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  1. 千葉県議会 2018-12-13
    平成30年_環境生活警察常任委員会(第1号) 本文 2018.12.13


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(鈴木 衛君) ただいまから環境生活警察常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  藤井委員には、本日所用のため欠席する旨の届け出がありましたので、御了承願います。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音をしたい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員江野澤委員、安藤委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(鈴木 衛君) 今回、本委員会に付託された案件は、環境生活部関係が議案2件、請願1件、警察本部関係が議案1件であります。  なお、審査の順序は、初めに環境生活部関係、次に警察本部関係といたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(環境生活部関係
    ◯委員長(鈴木 衛君) これより環境生活部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、議案の審査を行います。  環境生活部長に諸般の報告並びに議案の概要説明を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  玉田環境生活部長。 ◯説明者(玉田環境生活部長) おはようございます。12月定例県議会におきまして、環境生活警察常任委員会に付託され、御審議いただく環境生活部関係の議案は、平成30年度補正予算案条例改正案の2議案でございます。  それでは、付託議案の概要について御説明いたします。  議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)でございますが、その内容は、環境生活部の歳出予算について、人事委員会勧告に基づく職員の給与改定を行うため1,255万5,000円を増額するもので、既定予算と合わせた歳出予算額は78億2,169万1,000円となります。また、千葉県文化会館における8月に故障しました空調設備について、年度内の設置完了が見込めないため繰越明許費を設定するものでございます。  次に、議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、消費税法の一部改正により消費税率が変更されることに伴い、指定管理施設に係る利用料金の額の範囲の引き上げを行うため、それぞれ条例の一部を改正しようとするものでございます。  次に、当面する諸般の情勢等について御報告いたします。  初めに、防犯ボックスの効果的な活用に関する調査の結果について申し上げます。  平成25年度から実施しております防犯ボックス事業に関して、これまでの事業効果の検証と、本事業をより効果的に活用していく方策の調査を実施し、このたびその調査結果を取りまとめました。調査の結果、防犯ボックスの設置により、住民の方々の安心感の向上などの効果が確認されました。また、今後は地域と学校との連携強化など、調査結果に基づく防犯ボックスのより効果的な活用を進め、地域防犯力のさらなる向上に努めてまいります。  次に、東京オリンピックパラリンピック都市ボランティアの募集結果について申し上げます。  東京オリンピックパラリンピックの際に、競技会場周辺駅や空港などで交通や観光の案内を行う都市ボランティアの募集を9月12日から12月10日まで実施いたしました。12月11日現在の一部郵送申し込みを除く速報値となりますが、募集人員3,000人に対し6,297人、約2.1倍の応募がございました。今後、面接などを行い、ボランティアの候補となられた方には、大会概要や来訪者へのサポートなどの研修に加え、本県の観光や魅力発信についての研修も実施してまいります。  以上、付託議案の概要の御説明と当面する諸般の情勢等についての御報告をさせていただきました。  なお、議案の詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(鈴木 衛君) ありがとうございました。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。お手元の環境生活警察常任委員会説明資料の1ページをお開きください。  環境生活部の補正額は1,255万5,000円を増額しようとするもので、既定予算と合わせた歳出予算額は78億2,169万1,000円となります。  その内容は、去る10月10日に出された人事委員会勧告に基づき、給料月額や期末勤勉手当の支給割合の引き上げ等の給与改定を行うもので、実施時期については平成30年4月1日に遡及するものでございます。  なお、職員人件費は各部とも主管課において予算措置することから、環境政策課において予算計上させていただいております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 木村県民生活・文化課長。 ◯説明者(木村県民生活・文化課長) 県民生活・文化課でございます。  県民生活・文化課の繰越明許費について御説明いたします。説明資料の2ページをお開きください。  第14款第1項第2目文化会館整備費繰越明許費は1,800万円でございます。その内容は、8月に故障した千葉県文化会館の空調設備について、設備を更新するための設計を現在進めておりますが、工期に4カ月程度を要する予定であり、年度内の完了が見込めないため繰越明許費を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。  議案第1号は警察本部も関係するため、同議案の警察本部の質疑終結後に討論、採決を行いますので、御了承願います。        ─────────────────────────────        議案第11号関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 議案第11号使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の環境生活警察常任委員会説明資料の3ページをお開きください。  議案第11号において環境生活部に関係する条例は、千葉県自然公園施設設置管理条例、千葉県射撃場設置管理条例千葉県立文化会館の設置及び管理に関する条例の3条例になります。  各条例の改正内容でございますが、大房岬自然公園白子自然公園、千葉県射撃場、県立文化会館4施設の計7施設について、消費税法の一部改正により、平成31年10月1日から税率が変更になることから、指定管理施設に係る利用料金の額の範囲を引き上げようとするものでございます。  今議会で条例改正を提案しました理由につきましては、環境生活部では議案として該当ありませんが、他の常任委員会に付託されております指定管理者の指定に係る議案第20号から第43号において、その指定管理料の積算に当たっては指定管理施設に係る利用料金等の消費税の税率変更を見込んでおります。このため、全庁的に今議会で議案以外の指定管理施設も含めて全ての指定管理施設に係る利用料金等の規定を改正しようとするものでございます。なお、引き上げようとする各施設の利用料金の額の範囲の詳細につきましては、別冊となりますが、お手元の環境生活警察常任委員会説明資料(別冊・新旧対照条文)のとおりでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 環境境生活部に該当するこの料金の引き上げによって、影響額はおおむねどれくらいか。そして、県全体での影響額ももしおわかりになるようでしたら、どれぐらい上がるのかという金額についてお示しください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 政策法務課に確認いたしましたところ、全庁的には年額で1億1,177万3,000円でございます。そのうち環境生活部につきましては、年額で310万2,000円でございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、よろしいですか。  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 私どもは消費税の増税そのものに反対ですし、また、影響額を今お示しいただきましたが、大変な影響額です。まだ国民の合意形成も図られておらず、実施そのものもどうなっていくか未確定の要素もあることから、反対します。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、よろしいですね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第11号に賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手◯委員長(鈴木 衛君) 挙手多数。よって、議案第11号は可決すべきものと決定をいたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        請願第90号関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、請願の審査を行います。  なお、新規請願がありませんので、継続分の請願第90号の審査を行います。  継続分については、その後の状況に変化のあったもののみ当局に説明を求めることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 御異議なしと認めます。  それでは、当局に伺います。その後、状況の変化はありませんか。
     玉田環境生活部長。 ◯説明者(玉田環境生活部長) 状況に変化はございません。なお、状況に変化はございませんけれども、前回の常任委員会での審査以降の経過について、担当課長から御説明させていただきたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) ただいま執行部から、前回の常任委員会での審査以降の経過について説明をしたい旨の申し出がありました。これについて発言を許可することに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、経過について御説明願います。  岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 9月の常任委員会で御審議をいただきました後の状況について御説明申し上げます。  9月議会で継続審査となった後も、県は事業者に対して、これまでと同様に請願者に説明するよう行政指導を行うとともに、請願者等に対しても、開催日が決まれば事業者の説明会に県が立ち会う旨、説明してきたところでございます。また、県の指導を受けて事業者は請願者に対し説明会の開催について案内をしたところですが、請願者等の日程調整がつかなかったとのことで、説明会はいまだ開催されていない状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) ただいまの説明について御意見等があれば発言願います。  江野澤委員◯江野澤吉克委員 県は事業者に対して説明をするというように行政指導を行っているというようなことであります。また、事業者も県の行政の指導に従いまして説明をする旨、案内しているということでありますし、また、県としても同席できる旨を伝えているということであるわけであります。引き続き今後の状況を見きわめながら判断したいと思いますので、継続審査ということでよいのでないか、このように思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 私どもとしましては、採択ということでかねてから意見を申し上げているわけですけれども、ちょっと確認なんですけれども、君津市の態度は反対だというふうに聞いておりまして、これは今も変わらないのでしょうかという点が1点。  それから、先般新聞報道もありました住民の方たち、やはり強い不安を抱いておられ、III期建設を許可した県に対しても大変大きな、さらなる不安を抱いておられるということでございました。放射性の廃棄物8,000ベクレル以下ということではありますけれども、捨てられていると。確認なんですが、I期とII期に放射性のごみが入っておりますけれども、このI期の水位は改善されたのでしょうか。この2点、確認させてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、君津市の御意見ですけれども、設置には反対だということで聞いております。また、I期の水位ですけども、オーバーフローはとまっておりまして、仮にオーバーフローした場合でも揚水井戸でくみ上げて水処理施設で処理できるようになっております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今のI期のところですけれども、本来目指すべき改善は完全に行われていないという、そういうことでよろしいでしょうか、再度確認させてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 抜本的な解決には至っておりませんので、暫定的にとめていると。どう直すかを今検討してるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 君津市が反対を続けておられるということで、しかも、I期についても、やはり私どもが視察に行かせていただきました時点よりも変わっていない、改善されていないということでございますので、ぜひ私としては採択をしていただきたいという思い、これは意見表明させていただきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  山本委員。 ◯山本友子委員 私たちもぜひ採択してほしいということで、ずっとかねてから主張してまいりましたけれども、何よりもここが水道水源であるということが、いろいろなこれまで地元の住民の方々が反対してらっしゃる大きな理由だと思います。次から次へと不安材料が起こってくる。そのたびに地元の方々が、果たして自分たちの飲み水、久留里の名水は大丈夫なんだろうか、地下水は、そして井戸は大丈夫なんだろうかということで皆さんが不安を感じてらっしゃるわけなんですね。ですから、もうそろそろ千葉県としても覚悟を決めて、水道水源等にはこうした施設はつくらないという決断をしてもいいんじゃないかということも思っております。そういうわけで、ぜひ私どもとしては採択してほしいという方向で、今回もお話をさせていただきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございます。  それでは、請願第90号について、状況に変化がないとのことでありますので、引き続き継続審査とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 異議ないものと認め、そのように決定をいたします。  以上で請願の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら発言を願います。  山本委員。 ◯山本友子委員 本日はちょっと申しわけございませんが、3点ちょっとお話をさせていただきたいと思います。  まず、市原市で大きな事故が起こりました、あの大桶の事故関連のことなんですけれども、調節池の設置が当初計画の条件だったにもかかわらず設置していなかった。その指導も口頭指導だけだったと。森林課の対応は、仮設調節池があったのでオーケーとしたというようなことが御説明の文書の中にありましたけれども、それで災害が防げると判断したとすれば、余りにずさんだと思いますが、事業が計画どおりに遂行されているかというチェックは森林課と廃棄物指導課、それぞれどのような頻度で通常行ってくるんでしょうか。口頭指導、それから文書指導等、どのようにして行っているか、頻度等をお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 森林課のことについては私存じませんけれども、廃棄物指導課では、当課には監視指導室というものがございまして、市原につきましては出先機関の管轄がございませんものですから、ほぼ毎日パトロールに行っております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 ありがとうございます。本当に市原市に、私自身もその市原市の担当課が非常にぬるいことをやっているなというふうに常々思っているもんですから、県のほうにはお世話になっておりまして、何度か一緒に行かせてもらって現場の立ち会いということも体験させていただいております。やはり、でも、この場は森林課のほうはお話が聞けないわけなんですが、どうしても現場に訪れるときの頻度が、やはり違うなというふうに強く感じております。ぜひ森林課とも歩調を合わせて、一緒にできるだけ現場に立ち会うようにしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 可能な限りそのようにしたいと考えています。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 続きまして、緊急点検を行った箇所62カ所ということなんですが、のり面や周辺に湧水がないかと、のり尻に異常はないかどうかということのチェックをなさったということなんですが、3カ所が非常に危険なところがあるということで、即時対応するということに伺ってるんですが、それ以外のところ、そこも湧水等が出ていないかどうかチェックしたということなんですが、大雨のとき、あるいは大雨じゃなくても少々の雨が降った場合でも、結局水がいろいろなところから──再生土というのが割とがちがちに固められているところが多いもんですから、そうすると、水がちゃんときちっと浸透しないで周りから適当に流れてきたりするようなことがよくあるんですが、そういったところのチェックをするためにも、気象条件を変えてその現場を確認するというようなことはなさったんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 今回の点検は1週間という期間の中で行ったものですから、気象条件を変えるというか、その日の状況で行っておりますが、御指摘のように雨天時の状況を確認することも必要な場合があろうと思いますので、状況に応じて点検したいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 先ほどもお聞きしましたけども、せっかくこの62カ所をチェックをするときに、その該当自治体それぞれの市町村と一緒に、あるいは声をかけて一緒に行こうというふうに、きょうは何市へ伺うから、ぜひ一緒に行ってほしいというような声をかけてくださっているでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 市原市につきましては、同行して検査をしております。ほかのところは県単独で行っております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 点検項目に該当しない指針の構造基準違反、現場34カ所、当初32カ所だったんですが、今は34カ所ということなんですけれども、それはそれぞれどんな問題があったのかお聞きします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長
    ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) のり面の勾配が基準となる30度を超えているということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 勾配が30度を超えているといいますと、私どもが目視した限りですけれども、例えば残土の場合であっても、これはどう考えても30度を超えてるんじゃないかというような現場があって、これは再生土なのかな、それとも通常の残土処分場なのかなと思って疑うような場面も結構あるんですね。こののり面が超えているような場所、現在発見されたところについては、それを今後どういうふうに指導していかれるんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) のり面を基準に合わせるように、傾斜を緩くするように順次指導しているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 でも、既にもう積み上がってしまったもの、大きな山ができてしまっているところに対して、それを一旦撤去させるということは、至難のわざなんじゃないかなと。すごい何億というお金が、またかかってくることになりますので、なかなか指導したぐらいでは改善されないんじゃないかと思うんですが、そうした既にもうこれは違反ではないかと思われるような現場に対して原状回復、あるいはその計画図面どおりにちゃんとつくるようにというような指導というのは、どのぐらい強力に推し進められるものなんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 行政指導でございますので、おのずと限界はございますが、厳格に指導していくということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 言葉の上では厳格にということで、もちろん担当者はそのお気持ち十分にあると思うんですが、現実にはかなり難しいだろうと思います。しかし、やはりこれはどう考えても、今回の3カ所以外でも危険と思われるところについては、やはり厳格に指導して、厳格に原状回復をさせることで、こういうふうに違反行為をするととんでもなく後でお金がかかってしまうんだということに業者がしっかりと思い知るという、そういうことも大切だと思いますので、ぜひ強力な指導をお願いしたいというふうに思います。  ここの大桶に関して、済みません、最後の1点なんですけれども、この大桶のところは林地開発箇所農地転用箇所がありまして、今回の崩落の現場が農地転用の箇所が、残置森林がなかったところから一気に雪崩が起きて道路を塞いでしまったという状況になってるんですが、これは農地転用、こちらとはまた違った課で対応しているわけなんですが、農地転用であったとしても、そこに対する、なおさらそこの崩落防止等についてはチェックを厳しくしていかなきゃいけないと思うんですが、農地・農村振興課のほうと一緒に現場を回るなんていうようなことはないんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 現場が農地である場合には、農地・農村振興課と連携をして現場に入ることもございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 ここの場合はどうだったでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) ここは林地開発の許可地が主でしたので、森林課、中部林業事務所と一緒に行っておりまして、農地・農村振興課とは一緒に行っておりません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 そこが今回大きな落とし穴になってしまったなというふうに感じておりますので、こうした場面がここだけかというふうに事前にお聞きしましたら、ほかにもあると思いますということでしたので、農地転用等で残置森林もないような状況で行われているところがほかにもあるかもしれませんので、そうした場合には、ぜひ農地・農村振興課と一緒に行動をともにしてチェックをしていただきたいというふうに、これは強く要望させていただきたいと思います。  済みません。続きまして鴨川のメガソーラーの件に関してなんですけれども、鴨川の山林を丸裸にするメガソーラー計画なんですけど、地元はずっと反対をしておりまして、前回もお話もさせていただきました。同計画については、平成の26年に申請が上がって、先ごろ経産省が認定情報にIP千葉鴨川ソーラー発電合同会社という事業者名で名前が載ったということなんですが、載っているということを地元もよく知らなかったらしいんですけれども、このことについては承知してらっしゃったでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 国が公表した認定情報については承知しております。現時点での最新情報のみの把握でございますが、発電事業者名がIP千葉鴨川ソーラー発電合同会社であることを把握しております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 そうした情報を鴨川市に伝えていたでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) きのう鴨川市と意見交換して、電話で伝えてございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 この問題に関しては鴨川市もかなり当惑して、対応に苦慮しているというふうに聞いているんですが、積極的に進めたいというような意向ではなくて、どうすればいいんだろうということで困惑して、非常に困ってらっしゃるというようなことは聞いております。この情報はしっかりと伝えながら、そして対応策、善後策を皆さん一緒に考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  同事業者は、今、名前も変わりましたけれども、計画中のこのメガソーラー、資本金がほとんどないんですね。これは前にも指摘させていただきました。今後の事業を円滑に行い、最後にパネル等の撤去、山林の再生、そこまで責任を持ってきちんと行えるだけの資金力があるというふうに皆さんのほうではお考えになってますでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 再生可能エネルギーの発電事業計画につきましては、国が直接認定を行っており、県としては評価する立場にはございません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 せんだって、きょうは来ていらっしゃいませんが、藤井委員のほうが本会議場で質問されまして、太陽光発電に関しましては、きちっと後処理のことにも大きな課題があるんだというようなことをおっしゃっていました。本当にそのとおりだと思います。資金力がないと最後の最後まできちっと対応ができないで、結局、山に放置されて、荒れたままに放置されることになってしまえば、せっかくのこの景観、そして大切な山林がぐちゃぐちゃになってしまいますので、ぜひそうしたところまで資金力があるかどうかということを皆さんのほうとしても厳格に見ながら、指導、調査等をしていただきたいというふうに、これはお願いをさせていただきます。  もう1つは、ここは事前協議書によりますと広大な面積の山林を切り崩しまして、それぞれ1,300万立米、ゴルフ場でも200万立米の土を移動するというのが上限ということになってますが、ゴルフ場計画の場合で考えますと、ここで動かしていい土量というのは330万立米なんですが、この場合は1,300万立米というとてつもない量になっております。これは明らかに当初、自然の改変というところからいきましても、とても問題の大き過ぎる土量の移動になるというふうに考えますが、こうしますと、結局山の保水力が失われることになるんです。ゴルフ場の場合は、まだ森林を残し、そしてそこに芝を張りということで、保水力もある程度保てるというふうに思っているわけなんですが、こうやってソーラーパネルを敷き詰めるだけの計画になってしまうと、保水力も保てなくなりまして、当節のゲリラ豪雨に対応できないんじゃないかと思いますが、そういうことについてはどのようにお考えでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 土砂移動量につきましては林地開発許可の審査にかかわるものでございまして、農林水産部の所管であると認識しております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 農林水産部の所管であるとかないとかということで、それぞれになすり合っているんですけれども、現場は1カ所なんですね。ここにそれぞれの担当課が自分たちのそれぞれの見識なり、それから環境保全の観点から、それぞれ意見を述べていくことはできるはずなんですね。ぜひそうしたところから逃げることなく、農林水産部の所管であるのならば、そこと協議をして農林水産部に詰めてもらうところは詰めてもらい、皆さんのほうで対応できるところは対応するということで、合同で調査等やっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 自然環境の保全に関しましては、この林地開発許可の申請以外に、自然環境保全協定について環境生活部としてもかかわりを持っております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 かかわりを持ってらっしゃると今おっしゃったので、ぜひそのかかわりを、自分たちのテリトリーの、私たちの言えるのはここまでだということで、みんな本当に縦割りになってぶつぶつに切れているんですけれども、そうじゃなくてしっかりと情報共有をし、そして全体としてここの環境を保全していくためにはどうすることがベストなのかをぜひ考える、そういう知恵を出し合っていただきたいと思いますので、対応をよろしくお願いいたします。縦割りの弊害がとてもこの県でもあるなというふうに強く感じております。  最後になりますけれども、茨城県では太陽光発電施設の適正な設置・管理に関するガイドラインというものを策定いたしまして、設置するのに適当でないエリアを例示しております。特別保護地区、保安林、農用地区、砂防指定地、急傾斜地崩壊危険区域、風致地区、こういうところは巨大メガソーラーにはふさわしくないというふうに言っているんですね。これ言っちゃうと全部該当するんです、この箇所が。こういうこともありますので、ぜひ千葉県としてもこうしたガイドラインを設定し、環境保全の観点からメガソーラーの問題を千葉県として主体的に考えていただきたいと思いますが、そういう今後のガイドライン等を設定する方針等ございますでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) 大規模な太陽光発電施設の設置につきましては、現在国において環境影響評価法の対象とする方向で検討が行われておりまして、県ではこれまで法の対象事業については、基本的に県条例の対象としていることから、国の動きを注視しているところでございます。  また、太陽光発電事業の長期安定化に向けて、国において太陽光パネルを斜面に設置する際の技術基準の見直しなどの安全対策ですとか、パネルの適切な廃棄対策などについては国において検討することとしております。こういった国の動きや県で進めている太陽光発電に係る国のガイドラインの効果や課題の分析などを踏まえて、さらなる対応が必要であれば、各市町村で地域の実情に応じた対応ができるように、適切な手法について検討してまいります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 この鴨川の件に関しましては、これで最後にいたしますけれども、実はここに、私今ちょっと片手が持てないんですけれども、こういう不思議な図面が2枚ございまして、こういうのがあるんですけれども、この図面は、業者に対して、一体完成した後はどのようにここの景観が変わるのかというふうに聞いたんですって。そしたらこういう図面を出してきたというんですね。ところが、これは計画図面を起こしていくと、こういうふうにはならないんですね。多分これ今既存の駐車場のあるあたりのところの景観のところに適当に別な図面を張り合わせて、合成してこういうのをつくることができるらしいんですけれども、それにしても、パネルの向きもでたらめだし、こういういいかげんなことを平気で出してくる業者なんです。そのことをぜひ承知しておいていただいて、こうした業者がその後、事業を始めますと、その後、最後のところの対応までとてもできないんじゃないかと思いますので、ぜひ御指導よろしくお願いいたします。  申しわけございません。最後に1点、うちのほうの地元でサカイという残土埋立業者が、実はこれ、民家のところに、これは残土処分場をつくったんですけれども、ずっと江戸時代から、確かに後ろに崖を背負っているというか、山を背負っているところに建っているお家なんですけれども、そこのお家の隣接地はさすがに少し残置森林のような形で残してるんですが、その裏手のところで残土処分場をつくりました。ところが、そこにゆるゆるのわけのわからない土砂を入れたもんですから、結局そこが地すべりを起こしまして、その地すべりを起こしたことで、結果的にそこの民間の、普通の民家の納屋をずうっと圧迫して壊してきたんですね。業者のほうは、あくまでも因果関係は説明できないって言ってるんですが、どう考えても、ずうっと昔から住んでいて何事もなかったのに、いきなりこの業者がそれをつくったことによって、こうした事態になってしまっていると。住んでらっしゃる方は、もう不安で夜も眠れない状況になってとても悩んでらっしゃって御相談に見えたんですが、こうしたことに対して、実はその方が市に相談したり県に相談したときに非常に対応がけんもほろろで、十分な対応をしてもらえなくて、ますますノイローゼになってしまったという、そういうようないきさつがありました。これもこういうふうにして、ちょっと大きくしか見れないんですけども、ここに土蔵があるんですけれども、土蔵というのは、言われてみれば当たり前なんですが、土でできてるんですね。その土があると、そこへその裏山からにじみ出してきた湧水、それこそ湧水ですから、水ですから、勝手に水道変わりますので、その変わってしまった水がどんどんどんどんあふれ出してきて、土蔵の土も侵食してきて土蔵も傾いている。納屋のほうは倒れてきた木が上にかぶさって完全に崩壊してしまっている。それに対して、業者のほうは因果関係がないけれども、それでも、因果関係があるというふうには文書では決して言わないんですけれども、それでも納屋の撤去に対するお金は出しますよと。そして、さらには2期工事をやりたいと。その家のすぐ裏手までを残置森林とすることによって、さらに広げたいというような計画まで地元に対して説明して歩いてるんですね。ますます地元の方は不安に感じておられます。こうしたことに対して県はどのようにこれまで対応してこられたのか、ちょっとそこをお伺いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長
    ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) この事業者に対しては、近隣住民の方の理解を十分得て丁寧に説明するように指導してまいりました。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 丁寧に説明と言うんですけれども、実際には下請の業者の方が来て、今、納屋の撤去等をやってるけれども、本人は来ないと。当初いろいろと話をしていたコンサルのような方ももう来なくなってしまった。県のほうが、私のほうも何度かこうして皆さんにお話ししている間に現場を確認してくださったんですが、現場確認に行ったということを、不安に思っていらっしゃる方のところに行って、一緒に現場を見るとか、一緒に説明に行くということをそのときもしていらっしゃらないんですね。ですから、ぜひ丁寧な説明と、事業者の土地に勝手に自分の家が危ないからといって、その方入るわけにいかないじゃないですか、よその土地なんだから。ですから、そうやって立ち入りで現状調査をしようと思うときには、ぜひその方も声をかけて、きょうそこの立ち入りに行きますので、ぜひ一緒に行って状況を見ませんかというふうに声をかけていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 事業場に立ち入るためには権限がないと立ち入れないわけですけども、事業者が了解すれば立ち入ることができますので、今後、現場の調査に行くときには関係者にお声がけをして、一緒にできればなと思ってます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 ここの件に関しましては、実はもう既に特定事業場としては事業が完了じゃなくて廃止になってるんですね。完了じゃなくてなぜ廃止なんですかといったら、そうやって滑りやすい土砂が入っていたから廃止にしましたということになってるんです。だけど、滑りやすい土砂が入っていて廃止にはなっていて、ですから、廃止してしまったから、もうここに入ることができませんって当初説明された。そうお話しされたんです。本当にそうなんです。そう話をされたんですが、よくよく調べてみたら、林地開発のほうはここまだ終わってないんですね。事業完了していないので、林地開発のほうが入れるなら、そのとき一緒に廃棄物指導課も入ることができるはずなのに、何でそれを積極的にやろうとしなかったのかなということで、当初からさまざまな問題がありますので、これ以上は言いませんけれども、ぜひ今後の対応をしっかりやっていただいて、事業者の責任を明確にしていただきたい。  そして、もう1つは許可権者としての県も責任を持って現場の、現地の近くに住んでらっしゃる方の不安が根底から解決されるようにお力を出していただきたいというふうに、これはお願いをさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。  鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 よろしくお願いいたします。オリンピック・パラリンピック推進局に対して何点か質問させていただきたいと思います。東京オリンピックパラリンピックの本県は開催都市として、ぜひ私も一県民として大成功に導いていただきたいと考えております。大成功というのは、もちろん大会当日の大成功もそうですが、今のこの準備期間、大会が来る前、そして終わった後に県民にとってどういうことが残せるかということが私は重要だと考えております。会場設営等のハード面に関してはだんだん全容が明らかになって、さまざま準備が進んでいるところでありまして、委員会でも視察に行かせていただきました、幕張メッセに。今後は県民がどうかかわっていくのかとか、また、本県の魅力をどうアピールできるのか、そういう観点から、やはり議論を煮詰めるべきと私は考えております。まず、先ほど部長のお話にもありました都市ボランティアですね。うれしい悲鳴、2.1倍、6,297名ということであります。もちろん多くの県民がこのオリンピック・パラリンピックボランティアとしてかかわることというのは本当に重要だと思いますが、6,297名ということなんですけども、ちょっともう少し具体的に、その登録の状況をお伝えいただけると助かりますので、まずその1点伺わせていただきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 木村県民生活・文化課長。 ◯説明者(木村県民生活・文化課長) 県民生活・文化課でございます。  都市ボランティアの募集結果はどうかという御質問でございますけれども、締め切りが12月10日でございましたが、12月11日午前7時現在の速報値、募集人数3,000人に対し応募人数が6,297人で、会場ごとのエリアごとの数字でございますけれども、千葉会場エリアは、募集人数1,700人に対して応募人数が3,723名、一宮会場エリアは、募集人数150人に対して応募人数が361名、成田市内エリアは、募集人数300人に対して応募人数が411名、成田空港エリアは、募集人数700名に対して応募人数が1,300名、浦安市内エリアは、募集人数150名に対して応募人数が502名でございまして、おかげさまで全てのエリアについて募集人数を上回ったところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 全て上回っているということであります。ただ、少しエリアによっては差があるということでありますが、せっかく応募していただいて、もちろん定員があるわけでありますから、都市ボランティアに直接的にかかわれないという方もたくさん出てきてしまうということですよね。今後、絞り込み等も行っていくとは思うんですけども、登録されなかった方々、志を持ってオリンピック・パラリンピックに県民としてかかわりたいと思ったけれども、それができないという方は、ちょっとこのまま何もしないというのはもったいないと思います。部長のお話の中でも何らかかかわらせたいという話があったんですけど、その点についてもちょっと具体的に、どういう対応をこれから図られるのかということをお伝えいただけると助かります。お願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 木村県民生活・文化課長。 ◯説明者(木村県民生活・文化課長) 大変多くの方に御応募いただきまして本当にありがたい限りでございます。ただ定数がございます。残念ながら選考に漏れた方に対しましては、志を持って御応募いただいたお気持ちを無にしないよう、オリンピック・パラリンピックに関連したボランティアやスポーツイベントなどの情報を御案内させていただくなど、ボランティアなどとして活躍、参加できる機会の提供に努めてまいりたいと考えております。今、募集が終わったばかりでございまして、ちょっとまだ未知数のところがございますので、これから検討を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 今取りまとめをされているということで、年齢とか男女別とか、まだ数字は恐らく出ていないのかなとも思いますけれども、やはり、本当に幅広く多くの県民にかかわっていただきたいので、バランスよくというか、どういう基準で選ぶのか非常に難しい判断かとは思いますけれども、ぜひ県にとって一番いい絞り込みとか、また、落選された方へのかかわらせ方ということを検討していただいて、みんなで千葉県での東京オリンピックパラリンピックを盛り上げていこうという機運をつくっていただければなと思っております。  もう1点なんですけれども、私代表質問の中でGAPの推進ですね。このGAPというのは、オリンピック・パラリンピックの、例えば競技会場や選手村で食材を提供するときの食材の調達基準になっておりますので、GAP認証をとった農家の方々がどういうふうにオリ・パラとかかわれるのかということは大切な議論だと思っております。一義的にはもちろん農林水産部がかかわる話ではありますけれども、オリンピック・パラリンピックでの食材の提供ということで、オリ・パラを推進する課が積極的にかかわるべきと登壇して訴えさせていただきました。やはり本県の魅力というのはいろいろありますけれども、やはり私は食だと思っております。インバウンドで来る外国人の方も、次、千葉に訪れるときは何を楽しみたいかという調査に対しては、やっぱり食を楽しみたいという方が非常に多い。これだけ多くの農産物、水産物がとれるところでありますので、ぜひ本県産の食材をPRする場にしていただきたいなと考えております。  そこで伺いたいんですが、東京オリンピックパラリンピック大会の競技会場、また選手村で提供される食材については、例えば千葉県産といったようにPRすることができるのかどうか、まず伺わせてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 前田開催準備課長。 ◯説明者(前田開催準備課長) 開催準備課でございます。  大会の競技会場、あるいは選手村で使用される農産物などの食材につきましては、組織委員会が定めた調達基準に基づいて、委員御指摘のように、GAP認証を取得した生産者から調達するということになってございます。お尋ねの、例えば千葉県産といったようなPRできないかということに関してでございますけれども、本年6月に国のほうから組織委員会に対して、調達した食材については、飲食を提供する場で産地名等の表示ができるということを確認してございます。私どもといたしましても、県産食材を積極的に提供していくことは、国内外に対する絶好のPRの機会だというふうに捉えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 産地名を示せるということであります。ぜひいろいろな方法で積極的なPRを図っていただきたいと思っております。もちろん農林水産部が、まずGAPの推進をしっかり図って、GAPをとった農家が多い中で、しっかりとその食材に選んでもらってPRする、そこでしっかり千葉県産ということをあらゆる形で訴えていくということを、ぜひいろんな方策をやっていただければと思っております。  農林水産部の皆様も、やはり特にちばGAPについては、オリパラに食材を提供できます、これをとればということで、かなり推進を図っているところもあるので、農家の方々も、それに関心がある、やってみたいという方は非常に多くいらっしゃると思います。これから千葉県の農業をしっかり盛り立てて、また2位を奪還する上でも、やはりこういった農家のやる気を呼び起こすような取り組みはすごく大事で、それが、またこのオリンピック・パラリンピックであってほしいな、そういう場であってほしいなという思いもあります。ぜひ農林水産部と積極的な連携を図っていただきたいと思うんですが、現状ちょっとオリパラ局と農林水産部、どういう連携が図れているのかということについて伺わせていただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 前田開催準備課長。 ◯説明者(前田開催準備課長) 既に私どもオリパラ局と農林水産部との間ではいろいろ連携しておりまして、例えば組織委員会による飲食提供の考え方、こういうのは当然のことながら情報共有をさせていただいておりますけれども、ことしの7月には県産食材の供給に向けて、幕張メッセ内の既存のレストランがございますけども、そこの事業者との意見交換会を行ったりですとか、あるいは調達基準を満たす県産農水産物のリスト化、こういったようなことを進めております。また、飲食提供事業者がどういったようなところから食材を調達するのかというような点についても、今情報収集を進めているところでございます。また、競技会場や選手村の飲食事業者については、現在、組織委員会に、選定作業が行われているというふうに聞いておるところなんですけれども、大会でより多くの県産食材が使用されるということは大変重要なことだと考えてございます。事業者が決定され次第、県として直ちに売り込みをかけられるよう、引き続き農林水産部と連携して取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 ぜひここは営業マンになっていただいて、県産品をしっかり売り込んでいただいて、出てから対応するというのでは、やはり遅いと思うので、早目にどんどんどんどん本県産の食材を使ってもらえるような取り組みをしていただきたいなと思っております。今回、GAPとの絡みで話をさせていただきましたけども、ほかの面でも、ほかの部局、農林水産部以外の部局でも恐らく連携をして、オリパラにかかわる課の皆様がしっかり取り組まなきゃいけないことも多いと思います。今もうそろそろ始まるわけでありますから、ぜひコーディネート役として活躍されることを御期待申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  山中委員。 ◯山中 操委員 防犯ボックスの効果的な活用に関する調査について2問質問させていただきます。  まず、1問は諸般の報告で説明のあった防犯ボックスについて、これまでの事業効果の検証と、本事業をより効果的に活用していく方策の調査を実施したということですが、具体的にどのような調査を実施されたのか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 井上くらし安全推進課。 ◯説明者(井上くらし安全推進課長) くらし安全推進課でございます。  防犯ボックスの主な調査内容につきましては、1つとして、県設置防犯ボックスと犯罪発生状況との関連性に係る調査、2つ目としましては、学校関係者ですとか自主防犯団体、防犯ボックスを設置した市町等へのヒアリング調査、それから、あわせまして住民意識の変化に係るアンケート調査を実施いたしました。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山中委員。 ◯山中 操委員 それでは、2問目ということで、調査内容はわかりましたが、調査の結果はどうか。また、その結果を今後どのように活用していくか。お願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 井上くらし安全推進課。 ◯説明者(井上くらし安全推進課長) 調査結果についてでございますが、まず防犯ボックスの設置による効果としましては、住民の方々の安心感や体感治安の向上に寄与していること、防犯ボックス勤務員の防犯指導による地域防犯活動の質の向上に貢献していることが確認されております。また、防犯ボックスのより効果的な活用方法としましては、防犯活動に関する地域と学校の橋渡し役となることや、個人でもできる地域の防犯活動を広めていくことなどが提案されております。調査結果につきましては、既存の防犯ボックス設置の市町村にお示しすることで今後の運用に生かしていくとともに、市町村防犯ボックスの設置促進につなげていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山中委員。 ◯山中 操委員 それでは、要望といたしまして、今回の調査によって防犯ボックスの効果や、より効果的な活用方法がわかってきたと思います。市町村の防犯ボックスも含め、防犯ボックスをより効果的に活用し、地域防犯力のさらなる向上を図っていただくよう強く要望して、終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 私からも山本委員が触れられておりましたけれども、12月5日に配付された資料について2点、埋立工事そのものについて大きく1点、トータル3点ちょっと教えていただきたいと存じます。  緊急点検を行った62カ所のうち34カ所が指針の構造基準に適合していなかったということについて、問題はないのかという認識をまず問おうと思ったんですけれども、山本委員のほうからも御質問ありました。行政指導を徹底していく、適合させていくようにするということでした。でも、こういうことから守れない指針とか守れない構造基準を放置するというのは、やはり要望にもありましたとおり、ガイドラインとかでしっかり守らせることが大事だと思いますが、来年4月に施行されます県再生土条例でこういった状況がどのように変わるのかが1点目です。  また、崩落が懸念される3カ所ありました。そのうち市原市大桶と同様に、歩道脇に崩落が懸念される箇所があるという御報告がありました長南町の1カ所でございますけれども、こちらのほうの1日の交通量であるとか通行者、通行する方への崩落の危険性に対する啓発であるとか、そういったものはどうなっているのか。また、その報告から1週間程度経過しておりますので、その後の対応状況について教えていただきたいと存じます。  また、記者会見の場で担当課の方のほうから、今後講ずる再発防止策ということがありましたが、こちらについても教えてください。  こちらが資料に関する大きく2点です。  3点目の埋立工事そのものについてでございますけれども、許可で今行われている埋立工事について、徹底した安全管理、見える化というものが必要だと思うのですが、例えば埋立地カルテというようなもの、仮称ですけど、県として作成をしたりとかして、定期的に事業者からも報告を受けるというふうになっております。こういった報告を受けて、定期的に県民にも広く閲覧ができるような形をつくっていくというのはどうかなと思います。  あわせて、今、山本委員からも御指摘ありました廃止になっていくとか、こういった事業が完了したもの、121カ所あるということでございますけれども、こちらのほうの安全管理について、県は今後どのように対応していくのか。  以上お願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 廃棄物指導課でございます。
     まず、再生土条例の施行によりどう変わるかという御質問ですけれども、現在、成立しました条例及び現在検討中の施行規則では、県残土条例と同様の構造基準を定め、この基準の遵守を義務づけますので、条例施行後は構造基準に適合しない埋め立てはできないことになります。仮に基準に適合しない埋め立てが行われた場合には、構造基準に従って施工するよう措置命令が発出できますし、命令に従わないときには罰則の適用もあるということでございます。  それから、次に長南町市野々の埋立地のそばの道路のことでございますが、町によりますと、通行量は1日当たり100台程度、日中10時間で換算しますと、1時間当たり10台程度、余り交通量は多くはございません。また、町との打ち合わせの中で、道路を管理します町が崩落注意との看板を設置するかどうか検討するということでございました。  また、講ずる措置の防止策の御質問ですけれども、この長南町の現場につきましては、応急措置として大型土のうで土どめをつくり土砂の流出を防止するとともに、現場の裏にたまっている水を排水するという作業を行わせております。現在、土のうは一部設置済みでございます。また、この現場につきましては、再生土埋め立てと称しながら残土の無許可埋め立ての疑いが濃厚でございますので、土砂は全て撤去するよう、今後指導してまいります。  それから、最後に埋立地カルテのようなものを作成したらどうかという御提案でございます。森林課、農林水産部局と連携して対応することが肝要かと考えておりますけども、御提案の埋立地カルテを作成し、それを公表するといったことも一考の余地はあると考えておりますので、その点は研究させていただきたいと思います。  それから、埋め立てが完了した121カ所の安全管理の点でございますが、残りの121カ所についても、現在、順次点検を行っておりまして、ことし中には点検が終わる見込みでございます。この結果、崩落など懸念される現場については、事業者に個別に指導してまいります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 どうも御答弁ありがとうございました。要望になりますけど、崩落自体は恐らく人災だなという認識を持っています。たまたま今回、人がいなかった、人的被害がなかったというのは本当に奇跡だなと感じましたし、二度と起こさないためにどうすべきかというところで、埋立地カルテの提案については研究いただけるということで、ちょっと随分手前かなと思いますけれども、ぜひ進めていっていただきたいと思います。関係部署の連携を、やっぱり強化していくことでしっかりと安全確保していただくことを要対応いただくよう要望いたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 済みません。その他ということで質疑をさせていただきますが、ちょっと先ほど、委員長、請願第90号の新井総合の件なんですけれども、私は採択を主張して意見を述べたわけなんですけれども、全員が継続ということで、改めて決をとられたわけではないですよね、先ほど。 ◯委員長(鈴木 衛君) 継続でとりましたよ。 ◯三輪由美委員 私は採択っていうことなんですけれども、採決というふうに申し述べておれば、そこで採決がされて、継続に反対という……。 ◯委員長(鈴木 衛君) 暫時休憩します。        午前11時0分休憩        ─────────────────────────────        午前11時5分再開 ◯委員長(鈴木 衛君) では、再開いたします。  請願第90号を継続審査することに異議がございましたので、取り扱いについて改めてお諮りいたします。御意見等がありましたら発言願います。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 先ほど申し述べましたとおり、私どもは採択を主張させていただきますので、継続には反対です。なので、決をとっていただくのであれば反対と、継続に反対という態度をとりたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにございますか。  山本委員。 ◯山本友子委員 私も同様です。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、ほかにございますか。     (「採決をお願いします」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、請願第90号の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」「いいですか」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 ここで採決するよりも、三輪委員や山本委員は、新井総合がまだきちんとやってないっていうことでしょ。だから、きちんとやるまで継続にしておかないと、ここで終わりになっちゃうんじゃないの。     (山本友子委員、「皆さんが採択してくださればと思うんですが」と呼ぶ) ◯河上 茂委員 採択しても継続にしても同じだよ。同じだから、そのまま引っ張ってやらないと、まだまだ先が見えないじゃない。それはいいけど、継続にします。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、ただいま継続審査という発言もございましたので、請願第90号を継続審査することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(鈴木 衛君) それでは、同数でございますので、よって、千葉県議会委員会条例第15条の規定により、委員長は請願第90号を継続審査とすることといたします。  よろしいですか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 それでは、残土問題についてお伺いします。新聞報道されましたいすみ市における、国府台と読みましょうか、県管理の河川に無許可残土土砂が流出をしてしまったと報道されている問題についてです。一体どれくらいの量の無許可埋め立てであったのか、1点目。  そして、早く、県管理の河川に埋もれているという土砂、これはどのように対応を、今後いつくらいまでになさっていくのかという問題が2点目。  そして、もちろん無許可残土埋め立てですので、全量撤去ということの指導がなされるんだろうと、まだなされていないんだろうと思うのですが、いつまでにどのような指導をなさるのか。  以上3点お伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、土砂の量でございますけれども、まだそれは全体でどのぐらいの量があるか把握しておりません。それは、まず埋立面積を確定しないといけないというのがありまして、1回測量したんですけども、当事者がその測量の結果を否認するということに今なってまして、改めて12月11、12日と測量を実施して面積を確定させようとしています。なぜ面積の確定が必要かというと、3,000平方メートル以上面積があれば県の残土条例違反ということになります。それ以下ですと、いすみ市の条例違反ということになりますので、指導の主体がそこで多少変わってくることもございますので、まず測量をしているということでございます。  それから、河川へ流入した土砂につきましては、既に事業者が一部撤去を始めておりまして、これの指導につきましては県土木事務所が中心に指導しております。  それから、今後ですけれども、残土条例違反でありますので、県残土条例違反、いすみ市の条例違反、いずれにしましても土砂の撤去を求めていくと、全部の撤去を求めるということになります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 このように再生土の先ほどの問題もありますし、うぐいすラインの問題もありますし、今回は県管理の川ということで、こうしたことが相次いで報道されるという事態、本当に深刻です。今、量もわからないということですが、10月30日に報道されていることですので、スピーディーに緊張感を持って、事業者に対しても厳しくしていただきたいということを強く要望しておきます。  次に、同じく残土の問題ですが、これは請願が採択されております。未終了の成田市の地蔵原の問題です。これは、残念ながら代執行という形で事が進んでいこうとしているわけですけれども、これまで幾ら執行されましたでしょうか、今年度ですね。そして、被害者の会、住民、請願を出された方たちとの間で、設計についてはどのような進捗状況になっているでしょうか。  そして、代執行となると新年度、これはおよそ幾らぐらいの見込みでおおむね進めようとなさっているのかお伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、今年度の執行額ですけれども、およそ1,600万円ほどでございます。それから、設計についての打ち合わせですけども、いずれにしても地元の住民の方の御了解を得ないと、代執行といっても先には進めませんので、まずは水路をつくること。水路をつくるために、当初は調節池を設けて流す予定にしておって、その旨で説明をしたんですけども、調節池はつくらないで水路だけをつくってほしいという要望でございました。それから、もう1カ所水たまりができるところがあるから、そちらの対応もお願いしたいということでしたので、それは了解して設計の変更をしたところです。  ただ、調節池をつくらないことになりますと、そのまま水が調整されずに出ていくことになりますので、流末である成田市と成田用水土地改良区の御了解を得ないといけませんので、こういう事情でございますことをよく御説明の上、ぜひ了解をとって、住民の意向に沿った形で執行したいと考えております。  また、来年度の予算については現在調整中であり、お答えは控えさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 いずれにしても、その設計その他もろもろで既に県民の1,600万円という税金が投入されております。代執行となれば、かなりの、数倍かかるということは予想できますので、この案件も含めて、この県残土条例初の代執行になる。企業、事業者にきちんと責任を求めていただきたいし、二度とこういうことのないように反省をしていただきたいと思います。地元地権者、請願者、住民の合意を今丁寧に取り計らっていただいているという御答弁でしたので、引き続きそれはよろしくお願いいたします。  次に、同じくこの代執行の原因をつくった藤田興業による無許可残土埋め立て、これは前回の委員会でも取り上げました。酒々井町町長の名前で県に対して、これは馬橋という場所ですね、意見照会というか、酒々井町から要望が出されております。これについてどのような進捗状況なのかお伺いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 委員御案内のように、町からは照会文書が来ておりまして、現在、町とは何度か打ち合わせをさせていただいております。まだ照会に対する回答はしておりませんが、今後、内容をよく詰めまして回答したいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 この藤田興業に対しては、既に県は措置命令という形で出しておられました。これは平成14年1月12日、私のメモではそのようになっておりますが、つまり、今平成30年ですから、もう16年も措置命令が守られないまま放置をされております。これは県の指導責任だと思うんですね。平成14年1月に措置命令を出して以後、県は立入検査を何回やったとか、指導したとか、どのような指導をしておられますでしょうか。この16年間の指導状況と対応に、相手の回答などについてお答えをいただきたい。  それから、町がこのように県に申されているのは、無許可残土埋め立てがありますね。量はどれぐらいでしたかしら。その下に住民のコルゲート管という水路がありまして、そのコルゲート管の水路が老朽化をして、それが残土によってひしゃげてしまったら水があふれて、住宅──ネオポリス団地というふうには聞いておりますけれども、その他の住宅に水があふれて水害になる懸念があるというふうに私は理解をしてるんですけれども、県としましては、そのような懸念はないと言い切れるんでしょうか。現状判断についてお伺いをします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、指導の状況でございますけども、14年1月に当時、印旛支庁長名で撤去命令を発出しておりますが、この社はほかの場所でも全部で4カ所程度、残土の無許可埋め立てと許可条件違反などを犯していまして、指導になかなか応じないと。言を左右にして逃げ回っている状況でございます。現在までも複数回指導しておりますが、なかなか功を奏していないということでございます。  それから、土量については、馬橋の現場の土量は約5万4,000立米ということで把握しております。  それから、ネオポリス団地の関係ですけども、何年か前に水がたまったことがあったんですけども、その後、水路の補修等をしました結果、完全な機能回復とは言いませんが、一応水路の機能は回復しておりまして、今水がたまってる状況ではございません。
     以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 措置命令を出して以降、何度も事業者に言ってるけれども、言うことを聞かないということなんですけれども、これ措置命令を出したら、その後、言うことを聞かない事業者に対しては、次の段階というのはないんですか。ありますよね。そういった対応をとられたんでしょうかという点が1点です。  それから、ネオポリス団地など水害になる懸念、これ今大変な大水害だとか地震だとか、しかも、コルゲート管は老朽化しているということは県も承知だと思うんですね。ですから、酒々井町、町挙げて予算も8月には臨時町議会を開いて、その予算が流れて大変苦労なさっている。それはやはり住民にこうした災害が起こる可能性があるから、県にも意見照会をかけておられると思うんですよ。その町の認識、県は同じだという、そこはどうですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 措置命令後の対応につきましては、考えられるものとしては告発であるとか代執行というものがありますけども、14年の当時はそこまでには至ってないということでございます。  それから、町との認識ですけども、県もこういう被害がある懸念があるという認識は持っておりますので、今後、町と協力して対応してまいります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 代執行というのは県民の税金を使うものです。なぜ告発という手段に及ばなかったんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 当時の詳細は不明でございますが、別件で告発されて、やはり残土条例違反で逮捕されておりますので、そういった関係があったのかもしれません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 やはり厳しい指導ということを考えれば、16年間措置命令を出しっ放しで放っておいたと言われても仕方がないですね、この対応ね。そして、今、町と同じ住民に被害が及ぶかもしれない、そういう懸念があるという認識をいただきましたので、ぜひ酒々井町にまたこのような、成田で被害が出てるようなことにならないよう、慎重に町と協議をしていただきたいということを要望しておきます。  次に、残土問題、同じく。匝瑳市小高というところで、これは県議会、この委員会でも、請願が採択された。自民党の議員さんも紹介議員になられて採択されました再生土の埋め立て、匝瑳市小高、これは実は再生土ではなく、ほとんどが残土であったと。大半が無許可残土埋め立てであった。再生土で請願が採択されたのに残土であったという、こういう事実を聞きまして、大変私自身も衝撃を受けております。なぜかといいますと、何度も現地に私も足を運び、そして県の事務所だとか廃棄物指導課の方も足を運び、県議会で請願を全会一致で採択をされた案件ですよね。今さら残土だったと。もちろん事実が残土ということで、事実がわかったということは、よろしいわけなんですけれども、なぜこのようなことになったのか、なぜ初期のころにわからなかったのか、県の指導指針ではチェックできなかったのか、もしこの県の再生土条例が実施をされていたら、これは防げた問題なのか、そのあたりについて説明をいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 再生土と残土を目視で見分けるのはなかなか難しいところはあるんですけども、基本的に再生土にはコンクリートがらとか貝殻とか、そういったものはまじることはないので、小高の現場については、コンクリートがらなどが含まれているという状況があったので、残土の疑いがあるということで調査を始めたと。その調査に時間を要したわけですけども、その結果、どこから運ばれてきた残土かということがある程度判明したということです。ただ、残土のほかに再生土も投入されているという事実もありまして、この業者は再生土を埋め立てるということで届け出をして、再生土を一部入れた後に残土を入れたんじゃないかなというふうに思ってます。  それから、条例とかの関係でございますけども、この現場は4月に施行する条例に適合するような現場じゃありませんので、こういった埋め立ては条例施行後は出現しない、あらわれない。仮にこういうことをするのであれば、措置命令を発するという対応になってこようかと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今、再生土も入っていたということなんですが、割合からすると残土と再生土はどれぐらいの割合なのですか。  それから、無許可残土埋め立てということになっているんだろうと思うんですけれども、それに対する、今度は県残土条例に基づく指導は、今どのような指導──約7万立米というふうに私は認識をしておりますが、これは全量撤去の勧告を出したのでしょうか。いつ出したのか、期限はいつまでに撤去をせよという期限で指導をなさっているんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 正確にはわかりませんけれども、分量については80%が残土じゃないかという見立ててございます。それから、残土については無許可埋め立てですので全量撤去、2割ある再生土については、これ埋立資材として使ってるという判定はできませんので、廃棄物処理法を適用して撤去させるということでございます。勧告などについては、この後考えることになりますけども、今現状では土砂の一部が脇にある水路に崩落してまして、それを撤去するという作業をして、それが完了しております。この後は全量撤去に向けて、まずはのり面の整形などをするということでございます。  それと、済みませんです。ごめんなさい。勧告については6月20日に全量撤去を求める文書勧告を行っているところです。そこは訂正させていただきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 この勧告出してるということですね。     (「はい」と呼ぶ者あり) ◯三輪由美委員 1回目の答弁は間違いで、今、勧告は出してる。この期限はいつまでにということになってますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 今ちょっと調べてますので、ちょっとお待ちいただけますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 調べてらっしゃる間に、ここも北総東部土地改良区の水路が土砂に埋まって、理事長から訴えが寄せられているということを聞いております。本当にあちこちこういったことが頻繁に起こり、土砂が崩れ、農業やさまざまな地域経済にも、住民に不安をもたらしているということですので、私はやはりもうスピーディーに、そして期限を区切った厳しい対応が強く求められていると思います。こことにかく再生土で始まってずっと来てますから、非常に周りの住民、区長さんや役員さんたちからも不信の声が、やっぱり広がっているわけなんですね。勧告で期限を切って、それを守らなければ、やはり措置命令ということで、速やかにやっていくべきではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。期限についてもわかりましたでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 期限はちょっとお待ちいただきたいんですけども、委員御指摘の点はもっともだと思いますので、スピーディーに厳しく対応したいと考えております。  また、土地改良区の水路については、11月16日に土地改良区立ち会いのもと、撤去が完了したことを確認しております。  以上です。  期限は、30年7月4日までに是正計画書を提出しろという勧告をしておりますが、一旦出てきたものが中身が伴っておりませんでしたので、改めて補正を命じているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 補正を命じたのは7月4日ということになろうかと思いますが、今12月です。この業者、是正計画書なるものはもう何回もやってます、これ。何回もやってます。なかなか出さない。初めは連絡つかない、是正計画書を出さない。出したと思ったら、その内容が、農林のほうでもそうですよね。ですから、スピーディーにって今、課長おっしゃった。もう措置命令です。すぐにやっぱり出さないと、もうずるずるいってしまいますよ。措置命令を直ちにやはり検討してください。どうですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 発出するかどうかは検討させていただきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 何せ時がたてばたつほど、先ほど理事長さん、北総東部土地改良区の水路が土砂に埋まったと。これやはりもう台風だの大雨だの地震だのと来ましたら、もう一気にあちこちでなってしまいますから、本当に真剣に、本気にスピーディーな対応をお願いしたいと思います。  では、次に再生土の問題について、先ほど来から出てます市原市の大桶の株式会社アレスによるうぐいすラインの土砂崩落について、重複はもちろん避けさせていただきまして、全体が約45万立米の、もう本当に想像を絶するような巨大な再生土ですけれども、45万立米の計画に対して、もう既に24万から25万立米埋め立てていて、4つつくるべき調節池が1つもつくられていなかったという、もう実に驚くべき森林法の違反。そして廃棄物指導課は本会議や新聞報道でもされているように、7回立ち入りをしているが、調節池をつくらずに埋め立てていると廃棄物指導課も気づいていた。気づいていたのはいつですか。そして、この気づいたときに事業者に対してどのような対応をしたのか。それから、農林水産部に対してどのような報告を、いつしたのか、お伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、池の問題ですけども、少し委員の御認識と我々の承知している認識が違うんですけども、計画上は全部で3つの池をつくる計画。それが最終形です。天端の上のほうに2カ所、それからのり尻方向に1カ所で、そこは沈砂池として使って、今封鎖されている道路の反対側に最終の調節池をつくると。そういう意味では4つなのかもしれませんけども、29年6月に我々と農林水産部局が合同でパトロールをしています。その際には、仮設の池が1個ありました。ですから、池がなかったということじゃないんです。農林水産部の認識ですと、29年6月の時点では、その仮設の調節池1個で何とか大丈夫じゃないかという判断だったようです。ただ、その時点で上部にできる予定の池はまだできておりませんでしたので、それを早くつくれという指導を農林水産部のほうでしておったと思います。ですから、その後、当課は農林水産部とは別に7回ほど立ち入りをしたわけですけども、その際も仮設の池はございましたので、池がなかったということじゃないんです。ただ、その池で十分かどうかというのは我々にはなかなかわからないところがございますので、今後はよく連携をとって対応したいと思います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今の説明でわかりましたけれども、3つの池はなかったと。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 3つの池というか、計画上は上に2つと車道の反対側に1カ所の3つなんです。だけど、その最後の1個、車道の反対側につくる前に仮設で手前に沈砂用の池をつくると。だから、池は途中段階では3つなんです。最終的には、その沈砂池は残すかどうかは私にはちょっとわかりませんけども、もしかしたら上に2つ沈砂池、道路の反対側ということになるのかもしれないです。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 いずれにしても、決められた調節池というのはつくられていないまま、このような結果として事故が起きてしまったと、先ほど来から繰り返されているようなですね。今答弁ありましたように、7回立ち入り指導していたわけですから、速やかに農林水産部に伝えるべきであったと、このような認識を示していただきました。こちらは再生土ですので、再生土の条例だとか、今規則などをパブコメをされていると思うんですけれども、こうした、いわば失敗ですよね。結果としてうぐいすラインをあのような状態にしてしまった、命にもかかわるような危険をもたらしてしまったわけですから、二度とこういったことが起きないように、わかりやすく後々に教訓とするためにも、条例規則の中にきちんとこうしたことを防止できるような他法令にかかわることについてもきちっと書き込むべきではないでしょうか。その辺はどうでしょう。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 条例では、森林法とか都市計画法など、構造的基準を法令で持っているものについては、そちらを優先するという書きぶりにしてございます。また、それ以外、他法令がかからないものについては規則の中で構造基準を定めると。この構造基準については、残土条例と同様の構造基準として、それの遵守を義務づけるということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今回の事例で、やはり調節池というのがいかに重要かということを、県民も私どもも認識をしたところですので、運用の点でも、ぜひこうしたことが二度と起きないように連携を強めていただきたいと思います。他の再生土の埋立現場でも、このように調節池をつくらなければならないのにつくっていない、そうした再生土の埋立現場はないでしょうか。それはチェックをされているでしょうか。もしされていなければ、改めてそういった点も、このうぐいすラインの教訓を踏まえてチェックをすべきではないでしょうか。
     それから、ここは太陽光発電、先ほど鴨川のメガソーラーの問題も何人かの委員から指摘をされております。ここも大変な再生土が45万立米ほどですから、巨大なメガソーラー、これ動いていないですよね。今このように再生土が大変な状況になって、うぐいすラインが閉鎖をされているのですから、太陽光発電、これについてはどのように計画を承知されているんでしょうか。  そして、やはり今この太陽光発電、千葉県では全国トップクラス、第2位ということなんですけれども、各自治体で太陽光発電、メガソーラーについての条例が制定されたりしております。先ほど茨城県のガイドラインということもありましたけれども、他県の条例、あるいは他県のガイドラインの制定状況、あるいは県内での太陽光発電、あるいはメガソーラーについての規制の状況などについても御答弁をいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝環境政策課長。 ◯説明者(野溝環境政策課長) まず、発電の状況でございますけれども、国に確認しましたところ、発電している事実は確認していないということでございました。  それから、太陽光発電に係る条例等の制定の状況でございますけれども、まず都道府県の関係でございますと、兵庫県と和歌山県で太陽光発電設備の設置に関する条例が制定されております。そのほか、茨城県や栃木県のように県がガイドラインを制定している例、あるいは埼玉県や静岡県のように市町村のガイドラインのモデルを県が作成している例などがございます。また、県内市町村の状況でございますけれども、県内市町村では我孫子市が事業計画の市への届け出を義務づけるなどした条例を制定しております。また、大網白里市、それから白井市がそれぞれガイドラインを作成するとともに、長南町が指導要綱を制定したというふうに聞いております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 調節池の御質問ですけども、調節池は、その埋め立ての規模などによって必ずしも全部の現場で必要になってくるわけではございませんので、ケース・バイ・ケースで対応させていただきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 ケース・バイ・ケースでということなんですけれども、今回このようなことが起きましたから、調節池が必要なところについて、再度やはり改めてチェックをしていただきたいということを要望しておきます。  太陽光については、先ほど鴨川メガソーラーの問題で、鴨川市も困惑をしている。市民の不安、反対の世論も漁業者の方も含めて大きくどんどん広がっております。ですので、私どもは太陽光発電について、もちろん全体を否定しているわけではございませんが、やはりマッチした形で、今御答弁ありました兵庫、和歌山、茨城、栃木、埼玉、静岡、そして県内でもふえてますね。今までなかった大網白里、私これはもう現地に行かせていただいて、県にも問題は報告をさせていただいておりますが、ふえてます。なのに千葉県は、本会議でも答弁をされておりますが、国の動向を見守るということで、やはりもっと、より太陽光をきちんと広げていく。そして環境を守っていく。メガソーラーについては幾つも御提案があります。アセスの対象に、やはり県としてもしていくということを国に先んじてやって悪いわけではないわけですね。やるべきだということを強く要求しておきます。  香取市のこと、再生土の埋め立てについてなんですけれども、これは香取市の再生土は大変多いわけですが、問題になっているのは香取市の調査で、県の調査ではないんですね。香取市の調査で有害なフッ素が検出された山倉の現場、これは5万4,933立米でございます。フッ素が1カ所の香取市の検査で出ました。撤去されたのは5万5,000立米のうち何立米撤去されましたでしょうか。  それから、このフッ素を出した再生土を処理している中間処理施設というのが、県の管轄で4社あると聞いております。これはどこが有害なものを中間処理したかわかりませんが、4社あると聞いております。当然県として立入検査をして、県が再生土を採取して県の検査を行っているだろうと思いますが、どうですか、その結果は。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) まず、撤去した土砂ですけども、100立米でございます。これはフッ素で汚染されているのが確定したものを撤去させたものなので100立米ということになっております。  それから、中間処理場の検査については年1回定期的に行っていまして、再生土を製造した4社についても県で検査をしております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 県で検査をしてるというのは、県が再生土の土壌をみずからとって、そして県の検査機関に出してるという意味ですか。結果はどうだったですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 県がみずから採取して県が機関に検査を依頼してるということでございます。4社のうち、29年度は3社において基準超えはなしと。1社についてはフッ素が適合していないという結果が出ております。これはその後改善しております。また、30年度においても同様に検査をしておりまして、今のところ3社からは適合、もう1社についてはまだ結果の報告はないと、結果待ちということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 事前にお聞きしておりますが、ちょっと違った内容の答弁出てきました。平成29年度、立入検査をして土壌を採取した。結果、1社からフッ素が出た。それはどこですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 京葉環境事業協同組合でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 京葉環境事業協同組合でございますね。それで、そこについてはフッ素が出たということで、県として処分をなさったのでしょうかという点が1点です。  それと、もう1点は、先ほど100立米撤去させたと。ここ山倉の現場は5万4,933立米埋め立てているんですね。市が検査をして100立米、残りの5万4,800立米については事業者が検査したんですか、市が検査したんですか、県が検査をしたんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 京葉環境事業協同組合に対しては、フッ素が超過しておったことから、行政指導して改善することを求めております。また、山倉の現場の検査ですけども、今後、あそこの現場の全部の場所について、残土条例の検査方法に準じて3,000平方メートル当たり1カ所、5点混合法という検査方法によって、全項目、フッ素以外の項目についても検査をさせることになっております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今おっしゃった事業者については求めていると。29年度にフッ素が出て、今30年の12月なんですね。求めているというのは非常に不安な答弁で、実は佐倉市神門でフッ素と鉛が超過をしました。それについて、石原起業という中間処理施設は、これは千葉市が指導監督下にありまして、千葉市もそこの中間処理施設に土壌の検査をしました。立入検査をして土壌の検査をしたときに、やはり1カ月間の停止を命じて新聞にも報道されているんですね。千葉県ではそういう措置はとらないんですかというのが1点目です。  それから、5万4,800何がしか立米、それは検査をするよう指導してるって言うけれども、今12月ですよ。これフッ素が出たのは1月、年当初なんですね。1年間もこれやられていないでしょう。今現在やられていない。やはりもうこれは県がやるべきではないでしょうか。玉造開発さんで言えば、同じ香取市内で、こちらに一覧表がありますけれども、この5万4,900以外に約11万立米も香取市内で埋め立ててられますね、再生土。これについても全く事業者も検査しない、市も検査しない、県も検査しないまま再生土が埋め立てられていると。これは本当に重大な問題だと思うんですが、指導ばっかりしてても、やらなければ、ちゃんと県が予算あるわけですから、再生土、800万円の予算がありますね。今回まだ数カ所しかやってないんだと思うんですけども、それ使って、託されてるわけですから、予算余らせることないわけですよ。きちっと必要な検査をやるべきじゃないでしょうか。どうでしょう。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 先ほど御説明した京葉環境事業協同組合についてですが、指導した結果、事業者は維持管理計画を見直し、フッ素が出ないような改善は既に図られております。既に改善されておりますので、その後、業の停止とか、そういった処分をするつもりはありません。  それから、再生土の検査ですけども、具体的に残土条例に準じて検査をする手はずがもう整ってまいりましたので、それも速やかに実行したいと考えてます。また、玉造開発の他の現場についても、事業の終了に当たっては、やはり同様に残土条例に準じて3,000平方メートル当たり1カ所5検体、全項目という検査をさせます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 させますということで、これは事業者にさせるということの答弁が続いてるんですね。それで、準備は整っているって、県がやる準備は整ってるということですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 事業者が行います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 事業者にさせるということでありますね。いつまでというのは言えますか。そして、事業者だけが検査をするということでいいのかと県民は思いますね。県もきちんと検査を──市がやってるんですよ、香取市が。事業者はやる、しかし県もやるべきではないですか、どうでしょう。 ◯委員長(鈴木 衛君) 岩崎廃棄物指導課長。 ◯説明者(岩崎廃棄物指導課長) 検査は基本的に事業者がやるべきものと考えております。また、今回の山倉の現場の検査の時期は、今ここで明示することはできませんけども、そう遠くない時期になろうかと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 やはりこのような、山倉だけじゃなく香取市内でこれだけの莫大な埋め立てをしている。しかも、言うことをお聞きにならないで、今までずっと引っ張ってるということですので、県がきちんとここは厳しく対応していただきたいということを重ねて要望しておきます。これについては、県がやるということはお認めにならないので、そこはもう繰り返しになるので繰り返しませんけれども、強く要求します。  あと、やはり千葉市と千葉県の対応の違いということで、中間処理施設に対する対応の違いは浮き彫りになりました。非常にやはり千葉県は甘いと言わざるを得ません。事業者にこれでは偏っているのではないかと。住民のこれだけの問題が次々起きているのに、事業者に対して、非常に千葉市と比べても甘いなということを改善を強く求めたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で環境生活部関係の審査を終了いたします。  暫時休憩いたします。        午前11時46分休憩        ─────────────────────────────
           午後0時58分再開 ◯委員長(鈴木 衛君) 休憩前に引き続き審査を再開いたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(警察本部関係◯委員長(鈴木 衛君) これより警察本部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、議案の審査を行います。  警察本部長に議案の概要説明を求めます。  早川警察本部長。 ◯説明者(早川警察本部長) 今回御審議いただきます案件は、議案1件でございます。お手元の警察本部関係常任委員会資料をごらんいただきたいと思いますが、1枚おめくりいただきまして、資料の議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)でございます。  これは、給与改定に伴いまして人件費5億3,016万3,000円を増額計上いたしますとともに、警察署等耐震改修整備事業につきまして4億1,298万7,000円の繰越明許費を設定するものでございます。詳細につきましては事務担当者から説明させますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  山崎会計課長。 ◯説明者(山崎総務部参事官兼会計課長) 議案第1号につきまして御説明いたします。お手元の資料をお開きください。資料は平成30年度千葉県一般会計補正予算(第2号)と題した1表と、議案書及び予算に関する説明書の警察本部関係部分の抜粋をお配りしておりますが、御説明は1表に基づいて行わせていただきます。  まず、12月補正予算の総額でありますが、1の予算額欄に記載のとおり5億3,016万3,000円の増額であり、全て人件費に係るものとなります。  この内容につきましては、2の補正内容に記載のとおり、平成30年人事委員会勧告に基づく給与改定に伴う給料、期末勤勉手当等の増額として5億3,016万3,000円の補正を行うものであります。  3の繰越明許費につきましては、警察署等耐震改修整備事業の1事業であり、繰越額は4億1,298万7,000円であります。  内容につきましては、市川警察署の内外装等改修工事について、入札不調や関係機関との調整などによる契約時期のおくれにより、年度内に終了しない見込みとなったことから、適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定するものであります。  以上が議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算の概要であります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  山本委員。 ◯山本友子委員 人件費のほうはいいんですけれども、この市川警察署内外装等の改修工事、これ何回か不調になったということで、4度目に随契ということになったんですが、これ説明資料を事前にいただいたんですが、これ読んでも、1つは、第1回目が入札参加者、申請者がなかったから入札中止になって、2回目は低入札価格調査で失格判定基準に該当したので、また取りやめになり、それで3回目は、今度は予定価格超過のため不調になったという、二転三転して資料を読んでてもいま一つわからないんですが、もう少し詳しい説明をいただけませんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山崎会計課長。 ◯説明者(山崎総務部参事官兼会計課長) 会計課長の山崎です。  市川警察署内外装等改修工事に入札してきた業者は1業者のみでありました。この工事につきましては、総合評価方式による一般競争入札を3回行いましたが、1回目は入札参加者がなくて入札中止となりまして、2回目は1者の入札参加はありましたが、低入札価格調査の結果、失格判定基準に該当して、取りやめとなりました。低入札価格調査というのは、予定価格5,000万円以上の工事につきまして、計算式により予定価格の10分の7から10分の9の範囲で低入札価格調査基準が設定されまして、これを下回る入札があった場合に、適正な工事の施工が可能かどうか、入札者の積算根拠等について調査を行うもので、2回目の入札については業者の積算が調査の1つである失格判定基準、これを下回った項目があったために失格となりました。3回目につきましては、2回目と同じ業者1者の入札がありましたが、予定価格超過の入札となって不調に終わり、ほかに入札者がおりませんでしたので、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定「再度の入札に付し落札者がないとき」、これにより随意契約でこの業者と契約をしております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 説明伺ったんですが、この失格判定となった低入札価格調査のときの1回目、2回目、3回目ということで、事業者の入札してきたときの価格、1回目が3億2,400万、2回目が3億で、3回目が今度2億8,700万円で、最後はこの業者に随契ということになるわけなんですけれども、この2回目3億、それがどうして低入札価格調査の失格判定基準のところで引っかかるのかなというのがいま一つ理解できないんですが。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山崎会計課長。 ◯説明者(山崎総務部参事官兼会計課長) この工事の調査基準価格というのが、先ほど申し上げました10分の7から10分の9の間で設定される10分の9というところで設定されておりました。このときの予定価格というのが税抜きで2億8,840万円で、調査基準価格というのが税抜きで2億5,956万円で、入札価格というのが2億5,400万円ということで調査基準価格に該当して、調査の結果、失格判定基準に該当する項目があったということで失格となったということであります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 今この場で細かく私の頭で理解できるところまで御説明いただくとなると大変な時間を要することになると思いますので、これでいいんですけれども、こうしたことがこの内訳のこの資料等を拝見しておりましても、入札不調になったところの経過の資料を読んで、一般の人でもすぐに理解ができるような形で説明できるようにしておかないと、業者に対しても、こんなに何度も不調を繰り返すような業者に仕事を任せていいのかというようなことの不信感にもつながりかねませんので、ぜひわかりやすい説明ができるような資料を準備をしていただけたらというふうに、これはお願いでございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  議案第1号は、環境生活部長同席の上で討論、採決を行います。  環境生活部長が入室しますので、しばらくお待ちください。     (玉田環境生活部長入室) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、議案第1号の討論を行います。討論はありませんか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 今回は人件費の給与の増額、そして他の部局ではありますけれども、県立高校のエアコン設置費が挙げられております。賛成をいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長(鈴木 衛君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。  環境生活部長、御苦労さまでございます。     (玉田環境生活部長退室) ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        ライドシェア導入の慎重な検討及び白タク行為へのさらなる対策強化を求める意        見書(案)関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、意見書案が1件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  自民党及び公明党からライドシェア導入の慎重な検討及び白タク行為へのさらなる対策強化を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。  本意見書案について御意見がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) 挙手全員。それでは、本意見書案を発議すべきものとして意見の一致が見られましたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        その他 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、その他について御質問がありましたら発言願います。  河上委員。
    ◯河上 茂委員 朝日新聞に警備隊員1,000人に縮小と出てますけど、これは私もずっと若いときから見てますけど、空港警備隊の中で、空港警備隊がまだできてないときだと思うんですけど、いわゆる芝山のあそこで火だるまになって亡くなった岡田さんという人が私の学校の先輩だけど、子供生まれたばかりで、大変かわいそうだなと、葬式にも行きましたけど、そういういろんなことを見てますと、今これから賛否両論あると思いますけど、オリンピックが2年切りましたよね。そこで、これ恐らく千葉県警が縮小するとか何とかは国の問題だと思うんですけど、縮小は警察庁のほうから言ってきてんのかどうかわかりませんけど、この新聞は恐らく千葉県じゃなくて東京都内から情報を得てこういう新聞出たと思うんですけど、これは縮小して果たしてどうなるのか、その辺をちょっと聞きたいんですけど。恐らく答えられないと思うけど、どうなんですかね。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松木警務課長。 ◯説明者(松木警務部参事官兼警務課長) 警務課長の松木でございます。  成田国際空港警備隊の体制につきましては、現在、国において検討中であり、関係省庁等と協議中であるものと承知しており、詳細については差し控えさせていただきます。いずれにしましても、引き続き県警におきましては、テロ対策を含め成田国際空港の警戒警備に万全を期してまいりたい所存でございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 この問題はいつ明らかにされるのかちょっとわかりませんけど、その辺も答えられますかね。いつの時期にこの500人減らすのか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松木警務課長。 ◯説明者(松木警務部参事官兼警務課長) しかるべき時期に明らかにされるものと考えております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) よろしいですか。     (河上 茂委員、「はい、いいですよ」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  それでは、信田委員。 ◯信田光保委員 私のほうから、街頭防犯カメラの設置事業について伺いたいと思います。県警が設置管理する街頭防犯カメラシステムの運用が、本来12月の1日から開始されたというふうに伺っております。防犯カメラはそこに設置されていることを周知することによって、これから犯罪を犯そうとする者に犯罪を断念させるなどの効果が期待されるわけであります。犯罪の検挙にも多大な効果があることについては、これまでの事例からも明らかであります。しかし、一方で運用の仕方を誤れば、個人のプライバシーを侵害することにもなりかねず、厳格な運用が求められるところであります。  そこで伺いたいと思いますけれども、県警では街頭防犯カメラの適正な運用を図るため、どのような規程を設けているのか。また、これからどのような点に配慮をして管理運用していくのか伺います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 平田生活安全総務課長。 ◯説明者(平田生活安全部参事官兼生活安全総務課長) 生活安全総務課長の平田でございます。  委員御指摘のとおり、防犯カメラの運用に当たりましては、個人のプライバシーの保護に十分配意していかなければならないというふうに考えております。県警では、街頭防犯カメラネットワークシステムの適正な運用を確保するため、公安委員会規程を定めるとともに、同規程に基づく運用要領を策定いたしまして、厳格な管理のもと、個人のプライバシー保護等に配意した運用を行ってまいります。また、運用状況につきましては、定期的に公安委員会に報告した上で、その結果を県警のホームページ等で公開してまいります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 信田委員。 ◯信田光保委員 ぜひ厳格な運用をお願いしたいと思います。なお、今回は犯罪発生の多い警察署の主要駅を中心に、50台の防犯カメラを設置したと伺っております。しかし、この台数は全国的に見ても決して多いとは言えないというふうに伺っているわけであります。  そこで伺いたいんですけれども、この設置した主要駅というのは、どの辺の、どの駅なのかということを示せればお願いしたいなということが1つですね。  また、今後、5地区のみならずほかの主要駅周辺にも設置を拡大していく必要があると思いますが、どうか、伺います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 平田生活安全総務課長。 ◯説明者(平田生活安全部参事官兼生活安全総務課長) 県警が設置運用するカメラは、このたび初めて設置したということで、今回の事業では、県内で刑法犯認知件数の多い千葉中央署、船橋署、松戸署、柏署の4警察署の主要駅であります千葉駅、船橋駅、西船橋駅、松戸駅、柏駅の5駅周辺に設置したものであります。  また、今後の拡充についてでございますが、今後は設置した防犯カメラの効果を検証した上で、他の地区への設置拡充につきましても積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 信田委員。 ◯信田光保委員 わかりました。防犯カメラは犯罪の予防、検挙に大きな効果があるものと期待をしております。  そこで要望させていただきたいと思いますけれども、県警が設置管理する街頭防犯カメラは、まだ運用が開始したばかりでありますけれども、今後も答弁いただいたとおり厳格な運用を徹底していただくとともに、効果の検証をしっかりとしていただき、ぜひほかの地区への設置拡充を図っていただくよう要望して、私の質問、終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。  野田委員。 ◯野田剛彦委員 10月でございますけれども、当常任委員会で沖縄に沖縄県警の視察に伺いました。その際に、観光客が非常に多い沖縄県警では、警察官のスマホに多言語対応のソフトが入っているというお話を伺いました。いろいろと伺ったところ、県警では、警察庁から支給されるようなものを使っていて、そういうソフトがなかなか入れられないという話を伺ったんですけれども、いずれにせよ、東京オリンピックパラリンピックがあって、本県に訪れる外国人の方々がいらっしゃる。あるいは、千葉県もインバウンド効果ということを考えておりますんで、あるいは観光立県を目指すということも言ってますので、警察の皆様がそういうものを持つような体制というのをつくれないものかどうか、まずお伺いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山通信指令課長。 ◯説明者(横山地域部参事官兼通信指令課長) 通信指令課長の横山です。  ただいま委員がおっしゃったとおり、千葉県警察を含めましたほとんどの都道府県警察では、警察庁から配分された国費の機器でありますデータ端末を使用しております。このデータ端末には千葉県独自に事件や交通事故のほか、地理教示や拾得物などの対応に関する英語の例文が掲載されて活用しておりますけども、このデータ端末はフィーチャーフォン、いわゆるガラケータイプのものでございまして、沖縄県警が県費で独自導入しておるスマホ型のデータ端末とは異なりまして、多言語音声翻訳対応のアプリをインストールすることは、機器の性能上できません。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 この件に関しましては警察庁のほうに、ガラケーじゃなくてもスマホ対応していただくことと、やはり国を挙げてインバウンドというお話をしていることでもございますし、多言語に対応できる端末、ソフトを入れていただくよう要望していただければと思います。  続きまして、昨年の12月の県議会において翻訳機能つきのタブレット導入を検討するという本部長の御答弁がございました。それなんですけれども、現状どうなっているのか伺いたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 島田地域課長。 ◯説明者(島田地域部参事官兼地域課長) 地域課長の島田でございます。  本年9月に翻訳可能な機器を20台整備をしまして、うち18台を交番と移動交番車に配備してございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 18台という台数なんですけど、余りにも少ないんじゃないかと思います。せめて外国人がいらっしゃると思われる成田空港周辺、あるいは競技会場となる幕張メッセ、一宮、それと観光客の多数いる東京ディズニーランド周辺とか、そういうところに台数をふやして、集中的にそういうところに、まずは配備していただければということで要望させていただきます。警察のほうからも予算要望をその件についてしていただくようお願いしたいと思います。  続きまして、観光客以外でも外国の方を県内でよく見かけるようになっております。その警察官の現場での対応というのはどういうものがあるのか、ちょっと伺いたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木警務部参事官。 ◯説明者(鈴木警務部参事官) 警務部参事官の鈴木です。  県警では、翻訳機能つきタブレット端末のほかに、訪日外国人等との円滑なコミュニケーションを図るため、地理案内要領、遺失・拾得手続等を掲載した外国語基本的会話集やリーフレットなどを配備し、これらを有効に活用して適切な対応を図っているところであります。  また、110番通報にも的確に対応できるよう通訳人を介して受理します3者通話システムを取り入れているほか、事件、事故の扱いに際しては通訳人を速やかに派遣して、訪日外国人等の安全・安心の確保に努めているところであります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 現場の皆さん、言葉もわかんない中で一生懸命対応なさってると思います。先ほど言いました端末、ガラケーからソフトに切りかえ、そして多言語対応できるように、あるいは困ったときに優しい気持ちで接してあげるよう、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  私の質問は以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 よろしくお願いいたします。先日、埼玉県で7歳のお子さんが横断歩道上でひかれて、本当に悲惨な事故がありました。代表質問でも扱いましたけれども、ことしは本県でも交通事故死者、本当に急増しているという中で、県警が横断歩道の塗り直し、これを2万1,000カ所をみんなで点検をして、かつ今年度中に何とか修繕をしていこうという方針も示され、また、ゼブラ・ストップ作戦というものも展開されているということで、ぜひ今、冬の交通安全運動の最中でありますが、しっかりと警戒活動というか、ドライバーへの意識づけをやっていただきたい。特に大通りだけじゃなくて、やはり抜け道となっているような生活道路等、丁寧にやっていただけたらなと思います。まずこれ、ごめんなさい、要望させていただいて、それと関連して、きょうはゾーン30について伺いたいと思っております。  ゾーン30も通学路を中心に設定されるもので、子供たちの安全を守るという意味では本当に大事なものであると思います。県議会でも多くの議論がなされて、その効果についてもよく議論がなされているところであります。山中委員が午前中に防犯ボックスの話もされてましたけれども、こういったものを本当にいろいろフル活用して子供たちを守っていくべきと考えております。県警は、国から平成28年までに142カ所設置しなさい、そのゾーン30をですね。そういった国からの指令があって、それをしっかりと達成されております。その際、私、過去の質問の中で、国からのそういったノルマ的なものはなくなるけれども、県警としてはどうしていきたいんですかという話の中で、しっかりと推進をしていくと、ゾーン30ふやしていきますという御答弁がありました。あれから2年、28年で142ですね。29、30と2年たちますけれども、その後、目標、国からのそういうものはないですけれども、県として推進を図る中で、現在どれくらい設置されているのか伺いたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 交通規制課長の松原でございます。  ゾーン30につきましては、先ほど委員が話されましたとおり、平成24年度から整備を開始いたしまして、28年度末までに142カ所の整備を完了したところであります。それから引き続き整備を推進しておりまして、平成29年度末までに171カ所を整備したところであります。さらに本年度は19カ所の整備を予定しているところであります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 今年度までにあと19カ所、全部合わせて190カ所ということですね。いろいろ区とか自治会等からの御相談がやはり多いとは思うんですけれども、そういった設置の相談があった際に、ぜひ県警として、警察署が御対応されるんだと思うんですが、まずは、丁寧に対応していただきたいと思っております。区や自治会等から設置の相談があった際に、どのように現在対応されているのか、ちょっと伺いたいと思います。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) ゾーン30につきましては、交通事故の減少など生活道路の安全対策として一定の効果が認められているところでございます。県警では、ゾーン30の要望を受理した場合は、住民や道路管理者、学校関係者などとともに要望エリア内の危険箇所の点検を行い、ゾーン30の実施による効果を判断した上で、道路管理者に対しましては安全対策の実施の可否を、自治会などに対しましては安全施策の実施等に対する説明を行いまして、住民からの同意を得まして規制開始に向けた作業を行うこととしております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 いろいろ点検作業とか、いろんな方のやはり合意、総意をちゃんと集めていかなきゃいけないという中で、やはり一定の時間がかかるものだとは思いますけれども、やはりそれぞれやっぱり地域の安全を守りたいという思いでゾーン30、こういった制度を利用して設定していきたいと考えている方々であります。ぜひ丁寧かつ早くやってもらいたいなと思っておりますので、来年もまたたくさん要望が上がってくると思います。そういった中で、ぜひ県警としてもっともっと数をふやすように御努力いただきたいと思っております。  設置が進むことはもちろん重要なんですが、やはりゾーン30というものがだんだん県民にも認識がなされているところであります。その設置をふやすのと同時に、設置した後のゾーン30をどうやって活用して、また県警としてどういうふうに運用することで安全を図っていくかということは本当に大事だと思いますので、その点についても十分研究、検討していただいて、実効力を高めていただきたいなと思っております。  以上で私の質問とさせていただきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 私のほうからは大きく2点お願いしたいと思います。レンタカー会社との事故対策連携についてでございます。  2020年東京オリンピックパラリンピックを控え、今後、来日外国人の増加が予想される中、この外国人の方がレンタカーを利用することもふえてくることに伴う交通事故の増加が懸念されるところです。成田空港や競技会場を抱える千葉県としても、何らかの対策を講じるべきと考えます。先日、野田委員のほうからもありました沖縄の視察の際に、レンタカー協会、レンタカー会社が独占的にやってらっしゃるところがあって、そちらが主体的に外国人観光客が運転するレンタカーに張りつける専用のステッカー──ちょっとダウンロードしてきました。これです。こちらなんですけれども、希望者でしょうね。周りの運転されてる日本人運転手に配慮を促し、事故を防ぐ取り組みをしていると聞いています。見て来ましたという感じでしょうか。  そこで伺います。県内の交通事故のうち来日外国人ドライバーがレンタカー利用中に加害者となった事故の件数はどうか。  また、2点目としては、外国人ドライバーによる事故対策のため、レンタカー協会と連携した取り組みはあるのか、お願いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 倉本総務課長。 ◯説明者(倉本交通部参事官兼交通総務課長) 交通総務課長の倉本でございます。  まず、来日外国人の事故の件数でございますが、交通事故統計では来日外国人や在日外国人を区別していないため、件数につきましては、これらを含めた外国人が対象となっております。過去3年間の交通事故の発生件数のうち、外国人がレンタカー利用中に第1当事者、いわゆる加害者となった事故件数につきましては、平成27年中が1万8,650件中8件、平成28年中が1万8,022件中5件、平成29年中が1万8,030件中8件で、本年11月末現在では1万5,751件中7件であります。  続きまして、レンタカー協会と連携した取り組みについてでございますが、県警では、千葉県レンタカー協会に対し、全国レンタカー協会が作成しました日本の交通ルールなどを英語などに翻訳されたリーフレットを、成田空港を初めとする県内全てのレンタカー業者へ配布、周知するよう依頼するとともに、レンタカーを利用しようとする外国人に対し、交通事故防止に関する助言を行うよう働きかけているところでございます。  また、免許更新等で運転免許センターに訪れた外国人には英語版リーフレットを配布しているほか、同リーフレットの内容が掲載された全国レンタカー協会のホームページと県警ホームページをリンクさせるなど、連携した取り組みを推進しているところでございます。  以上であります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 御答弁ありがとうございます。今ちょうど助言等が功を奏しているという状況で、それほど目立った──目立ったといってもゼロではないですから、今後、増加傾向が見込まれる可能性が否定できない状況でありますので、引き続き取り組んでいただきたいと思います。  2点目になりますけれども、風疹、麻疹の流行を受けての職員の健康管理についてでございます。警察官の方を採用するに当たって、風疹、麻疹の予防接種を受けているかを確認していらっしゃるのか。  2点目としては、ちょうど本県、まさに昨日のニュースでありました神奈川県のほうが343例で風疹非常事態宣言を発令する状況で、本県どうかなと思うと334件。まさにもう人口規模でいうと本県も発令してもおかしくないぐらいの状況となっています。風疹が流行している今、警察においてはどのような対策を講じてらっしゃるのか教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松木警務課長。 ◯説明者(松木警務部参事官兼警務課長) 警務課長、松木です。  県警では警察官を採用するに当たって、風疹、麻疹の予防接種を受けたかどうか確認はしておりません。なお、一般論として申し上げれば、平成30年度の千葉県警察官を受験できる年齢の上限は33歳以下であるところ、38歳以下の方は公費で当該ワクチンを接種しているとされていることからすれば、千葉県警察官採用試験を受験する方は通常その予防接種を受けているものと考えております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野中厚生課長。 ◯説明者(野中警務部参事官兼厚生課長) 厚生課長の野中でございます。  警察における風疹に係ります対策でございますが、風疹の原因、症状等について、職員に対して具体的に情報提供するとともに、各自治体において風疹の抗体検査や予防接種の補助を受けることができることについても情報提供しております。職員が罹患した場合には、産業医とも連携の上、適切に休暇を取得させるとともに、外出を控えるなど指導しております。また、当該罹患した職員と接触した職員に症状が認められた場合には、早期受診を勧奨しております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 御答弁ありがとうございます。一応接種はしてらっしゃるとしても、抗体が検査すると消えていたりですとか、そういったところから感染源ということになりかねない状況でありまして、まさに国のほうも風疹抗体検査に健診活用であるとか、39歳から56歳の男性接種無料といった緊急対応を発令しているところであります。この対象者に関しては、5人に1人が対象になるぐらいの状況でございまして、集団免疫の観点からは、その方々がしっかりと接種をいただくというか、抗体を持っていただかないことには、今後、先天性風疹症候群であるとか、こういったところにも波及しかねない。御自身、お子さんとかお孫さん、あるいは県民の方々への感染を引き起こしてしまう可能性もありますので、ぜひとも自分は大丈夫だという認識ではなくて、県の担当課の方からも積極的にお願いをしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) そのほかありますか。  山本委員。 ◯山本友子委員 私は1点、県内の横断歩道の摩耗状況のことについてお伺いいたします。これまでも本議会の中でもたびたび議論されてまいりまして、9月議会の中でも、当初予算で1,750カ所、9月補正で約1,100カ所、合計で2,850カ所の補修が可能になると見込んでるということだったんですけれども、非常にありがたいお話なんですが、これが全て補修済みとなるのはいつごろになるのでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 交通規制課長の松原でございます。  横断歩道の点検につきましては、本年4月から約2万1,000カ所の一斉点検を行っており、11月末現在で約2万500カ所の点検を終了し、そのうち著しく摩耗して見えづらい横断歩道約2,700カ所を把握したところであります。なお、12月末までが点検期間になっておりまして、現在、未実施の場所についての点検を実施しているところであります。未実施箇所の解消に向けて、これから全力で取り組んでいきたいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 それで、点検がここまで完了してきたんですけれども、その後、じゃあそれが少しずつ補修が済んでいくのは、どのぐらいあと期間がかかるのかなということを、あと何年ぐらいかけてこれを全部補修等をしていくんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 今のところ補修する見込みは、著しく摩耗した横断歩道につきましては、おおむね2,800ぐらいではないかというふうに見込んでおります。それにつきましては、可能な限り本年度中に工事発注をかけまして実施したいと考えているところでありますけれども、これ以外に小学校の通学路だとか繁華街だとか、そこではここまで至らないものの、摩耗して見えない横断歩道がございます。その補修もあわせてやっておりますので、最低でも本年度中に実施したいと考えているんですけれども、できない場合は来年度の当初の早い段階で全てを実施したいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 ありがとうございます。なるべく早くやっていただきたいなということで、首を長くして待っておりますので、よろしくお願いしたいと思いますが、もう1つお願いしたいのは、夜になると見えにくい横断歩道ですとか、一時停止ラインが全く見えなくなっているような箇所もたくさんございます。信号があるところは、その下に横断歩道のマークが消えていても、信号があるんだから、この下にも横断歩道のマークはついているんだろうと思うんですけど、そうじゃないところ、あるいは街灯のないところ、そういったところでも横断歩道があるわけですよね。そうしたところについては、本当に早朝、本当にまだ薄暗いときにもう散歩してらっしゃる高齢者の方ですとか、それから夜薄暗くなってから、暗くなってから歩いてらっしゃる方、たくさんいます。そうしたときに、非常に危ないなというふうにいつも懸念をしておりますので、こうしたところについては、夜間でも見えるような蛍光塗料が入っているのか何なのか、光るような横断歩道というのは、もし考えていらっしゃるとしたら教えていただきたいんですが。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 横断歩道の白線の具材につきましてはガラスビーズが含まれておりまして、車両の前照灯の光を反射することによって、夜間でも横断歩道が明るく見えるような構造にはなっております。委員からお話がありましたもう少し明るく光る横断歩道ということでございますけれども、これにつきましては、通常のこの白線よりもガラスビーズの含有量が多い高輝度塗料、これを使用した横断歩道があります。通常の横断歩道に比べて、より目立つ構造となっております。高輝度塗料を使用した、いわゆる高輝度横断歩道につきましては、視認性が高く、安全を担保する上で有効ではありますが、反面、通常の白線に比べて施工単価が2.3倍と高額であります。限られた予算の中で摩耗により見えづらくなっている横断歩道の補修を行わなければならない現状から考えますと、高輝度塗料を使用した横断歩道の補修にも限りがありますことから、現在は通学路や交通事故発生率の高い道路を優先として整備しているものであります。引き続き高輝度塗料による効果が高いと認められる箇所へは積極的な整備を行っていきたいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 山本委員。 ◯山本友子委員 多分高いんだろうなというふうに思ってはいたんですけれども、2.3倍ということで、これはなかなかハードルが高いなと今感じましたけれども、それでも、そばに近寄っていきますと車のほうからは白線は見えるんですけれども、歩いてる側にとって、車が通ってないときというのは本当に見えないところがかなりありますので、もう少し割安なものでも何とかもう少し見やすいものにできるだけシフトしていくようなことも考えて、可能な限りで結構ですけれども、予算の範囲内ということもありますので、可能な限り薄暗いところ、見えないところ、かといって必要なところについては、その高輝度塗料を塗布した横断歩道に変えていっていただきたいというふうに思いますので、これは要望です。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) よろしいですか。     (山本友子委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今、横断歩道の問題が質問されましたけれども、予算をふやしていると。そして大変御苦労されて点検もされていると。しかし、私自身も住んでる松戸市内で言えば、こんなに交通量の多いところ、こんなに子供たちや通勤の皆さんが通られるところの、例えば松戸市役所のすぐ近くの大きな交差点、交番もすぐ近くにありますが、もうほとんど消えていると。もうずっと消えていると。今、御答弁ありましたように、年度内に。しかしながら、通学路などを含めたら年度内に終わらないかもしれないということであります。ということは、結局はやっぱり予算が足らないのかなと。もっと予算をつければ年度内にも全て終わる、そういうことなのかなということなんでしょうか、どうなんでしょうか。やはり見えない横断歩道というのは普通はあり得ないことでありますよね。先ほど夜間でもっと目立つようにと、そういう性能になってるんですよっておっしゃいますけれども、それさえも、普通の横断歩道さえも白い白線がついていないということで、やはりこれは異常事態だと私も思いますので、これは予算をもっとふやせばできることなんですか。それどうなんでしょうか。1つ私のほうからも確認をさせてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 交通規制課長の松原でございます。  現在まで横断歩道につきましては、約2,800カ所について工事の発注を行っております。その中で、現在完了しているのは約1,400カ所でございます。委員が言われた松戸市役所周辺の横断歩道についても、これ帰って確認しなければわかりませんけれども、既に発注済みのところもあるので、その中に含まれているんではないかと考えております。なお、本年度は9月補正予算で8,000万円の補修費をいただいたところでありますけれども、これにつきましても、残り半年間で確実に執行できる金額としてもらったお金であります。業者も限りがございますので、一応補修をするのには上限があると考えておりまして、予算が多ければ全てができるというふうには考えておりません。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 引き続き改善を求めていきたいと思います。  次に、外かん開通に伴って、新しい道路構造になりまして変化いたしました歩行者の安全対策について伺いたいと思います。9月の委員会でしたか、松戸の三矢小台地先の国道298号と主要地方道市川松戸線との交差点ということで、これはどのように取り上げたかといいますと、2回の青信号で渡ってくださいということで、全体約3分28秒かかる。真ん中に交通島と警察のほうはおっしゃってる、そういうビッグな交差点、県内でも一番長いのではないか。そして、このように青信号を2回に分けて渡るのはここだけという答弁もありました。ちょっと斜めにゆがんでいるというようなところはここだけということですが、市川のほうでもこのような2回に分けて渡るビッグな横断歩道があるということなんですが、市川では3カ所あると。合計4カ所あるというふうに事前に聞いております。6月に外かんが開通し、ここについて、それぞれこの4カ所で交通事故、人身事故はそれぞれ何件発生しているか。主な原因でありますとか交通事故防止策というのはどのようにやられているのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 委員がお話しされました4カ所の交差点のそれぞれの交通事故の発生状況について回答いたします。まず最初に、松戸市三矢小台地先、これは松戸インターチェンジ北交差点になりますが、ここでは人身事故が4件発生しております。続きまして、市川市平田2丁目地先、これは菅野駅入口交差点になりますが、ここでは人身事故が1件、さらに市川市高谷2丁目交差点、ここにおきましては3件、市川市高谷3丁目地先の市川南インターチェンジ南側交差点につきましても人身事故が3件発生しているところであります。なお、この中で歩行者が被害に遭われました人身事故については、市川南インターチェンジ南側交差点で1件のみであります。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 今、防止策ということで、原因や防止策についてもお伺いをしましたが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) この交差点につきましては、今、実際に人身事故の形態等について調査しているところでありまして、いずれにしましても危険な交差点もございますので、街頭監視を強化する、取り締まりを強化するなどして安全対策に取り組んでいきたいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 ぜひお願いしたいと思います。先ほどの青信号を2回に分けて渡ると、青信号2回で渡ってくださいという三矢小台の交差点の問題で、既に委員会で何らか改善をしていきたいというふうな答弁をいただいておりますが、検討状況、あるいは何らか新たな改善ということでは、どのような結果になっているでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 松戸インターチェンジ北側の交差点でありますけれども、供用開始時は国道298号を松戸市街方向から市川方向に横断する最初の横断歩道の距離が約20メートルであったことから、国道を横断する歩行者用青時間を最低21秒に設定したところであります。その後、歩行者用信号の青時間の延長の要望がありまして、高齢者などの横断時間にも配慮し、現在は最低秒数を29秒に変更したところであります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 全体で8秒延びたということの答弁です。実際に現場はどうなっているかというと、2回に分けて渡ってくださいという札はあるんですけれども、1回で渡り切ろうということで、自転車は猛スピードで走る、歩行者も必死で走るということで、ちょっと立て看板と違った渡り方になっているということについても、ちょっと非常に微妙な、看板と違うことをやっているということについてはなかなか県民の方の気持ち的な負担もあるのかなと思いながら、でも、8秒延びたということで、1回で渡り切ろうとする人にとっては、以前よりは緩和されているのかなということで、8秒延ばしていただいたことは、ありがとうございましたというふうに申し上げたいと思います。同時に、市川のほうでは県土整備部のほうからの情報で、ベンチをつけることも検討していると。つまり交通島、真ん中のところでですね。そのような話も聞こえてきているんですが、いかがでしょうか。これは交通島と言われるところに、通常2回で仮に渡ったとすると、真ん中部分で、まず分けたんですけれども、そのベンチなどの設置も警察のほうでもお聞きになっておられるでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 交通島へのベンチの配置につきましては、首都国道事務所から配置する方向で検討しているという話は聞いております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 実際、現場が走って通ってしまおうという方たちの通行を、そういう意味では、そういう現場を踏まえないでベンチを仮に真ん中とかにつけてしまいますと、これまた別の危険も懸念されることから、やはり国道事務所、それから、並びに利用者、十分よく慎重に検討していただいて、仮にそうしたものを高齢者対応で、障害者対応で、あるいは子供たちの問題もあり、つけるとしても、慎重に検討していただきたいということを申し述べておきます。  以上。  次に、大型車の規制問題で、これも6月、9月と継続して取り上げておりますが、今までは29年度で県内で大型車規制の要望が出ている路線で何路線か、まだ未実施のところは何路線かと29年度で聞いてまいりましたが、9月までは、今12月議会ですので、30年度で大型車規制の要望が出ているのは何路線で、未実施は何路線か、まだ未実施のところの主な原因は何かということをお伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) もう一度確認したいんですけれども、29年度の要望があったところでの進捗状況でよろしいでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 29年度要望があったところも含めて、30年度になってから新規で要望があるのも、それゼロなのか、あるのかということも含めて最新の状況で結構でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 平成29年度の大型自動車通行どめ規制要望につきましては、全部で13カ所ございます。そのうち既に規制が開始されているのは3カ所であります。なお、1カ所につきましては、現在工事をやっておりまして、31年3月までには1件解消する予定で作業を進めております。  なお、30年度の要望状況でございますが、現在のところ4件を把握しております。そのうち1件につきましては、既に大型規制を完了したところであります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 理由についてもお伺いしたんですが、いかがでしょうか。まだ未実施の主な理由についてということで。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 未実施の主な原因としましては、地元住民の合意形成待ちだとか、そのほかは、現在の道路を大型が通行できないような方法に改めると。要はクランクをつくって大型車が入れないような状況にすると。そういうふうな対策をするということで現在調整しているため、まだ未実施箇所があるということを認識しています。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 大型トラック、やはり通るべきところをきちっと通っていただいて、そして住環境や子供たちの安全も守るというところで、警察のほうとしても御努力をされてると思われますけれども、未実施のところ、まだまだ多く残っているという実態が改めてわかりました。  それで、松戸市の東松戸1丁目というところでは、既に県警本部のほうで、結論的には、可能な限り早い段階で大型通行禁止規制を実施したいという御答弁で、その前提として、さらなる住民の合意形成と迂回路の問題について、迂回路を決めるのは、これは9月議会ですね。大型の迂回路の有無についての検討を行うのが警察の業務でありましてという9月議会の答弁もあります。この東松戸1丁目についてはどのように御努力をされて、今、進捗どういった状況になっておりますでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 6月の常任委員会以降、規制要望路線内の大型車両使用の業者に対する意見の聴取のほか、自治会長に対しまして大型規制の要望がある旨の説明を行いました。さらには住民との意見調整を依頼するなど、規制実施に向けた調整を行ってきたところであります。また、規制要望路線の住民の方から、大型規制に加えて安全対策として速度規制の申し出があり、この速度規制につきましては、12月7日に40キロの速度規制を完了したところであります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 スピード規制がされたということで、大変住民の方からも感謝の声も届いております。それはお伝えをいたします。  大型車の規制についての迂回路の問題ですけれども、私どもが伺っているのは、迂回路について、新たな迂回路の工夫が大型車を走らせている事業者の側から、コースなども住民のほうに情報が届いておりますが、迂回路について県警の今の考え方はいかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 交通規制基準では大型通行禁止に関しまして、原則として付近に迂回路があることを前提としております。さらに、迂回路が極端に長くならないように配意することと規定されており、大型の迂回路の有無の確認は実施いたしますが、警察が迂回路の選定を行うということはありません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 それはそのとおりでございますね。ですので、大型車を走らせている側の事業者などとも十分、そして、迂回路になる住民の新たな交通問題が発生しないような、そして、今訴えが続いております東松戸1丁目の住民の方たちの声も十分にお聞きいただきまして、早期の大型車規制を強く要望いたします。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 特に発言がないようでございますので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。     (「委員長、済みません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 松原交通規制課長。 ◯説明者(松原交通規制課長) 先ほど4カ所の交通人身事故の関係でお話をしましたが、一部訂正がございます。人身事故があるのは、プラスしまして市川高谷2丁目交差点、ここでも歩行者の人身事故が1件ございました。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で環境生活警察常任委員会を閉会いたします。        午後2時0分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....