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  1. 千葉県議会 2019-10-07
    令和元年_総合企画企業常任委員会(第1号) 本文 2019.10.07


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長(實川 隆君) ただいまから総合企画企業常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員今井委員、礒部委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(實川 隆君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案2件、企業局関係が議案5件であります。  なお、審査の順序は、初めに企業局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(企業局関係◯委員長(實川 隆君) これより企業局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案の審査を行います。  企業局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  玉田企業局長◯説明者玉田企業局長) おはようございます。本日、御審議いただきます企業局関係の議案の概要説明並びに諸般の報告に先立ち、職員の逮捕について申し上げます。  去る8月4日、当局職員が神奈川県迷惑行為防止条例違反の疑いで、また8月10日、別の当局職員が置き引きの疑いで逮捕される事件が発生いたしました。一連の不祥事により、お客様を初め県民の皆様の信頼を裏切ることになりましたことにつきまして、深くおわびを申し上げます。まことに申しわけございませんでした。当該職員2名に対しましては、法令に照らして厳正に対処するとともに、県民の皆様からの信頼の回復に向け、職員一人一人の綱紀保持を徹底し、不祥事の再発防止に努めてまいります。  それでは、本日、御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案しております企業局関係の議案は5議案でございます。  まず、議案第3号令和元年度千葉特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。補正内容としましては、人件費について、令和元年度の人員に合わせた補正を行うとともに、労働基準監督署からの指導に基づき、過年度分の時間外勤務手当等に係る補正を行うものでございます。このほか、水道料金徴収事務等業務委託について、年内に複数年の契約を締結するため債務負担行為を設定いたします。これらの結果、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は8,400万円の増額となります。  次に、議案第4号令和元年度千葉特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。補正内容としましては、人件費について、上水道事業会計と同様の内容の補正を行うものです。これらの結果、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は400万円の減額となります。  次に、議案第5号令和元年度千葉特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。補正内容としましては、人件費について、令和元年度の人員に合わせた補正を行うものです。これらの結果、収益的支出の補正額が1億9,100万円の減額となります。  次に、議案第11号について、地方公務員法及び地方自治法の一部改正により会計年度任用職員制度が創設されたことから、また議案第12号については、成年被後見人及び被保佐人について地方公務員法の欠格条項が削除されたことから、企業局においても千葉県企業局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例について、それぞれ所要の規定の整備を行おうとするものでございます。  議案の詳細につきましては担当課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、諸般の報告として3点申し上げます。  初めに、令和元年台風15号への対応状況について申し上げます。  9月9日に本県に上陸した台風15号により、当局においても、上水道及び工業用水道の一部の浄水場等で停電が発生したことから、非常用自家発電設備の運転等により対応したところでございます。また、市原にある山倉ダムを活用して発電事業者が設置した水上メガソーラー施設で、強風により一部破損したソーラーパネルが発火しましたが、同日中には鎮火し、周辺地域や企業への送水に影響は生じませんでした。一方、県内の水道事業体などでは、停電により断水が発生したことから、9月9日から24日にかけ、延べ54台の給水車と約180名の技術職員等を派遣し、応急給水や管路の洗浄作業などに当たったところでございます。今後、今回の台風に伴う当局への影響について検証を行い、災害対策の一層の強化に取り組んでまいります。  次に、労働基準監督署の指導に基づく時間外勤務の調査結果について申し上げます。  本年3月、旧水道局に対し労働基準監督署の立入調査があり、指導に基づき、時間外勤務について実態調査を実施したところ、把握できていなかった時間外勤務が判明いたしました。これに伴い、時間外労働に関する労使協定、いわゆる三六協定で締結した限度時間を超えた事例があり、結果として労働基準法違反が認められました。事前命令の徹底に加え、本年4月からはパソコンのログデータを活用して時間外勤務の実態を適切に把握しているところであり、今後、再発防止と時間外勤務の一層の縮減に努めてまいります。  次に、千葉県営水道事業中期経営計画に基づく平成30年度事業の実績及び評価結果について申し上げます。  企業局では、平成28年度から令和2年度までの5カ年を計画期間とする中期経営計画を策定しており、強靱な水道の構築、安全な水の供給、お客様からの信頼の確保を3つの基本目標とし、健全で計画的な事業運営に取り組んでおります。計画3年目となる平成30年度に実施した主な事業といたしましては、基本目標の達成に向けて、ちば野菊の里浄水場第2期施設整備における工事の発注及び着手や、湾岸埋立地域を中心とした管路の耐震化、送水管、配水管の計画的な洗浄、アンケート調査等によるお客様の御意見を踏まえた業務改善の実施などを進めました。  こうした施策や取り組みに係る目標の達成状況については、企業局がみずから行う内部評価と、その妥当性を外部の有識者に客観的に判断していただく外部評価の2段階で評価を行っておりまして、平成30年度事業の実績については、成果が出ているとした内部評価に対して、総じて妥当であるとの外部評価をいただいたところでございます。計画全体としては、おおむね順調に進捗したものと考えております。  引き続き本計画に基づき、いつでも安全でおいしい水を安定して供給することでお客様からのさらなる信頼を得るとともに、中長期的な視点に立った健全経営の確保に取り組んでまいります。  以上、議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げました。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第3号関係 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案第3号令和元年度千葉特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) それでは、議案第3号令和元年度千葉特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の1ページをお開きください。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は8,400万円の増額で、補正後の支出予算総額は1,375億2,800万円となります。こちら資料の一番下、補正の内容をごらんください。1つ目は、人件費について、本年4月の人事異動に伴い、令和元年度における現在の人員に合わせた補正を行うとともに、労働基準監督署の指導に基づき過年度分の時間外勤務手当等に係る補正を、2つ目は、水道料金徴収事務等業務委託について、年内に複数年の契約を締結するため、債務負担行為の設定をそれぞれ行おうとするものでございます。  表の中ほど、9月補正額2)というところをごらんください。  まず、収益的収支ですが、収益的収入の補正はございません。収益的支出は5,400万円の増で、その内容は、令和元年度の人員に合わせた補正及び過年度分時間外勤務手当等に係る人件費の増でございます。こちらの結果、純利益につきましては5,400万円の減で、補正後の純利益は28億7,800万円となります。  次に、資本的収支でございます。資本的収入の補正はございません。資本的支出は3,000万円の増でございます。その内容は、収益的支出と同様に令和元年度の人員に合わせた補正及び過年度分時間外勤務手当等に係る人件費の増でございます。  続いて、資料の2ページをごらんください。議案書の写しに沿って御説明をさせていただきます。  資料の2ページから3ページまで収益的支出の補正及び第4条資本的支出の補正及び第5条債務負担行為の補正につきましては、先ほど1ページの表の中で御説明したとおりとなってございます。  次に3ページでございますが、第6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、職員給与費、人件費の補正に伴う増額でございます。  以上で令和元年度上水道事業会計補正予算の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 それでは、議案第3号について御質問を2点させていただきます。  まず、労働基準監督署の指導に基づく時間外勤務の調査結果についてお伺いいたしたいと思います。職員の時間外勤務を適切に把握できなかった理由は何か。また、本年度においてきちんと把握できているのか。  2点目としましては、企業局では、時間外勤務の縮小に向けてどのように取り組んでいるのか。  以上、2点お伺いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 総務企画課でございます。  今回、労働基準監督署の指導に基づき時間外勤務の過年度分の補正ということで、今回、第3号議案で載せさせていただいております。時間外勤務につきましては、従前から事前命令を徹底をいたしまして事後確認等を行ってきたところでございますが、今回、調査の結果、事前命令がなくて行われた時間外勤務、それから事前命令を超えて行われた時間外勤務を管理職が正確に把握できていなかったということがちょっと理由として考えられてございます。本年4月からはパソコンを活用して、そのログオン、ログオフのデータを活用いたしまして、適切に時間外勤務の実態を把握しているところでございます。  それからもう1つ、時間外の縮減に向けてどのように取り組むのかという御質問でございますが、当局では、この時間外勤務の縮減を、より一層の適正な勤務時間の管理に取り組んでいくために、本年4月に管理部長を会長といたします企業局勤務時間適正管理会議を設置をいたしました。この会議では、企業局の各部を単位としてチームを設けまして、時間外勤務の縮減に向けた具体的な対策を検討してるところでございます。例えば職員ごとの年間の時間外勤務の見通しの作成、班内ミーティングを定期的に行って上司のスケジュール、班業務の進捗状況を把握し、業務の調整、さらには業務の改善に取り組んでいるところでございます。今後もこうした取り組みを通じまして、さらなる時間外勤務の縮減に向けて、企業局の組織を挙げて取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 どうもありがとうございました。今、働き方改革ということも掲げられてますし、やはり県庁としましても、民間もやってる中でのお手本となるようにぜひやっていただきたいと思います。  また、時間外勤務について、ログオン、ログオフもわかるんですが、やはりしっかりとそこら辺の管理も徹底していただければと思います。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) そのほか、ございませんか。  秋葉委員◯秋葉就一委員 1点だけ、補正予算債務負担行為についてお尋ねします。令和元年度から令和4年度まで6億5,000万円以内ということですが、1件当たりの単価というのはどのように見積もってるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 鈴木業務振興課長◯説明者鈴木業務振興課長) 業務振興課でございます。  1件当たりの単価というのは、申しわけないですけど、算定しておりませんで、年間幾らかかるというようなことでの債務負担の設定のほうをさせていただいております。年間の件数というようなことになると思います。債務負担のざっくりした内訳ですけど、令和2年度で大体2億5,700万円程度、令和3年度で2億6,000万円程度、令和4年度は1億3,000万円程度というようなことで、年度年度でかかる費用に応じた形の債務の設定をさせていただいてるところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 令和4年度だけ半額ぐらいなのは、期間が短い…… ◯委員長(實川 隆君) 鈴木業務振興課長◯説明者鈴木業務振興課長) 期間が半年。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 期間が半年ですか。     (鈴木業務振興課長、「はい」と呼ぶ) ◯秋葉就一委員 わかりました。 ◯委員長(實川 隆君) その他、質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手
    ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第3号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第4号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第4号令和元年度千葉特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) それでは、議案第4号令和元年度千葉特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の4ページをごらんください。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は400万円の減額で、補正後の支出予算総額は201億6,900万円となります。  こちら、資料の一番下、補正の内容でございますが、人件費について上水道事業会計と同様の補正を行うものでございます。  表の中ほど、9月補正額2)という欄ですが、まず収益的収入につきましては、補正がございません。収益的支出は100万円の増、これは令和元年度の人員に合わせた補正及び過年度分時間外勤務手当等に係る補正でございます。この結果、純利益は100万円の減で、補正後の純利益は4億3,700万円となります。  次に資本的収支ですが、収入の補正はございません。資本的支出は500万円の減で、その内容は、令和元年度の人員に合わせた人件費の減でございます。  続いて資料の5ページ、議案書でございます。5ページから6ページまでの第3条、収益的支出の補正、第4条、資本的支出の補正につきましては、先ほど4ページの表で御説明したとおりでございます。  さらに1枚めくっていただきまして6ページ、第5条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、こちらは職員給与費の減額に伴う補正でございます。  以上で令和元年度千葉特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第4号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第4号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第5号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第5号令和元年度千葉特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) それでは、議案第5号令和元年度千葉特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の7ページをごらんください。収益的支出の補正額は1億9,100万円の減額で、補正後の収益的支出の予算額は133億9,900万円となります。  こちら、資料の一番下、補正の内容でございますが、人件費について、令和元年度の人員に合わせた補正を行うものでございます。  表の中ほど、9月補正額2)でございますが、収益的収支につきましては、収入の補正がございません。支出につきましては、1億9,100万円の減ということでございます。この結果、純損失は1億9,100万円の減で、補正後の純損失は26億8,900万円でございます。  次に資本的収支でございますが、補正がございません。  資料の8ページをごらんください。こちら、議案書でございます。第3条、収益的支出の補正につきましては、先ほど7ページで御説明したとおりでございます。  次に、第4条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、こちらもこれまでの会計と同様、職員給与費の減額に伴う補正でございます。  以上で造成土地管理事業会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論ありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第5号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって議案第5号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第11号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第11号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 総務企画課でございます。議案説明資料の9ページをお開きください。議案第11号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について御説明をいたします。  この議案は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正によりまして、非常勤職員の適正な任用、勤務条件の確保を目的として会計年度任用職員制度が創設されたことから、県におきましても所要の規定の整備を行うものでございます。  会計年度任用職員制度とは、地方公務員法の適用対象である一般職の非常勤職員でございまして、一会計年度を超えない範囲で任用される新たに創設された制度でございます。これは、現行の嘱託職員などがこれに移行することが想定されております。今回、県全体で改正対象の16条例を一括として議案としておりますが、このうち当局が所管いたしますのは、千葉県企業局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例でございます。この一部改正をするものでございます。  主な改正内容でございますが、(1)のところにございますが、会計年度任用職員のうち、フルタイム勤務の給与に係る規定の整備でございます。フルタイム勤務とは、勤務時間が常勤職員と同一の場合でございます。給与の種類は常勤職員と同様に給料及び手当とし、期末手当及び退職手当の支給要件を規定するものでございます。  次に、(2)のほうですが、パートタイム勤務に係る規定の整備でございます。給与の種類を報酬及び期末手当とし、報酬の額については別に定めます。また、期末手当の支給要件を規定をいたします。このほか、所要の規定の整備を行います。  なお、企業局独自の規定は、この条例以外はございません。  施行期日は改正法の施行日と同様で、令和2年4月の1日でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋葉委員◯秋葉就一委員 確認ですけども、期末手当という表現はあります。あとは退職手当ありますけども、地域手当については支給されないということでよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 地域手当についてでございますけれども、フルタイム勤務につきましては常勤職員と同様でございますので、地域手当はございます。あとパートタイムにつきましては、地域手当ということではないのですけれども、報酬額に相当のものということで込みであるということで整理をされております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員、よろしいですか。  そのほか、質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第11号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって議案第11号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────
           議案第12号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第12号成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 総務企画課でございます。議案説明資料の14ページをお開きください。議案第12号成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について御説明をいたします。  この議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の制定によりまして、成年被後見人及び被保佐人について、地方公務員法の欠格条項が削除されたため、この条文を引用しております県の条例の改正が必要となりました。これらに係る条例を一括として議案としておりますけれども、当局におきましては、対象となるものが千葉県企業局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例でございます。  改正内容につきましては、本条例におきまして、地方公務員法の当該条文を引用してるのが退職手当の支給に係る条項でございますので、これにつきまして文言の整理を行うものでございます。  施行期日は法施行日と同日の令和元年12月14日でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第12号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第12号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、諸般の報告その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 私からまず3点お伺いしたいと思います。  まず、台風15号についてお聞きしたいと思います。9月9日未明に本県に上陸した台風15号は、本県における農業被害が東日本大震災のときを上回り、家屋の損壊、停電、断水など甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げますとともに、先週金曜日までの本会議においても、我が自由民主党代表質問を初めとして初動体制、生活再建、農業、中小企業の復興支援等について多くの議論が行われました。この総合企画企業常任委員会においても、企業局及びこの後の総合企画部においても関連質問を行いたいと思います。  それでは、お伺いします。千葉県企業局においても、今回の台風15号により上水道の一部施設で停電が発生したとのことだが、先ほど報告のあった自家発電設備による対応を含め、どのような対応をとったのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 宇内水道部次長。 ◯説明者(宇内水道部次長) よろしくお願いいたします。ただいま本間委員から質問のございました台風15号関連の発生した停電に対し、どのような対応をとったのかという御質問でございます。県営水道では、福増浄水場のほか、一部の施設で停電が発生しましたが、非常用自家発電設備を運転することにより浄水場の運転を継続した結果、送配水に影響はありませんでした。また、停電に伴い、NTT収容局や通信回線にも支障が生じたため、一部の浄水場において、取水場や給水場との間で遠方監視制御システムや電話が使えなくなりましたが、当該施設の監視制御を行う職員を派遣するとともに、衛星携帯電話や業務用無線を活用して通信を確保し、対応したところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今回の台風ではかなりの期間、停電が続いた地域もあったが、このようなケースを想定して対応していく必要があると思うが、どうか。 ◯委員長(實川 隆君) 宇内水道部次長。 ◯説明者(宇内水道部次長) ただいまの質問についてお答えいたします。  県営水道では、1日平均給水量約98万立方メートルを72時間程度継続できる体制を構築するため、浄・給水場にある非常用自家発電及び燃料タンク等の設備の増強を計画的に実施していくこととし、今年度から実施設計に着手し、検討を進めているところでございます。今後は停電がさらに長期にわたった場合も想定し、燃料販売事業者等と協議を重ね、燃料確保の強化を図るなど、さらなる安定確保に努めてまいります。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件は要望。水道は重要なライフラインなので、今回の台風による経験を踏まえ、災害時の対応についてさらなる対応を検討していただくことを要望します。 ◯委員長(實川 隆君) 宇内水道部次長。 ◯説明者(宇内水道部次長) 委員長、済みません。     (本間 進委員、「いいよ、もう」と呼ぶ) ◯説明者(宇内水道部次長) 数字を1つ言い間違いました。     (本間 進委員、「98万……」と呼ぶ) ◯説明者(宇内水道部次長) 1日平均給水量……     (本間 進委員、「93万だろう」と呼ぶ) ◯説明者(宇内水道部次長) 93万でございます。失礼いたしました。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 はい、わかった。  続いて、料金支払い手段の多様化においてお伺いします。現在、国がキャッシュレス決済の導入を促進するなど、最近では生活の多様化と技術革新により、現金以外の支払い手段が多く用いられるようになっています。ちなみに企業局の主な水道料金の支払い手段は、金融機関の口座振替払いとコンビニエンスストアや金融機関店頭での納付書払いと聞いています。しかし、最近の社会状況や国の施策を踏まえ、県民の利便性向上を図るために新しい支払い手段の導入をすべきではないかと思いますが、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 鈴木業務振興課長◯説明者鈴木業務振興課長) 業務振興課でございます。  ほかの水道事業体や自治体などでは、新しい料金支払い手段として、いわゆるスマートフォンを利用した電子マネー決済を導入してるところが今ふえております。当局においても、利用可能性について今情報収集を行っているところです。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 確かに電子マネー決済は多くの場面で利用がふえているようです。県営水道事業に導入した場合のメリットは何か。また、導入に当たっての課題はあるのか質問します。 ◯委員長(實川 隆君) 鈴木業務振興課長◯説明者鈴木業務振興課長) 電子マネー決済のメリットとしまして、お客様の利便性の向上というのが期待できます。いわゆる手元にあります納付書にバーコードというのがついておりますけど、バーコードをお客様自身のスマートフォンで読み取って決済を行うため、現金を用意する必要はございません。あわせて支払いのために外出する必要もないため、時間と場所に制約されないという特徴がございます。当局といたしましても、お客様が水道料金を支払いしやすくなるということによって未納の発生の防止につながるということになります。収納事務の効率化に大きな効果が期待できるものと考えております。  あわせて、この課題ということでございますが、収納手数料というのがかかりますけど、収納手数料については、現在のコンビニエンスストア扱いと同水準でございます。水道料金のシステムの改修費用等を含めましても、新たに当局に大きな負担が生じるおそれは小さいと考えております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望いたします。電子マネー導入による支払い手段の多様化はお客様のメリットが大きいと考えられます。より具体的に課題の整理を行い、できるだけ早く導入するよう準備を進めてほしいと思います。  最後にもう1点、管路の耐震化についてお伺いします。6月議会で平成30年度末の水道施設の耐震化について質問しました。決算も終わり、管路の耐震化率も出たと聞いております。  そこでお伺いしますけども、県営水道による平成30年度末の管路の耐震化の状況はどうか。また、今後どのように耐震化を進めていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) 県営水道では、強靱な材質で地震の際も管が抜け出さない耐震管を全面的に採用し、管路の耐震化を進めております。平成30年度末の管路総延長は約9,140キロメートルであり、管路全体の耐震化率は22.5%となっております。このうち、東日本大震災で液状化の影響により管路被害が甚大であった湾岸埋立地域については優先的に耐震化を進めることとしており、平成30年度末の耐震化率は44.2%となっております。  また、今後の取り組みについては、中期経営計画の最終年度である令和2年度末までに管路全体の耐震化率を23.8%、湾岸埋立地域については51.5%まで向上させる計画としております。今後とも可能な限り事業量を上積みできるよう検討し、管路の耐震化率の向上に努めてまいります。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。
    ◯本間 進委員 要望します、最後に。水道はライフラインとしての重要なものであり、震災等で漏水が起こると住民生活に与える影響が大きいことから、引き続き管路の耐震化に積極的に取り組むよう要望し、さらにもう1点要望は、管路の工事に関して平準化で、切れ目なく、お願いをして私の質問は終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 それでは、台風15号に伴う質問をさせていただきたいと思います。復旧・復興に当たっている職員の皆様には感謝申し上げます。  台風15号に伴う山倉ダムの水上メガソーラーの火災についてお伺いしたいと思います。私の住む市原で、ちょうどこの火災のときにすぐ脇を通って黒い煙が出てるのを見た覚えがありますし、また、鎮火した後も見に行って、これだけ変わるのかという状況には驚いているんですが、3点お伺いしたいと思います。  被害の状況と対応状況はどうだったでしょうか。  また、工業用水の影響はどのように出たのでしょうか。  また、メガソーラーについては今後どのようにするのか。  以上3点、お伺いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 林施設設備課長。 ◯説明者(林施設設備課長) お答えいたします。  まず、被害の状況と対応状況でございます。台風15号の強風によりまして、9日未明に太陽電池パネル全体約5万枚のうち、約5分の4が複数に分断され、一部が折り重なる状態となりました。その後、午後1時ごろに太陽電池パネルを浮かせている樹脂製のフロートが燃え、パネル20枚程度が水没したと事業者から報告がございました。火災につきましては、消防活動により、同日夕刻までに鎮火したところです。事業者は鎮火後、直ちに高電圧による漏電等が発生しないよう、太陽電池パネル同士を接続しているケーブルの切断を実施いたしました。また、熱センサーを搭載したドローン等により、異常の有無について毎日監視を行い、再発火防止に努めているところです。  2問目でございます。工業用水の影響についてでございますが、火災翌日の10日に火災発生地点及び取水口付近の2カ所について採水を行い、水質への影響がないことを確認しております。また、ソーラーシステムの損傷による取水塔などのダム施設への被害はなく、工業用水の給水に影響はございません。  3問目でございます。メガソーラーを今後どうするのかという御質問ですけれども、現在、事業者においてメガソーラーの損壊の原因を調査するとともに、損壊した太陽電池パネルを撤去するための作業計画を作成し、迅速に当該作業に着手する予定と聞いております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 どうもありがとうございました。今回、山倉ダムは工業用水で飲料水ではないので、そんなに心配はないのかなとも思いますが、やはり自然エネルギーというのは非常に今注目されてて今後伸びていくところでありますので、県としては、認可団体であって事業者ではないとは思うんですが、やはり今後、災害というのは大規模化、特に台風は──してくるので、そこら辺もしっかりと事業者と連携をとりながら情報を集めて今後再発がないように努めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 私は、企業局の昨年行った土地分譲ですか。これについて伺いたいんですけれども、今回、この議会にも陳情書が出てます。地元も混乱してるというようなこともありますし、地元の議員も物すごく心配しているところです。  そこで伺いますけれども、ここの用地は、以前は地域の公益用地ということで駐車場で使っていたところなんですけれども、これがなぜ住居開発に変更になったのか。その辺伺いたいんですけど。 ◯委員長(實川 隆君) 飯塚土地分譲課長。 ◯説明者(飯塚土地分譲課長) 土地分譲課でございます。  本件土地につきましては、駐車場としての利用はございません。駐車場を整備しようとして、平成15年から16年にかけまして、地元で隣接する磯辺地区の2つの自治会に駐車場を整備したいということで説明へ伺ったんですけども、騒音ですとか不特定多数の利用に伴う防犯上の問題等が危惧されまして合意をいただけずに、駐車場計画については実現に至らなかったものでございます。平成29年度に改めてこの自治会のほうに説明に行きまして、商業系ですとか住居系の計画であれば構わないということで御理解いただきましたので、その分譲を行ったというものでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 そういう経過があったということで、でも、現実的には駐車場になってたんじゃないかな。現地見たんですけれども、駐車場じゃないんですか。それで混乱のもとが、磯辺地区には説明したけれども、真砂地区には事前の説明がなかったということで地域の人たちが不満を持っているわけですけれども、なぜこの事前説明というのをしなかったんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 飯塚土地分譲課長。 ◯説明者(飯塚土地分譲課長) 当局では、住宅地に隣接する土地を分譲する場合には住民説明を行っております。その場合、大字がどこかということではなくて、分譲する土地に隣接する自治会ですとか住民の方に対して説明を行ってるところでございます。本件土地は磯辺と真砂の2つの大字にかかります一団の土地なんですが、真砂側の土地に隣接するのは京葉線の高架橋でございまして、自治会住民がいらっしゃいませんでした。一方で、先ほど申し上げました磯辺側には2つの自治会が隣接しておりますので、当該両自治会に説明を行ったところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 それともう1点が、分譲条件と違って、出入り口の件で住民の皆さんが危険だというようなことを何か主張しているらしいですけれども、この点について、この陳情書には違法ということまで書いてありますけれども、どうなんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 飯塚土地分譲課長。 ◯説明者(飯塚土地分譲課長) 車両の出入り口についての御質問でございますけども、入札の案内書では、及び警察と協議の結果、やむを得ず出入り口を南西側市道に設置する場合は、周辺住民の通行に十分配慮した交通安全対策を最大限に行うことと定めております。この事業者が警察と協議した結果、警察から車両の出入りや自転車、歩行者の安全面から、南東側1カ所だけではなく、複数の車両出入り口を設置することが望ましいとの指摘がありました。このため事業者は、南西側市道への車両出入り口の設置を含めた事業計画を、先ほど申し上げた磯辺地区の2つの自治会に対しまして計3回説明会が行われた中で説明を行いまして理解をいただいたと聞いております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 概略はわかりました。私は、企業局は一般の開発業者とは違って、やはり公的な立場ですから、まちづくりとか、長期的な視点に立っていろいろな計画を立てていったほうがいいですよということはかねてから主張しているところなんですけれども、そういったことを考えると、地域住民のこういう混乱というか、反対というか、こういうものがある中で進めるというのはやっぱり普通じゃないなというふうに思いますので、地域の皆さんとこれからでもできる限り話し合い、納得していただけるような話し合いをしていったらどうかなというふうに思ってるんですけれども、その点、どういうふうにこれから考えていこうとされてますか。 ◯委員長(實川 隆君) 飯塚土地分譲課長。 ◯説明者(飯塚土地分譲課長) これまでも当局では、土地分譲に当たっては、住民の方の御意見等を伺いながら進めてまいりましたので、今後につきましても、地域のまちづくりに資するような形で丁寧に処分を進めていきたいと考えております。     (宍倉 登委員、「その辺、十分にひとつ地域の皆さんに納得していただけるように、皆     さんの対応をお願いしたいと思います」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) ほかにありませんか。  田中委員。 ◯田中幸太郎委員 ありがとうございます。先ほどの台風15号の話に少し戻ります。本間委員が言われるとおり、水道は生活に欠かせないインフラであるということも含めて台風15号の対応について確認をしたいと思います。  今、私の手元には千葉県災害対策本部要綱というのがあります。災害が起こったときにどういうふうに設置をしていくのかということが書いてある、また、各部署がもしその設置をした場合には、どの守備範囲で災害対策をしていくかということが書いてあるところであります。今回、9月の台風15号を受けて、災害対策本部というのは10日に防災危機管理部長が知事に進言し、知事が決定されたというふうに私は確認をしております。この1日たってから設置をしたということも、今後、千葉県にとっても検証しなければいけないと思いますけれども、この本部要綱にも、第4条には「災害対策本部を設置する必要があると認めたときは、防災危機管理部長に災害対策本部の設置を要請するものとする」。それは、もちろん設置を要請できるのは企業局の責任者もできるというわけであります。  そこでお伺いをしたいと思いますけれども、台風15号の対応について、災害対策本部が立ち上がるまでの対応、また立ち上がってからの対応、企業局としてはどのように認識をしているのかお伺いをさせてください。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 総務企画課でございます。  今回の台風につきましては非常に大きな被害をもたらしたわけでございますけれども、こうした今回のような風水害が発生する場合、企業局につきましては、会計が3つございます。各事業が3つあるんですけれども、上水道、工業用水道、造成土地管理でございますけれども、それぞれにおいて連絡体制や配備の体制をとって、本部等を設置する前からそうした状況を把握し、その被害の状況に応じていろいろな対応をとるというふうになっていたと思います。例えば水道のほうでは、やはりすぐに管内の応急給水もございましたし、それから、他の水道事業体への応急給水にも出かけたということで、その場その場で緊急にいろいろ対応したというふうに思っております。 ◯委員長(實川 隆君) 田中委員。 ◯田中幸太郎委員 事後対応。対策本部が設置されてからの対応をどのように認識されてますか。ちゃんと適切に動いていたと言えるかどうかということも含めて確認をしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 当局におきましては、先ほど申し上げたとおり、当初からいろいろ対応をとり、そして県の災害対策本部が設置されてからも、そちらの指示や、それから、こちらの状況に応じてしっかりと対応をしていたというふうに考えてございます。 ◯委員長(實川 隆君) 田中委員。 ◯田中幸太郎委員 了解いたしました。これからもしっかりとやっていただきたいと思います。 ◯説明者川島総務企画課長) よろしいでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 補足……。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) はい。ちょっと補足で申し上げます。いろいろ今回の件について、どのような対応と、それから課題も含めてあったというふうに考えてございますけれども、今回は、こういうしっかりとした対応、それから、先ほど水道のほうからもお答えをさせていただきましたけれども、長期の停電が非常に大きかったということで、こうしたことについても今後、それからどのようにするかというのもしっかりと検証していくということで考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 田中委員、よろしいですか。  ほかに。  鈴木委員。
    ◯鈴木和宏委員 ありがとうございます。先ほど報告の中で、延べ54台の給水車が派遣に当たったというふうにありました。私も南房総を含め、いろんなところで県営水道の給水車を初め、さまざまな給水車、見かけました。実際、延べ54台とありますが、実際、県営水道で保有してる給水車の台数、それから1台当たり、どれぐらいの世帯が給水できるのか。また、今回、さまざまな地域から応援が入ってると思うんですが、県営の給水車で今回断水地域のどれぐらいがカバーできたのかというのがわかればちょっと教えていただきたい。また、今後の課題があれば含めてお願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) まず、保有状況ということでございますが、当局では給水車を合計で13台保有してるところでございます。  また、給水車1台で何台分を賄えるのかというようなことでございますが……     (鈴木和宏委員、「世帯です。どれぐらいの人を救っていけるのか」と呼ぶ)     (「何リッターでもいいんじゃないの」と呼ぶ者あり)     (鈴木和宏委員、「そうですね、はい」と呼ぶ)     (「どのくらいの量が入るのか」と呼ぶ者あり) ◯説明者(密本給水課長) 大体1台で何世帯分を賄えるかということだと思うんですけども、人が生きていくためには1人1日当たり3リットルの飲料水が必要と言われておりまして、1世帯4人の家族と仮定いたしますと、1世帯当たり1日12リットル必要となります。当局の保有している給水車のタンクの積載量は1,700リットルありますので、割り返しますと約140世帯を賄うことができると考えております。  また、ちょっと質問があれですが、当局の給水車の稼働状況ということでよろしいでしょうか。     (鈴木和宏委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(密本給水課長) 9月9日から9月24日まで千葉、山武郡広域水道企業団、多古町、南房総及びかずさ水道広域連合企業団に延べ54台の給水車が出動し、病院等の重要施設や集会所等で応急給水を実施しました。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 鈴木委員。 ◯鈴木和宏委員 最後に要望なんですが、今回、停電に伴う断水ということで、県営住宅など、集合住宅では上水ポンプが作動することができずに高置水槽が空になれば、そこの全世帯が断水、こういう状況がありました。今後も同様の台風による被害や大規模な地震に伴って断水も予想されます。生活用水がなく大変困ったとの声も多く聞いてまいりましたので、例えば県の施設や県営住宅の敷地内に防災井戸、しかも、電動ポンプと併用に手動でもくみ上げられるような防災井戸の検討もぜひお願いできればと思います。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 この台風15号関係なんですけども、本間委員からもありましたが、あらゆる災害に備えた強靱な水道をやっていくと。3・11以降も、そういうようなことで話が進んでいると思うんですが、ちょっと耐震化が、先ほど答弁でありましたけれども、言ってる割にちょっと、低いんじゃないかなと、こういうふうに思うところがあるので、やはりいつ起きるかわからない災害に備えなきゃいけないのは難しいけれども、もっと前進できるように企業局一丸となって、しっかりと予算要求等をしながら計画を進めていただきたいということを要望しておきます。質問しません。  先ほどもう1つ、電子マネーのお話が出ました。本間委員からありましたが、一応確認で聞いておきますけれども、水道の支払いに関してはどのような支払い方法があるのでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 鈴木業務振興課長。 ◯鈴木業務振興課長 支払い方法といたしましては、大きなものとしては銀行からの口座振替、あと、いわゆる都度払い、納付書で払う方法としましては、大きなものとして、やはりコンビニエンス収納、あと金融機関の窓口でのお支払い、あと郵便局なんかもこれに含みます。あわせて我々は水道事務所支所を持ってますので、事務所支所でのお支払い。あと、水道センターという外部に委託してる機関もございますので、そちらでもお支払いをいただくことができたりとかしますし、あと検針の際に随時精算といいまして、それで水道終わりですよという場合については随時に検針会社がお金を徴収することなんかもあります。主なものとしては、そのような形になると思います。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 ありがとうございます。以前から、私、公共事業等の支払い方法について、そういう電子マネーとか、あとクレジットカードとか、確かに手数料はかかるけれども、やはり払いやすい方法を模索していただいて滞納が起きないような、未納が起きないような環境を、やはり先ほどの災害の問題と一緒で、民間と丁寧に協力をしながら住みやすい千葉県づくりを皆さん一丸となってやっていただきたいということを要望して終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにありませんか。  松崎委員。 ◯松崎太洋委員 済みません、私も台風15号関係、給水車について、先ほど鈴木委員と付随してなんですけども、先ほど給水車が13台、企業局の保有しているということなんですけども、詳しくもうちょっと、9月9日から10日、11日、この3日間の出動稼働台数というのを教えていただきたいんですけど、お願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) 9月9日から11日までの活動状況ということでございますが、9月9日から11日までは千葉、山武郡広域水道企業団、多古町及び南房総に延べ10台の給水車が出動し、病院などの重要施設や集会所等で応急給水を実施したところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 松崎委員。 ◯松崎太洋委員 この3日間で10台ということなんですけども、もうちょっと詳しく、9日、10日、11日の個々の出動稼働台数を教えていただきたいんですけども。お願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) まず、9日につきましては、山武郡広域水道企業団へ2台と当局の給水区域内の大規模団地に2台の計4台でございます。9月10日につきましては、山武郡広域水道企業団に2台と多古町に2台の計4台でございます。また11日につきましては、南房総に2台を派遣しております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 松崎委員。 ◯松崎太洋委員 9月11日、南房総2台ということなんですけど、13台中2台しか走ってなかったって、何か理由がございますか。お願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) 当局は県の水政課から要請があれば給水車を出す用意をしてたところですが、この日につきましては2台の要請ということで2台を出しております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 松崎委員。 ◯松崎太洋委員 2台って、ちょっと少ないかなって思います。  あともう1つ、9月9日なんですけども、千葉防災対策課から水道事業所へ給水の出動に関する相談があったと思うんですけども、こちら、お断りした理由って何かありますか。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) 9月9日の千葉から当局へ、停電により各家庭に水を送るポンプが停止した受水槽方式で給水している集合住宅への給水車の出動についての相談がありましたが、正式な要請ではなかったと認識しております。  また、9日につきましては、当局へも水が出ないなどの問い合わせを多く受けており、当局の給水車の保有台数にも限りがあることから優先順位をつけて対応する必要がありましたため、相談がありましたが、お断りした事例もありました。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 松崎委員。 ◯松崎太洋委員 印象としてはすごく少なかったかなとは思います。ばたばたしてた状況だったと思うんですけども、最後、要望としてですけども、私も防災意識に関しては足りない部分がありますので、今後は市民優先型のプッシュ型に移行していただけたらと思います。どうかよろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 済みません、ちょっと答弁に納得いかないところが多々あるんですけど、まず正式な要請というのは、どういうものを正式な要請というのでしょうか。  それと要望がなかったというのは、これは検証で大分出てると思うんですけども、電話がつながらなかったり、停電をしていたり、市町村は自分のところで手いっぱいで、お願いしますというよりかは、給水車が13台もあるのであれば、どうですかって聞くのが県の体制じゃないんですか。それが、連絡がなかったからっていって、いや、出しませんでしたというのは、それはちょっと何か納得できる答弁じゃないなというふうに思うんですが、今後の対応を考えてどうでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) 当日は当局にも問い合わせ等が多数ございました。千葉からの御相談があった集合住宅につきましても、当局のほうにも当然ながらお問い合わせが入っておりまして、それについても、まずは管理者様、お客様のほうで勘違いされた部分があったのは、今回の停電に伴いまして、当局の浄・給水場自体が停電してとまってるんじゃないかと。それに伴って断水してるんじゃないかというふうに思われた節もありました。当局は正常に給水しておりまして、停電により各集合住宅のマンション等に、受水槽以下にポンプがついてございます。そちらのポンプが停止したことによって水が供給できてないということがありましたので、その辺は、お客様に説明させていただきました。また受水槽の手前に水道管の水圧で直接出る水栓がございますが、こちらの水を使えば、当然、給水車が行くのと同じ状態で水が使えるわけでございまして、そういったことを御案内させていただきました。  ただ、当局の件数の中に相当数相談があった大規模団地がございまして、そこにつきましては、かなり長い間、水が出ないという問い合わせは当局にも殺到しておりました。そちらについては先ほど申し上げた直結性がないということを図面で確認できましたので、当局の判断で給水車を2台出動させたところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 そういうこと、ちょっと違うんですけど、要は正式か正式じゃないじゃないかというのは、それは確かに団地とか、個人の団体とか、自治会とか町会からいっても、それはなかなか難しいと思うんです。それはもう十分理解してます。そうじゃなくて、そういうことがあったときに、例えば市町村からの連絡があったのを待ってるのであれば、こういう相談があるんですけど、市町村に実際どういう状況になってますかとかというのをするのが県の責務なんじゃないですかね。それを個々に対応しろと言ってるわけじゃないんです。市町村にまず確認してもらって、連絡が来ないのであれば、県のほうから、どうですか、給水車必要なところありますかというのが重要なんじゃないですかというふうに申し上げてるんですが。 ◯委員長(實川 隆君) 密本給水課長。 ◯説明者(密本給水課長) その辺につきましても、今後検証いたしまして検討させていただければと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。
    ◯伊豆倉雄太副委員長 ぜひ水道だけじゃなくて全てのことに言えると思いますので、ぜひそこら辺の統一認識はしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 私もちょっと関連なんですけれども、今、やりとりを聞いていて、限りある給水車とか、相当数要望があったというようなお話なんですけれども、こういう災害が起きると、みんな各地の支援が県外とか、ほかのいろいろ東京都とか、いろいろあると思うんですけれども、そういう申し出はあったんですか。それとも、したことあるんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 例えば今回の件はいろいろ断水とかしたところがあったんですけれども、こちらにつきましては、県内全体のそういう水の供給については、総合企画部の水政課のほうで窓口になりまして、まずは県内の水道事業体の応援、そして足りなければ他県への応援というのを、企業局が日本水道協会の千葉県支部になっておりますので、その要請を受けて他県にお願いするというようなことをしてございます。ですから、今回も他県から東京、それから茨城、神奈川と、たくさん来ていただきました。日水協のルートを通じて一応対応させていただいたということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 かなりの給水車が出てたということですよね、これだけじゃなくてですね。 ◯委員長(實川 隆君) 川島総務企画課長◯説明者川島総務企画課長) 当局の給水車以外に、県内の水道事業体も応援に行っておりましたし、他県からも来ていただいたということでございます。  それから、あともう1つ、やはりそれだけでは足りないということで、自衛隊のほうにも恐らくお願いをしてると思います。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 不便にならないように──災害のときはしようがないんですけれども、なるたけそういうことを解消するように、やっぱり対策をしていただきたいなというふうに思います。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  秋葉委員◯秋葉就一委員 私も台風15号で被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。  具体的な質問に入ります。私がつかんでる数字では、県水道施設の非常用発電設備がある施設の数は22施設中15施設と聞いてるんですが、それほど今回影響なかったということは、残る7施設ではほとんど大きな停電がなかったということでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋葉浄水課長) 今回の停電による被害状況なんですが、電源が停電した施設が4カ所ございまして、非常用の自家発電設備及び施設間の水融通によって対応したところでございます。  まず、福増浄水場で約50時間を超える停電、これについては非常用自家発電設備によって電力供給を行いました。また、辰巳高架水槽においても30時間を超える停電になりましたが、非常用自家発電設備によって計測測定装置を動かしました。あと、高滝取水場の接合井という施設と姉崎調圧水槽におきましては、電源が喪失しましたため、可搬式の発電機を持ち込み、電力供給を行いました。また、監視制御のために職員も派遣したところでございます。  このほか、今回、施設には常用線、あるいは予備線といった形で2回線受電しておるんですが、どちらかが停電したという箇所が6カ所あったということでございまして、全体といたしましては、全て機能を失うことなく、浄水機能に影響することなく継続することができました。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 可搬式のを持ち込んだりして何とか対応できたというお話なんですが、ただ、最終的には、いろんな災害を想定して、残る7施設についても、自家発電設備を整備する必要があると思いますが、何年以内ぐらいに残る7施設については整備が可能なんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) 浄水課でございます。  ただいまの御質問ですが、現在、私どものほうで72時間程度給水を継続できる設備増強ということで計画しまして進めております。その中では、基本的には私どもが持っています全施設に何がしかの自家発電設備を設けるというふうに考えておるところでございます。  これらにつきましてのスケジュールですが、現在、5つの浄・給水場に関して優先度をつけて設計業務委託をやっておるところですが、これにつきましては、工事を平成3年度から4年度にかけて行う予定ですが、それ以降につきましては次期中期経営計画の中で検討していくということで考えておるところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 平成というのは令和の間違いだと思いますが…… ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) 失礼いたしました。令和に訂正いたします。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 令和3年度から4年度に5施設というのは、今、自家発がない7施設の中の5施設ということでよろしいんですね。 ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) はい、残った施設ということでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 今、72時間という御答弁もあったんですが、既にある15施設について、このデータによると、24時間以上の燃料があるのは1カ所のみだというふうになってるんですが、近いうちに、既にある自家発電設備の燃料の備蓄容量をふやす計画はあるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) 燃料に関しましては、現在、半日程度稼働できる燃料を確保してるところでございます。先ほど申し上げました72時間の対応の燃料ということで、72時間対応の燃料施設を設けることとしておるところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 少し、ちょっと勘違いされたと思うんですが、先ほど5つの施設については令和3年度から4年度というのは、今既にある15施設とは別のところだというふうに確認させていただいたので、現在、自家発電設備がある15施設についての燃料の容量、備蓄燃料の容量をふやす計画はあるんでしょうかという質問なんですが。 ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) 先ほど少し勘違いして申し上げました。先ほど申し上げました5施設というのは、現在使われています既存の施設でございまして、木下の取水場、柏井浄水場、北総浄水場、ちば野菊の里浄水場、誉田給水場になります。これらについて、今のような形でタンクの増量を図る予定にしております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 そうしますと、現在15施設については自家発電設備ありと伺ってるんですが、令和4年度までには自家発電設備がある施設の数はふえないということでよろしいんですか。既にあるところの増量だけを今計画してるということで…… ◯委員長(實川 隆君) 秋場浄水課長。 ◯説明者(秋場浄水課長) はい。現在のところの計画では、そのように。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 その点については要望にいたしますが、新しい中期経営計画は台風15号の襲来の前に策定されていたんだと思いますので、今回の台風被害を受けて、現時点で自家発電設備がない──ごめんなさい、7施設についての自家発電設備の導入についても早急に検討していただきたいと思います。  また、ほとんどの方がかなり重複されて質問されたので、県内の水道局、市町村と県営水道ですね。フルパワーの協力体制が9月9日から展開されていれば、このような事態にはならなかったのではないかなという思いもありますが、私もいろいろ当時、情報収集した中では、いろんな物資の提供を呼びかける取り組みと比較すると、給水とか水道の協力を求める動きというのは、それなりには9月9日からも動いていたというのは私も確認はしています。ただ、13台持ってて1日当たり4台しか、最初の3日間で最大で出てなかったというのは、ちょっとどうなのかなというふうにも思いました。  ですので要望としては、千葉市長も呼びかけてますが、県のいろんな災害関係の保有状況を県内市町村で情報共有して、13台あるという事実であるとか、13台のうち、きょうは何台派遣されてるとか、そういった情報ができるだけリアルタイムで各被災市町村に伝わるような取り組みを今後はお願いしたいというふうに思います。  またあと、これも要望ですが、先ほど集合住宅は1階の地上にある水栓設備からは水が出るはずだからというお話がありました。私も集合住宅に住んでますので、その辺も多少調べて把握はしておるんですが、意外と住んでる方たちが、残念ながら知らないケースもあるので、日ごろから集合住宅の1階の水道設備については、実際に確認をするなどして、防災訓練等々で、停電した場合でも、どこの蛇口からだけだったら水が出るのかということを各マンションで確認するような呼びかけも企業局からもぜひ広めていただけたらと思います。  以上です。
    ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で諸般の報告・その他にする質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(實川 隆君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りします。  企業局関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(實川 隆君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(實川 隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「正副委員長に一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で企業局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前11時16分休憩        ─────────────────────────────        午前11時24分再開 ◯委員長(實川 隆君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係◯委員長(實川 隆君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  石川総合企画部長。 ◯説明者(石川総合企画部長) それでは、私から、初めに議案の概要について御説明いたします。  本日、御審議いただく総合企画部関係の議案は2議案でございます。  まず、議案第1号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  今回の補正予算の主な内容ですが、総合企画部及び人事委員会事務局の職員人件費について、4月の人事異動に伴い、所要額を精査した結果、6,606万8,000円を減額いたします。  また、野田の女児虐待死亡事件などを受け、児童虐待防止の観点からもDVの早期発見、未然防止が重要であることから、広報啓発を拡充するため1,000万円増額するほか、過年度統計調査委託費国庫返還金2,883万3,000円を計上いたします。差し引き合計で2,723万5,000円を減額し、既定予算と合わせた総合企画部と人事委員会事務局の予算を105億3,247万4,000円としようとするものでございます。  次に、議案第8号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例及び住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、番号利用法に基づき、県の独自利用事務を追加するため、県条例を改正するものでございます。  各議案の詳細につきましては、それぞれ担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について3点御報告申し上げます。  まず、台風15号による災害に対する総合企画部の取り組みについて御報告いたします。  上水道事業では、台風による停電により、15事業体で13万3,474戸に断水が発生いたしました。県では、断水地域における速やかな応急給水を実施するため、県内外の水道事業体や自衛隊などに対し、9月9日から応援要請を行うとともに、浄水場などの早期復旧に向け、国等の協力を得て非常用電源の確保に取り組んだところでございます。長期間の停電により断水の復旧に2週間以上要した地域もあったことから、今後は、今回の停電による断水の問題点をしっかりと検証し、災害時における水の安定供給の確保に向け、各事業体とともにしっかり取り組んでまいります。また、県民の皆様に被害情報、生活関連情報などをお知らせするため、テレビ、ラジオ、インターネットなどの各種広報媒体を活用し、情報を発信してまいりました。特に速報性の求められる情報については、千葉県ホームページのトップに災害危機管理情報として集約し、その都度お知らせしたところでございます。このほか、被災した外国人住民への対応として、通常は平日のみ運営している県の外国人相談窓口を休日も開設するとともに、県国際交流センターと連携して、ホームページやフェイスブック等を通じ、多言語による生活情報や支援情報等の発信にも努めました。  次に、水道事業基盤強化に係る千葉県基本計画の策定について御報告いたします。  県では、「次世代の千葉を支える水道の確立」を目指し、今後10年間における各水道事業体の取り組みと統合・広域連携による運営基盤強化の方向性を示した計画をこの9月に策定いたしました。今後は各事業体と計画で示した施策に取り組むとともに、統合・広域連携についての具体的な枠組みなどを示す水道広域化推進プランの策定を進め、本県の水道事業の基盤強化を図ってまいります。  最後に、陸自オスプレイの暫定配備要請について御報告いたします。  防衛省からの木更津駐屯地への暫定配備要請について、6月から8月に行われた住民説明会の内容も踏まえ、9月30日に木更津と連携し、防衛省へ質問書を提出いたしました。木更津では、オスプレイの安全性や基地周辺に関する確認事項を25項目、県では、広域的な観点から訓練内容や地域環境への影響などの確認事項を14項目掲げたところでございます。今後、防衛省からの回答を県ホームページに掲載し、市町村へも公表した上で、木更津と連携しながら対応について検討してまいります。  以上、議案の概要並びに諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案第1号令和元年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 政策企画課の令和元年度9月補正予算案について御説明いたします。お手元の総合企画企業常任委員会議案説明資料の5ページをお開きください。  第2款第2項第1目企画総務費の補正額は5,598万6,000円の減額で、その内容は、4月の組織改正や人事異動等に伴う職員人件費の減によるものでございます。  次に、下の段をごらんください。第3款第1項第1目社会福祉総務費の補正額は791万7,000円の減額で、その内容は、女性サポートセンターの4月の人事異動等に伴う職員人件費の減によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 笹生統計課長。 ◯説明者(笹生統計課長) 統計課の9月補正予算案について御説明いたします。同じ資料の6ページをごらんください。  第2款第7項第2目委託統計費の補正額は2,883万3,000円の増額でございます。その内容は、過年度統計調査委託費国庫返還金としまして、平成30年度に国から委託を受けて実施しました各種統計調査事業に係る委託費の精算により確定した執行残額を国に返還するための経費等でございます。  以上ございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課の令和元年度9月補正予算案について御説明いたします。同じ資料の7ページをごらんください。  第2款第2項第7目男女共同参画費の補正額は1,000万円の増額でございます。その内容は、野田の女児虐待死亡事件においては、家庭内のDVが事態の深刻化の一因とも見られていることから、児童虐待防止の観点からもDVの早期発見、未然防止に向けた広報啓発を拡充するものであり、DV防止キャンペーン期間中のラジオCMに要する経費や小中学生の保護者に対する啓発物資の作成、配布に要する経費などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) 田中人事委員会事務局任用課長。 ◯説明者(田中任用課長) 人事委員会事務局の9月補正予算案について御説明いたします。同じ資料の8ページをお開きください。  第2款第8項第2目事務局費の補正額は216万5,000円の減額であり、その内容は、本年4月の人事異動に伴う職員人件費の減額でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 私からは補正予算のうち、男女共同参画のDV対策についてお伺いします。  DVと児童虐待は家庭内で起こることであり、以前から密接な関係があるとも言われてます。我が会派はDVと児童虐待の関係性や児童虐待防止法等の改正状況を踏まえ、千葉県子どもを虐待から守る条例に児童虐待対策の関係機関として配偶者暴力相談支援センターを明記する改正案を提出しました。野田の女児虐待死亡事件においても、DVにより母親が父親に支配されていたことが事件の深刻な要因の1つになったと見られていることから、子供を守るために児童虐待防止対策とあわせてDV対策にも積極的に取り組む必要があると思います。先ほど補正予算に対する説明の中でDVの早期発見、未然防止に向けた広報啓発を拡充するとの説明はありましたが、その具体的な内容はどういうものだったのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  広報啓発の内容でございますが、ラジオCM、地域紙への広告掲載及びパンフレットの作成、配布でございます。具体的には、11月に例年実施しておりますDV防止キャンペーンにおきまして、より多くの県民の方々に配偶者暴力相談支援センターなどのDV相談窓口を認知していただくため、ショッピングモールでの啓発リーフレットの配布などに加えまして、ラジオCMと地域紙を活用した広報啓発を行いたいと考えております。  また、野田の事件のように、DV被害を受けていても、その認識がないという方が見られることや、子供の前で行われるDVは児童虐待にもなることから、小学4年生と中学1年生の保護者全員にDVに関する基礎知識などを掲載したパンフレット等を配付いたしまして、DVの早期発見、未然防止につなげていきたいと考えております。
     以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 児童虐待防止の観点からもDVの早期発見、未然防止が図られるよう、今後ともしっかり取り組んでお願いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにありませんか。  秋葉委員◯秋葉就一委員 私もDV被害者の支援で1つ、2つ質問させていただきます。  念のため確認なんですが、DV相談窓口の電話番号とかを小さいカードぐらいの大きさに印刷したものも予定してると思いますが、今回の補正ではなくて当初予算とか6月補正だけなんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) ただいま委員のほうから御質問ございました配偶者暴力相談支援センター等の電話番号等を記載しましたDV相談カードでございますけれども、今年度の当初予算を活用いたしまして、既に36万枚作成いたしまして、市町村等を初め金融機関や病院、またハローワークなどの御協力を得まして、県内7,500カ所で配布をしてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 その点はわかりました。先ほど小学校4年生と中学校1年生の保護者への配付というお話だったんですが、小学校1年生ではなく小学校4年生である理由は、具体的な根拠は何でしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  今までも、やはり30代、40代の方々からのDV相談、非常に多くなっておりますので、1歳半健診、それから就学時健診におきまして広報啓発を実施したところでございますけれども、それに加えまして、間を均等にということで、小学校4年生と中学校1年生に配付することとしたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君)  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 済みません、今の関係なんですけれども、補正でやらなきゃならないという、よくわかるんですけど、この1,000万円程度ですよね。こんな程度でいいのかなと私は逆に思ってて、今説明があった小学4年生、中学1年生だけじゃなくて、例えば小学生全部とか、中学校1年生とかというふうにしたほうがいいのかな。小学校4、5、6とか、それくらいの思いでやってもらいたいなということなんですけれども、どういうふうに思って予算計上されてるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  今、委員のほうから御質問いただきましたように、できるだけ広く啓発、広報していくことは大変重要だというふうに考えておりますけれども、年度途中の補正ということがございましたので、今回は小学4年生と中学1年生にさせていただいたところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 よくわかりました。やはり命を守らなきゃいけないので、こういったところについては、ぜひ当初予算で部長の力を見せてください。  終わります。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 今、関連について、ちょっと1つ。野田の事件は男親に対して非常に怒りを覚えますよね。とんでもないやつだというふうに皆さん思うんでしょうけども、児童虐待というのは、その虐待してる親もいろいろ問題があるらしいんですよ、専門家に聞くと。男女共同参画課に聞く話じゃないと思うんですけれども、そういう広報とか、パンフレットとか、いろいろやってる中で、ただ単に虐待ということじゃなくて、もっと大きな意味で虐待、こういう問題、課題がありますよというのをとらまえていかないと、またこういう事件が起こるというようなことを言う人もいますよね。悪いことはわかってるんだけれども、そういうふうにする親に問題があるんだと。これをどうしたらいいんだというようなこともあわせて考えていかないと問題の解決にならないということですから、そういったこともひとつ考慮しながら、啓発等をやっていただきたいなと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  広報啓発の内容につきましては、補正予算成立した後にまた十分、今、委員のほうからいただいた御意見などを踏まえて検討してまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) ほかによろしいですか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第8号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第8号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例及び住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) お手元にございます議案説明資料の10ページをごらんください。議案第8号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例及び住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  本議案は、改正理由にありますとおり、番号利用法に定めのない2つの事務において、申請時の添付書類を省略し、県民の利便性向上を図るため特定個人情報、いわゆるマイナンバーの独自利用ができるよう条例を定めるものでございます。  追加する事務は、1、改正内容の(1)にございます、私立高校等が実施する授業料減免事業に係る補助金交付に関する事務、入学金軽減事業に係る補助金交付に関する事務の2事務となっておりますが、これらの追加に関しましては、住基ネットに関する(2)とあわせて総務部が所掌する事務となっております。総合企画部といたしましては、(3)の部分を所掌しているところでございます。具体的には、番号利用法に定めのない本県が独自に実施している事務の処理に関しまして、私立の高等学校等の設置者が保護者等の個人番号が記載された申請書を取り扱えるよう、規定を追加するものでございます。  なお、施行期日につきましては、令和2年4月1日を予定しております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 条文上、各種学校又はこれら以外の教育施設で規則で定めるものの設置者とあります。この規則で定めるものの設置者とは何を想定しているのか教えてください。  それからあと、条例の中でもう1点確認なんですが、申請手続が変わる点と個人情報の取り扱いに関する事務の見直しについて教えてください。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) この規定の追加によりまして、設置者が個人番号を取り扱えるようになる学校につきましては、私立の高等学校や県立を除く公立の高等学校、それから公立の高等専門学校、私立の専修学校の高等課程各種学校などでございまして、例えば千葉市立稲毛高校ですとか木更津工業高等専門学校、こういったものが該当するものでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 今のは各種学校のこと……。規則で定めるものの設置者のところという答弁。それと、申請手続が変わる点と個人情報取り扱いに関する事務の見直しについて、簡単でいいので教えてほしいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) このマイナンバーを利用することによりまして、従来、申請の際に求めていました課税証明書の提出を省略することができまして、申請者の手続上の負担が減り、利便性向上が図られるものと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員、よろしいですか。     (坂下しげき委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第8号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第8号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        安保法制の速やかな廃止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、意見書案が5件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、共産党から提出されております安保法制の速やかな廃止を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        日米合意をうけた貿易協定づくりと日米FTA交渉の中止を求める意見書(案)        関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、共産党から提出されております日米合意をうけた貿易協定づくりと日米FTA交渉の中止を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        核兵器禁止条約への参加を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、社民党、立憲民主党、千葉民主の会、リベラル民主から提出されております核兵器禁止条約への参加を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。  秋葉委員◯秋葉就一委員 私は、この意見書案に書かれた広島市長及び長崎市長のことしの挨拶のとおりだと思っています。ぜひとも原子爆弾の兵器の被爆国として、この意見書の採択を強く求めます。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        一方的拡大を進める防衛費の抜本的な見直しを求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、市民ネットワーク、共産党、北総ダッシュの会、リベラル民主から提出されております一方的拡大を進める防衛費の抜本的な見直しを求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、自民党及び公明党から高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  また、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「賛成をお願いします」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(實川 隆君) それでは、本意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 4点お願いします。台風15号の問題について、先ほど企業局について、まず台風15号の対策も質問しましたけれども、私からは、1点目は県内の鉄道への影響であります。台風上陸の9日月曜日の始発から運休が相次ぐなど、県民の通勤、通学に多大な影響を及ぼしていましたが、まず当時の状況はどうだったのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 交通計画課でございます。  ただいま御質問のありました台風15号の県内鉄道への影響ということでございますけども、台風15号が通過しました当日の9日は、JRや京成電鉄の主要路線を初め、県内の多くの路線で運休や遅延が生じましたが、翌日の10日には県内東部、南部地域のJR路線や民鉄線などを除きまして、おおむね運転を再開しております。  また、停電に伴う電力確保などに時間を要した部分もございますけども、発災からおおむね1週間から2週間の間に、鉄道事業者の懸命な努力もありまして、小湊鉄道やいすみ鉄道など、県内のほぼ全ての区間の鉄道が復旧したというところでございます。  なお、久留里線につきましては、久留里─上総亀山区間について、設備損壊、倒木等の理由によりまして現在も運休中でございまして、同区間では代行バスが運行されておりますけども、JRによりますと、今月中旬には運転を再開する見込みとなっております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今の答弁で、翌日の10日にはおおむね再開ということですが、一方で、再開しない路線区間もあったということですが、今回の台風への対応で浮かび上がった課題は何か、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 引き続き、台風15号の今回の被害に鉄道の影響があったということで、浮かび上がった課題ということでございますけども、先ほど御説明しましたように、運休の原因といたしまして、やはり倒木の除去作業とかが必要だったという話と、あとは停電に伴う電力の確保などについて所要の作業が必要だったということがございます。  また、もう1つ課題を申し上げると、鉄道事業者、事前に計画運休の周知を図りましたけども、想定より被害が超えたということもございまして、運転再開時間が予告よりも大幅よりおくれたとか、あとは運転再開の見込みなどがなかなか十分には周知されなかったというところが課題と考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。
    ◯本間 進委員 はい、了解しました。これからも鉄道は生活や経済に欠かせない大切な財産です。防災部局や鉄道事業者と連携をしっかり図ってもらいたいと思います。  次に、先ほど石川部長の諸般の報告がありましたが、災害時の県民への情報提供や広報においてお聞きしたいと思います。今回の台風15号では、長期間の停電や断水が発生する中、テレビが見られないなど、被災者が情報を入手することが困難な状況も発生しました。このような中で県の広報も重要と考えますが、今回の台風に際して県民への広報をどのように行ったのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 添谷報道広報課長。 ◯説明者(添谷報道広報課長) 報道広報課でございます。  ただいま委員から御指摘ございましたとおり、今回の台風では電気がとまったということで、テレビが見られないとか携帯電話が通じない、さまざまな困難な状況が生じております。こんな中におきましては、紙媒体、電波媒体、インターネット、いろんな媒体を複合的に使って発信をしていくということに我々工夫をしまして広報を行ってきたというところでございます。  まず、報道機関を通じた周知ということで、報道発表資料の庁内調整、それをまず行って、報道機関を通じて県民の皆さんにお知らせしていくということにまず努めました。それと県の媒体としては、テレビ、ラジオの広報番組を持っておりますので、そういったところでの広報。それからホームページ、新聞のお知らせ欄、こういったものを複合的に対応させていただきました。  特にホームページにつきましては、瞬時にオンタイムに情報をお伝えできるということで、トップページに専用のリンクを貼るページを設けまして、そのときそのときに応じた情報を提供できるように努めたところです。  それと電気がないということで、テレビが見れない、ラジオが通じない、インターネットも見れないという中で、新聞だけは届いてますというような状況にあったところもございます。こういったところのために、今回、充電ですとかお風呂の入浴サービス、こういったことを市町村がやってたんですけども、それを一覧にまとめて報道機関等に提供しまして、新聞媒体を通じ、そういった生活関連情報を県民の皆さんに提供するというような活動もさせていただいたところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 被災し、困難な状況の中にあって、正確な情報伝達は重要であります。災害時においては、県からの情報を的確に発信していただくようお願いいたします。  また、今後は復旧・復興の取り組みが本格化してきています。あらゆる機会を通じて各種支援の情報など、復旧・復興に関する情報をしっかりと広報していただくよう要望いたします。  次に、外国人住民への対応についてお伺いしたいと思います。外国人相談窓口の機能充実について6月の常任委員会で伺ったところですが、今般の台風15号で被災された外国人の方もおられたと思います。  そこでお伺いします。台風15号による災害に際し、外国人からの相談への対応状況はどうだったのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 加賀谷国際課長。 ◯説明者(加賀谷国際課長) 外国人相談窓口につきましては、通常は平日のみを運営とさせていただいておりますけれども、今回、被災後に3連休が2回続きましたので、その間も窓口をあけて対応をいたしました。ただ、休日はちょっと体制上、13言語というのは難しかったので、6言語に縮小して対応しました。 相談状況でございますけれども、被災関連の相談といたしまして、10月4日金曜日までに13件寄せられております。内容としましては、停電等の生活情報ですとか、あと罹災証明等の関係になっております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 被災された外国人に対して、相談窓口の対応のほかに、県はどのような対応をしたのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 加賀谷国際課長。 ◯説明者(加賀谷国際課長) 相談対応のほかに大きく2つございまして、1つは通訳・翻訳支援で、市町村、それから市町村国際交流協会に対しまして、適宜状況等を伺いながらニーズを聞いております。そうしましたところ、3から依頼がございまして、例えば給水関係の説明文ですとかホームページへの掲載文の翻訳等を行いました。2つ目は多言語での情報提供でございますけれども、携帯電話充電可能箇所などの生活情報ですとか災害関連情報につきまして、県ホームページの外国語のページがございますので、そこなどを通じて情報提供を行ったところです。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 外国人住民が被災したときに話が通じなかったり、地域の情報を知らなかったりすることが心配されます。日本人と同様の支援が得られるよう、日ごろから備えていただくよう要望します。  また、総合企画部における台風15号被害の対応については、ほかにも断水や陸の孤島と表現されてしまった羽田空港についてもあります。     (「成田」と呼ぶ者あり) ◯本間 進委員 成田空港だ、ごめんなさい。これらについては本会議において質問があったことから、時間の関係で質問しませんが、来年には東京オリンピック・パラリンピックが本県で開催されます。自然の脅威に立ち向かうことは非常に困難を極めることでありますので、県民、あるいは在住及び訪日外国人の安全のため、引き続き御尽力をいただくことを申し上げ、台風関連の質問は終わりにします。  次に、台風以外の質問でありますけども、羽田空港の問題についてお伺いいたします。我が党の代表質問でも取り上げましたが、去る8月8日、国は羽田空港の機能強化を来年3月29日から実施することを決定しました。この機能強化に伴い、15時から19時までの間の3時間導入される南風時の新到着ルート、いわゆる都心上空ルートによって、千葉における騒音軽減に一定の効果があると記載しています。  一方、国は機能強化に向けた追加対策として、さらなる騒音軽減策を実施すると方針を示したと聞いています。  そこでお伺いしますけど、国が羽田空港の機能強化に向けて実施する、さらなる騒音軽減策とはどのようなものでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  国が羽田空港の機能強化に向けて実施するさらなる騒音軽減策についての御質問でございます。国が示した騒音軽減策につきましては、国際線の着陸料体系を再度見直しして、高騒音機材の単価をさらに引き上げ、低騒音機材の単価をさらに引き下げることにより、一層の低騒音機材の利用促進を進めること、また、いわゆる都心上空ルートについて、南風好天時における着陸時の降下角を3度から3.5度にできる限り引き上げることによって飛行高度を高くすることなどを示したところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 さらなる騒音軽減策の内容についてはわかりました。低騒音機材の導入が進めば騒音軽減につながると思います。  そこでお伺いしますけど、低騒音機材の導入状況をどのように確認するのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 低騒音機材の導入状況の確認はどのようにするのかという御質問でございます。県と関係25市町で構成する連絡協議会におきまして、県から国に対して、低騒音機材の利用促進に向けた国際線着陸料体系の再見直しの効果については検証して公表するようにと求めたところでございまして、今後、連絡協議会の場において、進捗を確認してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 県民は都心上空ルートの導入などによる騒音軽減に期待してます。国に対しては、引き続きさらなる騒音軽減にしっかりと取り組むよう、強く求めていただきたいと思います。  最後に、超高齢化社会に対応した移動困難者対策の促進についてお伺いします。台風15号では、千葉県全体が甚大な被害を受け、特に県南部地域では、中小企業等においても店舗の損壊や商品の排出など被害があり、廃業を余儀なくされる事業者も出ているとの報道があります。今回の台風の影響で商店が廃業に追い込まれるなど、高齢者が身近な地域で買い物等を行うことが困難になり、高齢者が地域で安心して住み続けていくための生活基盤が損なわれることになりかねません。高齢化が進展した地域においては、高齢者の移動を支える仕組みづくりがますます重要です。私が2月の議会で移動困難者調査に関する取り組みについて取り上げた際、県から、調査を踏まえ市町村に対策を促していくと聞いています。  そこでお伺いします。移動困難者対策について、各市町村からどのような意見があったのかお伺いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 政策企画課でございます。  本年8月に県内10カ所の地域振興事務所ごとに市町村の職員にお集まりいただきまして、意見交換会を開催したところでございます。その中で、市町村からは高齢化が進む県南部地域だけでなく、都市部である県北西部地域でも移動困難者の問題が顕在化しているとの意見がございました。また、社会福祉法人の車両を活用するなど、先進的な取り組みを進めているがある一方で、課題は認識しているものの、対応部署が定まらず、対策の着手にも至っていないというもあり、取り組みに大きな差がある状況でございました。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 答弁では、高齢者の移動困難にかかわる市町村の取り組みに大きな差があるとのことでした。こうした差を踏まえ、市町村の状況に応じて支援することが必要と考えます。特に台風被害の影響が地域の活力低下につながらないよう、被害の大きい市町村に対しては、より手厚い支援を行うなど、市町村の取り組みを後押しする県の対応が必要と考えます。  そこで、もう1点お伺いします。市町村の状況を踏まえ、県としては今後どのように対応していくのか、お伺いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 今後の対応でございますが、県としましても、台風被害の影響が地域の活力低下につながらないように、市町村における移動困難者の対策をより一層進めていくことが重要と考えます。そのため、このたび市町村から聞き取った問題意識を受けとめ、市町村の状況に応じた移動困難者対策の促進に向けて、県としても、どのような取り組みが行えるかについて、台風被害を受けた市町村に配慮しつつ、しっかり検討してまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 最後に要望します。災害に見舞われた市町村において、特に小さな自治体では、高齢者の移動困難な問題は単独で対応するのは難しい状況ではないかと考えます。このようなときだからこそ、千葉県がリーダーシップを発揮して、移動困難者を地域全体で支える仕組みづくりに向け、しっかりと支援の手を差し伸べていただくよう要望し、私の質問を終了します。どうもありがとうございました。 ◯委員長(實川 隆君) ここで議案審議中ですけども、暫時休憩します。        午後0時9分休憩        ─────────────────────────────        午後1時8分再開 ◯委員長(實川 隆君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開します。  質問がある方、挙手をお願いします。  伊豆倉副委員長、お願いします。 ◯伊豆倉雄太副委員長 午後からまたよろしくお願いいたします。私からは台風15号における対応について2点ですね。  まずもって、復旧・復興に努めていただいてる職員の皆様に感謝を申し上げます。  そこで、まず鉄道についてお伺いいたします。鉄道、私の住む──小湊鉄道、また千葉県にはローカル鉄道が2線、銚子電鉄も含めてあるわけですが、常時から、ぜひ第三セクターとか、JRじゃないと言っても、やはり住民にとっては非常に貴重な足ですので県の支援をお願いしたいんですが、今回は災害に特化して、今回、うちの市原の南のほうで通学、通勤、特に通学で小湊鉄道、また、それに付随して小湊バスが運行が不通になったことにより、小中学校が1週間開けなかったというところもあります。中には、土砂崩れを起こして通行どめして、初日は自分で何とか自力で来てくれというような話もあったんですが、やはり公共性の高いものにつきましては、幾ら私鉄だからということで割り切るのではなくて、ぜひ災害のときには特段の県の御配慮をお願いしたいと思いますし、また、そういう仕組みをつくるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 交通計画課でございます。
     ただいま御質問いただきました、今回、台風被害で私鉄、三セク等も含め、中小の鉄道が影響を受けたということで、そのバス代行とかもやっていただいて、復旧・復興にいろいろ費用を要するというところで、県としても支援を行うべきではないかという御質問だと考えております。中小の鉄道事業者につきましては、厳しい経営状況が続く中で、今回の台風被害によりまして、倒木等の除去作業や損壊した鉄道施設の復旧に加えて、先ほど委員御指摘のありました代行バスの運行などもしなくちゃいけないということで大きな影響を受けたというふうに考えております。  こうしたような状況も踏まえまして、今後、災害が激甚化する中で、被災した中小の鉄道事業者の復旧・復興に係る支援の制度について国へ働きかけることも重要だというふうに考えておりますし、また県といたしましても、鉄道の安全、安定的な輸送を支援するという既存の制度はございますけども、これらの支援のあり方についても引き続き研究をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 ありがとうございます。考えていただけるということで非常にありがたいなと思います。  また、小湊鉄道の石川社長ともよくお話をするんですけど、非常に地域のことを考えて活動していただいてる方であります。ですので、まず、こういうことはないと思うんですけども、特に小湊に特化してお話をすれば、バス事業が黒字だから鉄道のほうの支援はないというようなことがあると思います。やはり地域住民からすれば、企業というのは、やはり純利益を生まないものは切り捨ててしまうというような考え方もどうしてもあるものですから、そこら辺は鉄道というものは、やはりどれだけ人が少なくなっても、やはり非常に地域住民の足にとっては重要なことですから、バス事業と鉄道事業というのは切り離してぜひ考えていただければ幸いだと思います。  それと2点目につきまして、停電時についての情報発信で先ほど本間委員のほうからもお話がありましたが、これは要望にさせていただきたいと思います。どちらかというと防災の色合いが強いと思いますので、先ほどの広報活動のほうにお話がありましたが、やはり一番大事なのは、停電時において情報が入らなかったというのは今回非常に一番大きなことであります。水を配りますよ、給水車来てますよ、また、こういうところで携帯の充電をできますよという、もちろん市町村が果たす役割は非常に大きいと思うんですけども、先ほど紙媒体とかというふうに、新聞、ラジオというふうに言っていただいて非常にありがたいなと思うんですが、防災無線が実際市原は動かなかった日にちもありますので、どちらかというと、やはり今までの3・11、台風被害は、私からしても対岸の火事というような感じが千葉県民にとっても非常に多くあったと思います。  いざ、これだけ大きな被害が出るというのは、やはり日ごろ自助、公助、共助というふうに言われておりますが、やはり自助の部分というのも強化するべきだと思います。防災訓練の話も先ほど出てましたが、やはり定期的に広報という意味では、広報誌なんかを使いながら、どういったものが必要なのか、今回の状況を踏まえて、ある程度県としても、そうした広報活動の啓発をしていただければ、定期的にそういうのを年に1回でも2回でもいいので、載せていただければありがたいなというふうに思います。  あと要望としては、もう1点は、やはり携帯電話に私たち、今の現状、非常に依存しております。当時の現状を振り返りますと、停電が千葉県、市原もそうなんですが、非常に長期間にしました。そうすると、午前中までは台風が来ても電波は入るんですね。でも、午後、予備電源が切れた段階で随時電波が入らなくなる、情報収集ができなくなるということで、一番大事なのはテレビも見れない、携帯もつながらないというような方にどういうふうに情報を発信するか、また、安否確認をするかということが重要だと思います。そういった意味でも、知事の答弁でもありましたが、やはり携帯会社に災害復旧に対して、もう一度見直していただいて、もっと強固な災害時の災害対策の連携をしていただければ幸いだと思います。  以上、質問で、あとは皆さん、いろいろと台風関係あると思いますので、随時そこでちょっと気になったことがあれば質問したいと思いますので、私からは以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 要望でいいですか。 ◯伊豆倉雄太副委員長 はい。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに。  田中委員。 ◯田中幸太郎委員 ありがとうございます。2点お伺いをさせていただきたいと思います。先ほど部長の諸般の報告の中で、今回の台風15号に対する取り組みについての報告がありました。一方で、1日おくれでの災害対策本部の立ち上げ等、県の対策の対応の遅さが指摘されているところです。  そこで伺います。総合企画部における初動体制はしっかりとれていたのでしょうか。  また、今回の災害の状況を踏まえて、部として今後どのような対応を考えておられるか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 総合企画部の初動体制の関係と今後の対応という御質問でございますけれども、今回の台風15号では、公共交通機関において計画運休が行われたとの報道があったことから、事前に各課において、そのような中にあっても出勤可能な職員を確認しまして、台風通過後の業務執行体制を確保したところでございます。  また、ライフラインを所掌する所属では、台風通過後、速やかに情報収集のための体制をとりまして被害状況等の取りまとめを行い、防災危機管理部に報告したところでございます。  今後の対応でございますが、今回の台風被害においては、広範囲に及ぶ倒木や停電等によりまして、想定以上の公共交通機関の運休や断水の長期化が発生いたしました。こうした状況を踏まえまして、今後改めて検証を行い、さまざまな災害のケースを想定しまして対応マニュアルの見直しを行うなど、よりよい体制の構築に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 田中委員。 ◯田中幸太郎委員 先ほどの企業局の際にもお話をしたところなんですけども、やはり今回企業局で言えば、県民に水が届かない状況、また、総合企画部で言えば、各基礎自治体の被害状況というのを取りまとめされてるのであれば、今回は10日に防災危機管理部長が知事に進言して、今回、災害対策本部を設置されたような経緯がありますけれども、やはり総合企画部長ないし企業局長からも、対策本部をすぐに立ち上げてほしいという要請もあってもよかったのではないかなと私は感じているところであります。  また、この部署で言えば、今後、県民の暮らしを豊かにする千葉県のICT利活用戦略、これから進められていこうとされていると思います。やはり今後、もちろんインターネット等々、ICTは便利だけれども、このように停電になってしまって、このようなものが使えなくなってしまうということを考えるのであれば、伊豆倉副委員長の言うとおり、やはりアナログで最低限、どこまではちゃんとつくっておくかということも今後必要になってくると思いますし、また、今後、総合計画のアウトカム指標というものも災害に強いまちづくりの推進として、また違う設定指標も必要になってくるのではないかと私は感じておりますので、ぜひ部内で検証しながら進めていただきたいと思います。ありがとうございました。 ◯委員長(實川 隆君) 要望でよろしいですか。 ◯田中幸太郎委員 はい、結構です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  礒部委員。 ◯礒部裕和委員 それでは1点だけ、済みません、伺いたいと思いますが、台風とはそこまで関連がないかもしれないんですが、部長の御答弁、また、これまでの質疑におきまして、広報のやり方等、るる御説明がありました。また、今、ICTということで、今回の台風に限って言えば、停電もしくは通信障害ということで余り使えなかったんだろうなと思うんですけど、平時であれば、SNS等の活用というのは十分あるのかなというふうに思います。  報道広報課なのか、政策企画課なのか、ちょっとわからないんですが、情報を発信していくこととあわせて情報を収集すること。そして、その収集した情報を分析をしたり、利活用を考えたり、また、関係部局と情報共有をしたりというような情報の取り扱いとその運用というのが、総合企画部として、今後どのように進めていくべきとお考えになってるのか伺いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 県民発の情報の活用の関係と承りましたけれども、県民発の情報の活用につきましては、まず県内では、千葉において、公園の遊具が壊れているなどの地域の課題を市民が写真で投稿することで、市民と行政との間で共有することを目指すちばレポなどの取り組みが進められておりまして、県としましても、9月に策定しました千葉県ICT利活用戦略において、多様な主体がデータを共有して利活用することで政策立案や住民サービスの向上が実現することを目指す姿として掲げているところでございます。今後も県内市町村や他県の先進的な事例について情報収集して多様な主体によるデータの共有と利活用を促進してまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 礒部委員。 ◯礒部裕和委員 具体例が千葉の例というのはちょっと残念だなと思いますが、もう少し具体的に伺いますけれども、例えばツイッターのアカウントは、いろんな部とか課でそれぞれ運用していて、それらについての情報の発信について、どこかが取りまとめをしてやってるということは恐らくないのかなとは思うんですけれども、SNSの1つの特徴としては双方向になると思うんですね。こちらが投稿したものに対して、さまざまなリプライ、返信が来たりですとか、またダイレクトにメッセージが来たりですとか、こういったやりとりをすることによって、さらに、その情報が拡散をされるというようなことも考えられるわけで、それの中から例えば活用できるようなさまざまな情報をきちんと分析をするというような取り組みが必要なのかなと思うんですが、それについて、例えばSNS等における情報の分析、また情報の発信、そういったものについて所管するところというのはどこになるんでしょう。 ◯委員長(實川 隆君) 添谷報道広報課長。 ◯説明者(添谷報道広報課長) 報道広報課でございます。  委員御指摘のいろんなSNSのツイッターとかのアカウントの所在については、報道広報課において、どこがどんなアカウントを持ってるというのは把握してる状況にあります。ただ、その内容につきましては、各施策分野ごと、各所属の管理になってますので、それを包括的に内容的な管理をするという体制には今なっておりません。 ◯委員長(實川 隆君) 礒部委員。 ◯礒部裕和委員 もちろん各部各課の具体的な取り組み内容を発信するという目的のアカウントであれば、それは、その部とか課の運用に任せればいいと思うんですけれども、一方で、例えばこういう災害が起こったとか、事故が起こったとか、何か大きな出来事が起こった際に、SNSにさまざまな県民からの問い合わせ等が来る可能性もあるのではないのかなと思いますし、そういった情報について、部とか課での得た情報について、きちんと必要なところで共有をするとか、きちんと情報を連絡するとか、そういった情報管理をして、SNSにおける即時性というんですか、そういったものをうまく活用して対応できるような形が必要だと思うんですが、それについてはいかがでしょう。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) SNSの活用に当たりまして、民間企業や団体等の連携が重要でございます。県で台風15号につきましても、民間団体であるAI防災協議会と連携しまして、被災者向けにLINEアプリによる生活再建に関する情報提供を行ったところでございます。今後も多様な主体との連携を図りながら、どのようなSNSの活用方法が有効であるかなどについても研究してまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 礒部委員。 ◯礒部裕和委員 要望にしますけれども、庁内でさまざまな情報をどうやって取り扱うのか。この情報の取り扱いについて、もう少ししっかりとした運用方針というのを定めていただいて、企業等ではいわゆるCIOということで、情報統括官を置いて情報の運用をしている企業もありますので、ぜひそういったものもうまく活用しながら、県としての情報発信と情報の受け取りと利活用に御検討、研究していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 今、台風の話が結構出てる中でICT利活用ということも出てきましたけれども、電気がなかったり、そういった中でどういうふうに生かしていくのかなという疑問があります。そういった中でインフラ管理や環境監視の効率化、高度な減災・防犯体制の実現というのがICT利活用の中の暮らしやすい社会をつくるという1番目の項目で出てきてるんですけど、こういった災害が起きたときに大丈夫かい、機能するのかいって思うんですね。というのは、常に災害に対して大丈夫ですかと言うのが、大丈夫ですよと言ってて今回の事態だったわけですよ。だから、そういったことも含めて1点とすると、機能できるんですか、大丈夫ですか、どうなんでしょうかというのを1つ伺いたいと思います。  続けて聞いちゃいます。それから、6月定例県議会のときに常任委員会の中で、駅ホームへのホームドアのことについて伺いました。その後、変化等があれば、また、どういったことをしたかとかというのがあれば教えていただきたい。  それから、やはり台風で陸の孤島と言われた成田空港でありますけれども、この成田空港を、成田の県議が2人とも本会議の中で、このままでは羽田にとられてしまうと、すごい熱い思いを語られてました。私もそう思います。やはりここはしっかりと県としてやっていただかなきゃいけない。そのためには、やはり我々市川だと、本当、何度も言ってますけど、成田空港へ行くより羽田空港へ行っちゃったほうが便利なわけですよ。市民の方に聞くと、なぜそうなんですかと言ったら、便利だから。バスも出てるし、電車で行こうとしても行けるんだと。そういった中で、成田空港行きのバスってないじゃないですかということをよく──よくでもないですけど、言われます。なので、前回もお尋ねをいたしました。そのことについて進捗があれば教えていただきたい。  それからパスポート関係ですけれども、やはり6月伺いました。その中で、市町村からの複数箇所の設置についての相談が6月以降あったかどうか教えていただきたいと思います。  それから、早期発給制度についてですけども、提案を以前からさせていただいておりますが、私、やってる広島県と岡山県、広島県のほうは視察受け入れてもらえなかったので行かなかったんですけど、岡山県のほうへ行って視察をしてきました。県としては、その後、どういう検討をしていただいたか。  そしてまた、視察行ったときに香川県にも寄ってきたんですけども、香川県では、県において、日曜日のパスポートの申請の受け取りをやってます。そのことによって、県民が、平日では行かれない人たちが休日に来れるというメリットが出ているようでありますが、これは新規の提案として、どのようなお考えでしょうか。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 野溝政策企画課長。 ◯説明者(野溝政策企画課長) 政策企画課でございます。  災害時のエネルギー対策の関係につきましてでございますけれども、再生可能エネルギーですとか省エネルギー設備等の導入の促進を取り組むこととしております。今回の災害の状況も踏まえまして、ICT利活用の推進を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 交通計画課でございます。  ホームドアの整備に関して進捗があればということでございますけども、先般の議会でもお話しいたしましたように、JR東日本を例に取り上げますと、整備計画を出しておりまして、総武線の各駅停車の中野─西船橋駅間の一部の駅は2025年度までに整備ということになっております。また、その他、総武線各駅停車であるとか快速線、武蔵野線の駅は2032年までに整備ということで計画を出されております。こうした計画に基づきまして、事業者において、やはりどの駅を整備していくかということについては、駅の利用状況であるとか、ホームの形状、強度、列車の運行状況など、そして沿線との調整状況を踏まえて決定していくということでございます。私どもといたしましても、毎年JRに対して要望する機会もございますし、既に東京支社も行ってまいりました。これからまた、千葉支社も行ってまいりますけども、引き続き機会を捉えまして、総武線の主要駅を初め利用者数が多い駅などについては、ホームドアの早期設置について市町村とも連携を図りながら働きかけてまいりたいと思っております。  引き続きまして、市川市内から成田空港へのアクセスというようなこと、御質問ございました。改めまして、先般、御指摘もございました市川市内から成田空港行きの高速バス、こういうものの運行の可能性について、バス事業者に対してヒアリングをいたしました。その際、バス路線が鉄道と競合しまして、採算性を確保することなどが難しいなどの課題がございまして、現時点では事業化の検討には至ってないということでございました。ただ、成田空港へのアクセス強化という観点からは、10月末からの空港の運用時間の延長に合わせまして、最終バスを現行ダイヤと比べて、おおむね1時間程度延長するという措置が図られているという新たな動きもございます。  いずれにいたしましても、こうした成田空港の機能強化が図られていく中で2次交通の充実強化は大変重要と考えておりますので、実際上の需要がどれほどあるかというのを見きわめていく必要はございますけども、市川発着の高速バスの可能性などについても、引き続きバス事業者との意見交換をしてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 加賀谷国際課長。 ◯説明者(加賀谷国際課長) パスポートに関して3点の御質問でございます。  まず、その後の進捗状況ということで、権限移譲した先の市町村における複数の窓口設置ということですが、状況といたしましては、1から県の方針確認の御相談といいますか、御相談というほどまで、ちょっと具体的ではないんですけれども、御連絡がございました。今後また、内容、具体的な御相談がございましたらば、費用負担ですとか、輸送の方法ですとか、そういう具体的なところの検討が必要になろうと考えております。
     それから、早期発給に関しては6月にもちょっとお答えをしたんですけれども、やはり通常の事務処理とは別にラインが必要になりますので、この点につきましては、やはり全市町村への権限移譲後の検討課題という、そういう認識は変わってございません。  それから3つ目の日曜申請に関してですけれども、基本的に申請を受け取るときには、外務省の確認が必要になるケースが結構ございますので、通常、お休みの日の申請の受け取りというのはレアケースではないかと思っております。これにつきましても、そうは言ってもやってるところもあるというお話でございますので、全く技術的にできないというふうには考えていませんけれども、やはりそれ相応の費用負担ですとかリスクも含めたコストが必要になってまいりますので、これもやはり全市町村への権限移譲後の課題というふうに捉えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 それぞれ御答弁ありがとうございます。利活用のほうは、こういう災害がありましたので、こういうものも必要かもしれませんけれども、言い方は変ですけど、それよりもやることと、あと考え方。受け身じゃなく、前に出てやるというような、先ほど添谷課長なんか、すごいいいお話をされてましたけど、デジタルでできないところは、アナログできることはやっていくんだよという、そういう思いを持って皆さんが他人事じゃなく取り組んでいただきたいなと。これは、利活用のところはしっかりそういった中で考えていただければいいです。  ホームドアのほうは、おっしゃってるとおりで、動いてもいただいてるところがあると思いますけれども、やはり利用者の多いところは逆に人がいるから、万が一、落ちてしまったり何かあったときには助けてもらえるけどという話があったり、また、逆に利用者の少ないところだと、知らない間にホームから転落して危ないよということもあるので、JRだけじゃなくて、さまざまな私鉄もあったり、先ほどいろんなお話ありましたけど、そういった中で計画的に県が主体となって市町村に声をかけながら、また国との調整を図っていただきたいと思います。これはくどいようですけど、命を守るという視点に立って毎議会聞いていきたいなと思ってますので、用意しておいてもらえれば……。  早期発給制度については私も重々承知はしているんですけれども、とにかく検討することは検討できるので検討してください。日曜申請については受け取りじゃなくて申請ね。受け取りじゃなくて申請です。申請ができるようになってるわけですよ。受け取りは何らかの方法でまたやるということもあるので、とにかく申請できなきゃ受け取りもできないので、申請しやすい環境を整えてあげればいいかなって、こういうふうに思っております、取り急ぎ。  それから、成田空港の直行バスについても、やはり県全体で、市川だけじゃなくて、いろんなところで成田空港をどうやって活用していこうかということを考えていかなければ、本当に羽田空港に全てとられちゃいますよ。県民が使わないんだったら別にいいじゃんという話になってくると思うんですよね、私。そういう空港にならないように、県民からも愛される成田空港になることを要望して終わります。 ◯委員長(實川 隆君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 前回も成田空港へのアクセスについてお話ししたと思うんですけれども、全くそのとおりで、この前も言ったように、都知事が成田空港は遠いという発言を過去にもしましたよね。だから、もう羽田空港を充実してやるんだというようなことを言ったんですけれども、やっぱり国際空港で日本の表玄関の成田空港、ここへの都心からのアクセスというのは、まだまだこれ、やっていかなければならない。さっき市川からということ、ありましたけれども、どこからでもアクセスできるようにやっていくというのが日本の表玄関の成田空港のあるべき姿だと思うんですよね。  だから、国は成田空港へのアクセスというものをどんなことを考えてるのか。これは県がやることじゃなくて、国がどういうふうにやっぱり考えてるのか。前回も言いましたけれども、もう少し成田空港の利用価値というのを高めていかないと日本の表玄関になっていかないと思うんですよ。羽田空港は拡張とかというのは限度だというふうに言われてるんですから、そうなってくると、便利に成田空港に行けるような、やっぱり交通システムだとか、いろんなことを考えて日本の表玄関になるように、世界中がみんな、ソウルだとか中国も大きな空港ができて、みんな30分以内で行けるというような交通アクセスをしっかりとってるんですよね。成田空港の場合は、そういうことが考えられていないというふうに私は思ってるんです。ですから、そういう意味で、もう少し国がね。国にどんどん要望したらいいと思うんですよ。国際空港で日本の表玄関ですからね。この前も言ったように、県営空港じゃないですから。小牧は県営空港になっちゃったけれども、日本のやっぱり表玄関の成田空港へのアクセス、これはしっかり取り組んでもらわないと、何のためにあんな犠牲にして成田につくったんだということですので、その辺、国にもしっかりとそういう声を伝えてもらいたいんですよ。今、坂下委員がアクセス問題を言ったから、思い出して今ちょっと皆さんに言いましたけれども、そういうことをしっかり考えてもらって、国としてね。知事が言うということは都民が言ってることと同じですよ。都民もやっぱり遠いと思ってるんですよね、成田空港に対して。その辺をしっかりと考えていただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  今、委員御指摘のありましたとおり、成田空港は国の国際線の基幹空港でございまして、日本の空の表玄関ということでございます。私どもも思いは同じでございまして、成田空港、現状、25万回の発着回数ですけども、昨年3月のさらなる機能強化の合意によりまして、今後50万回までの機能強化が予定されております。そこで私どもも、成田空港をこれからますます利用していただくためには、アクセスも含めた利便性の向上が重要というふうに考えておりまして、本年5月にも国に対して要望したところですが、引き続きアクセスがよくなるように要望してまいりたいと思います。  以上でございます。     (宍倉 登委員、「お願いします」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  ほかに。  松崎委員。 ◯松崎太洋委員 また台風15号関連なんですけども、午前中、給水車派遣についてお聞きしましたが、水政課にもお尋ねいたします。9月の14日午前10時ごろ、東京都水道局から給水車追加応援について確認の連絡が入ったそうですよね。そこから県の企業局がさらに水政課にお尋ねしたところ、現状では、各水道自治体の応援要請に応じた応急給水体制が確保されてる状況であることから、今後、必要が生じた場合は給水車の派遣をお願いしたいとの回答があったそうです。  それから一方、同日に──同日ですよ。富津市長が東京都に直接要請をしたそうです。14時、その後ですね。水政課はかずさ水道広域連合企業団、そして県の企業局を通して東京都に応援要請を行ったと、ここにありますけども、そこで伺いたいんですけども、実際、富津がこのような状況であったのに対して、水政課は市町村に意向を聞いたのでしょうかということをお聞きしたいです。よろしくお願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 水政課でございます。  私ども、各水道事業体、県内水道事業体と、あと水道事業がない芝山町、こうしたところと相互応援協定というものを締結しておりまして、各水道事業体の給水活動のみでは足りない場合、この協定に基づいて県内水道事業体であったり、他都県の水道事業体であったり、場合によっては自衛隊のほうにも御協力をお願いして応急給水の要請をさせていただいてるところです。今回、私ども、かなり停電が長引いて広範囲になるということで、実は被害については、日に3から4回、断水状況の被害というものを伺っておりまして、その中で、必ず毎時ではないんですけども、日に1回はそういった団体から、応急給水の必要はないかということをこちらからお伺いしてたところです。  あわせまして新聞などで、ちょっと話が外れてしまって申しわけございませんが、いわゆる水道事業じゃない井戸の関係でも水が出ないという被害、いわゆる隠れ断水というんでしょうか、そういったものもありましたものですから、断水被害が上がってない水道事業体にも、期間中3回にわたって、全水道事業体に応援給水が必要ないかというのをお伺いしてたところです。先ほどお話あった9月14日、その時点においては、かずさ水道広域連合企業団が所管してるところになるんですけれども、そこからは、現状のところは応援給水は要らないと、今はとれてるということで、その時点においては報告をいただいたところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 松崎委員。 ◯松崎太洋委員 ありがとうございます。確認がとれていたということですけども、対応というのがどうしてもおくれていると言われてましたので、企業局でもお願いしたんですけど、もっともっと今後、市町村の混乱してる状況でございますので、能動的に動いていただきたいと要望いたします。どうぞよろしくお願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 伊豆倉副委員長。 ◯伊豆倉雄太副委員長 いや、それでいいんですか。確かに確認をして、プッシュ型というのは非常に必要だと思うんですよ。さっきの企業局でも非常に私は憤りを感じたんですけど、どっちかというと責任のなすりつけ合いを感じるんですよね。実際足りてなかったんですよ。足りてなかったというか、要望がしっかりと通ってなかった部分も多くて、先ほど課長の話だと、井戸を給水してないので確認をしていただいた。そこは非常にありがたかったんですけど、給水って、やっぱり水は3日、人はとれなければ死んでしまう。今回、一番問題だったのは、全然、委員会は違いますけど、トイレが流せなかったりとかという部分もあったりとかというのもあったので、やはり水は本当に生活、衛生面に直結することですので、どこか1つ、ちゃんとまとめて一本化して、横断的に確認じゃなくて、ここに連絡をすれば全て解決できるというような、非常事態のときぐらいは、そういった体制をぜひとっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  鈴木委員。 ◯鈴木和宏委員 済みません、私からちょっとずれて、今後、水道広域化推進プランの作成を進めていかれるということですので、要望として1点挙げさせていただきます。  本会議の中でも、千葉県と千葉との水道事業の統合・広域連携についての質問がありました。私の地元の市原も県水と水が併存している地域でありまして、人口が密集している地域は県営水道が担い、その他の人口の少ない広範囲の地域では市営水道が担っております。今後、人口減少を初め水道管の老朽化、こういった対策もどんどん進んでいかれると思いますので、千葉と同様、策定に向けては、市原においても統合に向けての協議をぜひしっかりと行っていただきますようお願いいたします。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 要望でよろしいですか。 ◯鈴木和宏委員 はい、要望で。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 私からは、先ほど企業局のところでも非常用発電設備のこととかもお尋ねしたんですが、あのときは県営水道に限定して質問しましたので、今度は県営水道以外の水道事業体及び水道供給事業体の自家発電設備の保有状況等について質問させていただきます。  その前に、本年9月の千葉県版水道ビジョンの65ページの表4.30には、浄給水施設数として771施設、昨年9月調査、県の調査での施設数も771施設なんですが、本年9月県調査の自然流下方式ではない施設数が今度910施設に変わっているんですけども、この差は何でしたでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 実は今回お出しした910施設というのは、今回停電によりまして、今までは浄水場ですとか配水池といった大もとの施設について確認をとってたんですけれども、今回停電において、圧をかけて山合いなんかに送るための電源施設、こういったものが電源喪失によって稼働しなくなったという状態がございましたので、そういったポンプ施設も含めて再度調査をさせていただいたところの数字が今回910施設とふえている要因になっております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 はい、わかりました。自家発電設備の整備状況は、昨年9月時点の調査では771施設分の340施設だったわけですけども、本年9月調査では910施設中、自家発電設備ありは幾つだったんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 910施設のうち、非常用発電設備が設置されてる施設については349施設でございました。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 わかりました。事業体や供給体によっては100%のところから、低いところでは11%とか、低いところもありますので、全体的な底上げを県水政課としては図っていっていただきたいと思います。  もう一方で、燃料組合等との災害時協定ですね、供給協定の有無については、末端事業体、供給事業体の数と比べてどのくらいの団体が協定してるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 燃料調達に関する協定につきましては、県内用水供給事業体、水道事業体を合わせまして43事業体のうち、協定等を締結してるのが25事業体になっております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 今回、非常に対応が苦しんだところが自家発電設備なくて、なおかつ燃料協定もないところだったかどうかというのは実際に検証してみないとわからないところではあると思うんですけれども、まずは一番早く進められることができるものは協定をどんどん締結していくことだと思うんですが、県としては、末端事業体と供給事業体の燃料協定がないところへの協定を促す取り組みというのはどのような考えでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) これまでも電源喪失に備えまして自家発電設備の設置、そして燃料の備蓄及び、そうした燃料の優先供給の協定の締結というものを、各水道事業体に対する検査ですとか防災担当者会議等ありますので、そういった中で助言はしていたところでございます。ただ一方で、委員御指摘の数字に、協定につきましては、とどまってるということもございます。今回の教訓を踏まえまして、早急にこうした協定等については、全ての事業体において締結していただくよう、強く助言のほうをしてまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 はい、わかりました。なかなか期限を切るのは難しいと思いますが、また大雪とかも可能性としてあると思いますので、できれば年内の締結を各事業体、供給体のほうに求めていくよう要望させていただきます。  また、ちょっと1つだけ、9月の20日ごろの県の防災危機管理部のほうから送っていただいた第24報ぐらいでしょうか。そのあたりの断水状況を見ますと、かずさ水道広域連合企業団が全部で2,818戸中2,340戸も占めている状況がありましたので、こちらの断水状況というのが一番解消がおくれていたように見受けられるんですが、その要因等については分析されてますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) かずさ水道広域連合企業団におきましては、井戸から取水をして浄水をするという施設が山合いのほう、結構ありました。また、山間部に給水するために、先ほどポンプのお話させていただいたと思うんですけれども、こういったところで電源施設、ポンプを動かすための電源が必要になっていたという状況がございます。  こうした中、まずは東電による復電がおくれたことというのがその主要因と考えますが、またあわせまして、そうした電源が必要な施設に対する電源の確保がなかなかちょっと、国と協力要請をして取り組んでいたところですけども、実際にはそこに時間がかかってしまったということ。また、特にかずさ水道広域連合企業団の特殊要因としては、そうした山合いの施設に行くために道が狭くて、例えば電源車ですとかが通れなかったというような状況もございました。  以上です。
    ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 はい、わかりました。少しでもそういった原因がわかったところは次回の教訓にしていただきたいと思います。  続きましては、今度は1点だけ東葉高速鉄道のことで質問いたします。10月1日から運賃改定が行われました。東葉高速鉄道の運賃の改定を見ますと、切符の運賃では据え置きとなっていたところもありましたが、定期券の改定状況を見ると、運賃の据え置きがあった区間についても値上げになっていたようなことがわかりましたが、それはなぜなんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 交通計画課でございます。  御質問いただいた東葉高速鉄道について、切符が据え置きであるにもかかわらず、定期券が値上げしてるのはなぜかという御質問でございますけども、まず、消費税率の引き上げに伴う運賃の変更につきましては、適正に消費税を転嫁するという考え方に基づきまして、切符とICカードの普通運賃と定期運賃につきまして、それぞれ国から示された処理方針に沿って適切に改定をしてるというところでございます。切符につきましては、10円単位未満の端数を四捨五入、また切り上げするとされておりまして、四捨五入した場合、結果的に運賃が据え置きとなる区間が生じますけども、県としては、国の方針に従った適正な運賃改定と考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 国からそこまで細かい通知があったとはちょっと考えにくいんですが、回数券とかでいうと、結局、切符が据え置きになった区間は回数券の料金も変わっていないので、わずかな差かもしれませんけども、東葉高速鉄道はもともとの運賃が高いですので、やはり取締役を出している県としては、県民・利用者のために、切符が据え置きになったところはなるべく定期券も据え置きとなるよう、今後の改定の際にはそうした考え方も取り入れていただきたいと要望させていただきます。  次は、今度、男女共同参画やDV防止について質問させていただきます。男女共同参画社会基本法14条3項に基づく市町村計画を策定済みのところは41団体と聞いたと思うんですが、残りの13市町村のちょっと重立ったところだけでも、もし団体名、教えていただければと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  男女共同参画基本法を策定してない市町村についての御質問でございますけれども、現在、13市町村がまだ未策定となっております。該当する市町村は富津のほか、栄町、神崎町、芝山町、九十九里町、長柄町、長南町、睦沢町、一宮町、白子町、鋸南町、御宿町、長生村となっております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 その未策定の団体の状況というのは、まず、つぶさには把握されてないかもしれませんが、例えばとして、男女共同参画基本計画的なものを持っているんだけれども、法律の14条3項の位置づけをした計画だということを明示してないがゆえにカウントされていないところもあるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 男女共同参画社会基本法のほうでよろしいでしょうか。     (秋葉就一委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(板倉男女共同参画課長) それはないというふうに承知しております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 はい、わかりました。では、そうしたところは策定をぜひ促していただけたらと思います。  もう1つ、DV防止法に基づく市町村基本計画については、一般質問で40市町村でしたっけ、策定済みで、残る14市町村のうち、が2団体で八千代と鎌ケ谷だったと。私が市長になる前のときに10カ年計画を改定して、半期計画のときに何かできたら本当はよかったんですが、申しわけないと思ってますけども、残る12町村ですか──の重立ったところを教えていただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) DV基本計画の未策定市町村についての御質問でございますけれども、八千代と鎌ケ谷以外のところにつきましては、先ほどの男女共同参画基本計画と同じ町村でございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 その14市町村のうち、男女共同参画基本計画が策定済みで、その中にDV防止法に基づく取り組みに類するものを盛り込んでるけども、DV防止法2条の3第3項に基づく位置づけを明示していないがゆえにカウントされていないところはあるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) ただいまの御質問につきましては、八千代が男女共同参画基本計画の中にDV等の記載されてございますけれども、このDV防止法に基づく計画という位置づけがされてないということで現在未策定という扱いになっているところでございます。  あと1点、ちょっと訂正をさせていただきたいんですが、一番冒頭の御質問の中で、私、男女共同参画法というふうに申し上げましたけども、男女共同参画計画の誤りでございますので、おわびして訂正させていただきます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 わかりました。きちっと位置づけは明記すべきだと思いますので、次の改定のときに各団体がやってくれると思うんですが、先ほど14団体、まだのうち、10カ年計画とか12カ年計画を持ってるところだと、あと10年後にならないと改定しないとかというところもあるかもしれないんですけど、一番長いところで何年先ぐらいに改定を予定してるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) ちょっと確認いたしますので、お時間を頂戴してもよろしいでしょうか。     (秋葉就一委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(板倉男女共同参画課長) あと、先ほど八千代のほうで男女共同参画計画の中にDVの記載あるということで申し上げましたけれども、鎌ケ谷につきましても、同じく男女共同参画基本計画、策定しておりまして、その中でDVについては記載ございますが、同様にDV防止法に基づきます計画という位置づけがされてないために未策定という状況になっております。訂正させていただきます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員◯秋葉就一委員 ちょっと答弁待ちだけになっちゃったんですが。 ◯委員長(實川 隆君) すぐ出ますか……。  秋葉委員◯秋葉就一委員 先ほど13市町村は男女共同参画基本計画もないということですので、鎌ケ谷の期限がわかれば、それだけでよろしいかと思うんですが。八千代は令和2年度末というふうに承知してます。 ◯委員長(實川 隆君) 板倉男女共同参画課長。 ◯説明者(板倉男女共同参画課長) 鎌ケ谷におかれましても来年度までの計画になっておりますので、八千代同様、来年度、新たにDV計画も含めた形で男女共同参画基本計画、こちらを策定する予定というふうに伺っております。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。     (秋葉就一委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(實川 隆君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  総合企画部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(實川 隆君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告
    ◯委員長(實川 隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「正副委員長に任せます」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(實川 隆君) 以上で総合企画企業常任委員会を閉会します。        午後2時3分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....