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  1. 千葉県議会 2019-02-28
    平成31年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2019.02.28


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ただいまから県土整備常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に山本委員、高橋委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 本委員会に付託されました案件は議案21件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、議案の審査を行います。  県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。
     なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  河南県土整備部長。 ◯説明者(河南県土整備部長) 本日御審議をいただく議案は、予算関係8件、条例関係3件、その他10件、合わせて21議案でございます。  初めに、議案第1号、議案第17号、議案第18号及び議案第19号は、平成31年度当初予算に関するものでございます。  議案第1号平成31年度千葉県一般会計予算でございますが、県土整備部の平成31年度一般会計当初予算案は1,262億3,066万2,000円で、前年度当初予算額に比べ2.9%の増額となっております。このうち、投資的経費は949億2,790万6,000円で、前年度比1.8%の増加となり、特に県単事業については24.7%と大きく増加しております。県土整備部では、総合計画に掲げた施策の着実な推進を図るため、「災害に強いまちづくりの推進」、「交流基盤の強化」、「社会資本の適正な維持管理」、「人と環境にやさしい住まい・まちづくりの推進」の4つの方針に沿った事業を計上したところです。  それでは、当初予算案に計上した主な事業について、その概要を申し上げます。  「災害に強いまちづくりの推進」については、頻発する集中豪雨などの自然災害から県民の生命、財産を守るため、堤防のかさ上げや護岸整備、路面冠水対策のための排水整備などの予算を計上しております。  次に、「交流基盤の強化」としては、県民生活の利便性向上や道路交通の安心・安全の確保、県内経済の活性化や観光振興につなげるため、道路ネットワーク整備について、昨年度に引き続き一層の進展を図るための予算を計上しております。特に、圏央道などの広域的な幹線道路の整備効果を県内各地に波及させるため、銚子連絡道路や長生グリーンラインなどのアクセス道路の整備、市町村からの要望が多い地域に密着した道路の整備を進めてまいります。  また、「社会資本の適正な維持管理」としては、道路維持管理事業や長寿命化・耐震化対策事業を推進するための予算を計上しております。  さらに、「人と環境にやさしい住まい・まちづくりの推進」については、公営住宅建設事業費を計上するとともに、サービス付き高齢者向け住宅整備補助事業の事業費を計上しております。  次に、議案第17号平成31年度千葉県特別会計流域下水道事業予算でございますが、これは印旛沼、手賀沼及び江戸川の3流域下水道事業費として355億4,444万5,000円を計上いたします。  次に、議案第18号平成31年度千葉県特別会計港湾整備事業予算でございますが、これは千葉港、木更津港等の港湾施設の運営費、整備費及び公債費等として27億6,757万9,000円を計上いたします。  次に、議案第19号平成31年度千葉県特別会計土地区画整理事業予算でございますが、これは金田西地区及びつくばエクスプレス沿線3地区の土地区画整理事業費として148億5,864万6,000円を計上いたします。なお、これらの事業については、12月補正予算で設定しました債務負担行為や2月補正予算に計上します国の補正予算に対応した事業と合わせ、切れ目のない執行に努めてまいります。  次に、議案第25号、議案第41号、議案第42号及び議案第43号については、平成30年度補正予算に係るものであるため、県土整備部関係予算につきましては一括して御説明いたします。  まず、議案第25号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第3号)でございますが、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策による国の補正予算の増加、事業費の確定等により54億1,082万7,000円の減額、議案第41号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)でございますが、事業費の確定により30億1,097万2,000円の減額、議案第42号平成30年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)でございますが、事業費の確定により2億3,579万3,000円の減額、議案第43号平成30年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第3号)でございますが、保留地処分金の県債管理基金への積み立てなどにより12億9,405万3,000円の増額をいたします。  なお、議案第25号、議案第41号、議案第42号及び議案第43号でございますが、年度内に終了しないことが見込まれる事業について、適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定いたします。  次に、議案第54号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の制定により、同法に基づく知事裁定の手続が創設されたことに伴う裁定申請に係る手数料を新設するため、また、公園施設の市などへの管理許可や、老朽化に伴う遊戯施設の撤去により、都市公園使用料等を新設、廃止するため、また、平成31年10月1日から消費税率が10%に引き上げられる予定であることから、国土交通省所管公共用財産生産物採取料、課税取引に該当する1カ月未満の道路占用料、海岸及び河川に係る土石採取料、流水占用料等、港湾施設の使用料等及び都市公園使用料等について、使用料及び手数料条例等の一部を改正しようとするものでございます。  次に、議案第59号千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、県立八千代広域公園について、地方自治法第244条の2第3項の規定による指定管理者制度の対象に追加するため、所要の規定の整備を行うものでございます。  次に、議案第60号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは改良住宅から一般県営住宅へ住みかえる場合に、家賃の激変緩和措置が適用されるよう所要の規定の整備を行うものでございます。  次に、議案第65号から議案第67号契約の締結についてでございますが、議案第65号は、県道銚子海上線のバイパス整備事業における(仮称)清滝トンネルの本体工事の契約締結、議案第66号は、県道市原天津小湊線バイパス整備事業における道路改良工事の契約締結、議案第67号は、千葉港千葉中央地区港湾整備事業における老朽化したガントリークレーンの更新工事の契約締結に当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第70号千葉県道路公社の定款の一部変更についてでございますが、これは千葉県道路公社が管理している房総スカイライン有料道路及び鴨川有料道路の料金徴収期間が平成31年4月20日に満了することに伴い、定款の一部変更を行うことから、地方道路公社法第5条第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第76号から議案第79号権利の放棄についてでございますが、議案第76号は、土砂災害防止事業業務委託契約解除に伴う違約金債権のうち回収が不可能と認められる債権について、議案第77号は、海岸保全区域を不法占用する海の家の撤去に係る強制執行費用債権のうち回収が不可能と認められる債権について、議案第78号は、県営住宅の一時使用許可による使用料債権のうち回収が不可能と認められる債権について、議案第79号は、県営住宅の家賃等債権のうち回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うものでございます。  次に、議案第81号市町村が負担すべき金額についてでございますが、これは県が行う急傾斜地崩壊対策等の事業に対し、平成30年度において地元市町村が負担すべき金額を定めるため、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第84号指定管理者の指定についてでございますが、これは千葉県立手賀沼自然ふれあい緑道について、平成31年度からの新たな指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。  続きまして、県土整備部が当面する諸課題について3件御報告いたします。  まず、石井国土交通大臣への要望について御報告いたします。  先月17日、森田知事に同行いたしまして、石井国土交通大臣に、本県の安定的、持続的な発展のため、東京湾アクアラインの通行料金800円の継続と、今後は割引期間を3年ごとに継続していくことを要望してまいりました。さらに、交通の円滑化が課題となっている本県湾岸地域において、第二東京湾岸道路を軸とした新たな規格の高い道路ネットワークを早期に具体化するよう、あわせて要望してまいりました。  県といたしましては、引き続き通行料金800円の継続や、広域的な幹線道路ネットワークの形成強化に取り組んでまいります。  次に、北千葉道路について御報告いたします。  来月3日に北千葉道路の国施行区間の成田市船形から押畑までの3.8キロメートルが開通します。この開通により、開通済みの区間とあわせて、鎌ケ谷市から成田市までの約30キロメートルがつながり、沿線地域相互の交流の促進、物流の効率化、防災力の強化等に寄与するものと考えております。引き続き、北千葉道路の早期全線開通に向け全力で取り組んでまいります。  次に、館山自動車道の4車線化について御報告いたします。  1月25日に、東日本高速道路株式会社より、館山自動車道の君津インターチェンジから富津中央インターチェンジ間が来月中に4車線運用を開始する予定であると発表されました。この4車線化により、本県の観光振興を初め、地域の活性化や防災力の向上が図られるものと期待しています。  また、富津中央インターチェンジから富津竹岡インターチェンジ間については、平成31年内の完成を目標に工事が進められており、県としては一日も早い完成に向けて、引き続き東日本高速道路株式会社に協力してまいります。  以上、提案いたしました議案の概要説明と県土整備部が当面する諸課題等について報告させていただきました。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたします。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、議案第1号平成31年度千葉県一般会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) では、県土整備政策課に係る当初予算について御説明いたします。お手元の2月定例県議会議案説明資料、ピンクの表紙の資料になります。こちら表紙を1枚おめくりいただきまして、273ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費、予算額87億6,312万円ですが、これは下にございます1、人件費として県土整備部職員の人件費83億8,534万8,000円を計上するほか、2、運営費として本庁出先機関の運営費3億7,777万2,000円を計上するものでございます。  1枚おめくりいただきまして274ページをごらんください。第9款第1項第2目土木事務所費、予算額2億9,209万3,000円ですが、これは事務所庁舎の建設や取り壊しのための、下にございます1、庁舎建設事業といたしまして1億7,466万4,000円を計上するほか、出先事務所の維持補修費等に庁舎管理費として1億1,742万9,000円を計上するものでございます。  続いて右、275ページをごらんください。第9款第2項第2目道路維持費から279ページの第9款第5項第3目公園費までは同様の内容となっておりますので、あわせて御説明させていただきます。これらは公共事業に係る人件費、事務費を計上しているほか、災害復旧事業に係る測量委託等の災害関連事業費、さらには国が行う災害復旧事業に対する県の負担金、県負担金を計上するものでございます。各予算額につきましては、275ページ上段、道路維持費が2億9,402万5,000円、同じページ下段の道路新設改良費が5億5,887万7,000円、次の276ページ、河川改良費が5億2,194万4,000円、右側277ページ上段砂防費が5,928万円、同じページ下段の海岸保全費が1億9,014万3,000円、1ページおめくりいただきました278ページ上段の港湾建設費が8,757万5,000円、下段の街路事業費が4億9,675万1,000円、右の279ページが公園費5,350万1,000円でございます。  続いて、280ページをお開きください。第12款第2項第1目道路橋りょう災害復旧費から282ページ下段の第12款第2項第4目都市施設災害復旧費まであわせて御説明いたします。これらは、被災した道路橋梁施設等を原形に復旧する事業であり、補助事業としてその経費を計上するほか、補助事業として採択されない小規模な災害復旧事業を実施するため単独事業費を計上するものでございます。各予算額は、280ページの道路橋りょう災害復旧費が1億900万円、281ページ、河川海岸災害復旧費が7億3,409万2,000円、282ページ上段の港湾災害復旧費が1億6,000万円、下段の都市施設災害復旧費が1,000万円でございます。  以上で県土整備政策課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 北岡技術管理課長。 ◯説明者(北岡技術管理課長) 技術管理課に係る当初予算について御説明いたします。議案説明資料の283ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費、予算額1億569万8,000円でございます。予算の内容は、土木積算システムの運用に係る経費や積算関係の各種調査委託などの運営費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようよろしくお願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山下建設・不動産業課長。 ◯説明者(山下建設・不動産業課長) 建設・不動産業課に係る当初予算について御説明いたします。着座にて失礼いたします。議案説明資料の284ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費、予算額7,218万1,000円でございます。この主な内容ですが、1つ目として、建設業法に基づく建設業の許可及び建設工事の入札契約指導事務等に係る建設業指導監督費6,803万6,000円、2つ目として、建設業法に基づき設置される千葉県建設工事紛争審査会に係る建設業委員会費241万8,000円、3つ目として、国から委託される統計調査に係る建設統計調査費172万7,000円をそれぞれ計上するものでございます。  次に下段ですが、第9款第6項第1目宅地総務費、予算額2,841万円でございます。これは宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業免許及び宅地建物取引士の登録等に係る宅地運営費2,841万円を計上するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口用地課長。 ◯説明者(山口用地課長) 用地課に係る当初予算について御説明いたします。着座にて説明させていただきます。議案説明資料285ページをごらんください。  初めに、第9款第1項第5目用地対策費、予算額1億5,572万7,000円ですが、その主な内容は、人件費として非常勤嘱託職員51名の報酬、共済費等で1億2,230万3,000円、運営費として廃道敷、廃川敷などの県有地の管理処分に要する経費、未登記県有地の登記に要する経費等で3,342万4,000円でございます。  資料を1ページおめくりいただきまして、286ページをごらんください。第9款第6項第1目宅地総務費、予算額14億7,084万9,000円ですが、その主な内容は、地籍調査費として市町村の行う地籍調査に対する補助金等で13億9,843万5,000円、国土利用計画費として国土利用計画法に基づく土地取引の届け出の審査などに要する経費等で1,046万5,000円、地価調査費として、基準地の地価調査に要する経費等で6,194万9,000円でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 道路計画課長の菰田でございます。着座にて御説明させていただきます。  道路計画課の当初予算の概要について御説明いたします。議案説明資料の287ページをお開きください。  第9款第2項第1目道路橋りょう総務費の当初予算額は1億5,819万3,000円でございます。内訳といたしまして、道路諸費として1,557万円でございます。これは道路関係諸団体に対する負担金等でございます。次に、道路公社出資金として1億4,262万3,000円でございます。これは三郷流山橋有料道路事業に伴う埼玉県道路公社への出資金でございます。  次に、めくっていただき議案説明資料の288ページをお開きください。第9款第2項第3目道路新設改良費の当初予算額は89億1,924万3,000円でございます。内訳といたしまして、補助事業の2,910万円につきましては、交通調査事業として地域高規格道路等に関する調査費でございます。次に、単独事業の6億4,850万円につきましては、県単道路改良事業として幹線道路網に関する調査費でございます。次に、道路直轄事業負担金として47億6,000万円でございます。これは、道路法第50条等の規定に基づく平成31年度県負担金額でございます。主なものとしましては、圏央道、北千葉道路等の新設改築などに対する負担金でございます。次に、南房総地域交通円滑化対策事業として964万3,000円、東京湾アクアライン料金割引事業として5億円、有料道路料金徴収期間満了に伴う補助金として29億7,200万円を計上しております。また、債務負担行為としまして、債務負担行為の10億3,100万円につきましては、千葉県道路公社の借入金に対する債務保証として9億8,100万円、県単道路改良事業の債務負担行為として5,000万円でございます。  以上で道路計画課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課の相澤でございます。着座にて御説明させていただきます。  平成31年度一般会計当初予算、道路整備課分について御説明いたします。議案説明資料の289ページをごらんください。  第9款第2項第3目道路新設改良費の当初予算額は216億8,872万円でございます。初めに、補助事業が115億7,002万7,000円でございます。この主な内容としましては、地域高規格道路の整備について、国庫補助事業を活用して実施する国道道路改築事業が23億1,100万円、住宅宅地事業に関連した県道の整備を実施する社会資本整備総合交付金事業(住宅)が5億6,500万円、国県道の改築及び橋梁整備等を実施する社会資本整備総合交付金事業が80億9,402万7,000円、南房総、外房地域における主要な観光地を結ぶ幹線道路の整備を実施するふさのくに観光道路ネットワーク事業(広域連携)が6億円でございます。次に、単独事業が101億1,869万3,000円でございます。この主な内容としましては、県単道路改良事業が101億1,069万3,000円、県単道路調査事業が800万円でございます。次に、債務負担行為の設定が126億1,900万円でございます。これは、北千葉道路の新設事業などに伴い工事債務負担行為の設定をお願いするもの、また、県単道路改良事業の用地取得及びその債務保証に債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  続きまして、290ページをお開きください。第9款第2項第5目橋りょう新設改良費ですが、7億397万8,000円でございます。この主な内容としましては、道路改良工事や河川改修工事などに伴う橋梁のかけかえを行う県単橋りょう架換事業が4億2,697万8,000円、橋梁の耐震対策としてかけかえを実施する県単耐震橋りょう緊急架換事業が2億7,700万円でございます。次に、債務負担行為の設定が1億7,000万円でございます。これは仲川橋及び御園橋のかけかえ工事を実施するため、工事債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  続きまして、291ページをごらんください。第9款第5項第2目街路事業費ですが、118億6,622万4,000円でございます。初めに、補助事業が104億5,793万7,000円でございます。この主な内容としましては、新京成線及び東武野田線の連続立体交差事業を実施する社会資本整備総合交付金事業(公共街路)が62億9,866万5,000円、都市計画道路の整備を実施する社会資本整備総合交付金事業(交付金街路)が30億6,567万2,000円、住宅・宅地事業に関連した都市計画道路の整備を実施する社会資本整備総合交付金事業(補助街路)が10億9,360万円でございます。次に、単独事業が14億742万4,000円でございます。内容は、街路の補助事業を補完して実施する県単独事業でございます。次に、街路事業に係る事務的経費である運営費が86万3,000円でございます。最後に、債務負担行為の設定が143億円でございます。これは都市計画道路藤崎茜浜線の街路整備事業に伴い、鉄道事業者と施行協定を締結する必要があるためその債務負担行為を設定するものや、都市計画道路事業用地の取得及びその債務保証に債務負担行為の設定をお願いするものなどでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 道路環境課長、村椙でございます。着座にて説明をさせていただきます。  一般会計当初予算道路環境課分について御説明いたします。議案説明資料の292ページをお開きください。  第9款第2項第1目道路橋りょう総務費の当初の予算額は115万4,000円でございます。これは、主に道路愛護思想の普及促進等を図るための経費でございます。  続きまして、隣の293ページをごらんください。第9款第2項第2目道路維持費ですが、219億4,823万3,000円でございます。初めに、補助事業としまして62億2,042万7,000円でございます。この主な内容としましては、防災・安全交付金の61億9,000万円で、交通安全、舗装補修、橋梁修繕や耐震補強、災害防除、無電柱化、道路施設の点検等を実施するものでございます。次に、単独事業といたしまして127億3,345万1,000円でございます。この主な内容といたしましては、舗装道路修繕事業70億円、交通安全対策事業23億1,900万円などで、補助事業とあわせ県が管理する道路の維持管理や安全対策等を適切に実施し、安全で安心して利用できる道路環境整備を進めていくものでございます。続きまして、道路維持管理費として29億9,335万5,000円でございます。この主な内容としましては、道路照明灯などの道路施設の維持修繕及び道路除草に係る経費でございます。  続きまして、294ページをごらんください。第9款第2項第4目橋りょう維持費ですが、28億7,000万円でございます。この主な内容としましては、橋梁の耐震補強を進めるほか、橋梁の長寿命化対策について実施するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) 河川整備課長の元吉でございます。着座にて説明させていただきます。
     平成31年度一般会計当初予算について御説明いたします。お手元の議案説明資料295ページをお開きください。  第9款第3項第1目河川総務費の当初予算額は156万円でございます。これは、海岸事業における懇談会の開催費用等を計上するものでございます。  続きまして、296ページをごらんください。第9款第3項第2目河川改良費の当初予算額は127億8,818万8,000円でございます。主な内容ですが、補助事業では広域河川改修事業で25億3,078万円、河川津波対策事業で15億円などでございます。単独事業では、河川改良事業で19億3,500万円、県単河川総合開発事業で6億6,966万2,000円などでございます。また、国が実施します直轄事業に係る県負担金として、治水直轄事業負担金29億4,300万円を計上しております。次に、債務負担行為の設定が6億6,900万円でございます。これは、一級河川旧江戸川での耐震・高潮対策の工事や、一級河川高谷川の古い排水機場撤去工事等において適正工期を確保するためなどの理由で設定するものでございます。  続きまして、297ページをお開きください。第9款第3項第3目砂防費の当初予算額は18億1,700万円でございます。主な内容ですが、補助事業では土砂災害防止事業で12億4,800万円でございます。単独事業では、砂防整備事業で3億2,200万円などでございます。また、債務負担行為の設定が4,000万円ございます。これは、伊予川での堰堤工事において、適正工期を確保するために設定するものでございます。  続きまして、298ページをごらんください。第9款第3項第4目海岸保全費の当初予算額は46億9,500万円でございます。主な内容ですが、補助事業では、海岸津波対策事業で30億7,600万円などでございます。単独事業では、海岸整備事業で5億6,300万円でございます。また、債務負担行為の設定が4億5,400万円でございます。これは、浦安海岸での堤防かさ上げ工事において、適正工期を確保するためなどの理由で設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課、平成31年度一般会計当初予算の概要について御説明いたします。着座にて失礼させていただきます。議案説明資料の299ページをお開きください。  第9款第3項第1目河川総務費の予算額は8億8,680万2,000円でございます。これは、河川、砂防、海岸の管理事業で、主に排水機場等の運転管理などに要する経費でございます。  次に、300ページをお開きください。第9款第3項第2目河川改良費の予算額は33億2,432万6,000円でございます。この内訳ですが、1の河川の除草、浄化に要する経費として6億8,372万6,000円、2の補助事業として排水機場などの河川管理施設の機能確保に要する経費が7億9,600万円、印旛沼などの水質改善及び環境整備に要する経費として4億4,200万円、3の単独事業として河川護岸の補修及び河川の流れを阻害する堆積土砂の撤去などに要する経費として13億7,610万円、遊歩道の整備などに要する経費として2,650万円でございます。  次に、301ページをお開きください。第9款第3項第3目砂防費の予算額は2億6,000万円でございます。この事業は、土砂災害警戒区域等の指定に必要な基礎調査などに要する経費でございます。  次に、302ページをごらんください。第9款第3項第4目海岸保全費の予算額は8,000万円でございます。この事業は、平成27年7月の水防法改正に伴い、想定し得る最大規模の高潮に対する避難行動の目安となる水位の設定などに必要な経費でございます。  次に、303ページをごらんください。第9款第3項第5目水防費の予算額は6億5,810万9,000円でございます。この主なものは、水位、雨量を観測する水防テレメーターシステムの維持管理及び排水機場水門の修繕などに要する経費でございます。  以上で河川環境課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課に係る当初予算について御説明いたします。資料304ページをお開き願います。  第9款第4項第1目港湾管理費で、予算額16億978万2,000円でございます。その内容ですが、港湾管理事業運営費12億2,894万円については、港湾施設等の維持管理及び港湾の運営に係る経費でございます。また、港湾維持事業3億7,714万2,000円については、航路、泊地等の維持しゅんせつ及び施設の補修等を行う経費でございます。また、港湾緑地ブロック塀等安全対策事業370万円については、港湾関係施設におけるブロック塀等の安全対策に係る経費でございます。  続きまして、305ページをお開き願います。第9款第4項第2目港湾建設費で、予算額30億5,100万円でございます。その内容ですが、補助事業17億7,840万円については、老朽化対策緊急事業として排水機場の設備更新を行う経費や、改修事業として木更津港吾妻地区の旅客船埠頭を整備するための経費等でございます。単独事業8億8,520万円については、港湾施設や海岸保全施設の改修等を行う経費でございます。港湾直轄事業負担金3億8,740万円については、国が千葉港で実施する港湾整備事業や港湾海岸整備事業に対する負担金でございます。債務負担行為3億3,700万円については、船橋地区栄排水機場設備改修事業等におきまして、事業期間が2カ年度にわたることから、平成32年度までの債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 川上営繕課長。 ◯説明者(川上営繕課長) 営繕課の平成31年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の307ページをお開きください。着座にて失礼します。  第9款第1項第4目営繕諸費、予算額は1,201万9,000円でございます。予算の内容は、知事部局、教育委員会などから依頼されます建築工事の設計、監督等に要する事務経費として運営費を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宝田施設改修課長。 ◯説明者(宝田施設改修課長) 施設改修課の平成31年度一般会計当初予算について御説明いたします。議案説明資料の308ページをごらんください。  第9款第1項第4目営繕諸費の予算額は1,037万4,000円でございます。予算の内容は、知事部局、教育委員会などから依頼されます建築物の改修工事の設計、監督等に要する事務経費として運営費を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 都市計画課分の平成31年度一般会計の当初予算について御説明いたします。説明資料の309ページをごらんください。  第9款第1項第1目土木総務費は、予算額280万円でございます。内容は、関係市町村の国庫補助事業を指導及び監督するための事務経費でございます。  次に、1ページおめくりいただきまして310ページをごらんいただきたいと思います。第9款第5項第1目都市計画総務費は、予算額1億543万円でございます。主な内容といたしましては、1の都市計画諸費462万6,000円は、当課の運営経費でございます。2の都市計画審議会費269万9,000円は、千葉県都市計画審議会の運営経費でございます。3の都市計画推進事業9,810万5,000円は、都市計画に関する調査業務の経費でございます。  次に、311ページをごらんいただきたいと思います。第9款第6項第1目宅地総務費は、予算額794万6,000円でございます。内容は、千葉県開発審査会の運営経費などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課の山口でございます。  市街地整備課分の平成31年度一般会計の当初予算について御説明いたします。着座にて失礼します。お手元の議案説明資料の312ページをごらんください。  第9款第6項第2目土地区画整理費ですが、予算額は27億2,224万3,000円でございます。主な内容ですが、項目2の県単つくばエクスプレス沿線整備事業120万円は、県有地の管理費でございます。項目3の繰出金27億2,104万3,000円は、一般会計から特別会計土地区画整理事業への繰出金でございます。  次に、313ページをごらんください。第9款第6項第3目都市再開発費でございますが、予算額は1,513万9,000円でございます。主な内容ですが、項目1の都市再開発諸費1,283万9,000円は、当課の事務経費などでございます。項目2の土地区画整理指導監督事務費230万円は、関係市町村の国庫補助事業を指導及び監督する事務経費でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課の澤でございます。  公園緑地課の平成31年度当初予算について御説明いたします。着座にて失礼いたします。議案説明資料の315ページをお開きください。  第9款第5項第1目都市計画総務費は、予算額1,031万6,000円でございます。その内容ですが、1の屋外広告物規制費212万6,000円は、屋外広告物審議会の開催経費や屋外広告物の適正化に係る普及啓発等に要する経費でございます。また、2の景観形成事業費819万円は、県民や市町村の景観形成に係る主体的な取り組みを促進するための普及啓発等に要する経費でございます。  続きまして、316ページをごらんください。第9款第5項第3目公園費は、予算額27億7,200万3,000円でございます。主な内容ですが、1の公共公園整備事業11億1,370万円は、八千代広域公園など3公園の整備、また、長生の森公園の野球場スコアボード改修工事など9公園における公園施設長寿命化計画に基づき実施する公園施設の改修等に要する経費でございます。2の県単公園整備事業5億8,827万4,000円は、青葉の森公園など14公園の改修等に要する経費でございます。3の公園管理費10億6,089万8,000円は、柏の葉公園など15の公園緑地の管理業務に要する経費でございます。4の公園諸費913万1,000円は、課の運営費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課の高橋でございます。  下水道課の平成31年度一般会計当初予算につきまして御説明申し上げます。着座にて失礼いたします。議案説明資料の317ページをごらんください。  第9款第5項第4目下水道事業費ですが、予算額は21億8,286万4,000円でございます。主な内容でございますが、人件費と委託料、下水道関係団体への負担金等である運営費と市町村が実施する下水道事業に対する指導監督事務費の合計である下水道事業諸費が4,706万3,000円、特別会計流域下水道事業への繰出金が21億3,580万1,000円でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 喜地建築指導課長。 ◯説明者(喜地建築指導課長) 建築指導課の当初予算について御説明いたします。議案説明資料の319ページをお開きください。  第9款第1項第3目建築指導費の予算額は1億7,612万4,000円でございます。主な内容として、1の運営費5,184万3,000円は、建築審査会等の委員及び嘱託職員に係る人件費並びに建築確認事務に要する経費などでございます。2の総合防災対策事業1億2,412万1,000円は、住宅の耐震改修などの助成を行う住宅・建築物の耐震化サポート事業の実施や、「わが家の耐震相談会」の開催など、既存建築物の耐震化の促進に要する経費でございます。  失礼いたしました。総合防災対策事業の金額でございます。1億2,428万1,000円でございます。失礼いたしました。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課の当初予算について御説明いたします。資料の320ページをごらんください。  第9款第7項第1目住宅管理費、当初予算額26億403万円でございます。その内容ですが、1の人件費7,918万円は、住宅課の家賃等徴収事務を補助する嘱託及び滞納家賃等の特別徴収員の人件費でございます。2の県営住宅管理費25億2,485万円は、県営住宅の管理代行費など維持管理等に要する経費でございます。  次のページをごらんください。第9款第7項第2目住宅建設費、当初予算額27億8,391万7,000円でございます。その内容ですが、1の公営住宅建設事業24億6,388万4,000円は、国府台県営住宅第1期及び佐津間県営住宅第1期の建設工事や、県営住宅の改善事業として行う住居改善工事、屋上断熱防水改修工事などに要する経費でございます。2の特定優良賃貸住宅家賃補助事業1,729万1,000円及び3の高齢者向け優良賃貸住宅家賃補助事業240万円は、それぞれ特定優良賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅の入居者のための家賃補助に要する経費でございます。4のサービス付き高齢者向け住宅整備補助事業2億7,000万円は、介護事業所等と連携したサービス付き高齢者向け住宅の整備に対する補助に要する経費でございます。7の被災者住宅再建資金利子補給事業720万5,000円は、東日本大震災の被災者対応のために要する経費でございます。8の空き家等対策推進事業495万円は、市町村が国の補助事業を活用して行う空き家等対策計画の策定等に必要な実態把握調査に対する補助に要する経費でございます。10の債務負担行為は、1の公営住宅建設事業で32年度以降に支出する経費でございます。  めくっていただきまして、次のページをごらんください。第13款第1項第4目繰出金、当初予算額10億448万円でございます。これは、千葉県住宅供給公社に係る特定調停に基づく県から住宅供給公社への貸付金の返還額を、貸し付けの際、原資として発行した転貸債の償還金として特別会計県債管理事業に繰り出すものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 鈴木収用委員会事務局長。 ◯説明者(鈴木収用委員会事務局長) 収用委員会事務局の平成31年度一般会計当初予算案について説明いたします。議案説明資料の417ページをごらんください。  第9款第1項第1目土木総務費でございますが、予算額は3億3,019万9,000円でございます。この内容は、収用委員と事務局職員の人件費1億645万6,000円及び収用委員会の事務の執行に要する運営費2億2,374万3,000円でございます。  説明は以上です。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 先ほど議案第1号当初予算の道路環境課分の説明の中で、293ページの補助事業について、62億2,042万7,000円と申し上げましたが、正しくは62億2,142万7,000円でございました。訂正しておわび申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上、説明ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  西田委員。 ◯西田三十五委員 皆さんの御記憶にも新しいように、平成30年7月の西日本豪雨では、多くの観測地点で24時間雨量が観測史上1位を記録するなど、広範囲における長時間の記録的大雨となり、同時多発的に発生した河川氾濫や土砂災害により2万8,000戸の家屋が浸水するなど、非常に大きな災害が発生しました。さらに、平成30年9月には台風21号による高潮の影響で、関西空港が浸水するなどの被害も発生しました。このように、近年各地で河川の氾濫、土砂災害、高潮などが発生しており、これらを防ぐ施設の整備、維持管理が大変重要であると考えます。  そこでお伺いします。この常任委員会資料3ページによると、平成31年度当初予算では、県単独事業の河川・海岸・砂防事業で前年度から106.2%増の67億円を計上していますが、今後どのように取り組んでいくのかお伺いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 元吉河川整備課長。
    ◯説明者(元吉河川整備課長) 河川整備課でございます。  県では、河川、海岸、土砂災害防止施設の整備や、長寿命化計画に基づきます排水機場の更新などにつきまして、一定規模以上のものを交付金事業により、また、それ以外の整備や維持補修につきましては県単独事業により実施しているところでございます。平成31年度の県単独事業当初予算では、相次ぐ大規模な災害の発生を踏まえ、河川、海岸の堤防かさ上げや護岸の補修、河道内の堆積土撤去のほか、排水機場や土砂災害防止施設の補修などに要する費用といたしまして67億円を計上したところでございます。  県といたしましては、県民の生命、財産を守るため、この予算によりまして既存施設の強化、向上を一層推進するとともに、適切な維持管理に努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) よろしいですか。  西田委員。 ◯西田三十五委員 ありがとうございました。平成27年の関東・東北豪雨、平成29年の九州北部豪雨、平成30年の西日本豪雨や台風21号の災害など、近年地球温暖化の影響によるものと思われる災害が頻発しており、本県においてもこのような災害がいつ発生するかわかりません。県においては、県民の生命、財産を守るために、交付金と県単独費を組み合わせ、災害に強いまちづくりの推進と既存施設の適正な維持管理にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  私からは以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、私からは2点御質問させていただきたいと思います。  用地課の286ページにございます地籍調査費について御質問をさせていただきたいと思います。代表質問でも我が会派で御質問させていただきましたが、この地籍調査については昭和38年から行われているものでありまして、もう60年ぐらいたっているわけでありますが、全国で52%しか進んでないと。そして、千葉県においてはまだ16%しか進んでないという状況のものでございます。代表質問の御回答の中でも、31年度からはこれまでの31の市町村から新たに2市が着手するとのことでありましたが、今回の予算が13億9,000万ということでありますが、大変な金額であるわけなんですけれども、県全体として13億9,000万円で何%ぐらいの地籍調査が進むのかというのをお聞かせいただけないかというふうに思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口用地課長。 ◯説明者(山口用地課長) 用地課でございます。  地籍調査の進捗という御質問ですが、平成31年度の当初予算案ベースでは、調査予定面積として約32平方キロメートルの調査を見込んでおります。県全体の調査対象面積が4,914平方キロメートルのため、進捗は約0.7%となります。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 0.7%、多分地籍調査は本当にお金がかかるものだと私は思っているもんですから、そのぐらいだろうなというふうに思うわけでありますが、この中においては、国庫支出金が9億2,000万、その他4億6,000万という金額が出ておりますけれども、0.7%ということで考えると、単純に考えて13億9,000万ですから0.7%でいくと、これから千葉県全体をやろうとすると1,000億以上のお金がかかるという基本的には計算にはなります。国からお金がどれだけ来るわけかということになるわけなんですけれども。この地籍調査において、県と市の実際的な支出というのはどのぐらいかかるものなのかというのをお聞かせください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口用地課長。 ◯説明者(山口用地課長) 用地課でございます。  県としては、実質的な負担がどのぐらいかという御質問ですが、県及び市町村が負担する経費につきましては、80%が特別交付税措置の対象となります。このことから、県及び市町村の実質負担はそれぞれの事業費の5%となります。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。5%ということでありますけれども、ある程度大きな金額ではあるわけなんでありますけれども、私が御質問したのは、人口減少が進む中でどこまでこの地籍調査というものが必要なのかなというふうに考えたりしたものですから質問させていただきました。しかし、これから公共事業の円滑化や、災害復旧の迅速化のためには、やはり地籍を決めておくということが基本的には必要だと思います。私も不動産業をやっておりますけれども、不動産のこれから相続登記とかをしていない土地とかたくさん出てくると思います。そうすると、不動産の登記法自体もこれから変えていかないと、こういうものも動いていかないという時代になっていくんではないかなというふうに考えたりしております。国がこれだけ推し進めていることでありますので、ぜひ市町村に協力していただいて進めていただけたらなというふうに考えます。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 お願いします。私たちは、本会議の代表質問の中で予算の組みかえを要求しました。不要不急のものは先送りまたは減額するべきだと主張したところです。昨日まで行われました予算委員会でも指摘をしたように、外環道路が終わって直轄事業負担金が減ったとはいうものの、大型道路優先の予算であることは来年度予算も同じだと思います。一方、舗装道路の改善や交通安全対策は、県民の生活に直結した県道の整備に充てるもので、要望が高いのは当然です。それぞれ予算額は今年度より少しふえていて、重要性は認めていますけれども、予算としてはまだまだ不足しているということがわかりました。通学路の総延長にしても、来年度予定の延長は4.5キロメートルということでわずかな整備にとどまっていて、大変不十分さが際立っているということもわかりました。きょうは、そのほかの2点について伺いたいと思います。  議案説明資料の305ページ、1の補助金の中の港湾環境整備事業1億4,810万円の内容。それから、3の直轄事業負担金3億8,740万円、この内容について伺いたいんですが、この直轄事業負担金の中に千葉港の長期計画が一部含まれているということも言われておりますので、そのこともあわせてお伺いをいたします。お願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  港湾環境整備事業の内容についての御質問ですが、千葉港と木更津港で親水緑地の整備を予定しております。千葉港千葉みなと駅前地区では、千葉港の表玄関にふさわしいにぎわいのある親水空間を創造するため、来年度は未整備の緑地護岸及び緑地プロムナードの舗装工事を予定しております。また、木更津港吾妻地区では、憩いやレクリエーションの場として、旅客船埠頭と一体となった親水緑地を整備することとしまして、来年度は護岸整備のための設計を予定しております。  次の直轄事業負担金の内訳でございますが、千葉港葛南中央地区では、航路への土砂流入を防ぐ防泥柵の補修工事、また船橋航路のしゅんせつのほか、老朽化による、今、現在利用を停止しています南B岸壁の工事を予定しております。また、千葉中央地区でも老朽化により利用を停止している出洲D岸壁の改修に向けた調査を予定しております。そのほかに、千葉港海岸船橋地区の海岸保全施設の高潮・耐震化対策に伴う調査を予定しております。このうち、今回の千葉港港湾計画に関係する予算でございますが、千葉中央地区で行います出洲D岸壁の改修、これが今回の港湾計画に係る事業でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1つ目の千葉みなとの緑地整備事業ですよね。これについては毎年指摘しておりますように、無謀な大型開発だったと言わざるを得ないもので、これを反対してきました。その最終段階のプロムナードの整備ということでありますので、これは反対ということで主張します。  それで再質問をしたいんですけれども、直轄事業負担金、この千葉港の港湾計画というんですか、この初めの取り組みが始まったということだと思うんですけれども、これは直轄事業負担金の中に含まれているということは、これは県の事業ではなくて国の事業ということなんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) これにつきましては、国の直轄事務所が行う直轄事業でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 大変大きな事業になるということをお聞きしているわけなんですけれども、どれくらいの事業で、予算的にはどれぐらいになるかというのはわかりますか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 金額につきましては、これから調査とかをやっていまして、施設の構造とか施工規模などの検討が必要でありまして、今現在どのような額になるかというのはわかっておりません。これらの検討ができ次第、また諮っていきたいと思っております。     (岡田幸子委員、「はい、結構です」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 予算委員会でもいろいろ道路の関係はやりとりをいたしました。県民が望んでいる、やっぱり生活道路や通学路の歩道の整備、これを後回しにして大型道路に次々と予算を注ぎ込むということを反対したところです。港湾事業を今お聞きしたんですけれども、やっぱりこれも大変大規模な事業の始まりということが今わかったところです。まだその調査段階で、金額はどれくらいになるかわかっていないということですけれども、大変広い湾を埋め立てるというようなことにもなるので、どれだけの予算がかかるか本当にわからないということであります。やっぱり港湾事業としても同じ轍を踏む、大型事業最優先ということになりかねないと思います。やることが逆さまだと思いますので、この1号議案には反対をいたします。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他、討論ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第17号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第17号平成31年度千葉県特別会計流域下水道事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課でございます。  議案第17号平成31年度千葉県特別会計流域下水道事業予算について御説明申し上げます。着座にて失礼いたします。資料は、議案説明資料の318ページでございます。お手元のピンクの表紙の資料でございます。  県が実施する3つの流域下水道事業の予算総額は355億4,444万5,000円でございます。その内訳でございますが、印旛沼流域下水道事業の予算額は109億4,876万1,000円であり、主な内訳といたしまして、建設費が16億9,316万6,000円、これは終末処理場や中継ポンプ場の老朽化した設備を更新する長寿命化対策事業などを行うものでございます。管理費が77億2,748万8,000円であり、これは花見川終末処理場、花見川第二終末処理場と八千代ポンプ場など9つの中継ポンプ場及び管渠などの維持管理を行うものでございます。公債費が15億2,810万7,000円であり、これは建設費の財源として発行した下水道事業債の償還などを行うものでございます。また、債務負担行為の11億9,400万円は、老朽化した設備の更新など複数年にわたる工事を実施するに当たり設定するものでございます。  次に、手賀沼流域下水道事業の予算額は71億4,583万8,000円であり、主な内容といたしまして、建設費が18億9,841万4,000円であり、これは終末処理場や管渠の耐震化対策事業などを行うものでございます。管理費が42億2,037万8,000円であり、これは手賀沼終末処理場と名戸ケ谷ポンプ場及び管渠の維持管理を行うものでございます。公債費が10億2,704万6,000円でございます。また、債務負担行為の設定額は8億6,000万円でございます。  次に、江戸川流域下水道事業の予算額は174億4,984万6,000円であり、主な内容といたしまして、建設費が85億1,730万5,000円であり、これは江戸川第一終末処理場の整備などを行うものでございます。管理費が72億7,738万1,000円であり、これは江戸川第二終末処理場と市川ポンプ場など2つの中継ポンプ場及び管渠の維持管理を行うものでございます。公債費が16億5,516万円でございます。また、債務負担行為の設定額は4億2,200万円でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋課長、ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 毎年言っていることなんですけれども、人口も今後減る傾向だし、節水効果のある器具もふえていて、1人当たりの使用量も減ってきております。全体計画がまだまだ過大で見直しが必要だと毎年提案をしておりますが、そのまま続けているという状況ですので、この予算案には反対をいたします。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第17号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第17号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第18号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第18号平成31年度千葉県特別会計港湾整備事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  議案第18号平成31年度千葉県特別会計港湾整備事業予算について御説明いたします。議案説明資料306ページをお開き願います。  特別会計港湾整備事業、予算額27億6,757万9,000円でございます。その内容ですが、港湾整備事業費23億4,784万2,000円については、港湾施設運営費として港湾施設の維持管理及び運営を行う経費や、港湾施設整備費として上屋や埠頭用地、荷役機械の整備を行う経費でございます。公債費4億1,973万7,000円につきましては、港湾施設整備に係る公債費であり、元金の返済や利子の支払い等を行う経費でございます。  債務負担行為2,400万円につきましては、平成30年度予算において設定した平成32年までの債務負担行為に係り、平成31年度に予定されている消費税率の変更に対応するために、平成32年度までの債務負担行為を設定するものでございます。  説明は以上になります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 お願いします。1番の港湾整備事業費の中の港湾施設運営費、それから港湾施設整備費、これは具体的にどういったものなのか内訳を教えてください。  それから、その他というのがこの財源内訳のところにありますけれども、これは全て使用する方々の利用料ということでよろしいんでしょうか。  それから、財源内訳の地方債の返還、これはどの財源から返還をするのか、一般会計からの繰り入れなどはあるのかないのか。  それから3つ目として、先ほどお話をさせていただいた千葉港の港湾計画と関連があるのかないのか教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  まず1点目の港湾施設運営費の主な内訳でございますが、木更津港南部地区の保安設備と監視室の改良工事、千葉港千葉中央地区のガントリークレーンの修繕、点検の費用、また各港湾の臨港道路等の維持補修費になります。  港湾施設整備費としましては、上屋改良事業、埠頭用地造成事業、ガントリークレーン1号機整備事業の3つの事業を予定しております。1つ目の上屋改良事業では、耐震化対策として上屋2棟の工事、3棟の設計を予定しております。2つ目の埠頭用地造成事業では、千葉港、木更津港、浜金谷港、館山港の4港6地区の野積み場や荷さばき地の舗装改修を予定しております。3点目のガントリークレーン1号機整備事業につきましては、クレーンの更新と電気設備補修を予定しております。  2点目の質問でございますが、財源のその他とは何かでございます。その他についての御質問ですが、これにつきましては、同事業で整備された上屋、野積み場等の施設の使用料や用地の貸し付けによる財産収入でございます。  次に、地方債の償還方法についての御質問でございますが、その財源は使用料、財産収入等で賄われております。また、償還の年数は原則としておおむね施設の耐用年数をもって償還年数としております。ということで、一般財源からの繰入金はございません。  以上になります。     (岡田幸子委員、「済みません、3つ目、漏れている」と呼ぶ) ◯説明者(中村港湾課長) 失礼いたしました。3つ目の質問でございます。今回の特別会計の中で港湾計画に関係するものはあるのかということでございますが、昨年11月に改訂した千葉港港湾計画に基づく施設整備のうち県施工分につきましては、今後港湾関係者との調整が必要でありまして、それが整った後に予算計上としております。このため、来年度の特別会計には本計画に係る予算は計上されておりません。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員、よろしいですか。 ◯岡田幸子委員 結構です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今の全てが利用料、使用料などで賄っているということでありますし、また、港湾計画との、今年度はですかね、関係はないということがおっしゃられました。ということで今回は、私たちはずっとこの大規模開発だと思われる港湾計画とのつながりがあるんではないかとこれまで、昨年は反対をさせていただいたわけなんですけれども、今回はないということなので、今回は賛成をしたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第18号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第18号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第19号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第19号平成31年度千葉県特別会計土地区画整理事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  議案第19号の平成31年度特別会計土地区画整理事業の当初予算について御説明いたします。議案説明資料の314ページをお開きください。  千葉県が施行する4地区全体の予算額は148億5,864万6,000円でございます。主な内容でございますが、項目1の金田西地区の予算額は25億8,859万円で、内訳といたしまして、土地区画整理事業費25億6,371万8,000円は、移転補償、道路整備及び造成工事等に要する経費でございます。公債費2,487万2,000円は、事業の財源となる地方債の利子や手数料等でございます。次に、項目2の運動公園周辺地区の予算額は54億1,219万3,000円で、内訳といたしまして、土地区画整理事業費は48億5,656万2,000円でございます。土地区画整理関連事業費4億6,500万円は、地区内の公共下水道事業について、地元の市から受託して実施しているものでございます。公債費は9,063万1,000円でございます。次に、項目3の柏北部中央地区の予算額は54億7,603万2,000円で、内訳といたしまして、土地区画整理事業費は50億2,372万9,000円、土地区画整理関連事業費は4億4,130万円、公債費は1,100万3,000円でございます。  また、債務負担行為といたしまして5,600万円を設定いたしますが、これは柏北部中央地区都市計画道路十余二船戸線整備事業について、ことし10月からの消費増税分を新たに計上しようとするものでございます。  次に、項目4の木地区の予算額は13億8,183万1,000円で、内訳といたしまして土地区画整理事業費は12億5,447万3,000円、土地区画整理関連事業費は3,500万円、公債費は9,235万8,000円でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは私は、土地区画整理事業の中の金田西地区の関係について御質問させていただきたいと思います。  この1カ月間で、金田西地区の保留地の販売が、大型街区の2カ所が11ヘクタールだと思うんですが、金額にして約41億円の落札が決まったというお話がございます。1つは新昭和さんで、もう1つはコストコさんが落札をしていただいたということでありまして、大変ありがたいことだなというふうに考えるわけでありますが、この41億円という大きな金額でありますので、売却の収入について今年度の2月の補正には間に合わないと思いますが、来年度予算で扱われると思いますが、どのような形で処理をされるのかお聞かせください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。
    ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  今回の大型街区の売却収入につきましては、来年度当初予算の編成の段階ではまだ確定しておりませんでしたことから、来年度改めて補正予算として計上させていただくこととなります。その際、地方債の新規発行を抑制するとともに、過去の地方債の返済等に充てていく方向で考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。これだけ投資をしていただいているわけですので、早く県にお金をお返ししなきゃならないわけでありますが、この事業については事業変更が先日なされたという中で、保留地の処分単価が平米当たり2万6,900円から3万4,700円に見直されたわけでありますが、この大型街区の2カ所の売却によって、これまでの保留地の処分単価は実績としてどのようになっているのか。また、計画上の処分単価との差額は幾らになっているのかお聞かせいただけたらなというふうに思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) お答えいたします。  これまでの保留地の平均処分単価でございますが、平米約3万7,100円となっております。計画上の処分単価との差額につきましては、平均処分単価のほうが平米で約2,400円上回っている状況でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。2,400円ということでありますので、そうすると12.2ヘクタールですので、処分の予定価格より3億円ほどプラスになっているということであります。本当に大変ありがたいことだなというふうに考えるわけであります。木更津においては、先日の本会議でも森県議のほうが質問の中に入れられておりましたけれども、ポルシェの試乗ができるサーキット場ができたり、いい方向にあります。ぜひこの時期を逃さずに、これから保留地の販売を進めていっていただけたらなというふうに思いますし、少しでも、先ほどお話ししましたように、県、市に投資していただいたお金を高く保留地を販売してお返ししたいなというふうに思うわけであります。  それと、きょう皆さんニュースで見られたと思いますけれども、韓国の子供の出生率が1%を切ったというお話がございました。私はびっくりしました。日本も1.4まで下がっているわけでありますが、本当に人口減少というのは大変な時代になるんだなというふうに思います。しかし、それを若い人たちを引きつけるためには、やはり優良な住宅地というのをつくっておくということは必要だと考えますので、ほかの区画整理においても、できるだけ効率よく投資をしていただいて、スピーディーに動かしていただけるようにお願いできたらありがたいなというふうに考えます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これも毎年聞いておりますが、今高橋委員のほうから金田西地区のほうはやりとりがありましたので、私は運動公園、柏北部中央、木地区という3つのところでお願いしたいと思います。  保留地処分金のこれまでの収入額とか、それから今どれくらい売れているのかという、その割合などを教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  保留地につきましては、まず、運動公園周辺地区でございますが、保留地面積約24ヘクタールのうち約3ヘクタールを処分し、収入金額は約48億円となっております。進捗率としては、面積ベースで約12%、金額ベースも約12%となっております。  柏北部中央地区につきましては、保留地面積約34ヘクタールのうち約14ヘクタールを処分し、収入金額は約377億円となっております。進捗率としては、面積ベースで約42%、金額ベースで約62%となっております。  木地区につきましては、保留地面積約12ヘクタールのうち約6ヘクタールを処分し、収入金額は約99億円となっております。進捗率としては面積ベースで約50%、金額ベースで約52%となっております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 なかなか保留地処分が進まない運動公園地区なんですけれども、そのほかの柏北部だとか木地区は少しは進んでいるのかなと思いますけれども、この運動公園について、保留地処分がまだ12%ということなので、その辺の見通しはどうなんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 運動公園周辺地区につきましては、流山セントラルパーク駅を中心に、商業施設や病院あるいは大型マンション等の立地が進んでおりまして、地区の利便性が向上しております。保留地についても、事業用地や住宅用地としての需要は高まっております。今年度は、最近家屋移転の関係で保留地の造成と供給がちょっと一時的に落ち込んでおりますけれども、今年度実施した事業向けの1件と個人向けの2件の保留地の販売では、それぞれ5社、3者、6者といった応募がありまして、販売すれば売れるといった状況にございます。今後は、造成が完了した部分から順次販売を行いまして、来年度以降、またペースアップして処分を進めていきたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 もう、たしか34年と35年が目標年次ということになっておりまして、あと4年か5年残すだけというふうになっております。そういった中で大変心配なところでありますけれども、これ以上の県費投入ということはないということは言えますか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 保留地処分につきましては、販売のためのさまざまなPRを行いながら、早期に確実に処分をしていきたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) はい。 ◯岡田幸子委員 結構です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) いいですね。  他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これも毎年言わせていただいておりますけれども、多額な税金をつぎ込んでいる事業です。こういったような開発事業は県がやるべきものではないとずっと言い続けておりますので、今回も反対をさせていきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第19号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第19号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第25号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第3号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) では、議案第25号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第3号)の県土整備部予算について御説明いたします。資料がかわりまして、お手元の県土整備常任委員会資料の7ページをお開きください。  県土整備部の一般会計分における平成30年度2月補正予算の概要でございます。補正額の総額は、1、県予算に対する県土整備部予算の割合の1行目、県土整備部予算の行の2月補正額にあります54億1,082万7,000円の減額となっております。その結果、県土整備部の平成30年度一般会計予算は、既定予算と合わせまして、その隣、補正後3)の欄にございます1,187億592万8,000円となります。  9ページをお開きください。A4横の資料となっております。この9ページから10ページにかけまして、補正予算額の性質別の内訳となっております。2月補正予算の主な内容は、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策による国の補正予算として増額するもののほか、事業費の確定による減額となっております。  10ページの下段をごらんください。下段の表は、今年度内に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定するものでございます。  以上が平成30年度一般会計における県土整備部関係の2月補正予算でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  山本委員。 ◯山本義一委員 それでは、議案第25号の30年度の一般会計補正予算について、そのうちの防災、減災にかかわる予算について伺いたいと思います。  常任委員会資料の9ページです。大規模な地震などが発生した際の避難、救助を初め、物資の供給や諸施設の復旧など、道路の通行機能の確保は大変重要であると考えております。東日本大震災では、大量の瓦れきの処理とあわせて、倒れた電柱や断線した電線が道路の通行の大きな障害となったわけであります。また、昨年の9月ですね。関西地方でも猛威を振るった台風21号では、1,000本以上の電柱が倒壊したということは皆様も多分御承知のことだと思います。  そこで伺いますが、一般会計補正予算に計上されている防災・安全交付金事業9億6,000万円に無電柱化の予算が含まれていると聞いておりますけれども、その内容はどんなものかお教えください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 今回の補正予算の内訳でございますが、国では、平成30年12月に防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策を閣議決定し、無電柱化を含む、特に緊急に実施すべきハード・ソフト対策について3カ年で集中的に実施することとしております。本県におきましても、国の緊急対策を踏まえ、電線類を地中化する無電柱化に要する事業費、これが内訳で6億円この中に含まれておりまして増額するものでございます。今回の補正予算では、過去に暴風が観測された地域の緊急輸送道路である銚子市馬場町から西芝町の区間や、既に事業中で早期に効果の発現が期待できる香取市佐原イ地区など13カ所で無電柱化を推進してまいります。
     以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山本委員。 ◯山本義一委員 3年間に集中的に実施するというお話でもありましたし、また銚子など、香取市など、東日本でも大変災害を受けたところでもありますので、そういったところを緊急的に早期にやっていただきたいというふうに、今答弁もありましたのでお願いしたいと思いますが。この事業の推進は、やはり防災、減災に資するということはもとよりなんですけれども、あとはまた良好な景観形成などにも寄与することから、引き続き県としても積極的に取り組んでいただきますようによろしくお願いを申し上げて質問を終わります。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第41号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第41号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課でございます。  議案第41号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)について御説明申し上げます。着座にて失礼いたします。お手元の常任委員会資料、今見ていただきました資料の11ページをごらんください。  流域下水道事業予算の2月補正額は、事業費の確定などにより30億1,097万2,000円の減額となり、補正後の予算額は334億7,337万3,000円でございます。  次に、繰越明許費につきましては、年度内に終了しないことが見込まれる事業について、適正な工期を確保するため設定するものであり、3流域下水道事業について、総額で53億391万8,000円を設定いたします。内訳でございますが、印旛沼流域下水道事業費6億400万円、手賀沼流域下水道事業費7億8,018万円、江戸川流域下水道事業費39億1,973万8,000円となっております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 当初予算に反対しておりますし、それの確定ということですので、この補正予算にも反対させていただきます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございませんね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第41号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第41号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第42号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第42号平成30年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  議案第42号について御説明いたします。常任委員会資料の11ページをお開きください。  事業費の確定により2億3,579万3,000円を減額いたします。その結果、予算総額は19億2,013万1,000円となります。また、年度内に終了しないことが判明した事業について、適正工期を確保するため、繰越明許費を設定いたします。  説明は以上になります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これも先ほどと同じように、当初予算に反対をしておりまして、その確定ということなので反対いたします。この港湾事業については、その時々でしっかりと審査をしていきたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第42号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第42号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第43号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第43号平成30年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第3号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  それでは、議案第43号の平成30年度特別会計土地区画整理事業の補正予算について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の12ページをお開きください。  今回の補正額は、土地区画整理事業全体で12億9,405万3,000円の増額となり、補正後の予算額は168億3,841万9,000円でございます。主な増額理由といたしましては、保留地処分収入の増加によるものでございます。  また、あわせて年度内に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するため、土地区画整理事業費全体で45億721万7,000円の繰越明許費の設定を行っております。その内訳は、金田西地区土地区画整理事業費7億5,940万円、運動公園周辺地区土地区画整理事業費17億136万7,000円、柏北部中央地区土地区画整理事業費17億3,900万円、木地区土地区画整理事業費3億745万円となっております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 何度も言わせていただいて申しわけないんですけれども、これはやるべきでない事業だと私たちはずっと言っておりますので、反対させていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第43号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第43号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第54号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第54号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  山口用地課長。 ◯説明者(山口用地課長) 用地課でございます。着座にて説明させていただきます。  議案第54号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてのうち、用地課分について御説明いたします。お手元の県土整備常任委員会資料の13ページをお開きください。  本件は、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の制定によりまして、所有者不明土地に係る土地使用権等を付与する等の裁定手続が創設されたことに伴いまして、当該裁定申請に係る手数料を新設するものでございます。その内容ですが、まず、地域福利増進事業の申請手数料についてでございます。地域福利増進事業は、下段、参考のとおり、事業者が所有者不明土地におきまして、小規模な公園やイベントスペース等の地域住民の福利増進に資する事業を実施する場合に、知事が公益性を確認しまして、裁定により土地使用権等を設定する制度でございます。土地使用権等の取得の裁定申請に係る手数料と、当該使用権の存続期間の延長の裁定申請に係る手数料を新設するものでございます。  次に、土地収用法の特例の申請手数料でございます。これは公共事業の起業者が所有者不明土地を収用する場合、収用委員会の裁決にかえまして、知事の裁定により所有権を取得させる制度で、当該裁定申請に係る手数料を新設するものでございます。いずれも土地の補償金の見積もり額に応じまして6段階の手数料を設定するもので、2万7,000円から36万100円の範囲での設定となります。  なお、施行期日は、これらの制度の施行日と同じ平成31年、本年6月1日となります。  続きまして、同じ資料の20ページをごらんください。これは平成31年10月1日から消費税率が10%に引き上げられる予定であることから、国土交通省所管公共用財産生産物採取料の見直しを行った上で、消費税を適正に転嫁するため改正をするものでございます。  改正の内容ですが、いずれも1立方メートルにつきまして、砂利につきましては250円を260円に、砂については210円を230円に、土砂については150円を160円に改めるものです。  施行期日につきましては、平成31年10月1日でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 着座にて失礼します。引き続き、議案第54号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてのうち、道路環境課分の説明をさせていただきます。お手元の常任委員会資料22ページをお開きください。  改正の理由ですが、本年10月に予定されている消費税率の引き上げに伴い、課税取引に該当する1カ月未満の道路占用料の額の改定を行うものでございます。  改定の内容ですが、期間1カ月未満の道路占用料の額につき、現行の消費税率8%で算出しているものを、引き上げ後の消費税率10%により算出するよう改めるものでございます。  施行期日につきましては、平成31年10月1日としております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課より、議案第54号のうち、河川環境課にかかわる分につきまして御説明いたします。着座にて失礼いたします。お手元の常任委員会説明資料の23ページをごらんください。  本議案は、平成31年10月1日に消費税率の引き上げが予定されていることから、現行の海岸法並びに河川法にかかわる条例の内容及び単価の見直しを行うとともに、消費税を適正に転嫁するため所要の改正を行うものでございます。  具体の内容について御説明いたします。まず、海岸法にかかわる土砂採取料につきましては、いずれも1立方メートル当たりの単価を、砂利について250円を260円に、砂については210円を230円に、土砂については150円を160円に改めるものです。続いて河川法につきましては、その流水占用料のうち、鉱工業の用に供するものの毎秒1リットル1年当たりの単価を4,900円から5,030円に改めるものとし、同じく流水占用料のうち、製氷冷凍の用に供するものについては、徴収見込みがないことから節を削除いたします。また、土地占用料の項目を河川関係法令で使用されている文言にならうため、工作物を「敷設する」から工作物を「設置する」と改めるものです。  続きまして、24ページをごらんください。土砂採取料その他の河川産出物採取料のうち、砂利、砂、土砂を海岸法同様の単価に改めるものとしまして、続きまして、かや、1メートル縄しめ1束の単価を210円から180円に改めるものです。  なお、施行期日につきましては、消費税率改定に合わせまして、平成31年10月1日としております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださりますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  議案第54号の港湾課に係る事項を説明させていただきます。資料31ページをお開きください。  初めに、千葉県港湾管理条例についてでございますが、消費税法の一部改正に伴い、消費税率が8%から10%に変更されることから、土砂採取料の見直しを行うため、港湾管理条例の一部を改正するものでございます。  次に、使用料及び手数料条例についてでございます。港湾管理条例と同じく、消費税率の変更に伴い、港湾管理条例第3条第2項に基づく別表第2のうち、岸壁、物揚場使用料など港湾施設の使用料について見直しを行うため、使用料及び手数料条例の一部を改正するものです。詳細につきましては、港湾管理条例が33ページの上段にお示しするとおり、使用料及び手数料条例については35ページから40ページまでの上段にお示しするとおり変更するものです。  施行期日は平成31年10月1日としております。  説明は以上になります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 議案第54号のうち、公園緑地課分について御説明いたします。着座にて失礼いたします。常任委員会資料43ページをお開きください。  改正の内容ですが、5点ございます。  まず1点目でございます。県立幕張海浜公園海側につきましては、JFA夢フィールドに続き、マリンスタジアムのさらなる活性化を目指し、球場を所有する千葉市とその指定管理者である千葉ロッテマリーンズと協議をしてまいりました。この結果、千葉ロッテが球場とその周辺を一体的に管理することでさまざまなイベント等を柔軟に実施し、公園利用者が楽しめるボールパーク化構想を進める旨で合意いたしました。平成31年度から球場周辺の園路及び広場の一部をイベント等に使用できるよう、千葉ロッテに都市公園法に基づく管理許可をすることといたしました。そこで、常任委員会資料47ページ上段中央にお示しするとおり、使用料手数料条例に営利を目的としたイベント等に使用するために、園路及び広場の管理許可使用料を加えるものでございます。施行期日につきましては、平成31年4月1日となります。  次に、2点目です。同じく幕張海浜公園の山側A、B、Cブロックにつきましては、駅周辺のにぎわい創出のため活用したいとして、平成31年度から駐車場を含む同公園の管理運営を地元千葉市が行うこととしました。また、八千代広域公園の村上側につきましては、整備の概成に伴い、公園内の八千代市設置施設である図書館等と、現在県が管理している駐車場を一体的に管理したい旨の市の意向を受けまして、平成31年度から同駐車場の管理を地元八千代市が行うこととしました。県としましては、それぞれ公園の魅力向上や利用者の利便性の向上に資するということから、両市に都市公園法に基づく管理許可をすることとし、常任委員会資料47ページの上段左側にお示しするとおり、使用料及び手数料条例に新たに駐車場の管理許可使用料を加えるものです。施行期日につきましては、31年4月1日となります。なお、消費税法の改正による税率の変更に伴う同使用料の値上げを平成31年10月1日から予定しております。  次に3点目です。県立蓮沼海浜公園の有料遊戯施設でありますポンピングカーとマウンテンコースターの2施設につきましては、老朽化により施設の改修が困難であることから、今年度中にこれを撤去することとし、常任委員会資料46ページの左端、47ページの右側にお示しするとおり、使用料及び手数料条例に規定してある2施設の管理許可使用料の削除を行うものです。施行期日につきましては、平成31年4月1日となります。  次に4点目です。先ほど御説明いたしましたとおり、平成31年度から八千代広域公園の駐車場は八千代市が管理運営し、同市が使用料を徴収することとなりますので、常任委員会資料49ページの左側にお示しするとおり、使用料手数料条例に規定してあります八千代広域公園駐車場使用料の削除を行うものです。施行期日につきましては、平成31年4月1日となります。  最後に5点目です。消費税法の一部改正に伴い消費税率が変更されることから、使用料及び手数料条例に規定してある都市公園使用料を引き上げる必要があるため、常任委員会資料51ページから54ページの上段にお示しするとおり変更するものです。具体的には、県立都市公園における行商、出店や業としての写真、映画撮影などの都市公園使用料、柏の葉公園総合競技場などの使用料の計16項目になります。施行期日につきましては、平成31年10月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  先ほどの御説明の中で3点ほど言い間違えたところがありましたので、訂正させていただきたいと思います。  まず、資料の23ページでございます。海岸法に基づきまして、「土石採取料の改正」と申し上げるべきところ、誤って「土砂採取料の改正」と言ってしまいました。こちらのほう、訂正させていただきます。  続きまして、24ページ目でございます。こちらも同じく、「土石採取料その他の河川産出物採取料の改正」と読むべきところ、「土砂採取料」というふうに読んでしまいました。それから、その下の「砂利、砂、土砂」と続くべきところ、今度はこの「土砂」と読むべきところを「土石」と読んでしまいました。大変申しわけございませんでした。訂正させていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  では、これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 消費税に伴い使用料、手数料を値上げということですので、態度として私たちはこれには賛成できません。  1つお聞かせいただきたいのが43ページの2番の(3)蓮沼公園なんですけれども、ポンピングカーだとかマウンテンコースター、これを老朽化によって廃止するということなんですけれども、やっぱりいろんな公園の中でそういった老朽化によって廃止されてしまう遊具というのは大変多いなというふうに思っております。これについては、新しくつくるというような計画はないんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課でございます。  撤去後につきましては、まず芝地の状態にしたいと思っております。その後につきましては、地元山武市等とどういった需要があるか等を協議して考えていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 ぜひ、こういう遊具施設というのは、公園にとっては大変大事なものだと思いますので、建設の方向でよろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第54号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第54号は可決すべきものと決定しました。  ここで暫時休憩をいたします。        午後0時6分休憩        ─────────────────────────────        午後1時9分再開 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、会議を再開します。        ─────────────────────────────        議案第59号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第59号千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課でございます。  議案第59号は、千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。着座にて説明させていただきます。常任委員会資料55ページをお開きください。  改正の理由ですが、現在整備している県立八千代広域公園につきましては、今年度末におおむね完成することから、地方自治法第244条の2第3項の規定による指定管理者制度の対象となるよう規定を追加するため、千葉県立都市公園条例の一部を改正するものです。  改正の内容ですが、千葉県立都市公園条例第14条に掲げる知事が指定管理者に管理を行わせる公園として、常任委員会資料56ページの上段にお示しするとおり、千葉県立八千代広域公園を加えるものです。  施行期日につきましては、平成32年4月1日となります。  以上で御説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 お聞かせいただければと思います。この指定管理に初めてするということなんですけれども、どういった内容の仕事をしていただくのかということと、あと直営で行わないわけがあったら教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課でございます。  まず、業務の想定している内容ですけれども、八千代広域公園の今回村上側になりますが、八千代市の施設であります図書館、陸上競技場がございます。そちらは八千代市のほうが現在管理しております。先ほど御審議いただきました駐車場も八千代市が管理することとなりますので、残りました広場、園路の管理が主な業務でございます。  あと、指定管理制度を導入する理由でございますが、県では、行政改革計画に基づきまして、公の施設の民間活力の導入を進める方針がございます。また、公の施設の見直し方針においては、本公園でございます八千代広域公園につきましては、指定管理者制度の導入や市による管理について早急に検討することということになっております。八千代広域公園につきましては、先ほど申しましたように村上側の概成に伴いまして、平成32年度から指定管理者制度を導入するために千葉県立都市公園条例の改正を行うものでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 業務内容はわかりました。私たちは、やはりこういった都市公園なども直営できっちりと行うことが必要だというふうに考えておりますので、これについては反対させていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第59号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第59号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第60号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第60号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課でございます。  議案第60号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。資料の57ページをお開きください。  一般県営住宅の用途廃止に伴う住みかえの際の家賃に関しまして、住みかえ後の家賃が住みかえ前の家賃を超える場合には、家賃負担を軽減するために激変緩和措置を定めているところです。このたび、改良住宅から一般県営住宅に住みかえを行う場合にも激変緩和措置を適用するよう、所要の改正を行うものです。  改正の内容は、激変緩和措置を規定する第30条の8に、改良住宅から一般県営住宅に住みかえる場合に激変緩和措置を準用する第2項を追加するものです。改正する具体的な箇所につきましては、資料の58から62ページの新旧対照表をごらんくださいませ。  また、施行期日については、本条例公布の日としております。  よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今回は、私が住んでおります市川の国府台の県営住宅が今回建てかえになっておりますことから、こういったものができるんですよというお話を承りました。それで、この改良住宅からの住みかえの人というのはどれくらいいるんでしょうか。  それから2番目に、どれぐらいの値段からどれぐらいに、相当やっぱり改良住宅だから安い家賃だったのかなと思うんですけれども、幅はどれぐらいあるのか。それから、何年間ぐらいにかけてだんだんと上げていくのか。  それから、改良住宅はこの国府台の県営住宅以外にもいろいろあるんでしょうか。どれくらいあるんだか教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課です。  まず1点目の改良住宅からの住みかえの人数ですが、平成30年12月31日時点の入居者71世帯のうち68世帯が建てかえ後の国府台県営住宅に住みかえ希望をしており、残りの3世帯が他の県営住宅や民間住宅への住みかえを希望していらっしゃいます。  次に、家賃なんですが、まず、建てかえ前後の家賃の比較は、現在実施しております建設工事が完了しないと算定ができませんが、例えば、同程度の面積の住戸に住みかえたというふうに仮定をいたしますと、現時点での算定では、世帯の収入に応じまして、大体5,000円程度から2万円程度、家賃が上がるということを想定しております。そこで、今回の改正では、住みかえ後5年間で段階的に家賃を引き上げまして、6年目以降は本来の家賃となるように、旧の家賃から6分の1ずつ上昇させまして負担を軽減しようとするものです。したがいまして、仮の金額なんですが、旧家賃が2万円、建てかえ後が2万6,000円に上がったとしますと、1年目に2万1,000円、今2年目に2万2,000円、6年目に2万6,000円ということになります。  最後に、改良住宅はほかにもあるのかということなんですが、改良住宅は全部で6団地576戸ございます。この市川市の国府台県営住宅のほかの5団地の状況ですが、船橋市内にあります二宮県営住宅、船橋市にあります南本町県営住宅、松戸市の胡録台県営住宅、習志野市の平和県営住宅、木更津の住吉県営住宅がございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 2万円から約2万6,000円ぐらいということもお聞かせいただきました。5年間で少しずつ上がっていくということになると思いますけれども、やっぱり今厳しい状況にある方には、ぜひ減免制度なども教えていただくということをお願いしたいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 済みません、今の2万円の家賃は仮の値段ですので、上がる幅を説明するための仮の家賃です。     (岡田幸子委員、「はい、結構です」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第60号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第60号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第65号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第65号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  議案第65号契約の締結について、着座にて御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料63ページをお開きください。  本議案は、県道銚子海上線の旭市岩井においてトンネル工事を行うものでございます。当該工事は、予定価格5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきまして、まず1点目の工事概要ですが、上から、工事名は社会資本整備総合交付金工事(清滝トンネル本体工)。工事箇所は、主要地方道銚子海上線、旭市岩井。工事内容は、工事延長441メートル、幅員8.0メートル、トンネル工432メートルでございます。  先ほど工事名につきまして「(仮称)」が漏れておりました。(仮称)清滝トンネル本体工でございます。  ここで工事の内容について図面により御説明させていただきます。ポスターをごらんください。窓側の図面でお示ししております県道銚子海上線は、茨城県から千葉県東部を結ぶ主要な道路ですが、現道には幅員が狭い区間や急カーブであることで、特に大型車の通行に支障となっております。沿道の家屋立地状況などから2.6キロメートルのバイパス整備を進めており、本工事は、バイパス整備区間の(仮称)清滝トンネルを新設するものでございます。  次に、今回契約を締結する工事の概要について御説明いたします。上の図が平面図、下の図が縦断図です。図面の左側が茨城県方面、右側が匝瑳市方面となります。(仮称)清滝トンネルは、高低差約50メートルの台地の上と下を結ぶ長さ432メートルのトンネルです。右上の写真が匝瑳市側の坑口のイメージです。トンネルに接続する盛り土や橋梁工事はおおむね完了しております。  次に、トンネルの断面について説明いたします。トンネルは、建築限界の高さ4.5メートルを確保し、道路の総幅8メートル、これに管理用の通路を両側に設けます。当工事はトンネルの掘削及びトンネル本体となる覆工コンクリートなどを行うものです。  続きまして、お手元の資料にお戻りいただきまして、中段の下のほうになります。2点目の契約の内容についてごらんください。まず、契約事項ですが、社会資本整備総合交付金工事((仮称)清滝トンネル本体工)請負。次に、契約相手は前田・阿部特定建設工事共同企業体。  次のページをごらんください。契約金額は19億9,735万2,000円、次に、工期は平成32年5月21日まで。次に、相手の決定方法は、総合評価方式による一般競争入札です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 バイパスをつくるということで、総延長としては、この前に地図をいただいているんですけれども2.6キロメートルということだそうです。その中に一部トンネルをつくるということなんですけれども、高低差が50メートルあるということなんですけれども、50メートルぐらいだったら、市川なんかでも普通にトンネルではなくて、普通に上っていく。その方が費用としてはかからないんじゃないかと思うんですけれども、トンネルにしなければならなかったという理由は何でしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 周辺には水道組合の水源がありまして、切り割り構造とした場合、地下水脈を分断してしまい水枯れが懸念されることから、地下水に影響の少ない防水型のトンネルを施工するものでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 私たち外環道路なんかのときにも、やっぱり掘り割りにするというトンネルみたいな形にしたんですけれども、そのときに水脈を切ってしまうんではないかということを大変懸念いたしました。やっぱりこれ、トンネルなので、水脈を切らないという担保というか保証というかはあるんですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  今回の工事につきましては、トンネルを安全に施工するために、地表から仮設の井戸を掘りまして、地下水を一時的にくみ上げながら施工するものでございます。また、防水型トンネルということで、トンネルへの出水の影響がないような施工の方法ということで、今回この工法を採用してございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 その水脈を切ってしまうということがあると、やっぱり住民からの反対運動だとか、そういった知識者の方からの要望だとか、そういうのがあると思うんですけれども、そういうのはたくさん出てきたんですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 周辺地域におきまして指摘がございまして、龍福寺というお寺、寺院がございまして、崖から湧水があるということで、夏や冬など自然現象の中で、貴重な植生が生育しているというような環境のもとでございますので、こういった状況の中では、従前に地下水の調査を十分行いまして、トンネルの施工時の影響などを検討した上で、今回の施工方法ということで決定しております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 トンネルにしなかった場合と、トンネルにした場合との費用の差というのはどれぐらいあるかわかりますか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 手元にちょっと用意してないもので、後ほど説明させていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 トンネルにするのと、やっぱりそうでない形というのとは、費用については大分違うんじゃないかと思います。今聞いた中では、いろいろ工夫していますよというお話なんですけれども、やはりまだまだ費用対効果としてどうなのかというのをもっと検討していくべきだったのではないかなというふうに思います。それから考えても不適切なのかなというふうに思いますので、これは反対をさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第65号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第65号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第66号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第66号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  議案第66号契約の締結について、着座にて御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料65ページをお開きください。  本議案は、県道市原天津小湊線の鴨川市天津において、道路改良工事を行うものでございます。当該工事は予定価格5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきまして、まず1点目の工事概要でございますが、上から、工事名は社会資本整備総合交付金工事(坂本・改良工)。工事箇所、主要地方道市原天津小湊線、鴨川市天津。工事内容は、工事延長213.2メートル、補強土壁工4,226平方メートル、盛り土6万3,062立米、吹きつけのり枠工2,877平方メートル、切り土4万40立方メートルでございます。  ここで、工事の内容について図面により説明させていただきます。窓側の図面をごらんください。  初めに、中央の図でございます。県道市原天津小湊線は、市原市と鴨川市を結ぶ道路でございます。今回の施工箇所は丸で示した部分になります。右の図をごらんください。現道の幅員が狭く屈曲している鴨川市天津において、0.7キロメートルのバイパス整備を進めているところです。  次に、今回契約を締結する工事の概要について説明いたします。こちらはバイパス区間の平面図でございます。本工事は、概成したループ橋を含むバイパス区間において、盛り土と切り土を施工する工事です。赤で着色した範囲が本工事の施工箇所です。このうち、青で囲んだ範囲が盛り土、緑で囲んだ範囲が切り土の箇所です。  次に、今回施工する盛り土、切り土について御説明いたします。左の図をごらんください。約41メートルの補強土壁工による盛り土を施工します。右の図をごらんください。切り土は最大高さが42メートルで、切り土表面には吹きつけのり枠工などを施工いたします。  続きまして、お手元の資料にお戻りいただきまして、中段の下のほうになりますが、2点目の契約の内容についてごらんください。  まず契約事項ですが、社会資本整備総合交付金工事(坂本・改良工)請負。次に、契約相手は鴻池・久野特定建設工事共同企業体。  次のページをごらんください。契約金額は12億6,360万円。次に、工期は平成32年8月9日まで。次に、相手の決定方法は、総合評価方式による一般競争入札です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。
     これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これについては一般競争入札で総合評価方式という形をとっているんですけれども、応札したのは何者ありますか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 今回の応札した会社は1者でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1者しか応札がなくても、これは確定をしてしまうんですか。そうすると、一般競争入札の意味がないんじゃないかと思いますけれども、いかがですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 今回の工事につきましては、適正工期を確保し、後続工事の施工時期に影響を与えることを避けるため、入札参加者が1者である場合も入札を執行することといたしました。なお、競争性を確保するため、入札の参加資格要件について、地域要件や施工実績の要件を緩和して設定したところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 一般競争入札というのは、やっぱり競争性をきちんと発揮して、それが県で選ぶという基準になると思います。1者入札というのは、やっぱり1者しか応札がなかったということは、これはもう一遍やり直す必要があったんだと思いますので、これは反対をいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に質疑ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第66号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第66号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第67号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第67号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 港湾課でございます。  議案第67号契約の締結について御説明させていただきます。お手元の資料67ページをごらんください。  本議案は、千葉港千葉中央埠頭の老朽化したガントリークレーンの更新を行うものでございます。当該工事は、予定価格5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきまして、まず1点目の工事概要ですが、上から、工事名は県単港湾整備(港建特別)工事(荷役機械製作据付工)。工事箇所は、千葉市中央区中央港。工事内容は、荷役機械製作・据付工事1基、既設荷役機械撤去1基でございます。  正面の図面でちょっと御説明させていただきます。  まずは工事箇所について御説明いたします。場所は、12月議会の現地視察で見ていただいた千葉港千葉中央埠頭ポートタワー近くのコンテナヤード内での工事となります。ガントリークレーン1号機は、コンテナ船により運搬された貨物の荷役を行う大型の機械で、供用から24年が経過し、頻発する故障によりまして物流機能が停滞し、関連産業に大きな影響を与えるおそれがあることから更新を行うものでございます。  次に、ガントリークレーン1号機の現状について御説明いたします。図面左側の写真の手前に見えますのが今回更新する1号機の全景になります。右側の写真は、供用から24年経過しているクレーン各部の老朽化や腐食の状況写真になります。  続きまして、更新するクレーンの概要を御説明いたします。図面中央はクレーンの側面図になります。規格としましては、岸壁前面から海側にアウトリーチ37メーター、またつり上げ揚程高28メーターとしておりまして、右上の写真のようなコンテナ船の甲板上にコンテナを横方向13列かつ上下6段積みまでの荷役に対応可能な性能を規定しております。クレーンの据えつけ方法につきましては、左上のイメージ写真をごらんください。工場で製作しましたクレーンを千葉港まで海上輸送し、大型起重機船でつり上げまして、既設岸壁上のレールに設置する計画となっております。  図面での説明は以上となります。  続きまして、お手元の資料にお戻りいただきまして、67ページ中段をごらんください。まず、契約事項ですが、県単港湾整備(港建特別)工事(荷役機械製作据付工)請負でございます。契約相手は、JFEプラントエンジ株式会社東関東支店。契約金額は9億8,442万円。工期は、平成32年12月28日までとなっております。相手の決定方法は、総合評価方式による一般競争入札でございます。  説明は以上になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第67号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第67号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第70号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第70号千葉県道路公社の定款の一部変更についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 道路計画課でございます。  議案第70号千葉県道路公社の定款の一部変更について御説明いたします。着座にて御説明させていただきます。  まず、先に図面をごらんください。千葉県道路公社が管理している房総スカイライン有料道路及び鴨川有料道路は、有料道路事業を活用して整備し、南房総地域の観光振興や地域経済の活性化等に寄与してきたところでございます。  常任委員会資料の68ページをごらんください。千葉県道路公社が管理する房総スカイライン有料道路並びに鴨川有料道路について、料金徴収期間の満了に伴って無料化するに当たり、千葉県道路公社の定款第15条に規定される道路の整備に関する基本計画から削除することから、地方道路公社法第5条第6項の規定により、あらかじめ議会の議決を得ようとするものであります。  定款の変更の内容につきましては、千葉県道路公社の定款第15条に規定する道路のうち、房総スカイライン有料道路であります路線名「一般国道465号」、管理の区間「君津市西粟倉付近から君津市東粟倉付近まで」、路線名「県道君津鴨川線」、管理の区間「君津市東粟倉付近から君津市片倉付近まで」、また、鴨川有料道路であります路線名「県道千葉鴨川線」、管理の区間「君津市笹から鴨川市打墨まで」を削除するものでございます。なお、料金徴収期限は平成31年4月20日であり、4月21日以降の無料化後は千葉県が管理することとなります。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第70号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第70号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第76号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第76号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。
     元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) 着座にて説明させていただきます。議案第76号権利の放棄について御説明いたします。お手元の常任委員会資料69ページをお開きください。  本議案は、土砂災害防止事業の業務委託契約におきまして、土砂災害警戒区域の指定のための地権者調査を行うこととしたものでございました。しかしながら、相手方代表取締役の死亡により業務続行が不可能となり、契約の解除をしたものでございます。  この契約解除に伴う違約金に係る債権につきましては、相手方の代表取締役の死亡により、会社の経営不能に陥り、今後再建の見込みがなく、また資産もないことから、さらに債権者に対する債権の消滅時効が完成し回収不可能と認められるため、権利の放棄を行おうとするものでございまして、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、議会の議決に付すものでございます。  なお、債権放棄の金額は14万7,000円及び遅延損害金となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第76号に賛成の委員の挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第76号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第77号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第77号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  議案第77号権利の放棄につきまして御説明いたします。着座にて失礼させていただきます。お手元の常任委員会説明資料の70ページをお開きください。  本議案は、大網白里市にございます白里海岸において、海岸保全区域を不法占用していた海の家の撤去にかかわる強制執行費用債権のうち、債務者の死亡により回収が不可能と認められるものについて債権放棄を行おうとするものでございます。  債権放棄の金額は52万8,150円及び遅延損害金となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第77号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第77号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第78号、議案第79号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第78号、議案第79号権利の放棄についての2議案については関連する議案ですので、一括議案とします。  当局に説明を求めます。  岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課です。  議案第78号権利の放棄について御説明をいたします。資料の71ページをごらんください。  緊急雇用対策の一環として、解雇等により住宅の退去を余儀なくされた者への県営住宅の一時使用許可により発生した使用料債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うため議会の議決を得ようとするものです。  県では、いわゆるリーマンショックの影響による離職等で住居の退去を余儀なくされた人に対し、県営住宅の一時使用を許可しております。家賃額は入居者の経済状況に応じて設定され、入居可能期間は原則6カ月、求職活動を条件に最長1年まで更新が可能となっておりますが、現在この制度による入居者はおりません。  今回放棄の対象となる債権は、平成21年度に発生した1名分で、金額は8万6,859円及び遅延損害金ですが、債務者の破産免責許可決定が確定し、債権の回収が不可能と認められるものです。  続きまして、第79号、同じく権利の放棄について御説明いたします。次のページをごらんください。  県営住宅への入居により発生した県営住宅使用料債権のうち、回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うため議会の議決に付すものでございます。  今回放棄の対象となる債権は、平成19年度から平成29年度に発生した3名分で、金額は合計71万800円及び遅延損害金ですが、本件債務者及び連帯保証人の破産免責許可決定が確定し、または債務者の死亡により債権の回収が不可能と認められたものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑はないようですので、質疑を終結します。  これより討論及び採決を行います。  討論及び採決は分割して行います。  初めに、議案第78号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第78号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第78号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第79号の討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論ありませんね。ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第79号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第79号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第81号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第81号市町村が負担すべき金額についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  資料、お手元73ページをお開きください。議案第81号市町村が負担すべき金額についてですが、これは県が行う急傾斜地崩壊対策事業等の記載の6事業に対しまして、平成30年度において、地元市町村が負担すべき金額を定めるため、議会の議決を得ようとするものでございます。
     以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論ありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 市町村への負担金については、これはなしにするべきだと思っておりますので、反対いたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第81号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第81号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第84号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第84号指定管理者の指定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 議案第84号は、指定管理者の指定についてでございます。着座にて失礼いたします。常任委員会資料74ページをお開きください。  本議案は、平成31年3月31日に指定管理期間が終了する県立手賀沼自然ふれあい緑道について、平成31年4月1日から指定管理者を指定するため、地方自治法244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものです。  今回の指定管理の指定につきましては、当初、昨年4月18日から9月18日まで、募集期間に応募者がなかったため、10月22日から11月20日まで再募集を行ったものです。選定に当たりましては、事業計画書の審査及び応募者によるプレゼンテーションを実施し、外部有識者による採点を行いました。この結果を踏まえ、県土整備部指定管理者選定委員会で候補者を選定したところです。  手賀沼自然ふれあい緑道については、株式会社新松戸造園ほか2者、計3者から申請がありましたが、株式会社新松戸造園が総合的な評価において適正な管理が最も期待できると判断されましたので、同者を指定管理者に指定しようとするものです。  指定期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。  なお、選定理由といたしましては、事業計画書において、県民が多様な緑と触れ合える自然観察会等の開催による利用者拡大や、地元住民と一体となった協力関係を築くとともに、専門技術を習得した有資格者による堅実な植栽管理等の管理運営が提案されていまして、当該施設の効果を高めることが期待でき、日常的な施設の安全管理や植物、施設等の維持管理についても適正に実施できる計画が立てられています。また、事業計画に沿った管理を安定して行うために必要な能力を有しており、さらに財務状況は健全であり、労務状況について整っていることを確認いたしました。これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。  指定管理料は、5年間総額1億6,400万円であります。なお、選定結果の概要を次ページ以降に示しているところでございます。  以上で議案第84号の県立手賀沼自然ふれあい緑道に係る指定管理者の指定について御説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 後半の資料なんですけれども、基本的にこの3者は実績のある3者だと思うんですけれども、一般項目の中の参考金額というところがあるんですけれども、この差が非常に大きいんです。新松戸造園さんが9.0、あと塚原と常盤が3.0、2.0。この差はどういう差でついているんでしょうか。額だけでも、あと、どれぐらいの額だったのか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) すぐわかりますか。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 3者の応募額ということでございましょうか。済みません、少々お待ちください。  お待たせいたしました。新松戸造園が今申し上げましたように1億6,400万円、塚原緑地研究所が1億8,764万8,000円、もう1者ございました常盤ガーデンが1億9,105万2,000円となっております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 それで、この15点の配点で、つまり9.0と2.0というのは、つまり4倍の差があるわけじゃないですか、点数だけで見ていくと。その額と、見たときにこれだけの差の分配というのはどういう条件というか基準があるのかなと思ったんですけれども。最終的に、この差がこの決定に当たって、ここの差が最後まで響いたんじゃないのかなという印象もあるんですけれども。基準というのは。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 今回、選定に当たりましては、できるだけこの提案額がそのまま選定のほうに響かないように、提案額による点数の圧縮を行っておりまして、その結果でもあるんですけれども、結果的には新松戸造園、今一番安いところがとったということになっておりまして。     (阿部俊昭委員、「点数のつけ方がわからないんですよ」と呼ぶ) ◯説明者(澤公園緑地課長) はい。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 15点が配点になっているわけですよね。満点が、そうですよね。満点が。それが9.0と2.0、つまり4倍の差が出るほどの点数の差をつけたのはどういう背景なのかなと思ったんです。皆さん、どういう予想をされていたんですか、参考金額というのは。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 参考金額の配点につきましては、事務局側で、こちらで想定した金額との差額に対しまして、どれだけ離れているかということを機械的に配分いたしまして、事務局側で配点したものでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員、よろしいですか。 ◯阿部俊昭委員 ちょっとすっきりしないですけれども。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 いつもこれも申し上げているんですけれども、もうけを上げなければならない株式会社に決まったということなので、反対いたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第84号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第84号は可決すべきものと決定しました。  相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  先ほど御審議していただきました議案第65号の契約締結について、岡田委員からのトンネルと切り割りの比較はどうかとの御質問でございますが、周辺地域では、切り割りによる地域の分断を避けること、水道として地下水を利用しているということから、地下水の影響を避ける必要があるということから、切り割りでの比較検討はしておりません。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) よろしいですね、岡田委員。 ◯岡田幸子委員 態度は変わりません。
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        都市再生機構賃貸住宅の家賃減免制度に関する意見書(案)関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、意見書案が2件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、自民党及び公明党から提出されております都市再生機構賃貸住宅の家賃減免制度に関する意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 御発言はありませんね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 全員賛成ということで、それでは、当委員会として本趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書の文面については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        「想定し得る最大規模」という水防法の一部改正によってつくられる高潮浸水想        定区域図が、より分かりやすく、より現実的に、より住民避難対処がきめ細かく        出来る想定区域図になるよう求める意見書(案)関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、立憲民主党から提出されております「想定し得る最大規模」という水防法の一部改正によってつくられる高潮浸水想定区域図が、より分かりやすく、より現実的に、より住民避難対処がきめ細かく出来る想定区域図になるよう求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 結論として、ちょっと賛成しかねるかなというふうに思っております。大規模災害からまず守らなければならないのは、人の命だと思います。しかし、土地の価値を失うということを中心に書かれているということで、真意がどこにあるのか読み取れないと思いますので、これは賛成しかねます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、御意見よろしいですね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、諸般の報告・その他について、御質問がありましたら御発言願います。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それでは、何点か質問、要望させていただきたいと思います。  まず最初に、高速道路インターチェンジ周辺の産業誘致の受け皿づくりについてお伺いをさせていただきたいと思います。昨年6月に、東京外かく環状道路の千葉県区間が開通し、圏央道も大栄─横芝間の整備が進められ、2024年には千葉県区間全線が開通の見通しとなりました。ありがとうございます。また、外かんと成田空港を結ぶ北千葉道路も、船橋市小室から成田区間の整備が進められ、西側区間についても、現在環境アセスメントの手続が進められていると聞いております。  このように、本県における高速道路が着実に整備され、新たな産業が立地し、地域の振興が図られることを県民は大いに期待していると思います。これまで袖ケ浦椎の森工業団地や、茂原にいはる工業団地などが整備されましたが、既に完売されており、今後産業誘致を促進するために新たな受け皿づくりを進める必要があると考えております。  そこでお伺いをいたします。圏央道等の高速道路整備が進む中、インターチェンジ周辺に計画的な産業誘致のための受け皿づくりを都市計画として積極的に行っていくべきと考えるが、どうか。その場合、受け皿づくりの課題は何か。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 都市計画課でございます。  委員御指摘のとおり、本県の地域振興の視点から、インターチェンジ周辺に新たな産業の受け皿をつくることは非常に重要であると考えております。平成26年に策定いたしました本県の都市計画の基本方針でも、インターチェンジ周辺等に新たな産業の集積を位置づけ、都市計画を推進している状況でございます。圏央道等の高速道路沿線地域におきましては、都市計画において線引き都市計画、非線引き都市計画が存在しておりまして、開発の規制には差がございます。現在、計画的な受け皿づくりにつきまして、市町村と研究会を立ち上げ検討を行っているところでございます。  また、御質問の受け皿づくりの課題でございますけれども、大きく2つあると、そのように考えております。1つ目が、農林施策との調整でございます。産業の受け皿を都市計画として位置づけ、また事業を実施する場合、十分な調整が必要となります。そして2つ目が、事業を実施する主体の決定でございます。区画整理事業や開発行為、いずれもリスクが伴うために、いかにリスクを減らし事業を実施しやすくするか、それが大きな課題ではないかと、そのように考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。御答弁によりますと、受け皿づくりの課題として、農林施策との十分な調整が必要であるというお話でありましたが、茨城県の常総市という市があるんですが、その常総市においては、圏央道の常総インター周辺においてアグリサイエンスバレー構想を策定し、農業と融合した産業団地の造成が進められていると伺っております。この事業の簡単に概略を申し上げますと、インター周辺の約45ヘクタールの農地において、14ヘクタールは土地改良事業を行い、大規模施設園芸や観光農園とし、また、31ヘクタールは土地区画整理事業により農産物直売場や道の駅、農産物の加工や流通を行う企業誘致の用地として整備するものであります。農業と都市が連携したことにより、農林との調整が進んだということを聞いております。  そこでお伺いをしたいと思います。本県でも、常総市のような農業と連携した産業の受け皿づくりについて検討すべきと考えるが、どうでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) お答えさせていただきます。  私も、今委員のお話ししました常総市につきましては現地を見てまいりました。インター周辺に広大な優良な農地が広がっている、そういうような状況でございました。先ほど申し上げましたように、農振農用地が広がっているようなところでの開発は、農林施策との調整が必須でございまして、常総市のように地元の地場産業である農業をうまく取り入れながら開発を可能としたということは大変画期的であると、そのように思います。常総市と同じような立地環境にございます本県にとりましても、大変参考になるものと考えております。現在、市町村と行っております研究会におきましても、この常総市の取り組みを勉強させていただいて、農業と連携した産業の受け皿づくり、それについて検討してまいりたい、そのように考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。圏央道もあと6年後ぐらいですか、全線開通するということで、この五、六年が千葉県にとって新しい時代がもうすぐ来るというふうに私は認識をしているわけであります。このような高速道路は非常に付加価値がついてくるわけであります。そういう中で、高速道路が通ってインターチェンジができると。しかし、このインターチェンジができましても、産業誘致ができないのでは、何のためにインターチェンジをつくったのかわかりません。私はそういうふうに思っております。都市計画課には、積極的に計画的な受け皿づくりを推進していただきたいと思います。  また、県土整備部を初め、全庁的に一丸となって地元市町村と協力をし、また、民間の力も活用しながら地域の振興を図るよう要望をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次の質問でありますけれども、県道千葉船橋海浜線にある植樹帯の整備についてお伺いをしたいと思います。東京オリンピック・パラリンピック会場の1つであります幕張メッセにつながる県道千葉船橋海浜線は、東京方面から幕張メッセへのアクセス道路となっており、開催時には多くの来訪者が利用することが予想されております。また、当該路線は中央分離帯や歩道沿いに樹木などの植樹帯がありますが、近年、植樹帯に枯れ木などがふえ、裸地が目立つとともに、一部で枝や草が繁茂している状況であります。県としても、千葉県を訪れる来訪者をおもてなしの心で迎えられるように、良好な道路環境でお迎えする必要があると思います。  そこでお伺いをしたいと思います。県道千葉船橋海浜線にある植樹帯の再整備について、どのように取り組んでいくのか、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 私のほうから、県道千葉船橋海浜線の植樹帯の再整備について御説明をさせていただきます。県道千葉船橋海浜線は、昭和50年代に整備されたことから、植樹帯の一部に今委員御指摘のとおり裸地が目立つ、それから枝や草が繁茂している状況でございました。このため、今年度は除草や剪定を複数回数実施いたしまして環境の改善に取り組みますとともに、植樹帯の再整備をする計画を作成したところでございます。この計画では、2020年度の夏までの約2年間のうちに、今行いました除草や剪定などに加えて、既存の植栽を生かしながら植樹帯を再整備するということを行うとともに、人の集まる交差点付近では、花壇の整備もあわせて行う計画としてございます。引き続き、千葉県を訪れる来訪者の方々におもてなしの心で迎えられるよう、私どもとしても道路環境の改善に取り組んでまいりたいと思ってございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。しっかり取り組んでいただきたいと思います。  要望なんですけれども、この道路は千葉市との協議も必要になってまいりますので、その辺きっちりと連携をとってやっていただきたいというふうに思います。  最後でありますけれども、たびたび質問している項目で申しわけないんですが、銚子連絡道路についてお伺いをしたいと思います。  先日の自由民主党の代表質問においても県内の道路整備について触れましたが、昨年6月の外環道の開通や圏央道の大栄─横芝間の2024年度までの開通など、広域的な幹線道路ネットワークの整備が着実に進められており、県内全体にこの効果を波及させるアクセス道路の整備が大変重要であると考えております。私の地元の海匝、銚子などの東総地域においては、銚子連絡道路が圏央道の整備効果を地域に波及させるアクセス道路であり、地域経済の活性化や観光振興などを図るためにも、銚子連絡道の早期の全線開通が必要であると考えております。  そこで、これも何度もお伺いしているところでございますけれども、改めましてお伺いをしたいと思います。銚子連絡道路2期区間の進捗状況と今後の見通しはどのようになっているでしょうか。お願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  銚子連絡道路2期区間に関する御質問でございますが、銚子連絡道路2期につきましては、横芝光町から匝瑳市に至る延長5キロメートルの整備を実施しているところでございます。用地の進捗率は面積ベースで約8割となっており、まとまった用地が確保できた箇所において、盛り土工事などを実施しております。このうち、匝瑳市時曽根地区では、今年度用地取得が完了し、橋梁工事に着手する予定としております。引き続き、地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら用地の取得を進め、平成35年度までの供用に向けて事業を推進してまいります。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。何と言ってもこの用地取得が大変重要であります。あと2割、頑張ってやっていただきたいというふうに思います。あと、JRとの協議がこれから山場を迎えると思いますけれども、この用地取得と連動して、JRも見ていると思いますので、その辺のところ、用地取得、JRとの協議、よろしくお願いをいたします。  最後でありますけれども、第二東京湾岸道路について要望させていただきたいと思います。先ほどの部長の御挨拶にもありましたが、先月、森田知事が石井国土交通大臣へアクアライン800円の継続と、本県湾岸地域の新たな道路ネットワークについて要望を行い、本県にとっては大変喜ばしい回答をいただいたと伺っております。特に、第二東京湾岸道路については、本委員会において、9月に湾岸部を強化する新たな高速道路の必要性を伺いました。また、12月におきましても、第二東京湾岸道路の早期具体化を国へ働きかけていただくよう強く要望したところであります。  京葉道路や国道357号を初めとする本県湾岸地域の道路は、依然として慢性的に広い範囲で渋滞をしております。この渋滞を解消させる抜本的な対策としては、湾岸地域に新たな道路、特に高速道路が必要だと思っております。第二東京湾岸道路は、湾岸地域で発生しているこの慢性的な渋滞を解消するだけではなくて、本県の産業や経済の発展、観光振興、特に、防災面では災害時における代替性の確保など、国土の強靱化にも大きな貢献をするだろうというふうに思っておりますし、また、本県の国際競争力を高めていくものだと私は強い気持ちで期待をしているところであります。今回、国が主体となって道路検討会を設置し、検討を加速していくとの回答をいただいておりますが、まさしく検討を加速していただきたいというふうに思います。部長には先頭を切っていただきたいというふうに思っております。  そこで要望といたしますが、早期に計画の具体化が図られるよう、県も国に協力し、しっかりと取り組んでいただきますよう要望して、私の質問とさせていただきます。ありがとうございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。  山本委員。 ◯山本義一委員 私からは、電柱の新規設置に関する規制についてお伺いしたいと思います。午前中にも議案25号の中で、補正予算の中で、無電柱化の推進についてお伺いしたわけでありますが、それに関して、電柱の新規設置の禁止についてお尋ねしたいと思います。  平成25年度の道路法改正に伴い、道路管理者は、災害が発生した際に被害の拡大を防止するため、区域を指定して道路の占用を禁止または制限することができるようになりました。これを受けて、国は直轄国道において、また東京都を初めとした近隣都県や千葉市では緊急輸送道路などにおいて電柱の新規設置を禁止する動きが広がってまいりました。  そこでお伺いしたいんですが、本県においても、災害時に重要な役割を果たす緊急輸送道路などにおいて、電柱の新規設置の禁止に取り組むべきであると考えるが、その辺についてはどうか、お伺いします。
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 電柱の新規設置の規制に取り組むべきではないかという御質問でございます。先ほど委員申しましたとおり、平成25年度に道路法が改正されまして、国におきましては、平成28年4月から直轄国道におきまして、また近隣の東京都など、それから関東近県でも緊急輸送道路を中心に電柱の新設の禁止の措置を打ち出してまいっております。  本県におきましても、緊急輸送道路全線を対象とした電柱の新規設置の禁止に向け、これまでに道路法や国の通知に基づいた警察署長との協議や、市町村、関係事業者及び有識者からの意見聴取を今月末を期限に、本日でございますが、今月末を期限に行ってまいりました。この結果、電柱の新規設置の禁止に反対する意見はなかったことでございます。今後、なかったことから、施行日を定めまして、千葉県報登載による公示手続を経て実施してまいりたいと考えております。なお、既に設置済みの電柱につきましては、当面のあいだ更新を認めるとともに、災害や事故などで電力や通信サービスが途絶えるというようなことがあった場合には、やむを得ない場合には、2年を限度に仮設の電柱の設置を認めることでサポートしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山本委員。 ◯山本義一委員 いろいろ御答弁ありがとうございました。午前中、無電柱化事業について積極的に取り組んでいただくようにお願いしたわけでありますけれども、災害時などは道路の通行の確保が人命にもかかわる大変重要なことですので、新たな電柱の設置禁止についても着実に進めていただくように要望いたしまして、質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 阿部のほうから1問だけなんですが、県土と警察の関係というところなんですが、地元の例で恐縮なんですけれども、地元の例で話させていただければと思います。  柏市内の県道の交通安全対策ということで、質問と要望です。県道278号ということで、国道6号旭町から流山の県道松戸野田線が終点という、そういう県道なんですけれども、この県道については東葛高校前の歩道拡幅とか、柏六小通学路の歩道拡幅、交差点の段差解消とか、多くの要望を、県のお力をいただいて整備を進めていただいたところですけれども、実はこの沿線に、豊四季台の3丁目という、豊四季団地があるんですけれども、この団地のお住まいの方が、最近開業したちょうど団地の向かい側にあるスーパーで買い物をされる方を非常に多く見かけるようになったんですけれども、そうした中で、昨年の11月に死亡事故が、80代の方が亡くなるという痛ましい事故が発生してしまいまして、本当に早期の安全対策を望む声が自分のところにも届いて、自分は何度も現地を確認させていただいて、地元でまた旗を振ってくださっている方の声もいただいて、要望活動を今してきたところなんですけれども、県道にはその後、路面標示とかが設置されたりとか、県の安全対策も進められているようですけれども、そこで伺いたいんですが、この県道278号柏流山線の豊四季台3丁目地先の交差点における安全対策の進捗状況はどうでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 道路環境課でございます。  県道柏流山線でございます。県道柏流山線の柏市豊四季台3丁目地先の交差点は、県道に市道が接続する交差点でございます。この交差点では、先ほど委員申し上げられましたとおり、昨年の11月に1名の方が亡くなる死亡事故が発生したことから、12月に県と柏市及び地元警察署の3者によりまして、緊急現地診断を実施をいたしました。この中で必要な対策を検討したところでございます。  県の対策といたしましては、乱横断を防止する横断防止柵や、車両への注意喚起を行うための路面標示の設置などが有効であるということが確認されたところでございます。この横断防止柵や路面標示の設置を12月末までに実施したところでございまして、引き続きまして、柏市や警察と調整を図りながら、交差点の安全対策に努めてまいりたいというふうに考えております。  また、なお26日、今月の26日中には注意喚起の看板もあわせて設置をさせていただきましたので、御報告申し上げます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 横断防止柵と、あとドット線とか路面標示も確認しているんですけれども、迅速に対応していただいたのは本当に感謝するんですが、実は、亡くなられた方がいたから急に動いたということもあって、実は、前々からここは危ないですよということで、県土の方に言うのもあれですけれども、警察にも何度も言ってきた。実は、皆さんに設置してもらった後も重傷事故が実は連続して今起きているんですよ。この交差点において、安全対策として最も重要なのは信号機の設置であるということを考えてまして、この交差点を、どうしても見通しのよい直線なんですね。ですから車もスピードを上げてくる場所でもあるんですけれども、この安全な横断のためにも押しボタン信号の設置は有効であるということで警察へ要望したんですけれども、信号機を立てるスペースがないということで2度却下、実質は自分が議員になってから3回却下されているんですけれども、既存の横断歩道を移設して、待機スペースの確保をすると可能というような声もあるんですね。ですから、そこはぜひ県土の交差点改良とかも検討していただけないかなと思っています。  これと同じように、実はあと県道280号の白井流山線、柏市藤ケ谷の地先にある藤ケ谷歩道橋というのが、老朽化に伴って撤去してもらったんです。実は、小学校の通学路だったんですけれども、実際には老朽化していたということで通学路を避けて今いるんですけれども、県で工事も行って、もう今撤去して、いよいよもう少しそこを整備しているところなんですけれども、実際、撤去するに当たっては信号機の設置もお願いしたいということを県土木からもお願いしたいということを言っていたんですけれども、実際にはまだ決定してないということなんですが、実際にはコンビニと逆側に、横断歩道、その歩道橋があったことで渡っていたところに、学区内の唯一の公園があったりとか、どうしてもコンビニにその県道を渡らざるを得ないということで、信号機の設置そのものは警察の所管であるのは重々知ってはいるんですけれども、道路管理者として、歩行者の安全確保に有効な信号機設置に対しても、ぜひ警察と十分に連携をとってもらうというか、スピード感を持って積極的に働きかけていただきたいなというのを強く要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 地元の問題ということで、2つほどお願いしたいと思います。  まず、市川市内の江戸川の隣を流れる小さな川であるんですけれども、高谷川という川があります。そこにかかる誰がつくったかよくわからないという管理者不明の橋の取り扱いについてなんですけれども、橋を突然通行どめに県がしたわけなんですけれども、そのわけといきさつなどを教えてください。  それから、高谷川に関しては、もう上流のほうはもう流れがなくて、せきとまっちゃっているんじゃないかなと思うんですけれども、その今後のあり方などを教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課長、山口です。  ただいま委員からお話がありました市川市田尻の高谷川にかかる橋梁につきましては、建設年度、建設主体等が不明で、橋梁の管理者も特定できないような状況にあります。平成28年に当該橋梁がかかっている部分に隣接しております江戸川の堤防を、国が工事を施工するに当たりまして、当該橋梁を11月に通行どめとしているような状況でございます。なお、工事に先立ちましては、地元の自治会役員の方々に対し、通行どめをすることについて説明をしていたというふうには伺っております。県は、これまでも橋の管理者を特定するための調査を実施してまいりましたが、管理者を特定するまでには至っていないというふうな状況になっております。当該橋梁につきましては、安全の確保等が懸念されるということから、現状のままで通行どめをそのまま解除し供用を再開するということには問題があるのではないかというふうに認識しております。この橋梁についての今後のあり方、それから高谷川のあり方等につきましても、引き続きまして地元市であります市川市と協議を続けてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 ごめんなさい、途中だった。高谷川の今後のあり方というのはどうでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 高谷川につきましては、一通りの改修は終了しているというふうに認識しております。こちらの今後のあり方等につきましても、地元市市川市とも十分協議を詰めていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 この間、葛南土木に行きまして、そのことをお話したんですよ。そうしたら、市に任せるというような回答だったんですね。橋をつくるんだったら市がやってもいいですよみたいなことで、本当にこう、何ていうか任せますよという感じだったんですよ。市に行きましたら、やっぱり市だけではどうにもならないから、やっぱり一緒に考えてもらわないと困るんですよねという話なんですよ。それはそうですよね。今、御回答を聞きましたら、市と協力をしてこれからどうするのかというのを検討してくださるということなので、それでいいということですよね。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 県のほうで、例えばかけかえや補修をというような話が市から出ていたのかなというふうにも思うんですけれども、例えば、あの高谷川という河川を管理するに当たりまして、その橋梁がどうしても必要であるという理由が立たない限り、県がみずから施工するというのは、ちょっとこれは困難、無理であるというふうにも考えているところでございます。ただ、その一方で、あの橋梁につきましては、江戸川の堤防に出たり、それから大規模な火災等が発生したときの避難動線としても価値があるというようなことも地元のほうからも伺っておりますので、そういったことも含めまして、今後は市の担当部局と協議した上で、その先の意向を確認しながら方向性を判断したいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今お聞きしてちょっと安心したんですけれども、やっぱり本当に、河川敷のほうは避難場所にもなっているんですよ。外環道路が通りまして、外かんとその反対側に田尻のたくさんの人々が住んでらっしゃるんですけれども、外環道路をまたぐ橋ね、橋はできているんですよ。だから、ちゃんと避難場所に行けるように、外環道路は越せる、だけれどもその高谷川が越せないということになってしまっているんで、ぜひともこれは市と、それから地域住民の方々と一緒に考えていただいて、何らかの対策というのをとっていただければと思います。これはこれで結構です。  もう1つが、市川市の東国分調節池の建設に当たって、住民への対応ということについてお伺いをしたいと思います。  東国分調節池ができることによって、地域の水害の被害は大きく改善をしました。大変うれしく思っております。しかし、その池をつくるに当たって、その地域に住む住民への対応はどうであったのか。今でもごく少数ではありますけれども、しこりが残っているところです。  それでお聞きしますが、公共事業を行う場合、地元住民への説明と納得はどのように行っているのか、まず教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) 河川整備課でございます。  河川改修、それから委員今おっしゃいました調節池の整備等を行う公共事業を実施するに当たりましては、生活環境への変化を伴うことから、十分な説明と住民の御意見を伺うなど、そういうことが基本であるというふうに認識しているところでございます。  お尋ねの市川市東国分調節池、これは我々としては国分川調節池というふうに呼んでおりますけれども、こちらの整備のときについても同様の対応をして事業を終えたところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 元吉課長もかかわってきたときもあるんですけれども、私もこの事案にかかわった者であります。調節池の予定地のほぼ真ん中を横切る道がありました。その道だけに面した家、Aさんの家が1軒ありました。その道が、池をつくるために廃道となってしまったんですね。結果、Aさんのお宅は面する公道がなくなってしまったんです。もともと廃道にするということがわかっていたのであれば、Aさん宅も立ち退きしてもらうのは当たり前だと私は思っているわけなんですけれども、そうはならず、県が市道とつなげて市道にするとか、あといろいろな案を出してきていただいたんですけれども、全て実現せず、いまだに解決にはなっていません。  私もかかわって7年から8年になるわけですけれども、とにかく二転三転するわけですが、全くらちが明かなかったんです。なぜ早期の解決ができなかったのか、私はその理由を、理由は3つあるんではないかなと思っています。1つは、担当課、担当の方々ですよね。やっぱり何度も足を運んで真摯に話をしてきたのかという疑問があります。3カ月とか半年以上、何の声かけもしなかったというのはもう普通で、長いときには1年以上何の声かけもなかったということもありました。ですから、もう本人たちにとっては10年近くになるそうです、こういった事態で県ともめているということがね。2つ目は、やっぱり担当者の異動がたくさんありました。その際に、やっぱり引き継ぎが本当に適切に行われていたのかどうかということです。前に話し合っていたことが、次の新しい担当課の方は知らなかったりだとか、そういうこともあったということです。それから3つ目は、住民の願いに本当に寄り添った対応であったのかどうかというところも疑問です。やっぱりこの何度も足を運んで真摯に話し合うだとか、それから異動になったときには引き継ぎを適切に行うだとか、それから住民の願いに寄り添った対応をするということは、やっぱり公共事業をしていくためには本当に大事な対応だと思うんですけれども、そのことに関しては、何か御意見があったらお願いしたい。私はそう思っているんですが、これについていかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 意見があったらということだよ。意見あるの。  元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) 先ほども申しましたように、住民の生活環境に影響を与えるような、我々公共事業をやっている者として、やはり事業に当たりましては十分な説明を尽くすということ。それから、その際に住民の方々から御意見があった場合にはそれに真摯に向き合うということが大事だというふうに考えておるところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 そう言われるんですけれども、今回の私がかかわっている部分には、それは余り感じられなかったというふうに思います。いろんな方々から、県は上から目線なんだよねという声をたびたび聞きます。具体的なことはきょうは触れませんけれども、こういった姿勢はぜひ改めて、住民との関係を密にとって早期の解決を図ること、これを本当に要望したいと思います。今はまだ解決に至ってないわけです。もうこの調節池ができてからもう随分になりますよね。それなのに、まだ解決になっていないんです。公道になってないんですよ、前面が。今は市の道路課の人たちが何とかしようと努力しておりますが、この努力は県が行うべきだと私は思っております。やっぱりこういったことはAさんだけに限ることではなくて、行政の姿勢として本当に改めてほしいと思います。  私も今回で県会議員退職するということになりますもんで、やっぱり黙ってはいられないというふうに思いまして、最後、言わせていただきました。ぜひともこの姿勢を改めていただきますよう重ねてお願いしまして、私の質問といたします。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) では、県会議員をおやめになられて、今度は一般県民として、県のやる事業についてはぜひ中心になって協力をしていただきたい。うちの方ですと、県の職員は本当に丁寧に説明してくれて感謝している人たちが多いんですよ。ですから、そこら辺の先ほど言われたやっぱり足でやりとりというか、住民の声は確かに十分聞くことは必要だと思いますが、住民もまた県事業にいろいろ協力して、理解と協力がやっぱりこれは必要だと思いますから、今度一般県民として、リーダーとして協力してください。はい、終わります。  次、何かございましたら。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私からは1点だけ伺わせていただきます。  県道280号白井流山線の松戸市平賀橋南詰交差点の安全確保についてでございます。この県道白井流山線の同交差点につきましては、形状が非常に複雑であるということであります。また、交通量も多く走行速度も速いため、事故も頻発をしており、地域の方からも同交差点の安全確保の要望を多数いただいております。  そこで伺わせていただきますが、この松戸市平賀橋南詰の交差点につきまして、安全対策が必要と考えますが、県の見解はどうか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 県道白井流山線平賀橋南詰の交差点でございますが、これは平賀橋の取りつけ部に副道と市道が交差するような、多車線になるような交差点でございます。平成30年の11月に、県と松戸市、それから地元警察署の関係機関で、事故の減少に向けて合同の現地診断を実施してございます。この中で、事故の要因や現地の状況を確認した上で、千葉県交通安全対策推進委員会中でこの対策案を協議してまいったところでございます。平成31年2月20日に同委員会のほうから対策案としての承認がございましたので、今後、県の行うべき対策となります注意喚起の看板の設置や、区画線などの引き直しを行うとともに、引き続き地元松戸市や県警と調整を図りながら、この交差点の安全対策に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 松戸委員。
    ◯松戸隆政委員 ありがとうございます。私もよく利用する交差点でありまして、この北小金の駅前の交差点ということで、非常に多くの方も利用している交差点になります。非常に複雑な交差点で、私も冷やっとした思いもしておりますので、ぜひ早急に安全対策をしていただければと思います。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言を願います。     (「なし」、「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午後2時43分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....