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  1. 千葉県議会 2019-10-07
    令和元年_環境生活警察常任委員会(第1号) 本文 2019.10.07


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(中村 実君) それでは、ただいまから環境生活警察常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか15者より、常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(中村 実君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員鈴木衛委員藤井委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(中村 実君) 今回、委員会に付託された案件は、環境生活部関係が議案1件、警察本部関係が議案2件であります。  なお、審査の順序は、初めに警察本部関係、次に環境生活部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(警察本部関係◯委員長(中村 実君) これより警察本部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           人事紹介 ◯委員長(中村 実君) なお、審査に先立ち、さきの人事異動に伴う人事の紹介を行います。  警察本部の人事異動について、警察本部長から紹介を願います。  早川警察本部長。     (早川警察本部長から、警務部長敦澤洋司刑事部長石田晴彦生活安全部参事官兼人     身安全対策課長太田裕介、捜査第二課長西健太朗を委員に紹介) ◯委員長(中村 実君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明 ◯委員長(中村 実君) 初めに、議案の審査を行います。  警察本部長に議案の概要説明を求めます。  早川警察本部長◯説明者早川警察本部長) 今回御審議いただきます案件は議案2件でございます。お手元の警察本部関係常任委員会資料をごらんいただきたいと思います。  1件目は、資料1の議案第1号令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)でございます。表紙をおめくりいただきまして、1の表にございますけれども、人件費を12億8,769万8,000円増額、その他として1億6,297万5,000円を増額いたしまして、総額で14億5,067万3,000円の増額を行おうとするものでございます。  次に、2件目は資料2でございますが、議案第7号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  これは、道路交通法施行令の一部改正により、運転免許に関する手数料の標準が見直されたことに伴い条例で規定する手数料を改正しようとするものでございます。詳細につきましては、この後、事務担当者から説明させていただきますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(中村 実君) 初めに、議案第1号令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  齋藤会計課長◯説明者齋藤総務部参事官会計課長) 会計課長の齋藤でございます。  議案第1号につきまして御説明をいたします。お手元の資料1をお開きください。資料は令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)と題した1表と、議案説明資料警察本部関係部分の抜粋をお配りしておりますが、説明は1表に基づいて行わせていただきます。  まず、補正予算の総額ですが、1の予算額欄の表に記載のとおり14億5,067万3,000円の増額であります。内訳につきましては、人件費が12億8,769万8,000円、その他が1億6,297万5,000円であります。  次に、2の主な内容について御説明いたします。  人件費につきましては、現在の人員構成で所要額を積算したところ、退職者見込み数の減少による給料等の増などの影響により12億8,769万8,000円を増額するものです。総合照会システムの改修につきましては、警察庁における情報管理システムの変更に対応するためのシステム改修費用として747万5,000円を計上するものです。児童虐待事案対策強化事業につきましては、増加する児童虐待に一層的確に対応するため、子供の安全確保に従事する警察本部等の警察官を10人増員配置し、それに伴い活動に必要な車両の整備費用として1,900万円を計上するものです。交番用防犯カメラ緊急整備事業につきましては、昨年来、全国で交番襲撃事案等が多発したことから、今年度から5カ年計画で全交番に整備予定であったところ、大阪での交番襲撃事案を受けて、前倒しで2カ年で整備するための費用として650万円及び債務負担行為1億200万円を設定するものです。交通安全緊急対策事業につきましては、子供や高齢者にかかわる事故が多発していることから、交通安全教育を強化するための資機材等の整備費用として6,200万円、横断歩道の補修等の交通安全施設整備費用として8,300万円、合計1億4,500万円を計上するものです。  次に、3の債務負担行為につきましては、令和2年度以降に実施する事業のうち、入札手続や履行期間、業務開始に向けた準備などに相当期間を要するため、年度中に契約を行う必要があるものについて債務負担行為を設定するものです。(1)の会計年度任用職員制度に係る給与システムの構築につきましては、来年度から開始される会計年度任用職員制度に対応する給与システムの開発に約1年が必要であることから、債務負担行為を設定するものです。(2)の電話de詐欺悪質商法被害抑止コールセンター事業につきましては、県内における電話de詐欺の被害が依然として高水準で推移していることから、令和2年度以降にも事業を継続実施するため、債務負担行為を設定するものです。(3)の街頭防犯カメラシステム増設事業につきましては、昨年12月から県下4署5地区において50台の防犯カメラを設置して運用中のところ、2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会に向けて、新たに7署7地区、計70台を増設するため、債務負担行為を設定するものであります。(4)の6事業につきましては、法令等に基づき継続的に実施している事業であり、入札手続や履行期間、業務開始に向けた準備などに相当期間を要するため、債務負担行為を設定するものであります。  以上が議案第1号令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)の概要でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 伊藤です。よろしくお願いいたします。では、補正予算ですが、横断歩道の改修ですね。補修ということで、その中で信号機の改良というのがあります。それぞれ何カ所でしょうか。  あと、この安全対策として歩車分離方式というのが有効だと考えますが、その整備計画があるのかどうか、設置できる条件というのがありましたら教えていただけますか。 ◯委員長(中村 実君) 植竹交通規制課長◯説明者植竹交通規制課長) 交通規制課長の植竹でございます。伊藤委員御質問の2問にお答えをいたします。  まず、横断歩道の補修につきましては、昨年の実績から、標準的な交差点など550カ所を見込んで計上しているところ、交差点の大小、ダイヤマークの補修の有無等により箇所数が変動する可能性がございますので、この点、御承知おきをいただきたいと思います。また、信号機の改良につきましては、信号の切りかえを車と歩行者で別々にする歩車分離式11カ所、通行可能な車を矢印信号で示すなどの多現示化12カ所の計23カ所を計画しております。  また、歩車分離式信号についての御質問ですけれども、横断歩行者等の事故を防ぐための手段として有効であると考えているところであります。このため、地域の方々の御要望等を踏まえ、駅や学校の周辺など横断需要の多い箇所を主に整備を進めているところでございます。  県警としましては、今後も地域の方々の御要望や児童の通学実態などの交通環境、円滑な車両の通行に与える影響などを総合的に勘案しながら、歩車分離式信号の整備を進めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 続けてよろしいですか。では、街頭防犯カメラシステムについてです。この増設場所の選定された理由、それから、これまで5地区50台ということですが、この成果ですね。あと、それからどのような犯罪が多かったのかということ。あと、カメラシステムとはどのようなものか。  それから、街頭防犯カメラネットワークシステムの運用規程というのを昨年つくったと思いますが、これの報告が行われるとありますが、それの実施状況について伺います。  あと、交番用防犯カメラです。この全交番数と、あと、完了予定は2年だということですので、この防犯カメラの設置目的について、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) 右田生活安全総務課長◯説明者右田生活安全部参事官生活安全総務課長) 生活安全総務課長の右田でございます。  まずは、増設場所を選定した理由でありますけれども、設置場所につきましては、昨年設置した箇所に次ぐ刑法犯認知件数が多い駅周辺でありまして、繁華街等がある地域を選定したものであります。  次に、このシステムの概要でありますけれども、千葉県警察街頭防犯カメラネットワークシステムは、犯罪の予防及び未然防止を図ることを目的として、県内の主要駅周辺に設置するものであります。具体的には、信号柱や街路灯にカメラを設置し、110番通報時や事案発生時等におきまして、警察本部及び所轄警察署に設置した専用のモニターにより、必要に応じてライブ映像や過去映像を閲覧できるネットワークカメラシステムであります。  続きまして、どのような犯罪が多いのかという質問でありますけれども、街頭で発生する自転車盗、車上狙い、オートバイ盗、自動車盗、ひったくりなどの窃盗犯となります。また、駅周辺の繁華街では、暴行、傷害などの粗暴犯もあるところであります。  最後に、公安委員会への報告等でありますけれども、運用開始から本年6月までの施行状況を、本年8月7日に千葉県公安委員会に報告しまして、翌日の8日から県警のホームページで公開しているところであります。  以上であります。 ◯委員長(中村 実君) 石田地域課長◯説明者石田地域部参事官地域課長) 地域課長の石田でございます。  私からは交番用防犯カメラに関する御質問についてお答えいたします。まず、県内の交番数ですが、幹部交番を含め、県内には243カ所となります。  次に、カメラの設置目的ですが、昨年来、全国で拳銃奪取等を目的として交番の警察官が襲撃される事件が相次いでおりまして、本県においても、本年5月に柏警察署管内において拳銃奪取未遂事案が発生しております。こうした情勢を踏まえ、交番の施設内外において、警察官、または警察施設に対する不法事案を抑止し、万が一発生した場合の証拠保全を目的として設置するものであります。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 右田生活安全総務課長◯説明者右田生活安全部参事官生活安全総務課長) 1問抜けておりましたので御回答します。昨年設置しました50台の稼働状況と、その成果であります。県警では、千葉中央、船橋、松戸及び柏の4警察署の管内にある県内主要5駅の周辺に計50台のカメラを設置しまして、昨年12月から街頭防犯カメラネットワークシステムの運用を開始しているところであります。開始から本年8月までの間、設置地区を管轄する4警察署における刑法犯認知件数は全体で10.5%減少し、設置場所周辺商店街関係者からは、防犯カメラが設置され市民の安心につながっているなどの声が寄せられておりまして、一定の成果を得られているものと認識しております。  また、防犯カメラの画像につきましては、行方不明者の捜索などに活用しているほか、窃盗、傷害、詐欺、覚醒剤取締法違犯道路交通法違反など、計84件の事件捜査に活用し、事件の早期解決が図られ、効果を上げているところであります。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますか。  小宮委員◯小宮清子委員 子ども・高齢者交通事故防止等緊急対策事業についてお伺いします。高齢者の俊敏性を計測する装置とはどのような装置ですか。 ◯委員長(中村 実君) 松原交通総務課長◯説明者松原交通部参事官交通総務課長) 交通総務課長の松原でございます。  高齢者の俊敏性を計測する装置について回答いたします。高齢者の俊敏性を計測する装置につきましては、クイックアームという名称の装置であります。この装置は縦50センチ、横70センチ、厚さ20センチの箱型の装置でありまして、表面の左右に各10個ずつのランプが設置されています。このランプがランダムに光るところを、両手で素早く押さえる作業を20回繰り返しまして、終了までの所要時間を測定することにより、何歳程度の俊敏性を有しているかを測定する装置であります。測定した結果から、みずからの俊敏性や加齢による身体の衰えを自覚していただき、車の運転や道路の横断に際し、交通安全に対する意識を高めてもらおうとするものであります。この装置は、県下38警察署及び警察本部交通安全教育担当に配備することとしております。  以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 1台当たり何円ぐらいするものなんですか。 ◯委員長(中村 実君) 松原交通総務課長◯説明者松原交通部参事官交通総務課長) 1台当たりの単価は約44万円であります。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員
    ◯小宮清子委員 子供に実際の道路と同じような環境を体験させるための設備とは、どんなものですか。 ◯委員長(中村 実君) 松原交通総務課長◯説明者松原交通部参事官交通総務課長) 子供の交通事故を防止するためには、交通安全教育をより効果的に実施する必要がありますことから、体育館や校庭等に交通安全教育用模擬信号機模擬横断歩道を設置して、実際の道路を再現した環境で、子供が信号機に従って正しく道路を横断する参加・体験・実践型の交通安全教育を行うことにより、交通ルールを身につけさせるものであります。     (小宮清子委員、「終わります」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) その他質疑はありませんか。  鈴木衛委員。 ◯鈴木 衛委員 交通安全緊急対策事業横断歩道の補修等についてお尋ねいたします。私のほうの市川も大分歩道の劣化が多くて、非常に安全が担保されているかどうかということを市民からいろいろと私のほうにも声が寄せられます。特に学校の前、小学校の前、中学校の前、あるいは幼稚園、保育園等々の子供たちが非常に学校に通う、幼稚園へ通う、施設に通うというところに、そういうところが結構目立ちまして、市のほうからも要望が出たと思いますが、おかげさまで緊急に、スピーディーに対応していただいて、御父兄、関係者から非常に喜んでいただいております。この場をかりて厚く御礼いたします。ただし、今、最近の情勢では、例えば土木とか建築とか公共事業の発注について非常に不調が多い、こういう状況があるかと思います。ついては、私が心配なのは、歩道の補修等についての業者の、いわゆるそういった受注に対しての、せっかくこのように県で550カ所を対応してくれるというふうなことを先ほどお伺いしましたけれども、不調によって先送りになる、またそこに、不調がその先に生じた場合、またそこに先送りになる。こういう状況がもしあったとするならば、非常に安全の担保が著しく損なわれるんじゃないかというふうな心配をされる声があります。ついては、そういった補修工事についての、いわゆる不調率については、どんなものかお伺いをしたいというふうに思います。私の思いは、極力不調のないように、受注できるような環境になっているのかどうか、これを含意として聞きたいわけであります。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) 齋藤会計課長◯説明者齋藤総務部参事官会計課長) 会計課長の齋藤でございます。  不調率に関しての御質問でございますけども、交通安全施設に関してちょっと今手持ちがございませんので、少し資料を確認して回答させていただきたいと思います。ただ、現状におきましては、他の警察施設もしかりでございますけども、大変厳しい状況になっているということは認識しているところでございます。  以上でございます。     (鈴木 衛委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。     (「なし」と呼ぶものあり) ◯委員長(中村 実君) それでは、質疑がないようですので、質疑を終結します。  議案第1号は環境生活部も関係するため、同議案の環境生活部の質疑終結後に討論、採決を行いますので、御了承願います。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(中村 実君) 次に、議案第7号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  古川交通部長◯説明者古川交通部長) 交通部長の古川でございます。  議案第7号について御説明申し上げます。お手元の資料2をお開きください。  議案第7号は、令和元年9月19日に道路交通法施行令の一部を改正する政令が公布され、一部運転免許に関する手数料の標準が見直されたことから、使用料及び手数料条例を改正しようとするものであります。  今回改正しようとしますのは7区分ございます。まず、新設しますのは、運転免許試験手数料5区分及び免許証交付手数料1区分であります。これは、従来、病気や海外渡航などに限定していたやむを得ない失効に、新たに運転免許センターシステム障害など、公安委員会がやむを得ないと認める事情があったことを追加させることに伴い、これに対応する手数料を新たに設けるものであります。  次に、減額しますのは、免許証再交付手数料1区分であり、これは、今まで亡失、破損等に限られていた免許の再交付を、改姓や写真の変更などの場合も可能とするなど、要件を大幅に緩和したことに伴い再交付手数料を減額するものであります。いずれの手数料も改正されました政令で定められた標準額と同額となります。  施行期日は、改正されました政令の施行日に合わせ、令和元年12月1日を予定しています。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶものあり) ◯委員長(中村 実君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶものあり) ◯委員長(中村 実君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)関係 ◯委員長(中村 実君) 次に、意見書案が1件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  自民党及び公明党から、高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書(案)が提出されておりますが、意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  また、意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。  意見書案について御意見がありましたら御発言願います。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 質問でもあるんですけれども、このペダル踏み間違い時加速抑制装置、これの、どれだけ今効果があるのかということなんですね。まだ、これはまだ試験段階というふうに聞いておりますので、ここで普及を一層加速させるというふうにありますと、今の状況でも認めるというふうにとっていいのかどうか、そこのところをちょっとお伺いしたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 具体的にまだ我々もよくわかりません。ただ、こういうことを、やっぱり早目にやらないと、どんどんどんどん高齢者の事故が毎日のようにマスコミ、あるいは報道でやってるわけだから、そのために、こういう意見書を我々は出したわけですから、細かいことを聞かれても、技術的なことを聞かれても全くわからない。 ◯委員長(中村 実君) よろしいでしょうか。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 確認させていただきます。細かいことはそうなんですけれども、技術的なこともそうなんですけれども、これを今の状況で可決されて出されるということは、今のこの安全装置でもよしとしているのかどうかですよね。もっと安全性を高めたものに研究開発してほしいというような意味合いもここに入ってるんでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 それは徐々に研究開発してやっていくでしょうから、ここで今、研究開発をどうだって聞かれても、全く我々にはわかりません、技術的なことは。 ◯委員長(中村 実君) よろしくお願いいたします。  他にありますでしょうか。     (「なし」と呼ぶものあり) ◯委員長(中村 実君) それでは、趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) それでは、意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        その他 ◯委員長(中村 実君) 次に、その他について御質問がありましたら御発言願います。  木名瀬委員◯木名瀬訓光委員 警察における台風15号被災への対応について3つほどお伺いします。  1つ目、台風15号の影響により、県内は甚大な被害に見舞われたが、県警はどのような活動をしたのか。  2つ目、被害に便乗した悪質商法の相談や被害の届け出などがあると聞くが、どのぐらいの相談件数があるのか。また、具体的にどのような事案が発生しているのか。  3つ目、県警では悪質商法の被害防止に向けどのように取り組んでいるのか、よろしくお願いします。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 警備課長の高橋でございます。
     私からは、1問目の台風15号の影響により県内は甚大な被害に見舞われて、県警はどのような活動をしたのかについてお答えします。県警では、台風に伴う110番通報、あるいは警察署に寄せられた通報等に基づき、警察官を現場に派遣しまして被害状況を確認するとともに、人命に係る要救助事案を最優先に、個々の事案への的確な対応に努めたところであります。特に人命にかかわる可能性のある事案を認知した場合には、直ちに警察官を緊急走行で現場に派遣する、あるいは待機中の機動隊に準備指令を出すなどの対応をしたところであり、例えばですが、千葉市中央区の地下道で車両が水没して、ドアも窓もあかないといった通報がありました。これにつきましては、緊急走行で警察官を現場に向かわせまして、警棒でガラスを割って男性1名を救助したという事例もございます。また、台風の影響で広範囲にかつ長期間にわたる停電が発生したことに伴いまして、台風通過後は停電地域におけるパトロール、あるいは信号機滅灯箇所における交通対策、移動交番車を派遣しての被災者への声かけであるだとか、避難所における防犯活動、災害に乗じた悪質商法等の犯罪抑止等に活動の重点を移行しまして、各種対策に従事したところであります。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 右田生活安全総務課長◯説明者右田生活安全部参事官生活安全総務課長) 生活安全総務課長の右田でございます。  まず、2問目の災害に便乗した悪質商法の相談件数、また、その内容でありますけれども、10月4日現在、台風被害に便乗した悪質商法が疑われる相談は116件を受理しております。具体的な相談の内容としましては、被害者宅に押しかけ勝手に工事をし、高額な料金を請求された、市町村や保険会社からの依頼とかたって家屋調査を行い、すぐに修理が必要と工事の契約を迫られた、応急措置のみを行い工事代金を受け取り、その後の工事をせずに連絡がとれなくなったなどが挙げられるところであります。県警では、台風15号の被害に乗じた詐欺や悪質商法に対する取り締まりを強化しているところでありまして、9月24日、台風被害に便乗した家屋修繕の工事業者の男1人を特定商取引法違反で逮捕しているところであります。  3つ目の取り組み状況でありますけれども、県警におきましては、台風15号の被害に乗じた悪質商法について、県環境生活部くらし安全推進課を初め、県消費者センターなどの関係機関、団体と情報の共有を図りつつ、県内各地の被災地に本部の警察官等を派遣して悪質商法被害防止に係る声かけや啓発チラシの配布を行い、注意喚起を図ったところであります。また、悪質商法の具体的な手口等について、県警ホームページへの掲載のほか、ちば安全・安心メールやYahoo!防災速報など広報媒体を活用しまして、自治体を初め、広く県民に対して積極的に発信するなどして被害の未然防止、拡大防止に努めたところであります。  以上です。     (木名瀬訓光委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  信田委員。 ◯信田光保委員 今、木名瀬委員からの質問に対して、台風被害、特にこの15号でありますけれども、県警の主な取り組み状況を聞かせていただいて、わかった次第であります。私のほうから、県警のヘリについて伺いたいというふうに思っております。  特に今回の15号被害においては、初動体制という意味では、検証が、多くの課題を残されているというふうに思っておりまして、まず、私自身も頭に浮かんだのは、これまでの自然災害における都道府県のヘリの活動というのは非常に有効だなという思いがあったわけであります。千葉県の中には県警のヘリとドクターヘリだとか、あと千葉市消防本部、ヘリがあるというふうに伺っているところでありますが、まず県警のヘリについて、これまで主にどのような災害に出動してきたのか伺いたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 県警のヘリについて御説明します。これまでも災害に特化すれば台風や地震などの、いわゆる自然災害であるだとか、あとは、例えば海の上でタンカーが衝突したり、あと工場が爆発したりと、これは事故災害と申しますが──の発生時に被害状況の把握や救出救助を実施するために出動しています。本年につきましては、千葉市中央区で発生しました、JFE工場火災に出動しましたり、長南町で発生した震度5弱の地震、あるいは銚子沖におきましてタンカーの衝突沈没事故がありましたが、そういうものに飛んでおります。これは被害状況の把握を行ったところです。また、他県で大規模災害が発生した際も出動しておりまして、最近では平成27年の関東・東北豪雨、あとは平成30年、北海道の胆振東部地震ですね。こちらのほうにも出動してるところであります。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 信田委員。 ◯信田光保委員 わかりました。それらも含めて、警察ヘリ、出動する場合には、どの程度の災害を認知した場合、今報告がありましたけれども、どの程度の内容で出動できるのか。特に知事の要請だとか、あるいは県執行部の要請だとか、そういったマニュアルがあるのかどうかを含めて、その点もお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 災害時におけるヘリの出動の基準といいますか──の御質問ですが、ヘリコプターは被災状況の確認はもちろんですけど、地上から行くことのできない場所での救出活動に大きな役割や効果を発揮するものでありますので、大規模な災害のほか、崖崩れや河川の氾濫や建物の倒壊など、要救助事案や要救助事案に発展する可能性のある事案、または大規模な火災や爆発など、周辺住民の避難が必要となったり、社会的な反響が予想される事案などで、早期に状況把握が必要と判断した場合に出動させるというところですが、ヘリコプターも情報収集や救助の手段の1つでありますので、最初から大規模災害や要救助者がいると判明していなくとも、初期の段階から可能性が少しでもあれば柔軟に出動してるところであります。  2問目の、今回のこの台風につきまして知事、知事部局等から要望がありましたかということにつきましては、今回は撮影の要望はありましたが、知事を同乗させての要望はございませんでした。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 信田委員。 ◯信田光保委員 ありがとうございます。特に今般の台風15号の被災に際して、警察ヘリ、どのぐらい出動したかということと、今回、常任委員会で県警ヘリ、私どもも委員会として乗せていただいて、状況を見るという予定が中止になって大変残念であったわけでありますけれども、県警ヘリ何機あるのか、その辺も含めてお伺いしたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) それでは、最初のどれぐらい出動したかという点についてお答えいたします。  9月9日から10日までの間、これは、ヘリは燃料の給油の問題もございますので、いわゆる短時間のフライトも含めて計34回出動したところでございます。 ◯委員長(中村 実君) 石田地域課長◯説明者石田地域部参事官地域課長) 地域課長の石田でございます。ヘリの保有台数ですが、県警では3機保有しております。 ◯委員長(中村 実君) 信田委員。 ◯信田光保委員 県警のヘリ、私、1台かと思っておりましたけども、3機あるということであります。その中で、今回の15号の中で、県からの要請で出動したケースはあったのか。あったとすれば、それはいつか教えていただきたいことと、あと、今あった映像の要望があったということでありますけれども、ヘリテレ映像について、県との共有状況、そういったことを共有してると思うんですけれども、その内容について伺いたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 委員、済みません。先ほどの日にちについて一部訂正をいたします。9月9日から10月6日までで訂正をさせていただきます。  それと、今のヘリテレの共有状況についてお答えいたします。県警では、ヘリテレ映像は県にも配信しておりまして、例えば、これは報道でもなされてますが、市原のゴルフ練習場における鉄柱の倒壊現場であるだとか、あとは君津の大きな東電の鉄柱が倒れましたけど、それの倒壊現場などの現場状況を撮影しまして、情報の共有を図っているところであります。 ◯委員長(中村 実君) 信田委員。 ◯信田光保委員 わかりました。特に県の知事、あるいは部局のほうからヘリの要請がなかったということでありますけれども、なかったということは、当然、県の知事も含めて、執行部も同乗して被災地の状況を確認するということはなかったと思いますが、検証という意味では、これからやはり知事、あるいは部局、防災の責任者の方がいち早く県警に依頼をして、それで現地を確認をするということも大変重要な初期活動だというふうに思うわけでありますけれども、今回の15号については、知事のほうからはそういった要請がなかったということでいいわけですね。その辺をもう1回確認をさせてください。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 補足でつけ加えさせていただきます。搭乗の要請はありませんでしたが、県警では被災状況を空撮、これは、いわゆるヘリテレビシステムでありますが、復興・復旧に活用したいということで、県からの要請を受けまして、9月の19日と9月26日、それと9月30日の3回、県から要望を受けまして、実際に飛ばして空撮をしております。 ◯委員長(中村 実君) 信田委員。 ◯信田光保委員 わかりました。特に県内のヘリでありますけれども、県警のヘリ3台あるということであります。いろいろ災害については初動体制という意味では、このヘリの有効活用というのは大変大きな比重を占めてるというふうに思っておりますので、どうか県執行部とこれから検証を行うことになろうかと思いますけれども、十分にこの県警ヘリを生かせるよう、システムの変更なり意見をまとめていただければというふうに思います。  私のほうからは以上であります。 ◯委員長(中村 実君) 他にありませんか。  藤井委員。 ◯藤井弘之委員 ことしの8月に新聞報道されましたけれども、館山市長が暴力団員に祝儀を出してしまったという案件です。屋形船就航で公費5,000円という記事になってしまったので、そのまま申し上げてしまいますけれども、これが何で防げなかったのかということを、実は考えてるんですけれども、屋形船を運営する暴力団員、それには海上運送法に定めた内航不定期航路事業開始の許可が必要になると。これは昨年11月に運航会社を設立して、関東運輸局に書類を申請していて、ことしの4月に許可を受けていると。一方、県のほうでは、桟橋の使用許可は県安房土木事務所の所管であるということで、そこの間で多分すり抜けてしまったというふうに思うんですけども、まず、暴力団排除条例の中で、みかじめ料を出してしまったと、これは条例違反になるんですか。 ◯委員長(中村 実君) 西村捜査第四課長。 ◯説明者(西村捜査第四課長) 捜査第四課長の西村と申します。  今、みかじめ料を出した場合の罰則は、これいかがという御質問でございますけれども、千葉県の暴力団排除条例の第23条に、みかじめ料供与等の禁止が規定されており、事業者が暴力団を利用する目的で暴力団にみかじめ料を支払った場合には、事業者と暴力団双方に勧告という行政命令を発出することができます。さらに、行政命令に従わず行為を継続した事業者に対しては、官報などに公表する措置を講じることができます。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 済みません。もう1点、用心棒料も同じですか。 ◯委員長(中村 実君) 西村捜査第四課長。 ◯説明者(西村捜査第四課長) みかじめ料と用心棒料、双方とも同様でございます。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 それで、またちょっとこの8月のこの案件に戻るわけですけれども、これは通常防げないものなんですか。それとも、何かこうすれば防げるというようなことがあるんですかね。ちょっとその辺を専門的な立場から教えていただきたいんですけど。 ◯委員長(中村 実君) 西村捜査第四課長。 ◯説明者(西村捜査第四課長) 県警といたしましては、一般的に暴力団員であることが欠格要件となっている許認可に関しましては、知事部局等からの照会により暴力団員の該当性を厳格に判断し、情報提供を行っています。これに基づき知事部局等に対して、適切な措置が講じられるものと認識しております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 そうしますと、これはあれですね。この県の許可、桟橋の使用許可が暴力団の欠格条項はなかったということですよね。ということは、千葉県のさまざまな許認可に関して、一つ一つそういう暴力団の欠格条項か何かを入れれば警察から教えていただける。あるいは、よくわかりませんけれども、包括的に条例改正か何かをして、欠格条項を全部網がかかるような、そういう条例改正か何か、あるいは条例をつくるか、私は専門家じゃないからわかりませんけど、そういうふうにすれば、警察から情報が提供されて、暴力団か暴力団でないかわかるということ、こういう理解でよろしいんですか。
    ◯委員長(中村 実君) 西村捜査第四課長。 ◯説明者(西村捜査第四課長) 今回の件に関しましては、港湾施設の使用許可でございます。これに関しては県のほうで暴力団排除の条項が盛り込まれております。しかしながら、県警にちょっと照会がなかったもんですから、未然にちょっと防げなかったというのが実態でございます。ですから、一般的にはそのほかにも暴力団排除条項があって、それで事前に県警のほうに照会があれば、該当するものであれば、必要性に応じて提供してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 理解できました。以上で終わります。ありがとうございます。 ◯委員長(中村 実君) 他にありませんか。  河野委員。 ◯河野俊紀委員 木名瀬委員のほうで災害時における悪質商法ということで質問していただいて、それはいいんですけど、本当に災害にストレスがかかった状況で、詐欺まがいのことをするなんて本当に許せんなと思ってたんですけど、県警の方が素早く、テレビにも出ましたけど、逮捕してくれて、本当にそれは感謝いたします。特にそういう詐欺まがいのほかに、ネットとかいろんなところで調べたんですけど、市役所の職員ですが、義援金を受け取りに行きますというような詐欺まがいのこと、市役所は絶対そういうことはしない。そういったものが七、八件ネット上で数えることができたんですけれども、そういう災害を受けた人というのは本当にストレスがあって、非常に信じやすい状況だと思うんですけど、そういう義援金を受け取りに行きますというような詐欺については、県警はどのように対処し、あるいは対処しているか、ちょっとそれをお聞かせください。 ◯委員長(中村 実君) 右田生活安全総務課長◯説明者右田生活安全部参事官生活安全総務課長) 生活安全総務課長の右田です。  県警では、台風被害に乗じた犯罪の防止に向けて、自治体、関係機関、団体と情報の共有を図りつつ、県内各地の被災地に本部の警察官等を派遣して、被害防止に係る声かけや啓発チラシの配布を行い、注意喚起を図ったところであります。  また、具体的な手口等について、県警ホームページのほか、ちば安全・安心メールやYahoo!防災速報などの広報媒体を活用しまして、広く県民に対して積極的に発信しているところであります。  今後とも、県警といたしましては、悪質な事案を認知した際は取り締まりを徹底するとともに、その被害の未然防止、拡大防止に努めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 これちょっと事前に云々言う話じゃないんですけれども、特に市原のゴルフ場の倒壊、あれは見れば見るほど悲惨な感じなんですけれども、あれは明らかにネットによる風圧による崩壊、現場見ればわかりますけど、鉄塔が折れたというような感じがするんですけれど、恐らくいまだに現場では、ネットは倒れてないのは張った状況だと思うんですよ。あれは本当に怖い話なんですけど、これに対して県警が、ネットぐらいは切っとけとか、そういうようなことを言えるかどうかわからないんですけど、もしこの辺答えられなかったら、難しい、検討ですでいいんですけど、ちょっとその辺についてどう思うか。 ◯委員長(中村 実君) そうですね。河野委員、ちょっと所管事務からは外れてしまうような感じがいたします。 ◯河野俊紀委員 まさに被害の直前の…… ◯委員長(中村 実君) 環境生活部の所管ではないかと。     (「あれはゴルフ場が、結局、自分で油断したんだよ。あれはね、自動的に網をおろす、     下げるできるんだよ、あれ」と呼ぶ者あり) ◯河野俊紀委員 できますよね。     (「それをやらなかった。それを県警に聞いたってわかんねえだろう」と呼ぶ者あり) ◯河野俊紀委員 県警は無理ですか、ああいうことはね。 ◯委員長(中村 実君) よろしくお願いいたします。  他にありますでしょうか。河野委員、よろしいでしょうか。  小宮委員◯小宮清子委員 電話de詐欺の状況を質問します。過去5年間の件数と被害額、65歳以上の高齢者の被害の割合、質問します。お答えください。 ◯委員長(中村 実君) 西捜査第二課長。 ◯説明者(西捜査第二課長) 捜査第二課長の西です。  電話de詐欺の被害状況と65歳以上の高齢者の割合についてお答えします。平成26年の認知件数は1,135件、被害総額は約47億1,200万円、被害者のうち65歳以上の高齢者の割合は約90%でした。平成27年におきましては、認知件数971件、被害総額は約30億3,500万円、高齢者の割合は約87%、平成28年におきましては、認知件数1,104件、被害総額は約23億3,400万円、高齢者の割合は約86%、平成29年におきましては、認知件数は1,517件、被害総額は約31億900万円、高齢者の割合は約81%、平成30年につきましては、電話de詐欺と同様、言葉巧みに高齢者等にキャッシュカードを提示させ、すきを見て別のカードにすりかえるという窃盗に該当する犯罪が増加しておりまして、この手口を含めた認知件数は1,485件、被害総額は約27億7,800万円、高齢者の割合は約91%となっております。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 高齢者が被害に遭わないような取り組みの状況をお伺いします。 ◯委員長(中村 実君) 右田生活安全総務課長◯説明者右田生活安全部参事官生活安全総務課長) 生活安全総務課長の右田です。  オレオレ詐欺を含む電話de詐欺につきましては、依然として多数の高齢者等が深刻な被害に遭っている状況にありまして、被害を防止するために、県警では発生状況やその手口、被害防止対策等について、あらゆる広報媒体を活用して、広く県民に情報発信をしているところであります。特に「電話de詐欺は電話de対策!」、これをキャッチフレーズに、留守番電話に設定したり、迷惑電話防止機能つき機器を導入するなどの固定電話機対策を、高齢者が多く集まるイベント等におきまして防犯講話を実施するなど、広報啓発等に努めているところであります。また、被害を未然に防止するため、金融機関の職員を電話de詐欺防犯指導員に委嘱するなど、関係機関等との連携にも努めているところであります。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 ストーカーの状況について質問します。過去5年間の相談件数と検挙した数を教えてください。 ◯委員長(中村 実君) 太田人身安全対策課長。 ◯説明者(太田生活安全部参事官兼人身安全対策課長) 人身安全対策課の太田です。  千葉県内における過去5年間のストーカー事案の相談件数につきましては、平成26年が600件、平成27年が529件、平成28年が651件、平成29年が731件、平成30年が532件、合計3,043件となっております。ストーカー規制法を初めとした刑罰法令での事件検挙件数は、平成26年が78件、平成27年が85件、平成28年が113件、平成29年が84件、平成30年が96件、合計が456件となっております。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 被害に遭わないような、その取り組みについてお伺いします。 ◯委員長(中村 実君) 太田人身安全対策課長。 ◯説明者(太田生活安全部参事官兼人身安全対策課長) ストーカー事案は、認知した段階では、被害者等に危害が加えられる危険性や、その切迫性を正確に把握することが困難である一方、事態が急展開して重大事件に発展する恐れが高いものと認識しており、県警では、被害者等の安全確保を最優先に対応しております。被害者等に対しては、身辺警戒や携帯用緊急通報装置の貸し出し、関係機関と連携して避難措置の支援などを行っております。加害者に対しては、行政措置を含めた警告等の措置を講じ、再発防止を図るほか、事案の態様により、各種刑罰法令を適用して事件化を図り、加害者の検挙措置に努めております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 関係機関との関係はどうでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 太田人身安全対策課長。 ◯説明者(太田生活安全部参事官兼人身安全対策課長) 関係機関とは常に良好な関係を結びつつ、被害者の保護措置等を適時図っておるところでございます。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 関係機関というのはどこでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 太田人身安全対策課長。 ◯説明者(太田生活安全部参事官兼人身安全対策課長) 県女性サポートセンターを初めとした各市町村の窓口となります。     (小宮清子委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  齋藤会計課長◯説明者齋藤総務部参事官会計課長) 会計課長の齋藤でございます。  先ほどの鈴木委員の御質問についてでございますけれども、安全施設の入札の不調率であります。今年度9月1日現在でありますけれども、不調率は8.1%でございます。なお、横断歩道の補修につきましては、これは単価契約が大半を占めていることでございますので、その他の工事と比べますと、不調で先延ばしになるケースというのは極めて少ないというふうに認識しております。
     以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 2点させていただきます。先ほど信田委員のほうからヘリコプターの話があったんですけれども、ドローンを使うというような対応を考えていらっしゃるのかどうか伺います。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 警備課長の高橋でございます。  これは災害の被災情報の収集ということでよろしいでしょうか。現在は災害の被災情報の収集については、まだ検討中でありまして、現在の時点では使う使わないの回答はちょっとできない状況でございます。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 じゃあ、引き続き検討していただくということで。私の質問のほうからちょっと確認の、議会質問で確認したいことがありますので、それちょっとお伺いしたいと思います。  沖縄高江派遣日報事件についてなんですけれども、御答弁では、県警の警備出動について、処務に関する訓令、これ口頭による復命でよしとされているという御答弁でした。また、事前に必要な指導を行っているから、適切な措置を活動、職務執行を行っているというお答えだったんですけれども、私の意図とはちょっと外れております。今回の高江では、警視庁機動隊による違法行為があったことで、那覇地裁がそれを確定してます。それですので、千葉県警では違法行為はないはずといっても、それをどのように検証するのかということなんですね。何も検証するものがなかったら、それすらも証明することができないのではないかということで、処務に関する訓令は口頭でよしとするわけではなく、これから文書による報告が必要というような検討、これからそういうような方向で考えていただきたいかなというふうに思っております。それについていかがでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 高橋警備課長◯説明者高橋警備部参事官警備課長) 警備課長の高橋でございます。  派遣先で非違事案が発生した場合は、派遣先の都道府県警察から千葉県警にその旨の連絡がなされるものであります。御指摘の派遣時につきましては、そのような連絡は受けてございません。また、沖縄県での活動は沖縄県警本部長の指揮のもと、適切に行われていると認識しておりますので、沖縄県における活動状況の検証、これを千葉県警で行うことは検討してございません。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 神奈川県警では日報があったんですね。同じような状況ですので、千葉県はなしというのではなく、これから検討していただきたいと思います。これは要望です。お願いします。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 以上でその他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(中村 実君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りします。  警察本部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(中村 実君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(中村 実君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で警察本部関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前11時2分休憩        ─────────────────────────────        午前11時7分再開 ◯委員長(中村 実君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(環境生活部関係◯委員長(中村 実君) これより環境生活部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(中村 実君) 初めに議案の審査を行います。  環境生活部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  冨塚環境生活部長。 ◯説明者(冨塚環境生活部長) 9月定例県議会におきまして、環境生活警察常任委員会に付託され、御審議いただく環境生活部関係の議案は、令和元年補正予算案の1議案です。  議案第1号令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)ですが、その内容は、環境生活部の歳出予算について1億4,085万7,000円を増額しようとするものであり、既定予算と合わせた歳出予算総額は88億7,959万9,000円となります。  補正予算に計上した主な事業の内容ですが、職員人件費について所要額の補正を行うほか、高齢運転者による交通事故を防止するため、高齢者やその家族等を対象にした交通安全イベント等において啓発を強化するものです。  また、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックについて、大会時の会場周辺などの装飾や、聖火リレーの実施に向けた準備を進めるとともに、組織委員会からチケットを購入し、県内の児童生徒等に対して、大会を直接観戦する機会を提供しようとするものです。  次に、当面する諸般の情勢等について御報告いたします。  初めに、先月の台風15号に係る環境生活部の対応状況等について御報告申し上げます。  さきの台風は、これまで経験したことのない暴風雨と広範囲かつ長期間にわたる停電や、これに伴う断水の影響により、県内に甚大な被害をもたらしました。この強風の影響で多くの家屋等が損壊したことなどにより、大量の災害廃棄物が発生し、これに対応して、これまで24の市町において仮置き場が設置され、現在でも処理が進められています。こうした中、県では国の職員とともに被災市町村を巡回し、仮置き場の設置、運営や補助金活用に関する助言、指導を行うとともに、被災市町村からの要請に応じて職員を派遣し、災害廃棄物の仮置き場への運搬や分別作業などの支援を行っているところです。また、9月25日には、環境省に対し災害廃棄物の迅速な処理のために必要となる最終処分場に係る特例措置と国による市町村への財政支援について緊急要望書を提出しました。これを受け、特例措置については、10月1日に関係省令が公布、施行され、対応が図られたところです。さらに、台風15号による被害に便乗した悪質商法に関する相談が寄せられたことから、県ホームページや報道発表により注意喚起と相談窓口の周知を行うとともに、市町村や県出先機関、関係先等へチラシを送付するなどの対応を講じたところです。今後も国や市町村と連携し、災害廃棄物の迅速かつ適切な処理を実施するとともに、便乗商法に係る注意喚起などに努めてまいります。  次に、県民の暮らしの安全・安心について御報告します。  県では、地域防犯力の向上を目的として、防犯ボックスの設置を進めています。本年4月には四街道市、東金市、栄町、7月には市川市において防犯ボックスの運営が開始され、県内で計13カ所となりました。また、市川市では現在2カ所目の防犯ボックスについて、11月の開所に向けた準備が進められています。また、電話de詐欺については、8月末で939件、約15億7,300万円と、本年も既に多く被害が発生しています。そこで、9月7日に被害多発地域の船橋市において詐欺撲滅に向けたイベントを開催し、被害防止対策等について啓発を行いました。今後も地域防犯力の向上や詐欺撲滅に向けた取り組みを進め、県民の安全・安心の確保に努めてまいります。  以上、付託議案の概要の御説明と、当面する諸般の情勢等についての御報告をさせていただきました。  なお議案の詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(中村 実君) 初めに、議案第1号令和元年度千葉一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  井上環境政策課長。 ◯説明者(井上環境政策課長) 環境政策課でございます。  環境政策課の令和元度千葉県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。お手元の別冊の9月定例県議会議案説明資料の29ページをお開きください。  まず、上段の第2款第2項第1目企画総務費の補正額は1億4,097万6,000円の増額でございます。その内容は、環境生活部の生活関係2課、消費者センター、オリンピック・パラリンピック推進局2課の職員人件費を7月1日現在の人員構成で再積算したことにより増額するものでございます。  次に、下段の第5款第1項第1目環境総務費の補正額は4,111万9,000円の減額でございます。これは、環境生活部の環境関係6課及び環境研究センターの職員人件費について、先ほどの2款と同様に再積算したことにより減額するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  亀井くらし安全推進課長。 ◯説明者(亀井くらし安全推進課長) くらし安全推進課でございます。  くらし安全推進課の9月補正予算について御説明いたします。同じくお手元の議案説明資料の30ページのほうをお開きください。
     第2款第2項第5目交通安全推進費の補正額でございますが、1,500万円の増額でございます。これは、交通安全推進事業のうち子ども・高齢者交通事故防止等緊急対策事業といたしまして、高齢者等に対する啓発を強化するため、高齢者とその家族に対する交通安全啓発イベントなどを実施するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  木村県民生活・文化課長。 ◯説明者(木村県民生活・文化課長) 県民生活・文化課の繰越明許費について御説明をいたします。お手元の環境生活警察常任委員会説明資料の2ページをお開きください。  第14款第1項文化会館運営費の県立文化会館整備事業の繰越明許費は3,921万円でございます。その内容は、今年度予定している千葉県東総文化会館の舞台屋根の防水工事、空調設備の更新工事、給湯配管更新工事の3件の工事につきまして、5月に行いました実施設計の入札が不調となりました。その後、再入札により7月に落札となったところでございますが、この結果、設計の終了が、10月31日が履行期限になっておりまして、それ以降の工事実施につながることになります。そのため、年度内に工事の完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  前田開催準備課長。 ◯説明者(前田開催準備課長) 開催準備課の9月補正予算について御説明いたします。先ほどの議案説明資料のほうにまたお戻りいただきまして、議案説明資料の31ページをお開きいただきたいと思います。  第2款第2項第2目計画調査費につきまして、2,600万円増額するとともに、2事業で5億7,000万円の債務負担行為を設定するものでございます。その主な内容は、聖火リレー準備・運営事業について、パラリンピック聖火リレーの計画策定などの費用として現年予算を2,600万円増額するとともに、オリンピック及びパラリンピックの聖火リレーのセレモニー等の準備を今年度から進めていくため、5億3,000万円の債務負担行為を設定するものでございます。  また、東京2020大会シティドレッシング事業につきましては、大会開催に合わせて会場周辺などに大会エンブレム等を活用した横断幕やのぼり等の掲出準備を今年度から進めていくため、4,000万円の債務負担行為を設定するものでございます。  なお、債務負担行為の設定につきましては、常任委員会説明資料の3ページにも記載してございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  室田事前キャンプ・大会競技支援課長。 ◯説明者(室田事前キャンプ・大会競技支援課長) 事前キャンプ・大会競技支援課の9月補正予算について御説明をいたします。議案説明資料の32ページをお開きください。  第2款第2項第2目計画調査費につきまして、1億9,700万円以内の範囲で債務負担行為の設定を行うものでございます。その内容は、次世代を担う子供たちが国際感覚やスポーツの楽しさなどを身につけられるよう、東京2020組織委員会から配分される学校連携観戦チケット等を購入し、観戦を希望する学校等へ配布しようとするものです。  なお、債務負担行為の設定につきましては、常任委員会説明資料の3ページにも記載がしてございます。  以上で説明を終わりにします。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(中村 実君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  小宮委員◯小宮清子委員 東京2020大会競技観戦支援事業についてお伺いします。学校連携観戦チケットは何枚配分されてるんでしょうか。そのほかに、まとめてやります。小学校、中学校、高校生、特別支援学校の生徒は何人いるのでしょうか。オリンピック・パラリンピック別々に何の種目が配分されているのでしょうか。観戦を希望する学校が多い場合はどうするのか質問します。 ◯委員長(中村 実君) 室田事前キャンプ・大会競技支援課長。 ◯説明者(室田事前キャンプ・大会競技支援課長) 事前キャンプ・大会競技支援課です。  学校観戦チケットにつきましては、本県にはオリンピックについては1万6,600枚、パラリンピックについては11万1,800枚、合計12万8,400枚の配分が組織委員会から示されております。県内の児童生徒数ですが、既に確定公表されております最新の数値で申し上げますと、昨年5月1日現在になりますが、県立学校、市町村立学校、私立学校の合計で約63万8,000人になります。  観戦チケット競技種目ごとの枚数の御質問だったかと思いますが、オリンピックにつきましては、県内で開催される4競技と新国立競技場で開催される陸上競技が配分されておりまして、競技ごとの配分数は、レスリングが3,900枚、テコンドーが3,600枚、フェンシングも3,600枚、サーフィンが2,000枚、陸上が3,500枚となっております。パラリンピックにつきましては、県内で開催される4競技についてのみ配分されておりまして、シッティングバレーボールが4万3,900枚、車いすフェンシングが1万8,300枚、パラテコンドーが1万1,400枚、ゴールボールが3万8,200枚となっております。  配分をどのようにするのかという御質問だったかと思いますが、現在、市町村のほうから観戦の意向をお聞きしておりますが、その取りまとめた結果が県に配分された12万8,400枚のうちに、おさまる見込みでございますので、今後は希望どおり決定されるよう組織委員会と調整したいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 小学生、中学生、高校生、特別支援学校の生徒には観戦チケットの代金は支払わなくてもいいんですか。 ◯委員長(中村 実君) 室田事前キャンプ・大会競技支援課長。 ◯説明者(室田事前キャンプ・大会競技支援課長) チケットにつきましては、今回の9月補正予算案でお願いしておりまして、県で負担をしたいというふうに考えております。それ以外の交通費等につきましては、市町村なり、生徒なり、各参加者といいますか、に負担をいただきたいというふうに考えております。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 特に夜遅い競技がありますか。 ◯委員長(中村 実君) 室田事前キャンプ・大会競技支援課長。 ◯説明者(室田事前キャンプ・大会競技支援課長) 例えばでございますが、夕方の5時45分に始まって9時55分に終わるという競技というかセッションもございます。ただ、市町村等に意向調査をしたところ、やはりそういった終わる時間が遅い競技につきましては要望が少なかった。やはり児童生徒の安全等を考慮してかとは思いますが、要望は少なかったというふうに感じております。     (小宮清子委員、「以上です」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) それでは、以上で質疑を終結します。  議案第1号は、警察本部長同席の上で討論、採決を行います。  警察本部長が入室しますので、しばらくお待ちください。     (早川警察本部長入室) ◯委員長(中村 実君) それでは、議案第1号の討論を行います。討論はありませんか。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 議案第1号は反対いたします。会計年度任用職員が入っておりますので、私はそれについて非常に問題だと考えておりますので、反対をいたします。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 以上で討論を終結します。  それでは、これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) 挙手多数。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。  警察本部長には、お疲れさまでございました。     (早川警察本部長退室)        ─────────────────────────────        東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において子供たちに広く参加す        る機会を設けることを求める意見書(案)関係 ◯委員長(中村 実君) 次に、意見書案が3件提出されておりますので御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、自民党及び公明党から提出されております東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において子供たちに広く参加する機会を設けることを求める意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) ないようですので、それでは、趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) 挙手全員。それでは、当委員会として趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書案の文案については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        地球温暖化防止へ日本が政府国際的責務を果たすことを求める意見書(案)関係
    ◯委員長(中村 実君) 次に、共産党から提出されております地球温暖化防止へ日本が政府国際的責務を果たすことを求める意見書(案)について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) ないようですので、それでは、趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) 挙手少数です。それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書(案)関係 ◯委員長(中村 実君) 次に、公明党及び自民党から太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書(案)が提出されておりますが、意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  また、意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。  意見書について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) それでは、趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長(中村 実君) 挙手全員。それでは、意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(中村 実君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  江野澤委員。 ◯江野澤吉克委員 それでは、台風15号関係で質問したいと思います。去る9月8日から9日にかけて本県に上陸した台風15号の記録的な暴風雨により、本県の広範囲で長期にわたった停電と断水が発生し、県内各地で家屋の倒壊や農業、あるいは漁業関連施設の被害が生じるなど、現在も県民生活や事業活動に極めて深刻な影響を及ぼしております。千葉県一丸となって復旧・復興に向けて取り組んでいると思いますが、今なお大変不安な思いをし、不自由な生活をされている方々が、一日でも早くもとの生活に戻れるよう、さらに復旧・復興に向けた取り組みを加速していく必要がある、このように考えます。  部長の報告によれば、災害廃棄物処理に当たって県が市町村を支援していくというようなことでありますけれども、支援の内容についてもう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 能條循環型社会推進課長。 ◯説明者(能條循環型社会推進課長) 循環型社会推進課でございます。  災害廃棄物への対応としては、県では9月11日から順次、環境省職員と合同で特に被害が大きい南房総市、鋸南町及び館山市を初め、これまでに仮置き場を設置した22市町を訪問し、仮置き場の設置や管理、国庫補助金等について助言を行ってきているところです。また、災害廃棄物の処理が迅速に進むよう、県産業資源循環協会との協定に基づき協力を要請し、県内の産業廃棄物処理業者を活用した処理体制を構築するとともに、災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定等に基づく対応が円滑に進むよう、災害廃棄物の処理の受け入れが可能な市町村を把握し、被災市町村へ情報提供を行うなど、広域処理に係る支援を行ってきたところです。さらに市町村からの要請を踏まえ、仮置き場の運営支援、収集運搬支援に必要な職員を9月17日から派遣する支援を行っているところです。この仮置き場の運営支援等を行った自治体数については、10月6日時点で計10市町であり、延べ801人の職員を派遣しております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 江野澤委員。 ◯江野澤吉克委員 県が市町村を支援しているという状況はわかりましたけれども、今回の台風の被害というのは、まさに甚大であります。災害廃棄物の処理は、まだまだ道半ばだと、このように思っております。私の住む袖ケ浦、特にビニールハウスが、うちのほうはガラスハウスということで、その被害状況というのは今までなかったような被害状況になってます。そういうことはどういうことかといいますと、近隣の水田にガラスが飛散して、回収が不可能というようなことも今ありまして、農家の人が大変困ってる。また、そのガラスを一時仮置きする場所も明確に決まっていないような状況もありますので、そうした部分について大量なガラスが出ていますので、またそうした部分の廃棄物の処理に当たりまして、今後、県としてどう対応していくのか、また伺いたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 能條循環型社会推進課長。 ◯説明者(能條循環型社会推進課長) 10月6日時点で21市町において仮置き場が設置されているところでございますが、多くの仮置き場においては、大量の災害廃棄物が搬入されており、処理にも相当な期間が必要になるものと考えられます。このため、引き続き仮置き場に搬入された大量の災害廃棄物を迅速かつ適切に処理するための関係機関や関係団体との調整を行うなど、市町村の状況等を確認しながら、必要な支援を行ってまいります。今後は、これらに加え被災した市町村が国の補助制度を適切に活用できるよう、環境省と連携し、市町村に対する補助金に関する説明会を開催します。また、災害廃棄物の発生量や処理スケジュール等を示した県災害廃棄物処理実行計画を早期に設定し、補助金の申請に際し必要となる市町村における実行計画の作成も支援してまいります。  なお、委員の御指摘ございました農業用ハウス等の被害については、現在、環境省のほうからは、生活保全の観点から支障が認められる場合というものが災害廃棄物処理事業の補助対象となるという通知が出ております。この具体的な運用面については、現在、国において検討しているところでございますので、具体的な方向性が示されれば市町村にも説明してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 江野澤委員。 ◯江野澤吉克委員 要望といたしまして、今後も市町村に対してさまざまな支援を行っていくということでありますけれど、市町村において、被災して大量に発生している災害廃棄物の処理を続けていくことからも、引き続き市町村の意見を聞きながら慎重に支援を行い、そして早期の復旧・復興に努めていただきたいと、このように思いますけれども、農林水産部とも慎重に相談しながら対応していただきたいな、このように思ってますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  河野委員。 ◯河野俊紀委員 3つぐらいありますけど、全部最初に言います。  江野澤委員もちょっとおっしゃったんですけど、千葉県環境基本計画にアスベストの飛散による人の健康や生態系への影響を防ぐようにというような項目があるんですけど、この辺はアスベストが舞い散る環境もありますけれども、どのように注意深くやっておられるかということと、そして今お答えの中で出ましたけど、市町村災害廃棄物処理計画というのは、我々の会派も何年も前、質問してるんですけど、なかなか市町村でつくるようになってんですけど、計画はおくれてると思うんです。この辺の市町村災害廃棄物処理計画の遅滞が、今回の中でいろんな意味で影響しているかどうかということをちょっとお聞きします。  そして災害の、今回の風ですよね。本当に瞬間が57.5メートルとか、そして鉄塔が倒れるとか、やっぱり風に対する、環境生活部がずっと地球温暖化対策で、来るぞ来るぞといって予定してた台風の凶暴化が現実的になったと思うんです。もう現実になってるんだから、適応と対策するしかないと思うんですけど、こうした風に対する、一時的には防災のほうでやっていくと思いますけど、やっぱり電力の鉄塔の設置基準とか、あるいは暴風に対してどういうぐあいに環境全体的に適応していくのか、対策していくのかいうのは、やっぱり環境生活部がいろいろ適応基準とかまとめてますけど、その辺についてはどのように今回の暴風の被害を受けて考えていくのかと。  最後に、ヒアリについてなんですけど、ずっと毎年ヒアリの被害が出てますけれども、特にこれは本当に放置してたら大変なことになると。農作物も根っこから食い荒らし、牛も殺し、畜産にも大きな影響するし、電気回路の中に入ってたら電気回路のショートをもたらして、アメリカでは非常に住宅火災が起きてると。アメリカは年間8万人が被害に遭い200人が死傷し、何と実に5,000億円の対策費をやっていると。このヒアリがちょこちょこ出てますけれども、この辺の対策が私は一番大事だと思うんです、外来生物。この辺はどういうぐあいにしてるか。  以上、4点お聞きします。 ◯委員長(中村 実君) 北橋大気保全課長。 ◯説明者(北橋大気保全課長) 大気保全課でございます。  アスベストの飛散防止に関しましてお答えいたします。令和元年9月9日の被災後、9月10日に住民等へのアスベスト飛散防止の周知徹底を図る依頼を市町村に対して行いました。加えて、9月15日には建材等の片づけに際し、片づけの際の注意事項を啓発するチラシを作成し、市町村へ住民等に周知を図るよう、重ねて依頼を行いました。また、県庁ホームページにアスベストの飛散防止の徹底について掲載し、住民等へ注意喚起を行いました。さらに、災害廃棄物が集積される仮置き場への対応といたしまして、10月4日までに関係機関から提供を受けた分を含め、防じんマスクを約2万個、仮置き場設置市町村へ送付したところでございます。こういった対策により、アスベストの飛散・暴露防止は最小限に抑えられているものと考えておりますが、引き続き住民等へアスベストの飛散・暴露防止に係る注意喚起等を行ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 能條循環型社会推進課長。 ◯説明者(能條循環型社会推進課長) 市町村における災害廃棄物処理計画の関係でございます。今回、被災が多かった南のほうの南房総市や鋸南町のほうはこの計画をつくっていない状況でございました。そのため、早期に県のほうも国とともに現場のほうに行って、仮置き場の設置等に努めたところでございます。今後は、この災害等を踏まえて、この計画を迅速につくっていくような形で、県のほうもいろいろ市町村のほうの支援をしてまいりたいと考えております。  次に、暴風に関する適応の関係でございます。暴風については、現在の千葉県の気候変動影響と適応の取組方針では、強風や強い台風という表現はあるんですが、暴風という表現では記載はされておりません。このため、具体的なこの暴風ということに関する適応というものがございませんので、今後、地域気候変動適応センターなどを設置した上で、この適応に反映させていき、関係部局とも連携して、この適応の取り組みに入っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 井田自然保護課長。 ◯説明者(井田自然保護課長) 自然保護課でございます。  ヒアリ対策についてお答えいたします。県では、ヒアリの侵入に備えた水際対策といたしまして、環境省及び市町村と連携を図りながら発見時の連絡体制、種の確認体制、モニタリング体制を整えているところでございます。県民向けにつきましては、県のホームページなどを通じまして情報の発信に努めておりまして、環境省がパンフレットによる注意喚起、あるいはヒアリ相談ダイヤルの設置を行っておりますので、その御案内などを行っております。当課では、県内各地で市町村が行っている環境フェアなどの展示会に参加しておりまして、その中で県民向けに外来生物一般のことについて直接県民に説明したり、資料をお配りしたりするなど、広報に努めているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 要望だけで終わります。暴風対策、暴風の適応なんですけど、暴風と強風の基準というのは瞬間風速によって決まってると思うんですけど、もう今回のは明らかに強風ではなくて暴風ですね。先ほどの県警の質問のとき、いまだに市原のゴルフ場のネットがそのままであると。やはりああいう姿を見ても、風に対する適応の感覚は、まだ県民一般に自覚としてはないと思うんで、そういう意味で、暴風の適応基準とか対策については、また研究を進めていってほしいと思います、これからは台風がどんどん来ますから。  それと、ヒアリについては、私はポスター、注意について、県の博物館がある公園ですね。あそこで1つ見ただけなんですけど、セアカゴケグモについては随分いろんなところで張ってくださってるんですけど、やっぱりヒアリのほうがはるかに強力で、あれが本当に日本で普通になると、もう子供も砂遊びもできないし、生活環境が一変しますので、もっと広報周知のポスター等、図ってほしいと要望します。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  藤井委員。 ◯藤井弘之委員 済みません。関連で1点。台風15号の関係です。昨年の11月だったと思うんですけども、再生土の埋立地を緊急点検、62カ所やっていただいたわけですけども、今回の台風での点検、あるいは何か確認されてますでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 廃棄物指導課でございます。  台風15号の通過の後、再生土の埋立現場全て確認しましたところ、事業場内で樹木やフェンスが倒れた事例というのが幾つかございましたが、いずれも事業場の中でおさまっているところでございまして、周辺への被害は生じていないということを確認しております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 安心しました。ありがとうございます。それで、別に新井総合にかかわってる話じゃないんですけど、今回、停電で処理水が幸いにして外に漏れなかったということなんですけれども、これはあれですか、停電があの程度でおさまったからということなのか、あるいはそうでない別の理由、停電がずっと続いても大丈夫だったのか、ちょっとその辺、確認をさせていただきたいと思います。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 保有水自体が貯留槽というところにたまることになっておりまして、貯留槽の容量がI期、II期引き合わせまして3万立方メートルございまして、その範囲でおさまったと。まだ余裕があったというふうに聞いております。
     以上でございます。 ◯委員長(中村 実君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 最後にしますけれども、今回私も、実は正直なところ、30年間災害対策かかわってきて、初めてこんな長期の停電、千葉県で経験しましたし、いろんな初めての件が非常にありました。そこで、ちょっといろんなことになるかもしれませんけども、検証を踏まえて、何らかの環境生活部として、この部分はこう点検しなきゃいけないとか、この部分は終わった後こうしようとか、そんなようなマニュアル等、もしなければつくっていただけたらと思います。要望です。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 先ほど、再生土の関係のちょっと訂正をさせていただきたいと思います。申しわけございません。先ほど私が説明したのは、事業場内でおさまってフェンスや倒木というのがあったというのは残土の事業場のことでございます。再生土のほうでございますが、再生土は大桶のところの現場で、再生土自体は崩れておりませんが、地山のところがまた流出したということで確認しております。  以上でございます。     (藤井弘之委員、「わかりました。ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  小宮委員◯小宮清子委員 9月25日、冨塚環境生活部長が環境省を訪れました。台風15号に伴う災害廃棄物の処理に対する国の支援を求めたけれど、2項目への要望、その結果どうなっているでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 能條循環型社会推進課長。 ◯説明者(能條循環型社会推進課長) 循環型社会推進課でございます。  今回の要望、2点ほど要望させていただきました。1点目の最終処分場の確保については、今月1日に環境省令が公布され同日施行されたところであり、今後は市町村が処分場と契約してまいりますが、市町村の処理が迅速に進むよう、引き続き県としても支援してまいりたいと考えております。  また、市町村の財政負担の軽減についても要望させていただいたところでございますが、今後、災害廃棄物の処理費などが明確になってまいりますので、必要に応じ、引き続き国に支援を働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。     (小宮清子委員、「頑張ってください。」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 それでは、伺います。君津環境整備センターの関係で伺います。台風15号が来る前のI期処分場の保有水の北側区域での水位はどれくらいか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 台風15号が来る前の保有水の北側区域の水位でございますが、これ第I期処分場の北側ということで、標高で水位をあらわしておりまして、標高でいいますと200.41メートルということでございました。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 それ以後、水位は上がっているのか下がっているのかということをお伺いします。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 先ほどの水位でございますが、それは9月6日、台風が来る前に計測したものでございまして、その後、9月19日、これ台風通過後になりますが、計測した水位で申し上げますと201.24メートル、これも標高でございますが、プラス83センチの上昇が見られたということでございます。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 プラス83センチというのは。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 水位の上昇があったということです。     (小宮清子委員、「わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(中村 実君) 小宮委員に申し上げます。関連する質問であれば、まとめてお願いしてもよろしいでしょうか。  小宮委員◯小宮清子委員 処理施設の1日の処理量はどれくらいか。あと、貯留槽の容量はどうか。第I期の処分場の遮水シートの耐用年数はどれくらいか。保有水の水位が低下してることが、7年以上認められない場合は、原因をさらに追求していくことが必要であろうと思うが、どうか。定期的に立入検査をしているということだが、停電していることはいつ知ったのか。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 処理施設の1日の処理量でございますが、排水処理施設の最大の処理量で申し上げますと、第I期が1日300立方メートル、第II期が1日180立方メートル、あわせまして1日480立方メートルでございます。貯留槽の容量でございます。貯留槽でございますが、先ほどの藤井委員のほうの質問にもお答えしましたが、I期が1万立方メートル、II期が2万立方メートルで、合わせて3万立方メートルの容量がございます。遮水シートの耐用年数でございますが、これメーカーによりますと、50年以上の耐久性があるというふうに言っております。     (小宮清子委員、「50年以上も」と呼ぶ) ◯説明者(正木廃棄物指導課長) はい。それから、あと7年たっても低下が認められない場合の原因を追求ということでございますが、事業者は県の勧告以降、ボーリング調査や電気探査等の調査を行い、改善対策を実行しているところでございますが、保有水の水位は依然として下がらない状況が続いているというような状況でございます。県としましては、今後、定期的な立入検査等によりまして改善状況を確認してまいりますが、水位の低下が認められないと、下がらない場合には、原因調査を新たに行うなど対策を実施するよう厳しく指導してまいりたいというふうに考えております。  それから、あと停電していることの、いつということでございますが、停電につきましては、9月9日、電話で処分場に被害状況を確認した際に把握しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 処理施設の1日の容量は1日当たり300立方メートルですが、貯留槽は、I期の処分場で貯留槽がためられているのは何日かかるんですか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 貯留槽につきましては、保有水がたまり次第流れてきて、随時たまって、それから排水処理施設に1日300立方メートルずつ処理をしてるということでございますので、満タンまで何日かかるかと言われますと、I期の処分場が1万立方メートルで、そのときの雨の量なり水の量によっても変わってきますので、随時処理をしておりますので、満タンになるような状態はないというふうに考えております。 ◯委員長(中村 実君) 小宮委員◯小宮清子委員 貯留槽にためられていた数はどれくらいですか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) これは停電時に、台風時においてどのくらいたまったかという御質問でよろしいですか。     (小宮清子委員、「台風時において。はい」と呼ぶ) ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 8日間停電したことにより約2万700立方メートルたまっておりました。8日目以降は通電して復旧しておりますので、そこから処理があったということで、停電最中に最大で2万700立方メートルですから、あと9,300立方メートルの余裕があったというふうに確認しております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) よろしいでしょうか。 ◯小宮清子委員 以上です。 ◯委員長(中村 実君) 他にありますでしょうか。  伊藤委員◯伊藤とし子委員 お願いします。私も酒々井の馬橋地区の再生土の問題をお伺いします。これも議会質問で時間切れでできなかったところなんですけれども、不法埋立事業者に対して措置命令を出しているということで、埋立土砂の撤去を命じたが継続的指導にもかかわらず措置命令は履行されなかったという御答弁がありました。これまで何度この指導をしてきたのかということと、直近ではいつやったのか、あと、この事業者が撤去できない理由、それを伺います。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 指導の回数でございますが、無許可埋め立てを確認して以降、再三再四指導しておりますので、特に回数ということは電話でもやっておりますし、呼び出してもやっておりますので、なかなかそこで回数というのは一概にトータルで今、手元にちょっと資料はございませんので、お答えはなかなか難しいんですが、直近といいますか、最近の指導状況を申し上げます。最近では、まず平成29年9月と平成30年1月24日、あるいは平成30年3月に呼び出して指導しているほか、繰り返し電話等で催告をしておりまして、また、一番直近ですと、ことしの9月12日、事業者に連絡をとりまして指導しているところでございます。  以上です。     (伊藤とし子委員、「答弁漏れ」と呼ぶ)
    ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) なかなか指導に対して事業者が応じないといいますか、県の指導に従わないという状況でございます。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 撤去に応じないという、そういうことだけで済ましていいのかという、本当はちゃんとした理由があるとは思うんですけれども、この事業者の名前、ここで言っていいのか悪いのかなんですけれども、今回の答弁で、崩落場所は別事業者が再生土により資材置き場を造成する計画として酒々井町に相談していたという御答弁ありました。これは農地転用にかけるとか、そういうようなことだと思うんですけれども、根拠となる書類とか図面があるかどうかですね。  それから、全部言っちゃいますね。2016年の再生土埋立許可ですね。これ再生土埋め立て、これ無許可埋め立てが足がかりとなって行われております。ですので、このF興業、全部名前言わない。F興業がやったこの不法埋め立てを足がかりにして、再生土が埋め立てられたということなんですね。2016年の9月に冠水騒ぎが起こったときに県は現地調査に行ったのかどうかですね。  それで、私もこの議会質問で言ったんですけれども、この議会質問直前に、私、専門家と現地調査を行いました。現在、酒々井町の残土埋立許可のもと行われている埋め立ても、がらとか解体建材が混入されている産廃まじりの残土です。再生土と言われるところも見回しますが、同じ状況です。がらがたくさんまじった解体建材が入ってる残土です。ですので、再生土と称して残土が埋め立てられているというふうに考えられます。ですので、これをそのまま放任したら大変な問題だと私は考えております。このF興業だけではなく有限会社、また別事業者ね。再生土を埋め立てるとしたという、この有限会社に関しても、無許可残土埋め立てとして対応すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) 資材置き場の計画に関する書類はあるのかということでございますが、それはあくまでも事業者が酒々井町の農業委員会を通じて農地転用の申請を出したものでございますので、こちらにはそういった書類は上がってきておりません。  それから、あと冠水の被害があってすぐ現場に行ったのかということでございますが、それは28年9月、行っております。  それから、これは、がらがあって残土ではないのかということでございますが、あくまでもこれは再生土により資材置き場を造成するということで、事業者も町も再生土ということで認識しておりますので、県のほうもそのように考えておるところでございます。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 そしたら、事業者がこれは再生土だと言って、町がこれは再生土だと言っているものが、残土であるという事実がそのまま見過ごされるということは、県はとてもなめられてるっていうことですよね。もう言われたら、そのまま、はいそうですかって受け入れてしまうこと自体が、やはりおかしいんではないんですか。そこのところ、しっかりとやらなきゃいけないし、あと、この今は残土がカバーされてるかもしれないけど、あのときは再生土だったというような御答弁もヒアリングのときにあったんですけれども、そしたら、じゃあこの埋め立てが崩落したときに行った、その方たちはどういう形でそれを確認したかということなんです。あれだけのがらまじってたら、これは再生土じゃないってちゃんと見きわめるだけの見識、目がなければならないんじゃないんですか。そこのところ伺います。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) あくまでも、当時、再生土に関する指導指針というのがございませんでした。再生土で埋め立てるというような計画で町のほうも認識してたということで、うちのほうもその現場を見に行ったところ、再生土が崩落したということで、町も県もそのように認識しておりましたところでございますので、県としても、当該事業者を町がその当時崩れた部分について、崩落した現場を、事業者を指導してその崩落、冠水したところの土砂を撤去させたというような、町の指導により撤去させたというようなことでございますので、現場のほうにつきましては、県は再生土であるというふうに認識して考えてたところでございます。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) 伊藤委員◯伊藤とし子委員 再生土としておかなければ県の責任が問われるわけですから、それは再生土として言い続けたい気持ちはわかるんですけど、あの現場を見たら、再生土じゃないのは一目瞭然です。皆様方も専門家ですので、私のような素人が行ってわかることを、専門家が行って、あれが再生土ですということは言い切れないと思うんですよね。だって、もう建設廃材が入ってるんですよ。もう目に見えてわかってるんです。ですので、これもう一度土壌分析するべきだと思います。町はやったって言っております。事業者がやったのかもしれません。やっぱり県がちゃんとやるべきだと思います。いかがでしょうか。 ◯委員長(中村 実君) 正木廃棄物指導課長。 ◯説明者(正木廃棄物指導課長) この再生土の土壌検査につきましては、酒々井町が平成30年2月に行っておりまして、基準を超えるものは特になかったというふうに聞いております。  以上です。 ◯委員長(中村 実君) よろしいでしょうか。  それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(中村 実君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りします。  環境生活部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(中村 実君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(中村 実君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(中村 実君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(中村 実君) 以上で環境生活警察常任委員会を閉会します。        午後0時2分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....