• 農道(/)
ツイート シェア
  1. 千葉県議会 2020-03-10
    令和2年_農林水産常任委員会(第1号) 本文 2020.03.10


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(小野崎正喜君) ただいまから農林水産常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了解願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に高橋委員、西尾委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(小野崎正喜君) 本委員会に付託されました案件は、議案14件、請願2件であります。よろしく御審議をお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小野崎正喜君) これより、議案の審査を行います。  農林水産部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。
     半田農林水産部長。 ◯説明者(半田農林水産部長) おはようございます。  それでは、付託議案の概要説明に先立ちまして、まず、令和元年房総半島台風、それから東日本台風等によります農林水産業への被害に対する支援及びその対応状況について御報告をいたしたいと思います。  多くの農業者が被害を受けた農業用ハウスや畜舎等の農業施設の復旧等の経費に助成する支援事業につきましては、復旧とあわせて強化、補強まで行うもの368件を含む全体で8,906件の要望が出されております。これら多数の要望に対し、市町村の事務が滞りなく進むよう、県では、市町村担当者向けの事務処理のマニュアルを作成したほか、職員が直接出向き、市町村が行う事務処理の応援を行いました。現在、国、県、市町村の間では、被災農業者からの要望を取りまとめた事業計画の審査を鋭意行っているところでありまして、農業者への補助金の支払いは今月の中旬以降に開始される予定であります。  そのほかの支援事業の現在の状況ですが、事業の運転資金や施設の復旧に必要な資金を無利子で融資する災害対策資金につきましては、2月末現在で21の市町から融資要望が上がっているところでございます。また、被災した卸売市場施設の修繕や撤去への支援事業につきましては、7件の要望が上がっておりまして、3件は今年度中の事業完了が、残り4件は来年度の事業完了が見込まれております。農地や道路、水路、ため池等の農業用施設では181件の復旧工事について、国による災害査定が完了し、順次復旧工事やそれに向けた準備が進められているところであります。  森林につきましては、県内の森林被害の全容を把握するために、国と合同で衛星画像を活用した調査を行ったところ、現時点で県全体で約9,000ヘクタールの森林が被害を受けていることを確認しております。今後は、これらの森林の復旧を迅速かつ計画的に行うため、中長期的な森林整備の指針を作成して市町村に示すなどしながら、森林の復旧や災害に強い森林づくりを積極的に推進してまいります。  水産分野ですが、被災した漁船につきましては、これまでに約6割が復旧したところです。今後も漁船保険組合と連携して、速やかな復旧に向けて支援をしてまいります。また、水産業協同組合の施設や設備については、通常の漁業活動には支障がない状態となっております。今後も本格的な復旧に向けて、組合や市町、国と協議調整を進めてまいります。  漁港につきましても、当面の漁業活動には支障がない状態となっており、被災した5漁港7施設に係る国の災害査定が完了し、事業決定を受けたことから、国庫補助事業を活用して早期の復旧に取り組んでいるところであります。  県といたしましては、今後も被災された農林漁業者が一日も早く復旧・復興できるよう、国や市町村とも連携しながら引き続き支援を行ってまいりたいと思います。  次に、付託議案について申し上げます。  本定例会において、農林水産常任委員会に付託され、御審議をお願いする議案は14件でございます。  付託議案の概要について御説明をいたします。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算についてですが、農林水産部の令和2年度当初予算額は513億728万7,000円で、千葉県農林水産業振興計画に基づき、産業振興と地域振興の両面から必要な予算を計上したところでありまして、あわせて令和元年度の台風等災害からの復旧・復興も進めてまいります。主な事業は、販路拡大や販売促進を図る事業、園芸産地の生産性向上を図るため、施設の整備や省力化機械の導入などを支援する事業、有害獣による農業被害の防止対策を推進する事業、農業生産の向上のための基盤整備等を行う事業、適正な森林の整備や倒木による被害を未然に防ぐための事業、水産物の生産及び流通機能の強化を図るため、漁港施設を整備する事業などでございます。  続きまして、議案第13号から第16号までは特別会計についてのもので、議案第13号は就農支援資金、14号は営林事業、15号は林業・木材産業改善資金、また、第16号は沿岸漁業改善資金の当初予算として、4会計合わせて5億2,830万9,000円を計上しようとするものでございます。  次に、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)は、国の補正予算に対応し、総合的なTPP等関連施策大綱に基づく施策の実施、災害からの復旧・復興などで増額する一方、執行額の確定による事業費の減額により、部全体で26億7,752万3,000円の増額補正をしようとするものでございます。  議案第37号から第40号までは特別会計の補正予算についてのものでありまして、前年度繰越金の額の確定などにより、4会計合わせて5億635万1,000円の増額補正を行おうとするものでございます。  続きまして、予算関係以外の議案を御説明いたします。  議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、平成29年5月の土地改良法の改正によりまして、同条例に引用する条文に条ずれが生じたことに伴いまして所要の改正を行うものでございます。  議案第69号印旛沼土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定については、国営印旛沼二期土地改良事業により揚排水機場等の土地改良施設が再編整備されることに伴い、県が管理する土地改良施設の一部が変更となることから、所要の改正を行うものでございます。  議案第70号千葉県漁港管理条例の一部を改正する条例の制定については、漁港施設の占用を知事が許可できる期間の延長に関する国の模範漁港管理規程例の一部改正を踏まえまして、県の条例においても所要の改正を行うものであります。  議案第91号市町村が負担すべき金額については、土地改良関連などの計14事業につきまして、令和元年度に市町村が負担すべき金額の上限を13億8,799万4,000円以内とし、地方財政法等の規定によりまして、議会の議決に付すものでございます。  以上が付託議案の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。  次に、当面する諸般の情勢について御報告させていただきます。  最初に、CSF対策について申し上げます。  県では、2月17日から出荷間近の豚等を除く、全ての豚約61万頭を対象に、第1回目の接種を開始し、6月末までに完了させる予定であり、さらに第1回目の接種終了後に新たに生まれてくる豚等に対しても、順次接種を行ってまいります。また、捕獲イノシシ等へのウイルスチェックによりまして、県内への侵入を監視するとともに、万一侵入された場合でも、イノシシから豚への感染を防ぐための柵の設置など、養豚農家に対し飼養衛生管理基準を遵守するようしっかりと指導し、本県におけるCSFの発生防止に取り組んでまいります。なお、CSFのような家畜の病気の対策を担当する家畜保健衛生所の施設が、現在県内に5カ所ありますが、老朽化が進んでいることや、家畜の偏在化、病気の多様化によりまして機能強化が求められていることなどから、3カ所を再編し、畜産が盛んな地域に近接する匝瑳市の県有地に新たな基幹施設を整備することとしております。地元に対し、安全性に十分配慮した施設であることを丁寧に説明しながら、家畜防疫対策の基幹となる家畜保健衛生所の再編整備を進めてまいります。  次に、農業産出額及び海面漁業漁獲量について申し上げます。  昨年12月26日に平成30年の海面漁業漁獲量が、また本年1月15日農業産出額が、それぞれ国から発表されました。まず、平成30年の本県の農業産出額は、キャベツや大根などの秋冬野菜の価格が暖冬の影響で前年に比べて大幅に下がり、また、豚や鶏卵の価格が低下したため、前年より441億円少ない4,259億円となりまして、全国順位は前年と同じ第4位でございました。また、海面漁業漁獲量は、マイワシやブリ類の漁獲量が大きく増加したため、前年より1万3,000トン多い13万3,000トンとなり、全国順位は前年の第8位から第6位となりました。さらに令和元年の全国主要漁港別の水揚げ量では、銚子漁港が9年連続で日本一となったところでございます。県では、引き続き農林水産業のさらなる生産力の向上に努めてまいります。  次に、令和元年産米の食味ランキング特Aの獲得について申し上げます。  米の食味ランキングは、一般財団法人日本穀物検定協会が、毎年、全国規模の産地品種について実施し、その結果を公表しているもので、中でも特Aの取得は、おいしいお米のイメージが持たれ、産地や品種のブランド力の向上につながります。本県におきましては、平成25年産コシヒカリで特Aを取得した後は、A評価が続いたため、平成27年度からJA全農ちばと連携して、食味がよいとされる地域に調査圃場を設置し、食味のよい米の栽培実態について情報収集と解析を行うとともに、農業者が基本的な管理を適期に行うことができるよう、生育状況の周知や肥培管理などの栽培技術の指導を行うなど、おいしいお米づくりの推進に努めてきたところでありまして、令和元年産のコシヒカリ、県北が特Aの評価を獲得いたしました。引き続き、食味向上につながる技術につきまして調査を重ね、生産指導に努めてまいります。  次に、棚田地域の振興について申し上げます。  貴重な国民的財産である棚田を保全し、棚田地域の有する多面的機能の維持増進を図ることを目的として、昨年8月、棚田地域振興法が施行され、棚田を核とした地域振興を支援する枠組みが構築されたところでございます。現在県では、棚田地域の振興の目標や振興に関し講ずべき施策などを定める棚田地域振興計画の策定を進めているところであります。  次に、農林総合研究センターについて申し上げます。  農林総合研究センターでは、平成25年3月に策定した機能強化の基本構想に沿って、これまで研究体制並びに施設の再編整備を進めてきたところでありまして、このたび、平成30年3月より行っていた施設の建設工事が竣工し、3月3日に供用を開始いたしました。新施設は執務室をワンフロアとし、また開かれた研究機関となるべく、生産者や研究員等が共同で課題解決を行うオープンラボや研究成果などの発表会が行える大規模な会議室を設置いたしました。生産現場の複雑化、多様化する課題を解決するための研究開発拠点として、また、新技術の情報発信基地として、本県農林業を牽引していく試験研究機関となるよう努めてまいります。  次に、一昨年に漏水が見つかった君津市にある三島ダムの復旧に向けた取り組みについて御報告をいたします。  県では、外部有識者から成る検討会から報告された対策案をもとに、これまで具体的な工事内容などを議論してきたところであり、先月、対策方法を決定いたしました。これに基づきまして、来年度からおおむね3カ年をかけて復旧工事を実施していく予定であります。  農業協同組合の合併について申し上げます。  香取地区のかとり農協、佐原農協及び多古町農協の3組合は、経営基盤を強化するため合併することとし、昨年7月に合併契約を締結し、12月24日には県から合併認可書の交付を受けて、本年1月1日、新生かとり農協として発足いたしました。この合併によりまして、県内17農協中、正組合員数で第1位、販売品販売高で第2位の農協が誕生いたしました。県といたしましては、引き続き県農協中央会などの系統組織と連携を図りながら、さらなる農協の経営基盤の強化に向けた指導等を行ってまいります。  次に、農林水産物の販売促進について申し上げます。  春野菜の出荷やマサバの水揚げなどが最盛期を迎える2月の販売促進月間には、首都圏の量販店249店舗で「がんばろう!千葉」農林水産物応援フェアが開催されました。また、チーバベリーを初めとする県産イチゴの魅力を発信するため、SNS投稿者に千葉の自慢の特産品をプレゼントするちば・いちごフェア2020を開催いたしました。さらに、ジビエの消費拡大を図るため、昨年度に引き続き、飲食店の料理人を対象としたジビエ料理コンテストを実施するとともに、過去最多の69店舗の飲食店が参加した房総ジビエフェア2020冬を実施したところであります。輸出の取り組みについては、昨年度、シンガポールで実施した知事トップセールスのフォローアップとして、同国最大級の日本食レストランなどと連携し、サバやハマグリなどを使用したメニュー提供やサツマイモ、イチゴなどを販売する千葉県食品フェアを開催いたしました。さらに、マレーシアやタイでも千葉の農水産物のフェアを実施しております。今後とも、量販店や海外でのフェアの開催など、さまざまな機会を通してPRを行い、県産農林水産物の販路拡大に努めてまいります。  次に、新型コロナウイルスによる農林水産業への影響等について申し上げます。  県では3月6日に全国知事会を通じて、農林漁業者などへの補償や支援を重点的に行うとともに、地域経済への影響を最小限にとどめるための必要な対策を講じるよう国へ要望を行ったところであります。また、農林水産業への影響を把握するため、生産者やJA等の関係団体、市場関係者から直接御意見を伺ってまいりました。生産現場からは、卒業式や各種イベントが中止され、花卉の需要が減少し価格が下落していること、学校給食が停止し生乳や野菜等の需要が減少していること、外食の機会が減少していることから牛肉やキンメダイなどの高級魚の需要も減少してることなどが報告をされています。特に、花卉の影響は大きく、国においては、家庭や職場での消費拡大を図るため、花いっぱいプロジェクトを開始したところであり、県でも国の動きに合わせ、庁内においてPRを行うとともに、県内経済団体に対し、県産花卉の需要拡大の依頼を行いました。引き続き、本県農林水産業への影響を注視するとともに、国とも連携し、適切な対応を行ってまいります。  次に、農業の状況について申し上げます。  本県主力の秋冬野菜の生産状況ですが、大根やキャベツ、ネギはおおむね順調な生育となりましたが、価格については暖冬の影響もあり、他県産地の出荷量が多いため、例年に比べ安い傾向にあります。ニンジンにつきましては、台風等の影響でやや収量減が見られるものの、価格はやや高めです。施設野菜のキュウリにつきましても、日照不足の影響で生育おくれや収量減が見られるものの、価格は高目でございます。今後とも、生育状況や価格動向を注視し、農家への情報提供などにより、農業経営の安定化に努めてまいります。  最後に、漁業の状況について申し上げます。  まず、令和元年の主な漁船漁業の状況ですが、まき網漁船によるイワシ、サバ漁は、前年に比べ生産量で2割減、生産金額で1割減、小型漁船によるキンメダイ漁は、前年に比べ生産量は1割減、生産金額は前年並みとなりました。定置漁業はブリ類の豊漁により、前年に比べ生産量、生産金額ともに3割増となりました。いそ根漁業では、アワビ漁は生産量は前年並み、生産金額が前年に比べ1割増、イセエビ漁は前年に比べ生産量が2割減、生産金額が3割減となりました。また、今期のノリ養殖業は、台風による生産のおくれや高水温、日照不足などが影響し、本年2月末現在で不作であった前年に比べ生産枚数及び生産金額はともに4割減と、非常に厳しい状況となっております。現在漁場には栄養塩が十分にあることから、漁期後半の生産の回復に期待しているところであります。今後とも、漁海況情報の的確な提供等を通じて、効率的な操業による漁業経営の安定化に努めてまいります。  以上をもちまして、当面する諸般の情勢についての御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは早速、議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) 私からは、農林水産政策課の令和2年度当初予算について、まず御説明いたします。  2月定例県議会議案説明資料の209ページをごらんください。予算額は106億8,710万5,000円で、そのうち主なものは、部内の農林関係の職員人件費として104億323万1,000円、未利用県有地の財産処分を促進するため、現存している庁舎等を解体する経費として1億2,861万5,000円などでございます。  続いて、210ページをお開きください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費、予算額は2,677万円で、市町村が集落での話し合いや合意形成などを通じて、将来の地域農業のあり方を定める人・農地プランの実質化の取り組みに対する助成でございます。  下段をごらんください。第7款第5項第1目水産業総務費、予算額は19億1,702万円で、部内の水産関係の職員人件費でございます。  以上で農林水産政策課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 団体指導課の令和2年度一般会計当初予算案について御説明いたします。  議案説明資料の211ページをごらんください。第7款第1項第1目農業総務費の予算額は347万6,000円で、農林水産団体の検査指導や農林水産金融業務を行うために必要な運営費などでございます。  212ページをお開きください。第7款第1項第2目農業協同組合指導費の予算額は1,608万円で、農協に対する指導検査業務に要する経費でございます。  213ページをごらんください。第7款第1項第3目農業共済団体指導費の予算額は33万円で、農業共済組合に対する指導検査業務に要する経費でございます。  214ページをお開きください。第7款第1項第5目農林金融対策費の予算額は3億7,927万7,000円で、農業経営の近代化や規模拡大に必要な資金を低利融資するための利子補給、農林経営の合理化などを目的とした貸付金等の経費でございます。  215ページをごらんください。9、債務負担行為については、農業近代化資金利子補給ほか5件で、それぞれ令和2年度の融資額、利子補給率、補給期間を定めるものでございます。  216ページをお開きください。第7款第3項第1目土地改良調査指導費の予算額は566万6,000円で土地改良区に対する検査業務に要する経費でございます。  217ページをごらんください。第7款第5項第2目水産業総合対策費の予算額は5億5,962万2,000円で、漁業経営の近代化に必要な資金を低利融資するための利子補給、水産系統団体への貸付金等の経費でございます。4の債務負担行為につきましては、漁業近代化資金利子補給ほか2件で、それぞれ令和2年度の融資額、利子補給率及び補給期間を定めるものでございます。  218ページをお開きください。第7款第5項第3目水産業協同組合指導費の予算額は696万9,000円で、水産業協同組合等に対する指導検査業務、育成強化に要する経費でございます。  以上で団体指導課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 須合生産振興課長。 ◯説明者(須合生産振興課長) 生産振興課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の222ページをお開きください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は300万円で、その内容は、県産米需要拡大促進支援事業であり、千葉県産米需要拡大推進協議会が関係団体等と一体となり、量販店や外食、中食業者への働きかけを行うなど、県産米の需要拡大を図る取り組みに対して助成する経費でございます。  223ページをごらんください。第7款第1項第8目農産振興費の予算額は8億1,363万8,000円で、この主な内容は、水田の有効利用の促進を図るため、飼料用米など、新規需要米等の作付や麦大豆等の集団転作を行う取り組みに対し助成する、飼料用米等拡大支援事業などでございます。  224ページをお開きください。第7款第1項第15目園芸果樹農業振興費の予算額は20億4,803万8,000円で、この主な内容は、県内の園芸産地の生産力を強化するため、パイプハウスなどの施設や省力化機械の導入、老朽化した既存ハウスの改修、スマート農業を推進するための装置導入を支援する「輝け!ちばの園芸」次世代産地整備支援事業などでございます。  以上で生産振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 流通販売課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の226ページをお開きください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は8,853万5,000円で、水稲新品種粒すけの本格デビューに合わせ、デビューイベントやPR活動を行う水稲新品種「粒すけ」PR事業や、県産農林水産物の販売促進のため、フェアイベント等によるPR活動を行う県産農林水産物魅力発信事業などでございます。  227ページをお開きください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費の予算額は2億4,296万3,000円で、オリンピック・パラリンピックの開催会場等において、試食紹介などを通じたPRを行う東京2020大会を契機とした県産農林水産物PR事業や海外でのフェアの実施や輸出に取り組む生産者団体を支援する「世界に飛び出せ千葉の農林水産物」輸出促進事業、6次産業化サポートセンターの運営や加工販売施設等の整備に対し助成する、ちば6次産業化ネットワーク活動事業などでございます。  228ページをお開きください。第7款第1項第9目市場指導費の予算額は211万4,000円で、卸売業者の経営状況を把握し、経営の合理化を促すための検査等を実施する卸売市場運営合理化対策事業でございます。  以上で流通販売課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 担い手支援課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の229ページをごらんください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費の予算額は1億2,178万円で、人・農地プランに位置づけられた地域の中心経営体が融資を受け、農業用機械等を導入する際、その融資残に対して補助金を交付する経営体育成支援事業、農業労働力の確保に向け、新たに雇用を行う農業者が取り組む就業規則や労働保険などの雇用条件の整備改善、また、トイレや休憩室などの整備に対して補助金を交付する農業労働力対策事業などでございます。  230ページをお開きください。第7款第1項第7目農業改良普及事業費の予算額は8億5,803万9,000円で、地域農業の担い手の確保育成を図るため、新規就農者等に研修の実施などの体系的な支援を行う農業の担い手育成推進事業や、50歳未満の新規就農者等に対し、年間最大150万円の資金を交付する農業次世代人材投資事業などでございます。  231ページをごらんください。第7款第1項第12目農林総合研究センター費の予算額は5億1,132万1,000円で、農林総合研究センターにおける管理運営費や各種試験研究に要する経費などでございます。また、農林総合研究センター森林研究所管理棟の老朽化に伴い、建てかえに係る解体設計委託費等を計上いたしました。  232ページをお開きください。第7款第1項第13目農業関係指導施設費の予算額は1億9,555万1,000円で、農業大学校における管理運営費や大規模改修事業に係る出荷調整施設の設計委託費、農林総合研究センターにおける農作物の原原種維持に係る経費などでございます。また、債務負担行為として、農業大学校大規模改修事業に係る本館の工事費などを計上いたしました。  以上で担い手支援課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 農地・農村振興課の予算について御説明いたします。  議案説明資料の233ページをお開きください。第7款第1項第2目農業協同組合指導費の予算額は5億730万8,000円で、農業委員会や農業会議の運営に必要な経費を補助する農業委員会等対策事業でございます。  234ページをお開きください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費の予算額は8億6,349万7,000円で、耕作放棄地の発生抑制や解消に向け、農業者が再生に取り組む活動を支援する耕作放棄地活用推進事業、イノシシ等の侵入防止柵の設置やイノシシのすみかとなっている林縁部の耕作放棄地の草木の刈り払いにより、イノシシのすみか撲滅を目指す取り組みへの支援を行うイノシシ等有害獣被害防止対策事業、農地中間管理機構の運営費や機構に農地を貸し付けた地域や個人に対し協力金を交付する農地集積加速化促進事業などです。  235ページをお開きください。第7款第3項第3目農村整備事業費の予算額は23億853万6,000円で、中山間地域の農業生産基盤等の整備を行う県営中山間地域総合整備事業、農業者等が共同で農道や排水路等の適切な保全管理などを行う取り組みを推進する多面的機能支払交付金事業、生産条件が不利な地域において継続的に農業生産活動等を行う取り組みを推進する中山間地域等直接支払交付金事業などでございます。  236ページをお開きください。第7款第3項第6目農地調整費の予算額は1億534万9,000円で、国有農地等の維持管理を行うとともに、処分を推進する国有農地等管理処分事業などでございます。  以上で農地・農村振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川安全農業推進課長。 ◯説明者(小川安全農業推進課長) 安全農業推進課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の237ページをごらんください。第7款第1項第10目土壌保全費の予算額は322万2,000円で、土壌の実態把握、施肥体系の検討及び地球温暖化に係る土壌実態調査を行う土壌保全・省資源型施肥体系推進事業です。  238ページをお開きください。第7款第1項第11目植物防疫費の予算額は6,612万9,000円で、病害虫の発生予察等による適切な病害虫防除の推進、重要病害虫の侵入警戒調査及び有人ヘリコプター・無人航空機防除の安全対策等を行う植物防疫推進事業、また、近年本県で発生地域が拡大しているスクミリンゴガイ、通称ジャンボタニシに対し、地域が一体となって行う緊急かつ総合的な防除対策の推進を図るため、防除対策に係る経費等を助成するジャンボタニシ緊急防除対策事業などでございます。  239ページをごらんください。第7款第1項第14目食品安心対策費の予算額は1億1,369万6,000円で、環境に配慮した農業を推進するため、環境負荷軽減効果等が期待できる栽培技術の導入に必要な機械施設や資材経費への支援を行うとともに、ちばエコ農産物の認証支援や有機農業の研修会などを行う「環境にやさしい農業」推進事業、また、GAPの取り組み拡大を推進するため、県内産地等に対する啓発活動や指導員等の育成、体制整備、農業者のGAPの取り組み支援を行う千葉県GAP推進事業などです。  以上で安全農業推進課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小島耕地課長。 ◯説明者(小島耕地課長) 耕地課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の240ページをお開きください。第7款第3項第1目土地改良調査指導費の予算額は28億8,436万8,000円で、土地改良施設の維持管理を行う土地改良施設管理事業などでございます。  241ページをごらんください。第7款第3項第2目用排水改良事業費の予算額は65億2,807万9,000円で、農業水利施設の整備を行う県営用排水改良事業や国営事業等の実施に伴う直轄事業負担金となります。また、債務負担行為といたしまして、県営用排水改良事業に係る工事費及び国営北総中央用水事業に係る直轄事業負担金を計上いたしました。  242ページをお開きください。第7款第3項第3目農村整備事業費の予算額は11億9,062万7,000円で、地域の基幹的農道の整備を行うための農道整備事業などでございます。  243ページをごらんください。第7款第3項第4目経営体育成基盤整備事業費の予算額は32億2,674万2,000円で、農地集積の加速化や農作物の生産性向上を図るため、農地の大区画化等を行う経営体育成基盤整備事業などでございます。  244ページをお開きください。第7款第3項第5目農地防災事業費の予算額は27億813万5,000円で、湛水被害の防止に係る排水施設の整備や地すべり活動を未然に防止するための農地防災事業などでございます。また、債務負担行為といたしまして、農地防災事業に係る工事費を計上いたしております。  245ページをごらんください。第12款第1項第2目耕地災害復旧費の予算額は3億2,000万円で、豪雨や地震等の不測の災害に対応するための農地及び農業用施設等の復旧費用でございます。  以上で耕地課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。 ◯説明者(井出畜産課長) 畜産課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の246ページをお開きください。第7款第2項第1目畜産振興費の予算額は2億7,520万7,000円で、養豚農家の経費安定を図るため、豚肉価格の下落時に農家に補填金を交付する事業において、農家が負担する積立金の助成を行う肉豚生産安定対策事業、耕作放棄地を解消し、自給飼料の生産拡大への取り組みを行う農家等に対し機械導入への助成を行う飼料生産拡大整備支援事業などでございます。  247ページをごらんください。第7款第2項第2目畜産技術指導費の予算額は8,401万円で、夏場の生乳生産量の減少を抑制するため、牛舎の屋根等へ遮熱材を施工する酪農家に対し、施工費を一部助成するちばの酪農夏季生産性向上対策普及事業、繁殖和牛の増頭や遺伝的能力の評価等による改良を進める取り組みに対し助成するとともに、令和2年度の開催の和牛オリンピックへの出品を支援し、肥育技術の向上を図る肉用牛ブランド力向上対策事業、酪農家の労働環境を改善するため、傷病時の酪農ヘルパー利用促進による労働負担の軽減と労働の時間短縮や効率化を図るための機械等の導入への助成を行う、ちばの酪農ワークスタイル変革推進事業などでございます。  248ページをお開きください。第7款第2項第3目家畜保健衛生費の予算額は4億4,817万8,000円で、家畜の伝染病の発生予防、蔓延防止のため、検査、陽性鑑定等を行う家畜防疫事業、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫といった急性悪性の家畜伝染病発生時における緊急対応や防疫演習等を行う家畜伝染病発生危機特別対策事業、CSFワクチンの接種を行うCSFワクチン接種事業などでございます。  249ページをごらんください。第7款第2項第4目畜産総合研究センター費の予算額は4億7,153万3,000円で、畜産総合研究センターにおける管理運営費や各種試験研究に要する経費でございます。  以上で畜産課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 森林課の令和2年度当初予算案について御説明をいたします。  議案説明資料の250ページをお開きください。第7款第4項第1目林業総務費の予算額は4億5,333万9,000円で、地域森林計画の基礎資料の収集作成のほか、森林所有者等が行う森林経営計画の作成支援などを行う森林計画推進事業や、特別会計営林事業への繰出金などです。  251ページをごらんください。第7款第4項第2目林業振興費は予算額1億5,682万3,000円で、県産木材などの利用促進を図るため、県産木材の需要を喚起するとともに、サプライチェーンの構築を促すちばの木生産流通拡大総合対策事業や林業事業体の経営基盤強化のほか、森林経営管理法に基づき市町村が行う森林経営管理の受け皿となる組織体制の構築を行う森林・林業担い手確保・育成対策事業などです。  252ページをお開きください。第7款第4項第3目森林病害虫防除費の予算額は1億2,790万3,000円で、松くい虫被害の対策を行う森林病害虫防除事業及びスギ非赤枯性溝腐病被害の対策を行うサンブスギ林総合対策事業です。  253ページをごらんください。第7款第4項第4目森林整備費の予算額は3億6,020万8,000円で、造林や間伐等に対する助成や道路や電線等への倒木被害を未然に防止するための伐採等への助成、市町村による森林整備の計画策定等への支援により、民有林整備の推進を図る森林整備事業などです。  254ページをお開きください。第7款第4項第5目林道費の予算額は9,971万2,000円で、地域林業の振興、農山村の生活環境整備等を目的として、林道の整備を図るものです。  255ページをごらんください。第7款第4項第6目治山費の予算額は14億9,595万6,000円で、山地災の防止、海岸保安林の再生等に係る治山事業などを実施するものです。  256ページをお開きください。第7款第4項第7目緑化推進費の予算額は2億3,575万4,000円で、県内に6カ所ある県民の森の管理や施設の補修を行う県民の森事業や、多様な主体による里山林の整備の促進を図るさとやま整備・活用促進事業などです。  257ページをごらんください。第12款第1項第1目林業災害復旧費の予算額は5億450万円で、集中豪雨等により被災した林道施設や治山施設の復旧に要する経費です。  以上で森林課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 大和水産課長。 ◯説明者(大和水産課長) 水産局水産課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の259ページをお開きください。第7款第5項第1目水産業総務費の予算額は1億2,426万6,000円で、水産課、水産事務所、水産情報通信センターの運営費です。  260ページをお開きください。第7款第5項第2目水産業総合対策費の予算額は6,156万3,000円で、東京湾の漁業協同組合等が実施する生産性の向上や操業安全対策等の事業に要する経費に対し助成する東京湾漁業総合対策事業などです。  261ページをごらんください。第7款第5項第4目漁業調整委員会費の予算額は7,261万1,000円で、海区漁業調整委員会、内水面漁場管理委員会の運営費などでございます。  262ページをお開きください。第7款第5項第5目漁業取締費の予算額は9,090万7,000円で、漁業取締船2隻の運営費と漁業取締船ふさかぜの代船建造の検討、設計に要する経費などでございます。  263ページをごらんください。第7款第5項第6目水産業振興費の予算額は8億1,150万8,000円で、漁業協同組合等が実施する事業の合理化、収益向上のための事業に要する経費に対し助成する浜の活力再生プラン推進支援事業などでございます。  264ページをお開きください。第7款第5項第7目漁業指導船運営費の予算額は1億6,466万3,000円で、漁業調査船2隻の運営費です。  265ページをお開きください。第7款第5項第8目水産総合研究センター費の予算額は1億7,699万9,000円で、水産総合研究センターの運営費と東京湾漁業研究所の再編整備に要する費用、そして、各種調査研究に要する経費でございます。  以上で水産局水産課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 篠原漁業資源課長。 ◯説明者(篠原漁業資源課長) 水産局漁業資源課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  お手元の資料266ページをお開きください。第7款第5項第2目水産業総合対策費の予算は4,857万7,000円で、貧酸素水海の漁業への影響軽減の調査などを行う東京湾漁場環境改善事業、それと漁業者グループが行う干潟の保全や藻場の維持回復などの活動を支援する、水産多面的機能発揮対策事業などでございます。  続きまして、267ページをごらんください。第7款第5項第6目水産業振興費の予算額は3億2,174万5,000円で、マダイ、ヒラメ等の種苗放流事業を実施いたします栽培漁業総合推進事業、アワビの種苗生産や臨採漁場の整備に対する支援を行うアワビ増産総合対策事業、ノリ養殖業の生産性向上に向けた設備導入に対する支援を行うノリ養殖業総合対策事業、アサリ資源の増大に向けたアサリ漁業総合対策事業、水産資源の維持増大を図るため漁礁を整備する海域環境に配慮した漁場の整備事業でございます。  続きまして、268ページをお開きください。第7款第5項第8目水産総合研究センター費の予算額は5億4,217万3,000円で、種苗生産施設の再編整備を実施するため、施設の基礎調査を行う水産総合研究センター再編整備事業、それと、水産総合研究センターにおける種苗生産や内水面漁業の振興に要する経費などでございます。  以上で水産局漁業資源課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 江澤漁港課長。 ◯説明者(江澤漁港課長) 漁港課の令和2年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の269ページをごらんください。第7款第5項第9目漁港管理費、予算額9,765万9,000円で、県営19漁港の維持管理に要する経費です。  270ページをお開きください。第7款第5項第10目漁港建設費、予算額46億6,351万1,000円で、銚子漁港など4漁港において、防波堤等の漁港施設の整備を行う拠点漁港整備事業や、銚子漁港など14漁港において、老朽化した漁港施設の長寿命化、災害に対する機能強化を図る水産基盤ストックマネジメント事業などです。  271ページをごらんください。第12款第1項第3目漁港災害復旧費、予算額1億500万円で漁港災害に対応するための費用です。  以上で漁港課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。 ◯説明者(井出畜産課長) 畜産課でございます。  先ほど247ページ、ちょっと開けていただきたいんですけれども、私、肉用牛ブランド力向上対策事業の説明におきまして、和牛オリンピックの開催年度を、ちょっと令和2年度と言ったんですけれども、令和4年度開催の和牛オリンピックということで訂正させていただきます。  よろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、これより質疑を行います。質疑はありませんか。  高橋委員。 ◯高橋秀典委員 それでは予算書の248ページになりますけれども、CSF対策、また家畜保健衛生所の機能強化について、新規の予算編成あるということですので、まとめて質問させていただきたいと思います。まず、本県では、2月17日からワクチン接種を開始したとのことでありますけれども、接種の進捗状況についてもう少し詳しくお伺いしたい。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。 ◯説明者(井出畜産課長) 接種の進捗状況なんですけれども、3月6日までに、78農場5万7,314頭の接種が終了いたしました。埼玉県や茨城県との境に位置する市町から接種を開始して、野田市、柏市、印西市、白井市については第1回目の接種が終了しております。香取市や香取郡東庄町、旭市などでも既に接種が始まっておりますが、養豚農家が多い県北部の市町については5月上旬までに、県全体といたしましては6月末までに、第1回目の接種の終了を目指しております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋委員。 ◯高橋秀典委員 ありがとうございます。そうしますと、61万頭のうち5万7,314頭というと、現時点で、およそ1割ぐらいが完了しているのかなという状況だと思いますけども、6月、予定期間内での完了をよろしくお願いします。  それでは、CSFワクチンの接種の手数料についてお伺いしたいと思うんですけども、本県においては、1頭当たり390円ということであります。こちらは自治体によって、その手数料は異なるということで聞いておりますけども、本県における手数料の積算の根拠はどうなってるのかお伺いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。
    ◯説明者(井出畜産課長) 人件費が227円と資材費167円により算出しております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋委員。 ◯高橋秀典委員 今回、61万頭を県負担でということでありますけども、今後、1カ月に当たり10万頭ずつですか、接種を継続していくということで、一般質問で御答弁いただきましたけれども、そうした中で、この資材費に算入されているのが、国の補助対象となるワクチン本体、あと注射針、防疫服、手袋と、そういったものが含まれていて、それ以外の接種作業に係る費用に関しては含まれていないものもあるというふうにお伺いしてますけども、そうしますと間接的な県負担になる部分というのもあるのかなというふうに思います。また、生産者にとっても、1頭当たり390円というのが、これまでなかった費用に、これまでの費用にさらにオンしてくることになるわけですので、ここで聞かれる声としては、この接種をいつまで続ける必要があるのかという、そういった声も聞かれるところであります。つまり、言いかえれば感染リスクがいつまで続くのかということでありますけども、これについては野生イノシシが媒介だというふうにされる以上は、野生イノシシの観測による判断しかないのかなというふうに思いますけども、これは防護柵なんかを整備したとしても、そうした危険要素が畜舎の周りにあるという状態の中では、やっぱり接種をやめるという判断というのはすごく難しいのかなというふうに思います。そういった意味で、一般質問のときにちょっと要望にとどめさせていただいたんですけども、今後の捕獲した野生イノシシのウイルスの検査体制について、来年度について引き続きということですけども、これについてお伺いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。 ◯説明者(井出畜産課長) 今年度は、昨年11月から60頭の捕獲イノシシの検査を実施してきました。来年度も、今年度と同様の体制で捕獲イノシシのCSF検査を継続してまいります。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋委員。 ◯高橋秀典委員 そうしますと、昨年60頭は国の指示でということだったんですけども、県として、今後、60頭程度の検査の体制を続けていくということで、よろしくお願いします。これは、この体制の出口というか、収束の判断を検討するという上でも非常に大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。  もう1点お伺いします。この対策の拠点となります家畜保健衛生所についてお伺いしたいと思いますけども、畜産県である本県にとって、CSFだけでなくって、まだワクチンがありませんASF、あるいは鳥インフルエンザ、そうしたものへの発生リスクにも備えていく必要がある。そうした中で、家畜伝染病への迅速な対応のために、最新の設備の導入、また、それに加えて畜産農家、偏在化しておりますので、そうした対応するための人員だとか資材の集約、そういったものも必要なのかなというふうに思います。そういった中で、家畜保健衛生所の整備ということだと思うんですけれども、この機能強化に向けた再編整備が具体的にどういったものになるのか、少し詳しく教えていただきたいのと、また今後のスケジュールについてお伺いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 井出畜産課長。 ◯説明者(井出畜産課長) 家畜保健衛生所の再編なんですけれども、佐倉市にあります中央家畜保健衛生所の病性鑑定施設、また、香取市にあります北部家畜保健衛生所、東金市にあります東部家畜保健衛生所の3カ所を統合しまして、匝瑳市の県有地に基幹となる家畜保健衛生所を整備しようとするものでございます。今後のスケジュールなんですけれども、来年度基本設計や地質調査を実施いたしまして、令和3年度に実施設計、4年度から5年度にかけて建設工事を行いまして、令和6年度の供用開始を予定しております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋委員。 ◯高橋秀典委員 それでは要望でありますけども、基幹となる家畜保健衛生所の必要性、これは県民の皆さん、十分に理解いただけるのかなというふうに思いますけども、安全性に配慮した施設を整備していただいて、全国有数のこの畜産をぜひ守っていっていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。  関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 私からは、大きく2項目伺いたいと思います。  まず、資料の226ページの水稲新品種「粒すけ」PR事業に関する質問をさせていただきたいと思います。この秋から本格的に出荷を始める予定の粒すけというものですけど、これ、昨今の台風もろもろ等、暗い話題が続く中で、本県の明るい話題の1つでもありますし、私は粒すけについて大変大きな期待をしているところであります。そこで、まず改めて確認しますが、粒すけの特徴、長所はどのようになってるんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 粒すけの品質的な特徴でございますけれども、1つに味がいい。食味がよくて、粒が大きくて、また収量が非常に多いということでございます。それと、草丈が低くて倒れにくいという、いわゆる農家がつくりやすいという特徴を持っております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 食味がよく、粒が大きい、収穫量もふえる、倒れにくいと、いいところづくしで、間違いなく知事が言うポテンシャル高いお米なのかなと思うんですが、逆に、粒すけの弱点というか短所というものはあるんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) ただいま申し上げました品種の特性上の短所というのは基本的にない、いわゆる対象品種でございます、収穫時期、あるいは栽培ステージがほとんど重なるコシヒカリに比べましても、今申し上げました品種の特性は全て同等以上というふうに考えておりまして、まさっているところはあっても、コシヒカリより劣る点はないというふうに認識をしております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 品種の特性はコシヒカリ以上ということですので、ぜひ、粒すけ──ただ、伺ってるところ、今年度、これからのところでは、農業者のほうでニーズがあるのに対してまだまだ足りないとか、あるいは認知そのものがまだ課題となってるのかなとは思うんですが、先ほど部長の冒頭のところで、千葉県産コシヒカリ、2019年産米の食味ランキングで特Aを6年ぶりに獲得したということです。これ、確認したところ、1989年にスタートした制度であって、特Aを獲得したのが13年産の1回のみということなんですけど、ここに、これから粒すけというのがどのように入ってく可能性があるのか、また、これに関して特Aを目指して何らかの支援、取り組みというのを行っていく考えはあるのか、伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 須合生産振興課長。 ◯説明者(須合生産振興課長) 粒すけの特Aに関する御質問ということで、粒すけについては、先ほど担い手支援課のほうからありましたけども、県産のコシヒカリと同等以上の食味評価を得ているということで、特A取得の可能性はあるというふうに、まず認識をしてます。日本穀物検定協会が行う米の食味ランキングの対象産地品目についてですけども、県が作付を奨励する主力品種ということで言われております。令和2年に一般栽培が始まる粒すけにつきましては、約500ヘクタールで栽培されると見込んでおりまして、この量について、令和元年産の主食用米の生産面積5万3,700ヘクタールと比べてみますと、1%弱ということで、まだ生産量については少ない状況にございます。穀物検定協会が行っている食味ランキングについては、県の主力品種というところで、若干そこの点でまだ追いついてないというか、量的には少ない状況にあろうかと思います。今年度、県としましては、各農業事務所に設置した展示ほを通じまして、品種の特性であったり、栽培方法などを周知してきたところでございますけども、来年度につきましても、全農千葉県本部など、米の生産団体と連携しながら、稲作部会の講習会などの機会を捉えまして、品種特性の周知とあわせまして、食味向上に重要となります肥料の調節であったり、適期収穫などの栽培技術の定着を図りながら、おいしい米づくりを推進してまいりたいと考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 生産量の関係から、まだまだこれからであるということもありながらも、先ほどおっしゃった肥料の改良とか、もろもろを含めて進めていくということで理解しました。今後、ぜひ特Aになるように、主力品種になっていくようにということで期待したいと思います。  それでは、以上を踏まえて、新年度予算案に計上されたPR事業は、どこに重点を置いて展開していくのか伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 流通販売課でございます。  来年度のPR事業の取り組みでございますけれども、この秋に本格デビューを迎えるということで、ことしの生産量を踏まえまして、まずは県内のファミリー層を主なターゲットとしてPRを実施をしてまいりたいと考えております。具体的には、来年度は粒すけをお披露目するデビューイベントを開催するとともに、レストランなどでのキャンペーンやファミリー層に身近な広報媒体による情報発信、地域イベントなどでの試食サンプルの配布、インターネットを活用したPRなどを考えておりますけれども、本事業の業務委託先となる民間事業者を今後公募をしてまいりたいと考えておりますので、それらの事業者から、より効果的な広報媒体などの提案も受けて、実際にやる内容については決定してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 ありがとうございます。恐らく、ターゲットの関係で、どのようにブランディングをしていくかということが大事だと思います。そこで寄与することになる粒すけのストーリーをどう設定しようとしてくのか、これ恐らく、先ほど民間のほうに委託しながらということなので、積極的に外部からの知恵をいただけたらなと思ってます。ちょっと視点を変えて、千葉県が地産地消を推進していると思いますが、この関係ではどのように今後連携を図ってくのか伺います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 御指摘のように、粒すけにつきましては、さまざまなストーリーなども加味をしながらPRをしていくことが重要かと考えております。そして、地産地消につきましても、県のほうで千葉県民についての調査を行ったことがあるんですが、千葉県民はお米を購入する際に、身近な産地や親近感などを重視しているといったような結果も出ておりますので、そういったところからも県内のファミリー層をまずはターゲットといたしまして、どういったストーリーがいいかというようなことを委託先とも相談をしながら実施をしていくようなことを考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 ありがとうございます。県民性と親近感というのが1つ、キーになるということなんですけど、地産地消というと、どうしても内向きに見る、ゆがんだ見方をされる方がいるんですが、あくまでも外を踏まえて、まず内のほうから評価して、発信してくという視点が大事だと思いますし、その上でやっぱり地元のほうで消費してもらう、地元理解というのはすごく大事。そして、さらに子供、食育とも関係するのが子供の認知というのがすごく大事だと思うんですね。ぜひそこを大切にしていただきたいと思います。そして、PRに関係して戻るんですが、一番大事なのは、やはり実際に消費者が粒すけをおいしいと思ってもらうこと、粒すけの味に対する評価なんですね。このお米のおいしさっていうのは、どうも炊き方や提供の仕方次第で全然変わってくるというふうに伺っています。実際、私もいろいろ定食とかで食べるときに御飯が潰れているものとか食べると、何かどうしてもおいしくない、もったいないなと思うことがあるので、それは多分、皆さんも御理解されるのかなと思うんですが、これからPR活動等をしてく中で、粒すけの試食の機会というのもいろんな場面で設けることにはなると思うんですが、やっぱりそこでの第一印象というのは、その先の口コミにもつながるすごく大事なところだと思います。この試食の際にも、一番おいしい状態で食べてもらえるように、炊き方や提供の仕方を徹底的に管理して、工夫をしていくべきと考えますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 御指摘のように、この粒すけにつきましては、何にでも向くオールマイティーな品種といったようなことで、どんな料理についても適応していけるような、そんなお米なのかなというふうに考えております。一方で、その料理によって炊き方の工夫をしながら提供していくということも大事だと思いますので、どういった料理のときにはどういう炊き方がいいというようなことも研究も進めていきながら、向いたような食べ方というのをしっかり普及させていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 PR活動の中での提供の仕方の管理をぜひ徹底していただきたいと。最後に、PR事業の総括として戻りますが、粒すけという名前、粒すけという名前なんですが、いろいろ意見がある中で、その音の響きがすごくかわいらしいイメージを私は持っているんですね。一方で、特徴を先ほど伺うと、大粒で収穫が多い、茎が短くて倒れづらい、安定生産ができるといった、どちらかと言えば力強いイメージがあります。ネーミングそのものだけではなくて、実際のギャップですね。これもうまく利用することで、インパクトを持たせることも可能なのかなと、要は工夫次第だと思います。ライバルとの差別化を図って、しっかりブランディング戦略を持ったPR活動に努めていただくよう要望いたします。  それでは続いて、2点目です。231ページの農林総合研究センターに関する質問をさせていただきます。先ほどの粒すけ、これ13年の開発に携わっていたと思うんですけど、センターは本県農林業の振興に大変重要な役割を担っていると私も認識をしております。このセンター、先ほど部長の冒頭の挨拶でありましたが、平成26年3月に策定された機能強化の基本計画を受けて組織再編、施設整備などが進められて、3月3日からは完成した新本館での業務を開始しているということですが、そこで、センターの機能面はどのように強化されたのか。また、当初予算案では農林総合研究センター費の運営費が3億6,068万円と計上されていまして、これは前年度比で約1億3,500万円の増加となっています。その理由も伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 農林総合研究センターが新しい施設で3日から業務がスタートしたわけでございますけれども、新しい施設におきましては、生産現場のその課題の解決に向けまして、研究員間の交流を促進するワンフロア化の執務室、それから、設備機器の共同利用が可能になったということでございます。この点につきましては、特に近年、単独の研究部門だけでは解決できないような課題がふえてきてるということで、複数の研究部門が連携をして、効率的に研究を進めることが重要になってきておりますので、そういった研究環境が整備されたというふうに考えております。また、研究成果を広く生産者に活用していただけるように、いわゆる生産者、普及指導員、研究員が共同で課題解決を行えるようなオープンラボを設置をしたということ、それから、研究成果の発表会とか公開講座が行われる大規模な会議室を整備をして、技術情報の発信基地としても重要な役割を今後担っていくというふう認識しておりますので、今後そういった新しい技術の情報を広く県民に発信をしながら、県内の農業振興に役立てていきたいというふうに考えております。  それから、予算の関係でございますけれども、先ほど運営費の関係で御質問は受けましたけれども、農林総合研究センターの運営費の増額部分につきましては、台風15号で研究センター内の、いわゆるハウス等が非常に大きな被害を受けております。そのハウスの修繕費を計上したものでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 増加分が台風被害からの修繕費ということで理解しました。また、センターの機能面では、やっぱり効果的、効率的な環境整備ができたということで、今後の研究に大いに機能、役に立つというふうに理解しました。それでは、新品種の開発など、センターにおける今後の取り組み目標はどのようになっていまして、そして、どのように実践していくのか伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 今後の目標等の取り組みでございますけれども、試験研究の取り組みにつきましては、千葉県農林水産業振興計画に基づきまして、大きく7項目の目標を設定しながら研究に取り組んでいるところでございます。1つには、産出額向上というのを目標にしまして、そういった収益力の強化に向けた技術開発が1つ。それから、消費者ニーズにマッチした、いわゆる新品種の開発、それから、病害虫の防除とか野生鳥獣害対策など、その生産力を支える、そういった取り組み、あと、スマート農業など、次世代農業に対応した先導的研究など、それぞれ7つの大きな目標を設定をいたしまして、現在研究に取り組んでいるところでございます。今後、試験研究につきましては、今回本場につきましては新しい施設が整備されて、各研究室で連携できる効率的な研究体制というものが整備されたわけでございますけれども、そういった新しい施設の機能を十分生かしながら、こういった目標に向かって、改めて目標達成に向けた取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。
    ◯関 政幸副委員長 ありがとうございます。新品種の開発にはすごい時間がかかって、すごい労力がかかっているという、実際その裏の部分を県民の方はなかなか知らない、知る機会がないと思います。やっぱり、そういった機会を設けるという意味で、農林総合研究センター、毎年秋ごろですね。研究成果の紹介とか収穫体験などができる公開デーを設けていますよね。昨年は台風の影響で多分、たしか中止になったと思うんですけど、ことしはやる予定なんですかね。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 研究成果の発表につきましては、県民の方に研究を知っていただく非常に大きな機会でございますので、ことしは災害とか、そういったものがなければ、ぜひとも例年どおり開催したいというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 関副委員長。 ◯関 政幸副委員長 ことしは、新本館のオープンイヤーでもありますので、しっかりと、やっぱり県民に知ってもらうように、公開デーに臨んでいただきたいなと思います。またそこで、先ほどちょっと取り上げた新品種粒すけのPRも大切なプロモーション活動の一環でありますので、しっかりと行っていただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ◯委員長(小野崎正喜君) そのほか質疑はありませんか。  横山委員。 ◯横山秀明委員 私からも端的に大きく2点お伺いしたいと思います。  1点目が、農業の担い手の支援についてお伺いしたいと思いますが、近年、全国的にも高齢であることとか後継者不足などの理由で、農業就業者の減少にストップがかからない、減少傾向が続いてるということで、将来2040年には半減するという見方も出ております。地域の担い手が減少していく中において、新規就農者の促進と定着、そして、早期にわたる経営の安定化という、この対策が非常に重要になってるというふうに伺っております。それに対しましては、本県においても、平成23年度から10年後の目指す姿を目標設定をされて、23年から25年度までに、まず、千葉県農林水産業の部門別計画を立てて、その後、ブラッシュアップをされて、26年度から29年度、30年度から33年度までを期間とする千葉県農林水産業振興計画を策定されておりまして、継続的に担い手支援の育成に尽力されております。この計画において、当初の平成23年度に策定された部門別計画において、担い手育成計画を見てみますと、例えば新規就農者数においては、10年後には、平成33年度末までには年間で約400人に、そして、集落営農組織数を300組織にふやすなど目標が掲げられておりましたので、そこで現状についていろいろお伺いしたいんですけども、1点目として、本県の新規就農者数の推移についてお伺いできればと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 本県の新規就農者数の推移でございますけれども、県内の新規就農者数につきましては、平成23年度以前につきましては年間300人前後で推移をしておりまして、平成24年度から29年度までは年間400人前後で推移しているところでございます。直近の3カ年を申し上げますと、平成28年度が391人、29年度が410人、30年度が341人というふうになっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございました。一応、目標のほうに向けて順調にふえている様子もうかがえました。1点、ちょっと、341人と減っている傾向はありますが、当初よりは増加傾向にあることがうかがい知れました。これに対しまして、新規就農者の促進、また今後、定着というのも非常に大事になってくかと思いますが、これまでその促進と定着に向けて、県としてどのように取り組んでこられたのか、また、その成果について、県ではどのように評価されてるのか伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 県では、農業に興味を持っている農業高校の生徒等に対しまして、まず先進農家への視察研修などによって就農意欲の啓発に努めております。またそれとともに、新規に就農を希望する方には、県内13カ所に設置しております就農相談窓口や、それから、県内外で開催しております就農相談会におきまして、個別の相談に応じてるところでございます。その際には、就農意欲の高い方に対しましては、農業大学校や市町村等における実践的な研修の紹介や農業法人への就職のあっせんなども行ってるところでございます。また、研修中や就農直後で収入が不安定な新規就農者に対しましては、国の事業でございます農業次世代人材投資事業によりまして、資金の支援を行っているところでございます。加えまして、各農業事務所におきましては、就農直後の新規就農者を対象に、3年間、経営体育成セミナーというものを開講いたしまして、技術や経営能力の向上を図るとともに、先輩農家との交流会などを通じまして、地域への定着を図っているところでございます。また、成果の評価というところでございますけれども、近年の新規就農者が400人前後で推移をしているというところでございまして、また、農業次世代人材投資事業の交付対象者の、そのうちの9割以上が営農を継続しているということから、新規就農者の確保、あるいはその定着に、これまでの取り組みにつきまして一定の成果があったものというふうに認識してるところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございます。新規就農者がふえて、9割継続してるということで、県の取り組みが非常に効果を奏してるという様子をうかがい知れました。これまでの取り組みを踏まえまして、令和2年度の予算案の中においても、就農者の促進と定着について取り組まれておりますが、何をこれまでの取り組みを継続して、また今後、新たに強化するものなど具体的な取り組み内容について、どうなってるのかお伺いできればと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) 新規就農者対策につきましては、令和2年度予算の案につきまして、まだ新たな事業を計上してるというわけではございません。引き続き、新規就農者の確保に向けまして、県内外で開催をしております就農相談会などで本県への就農を働きかけるとともに、新規参入者同士の交流会の開催や農業次世代人材投資事業利用者のサポートをしっかり行いまして、地域への定着を促進してまいりたいというふうに考えております。また、近年、法人等の規模拡大によりまして、雇用労働力の確保が重要な課題となっていることから、県とJAグループ千葉等で設置をしております農業者総合支援センターにおいて、本年2月に新たに農業求人サイトを立ち上げたところでございまして、こうした取り組みによりまして、雇用労働者の確保についても推進してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございます。新たに求人サイトを立ち上げて、農業従事者の確保のほう、非常に期待をしていきたいなというふうに思っております。最後に要望といたしまして、私も関係者のほうから新規就農をされた後、また、これから農業に関心の高い方なんかにお伺いするのが、やっぱり農地の確保とか資金の確保、そして、やっぱり技術の習得という面で非常に苦労していることがありますので、就農定着へは依然としてハードルが高いという声を現場からは聞いております。現在の振興計画も残り2カ年での掲げている目標達成に向けて、県が行っているこれらのさまざまな事業の周知と着実な実行を進めるとともに、先ほど挙げさせていただきました農地、資金の確保や技術の習得に対しまして、より積極的な支援に取り組んでいただくこととともに、農業そのものの魅力発信というのも、県としても、ぜひ御尽力いただきたいということを要望とさせていただきたいと思います。  2点目です。森林環境譲与税の活用についてお伺いしたいと思いますが、まず基本的なところで、森林環境譲与税の使途について、本県においてはどのような形になってるかというガイドラインなんかの設定等、どのような形になってるかをお伺いできればと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 市町村に譲与されます森林環境譲与税の使途につきましては、市町村が主体的に判断するものではございますが、市町村による取り組みを促進して、その施策をより効果的に実施できますよう、市町村が取り組みを検討していく際に、その参考となるように千葉県森林環境譲与税活用の手引というのを県が作成して、市町村に配布してるところでございます。この手引につきましては、森林の経営管理についての県としての基本的な考え方、それから、具体的な森林整備の進め方、先進的な市町村等における取り組み事例などを示しておりまして、各林業事務所に配置しております林業普及指導員がこの手引を活用しながら、市町村職員への指導助言などの支援を行っているところでございます。今後、被災した森林の復旧に向けた技術資料を今作成してるところでございまして、これを手引に追記するなど、今後随時その手引を更新しながら、市町村による森林整備の促進を図ってまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございます。この森林環境譲与税の本年度、令和元年度の県の活用といたしまして、森林の整備におきましては、森林整備事前準備モデル事業とか森林経営管理集落支援モデル事業などを行っておりますが、これらのモデル事業、取り組みの目的と、その事業内容についてお伺いできればと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 森林整備事前準備モデル事業でございますけれども、森林整備を進めていく上で、まず必要になる森林整備の計画の策定や森林所有者の意向調査などを優先して行う市町村を支援する事業でございまして、一方、森林経営管理集落支援モデル事業のほうは、集落等を単位として、地域の森林所有者が共同してみずから地域の森林の管理を行ってくための、地域住民による新たな森林管理体制の構築等を支援する事業となっております。この事業を実施する中でわかりました問題点であるとか、その解決方策等、ノウハウをマニュアル化しまして、これを他の市町村へ普及することによって、市町村による森林整備の促進を図ることを目的としております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 御説明ありがとうございます。では、これらはモデル事業ですので、いつか終わりがあるんですけども、このモデル事業の取り組み期間がどうなっていらっしゃるのかと、また、令和2年度の予算案の中に計上されてますが、2年目はどういった取り組みになっていくのか、教えていただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 森林整備事前準備モデル事業のほうでございますけれども、今年度から令和3年度までの3カ年の事業でございます。令和2年度につきましては、今年度、森林整備の計画を作成した市町村が、その計画に即して実施します森林所有者の意向調査に対して支援を行うものでございます。一方、森林経営管理集落支援モデルのほうでございますけれども、今年度と来年度の2カ年の事業でございます。令和2年度は、今年度設立された地域組織における森林管理道の開設などの基盤整備を支援してまいります。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございます。先ほど、部長報告の中にもあったとおり、例えばこの森林に関しましては、本県においては昨年の台風で非常に大きな被害を受けました。報告の中で、県全体で約9,000ヘクタールの森林が被害を受けていると確認されてるということですので、森林環境譲与税の使途に関しては、ほかの自治体の森林整備に充てることも可能となっていると、制度上なっているということですので、本県においては、やっぱりこの台風被害が大きいことを鑑みましても、早期に倒木被害の発生を防止することが非常に重視されておりますので、県としても主導して、被害が大きかった自治体の森林の復旧とか整備を優先させるためにも、県内の他の自治体からの協力を求めていくことも必要ではないかという声が、結構私のほうにも寄せられております。このことについては、本会議においても質問がされて、答弁の中に県と全市町村による連絡調整会議において、市町村相互に連携した森林整備のあり方などについても検討を行ってる旨の答弁がありましたが、その検討状況を教えていただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 今回の台風で、県内の広域にわたる森林被害が起きたということでございますけれども、森林環境譲与税、都市部の市町村が他の市町村の森林整備を支援する財源としても利用できるということになっております。今回は大きな被害を受けた市町村に対して、他の自治体がそれを協力して支援してくということは十分考えられることでございますし、そういった取り組みは、特に中山間地域の市町村の森林整備を促進してく上では非常に重要な、有効な手だてというふうには考えております。県では、現在、先ほど御説明しました手引の中で、そういった取り組みの事例であるとか、あと会議においても、そういった県としても考え方を説明させていただいてるところでございます。こういったことで、その被害を受けた森林の早期復旧に向けて、県内の市町村が連携しながら取り組んでくことを進めていきたいと考えております。一方で、千葉県は大分以前から、里山の保全整備及び活用について促進に取り組んでまいりました。これは地域住民がボランタリーな取り組みとして、その地域の里山林を整備してくということなんですけれども、これまで例えば都市部の住民が、その地域に行って、他の市町村に行って、そういった里山林の整理を手伝うというか、そういう活動を支援するという取り組みもございました。そういったことも、そういったノウハウもございますので、そういったことも含めて、県としてはさまざまな情報を市町村に提供しながら、県内の市町村が連携した森林の復旧再生に向けた整備が進むように支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山委員。 ◯横山秀明委員 ありがとうございます。細かくいろいろ情報を教えていただきましてありがとうございました。この森林のほうに関しましても、当然県内木材の活用とか、それも大事なあれですし、また、この森林の管理とか整備というのも、市町村で行うというのも、ノウハウがこれからになってくると思いますので、当然、地元自治体の体制整備というのがこれからになってくると思いますし、その上でという意味で質問をさせていただきました。また、里山の整備というのを私の地元の関係者でも、結構多くかかわっていただいている方も多いですので、そういった多方面と連携しながら、適切な管理で行っていただけますように要望させていただきまして、質問を終わらせていただきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。  西尾委員。 ◯西尾憲一委員 236ページの農地調整費、そこの一番目に国有農地等管理処分事業と出ています。素朴な疑問なんですけども、国有農地になぜ県費を使うのか、ちょっと趣旨を教えていただければなと、まず。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 国有農地につきましての予算の使い方ということでございますが、国有農地につきましては、法定受託事務として管理権限の一部を国から委任されておりまして、その上で管理をしてございます。国有農地という言葉ですが、戦後、農地改革の際に、国が自作農創設のために取得しましたものを売り渡し等が行われなかったために、現在も所有している土地でございまして、それらの管理につきまして予算をもって管理してるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。そうしますと、その利用状況はどうなってますか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 平成30年度末の貸付状況につきまして、国有農地、農耕の貸し付けにつきましては132筆、101件で、面積といたしましては4万7,951平米。それから、転用の貸し付けにつきましては97筆で23件、3万8,615平米となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。
    ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。これは無償で貸してるんですか、それとも有償でしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 有償でございまして、使用料をいただいております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ちなみにお幾らぐらいなんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 先ほど申しました農耕の貸し付けでは、使用料が132筆で64万6,612円、それから、転用の貸し付けにつきましては255万5,940円となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。  次に、256ページ、緑化推進費、1番目の項目に県民の森事業とございますね。6カ所、県内に。船橋市内にも実は船橋県民の森があるんですが、間違ってたらごめんなさいね。船橋市も費用を負担してるやに伺ってます。これはなぜなのかということと、ほかの県民の森も、その地元自治体が負担しているのかどうなのかということを教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 船橋県民の森につきましては、土地が私有林でございます。その土地を借りて、県民の森を経営してるんですけれども、その土地代について、これはその県民の森を船橋市が当時誘致する際に、土地の費用については市が持ちますという約束になっておりまして、その土地の賃借料については市のほうで負担をしているということでございます。  以上です。     (西尾憲一委員、「ありがとうございました」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第13号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第13号令和2年度千葉県特別会計就農支援資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第13号令和2年度千葉県特別会計就農支援資金予算について御説明いたします。  議案説明資料、219ページをお開きください。予算額は6,920万9,000円で、新規就農者の事業開始に必要な資金を無利子で貸し付ける就農支援資金貸付金などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。──質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第13号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第13号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第14号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第14号令和2年度千葉県特別会計営林事業予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 議案第14号令和2年度千葉県特別会計営林事業予算案について御説明いたします。  議案説明資料の258ページをお開きください。特別会計営林事業の予算額でございますが3億1,263万4,000円で、県有林の維持管理及び林産物の生産等を実施する県有林事業及び植林や下刈り、間伐等を実施する県行造林事業です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第14号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第14号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第15号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第15号令和2年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第15号令和2年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算について御説明いたします。  説明資料の220ページをお開きください。予算額は4,479万8,000円で、林業経営や木材産業経営の改善等を図るために必要な資金を無利子で貸し付ける林業・木材産業改善資金貸付金などでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第15号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第15号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第16号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第16号令和2年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第16号令和2年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算について御説明いたします。  221ページをごらんください。予算額は1億166万8,000円で、沿岸漁業者の経営安定と漁業生産力の強化のための資金を無利子で貸し付ける沿岸漁業改善資金貸付金などでございます。  以上です。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第16号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員です。よって、議案第16号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) お手元に配付しております農林水産常任委員会資料4ページをお開きください。それでは、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)について御説明をいたします。  今回御審議をお願いする農林水産部の一般会計2月補正予算は、この表の一番下、左から2つ目の欄にございますように26億7,752万3,000円の増額をしようとするものであり、補正後の最終予算額は845億488万4,000円となります。  内訳でございますが、この表の2段目にございます第1項農業費では、国の補正予算に対応し、卸売市場輸出拠点化整備事業や担い手確保・経営強化支援事業などを増額し、千葉県園芸産地パワーアップ事業などにおいては、事業の確定に伴う減額を行い21億2,640万8,000円の増額補正となるものでございます。  次に、第2項畜産業費では、畜産競争力強化対策整備事業などにおいて、事業費の確定に伴う減額を行うことにより384万3,000円の減額補正となるものです。  次に、第3項農地費では、国の補正予算に対応し、経営体育成基盤整備事業などの土地改良予算を増額し、多面的機能支払交付金事業などにおいて、事業費の確定に伴い減額を行うことによりまして8億5,161万2,000円の増額補正となるものでございます。  次に、第4項林業費では、国の補正予算に対応し、山地治山事業などの治山事業予算を増額するなど4億4,839万7,000円の増額補正となるものでございます。  次に、第5項水産業費では、国の補正予算に対応し、水産基盤ストックマネジメント事業などを増額し、拠点漁港整備事業などにおいて、事業費の確定に伴う減額を行うことにより7億4,720万7,000円の減額補正となるものです。  次に、第12款災害復旧費の補正額は215万6,000円の増額でございます。これは令和元年度に発生した災害で被災した施設の復旧に要した費用を増額補正するものでございます。  次に、資料の6ページをお開きください。この6ページから7ページにつきましては、繰越明許費についてでございますが、農林水産関係60の事業において378億8,038万1,000円を繰越明許費として設定しようとするものでございます。  この378億8,000万円の内訳でございますが、まず本年1月に成立をいたしました国の補正予算への対応が約28億円でございます。また、令和元年の台風等災害に係るものが314億円、入札の不調や地元関係機関等との協議に想定以上の時間を要したことなどによりまして、年度内の終了が見込めないものなどが約37億円ありまして、これらはいずれもやむを得ない事情によりまして次年度に繰り越すものでございます。  以上で議案第25号についての説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第37号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第37号令和元年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第37号令和元年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の8ページ、表の1段目をごらんください。特別会計就農支援資金の補正予算は6,274万6,000円を増額しようとするものです。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第37号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第37号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第38号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第38号令和元年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  西野森林課長。 ◯説明者(西野森林課長) 令和元年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ資料の8ページ、表の2段目でございますが、特別会計営林事業の補正予算は1,274万9,000円を減額しようとするものでございます。これは県営林の管理等の事業費確定に伴う減によるものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようよろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第38号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第38号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第39号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第39号令和元年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第39号令和元年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ資料の8ページ、表の3段目をごらんください。特別会計林業・木材産業改善資金の補正予算は8,167万7,000円を増額しようとするものです。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第39号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第39号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第40号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第40号令和元年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 議案第40号令和元年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ資料8ページの表の4段目をごらんください。特別会計沿岸漁業改善資金の補正予算は3億7,467万7,000円を増額しようとするものです。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第40号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第40号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第51号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  小島耕地課長。 ◯説明者(小島耕地課長) 農林水産常任委員会資料の9ページをごらんください。改正の理由でございますが、平成29年5月の土地改良法改正によりまして、共有地に係る代表制の導入に関する規定が新設されました。これを引用する条文に条ずれが生じたことに伴い、所要の改正を行うものです。  改正内容は、千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例別表に掲げる土地改良法第113条の2を1繰り下げ、113条の3に改正を行うものです。  施行期日は公布の日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑はないようですので質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第51号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第51号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第69号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第69号印旛沼土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  小島耕地課長。 ◯説明者(小島耕地課長) 同じく、常任委員会資料の10ページをごらんください。改正の理由でございますが、国営印旛沼二期土地改良事業によりまして、揚水機場等の土地改良施設が再編整備されることに伴い、所要の改正を行うものでございます。  内容は、新設される宗吾西揚排水機場の追加、また、これに伴い不要となる酒々井揚水機場の削除をするほか、委任に関する規定の整備を行うものでございます。  施行期日は令和2年4月1日、ただし、委任に関する規定については公布の日からとなります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結いたします。
     これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第69号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第69号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第70号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第70号千葉県漁港管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  江澤漁港課長。 ◯説明者(江澤漁港課長) 議案第70号千葉県漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  同じ資料の11ページをお開きください。改正理由でございますが、国が定めております模範漁港管理規程例につきまして、漁港の有効活用の推進を目的として、平成31年4月1日付で一部改正されたことから、本県の条例も同様に一部改正を行うものです。  次に、改正内容でございますが、県が管理する漁港施設等の占用期間につきまして、原則3年以内とされていたものを、原則10年以内に改正するものです。  また、施行期日は公布の日からでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第70号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第70号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第91号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第91号市町村が負担すべき金額についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) 常任委員会資料12ページをお開きください。議案第91号市町村が負担すべき金額について御説明いたします。  農林水産部に係るものは、土地改良施設管理事業などの土地改良関連事業、林道及び漁港事業の計14事業になりますが、事業費の確定に伴い地方財政法第27条第2項等の規定により、各市町村の負担すべき金額について、議会の議決を得ようとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 質疑がないようですので質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第91号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第91号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        請願第15号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、請願の審査を行います。  初めに、請願第15号を議題といたします。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(小野崎正喜君) 当局に状況の説明を求めます。  岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 状況の御説明をいたします。  農業共済制度は、農業保険法に基づき、農業者が共済掛金を出し合って共同準備財産をつくり、災害による被害が発生した際に共済金を支払う制度でございます。この制度は、共済の種類によって多少の差はございますが、国が農業者の負担すべき掛金のうち50%を負担しており、農業者の掛金は大幅に軽減される仕組みとなっております。  以上で説明を終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見等がありましたら御発言願います。──なければこれより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で討論を終結します。  それでは、本請願の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) これより採決を行います。  請願第15号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第15号は不採択と決定しました。        ─────────────────────────────        請願第16号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、請願第16号を議題といたします。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(小野崎正喜君) 当局に状況の説明を求めます。  小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) それでは状況の説明をいたします。  農家の権利を制限する種苗法改正を取りやめることですけれども、種苗法は新しい品種を育成した育成者の権利を保護するための法律で、近年問題となっている日本国内で開発された品種の海外流出を防止するため、国において種苗法の改正が検討され、3月3日に閣議決定されているところでございます。  具体的には、現行の種苗法で認められている農業者の自家増殖を許諾に基づいた利用とすることによって、育成者が種苗生産や利用の実態を管理できるようにする内容となっており、国は登録品種の海外への無断流出を規制するための有効な措置であるとしています。なお、種苗法は新しい品種を育成した育成者の権利を保護するための品種登録制度を定めた法律であるため、在来種や品種登録期間が満了した一般品種については、種苗法の効力は及びません。
     以上により請願第16号の説明を終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) なければこれより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 討論がないようですので討論を終結いたします。  それでは、本請願の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、これより採決を行います。  請願第16号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。よって、請願第16号は不採択と決定いたしました。  以上で請願の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        農業共済制度の活用を円滑にするための掛け金助成を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、意見書案が2件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、共産党及び市民ネットワークから提出されております農業共済制度の活用を円滑にするための掛け金助成を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        自家増殖を原則禁止とする種苗法「改定」の断念を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、共産党及び市民ネットワークから提出されております自家増殖を原則禁止とする種苗法「改定」の断念を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手少数。それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 先ほどの部長の諸般の報告の中の新型コロナウイルスによる農林水産業への影響について伺います。先ほどの部長の挨拶の中でも、本県農林水産業について影響が見られるような趣旨の説明がありました。現時点での新型コロナウイルスに係る本県の農林水産業への影響がどうなのかを伺います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) 新型コロナウイルス本県農林水産業の現時点での影響についてでございますが、まず、県では、生産者、JA等の関係団体、流通関係者に直接影響について確認をいたしました。影響といたしましては、小中学校の休校による学校給食の停止で供給されていた牛乳や野菜などの農畜産物の需要が減少していること、それから、卒業式や結婚式、その他各種イベントの中止などによりまして、会場の装飾や花束などへ使用される花卉──花の需要が減少し、価格の下落も見られること、それから、外出の自粛によりまして、観光農園、直売所の集客が減少している、また、外食の機会も減っていることから、外食産業が仕入れているキンメダイなどの高級魚や和牛などの需要にも影響が出ております。さらに、小学校低学年のお子様がいるパート従業員さんが出勤できないなど、雇用への影響も一部ではありますが、出ているという状況でございました。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 今御説明いただきまして、先ほどの部長答弁と大体重なっているようなところで、大きく3つの点ですよね。花卉に関しては、今自粛という中で卒業式とかイベントが開催されずに花の需要がないということと、学校が休みになってしまって給食がなくなってしまったので、そこで使っている牛乳とか野菜が減少しているということ、また、私なんかもそうですけど、今外食を大分控えておりまして、その分うちで食べるんでスーパーなんかのものというのは多分売れるんだと思いますけれども、外食で使われるであろう牛肉、高級なものであったりとか、魚も高級魚というのはなかなか家庭では食べないので、そういうものが減少してるということはよくわかりました。そういった中で、とにかく一刻も早い終息というのが求められているんですけれども、今の状況だと、逆に言えば、我が県においても、また、この日本においても、全世界においても、どちらかというとある程度広がっちゃってる状況が今出ています。そういった状況を見て、この感染が続くという場合、今後どんな影響があるというふうに考えているのか、その辺をお聞かせください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) 感染の拡大の状況が続くといたしまして、今後想定される影響でございますけども、まずは労働力の不足でございまして、生産者などが感染した場合は、当然でございますけども、中国などからの外国人技能実習生の来日が困難になることなどによって、労働力の不足が生じてまいります。また、中国で製造されている農薬や種子などの製造が滞ることによる生産資材の不足なども考えられるところでございます。これら労働力の不足、あるいは資材の不足で生産が落ち込み、さらに需要の減少も続くなどして販売額が大きく落ち込むようになりますと、生産者の資金繰りの悪化も懸念されているという状況でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 今、農林水産業への影響について御答弁いただきました。今言われた中の労働力の不足であったり、また、生産資材の不足であったり、また災害復旧の遅延というのは本当に大変深刻な問題だと思います。これらに対して、じゃ県においてはどう対応しようとしているのかを伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 長谷川農林水産政策課長。 ◯説明者(長谷川農林水産政策課長) 対応でございますけども、まず県では、全国知事会を通じまして、国に対し農林漁業者への支援や必要な対策を講じるよう要望いたしました。また、需要の減少や価格の下落が生じ、特に影響の出始めている花卉につきましては、先日、私ども県内3つの経済団体を直接訪問いたしまして、オフィスや家庭などで県産の花を飾っていただくよう、文書によりお願いをいたしました。また、県庁においても県産の花を飾り、花のさまざまな魅力を体感してもらえるような取り組みなどを行いまして、県民の皆様へ花を飾っていただけるようPRをいたします。この新型コロナウイルスの状況は日々変わってまいりますけども、引き続き、本県農林水産業への影響について、生産現場などから正確な情報の把握に努め、国へ必要な対策を講じるよう要望するとともに、県におきましても、国や関係団体とも連携をして適切に対応してまいりたいと、そういうように考えております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 今御答弁にありましたように、本当にさまざまな影響というのが出てます。特に花卉というのは、もう花が咲いてしまって、その後は枯れてしまうので、今使わなければならないような状況の中でたくさんの花卉が生産されている。さっき、ちょっと根本併任書記と話したんですけれども、ホワイトデーのときに、普通だったらクッキーとかなんですけども、花を贈るというものをPRするというのもいいですよねという話が出てきて、またその後、卒業した、卒業で別れ別れになっちゃう人たちに花を贈るという紳士的でちょっとかっこいいんですけれども、そういうものもアピールすると、ある程度需要が見込めて、そこで販路は少し確立できるまではいかないかもしれませんけれども、対応にはなるんじゃないかなというようなことはあるよねというような話をしました。さまざまなことを考えてもらいたいんですけれども、この我が千葉県というのは、昨年本当にさまざまな台風と大雨で本当に被災しました。特に農業関係者、そして水産業関係者というのは本当に大変な思いをしている中で、今復旧・復興に向けたさまざまな取り組みをしているやさきに、こういった状況が起こってしまっています。今回のほうがもっと大変かもしれないし、まだ先というか、状況というのがわからない中で、またこういう農業、また水産業に従事している方というのはさまざま活動しなければなりません。そういった中で、国のほうにさまざまな要望をするというのももちろん大事なんですけれども、我が県においても、これからどういうふうになるかわかりません。ただ、いろいろな状況を想定して、その状況に対して対応できるように、また、そういう関係者からまた要望出ると思うんですよね。その要望に対しても、柔軟に対応できるような体制づくりというものをしっかりと構築していただきますよう要望いたしまして終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  木下委員。 ◯木下敬二委員 諸般の報告で棚田地域の振興についてということがあったので、これ1点伺いたいと思いますけれども、御承知のように、鴨川市では、県を代表する大山千枚田というものがあり、棚田地域振興法を活用したいということで、過日、副市長にも電話入れましたら、ぜひ利用をしたいというような要望がありましたので、その辺の状況はどうなっていますか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 鴨川市の大山地区からは、国からの棚田地域の指定を受けたいとの相談を受けております。また、鴨川市の川代地区からも、やはり同様の相談を受けてございます。そのため県では、市と協議しながら、2つの地区につきまして、しっかりと国への棚田地域の指定の申請手続を進めているところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 今後のスケジュールはどのようになっていますか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 県では、大山地区、川代地区が5月に国からの棚田地域の指定を受けることを目指しまして、国への指定の申請手続を3月末を目途に進めているところでございます。また、国からの棚田地域の指定を受けた後は、市や地域住民、NPOなど、さまざまな主体の参加によりまして作成する活動計画が国の認定を受けられるように、しっかりと支援してまいります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 今の棚田地域の指定を受けるためには、県の棚田地域振興計画を策定する必要があるということですが、いつごろ策定される予定ですか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 大山地区の棚田地域の指定の申請手続に間に合わせるために、県の振興計画は市町村から意見を聞きながら、商工労働部など、県関係部局と関係施策をすり合わせているところでございます。目途としては、3月末を目途に策定、公表を行えますように、現在作業を進めているところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木下委員。
    ◯木下敬二委員 この件につきまして要望をしておきます。中山間地域である我々の地域は、過疎化と高齢化というものは非常に進行しているので、活性化をさせるということは、言葉で言うのは簡単ですけど、実際にはなかなか難しい部分があります。そういうことを思いながら、棚田地域振興法の施行をきっかけに、貴重な県民の財産である南房総地域の美しい棚田を後世に残しながら、中山間地域を活性化するための取り組みが進むように期待をしております。そのために、県は、国や市町村としっかり連携をして、積極的に支援していただけるよう、強く要望をしておきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにありますか。  竹内委員。 ◯竹内圭司委員 それでは、先ほど伊藤委員のほうからもありましたコロナウイルスの対策での労働力不足ということなんですけども、私のほうからはちょっと、海外実習生が、特に中国なんかは入国したくてもできないわけでございまして、この見通しがなかなか、終息が早ければいいんですけども、なかなか見通しがない中で、県として、先ほど答弁の中でも国にさまざまな要望をしてまいるというところだったんですが、県としても、やはり海外研修制度を利用した農業者が、どうしても生産高が下がってしまうので、人手不足、労働力を自前で用意した場合、そこに対する何らかの支援、補助等、単に国に要望するだけでなく、まず支援のあり方なんですけども、農業者の、やっぱり必死になって生産量を下げないために自分で何とか探して、人を、その分のですね。そこに対する補助みたいなものの考え方、これはやっぱり今現時点では全くないんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小柳担い手支援課長。 ◯説明者(小柳担い手支援課長) コロナウイルスに関連する影響につきましては、現時点では水際対策が進んでおりますけれども、ちょうど今農繁期で、今入れかえの時期でありませんので、それほど大きな影響は見られない状況でございます。ただ、この水際対策が長期にわたれば当然影響は出てくるものと考えております。そうしたことから、県といたしましても、県内の監理団体等から今情報収集に努めているところでございまして、今後そのような状況を十分注視をいたしまして、技能実習制度に係る対応策を検討するとともに、必要に応じて、国に対しても要望してまいりたいというふうに考えてるところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  横山委員。 ◯横山秀明委員 私からも1個、要望にとどめますけれども、今、伊藤委員のほうからもコロナウイルス対策について取り扱われまして、影響については部長の答弁にもありましたとおり、特に花卉の影響は大きいと。本県は全国第2位の産地であるということからも、また、昨年の秋の台風被害から見ても、やっぱり花卉の生産者にとっては、もう非常にダブルパンチの痛手、こう思ってる方なんかも多くいらっしゃると思います。これは生産者のみじゃなくて、花の販売の小売店のほうでも、やっぱりこの3月等のイベントとか式典がなくなって、大分売り上げがないという声は、やっぱり地元からでもいただいております。国のほうの花いっぱいプロジェクトを、県としても国の動きに合わせて庁内PRとか、県内団体に需要喚起で動いていらっしゃるということなんですけれども、これも大事なことなんですけれども、でも花って、やっぱり咲いてる時期というのは期間がありますので、やはりもう少しプッシュしていただきたいなというのを要望させていただきたいと思います。他の自治体ではいろんな、ホームページとかいろんな媒体使って、県内産の花どんどん皆さん県民の人に買ってください、使ってくださいというような形でPRしてる自治体なんかも、やっぱり出てきております。県としても、産地第2位ですので、もう少し県民の皆さんとか、もうどんどん県産のを全国に発信していくような形で、長く花というのがもつのであればある程度なんですけれども、やっぱり咲いてる期間の短い期間の中で、やっぱり売り上げをしっかりと守ってあげるということは大事だと思いますので、ぜひもう少し力を入れていただきたいという要望をさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 要望でよろしいですね。     (横山秀明委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  岩見農地・農村振興課長。 ◯説明者(岩見農地・農村振興課長) 先ほど西尾委員に答弁いたしました面積や金額につきましては、平成30年度末であることを補足させていただきます。済みません。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。先ほど、部長から農協の合併の報告がございましたけども、県としては合併を推し進めよう、あるいは誘導しようとしているのか、それとも単位農協の自主性に任せているのか、まず、合併についての基本姿勢を伺いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 農協の経営自体は赤字ということはございませんけれども、基本的には信用事業でもうけているようなところもございますから、その体質改善というところもあるんですけれども、基本的には自主的に考えていただくと。それを県はバックアップするということでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。以前、将来的には県内に2つか3つに集約する構想があるようなうわさもあったんですけど、その点はいかがでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岩崎団体指導課長。 ◯説明者(岩崎団体指導課長) 千葉県農業協同組合中央会が主導して、以前、2つぐらいに集約する──ごめんなさい、7つに集約する計画もあったんですけども、ちょっと今それは立ち消えしてるような状態です。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。私は今船橋に住んでるんですけど、船橋の東武デパートに、私の出身地であります石川県の野菜が加賀野菜としてよく売られてるんですよね。そうすると、ほかの他県産よりもちょっと高いんですよね。だけど、割りと好評なんですよ。石川県は、県産農林水産物のブランド化を推進するために条例を制定しようとしてるんです。もうしたのかな。千葉県も落花生であるとか、ビワとかあるわけですから、条例化を検討すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 農林水産物のブランド化に関する条例に関する御質問でございますけれども、県では、県産農林水産物のブランド化を推進するために、県で開発をした新品種のPRですとか、地域の特産物のブランド化の支援、それから千葉ブランド水産物の認定など、県産農林水産物のブランド力向上に取り組んでいるところでございます。委員御指摘の石川県でございますけれども、この2月議会に条例の案を上程をしておりまして、石川県の特色ある農林水産物を創り育てるブランド化の推進に関する条例案ということで、現在上程中というふうに聞いているところでございます。この内容につきましては、ブランド化に取り組む品目と生産者を認定をいたしまして、生産振興や販路開拓、品目の開発育成などの基本方針を定めて、それらの品目についてブランド化を推進するものとされているというふうに聞いております。石川県での条例制定につきましては、全国初ということで聞いておりまして、今後その具体的な内容ですとか、他県の動向などについても情報収集をしてまいりたいと考えているところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) よろしいですか。     (西尾憲一委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、特に委員長報告すべき事項がございましたら御発言願います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で農林水産常任委員会を閉会いたします。        午後0時25分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....