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  1. 千葉県議会 2017-12-19
    平成29年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2017.12.19


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時58分開会 ◯委員長(小路正和君) ただいまから県土整備常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了承願います。  また、事務局職員に委員会風景千葉県議会ホームページに掲載するための撮影を、また、願い出により朝日新聞千葉総局に本常任委員会取材のための撮影をそれぞれ許可いたしましたので、よろしくお願いします。     (写真撮影) ◯委員長(小路正和君) 御協力ありがとうございました。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(小路正和君) それでは、初めに千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に鈴木委員、岡田委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(小路正和君) 本委員会に付託されました案件は議案9件、請願1件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小路正和君) 初めに、議案の審査を行います。  県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  野田県土整備部長。 ◯説明者(野田県土整備部長) 本日、御審議をいただく県土整備部の議案は予算関係5件、条例関係1件、その他3件、合わせて9議案であります。  初めに、コンプライアンスの徹底について報告させていただきます。  県土整備部千葉土木事務所の所長及び印旛土木事務所の維持課長が11月23日、公の入札の契約の公正を害すべき行為をしたとして逮捕され、12月13日に起訴されました。事実関係については、現在、県としても確認中で、今後、職員に対する裁判なども注視していく必要がありますが、法令を遵守すべき立場にある県職員が、特に管理職である所属長が逮捕、起訴され、県民の皆様の信頼を裏切るような事態を招いたことは大変申しわけなく、深くおわび申し上げます。大変申しわけありませんでした。このような不祥事が二度と起こることのないよう、12月15日には、部内に新たに設置した県土整備部業務適正執行推進本部会議を開催し、再発防止に向けた検討を始めたところです。今後は、今まで以上に厳正な服務規律の保持に努めるとともに、コンプライアンス意識のさらなる徹底を図り、一日でも早い県民の皆様の信頼回復に努めてまいります。  それでは、議案第1号の平成29年度千葉県一般会計補正予算(第5号)の県土整備部関係予算について御説明いたします。今回の補正予算は、台風21号、22号により被災した道路、河川海岸、港湾、公園の公共土木施設に係る災害復旧事業の経費を予算計上するものです。補正額は11億8,200万円の増額であり、台風による公共土木施設の被災箇所につきましては、被害拡大防止のための措置を講じるとともに、既に本格的な復旧工事に向けた測量、設計等の業務に取りかかっており、12月末から1月にかけて実施される国による災害査定が終了した箇所から順次入札・契約手続を進め、速やかに工事を発注していく予定です。今後とも一日も早い復旧工事の完了に努めてまいります。  次に、年度内に終了しない見込みとなった事業について、適正な工期を確保するため繰越明許費を設定します。また、債務負担行為については、公共事業の施工時期平準化を図るために、17事業について債務負担行為の設定を行います。  次に、議案第2号の平成29年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)、議案第3号の平成29年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)及び議案第4号の平成29年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)でございますが、これは繰越明許費を設定するものでございます。  次に、議案第17号の平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)の県土整備部関係予算について御説明いたします。これは人事委員会勧告に基づく職員の給与改定を行うために必要な人件費を予算計上するもので、補正額は8,009万9,000円となります。先ほどの議案第1号と議案第17号の補正予算により、県土整備部一般会計予算の総額は既定予算と合わせて1,140億9,816万5,000円となります。  以上が平成29年度12月補正予算関係になります。  次に、議案第10号の千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてですが、公営住宅法の一部改正に伴い、県営住宅の家賃決定に当たり、認知症患者など収入申告が困難な入居者に係る家賃の算定方法を追加するため、所要の規定の整備を行うものでございます。  次に、議案第12号及び議案第13号の契約の締結についてでございますが、この2議案は江戸川第一終末処理場水処理施設の機械設備及び電気設備に係る工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決を得ようとするものでございます。  次に、議案第14号の契約の締結についてでございますが、この議案は八千代ポンプ場ほか5施設の監視制御設備の更新に係る工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決を得ようとするものでございます。  続きまして、県土整備部が当面する諸課題につきまして4件御報告いたします。  まず、圏央道の整備促進の要望活動について御報告いたします。  圏央道の整備については、千葉県議会圏央道推進議員連盟圏央道建設促進県民会議及び関係市町村で構成する圏央道建設促進期成同盟会などにより、国などに要望していただいてるところです。先般、森田知事に同行いたしまして、今月1日に麻生財務大臣、13日には石井国土交通大臣に、圏央道の早期整備について要望してまいりました。昨日、国土交通省から圏央道の開通目標が示され、大栄ジャンクションから松尾横芝インターチェンジ間は、用地取得等が順調な場合、平成36年度供用見込みとなりました。さらなる事業の加速を期待するとともに、一日も早い全線開通に向け、引き続き沿線市町と連携し、用地取得等について積極的に協力してまいります。  次に、九十九里有料道路の全線開通について御報告いたします。  県で実施している海岸津波対策として、千葉県道路公社が管理する九十九里有料道路を一部通行どめにし、かさ上げ工事を進めておりましたが、今月24日午後2時に全線開通する予定となりました。県では、九十九里有料道路が海岸に近接している区間約8.9キロメートルについて、海岸津波対策として道路のかさ上げ工事を実施してきたところであり、このたびかさ上げ工事が完成し、延長約17.2キロメートルの全線が開通することになりました。  次に、主要地方道成田小見川鹿島港線沢バイパスの開通について御報告いたします。  来る1月22日に、県が整備を進めている多古町十余三地先から香取市沢地先までの1.0キロメートルの開通を予定しております。今回の開通により、狭隘で屈曲した区間が解消され、交通の円滑化による地域間交流の拡大、地域経済や観光産業等の活性化などが期待されます。成田小見川鹿島港線については、成田市取香、天神峰、川上地先における4車線化など、まだまだ整備が必要な箇所が多くございます。県としては、今後とも早期の整備に向けて取り組みを進めてまいります。  最後に、千葉港に係る取り組みについて御報告いたします。  県では、千葉港の魅力と将来性を広く伝えるとともに、参加各社間での交流の場を提供することを目的として、11月20日、千葉港振興協会との共催により、都内において千葉港ポートセミナーを開催いたしました。当日は荷主企業や船会社など200名を超える皆様方の御参加をいただき、森田知事みずからトップセールスとして、外環道、圏央道の整備促進を受けて千葉港が絶好のチャンスを迎えていることをPRするとともに、参加各社間での情報交換、商談の場を提供いたしました。県といたしましては、引き続き千葉県の貨物は千葉県の港からを目指して、県内港湾のPRに取り組んでまいります。  以上、提案いたしました議案の概要説明と、県土整備部が当面する諸課題等について御報告させていただきました。議案の詳細につきましては、担当課長から御説明いたします。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(小路正和君) それでは、初めに議案第1号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  生稲県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。議案第1号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第5号)の県土整備部関係予算について御説明させていただきます。  お手元の委員会資料の1ページをお開きください。議案第1号の補正予算は、台風21号、22号により被災した道路、河川海岸、港湾、公園の公共土木施設に係る災害復旧事業の経費について増額補正するもので、補正額は第12款災害復旧事業費において11億8,200万円でございます。  2ページから3ページ、お開きください。性質別内訳のうち、3ページにございます災害復旧事業分が今回の補正となるところでございます。  また、3ページの下の段、繰越明許費につきましては、台風21号、22号などの被害への災害復旧に係るもののほか、用地買収や地元調整に時間を要したことなどにより年度内に完了しない見込みとなったものについて、94億8,587万5,000円を設定しようとするものでございます。  4ページをお開きください。こちらは債務負担行為の追加分でございます。公共事業の施工時期平準化を図るために、17事業につきまして、債務負担行為合計で27億9,600万円を設定しようとするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 では、よろしくお願いします。繰越明許費のところについて質問させてください。繰越明許、私も35事業あるということで大変多いなというふうに思いました。繰越明許というのは、今年度中に仕事が完了しなかったので来年にも予算回しますよということだと思うんですけども、原則、県は単年度決算というところがそうではないかなと思っております。そのうち35の繰り越しがあるということで、事前にどんな中身があるのかというので項目ずっと出していただいたんですが、その中で、やっぱり3分の1に当たる13の事業が50%以上の繰り越しをするということがわかったところなんです。それにも大変驚いたところなんですけども、本来であれば単年度でやるということについて、どういったお考えなのか。それも、先ほどおっしゃられた94億8,587万5,000円という繰り越しということは私は大変多いと思うんですけども、まず、その辺についてのお考え、まずお聞かせください。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 繰り越しについてでございますが、繰り越しにつきましては、会計年度単年度の原則の例外でございますが、県土整備部におきましても、事業の早期発注、そして繰越明許の縮減に向けた取り組みというのは行っております。しかしながら、建設事業につきましては、用地の問題だとか地元との調整、あるいは用地に埋設物があったり、あるいは、その他地盤が軟弱だったりとか、そういった要因もありまして、年度内の執行が難しくなる場合もあるというのは御理解頂戴したいと思います。今回、12月議会に提案させていただいた案件につきましては、事業を速やかに進めるために、適正工期を確保した上で年度内に契約しようとするものでございます。今後も引き続き繰り越し、特に未契約繰り越しについては、縮減に向けて努力したいというふうに考えております。  また、施工時期の平準化につきましては、一定程度繰り越しというのが役立つということもありますので、そういう点についても目を配りながら事業を着実に進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 私も、いただいたものの中で計算したら19%の繰り越しということで、2割に近いものだなと思いまして、やはり先ほどもお話があったように、できるだけ繰り越しをしないで単年度ということで、これは引き続き努力をする必要があるなと思っております。  35事業ありまして、個別の案件ということに対しては幾つかお聞きしたんですけれども、3分の1も50%以上の繰り越しをするということに、先ほども言ったように大変驚いたということなんですけども、その中の4点について、その中身と、それから、どれくらいの繰り越しになっているのかということもあわせて伺いたいと思います。  まず、道路橋りょう費の中で35事業全部一覧表をいただいたので、その中で特に多いと思われるところなんですけども、地域排水路整備事業、これについてはどういった中身で、どれくらいの繰り越しになっているのかお知らせください。  それから、2つ目が同じ道路橋りょう費の中で自転車道路環境整備事業、これについてもお願いします。  それから、3つ目が河川海岸費で住宅市街地基盤整備事業、これについてもお願いします。  それから4つ目なんですけども、港湾費の中の港湾環境整備事業。  この4つだけなんですけども、もっともっと本当はお聞きしたいんですけども、時間の関係もあるので、この4つということでお願いします。 ◯委員長(小路正和君) 平野道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 道路環境課長の平野です。私のほうからは地域排水路整備事業自転車道路環境事業について説明をさせていただきます。  まず、地域排水路整備事業でございますが、この事業につきましては、県内2路線2カ所で実施しておりまして、繰越額は2億5,000万となります。今回の案件につきましては、一般県道松戸鎌ケ谷線の松戸市稔台の案件になりまして、この箇所につきましては、工事の発注に当たり、関係機関の調整に不測の日数を要したため、繰り越し承認をいただきたいものでございます。  続きまして、自転車道路環境整備事業の繰り越しでございますが、この事業につきましては1,500万円の繰り越しを予定しております。繰り越しの案件の内容につきましては、自転車道環境を整備するため調査、設計を行う委託業務でございまして、国が管理する道路と接続する計画があり、統一性を持って整備する必要があるため、路面表示や案内標識の設置位置などについて、国との協議に時間を要してることでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岩船河川整備課長。 ◯説明者(岩船河川整備課長) 河川整備課長の岩船でございます。私のほうからは河川海岸事業住宅市街地基盤整備事業の繰り越しについて御説明させていただきます。  住宅市街地基盤整備事業における繰り越しにつきましては、赤目川ほか2河川で、調節池の掘削や橋梁のかけかえなどを行うものでございます。繰り越し理由といたしましては、調節池の掘削土砂の搬出先工事の土砂の受け入れ時期の遅延、また、橋梁取りつけ道路の道路管理者による線形の決定などに不測の日数を要したことから発注時期がおくれまして、適正な工期を確保するため、予算を繰り越す事態となったものでございます。なお、調整は既に済んでおりまして、赤目川につきましては発注しており、残りの工事についても速やかに着手し、早期の工事完了を目指してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 勝股港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 港湾課長の勝股でございます。私からは港湾環境整備事業の繰越明許について御説明いたします。  繰り越しする内容についてでございますが、千葉みなと駅前の緑地整備の1カ所でございます。港湾環境整備事業では、千葉みなと駅前から千葉ポートパークまでの緑地プロムナードの整備を行っており、繰り越し工事の内容としては、捨て石基礎上にL型擁壁を200メートル設置する緑地の護岸工事になります。繰越額としましては、9,300万円の1件でございます。  繰り越しする理由についてでございますが、本工事はL型擁壁の設置を行う海上工事となり、汚濁防止対策について関係漁組との協議に不測の日数を要したことから、発注に当たり適正工期を確保するため、繰り越しをお願いするものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 まず、1番の地域排水路整備事業についてなんですけども、これは2路線ということで、1つは松戸市稔台の排水工事だったということなんですけども、これはどういうふうなことなんでしょうか。稔台といえば、談合問題でもかかわっているのかなというふうに思うんですけども、それとの関係、教えてください。  それから、もしそうだとするならば、稔台のものについては昨年で終わっているということなんですけども、何で今、ここで2億5,000万円の繰り越しになるのか。そのあたりもお願いします。 ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 今のお尋ねにつきましては、職員逮捕の事案となりました談合情報に密接に関係しておりますので、建設・不動産業課のほうからお答えさせていただきます。  これにつきましては、今申し上げましたように、談合情報とかなり密接なかかわりのある事業ということで、その事情につきましては、事業課であります道路環境課のほうには、こちらのほうでは伝えておりません。といいますのは、談合情報というものが例えば県にもたらされたということが関係事業者に知れますと、いろいろと捜査上の支障とか、そういうものにつながりかねませんので、その取り扱いは非常に注意してるところでございまして、そういった経緯がありますので、道路環境課のほうでは、そこら辺のとめた理由とか事情については承知してないところでございます。 ◯委員長(小路正和君) 平野道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 私のほうからは、なぜことし繰り越しするのかということについてお答えします。  稔台の計画につきましては、約950メーターの排水路を整備する計画でございまして、昨年度実施したものは、その中の約170メートルを実施しております。今年度につきましては約350メートルを実施するということで継続事業となっておりまして、今回、繰り越しをお願いするものでございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。
    ◯岡田幸子委員 そうしますと、稔台の事業、今、こちらからお話がありましたけれども、談合の情報があって、それで入札、それについては伝えられてないというお話でしたよね。でも、今回なんでしょうかね、2億5,000万円の繰り越しになりますよということで、要するに入札をやめているということになるんでしょうかね。その辺はどうなんですか。繰り越しになる理由。今回、ことし350メートルを実施しようということを思っていたんだけれども、それをしないで繰り越しをすると。これ、88%ですよね。ちょっと、先ほどパーセント教えていただかなかったんですけども、ほとんどが繰り越しになるということは、先ほどおっしゃった今年度の350メートルの実施、これを見合わせた、やめたということなんですけども、それは入札をしなかったのかどうなのかというのはどうなんですか。 ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) こちらにつきましては、やはり談合情報にかかわるものでございましたので、捜査機関との緊密な調整とか、そういったものが必要でございまして、そういったこともございまして、結果的には現在まで工事契約には至っておりませんが、年度当初からこの時期まで執行できないと判断することはできなかったものでございます、当初からは。調整の結果、こうなったものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 その調整というのは、要するに入札もしなかったということですよね。その辺も明らかにはできないんでしょうか。入札手続そのものがなかったのか。そういう実務的なことは進めてきていたのか。その辺はどうなんでしょう。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 必要な設計、積算等の実務的なものは進めておったと認識しております。あとは時期的な問題としまして、捜査機関とのタイミング等の調整でございました。ですので、当初から繰り越そうと思ってたとか、そういうことではなく、結果としてこういうことになったということで御理解いただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 昨年を見てみますと、8月ごろに応札をしているんですよね。ということですと、今年度もそういったことがなければ、春から夏にかけて応札をし、進めていくということになったと思うんですけども、その辺の情報も、これは道路環境課ですか。道路環境課は全く知らなかったということになるんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 理由については全く知りませんでした。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 知らなかった、それで繰越明許という形で今回出てきたということで、捜査関係とのことで、今は何も言えないということなんですけども、こういったことについては県土整備部への報告というのは、こういった繰越明許みたいな形で、たまたま私は88%あったから、これは何なんだろうということでお聞きしたんですけれども、明確には、こういったことというのは出てこないものなんですか。こうやって繰越明許という形であらわして、県土整備常任委員会の方々、どれだけ知ってるのかというので私は大変疑問に思うわけなんですね。たまたまわかったというような状況なわけで、本当にこういった形で私たち議員がチェック機能が果たせるのかというのが大変疑問に思うわけなんです。捜査機関とのいろいろのやりとりがあるからということなんですけども、やっぱり私たち県土整備常任委員として、いつ、どこで、こういったことがちゃんと知らされるのか、それとも知らされないまま終わってしまうのかということになると思うんですけども、その辺に関係してはどうなんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) ちょっと繰り返しになりますが、やはり捜査情報に絡むものにつきましては、なかなか公の場で御報告するというのは難しい場面もございます。ただ、捜査の進展状況を緊密に捜査機関等と連絡し合いまして、お知らせできるタイミング、内容につきましては、その都度考えながらやらせていただきたいとは思うんですが、今回につきましては申し上げましたような事情で、結果としてお知らせするタイミングがなかったということで御理解いただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これに関しては、じゃ、やっぱり大事な排水路の整備ということになると思うんですけども、その後の計画というか、整備は早急にしなければならないものなんですよね、こうやって出てきてるわけですから。とすると、それについては一体これからどうしていくのか。そこについても教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 工事ができる段階になりましたら、速やかに発注するように努めてまいります。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これ、1つは委員長にもお願いなんですけども、やっぱりこういった談合情報で入札がやってないということについて、やっぱり県土整備常任委員会でもちゃんと知る権利──権利というか、必要性があると思うので、その辺についてはぜひ御検討いただければと思います。  それから、2番、3番──2番、3番というか、自転車道路のことについて、不測の事態でということなんですけども、それから3番の調節池をつくるということも、これも大変大事なものなんですけども、やっぱり繰り越しになってしまった。その2つについては、やっぱりもうちょっと事前の調整というか、調査というか、そういうのがあれば、こういった繰越明許などにはならずに済んだのではないかというふうに思うんですけども、その辺の、もうちょっと事前の調査というのはできなかったのかどうか教えていただければと思います。 ◯委員長(小路正和君) 道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 私のほうからは自転車道の環境整備の事業についてお答えします。  これにつきましては、現在、国のほうで、自転車道のそういう路面表示や案内標識の設置の計画を作成しておりまして、統一性を持って整備する必要があるため、県のほうも合わせるということで、国との協議に時間を要しているということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 河川整備課長。 ◯説明者(岩船河川整備課長) 河川整備課長の岩船でございます。  住宅の関連でございますが、例えば赤目川の調節池につきましては、掘削土砂を、今、ほかの事業の関係で盛り土工事で活用するというようなこともございまして、そちらの相手があることでございまして、そちらについてはどうしてもちょっと不測の事態になってしまったという、今回、そういうことで発注がおくれたものでございますので、調整については今後とも慎重に進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 どちらにしましても、4番の港湾のこともそうなんですけれども、やっぱり港湾課のほうは漁組さんとの関係でその調整がなかなかつかなかったということなんですけども、本当にたくさん、かなり多額な繰り越しということになるのが県土整備部なので、本当に前もっての調整というのをしっかり行った上で、単年度で行えるような計画づくりをぜひともお願いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 この地域排水路整備事業ということに関しては、これは談合絡みであったということがわかり、その中で2億5,000万円もの繰り越し、88%です。こういったことが議会にも報告がされず、それもこういった形で繰越明許などというようなことで、本当にわからない中での提示だったわけですよね。ですから、これについては談合があったこと自体、とんでもないことであるし、やっぱり排水路の工事がそれによって停滞をしているというようなことがありますので、これについては反対をさせていただきたい。  それから、そのほかの3つについても、やはり市や国や、それから漁組などとの調整、これがうまくいかなかった。ほかのところを聞いても、大体、そういうのが多いんですよね。もう少し事前に当たってみるとか、そういうのをすればかなり防げるのではないかなというような思いがしております。ということで、その辺の調整はもっとしっかりやるべきだということ。  それから、千葉みなとの緑地整備事業というのは、やっぱり莫大な予算をつぎ込んで千葉市への多大な負担も大きいわけですね。大型事業の一環ということで、当初でも私たちは反対をいたしました。これはやめるべきだということも申し上げまして、これは反対をさせていただきます。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手をお願いします。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第2号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案2号平成29年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課長の高橋でございます。議案第2号平成29年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第2号)につきまして御説明いたします。  お手元の委員会資料の5ページをお開きください。補正の内容でございますが、年度内に終了しない見込みとなりました印旛沼流域下水道事業及び江戸川流域下水道事業につきまして、適正な工期を確保するため、繰越明許費を設定しようとするものでございます。繰越明許費の設定額は、印旛沼流域下水道事業費3億7,800万円、江戸川流域下水道事業費1億8,000万円、合計で5億5,800万円でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 花見川の第二終末処理場ということで3つのことがありました。花見川第二終末処理場の汚泥焼却炉の更新ということと、それから八千代ポンプ場の自動除じん機の更新工事、それから花見川第二終末処理場の第2処理系列の反応槽の耐震工事ということを事前に、どういったことなのかということをお聞きいたしました。これは経過年数がたっている、耐用年数が大変たっているということなんですけれども、それぞれ繰越明許になってしまったというのはどういったことがあったのか。耐用年数と、それから経過年数などを教えていただき、どういったことでこの繰り越しになってしまったのかというのをもうちょっと細かく教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課でございます。
     まず最初に、花見川第二終末処理場水処理第2系列反応槽耐震補強工事、委員おっしゃいました耐震補強工事でございます。こちらにつきましては、耐震補強をするために施設を空にして水を抜きまして、その施設を停止する必要がございます。本工事を実施するためには、さきに修繕工事を実施しているほかの水処理系列の運転再開後に着工する計画としていったところでございます。2つを一緒にとめてしまいますと処理能力が足りなくなってしまいますので。ただ、先行する修繕工事の完成がおくれたことから、本工事を実施するための運転停止を先送りする必要が生じまして、年度内での適正工期を確保することができなくなったというものでございます。こちらは耐震補強ですので、耐用年数とか、そういうことではなくて、耐震補強の工事ということでございます。  続きまして、花見川第二終末処理場1号汚泥焼却炉長寿命化対策工事、こちらは焼却炉の部品を交換する工事でございます。こちらにつきましては、耐用年数が10年でございますが、経過年数は23年を経過してるものでございます。こちらにつきましては入札不調ということで、調査基準価格を下回る応札であったことから低入札価格調査を実施した結果、失格となったものでございます。  最後、3件目でございますが、八千代ポンプ場、ナンバー3、自動除じん機更新工事でございます。こちらにつきましては、耐用年数が15年で、43年、設置から経過してるものでございます。こちらにつきましても入札不調ということで、応募者が入札辞退した結果、不調になったものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 特に花見川第二終末処理場の水処理系列の耐震工事ですか。これが部品の交換だったんですけども、入札の不調だったということなんですけども、これは何者応札をしたのか。それから、八千代ポンプ場なども、これも入札辞退ということだったんですけども、これも何者応札であったのか。その辺を教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 委員お伺いのことは入札不調の案件ということでよろしい……。     (岡田幸子委員、「そうですね。2つとも入札不調ですね」と呼ぶ) ◯説明者(高橋下水道課長) 入札不調がございましたのは焼却炉の長寿命化工事と八千代ポンプ場の更新工事でございます。焼却炉につきましては、21者応札可能というところでございましたが、応札は1者でございました。また、八千代ポンプ場につきましては、24者応札が可能という状況でございましたが、こちらも応札は1者でございました。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 入札不調ということでできなかったということなんですけども、1者の応札しかなかったということは、やっぱりこれはなかなか難しい事態になってしまうことが多いのだなということをここで感じました。  落札ができるような手だてというのは、これから、耐用年数を今お聞きしましたら、15年のところ、もう43年もたってるとか、それから22年もたっているだとか、大変古くなっているということは明らかなことですし、本当に早目に直さなければいけないところなのかなというふうに思うんですけども、1者入札になってしまったということと、それから落札できるような手だて、今後どうでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 1者入札になった事情というのは、それぞれの工事で発注時期だとか発注の工事の内容についてまちまちで、それぞれ事情があると思います。私どもも、より多くの会社が応札できるような条件設定ということで入札資格であったりだとか、工期等の検討をしてるところでございますが、資格要件を緩くし過ぎますと、やっぱり質の低下が懸念されるところでございますので、今後も適正な品質が確保できるよう、個別案件ごとに対応を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。     (岡田幸子委員、「はい、わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(小路正和君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今のように、耐用年数をかなり経過した、老朽化したものについては、本当に入札会社がいろいろありながら1者しか応札してこないということで、これも質の低下になるというお話ではありましたけども、やっぱり落札を早急に行って工事ができるようにというふうに思います。  もう1つの江戸川左岸流域下水道につきましては、これは何度もお話をさせていただいているように、過大の見積もりによってのもので見直しがされないということから、ここについての反対ということで反対したいと思います。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第2号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第2号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第3号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案第3号平成29年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  勝股港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 港湾課長の勝股でございます。議案第3号平成29年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第2号)について御説明いたします。  常任委員会資料の5ページをごらんください。年度内に終了しないことが判明した事業について、適正工期を確保するため、繰越明許費1億6,900万円を設定いたします。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 簡単な説明で本当によくわからないんです。3つの事業があったって私はお聞きしてるんですけども、その辺をもうちょっとちゃんと言っていただけませんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 繰り越しをする3カ所の事業についてですが、1つ目は、千葉港千葉中央地区にある出洲8号の野積み場の舗装の補修工事でございます。2つ目は、同じく千葉港千葉中央地区の野積み場を拡張する工事になります。3つ目ですが、同じく千葉港千葉中央地区のガントリークレーンの更新設計になります。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、野積み場の拡張について伺いますけれども、これは、私も地図とかもらって、ここですよというのをお聞きしたんですけども、なぜこの拡張──これはたしか6月か何かに出されてきたものと同じですよね。たしかそうだと思うんですけども、これがどう変わったのか、なぜ繰り越しにしなければならなかったのか。お願いします。 ◯委員長(小路正和君) 港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 繰り越しになった理由ということでございますが、当初は保安対策の観点から、出入り口については少ないほうがよいと考えて、既存野積み場の出入り口を1カ所からの貨物の取り扱いを想定していたところですが、出入り口が1カ所では車両の輸送がふくそうすると利用者からの意見があり、新たに一般道からの出入り口1カ所を増設することにより、荷役の効率化と作業員の安全を確保することといたしました。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 サッカーなどで使っていたところですよね。サッカーなどをやっていた──サッカーだけではないかもしれないんですけども、いろんな団体とか、あると思うんですけども、その方々への説明だとか、それから、いつごろ、どういうふうにするのか、どこに移すのかなどなどの説明などはもう行っているんですよね。その辺はどうなんでしょう。 ◯委員長(小路正和君) 港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 今の委員のお話、緑地を野積み場とするということで、緑地利用者との調整はどうなってるのかという内容だと思うんですが、野積み場に拡張する場所は千葉ポートパークの駐車場から少し遠いところにございまして、利用頻度が余り多くないということで、公園利用者や千葉市への事情説明でも反対の意見等はございませんでした。本年の2月に約10団体、サッカーとか、ドッグランとか、そのような利用者があるんですが、その方々にも連絡をいたしまして、異論はないということでございます。また、代替として道路移籍の緑地を、拡張工事に先立ちまして、ポートタワーの脇に整備を行うということで了解を得られております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、10団体ぐらいの人たちが使っていたということで、その方々には説明は済んでいるということですね。ポートタワーの脇ということなんですけども、これについては千葉みなとの緑地化の事業がありますよね。それと一体のものということになるんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 港湾課長。 ◯説明者(勝股港湾課長) 千葉みなとの緑地整備でございますが、千葉みなとの緑地整備は、もともと千葉みなと駅からポートパークまでをずっと誘導してくるような一体整備でございます。ポートパークと千葉みなとの緑地整備というのは切っても切れないというか、そのような形でにぎわいの創出を目指して整備してるものでございますので、今回、千葉ポートパーク、ポートタワーの脇に整備する緑地と連動するものと考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 それで野積み場のほうに戻るんですけども、ここを整備して野積み場を広げるというようなことなんですけども、長期構想で私たちは、ここをさらに埋め立てをして、さらに広げましょうみたいなことも6月のところで出されてきたもので、やっぱりそれとの連動というのが考えられているのではないかというふうに思うんですけども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 港湾課長。
    ◯説明者(勝股港湾課長) 長期構想と今回の野積み場との関係ということでございますが、長期構想では、将来の取扱貨物の増加を見込んで野積み場の再編を位置づけるものでございまして、今回の拡張は現時点での野積み場の不足に対応するもので、長期構想とは別の考えで行うものと考えております。  以上です。     (岡田幸子委員、「はい、わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(小路正和君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今お聞きしましたけれども、野積み場を、今までサッカーなどの人たちが使っていたのをポートタワーのそばに移し、そして千葉緑地公園の構想と一体のものというようにするというようなことでありました。私たちは、この千葉の緑地構想については、市の中でも、やっぱりまだまだいろんな意見がありまして、やっぱり巨大な開発だということ。それから、今、長期構想とは、この野積み場については直接違いますよというお話だったんですけども、やっぱりどう考えても、そういった形が進められているというふうに私たちは考えますので、これについては反対をさせていただきます。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第3号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第4号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案第4号平成29年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  小川市街地整備課長。 ◯説明者(小川市街地整備課長) 市街地整備課長の小川でございます。議案第4号平成29年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第2号)について御説明いたします。  お手元の委員会資料5ページをお開きください。これは特別会計土地区画整理事業において、地権者との交渉等に不測の時間を要し、年度内に完了しない見込みとなった事業について、適正な工期を確保するため繰越明許費を設定するものでございます。繰越明許費の内訳といたしましては、金田西地区が3億8,000万円、運動公園周辺地区が14億6,500万円、柏北部中央地区が14億9,436万円、そして木地区が2億2,416万4,000円、合計いたしますと35億6,352万4,000円でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今お話がありましたように、繰越額が35億6,352万ということで大変大きな繰り越しということになっております。これは当初と比べると、当初も大きいんですけど、公債費だとか人件費除いたものと比べるのがちょうど適正かと思うんですけども、その公債費や人件費を除いた当初の約何%になるのか、教えてください。  それから、つくば沿線の3地区について、これは前にも伺ってるんですけども、それぞれの事業の進捗と保留地処分ができた割合、教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 市街地整備課長。 ◯説明者(小川市街地整備課長) 当初予算につきましては、繰越率が約23%程度になります。あと、28年度末の進捗率でございますけれども、金田西地区が約69%、運動公園地区が53%、柏北部中央地区が56%、木地区が93%となっております。  あと、保留地処分についてでございますけども、割合で申し上げたいと思います。面積ベースで申し上げますと、金田西地区が5%、金額で申し上げますと7%、流山の木地区が処分面積率で38%、金額ベースだと40%、運動公園地区につきましては、面積で11%、金額で同じく11%、柏北部中央地区が面積ベースで33%、金額ベースでは52%というふうになっております。  以上です。     (岡田幸子委員、「はい、わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(小路正和君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今、繰越明許ということで、どれぐらいの繰越率なのかとお聞きしましたら23%ということで、これも大変大きな繰り越しだと思います。やっぱり繰り越しというのは本当に精査をして年度内に行うということが基本ですので、繰り越しはできるだけないようにというのが予算執行のあり方だと思います。これはやっぱり指摘をせざるを得ないというふうに思います。  それから、つくば沿線の開発については、これも毎たびお話をしてるんですけども、巨大開発であって、多額な予算をつぎ込んでの宅地開発であると、ずっと批判をしております。売れ残れば、今でも進捗をお聞きしましたけれども、やっぱりまだまだ保留地の処分が進んでいないということがわかります。売れ残れば県民の税金、補填するということにもなってくるかもしれないということになりますもので、この議案には反対という態度をとらせていただきます。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第4号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第4号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第10号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案第10号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  岡田住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 住宅課でございます。議案第10号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  常任委員会資料の6ページをごらんください。公営住宅法の一部改正に伴い、所要の規定整備を行うものでございます。その内容は、県営住宅の家賃決定に当たり、認知症患者等の入居者からの収入申告等が困難と認める場合は、県が市町村の書類の閲覧等により把握する収入状況をもって、該当する入居者の家賃を決定できるよう規定を追加するものでございます。その他、所要の整備を行うものです。これまで家賃の決定は、入居者の毎年度の収入申告をもとに行い、収入申告がない場合は近傍同種の住宅の家賃額を家賃として決定しておりましたが、改正では、認知症患者等の入居者からの収入申告が困難と認める場合は、県が市町村の書類等により把握できた収入状況をもって家賃の決定ができるようにするものです。収入申告義務を免除することにより、認知症患者等の家賃増額が回避され、入居者の保護に資することとなります。  施行期日につきましては、公布の日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 認知症の方について、収入申告が困難と認める場合には官公署の書類の閲覧ができるということになるという御説明でした。ちょっと心配なのが、認知症の方と判断するというのは大変難しいんじゃかなと思うわけなんですね。御自分では、なかなかそういうふうに、自分が認知症だなどというような方は余りいらっしゃらないのではないかなと思うわけなんです。また、個人情報の保護という形で、プライバシーの保護についてもどうなってくるのかというのが心配なところなんです。それについては、具体的にどうしていくのかというのをお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(小路正和君) 住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 今回、収入申告義務の免除となる対象者の方は、認知症のほかに知的障害者、精神障害者の方を想定しております。認知症であるかどうかにつきましては、医師の診断書を提出いただいて認定いたします。医師の診断書が提出できない場合には、医療や介護等に従事する職員からの意見書の提出により認定することとしております。また、知的障害者、精神障害者の方は療育手帳、精神障害者保健福祉手帳で確認いたします。  あと、具体的にどのようにしていくのかということなんですが、県は入居の時点ですとか、その後におきましても、その方が認知症であるとか、そういったことを網羅的に把握してるわけではございません。したがいまして、その可能性のある方の中から対象者を絞り込むこととなります。そうしますと、収入申告のない方で、かつ単身世帯の方を抽出しますと、平成28年度の実績では50世帯ほどありました。その方に対しまして書類を送付して制度内容などの周知を行い、該当であれば書類等の提出を求めますけども、反応のない場合等が想定されると思います。その場合につきましては、必要に応じて電話ですとか臨戸訪問を行い、把握をしたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 医師の診断だとか、介護従事者の方、また知的障害とか疾患の方たちには手帳などで参考にするということなんですけども、やっぱり難しいのが認知症の方ですよね。となると、お医者さんにかかっていたり、その方も自分の診断書というのを求めるというのは、これは難しいですよね。あと、介護にかかってらっしゃば、またそれに従事されてる方って、あるんだと思うんですけども、介護にもかかっていないというような方については、これはどういうふうに判断をするのかというのが大変、これも難しいところかなと思うんですけども、その辺はどうお考えなのかということ。それから、50世帯ということでした、昨年の実績というか。その中で反応がない方というのはどれくらいいらっしゃるんでしょうか。どれぐらいと考えておられるのか。そういった方々には電話だとか、訪ねて行ったりもするんでしょうかね。ということで判断をするのかなと思うんですけども、その辺のこともお願いしたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 昨年度の50世帯の実績ということで、その方々については、その時点で追跡で調査したりしておりませんので、こちらでは、どういった方が認知症であるかということは判断できませんので、今年度はその方々のうち、どのくらいの方が対象になるかということについては、現状では全くわかりません。  あと、何でしたっけ。     (岡田幸子委員、「介護にも」と呼ぶ) ◯説明者(岡田住宅課長) やはり委員御指摘のように、既に介護認定を受けられて、ヘルパーの方ですとか、いらっしゃる方は、その方々に確認すればいいんですが、そうでない方というのは、現状では確認のしようがありませんので、その方々については臨戸訪問した上で、あと個々に状況を見ていきたいと思います。基本的には医師の診断書とヘルパーさん、介護従事者等の意見書により判断することとなります。
    ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 去年は50世帯というのは、単身で申告のない人が50世帯ということですよね。そうすると、その後の手だてというのは、これまでは何もしないで臨戸、近傍、同じような住宅と同じ家賃にしたということなんですけども、これからはそういった単身で申告のない人にはお手紙を出すっておっしゃられたんでしょうかね。その後、返ってこない人というのをどれぐらい見込んでいるのかというのは、特には見込みとかはないんですか。 ◯委員長(小路正和君) 住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 先ほど申し上げたとおり、何軒程度あるかは全くわかりません。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 50世帯全部が返ってこないということにはならないと思いますけれども、それなりに何十世帯かの方々について、一人一人しっかりと調べていくということになるわけですね。その辺確認したいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 住宅課長。 ◯説明者(岡田住宅課長) 済みません、先ほど申し上げればよかったんですが、実際、収入が一定程度を超えていると収入超過者ということで、みずから申告をしてこないという場合もありますので、50世帯全てが認知症等のために申告できなかったということではないということは想像できるところですけれども、それらにつきましても、先ほど申し上げましたように、反応のない方々については電話と臨戸訪問により状況の確認等を行っていきたいと思っております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 わかりました。やっぱりそのほかに、これは本当にプライバシーが侵害されるというようなことにもつながりかねないというのもあるので、こういった調査権、書類の閲覧ができるということによって、この職権を拡大するというようなことはあり得ないわけなんですけども、そういったことがないというようにしてほしいという要望で終わります。 ◯委員長(小路正和君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第10号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手全員。よって、議案第10号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第12号ないし議案第14号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案第12号、議案第13号、議案第14号契約の締結についての3議案は関連する議案ですので、一括議題とします。  当局に説明を求めます。  高橋下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課長の高橋でございます。議案第12号、第13号及び第14号について説明いたします。  お手元の委員会資料7ページから9ページでございます。  最初に、各議案の概要をまとめて説明させていただきます。  議案第12号は、江戸川第一終末処理場の一部供用開始に向け、汚れを分解する水処理第1系列反応タンク機械設備の新設工事を行うものでございます。  続きまして、8ページでございます。議案第13号は、同じく江戸川第一終末処理場の一部供用開始に向け、水処理第1系列全体の稼働に係る電気設備の新設工事を行うものでございます。  最後に9ページ、議案第14号でございます。八千代ポンプ場ほか5施設につきまして、老朽化した監視制御設備の更新工事を行うものでございます。  本3議案は、当該工事に係る一般競争入札により決定した落札者との契約締結に当たりまして、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  それでは、おのおのの議案について具体的な内容を説明いたします。前方にあります図面をごらんください。  初めに、議案第12号江戸川第一終末処理場水処理第1系列反応タンク機械設備工事でございます。江戸川第一終末処理場でございますが、市川市の南部、江戸川右岸の河口部、市川市本行徳地先に建設しております。汚水は最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池で構成される水処理施設へ送り、浄化します。このうち、反応タンクは汚れを微生物の働きで分解する施設でございます。本工事は、この反応タンクに機械設備を設置するものであり、主な機器は汚れの分解を促進し、下水と微生物を混合するため、反応タンク内に空気を供給する散気装置のほか、撹拌機、循環ポンプでございます。  続きまして、契約の内容について、お手元の提出議案の概要7ページ、下の部分をごらんください。契約事項は江戸川第一終末処理場水処理第1系列反応タンク機械設備工事請負、契約の相手方は千葉市中央区新田町5番10号、わかちく千葉ビル、荏原実業株式会社東関東支社支社長、東享延です。契約金額は6億3,763万2,000円、工期は契約の翌日の日から平成32年3月25日まででございます。  続きまして、議案第13号江戸川第一終末処理場水処理第1系列電気設備工事でございます。前方にあります図面をごらんください。最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池で構成する水処理施設の機器に電気を供給するための高圧受変電設備、機器を操作するための運転操作設備、流量や濃度などの計測を行うための計装設備を設置する工事でございます。主な機器は高圧受変電設備である受電盤や変圧器盤、運転操作設備であるコントロールセンターや現場操作盤、計装設備である流量計や濃度計でございます。  続きまして、契約の内容について、お手元の議案提出の概要8ページ、下の部分をごらんください。契約事項は江戸川第一終末処理場水処理第1系列電気設備工事請負、契約の相手方は千葉市花見川区幕張本郷1丁目2番24号、明電プラントシステムズ株式会社千葉営業所所長、折田晶三、契約金額は8億1,864万円、工期は契約の締結の日の翌日から平成32年3月25日まででございます。  最後に、議案第14号八千代ポンプ場監視制御設備更新工事でございます。図面をごらんください。主たる工事箇所の八千代ポンプ場は、京成大和田駅の東約500メートル、千葉市花見川区横戸町に位置しております。工場や家庭からの汚水は、管渠により低いほうへ流れていきますが、途中の中継ポンプ場において、地表近くまでくみ上げられ、再び終末処理場に向けて流れていきます。印旛沼流域下水道では、現在8カ所の中継ポンプ場が稼働しておりますが、八千代ポンプ場において、各ポンプ場の運転状況の監視やポンプの遠隔操作を行っております。本工事は、この八千代ポンプ場の老朽化した監視制御装置や各ポンプ場などの伝送装置を更新するものでございます。  続きまして、契約の内容について、お手元の資料9ページ、下の部分をごらんください。契約事項は八千代ポンプ場ほか、監視制御設備更新工事請負、契約の相手方は千葉市美浜区中瀬2丁目6番地1、東芝プラントシステム株式会社東関東営業出張所所長、秋葉晃良、請負金額は5億6,700万円、工期は契約の締結の日の翌日から平成31年3月25日まででございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、14号について伺います。八千代のポンプ場ほかの監視制御設備の更新請負ということでした。これについて開札調書などをいただきまして、そうしましたら、やっぱり1者だったんですね。1者入札ということについて、まずお聞かせいただければなと思います。今回はこれで工事をするということになるという議案なんですけれども、この耐用年数と経過年数も教えていただければと思います。それから、この1者入札に対する考え方をお願いします。 ◯委員長(小路正和君) 下水道課長。 ◯説明者(高橋下水道課長) 下水道課でございます。  まず最初に耐用年数についてでございますが、主たる機器の監視制御装置は15年、伝送装置は10年でございます。  また、設置からの経過年数については、八千代ポンプ場ほか5施設でおのおの異なっておりますが、22年から31年となっております。  次、1者応札の関係でございますが、先ほどの繰り返しになりますけども、入札参加資格の緩和などが考えられますが、緩和しますと応札者の質が下がるという問題も生じます。入札参加しやすくなるような工夫については、個別案件ごとにそれぞれ状況、発注時期等、いろいろ異なりますので、個別案件ごとに対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 1者の入札ということについて、老朽化しているということによって、なかなか入札してこないのかなというふうに思うんですけども、1者入札についての原則というか、何かあるんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 制度全般のお話ですので、建設・不動産業課のほうからお答えいたします。  1者入札につきましては、入札不調の抑制を図るために認めておりまして、この1者入札というのを有効とする場合は一定の特別の事情がある場合、あるいは十分資格要件を緩和してる場合ということで、限定的に運用してるところです。この特別な事情と申します1つが、先ほど来出ていますように、電気設備の維持修繕工事など、業者等が非常に限られていると。そういったものについて、要するに入札参加者が相当少数であると、そういうことが予想される場合がまず要件になります。その他の事情としましては、例えば台風シーズンで工期が制約されるとか、ノリの養殖とかでやはり工期が制約されるとか、そういうふうな現場の状況により工期に制限がある場合、こういった場合も特別な事情に当たる場合と考えております。さらには、工期が比較的長くなったり、非常に難易度が高くなるような工事につきまして、これは適正な工期を確保するなどの理由がございますので、こういった場合も特別な事情として認めることとしております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今回は限られているところの応札しかないのではないかということで、1者入札も可能というふうにしたんですよね。これは最初入札する前に、それは工事するというようなこともお聞きしたんですけども、そういう形での今回の入札だったということですよね。ちょっと確認させてください。よろしいでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 建設・不動産業課です。  入札の1者入札については、入札参加資格委員会でその整合性について十分審議した上で決めておりますが、そういった事情が認められたということで1者入札可としたものでございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 なかなか応札が難しいというところの判断だということだと思います。わかりました。 ◯委員長(小路正和君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論及び採決を行います。  討論及び採決は分割して行います。  初めに、議案第12号の討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。
    ◯岡田幸子委員 これは何回も言っておりますけれども、江戸川第一終末処理場については過大な見積もりの上に計画されて工事が行われているものであり、計画の変更を求めております。しかし、なかなかそうはなっていないということで反対いたします。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第12号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第12号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第13号の討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 12号の議案と同じで反対いたします。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第13号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第13号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第14号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第14号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手全員。よって、議案第14号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第17号関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、議案第17号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  生稲県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。議案第17号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)、追加提案があった分でございます。こちらの県土整備部関係予算について御説明させていただきます。  お手元の委員会資料の1ページをお開きください。補正の内容につきましては、人事委員会勧告に基づく職員の給与改定を行うための人件費分について、第9款第1項土木管理費を8,009万9,000円増額補正しようとするものでございます。  2ページをお開きください。2ページ、こちら、予算の性質別の内訳でございますが、一番上の人件費について、8,009万9,000円予算計上しているものが議案第17号に係る分になってございます。  なお、先ほど御審議いただきました議案第1号の補正予算と追加提案分の第17号の分を合わせますと、補正予算額は12億6,209万9,000円で、県土整備部一般会計予算の規模の総額というのは、既定予算と合わせますと1,140億9,816万5,000円となるところでございます。  説明は以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 済みません、人件費のことということで、この中には退職金の削減の部分も入っているんですよね。その確認をさせてください。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 職員の退職金につきましては、所管が総務部で一括して計上しておりますので、こちらのほうには入っておりません。  以上です。     (岡田幸子委員、「わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(小路正和君) その他質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 済みません、ほかの所管のところで反対の議案ですので、反対をいたします。 ◯委員長(小路正和君) その他討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第17号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手多数。よって、議案第17号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        請願第76号関係 ◯委員長(小路正和君) 続いて請願の審査を行います。  初めに、請願第76号を議題とします。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(小路正和君) 当局に状況の説明を求めます。  川上建築指導課長。 ◯説明者(川上建築指導課長) 建築指導課でございます。請願第76号に係る本県の状況を御説明いたします。  まず、第1項に係る状況でございます。コンテナを設置し、貸し倉庫などとして継続的に使用するものは建築基準法上の建築物に該当するため、設置に当たっては、同法に基づき建築確認を受けることが必要です。このため、コンテナを鉄筋コンクリート造の基礎に固定するなどの構造基準や、低層住宅が建ち並ぶ第1種低層住居専用地域では原則として建築できないなどの用途規制に適合させる必要があります。県では、このことについてホームページに掲載し、周知するなど、建築主等に指導してるところであり、引き続き同法に基づく指導の徹底に努めてまいります。  続いて第2項に係る状況でございます。県と県内特定行政庁である21市とで構成する千葉県特定行政庁連絡協議会において、コンテナ貸し倉庫が建築基準法の建築物に該当し、同法に適合させることが必要であることを統一的な見解として確認するとともに、同協議会名で建築主等に対し適合させるべき基準や留意事項等をお知らせする周知文を作成いたしました。県では、各特定行政庁市に対して、この周知文について、市のホームページに掲載するなど、建築主等に対する指導を徹底するよう促しております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 意見等がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) ないようですので、これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(小路正和君) 討論がないようですので、討論を終結します。  取り扱いについては、項目ごとに分割して行います。  初めに、請願第76号第1項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) これより採決を行います。  請願第76号第1項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手全員。よって、請願第76号第1項は採択と決定いたしました。  次に、請願第76号第2項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) これより採決を行います。  請願第76号第2項を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小路正和君) 挙手全員。よって、請願第76号第2項は採択と決定いたしました。  以上で請願の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小路正和君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  森委員。 ◯森  岳委員 済みません、委員会の冒頭、野田部長から、秘匿、情報の漏えいで県職員が逮捕、起訴されたとの報告がございました。この事件については、報道でも談合情報があったと伝えられているところでありますけれども、改めて事実関係を確認させていただきたいと思います。  まず、その談合情報があったのはいつで、どのような内容だったのか。また、その情報を受けて、県はどのように対応したのか教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 逮捕のきっかけになった談合情報についての御質問ですので、建設・不動産業課からお答えいたします。  まず、逮捕のきっかけになった情報なんですが、最初に通報がありましたのは昨年、平成28年9月28日でございまして、その後、やはり昨年の10月3日から4日にかけて一連の通報を受けております。最初の通報の内容は、東葛飾土木事務所発注の橋の補修工事の入札に当たりまして、当該事務所の所長と維持課長が予定価格等の情報提供をしていると、そういう趣旨のものでございました。なお、この橋の工事につきましては、逮捕時の容疑では言及されておりませんが、その後の10月に受けました通報の内容が今回の逮捕容疑に係る工事でございまして、県単地域排水路整備工事(その1)に関するものでございます。内容としましては、同様に所長と課長が予定価格等について情報提供してるという趣旨のものでございました。  通報を受けての県の対応でございますが、県では、発注工事の入札に関する談合情報につきまして、その対応マニュアルを定めておりまして、この件でも、このマニュアルに基づきまして、当該入札の執行等について対応いたしたところでございます。具体的には、通報の内容が調査に値する情報だというふうに判断されましたので、橋の工事につきましては、直ちに入札を取りやめまして、公正取引委員会等の捜査機関に通報いたしたところでございます。  また、地域排水路の整備工事につきましては、これは既に着工してる工事についての情報でございましたが、これにつきましても、マニュアルの手順に従いまして捜査機関に通報したところでございます。その後、マニュアルで定めております関係事業者への事情聴取を平成29年の3月6日に実施しました。対象者は業者の代表取締役社長と工事の設計積算に係る担当責任者でございますが、ともに談合の事実ですとか、土木事務所の職員から談合情報を聞いたという事実はないというような趣旨の回答でございましたため、談合を行っていないという趣旨の誓約書を提出させまして、この写しにつきましても捜査機関に送っておるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 森委員。 ◯森  岳委員 ありがとうございます。最初の通報があったのが10月で、事情聴取が翌年の3月ということで、関係業者の事情聴取を行うまでに大分間があいているようでありますけれども、どういった事情があったのか教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 事情聴取を行うまでの事情ということでございますが、県に談合情報が寄せられているというこの事実が談合関係者に知れますと、証拠の隠滅とか口裏合わせなどが行われて捜査機関の捜査に支障になるおそれがあるということから、県としましては、事業関係者と接触するタイミングについて、捜査機関と慎重に調整する必要がございます。この件でも、県の調査によりまして、捜査機関が事実の解明の機会を失ってしまうことのないようにと十分な調整を図った上で進めてきたわけなんですが、その結果といたしまして、県の事情聴取が3月にあったという次第でございます。 ◯委員長(小路正和君) 森委員。 ◯森  岳委員 捜査にかかわる情報ということで、談合情報の取り扱いというのは難しいものがあるようでありますけれども、県としても、今後、できるだけ早く今回の事件の背景を分析していく必要があると思います。  というのも、こういう事件が起こる要因としては、業者の側においても、そういった意識であったり、もろもろの課題というのが必ずあると考えられるからであります。その辺も含めて、トータルで再発防止策というものを検討していかないといけないと思うところでありますけれども、今回の事件について、県土整備部としてどのように受けとめているのか。そして、二度と繰り返されることがないように再発防止に向けてどのように取り組んでいくのか、お答えいただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  今回の事件につきましては、職員2人が業務上の法令違反の疑いということで逮捕され、起訴、略式起訴されており、起訴された職員につきましては、本来、職員を指導監督すべき所属長ということでもございました。県民の皆様の信頼を裏切る事態を招いてしまったということ、大変申しわけなく思うとともに非常に重く受けとめてるところでございます。  再発防止につきましてでございますが、県土整備部におきましては、適正な業務執行のため業務適正執行推進本部というのを早速立ち上げまして、県土整備部長を中心に部全体で問題に取り組んでいきたいというふうに考えております。先週の金曜日、15日に開催しました第1回の本部会議におきましては、業者の執務室の立ち入りだとか、あるいは業務リスク提携の見直し、あるいは県土整備部の職員のコンプライアンスの手引の改正、そういったものを早速決定し、早急に実施することといたしました。また、今回の事件の事実関係の調査、あるいは利害関係者との会食の実態把握、そういったものにつきましては、弁護士がおります千葉県コンプライアンス委員の意見を聞きながら検討を行うということにいたしました。今後、調査の結果などを踏まえ再発防止策を充実させまして、同様の事案が二度と起こらないよう、コンプライアンスの徹底に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 森委員。 ◯森  岳委員 ありがとうございます。じゃ、最後、済みません、1つ要望させていただいて、早速、業務適正執行推進本部というものを立ち上げていただいたそうでありますけれども、そこでしっかりとした検討をしていただいて、職員側の再発防止策についてはもちろん、実効性のある対策をしていただきたいと思いますけれども、その一方で業者側への対策というものもしっかりとやっていただきたいなということを要望させていただきまして質問を終わります。ありがとうございます。 ◯委員長(小路正和君) ありがとうございます。この事件についてですけれども、当委員会としても大変遺憾なことでありますし、再発の防止等々、大変重要な審議となりますので、この事件に関連する部分を優先して審議させていただきますので、この事件に関連する質問があればお願いをいたします。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私からも関連して質問させていただきたいと思います。報道によると、昨年、業者側の容疑者と県幹部が複数回、会合を持っていたとの情報でありました。県幹部は業者側から高級料亭で会費相当額を超える飲食の提供を受けていた可能性もあるとのことであり、こうした、いわゆる接待が常態化していたのではないかとも危惧されております。  そこで伺わせていただきたいと思いますが、まず1つ目、この会合の趣旨であるとか参加者等はどういったものであったのか。  2つ目、この2回の会食について、総務防災常任委員会では、この高級料亭でコンパニオンがいた可能性もあると明らかにされておりますが、この自己負担額5,000円という金額に関して、県土整備部の認識はどうであったのか。  3点目、この同会について、コンプライアンス基本指針上、どのように評価をしているのか。  4点目、総務防災常任委員会において吉野行政改革推進課長が、いわゆる2回の会食について問題ないと発言をしておりますが、この間、県土整備部は不適切だったとしており、県内部で見解を違う形にしておりますが、意見を異にしてることに関して県土整備部の認識はどのようなものなのか。  まずは4点お聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 生稲県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  まず、この会合でございますが、こちらにつきましては、参加者につきましては、県の東葛飾地方の職員を中心としたものでございまして、趣旨としては県議との意見交換会、そういったものであったというふうに聞いております。  2番目のコンパニオンにつきましては、ことしの3月に関係職員に聞き取ったところ、いた、いたかもしれない、わからない、そういったことで、よくわからないということでございます。  3つ目、5,000円の認識ということでございますが、職員では、会費5,000円ということで5,000円を払ったということでございます。  また、コンプライアンス基本指針との関係で申しますと、コンプライアンス基本指針の中では、利害関係者との会食は慎むこととなっておりますが、県議会議員の皆様については一般的には利害関係者ではないということで、そういう意味では当たらないと。そこに事業者がいたということになろうかと思います。  最後に総務防災常任委員会との違いということなんですが、会食そのもの、例えばきちんと応分の負担を払ってやるということであれば、それはコンプライアンスに触れるということではありませんけれど、そこに業者がいたということで、県民の疑惑を招くようなことについては厳に慎むことというふうにされておりますので、そういった意味では結果的に適切とは言い切れないと、そのように考えております。 ◯委員長(小路正和君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 やはり今の答弁、私、個人的に聞かせていただいて非常に苦しい答弁のように感じます。例えばコンパニオンさんがいたというのも、みんなが忘れてしまったであるとか、たまたま業者の方がいたという答弁に関しても違和感を覚えるところであります。やはりいろいろと聞くと、やはり大多数の県職員の方々は真面目にコンプライアンス基本指針を守ってると伺っております。今回のように、県幹部の方々が多数いらっしゃったと思うんですけども、たまたま複数回、同じ業者と料亭で同席したというのはやはり違和感を覚えるんですが、その点に関してどのような見解を持ってるかお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) こういった事案につきましては、事後的な話になりますが、どういった会合なのか、負担がどういうものなのか、場所がどういうものなのか、どういう趣旨なものなのか、そういったものを事前にきちんと確認した上で判断すべきものであったというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 わかりました。次に進みますけれども、また報道によると、今回の官製談合事件に絡んで、昨年の秋からことしの秋にかけて、先ほどあったとおり、ナカイと名乗る人物から県土整備部に少なくとも10回ほど電話があり、逮捕容疑とは別の複数の県発注工事について、談合に関する情報が寄せられていたと聞いております。ただ、この情報が業者に対して漏れていたというようなことも聞いております。つまり県へ通報した談合情報が、談合の疑いがかかっている会社に県から漏れてしまったということになるわけであります。談合情報を扱うのはごく限られておりまして、主に公正入札調査委員会のメンバーであります。そこから漏えいした可能性も否定できないわけであります。これ、極めて重要な問題だと思うんです。県土整備部はマスコミの方からの取材に対して、情報漏えいは否定できぬであるとか、情報が漏れたとすれば、よくないと回答したとのことであります。この件について県土整備部では聞き取り調査をしたが、情報漏えいを認めた職員はいなかったとして、この一件を終わりにしております。こうした事実、つまり談合情報ですね。談合の疑いがかかっている業者に漏えいをさせ、情報提供者を危うくさせるようなことがもしもあったとするならば、公益通報制度であるとか内部通報制度に悪影響を及ぼす極めて重大な問題であると考えます。そもそもこういった事実関係はどうであるのか。そして、こういった事実があるとするならば今後どのように対応していくのか、県の見解をお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  通報者の仮の名前が漏れていたというような情報がございまして、談合情報にかかわることですので、非常に限られた職員の中で情報を共有するわけでございますが、その範囲で聞き取った際には、漏らしたことはないということでございました。委員おっしゃるとおり、こういった情報については非常に慎重に扱うべきものでございまして、漏れるというようなことはあってはならないというふうに考えております。この件につきましても、先ほど申し上げました15日に開いた本部会議の中で、今後、弁護士含めた委員の皆さんに調査の仕方含めて相談させていただいて調査をしようというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 県発注事業に関する情報漏えいの件であるとか、内部告発に関する情報漏えい疑惑にしてもしかり、また、県職員の方と業者との会合の問題にしてもしかりでありますが、いまいち腑に落ちないというか、しっくりこない感じがいたします。特に私の地元の話でもありますので、たくさんの方から、これ、組織的な犯罪なんじゃないかとか、長年にわたって情報が漏れていたんじゃないかとか、真実を隠してるんじゃないかとか、いろんなお叱りの声を本当にいただくんですね。やはり今回の疑惑をしっかりと解明をして、県民の皆様からの信頼を回復しなきゃいけない。そのために、やはり徹底して調査をして説明責任を果たさなきゃいけないと思うんです。
     今回逮捕された業者が参加した、いわゆる囲む会に参加した職員、公正入札調査委員会の委員である職員、今回、15日に立ち上げた業務適正執行推進本部に参加している職員が重なってる可能性があるわけです。つまり逮捕された業者側の方と会食をともにし、情報漏えいの可能性のある公正入札調査委員会の委員であったにもかかわらず、今回の実態解明であるとか、再発防止の策定等にかかわろうとする職員、これが重なる可能性がありまして、業務適正執行推進本部の公平、公正、中立性が担保できない可能性がございますが、これ、県の見解はどうなのか。  また、やはり県民の皆様からの信頼を確保するためには県土整備部が中心になって、弁護士さんからの意見を聞きながらとありましたけれども、やはり私たち代表質問でも述べたとおり、これ、弁護士さんなどの有識者で構成する第三者委員会を設置をして、しっかりと徹底調査をした上で説明責任を果たすべきであると思うし、また再発防止策に関しても、そういった第三者委員会でしっかりと策定をしていくべきではないかと思いますが、これ、いかがでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課です。  調査の対象の職員と本部会議の人が重なるのではないかということにつきましては、会議の中で関係する場合については退席を求めてるということも考えておりますので、そういった対応でやっていきたいというふうに考えております。  また、第三者を入れてやるべきではないかということでございますが、まず、コンプライアンス委員である弁護士さんに相談してやり方を決めていきたいということで、そういった意味でコンプライアンス委員という第三者の意見を取り入れて、まず調査を始めたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 例えば企業の不祥事であったりしても何にしても、やはり身内で調査をして何もないですよとか、対策を練ったとしても、大半の方はやはりなかなか納得できない部分があると思うんですね。やはり今回に関しても県土整備部の方だけで──もちろん弁護士さんの意見も聞くんでしょうけれども、それだけで県民の皆様に何もなかったですとか、こうしますって言っても、やはりどこか疑いの要素を持ってしまうと思うんです。ぜひここは要望で結構でございますが、疑惑をしっかりと解明をしていただくために、早急にしっかりした再発防止策をつくるためにも、この第三者委員会の設置も含めて検討していただきたいと思っております。  以上、要望で結構です。 ◯委員長(小路正和君) ほかにございますか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 今、幾つか出ましたので、それ以外のところで、コンプライアンスの基本指針については、あえてまた聞きませんが、今回、基本指針、コンプライアンス違反をした、そうした違反した県職員は何人と認識されてるのかなということと、あと、そういうコンプライアンスの遵守に係る研修を毎年どのように行っているのかなというのを教えていただければと思います。今年度の実績もお願いします。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) コンプライアンスの基本指針に明確に違反したということで言うと、まず2人逮捕者ということでございます。また、会食につきましては、コンプライアンスの指針上、応分の負担をすればということになっておりますが、結果として、そこに業者がいたということで疑念を招くということなので、そこのところは明確に違反か違反じゃないかというのは一概にちょっと判断は、今すぐはできないところでございます。  また、コンプライアンスの研修についてでございますが、本庁の副課長、出先機関の次長を含めた研修、そういったものをやっておりまして、また職務別の研修、そういったものをやっております。また、県土整備部としましては、各課の副課長、出先機関の次長を対象にした会議の中で研修を行うほか、技術職員を対象にした研修なども行っております。ことしにつきましては、全庁的なものは7月に研修が行われております。また、県土整備部におきましては、年度初めに各課副課長、各出先機関の次長を対象にした会議の中で研修を行ったほか、9月に先ほど申し上げました技術者の倫理を身につけるための研修を行っております。さらに、いろんな問題が起きました際には副課長会議等を開きまして、その場で随時注意喚起、周知を図っておるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 2点。まず、その2人が違反したということでされましたけども、その方たちが研修を受けた事実というのは、いつ受けてるか、もしわかれば教えてもらえれば。  あと2人以外の方、判断しかねる、その方たちも本当に胸中察すると、いろんな思いを今持たれてるかと思うんですけども、その人たちの人数だけ教えてもらえないですか。今回にかかわることで疑わしいというか、2名には入らないけどもというその人数、何人いらっしゃるのか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) まず、2人につきまして、いつ研修を受けてるというのは把握ができておらないところでございます。  また、会食の関係については大体20名ぐらいの人数でございます。これは延べ20人ぐらいでございます。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 20名というのは……。もう一度。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 一部重なる職員もおりますので、それで約20名ということでございます。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 20回じゃなくて、お1人が3回とか、2回とか、あるということですか。というのは、今回、こういう氷山の一角ではないと思うんですけど、本当に一生懸命やってる職員の方は多いので、ただ、今回を受けて庁内調査というか、そういうのはされてるんですか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 対象者、2回で約20名ということでございます。その範囲については、調査は一旦行ってるところでございますが、今回、先ほど申し上げました15日の本部会議の中で、もう一度しっかりと弁護士とコンプライアンス委員の意見を聞きながら調査をしていくということにしております。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ぜひ庁内調査、また、そういう場面、ほかの事務所ではなかったかというような庁内調査の必要性はあるのではないかなと、これは要望にとどめておきたいと思います。  それで最後に、研修を受けた人たちが実際こうして起こしてるわけなので、研修の仕方や基本の指針の見直し、さらには懲戒処分の指針を明確にすべきと思うんですけども、これはどうでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 研修をたびたび行っていながら、こういうことが起きてしまったというのは、今後さらに研修のやり方、職員一人一人の意識に植えつけると、そういうことをいろいろと考え、やっていく必要があるというふうに考えております。  懲戒処分の指針につきましては、全庁的なものですので、総務部のほうでお考えいただけるのかなと。部としては、独自にということはできないというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 最後に。他県でも入札談合等で関与した場合に懲戒指針というのをしっかり設けて、静岡県とか長野県でやってるようですので、ぜひそれも検討していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 暫時休憩します。        午前11時57分休憩        ─────────────────────────────        午後0時59分再開 ◯委員長(小路正和君) 休憩前に引き続き審査再開します。  平野道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 道路環境課です。  午前中の質疑の中で誤りがございましたので、訂正をさせていただきます。1号議案に対する岡田委員の質疑の中で、地域排水路の松戸市稔台の昨年度の工事延長を約100メーターと言いましたが、約170メーターの誤りでしたので訂正をさせていただきます。まことに申しわけございませんでした。 ◯委員長(小路正和君) ありがとうございます。  それでは、引き続き質疑はございませんか。  岡田委員。 ◯岡田幸子委員 私からは大きく分けて2つの方向で質疑をさせていただきます。よろしくお願いします。  まず、これまでもいろいろ論議があったところなんですけども、1つは談合情報のマニュアル、フロー図というのがありまして、それについてちょっとお聞かせいただきます。もう1つが官製談合についてということで、2つの流れの中で質疑をいたします。  まず、この談合情報対応フロー図というのがありまして、談合情報があったら公正入札調査委員会というのが開催をされ、調査に値するとなったら公正取引委員会に通報すると。警察などにも通報する。決定後は、そのまま継続されることになるというようなことであるわけです。それで調査に値するということになりましたら事情聴取をし、もう1回、公正入札調査委員会にかけ、談合の事実が確認されない場合は契約の続行ということになるというようなフロー図なんですね、締結後の場合ですね。去年の稔台のことについては、談合の事実が確認されるかどうかの事情聴取というのは3月6日に行われたわけなんですね。そうすると、仕事がずっと続けられて、結局、2月の9日が契約時期だったわけですよね。そうすると、その仕事が終わってしまったのが2月の9日ぐらいかなと思うんですけども、そうなると、談合の事実が確認されていなかったということになるのかなと思うんですが、このフロー図に対して、それはどういうふうに説明されるのかなと思いますので、まず、そこらからお願いしたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 平成28年の情報についてのことでしょうか。     (岡田幸子委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) こちらにつきましては、談合情報いただきまして、調査に値するということで、その後、事情聴取につきましては、これは委員御指摘のとおり、着工しておりまして工事は進んでおったんですが、ちょっと午前中にも申し上げたかと思うんですが、こちらの事業者に対しての事情聴取といいますのが、どうしても事業者側に談合情報が寄せられてるという情報が伝わってしまいますと、証拠隠滅ですとか、口裏合わせとか、そういったことのおそれもございますので、その辺の実施時期、タイミングにつきましては、これは非常に機密性の高い捜査情報に属するものだと、こう考えておりますので、そこら辺は捜査機関との調整の中でいつ実施するかというのを詰めていかなければいけないと。それが結果的に3月になってしまったんですが、その中で竣工のほうを迎えたという状況でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 これについても、やはり事情聴取もまだできていないし、このフロー図というのが、本当に談合の事実がないと確認されたときに契約続行ってなってるわけですね。そうすると、このフロー図自体が生きてこないということになるのではないでしょうか。その辺はどう考えるのか。やっぱりこれも改善をする必要があると考えるのかどうか。その辺はどうでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) これも、フロー図はこのとおりだと思うんです。今回につきましては、なぜそのまま続いてしまったかというのは今申し上げたとおりなんですが、入札自体を取りやめるというのは、これ、発注者の一方的な都合により取りやめることはできるんですが、一度結んでしまった契約といいますのは、これは解除する場合、よほどの理由がないと解除できません。契約約款に、もし解除するという場合、やはり違約金とか何かも発生したりしますので、契約そのものを解除するというのは非常に慎重に行わなければならないと。そういった中でのものでございますので、このフローそのものの問題というよりも、このタイミングといいますか、この事案についての結果であるというふうに考えております。
    ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 このフローについては改善ということもないということなんですけども、やっぱり今のようなことも起きかねない。特に官製談合が入ってる場合には、さらに時間がかかるというようなこともあるかもしれないというのが今回の事例でわかったのではないかなというふうに思います。ですから、それを早くにやっていくのかというのが本当に必要だと思いますので、この辺については、ちょっと後のことについても触れますけれども、ぜひこのフローの改善というところも検討していただければと思います。  それで、やはり常任委員会への報告というところがやはり必要ではないかと思うんですね。先ほども1号議案のときに、やっぱり今、警察やら何やらが取り調べているところなので、なかなかそれはできないということが言われたわけなんですけども、昨年の談合情報というのはどれぐらいあるか教えてください。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 昨年でよろしいでしょうか。     (岡田幸子委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 談合情報自体は県土整備部で13件ございました。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 その中に、調査に値するということで公正取引委員会に通報したのはどれぐらいですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 通報件数として、調査に値すると判断されたものは14件ございます。     (岡田幸子委員、「今13件」と呼ぶ) ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 間違えました。失礼しました。9件でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 その中で、入札を取りやめたりしたという件数もあると思うんですけども、その件数と、それから、その──中身と言っちゃいけないんです。いろいろあるということもお聞きしてるので、その辺もあわせてお聞かせください。取りやめになった件数。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 取りやめた件数につきましては、9件でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 そうすると、調査に値する件数が9件、取りやめになった件数が9件ということで、調査に値すると思われたところがあったわけですよね。それ、全部同じものなのかどうかはどうなんですか。9件とも同じ。こちらが談合があったよということで、調査に値すると言われたものが9件。それがそのまま取りやめに全てなったというふうに解釈してよろしいんですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) はい、そのとおりでございます。1件は先ほどの説明のとおり、契約後でございますので。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 おかしいなと思ったんですね。1件だけは値するということになっていたんだけれども、そのまま続行したということですよね。ということで、やはり続行したというものが結局はこういった不正であったということ。後になってわかったということなんですけども、逮捕者まで出してしまったということになるわけなんですね。やっぱりこういったことについては、そのほかにも取りやめになった案件があるということ。たまたま今回はこういった逮捕事件が出てきて、私たちに明らかになったところなんですけれども、やっぱり入札取りやめになったという、ほかの案件もあるわけですよね。そういったことについては、やっぱりチェック機能を果たすべき私たち常任委員会、こういったところにいつ報告をするというふうになっているのか。それについても、やっぱりこのフローにもあらわすべきだと私は思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) もともとこの談合情報対応マニュアルにつきましては、入札の取り扱いについてどうするかということでございますので、談合情報の対外的にどうするかといいますのは、これ、県だけで判断できる問題ではございませんので、なかなかちょっと、このマニュアルでそこまで表現するのは難しいかと思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 やはり何度も何度も談合情報があり、そして去年は13件もあったわけですね。それに対するこちらの県の自浄作用というか、とにかく、そういう情報がたくさんあり、そして、これまでも何件も談合があったということがあるわけですね。ですから、県の自浄作用をどうつくっていくのかというのがこれからの大きな課題だと私は思うんですけども、その辺はいかがですか。やっぱり同じだと思いますが。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 談合といいますのは、いろいろなケースがございます。今回は県職員が絡むということでございますが、談合情報対応マニュアルで想定しておりますのは、それ以外のものも含んでおります。したがいまして、談合情報を来たということを拙速に公表することによりまして、これが談合関係者に知れ渡ることになりますと、証拠隠滅ですとか口裏合わせ、そういった捜査機関の捜査に支障が生ずるという可能性が非常に高いものでございます。それだけ機密性の高い情報でございますので、その辺はしっかりと捜査機関と調整しながらやっていかざるを得ないと、そういうふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 その辺はわかるんですよ。ですから、本当に現在進行中ということについては漏らしてはいけないというのもあるんでしょうけれども、やっぱりこの県の中の自浄作用、それから県議会としての自浄作用というか、チェック機能、これをちゃんと発揮できるような形というのをやっぱりつくっていかなければいけないと思うんですよ。ですから、その捜査がどこまで進んでいるかというのもあるかもしれないんですけども、このまま入札が取りやめになったところが幾つもあるというのを、そのままこの常任委員会で知らないというようなことというのはやっぱりあってはいけないと思うんですけども、いかがですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 談合情報というのは非常に機密性の高い情報で、取り扱いは注意したいと思っております。ですので、しっかりと捜査機関と調整しながら、お知らせできるタイミング等を見計らった上で、お知らせできる内容についてはお知らせしていきたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、これについては最後。そのできるタイミングというのはどういうときだと考えてますか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 捜査の状況によりますので、私どものほうでは、それはなかなか判断しがたいところもございます。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 そうすると、昨年度の入札の取りやめ8件と。1つはそのままやったので──9件、ここにあるんですけども、それについては、今、全く情報ないですよね。それについてはどういった時点で、報告できるところがあるのか、ないのか。その辺はどうなんですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 捜査の状況につきましては、私どもでは把握できておりませんので、ちょっとその辺の答えはいつになるかというのは申し上げかねます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 ごめんなさい。全部、今、捜査してるわけなんですか、そうすると、この9件全て。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 捜査機関で談合情報がどのように取り扱われているかも含めて、その辺は私どもで把握してるところではございません。  以上でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、どういった時期に行うのかというのは1件1件違うわけですよね。9件取りやめたものがあったと。これについては1件1件違うわけですよね。それについては、いつ取りやめをして、その予算をどこにどう使ったのかというのはちゃんとお知らせしてくれる時期があるというふうに思ってよろしいんですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) お知らせできるタイミングになればお知らせできると思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。
    ◯岡田幸子委員 これまでもそういうのはあったんですよ。平成25年にやっぱり取りやめたのが9件ありました。それについては、どこかの時点で県土整備常任委員会にお知らせしたということは明確に言えますか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) これまでそういったことは御説明してないかとは思いますが、過去の情報であっても、どのように取り扱われているのか、こちらはわかりません。談合情報、特に公正取引委員会からも、これは非常に時間がかかる問題であると。1つや2つの情報で談合というものをなかなか認定することは難しい、非常に時間がかかると。そういうことも聞いておりますので、そういったことから、このように事件化するなりして捜査当局から事件として示されたようなものであれば、このような形で御説明できますが、それ以外のものにつきましては、やはり機密性の高い情報として慎重に扱っていきたいと考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 やっぱり、とにかく談合をなくしていくという方向で今議論をしているわけなんですよ。ですから、やっぱり入札取りやめをしたという案件については、どこかの時点で必ずそれをどのように予算執行したのか、入札を取りやめて、それをどうしたのか。取りやめるということは、その仕事がやれなくなっちゃうということもあるし、また、その予算を違うところに回したというところもあるわけですから、それをどのように取り扱いをしたのかというのは、やっぱりわかったときに、もうここで大丈夫だという判断をされたときには、その説明を行うということは県土整備常任委員会として必要な事案、時点だと思いますので、それはそういうふうに承知していいということでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 申し上げられる状況になれば当然お答えいたします。ただ、ほかの案件について、その後に我々が通報した案件が捜査機関でどのような取り扱いになってるのかは把握しておりませんので、また、そういった情報は逆に捜査情報ということで、こちらにもたらせておりませんので、もちろんお知らせできるタイミングがあればお知らせしたいとは思います。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 じゃ、これはこれで終わりにしますが、とにかく前も9件も談合の情報によって取りやめたというのがあったわけなんですよね。それを今まではしてなかった。県土整備常任委員会には、なぜ取りやめて、どういうふうな後処理したかということも結局は報告されてないということなわけですね。そしたら、やっぱり今回も9件取りやめたのがあったということであったので、それについてはいろんな捜査の状況の中でということをおっしゃいますけれども、やっぱりどうしたのかというのを、その段階になったらお知らせをするということは確認しておきたいと思っています。  じゃ、次、官製談合についてです。これも12月5日に決算審査特別委員会の中でも話し合われまして、議事録も見させていただきました。マニュアルに沿って事情聴取を行ったのが3月6日となっております。官製談合、いわゆる職員がかかわっているときの職員に対する対応のマニュアル──先ほどずっと意見交換させていただいたのは、これは職員がかかわっていないときという想定ですよね。ですので、職員がかかわっているときの対応マニュアルというのはあるのかどうか。 ◯委員長(小路正和君) 生稲県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 職員による入札情報等の漏えい、そういったものを調査するマニュアルや手引書、そういったものは現在のところはございません。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 そしたら、今回のように事実起きてしまったときはどういうことになってるんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 県土整備政策課です。  過去の事案や起こった事案、そういったものをよく見まして、必要な調査、内容、範囲、そういったものを決定して調査を行ってるところでございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 そうすると、そのときになって、今回は何を調査するのか、誰と誰と誰と誰に聞くのかということを判断するということでよろしいでしょうかね。そうすると、今回は何を聞くか。それから、その当事者、該当者のほかに何人ぐらい聞き取りをするというふうに決めたんでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 調査するということにつきましては、先日の15日の本部会議で決めたところですけれど、内容、範囲、そういったものについては検討いたしまして、第三者、弁護士を含むコンプライアンス委員会議とも協議して決めていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 実際に該当者と何人に聞き取ったかというのは、今は分からないのですか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) ことしの3月に聞き取ったときには約20人ほどのものでございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 先ほどの延べ人数の20人と同じですか。とすると、20人ではないということですよね。周辺の方々をどれくらい聞き取るのかというのは、これは大変大きな中身じゃないかと思います。延べ人数だけというと、8人かもしれないし、7人かもしれないし、もっと多いかもしれないというふうになってしまうわけですよね。今回は土木事務所長と、それから維持課長が逮捕されるということで、幹部級の人たちの違反が、コンプライアンス基本指針を率先して行わなければならない人たちがこういうことをしてしまったという大変残念なことなわけですね。これでは指針を幾らつくっても、全ての職員に浸透させるというのも大変難しくなっていると思うんですが、こういうことが起こらないような手だて、これをどう考えているのか、そこをどう改善していこうとしてるのか。その辺はいかがでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) まず、15日の会議で業者が入室の制限だとか、そういったことも既にやっておりますが、実際、今回の事案がどういったものだったかというのをこの後調査してまいりますので、その中で出てくる問題点、そういったものを十分に踏まえて、二度と起きないような再発防止策を講じてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 とにかくこれまでも、2014年、県水道発注の工事、入札情報漏えい事件、起こってます。それから2012年、銚子の土木事務所で次長が業者に入札情報の漏えいというのが出ておりまして、何度もこの官製談合が繰り返し起こっている。でも、こうやって、また同じように出てきてしまったという事実があわけですね。これをやめる手だてというのは本当にしっかりと考えていかなければならないと思うんですけども、やっぱりこのフローをつくるという、前の談合情報による談合者へのフローは一応できていると。この官製談合に対するマニュアルというのは、つくる状況というのはどうなんですか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) いろんなケースもあろうかと思いますし、今回調査して、どういうような内容になるかというのはありますので、そういうマニュアル、どうするかということも含めてコンプライアンス委員会議と相談してやっていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 コンプライアンスの指針もできておりまして、利害関係者との接触の仕方というのもちゃんと出されているわけですよね。それについては不正の温床にもなっているということもあるので、その辺の皆さんへの普及の仕方とか、それから利害関係者とは1人では会ってはいけないとか、それから料亭とか、そういうところは行かないだとか、そういうところも決められてはいるわけですね。それができていないというのは、一人一人のもちようってあるんでしょうけれども、やっぱりそこを徹底するということが大事なんだと思うんですが、その辺はいかがですか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) いろいろ指針等ございまして、書いてございます。そういったものを職員一人一人、きちんと意識の中に根づかせると。そういった研修なり、そういったものもいろいろ検討しながら、繰り返し繰り返し行ってくことが必要だというふうに考えてます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 今回のことで、1人で接触したかとか、そういうことは事情聴取のときに聞いてはいるんですか、いないんですか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) その点につきましては、今後、事情を調査をする中できちんと調べていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 3月6日に事情聴取したんですよね。そのときに──3月6日ですよね。職員にも事情聴取した。そういったときに1人で利害関係者と会ったことがあるのか、ないのかとか、そういう、本当に突き詰めたような聞き方というのをしているのかどうかということなんですが、どうでしょう。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 3月の調査のときには、今回の事案について、情報を漏らしたようなことがあったか、ないかというような聞き方をしておりますので、突き詰めて、どういう場所でどうというような詳しい内容のところまでは聞いておりません。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 やっぱりそこのところが、こういったフローがないことによって、何人に聞くのか。それから、どういった人たちに聞くのか。そこもまだ決められていないし、内容についても、そういうコンプライアンスにうたわれているようなこと一つ一つをどう聞き出すのかということも決められてないわけですよね。やっぱりマニュアルがないということが、あなた、やったんですか、やらないんですかで終わっちゃうということになりかねないと思うんですが、どうでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) そのような点も含めて、調査する中で出てきた問題を含めてコンプライアンス委員会議と相談してしっかりとやっていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 もう1つ、コンプライアンス基本指針では、利害関係者との間で禁止されている行為も書かれていますよね。県議を囲む会が何回かあって、ここに県土整備部の課長級や部長級の人、水道局部長級の人が参加をしていると。その中に利害関係者がいたことが報道などで明らかになっているわけですね。決算審査特別委員会の中で、昨年の春と秋と2回にわたって参加をしたということを生稲課長が言っているわけですね。これは逮捕された当事者からも聞いていることなんだと思うんですけども、一体いつ聞いたことなのか。なぜ2回も行くことになったのか。料亭とわかっていて参加したことについてはどうなのか。そういったことも3月6日には聞いていないというふうに判断してよろしいですか。
    ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 3月6日の聞いた際には、そういった意見交換があったということは聞いております。そこに出席する際は意見交換会ということで出席したと、そのように聞いております。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 まさにコンプライアンス基本指針には、利害関係者もいたということが言われているわけですから、それに抵触しているということになりますよね。どうしてそうなったのか。それも2回ですよね。同じようなことが2回あったと。1回でも、行ったらいましたよということであったら、それはさっさと帰る必要があるというふうにおっしゃってるわけなんですけども、2回も同じことをしているということについては、やっぱりこれは事実はわからなかった、私はやっていませんでしたというところだけを捉えてしまったということにはどういうふうな判断だったのか。これはやっぱり適切な判断ではなかったと思うんですが、その辺はいかがでしょう。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 意見交換会ということで伺っておりますので、行った職員が、そこに事業者がいるということは考えていなかったということですが、結果となってみれば、事前にどういったメンバーでというような中身についても確認してから行くべきであったというふうに考えてます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 先ほどもコンパニオンさんがいたとか、いないとかいう話にもなりましたけれども、やっぱり料亭とわかっていて5,000円の参加費というのは、やっぱりどう考えてもおかしいというふうになるわけですね、誰が考えても。それについては、やっぱりそこも突き詰める必要があったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 事前にどういうところでというのはありますけれど、会費幾らというふうなことで聞いて払ったということでございますので、調査が十分でなかったといえば十分でなかったですけど、そういった事情もございます。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 こういったことについて本当に聞き取りをしましたといっても、その中身がやっぱり大変不十分だったと言わざるを得ないかなというふうに思います。やはりどういう調査をするのか。もちろん第三者委員会をつくったりだとかするのも必要なんですけども、やっぱり県庁内の自浄作用、これを本当に発揮するためには、こういった場合には何を聞くべきなのかというのをきちんと明記しておくことが必要だと思うんですね。茨城県でしたでしょうかね。そこでは、もうつくっているところもあるんですよね。対応マニュアルということではないんですけども、つくっているところもあるわけなので、そういった他県のものもきちんと参考にしながら、どういうときに何を聞き取るのかとか、それから、それに対する自浄作用を発揮するために何をどうしていくのかということをきちんとつくっていく必要があると思うんですが、この談合マニュアルの官製談合に対するものと、それから、そういう不正を働いたと思われるときの調査の仕方などなど、やっぱりこれもきちんとつくっていくべきだと思うんですが、その辺は、その方向性はあるかどうか。 ◯委員長(小路正和君) 県土整備政策課長。 ◯説明者(生稲県土整備政策課長) 今回、改めて調査する中で、そういったものについてもコンプライアンス委員会議の方々とも御相談しながら検討していきたいというふうに考えてます。     (岡田幸子委員、「以上です」と呼ぶ) ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 訂正させていただきます。先ほど談合情報の件数なんですが、13件ということで、調査に値する情報が9件、取りやめた件数ということで、ちょっと混乱して申しわけなかったんですが、調査に値する談合情報の中で、入札が2件かかわるものがございまして、要するに入札件数ベースで見ますと10件ということになります。そのうち1件は御指摘のとおり契約済みでございましたので、取りやめた件数は都合9件ということで、訂正しておわびさせていただきます。 ◯委員長(小路正和君) ありがとうございます。この事案については以上でよろしいでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) そのほかの案件について質疑ございませんでしょうか。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それでは、道路問題について大きく4点伺いたいと思います。  1点目は、道路の維持管理についてであります。瀧田県議の一般質問にもありましたが、草刈りなどの道路の維持管理は歩行者の安全確保、沿道環境の保全を図る上で大変重要であると日ごろから思っております。県においては、限られた予算の中で工夫しながら進めていただいているところでありますが、県民の期待に十分に応えられている状況ではないと思われます。  そこで伺います。道路の維持管理費について、ピーク時と比べて現在の予算状況はどのようになってますか。 ◯委員長(小路正和君) 平野道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 道路環境課でございます。  舗装修繕や道路維持修繕などの道路の維持管理費については、今年度、6月補正後の肉づけ予算で150億8,500万となっており、平成9年度のピーク時に比べて約36%の減少となっております。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。道路の維持管理費、ピーク時の約6割とのことでありますが、道路の除草についても、平成9年のころと比べると回数もかなり減っているように思われます。私のところにも県民の方々から多く道路の除草要望が寄せられている状況であります。現在、県の管理道路については、年に1度程度しか除草してない路線がほとんどだと聞いております。最低でも全路線、年に2回は刈る必要があると思っております。  そこで伺います。今年度の道路除草費は、必要額に対してどの程度予算措置しているのかお伺いします。 ◯委員長(小路正和君) 道路環境課長。 ◯説明者(平野道路環境課長) 道路の除草費につきましては近年増加傾向にありますが、今年度6月補正後の肉づけ予算で6億2,500万となっております。必要額を全路線で年2回刈りを実施することとした場合には約10億円程度の費用を見込んでおり、これに対する予算措置率は約6割となっております。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。必要額の6割ぐらいというような予算措置状況ということであります。2020年のオリンピックも1,000日を切ったというような状況の中、観光立県の観点からも除草を初めとする道路の維持管理は大変重要ではないかなというふうに思っております。  そこで要望でありますが、少なくともオリンピック前年ごろまでにはきちんと草刈りをして、観光客の皆さん、おもてなしできるような、県の道路環境を維持、つくっていただきたい、これは要望であります。  大きな質問の2点目であります。圏央道についてお伺いしたいと思います。圏央道については、先ほどの部長の御挨拶、また、きょうの新聞等々でわかったわけでありますけども、2024年までに全線開通できるというような情報をいただきました。本当にありがたいなというふうに思っております。圏央道は言うまでもなく、環状道路としてのネットワークの効果を最大限発揮するためにも、早期の全線開通に向けて、今、この情報のとおり取り組んでいくというような状況になったところでございますので、そのような中で残る大栄─横芝間について、今年度、工事着工すると、これまでも聞いたところでございますけども、着工すると聞いております。事業の一層の推進を期待してるところであります。私も圏央道推進議員連盟の一員として、大栄─横芝間の早期完成を期待しているところであります。  改めて伺いたいと思いますが、圏央道の大栄─横芝間の進捗状況はどのようになっておりますか。 ◯委員長(小路正和君) 北岡道路計画課長。 ◯説明者(北岡道路計画課長) 道路計画課でございます。  圏央道の進捗状況についての御質問でございますけれども、大栄─横芝間につきましては、全線にわたり用地取得が展開され、平成29年3月末の用地進捗率は約57%となってるところでございます。また、9月末には本区間最初となる工事が契約となっております。  そのような中、昨日、国の平成30年度予算大臣折衝の結果、物流ネットワークの整備による生産性向上等の加速について認められ、これに伴い、大栄ジャンクションから松尾横芝インター間につきまして、用地取得等が順調な場合、平成36年度供用見込みであることが国土交通省から公表されたところでございます。県としましては、一日も早い全線開通に向け、沿線市町とともに組織する用地取得促進プロジェクトチームの活動などにより、引き続き積極的に協力してまいります。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。しっかりやっていただきたいと思いますが、ただいま本区間の最初となる工事というようなくだりがございましたけども、答えられる範囲で結構なんですけども、その工事の箇所とか、どういう内容なのか、教えていただければありがたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 道路計画課長。 ◯説明者(北岡道路計画課長) 2件の工事内容でございますけれども、工事場所につきましては、成田市川上地先と多古町五反田から水戸地先の2カ所となっております。また、工事内容につきましては、両工事とも地盤改良や掘削、盛り土工などとなっております。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 それぞれの契約金額、教えていただければありがたいと思います。──後で。わかりますか。 ◯委員長(小路正和君) 道路計画課長。 ◯説明者(北岡道路計画課長) ちょっと待ってください。 ◯委員長(小路正和君) では、後ほどお願いします。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 じゃ、後で教えてください。  それでは、大きな3番目の質問であります。北千葉道路について伺いたいと思います。圏央道と一緒に北千葉道路は外環道と成田空港を最短で結んで、首都圏の国際競争力を強化するというような効果もあり、また、災害時における緊急輸送道路として機能を有する重要な道路ではないかなというふうな認識を持っております。我が党といたしましては、北千葉道路建設促進議員連盟を組織して、早期全線開通の実現に向けて党を挙げて取り組んでいる状況でございます。市川─船橋間の西側区間については代表質問でも取り上げましたが、県において都市計画、環境アセスメント手続の準備が進められているところであり、着実に事業化へ向けて進んでいると実感を持ってるところでございます。速やかに手続に着手して、早期事業化に向け取り組んでいただきたいと思います。  また、事業中の印西─成田間の東側区間については、県施行の1期区間4.2キロメートルがことし2月に開通をし、千葉ニュータウン区間を合わせて約26キロメートルがつながりました。沿線地域の交流、連携の促進、物流の効率化など、さらなる地域活性化を図るためにも、残る区間の早期開通が望まれているところであります。  そこでお伺いをいたします。北千葉道路の東側区間の進捗状況はどのようになっているでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  北千葉道路の東側区間の進捗状況についての御質問ですが、県が施行する成田市押畑から大山までの2期区間3.7キロメートルにつきましては、現在、用地取得率が96%となっております。用地取得と並行しまして、埋蔵文化財調査を現在進めているところでございます。工事につきましては、今年度から国道408号とJR成田線をまたぐ(仮称)土屋橋の工事に着手したところでございまして、順次、橋梁の下部工の工事を進めているところでございます。
     なお、国が施行する成田市北須賀から成田市押畑までの5.6キロメートルにつきましては、現在、松崎函渠や大谷津函渠、松崎高架橋など工事が進められており、平成30年度に暫定2車線で供用をすると国から聞いております。引き続き地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら北千葉道路の事業推進に努めてまいります。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。最後の質問であります。私の地元に大きく関係をする道路問題であります。これまでも何度かお伺いをしたところであります。改めてお伺いをしたいと思います。銚子連絡道路についてであります。銚子連絡道路は平成18年の3月に、先ほどお話しさせていただきました圏央道の松尾横芝インターチェンジから横芝光インターチェンジまでの6キロメートルが1期区間として供用をしているところであります。現在、2期区間として、横芝光インターチェンジから私の地元の匝瑳市に至る5キロメートルの整備が進められておるところでありますが、匝瑳市時曽根地区と笹曽根地区においては、昨年度末、ようやく事業に対する理解が得られまして、現在は用地取得に向けた準備が進められていると聞いております。引き続き地権者への丁寧な説明を行いながら早期に用地取得に着手をしていただいて、事業を着実に推進していただきたいと願うところであります。  そこでお伺いをいたします。現在の銚子連絡道路の2期区間の進捗状況はどのようになっているでしょうか。 ◯委員長(小路正和君) 相澤道路整備課長。 ◯説明者(相澤道路整備課長) 道路整備課でございます。  銚子連絡道路2期区間の進捗状況でございますが、銚子連絡道路2期区間につきましては、圏央道へのアクセス向上や国道126号の混雑の緩和を図るため、横芝光町から匝瑳市に至る延長約5キロメートルの整備を実施しているところでございます。用地の取得状況につきましては、面積ベースで約5割となっております。  委員が御指摘ございましたが、匝瑳市時曽根地区、笹曽根地区におきましては、早期の用地取得に向け、これまで地元説明会を行い、現在、測量を実施しているところでございまして、今年度内に用地取得に着手する予定でございます。また、工事につきましては、横芝光町や匝瑳市八日市場地区などで盛り土や排水路の工事を実施しているところでございます。引き続きまして地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら残る用地の取得を進め、事業の推進に努めてまいります。 ◯委員長(小路正和君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございました。要望でありますが、圏央道も北千葉道路も銚子連絡道もその他の公共事業もそうでございますけど、用地取得というのは大変、大関門であります。これを乗り越えれば、あとはお金と建設業者さんのお力をかりて推進できるわけでありますので、ぜひ用地取得に対する人員の配備を、部長、しっかりとつけていただいて、予算と一緒に、人手のかかることですので、その辺を、人事配置もしっかりこれから見据えてやっていただきたい。これ、要望でございます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯委員長(小路正和君) 北岡道路計画課長。 ◯説明者(北岡道路計画課長) 先ほどの宇野委員からの2件の工事の契約金額についての御質問でございます。1件目、成田地区のほうの地盤改良の工事でございますけれども、契約金額、税抜きでございますが、2億2,050万円でございます。もう1件、多古地区のほうの地盤改良の工事でございますけども、同じく税抜きの契約金額で1億9,440万円となっております。よろしくお願いします。 ◯委員長(小路正和君) ありがとうございます。  ほかにございますでしょうか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 それでは、今、宇野委員のほうからお話がありました圏央道の関係から御質問させていただきたいと思います。先ほど宇野委員のほうから用地買収が大事だというお話ございました。私がちょっと思うに、今まで日本というのは右肩上がりでありました。その際には、公共事業を行っていても、後になっても、それなりの効果が出てきたというふうに考えております。今は逆に人口減少の時代で下がる時代の中で、何にしろ、やることが決まったら、できるだけ早く完成をさせていく。そのことが私は最終的に効果が一番あらわれる形なのかなというふうに考えたりもしております。  圏央道に関しては、先ほど来お話ありますように、36年までに国がつくるというお話でありましたが、宇野委員がおっしゃったように、何にしろ用地買収だと私は考えておりますが、その用地買収に関して57%ということでありますが、今の最終段階ではありませんので、そういう状況が出てるかどうかわかりませんが、何かしら問題になってる用地買収のところとか、そういうものはあるのかないのかをお聞かせください。 ◯委員長(小路正和君) 北岡道路計画課長。 ◯説明者(北岡道路計画課長) 圏央道の用地買収の状況についての御質問でございますけれども、大栄─横芝間については、現在、全線にわたり用地取得を展開してるところでございます。用地交渉の中でさまざまな御意見や御要望があり、時間を要している地権者もございますけども、鋭意交渉を進めてると国のほうから聞いてるところでございます。県としましては、一日も早い全線開通に向け用地取得が円滑に進むよう、引き続き積極的に協力してまいりたいと思っております。 ◯委員長(小路正和君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 じゃ、頑張っていただきたいわけでありますが、何にしろ、その用地買収が暗礁に乗り上げた場合には、県のほうでは強制収用等を発動できるということもあります。私は、今まではそういうものを使うべきではないという感覚的なものがあったとは思いますが、公共のためにどこまでみんなが妥協するかということだと思っておりますので、その辺を使うことを怖がらずに進んでいっていただけたらありがたいなというふうに考えます。  その関係で、区画整理なんかもそうなわけでありますが、先ほども繰越明許の関係で、やっぱり地権者との折衝が大変だというお話がございましたが、各区画整理事業をやってる中でそういうことが起きてるんだと思いますが、その中で、うちの木更津の金田西の区画整理事業についてでありますけども、このたび大型街区約2万坪の売り出しを12月の7日までされたと思いますが、その状況がどうだったのかということをお聞かせください。 ◯委員長(小路正和君) 小川市街地整備課長。 ◯説明者(小川市街地整備課長) お答えいたします。  市街地整備課でございますけれども、委員お話のとおり、北側の大型街区6.7ヘクタールにつきまして、媒介制度、不動産を仲介する制度でございますけれども、それを導入いたしまして1カ月間公募いたしましたけれども、残念ながら、今回、入札の参加はございませんでした。 ◯委員長(小路正和君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 6.7ヘクタールということですので、大きな土地になります。金額で言うと、たしか33億円ぐらいということでございますので、どこまでの企業が入札してくれるのかなということはあるわけなんですが、保留地を販売して、今まで県、市が投入してくれた資金を回収していただかなければならないわけですが、それは何にしろ、できるだけ高く買っていただける方を求めるしかないわけですが、この大型の保留地に関して今後どのようにしていくのかお聞かせください。 ◯委員長(小路正和君) 市街地整備課長。 ◯説明者(小川市街地整備課長) 今回、販売ができなかったわけではございますけれども、媒介をしていただいた事業者さん、また、お問い合わせのいただいた企業等から、今回、入札の申し入れがなかった原因について現在伺っているところでございます。その中で、やはり委員御指摘のとおり、面積が6.7ヘクタールと大変大きかったことなどが原因として挙げられております。今後、分割販売なども検討いたしまして次回の販売に生かしていきたい、そのように考えております。 ◯委員長(小路正和君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 努力をしていただきたいわけでございますが、何にしろ、購入する側にしたら、市街地がきれいにあり、造成されているということによって、やはり価値を高く見出すことができるというのがございます。この区画整理のほうは31年に概成という形の中で県のほうは進んでいただいておりますが、できるだけその方向性で進んでいただいて、形を先につくるということを目標にいっていただけたらなというふうに考えます。  その間に、今、保留地を販売しなくてはならないわけでありますが、携わっていただいてる方は大体わかるとは思いますが、金田のバスターミナルというものが、市が設置しております。その隣接のところが基本的には一番いい位置になるわけでありますが、まだ全体の保留地をまとめることができてないわけでありますが、先ほどお話ししましたとおり、道路の場合には強制収用というのがあると。区画整理の場合には直接施行というのがあるわけでございます。これに関しても、公的な皆さんの利益のためにやるということでございますので、ぜひ余り尻込みをしないで動いていただけたらありがたいなというふうに考えます。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) ほかにございますか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 じゃ、9月議会で一度質問してるんですが、9月の23日、柏の大堀川での小学生の死亡事故現場の安全対策ということで、本当に痛ましい事故で二度と繰り返してはならないというわけで、私も丁寧に、また迅速な対応をということを県のほうにもお願いしてきたわけですけれども、今回、回ってますと、事故の前にも溺れかけた経験を持つ子供たちが何人かいたというのも聞いております。地元でも安全対策について非常に今話題になっております。  そこで大きく4問お尋ねしたいんですが、初めに2つ。今回の事故後の本日までの県の対応について、ハード面、またソフト面のことをお知らせいただければと。  2つ目が、御遺族や地元県民、また市からどのような声が寄せられていますか。  この2点、まず最初お願いします。 ◯委員長(小路正和君) 渡邉河川環境課長。 ◯説明者(渡邉河川環境課長) 河川環境課長の渡邉でございます。大堀川での事故の関係についてお答えいたします。  当該事故を受けまして、大堀川を直接管理しております柏土木事務所では、取り急ぎ、子供にはわかりやすい注意を促すような看板を3カ所に設置いたしました。また、事故のありました当該箇所を含む区間については、通常、年2回、管理用通路から1メートルの範囲の草刈りを実施してるところですが、今回は範囲を拡大して管理用通路と川との間の草刈りを実施し、周囲から河川への視認性を向上させるような措置をとらせていただきました。さらに、事故に遭われた児童が通っていた小学校のほうに伺いまして、校長先生に再発防止対策等についての御意見を伺ったところでございます。  今回の件につきまして、県政に対する御意見として複数寄せられておるところでございます。主な御意見といたしましては、子供への安全対策としての柵の設置、子供の目線に配慮した注意看板の設置、管理用通路──遊歩道としても使われておりますが──との間での除草などを求めるようなものとなってございます。また、柏市議会に対しまして、事故に遭われた御遺族の方から再発防止に向けた大堀川の安全対策を求める請願が提出されたと聞いておるところでございます。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 御遺族の方、あと町会、そしてあと、PTAとかからの請願だったと思うんですけど、全会一致で通ったというのも聞いておりますけども、県のほうも、本当にこうしたハード面ももちろん、そして県庁の方も現場に行かれたというのも聞いております。そうしたところは本当にありがたいんですけども、今回、河川そのものが自由使用であるということと、あと水辺に親しめるようにとの、これは私どもも認識してるわけですけども、ちょうどその場所は、両側が柏市の公園があって、事故が起きたところはふるさと公園ということで、多くの子供連れの家族が本当にたくさん、土日はそうですけども、集う楽しい場になってるわけですけども、前回も質問しましたけど、こういうふるさと公園のように、県内で河川に隣接するこうしたところでの、公園がある河川で危険な箇所というのは、同じような、ああいう看板が設置してあるところはあるんですかね。 ◯委員長(小路正和君) 河川環境課長。 ◯説明者(渡邉河川環境課長) 公園などに隣接しております県の管理河川におきまして、例えば親水施設等の形状になっているなどの、小さなお子さんでも比較的水辺に近づきやすくなってるような箇所、県内に40カ所ほどございます。これらのうち、注意喚起を目的とした看板が設置されてるのが、今回の事故がありました大堀川のほかにも小櫃川や都川、養老川、真亀川などでございます。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 今、最後のほう、幾つか言った川は掘削もしてるということですか。掘削とか、非常に深くなってるとかという危険……。 ◯委員長(小路正和君) 河川環境課長。 ◯説明者(渡邉河川環境課長) 河川個々の形状につきましてはいろいろございまして、親水公園の前の比較的緩やかなところもございますし、深みを持ってるところもあると思います。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 今回、岸から川に向かって同じ形状で入っていって、急にがくんと深くなっていく場所なので、子供たちが水辺で遊んでると、だんだん歩いていくと、深みに入って溺れてしまったという状況なので、ある面、40カ所の中でも幾つかの特別な場所でもあると思うので、特段な対応をしてもらいたいなと思っておりますので、今後、こういうところの安全対策を、新たな対策を求めたいと思うんですけども、今後、何かできないですかね。 ◯委員長(小路正和君) 河川環境課長。 ◯説明者(渡邉河川環境課長) 今回のような事故の再発を防止するためには、柵などの施設整備による方法もございますし、看板設置等による注意喚起も考えられます。一方で家庭、学校などにおきまして、川や海などの水辺は常に危険とも隣り合わせであるというような再認識をいただくこと。また、あわせまして、万が一、水に落ちた場合の対処方法の習得ですとか、今回も周囲には多数の人がおったということでございます。周囲の大人などによる積極的な声かけなども重要であると考えてございます。県といたしまして、柏ふるさと公園を管理する柏市と打ち合わせも始めたいと思ってます。今後、地元の方や市、学校関係者などと協力しながら、よりよい安全対策、再発防止に向けた取り組みを行っていきたいと考えております。 ◯委員長(小路正和君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 危険箇所というのも県も認識されているとのことで、ぜひ二度と起こさない姿勢ということで、安全・安心の県の姿勢を、あるいは地元は非常に注目していますので、ぜひ確かな安全対策を、やっぱり現場感覚というか、先ほど現場の声を聞く場を今後持っていくということですので、ぜひ実現していただければなと思いますので、よろしくお願いします。 ◯委員長(小路正和君) ほかにございますか。  岩井委員。
    ◯岩井泰憲委員 私のほうから契約締結等の時期の制限にかかわる宅建業法36条違反について質疑したいと思います。印西市の草深地区における一部市外事業者による宅建業法33条違反については、さきの当委員会にて指摘をいたしました。問題事案の1つである業者所有の開発地では、県による業法33条違反の指導を受け、大半が未分譲であるものの、既成事実化を進めるべく、既に3軒の新築が進行中であるというふうに聞いております。  ところで、土地決済の前に購入予定者名義で売買対象区画の開発許可取得条件で売買契約を締結しているとするならば、戸建て業者が29条申請に必要な実施設計図面等を引く場合、冷やかし防止の観点から土地売買契約書の添付を義務づけることが一般的であるため、開発許可が必要となる土地について、申請者名義のいかんにかかわらず、開発許可以前に売買契約を締結している可能性が高いと思われます。しかし、その場合、宅建業法36条、申し上げた契約締結等の時期の制限に抵触することになるのではないかと思いますが、その点についての見解をお伺いしたいと思います。 ◯委員長(小路正和君) 萬谷建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 具体的な事例として、そういうことが発生してるのか、あるいは一般的なことなのかということなんですが、一般的に申し上げれば、宅地建物取引業法第36条、こちらは、宅建業者が宅地の造成工事の完了前にその土地の取引を行おうとする場合には、その造成工事に関して必要となる都市計画法上の開発許可を得た後でなければ契約の締結をしてはならないと、そういう趣旨でございます。 ◯委員長(小路正和君) 岩井委員。 ◯岩井泰憲委員 今回、冒頭に印西市草深地区の33条違反の話もちょっとしましたけども、今回お伺いしてるのは、多分、地域の住民の方からも通報が入っているというふうに聞いている印西市草深地区における事案について聞いております。改めて答弁お願いします。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 宅建業法36条の規定は、締結契約の時期の制限される土地取引につきましては、都市計画法上の許可を要する工事を行う土地の取引ということなんですが、御指摘にありました住民の方から言われています件につきまして、市のほうに具体的に確認したところによりますと、このケースにつきましては、許可を有するとまではされていないケースであるというふうに回答を得ております。 ◯委員長(小路正和君) 岩井委員。 ◯岩井泰憲委員 申し上げたように、地域の住民からの通報があった事案であり、かつ繰り返しになりますけど、冒頭に挙げた業法33条違反の指導を受けているような、札つきと言うと非常に言い方は悪いんですけども、ちょっと疑念があるような同じ業者による事案であることを踏まえるならば、県として、こういう事案について十分な慎重な調査と判断が私は求められると思います。したがいまして、事前の担当課の説明によれば、現況売買であるがゆえ、今回、当該事案については法違反に当たらないというような説明は受けておりますけども、今あったように、印西市の話として、そうであるという状況ですので、私としては、担当課として、具体的に現地のより詳しい調査が必要だと思いますが、いかがですか。 ◯委員長(小路正和君) 建設・不動産業課長。 ◯説明者(萬谷建設・不動産業課長) 現地の調査、印西市のほうとも通報を受けた段階で何度か意見とか聞いておりまして、その上で御指摘の土地に関しまして、関係業者が行っている行為が都市計画法上の許可を要する行為であるかどうかということについて、そこまでの行為ではないというふうに回答を得ております。 ◯委員長(小路正和君) 岩井委員。 ◯岩井泰憲委員 現地における33条違反であったり、36条違反であったり、または開発許可の事案についても、現場でいわゆる潜脱的な手法を繰り返す事業者が絶えない現状があります。したがいまして、要望ということになりますが、引き続き住民からの通報も繰り返されてる状況だと思いますので、より慎重な、または十分な調査、そして判断されるよう求めたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小路正和君) 岡田委員。 ◯岡田幸子委員 訂正だけです。先ほど茨城県で、そういう方法がありますよと言っちゃったんですが、茨城県ではなくて、長野県の懲戒処分の指針には「秘密漏えい」とあわせて「官製談合」の項を設定し、入札談合等関与行為の排除、これを明確に掲げているということで、ぜひこういうのも参考にしてほしいということを言いたかったので、訂正させてください。 ◯委員長(小路正和君) はい、わかりました。  以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(小路正和君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 御異議ないものと認め、そのように決定いたします。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(小路正和君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については正副委員長に一任願います。  次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  本日の委員会終了後、建設現場における生産性向上を図る取り組み、ICT土工の施工現場の調査を目的として、山武市の小松海岸に委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) それでは、そのように決定いたします。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小路正和君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」、「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小路正和君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(小路正和君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午後2時10分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....