 介 君
小野崎 正 喜 君 伊豆倉 雄 太 君 森 岳 君
茂 呂 剛 君 川 井 友 則 君 仲 村 秀 明 君
野 田 剛 彦 君 安 藤
じゅん子君 小 路 正 和 君
中 村 実 君 三 沢 智 君 石 井 一 美 君
坂 下 しげき 君 水 野 友 貴 君 谷田川 充 丈 君
田 村 耕 作 君 松 戸 隆 政 君 守 屋 貴 子 君
岩 井 泰 憲 君 小 池 正 昭 君 関 政 幸 君
中 沢 裕 隆 君 實 川 隆 君 斉 藤 守 君
プリティ長 嶋 君 横 山 秀 明 君 入 江 晶 子 君
大 川 忠 夫 君 山 本 義 一 君 鶴 岡 宏 祥 君
林 幹 人 君 武 田 正 光 君 瀧 田 敏 幸 君
鈴 木 衛 君 木 下 敬 二 君 秋 林 貴 史 君
阿 部 俊 昭 君 礒 部 裕 和 君 網 中 肇 君
今 井 勝 君 臼 井 正 一 君 信 田 光 保 君
江野澤 吉 克 君 伊 藤 昌 弘 君 佐 野 彰 君
中小への補償、そして医療や検査への支援、財源確保、喫緊の課題に前向きな答弁はなく、知事、県予算はゼロですね。命がけで闘う病院や県民は安心して頑張れません。
知事に伺います。今必要なのは、従来型ではなく発想の大転換で、お金も人も知恵もコロナ対策に集中する県政運営です。切りかえるべきです、お答えください。知事、他県はこの臨時議会でやっぱりお金を出しているんですね。ですから、ここから強いメッセージを県民に議場から発信していただきたい。赤字は、県が国とも協力して補填する、安心して頑張って大丈夫、そういうメッセージをこの議場から知事に発信していただきたいが、どうか、はっきりとお答えください。
◯議長(
阿井伸也君) 総務部長石川徹君。
◯説明者(石川 徹君)
新型コロナウイルス感染症に関する財源の問題でございますが、この
新型コロナウイルス感染症対策に係る費用については、地方に将来負担を求める方法ではなく、国において財源を確保するよう要望してまいります。
また、国の財源措置が十分でない場合に備えては、既存事業の見直しなどでも取り組んでまいります。
以上でございます。
◯議長(
阿井伸也君)
みわ由美君。
◯みわ由美君 知事、答えないんですね。そんなこと言っていたら間に合わないんですね。もう我が党は感染防止に力を合わせて、県民とともに全力を挙げる決意を表明し、終わります。
◯議長(
阿井伸也君) 次に、伊藤とし子君。
(伊藤とし子君登壇)
◯伊藤とし子君 市民ネットワークの伊藤とし子です。まず、2点質問いたします。
1点、
中小企業支援についてです。
千葉県
中小企業再建
支援事業100億円についてです。
新型コロナウイルス感染防止のため、県の休業自粛要請に従い、売り上げが大幅に減った企業、個人企業、フリーランスへ10万から30万円支給するものです。飲食、サービス業、フリーランスにとって、長引く休業は死活問題です。既にコロナ関連倒産が急増しています。
では、2点質問いたします。
中小企業再建
支援事業のスケジュールはどのようになっていますか。そして、それをどのように周知していきますか。
2項目め、
生活福祉資金貸付事業推進費補助金14億9,700万円についてです。
現在、コロナ災害により仕事や住居を失い、所持金もなく途方に暮れているケースが県内で多発しており、既に命にかかわる事態に発展しています。現に、私たちにも所持金150円で車中泊の方からのSOS要請がありました。無事に民間の支援団体につなげることができましたが、この連休中にも当座の金に困る方が続出することと思われます。そういう方にとって助けとなるのが
生活福祉資金です。
では、2点質問します。この貸付状況について伺います。4月27日、厚労省の大型連休中の対応についてという事務連絡が出ましたが、県の福祉部門、県社協、市町村社協の臨時的開所や相談体制の確保を求めています。ゴールデンウイーク中の相談体制をどうするか伺います。
これで1回目の質問を終わります。
◯議長(
阿井伸也君) 伊藤とし子君の質疑に対する当局の答弁を求めます。
健康福祉部長横山正博君。
(
説明者横山正博君登壇)
◯説明者(
横山正博君) 市民ネットワークの伊藤とし子議員の御質問にお答えいたします。
生活福祉資金についての御質問でございます。4月24日現在、貸付決定件数は1,110件、貸付決定額は1億7,700万円となっております。なお、連休中でございますが、こちらも千葉県社会福祉協議会において相談対応や審査等を行うほか、市町村社会福祉協議会に対しても業務を継続するよう要請しているところでございます。
私からは以上でございます。
◯議長(
阿井伸也君) 商工労働部長田中剛君。
(説明者田中 剛君登壇)
◯説明者(田中 剛君) 千葉県
中小企業再建
支援事業のスケジュールと周知方法についての御質問ですが、千葉県
中小企業再建
支援事業は、5月上旬から申請を受け付け、5月中に支給を開始する予定です。県では、予算成立後速やかに市町村や商工会、商工会議所などを通じて情報提供するとともに、県ホームページや「県民だより」などの広報媒体の活用により、県内
中小企業に対して広く周知してまいります。
以上でございます。
◯議長(
阿井伸也君) 伊藤とし子君。
◯伊藤とし子君 では、
生活福祉資金貸付事業について再質問いたします。
この事業は、当座の生活資金になるのが緊急小口資金です。この緊急小口資金は、通常送金まで四、五日かかるということでした。しかし、ゴールデンウイーク中は金融機関が休みのため、申請書類の処理が終わっても送金ができません。所持金がゼロの人への対応をどのようにしますか、伺います。
◯議長(
阿井伸也君)
健康福祉部長横山正博君。
◯説明者(
横山正博君) 連休中の所持金のない人への支援についての御質問でございますが、連休中におきましても、千葉県社会福祉協議会におきまして相談
対応等をしっかり行ってまいります。また、県が委託しております中核地域生活支援センターでは、24時間365日で生活困窮を含む各種相談に応じておりまして、対象者の状況に応じまして緊急的な支援を行ってまいりたいと考えております。
◯議長(
阿井伸也君) 伊藤とし子君。
◯伊藤とし子君 相談体応はしますけれども、お金は出ないんですよね。ゴールデンウイーク中、金融機関があいていないということ、それは想定はしていなかったのか、とても疑問に思います。中核支援センターは24時間対応するということですけれども、このコロナ対応については事業委託をするときに事前にこういう状況になるということはわかっていなかったと思うんですね。そして、当座に
貸し付けるような資金も中核にはあるんでしょうか。まずはそこの部分が非常に大切なんです。1円もない、150円で本当に大変だ、15円で死のうかと思った、そういう声がこっちには来ているんです。そういうような方たちに対応するためにも、ぜひ寄り添った対応を……
◯議長(
阿井伸也君) 申し合わせの時間が経過しましたので、簡明に願います。
◯伊藤とし子君 お願いいたします。
◯議長(
阿井伸也君) 済みませんが、もう3回ですので、次の質問者です。
次に、秋葉就一君。
(秋葉就一君登壇)
◯秋葉就一君 リベラル民主の秋葉就一です。質疑に入ります前に、亡くなられた皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、感染されている方々及び御家族の皆様にお見舞いを申し上げますとともに、医療現場、救急現場で頑張ってくださっている皆様に深く感謝を申し上げ、また
軽症者等にホテルを提供してくださっているホテルのオーナーの皆様にも深く感謝を申し上げます。
私は、議案第3号、
軽症者等のための
宿泊施設確保事業の
専決処分にかかわることで3点質問いたします。
この議案では、32億1,700万円を確保し
専決処分し、2,000室を3カ月間確保するための予算に充てるということで伺っておりまして、先ほどの御答弁でも既に526室確保されたということは伺いました。たくさんホテルがあるといっても、物理的、スペース的な条件等々で全てのホテルが該当するとは限らないと思いますので、
宿泊施設について、どのような基準で候補を選定し、どのように確保を進めているのかを1点目として御質問いたします。
2点目は、先ほどの526室が既に確保されているということですが、残り1,400室余りを確保しなければならない状況があるわけでありますけれども、その確保の見込みはどうかということでございます。具体的に、現在交渉中の物件数及び今後交渉が確実に予定されている物件数をできれば教えていただきたいと思います。
3点目は、現在の
入室状況では、きょう、あしたにすぐ全部埋まってしまうような状況でもない状況ではあるかと思いますが、しかし、どういう状況の急変があるかわからないと思います。2,000室確保に一定の時間がかかると予想される中、まずは1,000室の確保を優先して進めるとともに、何らかの事情で自宅療養せざるを得ない、無症状や
軽症者の方々のうちの感染されていない御家族の感染予防のため、その御家族の方が宿泊できる一時的な
宿泊施設を借り上げることも有効と考えられますけれども、この費用はこの種の
宿泊施設確保事業の対象となり得るのか、お答えいただきたいと思います。
◯議長(
阿井伸也君) 秋葉就一君の質疑に対する当局の答弁を求めます。
保健医療担当部長渡辺真俊君。
(
説明者渡辺真俊君登壇)
◯説明者(
渡辺真俊君)
新型コロナウイルス感染症への対応について、
宿泊施設の選定基準についての御質問でございますけれども、
宿泊施設については、施設1棟を借り上げられること、個室管理が可能なこと、一定規模の部屋数があること、支援する職員の安全のための区画管理がしやすいことなどを勘案し、現地調査等を行って選定してございます。
続きまして、確保の見込みについての御質問でございますが、これまで4つのホテルで計526室を確保してございます。残る1,500弱の確保に向けて、県といたしましては施設の効率的な運用の観点から、引き続き150室以上を有する施設の確保に向けて調整を行っているところです。
最後に、自宅療養している患者の御家族に対して
宿泊施設を借り上げたらどうかとの御質問でございますが、
宿泊施設確保事業は、コロナ
感染患者さんの
軽症者等に入居していただく
宿泊施設を借り上げる事業でございます。国では、
軽症者等について自宅ではなくホテルでの宿泊療養を勧めているところであり、そのことが御家族の感染防止につながると考えてございます。県においても、自宅で
入院調整中の方について、速やかに
入院治療やホテル療養につなげていきたいと思います。
以上でございます。
◯議長(
阿井伸也君) 秋葉就一君。
◯秋葉就一君 御答弁ありがとうございました。2回目は要望にさせていただきますけれども、2,000室確保に向けて、150室以上のホテルで調整中ということでございますけれども、幅広く受け入れてくださるホテルを募って、鋭意交渉を進めて、できるだけ早く1,000室、2,000室と確保を目指していただけたらと思います。
また、私の3点目の質問にかかわることで申し上げますと、
宿泊施設は
軽症者等と……
◯議長(
阿井伸也君) 申し合わせの時間が経過しましたので、簡明に願います。
◯秋葉就一君 時間となりましたので、鋭意やってください。お願いします。
◯議長(
阿井伸也君) 以上で質疑を終結いたします。
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議 案 付 託
◯議長(
阿井伸也君) ただいま議題となっております議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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議事日程追加、発議案第1号
◯議長(
阿井伸也君) 次に、お手元に配付のとおり、発議案第1号が提出されました。
お諮りいたします。発議案第1号を緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって発議案第1号は緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することは可決されました。
発議案第1号を議題といたします。
ただいま議題といたしました発議案について、提出者の趣旨説明を求めます。木下敬二君。
(木下敬二君登壇)
◯木下敬二君 発議案第1号千葉県
新型コロナウイルス感染症に係る臨時の
医療施設の開設等の迅速化及び円滑化に関する条例案につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。
新型コロナウイルス感染症──以下本
感染症と言います──は、
感染拡大を続け、今も終息の見通しがはっきりしない状況にあります。現在のところ、確立された特効薬やワクチンはなく、
感染拡大防止策は基本的には県民一人一人の協力による行動変容にかかっています。現在、県民一丸となってこれに取り組んでいるものの、この防止策の限界は否定できませんので、医療体制の整備を着実に進め、本
感染症以外の疾患にも影響を与える医療崩壊を何としても防ぎ、県民の命を最優先で守っていかなければなりません。すなわち、
感染爆発までをも視野に入れた医療体制の整備は、本県の最優先課題であります。この点は4月22日の国の専門家会議の提言においても、入院施設が逼迫している
都道府県においては、必要に応じて臨時の
医療施設の枠組みを用いることも視野に入れ、早急な対応を講ずるべきとされ、
都道府県知事らに対しては、今まで以上の強いリーダーシップが求められていると指摘されているところであります。
先ほどの安藤議員の質疑にもございましたが、本議会に提出されている県当局の
補正予算案では、1,000床規模での臨時の
医療施設を、5月中旬を目途に幕張メッセなどを想定して計上されていますが、本条例案は県当局が開設を判断した時点でできる限り速やかに開設ができるように、必要となる準備の後押しを議会側からするものでございます。
そこで、本条例案は、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の第48条等を踏まえつつ、迅速かつ円滑な開設につなげるための規定として、1、本
感染症の特性を踏まえた行動計画や県当局の柔軟な対応、2、関連法令の適切な活用、3、計画の策定や人材、資材の確保等の着実な準備、4、人的物的資源の集約化、効率化を図る工夫、5、必要な財政措置及び6、状況に応じた条例の見直しなどを設けています。また、臨時の
医療施設の規模については、予算案のような大規模なものから、発熱外来診療専用の簡易な施設に至るまで、
感染状況とニーズに応じた柔軟な選択を広く想定しております。そこで、
関係者の
負担軽減に少しでもつながるように、本条例の制定を通じて、改めて県民の皆様に本
感染症への深刻な危機意識を持っていただき、行動変容の御協力を求めたいと思います。
また、事案の緊急性から、県当局においては本条例案の提出を見据えて既に先行準備を開始しているはずですので、改めて本条例制定後における迅速な計画の策定と準備を着実に進めるよう求めます。そして、何よりも
感染拡大防止策が功を奏し、臨時の
医療施設が開設されることなく終わることを望むものですが、アメリカ疾病対策センターの所長等が警告するような
感染拡大の第2、第3、第4波、新たな
感染症など、もっと先の将来に備えたとしても、今回の試みを生かし続けることができる工夫をあわせ持っていただくよう申し添えます。
なお、我が党は、本
感染症の党対策本部で策定した本条例案とあわせて、後ほど国への意見書案及び県当局への要望を含む決議案を提出する予定です。そこでは、本
感染症により県民生活の事業活動等が深刻な影響を受けていることを踏まえて、国に対し対策全般の十分な支援や立法措置の検討を求めることや、また、県当局において予算案にも計上されている
中小企業支援や独自の支援策の構築など、指導力を発揮して対策を迅速に進めることを求める内容となっています。我々議会側もしっかりと協力をしていく内容です。
最後に、今この瞬間においても、最前線で本
感染症に立ち向かっている
医療従事者を初めとする全ての
関係者各位に対し、深く敬意と感謝を申し上げるとともに、県当局と一丸となって全力で対策に取り組み、本
感染症に必ず打ち勝つ決意を表明し、本条例案の趣旨説明を終わらせていただきます。議員各位の御理解、御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
◯議長(
阿井伸也君) 質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。
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発議案第1号付託
◯議長(
阿井伸也君) ただいま議題となっております発議案については、健康福祉常任委員会に付託いたします。
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発議案第2号
◯議長(
阿井伸也君) 次に、お手元に配付のとおり、発議案第2号が提出されました。
お諮りいたします。発議案第2号を緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立少数。よって発議案第2号は緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することは否決されました。
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発議案第3号
◯議長(
阿井伸也君) 次に、お手元に配付のとおり発議案第3号が提出されました。
お諮りいたします。発議案第3号を緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立少数。よって発議案第3号は緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することは否決されました。
常任委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午前10時58分休憩
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午後1時50分開議
◯議長(
阿井伸也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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議案第1号ないし議案第4号及び発議案第1号
総括審議
◯議長(
阿井伸也君) 日程第5、議案第1号ないし第4号及び発議案第1号を
一括議題とし、これより
総括審議を行います。
常任委員会の審査の経過と結果について各常任委員会委員長の報告を求めます。商工労働常任委員会委員長中沢裕隆君。
(商工労働常任委員会委員長中沢裕隆君登壇、拍手)
◯商工労働常任委員会委員長(中沢裕隆君) 商工労働常任委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号令和2年度千葉県一般会計
補正予算(第2号)については全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、「千葉県
中小企業再建
支援事業の申請手続について、
中小企業の方々をどのようにサポートしていくのか」との質問に対して、「5月早々にもホームページで申請方法等を案内するとともに、専用のコールセンターを開設し、ワンストップで相談に対応する。コールセンターは当面土日、祝日も含めて対応する」との答弁がありました。
なお、一委員より、「県内の
中小企業に幅広く周知するとともに、速やかに支給を開始してほしい」との要望がありました。
また、「
新型コロナウイルス感染症対応特別資金では、既存の制度融資に比べ、どのようなメリットがあるのか」との質問に対して、「特別資金は、融資額3,000万円の範囲で3年間の利子補給を行い、実質無利子、無担保とする制度である。既存の融資からの借りかえも認められる。また、元金据置期間は従来の2年から最長5年まで可能となる」との答弁がありました。
なお、一委員より、「資金繰りに困っている
中小企業が必要な融資を受けられるよう、しっかりと取り組んでもらいたい」との要望がありました。
以上をもちまして商工労働常任委員会の報告を終わります。(拍手)
◯議長(
阿井伸也君) 健康福祉常任委員会委員長三沢智君。
(健康福祉常任委員会委員長三沢 智君登壇、拍手)
◯健康福祉常任委員会委員長(三沢 智君) 健康福祉常任委員会に付託されました議案3件、発議案1件の審査の経過と結果について御報告いたします。
最初に、議案について申し上げます。
議案第1号令和2年度千葉県一般会計
補正予算(第2号)、議案第2号及び議案第3号
専決処分の承認を求めることについての3議案については全員異議なく、原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第1号に関して、「千葉県
新型コロナウイルス感染症に係る臨時の
医療施設に関する条例案などが成立した場合、どのような計画で進めていくのか」との質問に対して、「病床の設置や資機材の調達などを速やかに行うとともに、
医療従事者についても、県内大学等と協議しながら確保に努める」との答弁がありました。
また、「臨時の
医療施設の開設地域における
感染症防止策としてどのような取り組みを行っていくのか」との質問に対して、「いずれの地域で開設するにしても、
感染症専門医の意見を聞きながら、万全の防疫体制を構築するとともに、周辺住民等の
関係者に説明していく」との答弁がありました。
なお、一委員より、「
感染拡大を防ぐため、防護服等の資機材を確保し、
PCR検査体制を拡充してほしい」との要望がありました。
次に、発議案について申し上げます。
発議案第1号千葉県
新型コロナウイルス感染症に係る臨時の
医療施設の開設等の迅速化及び円滑化に関する条例の制定については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上をもちまして健康福祉常任委員会の報告を終わります。(拍手)
◯議長(
阿井伸也君) 総務防災常任委員会副委員長森岳君。
(総務防災常任委員会副委員長森 岳君登壇、拍手)
◯総務防災常任委員会副委員長(森 岳君) 総務防災常任委員会に付託されました議案4件の審査の経過と結果について御報告いたします。
議案第1号令和2年度千葉県一般会計
補正予算(第2号)、議案第2号ないし議案第4号、
専決処分の承認を求めることについての4議案については全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において当局から詳細な説明があり、質疑が行われたのでありますが、その主なものを要約して申し上げますと、議案第1号に関して、「歳入予算について、130億円全額を国庫支出金として計上しているが、国から交付金は十分に配分されるのか」との質問に対して、「
感染症拡大防止策や
県内経済の活性化などの取り組みについては、今後さらに
補正予算の編成が必要と考えている。必要となる財源については、まずは国の交付金の活用を考えており、国に対しては十分な措置を要望していく。あわせて、交付金が十分に措置されない場合に備えて、県としても既存事業の見直しなど財源を捻出する努力を行い、
新型コロナウイルス感染症に対し必要な事業はきちんと執行していきたい」との答弁がありました。
以上をもちまして総務防災常任委員会の報告を終わります。(拍手)
◯議長(
阿井伸也君) 以上で各常任委員会委員長の報告は終わりました。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより起立により採決いたします。
採決は分割して行います。
初めに、議案第4号を採決いたします。総務防災常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立多数。よって原案のとおり承認されました。
次に、議案第1号を採決いたします。関係常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号及び第3号を一括採決いたします。関係常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって原案のとおり承認されました。
次に、発議案第1号を採決いたします。健康福祉常任委員会委員長報告のとおり原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
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議事日程追加、発議案第4号
◯議長(
阿井伸也君) 次に、お手元に配付のとおり発議案第4号が提出されました。
お諮りいたします。発議案第4号を緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって発議案第4号は緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することは可決されました。
発議案第4号を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題といたしました発議案第4号につきましては、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
阿井伸也君) 御異議ないものと認め、これより起立により採決いたします。
原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
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議事日程追加、発議案第5号
◯議長(
阿井伸也君) 次に、お手元に配付のとおり発議案第5号が提出されました。
お諮りいたします。発議案第5号を緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することに賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって発議案第5号は緊急を要する事件と認め、日程に追加し、審議することは可決されました。
発議案第5号を議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題といたしました発議案第5号につきましては、成規の手続を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
阿井伸也君) 御異議ないものと認め、これより起立により採決いたします。
原案に賛成の諸君は御起立願います。
(賛成者起立)
◯議長(
阿井伸也君) 起立全員。よって原案のとおり可決されました。
ただいま議決されました発議案につきましては、議長においてしかるべく取り計らいますので、御了承願います。
以上で今
臨時県議会に付議されました案件全部を議了いたしました。
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閉 会
◯議長(
阿井伸也君) これをもって令和2年4月
臨時県議会を閉会いたします。
令和2年4月30日午後2時3分閉会
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本日の会議に付した事件
1.開 会
2.議長の報告
3.議席の変更
4.
会期決定の件
5.
会議録署名議員指名
6.議長の報告
7.議案第1号ないし議案第4号
8.
知事提案理由説明
9.
安藤じゅん子君の質疑
10.当局の応答
11.
みわ由美君の質疑
12.当局の応答
13.伊藤とし子君の質疑
14.当局の応答
15.秋葉就一君の質疑
16.当局の応答
17.議案付託
18.発議案第1号
19.発議案第1号付託
20.発議案第2号
21.発議案第3号
22.議案第1号ないし議案第4号及び発議案第1号
総括審議
23.発議案第4号
24.発議案第5号
25.閉 会
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出 席 議 員
議 長 阿井 伸也 君
副 議 長 今井 勝 君
議 員 鈴木 陽介 君 大崎 雄介 君 川名 康介 君
小野崎正喜 君 伊豆倉雄太 君 森 岳 君
茂呂 剛 君 川井 友則 君 仲村 秀明 君
野田 剛彦 君
安藤じゅん子君 小路 正和 君
中村 実 君 三沢 智 君 石井 一美 君
坂下しげき 君 水野 友貴 君 谷田川充丈 君
田村 耕作 君
松戸 隆政 君 守屋 貴子 君
岩井 泰憲 君 小池 正昭 君 関 政幸 君
中沢 裕隆 君 實川 隆 君
プリティ長嶋君
横山 秀明 君 入江 晶子 君 大川 忠夫 君
山本 義一 君 鶴岡 宏祥 君 林 幹人 君
武田 正光 君 瀧田 敏幸 君 鈴木 衛 君
木下 敬二 君 秋林 貴史 君 阿部 俊昭 君
礒部 裕和 君 網中 肇 君 臼井 正一 君
信田 光保 君 江野澤吉克 君 伊藤 昌弘 君
佐野 彰 君 加藤 英雄 君 みわ 由美 君
藤井 弘之 君 天野 行雄 君 竹内 圭司 君
高橋 浩 君 山中 操 君 鈴木 昌俊 君
石橋 清孝 君 吉本 充 君 宇野 裕 君
阿部 紘一 君 西尾 憲一 君 小宮 清子 君
赤間 正明 君 田中 信行 君 矢崎堅太郎 君
河野 俊紀 君 浜田 穂積 君 川名 寛章 君
河上 茂 君 伊藤 和男 君 宍倉 登 君
小高 伸太 君 本間 進 君 鈴木 和宏 君
松崎 太洋 君 宮川 太 君 田中幸太郎 君
宮坂 奈緒 君 佐藤健二郎 君 伊藤 寛 君
鈴木ひろ子 君 市原 淳 君 田沼 隆志 君
秋葉 就一 君 平田 悦子 君 菊岡たづ子 君
高橋 秀典 君 木名瀬訓光 君 高橋 祐子 君
秋本 享志 君 岩波 初美 君 伊藤とし子 君
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欠 席 議 員
斉藤 守 君 酒井 茂英 君
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出席説明者
知 事 森田 健作 君
副 知 事 高橋 渡 君
副 知 事 滝川 伸輔 君
総 務 部 長 石川 徹 君
健 康 福 祉 部 長 横山 正博 君
保健医療担当部長 渡辺 真俊 君
商 工 労 働 部 長 田中 剛 君
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出席事務局職員
事 務 局 長 宇井 隆浩
事 務 局 次 長 増田 等
議 事 課 長 鈴木 正雄
政 務 調 査 課 長 伊藤 正秀
議 事 課 副 課 長 粕谷 健
議 事 班 長 荻原 裕一
委 員 会 班 長 石塚 春美
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