• 松戸(/)
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  1. 千葉県議会 2020-03-05
    令和2年_健康福祉常任委員会(第1号) 本文 2020.03.05


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(三沢 智君) ただいまから健康福祉常任委員会を開会します。  会議に先立ちまして、朝日新聞千葉総局ほか15者より、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に宮坂委員、みわ委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(三沢 智君) 本委員会に付託されました案件は、健康福祉部関係が議案21件、請願1件であります。また、病院局関係が議案2件であります。  なお、審査の順序は、初めに病院局関係、次に健康福祉部関係とします。  また、審査に先立ちまして、皆様にお願いがあります。本日は付託案件が多いので、審査の効率化を考慮し、各委員はなるべくまとめて質問し、説明員は簡潔明瞭に説明するよう御協力をお願いいたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(病院局関係) ◯委員長(三沢 智君) これより病院局関係の審査を行います。
           ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、議案の審査を行います。  病院局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  矢島病院局長。 ◯説明者(矢島病院局長) 今回提案いたしました病院局の議案につきまして御説明申し上げます。  本日、常任委員会において御審議いただく議案は2件でございます。  初めに、議案第22号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計予算について御説明申し上げます。  これは、がんセンター等県立6病院及び本局の運営に要する経費であり、収益的支出で504億3,725万5,000円を、資本的支出で147億4,882万4,000円を計上しました。  主な事業といたしまして、がんセンターの既存病棟のうち引き続き使用する東病棟及び緩和ケア病棟の改修工事、(仮称)千葉県総合救急災害医療センター建設用地取得及び土地造成工事、佐原病院の本館の耐震改修工事を行います。このほか、がんセンター新棟の医療機器の整備、循環器病センター医用画像情報システム更新など、計画的に医療機器の整備を行ってまいります。  次に、議案第47号令和元年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。  これは、収益的支出において22億1,960万8,000円を増額補正し493億2,824万1,000円に、資本的支出において2,396万9,000円を減額補正し292億9,896万7,000円にしようとするものです。  続きまして、この際、病院局の当面する諸問題等について、2点御報告申し上げます。  まず、新型コロナウイルス感染症への対応について御報告申し上げます。  病院局では、各病院の感染管理を担当する医師、看護師で構成する医療安全対策会議感染管理部会を臨時で開催し、最新の知見等について情報共有するとともに、各病院においては、感染例や疑い例の患者受診を想定した対応マニュアルの整備や、個人防護具の着脱訓練を実施するなど、診療体制の整備と感染対策に万全を期しているところです。  次に、(仮称)千葉県総合救急災害医療センターの施設整備について申し上げます。  令和元年12月健康福祉常任委員会で、救急医療における千葉医療圏の将来のあり方について、千葉市及び健康福祉部と相談した内容を報告するよう御要望をいただいたところです。(仮称)千葉県総合救急災害医療センターの整備に当たっては、平成27年度から千葉市立病院等との連携体制や役割分担等について、千葉市と検討を行い、有識者からの御意見等も踏まえ、平成29年4月に公表した基本計画に連携体制等を位置づけたところです。このたびの御要望を受け、本年1月に改めて千葉市及び健康福祉部と打ち合わせを行い、重篤救急患者に対して迅速な救命医療を提供する3次救急は県と千葉大学医学部附属病院が担い、千葉市は2次救急以下を担っていくことや、救急医療に係る人材育成の面で、市と県が連携していくことを改めて確認したところです。引き続き(仮称)千葉県総合救急災害医療センターがその機能を十分発揮できるよう、関係する医療機関等との連携体制の構築を進めてまいります。  以上、議案の概要を説明し、当面する諸問題等について御報告申し上げました。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第22号関係 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、議案第22号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第22号令和2年度千葉県特別会計病院事業会計予算につきまして御説明いたします。お手元に配付いたしました病院局議案説明補足資料の1ページをお開きください。  まず、収益的収支予算でございます。上段の表をごらんください。収益的収入でございますが、第1款病院事業収益は、1)の欄、484億3,118万2,000円でございます。前年度と比較いたしますと、患者数の増加などに伴い医業収益が増加し、医業外収益におきましても一般会計からの繰入金である負担金交付金等が増額となることから、23億1,658万1,000円の増額となっております。  下段の表をごらんください。収益的支出でございます。第1款病院事業費用は、1)の欄、504億3,725万5,000円でございます。前年度と比較いたしますと、医業費用において、医業収益の増加に伴う材料費の増加及び職員数の増加や給与の増額改定による給与費が増額することなどから、33億2,862万2,000円の増額となっております。  続きまして、2ページをお開きください。資本的収支予算でございます。上段の表をごらんください。資本的収入でございますが、第1款資本的収入は、1)の欄、132億9,699万8,000円でございます。前年度と比較いたしますと、企業債の元金償還額の増に伴い一般会計からの繰入金の増加などがありますが、施設整備費等の減に伴う企業債の借り入れ減により147億6,113万4,000円の減額となります。  下段の表をごらんください。資本的支出でございます。第1款資本的支出は、1)の欄、147億4,882万4,000円でございます。前年度と比較いたしますと、がんセンター施設整備事業の減などに伴い建設改良費が減少となることから145億7,411万2,000円の減額となっております。主な内容といたしましては、土地取得費は、(仮称)千葉県総合救急災害医療センター施設整備事業で24億6,947万4,000円、建物取得費は、がんセンター施設整備事業の既存病棟の改修工事等3億5,643万2,000円、佐原病院の耐震改修事業6億1,682万1,000円及び(仮称)千葉県総合救急災害医療センター施設整備事業土地造成費用等10億8,155万円など、合計で25億6,669万5,000円、さらに機械及び備品取得費は、がんセンター新棟への医療機器の整備等63億3,169万7,000円を計上しております。  以上で議案第22号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 新年度予算にかかわりまして、大きく3点お伺いしたいと思います。  初めに、医師の養成、確保についてです。研修医についてですが、過去5年間の臨床研修医プログラムの応募状況と新年度における採用人数はどうか。あわせて、後期研修医、レジデント医の応募状況、また採用数についても教えていただければと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 経営管理課長の瀧口でございます。  臨床研修医の過去5年間の応募採用状況につきまして、まずお答えいたします。平成27年度募集17名、応募が20名で、採用は8名でございます。28年度が募集15名、応募24名、採用11名、29年度が募集15名、応募26名、採用13名、平成30年度が募集13名、応募23名、採用8名、令和元年度が募集13名、応募31名、採用12名でございます。令和2年度の研修生でございますが、募集13名のところ、応募が25名で、採用の内定しているのが13名という状況でございます。あと、レジデント医の採用状況でございますが、平成27年度が募集が10名で応募が10名、採用10名でございます。28年度が募集10名、応募8名、採用が6名、29年度が募集10名、応募6名、採用5名、平成30年度が、こちら基本領域のほうが募集が20名で応募が5名、採用が5名、サブスペシャリティ領域のほうが募集若干名のところ、応募2名で採用が2名でございます。令和元年度につきましては、基本領域のほうが募集が20名、応募が2名、採用が2名でございます。サブスペシャリティ領域のほうが募集若干名のところ、応募が2名、採用2名というふうになっております。令和2年度につきましては、基本領域のほうが募集24名のところ、応募が5名で採用の内定が5名、サブスペシャリティ領域のほうは募集若干名のところ、応募6名で採用の内定が4名というふうになっております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今、ありがとうございました。お話お聞きしてますと、やはり新専門医制度が始まった30年度より県立病院群での臨床研修医、また後期研修医の獲得というのが非常に苦戦しているのかなといったような印象を持ちますが、それにつきましての見解をお聞きしたいのが1点目です。  それから、あわせて県立病院群の研修医プログラムの特徴や優位性について、どのようなものか。また、来年度、応募者数をふやすために、新年度におきましてどのように取り組んでいくのかお伺いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 採用を苦戦してるんじゃないかという点につきましては、臨床研修医、初期臨床のほうにつきましては、昨年、ことしと募集に見合った応募を超える応募がありまして、採用のほうもほぼ定員を充足するような状況になっておりまして、これについては引き続き確保に努めていきたいというふうに考えております。レジデント医のほうにつきましては、御指摘のとおりなかなか確保に苦戦してるという状況でございますが、こちらにつきまして、基本領域のほうで千葉県の病院群、内科と外科という本当に基本中の基本の領域について、プログラムを設定することが症例数の状況等でできないという状況でございますので、これがちょっと影響してきているというところでございます。県立病院の専門病院という特性を生かしまして、このサブスペシャリティ領域のほうでもう少しちょっと頑張っていければなというふうに考えております。  あと、プログラムの特徴や優位性につきましてでございますが、初期臨床研修プログラムにつきましては、本県の特徴といたしましては、高度専門医療を担う病院、あるいは地域医療の中核病院、それから北海道の礼文島の診療所など多彩な研修先を用意しているということが特徴として挙げられると思います。また、レジデント医研修プログラムにつきましては、県立病院はがん、小児、救急等の専門病院を有しておりますので、そういった高度先進医療を担うそれぞれの専門病院の特徴を生かした研修内容を設定しているということが特徴だというふうに考えております。研修生の確保の取り組みにつきましては、これらの特性をまとめたパンフレットを作成いたしまして、民間の人材紹介会社が主催する就職説明会などで活用して周知を図っているところでございます。それから、ホームページの活用等についても引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。  それから、初期研修のプログラムにつきましては研修の修了予定者にアンケートでプログラムについての意見等を伺ってるところでございます。その結果を踏まえて、令和の2年度生、来年度生から、救急医療については一定の経験を積んでから研修を受けたいという、そういった意見がございましたので、救急科へのローテーション等の順番を見直して、プログラムの充実を図ったところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。確かに初期臨床につきましては定員を上回るような応募状況はあるんですけれど、やはり後期のほうもなかなか厳しいとは思いますが、呼び込み、アピールに取り組んでいただきたいというふうに思います。とりわけ30年度から県立病院群で新たに総合診療専門医のプログラムができたということです。昨年の常任委員会で伺ったときは、初年度応募者がゼロということで、大変残念でした。このプライマリーケアドクターを養成するということは、高齢化社会におけるさまざまな観点から非常に優位であるということは、学会のほうでも言われて新しく創設された専門医制度です。  そこでお伺いしますが、今年度において、総合診療専門医を養成するプログラムへの研修医はいらっしゃるのかどうか。また、新年度に向けて、特に特徴ある研修医コースをアピールしていただきたいと思いますけれど、御見解を伺います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 委員のおっしゃいましたとおり総合診療科のレジデントというのは、確保というのは大変重要だというふうに考えております。ただ、今現在、千葉県の病院群の中では、この総合診療科のレジデント、昨年もことしも確保することができていない状況でございます。これはもう全国的に見ても、総合診療科のレジデント医の確保というのは、希望されるお医者さんがちょっと少ないということで、本県でも31年度の採用状況を見ますと、本県の全体で10名というふうに聞いておりますので、なかなかこちらの研修先となる循環器病センターの地理的な状況等も考えて、志願者を集めてくるというのはなかなか厳しい状況でございます。ただ、本当にこういった総合診療科の研修医確保することは重要だというふうに考えておりますので、それについては引き続き受け入れの環境を整えて、希望者がいれば受け入れられる状況にはしたいというふうには考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 意見なんですけれども、この総合診療専門医につきましては、新しい診療科目ではありますけれど、過去、家庭医、プライマリードクターの養成ということで、県立病院で非常に力を入れてきた分野であります。東金病院がなくなりまして、また地域医療の研修施設として、新年度から循環器病センターと佐原病院が、その指定が外れるということで、非常にこの地域医療に関して県立病院で頑張ってきた、そういった蓄積が失われていくということが非常に懸念されます。ということでありまして、ぜひこの総合診療専門医、この養成プログラムにつきましては、とりわけ力を入れてアピールして獲得していただきたい。これは要望させていただきます。  それからもう1点、臨床研修医の定員数については現在13人ということです。新年度から県内全体の臨床医の定員数を、国がこれまでコントロールしていましたが、それが県がコントロールできるということで、医師偏在という、新たな計画に照らしても千葉県非常に医師が少ないということで、この定員の上限が拡充される方向にあるというふうに聞いております。ですから、臨床研修医の13名についても、県の医療整備課当局と話し合いをしていただきまして、拡充できる、ふやせるものであればふやしていただきたい。せっかく応募してくださる医学生がふえておりますから、その点をよろしくお願いしたいと思います。  次に、2点目に入らせていただきます。医療人材の確保についてお伺いします。各病院における医師不足の状況と診療への影響はどうか。また、新年度において新たな医師、看護師、コメディカルをどの程度この予算で確保していく見通しなのか。あわせて伺いますが、循環器病センター、佐原病院における新年度の医師確保の見込みはどうか。また、がんセンター新棟開設に伴う医師・看護師確保の進捗状況について、あわせてお答えいただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) まず、各病院における医師不足の状況等でございますが、県立病院全体では高度専門医療に係る医師、こちらはほぼ充足しているという状況でございます。しかし、全体的には麻酔科医が不足しているということはあります。それから、一方、地域医療におきましては循環器病センター及び佐原病院で内科、整形外科、産婦人科等の診療科の常勤医の不足が課題となっているところでございます。これらの常勤医の不足に対しましては、非常勤のパート医を雇用いたしまして対応しております。しかしながら、こども病院や佐原病院の産科、循環器病センターの脳卒中の診療体制など、休診や縮小などの影響が出てきてしまっているという状況でございます。  来年度、医師、看護師、コメディカルなどをどの程度確保していく見通しなのかという御質問でございます。令和2年度の人員配置につきましては、がんセンターの新棟開設に伴う人員増など、必要な人員の確保に努めているところでございます。  それから、循環器病センター、佐原病院における新年度の医師確保の見通しはどうかという質問でございます。現在、令和2年度の医師の配置につきましては、千葉大学を初めとする大学医局からの医師派遣の調整などを行っているところでございます。こちらのほうは引き続き調整中ということで御理解いただきたいと思います。  それから、がんセンター新棟開設に伴う医師、看護師の確保状況でございます。がんセンターの新棟開設に伴い、医師については10名の増員、看護師については147名の増員をそれぞれ令和5年度までに確保する予定としているところでございます。令和2年度については、医師はこの10名の範囲内で増員を行うと、看護師については147名の半分程度の増員を目指しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。なかなか予算はつけても来てもらうということは非常に困難だとは思いますけれど、さまざまなあらゆる手を尽くして、必要な診療科がきちんと開設されて、医療が提供できるような県立病院の役割を果たせるような、そういった体制に持っていっていただきたく、新年度に向けて鋭意努力されることを要望させていただきます。  次に、最後に新年度予算にかかわって医師の働き方改革について、この観点から伺います。新年度において医師の負担軽減に向けた取り組みはどのようになっているのか。タスクシフティングタスクシェアリングと言われるような具体的な対策はどの程度進められているのか、お伺いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 医師の働き方改革でございますが、昨年、平成31年の3月に国の医師の働き方改革に関する検討会のほうで報告書が取りまとめられておりまして、その中では、まずは時間外勤務時間の実態の的確な把握と、職員の意識改革、業務改善を図る必要があるというふうに記載されております。病院局におきましても、今年度は年次休暇5日間の取得義務化など働き方改革の初年度であることから、確実な年次休暇の取得を進めるとともに、毎月長時間の時間外勤務をしている職員がいる所属に対して、注意喚起を行っているところでございます。来年度につきましては、今年度年間960時間を超えて時間外勤務を行った医師の時間外勤務の業務内容や時間帯等を精査し、各病院と連携し、業務改善やタスクシフティング等、時間外勤務縮減につながる具体的な対策を検討してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 2024年度に労働規制が導入ということで、4年ぐらいしか残されておりません。そこで、各病院における時間外、長時間勤務の状況について教えていただきたいというふうに思います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 令和元年度の医師の月間と年間の最大の時間外勤務、こちらまだ確定値ではございませんが、年間のほうで言いますと、昨年の4月からことしの1月までの累計でございますが、最長は1,475時間で、こちら循環器病センターの医師でございます。また、1,000時間を超えている時間外勤務を行っている医師は、病院局全体で9名という状況です。また、月間の最長は171時間で、こちらも循環器病センターの医師でございます。  以上でございます。
    ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 非常に厳しい過酷な現場で、お医者さんだけではありませんけど、医療者の方が置かれて奮闘しておられるという状況が見えてまいりました。2024年度施行ということで、やはりこれは医療現場ともっと実態把握を行って、どのような形で24年度に働き方改革本格始動させていけるのか、やはりアクションプランといいますか、行動計画が必要だと思います。その点について、新年度どのような形で進めていくのかお伺いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) まず来年度、長時間の時間外勤務を行っている医師の実態調査を行いたいというふうに考えております。その結果を踏まえて、対応については検討してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 前向きな御答弁ありがとうございます。やはりお医者さんが倒れてしまっては、私たち県民の健康も命も守れないということで、抜本的な解決策というのはなかなか難しいと思います。やはり人手をふやす、また、医師でない医療スタッフができることは、仕事を移していく、あらゆるところでの対策を立てて、これは実行していただきたい。そのような取り組み姿勢でお願いしたいと思います。  最後に、会計年度任用職員の件についてお伺いいたします。新年度に移行する職員数、病院局の中の人数はどうか。また、期末手当等の支給などで制度移行に伴う影響額について教えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 会計年度任用職員でございますが、病院局全体で現在業務に当たっている嘱託等、延べ1,200名程度が来年度会計年度任用職員に移行することになります。その影響額でございますが、会計年度任用職員には新たに期末手当を支給することになりますので、こちらの金額が、制度を導入いたします令和2年度は約2億円、令和3年度以降は約3億円、こちらが費用として必要になってくるということでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。会計年度に移行する際に、その職務内容が非常勤として適当か、常用雇用といいますか正規職員に移行することが適当ではないかというような検討をきちんと行ったのかということについても、あわせてお伺いしたいと思いますが、例えば、こども病院のチャイルド・ライフ・スペシャリストと呼ばれる専門性を持っておられる方は嘱託職員として働いておられます。新年度には会計年度職員に移行するということをあらかじめ伺っておりましたけれども、現場のほうからは正規職員化を求める声がかねてから多く聞かれております。  そこでお伺いしますが、今後、正規職員に移行する必要がある職員についての検討はどのように行われているのでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 会計年度任用職員制度の導入に伴いまして、フルタイムの会計年度任用職員としてチャイルド・ライフ・スペシャリスト、それから遺伝カウンセラー、診療情報管理士の3職種を位置づけてるところでございますが、この3職種につきましては、今後も継続して確保していく必要が認められますので、正規職員への移行について検討してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。やはりお話伺いますと、チャイルド・ライフ・スペシャリストにつきましても、全国で四十数名しかいない。そして、千葉県内ではこども病院に2人のみいらっしゃるということで、非常に得がたい専門職の方であると思います。そういった観点からも、そして働いている方の処遇改善という観点からも、ぜひ正職員への移行を早期に進めていただきたい。検討ということでしたので、少なくとも来年度からはきちんと正規職員として働いていただく、そのような方向性で進めていただきたいと思います。  以上で新年度予算についての質疑は終わらせていただきます。 ◯委員長(三沢 智君) 次に。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 まず、新型コロナウイルスの対応など、日常の業務に加えての本当に医療活動、心から敬意申し上げます。私は、高度医療の充実、そして地域医療の充実という観点、さらに(仮称)千葉県総合救急災害医療センター施設整備事業の問題、そして消費税増税に伴う影響などについて、大きく3つ伺います。  初めに、今の質疑で麻酔科医が不足をしているという御答弁がありました。これ本当に重大なことで、かねてからの懸案の問題だと思います。県として、この麻酔科医、あと少なくとも何名確保が必要だというふうに認識をされているのか、お伺いをいたします。  それから、地域医療の問題でも、今の質疑で、県立佐原病院、それから県立循環器病センター、この常勤医師の問題が質疑されました。そこで伺います。平成26年度と令和元年度との比較、そして新年度の見込みということで、佐原病院、それから循環器病センター、それぞれ常勤医師の人数、お答えをいただきたいと思います。  それから、(仮称)千葉県総合救急災害医療センターにつきましては、統合前と統合後では病床数、医師など職員数、それから経費はどのように変化をするのか。おおむねということでよろしいですけれども、お答えをいただきたいと思います。  それから、最後ですが、消費税増税、これは今年度、10月1日から8%から10%に増税となりました。これによる影響、例えば控除対象外消費税額などがどのようになったのか、新年度どのようになるのか。  以上、お答えいただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) まず1点目の麻酔科医、あと県立病院として何名必要なのかと、この点について、麻酔科医の場合は不足があればパートなり非常勤の医師を雇って対応しているところでございます。具体的にちょっとあと何名というところは、ちょっと積算というか、算定しているところではございません。ただ、安定的に確保していくという点で、常勤に振りかえていくほうが望ましいというふうには考えております。  それから、佐原病院と循環器病センターの医師数の推移でございますが、平成26年度、循環器病センターについては常勤の医師数が58名、令和元年度は45名ということで13名減ってると。佐原病院については、26年度が27名、令和元年度が16名ということで11名減少してるというところでございます。  あと、総合救急災害医療センターの職員配置についてなんですが、病床数等については統合前と統合後、これ変わりませんので、医療スタッフについては基本的には変わらない、そんなに大きな変動はないと。ただ、管理部門については統合による効果によって若干減らしていくことができるんではないかというふうに考えておりまして、今それについては精査中でございます。     (みわ由美委員、「消費税。消費税」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 税率の8%から10%による控除対象外消費税の影響につきましては、実際、控除対象外消費税につきましては、決算を打たないと正確な数字は出てこないのが実情でございます。しかしながら、税率が8%から10%に上がる、要するに控除対象外の上がる要因としては、税率とあと支出規模の増がありますので、2%分については、単純に考えれば、その程度の分は上がるであろうというような予測はしております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 麻酔科医の不足については、常勤が望ましいということなんですが、それでは、その常勤医に振りかえるべき人数、おおむねどれぐらいなのかという御答弁をいただければと思います。  そして、佐原病院はマイナス、この5年間で11人、そして循環器病センターはマイナス13人。これほかの県立病院はそれなりにと、それでも不足なんですけれども、維持をしているのに、なぜ佐原病院や循環器病センターだけがこのように減らしているのか。そして新年度は見込みで、これがじゃあ回復するのか、そういった数については、新年度についても見込み聞いたんですけれども、お答えないんですが、その点について再度御答弁をいただきたいと思います。  それから、統合によってベッド数も変わらない、職員数も変わらないと。ただ、効率化ということで精査をしているという御答弁がありましたけれども、おおむねざっくり幾らから幾らなのかというような数字が出るのであれば出していただきたい。  消費税増税については、決算が終わってみなければわからない、それはそうなんですが、過去に消費税が5%から8%に上がったりしてますよね。そういったところでの数字など、そしてこの間の数字などについて、参考までお示しいただければ。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) まず麻酔科医のあと何人確保するんだという点についてなんですが、これについて、先ほども申しましたとおり、特段人数というのは積算したものはございません。現状を考えると、ある程度は常勤医で確保していく必要があるというところでございます。  それから、循環器病センターと佐原病院、なぜ医師が減ってるのかというところでございますが、ちょっと地域の医療需要等もございますが、なかなか循環器病センターについては脳外科の医師が千葉大の医局の人事で引き揚げられてしまったとか、いろいろな事情がありまして、その後任が確保できないというところでございまして、佐原病院についても、医師の退職に伴う穴埋めといいますか、補充ができていないというところでございます。  あと、(仮称)千葉県総合救急災害医療センターの配置人員の見込みでございますが、ちょっとこれも先ほども申しましたとおり、今、配置の人員については検討中ということでございます。  私からは以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 控除対象外消費税につきましては、5%から8%に上がったときは大体四、五億円程度ふえております。そのときは3%上がってますので、今回2%になるので、その3分の2程度は上がるのかなというのは推測できると思います。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 やはり先ほどの入江委員の質疑の中でも、働き方改革の問題で非常に医師の残業といいますか、過重な労働、深刻です。局長、ぜひ、この麻酔科医って、もう決定的なわけですよね。今大変非常勤の医師とかでカバーしているということなんですけれども、高度医療、ぜひここはしっかりと確保していただきたい。数についてはなかなかはっきりおっしゃらないんですけれども、していただきたいということ、強く要望します。  それから、地域医療の分野でも佐原病院は大事です。そして循環器病センター、今コロナの対応の問題で、やはりこれ循環器ということで、非常にこれ注目もされ、期待もされ、ここで医師が45から13人も減ってると。新年度もふえるのかどうかわからない。局長、どうですか、これ。コロナの対応との問題でも、これもうぜひ循環器病センター、佐原病院もそうです。循環器病センターについては、コロナの問題でますます重要になっているんじゃないでしょうか。これ局長にお答えいただきたいと思います。統合によって、今精査をしてると。ぜひこの事務職員など、今、医師、看護師を支える、そういった職員、スタッフ、ここを削ることのないように、統合そのものについても私どもは課題があると。県立病院が1つ減ってしまうことになるという点などなど、課題はあると思ってるんですけれども、職員減らしは絶対許さないということで頑張っていただきたいと思います。  消費税増税につきましては、やはり私ども安倍政権が10%に増税を10月1日からしたことが、いかに高度医療を担う病院関係者、県立病院についてもしかりです。もうどこの病院行っても、この医療の高度化によって大変すばらしい機器を買ったと。これに物すごいはね返ってくるわけですよね。この点でも本当に重大な影響だと思います。  以上、局長に1点、お願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 医師の確保についてなんですが、おっしゃるとおり循環器病センター、佐原病院、それぞれの機能が十分果たせる必要な医師の確保、こちらについて、本当に病院局として全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。     (みわ由美委員、「以上です」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 次に、安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございます。こちらのほうの補足資料のほうの2ページにございます資本的収支予算の資本的収入、第3項の寄附金の方なんですけれども、このこども病院における救急車購入に対する寄附金の、このいただいた経緯みたいなものを教えてもらってもよろしいですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 済みません。詳細については把握しておりませんけれども、こども病院に対して寄附したいというようなお話をいただいて、その中で救急車ということで、今回寄附金をいただいたというふうなことです。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 そしたら、とてもありがたいお申し出でありますし、日本における寄附文化というのはなかなか浸透してこない部分もありましたし、かなりこども病院狙い撃ちということでありました。待ちだけではなくて、できるだけこういったところの思いに沿えるような体制を病院局としてもつくっていただきたいと思います。ありがとうございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 都道府県が2016年度末につくった地域医療構想、そのもとに国が令和の元年に9月の26日、公的病院の再編、これを打ち出したようですけれども、千葉市の医療圏の中にその公立病院が幾つ入ってたのか。
    ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 県立の公立病院は4つでございます。     (佐野 彰委員、「個々に名前を挙げなよ」と呼ぶ) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) はい。がんセンター、精神科医療センター、こども病院、救急医療センターです。     (佐野 彰委員、「そうじゃないだろ、ほかもあるだろ」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) どうでしょうか。     (佐野 彰委員、「そんなのもわかんないのか」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 千葉医療圏で県立病院は、あと、病院局所管ではございませんけど、リハビリテーションセンターがございます。     (佐野 彰委員、「まだあるだろう、公立病院で、名前の載った病院が」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 公立病院。     (佐野 彰委員、「公立病院だよ」と呼ぶ)     (「県立病院ですか」と呼ぶ者あり)     (佐野 彰委員、「県立病院もあわせて公立でしょうよ。そういうことじゃないの、質問     してんのは」と呼ぶ)     (「公立、公的ですか。市立病院と国立病院ですか」と呼ぶ者あり)     (佐野 彰委員、「市、国立も合わせて」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 国立病院が2つに市立病院が2つ。     (「大学病院」と呼ぶ者あり) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 大学病院です。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 市立大学病院っていうのは、ないぞ。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 千葉市立病院が2つと、大学病院を含む国立病院が3つ。     (佐野 彰委員、「それはどこの病院の場所、名前を正式に言ってください。中央区だよ」     と呼ぶ) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 千葉市立が青葉病院と千葉の海浜病院です。     (佐野 彰委員、「国立は」と呼ぶ) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 国立病院機構の千葉医療センターと千葉東病院。  以上です。     (佐野 彰委員、「地域医療機構千葉病院じゃないの。これどこの病院だ。社会保険病院     かい。正式にちゃんと答えてください」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 委員の御指摘のあった病院です。独立行政法人地域医療推進機構千葉病院です。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 一般的な今の名前言ってもわからないから、今、通称使われてる病院はどこの病院ですか、正式に。正式な名前かもわからないけども。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) JCHO千葉病院という名称だと思います。     (佐野 彰委員、「社会保険病院ですね」と呼ぶ) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 旧社会保険病院だと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 そういう意味ですね。わかりました。じゃあ、国が今そういう形で病院の統廃合というか、そういう形でやられておられる。そこに従事している看護師さん、私も見舞いに行ったときに、この文書出ただけで職員が動揺してるということを、やっぱりそりゃ職員とすれば当たり前のことだと思う。そういう動きの中で、千葉県が新たに保健医療計画を立てた。千葉医療圏の中でそういった公立病院との打ち合わせをした経緯があるのか、ないのか。その前に私が議会で、この委員会で質問したときの資料に基づいて、山崎副病院局長、あなた何と答えてるか。覚えがないんなら、今コピーしたのあるから渡そうか。あなたが答えた。2016年3月8日付、覚えてないんなら、ちょっとこれ渡してくれ。そこに、私が千葉の医療圏、公立病院のあり方について話をした。その下に、「一方」ということであなたが答えてる。その答えを読み上げてくれ。これ議事課の公文書だからな。 ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) 副病院局長の山崎でございます。  「一方、千葉市立病院も将来のあり方を検討されているというふうに伺っております。千葉市立病院さんの検討のスピード感がちょっとよくわかりませんけれども、私どもも一定のスピード感を持ってやらなければいけないかなと思っております。ただ、御指摘のように、同じ市内にある病院ですので、その役割分担ですとか機能連携、これを十分に検討することは大変重要なことと考えておりますので、千葉市立病院とも十分な情報交換、意見交換をして進めたいと考えております」。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 わかった。今の答弁の中で、千葉の医療圏、その医療圏の中で、今あなたが発言をされた内容について、この千葉の医療圏の公立病院とのそういった打ち合わせ会を開いたのか、開いてないのか。そしてまた、市立病院との協議をした経過、いつ協議をしたのか、その内容を発表してもらいたい。あなたのほうからもらった令和2年2月の26日、平成28年2月という資料があるけれども、ここに書いてある資料もあわせて読んでもらいたい。 ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) これは、私どもの(仮称)千葉県総合救急災害医療センターの整備に関しまして、千葉市病院局等との打ち合わせを行ったという経緯でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 その前に、先ほど言った、その医療圏についての打ち合わせ会を、公的な病院の中で打ち合わせをしたことあるのかないのか。あわせて、千葉の千葉市当局と話をした経緯があるのかないのか、それを聞いてる。 ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) 千葉医療圏についてというのは、例えば千葉医療圏の地域医療構想等は健康福祉部等のほうが事務局となって、これは別に県立病院に限らず医療圏内の全体の話と思いますので、適宜地域医療構想会議等を行っているとは承知しております。     (佐野 彰委員、「千葉市との協議の内容は、1回も会合開いてないの」と呼ぶ) ◯説明者(山崎副病院局長) それでは、先ほどの私どもの(仮称)千葉県総合救急災害医療センターの整備についての千葉市病院局との打ち合わせでございますけれども、先般、2月26日に委員にもお渡しさせていただきました資料にございますとおり、平成28年の2月、千葉市病院局と、これは千葉市病院局の次長で、当方は当時の副病院局長が打ち合わせを行っております。そのほか平成29年2月、これはこの総合救急災害医療センターの基本計画の策定に向けて有識者検討会を実施しております。こちらは千葉市病院局からは齋藤千葉市立病院事業管理者に御出席をいただいております。そして、ことしに入りまして令和2年の1月、千葉市、これは千葉市保健福祉局、千葉市病院局、また健康福祉部にも出席をしていただきまして打ち合わせを行っております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今の内容で、個々の千葉市との協議をした報告は何も私のほうにも来てないよ。その内容が1点。  もう1点、県が国に出した要望書の中に、この要望書の中に救急医療のことが書いてある。これについて読み上げてくんないか。 ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) まず、内容ということについてでございますが……
        (佐野 彰委員、「一番上に書いてある。ごめんね。24時間受け入れなんとかって書いて     あるよ。それだけでもいいよ、その1のドクターヘリのその下、上まで」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) 済みません。ちょっと今その要望書というところのページ数の34ページという資料をちょうだいしたんですけれども、済みません。ちょっと私、今この要望書というのが何の要望書か……     (佐野 彰委員、「国に、千葉県から国に上げた要望書だよ」と呼ぶ) ◯説明者(山崎副病院局長) 千葉県として、千葉県の医療政策として出された報告書。済みません。ちょっと私ども、病院局だったもんですから、その全体像を把握しておらないところで……     (佐野 彰委員、「全体像把握してなくても読めば書いてあるでしょ」と呼ぶ) ◯説明者(山崎副病院局長) それでは、今、委員よりいただいた資料ということで、34ページのこの丸のついてるところだと思いますので、読み上げます。  重篤救急患者を24時間体制で受け入れる救命救急センターは、専門知識を有する医師の配置や高度医療機器等の整備が必要であり、また、今後働き方改革により、さらに医師の増員が必要となり、より不採算事業となりやすい。また、小児周産期医療などの不採算事業も同様である。その上に対して補助金や地方交付税等による財政支援措置が行われているが、経営の実態に見合っておらず、病院の負担が過大となっていると書いてございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 そこで、さっきの、またちょっと戻るけれども、矢島局長、あなた国から来られた方ですね、前歴がね。そうすると、令和2年1月の17日付で424の公的病院の再編が行われるというふうにマスコミは取り上げました。その後、16カ所追加すると書いてあるけども、この16カ所というのは千葉県の中の医療圏の中に、この中入ってるかどうか、新たに。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 16カ所は公表されておりませんけども、健康福祉部のほうに確認したところ、千葉県の病院は入ってないとのことでした。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 わかった。では、先ほど言った何で千葉の医療圏、公立の病院のところで、そういった会合開かないの。ただ上の人だけのところだけで会合を開いていて、現場のやっているそういった病院のところを開かなかったら、構想をつくる意味があるのかね。あなた今、健康福祉政策だって言ったけれども、基本的にはあなた方も一体となって動くのが原点じゃないんですか。違うんですか、お答えください。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 千葉医療圏、県立病院4つございますので、そういう……     (佐野 彰委員、「県立」と呼ぶ) ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) はい。県立病院ですね。病院局所管病院が4つございますので、そういう意味では、議論に参加しなきゃいけないと思っております。ただ、全体の議論は、先ほど副局長のほうから御答弁しましたけども、健康福祉部のほうでリードしていくという形になろうかとは思っております。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 健康福祉部だけが維持するだけ云々じゃないでしょうよ。先ほど私が言ったように、それじゃあ千葉市との連携していくっていうのは、じゃあ健康福祉部がそれをやるんですか。じゃあ何のため、私が質問したんですか。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 総論的には千葉医療圏ですので、千葉市、健康福祉部のほうが調整していくことになりますけども、やはり先ほど申し上げましたように4つ千葉県病院局所管の病院がございますので、それの将来、建てかえですとか将来のあり方については、やはりその必要な範囲、他の公立病院等とも協議が必要ということで、その範囲内で協議のほうさせていただいているところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 協議をしている中で、今言ったように4つの病院がそういう中に入ってるじゃないの。ね。入ってる前に打ち合わせすることが一番大事じゃないの、将来の見通しについて。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 委員のほうから御指摘のありました国のほうが公立病院の再編ということでリストを出してきたということで、これについてはかなり乱暴な議論だということでいろいろとあることは承知しているところでございます。ただ、個々の病院にとりましては、やはり老朽化の状況ですとか、狭くなってきたとかということで施設整備、再整備が必要だったりしますので、やはりその全体像が決まるまで、現場に無理をしろということもまいりませんので、必要なその整備とかを進める範囲内では調整をしていくということで、今回の建てかえ等につきましても、必要な範囲、救急医療については千葉医療圏ですので、千葉市の考えもお聞きしなきゃいけませんし、医師の供給元である大学病院とも調整が必要ということで、そういうところと協議を進めてきたところです。また、医療圏の医療体制ということで、県のほうでは保健医療計画をつくってますけども、そちらのほうにも説明をさせていただいて、位置づけをされていますし、千葉の地域医療構想調整会議でも(仮称)総合救急災害医療センターの建てかえにつきましては説明をさせていただいてるところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今お話しした中で、だから千葉の青葉病院、千葉市当局と会合した。いつ会合開いたのか。きょう、けさ公文書で、コピーの云々じゃなくて、公文書で出してくれというふうに言ったけども、まだ来てないけれども、いつ会合開いたのか、その内容がどうだったのか。私がその中で聞いてる範囲は、先ほど言われた28年2月の市立病院の整備については、現状何も決まっておらず、県救急医療センターの整備と足並みがそろえられる状況にはないという内容が今ここに入ってる。これ事実かい。この文書に書いてあるのは事実ですか。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 当時の文書としての記録は残っておりませんけども、そのように聞いております。担当の者からそのように聞いてるということでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今文書が残ってないで聞いているって、そんな話ないでしょう。公文書だろう。それが聞いてないというのはどういうこと、これ。国も偽造とかいろんなこと言ってるけども、ないわけないでしょう。それをどう会議を開いたのが、公文書として残らない会合だったのかい。冗談じゃないよ。ちゃんとした書類を今からでも提出しなさいよ。     (委員長、副委員長と交代)     (委員長退席) ◯副委員長(鶴岡宏祥君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) こちらの委員にお渡しした資料につきましては、委員のほうから、当時、病院局と千葉市のほうで打ち合わせをしていたはずだから、その状況を確認しろという御意見をいただきまして、当時の副病院局長でございますが、そちらのほうに私のほうで聞き取りをいたしまして、その結果を記載して委員のほうにお渡ししたものでございます。ですので、当時の会議の結果というふうな記録については、ちょっと残っていないという状況でございます。 ◯副委員長(鶴岡宏祥君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 山崎副病院局長。あなたはここに先ほど言った質問の答弁にちゃんと答えてる。それが何も書類が残ってないって、これどういうこと。議員が言ったことに対しての責任を公文書で残さないっていうのは、その会議はしたことにならない会議だったのかい。 ◯副委員長(鶴岡宏祥君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) この28年2月の千葉市病院局との打ち合わせというのは、今、課長のほうから御答弁させていただきましたように、千葉市の病院局の当時の次長と当時の県病院局の副病院局長が話し合った結果ということですので、ここについては特に記録は残っていないと聞いております。 ◯副委員長(鶴岡宏祥君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 記録に残ってない会議をなぜ開くの、記録に残ってない会議を。おかしいんじゃないの。だから、私は先ほど言った今までの千葉市との会議をした経過を書面で、今までの決裁書を書面で出してくださいよ。ね。これが一番大事だ。そんないいかげんな話の中で承れるわけないだろうと私は思う。余り長くなるとあれだから、そこできちっとした資料提出を待って、今回の予算に対しての議決に対しての判断をさせてもらいたい。私は資料をきちっと、今までの会議の内容がきちっとわかる決裁書をちゃんと報告して、それによって、あ、なるほどというんなら、私は賛成はします。そうじゃなければ、この予算の土地の取得については反対だ。  それとあわせて一番大事な千葉市との中で協議をした内容も、私も公文書として残ってるか、千葉市にこれから確認をとる。そのときに確認を出したときの資料として、今言ったような内容と違いがあったとき、どう責任とる。山崎副病院局長、答えてくれ。局長でもいい。 ◯副委員長(鶴岡宏祥君) 山崎副病院局長。 ◯説明者(山崎副病院局長) 千葉市病院局さんのほうとも話しておりますし、その辺はこれまで御答弁させていただきましたり、この先日の2月26日付の資料に記したとおりであると私ども認識しております。     (委員長着席)     (副委員長、委員長と交代) ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今、私が12月の委員会で厳しく指摘したから会合開いたんでしょう。それを、それのとおりだと言うだけじゃないよ。過去の経過をちゃんと報告した上で、こういうことになったというのを私はわかったと理解するよ。そういう内容じゃないじゃないの。だから、今までの会議録を開いた詳細について、いつ開いたのか、行政は必ず書類として残してあるわけだ。国のやってるようなことと同じようなこと言うなよ。きちっとした形の中で書類を上げてください。上げられない理由が何かあるの。私がその千葉市との担当した職員から聞いてるのは、このような内容じゃなかった。だから私は聞いてんだよ。それがもし文章の中じゃなくて書類として残ってるわけだ、行政は必ず。それ出せないというところが、何かあるんじゃないの。同じ人間が答えればいいよ。山崎副病院局長、あなたが答えてくれ。 ◯委員長(三沢 智君) 松尾副病院局長。 ◯説明者(松尾副病院局長) 今お話しいただいております平成28年2月の当時の千葉市の病院局次長と当時の当局の副局長の打ち合わせにつきましては、これは当時の副局長にも聞いておりますが、記録はないという状況でございますので、これについては申しわけありませんが、記録を出すということは難しいと考えております。そのほか、28年度以降の検討会等の記録につきましては、確認の上、対応させていただきます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 先ほど言った平成28年の3月に質問した答弁をしてるのに、病院局内部で全然じゃあ会話がなかったの、打ち合わせ会とかそういうのが。そういうことはあり得ないでしょう。28年の云々って、この文章だけの云々の資料を要求してるわけじゃないよ。そのために私が早く、こういうことを予想されるから指摘してるんだよ。それを出さないっていうのはどういうこと、おかしいじゃないの。28年のこの山崎副病院局長が答えた後に、そういう会合を開いた内容をちゃんとオープンに出せばいいじゃないの。出すように、そういうふうに答えてるんだから、ちゃんと出してください。ないとか、そういうことで非公式だ云々ということの中のあったとする中で、メモも何も残ってないって話じゃないでしょうよ。私が質問した答弁に対しての、それだけの答弁だったのかい。 ◯委員長(三沢 智君) 山崎副病院局長。
    ◯説明者(山崎副病院局長) 先ほど委員のほうからいただきました平成28年の健康福祉常任委員会のほうで私、答弁させていただいているんですけれども……     (佐野 彰委員、「28年だよ、2016年」と呼ぶ) ◯説明者(山崎副病院局長) 平成28年、2016。はい。このときは、先ほど途中から読ませていただいたんですけど、「救急医療センター等整備基本計画策定事業を来年度予算に組み込ませていただいてるわけですけれども、御案内のように、救急医療センター、精神科医療センターの老朽化、狭隘化が進んでおります。早い建てかえが必要と考えております」ということで、その後、先ほど委員から御指摘ありまして読み上げさせていただいたところを読んでおりますが、この中では、千葉市立病院も将来のあり方を検討されているというふうに聞いているということを申し上げたところでございます。この後、千葉市病院局との打ち合わせとか基本計画の策定に向けた検討会を行って基本計画を策定してまいったということでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 だから、千葉市との協議をした、その内容をオープンに出せばいいじゃない。そうすれば、どういう内容だったかわかれば、ちゃんと理解したということで引きますよ、私は。千葉市が何と言ったのか。そういうことだよ。自分たちのところだけの都合のいいような答弁にしか私は受け取れない。だからきちっとした協議をした、千葉市との協議をした内容を出してください。あなたがこうやってちゃんと答えてるんだからね。それをしなければ、この内容は進まないということ。何を言わんとするかということだ。それだけ今、独法の病院も独立採算で、みんなやってるわけだ、必死になってね。そういう動きの中で、県立病院は県のほうから補助金を出すからというわけには、もういかなくなってきてるということを意味しているわけだよ。単独でそれだけのやっていけるような病院をつくっていかなければ、行政から金を持ち出すわけにはいかんだろうと。最小限度でやるべきだと。新たな機械とかいろんな形を入れる。そういった中でも最新の機械を入れなければやっていけない。そういう動きの中で、どうあるべきだということをあなた方が考えれば、おのずから先も見えてくるだろうと私は思うんだ。それも、そういうことなくして、病院の今回のところで、単独じゃないけれども、精神科と合築をする云々と。精神科と合築するよりも、千葉市が病院構想を持っている中で、そういったところをあわせて研究をすることによって医者の確保もできるし、今の手術を終わった後、何日間でみんなほかのほうに移してるんだい、今は、現状は、救急は。質問。平均。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 救急医療センターの平均在院日数14.4、30年度ですので、14日前後となっております。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 14日前後だということは、医者にとっても、今、専門医制度とかいろんな形が起きてるわけだ。手術をしただけで、その後はほかの病院に転院、ほかに移すというだけじゃない。そういう形の中で、やはり総合病院的なところと一緒になって見ることによって、患者そのものが対応ができるようにすることが一番必要じゃない。ときに来ているじゃないかと私は思うんだ。新たな形の医療の医療機械を入れても、今、救急の医療機械その他のあれは幾ら年間かかっているんだい。20億円くらいかかってんのか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 医療機器の保守関係については、年間全体で7億円程度でございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 先ほど来いろんな形で専門医制度とかいろんな形あったとする中で、救急だけでそのものを賄う時代ではなくなってると私は思うんだよ。それは、今までのこの救急の医療は、友納武人知事時代、昭和50年度か、大体そのころにつくられた内容だ。それから今の東葛の医療圏のところでも、今まではほとんど全部救急に来てたかもしれないけれども、千葉の医療圏じゃない救急のほうで東葛地区でも6つの病院がもう機能してるわけだ。そういったことを考えれば、何も県と市が一緒になって建物を建てた中で、将来を引き取るとか、そういう形であっても、これはおかしくないような内容じゃないかと。だからこそ、今までの千葉市との経過を説明を願いたいと言ったのは、そこなんだ。その経過をきちっとした書類がなぜ上がってこないの。非公式だとかどうのこうのって、まずい仕事でもしてるのかい。責任持って県はやってるんだろう、仕事を。答えを出してください。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 千葉市との協議等の記録につきましては、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。委員のほうから御指摘のありました単独の救急医療センターでございますけども、確かに救命救急センターって全国に292施設ございますけれども、単独のは5施設しかないのは事実でございます。委員御指摘いただきましたとおり、現在でも県内の救命救急センターは、救急医療センターができた当時と比べましてふえてまして、基本的には2次医療圏ごとに1つということで、県の医療政策としてやってきてますので、県内14施設今あります。単独型の救命救急センターでございますけども、診療科ごとの専門の医師が専従として確保されていますので、搬送直後から高度な診療が行えるということで、総合病院とは違ったメリットがあると考えております。また、それについて、どちらがすぐれてるということは一概には言えないのかなとは考えておるところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 一概にすぐれてるとか、すぐれてないと言ってるわけじゃないの。私は効率も考え、そしてまた医療のお医者さんの配置が、あの病院なら行きたいというような病院をつくっていかなければ、これからの病院経営成り立たないよ。それは何だと言ったときに、先ほど来言ってた専門医制度があり、いろんな形で手術の症例と論文、合わせてやることによって専門医制度になるんでしょう。そういう新しい時代の中に入ってくるのに、将来的な形も何も考えないでやるというのは、私はどうかなと。千葉の病院そのものが、2つの病院ではもう成り立たないと言われてることは言われてるわけだ。そういう中で、だからこそ千葉の医療圏の中で、そういったことを話し合いをしてくれという話し合いをした、その経過を教えてもらいたいって言っても何も答えが出てこないというのは、これは議員に対してどうなんですか。皆さん方が、執行部の皆さん方が議員に対して納得してもらえるんなら、私は引きますよ。早急に、だから委員会の出す土地の取得をする前に、こういうことでそういったものをきちっと出して、それによって私は納得するなら引きます。先ほどのような文書が残ってるとか残ってないとか、そんな問題じゃないでしょう。お金がかかる問題だよ、県の。 ◯委員長(三沢 智君) じゃあ、そういうことで、また後で御報告してください、まとめて。ということでよろしいでしょうか。     (佐野 彰委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 次に。  伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 今、医師不足という形の中、そしてまた高齢化が進む。本当に医師確保は厳しいものがある。しかし、千葉県は埼玉、茨城、千葉県と、10万人当たりの医師の数ではワーストスリーと、そういう状況でありますが、もう長い間、健康福祉部のほうでも奨学金を出して医師確保していこうと積極的に取り組んできました。年月も相当積み重ねてきていますので、病院局の医師確保のスタッフの皆さんと健康福祉部、それとの連携の中で打ち合わせをしたり、あるいはどんな経過で今まで進めてきたのか。また、これからはその奨学金制度などでどんどん県内に医師確保しようと、そういう努力を積み重ねてくれると思いますが、その中で、県立病院にはどうやって医師を確保していくか、これが第1点。  2点目は、もう長い間、県立病院ができてから、1955年ごろから、この方向づけ、県立病院は高度医療をやろう、そういう大きな目標を立ててきましたが、今、少子高齢化の中で単なる高度医療、これは民間の技術が相当技術アップしてきております。となりますと、千葉県の県立病院が声高々に高度医療と叫んでも、民間もどんどんどんどん出てきている。しかし、その中でいい医療を提供していこう。しかし、それを実現するためには、やはり高度医療だけではなくて、ある程度いろんな経営の安定を図るために方向転換、すなわち一般診療、こういったものも、あるいは高度で診察したものを、その後も要望があれば治療していくと、こういう形もとるべきと思うが、その考え方、これから将来の、今までと同じ、もう数十年もたってる、50年もたってると、そういう形の中で、方向づけも当然変わってもいいんじゃないかと。人口動態、これを鑑みながら、今度の経営方針、こういったものの転換を図るべきと考えますが、これも担当課長に御意見を賜りたいと。  それと、いろいろ医療機器の問題も今出ておりましたが、効率よく医療機器を使用していくためには、どのようにその医療機器を、ただ漠然と病院が要求があったから、それを購入するのではなくて、県内の個人医院、あるいは医師会等も通じて効率のいい高額医療機器、こういうものを使うためには、効率的に使っていくためにはどうしたらいいかと、こういった点も御所見を賜りたいと思います。  以上、その点。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) まず1点目の医師の確保についてでございます。委員のおっしゃられましたとおり、健康福祉部のほうで医師確保について進めてるところでございまして、医師の修学資金等の活用が図られてるところでございますが、修学資金を受けた医師のその後の研修プログラム等について検討する会議、こちらについて健康福祉部のほうと一緒にちょっと参加させていただいて検討をしてるところでございますし、県立病院のほうでもこども病院等で研修のプログラム、こちらを提示させていただいてるところでございます。実際に、そのほか医師の確保、医師がいるから魅力的な病院になるのか、魅力的な病院だから医師が集まるのか、両方だと思いますので、どちらが先ということじゃなくて、まず病院の医師の確保のためには、病院が医師に選ばれる体制、こういったものを考えていく必要があるというのは重々承知しておりますので、そちらの方向に向かいましてちょっと努力してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 御指摘の御意見いただきました県立病院の高度医療と一般医療との方向性でございますけども、確かに高度医療も、がんのように均てん化ということで、地域の中核病院でできるものと、なかなか難治性のがんのように集約しなきゃいけないものということで分かれてきてますので、そういう中で高度専門医療を担う県立病院としてどういうところをやっていけばいいのか、また、一般医療につきましては、千葉県の場合は特にそういう僻地という形がなかったものですので、余り地域医療は県の仕事ということで保健医療計画上も整理されていないんですけども、そういうことで今後もいいのかということにつきましては、健康福祉部とも意見交換しながら、来年度、次の経営計画プランをつくらなきゃいけないですので、そういう中で方向性についてもちょっと議論をさせていただきたいと考えております。  次に、医療機器についてなんですけども、購入に当たっては、各病院のほうで稼働率がどれぐらいあるのかということで、損益分岐点分析していただいた表をつけていただいて、機種選定審査会等で審査をしているところでございます。ただ、御指摘のとおり一般的には日本の場合、高度医療、CTとかが人口の割には多いということで、効率的に使われてないんじゃないかということが、国なんかですと財務省を中心にそういう御指摘もあるところでございます。県立病院の場合、医療機器の共同使用みたいな形で、地域のクリニックから御要望あれば検査をしていただくとかってできるんですけども、現実的にはなかなかそういう利用が進んでないところでございます。このあたりは県の医療政策等も絡みますので、健康福祉部とも協議しながら、あり方については、どうすれば効率的に使われるのかということについて、ちょっと相談していきたいと思います。県立病院だけの問題ではなく、そういう高度を担っている病院全体の問題だと思いますので、そういうことで検討のほうさせていただきたいと思っております。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 高齢化はもう、より拍車がかかって進んでいると。今、アメリカでも、話が飛躍してしまいますけども、大統領選挙に備えての今スタートを切っております。サンダースという人は国民健康保険と、そういう形で国民の健康を守ると。それが政治の方向づけを左右する。それだけどこの国でも健康を守り、あるいはそういうみんなが、国民が健康でいられるような体制を確立していこうと。それが選挙の争点になるほど大きな問題になっているわけであります。それだけ今度は日本でありますと、日本でも大変な、保険制度をこのまま維持するのには大変です。しかし、そういう中でも、病院経営を安定させるためには、いろんな医療点数が改革されたときに、より経営の安定が図られるようなベッド数とかいろいろあると思いますけども、その点はどういう形でチェックしながら、より経営の安定が図れるように努力してきたか。その経過をお示しいただきたいと。  また、俗に、お医者さん1人ふえると1億円収入がふえると。だから、まことに本当に申しわけないんですけど、私も佐原病院なんかでも物すごい金額の赤字を出して申しわけなく思っておりますけども、25人医者がいたときには、もう黒字だったですよ。今15人になってきたら、その分、赤字がふえてしまう。ですから、この医師確保は本当に経営に直接直結していると、こう言っても過言ではないと思います。今、医師不足と、そういう中で、企業がお医者さんの紹介をやってますね。そうすると、県立病院などは、それを制度、例えばAさんというお医者さんは年間1,000万ですよと。その人を紹介すると3カ月分、あるいは4カ月分、それが謝礼だと。こういうビジネスが今かなりふえてきていると言われておりますけども、こういった形のお医者さん紹介所、それから、それを通して医師を確保した経過はあるのかと、あるいはそういうことに対しての予算は盛られているのかと、そういう点もお示しいただきたいと思います。  それと看護師さんの確保ですね。もう本当に、私も自分で入院するまでわかんなかった、看護師さんの厳しさ。もう働き方改革とか何とか言われてますけども、看護師さんも勤務状態は地獄ですよね。ですから二十代の人がローテーションでやって、土日で自宅へ帰っても、いい男がいてもデートに行かないと。もう休んで、もう寝てる。休みは寝て過ごしちゃう。それほど疲労が蓄積すると。それでも一生懸命、看護師さんという職業で努力してくれているんですよね。この制度もどんどん研究して、待遇を改善したりやるべきだと思うし、それともう1つは、県立病院の医師確保したのは、今お医者さんは65歳、しかし70歳にすべきだと。看護師さんも60歳ではなくて、できたら多少勤務時間は少なくしてもいいので、65歳までそういった技術、知識、そういったものはもう大きな財産ですよね。ですから、そういった方々の勤務体制、それを定年制を、もうほかの分野に先駆けて延長すべきと考えますが、いかがでしょうか、その点をお尋ねしたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) まず最初にベッド数の関係のところをお答えさせていただきます。確かに県立病院、これまで新たに診療科をつくるですとか、新たに高度医療をやるということで、どちらかというと拡大という形なんですけども、御指摘のとおり少子高齢化を迎えてますので、地域の医療ニーズに合った適正な規模の病院はどうなのかということで、拡大一方ではなくて、それに見合った病床に見直すとか、それに必要な医師も踏まえて必要な適正な規模ということで見直していくことが大変重要だということで痛感しておりますので、そういう方向で考えていきたいと思っております。 ◯委員長(三沢 智君) 瀧口経営管理課長。 ◯説明者(瀧口経営管理課長) 済みません。まず、医師の民間の人材紹介会社の活用による採用でございますが、最近では常勤の医師の採用につながった例というのが、ここ数年ないという状況でございます。ただ、非常勤の医師の採用については、今年度も5名、麻酔科、あるいは婦人科等で非常勤の医師の採用をしているところでございます。  あと看護師の定年、延長すべきではないかというような御指摘でございますが、おっしゃるとおり看護師さん、定年以降もその能力、活用できるものはさせていただきたいと本当に考えておりますので、定年の年齢、国のほうで今、定年の議論されておりますので、国の動向を注視させていただくとともに、現在、再任用で働いていただいてる方、結構な数おりますので、こういった制度の活用をしてまいりたいというふうに考えております。  あと医師につきましては、定年になられた方をスキルフルドクターとして改めて採用させていただいて、その能力をちょっと活用していただいているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 じゃあ、これ最後ね。余り長くて済みませんね、時間とっちゃって。一生懸命いい医療を提供しようと努力してくれる現場の皆さんに感謝を申し上げますけども、せっかく治療しても、今度、再発しないようにとか、今度は生活の中で未病。未病の時間を長くする。そのためには、県立病院で治療してもらって、その後こうやれば再発しませんよ、こうやりなさいと、そういう指導体制も民間に先駆けてつくるべきだと思います、全国に先駆けて。未病を目指そう。ただいい医療だ、すばらしいとか、技術がすばらしいじゃなくて、人間は治療しても何しても治して、自動車屋さんが部品を取りかえたり、治療は部品の交換や、それではありませんので、やっぱり未病をどうしたらいいかと。そういった知識、そういったものを県立病院から発していく。例えば今、コロナがはやれば、どうですか、この傍聴の美人の方々もみんなマスクやってる。コロナかかりたくないな。男の人までかかりたくないなと。これみんな自分で防衛しようとしてるんですよ。ですから、患者さんも来たら、これからもずっと病院へ行きたいな、そんな人いないですよね。そこでの出会い。そこで変革を起こすためには、今度は、次は未病、それを目指すような指導をすべきだと思いますが、この点だけは局長に、ある程度の考え方をお聞かせいただければ幸いに思いますので、よろしくお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) 矢島病院局長。 ◯説明者(矢島病院局長) 今、委員から御指摘ありましたように、重症な人が入院するので、それで私も県立病院6病院見させていただいて、本当に病棟で夜勤務する看護師、当直の医師もそうですけども、やはり重症化して救急車で運ばれてきて、それで入院する。それで委員が御指摘のように、そういうふうな方がいらっしゃるから医療現場も大変になるわけですので、委員、未病というお話でしたんですが、なるべく病気にならないように、重症化しないように、やはりそういうふうな体制を病院としてもつくっていくというのは、これからすごく大事なポイントになるんではないだろうかというふうに私は思ってます。これから大事なテーマだと思ってます。先生方、まずは目の前の患者さんを何とかしたいという思いが先生方まず強いので、それもしっかりやんなきゃいけないと思ってますが、将来的には委員御指摘のような方向に、私はやっぱり現場の先生方も御理解いただきながら、そういう方向になっていくんじゃないかと思ってますし、そういうふうな方向を目指していくことが大事なんじゃないかなというふうに思っております。どうもありがとうございます。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 以上で終わりますけどね、じゃあ頑張ってお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑は。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 県立病院の改革プランを、やはり私は根本から見直すべきだというふうに、きょうの質疑を通しても思いました。県立病院は専門に高度医療に特化して地域医療から後退していく、そういう方向性は同意できないと。佐原病院、循環器病センターのこの常勤医の激減ね。歯どめかかっておりませんので、しかも災害、そしてコロナの問題、予測できない、予測しなければならなかった問題ですけども、出てきておりますので、改めて県立病院の改革プランの根本からの見直しを強く求めて、今回の議案には賛成いたしません。 ◯委員長(三沢 智君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第22号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手)
    ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第22号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第47号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第47号令和元年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 議案第47号令和元年度千葉県特別会計病院事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。お手元の病院局議案説明補足資料の3ページをお開きください。  まず、収益的収支予算でございます。上段の表をごらんください。収益的収入でございますが、第1款病院事業収益は、患者1人当たりの平均単価の上昇などによる医業収益の増加等により13億8,864万3,000円の増額となり、補正後の予算額は、計の欄、475億324万4,000円となります。  下段の表をごらんください。収益的支出でございます。第1款病院事業費用は、給与費や材料費などの増による医業費用の増加等により22億1,960万8,000円の増額となり、補正後の予算額は、計の欄、493億2,824万1,000円となります。  続きまして、4ページをお開きください。資本的収支予算でございます。恐れ入りますが、先に下段の表、資本的支出から御説明いたします。第1款資本的支出は、建設改良費の入札減等によりまして2,396万9,000円の減額となり、補正後の予算額は、計の欄、292億9,896万7,000円となります。  上段の表、資本的収入についてでございます。第1款資本的収入は、今説明いたしました建設改良費の減額分の財源であります企業債の借入減などによりまして2,250万円の減額となり、補正後の予算額は、計の欄、280億3,563万2,000円となります。  以上で議案第47号の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 先ほどと、22号と同様の理由によって、賛成できません。 ◯委員長(三沢 智君) その他討論はございませんか。──ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第47号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第47号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  入江委員。 ◯入江晶子委員 1点だけお願いいたします。佐原病院の病床数の見直しについてであります。佐原病院の現場のほうから、平成30年の6月と12月、そして昨年6月13日に病床数変更、削減のお願いということで、再三病院局のほうに依頼文が届いている件であります。代表質問、一般質問等でも、これまでの検討状況と方向性についてはお伺いしてきましたけれども、改めて現在どのような検討が行われているのか。病床数の数についても、どういった考え方が議論されているのか。また、今後どのようなスケジュールで見直しを進めていくのか、教えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 佐原病院の病床数の見直しについては、昨年10月と本年1月に病院と地域の医療需要や病床を見直した場合の収支への影響について議論したところです。今後は、現在実施している耐震改修工事の終了も念頭に置いて見直しを進めていくこととしたところです。許可病床数の件でございますが、200床未満の病院で算定可能となる診療報酬もあることから、病院の収益改善や地域の医療ニーズにさらに応えていくことを踏まえながら、今後、具体的に検討を進めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今後具体的に進めていくということでしたけれど、耐震改修が来年度末というような目途で進められておりますので、基本的には来年度中に条例改正も含めた見直しが行われるというようなスケジュールでよろしいのでしょうか、確認させてください。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 来年度末に耐震改修工事が終わる予定ですので、その時期に合わせてということですと、条例改正も来年度を今のところは予定をさせていただきたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 佐原病院のほうからの要望書の一部をちょっと読み上げさせていただきたいと思います。佐原病院は、高齢者患者の増加、地域で患者を見ていくという時代の流れに即した変化を図っており、在宅医療の展開、訪問看護の強化、そしてバックベッド機能の強化を方針としています。そのためには人材リソースの有効活用、また在宅療養支援病院の届け出や、最も手厚い体制である地域包括ケア病棟入院料1の取得のために、要件の1つである病床数200床未満となる199床に病床を削減したいと考えています。引き続き地域医療の分野の臨床研修医を受け入れるなど、人材育成の機能も十分に備えた病院として経営していきたいと考えています。そして、この病床削減は、将来の医療需要や地域医療構想にも合致しているということで、24時間365日の救急患者の引き受けを含む急性期医療、一般救急の役割も果たすことができますというふうにあります。ですから、病床数を削減することが地域医療の後退になるのではないかというような向きも、そういったような考え方も聞かれるかと思いますけれど、佐原病院の現場の十分な検討結果によるこの要望につきまして、真摯に病院局としても協議を進めていただき、そして、耐震改修と同時に条例改正がきちんと施行というか、スタートできるように、検討を急ぎ進めていただきたいというふうに思います。  新病棟が、新病棟改修した後のベッド数ということにつきましては、203床しか入らないというような物理的な状況もありますので、余り時間はないと思います。健康福祉部との調整、協議、そのようなことについてはいかがでしょうか。どのようになってるんでしょうか、お伺いします。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 先ほども御答弁しましたけど、病床数につきましては、削減ありきではなく適正規模ということで見直したいと思っております。健康福祉部との協議は、まだこれからという形になります。  あと、済みません。健康福祉部だけではなくて、庁内関係課との協議が必要になりますので、そういうところを来年度進めていきたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。条例定数241ということですけれども、運用病床としても202とか、そういった数です。それから、実際に使われてる稼働病床数につきましては170ぐらいで、十分200床未満でやっていけるということが明らかでありますので、健康福祉部、そして条例改正に伴って総務部との協議、そういった検討を進めていただくよう強く要望させていただきます。  以上で終わります。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 新型コロナウイルス対策について伺います。今のところ県立病院の職員さんも含めて、県内では医療従事者の方は感染をされていないということで認識をしておりますが、ということでよろしいでしょうかね。  それと、もう1点は、局長の挨拶の中でも、個人防護具の着脱訓練を実施するということで、やはり医療従事者、医師や看護師さんが全国では感染をされている。そこからやはり守っていくということで、このマスク、防護具、これ不足をしていないかということで、多分1週間前ぐらいに県立病院の皆さんは、不足じゃないですかと県にお伺いしたら、あと2週間分ぐらいありますという御回答だったもんですから、あれからもう1週間たっていますので、今の状況はどうでしょうか。  そして、けさのテレビのニュースで、国が各県にこうしたマスクや防護具の不足状況の数をつかんでるということが報道されていました。県として、そうしたこと、どれくらいの数を、健康福祉部との関連もあるかもしれませんが、報告を国に要望されてるのか。それから、一般事務職とかも含めて、やはり出入りがありますから、一般事務職の方も含めた病院の職員全てにそうしたマスクや個人防護具が行き渡っているのか、そういったことについても御答弁いただければと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 伊能副参事兼医療安全安心推進室長。 ◯説明者(伊能副参事兼医療安全安心推進室長) 職員に感染がされている者がいないかどうか御質問でございますが、県立病院の職員につきましては、感染者、あるいは濃厚接触者も含めまして、現在のところそういった職員はございません。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) マスクの関係でございますけども、現時点でも一応おおむね2週間程度の数を持っております。国のほうの調査は医療整備課のほうから直接各病院のほうへ──医療整備課というか、保健所を通じて各病院の医療機関のほうへ照会をしてるということで聞いております。一応潤沢に納品されるというわけではないんですけども、何とか細々と入ってきておりますし、一応数につきましては、本局としても各病院のほうに定期的に報告を求めておりまして、緊急に足らなくなった場合は、ちょっと病院間のほうで調整して、一時的には対応したいと考えております。そういう体制を整えてるところです。     (みわ由美委員、「委員長、一般事務職の方も含めてという点も、あえてお聞きいたし     ましたので」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 見山副参事兼経営企画戦略室長。 ◯説明者(見山副参事兼経営企画戦略室長) 一応病院の職員用ということで聞いておりますので、必要に応じて一般職員も着用しております。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) ほかに。  佐野委員。 ◯佐野 彰委員 千葉県のがんセンターの中の寄附金についてお伺いをいたします。今までの寄附金の中で、どういうふうになっているのか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) がんセンターの寄附金につきましては、これまで、がんセンター設立が平成16年で、それ以降の総額として、大体1億程度寄附金を受け入れております。
    ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 1億円の内訳は。概要でいいよ。どういうふうな、何年度にどのくらいあったか、なかったか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 平成25年度に大体400万円ぐらいで、27年度に70万円程度で、28年度に1億円程度で、あと30年度に30万円程度でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 25年度でじゃなくて、それ以前のことを聞いてるわけ。その以前のあれはどうなってますか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 25年度以前の受け入れはございません。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 ないわけないでしょう。ないわけないでしょう。全然ないの。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 記録ありません。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 じゃあ、あなた方から資料いただいた29年の12月の20日付、金額入ってるじゃない。これどういうことだい。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 29年12月の資料というのは、この寄附金につきましては、がんセンターで受け入れてるのではなくて、当時、がんセンターの中にがんセンターがん研究振興会というのがありまして、それが昭和40年に設立された任意団体ということで、そちらのほうで寄附金を患者等から受けていたということで、そちらのことかと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 その金額は。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 寄附金の総額はわかりませんけれども、がん研究振興会が解散するときの財産としては6,500万円程度の財産が残ってたということで聞いております。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今話で6,500万円のお金ががん研究振興会にあったということですね。そのがん研究振興会は県の中の認可をされた名前なの、それは、振興会というのは。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) がん研究振興会というのは任意団体ということで、法人格を持たない団体であると。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 そこで、今のお話で、任意団体の患者さんからもらったお金が6,500万円もあるということですね。それにおいて、新たな形でNPOをつくられて運営してるという話が来てるけれども、これはおかしいんじゃないの。がんの研究のためにといった中で、がんセンターの中で治療を受けた、その内容によって寄附を患者さんがあげたわけですよ。それがなぜNPOのほうに化けて、そちらで使われるようになるの。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 経緯から申し上げますと、今、委員おっしゃったようにがん研究振興会というところで、がんセンターの患者等から同意をもらって同振興会に寄附をして受け入れております。同振興会が解散するに当たりまして、財産の処分として、その振興会の中でNPOのほうに譲渡するということで決定して、契約を結んでいるところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今のお話で、県のほうに、だってがんセンターで寄附を、病院の敷地内でもらわれた寄附じゃないの。その他の形の中の寄附なら、これは何に使おうと自由ですよ。でも、がんセンターで治療を受けた方が、その中の寄附でしょ。違うんですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) その件につきまして、ちょっと法的な判断が必要であるということで、弁護士に相談させていただきました。その中では、1つとしては、まず、がんセンター研究振興会が任意でありますけれども、まず、民法でいう権利能力なき社団であるということで解することができるということとして、独立して当事者能力を有した団体であると。このため、同振興会はみずからがんセンターの患者家族から寄附金を受け入れることができ、また処分もできることと解されるということ。  それともう1つは、この今回の財産につきましては、1つの問題として、公金、公の金の性質を持つものではない、いわゆる私の金、私金であるということの判断の中での行われたものと考えてます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今お話の私の資金じゃないでしょう。がんセンターそのもので治療を受けて、その中のお金をがんセンターイコール県のお金じゃないんですか。それをなぜ、先ほど言った私の資金になるんですか。──待ってて、今あなたちょっと待ってください。多分これは、不正経理とかいろんな問題あったときに、このときに、これではということでNPOに移したんですよ。そういった過去の経過を踏まえた中で、じゃあこの事務所は一体どこにあるんですか、このNPOというのは。答えてください。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 現在、主たる事務所については千葉市内にございます。     (佐野 彰委員、「その前は」と呼ぶ) ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) その前はがんセンター内にあります。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 私が指摘してから千葉市のほうに移られたのか、それまでずっとがんセンターにあったんじゃないんですか、答えてください。何年から何年まで。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 済みません。詳しい年代はちょっと今わかりませんけども、当初、千葉市内にあって、がんセンターに移って、また千葉市内に移ったというような経緯と聞いてます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 そういう曖昧な答えじゃなくして、NPOができてるというなら、資料をちゃんとつくって提出をしてください、それならば、行ったり来たりしているだけじゃなくして。私が言わんとするのは、何を言わんとするかというと、今のその理事長はどなたがされてますか。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 竜理事長と聞いてます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 それは県のがんセンター退職されて何年なりますか。     (「委員長、休憩して午後やってよ」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ちょっと待ってください。  石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。
    ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 済みません。退職して何年かはちょっと把握しておりません。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 私が言わんとするのは、そういった形の中でやめられた方が、同じ県の中の県立病院の中に事務所があって、それでいろんな形でするのは問題だというふうに私は言いたいわけ。だから厳しく言うわけですよ。その中であわせて、じゃあそのNPOつくられた金額の中で、基本財産があなたのほうがわからないと言うんなら、あなたのほうからもらった資料、金額幾らかお話ししてください。金額幾らですか。平成29年12月22日付。まずかったら資料コピーしてあげますよ。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 基本財産は直近で30年度末で大体2,500万円程度。30年度末で2,500万円。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 当初あった金額はお幾らですか。寄附受けた、振興財団からNPOに受けたときは幾らの金額ですか、答えてください。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 当初、譲渡契約の数字見ると6,500万円程度です。 ◯佐野 彰委員 私のほうに資料来てんのは6,626万2,720円と、こういうふうに来てる。それが今もう4,000万円になってんの。2,000万円になってんの。 ◯委員長(三沢 智君) 石井副参事兼財務室長兼特別監察室長。 ◯説明者(石井副参事兼財務室長兼特別監察室長) 今2,500万円になってます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 そういった、その貴重な浄財を、その内容がどうこうじゃなくしても、がんセンターそのもの、そういう中でどうあるべきかと使うのが患者さんの原点じゃないのと私は思う。オープンにしてちゃんと話をして、患者さんの遺族からすれば、やっぱりぜひ使ってもらいたいというならば、それにこういうものに使いましたというきちっとした報告を出せるような形でやるのが公立病院の役目じゃないんですか。そういった動きの中で今回の内容、今までが行政の、県の了解を得ないでつくられた団体が、さもそれが当たり前のような形でやるんなら、ほかでも何でもできちゃうじゃないの。そんな話は私はないと思いますよ。やはり県民がちゃんとそこで信認を受けた、それはがんセンターで使ってもらいたいという気持ちが遺族からあったと思うんだよ。がん研究振興会云々なんて細部にわたって、そういった文書が云々とか、そういう問題じゃないでしょうよ。きちっとした報告をする中で、きょうはここでやめとくけども、12時15分過ぎたから、とりあえずやめとくけども、もっときちっとした資料と報告を出すようにしてください。これはね、やはりちょっと違うよ、一部の人間が私物化するような形というのは。  以上。 ◯委員長(三沢 智君) よろしくお願いします。  次に、質疑はございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(三沢 智君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で病院局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午後0時16分休憩        ─────────────────────────────        午後1時15分再開 ◯委員長(三沢 智君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(健康福祉部関係) ◯委員長(三沢 智君) これより健康福祉部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、議案の審査を行います。  健康福祉部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  横山健康福祉部長。 ◯説明者(横山健康福祉部長) 今回提案いたしました健康福祉部関係の議案について御説明申し上げます。  本日、常任委員会において御審議いただく議案は21件でございます。  初めに、議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算につきましては、急速な高齢化の進展等に伴う社会保障費の増に対応するとともに、保育の基盤整備、医師、看護師の確保、子ども・子育て世代への支援や福祉、医療の充実などの施策を進めていくための経費として3,778億2,857万2,000円を計上いたしました。これを前年度当初予算と比較すると、額で137億8,511万4,000円、率で3.8%の増となりますが、その主な要因は、保育所等への運営費の給付増などによるものでございます。  そのほかの主な内容といたしましては、1つとして、保育士の確保、定着を図るため、給与上乗せのための助成を行う千葉県保育士処遇改善事業、2つとして、増加する児童虐待に対応するため、児童相談所等の体制強化を図る児童相談所及び児童福祉施設運営事業、3つとして、地域医療を安定的に提供するため、医師、看護師の確保、定着を図る医師修学資金貸付事業、保健師等修学資金貸付事業、4つとして、県民の誰もが住みなれた地域で安心して医療を受けられるよう、病院から在宅医療への移行を支援する地域在宅医療体制構築支援事業や訪問看護ステーション整備促進事業などに要する経費を計上いたしました。  次に、議案第7号、議案第8号並びに議案第9号は、特別会計に係る令和2年度当初予算で、母子父子寡婦福祉資金に2億8,511万円、心身障害者扶養年金事業に7億5,841万8,000円、国民健康保険事業に5,117億1,003万9,000円をそれぞれ計上するものでございます。  次に、議案第25号、議案第31号、議案第32号及び議案第33号は、令和元年度補正予算に伴うものです。  議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)は、人件費、社会保障費などについて実績を踏まえた減額を行った結果、122億6,961万1,000円を減額補正し、既定予算と合わせて3,526億2,137万4,000円にしようとするものです。  また、議案第31号、議案第32号及び議案第33号は、特別会計に係る令和元年度補正予算で、母子父子寡婦福祉資金については208万1,000円を増額補正し、既定予算と合わせて2億7,998万円に、心身障害者扶養年金事業については1,542万円を増額補正し、既定予算と合わせて7億5,457万9,000円に、国民健康保険事業については38億9,367万7,000円を増額補正し、既定予算と合わせて5,250億9,517万2,000円にしようとするものでございます。  次に、議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、国の関係法令の改正等を受け、千葉県福祉のまちづくり条例に基づく事務、覚醒剤原料の届け出受理に関する事務、動物愛護及び管理に関する事務を市に移譲するなど、所要の規定の整備を行うものです。  次に、議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定については、毒物及び劇物取締法が改正され、毒物劇物の製造業及び輸入業に係る登録等の事務が国から県に移譲されることに伴う手数料の新設などを行うものです。  次に、議案第55号千葉県歯・口腔の健康づくり推進条例の一部を改正する条例の制定については、従来の虫歯や歯周病等の予防対策に加え、口腔機能の衰えを防ぐオーラルフレイル対策や高齢者等の低栄養防止対策を推進し、県民の健康寿命の延伸を図るため、所要の改正を行うものです。  次に、議案第56号幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、幼保連携型認定こども園の副園長または教頭についての資格要件の特例措置の期限を国の基準に従い延長するものです。  次に、議案第57号千葉県保健師等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定については、保健師等修学資金貸付金の貸付期間満了後の手続について、借受人から県への申請等があることを前提とした現在の仕組みを見直し、貸付期間の満了をもって県から借受人に対して必要な連絡を行った上で、返還の対象となる方にはその事務手続を進められるようにするなど、所要の改正を行うものです。  次に、議案第58号千葉県理学療法士等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定については、理学療法士等修学資金貸付条例について、保健師等修学資金貸付条例の改正に合わせ、同様の改正を行うものです。  次に、議案第59号千葉県医師修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定については、医師修学資金貸付金について、地域医療介護総合確保基金を活用する場合の要件の見直しや、令和3年度までの医師養成数の考え方が国から示されたことに伴い、所要の改正を行うものです。  次に、議案第60号千葉県薬物の濫用の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定については、覚せい剤取締法の改正に伴う所要の規定の整備を行うものです。  次に議案第61号ふぐの取扱い等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、食品衛生法の一部改正に伴い、「魚介類せり売営業」の漢字表記が改められたことなど所要の規定の整備を行うものです。  次に、議案第62号食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定については、食品衛生法の一部改正により、HACCPに沿った衛生管理が制度化されることに伴い、食品衛生法施行条例に委任されていた衛生管理費基準が厚生労働省令で規定されることから、条例から基準を削除するなど所要の改正を行うものです。  次に、議案第63号千葉県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、動物の適正飼養のための規制の強化等を目的とした動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正により、不適正な飼養者に対する指導や立入検査の権限が追加されたことから、条例においても所要の改正を行うものです。  次に、議案第77号財産の取得については、新型インフルエンザ対策に係る備蓄用治療薬を取得するため、議会の議決を得ようとするものです。  次に、議案第79号権利の放棄については、生活保護費の過支給に伴い発生した債権のうち、回収が不可能と認められる債権について権利の放棄を行おうとするものです。  続きまして、この際、健康福祉部の当面する諸問題等について、4点御報告いたします。  1点目は、新型コロナウイルス感染症の対応についてでございます。  中国に端を発し全世界で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症に対応するため、県では、1月の23日に健康危機管理対策本部を設置し、県民からの専用電話窓口や帰国者・接触者相談センターを各保健所等に開設するとともに、医師を対象とした研修会を開催するなど、医療関係者とも連携を図り、感染の拡大防止に向けた取り組みを進めているところでございます。そうした中、1月29日に政府チャーター機で中国武漢市から帰国された方のうち、検査後症状がなかった方について、民間施設である勝浦市内のホテルにおいて経過観察を行ってまいりましたが、感染を拡大することなく、2月12日に全員陰性であることを確認し、翌日までに退所いただきました。この間、県も国や医療関係者、勝浦市と連携し、全面的にバックアップをしてまいりましたが、何よりもホテルの関係者や地元住民の皆様方に大変な御苦労と御尽力をいただいたことに対しまして、この場をおかりいたしまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。一方で、県内におきましては、これまでに16名の患者が確認されており、中には感染経路の不明な患者もいるなど、特に感染拡大防止に向けて、現在が極めて重要な局面を迎えていることから、県では、2月28日に第6回目となる健康危機管理対策本部会議を開催し、当面3月15日までに開催を予定している100人以上が参加する県主催のイベントにつきましては、原則中止または延期とすることといたしました。また、今後増加が見込まれる検査依頼件数に対応し、行政検査を確実に実施できるよう、検査可能数を現行の3倍から4倍に順次拡大し、検査体制の強化を図ることといたしました。さらに社会福祉施設等に対しましては、感染防止を徹底するため、県として独自にチェックリストを作成し、県職員が高齢者福祉施設等に連絡をして、感染防止対策の注意喚起と実施状況の確認を行いました。また、学校の臨時休業に伴い、小学校臨時休校時の放課後児童クラブの運営に関し、実施主体である市町村に対して、子供たちの受け入れが円滑に行われるよう、市町村の教育委員会と福祉部局と協議の上、適切に対応されるよう通知したところであり、引き続き臨時休校中の子供の居場所の確保に向け、市町村を支援してまいります。感染の防止に向けては、何よりも県民の皆様の協力が重要であることから、県では感染防止に係る啓発用の動画を作成し、県民の皆様に対して、せきエチケットや手洗い、うがい等、通常の感染防止対策をしっかりと行っていただくとともに、体調に異変を感じたときの対応など、知事からのメッセージを発信したところでございます。今後とも、何よりも県民の皆様の生命と健康を守ることを最優先に、緊張感を持って必要な対策を実行し、感染拡大防止に全力を尽くしてまいります。  2点目は、千葉県保健医療計画の一部改定についてでございます。  平成30年の医療法改正を踏まえ、地域間の医師偏在の解消等を通じ、地域における医療提供体制を確保するため、新たに外来医療に係る医療提供体制の確保に関する事項及び医師の確保に関する事項について計画への追加等を行います。外来医療では、情報の可視化や地域における協議を通して、診療所の役割分担、連携のほか、高額医療機器の共同利用を促進してまいります。医師確保につきましては、千葉県では医師の総数が少なく、地域的な偏在も見られることから、確保すべき医師数の目標やそれを達成するための施策等を計画に位置づけまして、必要な医師の確保に取り組んでまいります。本計画につきましては、今後、パブリックコメントの意見を反映させた上で、今月末を目途に改正を行う予定でございます。  3点目は、千葉県子どもを虐待から守る基本計画の改定についてでございます。  新たな基本計画においては、児童虐待により子供の大切な命が失われるという悲劇が繰り返されることのないよう、千葉県子どもを虐待から守る条例の精神を具現化するとともに、県行政としての責任を明確化し、虐待防止に向けた取り組みをより一層強化する方針を打ち出すため、計画の全面的な見直しを行っております。現在、社会福祉審議会社会的養護検討部会におきまして御議論いただいており、近日中に計画案のパブリックコメントを実施する予定でございます。  4点目は、千葉県子ども・子育て支援プラン2020の策定についてでございます。  合計特殊出生率が1.34と低迷を続け少子化が進行する中、市町村が行う幼児期の教育、保育等の提供体制の計画的な整備を支援する千葉県子ども・子育て支援事業支援計画と子どもと子育て家庭への支援に関する施策の方向性や目標を定めました新千葉県次世代育成支援行動計画(前期計画)を継承する一体的な計画として千葉県子ども・子育て支援プラン2020の策定作業を進めております。本プランにつきましては、今後、パブリックコメントの意見を反映させた上で、今月末を目途に策定する予定としております。  以上、今回提案いたしました議案の概要と当面する諸課題について御説明申し上げました。どうぞよろしく御審議くださいますようお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村健康福祉政策課長。 ◯説明者(中村健康福祉政策課長) 健康福祉政策課、中村でございます。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算の健康福祉政策課分について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料(当初予算案関係)の79ページをお開き願います。
     第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額58億4,585万1,000円。この主な内容でございますが、1、人件費56億9,862万円は、福祉関係事務を所掌する本庁7課、出先機関10機関の職員人件費でございます。3、人権啓発促進事業1億3,258万9,000円は、人権尊重意識の向上や理解の促進を図るための広報啓発及び市町村が設置する隣保館運営費の補助に要する経費等でございます。  80ページをお開き願います。第3項第1目生活保護総務費、予算額277万3,000円は、健康福祉センターの生活保護業務に要する事務費でございます。  81ページをごらん願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額99億9,091万8,000円。この主な内訳でございますが、1、人件費99億7,809万9,000円は、衛生関係事務を所掌する本庁6課、出先機関22機関の職員人件費でございます。  82ページをお開き願います。第6目衛生研究所費、予算額2億379万8,000円でございます。この主な内訳でございますが、1、運営費1億7,657万3,000円は、衛生研究所の運営に要する経費でございます。  83ページをごらん願います。第3項第1目保健所費、予算額6億5,298万1,000円でございますが、この主な内容でございますが、1、運営費4億3,378万1,000円は、健康福祉センターの運営に要する経費でございます。2、施設設備整備事業2億1,800万円は、健康福祉センター庁舎の計画保全等に要する経費でございます。  84ページをお開き願います。第4項第1目医務費、予算額190億6,132万1,000円でございますが、その主な内容でございますが、3の病院事業会計負担金142億4,853万1,000円は、病院事業会計において実施している高度特殊医療や救急医療等、行政が負担すべき経費について、地方公営企業法の規定により、その一部を一般会計が負担するものでございます。その下、5の地域医療介護総合確保基金事業38億6,201万2,000円は、地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律に基づき、国の交付金等を原資に基金を造成するほか、地域在宅医療体制構築支援事業や地域医療構想寄附研究部門整備事業など在宅医療の充実や地域医療構想の推進に向け、基金の活用をして実施する各種事業に要する経費でございます。6、東千葉メディカルセンター助成事業7億1,830万円は、センター整備に係る起債の元利償還を支援するため、東金市、九十九里町に対し交付金を交付するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課長の田中でございます。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算の健康福祉指導課分について御説明いたします。同じ資料の85ページをごらんください。  まず、第3款第1項第1目社会福祉総務費26億8,527万7,000円でございますが、この主な内容としては、4番目、社会福祉団体育成事業11億4,337万9,000円は、社会福祉団体の活動促進や育成指導のための助成など、また、下から3つ目の13番、地域医療介護総合確保基金事業3億3,653万8,000円は、介護人材の確保、定着を図るための事業でございます。  次に86ページをお開きください。第3目老人福祉費1,771万5,000円でございますが、この主な内容は、介護サービスの情報公表に要する経費などでございます。  次に、87ページをごらんください。第4目遺家族等援護費4,381万5,000円は、戦没者遺族等の援護に要する経費でございます。  次に、88ページをお開きください。第3項第1目生活保護総務費18億6,832万5,000円でございますが、この主な内容は、2つ目の生活保護事業18億4,461万4,000円は、居住地がないか、または明らかでない者に対し市が支弁した保護費について、県の負担金等でございます。  次に、89ページをごらんください。第2目扶助費38億1,290万6,000円は、町村に係る生活保護に要する経費でございます。  次に、90ページをお開きください。第3目生活保護施設費1,672万2,000円は、民間救護施設における職員設置費に対し補助を行うものでございます。  次に、91ページをごらんください。第4款第1項第5目成人病対策費9億5,764万8,000円でございますが、この主な内容は、原爆被爆者等に対する各種手当等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課長の大野でございます。  引き続き健康づくり支援課分について御説明をいたします。同じ資料の92ページをお開き願います。  第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額8,609万9,000円。この主な内容は、2、歯科保健対策事業2,899万7,000円及び5、地域医療介護総合確保基金事業の歯科保健対策事業3,824万6,000円は、歯科口腔保健や在宅歯科診療の推進に要する経費でございます。  93ページをごらん願います。第5目成人病対策費、予算額7億621万8,000円。この主な内容は、1、成人病対策事業2億8,569万5,000円は、自殺対策強化のための相談支援、人材養成、普及啓発等を行う自殺対策推進事業や千葉県がん対策推進計画に基づき実施するがん対策事業等に要する経費でございます。2、健康増進事業4億1,000万円は、健康増進法に基づき市町村が実施する健康増進事業に対する補助金でございます。  94ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額165万6,000円は、保健所において実施する栄養教室、保健福祉関係者による会議の開催等に要する経費でございます。  95ページをごらん願います。第4項第1目医務費、予算額57万5,000円は、千葉県公衆衛生学会の開催等に要する経費でございます。  96ページをお開き願います。第2目栄養指導費、予算額4,558万9,000円。この主な内容は、1、栄養指導事業3,587万4,000円は、調理師試験の実施等に要する経費でございます。2、食からはじまる健康づくり事業971万5,000円は、調理師による県民の食生活の向上に関する条例に基づく講習会の開催等に要する経費でございます。  97ページをごらん願います。第3目保健師等指導管理費、予算額270万8,000円は、保健師の資質向上を目的とした地域保健分野における研修等に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課の石川でございます。  引き続き疾病対策課分について御説明させていただきます。同じ資料の98ページをお開き願います。  第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額8億8,159万円。この主な内容でございますが、2の小児慢性特定疾病医療支援事業8億7,060万6,000円は、小児慢性特定疾病患者に対する医療費の公費負担等でございます。  99ページをごらん願います。第2目結核対策費、予算額1億4,314万5,000円。この主な内容でございますが、2の結核患者医療事業1億690万6,000円は、結核患者に対する医療費の公費負担等でございます。  100ページをお開き願います。第3目予防費、予算額5億5,955万8,000円。この主な内容でございますが、4のその他の感染症対策事業4億1,947万5,000円は、肝炎対策事業におけるB型及びC型肝炎ウイルス患者に対する医療費の公費負担等でございます。  101ページをごらん願います。第5目成人病対策費、予算額64億9,614万3,000円、この主な内容でございますが、1の難病対策事業64億8,170万8,000円は、難病患者に対する医療費の公費負担等でございます。  102ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額1億75万6,000円。この主な内容でございますが、1の結核予防事業6,389万2,000円は、結核患者の家族や接触者等に対する健康診断に要する経費等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  引き続き児童家庭課分について御説明いたします。同じ資料の103ページをごらん願います。  第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額763万8,000円は、民間児童福祉施設が借り入れた施設整備の福祉貸付金に係る償還元金及び利子に対して助成を行うものでございます。  104ページをお開き願います。第1項第7目婦人対策費、予算額1億2,454万7,000円は、婦人相談員の配置に要する経費及び要保護女子の婦人保護施設への措置委託に要する経費等でございます。  105ページをごらん願います。第2項第1目児童福祉総務費、予算額3,435万6,000円。この主な内容でございますが、2の児童育成事業3,052万8,000円は、家庭相談員の配置に要する経費等でございます。  106ページをお開き願います。第2目児童措置費、予算額79億3,181万9,000円。この主な内容でございますが、1の保護措置事業73億4,264万1,000円は、要保護児童の措置委託に要する経費や児童虐待防止対策に係る経費、社会的養護を要する児童の自立支援に係る経費等でございます。2の次世代育成支援対策施設整備交付金事業5億8,917万8,000円は、民間児童福祉施設等の施設整備費に助成を行うものでございます。  107ページをごらん願います。第3目ひとり親福祉費、予算額13億6,566万8,000円。この主な内容でございますが、1のひとり親福祉対策事業7億1,331万6,000円は、母子・父子自立支援員の配置に要する経費やひとり親家庭等医療費等助成事業など、ひとり親家庭の福祉に関する経費でございます。2の児童扶養手当支給事業6億5,235万2,000円は、児童扶養手当の支給に要する経費でございます。  108ページをお開き願います。第4目児童福祉施設費、予算額19億9,682万2,000円は、児童相談所及び県立児童福祉施設の運営や整備に要する経費でございます。  109ページをごらん願います。第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額76億4,955万7,000円は、子供の疾病に係る医療費を助成する子ども医療費助成事業や不妊治療に係る経費を助成する特定不妊治療費助成事業など母子保健の推進に係る経費でございます。  110ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額213万4,000円は、健康福祉センターで行う各種相談、指導に係る経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課の米本でございます。  引き続き子育て支援課分について御説明いたします。同じ資料の112ページをお開き願います。  第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額2,084万8,000円は、民間保育所が借り入れた施設整備の福祉貸付資金に係る償還元金及び利子に対して補助する民間社会福祉施設整備資金借入金補助及び利子補給でございます。  113ページをごらん願います。第2項第1目児童福祉総務費、予算額1億971万5,000円。この主な内容でございますが、2、児童育成事業3,902万2,000円は、千葉県子ども・子育て会議設置に係る経費や、事業者の協賛により子育て家庭への割引サービス等を実施する企業参画型子育て支援事業などでございます。3、若者応援事業4,613万8,000円については、結婚から子育てまで応援アプリ及びウェブ開発・運用管理事業、これは電子版チーパスの表示や子育て支援情報の配信を令和3年度から行うための準備などを含むアプリ、ウエブの開発を2年度は行う予定でございます。  114ページをお開き願います。第2目児童措置費、予算額540億2,598万1,000円。この主な内容でございますが、1、子ども・子育て支援事業350億8,632万4,000円は、保育所等に対する運営費の給付や地域における子育て支援事業への助成など、子ども・子育て支援に関する経費でございます。2、保育事業20億9,702万9,000円は、民間保育所等が国の基準を上回って保育士を配置した場合の経費に対して助成する保育士配置改善事業などでございます。3、保育所整備促進事業4億6,000万円は、待機児童の早期解消を図るため、国の助成で行う保育所の施設整備費に県が独自に上乗せを行い、保育所の整備を促進するものでございます。4、賃貸による保育所・小規模保育事業所緊急整備事業5億5,000万円は、保育の受け皿整備と待機児童解消を加速するため、賃貸物件を活用した保育所・小規模保育事業所を新設、定員拡大のために改修する場合、その費用の一部を助成するものでございます。5、安心こども基金事業4億388万1,000円は、国の交付金により造成した基金を活用して実施する認定こども園の保育所部分の整備費の助成などでございます。  115ページをごらん願います。6、千葉県保育士処遇改善事業17億9,800万円は、保育士の確保・定着対策を一層推進するため、民間保育士の給与に上乗せ補助を行う市町村への助成を行うものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課の澤田でございます。  引き続き高齢者福祉課分について御説明いたします。同じ資料の116ページをお開き願います。  第3款第1項第3目老人福祉費、予算額は803億4,422万3,000円です。主な内容でございますが、2、高齢者の社会参加の推進4億8,131万8,000円は、老人クラブの社会活動促進を図るための経費や生涯大学校の管理運営費等でございます。3、高齢者在宅福祉の充実2億337万4,000円は、認知症の早期発見、早期対応を図るための普及啓発や、認知症疾患医療センターの運営費を初めとする認知症支援事業や高齢者虐待防止対策等に要する経費でございます。4、高齢者施設福祉の充実61億3,588万5,000円は、特別養護老人ホームを初めとする高齢者福祉施設の整備等に要する経費でございます。  117ページをごらん願います。5、介護保険事業682億3,774万9,000円は、介護保険法に基づく介護給付費県負担金や地域支援事業交付金等に要する経費でございます。6、地域医療介護総合確保基金事業52億7,383万6,000円は、市町村が行う小規模な介護施設の整備や介護事業所における介護ロボットやICTの導入支援等に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 萩原障害者福祉推進課長。 ◯説明者(萩原障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の萩原でございます。  引き続き障害者福祉推進課分について御説明いたします。同じ資料の118ページをお開き願います。  第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額2億5,970万5,000円。この主な内容でございますが、繰出金1億3,741万円は、一般会計から特別会計心身障害者扶養年金事業への繰出金でございます。3、施設整備・福祉の充実1億2,070万7,000円は、我孫子市にあるけやきプラザの運営に要する経費でございます。  119ページをごらん願います。第2目障害者福祉費、予算額71億5,110万5,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進4億3,189万7,000円は、千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンター等運営事業、障害者条例、障害者差別解消法関連事業等でございます。2、地域・在宅福祉の充実67億1,920万8,000円は、重度心身障害者(児)医療給付改善事業等でございます。  120ページをお開き願います。第6目社会福祉施設費、予算額4,536万4,000円は、2カ所の障害者相談センターの運営に要する経費でございます。  121ページをごらん願います。第9目千葉リハビリテーションセンター運営費、予算額2,200万円は、高次脳機能障害支援事業に要する経費でございます。  122ページをお開き願います。第2項第2目児童措置費、予算額3,145万2,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進2,738万円は、療育手帳交付事業等に要する経費でございます。  123ページをごらん願います。第3目ひとり親福祉費、予算額1,941万1,000円は、特別児童扶養手当の支給に要する経費でございます。  124ページをお開き願います。第4款第1項第4目精神保健福祉費、予算額86億8,670万1,000円。この主な内容でございますが、1、精神疾患患者医療事業86億4,755万7,000円は、通院患者の医療費等、2、自立と社会参加の促進1,617万6,000円は、ひきこもり地域支援センター事業等、3、地域・在宅福祉の充実2,296万8,000円は、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築推進事業等に要する経費でございます。  125ページをごらん願います。第7目精神保健福祉センター費、予算額1億3,752万8,000円は、千葉県精神保健福祉センターの運営費でございます。  126ページをお開き願います。第3項第1目保健所費、予算額1,287万8,000円は、保健所における精神保健福祉事業に要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 野澤障害福祉事業課長。 ◯説明者(野澤障害福祉事業課長) 障害福祉事業課の野澤でございます。  引き続き障害福祉事業課分について御説明いたします。同じ資料の128ページをお開き願います。  第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額4,925万3,000円。この主な内容でございますが、2、施設整備・福祉の充実4,580万3,000円は、民間社会福祉施設が既に借り入れた施設整備資金への補助に要する経費でございます。  129ページをごらん願います。第2目障害者福祉費、予算額254億8,887万2,000円。この主な内容でございますが、1、自立と社会参加の促進244億7,341万1,000円は、自立支援給付費負担金、市町村地域生活支援事業及び障害者グループホームの支援に要する経費等でございます。2、地域・在宅福祉の充実4億6,073万1,000円は、更生医療等給付費負担金、補装具費支給負担金等でございます。3、施設整備・福祉の充実5億5,473万円は、社会福祉施設等施設整備事業、袖ケ浦福祉センター利用者受入等支援事業等の経費でございます。  130ページをお開き願います。第8目袖ケ浦福祉センター運営費、予算額6億9,392万8,000円は、千葉県袖ケ浦福祉センターの指定管理料等でございます。  131ページをごらん願います。第9目千葉リハビリテーションセンター運営費、予算額18億5,089万4,000円は、千葉リハビリテーションセンターの指定管理料、施設等の整備に要する経費でございます。なお、3、債務負担行為2億8,700万円につきましては、センターの基本設計等業務委託のために設定しているものでございます。  132ページをお開き願います。第2項第2目児童措置費、予算額77億8,480万3,000円、この主な内容でございますが、1、地域・在宅福祉の充実1億6,656万6,000円は、障害児等療育支援事業、発達障害者支援センター運営事業等でございます。2、施設整備・福祉の充実76億1,823万7,000円は、障害児施設措置費、障害児の通所に係る給付費等県負担金等でございます。
     以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 山本保険指導課長。 ◯説明者(山本保険指導課長) 保険指導課の山本でございます。  議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算の保険指導課分について御説明させていただきます。同じ資料の133ページをごらんください。  第3款第1項第3目老人福祉費の予算額は618億9,846万9,000円でございます。この主な内容でございますが、上から2行目にございます高齢者の医療の確保に関する法律に基づきます後期高齢者医療給付費負担金497億円等でございます。  134ページをお開きください。第5目国民健康保険指導費の予算額は468億8,704万3,000円でございます。この主な内容でございますが、国民健康保険法に基づきます国保経営安定化対策事業や国保の広域化に伴い一般会計から特別会計へ国民健康保険事業の運営に必要な金額の繰り出しを行います下から2行目の特別会計国民健康保険事業繰出金326億円等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  引き続きまして議案第1号令和2年度千葉県一般会計予算の医療整備課分について御説明させていただきます。同資料136ページをお開きお願いします。  第4款第1項第5目成人病対策費、予算額1億3,819万6,000円。この主な内容でございますが、介護老人保健施設整備資金利子補給事業補助5,414万6,000円は、施設の整備を行う者が社会福祉医療事業団──現在の福祉医療機構でございますけども──から借り入れた資金に係る支払い利息に対して助成を行うものでございます。3つ目の地域医療介護総合確保基金事業8,390万円は、当該基金を活用し介護老人保健施設の開設準備に要する経費に対して助成を行うものでございます。  続きまして、137ページをごらん願います。第4款第4項第1目医務費、予算額56億8,216万4,000円。この主な内容でございますが、2、医療整備管理事業16億5,974万6,000円は、適切な医療提供体制の維持を図る医療機関整備対策事業や周産期母子医療センターの充実強化等を図る周産期医療対策事業を行うものでございます。3つ目の救急医療対策事業24億5,649万4,000円は、救急医療体制や災害医療体制等の確保を図る事業でございます。4つ目の地域医療介護総合確保基金事業15億293万円は、当該基金を活用し、医療分野におけるさまざまな課題に対応していくため、医師修学資金の貸し付け等を行う医師確保対策事業や地域医療提供体制の確保を図る医療機関整備対策事業等を行うものでございます。5つ目の債務負担行為でございますが、9,000万円は、夜間、休日に救急に関する電話相談を行う救急安心電話相談事業について、令和2年度から令和4年度までの債務負担行為を設定するものでございます。  続きまして、138ページをお開き願います。第4款第4項第3目保健師等指導管理費、予算額15億341万円。この主な内容でございますが、2つ目の地域医療介護総合確保基金事業12億9,047万6,000円は、当該基金を活用し、看護師等養成所の教育を充実させるための助成を行う看護職員養成力拡充強化対策事業や、院内保育所による看護師等の離職防止等を図る看護職員定着促進対策事業を行うものでございます。5つ目の債務負担行為でございますが、1,600万円。看護職員研修事業において、隔年で実施しております教員養成講習会について、令和3年度の実施に向けて令和2年度から準備を行うため、債務負担行為を設定するものでございます。  続きまして、139ページをごらん願います。第4款第4項第5目保健医療大学費、予算額5億6,215万2,000円は、保健医療大学の運営に係る経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課の松本でございます。  引き続き薬務課分につきまして御説明をさせていただきます。同じ資料の140ページをお開き願います。  第4款第1項第1目公衆衛生総務費、予算額1,039万2,000円でございます。この内容は、薬務課の運営費で、新型インフルエンザ対策事業といたしまして、感染の可能性が高い発生国からの帰国者や国内患者と濃厚接触者の診療のため、各地域の病院に設置する帰国者・接触者外来に必要となる医薬品や資材等の更新、保管管理に係る費用でございます。  次に、141ページをごらんいただきます。第3目予防費、予算額4億7,524万8,000円でございます。この内容は、新型インフルエンザ対策といたしまして、抗インフルエンザウイルス薬の購入及び保管管理に係る経費でございます。  142ページをお開き願います。第2項第2目環境衛生指導費、予算額2,749万3,000円でございます。この主な内容は、水質管理事業でありまして、衛生研究所で実施する飲料水の水質検査機器に係る経費等でございます。  次に、143ページをごらん願います。第4項第4目薬務費、予算額1億5,760万3,000円でございます。この主な内容につきましては県内で製造、販売される医薬品等の品質や安全性を確保するため、薬事監視指導事業、献血推進事業、覚せい剤等薬物乱用対策事業に係る経費等でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課の小山でございます。  引き続き第1号議案の衛生指導課分について御説明いたします。同じ資料の144ページをお開き願います。  第4款第2項第1目食品衛生指導費、予算額4億140万4,000円。この主な内容でございますが、4、食品衛生検査事業9,698万8,000円は、各保健所及び衛生研究所において食中毒及び残留農薬などの検査を行うための費用でございます。6、食肉衛生事業9,708万2,000円は、食肉衛生検査所における運営費及び屠畜検査などを行うための費用でございます。7、動物愛護管理事業1億3,992万1,000円は、動物愛護センターにおける運営費及び飼い主のいない猫の繁殖を防ぐために市町村が実施する経費に対する補助などの費用を計上しております。  145ページをごらん願います。第2目環境衛生指導費、予算額5,370万9,000円。この主な内容でございますが、1、環境衛生営業指導事業4,317万2,000円のうち、千葉県生活衛生営業指導センター指導助成費補助金2,730万円は、生活衛生関係営業者の経営指導、相談事業等に係る経費の補助でございます。3、新型インフルエンザにおける広域火葬事業337万8,000円は、各健康福祉センターで備蓄している非透過性納体袋の更新に要する費用でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 大きく4点お伺いしたいと思います。  初めに、児童相談所、虐待防止の取り組み等についてです。児童相談所運営監査事業というのが新年度新たに盛り込まれていますが、この事業の目的、そして具体的にどのような形で進めていくのか。  次に、児童相談所専門機能強化事業について、専門家から協力・助言を得るとしていますけれども、登録者の状況、どういった方が登録しているのか。また、活動状況について伺います。  次に、児童虐待防止医療ネットワーク事業、平成27年度からの事業ですが、こちらの事業の相談・助言事業の実績はどうか。また、地域の協力病院ネットワークはどのように広がってきているのか。  以上、まとめて御質問いたします。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  まず、児童相談所の運営監査事業についてでございますが、監査は子ども虐待対応マニュアルですとか過去の検証で指摘された事項が適切に履行されているか、書類の確認だけではなく、職員のヒアリングや所内の会議等への参加を通じて運営全般をチェックするとともに、児童相談所の運営に対する助言や指導を行うこととしているものでございます。運営監査委員は、死亡事例等検証委員会の委員など、弁護士や有識者6名程度を予定しており、来年度は2カ所の児童相談所の監査を行う予定でございます。  続きまして、児童相談所専門機能強化事業ですが、児童虐待対応専門委員の登録者数は、令和元年8月19日現在ですが、医療系が9名、心理福祉系が25名、司法系が7名の計41名となっております。活動実績でございますが、医療系が25回、心理福祉系が40回、司法系が2回の計67回となっております。事例検討会のスーパーバイズですとかケースカンファレンス、保護者へのカウンセリング、対応困難な児童や保護者に対する指導方法の助言などを行っていただきました。  続きまして、医療ネットワーク事業についてですけれども、直近の実績になってしまいますが、平成29年度の相談・助言件数は22件、平成30年度の相談・助言件数は112件と件数はふえてきております。本事業は、千葉県こども病院を中核病院として行っておりますけれども、地域協力病院が7カ所ございます。近年は、このこども病院及び地域協力病院で地区部会を立ち上げて、全体会のほかに地区部会ごとで勉強会や情報交換会を開催するなどの活動が広がってきております。この勉強会には、医療関係従事者だけでなく地方検察庁や弁護士、警察関係者や法医学教室などの方々から参加をいただいておりまして、顔の見える関係づくりにもつながっていると思っております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。児童相談所の体制強化はもちろんですけれども、やはり専門職がなかなか思うように確保できないという現状もあります。児童相談所だけではなく、やはり周りのさまざまな医療関係、また市町村、地域のネットワークづくり、そういったあらゆる方面での事業を展開していただきまして、児童虐待防止に着実につなげていただきたいと思います。  それで、関連してお伺いしますが、いわゆる親権停止請求や一時保護の不同意に対する裁判所への請求件数はどのように推移しているのか。また、児童相談所への不服申し立て等の審査請求の件数の状況についてもお答えいただければと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  親権停止請求や一時保護不同意による裁判所への請求件数でございますが、親権停止請求は平成28年度で4件、平成29年度はゼロ件、平成30年度は1件となっています。また、保護者が里親委託や施設入所について不同意の場合は、また裁判所への請求をしますが、平成28年度が14件、平成29年度が11件、平成30年度が30件となっております。一時保護が不同意で2カ月を超える場合の裁判所への請求につきましては、平成30年度から行われておりますが、件数につきましては、申しわけないですが、把握しておりません。  次に、児童相談所への不服申し立て等の審査請求の件数ですが、児童相談所を処分庁とする審査請求の件数は、平成28年度が4件、平成29年度が10件、平成30年度が12件となっております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。やはり昨年の野田の事故を受けて、この間、検証を行ってこられました。そして野田のほうからも県に対する要望というのがたくさん挙げられていると承知しております。今お答えの件数聞きましても、やはり保護者の同意を得られなかったり、不服を申し立てる方がふえているということであります。何よりも、まずは子供の命、その命を守るために最大限、親権の停止って大きな重大なことではありますけれど、そういったことも先ほどの専門家の方からのいろいろ助言であるとか、ネットワーク、医療関係者、司法関係者、全ての方々との協力関係を築いていただきまして、新年度においてしっかりと虐待の防止、数を減らしていく、ゼロにしていく、そういった気構えでお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、保育環境の整備についてお伺いします。新年度において、県は市町村の保育事業をどのように支援していくのか。保育士の処遇改善や離職率を防ぐための処遇改善事業ということも行っておりますが、その政策効果はどのようになっているのか。  3点目として、保育施設の整備目標と進捗状況についてお答えください。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課でございます。  まず、新年度、市町村の保育事業の支援につきましては、予算面でいきますと、市町村で行いたい施設整備等につきましては、御希望の額を確認した中のものはほぼ予算としては計上できているというふうに考えております。その他県で行っております保育士の確保、定着に係る研修であったり、センターの運営であったり、そういったものについても予算上の確保はできておりますので、あとこれをしっかり運営していくと。また、市町村からの御相談等につきましては、助言する、あるいは市町村間のネットワークを顔の見える関係を築いていくといったことに助力していきたいと考えております。  保育士処遇改善事業も単独の事業でございますが、こちらも対象人数1万5,700人、予算が17億9,800万円と、今年度を上回る額も計上してますし、保育士配置改善事業についても増額になっておりまして、11億8,200万円という計上の状況でございます。  それから、保育士の処遇改善、離職率等につきまして、まず離職率は、申しわけないんですが、把握しておりません。処遇改善の給与の関係なんですけれども、国の賃金構造基本統計調査では、県内保育士の月額給与、平成29年、処遇改善事業を県が始める前というか、その年の後半から始まってますので、その前段、29年で22万6,300円、平成30年には25万1,300円という状況で、2万5,000円の上昇が見られておりますので、効果は上がっているものと考えております。  以上です。  失礼しました。保育施設の整備目標と進捗状況になりますけれど、現在の千葉県子ども・子育て支援事業支援計画で平成31年4月までの整備目標につきましては、認可保育所1,065カ所、定員10万1,360人、それから認定こども園が175カ所、保育所部分の定員で1万3,891人というふうに目標としてはなっておりました。これに対して実績が31年4月1日現在、認可保育所で1,050カ所、定員9万8,023人、それから認定こども園は178カ所、保育所部分の定員が1万4,823人となっております。保育の確保方策としては、この認可保育所、認定こども園のほかに、市町村のほうで行っております小規模保育事業所、また、事業所内保育所の地域枠部分などもカウントされますので、こういったものを含めますと、保育の受け皿として総定員12万4,235人の確保ができておりまして、計画の目標値が12万3,078人でしたので、上回る状況にはなっております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。計画を上回る目標達成ができているということなんですけれど、新年度、ことし4月1日時点での待機児童数の見通しなどはわかりますでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 現在新しい計画を立てている中で、各市町村もそれぞれ立てております。そういったものを集計しまして、今考えてしっかりまとめているところなんですが、暫定値ではございますが、今の見込みといたしましては、ことしの4月1日時点、保育所等の待機児童数は約500人ぐらい生じてしまうのではないかというふうに見込んでいるところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 なかなか厳しい見通しが今示されましたが、来年の令和3年4月1日時点で待機児童数がゼロという目標が、大きな目標がありますけれども、先ほどの質問と重なるかもしれませんけれど、500人の待機の見通しを踏まえて、それを来年までゼロにしていく、それについて特段の新年度の取り組みはあるんでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 令和3年4月1日、待機児童ゼロに向けてということで国も言っておりますし、県としても市町村とともに頑張っていきたいということで取り組んで、これまでも取り組んではおりますが、令和2年度、例えば保育所等の整備につきましては、133施設の整備を見込んでおりまして、約5,700人の定員増が見込まれるだろうということでの予算措置をしているところでございます。その他、保育士の不足というようなこともお声を聞いておりますので、そういったところにつきまして、保育士・保育所支援センターであったり、あるいは保育士の修学資金貸し付けであったり、こういったものを駆使しながらしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。
    ◯入江晶子委員 ありがとうございます。お答えにありましたように、箱物の施設整備だけではなかなか待機児童も減らせないと。保育士の確保ということも大きな障害というか、それをクリアしなければ受け入れ体制も整わないということですので、引き続き市町村が中心の保育事業ではありますけれども、県として研修、そして子供たちの安全、そういったことを確保できるような環境整備に向けて、市町村と連携して取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、3点目ですけれど、医療的ケア児の支援について伺います。先ほどの予算では132ページに医療的ケア児等地域支援体制構築支援事業という新しい事業が盛り込まれております。この事業の狙いについて教えていただきたいということと、あわせて、思い起こすと昨年の秋の台風、豪雨災害では長期の停電がありました。そういった中での医療的ケアが必要なお子さんたち、また、そういった方々を支援するための体制はどうだったのか、どのような課題が見られたのか。そして、それを踏まえて、今後県としてどのように県内の支援体制を整備していくのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 野澤障害福祉事業課長。 ◯説明者(野澤障害福祉事業課長) 障害福祉事業課長、野澤でございます。  まず最初の新年度の新たな事業でございますけれども、こちらにつきましては、医療的ケア児の方が地域において必要なサービスを受けられるようにするためには、市町村等の地域におきまして医療、福祉、行政等の関係機関が連携されるという体制が非常に重要と考えておりまして、この市町村の協議の場の設置を検討しています2カ所の市町村等におきましてアドバイザーを派遣し、協議の場の設置を後押しするモデル事業を実施したいと考えております。加えて、県内の全ての市町村を対象に、医療的ケア児に関する理解を一層深めていただきます研修事業を実施したいと考えております。  昨年度の風水害、台風等の被害の件でございますけれども、市町村におきましては、県で実施しました実態調査データを流しまして補足的に活用いただきまして安否確認をしていただいたということもございました。一方で、在宅の医療的ケア児を抱える家族の方々につきましては、経験したことのない長期の停電だったということで、その対応ですとか避難に非常に戸惑ったという話も聞いております。昨年の12月に県の地域協議会においても、そのことについて議論というか意見を伺いました。やはりその中でも、市町村におきまして災害時の対応等について1つのテーマにした検討というものを協議会等の場で行っていく必要があろうというふうに県としては考えておりまして、そういったこともございますので、この新事業を活用しながら後押ししていきたいと考えているところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。県内全体的にケアの支援体制を構築していくための事業ということが理解できました。そして、あわせて国のほうで先行して医療的ケア児保育支援モデル事業というのが県内の市町村でも昨年から始まったと聞いております。  そこでお伺いします。県内における実施状況と新年度においての見通し、見込みについてお聞かせください。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課でございます。  医療的ケア児保育支援モデル事業につきましては、令和元年度、松戸市、佐倉市、習志野市、浦安市、匝瑳市及び山武市の6市が国の採択を受けまして事業を実施しているところでございます。令和2年度につきましては、引き続きこの6市が実施を予定していると伺っておりますが、正式には、今後国の採択を受けるという状況になります。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。やはり一番災害時に支援を必要とする方々の中の医療的ケア児でありますので、早くその支援体制というものを県が後押しして構築していただくように、これはお願いしておきたいと思います。  それから、最後、新年度予算の最後になりますが、災害医療について、全般についてお伺いしたいと思います。昨年の風水害の災害を受けての検証結果が出されました。保健医療分野でも検証委員会で議論されておりましたけれど、そういった検証結果を踏まえて、新年度における新たな取り組みがこの予算に盛り込まれているのかどうか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課でございます。  先般の災害を踏まえた検証会議におきましては、災害医療本部の災害発生直後から長期化を見据えたシフト体制、こういったものに無理が生じていたんではないかということが課題で挙げられたところでございます。これらの課題を踏まえまして、災害の発生直後から長期の災害にも対応できるよう、医療整備課職員対象にEMIS、こちら情報収集のためのツールでございますが、こちらの操作研修などを実施したところでございまして、今後も人事異動等によって職員の入れかわりございますけれども、こちらにも対応するために、来年度以降も定期的にこういった研修をしっかり行い、体制を整えてまいりたいと考えております。  また、今回の予算の中にもありますけれども、災害医療の体制整備事業の中で、こちら大規模訓練等の予算等も中には盛り込まれてございますけれども、今後、さらに想定し得ない災害にも迅速に対応できるよう、来年度、時期は未定ですが、少なくとも3つ訓練を予定しておりまして、この実践的な訓練を通じまして、職員及びDMATを初めとした関係者の災害対応能力の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。災害はいつやってくるかわからないということで、喉元過ぎると私たち忘れがちではありますけれど、今回、大変未曽有の災害が千葉県を襲った、これを今後につなげるために、さまざま医療整備課だけではなくて福祉部門との連携、さまざまDWATなどの取り組みも本格始動すると聞いておりますので、新年度において災害医療、万全の体制にしていただくようにお願いいたします。  以上で質疑を終わらせていただきます。 ◯委員長(三沢 智君) その他。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 新型コロナウイルスの対応、病院や福祉施設の皆様、本当に県の職員の皆様、本当にお疲れさまでございます。心から敬意を申し上げたいと思います。  また、野田の小学校4年生の女児虐待死事件、もう連日のように報道が続きまして、胸痛めているところでございます。県民の皆様もそうだと思います。そうした角度から、命と人権を守れということで、新年度予算、幾つか審議をさせていただきたいと思います。  大きくは子供をめぐる問題で、学童保育の問題、それから児童虐待防止の問題、県立生実学園の問題、まず子供をめぐる問題3つということで質疑をさせていただきます。  学童保育についてですけれども、本会議でも千葉県の学童保育所の待機児童数が去年5月1日で千葉県1,576人ということで、全国で3番目に多いということも明らかになっております。これ新年度予算計上されてるわけですけれども、この新年度予算の中で、特に学童関係者に聞いたところ、これを本当に解消していくためには、もちろん学童をふやしていかなければならないわけですが、学童で働く支援員、補助員の雇用がなかなか確保できない、不足だというようなことを現場では聞いております。新年度、そうした現場の声を受けて何らかの支援、これ県として盛り込んでおられるのかどうなのかお聞かせいただきたいと思います。この全国3番目に多い学童の待機児童数、これは過去最多ということでよろしいでしょうか。これもお聞きします。  そして、先ほど保育所の児童の待機児ゼロのことが議論されましたけれども、では、学童保育所の待機児ゼロにする、その目標年度というのはいつでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。  次に、児童虐待防止についてなんですけれども、これ新年度の予算の中で、私どもも県のほうも、それから議会としても、児童相談所の体制強化、もちろん職員さんの増員、もちろんです。児童相談所そのものをふやしていく、増設をしていく。審議会の御議論では2カ所程度必要だということになっているようなんですが、これもまだ議論の最中だとはわかっておりますけれども、新年度予算で児童相談所をふやす、そういう予算、これどこかに例えば調査費とか会議費とか用地取得費とか、そういった形ででもこれ盛り込まれていないのでしょうか。  それから、県内では建てかえが長寿命化計画で決まっている県立児童相談所がありますよね。多分2カ所、柏児相も含めてだったと思いますが、その建てかえて新しくして本当に体制強化できる、その建てかえ予算というのはこの新年度予算に盛り込まれているのか、これお聞きをしたいと思います。もし盛り込まれていないということであれば、その理由についてもお聞かせください。  そして、確実に新年度予算で私も認識をしているのは、県立各6児相の一時保護所の定員をふやすということだと思います。各6児相、今現在、定員が何名で、それぞれ新年度予算で何名までふやすのか、6児相ごとに。そして、県立全体で定員は115名だと思いますが、どこまで新年度の予算で確保できるのか、増員できるのかということをお答えいただきたいと思います。  それから、子供の問題では最後になりますが、県立生実学園、これ老朽化ということを聞いております。ただ、先ほどの予算のあれ見ますと、余りふえてないというか、減っていたかな、どうでしょう。余りふえていないか減っていたか、ちょっと先ほどの予算の説明、どのように県立生実学園、建てかえ増築というか、建てかえが必要だと私は思ってるんですが、新年度予算にはそうした予算は入っているのか、県のお考えはどうか、お聞かせいただきたい。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課でございます。  まず、放課後児童クラブ、いわゆる学童につきまして、支援員や補助員が不足しているんじゃないかというお話ですが、まずは、とにかく放課後児童支援員になるためには要件がございまして、そういった認定研修も受けてなくてはいけないというのが、この4月からもう始まりますので、その部分につきまして、研修を実施するのが県が実施するということになっておりまして、その部分につきましては、令和2年度の当初予算案に約1,000人分の研修をできる経費を計上しております。ですので、支援員の養成という意味ではしっかりやっていきたいと。  それから、なかなかなり手がいないんじゃないかというお話などもありますので、この辺のマッチング等につきましては、今後ちょっと考えていきたいなというふうに考えております。  それから、待機児童の最多につきましては、昨年ではなく平成30年5月1日現在で1,602人ということで、把握している限りでは、この人数が一番多かったということでございます。  それから、放課後児童クラブの待機児童数をゼロにするという目標につきましては、現在国でプランをつくっておりまして、その中では、2023年度末まで、令和5年度末までということでしておりますので、県としてもそういった方向では考えたいと考えております。何とか取り組んでいきたいなというふうには考えているところでございます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 1,602人が待機児、過去最多ということで、いずれにしても過去最多になっているということですよね。     (「30年」と呼ぶ者あり) ◯みわ由美委員 平成30年。平成30年が過去最多で、それよりは少し減っているけれどもという、わかりました。いずれにしても非常に多いと。全国で3番目というのは今の現状だと思います。御存じのように、もう新型のコロナウイルスの関係で学童が大きな役割を果たしている中で、待機者、待機児童の御家庭では、子供たちも今大変な状況になっているので、一刻も早く、やはり解決をしなければならない。しかし、先ほどの答弁では、新年度研修はやってると。それにお金を出している。それはもう全国どこでもそうなんですよ。県が出さなかったらおかしいので出すのは当たり前。やっぱり不足だという声も聞いているってお認めになったのですが、新年度そういったことを解決するための施策についての予算がやっぱりないのかなと、今改めてわかったんですが、やっぱり少なくとも学童指導員の不足の実態、あと待遇ですよね。待遇、雇用条件、これについての現状を県としてはどう認識をされているでしょうか。例えば介護労働者とか保育の労働者のほうは、保育なんかは県でも実態調査なんかされているというふうに聞いてるんですが、学童の指導員のそうした不足の実態、待遇の実態について、新年度予算の中でもやる、あるいはもし予算が足らなければ足してでも実態調査をするということが必要ではないでしょうか。再度これはお聞きをします。コロナとの関係でも、今本当に頼りになる学童保育所なのでお聞きをしたいと。  待機児ゼロは国のほうで令和5年度末、遅いです。遅いです。全国3番目ですからね、待機児。コロナとの関係で言いましても、もう絶対遅いですよ。先ほど保育所の待機児の計画年度からしたって遅いですよ。千葉県がしっかり頑張って待機児ゼロにする目標を改めて立てていただきたい。そのように思いますが、いかがででしょうか。これが2つ目ですね。  3つ目は、千葉県はかつて小規模学童、10人以下のところに県独自の補助金を出してたんじゃないかという話を関係者から聞いていますが、今出してないと。国が出すようになったから、県はもうそれはいいんだと。それ違うと思うんですね。ぜひ千葉県でも、それと同じ程度かどうかはともかくとして、例えば埼玉県では、千葉県はやってない人件費への補助、支援制度があると聞いています。御存じでしょうか。研究して、やはり新年度予算に盛り込むべきではないでしょうか。学童について質問をさせていただきます。とりあえずお答えください。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) まず不足の実態を調査すべきというお話でしたが、ちょっとこれについては研究させていただきたいということで、今ここでお約束できないところです。  それと、待遇につきまして県の予算でということでございますが、放課後児童クラブにつきましては、市町村において条例をつくったりするなどして基準を定め実施するものですので、うちのほうでは、県としては待遇を調査してそれに対応というのは、現時点ではちょっと考えられないかなというのが担当課としての考えでございます。また状況を見ながらとは思いますけれども、現時点で県の予算でというふうにはちょっとお約束できない状況でございます。  それから、待機児童ゼロにつきまして、5年度末でゼロというのは遅いというのは、今お子様をお持ちの方にとっては、確かに今すぐ何とかというお気持ちは重々承知しているところでございますけれども、施設を整備するとか、人を用意するとか、そういったもので市町村のほうでも一生懸命頑張ってくれておりますので、県は市町村を支援するという立場で動いておりますので、県の一存で、はい、じゃあすぐゼロにしますというお約束はできないような状況でございます。  あと、大規模の部分につきましても、40人を1つの単位ということで、それを超えるものについて解消していくという流れはもちろんございますし、それに向けて施設整備を進めたり等もしておりますので、県はそこのところをしっかり支援していきたいというふうには考えております。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 大規模聞いてないんですよ。市町村をしっかり支援していきたいということを繰り返されるんですけれども、そういうふうにおっしゃるんであれば、やっぱり今、市町村や県民や子供たちが困っているのは、待機児が多いということ、そして今大規模っていうことをおっしゃいましたけれども、そういったことを解消していくことだというふうに思いますので、私は指導員の待遇について、今すぐ県がお金を出しなさいということを今、心では思ってますし、申し上げましたけど、まずその調査をする。待遇について調査をするということを要求したんですね。先ほど不足の実態は研究すると。待遇の実態についてだって、今、介護だとか保育、みんな調査してますよ。ぜひ調査をしていただきたい。これは再度要求をしておきます。じゃあお願いします。学童指導員の不足の問題は研究すると。待遇については、待遇についても調査していただきたいということについて、いかがでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 待遇について調査をということなんですけれども、市町村の状況を確認しまして、県としての調査をするかどうかにつきましては、研究なり検討なりということでお時間をいただきたいと思います。実施するということはお約束できません。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  児童相談所の体制強化についての御質問にお答えします。児童相談所の増設ですけれども、こちらは児童相談所の管轄区域の見直しについて、本年1月20日に社会福祉審議会に諮問し、御審議いただいているところでございます。この審議の中で、管轄人口から勘案すると2カ所の増設が必要だという意見が出ているところでございます。この2カ所につきましては具体的な管轄の範囲をどのようにするかの検討を行い、答申をいただいた上で予算に計上することとされておりますので、来年度の当初予算には含まれておりません。  それから、柏児童相談所、銚子児童相談所につきましては、老朽化に伴う建てかえが千葉県県有建物長寿命化計画のほうで、柏児童相談所につきましては1期で当面の5年間に建てかえで設計を発注する、着手を目指すこととされております。銚子児童相談所につきましては、長寿命化計画の変更が必要ですが、やはり建てかえと、建てかえか移転が必要というような意見が出されております。これらの児童相談所を全て含めまして管轄区域の見直しが終わってから予算を計上しますので、来年度の当初予算には計上されてないというのが理由でございます。  それから、児童相談所、一時保護所の状況でございますが、現在の定員は115名でございますが、中央児童相談所が25人からプラス30名で55人、市川児童相談所が20名から28名に、柏児童相談所が25名から31名に、銚子と東上総には変更はございません。君津児童相談所が15名から27名に増員し、115名から171名に定員増する予定で、こちらにつきましては、令和2年度中に整備を終わる予定でございます。  続きまして、生実学校でございますけれども、生実学校につきましても、千葉県県有建物長寿命化計画の第1期に位置づけられておりまして、当面の5年間、令和4年度までに建てかえに着手することとされております。ですので、現在建てかえのあり方について生実学校のほうで検討しているところでございます。来年度の予算には計上されておりません。  なお、生実学校、もう老朽化しておりますけれども、適切に修繕を行っているところでございます。来年度当初予算におきましては、体育館前の渡り廊下ですとか壁やグラウンド脇の側溝修繕等を予定しております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 児童相談所の増設では新年度には盛り込んでいない。6月だとか、もう本当に速やかに新年度には無理だったけれども、盛り込むと、そういうお気持ちでいらっしゃるのかお聞きをいたします。  県立柏児童相談所建てかえについては、もう前から言ってるわけですよね。前から言ってる。野田を含む柏児童相談所でこうした事件がかかわっていたわけですから、その児相の建てかえのことが1つも出てこないというのは、やはりどうなのかと言わざるを得ないわけですので、ここは再度、非常に新年度に出ていないのは残念であるということを強調し、ここも速やかに盛り込んでいただきたいと思います。それで、6月で盛り込む気持ちがあるのかということは御答弁ください。  一時保護の、今るる県立6児相についてありましたが、例えば柏児相は25名の定員を新年度予算で31名にすると。しかし、柏児相の今年度のピークというか最大は55名まで今入っていたときがあるわけですね。2月1日は38名ですよね。31名に増員したって、38だ、35だ、47だ、55だということで、これはほかについても、君津だってそうですよね。柏についても市川についても、市川は28名になさるけれども、2月1日39名入っていますよね。11月は59名も入ってるわけですよ。これ今コロナの問題で国から通知が出たりなんかしてるじゃないですか。学童とか学校で、1メートルずつ放しなさいと、子供を。濃厚接触はいけませんよというふうなことで出てるんですよね。一時保護所、これどういうふうになってますか。そういった国からの通知がこのような、コロナがなくったって、私どもはかねてから過密だと、だから児相をつくりなさいと、だから建てかえを言ってきたんだけど、コロナの問題が出てきて、今3月、来年4月ですよ。どんなふうに国から通知が出て、県はこれをどう受けとめて、一時保護所でどう実践しようとなさっているのか、それはお答えをいただきたいと思います。  県立生実については、建てかえ、増築が必要だということで、速やかにそれやっていただきたい。要望をしておきます。お願いします。
    ◯委員長(三沢 智君) みわ委員、大きな項目であと何項目ぐらいありますか。     (「もう30分だから、そろそろまとめてください」と呼ぶ者あり) ◯みわ由美委員 あと、介護の問題と障害者の問題、そしてコロナの問題です。 ◯委員長(三沢 智君) それでは、一問一答ではなくて小さな項目をある程度まとめて1回で質問するなど、円滑な委員会運営に御協力お願いいたします。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  児童相談所の増設について、6月補正予算に盛り込むのかという御質問でございますが、予算を計上する時期につきましては速やかに行いますが、そのときが来たら計上したいと考えております。  児童相談所の一時保護所の過密の問題でございますが、確かに171名の定員を超えることもあるかと思いますけれども、出口の支援もあわせて、里親委託の推進ですとか一時保護委託の推進もあわせて検討していきたいと考えております。  コロナウイルスへの感染予防でございますが、過密していますけれども、それを防ぐために虐待親のところに帰すわけにはいきませんので、手洗いですとか、換気ですとか、体温の管理ですとか、そういったものを徹底するよう通知を出すとともに、今月2回ほど保健師を指導に、各児童相談所の職員が受講できるように、保健師さんから指導を行う予定でございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 それをしないために虐待している親のところへ帰すわけにいかない、そんなの当たり前のことなんですよね。もうとんでもないことだと思いますよ。そういうことをわざわざ今言わなくてもいいと。やはり国から全ての子供たちの命と人権を守ろうと、命を守ろうということで国からの通知が来てる。今、去年なんかでも、このような今、県もお認めになったような一時保護の過密実態ですから、例えば1つの布団で2人の子供を寝かせてるというような実態もあるわけですよ。ですから、もう本当に速やかに児相の建てかえと増設を強く求めたいということを要求しておきます。  続いて、介護の待遇、介護事業所の待遇の問題、それから県立の袖ケ浦福祉センターについても新年度予算の中で盛り込まれておりますので、お聞きをしたいと思います。  介護をめぐっては、特養ホームの待機者が非常に深刻であるということで、その原因に、やはり介護従事者の待遇が非常にまだまだ国のほうでも改善をしたとはいえ、劣悪だということがあります。聞いたところ、国のほうは調査をしているけれども、千葉県独自の介護従事者の賃金実態調査、これはやっていないということです。ぜひ独自にやっていただきたい。これは要望しておきます。  それから、県立袖ケ浦福祉センターについては、これはお聞きをしたいと思うんですけれども、この新年度予算でも減ってるんですけどね、指定管理料が。この理由は何でしょうか。県としては令和4年度末までを目標に重度の強度行動障害のある方への支援システムの構築を図るとしながらも、県立袖ケ浦福祉センターについて、指定管理期間の終期、終わるというふうなことをおっしゃって、福祉センターそのものをなくしていくというふうなことも考えておられるのではないかというふうに思うわけなんですが、それについてはどうでしょうか。令和4年度末を目途に終息することも含めというペーパーを障害福祉事業課からいただいております。これについてもお答えいただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) あとはいいんですか。 ◯みわ由美委員 あとコロナの問題。 ◯委員長(三沢 智君) コロナも言ってください。 ◯みわ由美委員 やっちゃいます。 ◯委員長(三沢 智君) 言ってください。それで、答弁者はその間に準備をしていただいて、簡明な答弁をよろしくお願いします。 ◯みわ由美委員 じゃあ、いきます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 コロナウイルス対策については、新年度予算の中で、これはコロナ対策ということで特別の財政措置、これは当然、新年度予算を編成したときには、こうした状況はなかったわけですから、盛り込まれていないと思うんですが、今後やはり追加でやっていくというような必要性があるのかどうなのか、県のお考えをお伺いしたい。  それから、感染症の指定病院にかかわる、これはきのうの予算質疑でも、市立青葉病院ですとか南房総の富山国保病院ですか、指定病院があると思うんですけれども、こうした感染症指定病院にかかわる新年度予算、これについてはどのように盛り込まれているのか。ふえてるのか減ってるのか。それから、帰国者・接触者外来、ここもかなり経費が新たにかかってると思うんですけれども、これについてはどのような財政支援といいますか、国、県絡んでくるんだろうと思うんですけれども、考えておられるのか。  それから、マスクの在庫、県でお持ちであったマスクの在庫が、やはりもう全部出しちゃってないということがあろうかと思います。新年度予算でこうした医療資材というんですかね、こうした在庫については、新年度予算ではどうなっているのか。これは、やはり改めて今回のコロナの問題を受けて、増額をしなければならないのではないかと私は思いますが、いかがでしょうか。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 野澤障害福祉事業課長。 ◯説明者(野澤障害福祉事業課長) 障害福祉事業課長、野澤でございます。  まず、袖ケ浦福祉センターの件で2点、指定管理料の減少の件でございますが、今、袖ケ浦福祉センターでは地域移行を進めるとされておりまして、その定員規模の縮小に伴う減少部分でございます。それから、袖ケ浦福祉センターについて今検討していることに関する御質問だと思いますけれども、平成30年8月に見直し進捗管理委員会からの提言を受けまして、県として県全体の重度の強度行動障害の方の支援体制ですとか袖ケ浦福祉センターについての検討をするように受けておりまして、県としては、利用者の家族を含めた検討会議も設置して検討してきたところです。その整理を踏まえまして、今現状では、県としては重度の強度行動障害のある方については、大規模施設での一極集中でなくして、県内各地の施設で支援を受けられるように体制の構築について検討しているところでございまして、こうした体制構築づくりとあわせまして、民間施設における受け入れ状況等を確認しつつ、指定管理期間の終了時点である令和4年度末を目途に終息することも含めて検討していると、協議していくというふうにしているとこでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課の石川です。  コロナの予算ですけれども、現在、当初予算では感染症予防事業、あるいは結核感染症発生動向調査事業及び感染症予防対策事業において既定の予算で計上して対応してまいります。  次に、指定医療機関でございますが、指定医療機関に関しましても既存の予算で対応しつつ、現在、患者さんにつきましては、指定医療機関外、感染症法におきまして、特別な事情がある場合においては一般の病院も利用可能という法律でございます。通知も改めて国から出ております。その関係で、今後は指定医療機関、あるいは軽症の方は一般医療機関の御協力を得ながら、患者の入院について進めてまいりたいと思っております。 ◯委員長(三沢 智君) 松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  マスク等の予算ということで御質問ございました。新年度予算についての御質問がございました。今回、私ども医療機関に提供しているマスク等につきましては、新型インフルエンザ対策で備蓄しているものにつきまして、各医療機関に保健所を通じて提供しているところでございます。ですから、現在備蓄しているものを出してしまいましたので、それについての補充をまずしなければならないということを考えております。予算につきましては、そういった面で、今後検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 今後検討していきたいということで、やはり簡単におっしゃいますけど、医療現場は大変ですよ。大変ですよ。県立病院、午前中もやらせてもらいましたけれども、今のところ感染症、職員の中から出ていないということで必死の努力がやられてると思いますよ。帰国者・接触者外来、それから受け入れている病院、また、マスクの問題は新型インフルで対応してるって言ったけど、介護施設とか福祉施設、老人施設、ここだって大変なやっぱり状況で今頑張っておられるわけです。足らないと思いますよ。国のほうと連携しながら、新たな、この今、新年度の予算の編成のときにはありませんでしたけれども、やはり追加予算をぜひ県としても要求をしていただきたい。  最後に、袖ケ浦福祉センター、これは、全国でも新聞でも大きく報道されました。平成25年11月に養育園の利用者が職員の暴行により死亡するという、こういう痛ましい事件があって、今るる検討されてるということの話です。今答弁ありましたけれども、令和4年度末を目途に終息することも含めると、私は同意できません。神奈川県のやまゆり園、ここも悲惨な事件がありましたけれども、一極集中をすればいいとか、そういう話ではなくて、本当に重度障害の方たち、地域に受け皿が十分にない中で、この終息を決めるというのは同意できないということは厳しく言っておきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 済みません。私のほうからは、ちょっと各課の事業について幾つか教えていただきたいと思います。健康福祉指導課の中で行われています生活困窮者自立支援事業、こちら平成28年度から行われているものと思いますけれども、子どもの学習・生活支援事業で、生活保護世帯、就学援助世帯の小中学生等に対しまして学びの場を提供するとともに、新たに相談支援員を配置し、生徒等の生活習慣の改善に関する助言等を行うというものでありますけれども、こちらのこれまでの取り組みと、こちらの児童生徒さんたちに必要な医療ニーズにつなげることができたりであるとか、あるいはまた虐待の早期発見や介入、予防につながった例があるのか、また、対象が高校3年生ということになっております。高校の中退防止などとつながった事例があったりするのか、教えていただきたいと思います。  2点目は、健康づくり支援課の中の自殺対策推進事業についてですけれども、こちらは自殺による死亡率の減少を図るため、相談支援体制を確保するということで啓発、普及を行っていらっしゃるようでございますけれども、昨今の自殺の死亡率全体では、恐らく状況は下がっている傾向にあるのかなと思いますけれども、実際どうか。先般、平成30年度決算で、10代の男女、そして40代、70代の男性の死亡率のほうが増加しているというデータが出ておりました、千葉県のですね。これについては、やはりそれぞれ対策が必要だと思われますけれども、来年度、2020の当初ではどのようなところをターゲットゾーンとして、こちらのふえてしまったところ、減少傾向と、全体とは逆の傾向を示しているところに対する支援のあり方、対策のあり方を教えていただきたいと思います。  続いて、健康づくり支援課の元気ちば!健康チャレンジ・ポイント事業のところについて、こちらスキームを教えていただきたいと思います。どのような目安なのか、サービス内容、あるいは協賛店舗数であるとか対象年代、成果指標、それが禁煙とか禁酒とか、あることをやめることによってポイントが付与されることもあるのか。松戸市の場合、健康診断を受けるとクオカードがもらえたりとかするんですけれども、どのようなことを目的として想定されているのか教えていただきたいと思います。  あと、子育て支援課の子育て支援環境の充実のところは、既に入江委員のほうから御質問ありましたけれども、やはり処遇改善といったところでは、本当に給与アップで保育士さんが保育士としてしっかりと働いていただく。そして定着をしていただいて待機児童解消につなげていくということが大変重要であります。保育士給与は事業をスタートする以前と比べまして、賃金構造基本統計調査、業種別ではどこまでこれが達成してきているのか。離職率のほうはちょっと把握はしておられないということでございましたけれども、どこまで来ているのか、こういったところをちょっと御確認させていただきたいと思います。  それから、同じく子育て支援課ですけれども、子育て応援!チーパス事業のほう、こちら企業等の協賛によりサービスが受けられる子育て応援事業ということで、15歳までということで、私も利用させていただくこともあります。ありがとうございます。チーパスの、今回は電子化の準備に入る、スタートしますということで御案内いただいておるところでありますけれども、今後、アプリを開発したとき、アプリ利用者にとって個人情報の保護の状況は大丈夫なのか、行政としてデータの売買を行うことはないのか、こういったところについてちょっと御確認をさせていただきたいと思います。  最後に、御説明資料の116ページにございました高齢者福祉課の中の高齢者施設福祉の充実ということで、こちら多くの事業を挙げていただいております。これは高齢者と住まいという観点から、本当に重要な事業と考えます。高齢者福祉課と県土整備部の住宅課のところで千葉県高齢者居住安定確保計画というものを策定をされ、そろそろ新しい計画を立てていかなければいけない状況に入っていると思います。今回の当初予算のほうで達成見込みの数値目標がどこまで達成できるのかということを教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) 田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課でございます。  初めに、生活困窮者自立支援事業の中の子どもの学習・生活支援事業についての御質問でございます。この事業は、いわゆる生活困窮世帯の子供を対象にいたしまして、学びの場を提供する事業でございますけれども、いわゆる教科の学習指導に加えまして、子供やその保護者に対する相談支援というものも行っております。相談の内容は、主に進路ですとか生活習慣に関するものというものが中心でございまして、今のところ医療ニーズにつなげたり、あるいは虐待の発見に至ったと、あるいは直接それで高校の中退防止につながったというケースは聞いておりませんけれども、来年度は2つの圏域において新たに相談支援員を配置いたします。そういったことによりまして相談支援の充実に取り組んでいきたい。また、高校生に対する支援についてもしっかり充実させてまいりたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課でございます。  私のほうからは自殺対策推進事業、それから元気ちば!健康チャレンジ・ポイント事業について、続けて答弁をさせていただきます。  まず、1つ目の自殺対策推進事業について、自殺による死亡率の昨今の状況ということでございますが、人口10万人当たりの自殺者数をあらわす自殺死亡率は、本県では2018年に男性が23.9、女性が9.7、合わせて16.8となっており、経年的に見ますと、2012年から緩やかに減少しておりましたけれども、2017年からは横ばいという状況になってございます。  続いて、10代男女と40代と70代の男性の死亡率が増加しているということで、それぞれの対策についてということでございますが、まず10代の男女につきましては、自殺の動機が学校問題と家庭問題に起因していることが多く、県では、昨年度よりインターネットで、「死にたい」などの自殺願望といった検索に対しまして、相談窓口を表示する検索連動型広告というものを実施しております。このほか県教育委員会におきましては、昨年の夏、高校生を対象にSNSを活用した相談事業を実施しているところでございます。40代と70代でございますが、自殺の動機は健康問題が最も多く、経済・生活問題と家庭問題がそれに続いているということでございます。県では、特定のこの年代に限って対策をしているわけではありませんけれども、悩みを抱える人の気持ちを聞き、適切な専門家への紹介を行う相談支援を行っております。船橋駅前にこころの相談室として立ち寄り処ちば心のキャッチというものを開設しているほか、対面や電話での相談支援活動を行っている市町村や民間団体へ補助を行っております。  続けて、元気ちば!健康チャレンジ・ポイント事業について御答弁いたします。まず最初に、事業のスキームということですが、本事業は県民の主体的な健康づくりへの取り組みを支援するために、各市町村が独自に実施をしている健康ポイント事業の特典に加えまして、県の優待サービスを付与する事業でございます。     (「答弁が長いぞ。ちょっとまとめてやってくれよ」と呼ぶ者あり) ◯説明者(大野健康づくり支援課長) はい。具体的には、市町村が実施をするウオーキングや健康診断、健康教室等に参加をするとポイントがたまり、一定のポイントに達しますと、県が発行する優待カードがもらえ、県内の協賛店で割引などの優待サービスを受けられるというものでございます。  続けて、一定以上の目安についてですが、ポイントは各市町村が独自に定めておりまして、県はこのポイントの付与条件を考慮し、市町村ごとに優待カードの交付基準を調整してまいります。サービス内容につきましては、協賛店ごとに自由に決定していただきますが、商品の割引や景品の贈呈、ワンドリンクサービスなどを想定しております。協賛店の店舗数につきましては、初年度は500店舗以上を目指してまいります。対象者の年代につきましては、県事業の対象者は市町村の事業対象者となっていますために、市町村ごとに異なりますけれども、若い世代から高齢者まで幅広く対象としていただけるように市町村に働きかけてまいります。成果指標につきましては、事業を実施する市町村数、参加者数などのほか、生活習慣に関するアンケート調査での日常生活における歩数の増加、運動習慣者の割合、あるいはがん検診や特定健診の受診率などで事業の成果を検証したいと考えております。  最後に、禁煙、禁酒等でポイントの付与があるかどうかですけれども、これもポイントの付与の対象となる取り組み内容は市町村ごとに定めておりますので、取り扱いは市町村ごとに異なりますが、ある市では、みずから健康に関する目標を立てて実行するという項目がありまして、目標の例として禁煙が挙げられております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課でございます。  まず、保育士の給与の関係でございますけれども、平成29年の県内の保育士と全職種等の比較におきましては、差額が8万3,100円という状況でございました。これが処遇改善事業を行いました後の平成30年6月の状況では、全職種が30万4,200円だったところ、保育士が25万1,300円ということで、5万2,900円と3万円ぐらいの改善が見られたという状況でございます。  それから、チーパス事業の電子化に当たりましての個人情報の保護につきましては、できるだけ個人情報を入手しないような形のアプリを考えております。ただ、チーパスというのは、やはりお子さんの年齢というのが上限が出てきますので、その辺につきましては、生年月日ぐらいはいただかないといけないのかなと。ただ、それもお名前までいただくかとか、個人情報が特定されていくようなつくりにするかというところは極力避けたいなとは今考えている状況でございます。  それから、個人情報等売買の予定はということですが、こういったことは全く考えてございませんので御安心ください。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 澤田高齢者福祉課長。
    ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課の澤田でございます。  高齢者の住まいの関係ですが、当課のほうで策定しております高齢者保健福祉計画、それから住宅課のほうで策定しております高齢者居住安定確保計画については、それぞれ連携をとりながら目標や施策などの整合を図っています。進捗状況につきまして、単年度ごとに当課の高齢者保健福祉計画、評価をしておりますが、30年度、90事業のうち75.5%の事業が目標の80%以上達成したという状況でございます。個々の事業については、済みません。ちょっと手持ちがないので、全体としてそういった状況です。引き続き高齢者の方が心身の状況に応じた多様な住まいが確保できるよう、環境の整備等に努めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございました。それぞれ要望していきたいと思います。  チーパスのほうは安心しました。ありがとうございます。恐らくダウンロードするときにアクセス許可をちゃんとしてねということも大事なのかなと思います。ちょっと市川のほうで匿名加工して販売がスタートしているという情報もありましたので、念のため御確認をさせていただきました。よろしくお願いいたします。  あと、健康づくり支援課の元気ちば!健康チャレンジ・ポイント事業のほうは、市町村のスキームにのっとっていくということでございますので、市町村にさらにやる気を持っていってもらう必要があるのかなと感じました。よろしくお願いします。  加えて自殺対策のほうは、実は就職氷河期であるとか、この後、意見書も出ますひきこもり対策であるとか、こういったところと本当にリンクしているところで、如実にあらわれている気がいたしますので、引き続き来年度も強化していただきたいと思います。  また、10代の男女のところにつきましても、報道ベースでございますけれども、ある日突然であるとか、お友達同士でとか、かなり本当に悲惨な痛ましい自殺の事例がございますので、何としても食いとめていくという思いで協力をお願いいたしたいと存じます。  生活困窮者自立支援事業のほうは、来年度また新たに相談支援員ということで配置をしていただくということでございますので、ぜひ冒頭、質問の中でも要望したところが実現されていくことを期待しております。よろしくお願いいたします。  あと、保育士さんの処遇改善のほうは、もう如実に数字があらわれているということで、引き続きお願いをしたいと思いますが、予算委員会のほうで会派の大川委員のほうからもちょっと申し上げました。国が統一的にやっぱり決めていくということがベストだと思います。ただ、現状走っているところで働く世代、保育もそうですし、学童もそうですけれども、やっぱり預け先がなくなってしまうと、働く世代は本当に悲鳴を上げてしまうというか、もう本当にこの後の日本の経済が本当に立ち行かなくなりますので、ここは行政もしっかりとタッグを組んで結果を出していく、結果にコミットしていくことを要望いたしたいと存じます。  それから、高齢者の住まいのところでございますけれども、こちらは住まい確保のほう、80%計画目標をクリアしていただいているということで安心しております。ただ、やはり本県は本当に高齢化が激しい状況であります。3人に1人が高齢者ということで、元気な高齢者の方が、いざというときに福祉のほうで受け皿をつくっていくことも大事ですけれども、やはり住宅課のほうの……     (「高齢者だから合ってる」と呼ぶ者あり) ◯安藤じゅん子委員 済みません。元気な高齢者。まだサービスは介護とかにまだ結びつかなくても、その手前の方々が、まさに今、160万人元気な高齢者が存在をしている。持ち家率も高い。ただ、40年ぐらいたってしまっている現状を考えますと、昨今大きな災害にも見舞われておりますので、ぜひともこういったところの住まいの確保、高齢者の住まい、災害リスク、こういったところにも、ぜひとも福祉部門も強力に連携をして進めていただきたい。勝負の年になると思いますので、よろしくお願い申し上げまして、質問終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(三沢 智君) そのほかに質疑は。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 他の部局で反対がありますので、反対をします。なお、この健康福祉部について言えば、本会議でも予算の組み替え提案をさせていただきましたが、認められませんでした。ぜひ6項目、組み替え提案をしております。中3までの通院助成費、特養ホームの建設補助金大幅増額などなど6項目、ぜひこうしたことも盛り込んでいただきたい。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。  ここで暫時休憩をいたします。        午後3時16分休憩        ─────────────────────────────        午後3時25分再開 ◯委員長(三沢 智君) それでは、審査を再開します。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第7号令和2年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  議案第7号令和2年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金予算について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料(当初予算案関係)の111ページをごらん願います。  予算額2億8,511万円は、母子家庭、父子家庭、寡婦の経済的自立を図るための修学資金や生活資金等の貸し付けに要する経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第8号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第8号令和2年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  萩原障害者福祉推進課長。 ◯説明者(萩原障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の萩原でございます。  議案第8号令和2年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業予算について御説明いたします。お手元の議案説明補足資料の127ページをごらんください。  本事業は、心身障害児・者の保護者が掛金を納付し、保護者が死亡または重度障害者となったときに、心身障害児・者に終身定額の年金を支給するもので、予算額は7億5,841万8,000円でございます。この主な内容は、本事業の運営を全国的に行う独立行政法人福祉医療機構に納付する保険料や、心身障害児・者に給付する年金等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第8号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第8号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第9号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第9号令和2年度千葉県特別会計国民健康保険事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  山本保険指導課長。
    ◯説明者(山本保険指導課長) 保険指導課の山本でございます。  議案第9号令和2年度千葉県特別会計国民健康保険事業予算について御説明させていただきます。同じ資料の135ページをお開きください。よろしいでしょうか。  こちらは、平成30年度から県が国民健康保険の財政運営の責任主体として特別会計を設置しているものでございます。本事業は、市町村からの納付金や国庫支出金、県からの繰入金等を財源としまして、保険給付に必要な費用を市町村へ交付等行うものでございまして、予算額は5,117億1,003万9,000円でございます。この主な内容は、市町村へ交付する国民健康保険保険給付費等交付金、社会保険診療報酬支払基金に納付する介護納付金や後期高齢者支援金等でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 国民健康保険の県の示した標準保険料率、これ新年度に向けて、以前と比べて保険料率はどれぐらい上がってるでしょうか。金額にして、過去4年前ぐらいと比べて、県平均1人当たりの標準保険料、幾らぐらい上がってるでしょうか、お聞きをいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 山本保険指導課長。 ◯説明者(山本保険指導課長) 保険指導課です。  令和2年度の県民1人当たりの平均の標準保険料につきましては10万7,835円でございまして、令和元年度と比較しまして2,216円増加しております。また、国保が広域化される前の平成28年度と比較いたしますと、7,696円増加しております。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 予算質疑でも国保の問題は現状についてもやらせていただいたんですけれども、やはり構造的な矛盾、所得がない、あるいは少ない、その割には非常に高い国保料。しかし、新年度もまた、過去と比べてもこうやって引き上がっていくということで、一方、市町村のほうでは、法定外の決算補填等を目的とした法定外一般会計からの繰り入れを行っております。しかしながら、県は国の方向、つまり法定外繰り入れについて削減、解消と。「解消・削減を図るべき」という県の運営方針にもこれを盛り込んで、国と同じように圧力をかけているというか、そういうふうに言わざるを得ません。そうなりますと、やはり市町村の保険料が高くなってしまうわけなんですね。伺います。各市町村の法定外繰り入れは、国会答弁でも認めているように、その自治体の判断を尊重すべきです。県の国保運営方針にある「解消・削減を図るべき」という記述はなくすべきではないでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 山本保険指導課長。 ◯説明者(山本保険指導課長) 保険指導課です。  決算補填等を目的としました法定外繰り入れにつきましては、保険給付と保険料負担の関係性が不明瞭になるとともに、被保険者以外の住民に負担を求めることとなるため、解消、削減を図る必要があると考えております。そのため、市町村等との協議を踏まえまして、国保運営方針におきましては、市町村が地域の実情を十分に勘案し、住民の理解を得ながら、計画的な解消、削減に努めることを盛り込んだところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 平行線なんですけれども、やはり今、新型コロナの問題もありまして、健康不安が大きく高まっております。国保加入者、社保や協会けんぽとは違いまして、子供の均等割という異常な仕組みというか負担もあります。ぜひ県が国のほうにばかり顔を向けるのではなくて、市町村や国保加入者、その立場に立って、ぜひ姿勢を転換していただきたいと申し添えます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第9号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第9号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村健康福祉政策課長。 ◯説明者(中村健康福祉政策課長) 健康福祉政策課、中村です。  議案第25号について一括して説明させていただきます。お手元に配付の議案説明補足資料(補正予算案関係)の1ページ目をお開きください。  上段(1)にございますが、議案第25号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第5号)では、需用費の確定などに伴う増減額を計上することにより、計122億6,961万1,000円を減額計上しています。この補正によって既定予算と合わせた健康福祉部の予算総額は3,526億2,137万4,000円となります。課別の内訳は下段(2)のとおりでございます。  2ページをごらんください。科目別の内訳ですが、第3款民生費は101億7,748万5,000円の減額となります。主な内容ですが、第1項社会福祉費において、中段、地域医療介護総合確保基金事業が26億5,534万9,000円の減額です。これは介護基盤整備交付金事業の実績見込み等の減額によるものでございます。その5つ下、社会福祉施設等災害復旧事業が5億9,609万8,000円の増額ですが、これは特別養護老人ホーム並びに障害者支援施設等の災害復旧に要する費用への助成について被災状況の確認が進み、対象施設数が増加したことによるものでございます。また、新たに設備等の復旧費用について助成するものでございます。  3ページをお開きください。第2項児童福祉費については、上から6番目、子ども・子育て支援事業で56億5,072万円の減額ですが、これは保育所などに対する運営費給付の実績見込み額による減額等によるものでございます。  4ページをごらんください。第4款衛生費は20億9,212万6,000円の減額となります。主な内容ですが、第1項公衆衛生費においては、上から5番目、母子保健推進事業が5億6,847万5,000円の減額です。これは子ども医療費助成の実績見込みによる減額等によるものでございます。下から4番目、難病対策事業が5億7,320万9,000円の増額ですが、難病患者医療費等の増額によるものでございます。  5ページをお開きください。第4項医薬費において、上から4番目、医療整備管理事業が5億8,196万1,000円の減額でございますが、周産期医療施設運営費補助事業において国の内示額が減額となったことなどによるものでございます。その3つ下、地域医療介護総合確保基金事業で、実績見込み額による減額により4億8,179万5,000円の減額となっております。  議案第25号の説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  入江委員。 ◯入江晶子委員 2点お伺いいたします。社会福祉施設等災害復旧事業については8億6,925万5,000円ということですが、施設別の対象数はどのようになっているのか。また、12月議会の補正予算でも同じような事業予算が出ておりましたけれど、その後の進捗状況、国の査定の状況などもあわせてお聞かせください。  2点目につきましては、非常用自家発電設備等整備事業につきましても、同様な観点からお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課でございます。  社会福祉施設等災害復旧事業につきまして、児童家庭課所管分についてお答えいたします。児童養護施設が8カ所、乳児院が2カ所、児童自立支援施設が1カ所、児童心理治療施設が1カ所、婦人保護施設が1カ所の合計13カ所でございます。この13カ所は全て協議額が2,000万円未満となっておりまして、災害復旧費の国庫補助査定につきましては、書面による机上査定が行われることとなっております。13施設のうち4施設について協議を行い、うち3施設では、おおむね協議額どおりの金額が認められており、残りの1施設につきましては、3月中旬に再協議を行う予定です。また、残りの9施設につきましては、見積もりが業者からとれてないという理由のため、協議は未定となっている状況でございます。  それから、非常用自家発電設備等整備事業につきましては、児童家庭課は該当ございません。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課でございます。  当課で所管しております保育所、認定こども園等につきましては、今回の補正後で40施設の災害復旧を見込んでおります。12月補正以降の施設の進捗状況でございますが、ただいま児童家庭課からも御説明ありましたように、国の災害査定というのが、まず必要になります。これにつきまして、保育所等につきましては、まだ国の災害査定入っていない状況でございますので、今回計上いたしますもの含め、全額を繰越明許ということで設定をさせていただき、執行は来年度になります。ただ、施設のほうでは復旧を進めていいということになっておりますので、順次していただいてる状況でございます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課でございます。  高齢者福祉施設に関して、まず災害復旧事業ですが、こちらは全体で31施設になります。特別養護老人ホーム11施設、養護老人ホーム4施設、軽費老人ホーム4施設、老人福祉センター4施設、老人デイサービスセンター4施設、地域包括支援センター2施設、介護予防拠点が2施設となって、これが予算上の件数ですが、予算計上後、各事業者から保険である程度対応ができるというようなことから取り下げもございましたことで、現在、国と13施設について協議をしております。事業者における準備が整い次第、令和2年度になるかもしれませんが、今後、国の災害査定を行いまして、その後、補助金が確定、交付というような流れになります。  続きまして、非常用自家発電設備の関係ですが、高齢者施設の関係では、こちらも31施設となります。特別養護老人ホーム27施設、軽費老人ホーム4施設となります。こちらは当初回答あったうち、事業費が500万円以上の支出というような要件がある点、変わったことで、現在、国と21施設についての協議を進めているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 野澤障害福祉事業課長。 ◯説明者(野澤障害福祉事業課長) 障害福祉事業課でございます。  私の所管する施設におきましては、12月補正、2月補正合わせまして、全体として38件の協議申請が上がってきています。入所施設、グループホーム、それから通所、居宅介護等の事業所がそれぞれ上がっております。それから、進捗状況につきましては、先ほど国の災害査定の話ございましたけども、私のところにつきましても、来年度以降に調整されると聞いております。ただ、被害状況について記録を確保しておれば着工して構わないというふうにしておりますので、事業は進んでいるというところでございます。  それと、非常用自家発電につきましては、16件の協議申請を受けております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課でございます。  社会福祉施設等災害復旧事業における高齢者福祉施設のうち、介護老人保健施設分についてでございますが、台風15号、19号、21号、こちらは12月補正、2月補正合わせまして延べ24施設を対象としておりまして、今回の2月補正では6施設分となります。その額が1,237万5,000円ということでございます。12月補正予算で対応した施設の進捗状況については、他の施設と同様で、現在、査定を待っているという状況でございます。  また、非常用自家発電設備等整備事業でございますけれども、こちらについては2月補正で7施設、8,016万円を介護老人保健施設分について計上しているところでございます。  以上でございます。
    ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございました。いずれも国との協議がこれからということですけれども、着実に修繕というか改修に向けて進められているということで安心いたしました。改めて被害の大きさを感じたところです。これからも鋭意協議を進めていただければと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 今、中村課長の御説明だけど、難病対策ですけど、今、難病に指定されてる病気は何種類ぐらいあるんですかね。それをお尋ねしたい。  それと今、発電装置ですけど、どのくらいの発電装置なんですかね。装置1基入れると、1回にどのぐらい時間を継続して使えるものなのかと。今、何カ所、何カ所、何カ所とか、今、佐藤課長のところでは7つ必要だと。その1つでどのぐらいの発電量で、時間はどのくらいもたせるのか、そこらをお尋ねしたい。  それと、高齢者福祉課のほうで、随分数が多いとか、そこらで、それが何時間くらい継続してもつ発電機を用意しようとしてるのか。というのは、今、災害がいろいろ起きると、72時間、それがいろんな助かったり、そういうのの基準が72時間だと。その発電設備は本当にセットして始まったら何時間くらいもつものか。どんなあれか、ちょっと簡単なあれをちょっと説明。  あと、佐藤課長のところで、どのくらいの規模の発電量があるのか。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課長でございます。  こちら非常用電源設備につきましては、施設の規模ですとか、それから医療をやるものであればそれなりの許容量が必要になりますけれども、そうでなければかなり小規模の設備ということになりまして、実はこのもつ時間についてはかなり幅がございます。ただ、数時間から十数時間もつものもありまして、これはタンクですね。給油タンクの大きさにも依存するものでございまして、一概にちょっと時間をお答えすることはなかなか難しいものでございます。ただ、現在、7施設につきましては、この介護老人保健施設分でございますけれども、十数時間から1日程度もつようなものということで聞いてはございますけれども、詳細、また改めてお持ちできればというふうには考えてございます。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課長の石川です。  難病のほうの疾患数、今、333疾患になっております。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 ちょっと時間とって悪いけど、その難病も1回指定されると、もう取り消しにはなんないんだよね、ふえるばかりで。その傾向はどうなってるか。  それと今、発電のほうですけど、今、石油とか重油とか、そういうことしか考えてないけど、経済産業省でいろんな奨励金を出しますよと。プロパン協会へ国の予算が最近出てきてんですよね。それだと油とガス、それを組み合わせて時間をもたせよう。そういう形の機種とか、そういうものも研究してもらいたいと思うんですけどね。これは後でまたね、時間があれですから。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  まず平成27年1月に施行されたときは110疾病でございました。27年7月には306疾病となっております。29年4月には330疾病、30年4月に331疾病で、令和元年7月に2疾病足され、現在333疾病となっております。今のところ333以降は国のほうの審議会の中で見直しも含めて検討はしていますが、今のところ見直したものについてはございません。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 時間来ちゃうからね。今、医療技術だとかいろんな分析とか、ゲノム解析とかいろんなの進んでるわけですよね。技術とか治療とか、その戦略も随分変わってきてるわけ。指定したらそのままになっちゃってるよね。そんなのは県に言ってもしようないけども、よく疾病対策課長に勉強してもらって、いろんな提言をしていただきたいとお願い申し上げまして、終わります。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第31号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第31号令和元年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課の尾関でございます。  議案第31号令和元年度千葉県特別会計母子父子寡婦福祉資金補正予算(第1号)について御説明いたします。お手元に配付の議案説明補足資料(補正予算案関係)の6ページをごらん願います。  内容といたしましては、事業費の確定等に伴い208万1,000円を増額補正し、既定予算と合わせて2億7,998万円とするものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第31号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第31号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第32号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第32号令和元年度千葉県特別会計心身障害者扶養年金事業補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  萩原障害者福祉推進課長。 ◯説明者(萩原障害者福祉推進課長) 障害者福祉推進課の萩原でございます。  議案第32号について御説明いたします。同じ資料の6ページの下段をごらんください。  本事業に係る支出の主な内容は、事業を運営する独立行政法人福祉医療機構に納付する保険料や心身障害児・者へ給付する年金等でございます。本制度の加入者及び弔慰金支給対象者の見込み数の増加により、歳入歳出それぞれ1,542万円を増額補正し、現計予算と合わせ、歳入歳出それぞれ7億5,457万9,000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第32号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手)
    ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第32号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第33号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第33号令和元年度千葉県特別会計国民健康保険事業補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山本保険指導課長。 ◯説明者(山本保険指導課長) 保険指導課の山本でございます。  議案第33号令和元年度千葉県特別会計国民健康保険事業補正予算について御説明させていただきます。同じ資料の7ページをごらんください。  補正の内容といたしましては、事業費の実績見込みを踏まえまして38億9,367万7,000円を増額補正し、既定予算と合わせまして予算額を5,250億9,517万2,000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 議案第9号と同じ理由で反対します。 ◯委員長(三沢 智君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第33号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第33号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第51号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課の田中でございます。  議案第51号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部改正のうち健康福祉指導課の所掌分について御説明をいたします。議案説明補足資料(条例案等関係)の1ページをごらんください。  条例改正の内容でございますが、成田市が建築基準法に基づく特定行政庁に移行することに伴い、千葉県福祉のまちづくり条例に基づく適合証の交付等の事務の移譲対象市町村に、現行の13市に成田市を追加するものでございます。  施行期日は令和2年4月1日でございます。  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  引き続き薬務課分に係る部分につきまして説明をさせていただきます。同じ資料の2ページをごらんいただきたいと思います。  本議案は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律によりまして、覚せい剤取締法が改正されたことに伴いまして追加されました医薬品である覚醒剤原料の廃棄の届け出の受理及び譲り受けの届け出の受理の2事務につきまして、保健所設置市であります千葉市、船橋市、柏市に移譲するものでございます。  また、あわせて覚せい剤取締法、それから毒物及び劇物取締法の改正に伴う所要の規定の整備を行うものでございます。  施行期日につきましては、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の施行日または条例の公布日のいずれか遅い日でございます。  説明は以上です。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課の小山でございます。  同じく議案第51号のうち衛生指導課分について御説明させていただきます。同じ資料の3ページをごらんください。  本改正の概要でございますが、昨年6月に動物の愛護及び管理に関する法律の一部が改正されたことにより事務が追加されたことから、同法に基づく他の事務と同様に、各中核市に権限を移譲するものでございます。具体的には、不適正な飼養により周辺の生活環境を損なう事態を生じさせた者への改善に必要な指導及び助言など10の事務につきまして、船橋市及び柏市を対象に権限を移譲するものでございます。  施行期日は令和2年6月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第51号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第51号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第52号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について議題とします。  当局に説明を求めます。  松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  議案第52号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について、薬務課に係る部分につきまして御説明をさせていただきます。お手元の配付資料、同じ資料でございますが、4ページをお開きいただきたいと思います。  本議案は、いわゆる地域分権一括法によりまして毒物及び劇物取締法が改正され、毒物または劇物の原体を製造または輸入する毒物劇物製造業及び輸入業に係る登録等の事務が国から県に移譲されることに伴いまして、申請手数料の新設等を行うものでございます。  改正の内容でございますが、国から移譲される毒物劇物の原体に係る製造または輸入の登録申請手数料を3万900円とするなど5項目について手数料を定めようとするものです。また、あわせまして覚せい剤取締法の改正に伴い所要の文言の整理を行うものでございます。  施行の期日は本年4月1日、ただし覚せい剤取締法に係る改正の部分につきましては、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の施行日または条例の公布のいずれか遅い日から施行することといたします。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課でございます。  同じく議案第52号のうち衛生指導課分について御説明をいたします。同じ資料の5ページをお開きください。  初めに、1番目の動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正に伴う改正の概要でございますが、昨年6月に動物の愛護及び管理に関する法律の一部が改正されたことによりまして、特定動物に係る手数料の新設を行うものでございます。具体的には、特定動物の愛玩目的での継続飼養等に係る変更許可申請手数料並びに許可証再発行手数料、特定動物が交雑して生じた動物も規制対象とすることに伴う許可申請手数料、以上3項目の新設を行うものでございます。  施行期日は、愛玩動物の継続使用関係が令和2年6月1日、交雑動物関係が公布の日となります。  続きまして、2番目の食品衛生法施行令の一部改正に伴う改正の概要でございますが、昨年10月に食品衛生法施行令の一部が改正されたことによりまして、営業許可業種の表記が変更されることから、使用料及び手数料条例の別表第1の文言の整理を行うものでございます。具体的には、「魚介類せり売営業」や「納(なつ)豆製造業」などの営業許可業種について、常用漢字表に対応した表記にするなどの変更を行うものでございます。  施行期日は令和2年6月1日からとなります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第52号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第52号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第55号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第55号千葉県歯・口腔の健康づくり推進条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課長の大野でございます。  議案第55号について御説明をいたします。同じ資料の6ページをお開きください。  健康寿命の延伸に向けて国の計画が策定されたことや、令和2年度から後期高齢者を対象としたフレイル健診が開始されることに伴い、かむ、飲み込む、話すなどの口腔機能の衰えを防ぐオーラルフレイル対策や、高齢者の低栄養防止対策等を推進していく必要があることから、所要の改正を行うものでございます。  改正内容ですが、1、オーラルフレイル対策等の推進として、1つ、条例の目的に「健康寿命の延伸」を加えるとともに、基本理念に「歯・口腔疾患の予防、早期発見及び早期治療、口腔機能の維持向上を図ること」を加えます。2つ、基本的施策の内容として、「かかりつけ歯科医による定期的な歯科健診・歯科保健指導を受けることについての普及啓発」、「8020運動の推進、8029運動の普及啓発、オーラルフレイル対策の推進」を加えます。8029運動は、80歳になっても、肉類を初め良質なたんぱく質を含む食品摂取を推奨し、介護を必要としない高齢者をふやしていくための運動をいいます。  次に、2、子供などの適切な口腔の健康づくりですが、1つ、父母その他の保護者が取り組むべき役割として、「子どもの歯・口腔疾患の予防、早期発見及び早期治療、望ましい食習慣の定着」を規定します。2つ、基本的施策の内容として、社会的養護を必要とする子供の適切な歯・口腔の健康づくり、疾患を有する者の口腔機能の維持向上のため、歯科医療と医療及び介護サービスとの連携体制整備の推進、スポーツによって生じる歯・口腔、顎等の外傷、障害等の防止及びこれらの軽減のための安全対策の推進を規定します。  条例改正の施行期日につきましては、公布の日としております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。  佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今の内容で、新たに高齢者の対象とするということで入っているけれども、どういう形でこれから進めようとしているのか、この条例が制定された後に。それはやはり今後の私たちの世代がそうだと思うんだけれども、現実的になかなかそこまでのものを対応できるといったって、どういう形で広報活動していくのかっていうこともあると思うのね。例えば人間ドックと同じような形で補助金を、そういった中で県と市がそういった補助金を与えてやるのか。ただ、条例が幾らできたとしても、やっぱりうまく利用、機能するような形というのをやっぱり考えていかなければどうなのかなと思うんだけど、その辺はどうなんですか。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 健康づくり支援課でございます。  高齢者の取り組みにつきましては、歯周病、あるいは高齢者の低栄養の防止ということが今回の条例の中に位置づけられております。オーラルフレイル対策、これにつきましては、まずオーラルフレイルというものの言葉自体をまだ知らない方が非常に多いということから、県民に対する普及啓発、その予防、あるいはオーラルフレイルの機能の改善ということで、健やかな口と書きました健口体操といったものを歯科衛生士会などがやっております。こういったようなものの取り組みを広めていく。そのためには、歯科の関係団体である歯科医師会、歯科衛生士会等と連携をして、あるいは市町村と連携をして取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ◯委員長(三沢 智君) 佐野委員。 ◯佐野 彰委員 今の内容で、歯科医とか衛生士とか、そしてまた食べ物の関係で栄養士会とか栄養士とか、いろんな形が入ってるような感じを受けるわけね。ですから、そういった業界団体とうまく話をして、そしてまた予算計上できるものは計上して、それで、それによって健康寿命が延ばせるような体制をつくってもらいたいと思う。今、大分高齢者の中でよく亡くなるのは誤嚥性肺炎だという形で、食べ物がやっぱり肺に入ってしまって天国に行かれる方多いと思うんで、それはやっぱりそれだけの機能がやっぱり劣ってくるから、そういうことになると思うけれども、そういうものをやっぱり防げるような、防ぐような、やっぱりふだんからそういうものをどうあるべきかということも、また考えた中で、よく業界団体と話をした中で予算計上をまたしてもらいたい。  以上、要望しときます。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑ありませんか。  宮坂委員。 ◯宮坂奈緒委員 ありがとうございます。ただいま佐野委員のほうからございましたので、どのように進めていくのかというところは十分理解をさせていただきました。私のほうからは1点だけ、口腔ケアの管理が難しい子供や介護を必要とする方などに対し、県はどのような対策を行っていくのか伺います。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) まず、乳幼児や児童生徒につきましては、千葉県口腔保健支援センターにおきまして、市町村や学校で実施をする歯科健診や保健教育における定期的な歯科健診の受診勧奨、あるいは歯と口腔の清掃指導、間食等の食生活指導、虫歯の予防、それからフッ化物洗口などにつきましての技術的支援を行ってまいります。社会的養護を必要とする子供につきましては、今年度から児童相談所に嘱託の歯科医師を配置をして歯科健診を実施しているところでございます。介護を必要とする方につきましては、在宅歯科医療を実施する医療機関に対し、在宅歯科医療機器等の設備整備費用の助成を行うほか、摂食嚥下機能等の口腔機能管理に関する関係職種に対して研修を実施してまいります。障害のある方につきましては、施設等におきまして職員や保護者を対象とした摂食嚥下の介助方法の指導を実施していきます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 宮坂委員。 ◯宮坂奈緒委員 ありがとうございます。先ほどもおっしゃっておりましたけれども、オーラルフレイルという言葉自体が、やはりまだなかなか浸透がしていないということもありますので、ただ、県民の健康寿命の延伸につながる大切な施策だというふうにも思っておりますので、引き続き歯科医師会等という業界のお話もあったんですけれども、市町村なんかとも十分に連携をしていただいて、協力して取り組みを推進していただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) その他。  市原委員。 ◯市原 淳委員 委員のほうからいろいろ質問が出ましたので、私のほうも1点だけお伺いしたいんですが、かかりつけ歯科医による継続的な歯科健診を推奨ということなんですけども、なかなかかかりつけ歯科医で健診を受けるという、そういう率が上がってないという報告を私見まして、一部自治体では集団健康診断のほうとセットで行っているようなところもあると伺ったんですが、その辺は県で把握してますか。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 歯周疾患健診を市町村の特定健診やがん検診とセットで実施しているところが6市町あります。 ◯委員長(三沢 智君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 ありがとうございます。そういった取り組みのほうが受診率、健診率は上がると思うんですが、今後それを広げていくような動きというのはあるんですか。 ◯委員長(三沢 智君) 大野健康づくり支援課長。 ◯説明者(大野健康づくり支援課長) 歯周疾患検診の受診率を上げるということは、その後のかかりつけ歯科医につながるという意味で大変重要なことと考えておりますので、そうした他の健診との同日実施で受診率が上がるという面もあると思いますので、それは各市町村において、そういった工夫をしていただくようなことも働きかけてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 健診で異常が出た場合はかかりつけ歯科医に受診勧奨すると、そういった流れになると思いますので、できましたら受診率の希望、目標数値等々定めていただいて広めていただくほうが実現性があるのかなと。このオーラルフレイル対策も今回入ってますので、そういった面も進めていただきたいと要望して、終わります。 ◯委員長(三沢 智君) その他質疑はございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第55号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第55号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第56号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第56号幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について議題とします。  当局に説明を求めます。  米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 同じ資料の7ページをお開きください。議案第56号幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  幼保連携型認定こども園に配置すべき教育及び保育に直接従事する職員の数として、副園長または教頭を参入する場合は、保育教諭と同様に幼稚園教諭免許状を有すること、かつ保育士登録を受けている必要がございます。しかしながら、この2つの資格を両方とも有する人材が不足しているという状況から、令和元年度末を期限として、幼稚園教諭免許状または保育士登録のいずれか一方を受けている者でよいとする特例が設けられております。令和元年10月にこの特例を5年間、すなわち令和6年度末まで延長するとの国基準の改正があったことから、県の基準も同様の延長を行おうとするものでございます。  施行日は令和2年4月1日といたします。
     その他所要の改正を行いまして、こちらは施行日は公布の日としたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 国に倣ってとのことなんですが、緩和し続けるのは保育の質的低下も招きかねず、反対いたします。 ◯委員長(三沢 智君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第56号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手多数。よって、議案第56号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第57号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第57号千葉県保健師等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  議案第57号千葉県保健師等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。お手元の資料8ページをごらんください。  本修学資金においては2,996名、約11億2,500万円の手続未了者がいたことを平成30年3月に公表し、本年3月をめどに処理を進めてまいりました。本議会でも御答弁させていただきましたが、2月10日現在2,632名、約10億1,500万円について返還、または返還免除の手続を完了し、うち2,152名、約8億3,900万円を就業状況等に基づき返還免除としたところでございます。現在、再三手続等を要請しても応じない者など364名に対し、年度末までに事務処理が完了できるよう取り組んでるところでございます。当該制度は、現行の条例では借受人からの申請に基づき返還や免除の決定を行うこととされてございます。このため、借受人から卒業時の返還猶予申請や5年間の就業要件を満たした後の返還免除申請など、その時々の状況に応じた手続をしていただく必要があり、手続を行っていただけない借受人に対し県が返還を求められる規定がなく、手続未了者を発生させる大きな要因となってございました。そこで、借受人から県への申請等があることを前提とした現在の仕組みを見直し、貸付期間の満了をもって県から借受人に対して必要な連絡を行い、その上で、返還の対象となる方には、その事務手続を進められるようにするなどの所要の改正を行うものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第57号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第57号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第58号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第58号千葉県理学療法士等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  議案第58号千葉県理学療法士等修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。お手元の資料9ページをごらんください。  改正の内容でございますが、理学療法士等修学資金貸付条例につきまして、先ほどの議案第57号保健師等修学資金貸付条例の改正に合わせまして同様の改正を行うというものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第58号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第58号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第59号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第59号千葉県医師修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  議案第59号千葉県医師修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。お手元の資料10ページをごらんください。  本改正の概要でございますが、医師修学資金につきまして、地域医療介護総合確保基金を活用する場合の要件の見直しが国から示されたこと等ございまして、所要の改正を行うというものでございます。  具体的な改正内容といたしましては、1点目といたしまして、県内大学や県内に附属病院を有する大学の学生向けのコースである長期支援コース、こちらの貸付対象を拡大し、県内出身者に限定しないこととする。2点目といたしまして、本条例の失効日、こちら令和2年3月31日となっておりますので、令和4年3月31日まで延長するというものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第59号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第59号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第60号関係
    ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第60号千葉県薬物の濫用の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課の松本でございます。  議案第60号千葉県薬物の濫用の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明をいたします。お手元の資料11ページをお開きください。  本議案は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律によりまして、覚せい剤取締法が改正され、「覚せい剤」の表記が全て漢字表記に改められたことに伴いまして、所要の文言の整理を行うものでございます。  なお、施行の期日につきましては、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の施行日または条例の公布日のいずれか遅い日でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第60号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第60号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第61号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第61号ふぐの取扱い等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課の小山でございます。  議案第61号ふぐの取扱い等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。資料の12ページをごらんください。  本改正の概要でございますが、平成30年6月に食品衛生法の一部が改正されたことによりまして、所要の規定の整備を行うものでございます。具体的には、食品営業許可の業種、「魚介類せり売営業」につきまして、漢字表記が改められたことに伴い、常用漢字表に対応した表記にするとともに、条項ずれに対応するものでございます。  施行期日は、文言の整理が令和2年6月1日、条項ずれへの対応が令和3年6月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第61号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第61号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第62号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第62号食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課でございます。  議案第62号食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。議案説明補足資料の13ページをごらんください。  本改正の概要でございますが、平成30年6月に食品衛生法の一部が改正されたことによりまして、一般衛生管理に加え、HACCPに沿った衛生管理が制度化されることに伴い、食品衛生法施行条例に委任されていた管理運営基準が厚生労働省令で規定されることから、条例から基準を削除する等の所要の改正を行うものでございます。  施行期日は令和2年6月1日からとなりますが、省令基準には1年間の経過措置が設けられていることから、令和3年5月31日までの1年間は現行の条例の基準を適用することになります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第62号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第62号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第63号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第63号千葉県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  小山衛生指導課長。 ◯説明者(小山衛生指導課長) 衛生指導課でございます。  議案第63号千葉県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。お手元の資料14ページをごらんください。  本改正の概要でございますが、昨年6月に動物の適正飼養のための規制の強化等を目的とした動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正により、不適正な飼養者に対する指導や立入検査の権限が追加されたことから、条例においても所要の改正を行うものでございます。  具体的には、条例で定める動物の愛護の事務を担当する職員のうち動物愛護管理員が行う事務について追加された権限の規定の整備を行うとともに、条項ずれに対応するものでございます。  施行期日は令和2年6月1日、ただし一部の規定につきましては公布の日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第63号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手)
    ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第63号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第77号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第77号財産の取得についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  議案第77号財産の取得について御説明をいたします。お手元の資料15ページをお開きいただきたいと存じます。  本議案は、新型インフルエンザ対策といたしまして追加備蓄します抗インフルエンザウイルス薬イナビルの取得について、議会の承認を得ようとするものでございます。本県におきまして抗インフルエンザウイルス薬につきましては、平成30年8月に国が示しました備蓄目標に基づき計画的に備蓄をしているところでございますが、このたび一部の備蓄薬の有効期限が経過することから、目標に沿ってイナビル19万8,800人分を購入しようとするものです。なお、購入金額につきましては、お手元の資料のとおり3億4,420万2,320円でございまして、取得の相手方は本製剤国内唯一の製造販売元でございます第一三共株式会社でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議お願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第77号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第77号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第79号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第79号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  田中健康福祉指導課長。 ◯説明者(田中健康福祉指導課長) 健康福祉指導課、田中でございます。  議案第79号権利の放棄について御説明をいたします。同じ資料の16ページをごらんください。  本議案は、生活保護費の過支給に伴い発生した債権のうち、債務者の破産免責許可決定が確定し、債権の回収が不可能と認められる9万9,113円について、権利の放棄を行うために議会の議決を得ようとするものです。権利の相手方については資料に記載のとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第79号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第79号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        請願第17号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、請願の審査を行います。  請願第17号を議題とします。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(三沢 智君) 当局に状況の説明を求めます。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課、尾関でございます。  請願第17号の現在の状況について御説明いたします。まず、1番目の項目に係る状況ですが、現在、県の所管する児童相談所は6カ所ございます。このうち中央、市川、柏は管轄人口が130万を超え、虐待相談対応件数も多くなっています。児童相談所の管轄区域の見直しについては、本年1月20日に社会福祉審議会に諮問し審議しているところです。審議の中では、管轄人口から勘案すると、2カ所の増設が必要であるとの意見が出ているところです。今後、具体的な管轄区域の範囲をどのようにするのか審議をすることとなっております。  次に、2番目の項目に係る状況ですが、一時保護児童が定員を大幅に超過していることから、昨年5月に発表しました虐待防止緊急対策での一時保護所の増設のほか、現中央児童相談所を移転後も引き続き一時保護所として活用することで、一時保護所の定員は、現在の115名から令和3年2月までに56名増加し171名とすることとしております。  次に、3番目の項目に係る状況ですが、児童虐待死亡事例検証報告書の提言、国が定める児童福祉士等の新配置基準や一時保護所の保護児童定員の増員等に対応するため、令和4年度までに児童相談所職員を260名程度増員していくこととしています。また、児童相談所職員等を対象に、虐待事案への対応力の向上に向けた研修の企画及び実施のため、中央児童相談所に人材育成研修課を新たに設置することとしています。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 御意見等がありましたら御発言願います。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 25名の紹介議員の方がなっておられますので、私、僭越ですが、一言申し上げたいと思います。  本会議でもこのことは議論され、スピード感を持ってということ、それから児童相談所の増設、これはもう本当に附帯決議案にも盛り込まれ、子どもを虐待から守る基本計画、その中でも盛り込まれていることであります。ぜひ千葉市を除けば県内最多の松戸市で、松戸市を含むそういう管轄ですよね。で、松戸市にぜひつくっていただきたいという、この県民の願いは当然だと思います。  1つ今、状況報告はあったんですけれども、ここの請願にもありますように、市議会から2度の決議がね、決議というか意見書が知事宛てに上がっているという記述、今段階で、委員長、県のほうにこうした市議会から上がっていると、これ松戸市議会から上がってるんですけれども、今段階で上がっている他の市町村議会からこういった児相を、県立児相をということで上がっている自治体はあるでしょうか。それ1点と、その状況説明の中で、管轄地域の見直しで、これから審議していくんだということなんですが、県民の皆様が管轄地域の見直しの、その県の原案というんですかね、原案を知ることになるのは、これは3月中ということで理解してよろしいんでしょうか。千葉県社会福祉審議会の社会的養護検討部会が開かれる、そのときに管轄地域の見直し案について、県の原案はそこで公表されるという理解でよろしいんでしょうか。この2点ちょっと状況説明の中にありませんでしたので、確認させていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課、尾関です。  ほかの市町村から児童相談所の設置についての意見書が上がっているかにつきましては、意見書としてという形では上がっているかどうかは把握してないんですけれども、幾つかの市町村で誘致といいますか、つくってほしいというようなところがあったことは把握しております。  それから線引きですね。管轄区域の線引きについての原案を一般の方々に見ていただく機会は、3月16日に社会的養護検討部会を予定しておりますので、そのときに傍聴いただくのが一番早いかと思います。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 じゃあ、2度、市議会からこうした形で同じ趣旨の意見書が上がっているというのは松戸市ということでよろしいでしょうかという確認が1点と、3月19日に、じゃあ県の管轄地域の見直し案が──16日ですか、ちょっと聞き漏らしました。3月16日に開かれるので、そのときに県の管轄地域の見直し案が公表されるというふうに理解しました。それで間違いなければよろしいし、よろしいでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 間違いないでしょうか。  尾関児童家庭課長。 ◯説明者(尾関児童家庭課長) 児童家庭課、尾関です。  答弁の仕方がまずくて申しわけございません。2度上がってきた市町村につきましては、松戸市以外は把握してございません。また、原案の閲覧できる機会というのは、3月16日に開催いたします社会的養護検討部会で傍聴いただくのが一番早いかと思います。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 わかりました。ぜひ紹介議員になっているのは25名ではありますけれども、その他の会派の皆さんも、ぜひ野田の事件を、痛ましい事件を思えば、ぜひ御賛同いただきたいということを強く申し上げておきます。意見の交換ということで。 ◯委員長(三沢 智君) ほかになければ……。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 今、みわ委員のほうからも御賛同を求めるということで御意見ありましたけれども、私のほうからも地元ということで、超党派で、ぜひともこの第1項目、第2項目、第3項目、どれも当局を後押しする請願となっておりますので、お酌み取りいただいて、ぜひとも子供の虐待事案、死亡事例がなくなるように後押しをいただきたいと思います。
    ◯委員長(三沢 智君) その他発言はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) ないようですので、討論を終結します。  取り扱いについては項目ごとに分割して行います。  それでは、初めに請願第17号第1項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) これより採決を行います。  請願第17号第1項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手少数。よって、請願第17号第1項は不採択と決定しました。  次に、請願第17号第2項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) これより採決を行います。  請願第17号第2項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手少数。よって、請願第17号第2項は不採択と決定しました。  次に、請願第17号第3項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) これより採決を行います。  請願第17号第3項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手少数。よって、請願第17号第3項は不採択と決定しました。  以上で請願の審査を終了します。        ─────────────────────────────        中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、意見書案が3件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、自民党及び公明党から提出されております中高年のひきこもりに対する実効性ある支援と対策を求める意見書(案)について御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。それでは、当委員会として本趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        地域医療構想および公立・公的病院の再編統合リストの撤回を求める意見書(案)        関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、共産党及び市民ネットワークから提出されております地域医療構想および公立・公的病院の再編統合リストの撤回を求める意見書(案)について御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 県内では10病院が国から名指しをされて、私も病院、地域を回ってまいりました。自治体の首長ともお話を聞いてまいりました。ぜひこういったこと、本当に党派を超えて御賛同いただき、千葉県の医療を守っていただければと思います。ぜひ御賛同をよろしくお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) その他発言はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        国民の命と暮らしを守るために国民健康保険制度の改善を求める意見書(案)関        係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党、社民党、リベラル民主から提出されております国民の命と暮らしを守るために国民健康保険制度の改善を求める意見書(案)について御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 これも国保にかかわる本当に大事な内容になっております。このままでは国保料がどんどん上がっていくということですので、ぜひ御賛同をよろしくお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) その他発言はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  鶴岡副委員長。 ◯鶴岡宏祥副委員長 先ほど部長から挨拶の中で、千葉県子ども・子育て支援プラン2020を策定しているとの報告がありました。現行の2つの計画を一本化し、新しい計画は令和2年度から5年間の計画となるとのことですが、現行の2つの計画の進捗状況はどのようになっていますでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。 ◯説明者(米本子育て支援課長) 子育て支援課、米本です。  現行計画の進捗状況ですが、千葉県子ども・子育て支援事業支援計画につきましては、保育所等の待機児童数が、平成27年4月1日現在1,646名でしたが、平成31年4月には1,020名となっており、令和2年4月は500名程度と少なくなってきているという状況でございます。それから、千葉県次世代育成支援行動計画につきましては、主な施策について53の目標を設定しております。例えば子供を産み育てやすいと感じる家庭の割合については、平成26年度は76.1%でございましたが、令和元年度は79.9%と上昇している状況でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡副委員長。 ◯鶴岡宏祥副委員長 令和2年度から新しい計画で施策を進めていくとのことですけども、次期計画はどのような目標を立て取り組んでいくのでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 米本子育て支援課長。
    ◯説明者(米本子育て支援課長) 次期計画の目標等に関する御質問ですが、保育所等の待機児童につきましては、その解消を令和3年4月を目標に、また、それ以降も待機児童ゼロの維持を目指したいと考えております。また、子供を産み育てやすいと感じる家庭の割合、80%以上とし、その維持を目標としたいと考えております。「子どもは地域の宝すべての子どもと子育て家庭の育ちを地域のみんなで支える」との理念のもと、庁内関係各課、また市町村、関係団体と連携の上、さまざまな取り組みを行っていきたいと考えます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡副委員長。 ◯鶴岡宏祥副委員長 パブリックコメントが終わりまして、その意見を受けて、執行部において最後のブラッシュアップを行っていることと思いますが、計画は策定して終わりではなくて、その後の事業執行、目標達成に向けての取り組みが重要ですので、しっかり取り組みを要望いたしまして、終わります。 ◯委員長(三沢 智君) 次に御質問がありましたらお願いします。  宮坂委員。 ◯宮坂奈緒委員 ありがとうございます。指定難病医療費について伺いたいんですけれども、3点ここの項目で伺いたくて、まとめて一緒によろしいでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) はい。お願いします。 ◯宮坂奈緒委員 済みません。先ほど伊藤委員のほうよりも、国が指定してる疾患数というお話がありまして、333ということが指定難病になっているんですけれども、この助成の対象となってはいますけれども、指定難病以外の難病の支援についてというところで、まずどのような考え方を持っているのかということが1点と、東京都、埼玉、富山県では、原発性の骨髄線維症や悪性高血圧などの疾患を独自に指定難病としていて、それらの自治体では医療費助成制度を設けています。高度な貧血や血小板減少をもたらす血液疾患の骨髄線維症などは、特定疾患治療研究事業対象というのの疾患ではないんですけれども、障害者総合支援法の対象疾患となっております。千葉県で独自の指定難病を県単独疾患と定めている疾患があるのかどうか、2点目に伺います。  3点目としまして、東京都において東京都規則によりまして難病医療費助成として、現在8つの疾患の東京都単独疾患というのが定められておりまして、医療費助成の対象となっています。3点目としまして、指定難病以外の難病で、県独自として助成を行う考えがあるのかどうか、お願いします。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川です。  まず、1点目につきまして、平成27年1月1日に施行された難病法では、当初110疾患で開始されましたが、段階的な疾患の追加により、現在は333疾患に拡大されたところでございます。県としては、このような状況の中、生活面で長期にわたり支障がある重篤な難治性疾患については、指定難病以外の難病が国により法の対象の疾患として指定されていくことが望ましいと考えております。  2点目について、県単独の疾病につきましては、県としては独自の指定はしておりません。  最後、3点目、指定難病以外の難病で県独自の助成ということの考え方でございますが、難病患者に対する医療費の助成は、昭和48年に特定疾患治療研究事業として開始されて、対象は56疾患であったため、独自に追加疾患を定める都道府県もあったことは承知しております。繰り返しになりますが、難病法により対象疾患が56疾患から、現在は333疾患に大幅に拡大され、今後も研究状況により疾患の追加があり得ることから、格差は解消されていくことと考えております。したがって、県で独自の疾患の指定ではなく、事業が全国統一的に実施されることが望ましいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 宮坂委員。 ◯宮坂奈緒委員 ありがとうございます。先ほど補正のほうと令和2年度の当初予算のほうも見まして、年々医療費の増額というところも上がっておりますし、そういうお考えなのかなというのも十分理解はできるんですけれども、今回ちょっとある方から相談をいただきまして、高額医療費の助成を受けても相当な高額な医療費を毎月払うことになりまして、難病指定となっていないために、すごく生活が苦しい状況になっているという御相談を受けました。また、東京都ですとかほかの都道府県では、そういうこともやられているということを知ったものですから、県の考えを聞きたいなと思って質問させていただきました。千葉県でもできれば──できればというか、ぜひ指定難病以外の難病に対しての県独自というものを御検討いただければなというふうに、そして、何よりも必要な支援をまず行っていけるような体制が整えられるといいなというふうに思っております。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) その他御意見がありましたら。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 新型コロナウイルス関連で3点ほどお聞きしたいんですけれども、今、国のほうで新型インフルエンザ等対策特別措置法をベースに、新型コロナウイルス特別措置法をつくろうと議論しているところです。ただ、内容的にはほぼ一緒ということですので、そうすると、恐らく県の行動としては、既にもうつくっています千葉県の新型インフルエンザ等対策行動計画をベースに動いているんではないかと思うんですけれども、その中で、まず1点目が、この発生の段階ですね。どういう認識をしているのか。県内発生早期か県内感染期かあたりだと思うんですけれども、どのような認識を持っているのかというのが1点。  で、その認識、発生段階の認識に基づいて、今、行動がとれているのかということが2点目。  3点目に、今後、仮に国のほうで緊急事態宣言が行われて、県内の区域が指定された場合、そうすると、この行動計画によると、その段階だと、例えば医療品とか医薬品の製造関係について規制をするとか、例えば亡くなる方が多くなれば火葬場の手配とか、遺体の搬送とかを手配するとか、県の役割は非常に大きくなるし、責任も大きくなるんですけれども、この緊急事態宣言が宣言された場合についての対応の準備といいますか、そのあたりはできているのかということを、今だと、今の段階でわかる範囲で答えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 健康危機対策監の久保です。  各課にまたがることなので、概要だけ話させていただけたらと思います。発生段階に関してなんですけども、早期というようなふうに私としては考えております。今、国のほうで学校休校等やっておりますので、これ以上拡大しないように、この段階でできるだけとどまることが大事かと考えております。  あと、緊急事態宣言が出された場合、国が特措法をとって、その後、各地域をどのような形で認識するかがわかってないもんですから、ちょっとはっきりしたことは言えないんですけども、基本的にこれ以上ふやさないように、その段階で医療体制等の整備は第1プライオリティーを持っているというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 当然、感染が広がらないことが一番だと思います。それに向けて取り組んでいただきたいと思いますけれども、やはり最悪のことを想定する必要があると思いますので、その緊急事態とかが宣言された場合の準備といいますか、それについてもきちんとしておいていただきたいなということを要望して、終わります。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 次に御意見。  市原委員。 ◯市原 淳委員 新型コロナウイルス関連で、先ほどの中でマスク、県が備蓄しているマスクはもう在庫はないということだったんですが、実際の備蓄数はどのぐらいだったのかと、また、その数値の根拠を教えていただきたいんですけど。 ◯委員長(三沢 智君) 松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  委員御指摘のとおり、県の備蓄につきましては、新型インフルエンザ用のマスク等の備蓄でございまして、当初ではサージカルマスクは6,000枚、それからN95マスクについては4,200枚、それから擦式の消毒薬につきましては6,600本を備蓄していたところでございます。その根拠につきましては、1日100名の患者さんを見て、それに対して2週間診療すると。新型インフルエンザにつきましては、帰国者・接触者外来につきましては医療機関が基本的にはPPE等を、個人防護具等を備蓄するということでございますので、すぐに用意できない場合の急場ということで、そのように備蓄しているところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 市原委員。 ◯市原 淳委員 ありがとうございます。現在進行形ですので、今後の拡大ですとか広がりによって、また変わってくるとは思うんですけども、適宜適切に対応していただくように要望して、終わります。 ◯委員長(三沢 智君) その他御意見が……。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 新型コロナウイルスに関係して、衛生研究所なんですが、今、1日キャパは120検体というふうに聞いておりますが、実績として検査の件数は何件でしょうか。それが1点目。  2点目は、やはり今回、大変なことで、緊急でということで、日ごろは5人ぐらいでやっているところを、同じ研究所の中からやりくりして2人応援をいただいて7人でやってるんだということなんですが、今後そこをまた、さらにふやしていくということの必要性、そういう必要性はあるのか、考えてられるのかという点が2点目。  そして3点目は、県の衛生研究所、たった県で1カ所ですし、とても大事な機関であります。県内では県と千葉市だけということですので、この2カ所で見て、今後民間ということもあるかもしれないが、この県の衛生研究所の職員が、平成23年とか25年当時は58名いた。しかし今、いただいた資料によれば54名、マイナス4名になっている。それは、ほかの業務のところで検査を一部民間委託したからだって言うんですが、やはりこのような状況になって、新年度も新たないろんな感染が懸念される中で、やはり県の衛生研究所の体制そのものをもっと強化して充実をしていかなければいけないのではないかと思いますが、以上ちょっと3つお聞きしたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) まず、先に検査件数の1番目、検査件数と対応の人数ですね。1月31日から衛生研究所では検査を開始して、現在までに749例、検査を行っています。検査当初は1日80検体ということで、2クールということで、3クール、3回転させ7人体制でやっているということについて、120件のままでは7人という状況でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 中村健康福祉政策課長。 ◯説明者(中村健康福祉政策課長) 済みません。衛生研究所の体制の関係でございますが、今後またこの120件というところがいろいろ変わってくる可能性等ございましたらば、それに見合ったような、業務量に見合ったような体制については順次つくっていきたいというふうに考えてございます。  それから、衛生研究所全体の体制につきましては、先ほど委員のほうもございましたように、外部委託等行ったような業務もございまして、現在、昔に比べると3名ほど減っては──ごめんなさい4名ほど、3名ほどかな、今現在54名ということで人数減っておりますけれども、それは業務に合わせて必要な体制についてはつくっていきますし、また、先ほど言いましたように、民間の委託等いろいろな手法を使いながら、十分な体制をつくっていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 お聞きしたことで、1日120件のキャパがある。1日当たり今何検体、実績として検査をされているのかということで、1日当たりでお答えいただきたい。  それから58名から54名、マイナス4名ということでいいですか。4名だか3名だか、4名でいいんですよね。今足らなくて2人応援もらってるわけですよね。5人では足らなくて2人応援もらってるということで、やはり常時、全体減らすんじゃなくて、今回も2人足らなくて、部内でやりくりしてるわけですから、ほかのところにやっぱりしわ寄せになっちゃってもいけないので、やはり増員ということを、今からきちっと担当のところでしっかり言っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 中村健康福祉政策課長。 ◯説明者(中村健康福祉政策課長) 人数については58名から54名、4名減っております。それから体制については、業務量に見合ったような形でやっていきたいというふうに思っております。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 1日の件数といたしましては、変動はかなりございますが、50件程度になります。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 120件1日に検査はできるけれども、50件当たり──50件でいいですか。数字きちっとおっしゃっていただきたい。実績として、今1日何件。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川でございます。  おおむね50件程度という御理解で、かなり……     (「聞いてんだから、程度って、おおむねでいいかげんじゃなくて答えてくださいよ。何
        件やってきたかよ」、「実績」、「きちっと答えないと、おおむねだの何だのってやってた     らしょうがないぞ、だって」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 数字は出ますか。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 1日のはっきりした数字は出せません。持ち合わせていません、衛生研究所……     (みわ由美委員、「出してください。きのうとかおとといとか、直近でいいですよ。一番     大事な、皆さん頑張ってらっしゃるわけですよね」と呼ぶ) ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課でございます。  2月29日30件、3月1日45件となっております。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 45件と、一番最大で頑張られて45件ということでよろしいですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 3月1日までのデータでは最大です。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 おおむね50件ということではなかった。これ大事な数字で、45件ということで、120件キャパがあり、45件と。毎日いろんなテレビだとかさまざまな報道で、医師会からも、医師が必要だと、この患者さん必要だと判断をした医師が、保健所に検査を求めても断られるという例が全国で何例かあると、30とか何とかって報道しておりました。千葉県では医師が検査を求めて断っている、そういう例は1例もないということでよろしいですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 帰国者・接触者外来とかセンターがありまして、保健所と調整して、検査に該当しないという事例はあります。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員に申し上げます。そろそろまとめていただけますか。  みわ委員。 ◯みわ由美委員 今の答弁が意味がわからなかったものですから、医師が必要だと、患者を見て必要だと求めた、判断をした。そのときに、保健所に今だったら言いますよね。保健所が断った。県が断って、お医者さんに、検査できませんよという例は1件もないですねって聞いたら、何かあるような御答弁をおっしゃったので、もう1回きちっと言っていただきたいと思います。     (「再度答弁もらって」と呼ぶ者あり) ◯みわ由美委員 はい。再度。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 断ったというのは語弊がございまして、保健所と医師で相談して、発熱等の様子をもうしばらく見ましょうというような会話の中で、その瞬間に検査をしなかった事例はございますということです。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 何件ぐらいあるんですか、そういうのは。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) はっきりした数字を今持ち合わせてございません。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 はっきりした数字、大事ですよ。今一番ね……。どうですか、局長。 ◯委員長(三沢 智君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 健康危機対策監の久保です。  概要の部分だけお答えします。保健所のほうで調整してるというのは、総合的な医師知見の部分に関してなんですけど、基本的には原因不明の肺炎であるかどうかということを、まず確認させていただいてます。その中で、例えば抗菌薬を投与してなかったらば、抗菌薬を投与してくださいとか、例えばインフルエンザのキットでインフルエンザが否定されてなかったらインフルエンザのキットを与えてください、そういう意味の会話がある段階でお断りした例があるというのは聞いております。何件かというデータに関しては、私も持ち合わせておりません。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 やはり、今この問題、全国的にも大変大きな焦点になっております。全国医師会も、だからわざわざ全国で調査をしているわけですよね。とても大事な数字だということで認識はされてると思うんですけれども、これ、今のやりとり聞いたら、本当に県民の皆さんも、お医者さんも非常に不安になられると思いますよ。きっちりと国からも通達が出ているんだろうと思いますが、ぜひ県民の皆さん、大変な相談件数、今ふえてるでしょ。1日当たり、保健所に全体で何件ぐらい出て、相談来てますか。その私がお聞きした約6割、7割が、今熱があるんだけれどもとか、健康に不安があるんだけれどもという件数だったと思うんですが、それもあわせてちょっとお答えいただきたいし、二度と不安を我々に与えるような、そういう対応にはしないでいただきたい。きちっと医師が要求すれば、早目にやるということを強く重ねてお願いしておきます。きょうもテレビで医療関係者の方が、検査を申し出たけれども、それはちょっと待てということになって、結局その中で看護師さんが1人、1週間ぐらいおくれて検査したら感染してたということを報道でやってるわけですよ。検査早く、殺到しちゃうと、また混乱があるというのは、それはわかるんですよ。だけど、医師が判断したら、当然検査すべきだと思いますので、そういったことはきちっとやっていただきたいと思います。ちょっと今の1日の相談件数。 ◯委員長(三沢 智君) 相談。要望じゃなくて。 ◯みわ由美委員 保健所に来てますよね、毎日。どれぐらい1日来てますか。 ◯委員長(三沢 智君) 数字はそれ、今わかんないんでしょ、だから、今。わかりますか。わかりますか。数字わかりますか。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 3月3日までのデータですが、3月3日ですと、保健所で168件、県庁で131件、3月2日ですと保健所で1,055件、県庁で128件、3月1日ですと保健所で93件、県庁81で件といったような数字になっております。おおむね平日ですと1,000件程度。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 もう一度局長、最後言っていただければと思います、先ほどの医師の問題で。医師から依頼があれば、それはもう100%やるんだということで。 ◯委員長(三沢 智君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 健康危機対策監の久保と申します。  今のお話なんですけど、医師から相談とかを100%受けられるかというと、どうしても私ども重症疾患を優先しますので、肺炎疾患を中心に優先させていただくという形になります。例えば最初来ても微熱だけだというような場合は、しばらく待ってください。そこら辺は現場の臨床の先生との対話をさせていただきながらというふうに考えております。 ◯委員長(三沢 智君) みわ委員。 ◯みわ由美委員 あと、要望だけよろしいですか。これから、新年度からDVが児童家庭課になりますよね。それで、お答えはいいんですけれども、今、県女性サポートセンターでは、一時保護室を半分くらいに減らしているというのを、おとといの質疑でやらせていただきました。ぜひ前知事の時代にせっかくふやした一時保護室が減っているというのは問題ですし、児童同伴で、児童も一緒に保護してるわけですから、そういった意味で児童家庭課が絡んでいくというのは、それはわかりますが、一時保護室をぜひもとに戻してふやしていただきたいということと、それから、広報、DVの問題で広報でホームページやその他リーフなんかで……。今ちょっと要望してるので、よろしいですか。リーフつくっておられますが、一時保護ができると、子供も一緒に一時保護していいんだと、されるんだという、あるんだという、そこのところが書いていない、記入してないリーフレットがありますので、ぜひそこはきちっと一時保護できるんだと、子供も一緒に逃げられるんだというふうに改善をしていただきたい。  それから、総合企画部の男女共同参画課の県女性サポートセンターの一時保護というとこをクリックしますと、市町村、警察に連絡してくださいってなってるんですね。そうすると、県の女性サポートセンターでは一時保護の相談を即受けてもらえないんじゃないかって誤解をして、でも、実際、女性サポートセンターの職員に私も聞いたら、まず市町村とか警察に電話してくださいなんてなってて、結局、言葉悪いですけど、たらい回し的なような広報にもなってるので、そこは総合企画部の男女共同参画の職員も認めているのでね、一部。確かに誤解を受けやすいと。現場でも柔軟にやっているというふうなことなので、そのあたり、ぜひ改善していただきたいことを要望しておきます。 ◯委員長(三沢 智君) 暫時休憩します。        午後5時13分休憩        ─────────────────────────────        午後5時27分再開 ◯委員長(三沢 智君) 審議を再開します。  石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川でございます。  先ほどみわ委員の御質問の中の衛生研究所での最大の検査数というお答えに対しまして、先ほどは感染が疑われる方の検査についての検査数を申し上げてしまいました。最大では、今、患者さんが退院なさるために陰性化確認というのも行っております。そういう件数を合わせますと、3月3日の75件が衛生研究所での最大の件数となります。  以上となります。 ◯委員長(三沢 智君) よろしいですか。じゃあ、その他御意見がございましたら。
     入江委員。 ◯入江晶子委員 続きまして、新型コロナの件で1点御質問したいんですけれども、衛生研究所のほかに各保健所においても相談窓口の設置、また中国から戻られた方の宿泊施設におけるさまざまなフォローに回ったというふうに聞いております。また、最近では市川のほうで患者さんが発生したということで、それに関連する600名程度の健康観察も保健師さんがしているというふうに聞いております。  そこでお伺いしますけれど、今般の新型コロナの対応を踏まえて、衛生研究所や各保健所においてどのような課題が見えてきたのか。また、先ほどは新年度予算には特段の予算計上がないということでしたけれども、今後、人員体制の見直し等も含めて、どのように考えているのか教えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川です。  衛生研究所につきましては、先ほど申し上げたとおり検査体制を強化するという中で、PCR検査拡大で80から120検体に強化いたしましたということです。それから、保健所につきましては、市川保健所など施設側のほうで健康観察者が出た場合は、ほかの保健所の職員、あるいは県庁の職員が応援としてできる体制を整えているところでございます。それから、当初予算につきましては、今後の患者の発生状況によって対応していくということになります。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。大変な現場で、今、奮闘しておられる方々の健康についても十分留意されて職務に取り組まれるようにというふうに願っております。  次に、救急医療についてお伺いしたいと思います。高齢人口が増加することに伴って救急搬送の件数もふえてきている。全国的な傾向としても言われております。消防庁のほうの直近の調査内容を見ますと、救急搬送された方の6割が75歳以上ということで、軽症患者の方がそのうち半数近いというようなデータも示されております。  そこでお伺いしたいんですが、救急医療の受診の適正化に向けて、県はどのように取り組んでいるのか。  そしてまた、あわせて、続けますが、救急搬送された中には心肺の蘇生を望まない患者さんもいる中で、救命救急としてはそういった処置もしなければならないというような状況もあり、今、国のほうでも人生会議ということで、終末期どのような形で命を全うするのかというようなことを、患者と、また介護、医療の支援者と一緒になって、あらかじめそういったようなことを話し合って、心肺蘇生を行わないというような取り組みも国のほうで検討が進められていると聞いています。県内では、柏市のほうで心肺蘇生を実施しない、DNARという名称になっていますけれど、そういったガイドラインというものもつくられて、ことしの4月から運用するということも聞いております。  そこでお聞きしますが、千葉県のメディカルコントロールという協議会があるんですけれども、そういった中でDNAR導入に向けての検討について、どのようになっているのか。また、その前段階として、県の医療セクションのほうでそういった終末期の迎え方について、医療、介護、そういったところの連携である程度ガイドラインを示していくような方向性を考えていただきたいと思いますけれども、あわせて県の御見解を伺います。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  今質問ございました救急医療の部分について御答弁させていただきます。まず、救急医療の受診適正化というお話ございましたけども、県民の方の受診に関して、適正か適正じゃないかということはなかなか申し上げづらいので、現在では上手な医療のかかり方というようなことで取り組みがなされているところでございます。その上で、この一環といたしまして、県では県民の不安解消と救急医療機関への夜間、休日の不要不急の受診を減らしまして、医療従事者の負担軽減を図る、こういったことを目的といたしまして、一般の医療機関が診療していない夜間、休日に看護師等が電話相談に応じる小児救急電話相談事業並びに救急安心電話相談事業というものを実施しているところでございます。こちら、12月議会の本会議の中でも、相談時間の延長をしたほうがいいんじゃないかというような御意見もございまして、来年度からは、この深夜まで行っていた電話相談事業を早朝まで延長するということで取り組みをさせていただくところでございます。  また、メディカルコントロール協議会におけるこのDNARの取り組み状況でございますが、DNARにつきましては、市町村消防本部が事務局となっております各地域のメディカルコントロール協議会、こちらにおきまして議論がされておりまして、昨年4月から主に香取・海匝地域の消防本部で構成されております千葉県東部地域救急業務メディカルコントロール協議会、こちらにおかれまして、人生の最終段階に置かれている方が一定のプロセスを経まして事前の意思表示があり、その旨を協議会に届け出ている、そういった場合に限りまして、心肺蘇生を行わない状態で救急搬送を行う、または、かかりつけ医の方が対応できるような場合には救急搬送を行わない、こういったような取り決めをするといったことをしているというふうに聞いてございます。一方で、こちら消防庁のほうの見解といたしまして、こちら傷病者の救命活動の中止に関しましては、これ十分に議論がまだされ尽くしてないというような理由から、DNARを導入した場合に生じる蘇生拒否時の対応方針、こういったものに統一的なルールをちょっとまだ示せない、こういった状況ということで、そのほかの地域メディカルコントロール協議会におきましては、まだ議論が進んでない、こういったような状況でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 中村健康福祉政策課長。 ◯説明者(中村健康福祉政策課長) 人生の最終段階における意思決定の関係でございます。県の平成30年4月に策定した保健医療計画において、新たに患者の意思を尊重した医療の章を設けまして位置づけてございます。患者本人による決定を基本とした人生の最終段階における医療の普及を図っていくこととしております。このため、現在、県のホームページに、平成25年に作成した終末期医療に関する高齢者向けの啓発のプログラムの動画を掲載しているほか、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、介護支援専門員協議会が連携して行う啓発事業に助成を行っているところでございます。先ほどありましたガイドラインの作成でございますが、県では、まずその前に、県民の方々に人生の終わりの時期における自分らしい生き方を考えていただくことが、まず第一かなという認識のもと、そういった事業を行ってるところでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。いずれにしましても、2024年には医師の働き方改革ということで上限規制がスタートする中、救急医療の医療人材についても非常に不安視されているというような状況があります。また、一方で高齢化が進む中で、どうやって自分らしく最期を迎えるかということも大きな課題だと思いますので、消防、防災、そういったとこと連携して、救急医療を適切な本当に必要な方に届けられるような医療提供体制をつくることとあわせて、これから検討にしっかりと進めていただきたいというふうに思っております。  最後に、リハビリテーション体制の整備について3点ほど伺いたいと思います。昨年の4月から維持期リハビリテーションが医療から介護保険での扱いに移行したが、影響はどうか。  2点目、県内の通所及び訪問によるリハビリテーション体制の整備状況はどうか。また、県はどのように支援していくのか。  最後に、県内のリハビリにかかわる専門職、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の人数について、県内でどのようになっているのか。また、将来の需要や養成の目標数についてもお伺いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 澤田高齢者福祉課長。 ◯説明者(澤田高齢者福祉課長) 高齢者福祉課の澤田でございます。  私のほうから最初の2点について回答させていただきたいと思います。まず、委員御指摘のとおり介護保険の要介護者等に対する維持期のリハビリテーションにつきましては、昨年の4月から介護保険で算定することとなっております。この影響はどうかということですが、厚生労働省が昨年11月に病院、診療所等に対して行いました調査の結果というのがございます。全国の病院400カ所、診療所400カ所、その中で脳血管疾患等のリハビリテーション料を算定している患者さん、それから運動器リハビリテーション料を算定している患者さん、合わせて6万人を対象としたものですが、このうち要介護被保険者数、介護保険を利用されている方が1,693人で、これらの中で今回の移行に伴う影響が考えられる方として、通所リハを行う介護施設が見つからない患者さんの数というのが出ておりまして、それが56人というふうな数字が出ております。  また、県内の通所あるいは訪問によるリハビリテーション体制の整備状況はということですが、令和2年3月1日現在で介護保険による通所リハビリテーションの指定を受けてる事業所は、県内で304事業所ございます。また、訪問リハビリテーションの指定を受けてる事業所は、同じく県内で2,548事業所あります。訪問が多いのは、みなしで病院とか診療所がそのまま指定を受けられるということで、必ずしも実際に業務を行っているかどうかというのは把握できないんですが、指定としては2,548事業所ございます。県としましては、今後も事業者を集めた集団指導等の機会がございますので、そういった場を通じましていろいろ制度の説明等に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課の佐藤でございます。  御質問ございましたリハビリ専門職の人数、それから将来需要等についてでございます。まず、人数についてですけれども、平成29年度の国の調査、これ病院報告、それから医療施設調査になりますけれども、医療機関における理学療法士につきましては、常勤換算で4,281.5人、作業療法士につきましては1,689.8人、また、言語聴覚士につきましては588.9人ということで、これ常勤加算ですので、非常勤の方を入れると実際にはもう少し数はふえると思いますけれども、実態としてはこういった数になってございます。  また、将来需要につきましては、こちら理学療法士、作業療法士の全国レベルの需要供給につきまして、今年度、厚生労働省のほうが推計を行ってございます。それによりますと、こちら労働時間ですとか勤務環境改善、こういったものをある程度幅を持たせて推計を行ってございまして、これによりますと時間外労働時間を年間、1年間で360時間以内、有給休暇を5日取得するというような場合に、2018年時点で既に供給が需要を上回っているというような状況になって、いわゆる過剰な状況になっているというところです。また、時間外労働をゼロ時間、有給休暇を20日取得するような場合、こういった場合も2026年ごろに需要を供給が上回る、こういったような状況になっているところでございます。  養成目標数につきましては、特段定めはございませんけれども、現在県内の養成校では1学年定員といたしまして、理学療法士765名、作業療法士につきましては215名というような状況になってございます。 ◯委員長(三沢 智君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 ありがとうございます。最後に意見なんですけれども、先ほどの救急医療、そして今質問しましたリハビリ体制につきましては、千葉県の高齢化が全国で一、二番目のスピードで進んでいるというような現状に照らして、しっかりと県としてその体制づくりを進めていただきたい。そういったことで、これからも取り組んでいただくよう要望させていただきます。  以上で終わります。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 何点か質問させてもらいます。  まず、部長説明にありましたけども、子供らの保育所の先生を確保するのにいろんな待遇改善をしてると。今、少子高齢化の中で一番問題だと思うのは、看護師さんの待遇ですよね。これらの看護師の待遇改善、これを今どんな形で取り組んでいるか。あるいは大幅な改善をしてもらいたいと思います。地方の患者もいる、そしていろんな医療的なこともやる、そして介護ですか。下のものも処理する。これはもうお医者さんより容易じゃない、看護師さんね。それほどもう激務をやってくれる方々の、やはり待遇改善、これをこれからも考えてもらいたいので、今考えている範囲で結構ですので、お答えいただきたいと。  次に、コロナの問題ですけど、このコロナの問題、私は千葉県の今いる皆さんは、本当によくやってくれたと思います。その中で考えてるのは疾病対策。この課長も本当に容易でない。何の権限も何もないわけ。手足縛られて、あるいは戦場へ戦いに行くのに銃も弾も持たないでやれと。病気が出て、あ、この病気ですよと疾患、疾病が見つかった対策をするならいいけど、検査もしない、その検査のやつまでやらせられるわけ。こんなのは予防課だとか、健康づくりだとか、そこでやることを、彼は一生懸命組織の中だからやってくれたから、いろいろ指摘もしましたけど、石川秀一郎課長、私はもうあんたの努力に感謝をしますよ。テレビを見ても、何か聞くところによると、薬屋さんというか薬剤師さんだと。そういう中でも必死に千葉県のためにということでやってくれたと。立派な人だと、御努力に感謝する。このコロナの問題の一番犯罪は厚労省。これは大臣の言うことも聞かない。大臣が1日3,840人やれますと言ったのに、90人とか120人しかやんない。自分たちの権限は絶対崩さない。大臣が今形だけのものになってる。だから悲しいことですよね。ですから、一丸となって対応すると。ですから、今問題になっていますよね。密閉した部屋にいるとどんどん患者が感染しちゃいますよと。いろんなスポーツジムとか行くなと。北海道では体育館でやった。窓が少ない。そこの人が今度どんどんどんどん感染させていくと。そういうことを逆にやってるんですよね。クルーズ船の中へ閉じ込めてどんどんどんどん患者をつくっていく。患者もそうです。37.5度以上、4日間。4日目に年寄りや、人によっては3日目から一気に悪くなって死に向かっていく人もいるわけ。しかし、人間は自動車の部品と違うわけ。こうなったらこうなるよという形ではないのだよね。その人の健康状態とかいろいろなあれがありますからね、免疫力の。それを無視して、機械のごとく4日間だめだとか何とか、それを各都道府県にやってくれと。私はこれは人災であり犯罪だと思いますね。それを皆さん本当に我慢してやってくれたことに感謝をします。  しかし、その中で今度やってもらい……。部長にひとつ、もう時間も遅いのに申しわけないけども、いろんな社会の中で、今イノベーションというのを言われてますね。しかし、この組織の中で担当とかいろんな形を、新しいこういう形が出た場合、その担当を、この方、この方でなくて、もっと現実的な形の中で対応してもらいたいと思います。  それで、これは要望ですからあれですけど、この課があって、今までこういうやってきたから、それを踏襲しているだけではだめだと思いますので、これからは一旦緩急あれば、問題が起きたときにはきちっと対応していくと。各都道府県でも立派な人がいますよ。和歌山県、和歌山県では1日40人しか検査ができない。そこに野尻孝子さんという技監がいた。その技監は、40人だからどうしようもない。大阪の知事にお願いした。大阪は150人できます。ほかの県へ一生懸命頼んで、今までに780人くらいやったそうですよ。どんどん検査をやってくと。あるいは東京の墨田区、来た者は独自で国のあれに……。お医者さんが見たものは検査していくと。検査するだけでないですよ、墨田区はね。どんどんどんどん行動を2週間追い続けてる。自分の区を離れたとこまで追い続けると。それでクラスターの発症を抑えていくと。そういうことを独自でやっていくと。そういうことがこれから地方の時代、地方自治体でも必要だな。上から来たのをそのままではないと。ですから、私は久保健康危機対策監、おたくが中心でやらなければだめだと。きょうからでもいいですよ。もう千葉県のこのコロナの問題、自分が筆頭になって、この検査は行政検査と言われてるんですよ、行政。ですから、権限はあるの、保健所に。だから国からも来てる。その中でどうやるべきかをもう1回練り直してやってくださいよ。現場がやりいいように、あるいは医師会でも何でも、お医者さんがどんどんどんどんやれるように、そして県民が不安を取り除く。そうやんなければ防衛もできないでしょう。この人を発見すれば、ここで発症したと。そこには近づかないでください、こうやれば、それだって抑えられますよ。  今、日本の統計を見てみたら、80%は全然感染してないそうですよ、陽性になった人も。それ以外の20%、それは換気の悪いところとかそういうところで感染してると。ですから、出元がわかれば対策が練れる。お医者さんでなくても、一県民、一市民であっても推論できるんですよ。そこへ行かなければ感染させない、拡大させないと。そういう機会を県民に与えてもらいたい。それをまずやる意思があるかどうかね。やってもらわなきゃしようがないと思いますけども、きょうからスタートのつもりでやっていただきたいと。疾病対策課長に任せっ放しじゃだめだと。  そして渡辺部長、厚労省から来て、ただ、今一生懸命やってきて随分よくなってきた。やっぱり、ただ数を報告しろばかりじゃないんだよね。まだ日にちが浅くても、あんたは厚労省から来た医療の分のリーダーなんだから、こうしてくれ、ああしてくれというのを一生懸命、健康危機対策監と練って、この千葉県方式、空港もある、そういう中で620万県民のこの拡散、これを防ぐのにはどうしたらいいかということ、ちょっとおとなし過ぎるよね。もっと指導力を発揮してやっていただきたいと。それで県民が自分の考えでこれを避けることができるように、そういう行動をとってもらいたいと思います。その点についてどうかと、これで。 ◯委員長(三沢 智君) 佐藤医療整備課長。 ◯説明者(佐藤医療整備課長) 医療整備課でございます。  先ほどございました看護職員の処遇の部分についてでございます。まず幾つかさまざまな手法で現在取り組みを行っているところでございますけど、まず看護職員の方、若い方が多いです。そのために、こういった子育て世代の方もいますので、院内保育所、こういったものの支援というのも行っております。まず直近のデータであるのは29年が最新になるんですけれども、県内で168施設で院内保育所が設置されております。31年度の事業でございますけれども、92施設に対して、現在、院内保育所の運営費等の助成をしております。そういったところで、まず若い方の少しでも一助になればというところで取り組んでおります。  また、あわせまして医療整備課内に勤務環境改善支援センター、こういったものを設置しておりまして、医療整備課長がこのセンター長を兼任しているところでございますが、ここで大きく3つの専門分野、医療労務管理アドバイザー、それから医業経営アドバイザー、それから看護管理アドバイザー、こういったようなそれぞれの専門性がございますので、各医療機関の方々からの相談に適切にアドバイザーを派遣なり電話等での対応をしていただくということで、現在、31年度中では98件というところで対応を今行っているところでございます。そのほかタスクシフティングというものも、現在、国のほうでは議論されておりまして、これは医師の働き方とセットでございますけれども、看護職員の方じゃなければできないことに集中していただくですとか、医師でなければできないことに集中していただく、そういったような議論を現在されておりまして、こういったものもこの処遇改善にかなり資する部分だと思っておりますので、この議論をしっかり注視して、対応できるものからしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。 ◯委員長(三沢 智君) 渡辺保健医療担当部長。 ◯説明者(渡辺保健医療担当部長) 保健医療担当部長、渡辺でございます。  新型コロナウイルスのことに関しましては、先週、対策本部会議第5回、第6回を行いまして日々健康福祉部内でも朝の8時半から打ち合わせ等々しながら進めてございます。医療提供体制の整備につきましては、鋭意、状況は変わってございますので、久保健康危機対策監とも話をしながら進めていってございますし、先ほど部長からもございました高齢者の施設でのチェックリストですとか、あと医療の関係では、データを、これまで疾患を見ている先生方が何人か出てきてございますので、その先生方のデータを見ている知見を共有して、それを各病院の先生方と共有しながら医療を充実していただこうとか、そういった取り組み鋭意進めているところでございます。  先ほど議論もございましたけれども、特別措置法等々が進んでいくという話もございます。それに対してどういうふうに受けとめて、どういうふうに県として解釈してやっていこうかということにつきましても、鋭意議論をしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 久保健康危機対策監。 ◯説明者(久保健康危機対策監) 健康危機対策監の久保です。  お言葉いただいたとおり、新型コロナウイルスに関しては、新型インフルエンザと違ってまだわからない部分ありますので、最新の科学的知見と、今後予想がつかない部分ありますので、柔軟な対応をするために、お言葉いただいたとおり、県の組織のほうも柔軟に対応できるような形でつくっていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 伊藤委員。 ◯伊藤和男委員 今までマスコミ報道とかいろいろ見てきて、私は千葉県のスタッフ、これを頼っていくほかないと。国のやっていることをそのまま聞いても、どうですか。日本を約40カ国が拒否ですよ、来ないでくれと。もうインドも来ないでくれと、全部始まりましたよね。あの大もとの中国でさえ、日本人来てだめと。そういう段階になってきたと。それなぜなったと。厚労省の対応の仕方ですよ。ですから、我々は、我々というか皆さんを頼って、部長を中心に、みんなでこの千葉県方式、それを編み出すくらいの形の中で、県民のためにこの究極を乗り切ると。みんなが後藤新平になったつもりで、公衆衛生、その基本、千葉県方式、こういうものを模索して努力していただきたいとお願いを申し上げまして、終わります。 ◯委員長(三沢 智君) その他御意見がございますか。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 私からもコロナウイルスの件に関しまして2点ほど伺わせてください。  まず、PCR検査のほうなんですけれども、この公表については、昨日の朝にはやっていらっしゃらなかったはずです。船橋市のほうでは、これまで2月28日時点で県の衛生研究所からの報告数である22検体、陰性を市独自で判断し、公開に踏み切り、今後は陽性分は即時公表、陰性含めた検査実施数を1週間ごとに公表するということで、もう市独自の判断で行っていくようでありますけれども、本県としては、陽性については2月27日に患者の居住を郡市まで公表するといたしたところでありますけれども、この検査実施数についての公表のあり方について、きのう開始しました衛生研究所のホームページで開始しているけれども、これまでできなかった理由とやれなかった理由、あるいは今後の公表スケジュールについて、どのように考えているのかということと、マスクの確保についてなんですけれども、ほかの委員の方からも御意見ありましたので、重ならないように伺いたいんですが、市原委員のほうから話があった時点では、6,000枚足す4,200枚ということで1万200枚という数が出てるはずなんですが、昨日のテレビ朝日の報道によると、千葉県の数は約4万7,000枚というふうに出てしまっています。こういったところのそごが、まずなぜ発生したのかというところが1点と、それから、既に5,000枚をほかの報道によると医療機関に県として供出したという報道も、先月半ば過ぎ、拝見しました。1月29日に武漢からの政府チャーター機によって帰国者受け入れを行った勝浦市には、その県の所有していたマスクを持っていったのか、あるいは国からも人的派遣、リエゾン来てましたから、国からもそういったマスクとか衛生品来ていたのか。きのうの報道によれば、国としてマスクの備蓄は743万1,300枚で、10年たっているけれどもということでありました。県のマスクの備蓄は今どうなっているのかということ、そして、今後の確保については、北海道はもう既に国に融通してもらうということでありますけれども、本県においても18人の患者さんが出ているという、大変にコロナウイルスについては、本当に全国的にも対応が急がれるところ、県民の不安が、本当に払拭しなければいけない状況でありますけれども、県としての現状、この2点、PCR検査の検査数についてと公表の今後のスケジュールについてとマスクの確保についてお願いします。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川です。  1点目についてお答えします。まず1点目の中で、まず最初の段階は、厚生労働省の発表の仕方に合わせて、まず千葉県という公表をしておりました。千葉市と千葉県が分けられず、検査機関がお互いにある中で、お互いの検査数を言うことで、陽性だったかどっちかが、千葉市の人が陽性になったときに、千葉市の人だということがわかってしまうということで、まず国のほうでは千葉県民と発表するということで、県も合わせて統一してました。千葉市と千葉県が、今度は千葉市と千葉県で公表し合いましょうといったときに、船橋市と柏市の御協力がなければ、あそこの住所地ということが、東葛北部とか東葛南部という方を1度入れました。それは、船橋市と柏市が、今度自分たちが発表してくれない限り、船橋市と柏市に御迷惑かかるということで、3市と千葉県で市町村名を公表しましょう。市町村名を公表した以上は、千葉の衛生研究所と千葉市の環境保健研究所を分ける必要もない。船橋市も胸を張って、御自分が千葉県の衛生研究所に依頼した件数を言えるということで、昨日、うちのほうは衛生研究所のほうが初めて水曜日、週報という形で出し始めました。という経緯でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。
    ◯安藤じゅん子委員 2月27日にその判断がなされて、確かに一般質問でも答弁されてたんですけど、2月28日から船橋が始めました。3月の4日の朝時点ではなかったんですけど、それはどういうことですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石川疾病対策課長。 ◯説明者(石川疾病対策課長) 疾病対策課、石川です。  そのタイミングについては、3市でそれぞれが船橋市、柏市、患者が出たら自分の市で発表しますという打ち合わせについては済んでおりました。衛生研究所の集計につきましては、1週間に一遍ということで、水曜日に出すためには、恐らく火曜日ぐらいには、ほかの疾患の感染症のことも全て感染症情報センターという名前で皆さんに発出しておりますので、その辺のタイムラグだとは思われますが。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 そうしましたら、全国的に実はこの公表スピードというのは本当に千葉県が遅かったということは御存じだと思いますけれども、これは本当に検査数、衛生研究所のほうがやってらっしゃるわけなので、ぜひとももっと早く正確な情報を適宜出していただきたい。済みません。次、お願いします。 ◯委員長(三沢 智君) 松本薬務課長。 ◯説明者(松本薬務課長) 薬務課、松本でございます。  マスクの数でございますが、先ほど市原委員にお答えしましたのは、新型インフルエンザ用の備蓄のマスクの数ということでございまして、3月2日の時点でございますが、県内の保健所を含めてサージカルマスクの備蓄につきましては2万2,600枚、それから、N95マスクについては5,208枚、そういったマスクの備蓄がございます。ただ、これで足りるかというお話でございますが、今後のお話でございますが、国が都道府県の備蓄についてスキームを考えておりまして、一定量の、県が備蓄できるように優先的にマスクを県に供給するというような通知が出ております。それがちょっといつかという話は断定はできませんけども、近々県に入ってくるんではないかというふうに予想しております。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 近々ということなんですけれども、もう既に朝、皆さん登庁してくるときに、薬局の前に行列ができているのも御存じだと思います。みんなマスクを求めていらっしゃるわけで、特に県としては救急医療、保育、教育、介護、休めない現場でしっかりとマスクを確保することも必要ですけれども、県民の安心・安全、健康を守る観点からいえば、やはりちょっと動きが遅すぎると思います。まだ確保していない、いつになるか、まだわからないという状況の答弁では、やはり県民の安心・安全にはつながらないと思います。また、あすから法的PCR検査におきましては公的医療保険適用ということになります。ほかの委員の方もおっしゃってましたけれども、医師会の方々相談の上で的確な検査実施が行われるようにお願いをしたいと思いますし、また、こうした意見というのは、ほかの地方自治体単位で、ツイッターであるとかネットを使って、毎朝9時に検査数これこれでしたって出してるところもあるんですね。ですので、本県としては動画で手洗いの動画つくるのもいいんですけれども、予算委員会の中で矢崎委員も申しました。逐次こういった取り組みを知事のほうからみずから発信してもらって、県民の不安払拭、そして、今後もしかしたら緊急事態宣言があるかもしれないけど、国におんぶにだっこではなく、やはり県として、県としてしっかりと対応していくということを要望します。  以上です。済みません。 ◯委員長(三沢 智君) その他御意見がございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(三沢 智君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  最後に、御礼を一言申し上げます。横山健康福祉部長、大谷次長、松本薬務課長、この委員会を最後だと伺っております。昨年の台風災害、そして新型コロナウイルスの問題で大変なときに御苦労された感謝の気持ちは健康福祉常任委員会皆さんの一致した意見だと思っています。本当にありがとうございました。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(三沢 智君) 以上で健康福祉常任委員会を閉会します。        午後6時5分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....