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  1. 千葉県議会 2018-06-29
    平成30年_総合企画水道常任委員会(第1号) 本文 2018.06.29


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(五十嵐博文君) ただいまから総合企画水道常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、委員会風景を記録するため、事務局の広報を担当する職員による撮影を許可しましたので、御了承願います。撮影が終わるまで、しばらくお待ちください。     (写真撮影) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは初めに、当委員会委員として新たに選任されました委員を御紹介します。  小野崎委員◯小野崎正喜委員 よろしくお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 よろしくお願いします。        ─────────────────────────────
           会議録署名委員の指名 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員小野崎委員、安藤委員を指名します。        ─────────────────────────────        副委員長の互選 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、当委員会では、現在、副委員長が欠員となっておりますので、副委員長互選の件を議題といたします。  お諮りします。互選の方法は投票、指名推選、いずれにいたしましょうか。     (「指名推薦」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) ただいま、指名推選という発言がありましたのでお諮りします。互選の方法につきましては指名推選によることとし、私から指名することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 御異議ないものと認め、副委員長に武田委員を指名いたします。御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 御異議ないものと認めます。よって、武田委員が副委員長に当選されました。  御協力ありがとうございました。  それでは、武田副委員長を御紹介します。 ◯武田正光副委員長 副委員長を務めます武田でございます。五十嵐委員長を支えて頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(五十嵐博文君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係の議案1件であります。  なお、審査の順序は、初めに水道局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(水道局関係) ◯委員長(五十嵐博文君) これより水道局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(五十嵐博文君) なお、審査に先立ち、4月1日付で執行部及び事務局職員の人事異動がありましたので、人事の紹介を行います。  初めに、私より異動のあった事務局の併任書記を紹介します。  鈴木併任書記。  宇野併任書記。  次に、水道局の人事異動について水道局長から紹介を願います。  岡本水道局長。     (岡本水道局長から、部長岡本和貴管理部長倉持俊哉水道部長縣雅明工業用水部     長柴田利雄、水道部次長岩船保水道部次長剣持光信工業用水部次長松宗宏、総務企     画課長萬谷至康業務振興課長貫井浩財務課長鈴木淳一郎を委員に紹介) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で人事紹介を終わりにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 今定例会において、水道局関係の付託案件はありませんので、水道局長に諸般の報告を求めます。  岡本水道局長。 ◯説明者(岡本水道局長) 本日御審議いただく水道局関係の議案はございませんので、諸般の報告として3点申し上げさせていただきます。  まず、千葉県工業用水道事業中期経営計画の策定について申し上げます。  本県の工業用水道事業は、給水開始以来半世紀が経過し、老朽化対策や耐震対策が急務となっており、将来にわたって工業用水を安定的に供給するため、平成30年度から40年間を計画期間とする千葉県工業用水道事業施設更新耐震化長期計画を平成28年3月に策定しました。この長期計画の最初の5年間を具体化するものとして、ことし3月に千葉県工業用水道事業中期経営計画を受水企業の皆様と協議しながら策定したところです。この計画は財源を明確にし、運営基盤の強化を図りつつ、工業用水の安定供給と非常時に備えた危機管理対策を盛り込んだものとしております。今後は、この計画を着実に実行することにより、工業用水を将来にわたり安定的に供給し、千葉県経済の活力の維持と向上に向けて、さらなる貢献が果たせるよう取り組んでまいります。  次に、水道局が行っている上水道事業会計及び工業用水道事業会計の平成29年度決算見込みについて申し上げます。  上水道事業の平成29年度決算についてですが、収益的収入については、特別利益として退職給付引当金の戻入があったことなどから、前年度と比較して24億円増の831億円、収益的支出については企業債の支払利息が減少したことなどから、前年度と比較して2億円減の671億円となり、消費税調整後の純利益は前年度と比較して30億円増の142億円となる見込みです。上水道事業の経営状況は現時点では良好ですが、将来的には給水人口が減少に転ずると予想されるなど、給水収益の大幅な増加は見込めない一方、老朽化した浄・給水場や水道管路の更新整備など、今後多額の建設事業費が必要となります。そのため、一定の内部留保資金を確保しながら、中期経営計画などに基づき、計画的に事業を実施し、健全な経営に努めてまいります。  次に、工業用水道事業の平成29年度決算についてですが、収益的収入については、原子力発電所事故に係る損害賠償金が減少したことなどから、前年度と比較して2億円減の137億円、収益的支出については、退職給付費消費税納付額が減少したことなどから、前年度と比較して2億円減の121億円となり、消費税調整後の純利益は前年度と同程度の14億円となる見込みです。工業用水道事業は施設の老朽化対策や地震対策が急務となっていることから、先ほど申し上げました施設更新・耐震化長期計画中期経営計画に基づき、計画的に事業を実施し、健全経営の維持に努めてまいります。  次に、企業土地管理局との組織統合について申し上げます。  企業土地管理局との組織統合に向けては、昨年12月よりシステム、庁舎、規程などの諸課題に対応するため、関係課で構成する統合推進チームで検討を行ってまいりました。6月19日の本会議で、統合後の新たな組織の名称については、企業局が適当であるとの考えを知事より表明したところであり、今後は関係部局とともに、組織の設置条例や関係規程の整備内容等について具体的な検討を進めてまいります。  以上、諸般の報告を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 私からは7点、質問したいと思います。  今、このように非常に暑さの厳しい梅雨明け、明けたかなという感じで、また、来週から7月になるわけでありますけれども、水の使用量が最も多くなると思われます。近年、関東地方においては、この時期に渇水が発生してる印象があるので、利根川水系における上流の貯水状況はどうか、まずお聞きしたいと思います。これが1点。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 計画課でございます。  今年度の状況ですが、昨日9時現在、利根川上流8ダムの貯水量につきましては、有効容量4億6,163万立方メートルに対し2億8,101万立方メートルであり、貯水率は61%となっております。なお、この貯水率は平年と比較して88%であり、やや低い数字となっております。したがって、今後の降雨によっては、さらにダムの貯水量が減少することも考えられるため、引き続き状況を注視してまいります。なお、貯水状況については、最新情報をホームページで掲載するとともに、仮に渇水となった場合には、これまでの経験を生かし、お客様への影響を最小限に抑え、安定した給水ができるよう努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 2問目、お伺いします。千葉県工業用水事業中期経営計画を策定し、工業用水の安定供給と危機管理対策に取り組むとのことだが、その主な取り組みはどのようなものか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課でございます。  今回の中期経営計画におきましては、施設更新・耐震化長期計画の最初の5年間の具体化を図るものといたしまして、工業用水の安定供給と危機管理対策などに取り組むこととしております。このうち、工業用水の安定供給に係る取り組みの主なものとしましては、長期計画に基づきます施設更新・耐震化に係る事業でございまして、計画事業費として約211億円を予定してございます。その主な内容でございますが、施設の重要度や老朽度などを踏まえまして、南八幡浄水場佐倉浄水場人見浄水場の施設設備の更新等を行うとともに、耐震対策が必要なコンクリート管等5.4キロメートルの布設がえを行い、この布設がえにあわせまして、水管橋3橋の整備を行います。また、危機管理対策に係る取り組みの主なものとしましては、大規模地震発生時の被害想定やシミュレーションを行いながら、受水企業の操業に配意した業務継続計画を策定していきます。  私からは以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 3問目。千葉県工業用水事業中期経営計画の策定について、受水企業からの意見に対してどのように対応したのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課です。  中期経営計画の策定に当たりまして、受水企業からいただいた意見の主なものといたしましては、計画についての継続的な情報提供、施設更新・耐震化に係る詳細な説明会の開催、業務継続計画の策定などがございました。このうち情報提供につきましては、企業向けの説明会を地区別に開催するなど継続的に実施をするとともに、施設更新・耐震化に係る詳細な説明会につきましても平成29年12月に実施をするなど、意見のあった受水企業に対しまして十分な説明を行ってきたところでございます。また、業務継続計画の策定につきましては、先ほども御説明させていただきましたが、今回の中期経営計画の中で危機管理対策の主な取り組みとして位置づけまして、大規模地震発生時のシミュレーションなどを行いながら計画の策定に取り組むこととしております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望として、この件は、工業用水は産業活動においてなくてはならないものであるので、計画を着実に実施していただき、安定給水と健全経営に努め、本県経済の発展に貢献していただきたいと思います。  4問目。東日本大震災以降、各浄水場の放射性セシウムの濃度についてですが、これは後でペーパーを下さい。  5問目。6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震について、府民の生活に直結するライフラインに影響が発生し、水道については、管路から水が漏れる様子などが報道にありました。一部新聞記事によると、大阪の水道企業団では、法定耐用年数を10年以上過ぎた古い水道管路の割合が約6割と高く、漏水した箇所のほとんどがそういった古い水道管路であったとのことであります。  そこでお伺いしますけども、先日、大阪府北部を震源とする大規模地震が発生し、市民生活に大きな影響があったが、県営水道では水道管路の更新と耐震化をどのような方針で進めていくのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 渡辺給水課長
    ◯説明者(渡辺給水課長) 給水課でございます。  首都直下地震の発生が懸念されている中、管路の更新、耐震化は喫緊の課題であると認識しております。特に大規模地震時に液状化被害が予想される湾岸埋立地域の管路、被害の影響が大きい大口径管路、災害時の広域避難場所医療拠点等の重要施設へ給水する管路などについては、引き続き優先的に更新、耐震化に取り組んでまいります。また、可能な限り事業量を上積みできるよう検討し、水道管路の更新、耐震化を進めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件に関しては要望したいと思います。水道はライフラインとして重要なものであり、漏水が起こることは住民生活にも与える影響が大きいことから、引き続き管路の更新と耐震化を進めていただきたい。今後、いつ大きな地震が来るかわからないので早期に更新を進めるよう要望いたします。  6問目。先日の一般質問で我が会派の議員から、上下水道料金徴収一元化について質問があり、お客様の利便性が向上したことや下水道使用料金の徴収率が向上したという答弁がありました。一方、お客様から一元化に関しての問い合わせがあり苦情などはなかったかどうか、その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 貫井業務振興課長。 ◯説明者(貫井業務振興課長) 業務振興課でございます。  ことしの1月から徴収の一元化を開始いたしましたけれども、一元化に関して電話による問い合わせが、1月4日から2月28日の間で2,626件ほどありました。これらの多くは、一括請求の内容、請求時期の変更、支払い方法の確認、納入通知書等の様式変更に関するものでした。また、当局では、一元化実施区域内の全てのお客様にチラシを個別配布するほか、当該4市とともに広報誌による事前周知に努めてまいりましたが、中には徴収一元化の実施自体を知らなかったことや、一括請求により1度に支払う額が多くなり困るとの意見もございました。当局としては、そのようなお客様に対して丁寧な説明を行い、徴収一元化について御理解をいただきました。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件に関して要望します。一元化の確実な運用に努めるとともに、今後の次期一元化実施に向けて、お客様に十分な事前周知に努めていただきたいと思います。  7問目、最後になります。今国会が7月22日まで会期延長されました。その中で、水道の基盤の強化を図る水道法改正案は6月27日に衆議院厚生労働委員会で審議をし、今国会中に成立を目指すということだが、千葉県水道局ではこの水道法の改正によってどのような影響が出るのか、最後にお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 総務企画課でございます。  今後、水道法が改正された場合に、水道局において対応が必要になる主な内容についてでございますが、まず1つといたしましては、法改正によりまして、水道施設を適切に管理するため、水道施設台帳の作成、保管というものが義務づけされることとなります。現在当局では、施設や管路の各種情報、履歴等につきましては、システムで管理しておるところでございますが、今後、法改正により、新たに管理すべき項目の把握等が必要になることが見込まれております。このほか、指定給水装置工事の事業者の指定について、これまでその指定の期間が定められておらなかったところなんですが、法改正によりまして、5年間の更新制というものが導入されることとなります。これに伴いまして、局の現行の規程等の改正ですとか、これまではなかった更新申請の受け付け体制の検討など対応が必要になると、そういったことなどが見込まれております。このため、今国会での審議状況等について引き続き情報収集するとともに、法改正の動向について注視してまいりたいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 最後にこれは要望です。現在審議中ではあるが、水道法改正による水道の基盤強化に向けて遺漏のないよう、水道局でしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  終わります。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今、本間委員からも質問あったんですけど、何しろ今スロースリップをきっかけにして地震の発生確率というのが話題になっています。政府の発表によれば、地震調査委員会では、30年以内に震度6弱以上の確率が最も高いのが関東の千葉市、そして横浜市と。千葉市の場合は85%という確率なんですよね。にもかかわらず、水道も工業用水も、いわゆる40年とか長いスパンの更新計画を進めていらっしゃるようですけれども、先ほど給水課長、優先して布設がえ、耐震化にというようなお話をされてましたけども、財務に余裕があるのであれば、もっと速度を速めてというか、いつ起こるかわかりませんから、進めるべきと思うし、計画としても、40年とかではなくて、少なくとも30年以内に全てを更新できるような計画づくりをするべきというふうに思うんですけども、どのようにお考えでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課でございます。  工業用水道事業についてでございますけれども、工業用水道事業の長期計画につきましては、国の指針に基づきまして、施設、設備の老朽度や耐震性の評価、あるいは有識者等によります懇談会での意見などを踏まえて策定したものでございます。この国の指針の中では、施設の耐用年数でありますとか、更新財源であります企業債の償還期間を考慮しまして、中長期の更新需要、それから、財政収支の見通しの検討期間はおおむね30年から40年というふうにされております。この計画では、事業費の平準化を図りながら実施をしていくということで考えておりますが、計画が長期にわたるものになっておりますので、事業の進捗でありますとか、施設、設備の状況などを踏まえながら、事業の実施時期についても検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 水道局のほうはどうなんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 水道事業のほうにつきましては、長期施設整備方針というのを平成28年3月に策定したところでございます。この計画につきましては30年間の方針ということで掲げております。具体的には、まず湾岸埋立地域の耐震化、これにつきましては平成52年までに100%に持っていきたいという考えでございます。それからあと、大口径の送配水管路の更新、これにつきましても、平成51年度の達成目標として100%を目指しているところでございます。その他、小中口径、小さい口径ですね。この管路の更新につきましては、目標を年間100キロ以上としているところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 工業用水のほうは状況見ながらということですけど、ぜひ、前倒しで取り組んでもらいたいなというふうに思います。水道局のほうですけども、今回の大阪の地震でも明らかになったように、例えば火災が発生した場合、水道の本管と途中の管が破裂をすると、要は消火もできないという状況になるわけでありまして、特に今自然水利が少なくて消火栓に頼っています。そういった意味では、例えば水道局とすれば、県水地域内だけでも全て耐震化にするような形の計画をしないと、実際地震はいつ起こるかわかりませんけれども、そうなったときに、火災の消火もできない、また、県民生活の水の供給もできないという状況になるのではないかなというふうに思っているんですけども、その点、長期計画の中でも湾岸地域を優先するということですけども、これはどちらかというと液状化対策ということだと思うんですけども、例えば直下型であった場合、まさにこの千葉市が一番、その確率が高いわけでありまして、その辺も含めて耐震化への更新の計画を厳密に、やはり僕は練り直すべきではないかなというふうに思っていますけれども、水道局としてはいかがでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 先ほど申しました長期施設整備方針でございますが、これにつきましては達成目標ということでただいま申し上げたところでございます。これにつきましては、委員御指摘のとおり、社会情勢の変化ですとか、それから事業の進捗状況等によりまして、必要に応じて達成目標のほうを見直すということも検討しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そんな悠長な話ではなくて、社会情勢じゃないんですよね。政府の研究機関がこれだけの発表をしてるわけですよ。30年以内に85%の確率で、そうでしょう。全国一、起こる可能性が高い震度6弱以上の地震が、それが千葉市というふうになってるわけですから、社会情勢の変化とかいう話じゃないというふうに思うんですけども。この辺にしますけど、もう少し危機感を持って取り組んでいただきたいなと。特に財源がないわけじゃないので、お金は水道局あるので、ぜひその辺は取り組んでいただきたいなというふうに、一応要望します。  それから、企業土地管理局との組織の統合についてなんですけれども、諸般の報告の中で局長のほうから、システムとか、庁舎、規程などの諸課題に対応するために統合推進チームで検討を行っているということであります。名称も知事が表明したように、企業局というふうになるようでありますけども、特にこの庁舎の問題は、この3つの組織を統合する組織になるわけでありまして、どのような考え方でこの検討を進めているのか、庁舎についてまず伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 庁舎等のあり方につきましては、現在、関係課で構成します統合の推進チームにおいて詳細を検討してるところでございますが、当面は統合により集約化される管理部門の一部を除いては、現状に近い形とならざるを得ないのかなと考えております。また、本庁機能の分散は好ましい状況ではないと考えておりますが、その辺は現在提供しているサービスを維持向上させるため、しっかりと検討していきたいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 現状のまま、とりあえずということでよろしいんでしょうか。今の答弁は。確認です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 当面はそのような形にならざるを得ないと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 これだけの大きい組織になるわけでありまして、昔の企業庁のような組織なのかなというふうに思っていますけれども、そうなってくると、やはりトップがどうしても組織として、各事業のことがなかなか把握しづらくなるというふうに以前から私は指摘をしています。企業土地管理、そして、県営水道、それから工業用水道と、この3つの分野をどのように、今後組織として、また、会計は別としても、逆に言えばその中での資金の動きや流用等の危惧もあるわけでありまして、その辺についてはどのようにお考えになっているんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 組織の具体的内容につきましては、現在検討中でございますが、現在水道局では、事業を効率的また効果的に実施できるよう、管理者のもとに3名の部長を配置して管理者を補佐する体制をとっております。統合後におきましても、そういった組織のあり方について、それぞれ業務実施に支障を来さないよう検討してまいりたいと思っております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 具体的に、その組織の統合の今後のスケジュールについて、例えば条例改正等もあるというふうに思いますけれども、どのように水道局としては考えてるんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 今、条例というお話もあったんですが、組織統合に伴う条例の整備、これがまず必要なのではないかと考えております。これに関しましては、関係課との調整を進めておりまして、県議会への提案時期も含めまして、現在検討してるところでございます。作業の進捗状況にもよるんですが、その辺できるだけ速やかに対応したいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ありがとうございます。お尻の決まっていることですから、着々と多分お進めになるというふうに思うんですけれども、総合企画部のほうにも聞きたいと思うんですけど、これだけ大きな組織になると、例えば水道局長という立場は、それこそ副知事並みの権限と人事権を持つことになるわけでありまして、そういった意味では、今度、企業局長というふうになるのかわかりませんけども、そのポストについても、今後ぜひ水道局としても考え、また、本庁とお話をされたほうがいいのではないかなというふうに私は思っています。前の水道局長もおっしゃっていました。この工業用水との統合だけでもこれは大変なことで、さらに企業土地管理局との統合というのは、大変大きな役割を担うことになるというふうにこの委員会でも答弁されてましたけれども、ということは、やはりそれなりのポストと人材というのが必要になってくるのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひ、水道局としてもそのような姿勢で臨んでもらいたいなというふうに思います。答弁はできないと思います。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  矢崎委員。
    ◯矢崎堅太郎委員 ことしの8月に水質検査体験が行われるというふうに聞きましたけれども、この事業の目的と内容について教えていただければと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 水質検査体験制度につきましては、平成28年度からスタートした第2次おいしい水づくり計画の取り組みの1つとして、お客様が御自宅の水道水の水質検査を行って、その結果をインターネットを介して報告していただく制度でございます。本制度は、お客様御自身で水道水の安全性を確認していただくとともに、県営水道が広範囲でデータを得ることを目的といたしまして、実施しているものでございます。実施の内容につきましては、検査の項目として3つございます。まず1つ、残留塩素、それからpH、それから全硬度、その3つの項目を簡易水質キットを用いて検査していただいて、それに加えまして、水の濁りですとか、におい、味、そういった感覚の検査もしていただきます。そのほかに、水道水に関するアンケート等を実施して、おいしい水づくり計画の反映に生かしてまいります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ありがとうございます。大体規模としてはどのぐらいの方にアンケートをお願いしてるんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 今現在募集をかけているところなんですが、募集人数といたしましては300名程度を予定しております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 それで、平成28年度からやってるということなんですけど、大体毎年その300人は集まってるんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) ほぼ集まってございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしましたら、それを施策のほうに反映させていくということなんですけど、今平成28年、29年とやってきましたけども、お客さんのそういった声とか、そういったものはどういうものがあって、それを施策のほうにはどのように反映しているのか、教えていただければと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) アンケート結果の中で、塩素のにおいがするかしないかですとか、そういった聞き方もしております。昨年度の結果としましては、塩素臭を感じないと答えた方が72%おりました。それから、おいしい、ややおいしいと答えた方が58%ございました。それからあと、水道水の飲み水としての満足度ということで、これも満足している、どちらかといえば満足しているという方々が77%おりました。したがって、こういったアンケート結果を、毎年とりまして、そこを今後のおいしい水づくり計画のほうに反映させていくということにしております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ありがとうございました。ぜひ継続していただいて、おいしい水の実現に向けて、引き続き取り組んでいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  塚定委員。 ◯塚定良治委員 私も今のお話とちょっと関連しますけれども、県の水道局水道事業の水安全計画について伺いたいというふうに思います。県水道局では、本年4月に千葉県水道局水道事業、水安全計画ですね。この改訂をされたというふうに聞いております。水安全計画というのは、安全で良質な水道水を供給するために、水源から給水栓に至る水道システムに存在する危害を抽出、特定して、それらを継続的に監視、制御することによって、安全な水の供給を確実にするシステムづくりを目指すものというふうに聞いております。そこで、今回の4月の水安全計画の改訂というのはどのようなものか、確認をしておきたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  水安全計画でございますが、厚生労働省が策定を求めているものでございまして、水源から蛇口までのあらゆる過程における危害につきまして、あらかじめ対応方法をマニュアル化しておくというものでございます。当局におきましては、毎年度見直しを行っているところでございます。従来の水安全計画では、水質基準等を超過した際の対応に重きを置いておりましたが、危害の発生やその影響を監視する体制の評価も重要であるということから、平成30年4月にこれらを追加することで水質監視体制を強化いたしました。今回の改訂によりまして、リスクの大きさに応じた重点的な管理ができるようになったと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 それでは、水安全計画に基づいて、今回の見直しを含めて、具体的にどういうふうに取り組んでいかれるのかということを確認したいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  水源から蛇口までの水質データや水質事故等への対応状況をもとに、監視体制の評価を行いまして、水道水原水の水質測定箇所や測定頻度を見直すなど、水質悪化に備えた管理体制の強化を図ってまいります。また、必要に応じまして、浄水薬品の注入率の変更など、浄水場の運転管理方法を見直すことで、引き続き水道水の安全性の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 これからもしっかり取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  阿井委員。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 先ほどの質問で、30年の水道局の長期計画の中で、これは全管路の耐震化率は計画ではどのぐらいになるのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 長期施設整備方針の全管路の計画は定めておりません。目標は9,000キロありますので、その30年間の部分としては定めておりません。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 定めてないから耐震化率はどのぐらいになるのかという話。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 全管路の耐震化率は定めておりません。この整備方針の中では、湾岸埋立地域と大口径の管路のみの計画は、30年後、100%の目標、方針としております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、湾岸埋立地域だけは耐震化100%になるけれども、ほかはならないということでいいのか。だって、何%かもわからないのでは、耐震管に更新するのかそうじゃないのかというのは計画してないのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 全管路は9,000キロ以上ございまして、それを、この計画ですと30年間の計画なので、耐震化率、当然上げる目標はあるんですが、9,000キロということで年間の更新距離、これを100キロ以上として耐震化率を上げていくということで、具体的なその方針の中での全管路の耐震化率は掲げてございません。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 だから、目標を掲げてるんじゃなくて、結果的にどうなるのという話を聞いてるわけです。例えば、年間100キロとすれば、どれだけの耐震管への布設がえが進んで、耐震化率はどうなのという話なんだよ。例えば、今、本間委員から聞いたんだけど、現在の耐震化率はどのぐらいなの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 全体の耐震化率ではありませんが、中期経営計画で5年ごとの目標を立てております。湾岸埋立地域におけます管路の耐震化率の目標なんですが、平成27年度末に32.9%であったものを中期経営計画の中では、平成32年度末までに51.5%までにしようという目標を立てております。  以上でございます。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ぜひ、計画課で耐震管に更新する目標はきちっと持たないと、そうでしょう。事業費をどれだけと表明されているのに、その中身がよくわからないと。そして、耐震化率の目標もないのでは、本当にファジーな長期計画になりますから、ぜひ中期経営計画の中で湾岸埋立地だけは目標設定をしてるということですけれども、ぜひ、ほかの区域もきちっと長期の投資計画があるわけですから、目標を立ててやっていただきたいなというふうに思います。答弁はないでしょうから。 ◯委員長(五十嵐博文君) よろしいですか。     (阿井伸也委員、「以上です」と呼ぶ) ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で水道局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前10時48分休憩        ─────────────────────────────        午前10時55分再開 ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(五十嵐博文君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(五十嵐博文君) なお、審査に先立ち、4月1日付で執行部職員の人事異動がありましたので、人事の紹介を行います。  総合企画部の人事異動について、総合企画部長から紹介を願います。  今泉総合企画部長。     (今泉総合企画部長から、部長今泉光幸、次長永島克彦、次長山中精一、政策企画課長     中村耕太郎、国際課長冨沢昇、報道広報課千葉の魅力発信担当課長川崎一志、統計課長     笹生健司、水政課長金子隆光、空港地域振興課長松尾三洋、交通計画課長三林直慶、副     参事兼政策企画課政策室長木村文和、副参事錦織良匡を委員に紹介) ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、人事委員会事務局の人事異動について、人事委員会事務局長から紹介を願います。  藤田人事委員会事務局長     (藤田人事委員会事務局長から、事務局長藤田厳、次長生稲芳博、任用課長田中正直、     給与課長岩永二朗を委員に紹介) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で人事の紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  今泉総合企画部長。 ◯説明者(今泉総合企画部長) 初めに議案の概要について御説明いたします。  本日、御審議いただく総合企画部関係の議案は1議案でございます。  議案第7号千葉県男女共同参画センター設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。千葉県男女共同参画センターが旧ちばキャリアアップセンターに移転することに伴い、関係する条例を改正するものでございます。  詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について1点御報告申し上げます。  成田空港のさらなる機能強化について御報告いたします。  2月議会において知事からも御報告いたしましたが、去る3月13日に開催された成田空港に関する四者協議会において、滑走路の増設など、成田空港のさらなる機能強化の実施について合意が得られました。これを受け、現在、国、空港会社において、さらなる機能強化の実施に向けた法手続などが進められております。県においても、特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法、いわゆる騒特法に基づき、知事が定めることとされている航空機騒音対策基本方針の変更手続を進めており、7月6日から2週間、県庁及び関係市町において変更案の縦覧を行うこととなりました。この基本方針は、土地利用に関する規制等を講ずることで騒音による障害を防止し、適正かつ合理的な土地利用を図るものですが、移転補償の対象となる地区である防止特別地区の設定も含まれております。防止特別地区の設定については、昨年より住民説明会において説明を重ねてまいりましたが、地域においては、早期の手続を求める声があるため、関係市長、町長への意見照会、国土交通大臣への同意申請等の法定手続を順次進め、本年中を目途に基本方針の変更手続を完了したいと考えております。また、変更手続の完了後は、都市計画決定が必要になりますので、県土整備部とも連携を図りながら、引き続き手続を進めてまいります。今後とも、成田空港のさらなる機能強化に向けて、県といたしましても、空港周辺の地域づくりや生活環境対策も含めてしっかりと取り組んでまいります。  以上、議案の概要並びに諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、議案第7号千葉県男女共同参画センター設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  常任委員会議案説明資料1ページをお開きください。千葉県男女共同参画センター設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  初めに、改正の概要でございますが、男女共同参画センターが平成30年10月に旧ちばキャリアアップセンターへ移転することに伴い、所在地及び会議室の面積、種類が変更となることから、関係する条例を一部改正しようとするものでございます。  次に、改正の内容でございますが、所在地が変更となることから、千葉県男女共同参画センター設置管理条例の第2条について、所在地を現在の千葉市稲毛区天台6丁目5番2号から移転先の千葉市中央区都町2丁目1番12号に変更しようとするものでございます。また、移転に伴い会議室の区分等が変更となりますので、使用料及び手数料条例につきまして、移転後の会議室の区分を会議室1及び会議室2に変更し、あわせて使用料を4時間以内は1,820円、4時間を超え1時間を増すごとに450円にそれぞれ変更しようとするものでございます。  なお、使用料につきましては、移転前の現行料金と同程度とし、1平方メートル当たり1時間の使用料を11.4円として積算しております。  施行期日については、移転先施設の利用開始予定日としております平成30年10月20日とするものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 先ほど執行部から男女共同参画センターの移転にかかわる条例改正の説明がありましたが、これに関連してお伺いいたします。昨年度、常任委員会で私が、センター移転に伴う機能強化へ向けた利用者アンケート結果について質問しましたが、その際、移転後のセンターが県民の方々により幅広く利用される施設となるよう、機能の充実と強化に向けた要望を行ったところであります。  そこで、お伺いしますけども、まず担当課においてアンケート等を踏まえ、さまざまな検討を行われたと思いますが、具体的にはどのような取り組みを行うのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) 今回の移転に当たりまして機能の充実強化を図った点でございますけれども、施設整備面では県民の皆様誰もが自由に利用できる交流スペース、それから、情報コーナー内のキッズスペースを新設するほか、ベビーカー置き場に配慮するなど、子育て世代にもより利用しやすい施設といたしました。また、会議室の予約状況、これを新たにホームページに掲載するとともに、ホームページですとか、メールマガジン、こういったものを活用した情報発信の強化などにも取り組んでまいる予定でございます。このほか、交流スペースの壁面を活用いたしまして、市町村の事業ですとか、イベント情報、こういったものを提供するなど、市町村支援も強化してまいります。今後も、やはり県民の皆様により親しみやすく、幅広く利用していただける施設となるよう取り組んでまいります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今、あそこの場所は駐車場が少なくなることで利便性が低下するというおそれがあると思いますので、どのように対応していくのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) 移転先の旧ちばキャリアアップセンターでございますけれども、確かに駐車場は少なくなりますが、JR千葉駅からバスで8分程度の位置にございまして、複数のバス路線が運行しております。ですので、基本的には公共交通機関の利用を呼びかけてまいりたいと考えております。そのための方策といたしまして、男女共同参画センターのホームページにバスの路線図や、それから時刻表へのリンク、これを張るほか、降車するバス停の車内アナウンス、こういったものも実施する予定でございます。なお、移転後の駐車場、こちらの利用状況につきましても適切に把握を行いまして、必要に応じて対策を検討してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 これで要望したいと思います。利用者の利便性に関する課題についても対応を予定されているとのことですが、わかりました。移転後の男女共同参画センターが、より多くの県民にとって使いやすい施設となるよう、引き続きしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  終わります。
    ◯委員長(五十嵐博文君) その他質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        敵対から対話による平和外交への転換を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、意見書案が7件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、共産党から提出されております敵対から対話による平和外交への転換を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        自衛隊オスプレイの木更津駐屯地への配備中止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から提出されております自衛隊オスプレイの木更津駐屯地への配備中止を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        カジノ実施法案の廃止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から提出されておりますカジノ実施法案の廃止を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        暮らしを壊すTPP11承認強行に抗議し撤回を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から提出されております暮らしを壊すTPP11承認強行に抗議し撤回を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        文民統制を正常に機能させるよう求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております文民統制を正常に機能させるよう求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        統合型リゾート実施法、いわゆるカジノ実施法の撤回を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、立憲民主党から提出されております統合型リゾート実施法、いわゆるカジノ実施法の撤回を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        「骨太の方針」の撤回と消費税増税中止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から「骨太の方針」の撤回と消費税増税中止を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いします。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、本意見書案を発議することに賛成者がいなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 3点お伺いします。まず第1点は、羽田空港の問題についてお伺いしたいと思います。国は羽田空港の機能強化を2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催までに実現するとしていますが、残り2年と期限が迫る中、羽田空港の施設整備など、機能強化に向けたさまざまな準備を進めていると聞いております。この機能強化に伴い、南風時の新飛行ルートとなる都心上空ルートが導入されますが、これは東京側から着陸することから、南風時に羽田空港の着陸機が集中する我が地元千葉市の騒音の分散、軽減に一定の効果があると考えております。羽田、成田首都圏空港の機能強化を進めるに当たっては、国の首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会が行われることとされており、機能強化の進捗状況についても報告が行われたと記憶しております。  そこで、お伺いしますけれども、国の首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会の開催について、国からは情報があるのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 国の首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会についての御質問でございますが、平成26年度から28年度にかけて合計4回開催されたところですが、その後、国から開催についての連絡はありません。なお、国では、東京都側で4巡目となるオープンハウス型住民説明会を昨年11月から本年2月にかけて開催しておりまして、羽田空港の施設整備や環境影響等に配慮した方策の進捗状況について、住民への周知を図っているところでございます。また、本県においても、3月に開催されましたオープンハウス型市民相談会や、今月開催しました羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会において、国から東京オリンピック・パラリンピック開催までの機能強化実現に向け、今年度も引き続き必要な施設整備などを進めるとの説明を受けております。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 東京オリンピック・パラリンピックまでに羽田空港の機能強化を実現するという国の方針に変わりはないことはわかりました。機能強化に伴う都心上空ルート導入は、千葉市の騒音軽減にもつながるものであり、その実現に期待しております。しかしながら、以前から指摘しているとおり、都心上空ルートは一部の時間帯の運用に限られるものであり、このルートを使用しない時間帯については、現行の着陸ルートを使用します。現行の着陸ルートについても、さらなる騒音軽減策を講じていかなければ、県や関係市町村に寄せられる苦情の件数は減少しません。羽田空港の再拡張に当たり、国と県、関係市町村との間で締結した飛行ルート等に関する確認書には、さらなる騒音軽減に向けた検討事項についても記載されております。  そこでお伺いしますけれども、確認書において、将来の管制技術等の進展に合わせ検討するとされた騒音軽減策の検討状況はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 確認書の記載事項の達成状況につきましては、今月開催した連絡協議会において確認いたしまして、国とも認識を共有したところでございます。このうち、将来の管制技術等の進展に合わせ検討するとされた騒音軽減策の検討状況につきましては、南風好天時の飛行高度の一部引き上げ、機能強化後のいわゆる都心上空ルートの設定にとどまっている状況にございます。また、会議では、関係市町から技術的な検討の進捗状況を明らかにすることを求める意見がありました。県としても、既存の飛行ルートにおけるさらなる騒音軽減等のため可能な対策については、引き続き検討、協議の上、早期に実施するよう関係市町と連携して、国に重ねて求めてまいります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望です。飛行ルート下の住民は、騒音軽減につながる技術の進展に非常に高い関心を抱いております。県においては、さらなる騒音軽減に向けて、千葉市を含む関係自治体と連携し、国との協議にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  2問目。移動困難者調査・対策事業についてお伺いしたいと思います。昨今、住民の高齢化を背景に、日常の移動や買い物などが困難となる交通弱者、買い物弱者といった問題が叫ばれており、新聞報道では、民間事業者やNPO等に移動販売などの事例がたびたび取り上げられております。高齢化というと人口が減少しつつある地方の問題と思われがちですが、都市部においても、特に住宅団地においての住民の高齢化が一層進んでいる地域もあり、今後、県内各地で高齢者の移動困難の問題が生じてくることが予想されます。こうした中、県において、移動困難者について調査・検討すると聞いておりますので、2点ほどお伺いします。  まずは第1点、移動困難者調査・対策事業を行うとする背景、目的は何でしょうか。  第2点、調査・検討の内容はどのようなものかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) まず1点目の背景、目的の点でございますけども、県では、昨年度、総合計画を策定いたしまして、その中で横断的に取り組んでいく課題といたしまして、超高齢社会への対応というのを掲げております。中でも、利用できる移動手段が身近になくて、病院への通院ですとか、あるいは商店での買い物が困難な移動困難者とされる方々への対応につきましては、喫緊の課題であるというふうに考えております。そのため、今回、移動困難者の調査・対策事業を実施いたしまして、移動困難者を地域で支えていく仕組みについて検討いたしまして、取り組みを広く県内に普及させていきたいと考えております。  2点目の調査検討の内容でございますけども、調査につきましては、まず、市町村や商工団体等にアンケートを行いまして、移動困難者に対する県内の状況を確認したいと考えております。さらに、委員のお話にもございましたが、高齢者が増加している大型団地がある都市と、町全体で高齢化が進む地方と、その双方で住民、小売業者へアンケート、ヒアリングを行いまして、移動困難者が生まれる要因ですとか、実態を調査、分析したいと思っております。その上で、対策につきましては、今後市町村において期待される事業ですとか、県の支援のあり方ですとか、そういったものを取りまとめまして、移動困難者への対策として、県内各地に広めていければというふうに考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望します。千葉県は全国の縮図とも言える構造であり、都市部、地方部と課題が異なると思いますので、しっかり調査をし、その結果を市町村が活用できるよう、広く周知をしていただくことを要望したいと思います。  3問目。先ほどの水道局でも聞いたのでありますけれども、7月22日までのこの延長国会で、改正水道法が成立の運びとなったわけでありますけども、現在国会で審議されている改正水道法は、我が千葉県にどのような影響があるのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 水道法の改正に関しての御質問でございます。現在国会で審議されております改正水道法には、県内水道事業者等につきまして、水道施設台帳の作成ですとか保管が義務づけられていること、また、これまで更新期限に定めがなかった指定給水装置工事事業者につきまして、5年ごとの更新制度が導入されていること、また、水道施設の更新に関する費用を含む、その事業に係る収支の見通しを作成し、公表するよう努めなければならないということなどが規定されているところでございます。県といたしましては、今回の改正は人口減少社会において水道基盤の強化を図るためのものであり、水道事業者にとっては取り組むべき重要なものと考えておりますので、水道法が改正された場合につきましては、各事業者に内容をしっかりと周知するとともに、立入検査等のさまざまな機会を通じまして適切に対応されるよう、指導、助言のほうを行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  小野崎委員◯小野崎正喜委員 私のほうからは、成田国際空港についてちょっと何点か質問させていただきます。まず最初に、航空機騒音対策基本方針についてお伺いしたいと思います。まず1点目に、成田国際空港周辺地域における航空機騒音対策基本方針について、その目的は、周辺地域のおおむね10年後における航空機の著しい騒音が及ぶこととなる地域及びこれと一体的に土地利用を図るべき地域について、周辺地域の住民の生活環境の保全及び地域と空港の調和ある発展を図るべく定められたという基本方針でございますが、この基本方針の期間、それをどう定めるのか、また定められた後、一定期間にて見直し等を図るべきというふうに思いますが、今後見直し等を図っていく予定があるのかどうか、お伺いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 今後見直しを行っていくのかということと、期間はどう定めるのかという2点の御質問でございます。  まず、今後の見直しについてでございますけれども、騒特法では、空港設置者である成田国際空港株式会社はおおむね5年ごとに、おおむね10年後における騒音区域の騒音程度について調査を行って、著しい差がある場合には、見直しについて都道府県知事に要請を行うこととされております。このため空港会社から基本方針の見直しの要請があった場合には、速やかに見直しの作業に取り組んでまいりたいと思っております。  また、もう1点の基本方針の期間はどう定めるのかということについてでございます。基本方針については、おおむね10年後を見据えた方針でございまして、計画期間の定めというのはありませんけれども、先ほど申し上げました空港会社がおおむね5年ごとに行う調査の結果、必要な場合には見直しを行うことになります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 そこで要望させていただきますけども、機能強化の進捗状況と事業の進捗状況等の推移によっては、当然周辺市町において、新たな意見や考慮すべき事項が出てくる場合もあるかというふうに思っております。ぜひ、これは定期的に見直しを図れるよう要望させていただきたいと思います。  それと次に、成田空港周辺の地域づくりについてお伺いしたいと思います。これから実施プランの策定をされるということでございますが、今後の予定はどうなのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 実施プランの今後の予定ということでございます。(仮称)実施プランについては、平成31年度に県、9市町、国、空港会社の4者で策定していくこととしておりますけれども、策定に向けて、現在、県が中心となって市町を含めた実務者会議を行いまして、協議を行っておるところでございます。また、各主体において、地域活性化策や課題等を含めた現状の確認作業を行っております。このため、県でも現在企業誘致や観光振興などの各分野における事業を推進していく上での課題や、その解決方法などについて調査・検討を行っているところでございまして、その結果を実施プラン策定に生かしてまいりたいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 それでは、本年度実施している成田空港周辺における地域活性化策実現戦略策定事業、その進捗状況をお伺いします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 本事業では、昨年度策定しました基本プランの実現に向けて、具体的な地域活性化策の検討と、その実現のための課題解決方策に関する業務を行ってまいります。委託業者には、1点目として、具体的な地域活性化策の検討に際し、市場動向等の分析、空港周辺地域への事業拡大、進出に関心を持つ民間事業者の意向把握調査の実施や、2点目として、地域活性化策を実現する際の課題を解決するため、民間事業者の進出可能性を高める施策の検討などを、その実績や専門的知見、民間の視点を踏まえ効果的に行ってもらうことを考えておりまして、現在、委託業者の選定が終わりまして、契約に向けて協議を行っているところでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 そちらのほうは委託で作業を行ってるということで確認させていただきます。  それでは、実施プランを策定するに当たり、今後、周辺9市町の意見をどのように取りまとめていくのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 実施プラン策定に当たりましては、関係市町が参画する実務者会議を開催しながら意見調整を図っていきたいと考えております。今年度に入りまして、今後の地域づくりの進め方について協議するため、全9市町との実務者会議を開催したほか、個別の案件で各市町との打ち合わせも行っているところでございます。来月7月には、調査検討事業の委託事業者を交えて、今後の取り組みについて各市町と意見交換をする予定でございまして、こうした実務者会議を通じて検討を進めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 その実務者会議は協議、調整は県で図ってるというふうにお伺いしておりますが、実施プランは県事業だけでなく、市町村事業、市町の事業をどのようにして取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 実施プランの策定に当たっては、県が中心となって作業を進めておりますが、9市町、国、空港会社、県の4者で策定することとなっております。したがいまして、事業主体としましては県のほか、9市町や国、空港会社がございますので、それぞれの事業を盛り込んでいくほか、民間企業との連携事業も盛り込んでいきたいというふうに考えております。今後、実務者会議を通じまして、関係市町、国、空港会社としっかりと検討を深めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 これからちょっと重要なところなんですけども、実施プラン策定後、各事業の確実な実施について、これ、当然進行管理を行っていく必要があるというふうに思っておりますけども、県としてどう考えているのかお伺いします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 進行管理についてでございます。実施プランに基づく各事業を確実に実行していくためには、適切に進行管理を実施していく必要があるというふうに県のほうでも認識しております。進行管理を具体的にどうやっていくかということにつきましては、県や関係市町、国、空港会社の4者で今後しっかりと検討してまいります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 それと、事業実施には当然財源の確保が必要であるかというふうに思います。千葉県における現在の空港からの交付金の額と機能強化後の交付金の見込みの額がわかりましたら、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 交付金のお話でございます。平成29年度の千葉県への交付金の交付額は3億8,039万円でございます。また、全体の交付金の額は約42億円でございます。今後の額の見込みということでございますが、本年3月13日の4者協議会において締結した成田国際空港の更なる機能強化に関する確認書では、周辺対策交付金につきまして、年間発着回数50万回に対応した総額の引き上げを行い、騒防法の区域指定が告示された後、速やかに交付するとなっておりまして、全体の交付額は約60億円になると聞いております。現在空港会社において、周辺対策交付金の詳細等について調整を進めているというふうに聞いております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 今お伺いしたいんですけども、全体で60億円ということですが、県の交付金の見込み額というのは今の段階でわかってるんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 現段階では空港会社からまだ示されておりません。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 小野崎委員◯小野崎正喜委員 その県の交付金の額も大変、今後重要になってくるというふうに思います。ぜひ、できる限り早期にわかるようにお願いしたいと思います。それと、ちょっと要望を何点かさせていただきたいと思います。まず、C滑走路完成までのA滑走路の夜間飛行制限の緩和による騒音下住民の負担軽減、これをできる限り、早期に図っていただきたいというふうに思っております。できれば、B滑走路の早期完成、それに向けて、あわせてA、B滑走路でのスライド運用をぜひぜひお願いしていきたいなというふうに思っております。  またもう1つが、これ騒防法だと思うんですけど、騒防法にかからない61デシベル、62デシベル以上はかかってくると思うんですけども、61デシベルに近い地域への対応です。これ、法で定められてない地域、ややもすれば何メートルの範囲でそういう状況が起きてます。ぜひ段階的で結構でございます。この騒防法にひっかからない61デシベル、そこに近い地域の対応も今後十分考えていただきたいというふうに思います。  それともう1つ、事業実施において、各市町がおのおの財源や行政の規模によって格差が出ないように、できる限り県の御配慮をいただきたいと。できれば県が主体となって事業を進めていただけるのが一番いいかなというふうに思うんですが、各市町、合併市町もございます。そうでない市町もございます。財源の内容等もいろいろさまざまだと思いますので、その条件によって格差が出ないようにしていただきたいというふうに思っております。  それともう1つ、事業推進に向けて特区制度の活用など、新たな手法の可能性の検討というふうにございます。ぜひ、特区制度を活用していただいて、規制改革、手続の簡略化、これはできる限り推し進めていただきたいなというふうに思います。これも要望させていただきます。  あと最後にもう1点、この機能強化の効果が9市町全体にくまなく波及するように、これも要望させていただきます。これは間違いなく行っていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 私から、鉄道問題、2点質問させていただきます。  一般質問でもさせていただきましたけども、それに関連しましてお聞きいたします。まずは東葉高速鉄道ですけれども、自立支援委員会の3月の議論は部長からも答弁いただきましたが、その中で長期収支推計について、これからは毎年ローリングを行っていくということがございました。平成30年3月期の決算が発表されて、知事から内容を教えていただきましたけれども、ことしもこの決算をもとに、まずローリングを行うかどうかというのが1つと、もう1つは、保有資金の活用ということで、答弁の中でも、今年度60億円国債で運用してたものが償還されて、平成35年には30億円償還されるということで、この償還されたお金をどういうふうに使っていくかというのが本当に重要だと思いまして、私もいろいろ考えております。返してしまって長期債務をその分減らすのか、ただ、それをしてしまうと手元の資金が減って、今後の長期収支推計でも、関係自治体の支援がなければ、いずれ何年後か先には資金が不足するという懸念もありますから、それを考えると手元に置いていたほうがいいのかとも思うので、その辺ちょっと私もまだちょっとどうしたものかなと思っているんですが、県として、このお金をどういうふうにしていくかというのを、まだ結論出てないかもしれませんけども、方向性として、もし議論されているんでしたら教えていただければなと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) まず、1つ目の御質問で、東葉高速のローリングの件でございますが、御質問ありましたように、本年3月に開催された自立支援委員会において、毎年決算額が固まった後において、その経営の実績であるとか、経済情勢を踏まえてローリングを行っていくということを決めております。それにしたがいまして、今年度のローリングにつきましては、会社で今作業を行ってるところでございまして、これについては次回の自立支援委員会で関係者による検証を行う予定となっております。  また、2点目の保有資金の活用の関係でございますけども、委員おっしゃいましたように、例えば繰り上げ償還をする場合、それによって長期債務の縮減であるとか、利払い費が軽減してくというメリットがございます。他方で保有資金が枯渇してしまうという可能性もございます。したがいまして、3月の自立支援委員会におきましては、今後の支援のあり方とともに、保有資金の活用の方策も議論していくということになってございますので、引き続き支援のあり方、保有資金の有効活用も含めまして関係者と協議を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 わかりました。ローリングについては、次回の自立支援委員会でやるということなので、また結果がわかったら教えていただきたいと思います。その保有資金の活用ですけれども、まだ検討中ということでありますけども、いずれにしても、県やその関係自治体がどういう支援をしていくのかということによって、その枠組みが決まらないとなかなかこれも決まっていかないと思うので、早く、これは毎回言ってるんですけども、いろんな自治体の関係があるのでそう簡単にまとまらないのかもしれませんけれども、早く県としてというか、その関係者間でどういうふうに支援していくのかというのを決めていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  もう1つ、京葉線とりんかい線の相互直通運転のことなんですけども、複々線化のことを聞かせていただいたんですが、それに関連してちょっと私のほうに入ってきた話で、浦安市内にある複々線化用地として確保している県有地が一部、民間企業に売られていたということがあると聞いたんですけども、それがまず事実かどうかちょっと教えていただければと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 複々線化用地の売却の件でございますけども、企業土地管理局によりますと、オリエンタルランドが防災備蓄倉庫をつくるという話であるとか、あと、浦安市が駐車場用地に使うということで、そういう公共性の高いような目的で分譲の要請があったということでございまして、それを受けまして、企業土地管理局といたしましては、当面複々線化の計画がないという中で、保有資産の有効活用という面も考えていかないといけないということもございましたので、そういう観点であるとか、あとは公共性、使用目的が公共的であるかどうかとか、こういうものを勘案した上で、またJRの意向を踏まえて、そういうような分譲の判断に至ったということだと聞いております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 聞いておりますということは、事前には交通計画課にはそのような相談はなかったということなんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) やりとりは企業土地管理局さんとはやらせていただいておりまして、いずれにしても、分譲用地の関係で実際どういうふうに売却していくかというのはさまざまな判断がありまして、今言ったように、何も使われてない、当面計画がないような用地をずっと保有しているというのも、それはそれでコストという面がありますので、資産の有効活用であるとか、実際その分譲先の相手方がどういうものに使うのかという観点から、分譲をしていくということだと認識しております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 それは本当に何ていうんですかね。これだけ県としても、議会としても、京葉線とりんかい線の相互直通運転を何とかしようという中で、そのうちの大きな課題の1つが、その輸送力増強で複々線化をしなければいけないとなってる中で、何でその用地をわざわざ売ってしまうのかなというのがすごく疑問なんです。もし、オリエンタルランドとか、その倉庫とか駐車場に使うんだったら、別に貸しておけばいいと思うんですけど、何でそういうふうに売ってしまう判断になったのかというのが非常に疑問ですし、これ複々線化しようとした場合は、この土地というのは買い戻しとかできるんでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) オリエンタルランドの件につきましては、一応、土地再売買の予約契約というのがつけられておりまして、今のところオリエンタルランドが防災備蓄倉庫を建設してるということはありませんので、もし、そのまま建設がされないということであれば土地を買い戻すということも可能になってございます。いずれにいたしましても、私どもも、りんかい線と京葉線の相互直通ということで、ずっと働きかけているところでございまして、仮にJRのほうで、今後、複々線化の動きなどがありましたら、そういうその事業の支障にならないように、企業土地管理局とも連携しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 今の県の動きというのは非常に矛盾をしているように思うんですけども、そういうふうには交通計画課は思わないんですかね。その複々線化用地を売ってしまうということについては。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) この相互直通に関連する複々線化の用地の話というのは、長年続いてきてる話でございます。長年続いてきてる話だからこそ、ずっと土地を保有していることに関する問題というのも、やっぱりあるというところだと思っております。なので、やはり保有資産の有効活用という観点と、あとは計画はどのぐらい具体化しているのかというのを踏まえながら、やはりその土地をどうしていくかというのは考えていかないといけないということだと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ちょっとなかなかここで結論出ないと思いますけども、本当にその県が本気かどうかというのが問われると思います。だから、JRに対しても要望を一方でしながら、その土地をJRから言われたからといって売ってしまうとかということでは、その本気度が伝わらないのではないかなというふうに思いますので、今後、こういうことがないようにしていただきたいのと、最後にもう1つあるんですけど、浦安以外の市川塩浜から新木場間ですか。そういう意味では、浦安と市川のところなんですけど、これ以外に何かそこを売ってしまってるというところはないですか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 先ほど言いましたように、オリエンタルランドであるとか、浦安市等との話は伺っております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 本当に、ぜひこれからそういうことがないようにしていただきたいのと、売ってしまったところも、先ほど買い戻しもできるような話もありましたけども、きちんと複々線化ということが実現できるようになったときには、ちゃんと対応できるようにしていただきたいなということを要望して、とりあえず終わりたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  塚定委員。 ◯塚定良治委員 水政課に伺いたいと思います。水の安全対策について2点伺います。  初めに、県の水安全計画というところなんですが、先ほど水道局の委員会で県の水安全計画の中身について、平成21年に策定されて以降、水の安全対策に臨むということで毎年見直しがあって、ことしの4月にまた大きな改訂が行われております。非常に水の安全に向けて、しっかりと対応していただいてるというふうに聞いております。ただ、水安全計画というのは県内事業者それぞれ策定するとなっております。  そこで、水安全計画の県内事業者の策定状況はどうなってるか伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 県内の水道事業者における水安全計画の策定状況でございますが、平成28年度末におきまして、47事業者中25事業者、割合にしますと、約53%が策定済みとなっておりまして、全国平均の約25%を、ポイントとしましては28ポイント上回ってる状況にございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 わかりました。まだ、今全事業者について策定されていないという状況ですので、水の安全にかかわることでもあります。速やかに策定していただけるように働きかけていただきたいと思います。  そこで確認ですが、全事業者の策定に向けてどんな助言をされておりますでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 県といたしましては、委員御指摘のとおり、全事業者の早期策定が重要であるというふうに考えております。このため、水道事業者への立入検査のときですとか、特にその水質に関しまして、千葉県水道水質管理連絡協議会というものを設けております。こういった会議、協議会等を通じまして、早期に策定するよう未策定の事業者について助言を行っているところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 よろしくお願いしたいと思います。  2点目伺います。水道に対するテロ等の危機管理の体制について確認をさせていただきます。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの会場となってる千葉県におきましても、特にテロ対策の強化、これは非常に大事だということで県警本部も取り組んでおられると思います。テロの1つの中に、水の問題というのも指摘されております。水に対するテロ、つまり浄水場等への異物、有害物質の混入の対策というのも大事なことではないかというふうに思うわけであります。  そこで伺いますが、県内の水道事業者における水のテロ対策強化に向けてどのように助言をされておりますか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 県といたしまして、各水道事業者に対しまして、監視カメラ等による水源監視の強化ですとか、浄水場等の水道施設の警備強化、こういったものにまずは万全を期するよう通知をしているところでございます。また、水道事業者へ対しまして、今申し上げたような事項につきまして、先ほどと同様、立入検査時とか各種会議を通じまして、危機管理対策の充実につきまして徹底を図るよう要請をしているところでございます。なお、対策に必要な監視カメラですとか、警備用センサーの設置、沈殿池等を覆います覆がい化、こういったものにつきましては、水道事業者にとって財務的な負担が非常に大きいところとなっておりますので、県といたしましては、今年度、国に対しまして補助制度の創設を新たに要望をしていくこととしております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。
    ◯塚定良治委員 具体的な対応をこれからお願いするということで、それにしてもお金が大変かかるわけで、しっかり試算していただいて、どのくらいかかるのかということで。  ちょっと1点確認で、既に監視カメラとか、ふたをかけたりしてるところは県内であるんですか。ちょっと急に質問しちゃって申しわけない。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 大変申しわけございません。ちょっと数につきましては、今ちょっと持ち合わせてないので申しわけございませんが、県内事業者に関しましては、監視カメラですとか、あと柵、塀とか、そういったものの対策というのはかなり進んでいるのかなと考えています。覆がい化につきましては、ちょっと他部局になりますけれども、県水道局のほうが今積極的に取り組んでらっしゃるということでお伺いしております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 済みません。水道局に聞かなきゃいけない話でしたね。連携をとっていただいて、掌握もしていただきながら、国への予算要望、お願いをしたいというふうに思います。しっかり対策強化に向けてよろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 まず、成田の話なんですけど、確認したいのは、騒特法の今回の基本方針の見直しは、これはおおむね10年先ということだから、A滑走路、B滑走路、C滑走路で、B、C滑走路はスライド運用前提の方針ということでいいのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) そのような前提になってると理解しております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そのような前提で。わかりました。ありがとうございます。  それから、今回の基本プランなんですけども、まず、企業誘致、観光振興、農業振興、災害対策があるということですけども、一番は例えば農振法とか森林法、それから都市計画法、これを解決しない限りはなかなかその実施プランも描けないし、特区制度を考えているというようなお話なんだけど、その特区制度は、国との話はどこまで進んでるのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 今の御質問でございます。委員御指摘のとおり、さまざまな規制法がありまして、なかなか地域づくりをする上ではそういった点をうまくクリアしていかないと、思ったとおりに地域づくりできないというのは御指摘のとおりです。特区について、今どこまでというお話なんですが、今回委託調査をする中でも、どんなイメージの事業をやっていくのにどんな形で課題を解決できるかということも含めて検討することとしておりまして、その解決手法の1つとして、もし特区制度の活用が適当というものがあれば、それは特区としてやっていきたいなというふうに思っております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 というか明らかに、農振法、都市計画法、あと外国人の雇用とか、森林法というのは、特区使わない限りは無理なわけで、それは検討する余地じゃなくて、国とどう話すか、特区申請をするかしないかの話だと思うんだけど、どっちなのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 今のところ、具体的に何をということではないんですけども、実際、今回委託調査の中でこういうことをやっていくというのを整理した中で、特区としてうまく申請していけるような形で整理をつけられれば、そこの点については特区で申請するということでございます。済みません。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 特区申請するなら早くしないと、手続も大変だし、早くしたほうがいいというふうに思います。  それから、引き続き済みません。あと、今回の機能強化案というのは、1,000ヘクタールの用地取得が必要になるわけですね。NAAも、用地の職員を増員するという記事が出てましたけども、千葉県では、土地収用委員会は成田空港に関することは適用しないというふうになってますよね。今後もそういう方針なのかどうか確認をしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 成田の関係については話し合いで解決することが前提となっておりまして、それについて今後の方針について変わりないものと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 あと基本プラン、実施プランなんですけども、まず圏央道から東側、圏央道から直接成田空港に乗り入れる道路、これは現在県土整備部で検討しています。それから、基本プランの中で新たな道路計画という言葉があったんですよね。これは同じことを指すのかどうかですね。要は、機能強化の効果を周辺にも波及させるための新たな道路計画という言葉が基本計画の中にありました。6ページかな。それと同じ、同一のことを指しているのかどうかというのと、あと、新交通システムという言葉が入っていました。これは例えば芝山鉄道の延伸も含めた、何か新たなモノレールとか、何かそういう新交通システムというのは何を指しているのか、確認したいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 道路整備、インフラ整備の関係の御質問についてでございます。空港周辺の地域づくりを進めるに当たって関連するインフラ整備、大変重要であるというふうに私どものほうも認識しておりまして、(仮称)実施プランの策定に向けて、課題やその解決手法について委託調査の話を先ほどからしておりますが、その中でも、今後の周辺の交通ネットワークの構築の下地となる調査・検討を行っているところでございます。今後、この調査結果や空港周辺市町における機能強化を見据えたまちづくりの計画などを踏まえて、地元市町や関係機関と連携しながら、必要となるネットワークの検討を進めていきたいと思っております。そして、圏央道の裏側のお話とか、新交通システムの話については調査しているものとしては、LRTとかBRTなどでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 あのバスみたいなやつか。BRTって登録したやつか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) そうです。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 LRTって何。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) いわゆる路面電車でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 路面電車。ということは、芝山鉄道の延伸は考えてないということか。基本プランの中で、要望もないということ。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 市町の要望としては、当然芝山鉄道の延伸というのはまだ残ってると思いますので、今後検討してく中で整理していきたいと思っております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 芝山鉄道は成田空港開港のときの約束事だから。わかりますか。これ、機能強化云々じゃなくて、だから地元が要らないと言うならば要らないんだろうけれども、開港のときの約束をいまだ果たしてないのが日本一短い芝山鉄道だから、入ってる入ってないじゃなくて、入れなきゃいけないことじゃないかなと私は思っています。  以上なんですけど、あと、最後に成田の問題。実施プランは実質12年が計画期間と考えていいのかどうか。平成32年から、最短で2032年度に50万回になるだろうから、一番近いところでということで、12年間の実施プランというふうに考えていいのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 委員御指摘のとおりです。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 最後は水道なんですけど、まず、水道局が工業用水と一緒になり、今後、また今度、企業土地管理局と一緒になるんですね。これ確認なんだけど、それぞれ所掌が違うんだよね。いわゆる知事部局の中の所掌が違う。例えば、水道局は水政課、工業用水はあえて言うなら水質保全課、環境生活部。企業土地管理局は、多分、建設・不動産業課と企業立地課ぐらいになるのかなと思うんだけど、その組織が1つになるということに関して、水政課としてはどう思うの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 今、統合に向けて検討のほうが進められている企業土地管理局と水道局の統合につきまして、基本的には、組織上の問題については関係部局のほうで検討されるというふうに考えております。事業ということに関しましては、水道局に関する水道事業、工業用水道事業を私どものほうで所管のほうをさせていただいてるところでございます。これにつきましては、事業という意味合いでは変わらず、そのままやっていくということで聞いておるところでございます。そういった中で、現在リーディングケースということで水道局と九十九里地域、南房総地域の統合の検討も進めております。一方、水政課の業務に関しましては、水需給計画ですとか、水利用、水資源対策、こういったもの、または各事業体への立入検査等々、さまざまな専門的な分野も抱えております。こうした中で、今申し上げた水道事業との連携、協力というのは、今後も変わっていかないという形で私どもとしては考えております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。
    ◯阿井伸也委員 ありがとうございます。これ、要望なんですけど、水政課の所掌に水道局に関することというのがあるのね。でも、今度は企業局になるわけだ。でも、ここに企業局に関することとは書けないんだよね。どういう文言にするか考えておいたほうがいいかなと。要望して終わります。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問は。  安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 大きく3問ございます。まず1点目が、ことし5月23日に公布、施行されました政治分野における男女共同参画の推進に関する法律についてお伺いをいたしたいと思います。県内の女性首長は現在ゼロ人、いらっしゃらなくて、女性議員の状況としては、県議会議員9人、市議会議員が179人、町村議員のほうが26人となっており、国会議員は衆議院がゼロ人で参議院が1名という、まさにこれからどんどん努力をしていかなければいけない、必要な状況であるということでありますけれども、そこでお伺いしたいと思います。  1点として、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の施行を受けて県はどのような対応を図っていくのか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) この法律では、国及び地方公共団体は必要な施策を策定し、及びこれを実施するよう努めるものとするというふうに定められております。一方、その施行に当たりましては、附帯決議により講ずべき措置が盛り込まれております。この附帯決議によりますと、国が地方公共団体に依頼、協力や情報提供等を行うこととなっているため、県といたしましては、今後、国の動向を注視し、その国の通知などに従って、関係部局と協議を行いながら適切な対応を検討していきたいというふうに考えております。なお、この本法律の施行につきましては、内閣府男女共同参画局長及び総務省の自治行政局長名で、知事及び都道府県議会議長宛てに通知がございまして、私ども、総合企画部長及び総務部長の連名で県内の市町村等にも通知をしたところでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 御答弁ありがとうございます。事前の勉強会のほうでも国の動向を踏まえということでお話をいただきました。政党のほうにも、もちろん地方自治体としてもということで、努力義務ということをやはりうたわれておりますので、国の動向を踏まえた上で、都道府県間で取り組みに差が生じないよう努めていただきたいと要望いたします。  続いて、2点目でございます。基幹管路の耐震化についてであります。こちらは先ほど本間委員、阿井委員のほうからも御指摘ございましたけれども、私のほうからも1点お願いいたします。6月18日、大阪北部を震源とするマグニチュード6弱を観測した大地震が発災いたしました。お亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された方々、なお、避難所等で生活を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げます。地震発災後、大阪府高槻市や箕面市などで発生しました老朽化した水道管破裂によって、約9万戸が一時断水に追い込まれました。このきっかけとなったのが、耐用年数をはるかに超える水道管の破裂でした。水道管の更新には、先ほども御答弁の中にありましたけれども、多額の費用を要することから、優先順位をつけて効率的に進めていくことが、やはり私も必要だと考えます。  そこでお聞きをしたいと思います。基幹管路の耐震化の状況についてはどうか、お願いします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 導水管、送水管、配水本管、基幹管路でございます。県内の水道事業体におきまして、基幹管路の耐震適合率は、平成28年度末時点におきまして55.1%となっておりまして、全国平均の38.7%を16.4ポイント上回っている状況となっております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 ありがとうございます。現在、全国平均よりも16.4ポイント上回っている状態が本県では行われているということでございますけれども、やはり先ほど阿井委員のほうからも指摘ありましたとおり、耐震化を進めていく、さらに進めていくべきと思いますけれども、県としてはどう取り組んでいくのかお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 県といたしまして、基幹管路につきましては、特にその浄水場ですとか、配水池などに水を運ぶ管路でございまして、地震等によりこの管路が破損した場合、影響としましては、かなり広域的な断水等の被害が生じるということが考えられると思っております。こうした点から、特に基幹管路につきましては、重要な管路であると認識しているところでございまして、このため、国の補助制度等を活用しながら計画的かつ速やかに推進されるよう、立入検査時等、さまざまな機会を通じまして助言を行っているところでございます。今後もさらにこのような取り組みを続けてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 どうもありがとうございます。本当にいつ来るかわからない大震災でございますので、被害を最小限に食いとめるそのリーダーシップ、県としてもしっかりと発揮いただきたいと強く要望申し上げます。  最後になります。県内交通事業者及び利用者へのヘルプマークの啓発促進について御質問したいと思います。まず、ヘルプマークとは、東京都福祉保健局が義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、また、妊娠初期の方など、外見からはわからなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方へ配慮を必要としていますよということを知らせることで、援助を得やすくなるよう作成したマークでございます。本県は、ヘルプカードの配布を昨年の秋からスタートしている状況であります。県下の自治体においては、既に松戸市や野田市のほうでヘルプマーク、ストラップのほうの配布をスタートしております。公共交通機関等で利用時に手提げやリュックにつけて、周りの方へ見えない障害への理解と配慮を求めていらっしゃる方々が最近本当にふえてきました。ただ、実際に御利用している方、ヘルプマークを御利用している方の声として、まだまだ県内の公共交通機関利用時には知られていないことによる御不安があると耳にしております。  そこで伺います。県内交通事業者及び利用者へのヘルプマークの周知、啓発の取り組みの状況はどうか。また、もし可能であれば、昨秋から配布スタートしておりますヘルプカードの配布状況もあわせてお聞きできたらと思います。よろしくお願いします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) ヘルプカードの交通事業者への周知の御質問でございます。県では、障害のある人を初め、全ての方々が公共交通機関を安心して利用できるようにバリアフリー化に努めているところでございます。ヘルプカードにつきましては、昨年8月に健康福祉部の障害者福祉推進課と連名で、県内の鉄道事業者の17社、そして、バス事業者など35社に対して、周知・啓発の依頼を行ったところでございます。県といたしまして、本年度も両課で連名で同じような取り組みをしようということを考えておりますので、引き続き粘り強く公共交通機関に対して、従業員の方々とか、利用するお客様に周知いただくよう働きかけてまいりたいと考えております。ちょっとヘルプカードの配布状況につきましては、ちょっと私どもで把握してないので済みませんが。 ◯委員長(五十嵐博文君) 安藤委員。 ◯安藤じゅん子委員 枚数のほうは健康福祉部のほうにお聞きしたいと思います。御答弁どうもありがとうございます。従業員の方々が御存じなかったりしてしまうと、せっかくつけているそのヘルプマーク、カードの意味合いが薄れてしまいまして、なかなか目的を達するためには届かないのかなと思います。私のほうから、北海道のほうで、既に札幌市とともに民間と一丸となってやっていかなければいけないという思いから、優先席付近にステッカーを掲示したということをニュースで知りました。ヘルプマークを身につけた方が千葉県内において、誰もが席を譲っていただける、あるいは声かけなど思いやりのある行動がとれるよう啓発を引き続きお願い申し上げまして、私からの質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」、「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で総合企画水道常任委員会を閉会します。        午後0時10分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....