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  1. 千葉県議会 2020-03-09
    令和2年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2020.03.09


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時5分開会 ◯委員長(石井一美君) ただいまから県土整備常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  山本委員には、本日おくれる旨の届け出がありましたので、御了承願います。  朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(石井一美君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に高橋祐子委員、岩波委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(石井一美君) 本委員会に付託されました案件は議案15件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(石井一美君) 初めに、議案の審査を行います。
     県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  河南県土整備部長。 ◯説明者(河南県土整備部長) 本日御審議をいただく議案は、予算関係8件、条例案2件、その他5件、合わせて15議案でございます。  初めに、議案第1号、議案第17号、議案第18号及び議案第24号は、令和2年度当初予算に関するものでございます。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算ですが、県土整備部の令和2年度一般会計当初予算案は1,313億4,615万6,000円で、前年度当初予算額に比べ4.1%の増加となっております。このうち、投資的経費は1,017億350万6,000円で、前年度比7.1%の増加となっております。県土整備部では、総合計画の総仕上げとして、これまで積み上げてきた成果を次世代に継承しさらなる発展につなげていくため、「災害に強いまちづくりの推進」、「交流基盤の強化」、「社会資本の適正な維持管理」、「人と環境にやさしい住まい・まちづくりの推進」の4つの方針に沿った事業を計上したところでございます。  それでは、当初予算案に計上した主な事業について、その概要を申し上げます。  「災害に強いまちづくりの推進」については、令和元年度の大雨により、一宮川流域において過去30年間で4度目の被害が生じたことを踏まえ、今後10カ年で関係市町村が行う内水対策や土地利用施策と連携し、同規模の降雨に対して、今回被害を受けた家屋や主要施設の浸水被害ゼロを目指す一宮川流域浸水対策特別緊急事業などの予算を計上しております。  次に、「交流基盤の強化」としては、県民生活の利便性向上を図り、道路交通の安心・安全を確保するとともに、県内経済の活性化や観光振興につなげるため、道路ネットワークの整備を強力に進める予算を計上しております。特に圏央道などの広域的な幹線道路ネットワークの効果を県内各地に波及させる銚子連絡道路、長生グリーンラインなどのアクセス道路や地域に密着した道路の整備、また、電線類地中化などの防災対策を進めてまいります。  次に、「社会資本の適正な維持管理」としては、道路維持管理事業や公共土木施設等の長寿命化対策を図るための予算を計上しております。  また、「人と環境にやさしい住まい・まちづくりの推進」については、公営住宅建設事業費を計上するとともに、サービス付き高齢者向け住宅整備補助事業の事業費を計上しております。  なお、令和元年度の台風及び大雨による被災者の生活再建に係る経費として、応急仮設住宅の借り上げや災害復興住宅資金利子補給事業などの予算を計上しております。  次に、議案第17号令和2年度千葉県特別会計港湾整備事業予算ですが、これは、千葉港、木更津港等の港湾施設の運営費、整備費及び公債費等として28億7,860万5,000円を計上しております。  次に、議案第18号令和2年度千葉県特別会計土地区画整理事業予算ですが、これは、金田西地区及びつくばエクスプレス沿線3地区の土地区画整理事業費として123億9,457万3,000円を計上しております。  次に、議案第24号令和2年度千葉県特別会計流域下水道事業予算ですが、令和2年度より地方公営企業法の一部を適用するため、企業会計方式により予算を計上しており、印旛沼、手賀沼及び江戸川の3流域下水道事業費として488億8,027万9,000円を計上しております。  なお、これらの事業については、12月補正予算で設定した債務負担行為や2月補正予算に計上する国の補正予算に対応した事業とあわせて、切れ目のない執行に努めてまいります。  次に、議案第25号、議案第41号、議案第42号及び議案第43号については、令和元年度補正予算に係るものであるため、県土整備部関係予算につきまして一括して御説明いたします。  まず、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)については、国の補正予算の増加や事業費の確定等により14億1,482万4,000円の減額、議案第41号令和元年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)については、事業費の確定により34億6,254万1,000円の減額、議案第42号令和元年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)については、事業費の確定により2億7,121万9,000円の減額、議案第43号令和元年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)については、保留地処分金の県債管理基金への積み立てなどにより55億8,961万8,000円の増額をいたします。  なお、議案第25号、議案第41号、議案第42号及び議案第43号については、年度内に終了しないことが見込まれる事業について、適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定いたします。  次に、議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、成田市が建築基準法に基づく特定行政庁に移行することに伴う建築基準法施行条例に基づく事務の移譲等について、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正により、簡易な評価方法が追加されたことに伴い、使用料及び手数料条例について、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第74号契約の締結についてでございます。これは、県営住宅建設事業により、(仮称)佐津間県営住宅第1期工事で1号棟29戸を建設するための請負契約を締結するに当たり、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第80号及び第81号権利の放棄についてでございます。議案第80号は、独占禁止法違反業者に対する賠償金債権のうち回収が不可能と認められる債権について権利の放棄を行うため、また、議案第81号は、県営住宅の家賃債権のうち回収が不可能と認められる債権について権利の放棄を行うため、それぞれ議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第91号及び議案第92号市町村が負担すべき金額についてでございます。これらは、県が行う急傾斜地崩壊対策事業や下水道事業等に対し、地元市町村が負担すべき金額を定めるため、議会の議決を得ようとするものでございます。  続きまして、諸般の報告として4件御報告いたします。  まず、新型コロナウイルス感染症への県土整備部における対応について申し上げます。  県土整備部では、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、3月15日までの間、県立公園においては、不特定多数が利用する屋内施設の一部利用を中止とし、県発注工事等においては、一時中止や工期延期について受注者の意向を確認し、申し出があった場合には必要な手続をとることとしております。引き続き感染症対策の一層の徹底や情報提供など、感染拡大防止に努めてまいります。  次に、一宮川流域浸水対策特別緊急事業について申し上げます。  当初予算案の御説明の際にも事業概要について申し上げましたが、一宮川においては、今回と同規模の降雨に対して、今後10カ年で家屋などの浸水被害ゼロを目指す一宮川流域浸水対策特別緊急事業に着手してまいります。河川計画が策定済みの一宮川中下流域においては、国の補助制度である河川激甚災害対策特別緊急事業により、令和元年度から設計等に着手するとともに、本年1月に設置した茂原市を含む6市町村と県で構成する一宮川流域減災対策会議を通じて河川計画の見直しを進め、令和2年度から激特事業の本格着工を目指します。また、河川計画が未策定の一宮川の上流及び支川においては、地元との合意形成を図った上で河川計画を策定し、一日も早い事業着手ができるよう流域一貫の浸水対策に取り組んでまいります。  次に、北千葉道路について申し上げます。  北千葉道路の市川市から船橋市間につきましては、事業化に向け都市計画及び環境アセスメントの手続を並行して進めているところでございます。今月3日まで都市計画案と環境影響評価準備書の縦覧を行ったところであり、来年度中には必要な手続を完了させ、その後速やかな事業化を図れるよう取り組んでまいります。  次に、県立幕張海浜公園高円宮記念JFA夢フィールドについて申し上げます。  高円宮記念JFA夢フィールドは、都市公園法に基づき県が許可した公園施設であり、公益財団法人日本サッカー協会により県立幕張海浜公園内で整備が進められておりました。このたび2年の整備期間を経て、いよいよ4月に運用開始されます。同施設はサッカー日本代表の練習や合宿、審判や若手選手の育成等を行う拠点施設であり、公園のより一層の活性化、地域やサッカーの振興など、千葉県の発展にも資する施設であります。今後も本公園の魅力の向上が図られるよう、協会のほか、同じ公園内にある千葉マリンスタジアムの関係者である千葉市、千葉ロッテマリーンズとともに協力して取り組んでまいります。  以上が提案いたしました議案の概要説明と諸般の報告でございます。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(石井一美君) それでは、初めに議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算の県土整備政策課に係る予算について説明いたします。お手元の2月定例県議会議案説明資料の275ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費の当初予算額は88億9,242万9,000円でございます。内訳としましては、初めに、人件費として85億671万3,000円、これは県土整備部職員及び会計年度任用職員の人件費などでございます。次に、運営費として3億8,571万6,000円、これは職員の旅費や消耗品の購入など、本庁、出先機関の運営費でございます。  続きまして、276ページをお開きください。第9款第1項第2目土木事務所費の当初予算額は1億8,294万8,000円でございます。内訳といたしましては、初めに、庁舎建設事業として5,353万3,000円、これは事務所庁舎の建てかえのための工事請負費などでございます。次に、庁舎管理費として1億2,941万5,000円、これは出先機関の事務所庁舎等の維持補修費などでございます。  続いて、277ページをお開きください。277ページ上段に記載の第9款第2項第2目道路維持費から281ページに記載の第9款第5項第3目公園費までは同様の内容となってございますので、あわせて御説明いたします。これらは各公共事業に係る人件費、事務費を計上しているほか、災害復旧事業に係る測量委託等の災害関連事業費、さらには国が行う災害復旧事業に対する県負担金を計上するものでございます。それぞれ各予算額は、277ページの上段、道路維持費2億8,025万円、277ページの下段、道路新設改良費5億4,405万5,000円、278ページ河川改良費6億1,357万2,000円、279ページの上段、砂防費8,166万8,000円、下段、海岸保全費5,267万8,000円、280ページの上段、港湾建設費9,634万6,000円、下段、街路事業費5億582万9,000円、281ページ公園費4,917万7,000円でございます。  続いて、282ページをお開きください。282ページに記載の第12款第2項第1目道路橋りょう災害復旧費から284ページの下段に記載の第12款第2項第4目都市施設災害復旧費までをあわせて御説明いたします。これらは被災した道路橋梁施設等を原形に復旧する事業であり、補助事業としてその経費を計上するほか、補助事業として採択されない小規模な災害復旧事業を実施するため、単独事業費を計上するものでございます。それぞれ各予算額でございますが、282ページ道路橋りょう災害復旧費1億900万円、283ページ河川海岸災害復旧費8億4,409万2,000円、284ページの上段、港湾災害復旧費5,000万円、下段、都市施設災害復旧費1,000万円でございます。  以上で県土整備政策課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 北岡技術管理課長。 ◯説明者(北岡技術管理課長) 技術管理課の令和2年度当初予算について御説明いたします。議案説明資料の285ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費の当初予算額は1億2,372万5,000円でございます。これは、土木積算システムの運用や積算関係の各種調査委託などに係る経費として運営費を計上するものでございます。  以上で技術管理課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 鈴木建設・不動産業課長。 ◯説明者(鈴木建設・不動産業課長) 建設・不動産業課の令和2年度一般会計当初予算につきまして御説明いたします。議案説明資料の286ページをお開き願います。  第9款第1項第1目土木総務費の当初予算額は7,659万6,000円でございます。内訳としまして、初めに建設業指導監督費7,255万9,000円は、建設業法に基づく建設業の許可及び建設工事の入札契約指導事務等に係る経費でございます。次に、建設業委員会費228万円は、建設業法第25条の規定により設置される千葉県建設工事紛争審査会に係る経費でございます。3番目、建設統計調査費175万7,000円は、国から委託される建設工事の統計調査に係る経費でございます。  最後に、下段でございますが、第9款第6項第1目宅地総務費の当初予算額は2,861万7,000円でございます。内訳は、宅地運営費ということで、宅地建物取引業法に基づく宅建業の免許及び宅地建物取引士の登録等に係る経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(石井一美君) 山口用地課長。 ◯説明者(山口用地課長) 用地課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の287ページをごらんください。  第9款第1項第5目用地対策費ですが、予算額1億7,693万1,000円でございます。その内容ですが、人件費1億4,033万3,000円は、会計年度任用職員の報酬、共済費を、また、運営費3,659万8,000円は、廃道敷、廃川敷などの県有地の管理、処分に要する経費、未登記県有地の登記に要する経費をそれぞれ計上するものでございます。  続きまして、おめくりいただきまして288ページをごらんください。第9款第6項第1目宅地総務費ですが、予算額15億792万9,000円でございます。その内容ですが、地籍調査費14億3,416万円は、市町村の行う地籍調査費に対する補助金等を、国土利用計画費1,008万2,000円は、国土利用計画法に基づく土地取引届け出の審査等に要する経費を、地価調査費6,368万7,000円は、基準地の地価調査費に要する経費等をそれぞれ計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(石井一美君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 道路計画課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の289ページをお開きください。  第9款第2項第1目道路橋りょう総務費の当初予算額は3億1,001万5,000円でございます。内訳といたしまして、初めに、道路諸費として1,653万3,000円でございます。これは道路関係諸団体に対する負担金等でございます。次に、道路公社出資金として2億9,348万2,000円でございます。これは三郷流山橋有料道路事業に伴う埼玉県道路公社への出資金でございます。  議案説明資料の290ページをお開きください。第9款第2項第3目道路新設改良費の当初予算額は64億2,520万円でございます。内訳といたしまして、初めに、補助事業の5,520万円につきましては、交通調査事業として銚子連絡道路、長生グリーンラインなどの地域高規格道路等に関する調査費でございます。次に、単独事業の6億7,000万円につきましては、県単道路改良事業として北千葉道路など幹線道路に関する調査費でございます。下段に債務負担行為でございますが、県単道路改良事業の調査費について7,800万円の債務負担行為の設定をいたします。次に、道路直轄事業負担金として52億円でございます。これは道路法第50条等の規定に基づく県負担金でございます。主なものとしては、圏央道、国道357号等の新設、改築などに対する負担金です。最後に、東京湾アクアライン料金割引事業として5億円を計上しております。  以上で道路計画課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 長島道路整備課長。 ◯説明者(長島道路整備課長) 道路整備課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料291ページをごらんください。  第9款第2項第3目道路新設改良費ですが、当初予算額は238億771万5,000円でございます。この主な内容といたしましては、補助事業が118億5,100万円でございます。内訳といたしましては、地域高規格道路等の整備を実施する国道道路改築事業が36億6,400万円、国道及び県道の改築などを実施する社会資本整備総合交付金事業が62億5,700万円、主要な観光地へのアクセス道路の整備を実施するふさのくに観光道路ネットワーク事業(広域連携)が11億5,300万円でございます。次に、単独事業が106億4,350万円でございます。内訳といたしましては、県単道路改良事業が106億2,500万円、県単道路調査事業が1,850万円でございます。次に、道路受託事業でございますが、13億1,100万円でございます。これは県道越谷流山線で行っている(仮称)三郷流山橋の整備に当たり有料道路事業として埼玉県道路公社が行う工事の一部について受託して実施するものでございます。  続きまして、292ページをお開きください。債務負担行為の設定額でございますが、132億400万円でございます。これは、北千葉道路や(仮称)三郷流山橋の新設事業などに伴い工事債務負担行為などを設定するもの及び県単道路改良事業の用地取得及び債務保証を行うために債務負担行為を設定するものなどでございます。  続きまして、293ページをお開きください。第9款第2項第5目橋りょう新設改良費ですが、当初予算額は4億5,650万円でございます。この主な内容といたしましては、道路の改良や河川改修などに伴う橋梁のかけかえを行う県単橋りょう架換事業が2億9,050万円、橋梁の耐震対策としてかけかえを行う県単耐震橋りょう緊急架換事業が1億6,600万円でございます。債務負担行為の設定といたしましては5,000万円です。これは仲川橋のかけかえ工事の実施に当たり工事債務負担行為の設定をするものでございます。  続きまして、294ページをお開きください。第9款第5項第2目街路事業費ですか、当初予算額は121億5,986万3,000円でございます。主な内容といたしましては、補助事業が106億4,900万円でございます。内訳といたしましては、新京成線及び東武野田線の連続立体交差事業について、補助事業を活用して実施する公共街路整備事業が22億3,300万円、交付金を活用して実施する社会資本整備総合交付金事業(公共街路)が40億3,700万円、都市計画道路について街路事業として整備を実施する社会資本整備総合交付金事業(交付金街路)が37億1,400万円でございます。次に、単独事業でございますが、15億1,000万円でございます。これは補助事業などにより整備する街路を補完して実施する県単独事業でございます。最後に、債務負担行為の設定でございますが、28億2,700万円でございます。これは都市計画道路事業用地の取得及びその債務保証などに債務負担行為を設定するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 道路環境課分の令和2年度一般会計当初予算について御説明をいたします。議案説明資料の295ページをごらんいただきたいと思います。  第9款第2項第1目道路橋りょう総務費の当初予算額は50万4,000円でございます。これは主に道路愛護思想の普及促進などを図るための経費でございます。  続きまして、296ページをお開きください。第9款第2項第2目道路維持費ですが、230億7,559万6,000円でございます。初めに、補助事業といたしまして59億3,141万円でございます。この主な内容としましては、防災・安全交付金事業の59億円で、交通安全、舗装補修、橋梁の修繕や耐震補強、災害防除、無電柱化、道路施設の点検等を実施するものでございます。次に、単独事業として137億7,689万6,000円でございます。この主な内容といたしましては、舗装道路修繕事業73億5,180万円、交通安全対策事業26億5,220万円などで、補助事業とあわせ県が管理する道路の維持修繕や安全対策などを適切に実施し、安全で安心して利用できる道路環境整備を進めていくものでございます。次に、道路維持管理費として31億2,729万円でございます。この主な内容といたしましては、道路照明などの道路施設の維持修繕及び道路除草などに係る経費でございます。次に、債務負担行為ですが、12億8,400万円を計上してございます。  続きまして、297ページをごらんください。第9款第2項第4目橋りょう維持費でございます。32億9,000万円計上してございます。この主な内容といたしましては、橋梁の耐震補強を進めるほか、橋梁の長寿命化対策について実施するものです。次に、債務負担行為ですが、11億4,500万円を計上しているところでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 田村河川整備課長。 ◯説明者(田村河川整備課長) 河川整備課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。298ページをお開きください。  第9款第3項第1目河川総務費の当初予算額は110万円でございます。これは海岸事業における基本計画改定検討会議の開催費用などを計上したものでございます。  続きまして、299ページをごらんください。第9款第3項第2目河川改良費の当初予算額は158億2,455万9,000円でございます。主な内訳でございますが、補助事業では、広域河川改修事業で33億8,395万円、河川津波対策事業で17億9,000万円、河川激甚災害対策特別緊急事業で2億5,000万円などでございます。単独事業では、河川改良事業で24億2,080万円、県単河川総合開発事業で9億6,878万2,000円などでございます。また、国が実施する直轄事業に係る県負担金として治水直轄事業負担金30億4,400万円を計上しております。  続きまして、300ページをお開きください。債務負担行為の設定が14億7,200万円でございます。これは、二級河川一宮川における第二調節池の整備に係る土砂掘削運搬や一級河川旧江戸川における耐震高潮対策に係る地盤改良工などについて、適正工期を確保するため設定するものでございます。
     続きまして、301ページをごらんください。第9款第3項第3目砂防費の当初予算額は21億7,830万円でございます。主な内訳ですが、補助事業では、土砂災害防止事業で14億6,330万円でございます。単独事業では砂防整備事業で4億円などでございます。また、債務負担行為の設定が2億6,500万円でございます。これは、市原市辰巳台地区における急傾斜地崩壊対策工事などについて、適正工期を確保するため設定するものでございます。  続きまして、302ページをお開きください。第9款第3項第4目海岸保全費の当初予算額は19億3,000万円でございます。その内訳ですが、補助事業では、海岸基盤整備事業で11億9,000万円でございます。単独事業では、海岸整備事業で8億2,100万円でございます。また、債務負担行為の設定が1億円でございます。これは、匝瑳市野手地先でヘッドランドの延伸整備において、適正工期を確保するため設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。  一部説明に誤りがございましたので、訂正させていただきたいと思います。302ページの第9款第3項第4目海岸保全費の当初予算額でございますが、補助事業で、海岸基盤整備事業は11億900万円でございます。失礼いたしました。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課の令和2年度一般会計当初予算につきまして御説明いたします。議案説明資料の303ページをごらんください。  第9款第3項第1目河川総務費の当初予算額は10億4,373万円でございます。これは河川、砂防、海岸の管理事業で、主に排水機場等の運転管理などに要する経費でございます。  次に、304ページをお開きください。第9款第3項第2目河川改良費の当初予算額は46億8,920万6,000円でございます。この内訳ですが、河川の除草浄化に要する経費で8億170万6,000円、補助事業では、排水機場などの河川管理施設の機能確保に要する経費として6億400万円、印旛沼などの水質改善及び環境整備に要する経費として2億1,800万円です。また、単独事業では、河川護岸の補修及び河川の流れを阻害する堆積土砂の撤去などに要する経費として30億3,900万円、管理用通路の整備などに要する経費として2,650万円でございます。また、債務負担行為の設定が1億7,400万円ございます。これは秣川排水機場及び猫実川排水機場の設備整備工事で、適正工期を確保するために設定するものでございます。  次に右側、305ページをごらんください。第9款第3項第3目砂防費の当初予算額は2億6,000万円でございます。これは、土砂災害警戒区域等の指定に必要な基礎調査などに要する経費でございます。  次に、306ページをお開きください。第9款第3項第4目海岸保全費の当初予算額は1,000万円でございます。これは、平成27年7月の水防法改正に伴い、想定し得る最大規模の高潮に対する避難行動の目安となる水位の設定などに必要な経費でございます。  次に、右側、307ページをごらんください。第9款第3項第5目水防費の当初予算額は7億6,768万円でございます。これは、水位、雨量を観測する水防テレメーターシステムの維持管理及び排水機場水門の修繕などに要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料308ページをお開き願います。  第9款第4項第1目港湾管理費で、予算額18億2,814万6,000円でございます。その内容ですが、港湾管理事業運営費12億3,145万9,000円については、港湾施設等の維持管理及び港湾の運営に係る経費でございます。また、港湾維持事業5億9,668万7,000円については、航路、泊地等の維持しゅんせつ及び施設の補修等を行う経費でございます。  次に、309ページをごらんください。第9款第4項第2目港湾建設費で、予算額33億7,940万円でございます。その内容ですが、国庫補助事業19億9,300万円については、高潮対策事業として水門の耐震改修を行う経費や、改修事業として木更津港南部地区の橋梁を改修するための経費等でございます。単独事業9億7,140万円については、港湾施設や海岸保全施設の改修等を行う経費でございます。港湾直轄事業負担金4億1,500万円については、国が千葉港で実施する港湾整備事業や港湾海岸整備事業に対する負担金でございます。債務負担行為2億5,700万円については、千葉港海岸の中央4号排水機場改修事業等におきまして、事業期間が2カ年度にわたることから、令和3年度までの債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 川上営繕課長。 ◯説明者(川上営繕課長) 営繕課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の311ページをごらんください。  第9款第1項第4目営繕諸費、予算額は1,200万円でございます。予算の内容は、知事部局、教育委員会などから依頼されます建築工事の設計、監督等に要する事務経費として運営費を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 喜地施設改修課長。 ◯説明者(喜地施設改修課長) 施設改修課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の312ページをごらんください。  第9款第1項第4目営繕諸費、予算額は1,018万2,000円でございます。予算の内容は、知事部局、教育委員会などから依頼されます建築物の改修工事に係る設計、監督等に要する事務経費として運営費を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 都市計画課分の令和2年度一般会計の当初予算について御説明いたします。議案説明資料の313ページをごらんいただきたいと思います。  第9款第1項第1目土木総務費は、予算額280万円でございます。内容は、関係市町村の国庫補助事業を指導及び監督するための事務経費でございます。  次に、314ページをおあけいただきたいと思います。第9款第5項第1目都市計画総務費は、予算額3,903万5,000円でございます。主要な内容といたしまして、1つに都市計画諸費413万9,000円は、当課の運営経費でございます。2つ目の都市計画審議会費290万1,000円は、千葉県都市計画審議会の運営経費でございます。3の都市計画推進事業3,199万5,000円は、都市計画に関する調査業務などの経費でございます。  次に、315ページをお開きいただきたいと思います。第9款第6項第1目宅地総務費は、予算額917万4,000円でございます。内容は、千葉県開発審査会の運営経費などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課分の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。お手元の議案説明資料の316ページをごらんください。  第9款第6項第2目土地区画整理費でございますが、当初予算額は25億3,250万2,000円でございます。その主な内容ですが、1つ目の県単金田西土地区画整理事業570万円と2つ目の県単つくばエクスプレス沿線整備事業120万円については、いずれも県有地の管理等に要する経費でございます。また、3つ目の繰出金25億2,560万2,000円については、一般会計から特別会計土地区画整理事業へ繰り出すものでございます。  続いて、次のページ317ページをごらんください。第9款第6項第3目都市再開発費でございますが、当初予算額は1,514万2,000円でございます。その主な内容ですが、1つ目の都市再開発諸費1,284万2,000円については、当課の事務経費等でございます。2つ目の土地区画整理指導監督事務費230万円については、関係市町村の国庫補助事業を指導及び監督する事務経費でございます。  説明は以上です。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課でございます。  公園緑地課分の令和2年度当初予算について御説明いたします。議案説明資料の319ページをお開きください。  第9款第5項第1目都市計画総務費は、予算額1,002万4,000円でございます。その内容ですが、1の屋外広告物規制費185万7,000円は、屋外広告物審議会の開催経費や屋外広告物の適正化に係る普及啓発等に要する経費でございます。また、2の景観形成事業費816万7,000円は、県民や市町村の景観形成に係る主体的な取り組みを促進するための普及啓発等に要する経費でございます。  続きまして、320ページをごらんください。第9款第5項第3目公園費は、予算額28億966万5,000円でございます。主な内容ですが、1の公共公園整備事業10億2,268万円は、八千代広域公園など3公園の整備、また、富津公園テニスコート等施設改修工事など9公園において公園施設長寿命化計画に基づき実施する公園施設の改修等に要する経費でございます。2の県単公園整備事業6億8,814万3,000円は、蓮沼海浜公園展望塔外壁改修工事など12公園の改修等に要する経費でございます。3の公園管理費10億8,845万7,000円は、柏の葉公園など15の公園緑地の管理業務に要する経費でございます。4の公園諸費1,038万5,000円は、課の運営費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 関下水道課長。 ◯説明者(関下水道課長) 下水道課の令和2年度一般会計当初予算について御説明申し上げます。お手元の議案説明資料321ページをごらんください。  第9款第5項第4目下水道事業費ですが、予算額は24億5,078万円でございます。この内訳でございますが、下水道事業諸費が1,465万1,000円であり、主な内容といたしまして、運営費が1,373万6,000円であり、これは物件費と委託料、下水道関係団体への負担金でございます。指導監督事務費が91万5,000円であり、これは市町村が実施する下水道事業の指導監督に要する物件費等でございます。また、繰出金が24億3,612万9,000円であり、これは主に起債等償還金として特別会計流域下水道事業会計へ繰り出すものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 建築指導課の令和2年度の一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の326ページをお開きください。  第9款第1項第3目建築指導費は1億4,375万8,000円でございます。主な理由として、1つ目の運営費は5,576万円、建築審査会等の委員及び会計年度任用職員に係る人件費並びに建築確認事務に要する経費などでございます。2つ目の総合防災対策事業8,799万8,000円は、住宅の耐震改修などに助成を行う住宅建築物の耐震化サポート事業の実施や「わが家の耐震相談会」の開催など、既存建築物の耐震化の促進に要する経費でございます。  以上で建築指導課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。資料の327ページをごらんください。  第9款第7項第1目住宅管理費、当初予算額27億7,431万5,000円でございます。内容といたしまして、1の人件費8,041万2,000円は、住宅課の家賃等徴収事務を補助する会計年度任用職員及び滞納家賃等の特別徴収員の人件費でございます。2の県営住宅管理費26億9,390万3,000円は、県営住宅の管理代行費など維持管理等に要する経費でございます。  次に、328ページをごらんください。第9款第7項第2目住宅建設費、当初予算額34億5,324万1,000円でございます。主な内容といたしましては、1の公営住宅建設事業26億7,756万3,000円は、(仮称)佐津間県営住宅の第1期建設工事や県営住宅の改善事業として行います住居改善工事、屋上断熱防水改修工事等に要する経費でございます。4のサービス付き高齢者向け住宅整備補助事業2億7,000万円は、介護事業所等と連携したサービス付き高齢者向け住宅の整備に対する補助に要する経費でございます。7の被災者住宅再建資金利子補給事業235万5,000円は、東日本大震災の被災者対応のために要する経費でございます。8の応急仮設住宅費4億2,672万円、9の災害復興住宅資金利子補給事業2,500万円は、令和元年の台風第15号以降の一連の災害により被災された方への対応のために要する経費でございます。10の空き家等対策推進事業946万円は、市町村が国の補助事業を活用して行う空き家等対策計画の策定等に必要な実態把握調査に対する補助や、空き家の発生予防を目的とした講習会、相談会の開催を支援するため、講師、相談員を派遣するための経費でございます。12の債務負担行為は、1の公営住宅建設事業及び9の災害復興住宅資金利子補給事業で令和3年度以降に支出する経費でございます。  次に、329ページをごらんください。第13款第1項第4目繰出金、当初予算額10億427万1,000円でございます。これは、千葉県住宅供給公社に係る特定調停に基づく県から住宅供給公社への貸付金の返還額を、貸し付けの際、原資として発行した転貸債の償還金として特別会計県債管理事業に繰り出すものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 井ノ口収用委員会事務局長。 ◯説明者(井ノ口収用委員会事務局長) 収用委員会事務局の令和2年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の421ページをごらんください。  第9款第1項第1目土木総務費、予算額は4億1,591万1,000円でございます。この内容は、収用委員と事務局職員の人件費1億633万円及び収用委員会事務の執行に要する運営費3億958万1,000円でございます。  以上、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  瀧田委員。 ◯瀧田敏幸委員 それでは、河川浸水対策について伺います。このことにつきましては、昨年の10月25日の大雨で、印旛沼の水位が一時満杯となり、流入する鹿島川、高崎川では、数日にわたり道路が水没するなど非常に大きな浸水被害が発生しました。そして、一宮川流域でも約4,000戸もの建物が浸水するなど、大雨による浸水被害に対して県民の不安はかつてないほど高まっております。そのような中で、1月27日には森田知事から国土交通副大臣に対して、印旛沼や一宮川を初め県内19河川における治水対策への財政支援について、県民の思いを代表して、直接国に要望をしていただきました。我が党の代表質問にもお答えいただきましたが、洪水に備えて印旛沼の水位をあらかじめ下げる予備排水については、利水関係者との協議が開始され、また、一方の一宮川では河川激甚災害対策特別緊急事業が国の採択となり、県では一宮川流域浸水対策特別緊急事業に着手していくとのことであります。  そこで、この点について何点か伺います。まず、1点目といたしまして、印旛沼の予備排水について、関係機関との協議の進捗状況はどうなっているか。また、どのような対策を検討しているのかお聞きいたします。  次に、一宮川流域浸水対策特別緊急事業について、令和元年度2月補正予算と令和2年度当初予算に計上したとのことでありますが、具体的にどのような事業の内容、対策を講じていくかお聞きいたします。  また、3番目でありますけれども、一宮川流域浸水対策特別緊急事業における河川激甚災害対策特別緊急事業の位置づけと、今後どのような考えで事業全体を進めていくのか。  以上、3点をお伺いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  私からは印旛沼の予備排水につきましてお答えいたします。昨年10月25日の大雨による鹿島川、高崎川における浸水被害を踏まえまして、県では印旛沼の予備排水の運用見直しについて、水資源機構や関係自治体及び利水者と調整を進めているところでございます。本年2月13日に印旛沼に係る浸水被害軽減に向けた調整会議を開催し、この中で予備排水を開始する予測総雨量、あるいは低下させる水位の設定等について議論しました。引き続き関係機関との調整等を経て、次の出水期までに予備排水の運用見直しを行いたいと考えております。  私からは以上です。 ◯委員長(石井一美君) 田村河川整備課長
    ◯説明者(田村河川整備課長) 河川整備課でございます。  私からは一宮川に関連する質問についてお答えいたします。一宮川流域では、今後10カ年で今回と同規模の降雨に対して家屋や主要施設の浸水被害ゼロを目指す特別緊急事業により、河道の拡幅や調節池の増設を進めてまいります。令和2年度の当初予算では、一宮川流域浸水対策特別緊急事業として17億2,800万円を計上しており、具体的な事業内容といたしましては、下流域では、河道掘削のための調査測量として2,000万円を、中流域では河道拡幅ための調査測量として2億5,000万円を、一宮川第二調節池の増設などの河川改修に14億2,800万円を計上しております。  続きまして、河川激甚災害対策特別緊急事業の位置づけでございます。一宮川中流域では、瑞沢川合流点から豊田川合流点までの約7キロメートル区間において、川幅を広げる河道拡幅や、護岸ののり面を立てるなど河道断面の拡大を実施することとしています。この中流域の事業においては、一宮川流域浸水対策特別緊急事業の一部として、国の補助制度である河川激甚災害対策特別緊急事業の採択を受けており、財源を確保の上、令和6年度の完成に向け集中的に事業を進めてまいります。  また、上流域や下流域、支川などで実施する対策については、地元との合意形成を図った上で河川計画の策定や見直しを行うとともに、計画に位置づけた対策について、一日も早い事業着手を目指してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 瀧田委員。 ◯瀧田敏幸委員 このことにつきましては、昨年の12月の一般質問でもさせていただきましたし、印旛沼の水位、予備排水については、前回の常任委員会のほうでも質問させていただきました。こういう形で予算化されたということは非常にありがたいと思いますし、また、印旛沼についても予備排水が次の出水期までしっかり協議していくということで、昨年の10・25の大きな災害を踏まえて、県内の19河川、知事のほうが要望していただいたということでございますけれども、今後もしっかり取り組んでいただくことを要望いたして、終わりとします。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第17号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第17号令和2年度千葉県特別会計港湾整備事業予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 議案第17号令和2年度千葉県特別会計港湾整備事業予算について港湾課から御説明いたします。議案説明資料310ページをお開きください。  特別会計港湾整備事業、予算額28億7,860万5,000円でございます。その内容ですが、港湾整備事業費24億4,963万8,000円については、港湾施設運営費としまして港湾施設の維持管理及び運営を行う経費や、港湾施設整備費として上屋や埠頭用地、荷役機械の整備を行う経費でございます。公債費4億2,896万7,000円については、港湾施設整備に係る公債費でございまして、元金の返済や利子の支払い等を行う経費でございます。債務負担行為3億3,800万円については、千葉港葛南中央地区の船橋内貿1号上屋改良事業におきまして、事業期間が2カ年度にわたることから、令和3年度までの債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第17号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第17号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第18号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第18号令和2年度千葉県特別会計土地区画整理事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  議案第18号令和2年度千葉県特別会計土地区画整理事業予算について御説明いたします。議案説明資料の318ページをお開きください。  千葉県が施行している土地区画整理事業に係る令和2年度の特別会計の当初予算額は123億9,457万3,000円でございます。その内訳といたしましては、下の表になりますが、1つ目は、木更津市の金田西地区の事業費21億9,832万円で、内容としては、金田岩根線などの幹線道路の整備や、その周辺宅地の造成及び家屋の移転補償などを行うものでございます。2つ目は、流山市の運動公園周辺地区の事業費43億2,171万円で、内容としては、新川南流山線などの幹線道路や調整池の整備、その周辺宅地の造成及び家屋の移転補償などを行うものでございます。3つ目は、柏市の柏北部中央地区の事業費53億3,073万5,000円で、内容としては、都市軸道路などの幹線道路や調整池の整備、その周辺宅地の造成及び家屋の移転補償などを行うものでございます。4つ目は、流山市の木地区の事業費5億4,380万8,000円で、内容としては、残りの未整備箇所について区画道路の整備や宅地造成などを行うものでございます。なお、各地区において計上している公債費につきましては、事業を進める上で発行している地方債の利子や手数料などでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 まず、1点目に金田の区画整理なんですけども、大赤字の事業で、それでも20億から30億円、毎年投資をしてるんですけども、現在の保留地の処分状況、教えていただきたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 金田西地区の保留地処分状況ということで、3月1日現在の状況といたしまして、保留地面積約28ヘクタールのうち、約13ヘクタールを処分いたしまして、進捗率といたしましては、面積ベースでいうと約47%になっております。収入金額といたしましては約50億円となっておりまして、金額ベースでいきますと約51%の進捗となっております。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 済みません。分譲というか、処分の平米単価と、当初この事業を再開するときに、いわゆる最低限のインフラ整備をしますということで事業再開したというふうに認識をしてるんですけども、今後、この事業、いわゆるインフラ整備について、いつまで、あとどれぐらいの費用を要するのか、わかったら教えてください。 ◯委員長(石井一美君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 事業計画上の保留地処分単価でございますけど、平米3万4,700円となっております。それに対して、これまでの実績の保留地処分単価は平米3万7,700円となってございます。  それと、いつまでかということでございますけれども、事業計画上は令和5年度の事業完了となっております。それに向けて現在整備を進めているところでございます。  それと、現在、事業計画上の事業費といたしまして251億円となっておりまして、それに対して事業費ベースで約81%の進捗となってございますので、残りは約50億円ということになってございます。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 これは木更津市もたしか負担金を払っていただいている事業というふうに思うんですけど、ぜひ一日も早く保留地処分しないと、区画整理事業ですから、解散もできないと思いますんで、ぜひ一日も早い土地の処分を目指していただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 済みません。私もちょっと地元でございますので、金田の区画整理についてお伺いしたいと思います。先ほどの阿井委員の御懸念もごもっともだと思います。4つの区画整理等があるわけでございますが、これだけ県に投資をしていただいているわけでありますので、区画整理というのは、ある程度のやはり形ができないと、保留地の販売にしても、ある程度の値段がついてこないというのがございます。ですんで、できるだけスピーディーに、どんどんやるんであれば進めていただきたいなというふうに思うわけでありますが、今、保留地の単価を上げる等のことについて、金田においてはいろんな県のほうで積極的に誘致に動いていただいてると思うんですが、コストコが決まってると思うんですが、コストコがいつごろ開店の予定になっているのかをお聞かせください。 ◯委員長(石井一美君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  コストコの新店舗のオープン時期につきましては、コストコホールセールジャパン株式会社のほうから、ことしの夏ごろというように聞いております。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 じゃあ、もう1つ。新昭和さんがバスターミナルの脇を購入していただいておりますが、どのぐらいでしたっけ、20ヘクタールでしたか。それは何か情報的なものはございますでしょうか。いつごろ動きそうだとか、そういうのがありますでしょうか。
    ◯委員長(石井一美君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  新昭和さんの3─1街区につきましては、ちょっとまだ具体的な整備着手、あるいはオープン時期等について、まだ情報としてはいただいておりません。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。そういういろんな商業施設等ができることによって、やはり保留地の販売価格が上がって、投資していただいたお金が県にお返しできる部分ができると思います。ぜひ積極的に企業に働きかけていただいて進めていただくと同時に、何しろこういうものは時間がかかればかかるほどお金がかかります。私は前からお話ししておりますが、少しのいろんな反対する地権者のほうによって動かないということがあった場合には、もう思い切って直接施行も含めて、本当に考えていっていただけたらなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第18号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第18号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第24号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第24号令和2年度千葉県特別会計流域下水道事業会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  関下水道課長。 ◯説明者(関下水道課長) 議案第24号令和2年度千葉県特別会計流域下水道事業会計予算について御説明申し上げます。お手元の議案説明資料の323ページをごらんください。  県が実施いたします3つの流域下水道事業の収益的支出の予算総額は355億8,642万4,000円でございます。この内訳でございますが、印旛沼流域下水道事業の予算は137億5,042万4,000円であり、主な内容といたしまして、花見川終末処理場、花見川第二終末処理場と八千代ポンプ場など9つの中継ポンプ場及び管渠等の維持管理を行うものでございます。次に、手賀沼流域下水道事業の予算額は83億1,127万4,000円であり、主な内容といたしまして、手賀沼終末処理場と名戸ケ谷ポンプ場及び管渠の維持管理を行うものでございます。次に、江戸川流域下水道事業の予算は135億2,472万6,000円であり、主な内容といたしまして、江戸川第二終末処理場、江戸川第一終末処理場と市川ポンプ場など2つの中継ポンプ場及び管渠の維持管理を行うものでございます。また324ページにあります債務負担行為の240億2,700万円は、花見川終末処理場及び手賀沼終末処理場の包括的民間委託により設定するものでございます。  次に、325ページをごらんください。県が実施する3つの流域下水道事業の資本的支出の予算総額は132億9,385万5,000円でございます。この内訳でございますが、印旛沼流域下水道の予算は28億6,044万6,000円であり、主な内容といたしまして、終末処理場や中継ポンプ場の老朽化した施設を更新する長寿命化対策事業などを行うものでございます。次に、手賀沼流域下水道事業の予算は21億6,241万5,000円であり、主な内容といたしまして、終末処理場や管渠の長寿命化対策事業及び耐震化対策事業などを行うものでございます。次に、江戸川流域下水道事業の予算額は82億7,099万4,000円であり、主な内容といたしまして、江戸川第一終末処理場の整備などを行うものでございます。また、債務負担行為の10億200万円は、老朽化した設備の更新など複数年にわたる工事を実施するに当たり設定するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 1点だけ確認させていただきます。私の地元の松戸市を走っている江戸川左岸流域下水道に絡めて、これまで災害対策であるとか老朽化対策のお願いをさせていただいております。今回の予算案を見ると、この長寿命化対策であるとか耐震化に係る予算というのが減らされているように見受けられますが、その根拠について県の見解をお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(石井一美君) 関下水道課長。 ◯説明者(関下水道課長) 流域下水道の長寿命化対策及び地震対策関連予算が減額されたのはなぜかという御質問でございますが、長寿命化対策につきましては、令和2年度から令和6年度までの5カ年を計画期間としたストックマネジメント計画に基づき事業を進めていきます。令和元年度は処理場の監視制御設備や焼却炉などの長寿命化対策工事を進めましたが、令和2年度はポンプや汚泥かき寄せ機などの対策工事を行う予定です。このため、対象とする設備の規模から、事業費としては減となっております。また、令和2年度につきましては、計画期間内の工事を進める上で必要となる調査設計業務に重点を置いて行う予定でございます。  次に、地震対策につきましては、令和元年度から令和5年度までの5カ年を計画期間とした下水道総合地震対策計画に基づき予算計上しております。令和元年度は、地震対策として処理場に新たな流入管の建設工事など進めましたが、令和2年度は人孔の耐震補強や水処理施設等のコンクリート構造物の継ぎ目の水漏れ防止対策などを行う予定です。このため、対象工事の事業規模から、事業費としては減っております。また、下水道に関する耐震基準が見直され、さらに、国から国土強靱化の方針が示されたことから、緊急性の高い緊急輸送路などに埋設された管路など新基準に基づき耐震診断を行い、対策を必要とする箇所を特定し、施工方法を検討してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございます。長寿命化、耐震化に関しては計画に基づいてやっていると、いろいろと御回答がありましたので、ぜひ計画に従ってしっかりと進めていただければと思います。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第24号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第24号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)の県土整備部予算について御説明いたします。常任委員会資料の8ページをお開きください。  県土整備部の令和元年度2月補正予算の概要となっております。一般会計の補正額は1、県予算に対する県土整備部予算の割合(一般会計)の1行目、県土整備部予算の補正額2)に記載の14億1,482万4,000円の減額となっています。その結果、県土整備部の令和元年度一般会計予算は、既定予算と合わせまして1,377億9,018万6,000円となります。  続いて、9ページをお開きください。補正予算額の性質別の内訳でございます。2月補正予算の主な内容は、国の補正予算に対応し増額するもののほか、事業費の確定による減額などとなっております。  続いて、11ページをお開きください。上段の表は、今年度に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するため繰越明許費を設定するものでございます。  以上が令和元年度一般会計補正予算(第5号)における県土整備部関係予算でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 繰越明許費について伺わせていただきたいんですけれども、今回の2月補正の繰越明許に関してはここに記載がございますが、令和元年度全体での一般会計の繰越明許費はどの程度なのかということと、繰越理由について伺わせていただきたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  まず、令和元年度全体での繰越明許費ということでございますけれども、9月議会、12月議会、2月議会においてそれぞれやりまして、合計で627億5,700万円の繰越明許費を設定してございます。  主な理由のほうでございますけれども、まず台風、大雨の影響によるものが約150億円と全体の24.1%、それから、関係機関との協議調整の遅延が約103億円で16.5%、それから、地元調整に不測の日数を要したものが約79億円、12.6%、それから、国の補正予算によるものが約54億円、8.7%などとなっているところでございます。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 今の理由の中で、台風、大雨の影響によるものが24.1%ということで、この災害の影響もあると思うんですが、やはり非常に金額的にも、割合的にも繰越明許費がふえてると。大幅にふえてると思われます。ここまで増加をしてしまうと、来年度の予算の執行にも影響が出てきてしまうのではないかと危惧されるところでありますが、この繰越予算をどのように執行していくのかということ、御見解をお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 繰越予算を今後どのように執行していくかということでございますけれども、繰越明許費の設定につきましては、9月議会や12月議会において決定した時点で速やかに、まず繰越手続を行いまして、できるだけ年度内に契約手続等を進めまして、次年度の予算の執行に影響を及ぼさないように取り組みを行っております。できることは速やかにやっていくというスタンスでございます。  それと、あと部内で公共事業進行管理調整会議という組織を設けておりまして、所属単位で四半期ごとに契約目標を設定しておりまして、この目標に基づいて進行管理を行うという仕組みをとっております。計画的な発注に努めているところでございます。これらの取り組みを継続いたしまして、引き続き予算の適正な執行に努めることにより、繰越予算の執行を図っていきたいというふうに考えております。
     以上です。 ◯委員長(石井一美君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 毎度毎度繰り返されている議論だとは思いますが、予算を適正に執行することというのは千葉県の利益につながると思っております。特に災害の復旧については早急に取り組むべきであるにもかかわらず、ほぼ全て繰り越しというような状況となっております。人手不足、自然災害、資材の不足等々さまざまな理由があるのは重々承知をしておりますが、ぜひ適切な予算執行がなされるよう取り組んでいただきますよう要望いたします。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  岩波委員。 ◯岩波初美委員 今回の補正予算の中の土木管理費の中で、建設指導費に被災住宅修繕緊急支援事業の補正額の追加というか増額が行われております。この事業は、12月議会のときに32億円補正予算を組んでおりますが、今回で8億円追加をされて40億円というふうに増額をされておるので、この件について確認を伺いたいと思います。まずちょっと確認のために、この事業の内容について概要を説明いただきたい。  2点目が、12月に32億円の予算を組んだばかりなんですけれども、この執行状況はいかがなのかというのを伺いたい。  3点目として、今回8億円を増額するんですけれども、この理由及び歳出根拠の説明を、まず1回目お願いします。 ◯委員長(石井一美君) 宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 建築指導課長をしております宝田と申します。  被災住宅修繕緊急支援事業の概要でございますけども、被災住宅修繕緊急支援事業補助金については、被災された方の早期の生活再建を支援するため、これまで支援制度の対象外でありました一部損壊の住宅の修理費用について、国の制度を活用した助成と合わせ、上限額の上乗せや補助対象の拡充など、県独自の支援により最大50万円を助成するものとしております。委員から御質問がございました執行状況でございますけども、執行状況につきましては、住家被害の棟数は3月5日発表の被害報、また申請件数及び支給件数は2月末現在でお答えいたしますが、本補助金の助成対象となる一部損壊等の被害を受けた住宅は7万7,341棟であり、そのうち申請件数は1万2,493件、支給件数は962件となっております。  そして、委員がお聞きになりました8億円増額する理由、2月補正でですね。こちらにつきましては、12月補正以降も被災棟数が増加したことや、それに伴い市町村から追加の要望などもありましたことから、8億円の増額補正を行うものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 32億円の中の使われているのがまだ一部なので、このタイミングで、当初予算で組むのであればわかるんですけれども、追加で補正をしなければならないという緊急性というのがちょっと理解できないんですけれども、追加で8億円を、今この補正予算に入れなきゃいけない、その緊急性、補正予算で組む理由についてひとつ説明していただきたいのと、なかなかほかの台風被災者への制度の利用状況も少な目というか、利用者がまだまだ一部のような実感があるんですけれども、この利用者の少ない理由及び対策について、あわせて説明ください。 ◯委員長(石井一美君) 宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 40億円繰り越すわけでございますけれども、その理由でございますけども、全額につきましては、現在の事業の進捗状況では、今年度の執行額が少ないことが見込まれまして、被災住宅に対する支払いの大部分が来年度以降となることから、事業費全体として8億円をプラスして40億円を繰り越すものでございます。  また、繰り越しを行う理由でございますけども、現在、申請を受理しているものや今後提出される申請では年度をまたぐ工事もございまして、これらを次年度、当初予算として執行することによって申請の事務が停滞したりしますので、切れ目のない事務とするために8億円をプラスして繰り越しを設定させていただいたものでございます。  それと、対策が進まない理由ですね。進捗が進まない理由でございますけども、まず、制度の活用が進んでいない理由についてですが、市町村からは地元の特定の業者に工事が集中していることや、工事費が少額なことから市町村の補助対象の下限額に達しないものもあることなどが理由になっていると聞いております。その対策といたしましては、申請が円滑に進みますように、引き続き関係団体さんの御協力を得まして、業者の紹介やさらなる制度の周知を行うなど、活用を促してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 被災地域に集中して需要が発生してきていて、とても地元の業者さんだけでは対応ができないということで、昨年11月6日ですか、県内の業界団体の方と締結をして、県内のほかの地域の事業者さんたちが被災地に入れるようにしたと思うんですけれども、それはなかなか有効に進んでいないということなんでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) 宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 件数の推移を見ておりますと、2月末現在と1月末現在で比較ができるんですけども、申請件数につきましては、1月末現在では7,367件、そして2月末現在では1万2,493件ということで、徐々にではございますけども、申請件数がふえてきておりますので、また、あと申請者の方からも相談がかなり来てるということでございますので、今後とも申請件数はふえていくのではないかと考えておるところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 結構です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第41号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第41号令和元年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  関下水道課長。 ◯説明者(関下水道課長) 議案第41号令和元年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)について御説明申し上げます。お手元の常任委員会資料の11ページをごらんください。  流域下水道事業予算の2月補正額は、事業費の確定などにより34億6,254万1,000円の減額となり、補正後の予算額は320億8,190万4,000円でございます。  次に、繰越明許費につきましては、年度内に終了しないことが見込まれる事業について、適正な工期を確保するため設定するものであり、3流域下水道事業費について、総額で43億5,704万8,000円を設定いたします。その内訳は、印旛沼流域下水道事業費8億9,490万6,000円、手賀沼流域下水道事業費6億8,598万6,000円、江戸川流域下水道事業費27億7,615万6,000円となっております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第41号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第41号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第42号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第42号令和元年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 議案第42号令和元年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)について港湾課から御説明いたします。常任委員会資料の12ページをお開きください。  事業費の確定によりまして2億7,121万9,000円を減額いたします。その結果、予算総額は24億9,636万円となります。また、年度内に終了しないことが判明した事業について、適正工期を確保するため繰越明許費を設定いたします。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。
     これより採決を行います。  議案第42号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第42号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第43号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第43号令和元年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  議案第43号令和元年度特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)について御説明いたします。引き続き常任委員会資料の同じページ、12ページの下の段をごらんください。  今回の補正額は55億8,961万8,000円の増額でございます。これは、主に千葉県が施行する土地区画整理事業におきまして保留地の処分が進んだことから、保留地処分金の一部を県債管理基金に積み立てようとするものでございます。補正後の予算額は204億4,826万4,000円でございます。  また、繰越明許費でございますが、年度内に終了しないことが判明した事業の適正な工期を確保するため、土地区画整理事業費について総額20億9,901万5,000円を設定いたします。その内訳は、金田西地区で4億3,111万8,000円、運動公園周辺地区で11億5,190万円、柏北部中央地区で4億6,100万円、木地区で5,499万7,000円でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第43号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第43号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第51号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 建築指導課の宝田でございます。  議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の13ページをお開きください。  改正の理由ですが、成田市が来年の4月1日から建築基準法に基づく特定行政庁に移行することに伴い、建築基準法施行条例に基づく事務を移譲するとともに、所要の改正を整備するものでございます。  改正の内容ですが、建築基準法施行条例に基づく事務について、成田市が建築基準法に基づく事務とあわせてみずから処理をするように移譲します。また、建築基準法に基づく申請等の受理事務について、成田市が法に基づき処理することとなり、条例に規定する必要がなくなることから、当該事務の移譲先から成田市を除外します。  施行期日は来年の4月1日とします。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。  失礼しました。施行期日、本年の4月1日といたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第51号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第51号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第52号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち建築指導課の所管する部分について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の21ページをお開きください。  改正の理由ですが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律、(通称)建築物省エネ法が一部改正されるため、所要の改正を行うものでございます。  改正の内容ですが、建築物の省エネ性能について、新たに簡易な方法による評価基準が創設されました。この基準による省エネ性能認定に係る申請手数料を創設するものでございます。  施行期日は公布の日といたします。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第52号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第52号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第74号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第74号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課でございます。  議案第74号契約の締結についての御説明をさせていただきます。お手元の常任委員会資料の28ページをごらんください。  本議案は、(仮称)佐津間県営住宅の第1期建築工事を行うものでございます。当該工事は予定価格5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきまして、まず1点目の概要ですが、上から、工事名は(仮称)佐津間県営住宅第1期建築工事(令和元年度事業)、工事場所は鎌ケ谷市佐津間、工事内容は、1号棟、鉄筋コンクリート造3階建て、29戸、延べ面積約1,870平方メートルの建築工事一式でございます。  ここで、工事の内容について図面により御説明させていただきます。前方にあります図面のほうをごらんください。まず、こちらは案内図になります。工事場所は、鎌ケ谷市佐津間字火焼田222─9で、東武アーバンパークライン高柳駅より南東に約0.8キロメートルの位置にございます。敷地周辺は、西側に住宅、東側に老人ホームなどがあり、周辺は緑地などの自然が広がっております。  続いて、配置図になります。赤線で囲まれている部分が敷地の全体で、「1号棟」と書かれました青色の部分が今回の工事対象建物となります。本工事では、鉄筋コンクリート造3階建て、29戸の居住棟を1棟建設いたします。  続いて、立面図でございます。建物は3階建てであり、住戸は1DK4戸、2DK17戸、3DK8戸の計29戸でございます。このうち高齢者対応住戸を5戸、車椅子対応住戸を4戸設置し、玄関ドアを引き戸にするなどバリアフリー対応を行っています。  最後に、完成予想パースです。外観は周辺環境を考慮して茶系の落ちついた配色にする予定です。
     続きまして、お手元の資料にお戻りいただきまして、中段の下のほうになりますが、2点目の契約の内容についてごらんください。まず、契約事項ですが、(仮称)佐津間県営住宅第1期建築工事請負、次に、契約相手は株式会社畔蒜工務店、契約金額は税込みで4億9,280万円、工期は契約締結の日から令和3年3月17日まででございます。  最後に、契約相手の決定方法は総合評価方式による一般競争入札です。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岩波委員。 ◯岩波初美委員 地元なんでちょっと確認なんですけれども、今回は1号棟29戸の建設なんですが、全体としては、この事業そのものはあと何棟で、全部で何戸の建設までを予定しているのかということと、今、3階建てだという説明なんですけれども、高齢者対応や障害者対応もされるということなんですが、これ全体としてはエレベーター設置などの設備はあるんでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課でございます。  まず、今回は第1期ということで1棟建てさせていただくわけですけども、一応計画といたしましては、あと2棟建てる計画がございます。あと、先ほどのエレベーターあるかというようなお話につきましては、エレベーターはついております。  以上でよろしいですか。     (岩波初美委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。──以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第74号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第74号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第80号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第80号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 議案第80号権利の放棄についてを御説明いたします。お手元の常任委員会資料の29ページをごらんください。  独占禁止法違反業者に対する賠償金債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うため、議会の議決に付すものでございます。  今回放棄する債権は、平成29年度に発生した1者分で、相手方は山和技建株式会社、金額は341万6,784円及び遅延損害金になります。放棄の理由といたしましては、当該法人に係る破産手続の廃止が確定し、債権の回収が不可能と認められるためでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第80号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第80号は可決すべきものと決定しました。  暫時休憩します。        午後0時0分休憩        ─────────────────────────────        午後1時0分再開 ◯委員長(石井一美君) 休憩前に引き続き会議を再開します。     (「はい」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 宝田建築指導課長。 ◯説明者(宝田建築指導課長) 建築指導課でございますが、午前中の当課の答弁に一部誤りがありましたので、ここで訂正させていただきたいと思います。  議案第25号、岩波委員から質問のありました被災住宅修繕緊急支援事業の1月末の申請件数を7,367件と申し上げてしまいましたが、正しくは5,581件でしたので訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。  それと、申しわけございません。もう1つございまして、議案第51号の成田市の特定行政庁への移行時期についてですが、読み原稿で来年4月1日とお答えしましたが、本年4月1日の間違いでしたので、訂正させていただきます。まことに申しわけございませんでした。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課でございます。  先ほど第74号議案佐津間県営住宅建築工事請負契約の関係で岩波委員から御質問いただきまして、そのときの御質問が、今後の棟数と戸数ということだったんですけども、私、棟数しかお答えしておりませんでした。申しわけございません。2棟57戸が今後の予定です。ですので、今回の議案にかけさせていただいたものと合わせますと86戸の予定でございます。どうも済みませんでした。        ─────────────────────────────        議案第81号関係 ◯委員長(石井一美君) それでは、次に議案第81号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課でございます。  議案第81号権利の放棄について御説明いたします。お手元に配付の常任委員会資料の30ページをごらんください。  県営住宅への入居により発生しました県営住宅使用料債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うため、議会の議決に付すものでございます。  今回、放棄の対象となる債権は、平成29年度から30年度に発生した1名分で、金額は32万5,800円及び遅延損害金です。放棄の理由につきましては、債務者の破産免責許可決定が確定し、債権の回収が不可能と認められることでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第81号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第81号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第91号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第91号市町村が負担すべき金額についてを議題とします。  当局に説明を求めます。
     岩永県土整備政策課長。 ◯説明者(岩永県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  議案第91号市町村が負担すべき金額についてを御説明いたします。常任委員会資料の31ページをごらんください。  本議案は、県が行う急傾斜地崩壊対策事業等に対し、令和元年度において地元市町村が負担すべき金額を定めるため、議会の議決を得ようとするものでございます。  説明は以上です。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第91号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第91号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第92号関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、議案第92号市町村が負担すべき金額についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  関下水道課長。 ◯説明者(関下水道課長) 議案第92号市町村が負担すべき金額についてです。お手元の常任委員会資料の32ページをごらんください。  これは、県が行う流域下水道の建設及び維持管理に要する費用に対し、令和2年度において関係市町が負担すべき金額を定めるため、議会の議決を得ようとするものです。  説明は以上です。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第92号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) 挙手全員。よって、議案第92号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風及び令和元年10月25日の豪雨により        民地内で発生した土砂崩れに対し、復旧・安全対策を支援する制度の創設を求め        る決議(案)関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、決議案が1件と意見書案が1件提出されておりますので、御協議願います。  決議の文案はお手元に配付してあります。  自民党から提出されております令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風及び令和元年10月25日の豪雨により民地内で発生した土砂崩れに対し、復旧・安全対策を支援する制度の創設を求める決議(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) それでは、本趣旨の決議案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        長崎県「石木ダム」建設強行の見直しを求める意見書(案)関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党、北総ダッシュの会、リベラル民主から提出されております長崎県「石木ダム」建設強行の見直しを求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いします。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(石井一美君) それでは、意見の一致が見られませんので、発議することに意見の一致が見られなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(石井一美君) 次に、諸般の報告・その他について、御質問がありましたら御発言願います。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 よろしくお願いいたします。私は、今回、一般質問で高速道路インターチェンジ周辺等の産業の受け皿づくりについて質問をさせていただきました。この質問をさせていただきました、その問題意識の背景には、この五、六年の間に圏央道、そしてそれに接続する銚子連絡道路2期区間の開通をした後の地元のグランドデザインはどうあるべきかというような視点、観点から質問をさせていただいたところでございます。今回、委員会で機会をいただきましたので、改めて銚子連絡道路についてお伺いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  私の地元匝瑳市に隣接する旭市を初めとした東総地域は、人口減少や高齢化の進行によって、地域の主要な産業であります農林水産業における従事者の高齢化や後継者不足が深刻となっておりまして、今後、地域産業の活性化を図っていくためには、道路ネットワークの整備を進め、農林水産物の販路を拡大していくことが必要と考えているところであります。山武市と銚子市を結ぶ銚子連絡道路は、今申し上げましたように圏央道と接続し、地域経済の活性化や防災力の向上を図る上で非常に重要な幹線道路であり、一日も早く全線を開通させる必要があります。現在事業中の横芝光町から匝瑳市間については、昨年の9月の常任委員会において、用地の状況について質問させていただいたところでありますが、令和5年度の確実な開通に向けて速やかに用地を確保する必要があると認識しております。  また、これに続く匝瑳市から旭市の未事業化区間については、平成30年度から今年度にかけて環境調査を実施したと聞いているところでありますが、早期事業化が望まれているところであります。先日、我が党の自民党の高橋議員が予算委員会において、銚子連絡道路について質問をしたと聞いております。ここで、私も改めて2点お伺いしたいと思います。  第1点として、横芝光町─匝瑳市間の用地確保の進捗状況はどのようになっているのか。  第2点として、匝瑳市─旭市間の検討状況はどのようになっているのか。  2点、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 長島道路整備課長。 ◯説明者(長島道路整備課長) 道路整備課でございます。  銚子連絡道路の事業中区間につきましては、現在、横芝光町芝崎から匝瑳市横須賀間の約5キロメートル区間で事業を行っております。この区間の用地の状況といたしましては、令和2年1月末時点の面積ベースの取得率は88%となっております。これは昨年度末の83%と比べ5ポイント上昇しております。引き続き地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら残る用地の取得に努め、令和5年度の供用を目指し、事業を推進してまいりたいと思っております。 ◯委員長(石井一美君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 道路計画でございます。  私からは匝瑳市から旭市間の検討状況について御説明いたします。匝瑳市から旭市までの約13キロメートルの区間につきましては、環境調査や周辺の土地利用状況などを踏まえ、現在、ルートや構造など具体的な道路計画について検討してるところでございます。引き続き早期事業化に向けて取り組んでまいります。 ◯委員長(石井一美君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いをいたします。  1点要望させていただきたいと思います。銚子連絡道路の早期全線開通は、毎年、事業促進の整備に地域住民が集まって要望している事業を展開しているところでありますが、そのように東総地域の発展のため大変重要な道路だと認識をしているところであります。このためにも、県は横芝光町─匝瑳市間の令和5年度の確実な開通とともに、今申し上げました匝瑳市と旭市の間、この区間について一日も早い事業化を図っていただきたい。そして全線、全区間を一気に進めていただくよう要望したいと思います。匝瑳市間の5キロをやりながら、旭に向けての12キロ区間、これは匝瑳市ができてからやるということでなくても、走りながら両方同時並行にやっていただくということで、旭市までの開通というのは一日も早くなるのではないかなと思っておりますので、両方とも並行してやっていただきたいというふうに思いますので、これは要望とさせていただきます。ありがとうございました。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。
     阿井委員。 ◯阿井伸也委員 済みません。5点ほど質問したいと思います。予算にも関連はするんですけれども、九十九里浜における侵食、また堆砂対策なんですけれども、どうも台風による強風、それから大雨災害ということで、どうしても河川のほうにいろいろ皆さんの目が向いてきてるのかなというふうに感じてるんですけども、我々の貴重な観光資源でもあり、自然である九十九里浜、これ侵食については、もう既に大分前から御要望させていただいております。会議ももう3年近く、各地元市町村も含めて検討いただいておりまして、大体検討3年、事業化5年ということだそうですから、もうそろそろ検討もいいんではないかなというふうに感じております。日々侵食は進んでおりますし、逆に堆砂するところは、堆砂をするということで、その幅がどんどん大きくなっているのかなというふうに感じております。一日も早いやはり事業化が必要かなと思いますけれども、現在のこの侵食対策、また堆砂対策の進捗状況をお聞きしたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 田村河川整備課長。 ◯説明者(田村河川整備課長) 河川整備課でございます。  侵食対策については、対策計画の策定に向け、沿岸市町村長等関係者に対し、対策の内容など計画の細部について、それぞれの視点で御意見をいただきながら、計画に対する合意形成を図ってきたところです。今後、この計画を速やかに策定し、侵食対策に取り組んでまいります。一方、堆砂対策については、津波対策としてかさ上げをした九十九里有料道路周辺で道路側溝や市道において、強風時に発生する飛砂による堆砂が進んでいることから、まずは堆砂するメカニズムを把握し、関係する道路公社や地元市の意見を踏まえながら、抜本的な対策を検討してまいります。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ありがとうございます。一日も早くぜひ取り組みをいただきたいと思いますし、メカニズムの解明もしていたいだいて、どこがどのように維持管理をするのかという責任の所在も明らかにしていただきたいと思います。  これは質問じゃないんですけど、先ほど申し上げたように、どうしても河川のボリュームがふえてくると、名前も昔は河川海岸課だったんですけど、河川整備課とか河川環境課というふうに海岸という文字が、予算上は河川海岸費というふうになってますけども、消えてしまうんで、ぜひ忘れずに海岸事業をお願いしたいと思います。  あと、河川の事業の質問ですけども、まず私の地元で、小中川という県道に面した、また駅前を通る二級河川がございまして、一旦河川整備が終了したんですけれども、その上流に関して、委員会のほうで再度整備の必要があるというふうにいただいて、県当局には、その整備に取り組んでいただいているところであります。あわせて県道千葉大網線の道路改良も進めていただいているもんですから、ぜひこれは歩調を合わせてやっていただかないと、いわゆる雨水処理、排水処理という問題があります。大雨のたびに冠水する場所でございまして、道路冠水から住宅、また農地まで及ぶ冠水が達するところでございますので、一日も早く事業化していただきたいなというふうに思っているんですが、現在の取り組み状況を伺いたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 田村河川整備課長。 ◯説明者(田村河川整備課長) 河川整備課でございます。  小中川につきましては、南白亀川合流点からJR外房線までの7.2キロメートル区間で河道改修が平成21年度までに完了したところです。JR外房線から上流の池田橋までの小中川と県道千葉大網線を一体的に整備する区間を含む0.9キロメートルの区間については、新規事業化に向けて、本年度、南白亀川水系河川整備計画を策定したところです。また、令和2年度は速やかに河道改修に着手できるよう、詳細設計業務を実施することとしています。引き続き道路や関係機関との調整を図りながら、事業の推進に努めてまいります。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ぜひ道路との一体整備が必要なんで、若干道路のほうが進んでおりますので、河川が1年おくれということなんで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、今の河川の話なんですけれども、今回の台風災害を受けて国が、これ総務省ですかね。緊急浚渫推進事業ということで、河川の河道を確保するためのしゅんせつ事業について特段の予算措置をしているというふうに聞いておりますけれども、県としてこれをどのように活用して、具体的にどういう河川に適用していこうというふうに今回の予算の中で考えているのか教えていただきたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  昨年10月25日の大雨によりまして、河川堤防からの越水による浸水被害が発生したことから、県では、河川の治水機能を最大限発揮するための対策を実施することとしております。令和2年度から、今、委員のお話もありましたとおり、新たに創設されました緊急浚渫推進事業も活用しまして、河道内における堆積土砂の撤去や竹木伐採を実施する予定でありまして、令和2年度当初予算案では約20億円を計上しているところでございます。また、具体的な対象河川につきましては、河川堤防からの越水による浸水被害が発生しました一宮川水系河川のほか、出水期前の巡視や出水後のパトロール結果等を踏まえまして、治水上支障がある堆積土砂などが確認されました南白亀川、あるいは小中川等を実施するという予定で考えております。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ぜひとも新しい事業を十分活用していただきたいなというふうに思います。  もう1点よろしいでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) はい。 ◯阿井伸也委員 先ほど宇野委員のほうからも御指摘のありました、今回、県のほうで打ち出した市街化調整区域の開発基準の見直し、それからインターチェンジ等、これは土地利用の促進に関する方針ということで、大変いい形で、ちょっと遅いかなと思いますけど、打ち出していただいたんですけども、一番肝心なのは、農林水産部サイド、いわゆる農地転用、農振除外ですね。この壁が都市計画法の壁と違って、乗り越えるのが大変な壁でありますので、その辺も含めて、農林水産部サイドとどういうふうな調整をこれまでしてきたのか、具体的に市町村が要望した場合に、どういうふうな取り組みをしていただけるのか伺いたいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 都市計画課でございます。  今、委員がお話しございましたように、インターチェンジ等を使いました土地利用調整方針を今つくらせていただいているところでございますけれども、市町村が市街化区域の見直し、市街化区域へ編入するためには農林部局との調整手続が不可欠でございまして、今お話しございましたように、特に一体性のある優良農地、農振農用地の除外につきましては、これまでにかなり時間を要してきたというのは事実でございます。県といたしましては、このような農林調整を少しでも円滑に進めるために、昨年度来、宇野委員からもお話しございましたように、常総市のような農林施策との連携、そういうことをすることによって事業を促進した開発もございますものですので、そのような事例を参考にして市町村と連携を図ってまいりたいと考えております。  今まで農林調整がどのようなポイントでなされたかということでございますけれども、まず初めに、市町村が開発をしたいというお話がございますけれども、その開発の必要性、その立地場所の妥当性、そういうところを農林水産部と調整させていただきます。その次に、その場所が農振農用地であり、除外する場合、その妥当性を聞いているところであり、また、その農業への影響、そういうものをどうやって緩和していくのか、そういうものが1つのポイントになっていくかと思います。今後とも農林水産部サイドが、今回、当初からこの支援チームの中に入りますので、市町村とよくそういう点を協議させていただいて、市町村の開発を応援していきたいと考えています。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 済みません。ありがとうございます。実際に、多分この一番最初の試金石になるのが、成田空港の機能強化に伴う空港周辺の実施プランの中で、恐らく具体的な案件が出てくるのかなというふうに思っています。多分そのタイミングなのかなというふうな気もしますけども、そういった意味では、実施プランの実現性も含め、やはり市町村は期待をしてきます、こういうものを打ち出すと。その辺もきちっと農林水産部サイドとの、やはり話を詰めていただいて、市町村が要望したものが実現可能になるように努力をしていただきたいということを要望して、終わりたいと思います。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  高橋祐子委員。 ◯高橋祐子委員 1点お願いいたします。昨年10月の大雨によって県内の多くの河川が氾濫し、甚大な被害が発生しましたが、河川の監視は情報発信の面でも非常に重大なことであることから、県は危機管理型水位計を積極的に設置すべきであると考えています。洪水時の観測に特化することで、大幅なコスト削減、コスト低減、省スペース化が図られた危機管理型水位計について、私は12月の一般質問でも取り上げましたが、今議会においても危機管理型水位計のことが取り上げられ、県では危機管理型水位計の設置をするというお話をお聞きしました。感謝を申し上げます。  そこでお伺いいたします。富里市、成田市を流れる根木名川では設置の予定はないのか伺わせていただきます。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  水位周知河川であります根木名川におきましては、避難判断の基準となります新妻観測局がございますが、こちらを補完するということと、台風の襲来など非常時において確実な監視体制とすることを目的としまして危機管理型水位計の設置を予定しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 高橋祐子委員。 ◯高橋祐子委員 ありがとうございます。今、水位周知河川ということが出ましたが、たしか本会議においても、まずはことしの出水期までに26の水位周知河川に設置するというお話だったと思いますが、昨年は水位周知河川でない河川でも氾濫が起きてしまいました。現在、水位計全体で108台ついているそうですけれども、ぜひ、その他の県管理河川についても危機管理型水位計を設置していただきたいというように思います。流域の市町村は水位データを活用し、対応するわけですから、河川監視を確実に進めてもらいたいと思っております。県には危機管理型水位計の設置を積極的に進めて、万全の体制をとっていただくことを強く要望いたします。  もう1点、要望なんですけれども、根木名川のしゅんせつについて、富里市側、そして上流の成田市側におきましても、しゅんせつのほう、しっかりとお願いしたいと要望させていただきます。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 私から1点、浦安市の今川・入船地区にあります第1期埋立護岸についてちょっとお伺いしたいというふうに思います。この第1期埋め立ては浦安の1期埋め立てのときまでは海岸護岸だったんですけども、その後、第2期埋め立てになって、もっと海岸が直線で延びたので、今はもう必要なくなってる護岸であります。ただ、ずっと残ったままでありまして、ちょうど第二湾岸道路の予定地に沿ってずっとあるんですけども、東日本大震災のときに、その影響でかなりひびが入ったりとか危ない状況になりまして、2014年に葛南土木事務所のほうで一旦補修はしてもらったんですけども、その後、そのセメントのすき間から、今、結構枯れススキみたいなものが生えちゃって、結構また危なくなっているんですが、それについてちょっと県の御見解を伺いたいんですが、まず今の現状はどうなっているか教えていただければと思います。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  浦安市入船及び今川地区の旧護岸のあり方につきましては、浦安市が平成29年度に住民アンケートを実施いたしました。そうしましたところ、全て撤去するべきですという御意見の方、一部撤去するべきですという御意見の方、それから全て残すべきですという御意見の方、これらが拮抗し、ほぼ同数であったというふうに伺っております。このため、市としても引き続きこの後の活用方法について検討していくことになったと聞いております。市からは、撤去した場合のモデルケースとしまして、今川地区の一部箇所を災害時の避難経路として活用したいという旨の申し出がありましたことから、県としましては、令和元年12月1日から令和6年度末まで無償貸し付けを行っているところでございます。市では、この事例による住民の方々の反応を勘案しながら、令和6年度末までに1期護岸の活用について判断することになると伺っております。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしますと、県としては市のほうからの要望というか要請を待って判断したいということでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 県としましても市の意向等を尊重するというような形で現在考えてるところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 それはわかりました。ただ、今、その護岸自体が結構危ないところもあるもんですから、それについてはちょっとそういう結論が出る前に何とかしてもらいたいなというところがあるんですけども、それについてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 ◯委員長(石井一美君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 状況を踏まえた上で、危険性等、必要性が認められるところにつきましては、対応のほう検討したいと思います。 ◯委員長(石井一美君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ありがとうございます。ぜひ余り判断先延ばしせずに、このことについては市と協議しながら、地元の意見を聞いてやっていただけるように要望して、終わりたいと思います。
    ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、私からは2点御質問させていただきたいと思います。  先ほどの河南部長の御挨拶の中にも幹線道路ネットワークが重要であるというお話がございました。私のほうはちょっと圏央道の進捗状況についてお聞きしたいと思いますが、今、用地取得、工事の進捗状況はどのような状況になっていますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 圏央道の大栄─横芝間の用地の進捗状況、工事の進捗状況でございますが、用地につきましては、昨年度末時点でございますが、用地の進捗率は約76%となっております。今年度につきましても、国や東日本高速道路株式会社では用地交渉を重ねておりまして、用地取得をさらに進めているところでございます。また、工事につきましては、平成30年の3月から本体工事に着手しております。これまでにまとまった用地が確保できた箇所において、地盤改良や函渠等の工事が実施されているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。進んでいるということではありますが、道路はつながって初めて効果を発揮すると思いますが、開通の目標は2024年ということでありますが、その見通しはどうでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 大栄─横芝間につきましては、国から令和6年度の供用見込みであることが平成29年12月に公表されてるところでございます。現在、国や東日本高速道路株式会社におきましては、令和6年度の開通に向けて、地権者の御協力を得ながら、用地取得が進められ、順次工事が実施されているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。圏央道に関しては、神奈川県側の横浜湘南道路部分と大栄─横芝間だけがまだ開通となっておりません。神奈川県側はメタンガス等が出てるということで、2020年予定が少しおくれてるというお話ではありますが、こちらの大栄─横芝間は2024年でありますので、先ほどもお話ししましたが、もう何しろ公共事業で、国の施策ではあるわけですけど、お金を投資しているということの中では、早く効果を発揮させるということが重要でございますので、私はもう時代背景の中では、収用委員会も含めて考えていく時代かなということで考えておりますので、ぜひ進めていただきたいなというふうに考えます。  それと、もう1点、住宅課さんですかね。今パブリックコメントが行われている千葉県賃貸住宅供給促進計画について、この計画をつくる目的が何かをお聞かせください。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課でございます。  県では、公的賃貸住宅とともに民間賃貸住宅を活用しました重層的なセーフティーネットの構築を目指しまして、要配慮者への賃貸住宅の供給目標や居住支援に関する取り組みなどを盛り込んだ千葉県賃貸住宅供給促進計画の策定を現在進めているところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 民間の住宅を生かすということでありますが、要支援者の入居に関して、今のところその登録の住宅の数はどの程度を目標にしてるのか、また、現在の登録数はどのぐらいあるのかお聞かせください。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) この計画におきましては、平成7年度までに住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅を1万3,000戸登録することを目標としております。また、現在の登録戸数ですが、2月末時点におきまして492戸となっております。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 2月時点でまだ492戸ということのようでございますが、まだ少ないような気がしますが、その計画のパブリックコメントに出ている案の中では、県営住宅と市町村営住宅に対する応募倍率が低くなってきているというデータが出ておりますが、この低くなっているという要因は何か、何だと思われるのかをお聞かせください。  それと──よろしいでしょうか。住宅ストックの概要では、本県の住宅の総数が289万戸に対して、空き家の数が約36万戸、そして、その空き家の中の賃貸用が19万戸、その他、多分これがほとんど戸建てだとは思うわけでございますが、13万戸余りとなっております。これが平成25年のデータでございますので、その後の何かふえた減ったというデータがあるのかお聞かせください。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 応募倍率とかが減っている理由についての要因をどう考えるかということですけども、さまざまな要因が考えられるとは思ってはいますが、1つとして、民間賃貸住宅の供給が、まずふえていること、また、民間賃貸住宅に比べまして公営住宅は築年数が古いことなど、その影響があるのではないかと考えております。  また、データのお話ですけども、平成30年度における住宅・土地統計調査の資料によりますと、本県の住宅総数は約303万戸、また、空き家の数は38万1,000戸、そのうち賃貸用が約19万7,000戸、その他の空き家は約14万4,000戸となっております。  済みません。先ほどちょっと答弁の中で登録目標を答弁するときに、平成7年度までと私言ってしまったようなんですけども、令和7年度までの誤りです。修正させていただきます。 ◯委員長(石井一美君) 高橋浩委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。今、数値を出していただきましたが、やはり空き家の数がふえて民間の賃貸の数がふえてるという状況であります。ぜひ公的なもので全て補える時代ではないと思いますので、民間のこのストック、住宅のストックを活用して住宅の促進に努めていただけたらなというふうに考えます。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私からは1点だけ質問させていただきます。建設業における人手不足対策についてでございます。先ほどの繰越明許のところでも少し触れさせていただきましたけれども、建設分野における人手不足、高齢化というのは深刻化をしているという状況でございます。これまでも若い方々への建設業の魅力の発信であるとか、あと職場環境の改善であるとか、ICTの活用等について提言をしてまいりました。  そこで伺わせていただきますが、この人手不足対策の1つとして、これまで取り上げてまいりましたi─Constructionについて、県としてどのように支援をしていくのか。  2点目が、建設業における人材確保、特に若手人材の確保のために建設業の魅力を発信することも重要だと思っておりますが、どのように取り組んでいるのか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(石井一美君) 北岡技術管理課長。 ◯説明者(北岡技術管理課長) i─Constructionの推進への県の支援についての御質問について、技術管理課のほうからお答えいたします。  建設業の人手不足の対策として、建設現場の生産性向上を図る必要があることから、i─Constructionの施策の1つである情報通信技術を活用したICT活用工事の普及が重要と考えているところでございます。県土整備部では、平成29年度からICT活用工事に取り組んでおり、これまでに25件の工事を実施しているところでございます。今後もICT活用の理解を深める研修会、現場見学会の開催や、施工規模を大きくし受注者が取り組みやすい環境を整備することによりICT活用工事の普及を図り、i─Constructionを推進し、建設業の人手不足の対策に努めてまいります。 ◯委員長(石井一美君) 鈴木建設・不動産業課長。 ◯説明者(鈴木建設・不動産業課長) 建設・不動産業課です。  若い世代への建設業の魅力発信についての県の取り組みということの御質問でございます。県では、建設業団体、あるいは学識経験者、さらには県、市などのメンバーで構成します千葉県魅力ある建設事業推進協議会を設置しまして、建設業のイメージアップを図る取り組みを行っております。その活動を通じて児童生徒等の若い世代へ建設業の魅力をPRする事業に取り組んでいるところでございます。具体的には、建設業団体の協力のもと、小学校での出張授業や、あるいは建設機械の体験学習会、こういったことを行っております。また、建設業に関係する高校等との意見交換会なども行ってきたところです。今後も引き続きこの協議会を活用し、将来の人材確保に寄与するよう、各種事業に取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございました。この人手不足は建設分野に限らず、どの分野でも当てはまるかと思いますが、ぜひ引き続き魅力の発信であるとか職場環境の改善、待遇の改善、ICTの活用に尽力をしていただきたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  田村委員。 ◯田村耕作委員 それでは、私のほうからは県営住宅について質問させていただきます。先ほど審議いたしました1号議案の中でも、管理費、建築費等の主な事業だけを取り上げても50億を超える巨額な費用を投じてるわけでございます。ぜひともこの予算に最大限の効果を発揮していただきますよう、その観点から質問させていただきます。  まずは入居状況についてでございます。直近における入居率、そして空室はどのぐらいあるのか。  そして、ついでにお伺いいたしますが、空室解消の取り組みとしてどのような取り組みをなされているのか。  以上3点、まずお答えください。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) まず、入居率でございます。県営住宅における入居率は、令和2年2月末現在で、老朽化等による建てかえや住戸改善等が必要なため募集を停止しています政策空き家を除きまして88.1%でございます。また、空き室の数ですが、同じく2月末現在で2,247戸となっております。  また、空き室を解消するための取り組みはということでございますけども、県営住宅におきましては、長寿命化計画に基づきまして外壁や屋上防水の改修に加え居住性の向上を目的にいたしまして、給湯器や浴槽の設置、住戸内の床の段差解消など改善工事を実施しております。また、高齢者の単身入居のニーズが増加してきていることを踏まえまして、単身入居の拡充を図るため、今年度より入居できる住戸の面積の緩和を実施したところでございます。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 田村委員。 ◯田村耕作委員 それでは、先ほど、例えば議案第74号で佐津間県営住宅の第1期事業等、審議をさせていただきましたけれども、この今年度事業の主な概要の中で、とりわけ退去時の負担軽減策というものはどのようなものが検討されているのか、その辺についてお答えください。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 退去時につきましては、畳表の取りかえとかふすま、障子の張りかえにつきましては、原則入居者負担としております。ただ、ふすま、障子の張りかえから退去する日までの期間が1年以内であり、かつ破損や汚れがない場合とかにつきましては張りかえを免除するなど、負担軽減の措置を講じているところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 田村委員。
    ◯田村耕作委員 これに関しましては、昨年6月の一般質問におきましても、私提案させていただいたところでございます。民法の改正に伴いまして、UR等は、この退去時の負担軽減を大きく変化を、大きくこの点につきまして改善をされたところでございます。この入居者の方に伺いますと、入居時もそうなんですが、退去時に思った以上の費用がかかってしまう、このお声を寄せられることが多々ございます。公営住宅法という経済的に困窮する方に良好な住環境を提供するという趣旨からして、また、さらに言いますと、公共住宅、高齢者の方、なかなか経済状況が大きく転換するということはないかもしれませんけれども、例えば、いまだ経済的に経済力の乏しい若い夫婦、またひとり親の方なんかは、今後、生活状況、経済状況を改善してステップアップする。ステップアップという言い方が適切かどうかわかりませんが、その際に、この新しい住居の入居費用と、そして今まで住んでいた県営住宅の退去費用のこのダブルパンチというのが非常に大きな障壁になりかねないと危惧しているところでございます。この点につきましても、今後ぜひともさまざまな施策を講じていただきますよう要望いたします。  続きまして、住民自治の強化の取り組みについてお伺いいたします。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 自治会の関係ということでお答えさせていただきます。県営住宅では、入居者が共用部分の電気料金等の支払いとか、また集会場や自転車置き場などの共用施設の日常的な維持管理、お掃除とかそういったものですけども──も行っております。入居者の皆さんは、実際それぞれ自治会を立ち上げて対応していただいてるところでございます。どのように取り組むのかというところに関して申し上げますと、今、自治会の方からは、高齢化が進んで人手が集まらないとか、そういったようなお声を聞くことはございます。私どもといたしましても、日常的な維持管理のあり方につきまして、今後の自治会の状況とか、また他県の取り組みとかを注視してまいりたいと今思ってるところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 田村委員。 ◯田村耕作委員 この点に関して、ちょっとまず要望させていただきますが、かつてURの方とお話しした折に、UR団地を巨大な高齢者施設にしたくないと。すなわち老若男女幅広い層が居住することによって、そして多様な方が住むことによって、その住環境を向上していくと、そのような住宅整備を目指すというようなお話を伺ったことがあります。県営住宅については、どうしても経済的に困窮する方というのは、高齢者の方に偏ることは事実かもしれません。しかしながら、先ほど申し上げたように、若年層が一時的に利用して、そして経済的な、いわゆる経済力の向上に伴って民間の賃貸住宅に移っていくというような形を模索するのも重要かと思います。  そこで、先日の一般質問で我が党の鈴木議員から提案ございましたが、一部の県営住宅等では、地元大学と連携して、そして若者を意図的に、ある意味、政策空き家の政策の一端として、若者を居住させることによって、その地域、その住宅のコミュニティーの醸成に取り組んでいるというお話ありました。ぜひこの点につきましても、本県において、そのような対象地域、例えば公共交通機関の乏しい地域などはそういう傾向があろうかと思います。一方で、若者の方は自家用車を持っていたりしますので、公共交通機関が比較的乏しい地域でも居住することが容易になるのではないかと思いますので、その視点も取り入れていただければと思います。  そして最後、2点、新型コロナウイルスの感染拡大に関連してということになってしまいますけども、本当に県内経済の疲弊状況というのを私自身も大変危惧しております。とりわけ観光業を中心として、さまざまな方から、ある意味悲鳴のような声が上がっているのも事実でございます。先ほど松戸委員のほうから繰越明許についての指摘がございましたら、ぜひこの県土整備部においても、一刻も早い事業執行をこれまで以上に心がけていただきまして、そして、ある意味、公共事業の恩恵で県内経済が潤う一助となることを心がけていただきたいと思います。  そして、もう1点は、先ほど河南県土整備部長からもございましたが、高円宮記念JFA夢──済みません、なかなか名前覚えられなくて──の活用についてお話しありましたけれども、本当にこの新型コロナウイルスの感染拡大によって暗い話題が蔓延している世の中でございますけども、ぜひその中に明るい話題の1つとして、また、県内の子供たち、今、休校で自宅にいて鬱屈とした生活をしてる子たちも多いかと思います。そういう子たちに夢を与えるような施策を積極的に講じていただくようお願いいたしまして、私の意見を終わらせていただきます。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。  岩波委員。 ◯岩波初美委員 では、私からは大きく2点、住宅関係と道路関係について伺います。  まず最初に、住宅関係では、先ほど高橋委員からも質問がありました千葉県賃貸住宅供給促進計画に関して伺います。通称では住宅セーフティネット法という法律に基づいて行われているものですが、この中では、台風被災者を対象にした制度の活用というものが挙げられていると思うんですけれども、今回、千葉県では台風での被害に遭われた方々、どのようにこの制度で対応されていくのか、まずお願いします。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅セーフティネット法におきましては、住宅確保要配慮者といたしまして、高齢者や低額所得者とか、そういった方が定められております。また、災害による被災者の方についても、発災から3年以内の場合については要配慮者として定められております。今回、先ほどもお話しがありましたけど、パブリックコメントをしております千葉県賃貸住宅供給促進計画におきましては、発災後3年以降の方につきましても対象となるように位置づけることとしております。どのように支援するのかというところにつきましては、これは住宅セーフティネット法の一般的な話にもなりますけども、要配慮者について、その入居を拒まない民間賃貸住宅の情報提供が、まず1つ行われます。それとともに必要に応じまして居住支援法人などが、その要配慮者の方の入居について支援をするというような制度が概要となっております。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 この住宅セーフティネット法の利用促進を図るためには、要支援者の入居支援等を実施する、先ほど説明がありました居住支援法人という役割が大変重要になるかと思いますけれども、県におけるこの居住支援法人の指定状況はどのような状況でしょうか。そして、今後この法人指定をふやすためにはどのように取り組んでいかれますか。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 住宅課です。  指定状況につきましては、現在県が指定した居住支援法人は11法人となっております。また、どのように取り組むのかということですけども、今、市町村とか、あと不動産関係団体とか居住支援法人、社会福祉関係の団体の皆さんと会議とかやっておりますけども、市町村や福祉、不動産関係団体の方と連携いたしまして、制度の周知を図りながら、居住支援法人の設立、ふやすことについて取り組んでまいりたいと考えております。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 このセーフティネット制度を円滑に機能させるためには、いろいろと制度をつくっただけでは動きが始まらないと思うんですけれども、どんな形で進めていくんでしょうか。どのような方法で取り組んでいくんでしょうか。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) セーフティネット制度を円滑にというお話ですけども、こちらにつきましては、先ほどちょっと申し上げてしまったんですけども、県の関係課とか市町村、不動産関係団体、居住支援を行う団体で構成されてます千葉県住まいづくり協議会居住支援部会というのが既にございます。ここにおきまして課題の整理や情報交換などを行ってるところなんですけども、1月に開催したその部会におきまして、居住支援団体から住宅確保要配慮者が抱える課題の対応策を議論する場を設けてほしいというような御提案がございまして、今後は作業部会の設置等を行って連携の強化を図っていくことを検討しているところでございます。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 私が一番心配するのは、千葉県全域もそうなんですけれど、台風被害を受けている地域の皆さんが、今まさに住宅の先々の見通しというものが立たなくて、応急仮設住宅、県は制度を持たれてますけど、被災された方のお話では、その先の見通しがないから、仮設住宅を2年間用意されても、その後どうなるんだかわからないから、大変そういう制度も利用しづらいというふうな声も伺っておりますので、県の計画では居住支援協議会というのを各地でつくるようになってはおりますが、一刻も早くこの安房地域で立ち上げていただけないと動きが始まらない。状況調査すら始まらないというふうに思うんです。そういうふうに認識されていれば結構なんですけれど、安房地域は、やはり今、自治体も小さいですし、職員の数も少ないし、今まだずっと台風の関連の作業に追われてますから、千葉県、てこ入れしていただかないとつくれないと思うんですよ、自治体別でなくてもっと広域ででも。だから、広域の安房地域の居住支援協議会をぜひつくるように、人の出向とかも含めて、それを準備していただかないと、いつまでたっても被災者の住宅支援が始まらないということに私はなると思うんですね。何かもし御意見あれば言っていただければと思うんですけれど。 ◯委員長(石井一美君) 秋山住宅課長。 ◯説明者(秋山住宅課長) 市町村における居住支援協議会のお話ございました。こちらにつきましては、うちのセーフティネット制度の運用の中でも設立を支援していきたいと考えております。ただ、委員先ほどおっしゃっていました被災者の状況の把握とか、そういったことというよりも、この居住支援協議会につきましては、賃貸住宅への円滑な入居を支援するという目的なので、委員が先ほどおっしゃった被災者の状況把握云々ってところにつきましては、居住支援協議会というよりは、どちらかといえば市町村の福祉系の団体とか、市町村とか、そういったところのほうが主体となるものではないかなと考えております。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 だから、私は今回、台風対策のいろんな一連の検討の中でも、県から自治体に対するアウトリーチというか、やっぱり待つんじゃなくって、必要だろうと思うことで、現地でもあたふたしちゃってやり切れないようなことがわかると思うなら、市町村の仕事とはいっても、今、税の減免措置とか、そういうふうなものとかにも追われるわけですから、職員の手も足りないわけですから、もうちょっと県がアウトリーチをかけて、必要だろうと思うことに積極的に呼びかけて、むしろ本当に人も出してやっていって、課題整理していくことを要望されてるようですから、現地の課題というのは、また被害のなかった地域とは別だと思うので、ちょっとそれ、余り悠長に構えてないで積極的に出向いていってやっていただきたいなというのは強く思います。ちょうど幸いにも、安房地域で居住支援法人指定されている団体は、県内でも結構ベテランのまちづくりとかNPO支援とかされている、結構経験のある団体なので、そういう力をかりて、一刻も早く台風の被害で住居を失って先の見通しがない方々に、このセーフティネットを活用してでも、1人でも早く安定した温かい住居を手にしていただけるように、これは市町村の役割とか言ってないで、千葉県、ぜひ市町村にアウトリーチかけて対応していただきたいと強く要望いたします。  もう1点、道路のことで引き続きお願いします。これは私の住んでます鎌ケ谷市には県道が交わる交差点が2つありまして、ちょっと2つの交差点改良の課題があります。1つは、県道船橋我孫子線にあります初富交差点というところで、ちょっと右折ができないで課題になってて、二、三年ほど前から調査費等もつけていただいてるんですけれども、この検討状況はどうかということと、あと、交差点改良の用地確保が進捗しております県道千葉鎌ケ谷松戸線が交わる鎌ケ谷大仏交差点の改良について、予算とも少しかかわるかと思うんですけれども、進捗状況について説明ください。 ◯委員長(石井一美君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 道路環境課でございます。よろしくお願いいたします。  まず、初富交差点は、委員おっしゃられましたとおり、県道船橋我孫子線と千葉鎌ケ谷松戸線、それから国道464号の柏市方面から、それと松戸方面から、これが4枝で交差する交差点でございます。しかしながら、交差角が急で鋭角であるために、柏方面から松戸方面には右折ができないという状況になってございます。このため、朝夕を中心に、これが原因で前後の区間で渋滞を発生するというような状況でございまして、この緩和に向けまして交差点改良が必要であるというふうに考えております。このため、右折レーンの設置に向けて、右折レーンの設置など、それから、隅切りも改良します交差点改良を行うために、警察や、それと並行して走ります鉄道会社との関係機関との合意を図るべく、現在協議を行っているところでございます。令和2年度は協議が調い次第、鉄道を含めた用地取得に着手してまいりたいというふうに考えております。  続きまして、千葉鎌ケ谷松戸線の鎌ケ谷大仏の交差点改良の状況でございます。これも県道千葉鎌ケ谷松戸線と市川印西線が交差する交差点でございます。現在、交差点改良と合わせて1,300メートルの歩道の拡幅も実施しているところでございます。これまでに千葉鎌ケ谷松戸線の松戸市側と市川印西線の市川市側に右折レーンを設置いたしまして、全体で750メートルの歩道拡幅が完成しているところでございます。本年2月には鎌ケ谷大仏側の隅切り部の物件移転が完了したことでありまして、令和2年度はその完了した隅切り部分に歩道工事を実施するとともに、残る用地の取得を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(石井一美君) 岩波委員。 ◯岩波初美委員 もう本当に長い間かかっての交差点の改良事業ですけど、もう少しめどが利用者の目にもわかるようについておりますので、用地の確保等、ちょっとてこ入れをしていただいて、実現を早めていただければと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(石井一美君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(石井一美君) 次に、委員の派遣についてお諮りします。  本日の委員会終了後、幕張海浜公園のJFAナショナルフットボールセンター及びその周辺の状況調査を目的として委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) それでは、そのように決定いたします。  なお、詳細については正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(石井一美君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(石井一美君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(石井一美君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午後2時8分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....