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  1. 千葉県議会 2018-03-07
    平成30年_農林水産常任委員会(第1号) 本文 2018.03.07


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長(三沢 智君) ただいまから農林水産常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に鶴岡委員、石井委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(三沢 智君) 本委員会に付託されました案件は議案16件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(三沢 智君) これより議案の審査を行います。  農林水産部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。
     伊東農林水産部長。 ◯説明者(伊東農林水産部長) 本定例会において、農林水産常任委員会に付託され、御審議をお願いする議案は16件でございます。  付託議案の概要について、御説明申し上げます。  初めに、予算関係の議案を御説明いたします。  議案第1号平成30年度千葉県一般会計予算についてですが、農林水産部に係る平成30年度当初予算は512億1,771万1,000円を計上しようとするものであり、前年度6月補正後と比較して107.1%となっております。主な事業は、輸出や県産品の品質向上の取り組みを積極的に支援する事業、産地連携による規格の統一化、収益力の向上に必要な施設化など、園芸農業の競争力強化を図る事業、主食用米から飼料用米等への転換を推進し、米価の安定による稲作農家の経営安定を図る事業、農地中間管理機構の体制強化、青年就農者への資金の交付、農地の集積や担い手の確保を推進する事業、イノシシなどの有害獣による農業被害の防止対策を推進する事業、農林水産業の生産性向上に向けた基盤整備や災害に強い農山漁村の整備を推進する事業、地域ぐるみでの高収益型畜産経営労働負荷軽減への取り組みを支援する事業、森林・林業再生による森林機能の維持増進と災害に強い森林づくりを推進する事業、漁協や市町村等、地域が一体となって策定した浜の活力再生プランの取り組みを支援する事業、水産物の生産や流通機能の強化を図るため漁港を整備する事業などであります。平成30年度は、新たな千葉県農林水産業振興計画に掲げた事業を着実に実施し、農林漁業者の所得向上を図ってまいります。  議案第13号から第16号までは特別会計の平成30年度予算に係るものであり、議案第13号は就農支援資金、第14号は県営林の運営等、第15号は林業・木材産業改善資金、そして第16号は沿岸漁業改善資金に係る予算として、4会計合わせて4億9,905万5,000円を計上しようとするものです。  次に、平成29年度2月補正予算について御説明いたします。  議案第25号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第7号)は、農林水産部の2月補正予算について、国の補正予算を活用した農地の大区画化等の基盤整備や農林水産物輸出拠点施設、畜産の収益力強化に向けた施設整備を支援する事業などを増額する一方、執行額の確定による事業費の減額により、部全体で16億236万2,000円の減額補正をしようとするものです。  議案第36号から第39号までは特別会計の補正予算に係るものであり、前年度繰越金の額の確定などにより、4会計合わせて5億2,247万4,000円の増額補正をしようとするものです。  続いて、予算関係以外の議案を御説明いたします。  議案第61号県営土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例の制定について及び第62号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定については、土地改良法の一部改正により所要の改正を行うものです。  議案第63号千葉県立県民森設置管理条例の一部を改正する条例の制定については、千葉県立大多喜県民の森の次期指定管理者の選定方法を公募とするため、所要の改正を行うものです。  議案第73号千葉県森林整備地域活動支援基金条例の一部を改正する条例の制定については、国の交付金を受けて造成した千葉県森林整備地域活動支援基金について、基金を全額国庫に返還する時期にあわせて基金条例を廃止するものです。  議案第74号契約の締結については、農林総合研究センター新本館建築工事請負契約の締結について、議会の議決に付すものです。  議案第89号市町村が負担すべき金額については、土地改良関連、林道及び漁港の計18事業について、平成29年度において市町村が負担すべき金額として、地方財政法等の規定により議会の議決に付すものです。  以上が付託議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほど担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、当面する諸般の情勢について申し上げます。  初めに、農業産出額及び海面漁業漁獲量について申し上げます。  平成28年の本県の農業産出額は米や野菜価格の上昇により、前年より306億円増加し、過去10年で最高となる4,711億円となりましたが、全国順位は前年同様の第4位でございました。また、海面漁業漁獲量はブリ類やマイワシ等の漁獲量は減少したものの、サバ類が昨年と比べて大きく増加したことから前年より3,400トン増加し、11万5,000トンとなり、全国順位は第7位となりました。  次に、地域農林業振興方針及び地域水産業振興方針について申し上げます。  昨年末に策定した農林水産業振興計画に掲げる取り組みを着実に推進するため、県内10の地域と新たに5つの水域ごとに地域の特性を踏まえた農林水産業の振興方針を今年度末までに策定することとしており、生産者や関係団体等が一体となって、農林水産業振興計画に掲げた目標の達成に努めてまいります。  次に、種子法廃止に伴う県要綱の策定について申し上げます。  稲、麦類及び大豆の優良な種子が今後も滞りなく生産者に供給できるよう、奨励品種の決定や計画的な種子生産、品質確保の審査を行うため、新たに千葉県主要農作物種子対策要綱を策定することとしています。現在3月中旬の策定に向け、パブリックコメントを実施しているところであり、引き続き関係団体と連携し、種子の安定供給を図ってまいります。  次に、ちばGAP制度について申し上げます。  県では、農業者が取り組みやすいちばGAP制度について、本年2月1日から運用を開始し、個人、団体合わせて15件の認証を行ったところです。ちばGAPの認証取得は農業経営の改善に加え、東京オリンピックパラリンピック農産物調達基準にも対応できることから、生産現場への普及拡大を図ってまいります。  次に、農林水産物の販売促進について申し上げます。  春野菜の出荷、近海のマカジキの水揚げが最盛期を迎える2月を「ちばが旬!販売促進月間」として、首都圏の137を超える量販店等で千葉県フェアを集中的に展開いたしました。また、チーバベリーを初めとする県産イチゴの魅力を効果的に発信するため、1月15日に知事出席のイベントを開催するとともに、イチゴ農園と飲食店、菓子店が連携したちば・いちごフェア2018を本年度初めて開催したところです。さらに、房総ジビエフェア2018冬の開催によるジビエの消費拡大に努めました。  輸出促進では、2月3日から8日まで行われたタイ王国での知事トップセールスとして、現地高級百貨店での千葉フェアの開催やタイ最大手の水産缶詰会社であるタイユニオングループの会長との会談、レストラン関係者などを対象とした県産農水産物の試食会の開催など、農業や水産団体の皆様とともに積極的に販売、PRしたところです。今後とも、県産農林水産物の販路拡大に努めてまいります。  次に、イノシシ肉の出荷・検査方針の見直しについて申し上げます。  本県では、原発事故の影響により平成25年1月から、食肉流通するイノシシ肉について出荷・検査方針を定めています。従来の方針では、イノシシを捕獲した場所の市町職員等の立ち会いが必要などの煩雑な仕組みが、イノシシ肉の利用がふえない主な要因となっていました。このため、国と粘り強く協議を続けた結果、市町職員等の捕獲現場での立ち会いを廃止する等が了承され、2月5日から仕組みを大幅に見直しました。  次に、県営林における森林認証の取得について申し上げます。  東京オリンピックパラリンピック関連施設を初めとした公共建築物や民間の施設等の建築資材として国際的な認証を受けた木材が選ばれる場合がふえております。そこで、県では、民有林の模範として管理する県営林約5,000ヘクタールについて森林認証を取得いたしました。今後も、多くの人々の目に触れる公共や民間の建築物等での県営林の木材利用を進め、魅力発信に努めてまいります。  次に、クロマグロの漁獲管理について申し上げます。  クロマグロについては、本年7月から法律に基づく漁獲管理制度への移行が予定されていますが、制度の円滑な運用と規制の着実な履行のためには、漁業者の意向を踏まえた対策が必要です。このため、県では、昨年11月、本県と同様の状況にある神奈川県や県漁連とともに、漁獲枠の見直しや規制に伴う収入減対策などを国に対して要望したところです。引き続き、国と漁業者との意見交換の場を設定するなど、円滑な漁獲管理が行われるよう努めてまいります。  次に、アサリ漁業ノリ養殖業の振興について申し上げます。  県では、東京湾の主要漁業であるアサリ漁業ノリ養殖業の生産力の回復に向けて、実効性のある施策の展開を図るため、アサリでは漁協ごとに、ノリでは地区ごとに具体的な取り組みをまとめた計画を地元市や漁業者などと連携して、今年度中に策定する予定としています。今後、この計画に基づき、地域の特性に応じた取り組みを関係者が一丸となって効果的に推進することで、アサリ漁業ノリ養殖業の振興を図ってまいります。  次に、本県の主な冬野菜の生育並びに東京都中央卸売市場への出荷の状況について申し上げます。  露地野菜については、昨年10月の台風21号、22号の被害や、12月からの低温、乾燥などの影響で生育がおくれ、市場への出荷量が減ったことから、総じて価格が高値基調となっております。特に、台風被害の大きかった大根、キャベツについては、生育の回復もおくれたため、出荷量は平年の6から7割で価格は2倍程度となっております。また、ネギ、ニンジンの出荷量は平年並みに回復しておりますが、露地野菜全体の出荷量が少ないことから、価格は平年より3から4割高くなっております。なお、施設野菜のトマト、キュウリは、出荷量、価格ともほぼ平年並みとなっています。今後とも、生育状況や価格動向を注視し、適切な情報提供などにより農家経営の安定化に努めてまいります。  最後に、漁業の状況について申し上げます。  まず、平成29年の主要漁業の状況ですが、まき網漁業は、マイワシが増加し、数量、金額ともに前年の1割増となりました。小型漁船漁業キンメダイ漁は、銚子沖が前年並みだったものの、勝浦沖は前年の9割弱にとどまったため、全体では数量、金額ともに前年の9割となりました。近年、不漁が続いているカツオ漁は、本県沿岸に漁場が形成されなかったことから、数量、金額ともに前年の5割と低調でした。磯根漁業では、9月に終了したアワビ漁は、盛漁期の天候にも比較的恵まれ、数量で前年の2割増、金額で3割増となり、イセエビ漁は、数量で前年並み、金額では前年の1割増となりました。また、昨年11月の初共販から始まった今期のノリ養殖業は、2月下旬から生産が上向いてきており、2月までの状況は、量、金額ともに不作であった前年に比べ、量で2割増、金額で1割増となっております。今後も漁海況情報の的確な提供等を通じて、効率的な操業による漁業経営の安定化に努めてまいります。  以上をもって、当面する諸般の情勢についての御報告とさせていただきます。  なお、漁業資源課の立岡課長においては、本日、病気のため欠席させていただいており、かわりに小高副課長が御説明をさせていただきます。  以上よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(三沢 智君) 初めに、議案第1号平成30年度千葉県一般会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) それでは、農林水産政策課の平成30年度当初予算について御説明をさせていただきます。  お手元に2月定例県議会議案説明資料があると思います。そちらのほうの205ページをお開きいただければと思います。第7款第1項第1目農業総務費の予算額は105億6,954万5,000円で、部内の農林関係の職員人件費などでございます。  206ページをお開きください。第6目農業構造改善対策費の予算額は1,180万円で、市町村が集落での話し合いや合意形成などを通じて、将来の地域農業のあり方を定める人・農地プランの策定に対する助成や県産農林水産物の競争力を強化するために、県産品の品質向上や安全・安心への取り組みを支援するちばの農林水産物品質向上推進事業でございます。  下段のほうをごらんください。第5項第1目水産業総務費の予算額は19億3,608万2,000円で、部内の水産関係の職員人件費でございます。  以上で農林水産政策課の説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 団体指導課、根本でございます。団体指導課の平成30年度一般会計当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の207ページをごらんください。第7款第1項第1目農業総務費の予算額は315万7,000円で、農林水産団体の検査指導や農林水産金融業務を行うために必要な運営費などでございます。  208ページをお開きください。第2目農業協同組合指導費の予算額は1,464万1,000円で、農協に対する指導検査業務に要する経費でございます。  209ページをごらんください。第3目農業共済団体指導費の予算額は36万円で、農業共済組合に対する指導検査業務に要する経費でございます。  続きまして、210ページをお開きください。第5目農林金融対策費の予算額は2億7,158万7,000円で、農業経営の近代化や規模拡大に必要な資金を低利融資するための利子補給、農林経営の合理化などを目的とした貸付金等の経費でございます。  続きまして、211ページをごらんください。9、債務負担行為につきましては、農業近代化資金利子補給ほか3件で、それぞれ平成30年度の融資額、利子補給率、補給期間を定めるものでございます。  212ページをお開きください。第3項第1目土地改良調査指導費の予算額は1,276万円で、土地改良区に対する検査業務に要する経費でございます。  213ページをお開きください。第5項第2目水産業総合対策費の予算額は6億883万5,000円で、漁業経営の近代化に必要な資金を低利融資するための利子補給、水産系統団体への貸付金等の経費でございます。  214ページをお開きください。4、債務負担行為につきましては、漁業近代化資金利子補給ほか2件で、それぞれ平成30年度の融資額、利子補給率及び補給期間を定めるものでございます。  215ページをごらんください。第3目水産業協同組合指導費の予算額は639万2,000円で、水産業協同組合に対する指導検査業務、育成強化に要する経費でございます。  以上で団体指導課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 小柳生産振興課長。 ◯説明者(小柳生産振興課長) 生産振興課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の219ページをお開きください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は300万円でございます。主な内容は、県産米需要拡大促進支援事業で、千葉県産米需要拡大推進協議会の関係団体と一体となり、量販店や外食、中食業者等への働きかけを行うなど、県産米の需要拡大を図る取り組みに対して助成する経費でございます。  220ページをお開きください。第8目農産振興費の予算額は8億680万3,000円でございます。この主な内容は、水田の有効利用の促進を図るため、飼料用米などの新規需要米の作付や麦、大豆等への集団転作を行う取り組みに対し助成する飼料用米等拡大支援事業などでございます。  221ページをごらんください。第15目園芸果樹農業振興費の予算額は28億2,237万4,000円でございます。この主な内容は、県内の園芸産地の生産力を強化するため、パイプハウス等の施設や省力化機械の導入、老朽化した既存ハウス等の改修やスマート農業を推進するための装置導入を支援する「輝け!ちばの園芸」次世代産地整備支援事業などでございます。  以上で生産振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 小川流通販売課長。 ◯説明者(小川流通販売課長) 流通販売課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の223ページをごらんください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は5,822万6,000円で、県産農林水産物の販売促進のため、フェア、イベント等によるPR活動などを行う県産農林水産物魅力発信事業などでございます。  224ページをお開きください。第6目農業構造改善対策費の予算額は2億3,464万3,000円で、海外での千葉フェア等販売促進活動や輸出に取り組む生産者団体等を支援する「世界に飛び出せ千葉の農林水産物輸出促進事業や、6次産業化支援の総合窓口であるサポートセンターの運営費や加工販売施設等の整備に対し助成するちば6次産業化ネットワーク活動事業などでございます。  225ページお開きください。第9目市場指導費の予算額は205万9,000円で、卸売業者の経営状況を把握し、経営の合理化を促すための検査を実施する卸売市場運営合理化対策事業でございます。  以上で流通販売課の説明を終わりにします。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 崎山担い手支援課長。 ◯説明者(崎山担い手支援課長) 担い手支援課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の226ページをお開きください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費の予算額は7,616万円で、人・農地プランに位置づけられた地域の中心経営体が融資を受け、農業用機械等を導入する際、その融資残に対して補助金を交付する経営体育成支援事業などでございます。  227ページをごらんください。第7目農業改良普及事業費の予算額は8億5,075万円で、地域農業の担い手の確保、育成を図るため、新規就農者等に研修の実施などの体系的な支援を行う農業の担い手育成推進事業や、45歳未満の新規就農者などに対し年間最大150万円の資金を交付する農業次世代人材投資事業などでございます。  228ページをお開きください。第12目農林総合研究センター費の予算額は11億2,302万2,000円で、農林総合研究センターにおける管理運営費各種試験研究、新本館建築工事に要する経費などでございます。  229ページをごらんください。第13目農業関係指導施設費の予算額は1億5,700万2,000円で、農業大学校における管理運営費農林総合研究センターにおける農作物の原原種維持に係る経費などでございます。  以上で担い手支援課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 越川農地・農村振興課長。 ◯説明者(越川農地・農村振興課長) 農地・農村振興課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の230ページをお開きください。第7款第1項第2目農業協同組合指導費の予算額は5億5,275万3,000円で、農業委員会や農業会議の運営に必要な経費を補助する農業委員会等対策事業でございます。
     231ページをごらんください。第6目農業構造改善対策費の予算額は8億3,373万1,000円で、耕作放棄地の発生抑制や解消に向け、農業者が再生に取り組む活動を支援する耕作放棄地活用推進事業、イノシシ等の侵入防止柵の設置や地域ぐるみでの捕獲防護に取り組む活動への支援に加え、新たにイノシシのすみかとなっている林縁部の耕作放棄地の刈り払いにより、すみか撲滅を目指す取り組みへの支援を行うイノシシ等有害獣被害防止対策事業農地中間管理機構の運営費や機構に農地を貸し付けた地域や個人に対し協力金を交付する農地集積加速化促進事業などでございます。  232ページをお開きください。第3項第3目農村整備事業費の予算額は24億5,511万4,000円で、中山間地域の農業生産基盤等の整備を行い、地域の活性化を図る県営中山間地域総合整備事業、農業者等が共同で農道や排水路等の適切な保全管理などを行う取り組みを推進する多面的機能支払交付金事業、生産条件が不利な地域において継続的に農業生産活動等を行う取り組みを推進する中山間地域等直接支払交付金事業などでございます。  233ページをごらんください。第6目農地調整費の予算額は7,834万6,000円で、国有農地等の維持管理を行うとともに、処分を推進する国有農地等管理処分事業などでございます。  以上で農地・農村振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 石田安全農業推進課長。 ◯説明者(石田安全農業推進課長) 安全農業推進課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の234ページをお開きください。第7款第1項第10目土壌保全費の予算額は324万6,000円で、土壌の実態把握、施肥体系の検討及び地球温暖化に係る土壌実態調査を行う土壌保全・省資源型施肥体系推進事業です。  235ページをごらんください。第11目植物防疫費の予算額は2,231万3,000円で、安全・安心な農産物の生産を推進するため、農薬安全使用対策や県産農産物の残留農薬分析等を行う農薬安全使用リスク管理推進事業などです。  236ページをお開きください。第14目食品安心対策費の予算額は1億115万1,000円で、環境に配慮した農業を推進するため、栽培技術の導入に必要な機械施設や資材経費への支援を行うとともに、ちばエコ農産物の認証支援や有機農業の研修会などを行う「環境にやさしい農業」推進事業、地球温暖化防止生物多様性保全に効果の高い営農活動に取り組む農業者団体等へ支援する環境保全型農業直接支援対策事業、また、GAPの取り組み拡大を推進するため、県内産地等に対する啓発活動や指導員等の育成、体制整備、GAP取り組みの支援を行う千葉県GAP推進事業などです。  以上で安全農業推進課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 杉森耕地課長。 ◯説明者(杉森耕地課長) 耕地課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  資料の237ページをごらんください。第7款第3項第1目土地改良調査指導費の予算額は30億7,064万8,000円で、土地改良施設の維持管理を行う土地改良施設管理事業などです。  238ページをお開きください。第2目用排水改良事業費の予算額は65億8,471万3,000円で、農業水利施設の整備を行う県営用排水改良事業や国営事業等の実施に伴う直轄事業負担金などです。また、債務負担行為として、県営用排水改良事業に係る工事費及び国営北総中央用水事業に係る直轄事業負担金を計上いたしました。  239ページをごらんください。第3目農村整備事業費の予算額は9億3,360万1,000円で、地域の基幹的農道の整備を行うための農道整備事業などです。また、債務負担行為として、農道整備事業に係る負担金を計上いたしました。  240ページをお開きください。第4目経営体育成基盤整備事業費の予算額は31億6,883万8,000円で、農地集積の加速化や農作物の生産性向上を図るため、農地の大区画化等を行う経営体育成基盤整備事業などです。  241ページをごらんください。第5目農地防災事業費の予算額は24億1,014万2,000円で、湛水被害の防止に係る排水施設の整備や地すべり活動を未然に防止するための農地防災事業などです。  242ページをお開きください。第12款第1項第2目耕地災害復旧費の予算額は3億2,000万円です。豪雨や地震等の不測の災害に対応するための農地及び農業用施設等の復旧費用です。  以上で耕地課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 富田畜産課長。 ◯説明者(富田畜産課長) 畜産課の予算について御説明いたします。  議案説明資料243ページをごらんください。第7款第2項第1目畜産振興費の予算額は2億224万4,000円で、養豚農家の経営安定を図るため、豚肉価格の下落時に農家に補填金を交付する事業において、農家が負担する積立金の助成を行う肉豚生産安定対策事業、耕作放棄地を解消し、自給飼料作物の生産拡大への取り組みを行う農家等に対し機械導入への助成を行う飼料生産拡大整備支援事業、稲ホールクロップサイレージの需要の拡大を図るため、稲ホールクロップサイレージを広域に流通するための輸送費等の助成を行う飼料用イネ利活用推進事業などです。  244ページをお開きください。第2目畜産技術指導費の予算額は6,702万7,000円で、繁殖和牛をふやす取り組みに対し助成するとともに、育種価や遺伝子レベルでの評価による改良を進める等、肉用牛のブランド力の向上を図る肉用牛ブランド力向上対策事業、酪農家の労働環境を改善するため、傷病時の酪農ヘルパー利用における労働負担の軽減と労働時間の短縮等を図るための機械等の導入への助成を行うちばの酪農ワークスタイル変革推進事業などです。  245ページをごらんください。第3目家畜保健衛生費の予算額は1億8,742万3,000円で、家畜の伝染病の発生予防、蔓延防止のため、検査、病性鑑定等を行う家畜防疫事業、高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫といった急性悪性の家畜伝染病発生時における緊急対応や防疫演習等を行う家畜伝染病発生危機特別対策事業などです。  246ページをお開きください。第4目畜産総合研究センター費の予算額は3億7,471万6,000円で、畜産総合研究センターにおける管理運営費各種試験研究に要する経費でございます。  以上で畜産課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 森林課の平成30年度当初予算案について御説明いたします。  議案説明資料の247ページをごらんください。第7款第4項第1目林業総務費は予算額2億8,777万5,000円で、地域森林計画の基礎資料の収集、作成や森林所有者等が行う森林経営計画の作成を支援する森林計画推進事業や特別会計営林事業への繰出金などです。  248ページをお開きください。第2目林業振興費は予算額1億1,548万円で、シイタケ原木の入れかえなど、引き続き生産者の経営基盤復興の支援を行うシイタケ等特用林産物生産の早期復興支援事業や、林業事業体の経営基盤の強化を図るため、高性能林業機械等のレンタル支援を行う森林・林業担い手確保・育成対策事業などです。  249ページをごらんください。第3目森林病害虫防除費は予算額1億504万円で、松くい虫被害の対策を行う森林病害虫防除事業などです。  250ページをお開きください。第4目森林整備費は予算額2億5,229万9,000円で、造林や間伐促進など民有林整備の推進を図る森林整備事業などです。  251ページをごらんください。第5目林道費は予算額9,977万1,000円で、地域林業の振興、農山村の生活環境整備等を目的として林道の整備を図るものです。  252ページをお開きください。第6目治山費は予算額18億9,393万6,000円で、山地災害の防止、海岸保安林の再生等に係る治山事業などを実施するものです。  253ページをごらんください。第7目緑化推進費は予算額2億731万3,000円で、県内に6カ所ある県民の森の管理や施設の補修を行う県民の森事業などです。  254ページをお開きください。第12款第1項第1目林業災害復旧費は予算額4億6,950万円で、集中豪雨等により被害を受けた場合の復旧に要する経費や国庫補助事業では採択されない箇所の復旧に係るものです。  以上で森林課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) 根本水産課長。 ◯説明者(根本水産課長) 水産局水産課の平成30年度当初予算案について御説明いたします。  議案説明資料の256ページをお開きください。第7款第5項第1目水産業総務費の予算額は6,736万2,000円で、水産課、水産事務所、水産情報通信センターの運営費です。  257ページをごらんください。第2目水産業総合対策費の予算額は5,849万7,000円で、東京湾の沿海地区漁協等が実施する生産性向上、操業安全対策等の事業に要する経費に対し助成する東京湾漁業総合対策事業などでございます。  258ページをお開きください。第4目漁業調整委員会費の予算額は5,741万7,000円で、海区漁業調整委員会と内水面漁場管理委員会の運営費などです。  259ページをごらんください。第5目漁業取締費の予算額は1億120万2,000円で、漁業取締船2隻の運営費などです。  260ページをお開きください。第6目水産業振興費の予算額は4億5,525万円で、浜の活力再生プランに基づき、漁協等が取り組む事業の合理化、収益向上等の事業に要する経費に対し助成する浜の活力再生プラン推進支援事業などです。  261ページをごらんください。第7目漁業指導船運営費の予算額は1億3,155万8,000円で、漁業調査船2隻の運営費でございます。  262ページをお開きください。第8目水産総合研究センター費の予算額は1億2,263万8,000円で、水産総合研究センターの維持運営と漁海況情報の提供やサバの生食用冷凍加工技術開発、未利用・低利用魚の有効利用技術開発など、各種調査研究に要する経費でございます。  以上で水産局水産課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 小高漁業資源課副課長。 ◯説明者(小高漁業資源課副課長) 水産局漁業資源課の平成30年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の263ページをごらんください。第7款第5項第2目水産業総合対策費の予算額は4,514万5,000円で、東京湾の底層に発生する貧酸素水塊の漁業への影響軽減を図る手法の調査検討を行う貧酸素水塊対策実証事業、漁業者グループが行うアサリなど二枚貝の増大のための干潟保全活動や藻場の維持回復などの活動を支援する水産多面的機能発揮対策事業などでございます。  続きまして、264ページをお開きください。第6目水産業振興費の予算額は3億1,436万3,000円で、マダイやヒラメなどの放流事業や、新規対象種のトラフグの放流効果調査を実施する栽培漁業総合推進事業、アワビ資源の増大を目的とした種苗生産事業の実施や収益向上型臨採漁場の整備を支援するアワビ増産総合対策事業、ノリ養殖の安定生産と生産性向上に向けた施設導入の支援や新品種の開発などのノリ養殖振興緊急対策事業、東京湾のアサリ資源の増大に向けたアサリ緊急増産総合対策事業、漁業資源の維持増大を図るため漁礁を整備する海域環境に配慮した漁場の整備事業などでございます。  266ページをお開きください。第8目水産総合研究センター費の予算額は2億6,273万円で、水産総合研究センター、内水面水産研究所及び種苗生産研究所における種苗生産経費や調査研究経費並びに内水面漁業の振興に要する経費でございます。  以上で水産局漁業資源課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) 平林漁港課長。 ◯説明者(平林漁港課長) 漁港課の予算について御説明いたします。  議案説明資料の267ページをごらんください。第7款第5項第9目漁港管理費の予算額は7,573万4,000円で、県営漁港19漁港の維持管理に要する経費です。  268ページをお開きください。第10目漁港建設費の予算額は50億5,449万7,000円で、銚子漁港など4港において防波堤や橋梁等の漁港施設の整備を行う拠点漁港整備事業や、銚子漁港など13漁港において老朽化した漁港施設の長寿命化を図る水産基盤ストックマネジメント事業などです。  269ページをごらんください。第12款第1項第3目漁港災害復旧費の予算額は1億500万円で、漁港災害に対応するための費用です。  以上で漁港課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) それでは、これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第13号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第13号平成30年度千葉県特別会計就農支援資金予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 団体指導課でございます。  議案第13号平成30年度千葉県特別会計就農支援資金予算について御説明いたします。  議案説明資料216ページをごらんください。予算額は7,438万4,000円で、新規就農者の事業開始に必要な資金を無利子で貸し付ける就農支援資金貸付金などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第13号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第13号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第14号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第14号平成30年度千葉県特別会計営林事業予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 議案第14号平成30年度千葉県特別会計営林事業予算について御説明いたします。  議案説明資料の255ページをお開きください。特別会計営林事業は予算額2億8,231万7,000円で、県有林の維持管理及び林産物の生産等を実施する県有林事業や、植林や下刈り、間伐等を実施する県行造林事業です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第14号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第14号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第15号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第15号平成30年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 議案第15号平成30年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算について御説明いたします。  議案説明資料217ページをお開きください。予算額は4,081万6,000円で、林業経営や木材産業経営の改善等を図るために必要な資金を無利子で貸し付ける林業・木材産業改善資金貸付金などでございます。  よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第15号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第15号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第16号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第16号平成30年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 議案第16号平成30年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算について御説明いたします。  218ページをお開き願います。予算額は1億153万8,000円で、沿岸漁業者の経営安定と漁業生産力の強化のための資金を無利子で貸し付ける沿岸漁業改善資金貸付金などでございます。  よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第16号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第16号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第25号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第7号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) 議案第25号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明をさせていただきます。  お手元に配付してございます、別になりますけれども、平成30年2月定例県議会農林水産常任委員会資料のほうでございます。こちらのほうの5ページをお開きください。  今回御審議をお願いする農林水産部の一般会計2月補正予算は、この表の一番下、左から2つ目の欄にございますが、16億236万2,000円の減額をしようとするものでございます。補正後の最終予算額は、その右欄になりますけれども、463億7,231万9,000円となります。  上段から款別に申し上げますと、第7款農林水産業費の補正額は16億236万2,000円の減額でございます。  内訳ですが、第1項農業費では、国の補正予算により担い手確保・経営強化支援事業を増額しますが、園芸産地競争力強化総合対策事業などにおいて、事業費の確定に伴い減額を行うことにより8億6,653万4,000円の減額補正となるものでございます。  次に、第2項畜産業費では、国の補正予算に対応し、畜産競争力強化対策整備事業を増額するなど、1億4,203万6,000円の増額補正となるものです。  次に、第3項農地費では、国補正予算に対応し、経営体育成基盤整備事業や農地防災事業などの増額に伴い2億8,175万7,000円の増額補正となるものです。  次に、第4項林業費では、治山事業などの事業費の確定等に伴い8億4,011万4,000円の減額補正となるものです。  次に、第5項水産業費では、拠点漁港整備事業などの事業費の確定等に伴い3億1,950万7,000円の減額補正となるものです。なお、第12款災害復旧費につきましては、補正はございません。
     続きまして、資料の7ページをお開きいただければと思います。こちらのほう、繰越明許費についてですが、農林水産関係29事業において、国の補正予算への対応や地元関係機関との調整のおくれなどの理由により年度内に終了しないことが判明した事業につきまして、適正な工期を確保するため74億7,380万4,000円の繰越明許費を設定しようとするものでございます。  以上で議案第25号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第7号)についての御説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第36号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第36号平成29年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 議案第36号平成29年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  常任委員会資料の8ページ、表の1段目をごらんください。特別会計就農支援資金の補正予算は5,414万1,000円を増額しようとするものでございます。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものでございます。  以上です。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第36号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第36号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第37号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第37号平成29年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 議案第37号平成29年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第2号)について御説明いたします。  同じ資料の8ページ、表の2段目をごらんください。特別会計営林事業の補正予算は170万2,000円を減額しようとするものです。これは県営林の管理等の事業費確定に伴う減によるものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第37号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第37号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第38号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第38号平成29年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 議案第38号平成29年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ資料の8ページ、表の3段目をごらんください。特別会計林業・木材産業改善資金の補正予算は7,311万4,000円を増額しようとするものでございます。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第38号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第38号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第39号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第39号平成29年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 議案第39号平成29年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ資料の表の4段目をごらんください。特別会計沿岸漁業改善資金の補正予算は3億9,692万1,000円を増額しようとするものでございます。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第39号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第39号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第61号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第61号県営土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  杉森耕地課長。 ◯説明者(杉森耕地課長) 議案第61号県営土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  常任委員会資料の9ページをお開きください。  改正理由ですが、土地改良法等の一部改正に伴い、農地中間管理機構が借り受けた農用地について、農業者の申請や費用負担、同意を求めず、県が区画整理等を実施する農地中間管理機構関連事業が創設されました。この事業制度では、事業施行区域内の農用地について、事業計画の公告の日から事業完了後8年を経過する間に目的外用途に転用した場合などにおいて、条例の定めにより、特別徴収金を徴収することができるとされたことから、所要の改正を行うものです。  改正内容は、農地中間管理機構関連事業に係る特別徴収金の徴収についての規定を追加するほか、規定の追加に伴う関連条例を含む所要の規定の整備をあわせて行うものです。  施行期日は平成30年4月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第61号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第61号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第62号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第62号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  杉森耕地課長。 ◯説明者(杉森耕地課長) 議案第62号国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  常任委員会資料の10ページをごらんください。  改正理由ですが、土地改良法の一部改正等に伴い、国営土地改良事業に係る負担金の償還利率の変更等が行われたことから、所要の改正を行うものです。  改正内容は、表にあるとおり、国営土地改良事業に係る受益者または市町村から徴収する負担金の償還利率を、年5%から国債の利率を基礎として農林水産大臣の定める率に改めるほか、所要の文言の修正を行うものです。  施行期日は公布の日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第62号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第62号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第63号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第63号千葉県立県民森設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 議案第63号千葉県立県民森設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  常任委員会資料の11ページをお開きください。  最初に改正理由でございますが、千葉県立大多喜県民の森の次期指定管理者の選定に当たり、指定管理者である大多喜町から公募化の希望があったことや、利用者が減少しており、民間の活力導入を図る必要があること等から選定方法を公募によることとするため、所要の規定の整備を行うものです。  次に、改正内容でございますが、大多喜県民の森の指定管理者の選定方法を非公募とする特例を定めた条項を削除するものです。  また、施行期日は公布の日からとするものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようよろしくお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第63号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第63号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第73号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第73号千葉県森林整備地域活動支援基金条例を廃止する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  橋本森林課長。
    ◯説明者(橋本森林課長) 議案第73号千葉県森林整備地域活動支援基金条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。  常任委員会説明資料の12ページをごらんください。  最初に廃止理由でございますが、国の交付金を受けて造成した千葉県森林整備地域活動支援基金について、平成26年度以降実績がなく、今後も活用する見込みがないことから、基金を全額国庫に返還する時期にあわせて、基金条例を廃止するものです。  次に、廃止後の対応でございますが、千葉県森林整備地域活動支援基金の残高は、全額国庫に返還するものです。  また、施行期日は公布の日からとするものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 確認なんですけども、この基金は森林整備ということで、ニーズは十分ありそうな基金だと思うんですけども、平成26年度以降実績がないという理由と、今後の活用される見込みがないという、どういう理由なのか教えていただきたい。 ◯委員長(三沢 智君) 橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 今の御質問でございますけども、森林整備地域活動支援基金の廃止の理由は何かと、また、今後どのように取り組んでくのかということでございますけども、この森林整備地域活動支援基金は、交付金として森林施業の集約化を図る森林経営計画の作成のため、森林組合等が行う森林境界の確定作業や森林所有者の同意を取得するための経費等について支援を行ってまいりましたが、国の事業要件が変更され、事業の翌年に事業実施地において、森林経営計画が認定されることや、境界確認の同意書の取得などが必須となりました。一方で、本県は、小規模の森林が分散しており、また積極的に森林整備を行おうとする森林所有者も少なく、森林経営計画の認定までに相当の時間を要している状況にございます。このため、平成26年度以降事業実績がなく、また、今後とも事業を実施する見込みがないため、このたび基金を国庫に返還することとしたものです。  なお、本県では、県単事業の森林経営計画推進事業により森林組合等が森林経営計画を作成するために必要な経費について支援しており、基金廃止後も引き続き本事業を活用して森林経営計画の作成を進め、間伐等の森林整備を推進してまいります。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 全部内容をよく見たわけじゃないんでわからないですけど、要は国がハードルを上げたということのようですけれども、ハードルを上げたら上げたなりに、せっかく林業を伸ばすための基金なので、もったいないので何とか使える道はなかったのかなと思うんですけど、どうなんでしょうか。もうそのハードルというのは越えがたいハードルだったということなんですかね。 ◯委員長(三沢 智君) 橋本森林課長。 ◯説明者(橋本森林課長) 先ほども申し上げましたように、この事業を実施した翌年には、その経営計画をその場所で立てないと、事業要件を満たさないとか、または確実に森林所有者の同意を得なければならないというところで、なかなか本県においては、先ほども御説明いたしましたように、このハードルを越えることが難しいということで、この事業自体は森林組合等が行ってるわけでございますけども、そういう事業体からも希望がなく、今後も見込みがないということで、今回返還するということになったわけでございます。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 使い勝手が悪いということのようですけど、これは国がそういうハードルを上げたということが原因であれば、国に対しては、もう少し使い勝手がいい基金をつくれるような仕組みにしてくれという要望はぜひ出しておいてもらいたいと思います。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第73号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第73号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第74号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第74号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  崎山担い手支援課長。 ◯説明者(崎山担い手支援課長) 常任委員会資料の13ページをお開きください。  本議案は、農林総合研究センターについて、新品種の開発や新たな栽培技術等の確立に向けて効率的な研究体制を整備するため、老朽化が著しく、かつ、分散する施設を集約して建てかえる建築工事の請負契約を締結するに当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定によりまして議会の議決を得ようとするものでございます。  それでは、工事の概要について御説明いたします。工事箇所は千葉市緑区大金沢町でございます。これは現在の農林総合研究センターの敷地内です。工事内容は鉄筋コンクリートづくり、地上2階建て、1棟、延べ床面積5,732.19平方メートルの農林総合研究センター新本館の建築工事です。契約の相手方は畔蒜・進和特定建設工事共同企業体で、契約金額は18億4,680万円です。工期は契約締結の翌日から平成31年10月31日までの19カ月間でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第74号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第74号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第89号関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、議案第89号市町村が負担すべき金額についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) 議案第89号市町村が負担すべき金額につきまして御説明をさせていただきます。  常任委員会資料の15ページになります。農林水産部に係るものは土地改良施設管理事業などの土地改良関連事業、林道事業及び漁港事業の計18事業になりますが、地元市町村に対し、事業に要した経費の一部を受益の限度において負担として求めるものであり、その金額を定めるため、議会の議決をいただこうとするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯委員長(三沢 智君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第89号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(三沢 智君) 挙手全員。よって、議案第89号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(三沢 智君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 まず初めに、ジャンボタニシについて伺います。議会で松下議員の質問に対し答弁がありましたが、水路でのジャンボタニシ駆除に係る実証事業を行うとのことでしたけども、具体的にはどのように進めていくのかお聞きいたします。
    ◯委員長(三沢 智君) 石田安全農業推進課長。 ◯説明者(石田安全農業推進課長) 安全農業推進課でございます。  被害の多い海匝・山武・長生などの地域の土地改良区や水利組合などを対象に募集をかけ、応募のあった団体から選定したいと考えております。4月から5月には選定し、6月から7月にかけての卵の払い落しや冬場のバックホーを活用した泥上げと、泥上げした中にいる貝をトラクターで破砕、あるいは寒気にさらして死滅させる対策を実証したいと考えています。また、防除対策の効果確認につきましては、翌年、産卵数などを調査する予定です。あわせて、農家の方々には、取水口のネット張り等の取り組みをお願いし、地域ぐるみの駆除対策の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 その事業規模はどの程度を考えておりますか。 ◯委員長(三沢 智君) 石田安全農業推進課長。 ◯説明者(石田安全農業推進課長) 事業予算は120万円で、2地区程度実施する予定です。1地区当たりの規模は泥上げの作業効率などにもよりますけども、30から50ヘクタール規模での実施を想定しています。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 このジャンボタニシは九州のほうから来てるようなことを聞いてるんですけども、他県での取り組み状況はいかがですか。 ◯委員長(三沢 智君) 石田安全農業推進課長。 ◯説明者(石田安全農業推進課長) 全国の発生状況を見ますと、九州、四国、東海で発生が多くなっています。これらの県でも、水田の水位を浅くし、貝が活動できないようにする浅水管理や薬剤防除、それから、水路での卵の払い落とし、それから冬場の耕うん等が中心となっています。また、九州では、天敵利用としましてスッポンの放し飼いなどがあります。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 これまでは、県では、チラシによる防除の呼びかけが中心だったと思いますので、一歩踏み出したと思います。この事業が他地域にも波及するようお願いしたいと思います。また、早く対策をしていかないと、今有害鳥獣だとかと言われてますけども、イノシシと同じように手おくれになる可能性もありますので、そこで、地域ぐるみの取り組みだけでなく、大規模農家等が個別に実施する水路対策についても、将来の支援を検討するよう要望いたします。  次は、農産産地支援事業に関してお伺いします。  予算委員会では、県単の農産山地支援事業について、共同利用だけでなく個人の大規模農家を支援対象とすることについては、今後検討していくとの答弁をいただいたところでありますけども、一方で、水稲を主体とした農業地帯においては、大規模農家だけではなくて小規模農家が地域農業の維持に大きな役割を果たしているという実態があります。私のほうでも、昨年、病気になりまして、稲刈りができなくて、ほかの方々が稲刈りまでやったんですが、ことしの春、どうなるのかなと思って、先日お聞きしましたら、近くで小規模でやってた方が、ぐあいが悪くなった方も定年前からちょっと自分のうちだけをやってて、定年後は近所から頼まれるとやってて、五、六反歩やってたということですが、しかも、まだ一反歩、土地改良が早かったので小さな田んぼが多いんですけども、その中でも五、六町歩をやられてたそうです。結果的には、そのうちの機械を使いながら、近所の方がオペレーターをやるということで、まず春、種まき、それから育苗ハウスから全ての機械を貸していただけるということで、その地域でその方がやらないと、今度は誰もやり手がいなくなっちゃって不耕作地になっちゃうもので、セットで全部貸していただいて、かわりの方がその施設を全部使いながらやっていただけるということもありましたので、その方も農業をやってたんで、機械を借りて、その担い手として協力、継続ができるようになったということで聞きましたので、よかったなと思ってるところであります。  そこで、大規模農家という形で今まで推進してきたんですけど、大規模農家の方々も高齢化してできなくなった場合には、耕作放棄地がぐんぐんとふえることなども懸念されるところであります。そこで、この補助事業の支援対象は大規模農家だけでなくて、将来地域農業の担い手となるような意欲のある小規模農家も対象とすべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(三沢 智君) 小柳生産振興課長。 ◯説明者(小柳生産振興課長) 補助事業につきましては、農作物の生産振興を図ることを目的としております。限られた予算の中で、最大の事業効果を上げることが求められておりますことから、支援対象者の経営規模や対象機械、施設などを限定して助成をさせていただいてるところでございます。今後の農政を考えるに当たりましては、小規模農家も大きな役割を果たしていることを踏まえまして、市町村における担い手農家の育成方針、農家の規模別の役割や経営状況、高齢化の状況、農地集積の状況等を調査、把握した上で検討してまいります。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 要望させていただきます。水稲を主体とした農業地帯においては、大規模農家だけではなく小規模農家も地域農業を支える上で大きな役割を果たしているという実態があります。また、米づくりでは、田植え機やコンバインなどさまざまな機械が必要であり、そのうち1台でも更新できれば、その後、10年から15年は営農を続ける動機となります。ついては、地域農業を維持する観点からも、意欲ある農家へ支援が行き渡るよう強く要望するとともに、予算の拡充についても検討するよう要望いたします。  次は、高病原性鳥インフルエンザについて伺います。本年1月に、香川県で高病原性鳥インフルエンザが発生していることや過去の本県での発生が3月であったことから、最も警戒が必要な時期が来ているのではないかと心配をしています。鳥インフルエンザへの対応は、発生したときに他の農場への感染拡大を防ぐことは重要ですが、私は発生を予防することがより大事なことだと考えます。  そこで伺います。本県では発生予防にどのように取り組んでいますか。 ◯委員長(三沢 智君) 富田畜産課長。 ◯説明者(富田畜産課長) インフルエンザの発生予防についてでございますけれども、そのポイントは、鳥インフルエンザウイルスを養鶏場に侵入させないということになります。このため、県では、鶏舎周辺のウイルスを死滅させるために、消石灰の散布、それから、野鳥、ネズミなどが持ち込む場合がありますので、それらの侵入防止のための防鳥ネットや防護柵の点検や見つけた場合は修繕と、それから、人の靴もそういう要因になりますので、その侵入防止のために鶏舎ごとの専用作業服や長靴の準備や踏み込み消毒槽による靴底消毒の実施などについて、全養鶏農家に対して指導しています。なお、特に飼養規模が100羽以上の農家に対しては、県の家畜保健衛生所の家畜防疫員、獣医師が直接出向いて指導しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(三沢 智君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 要望させていただきます。高病原性鳥インフルエンザは、発生すると重大な影響を及ぼすので、引き続き発生予防に努めていただきたいと強く要望して終わります。 ◯委員長(三沢 智君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 収入保険制度について伺いたいと思います。収入と言いますと、農家、農業の人といろいろ話し合いをしてますと、とにかく野菜の値段というのは、30年前、40年前と同じ価格ですよということで、収入が本当にふえないというか、そういう話をよくするんですけれども、さらにはこの前、昨年の10月に台風21号、22号ですか、暴風、高潮、潮風、農作物、園芸施設、農地等に被害があったわけでございますけれども、こういう自然災害も発生した際に、農業者の収入が、もう激減するというような中で、1つの支えというふうになるのが農業共済制度であったわけですけれども、今回の台風でも農業共済組合に対応していただいたというところを聞いておりますが、一方で、この共済制度の補償対象品目というのが限定的。今回の台風でも、被害が一番大きかったキャベツ、大根などの露地野菜は補償の対象外ということを聞いております。こんな中で、価格の低下等による減収が補償の対象外という課題もある。そこで、収入保険制度が新年度、平成31年の1月から開始されるというふうに言われております。農業者への補償の拡大が大いに期待されているところですけれども、この国の制度、収入保険制度は農業者にとってどのようなメリットがあるのか伺います。 ◯委員長(三沢 智君) 根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 団体指導課でございます。  収入保険制度のメリットといたしましては、原則といたしまして全ての農産物が補償対象となりまして、委員のおっしゃった昨年の台風で被害がありましたキャベツや大根などの露地野菜についても補償の対象となります。さらに、価格低下などの経営努力では避けられないさまざまな要因がありますが、そういった収入減少があった場合についても補償の対象となり、農業経営全体を広くカバーするセーフティーネットとして、新たな作物の生産や販路拡大等へのチャレンジを後押しすることが期待されるところでございます。また、収入保険と農業共済などの既存制度のどちらに加入するか選択することができまして、農業者が個々の経営ニーズに応じたみずからの判断で選べるということもメリットの1つとなっているところでございます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 今のお話ですと、対象外だった農産物も緩和されて補償の対象となるということで、そしてまた、今お話しあった選択肢もふえるということで、これから使い勝手のいい制度になっていくと思います。その周知というのが非常に大事だと思いますけれども、収入保険制度の開始に向けて、県ではどのように制度の普及、推進に取り組んでいるのか伺います。 ◯委員長(三沢 智君) 根本団体指導課長。 ◯説明者(根本団体指導課長) 収入保険制度の周知につきましては、この制度が本年4月に設立が予定されております全国農業共済組合連合会が実施主体となりまして、その窓口業務につきましては、地域の農業共済組合が委託を受けて行うものとされているところです。制度の普及、推進に当たりましては、県では、千葉県農業共済組合連合会と連携いたしまして、農業者が集まる場での制度説明の実施とか、あと、国が作成しましたポスターの配布、掲示などに周知に取り組んでいるところでございます。また、県のホームページにおきまして、情報を掲載するとともに、県内市町村に対してもリーフレットや制度説明資料の情報提供を行いまして、農業者に周知について協力依頼をすることで制度の普及、推進に努めているところでございます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 千葉市は県都ですけれども、専業農家というのが大体50人とか60人ぐらいしかいないと思うんですよ。後継者がどんどん減っていくと。やっぱり、先ほど言ったように収入が安定しないということで、後継者がそういうふうにどんどん減っていっていると思うんですよね。そういうことも考えると、食料の供給というのは非常に大事な問題ですので、農業を続けていく上で、いろんなマイナスになるようなものを少しでも、やっぱり緩和してあげるように、いろんな制度を組み合わせながら農業を続けていく、すばらしい産業なんだよというような形にしていかなくちゃならないと思うんです。そこで、こういう制度も周知していくことが非常に重要だと思われますので、収入保険制度の周知徹底ということも大事でありますので、周知徹底に努められるよう、いろいろな形で広報していただきたいというふうに要望しておきます。 ◯委員長(三沢 智君) 次に御質問がありましたら。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 農作業中の死亡事故についてと、あと県産農林水産物ブランド化の推進、2点お聞きしたいんですけども、まず、死亡事故についてですけども、全国ではおよそ年間300件以上起きてるというふうに聞いておりますけれども、千葉県の事故の発生状況は、今どのような状況になっているのか教えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 小柳生産振興課長。 ◯説明者(小柳生産振興課長) 千葉県におけます過去5年の農作業中の死亡事故の発生件数でございますけれども、平成24年が16件、25年が13件、26年が18件、27年が14件で、直近のデータでございます28年が6件というふうになっております。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 平成28年は大幅に減少しているようです。半減していますけれども、その要因と今後の取り組みについて教えていただきたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 小柳生産振興課長。 ◯説明者(小柳生産振興課長) 県では、農作業中の死亡事故の発生件数が年間15件程度と高どまっている中、多くの農業者の方に農作業の安全対策について関心を持っていただくため、平成27年度から農作業事故ゼロ研修会の開催場所を1カ所から3ないし4カ所にふやして実施をしているところでございまして、平成27年度から3カ年の参加者は、それまでの年120名程度から年650名程度に増加をしているところでございます。このことが事故減少の要因かどうかにつきましては、単年度の結果だけで判断をするということは難しいところでございますけれども、私どもといたしましては、事故減少の一因となっているのではないかと考えているところでございます。また、こうした取り組みを続けていくことが、農業者の事故防止に対する意識の高まりや事故の減少につながっていくものと考えております。今後とも、春と秋の農作業安全運動を中心とした啓発活動の充実や研修会等の参加者の増加に努めるとともに、労働安全にも資するちばGAPの取り組みと連携するなど、さまざまな機会を活用しまして、農作業安全対策の周知に努め、農作業事故の防止を図ってまいりたいと考えております。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 せっかくここまで成果を出していただいているので、何とか死亡事故ゼロを目指していただきたいなと思います。これは要望です。  もう1つ、ブランド化推進についてですけれども、以前県外調査で、委員会で福岡とか佐賀に行かせていただきました。佐賀では佐賀牛、30数年前は無名だった佐賀牛を一気に、全国ブランドにあげましたし、あまおうについては3年ぐらいでしたかね。短期間で一気に新しいあまおうという品種に切りかえて、全国レベルに持ってったということで大変参考になったんですけれども、それを踏まえてお聞きしたいんですが、千葉県には、私が思うに知る人ぞ知るブランドというのは幾つか、たくさんあると思うんですけれども、多くの消費者に認知されている全国的なブランド農林水産物というのは何か少ないような気がします。県産の農林水産物について、全国的なブランド力をつける取り組みを進める必要があるんじゃないかと思いますけれども、どう考えていますか。 ◯委員長(三沢 智君) 小川流通販売課長。 ◯説明者(小川流通販売課長) 流通販売課でございます。  全国的に知名度の高いブランドを目指すということにつきましては、積極的に魅力を発信し、認知度向上を図ることが重要であるというふうに考えております。そのため、県におきましては、認知度向上の牽引役となるチーバベリーや落花生新品種千葉P114号など、県オリジナル品種の開発を行うとともに、愛称募集や、そのお披露目会の開催など、効果的なPRを行っております。特に、チーバベリーのデビューの際には、テレビを初めとしましたメディアで140件以上取り上げられ、ことし、1周年となるイベントはNHK等でも放送されたところであります。また、年4回の販売促進月間を中心に、首都圏350の量販店、あるいは百貨店等で延べ日数約1,800日の千葉県フェアを開催いたしました。また、地域が主体的に行っている取り組みへの支援も行っております。具体的には、地域団体商標の活用や地理的表示保護制度の登録支援、ブランドコンセプト構築のための専門家派遣等の補助事業、幕張メッセに約8万8,000人の全国バイヤーが集まるスーパーマーケット・トレードショーへの県内16事業者の出展支援などを行っております。今後とも、生産者団体等と連携した販売促進活動などを通じまして、県産農林水産物のブランド力向上に積極的に取り組んでまいります。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。
    ◯秋林貴史委員 生産者の所得アップの1つの方法として、このブランド力のアップというのは大変効果があると思います。今、いろいろと施策を打ってるというお話を伺ったんですが、正直なところ、多分、他県も含めて大体やってることだと思うんですね。いろいろやってもらってますけども、結果としてどうでしょうか。落花生は多分皆さん知ってると思います。チーバベリーも最近確かにテレビでは出てますけども、なかなか全国の人が、消費者が知っているというブランドって、正直なところまだ出てないような気がするんですよね。今の対策を続けていって、本当に生まれるのかなというちょっと懸念があります。例えば佐賀牛なんかは、お話では、JAとお金をかけて、テレビCMを打ったというお話も、一気に名前が売れたということも聞いています。ですから、費用対効果の問題もありますけれども、もう少しお金をかけて、全国で広まるような、そんなブランド力をアップするような推進をしてもらいたいなと思うんですけれども、どうですかね。一気にお金をかけて何か施策を打つというようなことは、限られた予算の中ではありますけれども。 ◯委員長(三沢 智君) 小川流通販売課長。 ◯説明者(小川流通販売課長) 流通販売課でございます。  やはり、全国的に知名度の高いブランド化を目指すというのは、当然予算がかかりますけれども、限られた予算の中で平成30年度予算は行っていきます。その中で、効果検証をしながら、やっぱり他県に抜きん出ていくには、これだけの予算が必要であるということになりましたら、また予算要求をしてまいりたいと思います。 ◯委員長(三沢 智君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 ブランド化するためには、当然素材がよくなきゃいけないですし、あと、ある程度の生産量もなきゃいけない。いろいろと課題はあると思うんですけど、やっぱりもう少しあったほうが、千葉県全体の農林水産業のアップにつながると思いますので、いろいろと工夫をしていただいて、ブランド力アップの取り組みをこれからも続けていただきたいと思います。要望させていただきます。  以上です。 ◯委員長(三沢 智君) 次に質問がありましたら。  木下副委員長。 ◯木下敬二副委員長 この2月3日から8日までのタイにおいて、知事のトップセールスが実施されまして、私も含めて自民党の県議団で16名同行したところです。今回のトップセールスに関しては、本会議の代表質問、また、予算委員会では信田議員から質問をしたところ、消費者向けのフェアやタイ最大手の水産缶詰会社であるタイユニオンとの会談、レストラン関係者向けの試食会において、本県の農産物について高い評価をいただいたと、大きな成果を挙げることができたとの答弁がありました。  そこで、この委員会では、その成果について具体的にお尋ねをしたいと思います。  1点目として、県では、今回のタイのトップセールスにおける県産農水産物の評価をどのように捉えているのか。  2点目として、今後はタイへの輸出拡大に向け、具体的にどのように進めていくのかお聞きします。 ◯委員長(三沢 智君) 小川流通販売課長。 ◯説明者(小川流通販売課長) 流通販売課でございます。  木下委員におかれましては、タイトップセールスに御同行いただきまして、農林水産分野の行事に参加いただきありがとうございました。  では、質問についてお答えいたします。まず、今回のタイトップセールスにおきましては、生産者とともに、消費者やレストラン関係者、事業者などに県産農水産物のおいしさや品質の高さを直接アピールするとともに、新たな食材の提案ができたと考えており、次につながる礎とすることができたものと考えております。また、試食会におきましては、タイで日本料理や日本食材を取り扱う事業者に向けて調理方法をあわせて紹介したところ、サツマイモの天ぷら、大和芋の磯辺揚げ、キンメダイやマカジキの刺身、イワシのフライなどが好評で、試食会を行った店舗では3月から4月下旬にかけまして、そのお店独自のフェアを開催し、県産食材を利用した多数のメニュー提供が始まっております。一方、輸出の主力であるサバ、イワシなどを原料としているタイ王国最大手の水産缶詰会社タイユニオングループのチェン会長との会談では、県産水産物の品質を高く評価いただき、今後の取引拡大の意向が示されたことから、輸出体制の整備に引き続き取り組む必要性を再認識いたしました。  続きまして、2問目の質問にお答えいたします。具体的にどのように進めていくのかということにつきましては、現在、試食会に参加した事業者に調理方法や価格等に関するアンケートを行っており、その分析結果を輸出に取り組む生産者団体に情報提供するとともに、生産者団体みずからが行う試食会の開催や商談会出展等の活動を支援いたしまして、県産農水産物のさらなる輸出拡大につながるよう努めてまいります。また、輸出先が求める高品質なサバ、イワシなど、冷凍魚の供給に向けましては、銚子などの拠点漁港における漁港整備と衛生管理型市場、製氷・貯氷施設などの陸上施設の一体的な整備に努めてまいります。 ◯委員長(三沢 智君) 木下副委員長。 ◯木下敬二副委員長 水産会社、缶詰会社さんが求めているサバと、我々が求めているサバの違いは幾らかあるわけだよ。そもそも論で言わしてもらうと。特に、つい最近ぐらいまで、安房丸でとったサバでも、大変脂があっておいしいわけ。それで、ただし、もう子を持ち出しているんだよね。だから、これからは脂が落ちていく。冷凍の場合はそういう缶詰にする場合はそういうサバでもいいのかもしれないし、向こうで食べたマカジキにしても缶詰ならいい。しかし、今の旬のマカジキというのは絶対刺身で食べたらうまいと思う。ここにいる職員の方、委員の先生方含めて、マカジキの刺身を食べたことがあるかと、食べたことがない人のほうが多いと思う。まずは、自分たちが売る以上は、そういうものをしっかり自分の味として口で確認をしてから、こういうものを出していくんだということを認識していただきたい。このトップセールスの経験を生かして、引き続き輸出拡大に向けて取り組んでいただくことを要望をして終わります。 ◯委員長(三沢 智君) 次に質問はございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(三沢 智君) 次に、本日の委員会終了後、ノリ養殖の陸上加工体制の強化について及び南総地域における農林総合研究センターの試験研究の取り組み状況についてを調査するため、委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議はありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(三沢 智君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(三沢 智君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(三沢 智君) 以上で農林水産常任委員会を閉会します。        午前11時46分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....