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  1. 千葉県議会 2018-12-14
    平成30年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2018.12.14


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時1分開会 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、ただいまから県土整備常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  松戸委員には、本日、おくれる旨の届け出がありましたので、御了承願います。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、委員会風景千葉県議会ホームページに掲載するため、事務局の広報を担当する職員による撮影を許可しましたので、御了承願います。撮影が終わるまで、しばらくお待ちください。     (写真撮影)        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に西田委員、岩井委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 本委員会に付託されました案件は議案18件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、議案の審査を行います。  県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  河南県土整備部長。 ◯説明者(河南県土整備部長) 本日、御審議をいただく議案は予算関係4件、条例案3件、その他11件、合わせて18議案でございます。  初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)の県土整備部関係予算について御説明いたします。今回の補正予算では、平成30年度人事委員会勧告に基づき、職員の給与改定等を行うために必要な人件費を増額いたします。補正額は4,363万9,000円の増額となり、その結果、県土整備部一般会計予算の補正後総額は、既定予算と合わせて1,241億1,675万5,000円となります。あわせて来年度以降の指定管理者の指定や施工時期の平準化を図るための債務負担行為の設定、年度内に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するための繰越明許費を設定いたします。  また、議案第2号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第1号)、議案第3号平成30年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)及び議案第4号平成30年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)につきましても、一般会計と同様に債務負担行為繰越明許費を設定いたします。  以上が県土整備部の平成30年度12月補正予算関係でございます。  次に、議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、現在、県から政令市、中核市を除く市町村へ権限委譲している屋外広告物法に関する許可等の事務について、平成31年4月1日より流山市が行う事務とされることに伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  次に、議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、平成28年4月に消費税法の一部が改正され、平成31年10月1日より消費税率が変更されることから、指定管理施設に係る利用料、港湾施設の使用料等の額を引き上げる必要があるため、千葉県港湾管理条例千葉県立都市公園条例及び使用料及び手数料条例の一部を改正しようとするものでございます。  次に、議案第13号千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、県立長生の森公園の多目的広場について、平成31年4月からの供用開始に伴い、専用使用に関する利用料の限度額を規定するため、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第15号及び第16号契約の締結についてでございます。議案第15号は、一般国道464号北千葉道路橋りょう新設事業において、(仮称)土屋橋本線P10・P11橋脚の工事の契約の締結、議案第16号は、柏北部中央地区体型特定土地区画整理事業区域内において、一般国道16号の下を横断する都市計画道路十余二船戸線アンダーパス部の工事の契約の締結に当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第18号契約の変更についてでございます。これは労務単価の特例措置による契約変更でございまして、平成30年2月定例県議会において議決を得た国府台県営住宅A工区建築工事に係る工事請負契約について、平成30年3月からの新労務単価の早期適用を求める国からの通知を受け、契約額を増額しようとするものでございます。  次に、議案第30号から第37号指定管理者の指定についてでございます。これは、今年度、指定管理期間を満了する県立都市公園のうち、千葉県立富津公園を初めとした8公園について、平成31年度からの新たな指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  続きまして、諸般の報告として2件申し上げます。  まず、津波・高潮浸水想定の公表について御報告いたします。  11月13日に津波防災地域づくりに関する法律に基づく津波浸水想定と、水防法に基づく高潮浸水想定を公表いたしました。想定した最大規模の津波、高潮ともに、発生する可能性は1,000年、あるいはそれ以上に1回と極めて低いものですが、最悪の事態が発生した場合の浸水リスクを明らかにしたものでございます。今後は津波浸水想定に基づき、市町村がそれぞれの地域の実情に応じた津波防災地域づくりを総合的に進めるための推進計画の作成などの取り組みへの支援や、市町村の意向を踏まえた津波災害警戒区域の指定を検討してまいります。また、高潮浸水想定に基づき、避難行動の目安となる水位の設定や、市町村が行う高潮ハザードマップの作成への支援を行ってまいります。最大規模の津波、高潮への対策を進めるに当たり、まずは浸水想定について県民の理解が進むよう周知に努めるとともに、市町村と十分連携を図りながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、千葉港ポートセミナーについて御報告いたします。  県では、千葉港の魅力と将来性を広く伝えるとともに、参加各社間での交流の場を提供することを目的として、10月24日、千葉港振興協会との共催により、都内において千葉港ポートセミナーを開催いたしました。本行事は平成28年度以降、継続して開催しており、荷主企業や船会社など200名を超える皆様方の御参加をいただきました。当日は森田知事みずからトップセールスとして、外環道、圏央道の整備促進を受けて千葉港のアクセス性が向上していることをPRするとともに、参加各社間での情報交換、商談の場を提供しました。県といたしましては、引き続き千葉県の貨物は千葉県の港からを目指して県内港湾のPRに取り組んでまいります。  以上が提案いたしました議案の概要説明と諸般の報告でございます。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  私からは以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算につきまして御説明をいたします。お手元の常任委員会資料1ページをお開きください。  上の1の表、県土整備部予算の欄をごらんください。今回の補正額は2の欄にございます4,363万9,000円の増額ですが、これは平成30年度人事委員会勧告に基づき、職員の給与改定等を行うために必要な人件費を増額するもので、一般会計予算の補正後総額は、既定予算と合わせて、隣の3、12月補正後の欄にございます1,241億1,675万5,000円となります。  1枚おめくりいただきまして、資料2ページは横になりますが、補正予算の性質別内訳となっておりまして、一番上の欄1、人件費の欄に、先ほど御説明いたしました補正額を計上しております。  次に、右側、資料3ページをごらんください。一般会計の繰越明許費の設定です。繰越明許費につきましては、関係機関との協議や地元との調整に時間を要したことなどにより年度内に終了しない見込みとなったものや、台風等による被害への災害復旧などについて、合計194億5,181万8,000円を設定しようとするものでございます。  次に、4ページをお開きください。一般会計の債務負担行為の設定でございます。債務負担行為の追加といたしまして、合わせて31事業を計上しております。これらは全て今年度に支出を伴わない債務負担行為、いわゆるゼロ県債と呼ばれるもので、このうち施工時期の平準化を推進するため、事項欄に「平準化推進分」と記載されているものでございますが、来年度の予算の前倒し執行として、契約手続を今年度中に行おうとするものが21事業、来年度以降の指定管理に関するものが8事業、その他の事業が2事業となっております。  なお、その他の2事業につきましては、表の上から3行目、地域排水路整備事業と表の一番下の行、公共港湾災害復旧事業であり、それぞれ年度内に契約手続を行うことで早期の完成を図ろうとするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それでは、一般会計の補正予算についてお伺いしたいと思います。地元の建設業者からは、年間を通して公共事業が稼働しないと従業員の雇用だとか経営の安定が難しいのではないかというようなお話をしょっちゅう聞くわけであります。本会議におきましても、自民党の三沢県議の一般質問でもありましたが、県土整備部では施工時期の平準化に努めているとのことであります。  そこでお伺いしたいと思います。3ページに繰越明許費が計上されておりますが、12月議会でありますけど、なぜこの議会で多額の繰越明許費を設定しようとしているのか、その辺をお尋ねしたいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 今回、御提案しております繰越明許費はさまざまな要因によりまして発注に至らなかった工事等におきまして、一定の工事規模を確保した上で、適正工期を確保した年度内契約を行うために設定しようとするものでございます。今年度予算を確実に執行することによりまして、来年度予算の円滑な執行、将来的な繰越額の縮減につなげていきたいと考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 わかりました。そうしますと、年度末までに発注をして、工事の完成は来年度ということになると理解しております。さらに、その理解の上で、4ページの債務負担行為に括弧して「平準化推進分」──先ほど説明、少しありましたけども、これも年度末に発注をして、工事の完成は来年度になると思います。繰越明許費債務負担行為も工事を請け負う業者からしてみれば、年度末に工事の発注があるということは同じというような理解をしてよろしいのか、お尋ねしたいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 今回設定しようとしております債務負担行為は、先ほど申しました、今年度に支出を伴わない、いわゆるゼロ県債と呼ばれるもので、来年度予算を前倒し執行し、工事が少なくなる第1・四半期の工事量を確保しようというものでございます。その結果、繰越明許費もゼロ県債も年度末の発注になりますので、委員御指摘のとおり、請負業者から見れば、その違いはないということになりますが、ゼロ県債は今年度の予算ではなく、来年度の予算ということになりますので、前払い金などは来年度になってから支払うことになります。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。このような債務負担行為は積極的に活用すべきと私は思っております。県土整備部全体の事業費や繰越明許費の額から見れば、債務負担行為で設定した額は小さいと思われますけども、今後も拡大していく予定はあるのかお尋ねいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) ゼロ県債は平成28年度に初めて8億円を設定させていただきまして、29年度に約28億円、今回は約47億円に拡大をしようとしております。事業によりましては、施工時期が限定されるものですとか、事業の規模や進捗によりまして、前倒し発注がちょっと難しいというものもございますけれども、今後も多くの事業でゼロ県債を設定しまして金額を拡大していきたいと考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。要望ですけども、年度の当初に稼動している工事をふやしていくためには、年度をまたぐ工事を発注していくことが私は重要ではないかなというふうに考えております。また、この時期、まさに2月の繰り越しが多かったと思いますけど、12月の議会に繰越明許費を設定し、発注できなかった工事を改めて年度内に契約するということは、結果的に施工時期の平準化の実現を達成できるんじゃないかなというふうに思っております。債務負担行為を拡大をし、また繰越制度を適切に活用していただいて、施工時期の平準化という目標に向かって頑張っていただきたいと、これ、要望でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、よろしくお願いします。私は繰越明許のことについてお伺いをしたいと思います。議案書では7ページになります。繰越明許のところで、3番の河川海岸費のところについてお伺いしたいと思います。  2つあるんですけども、1つ目は、広域河川改修事業費31億8,101万円。この繰り越し、大変大きい額なんですけども、その主な理由を教えていただきたい。主な理由になっているものの額は幾らで、全体31億の何割に当たるのか。また、今回の繰り越しは、当初や補正を合わせた額のどれくらいになるのか教えてください。  2点目なんですけども、今回、私たちの代表質問でも取り上げましたけれども、昨年7月の九州北部の豪雨等により各地で甚大な被害が発生をし、堤防高だとか流下能力不足の箇所を緊急点検をして、千葉県内では23河川を調査したところ、県管理で17河川、約7.6キロメートルの区間を再来年度までに整備をするという答弁がありました。今回繰り越しになった地点、あるということをお聞きしておりますが、この17河川中、何河川あるのか教えてください。  以上2つ、よろしくお願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) まず1点目、広域河川改修事業の31億8,101万円の主な繰り越し理由でございますけども、これは用地取得について、用地単価に地権者との合意が至らなかったことによるものでございますとか、それから工事用の進入路、あるいは施工ヤードの確保について、沿道の地域住民の方、それから、道路を管理する道路管理者などとの協議に不測の日数を要したために繰り越しを設定するものでございます。  それから、広域河川改修事業の予算に対する繰り越し設定の割合でございますけども、広域河川改修事業は大きく2つに分かれてございます。1つは通常事業というふうにしておりますけども、河川の改修工事を行うものでございます。もう1つは津波対策事業ということで、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴いまして、九十九里沿岸7河川におきまして、津波対策事業を実施しております。それに要する津波対策費用としてございます。  それぞれ、まず、広域河川改修事業全体について御説明申し上げますと、全体の現計予算額は59億8,982万円、そして議案書にもございます繰越額は31億8,101万円でございます。したがいまして、この予算に対する繰り越しの設定割合としては53.1%というふうになってございます。  次に、先ほど説明しました個別ごとに御説明申し上げますと、通常分の河川改修費でございますが、現計予算としまして17億4,582万円。これに対しまして、繰越額は9億3,101万円となっておりまして、その割合は53.3%というふうになっております。  最後に津波対策分として、現計予算といたしましては42億4,400万円。これに対しまして、繰越設定額としては22億5,000万円ということで、その設定割合は53%というふうになってございます。  次に、昨年、九州北部豪雨等を踏まえて、国と地方自治体が連携して緊急点検を行いました。それによって、昨年12月に国が中小河川緊急治水対策プロジェクトというものを定めまして、当県では17河川、7.6キロを32年度までに整備するというふうにしたところでございます。この17河川につきまして、繰り越しの設定ですけども、12河川で繰越額を設定しております。その総額でございますが、17河川のうち12河川でございます。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 津波対策とか、河川の改修とか、大変大事なところがいろんな、分かれているという御説明でしたけども、53%、半分以上繰り越しということになってしまって大変残念だなと思います。  それで、特によく氾濫して大変だということで、早急にやらなければならないと言われている一宮川なんですけども、これも災害復興事業としてなんですけども、繰り越しをせざるを得なかったということが具体的にあると思いますけれども、その辺は、これについてはどれくらいの割合で繰り越しになってしまうのか。幾らぐらいがそうなってしまうのか教えてください。  それから、流下能力不足というところで17河川中12河川ということで、ほとんどが今回繰り越しということになってしまって、本当にこれも急がなければならないところだと思うんですけども、その主な理由と、それから本会議の答弁で、2年後には完成を目指しているというような御答弁だったんですけども、その見通しはどうなのか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 元吉河川整備課長。 ◯説明者(元吉河川整備課長) それでは、お答えいたします。
     まず、委員、先に17河川につきまして御説明申し上げます。17河川のうち12河川を繰り越しをする理由でございますけども、先ほども全体として説明させていただきましたけども、用地取得について、単価の合意を得ることができずに進めるべき工事が着手できなかったものでありますとか、それから、先行している工事が地元調整が整わずに工事自体がおくれたために、後工事で行う予定だったものがおくれるとか、そういう理由がございます。  それから、今後の見通しでございますけども、現在、現時点で目標とします7.6キロメートルを対策をするということに目標を持っておりますけども、現時点では0.9キロメートルが完了しております。また、今年度の予算におきましても、残る1.5キロメートルが今後完成する見込みでございますので、合わせますと2.4キロメートルが今年度予算をもって完了するということになります。したがいまして、割合的に見ますと約31%を終えることができるというふうに見込んでおりまして、残り2年で残りの7割弱を整備してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  続きまして、一宮川の津波対策についてでございます。一宮川の予算につきましては、現計予算としまして37億9,400万円でございます。これに対しまして、今回繰り越しの設定として19億円でございまして、その設定割合としては50.1%というふうになってございます。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 17河川中12河川の繰り越しということになってしまって大変心配しているわけなんですけども、とにかく、これは緊急に流下能力不足ということでやらなければならないところですよね。それが31%、今年度中には完成するということで、あと2年で、これからがまだまだ大変だと思いますけれども、ぜひともこれは必ずというか、流下能力不足のところがないような形というのをぜひ行っていただければと思います。結構です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に質疑はありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 河川の復旧改善ということで、今お話、やりとりさせていただきましたように、流下不足の改善、これは何とか頑張っていただくということと、あと、とにかく豪雨水害が多発しているということで、緊急性が高いところが大変多いというふうに思います。早急な整備が求められるわけで、やっぱり計画したところは何としても年度内にというような、繰り越しが出ないようにするべきだということを指摘させていただきます。しかし、今回の補正予算につきましては、全体ではエアコンと、それから職員給与の引き上げということなので、これは賛成をさせていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第2号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第2号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課長の高橋でございます。議案第2号平成30年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第1号)について御説明いたします。  議案説明資料の5ページをお開きください。一番上でございます。  補正の内容でございますが、繰越明許費及び債務負担行為の設定を行うものでございます。  最初に繰越明許費につきましては、年度内に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するための繰越明許費を設定しようとするものでございます。設定額は手賀沼流域下水道事業費1億2,000万円、江戸川流域下水道事業費16億8,900万4,000円、全体では18億900万4,000円でございます。  次に、債務負担行為につきましては、各流域下水道事業について施工時期の平準化を図るため、債務負担行為を設定しようとするものでございます。設定額は、印旛沼流域下水道事業管理費1億1,200万円、手賀沼流域下水道事業建設費3,600万円、管理費1億1,700万円、江戸川流域下水道事業建設費4,500万円、全体では3億1,000万円でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 それでは、流域下水道の事業について、繰り越しのところで質問させていただきます。手賀沼と、それから江戸川流域下水道事業ということでの繰り越しがありました。この手賀沼ではなぜ繰り越しになったのか。それから、江戸川のところでは、江戸川は第一終末処理場、第二終末処理場とありますけれども、それぞれ分けて、どんなことで繰り越しになるのか教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 手賀沼流域下水道事業費の繰越事業については、入札不調に伴うことでございます。また、江戸川流域下水道事業については、委員おっしゃるとおり、第一終末処理場、第二終末処理場がございます。江戸川第一終末処理場の繰越設定額は、江戸川流域下水道事業費全体の約7割、16億8,900万4,000円となってございます。こちらにつきましては、入札不調と先行工事の遅延発生に伴う繰り越しでございます。また、江戸川第二終末処理場ではなくて、残る入札につきましては、幹線管路について計画の変更が伴って繰り越しを設定するということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 分厚い議案書ですね、ここにはないんですけれども、議案書を見ますと、第一終末処理場のところで12億一千何百万円というようなことなんですけれども、それが第一。第二のほうは入札不調というふうに前もってお聞きしているわけなんですけども、その違いで今お話しされたんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 江戸川流域下水道事業の繰り越しのほとんどは、事業費が大変多いので江戸川第一終末処理場の繰り越しということでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 それで、建設工事がおくれたからというようなことの御説明があったわけなんですけども、一つ一つ違うものですよね。ですから、その1つがおくれると、連動してみんなおくれてしまうのかどうかというのをお聞きしたいのと、それから、あそこはとてもいろいろなものが、複雑に土砂が堆積しているところで、やっぱり何が出てくるのかというのは大変不安に思っております。そういった建設をするときに、がら取りなども行われると思うんですけれども、それのおくれもあると聞いたんですが、そのがらの中に危険なものだとか、そういったものが含まれていたのかどうかなど、お聞かせください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課長でございます。  まず、江戸川第一終末処理場の繰り越しの理由について、先行工事の遅延の影響かという御質問でございます。江戸川第一終末処理場においては、先行して発注した工事が入札不調により契約に時間を要したことや地中障害物の除去に時間を要したことで遅延が生じておりまして、この影響で発注を予定している工事の年度内完成が困難になったことから、適正工期を確保するため繰り越しを行うものでございます。先行工事の遅延の影響がその後まで続いてるということでございます。  江戸川第一終末処理場においては、平成32年度の供用開始に向けて切れ目なく工事を発注する必要があることや、現在、建設がピークを迎えて現場が苦戦しているということも、この遅延の回復を困難にする要因となっているところでございます。  続きまして、がらの話でございます。江戸川第一終末処理場は地権者、また土地利用者などによって大量な盛り土が行われてるところですけども、土中にはコンクリートがら等が存在しておりまして、これを除去する工事も別途発注してるところでございます。混入物のほとんどはコンクリートがらであり、そのほかには木材や古タイヤ、廃プラスチック等が混入しておりますが、有害なものは混入しておりません。  以上でございます。     (岡田幸子委員、「はい、結構です」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 第一終末処理場については、これは何度も指摘をさせていただいておりますが、過大な見積もりの上につくられているということですので、本予算についても反対しておりますし、この繰越明許についても反対をさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第2号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第2号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第3号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第3号平成30年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 議案第3号平成30年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)について御説明いたします。常任委員会資料5ページをお開き願います。
     年度内に終了しないことが判明しました港湾整備事業について、適正工期を確保するために繰越明許費8,400万円を設定いたします。  以上になります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 8,400万円の繰り越しということなんですけれども、これは当初プラス補正が組まれているかもしれませんけれども、現在高の中での何%に当たるのか。それから、この8,400万円というのは、どういう形でこれが繰り越しになってしまったのか、もう少し詳しくお伝えください。お願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 特別会計港湾整備事業予算額は全体で21億5,600万円ですが、これに対する繰越明許費の割合は約3.9%となっております。本案件は、山砂や砕石置き場として利用されている岸壁背面の野積み場を舗装する工事でございまして、繰り越しの理由は、利用者との野積み場の利用調整、工事により発生する残土置き場の確保に不測の日数を要したためでございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 3.9%というのは、これはそこの野積み場だけの3.9%が8,400万円なんですか。それはすごい。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 先ほど説明しました3.9%といいますのは、この特別会計港湾整備事業全体の予算でございまして、ここの野積み場の整備だけの内訳でいきますと約50%になっております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 50%ということは、どうしてそういうふうになったのかというのは御説明いただけないんですか。何をどのようにしたためにそうなったのか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 具体的には、当初、2本で発注するような予定になっておりましたが、先ほど言いました利用者との調整によりまして、現在使ってる野積み場ですので、早く供用を開始していただきたいというような要望がありまして、3本に分割したようなことになっております。ということで、そういう調整に不測の日数を要したことでございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 初めからそういうふうに言ってくださるとよくわかるんですよね。3つに分ければ、最初に工事したところ、2回目に工事したところが早くに使えるという意味ですよね。  あと、3本目っておっしゃられたんだけど、3本目が残ったんですけれども、繰越額は50%ということで、そこの関係がよくわからないんですが。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 予算額につきましては、最後に、先ほど残土を一時仮置きするという話がありましたけれども、最後の工事につきましては、その残土の処理のほうとかも入っておりますので、若干割合はふえている状況でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 この野積み場という整備については、これは利用料を納めていただいて、それで回しているというふうに聞いたんですけれども、どれだけの業者がいらして、いろんな要望が出てきたと。きちんと、もうちょっと使いやすくしてほしいというような要望が出てきたのかなと思いますけれども、老朽化もあったし、それから使い勝手がよくないということだったんだと思います。どれぐらいの業者が利用されていて、そして、この一般会計からの繰り入れというのは、これについてはないということだと思うんですけども、その辺も確認させてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) ここを利用しているのは、千葉港港湾運送事業協同組合という組合が使っておりまして、正会員として36社が使っているような状況になっております。  一般会計等につきましては、入っておりません。全て使用料等からの歳入で賄っているところでございます。     (岡田幸子委員、「はい、わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) よろしいですね。     (岡田幸子委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第3号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第4号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第4号平成30年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課長の山口でございます。それでは、議案第4号平成30年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)について御説明させていただきます。お手元の資料5ページの一番下をごらんください。  これは特別会計土地区画整理事業において、地権者との移転補償の交渉などに期間を要したことから、年度内に完了しない見込みとなった事業について適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定しようとするものでございます。金額につきましては、表にありますように、金田西地区が5億7,080万円、運動公園周辺地区が12億5,520万円、柏北部中央地区が16億6,130万円、そして木地区が3億3,065万3,000円、合計で38億1,795万3,000円でございます。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 それぞれ、これも繰り越しということなんですけれども、金田、運動公園、柏、木地区、それぞれで当初とプラス補正がありますよね。これまでの補正含めて、どれぐらいの割合で繰り越しになっているのかというのを教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) お答えいたします。  まず、繰越明許費の割合でございますけれども、金田西地区が約20%、運動公園周辺地区が約24%、柏北部中央地区が約29%となっております。  以上です。     (岡田幸子委員、「木地区は」と呼ぶ) ◯説明者(山口市街地整備課長) 木地区につきましては約19%でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 毎年繰り越しというふうになっているように思うんですけども、これは例年に比べて少ないのか多いのか、そこら辺を。  それから、どうして毎年こういったような、4分の1弱ぐらいですよね。4分の1以上のところもあるというようなことで繰り越しがあるのかどうか。その辺も教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) お答えいたします。
     例年に比べてということでございますけれども、ほぼ例年どおりとなってございます。  そして、次に理由でございますけれども、土地区画整理事業では、地権者の家屋等の移転を行いまして、それにあわせて道路や宅地造成の工事を行っております。今回の繰り越しにつきましては、各地区とも共通いたしますけれども、主に地権者との移転補償などの交渉に期間を要し、また、これに伴い関係する工事もおくれたためでございまして、繰り越しの内容としては、補償費、工事費等で年度内に完了しない見込みとなったものでございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 移転補償ということで、移転をするというところは決まっているんですよね。それで、どういうふうに移転をするかという合意がなかなか得られないということなんですけども、これは年間かけてずっとお話しされていると思うんですけども、それが毎年のように4分の1ぐらいずつ先送り先送りとなってしまうということで、地権者の方々にとっても余りよろしくないというふうに思いますが、やっぱりやり方というか、そこに問題があるのではないかなと思うんですが、その辺を改善する、やっぱり年度内に行えるというような改善方法というのは何かお考えなんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) お答えいたします。  私どもも、なるべく年度の初めのほうに交渉をまとめまして、なるべく繰り越しがない形でやっていきたいと思うんですけれども、やはり地権者のほうの事情もございます。そういった中で、やはり我々としては、今、移転補償の交渉にいろいろと民間の業務支援も活用しておりますので、そういう民間の機動力も生かして、今後、さらに移転交渉を強力に進めまして、それによって、なるべく繰り越しのほうの縮減につなげていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 移転補償の渡し方として、支度金が7割で、更地にしたら、あと3割というような渡し方をしているということなんですが、要するに更地にするということは、新しい家を建てて引っ越しをしなければならないというのがありますので、やっぱり自己負担を先にしなければならないというような状況になると思うんですけれども、その辺でうまくいかないというのはないんでしょうか、渡し方として。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 7割の前払いといいますか、しておりまして、その中でやっていただいてますので、地権者にとって、それで支障になるということはないと思うんですけども、いろいろと建築の設計というか、建築確認の手続、そういったものでおくれてしまうというのが実情でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 できれば、もうちょっとしっかり渡してあげるというのが必要じゃないかなというふうには思っております。やはり年度内に行えるというような形をこれからもぜひ追求していただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) よろしいですね。  他に質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 移転補償については、先ほども改善を求めました。つくば沿線開発については、当初でも反対をしておりますので、この繰り越しについても反対をさせていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第4号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第4号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第10号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課の澤でございます。議案第10号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定のうち、公園緑地課分について御説明いたします。お手元の常任委員会資料6ページをお開きください。  改正の理由ですが、現在、県から政令市、中核市を除く市町村に権限委譲している屋外広告物法に関する許可等の事務のうち、流山市広告物条例の整備により流山市が処理することとなった事務について、所要の規定の整備を行うものです。  改正の内容ですが、流山市広告物条例で処理することとなる許可地域等における広告物の許可等17事務について、千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例から削除するものです。  施行期日につきましては、平成31年4月1日となります。  なお、改正案につきましては、常任委員会資料7ページから9ページの上段にお示しするとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第10号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第10号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第11号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  中村港湾課長。 ◯説明者(中村港湾課長) 議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定について、港湾課に係る事項について説明させていただきます。常任委員会資料10ページをお開きください。  消費税法の一部改正に伴い、消費税率が8%から10%に変更されることから、指定管理者による管理施設に係る利用料金の額の範囲を引き上げるため、港湾管理条例の一部を改正するものです。  内容につきましては、同条例第18条の4第3項に基づく別表第2のうち、千葉ポートパーク庭球場使用料など、港湾緑地に係る施設の利用料金の額の範囲について見直しを行うものであり、常任委員会資料11ページ、12ページの上段にお示しするとおり変更するものでございます。  続きまして、使用料及び手数料条例について御説明いたします。港湾管理条例と同じく、消費税率の変更に伴い、港湾管理条例に基づく港湾環境整備施設使用料等の見直しを行うために使用料及び手数料条例の一部を改正するものでございます。  内容につきましては、同条例第3条第2項に基づく別表第2のうち、千葉ポートパーク庭球場使用料などの港湾緑地に係る施設の使用料金及び船橋ボートパーク使用料について見直しを行うものでありまして、これにつきましても、常任委員会資料18ページ、19ページの上段にお示しするとおり変更するものでございます。  施行期日は平成31年10月1日としております。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定のうち、公園緑地課分について御説明いたします。お手元の常任委員会資料21ページをお開きください。  改正の理由ですが、消費税法の一部改正に伴い消費税率が変更されることから、県立富津公園ほか、5公園の公園施設に係る利用料の額の範囲を引き上げるため、千葉県立都市公園条例の一部を改正するものです。  改正の内容ですが、県立富津公園ほか5公園につきましては、水泳場、野球場、庭球場等の利用料金の額の範囲を常任委員会資料22ページから42ページの上段にお示しするとおり変更するものです。  施行期日につきましては、平成31年10月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。
     これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これは消費税増税に伴っての使用料手数料の値上げという御説明でした。消費税増税そのものに反対ですので、これも反対をいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第11号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第11号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第13号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第13号千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 議案第13号千葉県立都市公園条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の常任委員会資料43ページをお開きください。  改正の理由ですが、現在整備している県立長生の森公園の多目的広場について、本年度末に完成し、平成31年4月から供用開始することに伴い、当該施設の利用料の限度額を定めるため、千葉県都市公園条例の一部を改正するものです。  改正の内容ですが、県立館山運動公園の多目的広場と同様に、長生の森公園多目的広場について、運動会ですとかサッカー大会、駐車場等、専用使用に限り、利用額の範囲を2時間までごとに1,220円以内と規定することとし、常任委員会資料44ページの上段にお示しするとおり、加えるものでございます。  施行期日につきましては、平成31年4月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 利用料の設定ということでありました。館山運動公園の計算方法をそのまま、その考え方で今回の設定をしたということなんですけれども、館山運動公園で決めた時期と、それから、その設定をしたときの考え方などを教えていただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 館山運動公園の多目的運動場の利用料金についてですが、これは昭和63年に設定してございます。多目的運動場の利用者を1日100名程度と想定いたしまして、専用利用ですので短時間の利用に配慮し、2時間ごとの単位といたしました。金額は、1人2時間当たり10円程度というようなことで想定いたしまして、100名程度の利用に対して1,000円ということで、当初63年に設定したものでございます。現在は物価上昇や消費税等が加わっておりますので、1,220円ということになってございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1人2時間で10円という換算ですよということなんですが、利用料の年間収入というのはどれくらいになって、これは指定管理者ですよね、今ね。指定管理者の中に入るのか。どこに収入として入って、どういうことに活用しているのかというのを教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 館山運動公園の多目的運動場の利用料金ということです。これは平成29年度の実績ですけども、28万4,400円となってございます。また、この利用料金収入につきましては、地方自治法第244条の2第8項に基づき、施設の利用に係る料金を指定管理者の収入として収受し、指定管理者のほうで館山運動公園のほうの管理運営費に充ててございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 28万4,400円ということで、そんなに高い料金ではないのかなというふうに思いますけれども、この利用者というのは、例えば運動会とかサッカーなどというお話でしたけれども、大体、地元の方などが、運動会だったら自治会だとか、そういう地元の方々が使うのかなと思うんですけれども、近隣の人が多いのではないかということについてはいかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 確かにイベント的な利用につきましては、近隣の方にほとんど使っていただいております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) よろしいですか。     (岡田幸子委員、「はい、わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 やっぱり近隣の方々が多いということでありますので、差別化を図るということも言われましたけれども、やっぱり利用料金の徴収ではなくて、別な方向を考えるべきではないかなというふうに思います。新たな料金設定をするというのではなくて、違う方向で差別化を図っていただきたいというふうに思いますので、これには反対をさせていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第13号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第13号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第15号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第15号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課長の相澤でございます。議案第15号契約の締結について御説明させていただきます。正面のホワイトボードをごらんください。  工事箇所は、国道464号北千葉道路成田市ウイング土屋地先でございます。国道464号は北千葉道路としまして、外環道と成田空港を結ぶ延長約43キロメートルの幹線道路です。国道16号を挟んだ鎌ケ谷市から印西市までの19.7キロ区間について供用済みであり、市川市から船橋市までの西側区間約15キロメートルにつきましては、事業化に向けた環境アセスメントや都市計画手続を進めているところでございます。  次に、下の図をごらんください。事業中区間である印西市から成田市までの約13.5キロメートルの範囲を拡大した図でございます。1期区間約9.8キロメートルのうち、千葉県施行区間約4.2キロと国施行区間約1.8キロメートルにつきましては供用済みです。なお、今年度中に国施行区間の残る約3.8キロメートルが供用予定でございます。成田空港側に位置する県施行の2期区間約3.7キロメートルにつきましては、現在事業を進めているところであり、本工事箇所は2期区間に位置しております。  次に、今回契約を締結する工事の概要について説明させていただきます。上の図は2期区間の平面図です。(仮称)土屋橋は国道408号やJR成田線をまたぐ長さ494メートルの橋梁です。  左下の図をごらんください。橋梁一般図です。本工事は、図面に赤で着色しましたP10・P11橋脚2基を施工するものです。なお、現在施工中を青、施工完了済みを黒で着色しております。  次に、今回施工するP10・P11橋脚について説明いたします。P10橋脚は鉄筋コンクリート構造で、高さ16.4メートル、幅23.6メートル、基礎ぐいを25本設置するものです。P11橋脚は同じく鉄筋コンクリート構造で、高さ16.3メートル、幅20メートル、基礎ぐいを25本設置するものです。工事に際しましては、総合評価方式による一般競争入札により入札を実施したところ、福田・コスモ特定建設工事共同企業体が落札者となりましたが、予定価格が5億円以上の工事請負契約となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、常任委員会資料45ページをごらんください。工事概要につきましては、先ほど御説明したとおりでございます。  資料中段の契約内容について説明いたします。1、契約事項は社会資本総合交付金工事(土屋橋本線P10・P11橋脚)請負。2、契約の相手方は福田・コスモ特定建設工事共同企業体、株式会社福田組千葉営業所所長、青村充浩、株式会社コスモ工業代表取締役、松村健司。3、契約金額は10億2,600万円。4、工期は契約締結日の翌日から平成33年3月10日までです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。これ、9月議会の委員会終わった後、視察行ってきたところだよね、たしかここね。皆さんもよくおわかりだと思いますから。でも、一応質疑があれば聞きましょう──ないですね。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) では、質疑はないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論ありますか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 簡単です。これには9月も反対しておりますので、引き続き反対させていただきます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) その他討論ありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第15号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第15号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第16号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第16号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課長の山口でございます。  それでは、議案第16号契約の締結について御説明させていただきます。お手元の常任委員会資料46ページをごらんください。  本議案は、県で進めている柏北部中央地区の土地区画整理事業の区域内において、一般国道16号の下を横断する都市計画道路十余二船戸線アンダーパス部の工事を行うものでございます。当該工事は予定価格5億円以上の工事請負契約となりますことから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  内容につきましては、まず1点目の工事概要ですが、上から、工事名は公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線箱型函渠築造)。工事箇所は柏市正蓮寺。工事内容は箱型函渠(非開削工法)、延長33.3メートル、発進及び到達立孔各1カ所でございます。  ここで工事の内容について、図面により御説明させていただきます。前方の図面をごらんください。  まず、工事箇所でございます。左側にお示ししますように、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅を中心とした柏北部中央地区において行うものでございます。具体的には、右の図の太い赤丸の箇所で、赤色の線で表示した十余二船戸線が青色の線で表示した国道16号と交差する箇所でございます。なお、十余二船戸線は、埼玉県の三郷市と茨城県のつくば市を結ぶ通称都市軸道路の一部として位置づけられております。  次に、工事の内容でございます。こちらが完成パースとなります。縦が今回工事を行う道路で、赤色で塗った部分ですが、国道16号の直下の延長約33メートルの区間について、国道の交通を通したまま箱型函渠を築造。簡単に言いますと、トンネルを通す工事でございます。  こちらはトンネル部分の断面図でございます。外枠の寸法が幅約21.1メートル、高さ約8.4メートルの2連のトンネルで、車線数は片側2車線となります。  続きまして、お手元の資料にお戻りいただきまして、中段の下のほうになりますが、2点目の契約の内容についてごらんください。  まず、契約事項ですが、公共つくばエクスプレス沿線整備工事(十余二船戸線箱型函渠築造)請負。次に、契約相手は鉄建・石浜特定建設工事共同企業体。次に、契約金額は29億3,544万円。次に、工期は契約締結の日の翌日から1,515日間で、これは4年と54日間となります。次に、相手の決定方法は総合評価方式による一般競争入札です。  以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 つくば沿線開発については、県がやるべき事業ではないとずっと反対してまいりましたので、その一環だということですので反対をいたします。  以上。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第16号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第16号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第18号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第18号契約の変更についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課長の岡田です。議案第18号契約の変更について御説明いたします。資料の47ページをお開きください。  本議案は、平成30年2月定例県議会の議決を得て契約した国府台県営住宅A工区建築工事につきまして、労務単価の上昇に伴い、公共工事設計労務単価の運用にかかる特例措置に基づき契約額を変更するため、変更契約の締結に当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  それでは、議案の概要について御説明いたしますので、左手前方にございます図面をあわせてごらんください。  初めに工事の概要ですが、京成線国府台駅より北東に約600メートルの位置にあります。工事場所は市川市国府台です。  工事の内容は、県営住宅建設事業により、A工区として鉄筋コンクリート増5階建ての住居棟1棟を新築するものであり、本年3月16日に工事着手しております。  次に、変更の内容についてですが、平成30年3月から適用された公共工事の設計に用いる労務単価の大幅な上昇に伴い、それ以前の旧労務単価で積算して3月以降に契約したものについては、新労務単価に基づく契約に変更できるとする特例措置が設けられております。受注者より、この特例措置に基づく請負代金の変更協議があり、設計変更により契約金額を変更しようとするものでございます。これにより、契約金額は当初の10億7,568万円から213万6,240円増額し、10億7,781万6,240円になります。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 労務単価の引き上げのための契約金額の変更ということで、これまでは下水道の部分で何度も出てまいりました。そのたびに問いかけているわけなんですけども、全ての働く人の賃金、これが適正な労務単価まで引き上がってるかどうかというのが、ちゃんと調べ、チェックをする体制を持っているかということが本当に問われると思っているところなんです。  今回も同じような形なんですけれども、それをチェックする1つとしてお伺いしますけれども、下請から契約金額の変更申請、これがあるかどうかというのは大変、把握することによって大事な部分なのかなと思っております。下請から変更の申請があったかどうか。そこだけ教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 本工事の元請業者に確認をしましたところ、下請業者との契約は本年3月以降に行っておりますので、その時点での実勢価格が反映されているというふうに聞いております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 やはり労務単価がどうなっているかというのをちゃんと把握する。今回も2月に契約をして、3月に労務単価の引き上げというふうになったから、だから、それを加味してというふうなことかなと思うんですけども、今のお答えは。でも、やっぱりどこまで引き上げられているのか、きちんとした適正な労務単価でみんなが働いているのかどうかというのをちゃんとわかるという、その仕組みが本当に明らかにならなければいけないと思っております。ここの部分は、やっぱりこの建築のほうでもしっかりと把握していただければと思っています。本議案としては、これは賛成をするという形で、討論も含めて今お話をいたしました。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他に質疑ありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第18号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第18号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────
           議案第30号ないし議案第37号関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、議案第30号ないし議案第37号指定管理者の指定についての8議案については、内容が関連しますので、一括議題とします。  当局に説明を求めます。  澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 公園緑地課でございます。指定管理者の指定について、第30号から第37号までは県立都市公園指定管理者の指定についての議案でございます。一括して御説明させていただきます。  これらの議案は、平成31年3月31日に指定管理期間を迎える県立富津公園ほか7公園について、平成31年度からの指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得ようとするものでございます。  今回の指定管理者の手続につきましては、本年7月18日から9月18日までの応募期間を経まして、事業計画書の審査及び応募者によるプレゼンテーションを実施し、外部有識者による採点を行いました。この結果を踏まえ、県土整備部指定管理者候補者選定委員会で候補者を選定したところでございます。  それでは、議案ごとに御説明いたします。  常任委員会資料48ページをお開きください。議案第30号は、県立富津公園の指定管理者の指定についてです。富津公園につきましては、一般財団法人千葉県まちづくり公社を代表とする富津みどりの公園グループの1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。指定期間は、平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。なお、他の公園につきましても、同様に5年間としております。選定理由といたしましては、レクリエーションに加え、歴史、健康等をテーマとした自主事業による利用者サービスの向上や周辺観光施設との連携が提案されていること、日常的な施設の安全管理や植物、施設等の維持管理が適正に実施できる計画が立てられていること、事業計画書に沿い、管理を安定して行うための必要な能力を有していること、さらに財政状況は健全であり、労務状況について整っていることを確認しました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理期間は、先ほど申しましたように5年間、総額7億9,336万9,000円であります。なお、選定結果の概要を次ページ以降に示しているところでございます。  続きまして、53ページをお開きください。議案第31号は、県立蓮沼海浜公園の指定管理者の指定についてです。蓮沼海浜公園については、千葉県レクリエーション都市開発株式会社の1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、地元機関と連携したイベントの実施など、利用者サービスの向上及び地域に貢献する提案がなされていること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認をいたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理期間は同様に5年間、総額3億1,122万円でございます。  次に、59ページをお開きください。議案第32号は、県立行田公園の指定管理者の指定についてです。行田公園については、藤木緑化土木株式会社・有限会社共栄緑化のグループ1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、地域と一体となった堅実な管理運営やイベント開催など、利用者サービスの向上等が提案されてること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案して、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間で総額1億9,599万3,000円であります。  次に、64ページをお開きください。議案第33号は、県立印旛沼公園の指定管理者の指定についてです。印旛沼公園については、株式会社塚原緑地研究所1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、歴史公園の特性を生かした自主事業に加え、地域と連携した管理運営などが提案されてること、安全管理や植物、施設の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間で、総額4,990万円でございます。  次に、68ページをお開きください。議案第34号は、県立館山運動公園の指定管理者の指定についてであります。館山運動公園については、一般財団法人千葉県まちづくり公社1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、積極的な情報発信や各運動施設を活用した自主事業などが提案されていること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間、総額3億3,439万円であります。  次に、73ページをお開きください。議案第35号は、県立青葉の森公園の指定管理者の指定についてであります。青葉の森公園については、一般財団法人千葉県まちづくり公社を代表者とする青葉の森みどりの公園グループ、西武造園株式会社を代表者とする青葉の森公園パートナーズの2者から申請があり、総合的な評価の高かった千葉県まちづくり公社を代表とする青葉の森みどりの公園グループを指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、プレーパーク、バーベキュー場等の設置や各種教室などの自主事業に加え、構成者である千葉大学の専門性を生かした樹木管理などが提案されていること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間、総額4億5,960万円であります。  次に、78ページをお開きください。議案第36号は、県立北総花の丘公園の指定管理者の指定についてであります。北総花の丘公園については、一般財団法人千葉県まちづくり公社を代表者とする北総花の丘みどりの公園グループ、西武造園株式会社を代表者とする北総花の丘公園パートナーズの2者から申請があり、総合的な評価の高かった西武造園を代表者とする北総花の丘公園パートナーズを指定管理者に指定するものでございます。選定理由といたしましては、多様な花の魅力の演出、公園の自然資源を生かした体験学習プログラムや各種イベントの開催等が提案されていること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間、総額5億7,534万9,000円であります。  次に、83ページをお開きください。議案第37号は、県立長生の森公園の指定管理者の指定についてであります。長生の森公園については、一般財団法人千葉県まちづくり公社1者から申請があり、総合的な評価において適正な管理が期待できると判断されましたので、指定管理者に指定しようとするものです。選定理由といたしましては、各運動施設を活用した講習会等の自主事業に加え、専門の管理技術を生かした野球場の芝生管理などが提案されていること、安全管理や植物、施設等の維持管理の適正な実施、管理を安定して行う能力、財務状況や労務状況について確認いたしました。また、これら以外の評価項目も総合的に勘案し、候補者として選定いたしました。指定管理料は5年間、総額4億825万円であります。  以上で議案第30号から第37号まで、県立都市公園における指定管理者の指定についての御説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  西田委員。 ◯西田三十五委員 議案第30号から37号までの県立都市公園指定管理者の指定について伺いますが、都市公園に指定管理者制度を導入したのは平成18年度であり、それから13年を迎えようとする中、今回が4回目の指定管理者の選定となりました。指定管理者制度は、民間の能力を活用しつつ住民サービスの向上を図るとともに、経費の削減等を図ることを目的として導入されたものでありますが、競争原理が働いて初めて目的が達成されるものと考えます。  そこでお伺いいたします。県立都市公園について、指定管理者の募集状況はどうか、お伺いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 今回の県立都市公園指定管理者の公募の結果ですが、議案となっております8公園につきましては、35号議案の青葉の森公園、36号議案の北総花の丘公園は2者の応募がございましたが、他の6公園は応募者が1者のみとなってございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 西田委員。 ◯西田三十五委員 ありがとうございます。6公園で1者の応募との説明でありましたけれど、なぜ応募者が少ないのか。もっと競争性を働かせるために努力していくべきだと思いますが、お伺いいたします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 県は、これまで県のホームページの掲載を初めとしたさまざまな媒体を利用した広報、また業界団体への案内送付、あるいは直接の御説明など、取り組んできたところです。今回は特に、初めて県立都市公園独自で作成したポスターを各土木事務所や庁内に掲出することで周知に努めてまいりました。今後も引き続き積極的な広報に努めるとともに、公園を管理していく上で必要となる施設情報について丁寧な説明を心がけるなどの事業者が公募に参加しやすい環境の整備に努める等、この制度を所管しております総務部とも連携を図りながら実施していきたいと思っております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 西田委員。 ◯西田三十五委員 要望ですが、複数の業者が提案内容を競うことによって県民サービスの向上が図られ、指定管理者制度の目的が達成するものと思っております。ぜひ多くの事業者が公募に参加しやすい環境整備に取り組んでいただきたいと思います。  私からは以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございませんか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 要望にとどめます。指定管理、今の西田委員の言うとおりでございますけども、今回、柏の葉公園で、都市公園法が改正になったことによって、民間活力を導入してきますけども、ぜひそれを成功させて、ほかの都市公園のほうに広げていただきたいなと思っておりますので、何としても大成功させてほしいと思います。要望です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 皆さんの資料の中では81ページと75ページが関連するかなと思って、まず言っておきます。私たちは、県の施設はやはり直営で管理運営することが基本だと考えております。100歩譲って、どこかに管理を委ねるということでも、そこで営利を生み出さなければならない、株式会社に委ねるべきではないというのが私たちの基本的な考え方です。そこで株式会社が受け持つ議案には反対をいたします。  そこで幾つか質問をさせていただきます。議案としては35号と36号、ここの部分で質問をいたします。35号も36号も同じところが手を挙げているという状況になっております。ここだけが2つの団体が手を挙げているわけなんですけども、そこについて質問します。  まず、35号なんですけども、青葉の森公園に今回千葉大学が参入いたしました。これはなぜなのかお知らせください。  それから2つ目は、36号花の丘公園について、ここはまちづくり公社から西武造園株式会社に変更いたしました。変更した理由、先ほどもあったんですけども、特にここがということがありましたら、変更した理由をお知らせください。  2点お願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) まず、青葉の森公園の構成者に千葉大学がというお話につきましてですが、応募に当たりまして提案があったのは、千葉大学の専門を生かした樹木の安全管理、あるいは公園スタッフや地域ボランティアへの樹木診断講習の開催、体験型講習会の実施などといったものが提案されてございます。千葉大学については、既に柏の葉公園において、平成21年度より、同じく千葉県まちづくり公社とのグループ構成員としての実績もございまして、危険木の診断や公園スタッフやボランティアへの指導などを行い、日々、巡視等に生かされております。より専門性の高い管理方法や新たな試みの実施を担って、樹木などの危険樹木の点検、実施や危険樹木の早期発見、事故防止のシステムの構築や人材育成、教育とともに、専門家ならではの樹木の病気判定などの講習会を行うということでグループに組み入れたということで聞いております。  もう1点、北総花の丘公園についてなんですが、花の丘公園につきましては、花の丘公園パートナーズから提案があったものですけども、提案内容といたしまして、多様な花の魅力の演出や公園の自然資源を生かした体験学習プログラムのイベントの開催など、利用者を増加させる取り組みがより評価されたものというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 先ほども言ったように、議案35号と議案36号は、同じ2つのグループが提案し、応募しているわけですね。先ほども言いましたように、審査の点数、ここを見ますと、例えば県が想定した参考金額など、下から4番目なんですけども、参考金額をどの程度下回っているのかというところで、青葉の森のほうでは、まちづくり公社のほうが15点中10点で、パートナーズのほうは7点で、花の丘のほうを見ますと、まちづくりを中心にしたグループは5点、パートナーズは6点ということで、それからもう1つ、一番下の職員の配置や業務分担というところを見ますと、10点中、まちづくりが中心のほうは6点、青葉のほうは6.8、花の丘のほうは6.0、反対のほうは6.0と6.8というふうになっております。それぞれ同じグループが提案をしていて場所が違うわけなんですけれども、これだけの点数の差がついてきてチェンジをするというようなことになると、やっぱり西武造園さんを代表とするパートナーズというのは初めて応募してきたわけですよね。ほかでもやっているとしたら、ごめんなさい、私の認識違いだと思いますが──ということで、悪く言えば、2つを、どちらか1つずつというふうにも捉えられかねないんですけれども、その辺の関係はいかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 先ほども御説明いたしましたように、各公園の選定において、それぞれの取り組みが評価された上で、ここに議案として上がってるというふうに考えてございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、人員のことについても、私、いろいろ前もってお聞きをしております。それで議案36号の花の丘公園のほうなんですけれども、これまで指定管理を行ってきたまちづくり公社と照らし合わせてみますと、やっぱり人員の配置がどうなのかなというのが感じられます。正規の職員さんとか、パートさんとか、いろいろ配置があるようなんですけれども、パートナーズさんは今回は合計で26名、それから、今年度まで行ってるまちづくり公社は27名ということで、人員もちょっと1人減っているというのがわかりました。  それで、さらに働く時間帯を出していただきましたら、働く総時間数、まちづくり公社は今年度まで27人で行っているところで、全部の時間数を足しましたら4万3,770時間なんですよ。今回、新しく指定管理者になるパートナーズさんは26人で3万3,096時間ということで、1万時間を超えた労働時間、3分の1ぐらいが減るんですよね。これまで同様の管理運営ができるのかどうか。やっぱり指定管理でこれだけの管理をしていくということについては、やっぱり働く人たちがどれだけいて、どれだけの仕事時間があってということが大きな中身になると思うんですけれども、やっぱり管理運営が本当にそれで今までどおり、またはそれ以上にできるのかどうかということを心配するわけなんですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 今回の提案の中では、今、委員おっしゃられましたとおりの人員配置の26名と27名ということで出されておりますが、西武造園が構成するグループにおきましては、26名の公園の、いわゆる施設的な管理を主に行う人員なんですが、除草ですとか草刈り等につきましては、別途、地元の業者等を活用して委託するということで、この部分が人員として入ってございませんので、先ほどおっしゃいました総労働時間というんですかね、そちらに反映されてないというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。  なお、あと時間は午前中10分なのでスピーディーにお願いしますよ。 ◯岡田幸子委員 はい。それで、今度、まちづくり公社のほうも千葉大学と一緒になって樹木などのことがあるということで、先ほど青葉のほうでは、千葉大学が入って樹木の管理やら何やらするんですよというお話でしたよね。ですから、これにまたプラスされるんだかどうか、その辺は判明はいたしませんけれども、そちらはそちらとして専門的に扱うということになるわけですよね。ですから、やっぱりパートナーズさんで本当に総労働時間が減ってしまうというのは大変、これまでの、また、それ以上の管理体制になるのかなというのが心配されます。  実際にその配置の中で日々の業務に携わるという方々はどれくらいいるのかというふうに、それも大体、私の計算の中なんですけども、毎日勤務されている方がまちづくりでやっていたときには20人から22人ぐらい常勤の方がいらっしゃるわけですね。それから、今度は新しくパートナーズさんになった場合は、やっぱり20人に満たない人数で行うと。先ほど草刈りとか、そういうのはまた別ですよというお話だったんですけど、常勤的にいらっしゃる方がやっぱり何人か少なくなるという状態も見え隠れするわけなんですけれども、これはやっぱり勤務されている方々にも大変御苦労なこともふえるんじゃないか。それから、利用者にも支障を来すことになるのではないかという心配がありますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 澤公園緑地課長。 ◯説明者(澤公園緑地課長) 確かに雇用条件等は異なっているんですけども、公募におきましては、審査に当たりましては、労働基準法や最低賃金法、健康保険法などの労働関係法令の規定を遵守することを明記してございまして、さらに労働者災害補償保険に加入することを証する書面を求めているなどを行っております。選定過程におきましても、収支計画や職員の配置計画など、さらには最低賃金を上回っているかということも確認してございますので、今回の北総花の丘公園におきましても、人員配置の面で問題はないということを確認してございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今の労働条件のこと、最低賃金だとか、そういうふうに言われましたけども、それはもう当たり前のことであるわけで、やっぱり人員がちゃんと張りついているというのがきちんとした管理運営に当たれるということを申し上げておきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。  岡田委員。スピーディーにお願いしますよ。 ◯岡田幸子委員 はい。今、やりとりさせていただきましたように、やっぱり働く人数も減るし、総労働時間も減るというような中で適正な管理運営をするとしたら、やっぱり負担になるということを申し上げたいと思います。また、これから1つずつやると思いますけれども、これで利益を上げなければならないという株式会社、これはそぐわないということから、そういった部分では反対をさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、ちょっと前後しちゃいますけれども、討論、採決は分割して行いまして、初めに、議案第30号の討論を行います。     (「今、全部やっちゃったよ」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) じゃ、いいね。その他討論ありませんね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第30号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第30号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第31号の討論を行います。これ、討論はもう終わったね。     (「言わなくていいの」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) いいですね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第31号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第31号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第32号の討論は終わりましたね。討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第32号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第32号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第33号の討論を行います。これは終わりましたね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 討論を終結しまして、これより採決を行います。  議案第33号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第33号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第34号の討論を行いますが、討論は既に終わりましたね。よろしいですね。討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第34号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第34号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第35号の討論を行います。討論、もうよろしいですね。討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第35号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第35号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第36号の討論、これは先ほどのでよろしいですね。終結します。  これより採決を行います。  議案第36号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手多数。よって、議案第36号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第37号の討論を行いますが、討論ありませんね、追加はね。──討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第37号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 挙手全員。よって、議案第37号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書(案)関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、意見書案が1件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  自民党及び公明党から学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分については御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いします。  意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、本意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することといたします。  暫時休憩します。        午後0時0分休憩        ─────────────────────────────        午後0時59分再開 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、会議を再開します。  相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課、相澤でございます。  先ほど午前中に第15号議案、常任委員会資料45ページの中で契約の内容について御説明させていただいたところでございますが、契約事項、「社会資本総合交付金工事(土屋橋本線P10・P11橋脚)請負」と申しましたが、正しくは「社会資本総合交付金工事(仮称土屋橋本線P10、P11橋脚)請負」でした。「仮称」が抜けておりました。訂正しておわび申し上げます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、諸般の報告・その他について質問がありましたら御発言を願います。
     宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それでは、質問させていただきたいと思います。京葉道路について伺いたいと思います。京葉道路は東関東自動車道路や千葉東金道路、館山自動車道と接続をしておりまして、本県と東京都心を結ぶ重要な役割を担っている幹線道路ですが、ほぼ全線にわたり交通量が非常に多くて、特に東京方面の幕張インターチェンジ付近や千葉東ジャンクション周辺などで日常的に渋滞が発生しています。私も頻繁に利用している1人として、それを感じているところであります。  渋滞によりまして多くの時間を費やすことになり、また定時性も確保できない、そして経済的な損失も大変大きいものと感じているところであります。現在、京葉道路の渋滞緩和を図るため、東日本高速道路株式会社により渋滞対策工事が進められていると伺っておりますが、京葉道路の渋滞対策の取り組み状況はどのようになっているか、御質問したいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 京葉道路の渋滞対策の取り組み状況でございますけれども、京葉道路は都心と千葉県を結ぶ重要な幹線道路で、平日朝夕の通勤時間帯や休日の夕方などには交通集中に伴う慢性的な渋滞が生じております。このことから東日本高速道路株式会社では、これまでに渋滞対策として、穴川─貝塚間で付加車線の設置と東京方面の花輪及び幕張インターチェンジでの加減速車線の延伸を完了しております。本年6月からは東京方面の船橋─武石間において付加車線の設置工事を行っており、また千葉東ジャンクション付近では、東京方面の付加車線の設置工事の着手に向けて今現在準備が進められております。さらに、貝塚トンネル付近についても渋滞対策の検討が進められているところでございます。県としましては、京葉道路の渋滞対策が確実に進められるよう、引き続き国や東日本高速道路株式会社に働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 御答弁ありがとうございました。京葉道路の渋滞対策は引き続きしっかりと関係機関と協議をして、県としてできることをしっかりやって進めていただきたいというふうに思います。しかしながら、京葉道路を初めとする湾岸地域全体の渋滞を解消させる抜本的な対策としては、湾岸地域にもう1本しっかりとした道路、特に高速道路を整備していく必要があるのではないかと私は常々考えているところであります。  私は9月の常任委員会でこの問題を取り上げて、湾岸部を強化する新たな高速道路の必要性を強く訴えさせていただきました。湾岸地域に新たな高速道路を整備することで、観光や産業面では移動性の向上や物流の効率化などによる地域の活性化や生産性の向上が図られ、防災面では、災害時における安定的な物資の輸送など防災力が強化され、本県のポテンシャルはさらに高まるものと思います。  そこで要望ですが、ぜひとも第二東京湾岸道路が早期に具体化されるよう、引き続き国へ強く働きかけていただきますよう要望して、私の質問を終わります。ありがとうございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、私は基本的には1点なんですが、御質問をさせていただきたいと思います。地元のことでございますので、ちょっとアクアラインの値下げに絡めたことに関して質問させていただきます。  県が毎年5億円を捻出していただいて割引が行われて、木更津を中心にした房総というのが少しは活性化しているかなということで、本当にありがとうございます。しかし、皆さん御承知のとおり、これから全国で人口が減る中で、どこまでこの千葉に人に住んでいただけるかということが問題になるわけでありますが、その値下げ効果としては、椎の森工業団地が最低価格より10億円余り高い金額で売れたり、先日も幾分か、これも効果として、木更津が今、クルーズ船等を誘致しておりますけども、お知らせを港湾課からいただいたわけなんですけど、木更津港のみなとまち木更津プロジェクト推進協議会が国土交通省からクルーズ・オブ・ザ・イヤーの特別賞をいただいたということまで御報告いただきました。本当にありがとうございます。  しかし、これからできる限り、地域にとって、いいことはどんどん進めていくということが必要だと思うわけでありますが、ちょっと1点目として、今、皆さん御存じかどうか、木更津北インターに、たしかアメリカ資本の会社だと思いますが、サーフィン場を開発しようという計画があるようでございますけども、その開発の状況と、いつごろの開場予定となっているのかをお聞かせいただければなというふうに思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 都市計画課でございます。お答えいたします。  今、御質問にありましたサーフィン場につきましては、オリンピックの開催を目指しまして、アメリカ資本でありますケリー・スレーター・ウエーブ・カンパニー、そちらのほうで開発が進んでるものでございます。開発面積につきましては33ヘクタール、木更津市が23ヘクタール、袖ケ浦市が10ヘクタールというような、両市にまたがる開発となっております。  許可につきましては、許可権限のある木更津市。袖ケ浦につきましては、県が開発の許可権限ございますけれども、平成30年、ことしの10月12日付で開発許可をしたところでございます。開業につきましては、新聞等でオリンピックが開催されます平成32年3月予定というような報道がなされておりますけれども、開発許可の申請においては、32年の3月31日までというふうになっております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。オリンピックまでにできるだけ間に合わせたいという方向性ではあるとは思うんですが、サーフィン場でありますので、基本的に水が必要となるわけでありますが、あの地域はやはり田園地帯でもございますので、地域の方が井戸の枯渇などを心配されてる部分があると思いますが、その辺の、この水は井戸なのか、水道なのか。その辺も含めてどのように対応していくのかをお聞かせいただけたらなというふうに思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 小川都市計画課長。 ◯説明者(小川都市計画課長) 本開発につきましては、先ほど申し上げましたように、木更津市と袖ケ浦にまたがる計画でございますけれども、このプールの水につきましては、木更津市の水道をメーンにして取り入れるということで、蒸発分の補給などにつきましては、井戸を併用したものになるというふうに計画としてはなっております。  今、委員から御指摘ございました地下水の利用に伴う、周辺が水田が多いということで、地下水の利用につきましては、水田で水が必要となる時期を避けて、耕作に影響がないように配慮する。そういうように今検討がなされてるというふうに聞いております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。できるだけ周りの方に心配がないように対処をお願いしたいと思います。一説によると、この会社は世界で5つか6つ、サーフィン場を経営されてるということの中で、日本の全国でどこかにつくりたいという中で、アクアラインで都心に近いということの中であの地域を選んでいただいたようでございます。大変ありがたいことでありますので、うまく進むように御協力いただけたらなというふうに思います。  そして、もう1点は金田の西地区の区画整理についてでありますが、今、これから保留地というものを販売して、県に事業費をお返ししなきゃならないわけなんですが、その保留地の販売の状況はどうかをお聞かせください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) 市街地整備課でございます。  金田西地区の保留地についてでございますけれども、木更津金田バスターミナルの隣の大型街区、面積約5.2ヘクタールにつきまして、造成が完了しましたことから、現在販売を行ってるところでございます。スケジュールといたしましては、先月、11月に一般競争入札の公告を行い、12月17日と18日、来週の月曜日と火曜日でございますが、入札参加の申し込みを受け付けることとしております。なお、今後順調に運べば、譲受人の決定は来年の2月ごろになる見込みでございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。今回の販売がされてるのがバスターミナルの脇の5.2ヘクタールということであります。その前に、バスターミナルの脇ではない、少し離れたところを、大型街区があったわけなんですけど、そこを売り出しはかけたわけですが、手を挙げる方がいなかったという事実がございます。今回は企業等からの引き合いというのは実際的にあるのかをお聞かせください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口市街地整備課長。 ◯説明者(山口市街地整備課長) お答えいたします。  この大型街区に関しましては、今年度に入りまして、幾つかの企業から問い合わせがございまして、そのような状況を踏まえて、今回販売を始めたものでございます。残る保留地につきましてもPRに努め、また今後、問い合わせが出てきた段階で順次販売してまいりたい、このように考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。実際的に今、御答弁いただいた、都市計画課の小川課長と市街地整備課の山口課長はお2人とも木更津市の都市整備部長であられました。私も大変お世話になったお2人なんですけども、何にしろ、木更津と房総のことをよく理解をいただいてる方だと思っております。  これから、先ほどもお話ししたとおりに、県が投資していただいたお金をいかにお返しするかということだと思いますので、今回の私は、分譲される土地が、やはりどういう企業が購入されるかによって、これから金田で保留地があと22万平米ぐらい残っていると思いますが、その価値にも全て影響してくるというふうに考えますので、その辺をできるだけ吟味の上、販売を進めていっていただけたらなというふうに考えます。  それと、ちょっと1つだけ、先ほどの議案の中で要望がございまして、4号議案で区画整理の繰越明許費の件がございました。区画整理をやる場合に、やっぱり用地買収というのは確かに時間がかかります。しかし、私も本会議でお話しさせていただきましたけども、公共事業というのは、やはり決まったのであれば、できるだけ早く動かす。ですから、区画整理においては、大多数の方がそれに賛同して動くということであれば、県のほうも、できる限り勇気を持って直接施行なりというものも考えなければならない時代に私は入ってると思いますので、その辺、またお考えの中に入れておいていただけたらなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私からは2点質問させていただきます。  1点目は、国道464号の松戸市内における歩道の整備についてでございます。松戸市内を走る国道464号の周辺地域に関しましては、人口が急増してるエリアであり、また交通量が非常に多く、大型車両も頻繁に通るエリアであります。しかし、そのエリアに関して歩道の整備が非常におくれていると言わざるを得ない状態になっております。以前から国道464号、松戸市内の歩道整備についてはお願いをしてまいりましたが、国道464号、松戸市内における歩道整備についてどのように考えているのかお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 道路環境課でございます。  ただいま御質問の国道464号松戸市内の歩道整備の考え方についてということで御質問ございました。県では、通学路や事故危険箇所などの緊急性の高いところから歩道整備を進めているところでございます。松戸市内におきましては、通学路に指定されており、歩道の狭い高塚新田地先で現在680メートル区間、歩道整備を実施してるところでございまして、用地が解決した410メートルにつきましては、歩道が完成したところでございます。また、残る区間におきましても、歩道が狭い箇所には拡幅を、それから、ないところについては新設を実施したいと考えておりますが、用地の協力が必要となることから、どうしても時間がかかるところにつきましては、側溝のふたをあきやすいものに変える、それから路肩にカラー舗装を施す。こういうことで、歩行者が安全に通行しやすくなるように短期的な対策に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございます。この国道464号高塚新田のあたり、整備をしていただけるということでありがたいんですけれども、特に松戸市内の大橋という地域を中心に歩道整備、物すごい狭いということで整備を要望いただいています。平成26年9月議会、一般質問で取り上げたときに、地元の関係者の協力を得ながら、安全で安心して通行できる歩道の整備に努めてまいりますという回答をいただきました。確かにこれ、人家が多く、歩道の拡幅は短期的に難しい地域であるというのも重々承知をしておりますが、今おっしゃったみたいに、短期的にできることをぜひ全力で取り組んでいただければと思います。これは要望で結構でございます。  次、2点目なんですけれども、国道464号松戸市美野里交差点の改良について伺わせていただきます。この美野里交差点については、この常任委員会でも何度も取り上げさせていただいたテーマであります。この交差点に関しては、地域の小学校の通学路に指定されていること、交通量が非常に多いこと、そして交差点の真ん中に小島のような待機場所が存在し、一般的な交差点と異なるため、歩行者の円滑な横断が難しい形状になっております。そのため、歩行者の安全確保のための交差点改良というのを要望させていただいておりました。県からは、交差点改良の可否等について調査をしていただけるとの回答を以前いただいていましたが、交差点改良の検討状況はどうか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 村椙道路環境課長。 ◯説明者(村椙道路環境課長) 国道464号線の美野里交差点、この交差点は国道と市道が鋭角に交差する、ちょっと変則的な交差点になっております。調べてみた結果といたしまして、非常に自動車交通量に合わせて歩行者交通の多い交差点でございまして、事故も発生しているということから、安全な交通の確保が必要であるというふうに考えております。しかしながら、交差点周辺は住宅が密集しておりまして、なかなか抜本的な交差点改良には時間を要するというふうに考えておりまして、現在は利用者の安全を最優先に考えながら、利便性を少しでも向上できないかという形で交差点の改良案を複数検討しているところでございます。引き続き関係機関との調整を図りながら、早期に改良案が策定できるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 ありがとうございました。今おっしゃっていただいたように、非常に難しい交差点というか、抜本的な改良の難しい交差点だと思います。以前はスクランブル化も含めていろんな話をさせていただきましたが、難しいのは重々わかりましたので、ぜひスクランブル化とか、あくまで1つの手法でありまして、目的は安全性の確保だと思いますので、引き続きさまざまな方法を検討していただいて、交差点改良も含めて検討していただければと思います。要望で結構でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 私も大きく2点お願いします。  まず1点目は、河川環境課のほうへお願いします。決算でも話題にしたかった案件ですけども、近年、県民の方たちが散歩等で川の土手を歩いたりされてるということで、県民の方からもいただいた相談なんですが、県単の河川環境整備事業というのはあるかと思うんですけども、この県単の河川環境整備事業の主な事業内容と、あと予算、決算の状況、3年間くらいの推移で結構ですのでお願いします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課長、山口でございます。  ただいま御質問がありました県単河川環境整備事業でございます。県では、河川管理上の支障のある箇所、住宅等が河川に隣接し、先ほど委員からもお話がありました、散策などの利用者が多い箇所などを中心にした除草などを行っている事業でございます。また、これ以外にも当事業では、この中では除草のほか、例えばそこにたまった泥──スカムという、ちょっと腐ったヘドロみたいなものを除去したりですとか、それから外来植物種の駆除、あるいは市民団体等に河川の除草等をお願いするアダプトプログラム、こちらに充てる事業等を計上してるものでございます。予算額につきましては、ここ3年、予算額、決算額、いずれも4億五、六千万円程度で、ほぼ横ばいの状態となっております。
     以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。今、大体事業がわかったんですが、河川の除草について伺いたいんですけど、河川の除草等については、基本的な考えというのは、方針とか、整えている県もあるんですけども、千葉県はどうなんでしょうか。例えば年何回、この場所をやるとか、県民からの要望に応えてすぐやるとか、そういう何らかの方針とかあるんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  河川の除草についての考え方ということでございますが、例えば河川の形状ですとか、それから流域の土地利用ですとか、周辺の方々が利用される状況というのは、河川によっても地域によっても異なっております。そうしたことから、全県下一律で適用するような状況というのはなく、あくまでもその状況に応じた除草等の管理を行ってるというような状況でございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ということは、現場の声を大事に、県民の声とかを受けとめてくださってるということでよろしいですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 極力、そのような形を反映させるように心がけているところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ぜひよろしくお願いいたします。自分も、近くに大堀川という川があるんですけど、川側ののり面のところの木がすごい、もう10センチ以上太くなった木が何カ所もあるんですね。そういうところで、現場の声をまた届けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  先ほどアダプト制度の話もされましたけども、県民、またNPOの団体等が除草しておりますけども、どの程度行われてるのか。アダプト制度に伴う執行額というか、どれくらいなのか教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川のアダプト制度でございますが、現在、先ほどお話がありました大堀川など、全県下50の河川で実施しております。参加してる団体は69団体というような状況で、それぞれさまざまな取り組みを行っていただいてるところでございます。  それから、予算ということでございますが、実は団体さんには現金を直接お渡しするということではなくて、あくまでも、例えば草刈り機のかえ刃を差し上げたりとか、それから草刈り機の燃料を現物で支給したりとか、あるいは保険に関しては事務所で一括して加入するというような対応をとっているところでございます。例えば昨年度1カ年では、全県下でアダプトに関するこれらの費用は256万円ほどかかりました。68団体で割りますと、1団体当たり3万8,000円というような額となっております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 細かくありがとうございます。こうした団体にはいろんな活動支援──そういう現金じゃなくて、物でというか、支援してるということですけども、活動支援に対しての表彰とか、そういうのは今まではあるんですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) ちょっと、毎回表彰してるということはございませんが、そのような高い志を持って地域に愛着を持っていられる方々に関しては、さまざまな点で感謝の意を表し、報いたいという思いはございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。ボランティアの方たちが本当に意識の高い方々が──ただ、でも、見てますと、やっぱり御高齢になってきてる方が多いので、若い人たちにつなげていけるような活動になればなと思ってますので、ぜひ県としても、そうした方々を表彰というか、評価していくという場を考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。  次に、これも県民の方からなんですが、土砂災害防止法の改定に伴って、県内の危険区域が幾つも指定されたかと思うんですけども、指定の判断はどのように行われているのか、実態等も教えていただければと思うんですけど。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  土砂災害防止法に伴う警戒区域等の指定ということでございますが、大きく分けまして、崖崩れ、それから2つが土石流、それから3つ目が地すべりというような、それぞれの土砂災害の危険性がある箇所につきまして、基礎調査を実施し、それぞれの指定要件に合致した区域を指定するというような状況になっております。県内では、土砂災害の危険性のある箇所、全部で1万1,000カ所余りあるものと把握してるところでございます。この中で土石流に関しましては、土石流危険渓流というところがありまして、そこの中で指定するというような状況です。また、地すべり発生が懸念されるところに関しては、地すべり危険箇所というところになるわけですが、この土石流についても、地すべりについても、いずれも南房総地域に集中しておりまして、箇所数としましては全体の1割以下というような状況になっております。  残り、大半を占めます崖崩れなんですが、こちらはほぼ県下全域に存在しております。この指定要件につきましては、崖の高さが5メーター以上、それから崖の傾斜が30度以上のところが要件というような形になっております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。指定されたことによって、指定するに当たっては、専門的な見地で指定されてるかと思うんですけども、その影響が、どんな影響を与えるかというのは把握されてますよね、当然ですけど。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 指定したことによりまして、例えば不動産売買を行う際の重要説明事項に入れるですとか、あるいは特別警戒区域の場合ですとか、建築の制限等がかかるなどのそういった制限行為がかかるというような形になっております。また、何よりもこういった危険性があることを地域の方々に周知していただくということが非常に大きな効果であるというふうに認識しております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 済みません、ありがとうございます。ぜひ住民の周知、本当に必要かと思うんですけども、その中で県民の方から相談いただいたのが、崖崩れを指定されたことによって、土地の地価も下落するということで、独居世帯だと。御高齢者だということで、この方たちが移転するにも移転できないと。そういう相談、ちょっといただいたんですけども、そういうところ、転居支援施策とか、探れないものかどうかというのはどうでしょうかね。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) ただいまお話がありました資産価値の低下への不安ということは、例えば過去に行われました、こういった指定に先立って行われる住民の皆様方への説明会などでも出てきているというようなことで伺っております。  ただ、その一方で、やはり危険性は伴うということは避けられないことでもありますので、このあたりはやはり危険があるところだということは知っていただくことは何よりも重要ではないかというふうに考えております。ただいまお話がありました内容等につきましても、またいろいろな事例等もあるかと思いますので、他県の状況等も把握して考えてまいりたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 最後に要望で。そういう切実な声を御高齢者の方からいただきまして、引っ越すにも引っ越せないということで、これは本当に無謀かもしれませんけれども、例えば公営住宅への入居の相談というか、そういう指定されたところの方たちの、積極的に優先というのは難しいのかもしれませんけども、そういうところを探るとか、そういう声を聞いていただいて相談に乗っていただく場をまたこれからも大事にしていただければなと思いますので、よろしくお願いします。要望で。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 済みません、先ほどの御質問の中で支援策ということに関してのお話が抜けておりました。実際に住民等への説明会をする際には、市町村の担当の方々にも御同行していただいております。その中で、先ほどお話がありましたことですとか、例えば市町村によっては、固定資産税を少し減らすというような取り組みをやってるところもあるとは聞いております。ただ、全市町村がやってるというわけではないというような状況になっております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。  岩井委員。 ◯岩井泰憲委員 私のほうからはコンパクトに1点、千葉ニュータウンの北環状線と白井市道の神々廻地先の交差点についてのお伺いです。補償問題で工事が中断しているこの千葉ニュータウン北環状線につきましては、前回の9月の本常任委員会におきまして取り上げさせていただきましたが、その影響により、北環状線と白井市道の神々廻地先の交差点の暫定利用が続いてるところです。この同交差点では、中心的な流れとなっている北環状線と白井市道との接続が極めて特殊な形状となっております。また、交差点手前の市道が下り坂となっており、スピードを落とさず進入する車両が少なくありません。暫定的に利用されている交差点であり、信号機も設置されておらず、地元住民や同交差点利用者からは、危険な交差点であるとの声が多く上がってまいりました。  そこで、まず、千葉ニュータウン北環状線と白井市道との神々廻地先、この交差点付近における事故の発生状況を教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課、相澤でございます。  千葉ニュータウン北環状線と白井市道の神々廻地先の交差点につきましては、平成30年1月から11月までの間の事故の件数でございますが、2件の人身事故が発生してると交通管理者から聞いております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岩井委員。 ◯岩井泰憲委員 人身事故2件で、多分、ほかにも物損等もあるんですかね、軽微なものについては。30年1月からことしの11月までだけではなくて、長期にわたって不便が起きている交差点です。  そこで、これ、前回の委員会でもお話、要望という形でも申し上げてさせていただいていますけども、改めてこの北環状線、そして当該交差点につきまして、形状の変更などの安全対策、図るべきではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 委員からの御指摘のございました神々廻の交差点でございますが、安全対策につきまして、現在、交通管理者及び道路管理者である白井市と協議を進めており、おおむね終了しているところでございます。今後は一部必要な用地を確保することになりますので、早期に工事を実施できるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岩井委員。
    ◯岩井泰憲委員 本当にありがとうございます。白井市と、それから印西市のつなぎ目となる要衝地でもありますので、ぜひ関係者、これからできるだけ早い交渉等を行って、できるだけ早く利用できるような形でお願いしたいと思います。ありがとうございます。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 それでは、大きくいって2つの問題を質問させていただきます。  まず、1つ目は外環道路付近の整備ということでありまして、市川市外環道が開通したのが6月でありました。車を乗られる方にとっては、いいという話も聞くんですけども、周辺の住民にとっては大変つらいことが多くて、さまざまな意見が私のところにも寄せられております。特に国道部分が表に出ておりまして、そこが平面交差という形になっているところが横断歩道がつけられています。外環道はその下にあるんですけども、そこを渡るとき、どうしても広い道路幅になっているもので、そこに真ん中に分離帯みたいなのがあるんですね。そこのところで、もう一度信号待ちをしなくてはならないと。そこに看板が出ておりまして、歩行者は青信号2回で渡りましょうと書いてあるんですよね。だから、真ん中でとにかくとまって、もう1回信号を待って渡りなさいという意味なんですよ。  私もはかってみましたら、待ち時間──外環道のほうを通っているのが1分半、それから渡る時間が35秒から40秒ぐらいかなと思うんですけども、そうすると、足の悪い方だとか、ささっと渡れる方はいいんですけれども、そうでない方にとっては、どうしても真ん中で待たなければ行かれないということで、全体の渡る時間は3分ないし4分かかるということになるわけですね。やっぱり暑い時期にそういう意見が多かったんですけども、真ん中で待っているときに本当にひどい日差しで熱中症になりそうだったというようなこともありまして、ぜひ、今、警察のほうにも、信号の時間を何とかならないかというようなこともお話はさせていただいてるんですけれども、その待っている間の対策というのは何か改善策はないのかどうか。  それからもう1つは、とにかく道路だけは通すということで開通をしたわけなんですけれども、周辺の歩道だとか、そういった整備がまだまだできていないというのが状況なわけです。国道の部分の歩道は途中で寸断をされていて、ここから先は行かれませんって書いてあるんですよね。そういうことが本当に生活をする人たちにとっては大変なわけで、この辺の改善というのはどうなっているのか。  2点、まずお聞きします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 道路計画課の菰田です。  まず1点目の、待っている対策ということでございますけれども、事業者である国のほうからは、交差点内での見通しということで阻害するということで、屋根など、ひさしといいますか、そういう暑さ対策、そういうものはちょっと残念ながら設置はできないということでございます。しかしながら、今おっしゃってました、横断歩道を1回で渡り切れない方のために中央分離帯がありますので、そういったところにおきまして、いわゆる滞留部といいますけれども、そこにベンチとしての機能を有する、年度内を目標にこういうものを設置していきたいというふうに考えてるというふうに聞いております。  それから、もう1つのことでございます。2つ目のほうの、外環道、6月2日に開通したところでございますけれども、おっしゃるとおり、歩道とか自転車道、副道については、市川の道の駅の周辺でありますとか、あるいは菅野駅の周辺から京葉ジャンクションまでの間がまだ未完成となっておりまして、今現在、工事が進められているというところでございます。事業者のほう、国のほうからは、順次完成したところから供用を開始させているところでありますけれども、菅野駅周辺などの一部区間を除いて、今年度内までにはおおむね完成させたいというふうに聞いてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 中央分離帯のところにベンチということで、年度内、ことしの3月までということだと思うんですけども、特に夏の暑さというのが大変厳しいものがことしは本当にありました。ですから、そこら辺の対策は──また、今の形では見通しだとか何とかで大変難しいということでもありましたけれども、何か対策を考えていただくことはできないかということを要望しておきます。  それから、もう1つは菅野駅周辺を除くということをおっしゃられて、歩道だとか副道なんかは年度末までにというお話でしたけども、菅野駅周辺については、何かスケジュール的にわかったら教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 菰田道路計画課長。 ◯説明者(菰田道路計画課長) 今、菅野駅周辺のところにつきましては、駅舎の改良工事とかが必要であったり、あるいは現場見ていただくとあれなんですが、駅前広場とかはまだ一部完成してないところがございまして、そういったところについて、今、京成電鉄と協議をしているというふうに聞いております。いつまでというか、そういった協議を踏まえて完了時期が明確になってくるということで、今、調整中であるというふうに聞いております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今のところはわかりました。特に先ほどの中央分離帯のところ、これはまだまだ、来年の夏はどうなるか、それから、この冬はどうなのかというのも私も注視していきたいと思いますので、またいろいろ御相談することになると思いますが、よろしくお願いします。  2つ目、これがちょっと時間かかるかなと思っております。大規模氾濫に関する取組方針ということで、千葉県大規模氾濫に関する減災対策協議会というのが持たれまして、ことしの3月に千葉県大規模氾濫に関する減災対策協議会から大規模氾濫に関する地域の取組方針というのが出されました。その中で4点課題がありますよということで出されたものですが、先ほども繰越明許のところで、河川対策についてはお話をさせていただきました。流下能力の低いところ、これについては3年後、そこで完成させるということなので、繰り越しなどもないようにお願いしたいと思います。  それで、本会議でも何人かから質問がありましたけれども、災害時の情報伝達についてなんです。この冊子の11ページにいろいろ書かれておりました。河川水位の情報提供について課題だとする記述がありまして、住民への伝達の欄、ここでも、それから機関同士の情報共有の欄というところでも、それから避難勧告の欄というところでも、水位計が足りないということが出されておりました。水位計の設置が必要であると思いますが、現在設置されているのは、本会議場でもありましたが、県管理河川217河川中、水位計があるのは63河川、3分の1河川程度ですよね。その中で108カ所ということでした。県としては、これ以上設置しなくても大丈夫だとお考えなのか、ふやす必要があるとお考えなのか、伺いたいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川環境課でございます。  水位計に関しましては、今お話がありましたとおり、63河川、108カ所に設置いたしまして、県内河川の水位計の設置状況としましては、河川計画や、あるいは河川管理上など、重要な河川についてはおおむね設置してるというようなことで考えてるところでございます。ただ、近年、非常に厳しい災害等もあることを考えますと、また今後、そのあたりのところは見直す必要も場合によってはあるのかなというふうには考えております。  なお、災害時における河川の避難勧告等に当たりまして、ただいま御指摘がありましたとおり、大規模氾濫に関する地域の取組方針の中の課題として、水位計のない区間などから情報提供の難しい区間があるというような御意見も出てるところでございます。ただ、水位計による河川の水位状況は、急激な水位上昇を捉えることで、前もって被害を軽減する対策を講じたり、氾濫の発生前に避難に要する一定の猶予時間を確保するといった上で非常に有効ではあるかとは思います。したがいまして、今後、水位計の設置ということにつきましては、避難情報の判断を行います市町村の御意見なども踏まえながら検討するべきではないだろうかというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 おおむねいいとしながらも、これから本当に氾濫が多くあるということから見直さなければならないという御意見でした。  それで市町村からのアンケートを取りまとめるとか、それから、15土木事務所からの意見聴取をするというようなことも本会議で答弁されておられますけれども、その辺のスケジュールなんかはどうなっておりますでしょうか。これは早急にしなければならないことだと思いますけれども、今年度中というわけにはいかないんでしょうかね。どうでしょうか、その辺のアンケート。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 水位計等の状況等も含めてですけれども、全体の大規模氾濫に関しては減災対策協議会という場を活用しまして、この中でも議論を深めてるというような状況でございます。この中で、こういった、例えば土木事務所の意見ですとか、あるいは市町村の意見等も踏まえながら議論しながら、今後の対策に反映していきたいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 アンケートを取りまとめてというような文言があったと思うんですけども、それはしないということですか。減災対策協議会の中で、そこに市町村も入っていて、その協議の中でするということなんですか、今のお答えですと。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 現在、それらについても各市町村に対して実施中で、取りまとめを待ってる、回答を待ってるというような状況でございます。こういったことに関しましては、随時、またそのあたり、アンケートや意向調査等を行うことで把握していくことができればというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 済みません、今の実施中というのは、アンケート調査を実施中ということなんですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 水位計等に関しての必要性について、どのような考えなのか、そのあたりを照会をかけているというような状況でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今、アンケート、水位計についてだけという話なのかもしれないんですけども、その辺については市町村に照会をかけている、いわゆる調査を行っているというふうに理解してよろしいですね。  それで、本会議の中で簡易なものもあるというようなこともお聞きしたんですけれども、その辺の設置というのは検討されているのかどうか。それも含めてなんでしょうかね。その辺もお答えください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) ただいまお話がありました簡易型水位計ということだろうかと思います。通常の水位計は、例えば増水時だけではなくて、平常時ですとか渇水時なんかも水位を計測し、これらを記録し、送ってくるというような機能を備えております。そのため、センサーの水位部だけではなくて、例えば昔の電話ボックスぐらいの建物といいますか、構造物の中に、そういった関連する機器等も入れなければなりませんし、また、商用電源も確保してくる必要がございます。これに対して簡易型の水位計と申しますのは、本当に機能を絞ることができる。例えば河川の水位が一定の閾値を超えたときに初めてデータを送るような、そのようなことをするなど、非常に簡易なものになっております。また電源につきましても、自分でソーラーパネルを持っていたりとか、あるいは、電池を入れたら5年間ぐらい交換しないでも大丈夫とか、そのような、非常に設置についても、それから維持についても安いものがあるというようなことも伺っております。そうした簡易型の水位計も含めまして、今後議論を深めてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今、簡易計のものは安いものがあるということなんですが、普通のというか、今までの従来の簡易計は1,000万円ぐらいですかね、かかったということをお聞きしてるんですけれども、安いものというのはどれぐらいなんでしょうか、ちなみに。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) やはりピンからキリまでだとは思うんですけれども、大体100万円ぐらい切ることを目標というような形では伺ってはおります。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1,000万円から100万円というので、かなり簡易なもので、それで避難勧告を適切に出せるというようなことになれば、これは大変いいのかなというふうに思いました。これは人命を守るための判断基準につながりますので、しっかりと協議をしていただいて、いろんなところにつけて、避難勧告が適切に出せるというようなことをぜひともよろしくお願いしたいと思います。  もう1つ、河川の巡視体制なんですけれども、本会議では2016年度以降、それぞれの土木事務所の所属人員ですね。事務の方、技術の方、いらっしゃるということなんですけれども、増加してますよという答弁でしたけれども、15土木事務所の正規の職員数、8年前から比べますと、事務職も技術職も減っているというふうなデータを私たちいただいたんですが、どれぐらい減っているか。特に言ってなかったんですけども、出ますかね。どうでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  事務、技術を合わせまして、土木事務所の職員数につきましては、平成23年度と比較いたしますと、52名の減少ということになっております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 52名といいますと、どれぐらい減少してるんですか、全体からすると。──じゃ、いいです。私のほうで資料をいただいておりますので。もし言えたら言ってください。
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 高梨県土整備政策課長。 ◯説明者(高梨県土整備政策課長) 約7%となっております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 済みません、私のほうの資料ですと、727人から675人ということで減っているんですね。全体的には50人ぐらい減っているというようにも書かれております。ということで、やっぱり平時にパトロールをしたり、それから、川の様子を見たりする方々だなと思うんですけれども、その中でやっぱりパトロールというのは、とても河川のところで何がどうなってるのか。217河川もあるわけですから、年、どれくらいの回数でどんな点検をされているのか。各土木事務所、平均しますと、675人を割ったら平均45人なんですよ。そうすると、十分な管理体制、パトロール体制になっているのかどうかって、その辺が心配なんですけども、1つの河川で何回ぐらい、どんな点検されてるのか教えてください。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川の巡視等につきましては、要領に基づきまして、平常時には年2回以上、複数の人数で実施することとしております。堤塘を歩きまして、実際に例えば堤防ですとか、あるいは河川構造物についての異常等を見るような、そのような対応をとっているところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1つの土木事務所で45人ぐらいの体制で217ある河川を年2回ずつ見るということは、これは本当に大変なことではないかなって想像するんですけれども、十分にこれでできていると、体制としては十分だというふうに言えるのかどうか。その辺はいかがでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川に関しては、そのような形で巡視を現在進めているところでございます。ただ、今後も状況としましては、例えば市町村など関連機関との連携を深め、これらとの情報共有を行うとか、そのような形でのより合理的、効率的な巡視を実施することができるよう考えてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員、県も技術者をふやしてやろうと努力してるけども、募集しても来てくれないので、いい人がいたら、いっぱい紹介してよ。 ◯岡田幸子委員 委員長からお聞きするとは思わなかった。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 私だって、もっと人をふやして働き方改革をしながらとお願いしてるんだけど、募集したって来ないんだから、しようがないじゃない。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 委員長からそういうお話がありましたけれども、やっぱり人をふやして、緊急時にはもっともっと手厚い体制が必要となると思いますので、ぜひ平時からこうやって減らしていくのではなくて、少しこの間ふやしてきましたよということもあるんですけども、さらにきちんとふやす体制の中で、この河川管理、きちっと行っていただきたいと思います。  それで、こういった防災から出たわけなんですけれども、河川管理者として、具体的なこんな方向でやっていきますよというような方針などをつくるということはあるんでしょうか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 冒頭の一番大まかな話になってしまいますが、減災対策に関しましては、平成30年3月に千葉県大規模氾濫に関する減災対策協議会によりまして、このような各構成員が行う取組方針とその課題を抽出したものでございまして、本日、その資料をもとに委員のほうから御質問があったものというふうに考えております。  減災対策協議会としましては、県管理河川における大規模水害に対して、まず逃げおくれによる人的被害をなくすこと、それから地域社会機能の継続性確保を目指すこと、この2つを目標としております。目標達成に向けては4つの基本事項。1つは円滑で迅速な避難、2つ目は的確な水防活動、3つ目は浸水被害の軽減、そして4つ目は河川管理施設の整備。この4つを基本的な事項としまして、今後、おおむね5年間で実施する43項目の具体的な取り組みをそれぞれ協議会に所属する各構成員が目標を共有しながら、各自またはそれぞれが連携しまして、ハード・ソフト対策を一体的、計画的に推進することとしております。県としましては、大規模氾濫は発生するんだということをまず大前提に置きまして、社会全体で常に洪水に備えるための水防災意識社会の再構築に向けまして、各構成員と密接に連携しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 協議会の中でやっていくという御答弁だったんでしょうかね。河川管理としては、こういう方向でというのは特には出さないということなんですか。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山口河川環境課長。 ◯説明者(山口河川環境課長) 河川と申しましても、流域全体でいろいろと管理しなければなりませんし、それから、当然、避難の内容につきましても、市町村によって行っていただくべきもの、国から行っていただくべきもの、それから、出てくる情報が気象庁からいただいてくる内容等もございますし、それぞれが適切に役割分担をしなければ進められないのではないかというふうに考えております。県の方針の中も、この中で所属するそれぞれの団体等としっかり協議、連携しながら進めていくべきであるというふうに考えております。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) じゃ、最後。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 具体的な方針をつくらないということなのかなというふうに思いました。もちろん、いろんなところが寄り集まってやらなければならない中身だと思いますけれども、いろいろ水位計についても、それから平常の管理についても、河川に関する部分というのも結構出てるんですよね。ですから、そこの部分をどうするのかというのは、しっかりと方向性をこうしますよという1つの方向性というか、方針というか、そういうのをつくるべきだと思いますので、その辺でぜひ御検討をお願いしますということで終わりにします。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 要望で終わりね。 ◯岡田幸子委員 はい。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次、山本委員。 ◯山本義一委員 済みません、少しだけ質問させてください。先日、ちょっと私、銚子に行く用がありまして、銚子まで八街から行ったんですけども、途中まで銚子連絡道が横芝でしょうか──までは行ってるんですけども、そこから先、かなり銚子の先端までは、まだ距離がたくさんありまして結構時間を要したわけですね。多分、道路ができれば、もう少し人も行くのかなというふうにも思いますし、何か用がないとやはり銚子まで行かなくなってしまうのかなというふうに思います。それにはやっぱり道路の整備が必要だというふうに感じました。  私は常々、千葉県の県土の均衡ある発展をいつも申しておるんですけども、そういった観点から、今回も県の30年度予算も大幅に増額していただきました。道路ネットワーク事業とか、さまざまな事業を展開していっていただいてるのはよく承知してますし、そういったことで、これ、いろいろ用地の問題とか、多分、いつもそういうのがネックになっているのかなと思いますが、通ったときに、少し横芝光あたりで、126号でしたっけ──から右側に盛り土か何かをしてるような箇所も見られまして、これ、進捗状況はどうなってるのかなということをまずはお聞きしたいなというふうに思います。総延長、どのくらいあって、そのうちの何%ぐらいできているのか、わかる範囲で教えていただければと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課、相澤でございます。  銚子連絡道路2期区間についての進捗状況の御質問でございますが、銚子連絡道路2期区間につきましては、横芝光町から匝瑳市に至る延長約5キロメートルを整備しているところでございます。平成30年11月末現在で、面積ベースで用地の取得状況は約8割となっておりまして、匝瑳市時曽根地区、笹曽根地区におきましては、順調に用地の取得を行っているところでございます。また、工事の状況でございますが、横芝光町区間につきましては、用地買収と道路改良工事を行っているところでございます。また、匝瑳市区間でございますが、まだ用地が完全に取得されてないところでございますので、引き続き用地買収とともに道路改良工事、また、橋梁の下部工に入っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山本委員。 ◯山本義一委員 今、匝瑳市までが第2期区間というんですか。これ、その先が3期とか4期とかになっていくんでしょうか。そういうふうになっていくと思いますけど、第2期の大体完成の目標年度とか、もしわかる範囲で。用地が絡むことだから、はっきりとは言えないかもしれませんが、大体目標をこのぐらいに持っていきたいというような年度がわかるのであれば教えていただきたいと思います。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課です。  現在、用地が完了したところから鋭意工事を進めているところでございまして、供用目標を平成35年度を目指して実施しているところでございます。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 山本委員。 ◯山本義一委員 ありがとうございました。県の職員の方々も協力して、また、地元の市、町にも御協力をいただいて用地交渉をすんなり進めて、一日も早く完成するように努力していただきますように要望して終わります。 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 他にございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  本日の委員会終了後、県内港湾の整備状況等の調査を目的として委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) それでは、そのように決定いたします。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(鶴岡宏祥君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鶴岡宏祥君) ありがとうございます。特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会
    ◯委員長(鶴岡宏祥君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午後2時3分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....