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  1. 千葉県議会 2018-12-13
    平成30年_農林水産常任委員会(第1号) 本文 2018.12.13


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長戸村勝幸君) ただいまから農林水産常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  大松委員には、本日所用のため欠席する旨の届け出がありましたので、御了解願います。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了解願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長戸村勝幸君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に宍倉委員、石井委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長戸村勝幸君) 本委員会に付託されました案件は議案10件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長戸村勝幸君) これより議案の審査を行います。
     農林水産部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  半田農林水産部長◯説明者半田農林水産部長) おはようございます。半田でございます。議案の概要の説明と諸般の報告をさせていただきます。本定例会におきまして農林水産常任委員会に付託され、御審議をお願いする議案は10件でございます。  初めに、予算関係の議案を御説明いたします。  議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)についてですけれども、その内容は農林水産部の歳出予算について、職員人件費を5,634万6,000円増額しようとするものでございます。また、繰越明許費については21億7,265万9,000円を設定するもので、漁港整備等に関して適正な工期を確保するためでございます。  このほか、後ほど説明いたします千葉県立県民の森の指定管理者の指定に当たり、県が負担する管理費用につきまして債務負担行為を設定しようとするものです。  続いて、予算関係以外の議案を御説明いたします。  議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定については、平成31年10月1日より消費税率が10%に引き上げられることとされていることから、千葉県立県民の森の利用料金の額の範囲を改正するものでございます。  議案第12号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定については、土地改良法等の一部改正によりまして、土地改良施設の突発事故に係る復旧事業について、災害復旧事業と同様に扱うこととなったことに伴い、県の条例についても文言の修正を行うものでございます。  議案第17号契約の変更については、農林総合研究センターの新本館建築工事請負契約におきまして、公共工事の設計に用いる労務単価の上昇に伴い、契約金額の増額を議会の議決に付すものでございます。  議案第24号から第29号の指定管理者の指定については、千葉県立県民の森6施設の指定管理者の指定に当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決に付すものでございます。  以上が付託議案の概要ですが、詳細につきましては後ほど担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、当面する諸般の情勢について申し上げます。  最初に、市原市大桶地先の土砂流出事故とその後の対応について申し上げます。  11月6日、太陽光発電施設の設置を目的とした当該林地開発許可地におきまして、3万6,500立方メートルの土砂が流出するという事故が発生し、市道、通称うぐいすラインが通行どめとなっております。現在事業者による復旧工事が進められているところですけれども、今後、現地の安全確保を第一に、市道の一日も早い開通に向けて関係課と連携を図りながら、事業者に対し適切な指導を行ってまいります。  次に、三島ダムのその後の対応について申し上げます。  本年5月に漏水とひび割れが発生した洪水吐きにおいて、10月から行っていた応急対策工事が12月27日に完了する見込みでありまして、その後、農業用水確保に向けた貯水を開始する予定です。また、これまでの専門家による2回の検討会で、今回の漏水は地山の風化により、側壁との間にすき間ができたことが原因とされました。引き続き、3回目の検討会を12月20日に開催し、抜本的な工事を検討していく予定でございます。  次に、高病原性鳥インフルエンザについて申し上げます。  現在国内での発生は確認されておりませんが、近隣の台湾や中国などで発生が継続しており、渡り鳥のシーズンを迎えて国内への侵入リスクは高い状況にあります。このため県では、全ての養鶏農家を巡回し、侵入防止対策の徹底を指導するとともに、万一発生した場合に備えて、市町村や自衛隊などとともに実践的な防疫演習を本年10月に実施したところでございます。今後とも、高病原性鳥インフルエンザの発生予防と蔓延防止に万全を期してまいります。  次に、平成31年産の米の生産調整について申し上げます。  国は、平成31年の主食用米生産量の見通しについて、人口減少等によりまして需要量が減少していることを踏まえ、前年と比べ9万トンから17万トン少ない718万トンから726万トンとし、11月28日に公表したところです。この国の公表値をもとに、県やJAグループ集荷組合等を構成員とする千葉県農業再生協議会において、本県における平成31年産米の生産目安を年内に設定する予定です。引き続き、主食用米が過剰生産とならないよう、飼料用米等への転換を促してまいります。  次に、水産総合研究センター施設再編整備計画について申し上げます。  県では、水産総合研究センター機能強化に向けた基本構想を11月に策定いたしました。これを踏まえ、基本構想の実現に必要な施設の集約化や整備を行うための再編整備計画について、年度内の策定を目指し、現在検討を進めているところでございます。  次に、漁業法の改正について申し上げます。  適切な資源管理と水産業の成長産業化を両立させるため、資源管理措置や漁業権などを見直す漁業法等の改正案が臨時国会で可決されました。県としては、制度の趣旨を踏まえ、本県漁業者が不利益をこうむることがないよう、また、本県漁業の振興と沿海地域の活性化が図られるよう、適切に対応していきたいと考えております。  次に、クロマグロの漁獲管理について申し上げます。  現在国では、TAC制度に基づいて、来年4月からの1年間の漁獲量の配分について検討を進めております。県としては、その検討結果を受け、さらに漁業者説明会などにおいて地元の意見を聞きながら、県計画を策定してまいります。クロマグロの資源量は過去最低水準にあることから、資源が回復し、漁業者が持続的に漁獲できるよう、引き続き漁獲量の適切な管理に努めてまいります。  次に、農林水産物の販売促進について申し上げます。  県では、大根など千葉を代表する秋冬野菜や旬のサバ、サンマが出回る11月を「ちばが旬!販売促進月間」と定めまして、大田市場での販売出陣式や首都圏168店舗におけるフェアなど、県産農林水産物の集中的なキャンペーンを展開しました。さらに、県が認定する千葉ブランド水産物につきましては、竹岡つりタチウオ、金田産焼ばら乾海苔を新たに認定し、合計29品目となりました。なお、本年デビューしたQなっつについては売れ行きが大変よく、改めて本県の特産品である落花生への関心の高さを認識したところでございます。また、輸出の取り組みについては、シンガポールにおいて初めてとなる知事トップセールスを11月に実施し、現地の有力なバイヤーとの面談や試食会などを通じて、知事みずから高品質な千葉の農水産物、加工品のPRを行ったほか、商談会を開催し、今後の取引に向けて大きな手応えを感じることができました。  最後に、農業や漁業の状況について御説明いたします。  まず、本県主力の秋冬野菜の生産状況ですが、ニンジン、ネギなど多くの品目は生育が順調で、本格的に出荷されております。また、台風24号による影響を受けた大根、キャベツについても、その後の好天により生育が回復しており、露地野菜は平年を上回る出荷量となっております。年末年始の需要期を迎え、今後とも農家への情報提供などにより、農業経営の安定化に努めてまいります。  次に、漁業の状況についてですが、ノリは例年どおり販売が始まりましたが、これまで800万枚を超える取引となり、不作であった直近3年間を上回る取引量となっております。また、ことし1月から10月までの主要漁業の状況ですが、まき網漁業では、水揚げ量で約2割増、金額で前年並みとなっております。キンメダイ漁は、前年に比べ水揚げ量で1割増、金額で前年並みとなっております。イセエビ漁は、前年に比べ水揚げ量で4割増、金額で1割減となっております。また、サンマ漁は、12月5日をもって今漁期の操業は終了となりましたけれども、不漁であった前年に比べ水揚げ量で5割増、金額で1割増となりました。今後とも、効率的な操業に向けた漁海況情報の的確な提供や漁業経営の安定化のための技術指導に取り組んでまいります。  以上をもって、当面する諸般の情勢についての御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長戸村勝幸君) ありがとうございました。初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長◯説明者山口農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。  農林水産部一般会計補正予算第2号について御説明いたします。平成30年12月定例県議会農林水産常任委員会資料の2ページ目をお開きください。  表の下の部分に合計欄がございます。一般会計補正予算第2号は、ことし、人事委員会勧告に基づく給与改定に伴い5,634万6,000円を増額しようとするものであり、その結果、補正前の額と合わせた総額は514億6,599万3,000円となります。  増額となる5,634万6,000円の内訳を御説明申し上げます。6ページ目をお開きいただきたいと存じます。第7款第1項第1目農業総務費の補正額は4,756万6,000円の増額でございます。  下の欄をごらんいただきたいと存じます。第7款第5項第1目水産業総務費の補正額は868万4,000円の増額でございます。  1枚おめくりいただきまして、7ページ目をごらんいただきたいと存じます。水産課の補正予算でございますが、第7款第5項第4目漁業調整委員会費の補正額は9万6,000円の増額でございます。  以上で一般会計補正予算第2号の説明を終わりといたします。  続けて、繰越明許費について御説明いたします。説明資料お戻りいただきまして、4ページ目をお開きいただきたいと存じます。よろしいでしょうか。  拠点漁港整備事業など9つの事業において、国の計画の関係や、あるいは地元や関係機関等との協議の遅延などにより、年度内に終了しないことが判明した事業について、適正な工期を確保するため21億7,265万9,000円の繰越明許費を設定しようとするものでございます。  また、この約21億円の内訳でございますが、資料の中段にございます、5項水産業費の一番上でございます拠点漁港整備事業が約15億円でございまして、さらにこの内訳としまして、10億円が銚子の漁港整備の関係でございます。これにつきましては、年度当初に国の計画が策定される予定でございましたが、9月のほうに少しおくれたため、この結果として明許の繰越のほうに至ったというものでございます。  以上で農林水産政策課の説明は終わりにいたします。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  森林課の債務負担行為補正予算について御説明をさせていただきます。委員会資料、5ページをごらんください。  債務負担行為補正額は合計で8億4,100万円でございます。この内容でございますが、千葉県立県民の森6施設の指定管理者の指定をするに当たり、県が負担する管理費用について債務負担行為を設定しようとするものでございます。  以上で債務負担行為の補正についての説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第11号関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定について御説明をさせていただきます。委員会資料、8ページをお開きください。  初めに、改正理由でございますが、平成31年10月1日から消費税率が10%に引き上げられることから、千葉県立県民の森施設の利用料金の額の範囲を改正するものでございます。  次に、改正内容でございますが、千葉県立県民森設置管理条例第14条第3項に規定する利用料金の額の範囲のうち、内浦山県民の森、清和県民の森、東庄県民の森及び大多喜県民の森の施設に関するものについて改正をするものでございます。  また、施行期日は平成31年10月1日からするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第11号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手
    ◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第11号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第12号関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、議案第12号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  杉森耕地課長◯説明者杉森耕地課長) 耕地課でございます。  議案第12号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。農林水産常任委員会資料の9ページをごらんください。  改正の理由でございますが、土地改良法等の一部改正により、土地改良施設の突発事故に係る復旧事業について、災害復旧事業と同様に扱うこととなったことから所要の改正を行うものです。  改正内容は、条文中「災害復旧」を「災害復旧又は突発事故被害の復旧」に改めるほか、所要の文言の修正を行うものです。  施行期日は公布の日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第12号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第12号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第17号関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、議案第17号契約の変更についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  崎山担い手支援課長◯説明者崎山担い手支援課長) 担い手支援課でございます。  議案第17号の契約の変更について御説明をいたします。農林水産常任委員会資料の10ページをお開きください。  本議案は、平成30年2月定例県議会の議決を得て締結した千葉県農林総合研究センター新本館建築工事請負につきまして、公共工事設計労務単価の上昇に伴い契約金額の変更を行うため、議会の議決を得ようとするものでございます。  変更契約の内容は、当初の契約金額18億4,680万円から391万1,760円増額し、18億5,071万1,760円に変更するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第17号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第17号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第24号ないし議案第27号及び議案第29号関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、議案第24号ないし議案第29号はいずれも指定管理者の指定についてですが、議案第24号ないし議案第27号及び議案第29号を先に一括議題とし、議案第28号については除斥の対象となりますので後ほど議題といたします。  当局に説明を求めます。  西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。議案第24号から27号及び29号、これらはいずれも千葉県立県民森指定管理者の指定についての議案でございます。  県民の森指定管理者の選定につきましては、現在の指定管理者の指定期間が平成31年3月31日で終了することから、指定管理者を公募し、外部有識者からの意見を踏まえ、農林水産部指定管理者選定委員会の審査を経て候補者を選定しております。  まず、議案第24号内浦山県民の森に係る指定管理者の指定について御説明申し上げます。農林水産常任委員会資料の11ページをお開きください。  本県民の森は、一般財団法人千葉県観光公社1団体からの応募があり、審査の結果、4の選定理由のとおり、一般財団法人千葉県観光公社を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で2億3,000万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の12ページ及び13ページに記載のとおりでございます。  次に、議案第25号清和県民の森に係る指定管理者の指定について御説明申し上げます。農林水産常任委員会資料、14ページをお開きください。  本県民の森には2団体からの応募があり、審査の結果、4の選定理由のとおり、評価の高かった千葉県森林組合を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で2億420万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の15ページ及び16ページに記載のとおりでございます。  続いて、議案第26号館山野鳥の森に関する指定管理者の選定について御説明申し上げます。資料17ページをお開きください。  本県民の森には、一般財団法人千葉県観光公社から1団体の応募があり、審査の結果、4の選定理由のとおり、一般財団法人千葉県観光公社を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で1億1,000万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の18ページ、19ページの記載のとおりでございます。  続きまして、議案第27号船橋県民の森に係る指定管理者の指定について御説明申し上げます。資料の20ページをお開きください。  本県民の森には3団体からの募集がございまして、審査の結果、4の選定理由のとおり、評価の高かった株式会社塚原緑地研究所を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で7,052万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の21ページ及び22ページの記載のとおりでございます。  続きまして、議案第29号大多喜県民の森に係る指定管理者の指定について御説明申し上げます。資料26ページをお開きください。  本県民の森には5団体から応募がございまして、審査の結果、4の選定理由のとおり、評価の高かった株式会社塚原緑地研究所を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で1億2,830万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の27ページ及び28ページに記載のとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 指定管理者の件で1点、29号ですけれども、大多喜県民の森で、これまでは大多喜町が前回は非公募で選定をされていたようですけど、前回非公募だった理由と、今回、大多喜町が出てきていない理由について教えていただきたいと思います。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  従来、現在の指定管理者は大多喜町ということなんですけれども、もともとこの土地が大多喜町の町有林であること、そして、町のほうから、みずからが指定管理者として県民の森を運営したいという要望が当初ございまして、特別に大多喜県民の森については町が指定管理を受けるという形でお願いしてきました。その後、やはり利用者の数等について少し低迷している状況がございまして、今後の対応について町とも相談してきたんですけれども、町のほうからも、やはり、民間のノウハウを取り入れて利用者をふやしていきたいということがございまして、町のほうから指定管理、一般公募ということでの要望がございましたので、これを受けまして、今回は切りかえたということでございます。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) ほかに質疑はありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論及び採決を行います。  討論及び採決は分割して行います。  初めに、議案第24号についてこれより討論を行います。討論はありませんか。──討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第24号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第24号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第25号についてこれより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第26号についてこれより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第26号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第26号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第27号について討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第27号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第27号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第29号についてこれより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第29号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第29号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第28号関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、議案28号を議題とします。  なお、この際、千葉県議会委員会条例第17号の規定により酒井委員が除斥となります。  酒井委員は退席願います。     (酒井茂英委員退室) ◯委員長戸村勝幸君) 当局に説明を求めます。  西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  議案第28号東庄県民の森に係る指定管理者の指定について御説明申し上げます。委員会資料、23ページをお開きください。  本県民の森には、千葉県森林組合連合会1団体からの募集がございまして、審議の結果、4の選定理由のとおり、千葉県森林組合連合会を候補者として選定いたしました。期間は平成31年4月1日から5年間、提案額は5年間で9,600万円でございます。なお、評価点数の内容は、次の24ページ及び25ページの記載のとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長戸村勝幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第28号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手全員。よって、議案第28号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。  除斥の委員には入室願います。     (酒井茂英委員入室)        ─────────────────────────────        改定「漁業法」に反対する意見書(案)関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、意見書案が提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  共産党から提出されております改定「漁業法」に反対する意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長戸村勝幸君) 挙手少数。それでは、意見の一致が見られませんので当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  石毛委員。 ◯石毛之行委員 それでは、諸般の報告といいますか、部長から冒頭に挨拶あった中の5ページの下段ですね。知事のトップセールスについてお聞きしたいんですが、先月にシンガポールにおいて、県産品の農林水産物や加工品をPRしてきたということでございますけども、その中で商談会とか何かを通じて、バイヤーといろいろやり合っていると思うんですけれども、ちょっとこの報告だと中身がわかんないものですから、その評価というのはどのようなものだったか、詳細に教えていただけますか。 ◯委員長戸村勝幸君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 流通販売課でございます。  今回のトップセールスでは、バイヤーの代表者との会談ですとか商談会、あるいはサツマイモやキンメダイなどを紹介する試食会などを実施してきたところでございます。商談会では、県のほうからは16の事業者が出席をし、シンガポール側からは51社のバイヤーが参加をいたしまして、積極的な商談が行われたところでございます。参加したバイヤーからは、例えば目新しくてポテンシャルの高い商品があったですとか、あるいは幅広い商品や加工品が生産をされていて、大変興味深いといったような高い評価をいただいたところでございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 石毛委員。 ◯石毛之行委員 そうしますと、高い評価をいただいたと。しかも、こちらからも16事業者、あちらから51のバイヤーが来ていたということでございますから、これをもとに実際問題の輸出とか、そういうものにつなげていかなきゃならないんですよね。じゃ、今言ったようなことを今後どのように成果につなげていくかということを教えていただけますか。 ◯委員長戸村勝幸君) 高橋流通販売課長。 ◯説明者(高橋流通販売課長) 今後につきましては、今回の成果をもとに事業者の契約に向けて支援をしていくとともに、関係を築いた多様な販路を持つ有力なバイヤーとの信頼関係を県としてもしっかりと確立をしていきたいということと、今後も効果的なプロモーションを継続して実施をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 石毛委員。
    ◯石毛之行委員 そうなんですよね。せっかくこういう窓口というか入り口をつくったもんで、いつも思うんですよ。これを本当の成果、何万トン輸出できたとか、そういうものに持っていくためなんですよね。どうも我々見ていて、その最後のほうの成果の部分につなげるのがちょっと弱いんじゃないかなというふうに感じていますから、しっかりとPRとか、それから業者に対してもっとあちらにアピールするようにとか、もちろん行政としてもそうですしね。あちらのバイヤーに対しても、もっともっとこのトップセールス、一過性じゃなくて、最後の最後の実績につなげるというようなことを強力に進めてほしいと思いますので、よろしくお願いします。 ◯委員長戸村勝幸君) ほかに。  小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 私のほうから幾つかあるんですけど、まず、漁業法の改正についてお伺いしたいと思います。部長からの挨拶にもあったんですけれども、漁業法等の改正に対しては、地元の漁業者から不安の声が上がっております。そこで、今回の法改正はどのような内容かということと、今回の改正により本県の漁業者にどのような影響があるのかお聞きしたいと思います。お願いします。 ◯委員長戸村勝幸君) 根本水産課長。 ◯説明者(根本水産課長) 水産課でございます。  今回の法改正の趣旨でございますが、適切な資源管理と水産業の成長産業化を両立させるため、資源管理システムと漁業許可・免許制度などを一体的に見直すものでございます。主な内容は、資源管理につきましては、漁獲可能量による管理、いわゆるTAC管理を基本といたしまして、大臣許可漁業を初めとして、準備が整ったものから順次、船舶ごとの漁獲割り当てを設定し、漁獲量を管理していこうとするものでございます。また、漁業権につきましては、今後も漁業権制度を維持しつつ、法律に位置づけていた漁業権を付与する際の優先順位を廃止することなどでございます。  もう1つの御質問、今回の改正により本県の漁業者にどのような影響があるのかという御質問でございますが、資源管理システムの見直しにつきましては、国は先行して導入される大臣許可漁業の状況を踏まえながら、沿岸漁業への導入の可能性を検討するとしていますことから、早急な変更はないものと考えておりますが、導入に当たっては、本県の漁業実態を踏まえた管理を行っていく必要があると考えております。また、漁業権につきましては、多くの漁業者が関係する共同漁業権、これはイセエビとか、サザエとか、アワビとか、ハマグリとか、アサリをとる漁業権でございますけれども、多くの漁業者が関係しております。引き続き、漁協に免許されることから、影響はないものと考えております。  またもう一方、養殖業、定置網漁業を行う漁業権につきましては、千葉県では養殖業はノリ養殖が東京湾で、また、タイなどの養殖が勝山で、それから、定置網漁業につきましては富津市の金谷から鴨川市にかけて行われておりますけれども、こういった漁業の漁業権につきましては、漁場を適切かつ有効に利用している漁業者に対しましては、優先して引き続き免許される仕組みとなっておりますので、影響は少ないものと考えております。  以上でございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 お答えいただいて、水産業の全体的な成長を促すものということと、本県の漁業には余り影響がすぐにはないだろうということですけれども、懸念がないわけでもないでしょうし、実際に何といいましょうか、不安をあおるような方々もいますので、引き続き安心して漁業者が経営を維持、継続できるように、県としても引き続き支援をお願いしたいというふうに思っております。  次に、林地開発における現場の指導や監視の強化についてお伺いしたいと思います。林地開発許可地における違反等の未然防止を図るため、きめ細かい現場の状況把握が必要と考えるが、どうか。それと現状の把握とともに、違反行為への的確な対応が必要と考えるがいかがでしょうか。  以上でございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  今般、市原市大桶地先で発生しました今回のような事故を防止するためには、まず、現場の施工状況をこれまで以上にしっかりと把握することが必要であるというふうに考えております。このため、現場の状況把握のあり方を見直すとともに、これまでよりもきめ細かく現場の状況を把握できるように、調査の方法などについて検討しているところでございます。  2つ目の違反行為への的確な対応についてでございますけれども、今回の事故におきましては、現場での違反対応が指導のみにとどまってしまい、早期に中止勧告などの措置を講じなかったことに問題があったというふうに考えております。このため、林地開発の違反行為の防止に向けて、危険度や緊急性を迅速に判断し、的確に対応できるよう、職員の意識を高めるような研修の実施、それから対応手法について早期に検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 残念ながら、ほとんどの業者の方々が真面目にやってらっしゃるんでしょうけど、時々、やっぱりこういう事案が発生してしまうので、事故が再び起こらないようにするためにも、現場の監視の強化、そして違反行為への的確な対応、大変ですけど、県として努めてもらいたいと思っております。  もう1点、よろしいでしょうか。全国的にというか、さっき鳥インフルエンザの件はあったんですけど、豚コレラが岐阜県でも発生しているようですけど、本県の予防対策は万全かどうか教えてください。 ◯委員長戸村勝幸君) 富田畜産課長。 ◯説明者(富田畜産課長) 26年ぶりに岐阜県で発生いたしました豚コレラにつきましては、今のところ岐阜県の中での発生にとどまっておるわけでございますけれども、一番憂慮すべきは、感染経路がはっきりしていないということが、一番心配されているところでございますので、県といたしましては、全ての豚飼育農家に対しまして、侵入防止対策、注意喚起、情報提供などを実施しているところでございます。これに加えまして、イノシシから今回の豚コレラウイルスが大分出てきております。今、70頭を超えている状況でございまして、全部岐阜県内でございますけれども、千葉県でも死亡したイノシシにつきましては、豚コレラウイルスの検査を実施しているところでございまして、まだ10頭に足りないぐらいの頭数でございますけども、全部陰性ということで監視を続けているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 畜産的には万全を期していただいて、引き続きなんですけど、イノシシからということもありますので、これも全庁的に、鳥獣駆除も含めて万全を期していただきたいと思います。これは要望させていただいて終わりたいと思います。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 ただいまの質問でも出ましたけれども、大規模な太陽光発電について土砂崩れがあったということで、許可した後のチェックが大事だということが出ました。そのうち県の問題として、入り口部門でどう対応するかということが大事になってくると思うんですが、いわゆるメガソーラーというのはメリット、デメリットがあって、賛成も反対もあると思いますけれども、県としてやるべきことというのは、当たり前ですけれども、林地開発許可制度の4つの基準、その基準をクリアしているかどうかをしっかりとチェックをすることが大事だと思います。今話題になっております鴨川について、大規模なメガソーラーが今審査中だと思いますけれども、その件でお聞きしたいんですけども、その4つの基準、1つは、災害を発生させるおそれがないこと、2つ目が水害を発生させるおそれがないこと、3つ目が水の確保に著しい支障を及ぼすおそれがないこと、4つ目が環境を著しく悪化させるおそれがないことということで、この4つの基準をクリアするために、具体的にどのような対応をとるというふうに言っているのかということと、あわせて4番目で言うと、この環境というのは具体的には何を指すのかということを教えていただきたいと思います。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  千葉県林地開発許可審査基準に関する御質問について、1つずつお答えさせていただきます。  まず、1つ目の災害を発生させるおそれがないことについての対応でございますけれども、事業者には、各種工種別の施工方法を記載した施工計画書というものを通常の申請図書に加えて、指導で提出させているところでございます。その内容として、災害防止対策や施工の手順について記載されておりまして、それを見て綿密な審査を実施しているというところでございます。また、盛り土ののり面対策としては、やはり大盛り土もございますので、安全性の向上の観点から、必要な工法等についても指導しているところでございます。2つ目の水害を発生させるおそれがないことについてでございますけれども、計画されている調節池が3カ所ございます。それぞれの容量、構造などについては十分な機能を有するかどうか、審査、確認はしているところでございますが、さらに、より安全性を高めるため、通常の構造よりも堅固にするよう指導を行っており、慎重な審査を実施しているところでございます。3つ目の水の確保に著しい支障を及ぼすおそれがないという基準でございますけれども、本県につきましては、農業用水について2つの土地改良区から同意を得ること、それから周辺に簡易水道がございまして、その管理者との協議を実施するように指導しているところでございます。4つ目の環境を著しく悪化させるおそれがないことにつきましてですけれども、これは森林が十分に確保され、かつ、適切に配置されていること等について慎重に審査をしているところでございます。なお、区域内には植生の保全について、千葉県自然環境保全条例に基づく自然環境保全協定の締結について現在協議が行われているところでございます。  最後に、環境を著しく悪化させるおそれがないことの環境についての御質問でございますけれども、これは農林水産事務次官通知、開発行為の許可制に関する事務の取扱いについてという文書がございまして、この中で植生の保全、遮音効果、防風効果、景観の維持等が記載されているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 今の御説明の中の4番目のところに、環境を悪化させないという中で、まず1つが森林を残すということですけれども、大体どれぐらい残す予定なんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) これは事業の目的が工場、事業場という分類に入ってまして、許可基準でいきますと、25%の森林を確保するということになっております。本案件につきましては、残置森林、造成森林を合わせて約50%の森林が確保される内容になっております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 そうすると、いわゆるメガソーラー、本県については、工場、事業場に入るということで50%を確保すると。その50%は、恐らく審査基準のより多いと思うんですね。もともとこのメガソーラーというのは、森林法ができたときには想定されていなかったという、たしか前回の議論の中で、要はゴルフ場の土砂の移動量を準用すべきではないかというお話を話題にしたときには、それも考え方としてはあるということでしたが、明確に準用するというお話はなかったと思いますが、今回この緑化については、工場、事業場の中に入れると、この中の範疇だというところで、本来の最低限クリアしなきゃいけないところよりも多目に50%という量で確保しているとなると、土砂の移動量についても、200万立方メートルというゴルフ場の基準があると思うんですが、それよりも厳しく見てもおかしくないんじゃないかと思うんですが、現在の計画では恐らく厳しい割合か、それの何倍も移動するというような計画になっていると思います。そうすると緑化基準については、ある程度ハードルを高く設置して相手は了解をしているけれども、土砂については非常に緩いというか、緩やかな形でやっているということですけれども、そこに問題はないんですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  森林の確保と土砂の移動量ということに関する御質問でございます。この森林率につきましては、25%の基準に対して約50%森林が確保されている、かつ、その配置につきましても、この事業区域内周辺部に30メートル以上、それから中につきましても、適宜30メートル以上の林帯を確保するような形で、工事が完了してパネルが張られた際にも、その周辺部の林帯、それから中に適切に配置された森林等に囲まれるような形での景観になるというふうに考えております。やはり、かなり高い森林率を確保されているということも踏まえまして、先ほどお話がありました土工量についてです。これはゴルフ場につきましては、18ホール当たり200万立方メートルという基準がございますけれども、それ以外については明記された基準がないという中で、本案件についての土工量については必要最小限度であるという認識を持っております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 今のお話ですと、この基準のところに工場、事業場の設置という中で、主な開発行為の種類ということが書いてあります。その中には製造、加工処理とか、あとは学校施設とか、ゴルフ練習場とか書いてあります。具体的な例が書いてあるんですね。ところが、この中にはいわゆるメガソーラーについては書いていない。林地の面積については、メガソーラーが書いていないにもかかわらず、工場、事業場の範疇に入れるというふうに判断をしているのに、なぜ土砂の埋蔵量についてはほぼ似ているような使い方をしているゴルフ場を準用しないのか、そこがどうしてもわからないんです。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  本案件につきましては、工場、事業場の設置の区分に入るという御説明をさせていただいたところでございます。ここに例示されているものとして、さまざまな病院なり、野球場、ゴルフ練習場というのも書かれておりますけれども、今回の大規模発電施設の設置につきましても、この区分の中に入ってくるということで考えております。あわせて、土工量につきましては、やはりゴルフ場について、特に200万立方メートルという上限基準を定められてるということがございまして、考え方としてはこれを準用するという考え方はあり得るという、御説明は前回させていただきましたけれども、現時点について、既に申請が上がってきて審査を上げてる案件につきましては、現行の基準として、まずはその必要最小限の土工量であるということについて現在審査を行っているところでございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 何か明確な答弁ではないのかなとは思うんですが、いずれにしてもこの工場、事業場の設置の中にメガソーラーのことは例としては出ていないにもかかわらず、森林の割合についてはこれを使うと、これをベースに考えると。しかも、これよりもハードルを上げて考えているんであれば、土砂の移動についても、やはりゴルフ場を準用すべきでないかと私は思いますので、それを含めて考えてもらいたいと思います。  もう1点だけ、最後に、先ほどの環境の中に景観の維持というのも入るということですけれども、私も現地を見て景観の維持、例えば市街地とか高速道路とかから見たときに山が、山並みが、1山、緑が銀色でしょうかね。メガソーラーのパネルで埋まるというのは、普通に考えれば、別に基準がないかもしれませんけど、普通に考えれば景観の維持ということからすると、大きく基準を守れていないんではないかなと私は感じるんですが、それはどうでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  森林の確保、量的には半分の森林が確保されているということでございますけれども、もう1つ、その配置です。あわせて、造成に伴ってのり面が生じますけれども、切り土のり面、盛り土のり面についても全て緑化をするということでございまして、事業場区域内でパネル以外の部分については緑化、もしくは木が生えているという、かつ、どうしてもやはり道路から一部パネルは見えてしまいますけれども、ある程度の面積のくくりの中で森林に囲まれているというような形の利用形態になっておりますので、それをもって景観上の維持については問題ないという判断をさせていただいて、現在審査中でございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 いずれにしても難しい課題であると思いますけれども、今、県としてできるのは、その林地開発許可制度、この4つの基準がどうなのかということしか逆に言えばできないわけで、それをちゃんとクリアするかしないかというのは、多くの人にちゃんと納得がしてもらえるような説明ができる判断をしていただきたいということを最後にお願いして終わります。 ◯委員長戸村勝幸君) ほかに。  宍倉委員。
    ◯宍倉 登委員 スマート農業について伺いたいと思います。県でも、この問題については取り組んでいるということですけれども、先日、テレビで異業種の人がスマート農業というか、機械化を図ってやっているというテレビを見たんですけれども、運送をやっていて、生産面だとか、効率化だとか、人手の問題だとか、いろいろ課題があるのを自分なりに考えて機械化を図ったり、こういう技術がいいんじゃないかということで、自分で研究したりしてやってる番組だったんですけれども、これからの担い手の問題だとか、あと農業従事者が高齢化していると、後継者不足だというような中で、やっぱりこういう取り組みというのは非常に有効だなというふうに思ってるんですけれども、でも農家の人にいろいろ聞くと、いろいろな先端の技術というのは高いというようなことも聞くんですよね。やっぱり、機械化してもそういう費用が高くて返済するのに大変だとか、いろいろありますけれども、千葉県、それこそ農業県でありますけれども、スマート農業を進めるため、どのような取り組み、課題があるのかちょっと教えていただきたいんです。 ◯委員長戸村勝幸君) 崎山担い手支援課長◯説明者崎山担い手支援課長) スマート農業に関する御質問でございますけれども、スマート農業に関する機械でありますとか、それから機器につきましては、委員御指摘のとおり、例えば大規模なところで使うことを想定したりしておりまして、特に水稲の機械につきましては、一般のものに比べて価格が高いというようなことが多いということなので、課題として、本県の水稲農家に導入する場合にはどれくらいの面積であったら導入が実現できる、現実的かとか、そういうようなコストの面で費用対効果等を検証する必要があるというふうに考えております。それから、ハウス、施設園芸作物に使う制御とか通信のいろんな装置もあるんですけども、ハウスの中の環境を最適な状態にするための装置が導入され始めているんですけども、それがトマトでは比較的いろんなところで、オランダの事例なんかを参考にやられているものが多いんですが、品目によっては、その装置を使いながら収量を増加させる最適な環境とか管理方法、これらについてまだ十分に解明されていないというようなことが課題として捉えております。 ◯委員長戸村勝幸君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 研究段階ということだと、そういう部門もたくさんあるということだと思うんですけれども、先ほど言ったように、やっぱりこれから上位を目指して、農業の生産高を上げていったり、担い手の問題だったり、あと最近は女性も、女性農業者というのもいろいろふえてきていますよね。そういうことを考えると、スマート化というのはそういう担い手に注目、関心を集める最も有効な政策じゃないかなというふうに思うんですけれども、そういったことをぜひ強力に進めていくということで、今年度はどういう取り組みをやられたかちょっと教えていただきたいんです。 ◯委員長戸村勝幸君) 崎山担い手支援課長◯説明者崎山担い手支援課長) 今年度からスマート農業導入実証事業というのを開始いたしまして、県内7カ所で実施しております。水稲関係ではGPSを利用して、自動で直進、真っすぐ走るトラクターですとか田植え機、それから、田んぼの水の高さを自動にコントロールするシステム等を用いまして、大規模経営体において、作業時間をどれくらい削減できるかとか、あるいは疲労度がどれくらい軽減できるかというのを調査して、先ほど申し上げましたように、費用対効果がどの程度のものかというのを検討しているところでございます。それから、施設園芸作物につきましては、キュウリとイチゴにつきまして、ハウス内の温度とか、湿度とか、炭酸ガスの環境を正確に測定しまして、最適に制御することによって、どれくらい収量が増加するかというようなことを検討しているところでございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 先ほどのお話の中に水稲とか、ハウスとか、いろいろ条件が違う、大規模化にしていくとか、いろいろ課題が違うと思うんですけれども、いずれにしても機械化を図ったことで、その返済に追われたりとかそういうことがないように、やっぱり千葉県農業というのは消費地に近いということがありますので、それを最大限に生かしていろいろ支援するのに、県とか皆さんが支援するのに、やっぱりそういうところの強みがあるんですから、積極的に支援していってほしいなというふうに思います。スマート化、スマート農業の推進というのは、やっぱりこれからの大きな一番の、私は課題じゃないかなというふうに思っておりますので、農業研究所など、ああいうところでも7カ所ということですけれども、今年度はですね。いろんなモデルだとか、いろんなケースを考えて研究していったほうがいいと思うんですよね。県の中でも。ですから、積極的にこのスマート農業化というものを取り組んでいただきたいという要望をしておきます。よろしくお願いします。 ◯委員長戸村勝幸君) よろしいですか。  谷田川委員。 ◯谷田川充丈委員 私のほうからは、ことしの9月30日と10月1日に本県を通過した台風24号の被災農業者支援策について、ちょっとお尋ねいたします。国では、台風24号で被災したハウスなどの農業用施設の修繕や再建に対して補助金を助成する、被災農業者向け経営体育成支援事業を発動したと聞いております。国の補助率が10分の3、市町村が10分の2以上、さらに、県でも10分の2以内を上乗せすると聞いております。ただし、補助対象経費が20万円以上ということでございますので、実際この県内で対象となる農家の皆さんは何件ぐらいになるか。また、20万円以下の方も結構いらっしゃると思うんですが、その点、ちょっとお教えいただきたいと思います。 ◯委員長戸村勝幸君) 崎山担い手支援課長◯説明者崎山担い手支援課長) 台風24号のハウス等の施設の被害の件数なんですけども、程度によっていろいろなんですが、全壊したものから極めて被害が小さいものまで含めまして、1,510件の総数でございます。それは被害を受けて報告があった数でございまして、そのうち事業にどれくらい申請が上がるかというのは、ちょっと今調査をしている、要望調査を行っているところなんですけども、これまでのこの事業の経験の中では、大体六、七割くらい事業申請が上がってくるというような状況でございました。現在、市町村を通じて要望調査を行っている段階でございまして、12月の下旬には全体の事業規模が判明することになっております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 谷田川委員。 ◯谷田川充丈委員 ありがとうございました。今月の下旬にはわかるということでございますので、もしわかりましたら各市町村別にもお示しいただいて、被災された皆さん大変な思いしておりますので、今後とも積極的な支援をよろしくお願いいたします。これは要望とさせていただきます。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 私のほうからは、小路副委員長と秋林委員からも質疑で取り上げました林地開発、市原市大桶地先の土砂流出に絡む件について取り上げさせていただきます。小路副委員長から指摘があったように、現場確認が大事だという指摘で、今答弁としてはしっかり把握、見直す、きめ細やかとざっくりとした答えだったと思うんですけども、1つ踏み込んで少し質問をさせていただきたいと思います。現場確認が大事だとの認識を持った主な原因は、恐らく平成28年の開発許可をしてから、翌平成29年6月6日の防災パトロールで当該事業者が土砂災害防止のための調節池を完成させていないまま造成工事を進めているとわかり、そこで指導したという時点から1年4カ月ほど経過して、先ほど谷田川委員からも指摘があった台風の影響による大雨で土砂流出を受けての10月1日に現地調査を行うまでの間、現場確認を事実上怠っていたという指摘をされております。ここがまず1点目として大事な点だと思います。ここでちょっと細かくお聞きしたいんですけども、現場確認を結果として怠ってしまった理由は何だったんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  平成26年の9月の防災パトロールにおきまして、施工計画でまず先に施工することとされている仮設の調節池、これを確認しておりました。これによって現場が計画どおり適切に施工されているという判断を当時したということがありまして、その後の施工状況の確認をすることがなかったといったことが理由として考えられます。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 そうすると、適切にやっているけど指導したということですか。仮設でつくっていて適切にやっているけども、指導したということですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 申しわけございません。先ほどの答弁で平成26年9月と申し上げましたが平成29年の6月でございます。  当時の防災パトロールです。まず先に本格的な造成をする前に、仮設の調整池をつくりながら造成に入ってくという手順でございます。当初の段階の仮設の調節池等が計画どおりに設置されていたということがございまして、この事業について、計画どおりに事業は進んでいるという認識を当時持ったということでございます。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 そうすると、適正に行われている認識を持ったから1年4カ月あいてしまったというところで、そこの問題意識というのはあるんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  今後のことも含めてですけれども、やはりもう少しきめ細かく現地の確認をするべきだったという認識は持っております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 きめ細かくということは、適正だったけども、指導をしたと。指導したものが1年4カ月放置しているものを受けて、今後はきめ細かく現場を把握するという答弁ですけども、これは制度として、ルールとしては担保されないんですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 現在、やはりきめ細かく現場の状況を把握できるように、その確認体制全体について今見直しを検討しているところでございます。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ちょっと見直しというところで、余り答弁としてざっくりなんで、細かくそれではお聞きしますけれども、今現在こういうふうに確認しなければいけないのは何件ぐらいあるんですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 現在、林地開発の許可件数、それから、条例に基づく小規模林地開発の案件につきましては、約760件ございます。これらについては防災パトロール、これは6月という定時ですけれども、それ以外に通常時の現地調査、現地指導を行うであるとか、あとはやはり事業者から施行状況の報告をきちんと報告させるといったことも踏まえて、その全体の現場状況の把握、体制について、しっかりとそれを履行するように、事務所のほうにもその徹底を図るよう、今後指導していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 できれば、もう少し踏み込んでいろいろお聞きはしたいんですけども、例えば760件を何人で見ていて、きめ細かくという、我々議員で指摘することによって、現場に無理なのに負担がかかってもしようがないですから、現実、760件を何人で担当していて、実際どういう管理になっているのかというのはきっちりと検証いただいて、ここでは聞きませんので検証いただいて、先ほどの職員の意識改革とかもお話ありましたけども、できれば意識にとらわれるのではなくて、制度として担保できるような体制をつくっていただきたい。それに対しては管理のカルテをつくるとか、もう現実に、我々会派としては、この土砂事故は一歩間違えれば死者が出ていたと思うぐらいのレベルだと思います。それぐらいの危機感を持っております。なので、死者が出ていたかもしれないという意識レベルでやっていただきたいということを指摘させていただきたいと思います。今後は今言ったことを踏まえて、ぜひ検討してください。  そしてさらに、こちらのほうは小路副委員長から指摘されておりましたけども、9月30日の土砂流出を受けて、10月1日中部林業事務所が現地調査をしたときに4回指導したと。4回指導したのに起きてしまった。ここにも問題があるだろうということでありますけども、ここも踏み込んでいきたいんですけども、4回指導しても改善されず、結果11月6日の流出事故となったというのは、これはどういうふうに評価しているんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 今回、4回の指導という御指摘でございますけれども、やはり現場で違反行為が起きていたことが確認されてから指導に時間がかかったと。早期に中止勧告等の措置を行わなかったことが、違反行為の継続を許してしまったというふうに考えており、問題であったというふうに感じております。今後は、やはり違反地に対する危険度や緊急性をまず判断すること、それから的確な対応ができるように体制の見直しを早期に検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 細かくは聞きませんけども、恐らく現場判断とかに頼ってしまうと、なかなか中止勧告は結構重いですから、なかなか現場が責任を持ってその措置をとれるかというと、やっぱりルールに裏打ちされないとそういった判断が難しいと思われますので、ぜひ検討の際には、その点、なるべくルールで担保できるように、制度として担保できるような体制を築いていただきたいと思います。  最後に、この流出事故を受けて環境サイドと農林サイドで緊急調査を行ったということで結果をいただいております。これについて少し触れたいんですけれども、時間もあれでしょうから聞きたいところだけ聞かせていただきたいんですけども、環境サイドでは62カ所点検を行って、そのうち指針の構造基準、勾配に適合しない現場が34カ所あったという報告がありました。私のほうでお聞きしたところ、34カ所勾配に適合しない現場があったうち7カ所が林地に係るものだったと。その7カ所、環境サイドでひっかかった7カ所が、今回のこちらの農林水産部森林課のほうの調査では、その対象に入っていないというふうにお聞きしているんですけども、森林課はその状況でよろしいですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  今回の調査は、土砂流出事故を受けて緊急に調査を行ったものでございまして、林地開発行為の違反地として、その指導をしている41カ所を対象としまして、盛り土等が崩壊して土砂流出によって、隣接する道路等への影響が懸念される箇所について調査を行ったものでございます。このため、再生土の構造基準に適合しない34カ所のうち7カ所でございますけれども、確認したところ、うち3カ所は林地開発行為の違反地41カ所の中に含まれておりました。残りの4カ所につきましては、違反地としての位置づけはしてない箇所でございました。  以上です。
    ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 事実としては、34カ所のうち3カ所はこの41カ所の対象に入っていたと。4カ所が入っていなかったということですね。これは何で入らなかったんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 林地開発に係る違反地としての位置づけでございますけれども、これは例えば、不適切な工事によって土砂災害の可能性がある場所であるとか、あと、本来であれば変更許可が必要な場所を無許可で開発行為を行っているとか、そういう重大な違反等について、違反地という位置づけをして指導を強化している箇所が41カ所あるということで、もう少し、例えば施工中の軽微な施工不良箇所等については、違反と位置づけはしない中で、現場の調査の中で行政指導を行っているということでございまして、先ほど、残りの4カ所についてはその中に含まれるというふうに認識しております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 これはあくまで確認なんですけども、環境サイドの基準よりも、森林サイドのほうが厳しい基準を置いているとお聞きしてます。この4カ所の森林よりも緩いという言葉は語弊がありますけども、緩い基準にひっかかったこの4カ所というのは、今現状は調べたというお話で、どういう危険度の評価をされているんですか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  7カ所全てについて現地調査、再度確認は行っております。やはり、盛り土ののり勾配については、基準を超えた急勾配になっているということですので、再生土と同じように、林地活用のほうの盛り土の基準にも抵触しているという認識は持っています。ただ、場所によっては、例えば施工中でまだ仕上がっていないのり面等もございまして、そういったものも含めて7カ所あるということなんで、全ての箇所については、引き続き廃棄物指導課と適正な盛り土をするように指導はしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 最後にします。今後この41カ所だけ、とりあえず緊急でやったということですけども、それ以外の部分は今後どうされるんでしょうか。 ◯委員長戸村勝幸君) 西野森林課長◯説明者西野森林課長) 森林課でございます。  今回は緊急に41カ所の違反地について調査を行ったものでございますけれども、許可地等については、随時事務所の担当者が現地を回るなり、あとは、やはり事業者からの定期的な報告を受けまして、必要な現場については積極的に確認をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長戸村勝幸君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ありがとうございました。最後に要望をいたします。今回の事故は、恐らく、車が通ったり、人が散歩したりしていれば、確実にこれは多分死者が出ていたと思います。死者が出てればこんな質疑だけで終わるような問題ではなかったと思います。その危機感はまず持っていただきたいということと、制度としてぜひいろんなことをしっかりと担保していただきたいと。我々もこういうだけで現場の人に責任を押しつけるというか、現場の人に過度な負担でもいけないので、本当に760件が今の人員で足りるのかとか、どういう対応策で足りるのかということを合理的にやっていただいて、なるべくというか、こういう事故が二度と起こらないような体制の強化をお願いして質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長戸村勝幸君) ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) ないようですので、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、本日の委員会終了後、食肉センターのHACCP対応について及びファストフィッシュ商品についてを調査するため委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長戸村勝幸君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長戸村勝幸君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長戸村勝幸君) 以上で農林水産常任委員会を閉会します。        午前11時19分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....