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  1. 千葉県議会 2018-12-17
    平成30年_総合企画水道常任委員会(第1号) 本文 2018.12.17


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長小池正昭君) ただいまから総合企画水道常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長小池正昭君) 次に、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員本間委員、塚定委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長小池正昭君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案1件、請願1件、水道局関係が議案2件であります。  なお、審査の順序は、初めに水道局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(水道局関係◯委員長小池正昭君) これより水道局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長小池正昭君) 初めに、議案の審査を行います。  水道局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件審査終了後に行いますので、御了承願います。  岡本水道局長◯説明者岡本水道局長) 本日御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案しております水道局関係の議案は2議案です。  まず、議案第5号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  補正内容としましては、人件費について、平成30年人事委員会勧告に準じ、給料月額期末勤勉手当支給割合引き上げ等を内容とする給与改定を行うため、不足する予算を補正するものです。その結果、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は2,900万円の増額となります。  次に、議案第6号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  補正内容としましては、上水道事業と同様であり、人件費について、平成30年人事委員会勧告に準じた給与改定を行うため、不足する予算を補正するものです。その結果、収益的支出補正額は400万円の増額となります。  議案の詳細につきましては、担当課長から説明させますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、諸般の報告として2点申し上げます。  まず、千葉県工業用水道事業における業務継続計画、いわゆるBCPの策定について申し上げます。  工業用水道事業は、昭和39年の給水開始から半世紀が経過し、老朽化や耐震化への対策が喫緊の課題となっています。平成28年3月には、計画期間を平成30年度から40年間とする千葉県工業用水道事業施設更新耐震化長期計画を策定し、施設の更新・耐震化に取り組んでいるところです。一方、県では、近い将来の大規模地震の発生を想定し、地震被害想定調査結果を公表しています。仮に大規模地震が発生した場合には、工業用水道施設にも被害が生じ、工業用水の供給が停止すること等が予想されます。このため、災害時に給水への影響を最小限にとどめることを目的とするBCPの策定に着手いたしました。10月には説明会を開催し、受水企業の皆様にBCP案をお示ししており、いただいた御意見や御要望を踏まえ、必要な修正等を行った上で、本年度内に策定する予定です。  次に、千葉県工業用水道事業中期経営計画に基づく5年間の実績及び評価結果について申し上げます。  水道局では、工業用水道事業において、平成25年度から29年度までの5カ年を計画期間とする中期経営計画を策定し、安定給水の確保や経営の健全化等に向けて、15項目の取り組みを実施してまいりました。この5年間における主な実績としましては、安定給水の確保として、緊急性や重要性を考慮して施設の計画的な更新を進めるとともに、経営の健全化として企業債残高等の削減や環境負荷の軽減などに取り組みました。これらの個々の取り組みにおいては、おおむね目標を達成しており、計画全体としては順調に進捗したものと考えています。また、本年11月にこの内容を受水企業の皆様にお示しし、御理解をいただいたところです。今後は本年度からスタートした新たな中期経営計画を着実に進めながら、将来にわたる工業用水の安定的な供給と工業用水道事業の健全な経営に努めてまいります。  以上、議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げました。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第5号関係 ◯委員長小池正昭君) それでは初めに、議案第5号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) それでは、議案第5号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。お手元の議案説明資料、1ページをお開きください。  まず、補正の概要でございますが、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は2,900万円、こちらの表の一番下の段で2,900万円でございますが、0.02%の増額で、補正後の支出予算総額は1,326億800万円となります。補正の内容でございますが、表の下のところ、さらに一番下でございますけども、人件費につきまして、平成30年度人事委員会勧告に準じ、給料月額期末勤勉手当支給割合引き上げに伴う給与改定を行うものでございます。表の中ほど、12月補正額2の欄をごらんください。まず収益的収支でございますが、収入の補正はございません。収益的支出は2,300万円の増で、その内容は人件費の増でございます。この結果、純利益は2,300万円、0.4%の減で、補正後の予算額は60億3,900万円となります。次に、資本的収支でございますが収入の補正はございません。資本的支出は600万円の増で、その内容は人件費の増でございます。  続いて、資料の2ページをごらんください。こちら議案書でございますが、2ページの第2条及び第3条の内容につきましては、1ページの表で御説明したとおりでございます。  次に、資料の3ページをごらんください。第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、職員給与費の増額に伴う補正でございます。  以上で上水道事業会計補正予算(第2号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 質疑がないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第5号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第5号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第6号関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、議案第6号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) それでは、議案第6号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。資料の4ページをごらんください。  今回補正を行いますのは、収益的支出のみでございまして、補正額は400万円、0.03%の増額で、補正後の資本的支出を合わせた支出予算総額は206億9,000万円となります。表の下のところで補正の内容をごらんください。補正の内容は、上水道事業会計と同様、人件費について、平成30年度人事委員会勧告に準じ、給料月額期末勤勉手当支給割合引き上げに伴う給与改定を行うものでございます。表の中ほど12月補正額2の欄をごらんください。まず、収益的収支ですが、収入の補正はございません。支出につきましては400万円の増で、内容は人件費の増でございます。この結果、純利益につきまして400万円、1.7%の減で補正後の予算額は2億3,200万円となります。なお、その下の資本的収支につきましては補正はございません。  続いて、資料の5ページをごらんください。5ページの第2条収益的支出の補正につきましては、先ほど御説明したとおりでございます。  次に、資料の6ページをお開きください。第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、職員給与費の増額に伴う補正でございます。  以上で工業用水道事業会計補正予算の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第6号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第6号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  武田委員◯武田正光委員 本会議では、水道法改正に関して、コンセッション方式を検討する状況にないとのことでしたが、これ以外の具体的な内容はどのようなものがあるのか教えてください。 ◯委員長小池正昭君) 萬谷総務企画課長◯説明者萬谷総務企画課長) 今回の法改正のいわゆる官民連携の推進以外の主な改正の内容について御説明いたしたいと思います。まず、1つとしまして、国や都道府県、市町村、水道事業体等の責務がそれぞれ明確化され、そのうち水道事業者につきましては、その事業の基盤の強化に努めることなどが規定されました。また、都道府県につきましては、広域連携を推進するため、水道の基盤の強化に関する計画を定めることができ、また、連携推進に関する協議会を設けることができるとされました。これらに加えまして、私ども水道事業者に対する規定といたしましては、適切な資産管理というものが義務づけられたことなど、水道の基盤強化を図るための各種取り組みが定められたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 武田委員◯武田正光委員 わかりました。そして次に、法改正に伴い、水道局は適切な資産管理が義務づけられたと今お話しでしたけれども、どのように対応するのか教えてください。 ◯委員長小池正昭君) 萬谷総務企画課長◯説明者萬谷総務企画課長) 資産管理に関する主な改正の内容としましては、まず、水道施設の維持・修繕の義務づけですとか、水道施設台帳の整備の義務づけがなされたほか、水道施設の計画的な更新に努めることとされたところでございます。これらへの県水道における対応といたしましては、まず水道施設の維持・修繕及び更新に関しましては、これまでも通常の保守点検ですとか、長期施設整備方針及び中期経営計画に基づきまして、計画的に対応してきておるところでございます。また、水道施設台帳につきましては、施設の適切な管理ですとか、計画的な更新、さらには災害対応等基礎情報となるものでございますので、既にこちらにつきましては、システムで各種情報や履歴等を管理してるところでございます。なお、法改正によりまして、新たに管理すべき項目があれば的確に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 武田委員◯武田正光委員 わかりました。今後も水道水安定供給のため、適切な資産管理に努めていただきたく要望いたします。
     以上です。 ◯委員長小池正昭君) ほかにありますか。  石井副委員長◯石井一美委員長 それでは私のほうから、1点お伺いしたいと思います。局長の報告にもございましたように、工業用水道事業中期経営計画についてお聞きしたいと思っております。平成25年度から5カ年計画で施設の計画的な更新や企業債残高等の削減、環境負荷の軽減に取り組んだということでございますが、その具体的な状況をお伺いしたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 山本事業管理課長◯説明者山本事業管理課長) 事業管理課でございます。  中期経営計画に基づく取り組みの具体的な状況についてでございますが、施設の計画的な更新としまして、5年間で149件の事業を計画したところでありまして、そのうちの約92%に当たる137件の事業を完成いたしました。なお、未完成の12件につきましては、長期計画を考慮して繰り延べを行ったものなどでございます。次に、企業債残高等の削減につきましては、企業債の新規借り入れを抑制することなどによりまして、その残高は平成24年度末の約455億2,800万円から29年度末には約272億9,400万円となりまして、5年間で約182億3,400万円、約40%の削減を達成いたしました。また、環境負荷の軽減につきましては、平成26年度に山倉ダムの水面を活用するフロート式メガソーラー設置運営事業者を公募により決定いたしまして、平成30年3月から発電を開始したところです。この施設の年間の発電量は約1,617万キロワット時で一般家庭の約4,970世帯分に相当し、年間で約8,170トンのCO2の削減が見込まれているところでございます。  私からは以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 石井副委員長◯石井一美委員長 どうもありがとうございました。今後も新たな中期経営計画、これを着実に推進し、安定給水の確保と経営の健全化、しっかり取り組んでいただきたいことを要望いたします。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) ほかにございますか。  矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 私から1つ質問させていただきます。東京都水道局が発注する浄水場排水設備運転業務をめぐり、談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会が10月の30日に独占禁止法違反の疑いで、水処理事業者大手水ingなど4社に立入検査をしたということであります。都職員が予定価格を漏らした疑いもあるとして、都にも検査に入って、今調査中ということでありますので、それを受けましてちょっと質問させていただきます。まず、県水道局浄水場等において、先ほどの4社、水ing初め、あとは月島テクノメンテサービス石垣メンテナンス日本メンテナスエンジニヤリングという4社ですけども、こちらに業務を委託してる状況はどうか。また、今年度の委託額についてそれぞれ教えていただければと思います。 ◯委員長小池正昭君) 岡戸浄水課長◯説明者岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  県営水道におきましては、浄水場等運転管理業務委託を9件行っております。このうち、2件の業務を先ほど委員から申されました、公正取引委員会立入検査を受けた2社に委託をしている状況でございます。この2件の委託額でございますけれども、平成30年度はちば野菊の里浄水場が約1億3,000万円、誉田給水場が約1億2,000万円で、合計約2億5,000万円となってございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 林施設設備課長◯説明者林施設設備課長) 工業用水道でございます。  当局の工業用水道では、浄水場等運転管理業務委託を6件行っており、このうち2件の業務を公正取引委員会立入検査を受けた1社に委託しております。平成30年度の委託額ですが、南八幡浄水場が約1億7,000万円、佐倉浄水場が約1億4,000万円で、合計3億1,000万円でございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 次に、各浄水場について、現在の委託先事業者に対し継続して業務を委託している状況について教えていただければと思います。 ◯委員長小池正昭君) 岡戸浄水課長◯説明者岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  県営水道の各浄水場等におけます運転管理業務委託につきましては、平成22年度以降、一般競争入札にて3年ごとに事業者を決定しておりますが、いずれも同一事業者が受託している状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 林施設設備課長◯説明者林施設設備課長) 続きまして工業用水道でございます。  各浄水場等における運転管理業務委託につきましては、平成20年度以降順次、一般競争入札に切りかえまして、おおむね3年ごとに事業者を決定しておりますが、いずれも同一業者が受託している状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 では続いて、東京都水道局の案件について、公正取引委員会から排除命令が4社に出された場合、本県において指名停止等の処分はどうなるのか。その場合、水の安定的な供給の観点から、水道局はどのように対応していくのか教えていただければと思います。 ◯委員長小池正昭君) 鈴木財務課長◯説明者鈴木財務課長) 財務課でございます。  現在4社につきましては、公正取引委員会の調査が行われてるところでございまして、今後、排除措置命令などが行われた場合には、千葉県物品等指名競争入札参加者指名停止等基準などによりまして、知事によりまして、適切な対応がなされるものと考えているところでございます。その結果、仮に浄水場等運転管理業務を受託中の事業者指名停止となった場合、現契約中の業務につきましては、そのまま継続することとなります。また、次期運転管理業務委託の入札に際しましては、これまでと同様、新たな事業者が受注することを考慮し、十分な習熟・研修期間を設けることとしておりまして、浄水場等の円滑な運転管理や水の安定供給に支障はないものと考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 そうしましたら、県がこの4社に対し、県職員の再就職をあっせんしている状況があるかどうか教えていただければと思います。 ◯委員長小池正昭君) 萬谷総務企画課長◯説明者萬谷総務企画課長) 水道局では、企業等から再就職の要請があった場合に、適任者がいれば該当者に求人情報を紹介しているところでございます。再就職の状況は県の公表に関する要綱に基づき、平成25年度以降に退職した本庁課長級以上の職員について公表を行っておりますが、水道局からの紹介で再就職しましたものは、現在公正取引委員会の調査を受けている4社のうち1社に1名となっております。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 最後、要望でございます。今いろいろと教えていただきまして、東京都のほうでそういう疑いを持たれている業者と同一業者が県のほうも受託をしているということで、かつ、3年ごとの見直しをしておりますけれども、結果的に同一業者が受託をしているということと、再就職で職員も行ってるということもございますので、同じ業者ですので、他県においてもそのようなことがある可能性があると思われるので、そのようなことが千葉県においてはないはずですので、今後もそのようなことが起きないように、しっかりと管理のほうしていただければというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) ほかに。  本間委員◯本間 進委員 1点聞きたい。水道管の本管で一番大きいのは1,000ミリだったっけ。その太い管の更新計画は今何%行っているか、何メートルぐらいあるのかな。ちょっと教えてくれないかな。 ◯委員長小池正昭君) 剣持水道部次長◯説明者剣持水道部次長) 危機管理担当でございます。  大口径管路につきましては、導水管、これは取水場から浄水場に水道の原水を運ぶものでございます。これは大きなものですと、2,000ミリメートルというものがございます。こちらにつきましては、今後の更新になってくるところでございますが、そのほか、浄水場から各御家庭、または給水場に水を配ります送水管、それから配水本管というものがございます。こちらにつきましては、現在、耐震化率といたしまして、管路の耐震適合性、こちらのほうで見ますと20.7%のものが適合性のある強い管路という形となってございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 本間委員◯本間 進委員 じゃ、導水管はまだ1回もやってないんだ。今後やると言ったんだね。 ◯委員長小池正昭君) 剣持水道部次長◯説明者剣持水道部次長) 大きな導水管路につきましては、これからのものとなります。 ◯委員長小池正昭君) 本間委員◯本間 進委員 その導水管というのは何年ぐらいたつか、ちょっとそれを聞きたい。 ◯委員長小池正昭君) 剣持水道部次長◯説明者剣持水道部次長) 一番古いものですと、創設期のものというのはございましたが、これは適宜、例えば松戸にございました浄水場、こちらのほうはちば野菊の里浄水場に切りかわったところで廃止されているところでございまして、新たなものとなってございます。こういうものを除きますと、これより適宜もっていくものとなりますので、現在の浄水場の年数と同じ程度の年数がたっているところでございます。
     以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) まだ答弁はありますか。  縣水道部長◯説明者縣水道部長) 水道部長の縣でございます。  補足させていただきます。今、剣持が申し上げたとおり、浄水場の年数に合わせてやってるところでございますけれども、県水道局といたしましては、長期施設整備方針に基づきまして、おおむね管路といたしましては、管種の材料及び使用状況に応じて60年から80年という形の目標使用年数を立てておりますので、その年数を超えないように暫時更新を進めてく計画でございます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) 大丈夫ですか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長小池正昭君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で水道局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前10時28分休憩        ─────────────────────────────        午前10時33分再開 ◯委員長小池正昭君) 休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係◯委員長小池正昭君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長小池正昭君) 初めに議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件審査終了後に行いますので、御了承願います。  今泉総合企画部長。 ◯説明者(今泉総合企画部長) それでは、どうぞよろしくお願いいたします。初めに、議案の概要について御説明申し上げます。  本日御審議いただく総合企画部関係の議案は、1議案でございます。  議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)についてですが、人事委員会勧告に基づき、職員の給与改定を行うことに伴い1,072万1,000円を増額し、既定予算と合わせた総合企画部関係の予算を102億4,767万1,000円としようとするものでございます。  詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について2点御報告申し上げます。  まず、成田空港の機能強化について申し上げます。  県では、ことし3月のさらなる機能強化の合意確認書を受け、いわゆる騒特法の航空機騒音対策基本方針の変更手続を進めてまいりました。具体的には、7月6日から変更案の公告・縦覧を開始し、地元住民の方々などからの意見書の提出、関係市長・町長への意見照会などの法手続を順次進め、12月5日に国土交通大臣の同意を得られたことから、あす12月18日に基本方針の変更を決定する運びとなりました。この基本方針には、移転補償の対象となる防止特別地区の設定が含まれておりますが、基本方針に基づく都市計画変更がなされた後に空港会社からの移転補償を受けての移転が可能となりますので、県土整備部とも十分連携を図りながら着実に手続を進めてまいります。なお、挨拶文の最後に資料を添付してありますので、参考にごらんいただきたいと思います。  次に、いすみ鉄道について申し上げます。  いすみ鉄道では、前社長の退任に伴い社長の公募を行った結果、香川県在住の古竹孝一氏が選任され、11月7日開催の臨時株主総会、取締役会における承認の手続を経て、同日付で代表取締役社長に就任されました。古竹社長は学生時代を含め7年間を千葉県で過ごし、大学や大学院において運輸・交通分野を専門に学ばれていました。その後は地元香川県に戻り、家業であるタクシー会社の経営を立て直したほか、複数の関連企業を立ち上げ、会社経営者として豊富な経験・多彩なネットワークをお持ちです。これらの経験を生かし、現在は会社の近くに転居の上、会社の職員や地域の関係者との意見交換を積極的に行い、経営に従事していただいております。今後とも新社長のもと、県、地元2市2町及び会社が一体となって、いすみ鉄道の収支改善や沿線の活性化に取り組んでいきたいと考えております。  以上、諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ◯委員長小池正昭君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長小池正昭君) それでは初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) 政策企画課でございます。  議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。お手元に配付の議案説明資料の2ページをごらんください。  今回の補正は、去る10月10日に出された人事委員会勧告に基づき職員の給与改定を行うことに伴い、人事委員会事務局を含む総合企画部関係として、表の上段、第2款総務費を990万9,000円、表の下段、第3款民生費を81万2,000円増額するもので、全体の所要額は一番下の合計欄の記載のとおり1,072万1,000円となっております。  主な内訳につきましては、1ページをごらんいただければと思います。1ページの一番下の合計欄の右側の欄に記載のとおり、給料が239万9,000円の増、職員手当等が723万5,000円の増、共済費が108万7,000円の増となっております。なお、今回の給与改定の内容は、給料表を平均0.2%引き上げるほか、期末勤勉手当については年間支給月数を0.05月分引き上げて、年間4.40月分から4.45月分とするものでございます。改定実施時期は、給料表の引き上げについては平成30年4月1日から、期末勤勉手当の年間支給月数の引き上げについては12月1日から遡及適用するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長小池正昭君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        請願第106号、日米地位協定の抜本改定を求める意見書(案) ◯委員長小池正昭君) 次に、請願の審査を行います。  請願第106号を議題といたします。  なお、本請願に関し、共産党から日米地位協定の抜本改定を求める意見書(案)が提出されておりますので、あわせて御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長小池正昭君) それでは、当局に状況の説明を求めます。  中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) 政策企画課でございます。  日米地位協定に関する状況について御説明いたします。日米地位協定の見直しにつきまして、全国知事会では、本年7月に米軍基地負担に関する提言を取りまとめ、日米地位協定を抜本的に見直すこと等について、8月に国等へ要請を行ったところでございます。また、米軍施設が所在する都道府県で構成され本県も参画している渉外知事会におきましても、毎年、日米地位協定に係る要望を国等に行っております。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) ありがとうございました。  意見等がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) ありませんので、これより討論を行います。討論はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 討論がないようですので、討論を終結します。  それでは、本請願の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) これより採決を行います。  請願第106号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 挙手なし。よって、請願第106号は不採択と決定しました。  ただいま意見書の提出を求める請願は不採択となりましたが、共産党から提出されております日米地位協定の抜本改定を求める意見書(案)の取り扱いについて御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら、御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。  以上で請願の審査を終了します。        ─────────────────────────────        来るべき人工知能(AI)社会の到来に向けて総合的に社会の在り方・方向性を        根本的に研究し、その安全性を検討することを求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、先ほど請願とあわせて御協議いただいた意見書のほかに意見書案が10件提出されておりますので、御協議願います。  なお、これから御協議いただく意見書案のうち、2つ以上の委員会にわたる意見書案については、当委員会の所管に属する部分について御協議いただき、その協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いいたします。  初めに、立憲民主党から提出されております来るべき人工知能(AI)社会の到来に向けて総合的に社会の在り方・方向性を根本的に研究し、その安全性を検討することを求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは続きまして、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        9条改憲の断念を求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、共産党から提出されております9条改憲の断念を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        沖縄新基地建設のための辺野古沿岸部への土砂投入中止を求める意見書(案)関        係 ◯委員長小池正昭君) 次に、共産党から提出されております沖縄新基地建設のための辺野古沿岸部への土砂投入中止を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        水道事業の民営化に道をひらくコンセッション方式導入に反対する意見書(案)        関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、共産党から提出されております水道事業の民営化に道をひらくコンセッション方式導入に反対する意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 続いて、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        水道法改正案の廃止を求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております水道法改正案の廃止を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 続きまして、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        次期「防衛大綱」「中期防」での軍事力強化の中止を求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております次期「防衛大綱」「中期防」での軍事力強化の中止を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        誰もが政治参画しやすい社会を目指し実効性ある法整備を求める意見書(案)関        係 ◯委員長小池正昭君) 次に、この後御協議いただきます意見書案は2つ以上の委員会にわたるものです。  まず、立憲民主党から提出されております誰もが政治参画しやすい社会を目指し実効性ある法整備を求める意見書(案)のうち、当委員会の所管部分について御協議願います。  御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 意見の一致が見られませんので、発議することに意見の一致が見られなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────
           ライドシェア導入の慎重な検討及び白タク行為へのさらなる対策強化を求める意        見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、自民党及び公明党から提出されておりますライドシェア導入の慎重な検討及び白タク行為へのさらなる対策強化を求める意見書(案)のうち、当委員会所管部分について御協議願います。  御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 挙手全員でありますので、それでは、本意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        入管法改正案の見直しを求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております入管法改正案の見直しを求める意見書(案)のうち、当委員会所管部分について御協議願います。  御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) それでは、意見の一致が見られませんので、発議することに意見の一致が見られなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        出入国管理法の改正に反対し外国人労働者の人権尊重を求める意見書(案)関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、共産党から提出されております出入国管理法の改正に反対し外国人労働者の人権尊重を求める意見書(案)のうち、当委員会の所管部分について御協議願います。  御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長小池正昭君) 賛成者がおりませんので、本意見書案を発議することに賛成者がいなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長小池正昭君) 次に、諸般の報告その他について御質問がありましたら御発言願います。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それでは質問させていただきますけれども、本年3月に四者合意をいたしました成田空港のさらなる機能強化に関することを何点か質問したいと思います。まず、騒特法、いわゆる特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法です。現在成田空港しか適用されてない法律でありますけれども、それに基づく基本方針の見直しという点について、先ほど部長の挨拶の中でもございましたけれども、騒特法に基づく基本方針について、各法定手続を経て、あす、変更が決定されるということでありました。これは航空機騒音により生じる障害を防止し、適切かつ合理的な土地利用を図るための特別措置法でありますけれども、空港会社から移転補償等を受けられる防止特別地区も含まれているということであります。これまでの手続の中で、地元の利害関係者からさまざまな意見もあったようであります。反映できるものは、基本方針に反映させるべきというふうに思っておりますけども、騒特法に基づく基本方針変更手続の中で、78名の利害関係者の方から意見書が提出をされたということでありますけれども、どのような意見があって、また、その意見に対してどのように対応して基本方針をつくってこられたのか伺いたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  今御質問にありました騒特法の関係で意見書の提出があったがどのような意見だったのか、それにどのように対応したのかという御質問でございます。意見書の主な内容といたしましては、防止地区の設定基準であるLden62デシベルのコンターを限度として、移転補償の対象となる防止特別地区を設定しておりますが、Lden62デシベルの線にこだわらず、集落全体での移転を求める、A滑走路とB滑走路に挟まれた、いわゆる谷間地域を防止特別地区にしてほしいなど、移転補償の対象となる防止特別地区の拡大を求める意見が多くありました。意見書を提出いただきました78人の方に対しましては、御意見に対する県の見解につきまして、10月3日に個別に回答文を送付させていただきました。この中で防止特別地区の拡大を求める方々には、今回の地区設定に当たっては、県としても、昨今の人口減少・高齢化を踏まえ、集落の捉え方を従来よりも大きな単位に変更するなど、騒特法の制度の範囲内で可能な限りの運用の拡大を行った旨を丁寧に回答させていただいたところでございます。また、意見書を受けての対応といたしましては、防止特別地区が拡大する集落において、当初の案では入っていなかった既存住宅の所有者の方が、昨年、転居して当該住宅に居住していたことが意見書により判明したため、防止特別地区に1軒追加で編入したところでございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 集落全体での移転も含めて、騒音レベルの線にはこだわらなかったということであります。それから、一番ちょっと気になるのは、この谷間地区なんですけど、基本方針の中で、どの程度この谷間地区の救済ができているのか。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 基本方針の中でということに限らないんですけれども、今回の機能強化の中で、A滑走路とB滑走路、C滑走路に含まれる谷間地区については、騒防法の第1種区域とするということが合意されているところでございます。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、移転対象にはならないという解釈でいいんでしょうか。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 滑走路と滑走路の間に含まれた地域でも防止特別地区に該当する方は対象になりますけれども、そうでない方は移転補償の対象とはならないということでございます。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 あともう1点、集落の捉え方を従来よりも大きく捉えたというのは、これはどういう意味なのかちょっとよくわからないんだけど、お願いします。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 集落の捉え方を変更した理由ということのお尋ねでございます。もともと騒特法というのは、防止特別地区は住宅の建設が禁止されるですとか、防止地区は自分で住居を建てる場合には自分で防音工事をしなければいけないという規制法だということもございまして、従来は集落の中で組・班という小さなまとまりがございましたので、その範囲で、もともとLden66の内側にある集落と組・班が同じところまでという考え方で設定しておったんですけれども、先ほど申し上げました人口減少と高齢化の進展ということで、集落のいろいろな行事の行い方が、かつてはそういう小さな単位で行われていたものが、現在ではその地区の集落全体で行われていたりという、そういった長い間での変化を捉えまして、集落の捉え方を変更したところでございます。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それではもう1点なんですけども、騒特法の関係で、この配られた資料に新たに防止特別地区に入る戸数ということで1,078戸の方々が、いわゆる移転対象になるということでありますけれども、中には、移転したくないというような方もいらっしゃるというのも事実だというふうに思います。これまでの防止特別地区の設定状況と移転の状況はどうだったのか。また、今回の新たな1,078戸については、いつまでに移転しないといけないのか、どういう制約があるのか伺いたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) これまでの防止特別地区の設定状況と移転の状況、それから、今回の1,078戸について、いつまでに移転しなければいけないといった制約があるのかという御質問でございます。防止特別地区の設定につきましては、これまで3回の都市計画決定を行っておりまして、合計で591戸が防止特別地区となっております。防止特別地区からの移転につきましては、空港会社が移転補償を行っておりますが、平成30年9月末現在で対象戸数591戸のうち83%の492戸が移転済みと伺っております。また、今回新たに1,078戸が防止特別地区となりますが、移転はあくまでも任意でございまして、住み続けることも可能でございます。その際、空港会社からの防音工事の助成を受けることができます。移転を希望する場合には、都市計画変更の後に、空港会社の移転補償を受けて移転をすることができるという制度になっております。  以上です。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今までの防止特別地区の中で、591戸のうち492戸と83%の方が補償を受けて移転したということで、まだ17%の方はそのまま住み続けているということだというふうに思います。これは僕も知らなかったんですけど、任意であるということですので、そのまま住み続ける方もいるんでしょうけれども、なるべく騒音被害が出ないように、これからもぜひ、十分その説明をしていただいて、倍近い戸数がまたさらに移転対象となるわけでありますので、わかりやすく、粘り強く説明をしていただいて、どうしても移転していただけない場合には防音工事も受けられるということですので、ぜひともそういう努力をお願いしたいと思います。  それから3番目ですけども、今度は騒特法以外のことについて伺いたいと思います。本会議でも伺いました空港のさらなる機能強化で、約1,000ヘクタールの用地が新たに必要になると。本会議では、その中の農用地が約400ヘクタール、それから保安林が1ヘクタールというようなことがわかったわけですけれども、簡単に言えば前にも言いましたけど、新しい空港をまた1つつくるような形であります。思い起こせば、友納知事はこれ以上農地を減らしたくないという要望で、当初の空港の面積から半分以下に抑制したという今までの経緯もあるわけでありますけれども、そういった意味で、成田の闘争にもつながったし、そういう過去の歴史を踏まえると、用地取得というのは最大の課題であり、問題だというふうに思っております。ぜひ、機能強化のためには、この用地の確保は絶対条件でございますので、その用地の確保について、現在のNAAによる作業状況とその見通しはどのようになってるのか、聞いているのか伺いたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  空港の新たな用地確保についての現状と見通しという御質問でございます。用地取得を含めました滑走路の増設・延伸などの事業着手には、航空法に基づく国からの変更許可が必要でございまして、その要件として、用地取得の確実性が求められております。そのためNAAでは、国への変更許可申請に向けて、用地取得の確実性を証する書類として、個々の地権者の方々から直接土地売渡同意書の取得を本年5月から進めていると伺っております。本年10月25日の時点で、面積ベースで民有地約730ヘクタールのうち560ヘクタール、約76%の同意書を取得し、公有地などを含めた拡張予定地全体1,000ヘクタールのうち830ヘクタール、約8割について見通しが立ちつつある状況と伺っております。地権者の方々にもさまざまな状況があろうと思いますが、空港会社においては丁寧に対応していただき、地権者の皆様の理解が得られるよう引き続き努力をしていただきたいと考えておるところでございます。  以上です。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 皆さんも御存じのように、この用地取得に関しては、いまだ当初の空港区域の用地取得ができていないところもあるわけでありまして、これは一番大変な作業だというふうに思います。今お聞きしたところによれば、土地売渡同意書ですので、これは契約をしたわけでも何でもないわけで、あくまでも同意をしたということで76%。それから、いわゆる公有地と民有地以外を入れると約8割ということでありましたけれども、正直言うと、地元では再移転の方もいらっしゃるというふうに聞いておりまして、その方々は家屋、また、自分が開墾した農地を1回移転して、またその苦労をしなければいけないという、大変な境遇の方もいらっしゃるんで、ぜひ県からもNAAに対しては、そういう方々の心情も察しながら、丁寧な用地取得に努めていただきたいということを、さまざまな機会でお話をしていただきたいと思います。  次に、今回いろいろ新聞でも話題になっておりますけれども、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、四者合意の中で、いわゆるA滑走路の夜間飛行時間の制限を現在の夜11時から1時間延長するということで、その実施時期が当初は、地元の市町からすると、2020年の夏ダイヤからという認識だったということでありますけども、先日来、NAAのほうから、例えば山武市の全員協議会においての説明等で、来年の冬ダイヤから前倒し先行実施をしたいというようなお話があったということで、大変な反発を買っているというふうに聞いております。また、他の町等からもそういう意見が出てるということなんですけども、県はこの件に関して、いわゆる夜間の制限解除の前倒しについて、どのように考えているのか伺いたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 夜間飛行制限時間の変更についての御質問でございます。現在、国や空港会社から、関係する市町の議会や騒音下の住民団体に説明が行われているというふうに承知しております。夜間飛行制限の変更に関しましては、住民の生活環境に密接にかかわることから、住民の意見を踏まえた地元市町の理解が大切と考えておりまして、県といたしましては、今後も関係者とこれを踏まえて対応してまいりたいと考えております。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。
    ◯阿井伸也委員 ぜひ、やはり一番被害を受ける地元の方々、また、首長さん、議会を初め、理解の得られるような形で進めていただくように、単なるNAAさんの都合での先行実施ではなくて、逆に言えば2020年の夏ダイヤであればある程度皆さん同意をされているというふうに聞いておりますので、その辺、県としても、NAAさんに対して地元の意見をよく聞くようにというふうに指導していただきたいというふうにお願いをするところであります。  それから最後に、夜間の騒音に対する不安というのは常にあるわけでありまして、これはそこの場所に住んでみないとわからないわけであります。空港会社から深夜、早朝の対策として提案のあった寝室の窓の内窓設置について、ことしの10月から申請の受け付けが始まって、成田空港周辺地域共生財団が実施母体となって、工事がされているというふうに聞いておりますけれども、実際なかなか内窓設置の申請のほうも伸びていないということで、この申請と工事の状況を県はどこまで捉えているのか伺いたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 内窓工事の申請と工事の状況という御質問でございます。この内窓設置につきましては、本年3月の四者協議会で住民への生活環境対策として実施することで合意いたしまして、関係機関と協議を重ねた結果、共生財団を実施主体としまして、A滑走路の対策区域874戸を対象に、10月から事業の申請受け付けを開始したところでございます。12月14日時点の申請件数は75件でございまして、うち工事が完了したのは2件と聞いております。NAAでは、引き続き市町とも協力して周知活動を行うというふうに伺っておりまして、今後申請件数も増加していくものと考えているところでございます。  以上です。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 内窓工事なんですけども、今75件申請があって、そのうち工事が終わったのが2件ということで、外形的に見るとなかなか進まない状況だなというふうに思うんですけども、県として、この内窓工事の進まない理由はどこにあると思っているんでしょうか。 ◯委員長小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 工事の完了件数が極めて、2件ということで少ないという御指摘だと思います。内窓設置工事を実施するに当たりまして、設計関連業者が既存事業の壁・天井工事などもやっておりまして、結果的に受け持ち件数が多いといったことですとか、あと、実際は住民の方々も既存の対策が全く行われてないという方もそんなに多くないというふうに聞いています。実際、申請から完了までにかなり時間がかかってる部分については、内窓ということで部屋の一番内側になりますので、材質が木がいいのか、プラスチックがいいのかとか、色もいろんな種類がございますので、できるだけ家の環境に合わせるということで、打ち合わせに非常に時間を要しているというふうに伺っているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 この騒音対策というのは一番重要であります。特に今後、夜間の飛行時間も延長されるわけでありまして、安心して休むことができるような環境づくりは必須だというふうに思っています。沖縄の基地問題ではありませんけれども、やはり成田空港の周辺の方々、また、騒音下にある方々だけが被害を受けて、国民はその利便性を享受をして、NAAはもうかって、経済界も潤うかもしれませんけれども、そういう騒音被害を受ける方々がいるからこそ、成田空港のさらなる機能強化ということも進んでいくんだろうというふうに思います。先ほどもお話ししましたけど、新しい空港をもう1つつくるぐらいの重大な機能強化であります。何年かかるのかわかりませんけれども、ぜひ、騒音被害、また、航空機の落下物被害、そういうものを受ける方の心に寄り添って事業を進めるように、県としても、また、事業主体であるNAA、国に対しても、常にそういう形で意見を述べていただきたいなというふうに思います。四者合意、県が主導して本年3月に合意をしたわけでありますけれども、これはあくまでも始まりであります。まだまださまざまな課題が残っていますし、用地取得の問題から騒音対策、やはり過去の過ちを繰り返さないように、ぜひ慎重な進め方をしていただくように要望して、私からの質問を終わりたいと思います。  以上です。 ◯委員長小池正昭君) ほかにありますか。  本間委員◯本間 進委員 千葉市から閉会日に千葉市水道事業と千葉県水道事業の事業統合を求める意見書が採択されたようだが、阿井委員が一生懸命やっている千葉県水道の広域化も考えて、県としては今後どう考えるのか。 ◯委員長小池正昭君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 水政課でございます。  先週金曜日でしたでしょうか、千葉市議会において、千葉市水道事業と千葉県水道事業の事業統合を求める意見書が採択されたと。これに関する県としての考え方ということの御質問に対してでございますが、まず、県営水道給水地域におきましては、千葉市と同様、県と市が給水してる市がある一方、県のみが給水してる市もありまして、また、それぞれの経営状況ですとか水道料金も異なっている状況にあるというところにございます。このため、この地域における水道事業のあり方については、まずは県と千葉市を初めとした関係市間で十分対話を行い、検討する必要があると考えております。ただこうした中、今月6日に総務省の水道財政のあり方に関する研究会から報告書が出されたところでございまして、その中では、県と市町村等が十分協議した上で県全体で持続可能な枠組みなどを定める広域化推進プランを県のほうで策定したり、広域連携推進に向けた財政措置の拡充などということが報告書の中で示されたところです。現在、国におきましては、この報告書に関して具体的な検討が進められているというふうに聞いておるところでございます。県としましては、こうした動向等を十分留意しつつ、今後、千葉市も含めた県内全域の水道事業の統合ですとか、広域連携のあり方というものを検討していくということで考えておるところでございます。 ◯委員長小池正昭君) ほかに。  矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 私からは、東葉高速鉄道の支援について1問質問させていただきます。前回の9月の常任委員会でもお聞きしまして、それ以降、自立支援委員会が開かれたかどうか、まずお聞きしたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 交通計画課でございます。  自立支援委員会そのものは開催しておりません。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 今後、開く予定はありますか。決まっていますか。 ◯委員長小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 今、自立支援委員会の開催に向けて、事務レベルで協議を継続的に実施しているところでございまして、この事務方の協議にめどがつきましたら、関係者の予定も踏まえまして、可能な限り早目に開催できればと思っております。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 この委員会でも何回も言っておりますけれども、今、東葉高速鉄道の財務状況は非常に厳しいというか、将来的にもこのまま何もしなければ厳しいということは共通認識だと思います。でも今年度、結果として、県からの財政支援がなかった。来年度の予算も2月の議会で出てくると思いますけども、そこまでに何らかの県としての支援のあり方についての結論というか、方向性が出るかどうか教えていただければと思います。 ◯委員長小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 先ほど申し上げましたとおり、自立支援委員会の開催に向けて関係者間で議論しているところでございます。その中で長期収支推計のローリングの精査でありますとか、会社の経営状況を踏まえた支援の方向性というものの議論を丹念に進めているという状況でございます。この事務レベルの協議の中でも、過去の財政支援、国とか自治体によります財政支援の方法でありますとか、他方、足元で会社の経営状況が良好でございますので、会社の自助努力によって着実に債務を縮減していくという方法もあるというのを考えてございまして、いろんな財政支援、自助努力、その他いろんな方法を含めまして、デメリット・メリットを考えながら総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。自立支援委員会につきましては、先ほど申し上げましたとおり、可能な限り関係者の協議を踏まえて開催したいというふうに思っていまして、今予定を具体的に言うことはなかなか難しいのでございますけれども、引き続き協議を進めてまいりたいと、そういうふうに考えております。 ◯委員長小池正昭君) 矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 そうしましたら、本当に早く方向性を決めていただいて、県としての支援のあり方を公表していただくことを要望いたしまして終わりたいと思います。 ◯委員長小池正昭君) ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) ないようですので、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長小池正昭君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長小池正昭君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長小池正昭君) 以上で総合企画水道常任委員会を閉会いたします。        午前11時21分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....