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  1. 千葉県議会 2017-02-23
    平成29年_農林水産常任委員会(第1号) 本文 2017.02.23


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長(瀧田敏幸君) ただいまから農林水産常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了解願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(瀧田敏幸君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に中台委員、谷田川委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(瀧田敏幸君) 本委員会に付託されました案件は議案13件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより議案の審査を行います。  農林水産部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。
     伊東農林水産部長。 ◯説明者(伊東農林水産部長) おはようございます。本定例会において農林水産常任委員会に付託され、御審議をお願いする議案は13件でございます。  付託議案の概要について、まず御説明を申し上げます。  初めに、予算関係の議案を御説明いたします。  議案第1号平成29年度千葉県一般会計予算についてですが、農林水産部に係る平成29年度当初予算は413億8,454万4,000円を計上しようとするものであり、前年度当初予算の88.9%の規模となっております。これは3月の知事選を控え、骨格予算となることによるものですが、本県の農林水産業の課題に対応し、年度当初から予算化する必要のある事業や基盤整備に係る継続事業等を計上しております。主なものは、1つとして、千葉県園芸協会を中心とした野菜の産地連携による出荷規格の統一化、収益力の向上に必要な施設整備への助成など、園芸農業の強化を図る事業、2つとして、農地中間管理機構の体制強化、青年就農者への給付金の充実等、農地の集積や担い手の確保を推進する事業、3つとして、主食用米から飼料用米等への転換を推進し、米価の安定による稲作農家の経営安定を図る事業、4つとして、イノシシなどの有害獣による農業被害の防止対策を推進する事業、5つとして、畜産農家を中心に、地域の関係団体が連携した高収益型畜産経営体制を目指す取り組みや酪農の増産を支援する事業、6つとして、輸出への積極的な取り組みや県産品の品質向上を支援する事業、7つとして、農林水産業の生産性向上に向けた基盤整備や災害に強い農山漁村の整備を推進する事業、8つとして、森林・林業再生による森林機能の維持増進と災害に強い森林づくりを推進する事業、9つとして、漁協、市町村等、地域が一体となって策定した浜の活力再生プランに基づく取り組みを支援する事業などでございます。平成29年度は千葉県農林水産業振興計画の最終年度に当たることから、総仕上げに向け、これらの事業に着実に取り組んでまいります。  議案第12号から第15号までは特別会計の平成29年度予算に係るものであり、議案第12号は就農支援資金、第13号は県営林の運営等、第14号は林業・木材産業改善資金、そして第15号は沿岸漁業改善資金に係る予算として、4会計合わせて5億25万8,000円を計上しようとするものです。  次に、平成28年度2月補正予算について御説明いたします。  議案第24号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第3号)ですが、農林水産部に係る2月補正予算は、台風9号被災農業者への支援に係る事業費等を増額する一方、執行額の確定により事業費を減額し、43億2,228万5,000円の減額補正をしようとするものです。  議案第36号から第39号までは特別会計の補正予算に係るものであり、前年度繰越金の額の確定などにより、4会計合わせて4億5,607万8,000円の増額補正をしようとするものです。  続いて、予算関係以外の議案を御説明いたします。  議案第57号印旛沼土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定については、国営印旛沼二期土地改良事業により揚水機場等の土地改良施設が再編整備されることに伴い、県が管理する土地改良施設について、所要の改正をしようとするものです。  議案第58号千葉県森林整備加速化林業再生基金条例の一部を改正する条例の制定については、国の補助金を受けて設置した千葉県森林整備加速化・林業再生基金について、国の制度改正に基づき延長措置を講じるため、所要の改正をしようとするものです。  議案第80号市町村が負担すべき金額については、土地改良関連、林道及び漁港の計17事業について、平成28年度において市町村が負担すべき金額として、地方財政法等の規定により、議会の議決に付すものです。  以上が付託議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほど担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。  次に、当面する諸般の情勢について申し上げます。  初めに、農業産出額及び海面漁業漁獲量について申し上げます。  平成27年の本県の農業産出額は、野菜や畜産物の価格の上昇により、前年より254億円増加し、過去10年で最高となる4,405億円となりましたが、全国順位は前年同様の第4位でした。また、平成27年の海面漁業漁獲量は、サバ、マイワシは増加したものの、カタクチイワシが大きく落ち込んだことから前年より2万4,000トン減少し、11万2,000トンとなり、全国順位は第11位となりました。  次に、園芸の振興について申し上げます。  本県農業産出額の約5割を占める園芸農業の振興は大変重要であることから、平成26年に千葉県園芸協会を核として、県、全農が一体となり、トマト、ネギなど主要7品目の農産物について品目別協議会を立ち上げ、県内の特色ある産地をオール千葉として集約して大量一括供給を可能にする出荷規格や出荷箱の統一を推進してるところです。この取り組みにより、千葉県産トマトとして大型量販店へ契約出荷を成功させるなど、流通関係者の評価向上につながる事例が出てまいりました。今後も関係機関との連携を強化し、本県園芸農業の発展に努めてまいります。  次に、米の生産調整について申し上げます。  県では、主食用米の過剰作付が依然として高い水準にあることから、今後の需要が見込める飼料用米の取り組み拡大を強力に推進してるところです。29年産に向けては、これまでの取り組みに加え、飼料用米に取り組む場合の収入額が計算しやすい収入額試算シートの配布や、作付計画を決定する種子の注文時期に合わせた早期からの推進を行っているほか、戸別訪問対象農家を2ヘクタール以上の中規模農家へ拡大し、主食用米の過剰作付解消に向け取り組んでおります。また国は、30年産からは、米の生産数量目標の配分を廃止し、都道府県ごとに生産者、集荷業者、団体及び行政が一体となり、需要に応じた生産を行うこととしています。このため、県、全農県本部、米の集荷組合等により構成する千葉県農業再生協議会において、30年産以降の取り組み方針を市町村やJA、大規模稲作農家等の意見等を参考にしながら本年度末までに策定いたします。  次に、農林水産物の販売促進について申し上げます。  菜花やキャベツなどの春野菜の出荷、近海のカジキの水揚げが最盛期を迎える2月を、「ちばが旬!販売促進月間」として、県産農林水産物の集中的なキャンペーンを展開しており、首都圏の量販店131店舗でバラエティー豊かな旬の県産農林水産物のプロモーションなどを実施しています。また、JR東日本グループとの共催により、JR上野駅などの5店舗で県産品の販売や、春野菜や魚介類を使用したメニューを提供する「千葉のもの」を4月7日まで開催しています。さらに、内房の鋸南町保田漁協、鋸南町勝山漁協、岩井富浦漁協が連携して、直営食堂において、地元でしか味わえない旬のサバ料理を提供する房総さばフェアを2月25日から3月5日まで開催いたします。  続いて輸出促進ですが、これまでのタイ、マレーシアに加え、昨年12月には、県として初めてシンガポールにおいて農水産物フェアを開催し販路開拓に向けたPRを行ったところ、新たな輸出品目として、ニンジンや水産加工品等に手応えが得られました。また、特に平成28年のサツマイモの輸出量は、前年の36トンから85トンと大幅に増加いたしました。今後とも国内外でのさまざまな活動を積極的に展開し、県産農林水産物の販売促進に努めてまいります。  次に、農地中間管理事業について申し上げます。  昨年12月末現在の本県機構の農地集積面積は534.6ヘクタールと、前年同時期の90.7ヘクタールと比較すると伸びていますが、2,600ヘクタールの目標達成は厳しい状況となっております。今後は担い手から生産性や作業性のよい農地が求められていることなどを踏まえ、大区画化や排水の改良など、耕作条件の改善をしっかり行えるよう機構の体制を強化し、市町村、土地改良区などの関係機関と密接に連携しながら農地集積の加速化を図ってまいります。  次に、ノリの消費拡大について申し上げます。  県、千葉県漁業協同組合連合会及び千葉県海苔問屋協同組合では、本年1月に千葉県海苔販売促進基本方針を策定し、3者が連携して栄養成分の分析やオーナー制度の導入などにより、一層効果的な販売対策に取り組んでいくことといたしました。今後は同方針に基づき、千葉ノリのよさを積極的に情報発信するとともに、販売対策を強化し、消費拡大を図ってまいります。  次に、農林水産業の概況について申し上げます。  まず、農作物の状況についてですが、本県の主な冬野菜の生育及び東京都中央卸売市場への出荷の状況について申し上げます。主力のサツマイモについては、出荷量が1割ほど少なく、価格は1割高い状況です。その他の本県産主要野菜は、昨年秋以降の天候不順による生育や作業のおくれがようやく解消され、出荷量は平年並みまで回復しております。また、価格は大根、トマト、キュウリは平年並み、引き合いの強いネギやニンジンは2割から4割程度高くなっています。今後とも生育状況や価格動向を注視し、適切な情報提供などにより農家経営の安定化に努めてまいります。  次に、漁業の状況について申し上げます。  まず、平成28年の主要漁業の状況ですが、まき網漁業は、カタクチイワシは不漁ですが、マイワシは前年の7割増し、サバが前年の1割増しとなっており、数量、金額ともに前年の1割増しとなっています。小型漁船漁業のキンメダイ漁は、銚子地区を中心に好調で、数量、金額とも前年の2割増しとなりましたが、カツオ漁は数量、金額ともに前年の3割減となっております。磯根漁業では、サザエ漁は数量、金額ともに前年の1割減ですが、アワビ漁は、しけにより不漁であった前年に比べ、数量、金額ともに2割増しとなり、イセエビ漁は前年に比べ、数量で1割、金額で2割増しとなっております。なお、ノリ養殖業の近況ですが、本日までに7回の共販が開催され、不作であった前年同期に対し、数量で3割、金額で2割増しとなっています。今後とも効率的な操業や安定生産を図るため、漁海況情報の的確な提供や技術指導に取り組んでまいります。  最後に、組織改正について申し上げます。  県内土地改良区において判明した多額の使途不明金問題を踏まえ、これまで検査業務と指導監督業務を兼ねて実施していた組織体制を分離し、より実効性の高い検査・指導体制を確保しました。具体的には、農地・農村振興課の土地改良団体室を廃止し、検査業務を団体指導課に移管し、土地改良検査室を新設するとともに、指導監督業務耕地課事業計画室に移管することといたします。  以上をもって、当面する諸般の情勢についての御報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 議案第1号平成29年度千葉県一般会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) 農林水産政策課の平成29年度当初予算について御説明をさせていただきます。  お手元の2月定例県議会議案説明資料のほうになりますけれども、こちらの資料の197ページをお開きください。第7款第1項第1目農業総務費、予算額は107億367万円で、部内の農林関係の職員人件費などでございます。  続いて198ページをお開きください。第6目農業構造改善対策費、予算額は1,600万円で、市町村が行う地域の中心となる経営体の確保や、経営体の農地集積に必要な取り組みを支援する人・農地プランの策定に対する助成、県産農林水産物の競争力を強化するための品質向上や安全・安心への取り組みを支援するちばの農林水産物品質向上推進事業でございます。  下段をごらんください。第5項第1目水産業総務費、予算額は19億1,571万2,000円で、部内の水産関係の職員人件費でございます。  以上で農林水産政策課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 団体指導課の平成29年度一般会計当初予算について御説明いたします。  同じ資料の199ページをごらんください。第7款第1項第1目農業総務費の予算額は276万9,000円で、農林水産団体の検査指導や農林水産金融業務を行うための必要な運営費などでございます。  次に、200ページをお開きください。第2目農業協同組合指導費の予算額は1,449万9,000円で、農協に対する指導検査業務に要する費用でございます。  201ページをお開きください。第3目農業共済団体指導費の予算額は37万円で、農業共済組合に対する指導検査業務に要する経費でございます。  202ページをお開きください。第5目農林金融対策費の予算額は2億7,192万4,000円で、農業経営の近代化や規模拡大に必要な資金を低利融資するための利子補給、農林経営の合理化などを目的とした貸付金等の経費でございます。  203ページをお開きください。9の債務負担行為につきましては、農業近代化資金利子補給ほか3件で、それぞれ29年度の融資額、利子補給率、補給期間を定めるものでございます。  204ページをお開きください。第5項第2目水産業総合対策費の予算額は6億3,857万4,000円で、漁業経営の近代化に必要な資金を低利融資するための利子補給、水産系統団体への貸付金等の経費でございます。下のほうの4番、債務負担行為でございますけども、漁業近代化資金利子補給ほか2件で、それぞれ29年度の融資額、利子補給率、補給期間を定めるものでございます。  205ページをお開きください。第3目水産業協同組合指導費の予算額は638万3,000円で、水産業協同組合等に対する指導検査業務、育成強化に要する費用でございます。  以上で団体指導課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) 生産振興課でございます。生産振興課の平成29年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の209ページをごらんください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は300万円でございます。主な内容は県産米需要拡大促進支援事業で、千葉県産米需要拡大推進協議会が関係団体等と一体となり、量販店や外食、中食業者等への働きかけを行うなど、県産米の需要拡大を図る取り組みに対して助成する経費でございます。  210ページをお開きください。第8目農産振興費の予算額は6億6,501万4,000円でございます。この主な内容は、水田の有効利用の促進を図るため、飼料用米など新規需要米の作付や麦、大豆等への集団転作を行う取り組みに対して助成する飼料用米等拡大支援事業などでございます。  211ページをごらんください。第15目園芸果樹農業振興費の予算額は19億2,774万4,000円でございます。この主な内容は、県内の園芸産地の生産力を強化するため、パイプハウス等の施設や省力化機械の導入、老朽化した既存ハウス等の改修を支援する新「輝け!ちばの園芸」産地整備支援事業などでございます。  以上で生産振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) 流通販売課の平成29年度当初予算について御説明をいたします。  同じ資料の212ページをお開きください。第7款第1項第4目販売流通対策費の予算額は3,642万6,000円で、県産農林水産物の販売促進のため、フェア、イベント等によるPR活動などを行う県産農林水産物魅力発信事業などでございます。  213ページをごらんください。第6目農業構造改善対策費の予算額は1億9,185万5,000円で、海外での千葉フェア等販売促進活動や輸出に取り組む生産者団体を支援する「世界に飛び出せ千葉の農林水産物」輸出促進事業や、6次産業化支援の総合窓口であるサポートセンターの運営費や加工販売施設等の整備に対し助成するちば6次産業化ネットワーク活動事業などでございます。  続いて214ページをお開きください。第9目市場指導費の予算額は205万9,000円で、卸売業者の経営状況を把握し、経営の合理化を促すための検査を実施する卸売市場運営合理化対策事業でございます。  以上で流通販売課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 担い手支援課の平成29年度当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の215ページをごらんください。第7款第1項第6目農業構造改善対策費の予算額は5,400万円で、人・農地プランに位置づけられた地域の中心経営体が融資を受け、農業用機械等を導入する際、その融資残に対して補助金を交付する経営体育成支援事業などでございます。  216ページをお開きください。第7目農業改良普及事業費の予算額は7億3,465万4,000円で、地域農業の担い手の確保、育成を図るため、新規就農者等に研修の実施などの体系的な支援を行う農業の担い手育成推進事業や、45歳未満の新規就農者に対し年間最大150万円の給付金を支給する青年就農者確保育成給付金事業などでございます。  217ページをごらんください。第12目農林総合研究センター費の予算額は3億3,004万9,000円で、農林総合研究センターにおける管理運営費や各種試験研究に要する経費でございます。  218ページをお開きください。第13目農業関係指導施設費の予算額は1億7,783万円で、農業大学校における管理運営費や農林総合研究センターにおける農作物の原原種維持に係る経費などでございます。  以上で担い手支援課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 越川農地・農村振興課長。 ◯説明者(越川農地・農村振興課長) 農地・農村振興課の当初予算について御説明いたします。  議案説明資料の219ページをごらんください。第7款第1項第2目農業協同組合指導費の予算額は4億7,240万円で、農業委員会や農業会議の運営に必要な経費を補助する農業委員会等対策事業でございます。  220ページをお開きください。第6目農業構造改善対策費の予算額は7億3,104万7,000円で、耕作放棄地の発生抑制や解消に向け、農業者や地域、集落で再生に取り組む活動を支援する耕作放棄地活用推進事業、イノシシ等の侵入防護柵の設置や集落ぐるみで取り組む有害鳥獣被害防止対策への支援を行うイノシシ等有害獣被害防止対策事業農地中間管理事業の運営費や、機構に農地を貸し付けた地域や個人に対し協力金を交付する農地集積加速化促進事業などでございます。  221ページをごらんください。第3項第1目土地改良調査指導費の予算額は165万5,000円で、土地改良事業計画の審査を公平、円滑かつ適正に行うための土地改良事業調査費などでございます。  222ページをお開きください。第3目農村整備事業費の予算額は24億2,261万4,000円で、中山間地域の農業生産基盤等の整備を行い、地域の活性化を図る県営中山間地域総合整備事業、農業者等が共同で農道や排水路等の適切な保全管理などを行う取り組みを推進する多面的機能支払交付金事業、農業の生産条件が不利な地域の集落において、継続的に農業生産活動等を行う取り組みを推進する中山間地域等直接支払交付金事業などでございます。  223ページをごらんください。第6目農地調整費の予算額は7,248万5,000円で、国有農地等の維持管理を行うとともに、処分を推進する国有農地等管理処分事業などでございます。  以上で農地・農村振興課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨樫安全農業推進課長。 ◯説明者(冨樫安全農業推進課長) 安全農業推進課の平成29年度当初予算について御説明いたします。  224ページをお開きください。第7款第1項第10目土壌保全費の予算額は314万1,000円で、土壌の実態把握、施肥体系の検討及び地球温暖化に係る土壌実態調査を行う土壌保全・省資源型施肥体系推進事業でございます。
     225ページをごらんください。第11目植物防疫費の予算額は2,921万8,000円で、安全・安心な農産物の生産を推進するため、農薬安全使用対策や県産農産物の残留農薬分析等を行う農薬安全使用・リスク管理推進事業でございます。  226ページをお開きください。第14目食品安心対策費の予算額は8,818万9,000円で、環境に配慮した農業を推進するため、栽培技術の導入に必要な機械施設や資材経費への支援を行うとともに、ちばエコ農産物の認知度向上に向けたPR活動などを行う「環境にやさしい農業」推進事業や、地球温暖化防止生物多様性保全に効果の高い営農に取り組む農業者団体等へ支援する環境保全型農業直接支援対策事業などです。  以上で安全農業推進課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 岩渕耕地課長。 ◯説明者(岩渕耕地課長) 耕地課の予算について御説明いたします。  資料は227ページになります。第7款第3項第1目土地改良調査指導費、予算額は29億5,978万7,000円でございまして、土地改良施設の維持管理を行う土地改良施設管理事業などが当たります。  228ページをお開きください。第2目用排水改良事業費、予算額は60億232万7,000円で、農業水利施設の整備を行う県営用排水改良事業、あるいは国営事業等の実施に伴う直轄事業負担金などでございます。また、債務負担行為として、県営用排水改良事業に係る工事費並びに国営北総中央用水事業に係る直轄事業負担金を計上いたしております。  229ページをごらんください。第3目農村整備事業費、予算額は2億3,961万6,000円で、地域の基幹的農道の整備を行うための農道整備事業などでございます。  230ページをお開きください。第4目経営体育成基盤整備事業費、予算額は15億436万5,000円で、農地集積の加速化、農産物の生産性向上を図るため、農地の大区画等を行う経営体育成基盤整備事業などを行うものです。また、債務負担行為として、経営体育成基盤整備事業に係る工事費を計上いたしております。  続きまして、231ページをごらんください。第5目農地防災事業費、予算額は14億1,789万5,000円でございます。湛水被害の防止に係る排水施設の整備、あるいは地すべり活動を未然に防止するための農地防災事業などでございます。また、債務負担行為として、農地防災事業に係る工事費を計上いたしております。  続きまして、232ページをお開きください。第12款第1項第2目耕地災害復旧費、予算額は3億2,000万円でございます。豪雨、あるいは地震等の不測の災害に対応するための農地及び農業用施設等の復旧費用でございます。  以上で耕地課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 岡田畜産課長。 ◯説明者(岡田畜産課長) 畜産課の平成29年度当初予算について御説明いたします。  233ページをごらんください。第7款第2項第1目畜産振興費の予算額は11億6,422万9,000円でございまして、畜産農家の経営安定を図るため、豚肉価格の下落時に農家に補填金を交付する事業において、農家が負担する積立金の一部助成を行う肉豚生産安定対策事業、畜産農家を中心に地域の関係団体が連携した高収益型畜産経営体制を目指す取り組みに対し施設整備の助成を行う畜産競争力強化対策整備事業、耕作放棄地を再生し、自給飼料作物の生産拡大への取り組みを行う農家等に対し機械整備の助成を行う飼料生産拡大整備支援事業などでございます。  234ページをお開きください。第2目畜産技術指導費の予算額は5,432万3,000円でございまして、県内繁殖和牛の増頭と改良に対し助成するとともに、肉牛農家の肥育技術の改善を進める等、肉用牛のブランド力の向上を図る肉用牛ブランド力向上対策事業、搾乳牛の改良による生乳生産量の増量や搾乳牛の増頭等に対し助成を行い、収益性の高い酪農業への転換を図るちばの酪農増産支援事業などでございます。  235ページをごらんください。第3目家畜保健衛生費の予算額は1億8,495万1,000円でございまして、家畜の伝染病の発生予防、蔓延防止のため、検査、病性鑑定等を行う家畜防疫事業、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザといった急性悪性の家畜伝染病発生時における緊急対応や防疫演習等を行う家畜伝染病発生危機特別対策事業などでございます。  236ページをお開きください。第4目畜産総合研究センター費の予算額は3億6,689万円でございまして、畜産総合研究センターにおける管理運営費や各種試験研究に要する経費でございます。  以上で畜産課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 武井森林課長。 ◯説明者(武井森林課長) 森林課の平成29年度当初予算案について御説明いたします。  237ページをごらんください。第7款第4項第1目林業総務費は予算額2億8,367万8,000円で、地域森林計画の基礎資料の収集、作成や森林所有者等が行う森林経営計画の作成を支援する森林計画推進事業や特別会計営林事業への繰出金などです。  238ページをお開きください。第2目林業振興費は予算額1億971万3,000円で、シイタケ原木の入れかえなど、引き続き生産者の経営基盤復興の支援を行うシイタケ等特用林産物生産の早期復興支援事業や、林業事業体の経営基盤の強化を図るため、高性能林業機械等のレンタル支援を行う森林・林業担い手確保・育成対策事業などです。  239ページをごらんください。第3目森林病害虫防除費は予算額9,908万6,000円で、松くい虫被害の対策を行う森林病害虫防除事業などです。  240ページをお開きください。第4目森林整備費は予算額9,480万円で、造林や間伐促進など民有林整備の推進を図る森林整備事業などです。  241ページをごらんください。第5目林道費は予算額1億1,217万4,000円で、地域林業の振興、農山村の生活環境整備等を目的として林道の整備を図るものです。  242ページをお開きください。第6目治山費は予算額7億6,426万2,000円で、山地災害の防止、海岸保安林の再生等に係る治山事業などを実施するものです。  243ページをごらんください。第7目緑化推進費は予算額2億686万5,000円で、県内に6カ所ある県民の森の管理や施設の補修を行う県民の森事業などです。  244ページをお開きください。第12款第1項第1目林業災害復旧費は予算額4億6,950万円で、集中豪雨等により被害を受けた場合の復旧に要する経費や国庫補助事業では採択されない箇所の復旧に係るものです。  以上で森林課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 佐藤水産課長。 ◯説明者(佐藤水産課長) 水産局水産課の平成29年度当初予算案について御説明いたします。  議案説明資料246ページをお開きください。第7款第5項第1目水産業総務費の予算額は5,195万1,000円で、水産課、水産事務所、水産情報通信センターの運営費でございます。  247ページをごらんください。第2目水産業総合対策費の予算額は5,354万円で、東京湾の沿海漁協等が実施する生産性向上、操業安全対策事業などの事業に要する経費に対し助成する東京湾漁業総合対策事業などでございます。  248ページをお開きください。第4目漁業調整委員会費の予算額は5,700万3,000円で、海区漁業調整委員会と内水面漁場管理委員会の運営費などでございます。  249ページをごらんください。第5目漁業取締費の予算額は8,437万9,000円で、漁業取締船2隻の運営費などでございます。  250ページをお開きください。第6目水産業振興費の予算額は2億5,199万4,000円で、浜の活力再生プランに基づき、漁業協同組合などが取り組む事業の合理化、収益向上のための施策に対し助成する浜の活力再生プラン推進支援事業などでございます。  251ページをごらんください。第7目漁業指導船運営費の予算額は1億4,061万7,000円で、漁業調査船2隻の運営費でございます。  252ページをお開きください。第8目水産総合研究センター費の予算額は1億3,843万3,000円で、水産総合研究センターの維持運営と漁海況情報の高度化や未利用魚の有効利用技術開発など、各種調査研究に要する経費でございます。  以上で水産局水産課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 根本漁業資源課長。 ◯説明者(根本漁業資源課長) 水産局漁業資源課の当初予算案について御説明いたします。  253ページをごらんください。第7款第5項第2目水産業総合対策費の予算額は4,472万4,000円でございます。この主な内容は、3の貧酸素水塊対策実証事業として720万8,000円を計上し、東京湾の浅海漁場における貧酸素水塊の影響軽減手法の検討や、マコガレイなどの水産資源に対する貧酸素水塊の影響調査を実施するものでございます。4の水産多面的機能発揮対策事業として3,005万2,000円を計上し、干潟におけるウミグモなどの有害生物の駆除や藻場の維持回復などの漁業者グループが行う水産業、漁村の多面的機能の発揮に資する地域の活動を支援しようとするものでございます。  254ページをお開きください。第6目水産業振興費の予算額は2億9,010万6,000円でございます。この主な内容は、2の栽培漁業総合推進事業として3,255万5,000円を計上し、マダイ、ヒラメ等の放流事業や、新規魚種であるトラフグの放流効果調査を実施しようとするものです。3のアワビ増産総合対策事業では、アワビ資源の増大を図るため種苗生産事業を実施するとともに、収益向上型臨採漁場の整備を支援しようとするものでございます。4のノリ種苗供給施設管理事業、5の構造改革対応型ノリ養殖振興対策事業、6のノリ養殖振興(高付加価値化)事業の3つの事業は、ノリ養殖振興関連予算として、ノリの種苗生産や海上作業の効率化を図る高速浸漬処理船の整備を支援するとともに、新たな養殖品種の開発等を実施しようとするものでございます。7の東京内湾二枚貝資源増大総合対策事業としては、東京湾の二枚貝資源の増大対策を実施しようとするものでございます。また、13の海域環境に配慮した漁場の整備事業では、漁業資源の維持増大等を図るため、南房総市富山地先沖に漁礁を設置しようとするものでございます。  255ページをごらんください。第8目水産総合研究センター費の予算額は2億5,210万9,000円でございます。この主な内容は、水産総合研究センター、内水面水産研究所及び種苗生産研究所における種苗生産経費や調査研究経費並びに内水面漁業の振興に要する経費でございます。  以上で水産局漁業資源課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 平林漁港課長。 ◯説明者(平林漁港課長) 漁港課の予算について御説明いたします。  議案説明資料の256ページをお開きください。第7款第5項第9目漁港管理費、予算額7,141万1,000円で、県営19漁港の維持管理に要する経費です。  257ページをごらんください。第10目漁港建設費、予算額19億7,553万5,000円で、銚子漁港など4港において防波堤や岸壁の漁港施設の整備を行う拠点漁港整備事業や、銚子漁港など12漁港において老朽化した漁港施設の長寿命化を図る水産基盤ストックマネジメント事業などです。  258ページをお開きください。第12款第1項第3目漁港災害復旧費、予算額1億500万円で、漁港災害に対応するための費用です。  以上で漁港課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。  仲村委員。 ◯仲村秀明委員 よろしくお願いします。それでは、私のほうは当初予算についてなんですけども、213ページにあります農業構造改善対策費の中のグリーン・ブルーツーリズムinちばの推進事業について1つ伺いたいと思います。これまで地域の資源を生かしまして、こうした農山漁村体験を推進するという形の中でグリーン・ブルーツーリズムを取り組んできてるわけですけれども、本当に千葉県は都市部の東京と隣接してるという点、また農業県であるということ、また四方が海に囲まれてるという点で、非常にそういった資源が多い。また、直売所も非常に資源としても活用できるという中で、今、これからオリンピックも控えてる中で訪日外国人であるとか、そうした方を誘致する中でも、こうした資源を活用しながら県内に観光誘致をするという部分でも大きな資源として活用できる期待感が持たれてるところなんですけども、この中で、今、民泊や農泊ということも新たな形として検討されてるというふうにも伺ってるんですけども、今、このグリーン・ブルーツーリズムに関して、千葉県として、どのような形で取り組まれているのか。概要について伺いたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) グリーン・ブルーツーリズムの概要でございますけども、千葉県の場合、首都圏に近いというような立地条件を生かしまして、日帰りでできるイチゴ狩り、あるいはブルーベリーなどの魅力的な地域資源を活用した、1つは観光農業。それから2つ目としては、地元でとれる新鮮な農林水産物、地域ならではの加工品を販売する農水産物の直売所。それから3つ目として、農林漁家の生活を体験するような農家民泊などの滞在型の余暇活動。それらによりまして、都市住民との交流活動などに幅広く取り組んでるところでございます。一応、統計的には、農林水産グリーン・ブルーツーリズムを通じました販売額としては直売所が圧倒的に多くて426億円、観光農業等が22億円というふうになってございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 仲村委員。 ◯仲村秀明委員 ありがとうございます。これから本当に県の優位性というのが、やっぱり立地条件というのもあると思うんですけども、東京に本当に隣接してるという部分では、また成田空港も千葉県は抱えてますし、そうした方を千葉県に呼び込むツールとしては本当に有用な施策だと思いますので、力を入れていっていただきながら、より充実させていっていただきたいと思います。  また、もう1点、ちょっと1つ伺いたかったのが、県として、こうしたグリーン・ブルーツーリズムに取り組んでいる自治体とかに対してどのような支援を行ってるのかということを伺いたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) 市町村に直接支援というような補助金のようなものは特にはないのでございますけども、先ほど申し上げましたような取り組みに対しまして、1つは、農林漁業体験施設などを紹介するパンフレットの配布などによりまして、県内全域に情報発信するということ。それから、対市町村ではありませんけど、直売所がメーンでございますので、そこに対します直売所フェアを毎年100店舗以上で実施してるような取り組み。それから、民泊も初め、いろんな体験施設など、数がまだ少ないものですから、それらをより多くするための研修会、そのようなものを市町村とも一緒になって取り組んでるところでございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 仲村委員。 ◯仲村秀明委員 ありがとうございました。ぜひこの機会をしっかりと捉えながら、千葉県を魅力ある県であるという形で発信していただきながら、千葉県にどんどんそうした観光のお客様を呼べるような形で取り組んでいただければと思います。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手)
    ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員であります。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第12号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第12号平成29年度千葉県特別会計就農支援資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第12号平成29年度千葉県特別会計就農支援資金予算について御説明いたします。  議案説明資料206ページをお開きください。予算額は7,546万9,000円で、新規就農者の事業開始に必要な資金を無利子で貸し付ける就農支援資金貸付金などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第12号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第12号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第13号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第13号平成29年度千葉県特別会計営林事業予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  武井森林課長。 ◯説明者(武井森林課長) 議案第13号平成29年度千葉県特別会計営林事業予算について御説明いたします。  議案説明資料の245ページをごらんください。特別会計営林事業は予算額2億6,213万1,000円で、県有林の維持管理及び林産物の生産等を実施する県有林事業や、植林や下刈り、間伐等を実施する県行造林事業です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第13号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第13号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第14号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第14号平成29年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第14号平成29年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金予算について御説明いたします。  議案説明資料207ページをごらんください。予算額は4,085万3,000円で、林業経営や木材産業経営の改善等を図るために必要な資金を無利子で貸し付ける林業・木材産業改善資金貸付金などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第14号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第14号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第15号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第15号平成29年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第15号平成29年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金予算について御説明いたします。  同じ資料の208ページをお開きください。予算額は1億2,180万5,000円で、沿岸漁業者の経営安定と漁業生産力の強化のための資金を無利子で貸し付ける沿岸漁業改善資金貸付金などでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第15号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第15号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第24号関係
    ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第24号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  山口新二農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) それでは、議案第24号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第3号)について御説明をさせていただきます。  資料は別になります。お手元に配付してございます平成29年2月定例県議会農林水産常任委員会資料、こちらのほうになります。  5ページをお開きください。今回御審議をお願いする農林水産部の一般会計2月補正予算は、表の一番下、左から2つ目の欄にございますが、43億2,228万5,000円の減額をしようとするものでございます。補正後の最終予算額は、その右欄、483億3,463万1,000円となります。  款別に申し上げますと、第7款農林水産業費の補正額は、これは表の一番上、左から2つ目の欄になりますけれども、43億2,228万5,000円の減額でございます。  その内訳でございますが、第1項農業費では、被災農業者向け経営体育成支援事業等を増額しますが、園芸産地競争力強化総合対策事業などにおいて、事業費の確定に伴い減額を行うことにより3億9,820万2,000円の減額補正となるものでございます。  次に、第2項畜産業費では、家畜伝染病発生危機特別対策事業を増額する一方、畜産競争力強化対策整備事業等において、事業費の確定に伴う減額を行うことにより9,500万円の減額補正となるものでございます。  次に、第3項農地費では、経営体育成基盤整備事業などの事業費の確定等に伴い30億4,724万円の減額補正となるものです。  次に、第4項林業費では、治山事業などの事業費の確定等に伴い2億1,006万3,000円の減額補正となるものでございます。  次に、第5項水産業費では、拠点漁港整備事業などの事業費の確定等に伴い5億7,178万円の減額補正となるものです。なお、第12款災害復旧費につきましては、補正はございません。  資料の7ページをお開きください。繰越明許費についてですが、農林水産関係22事業において、地元や関係機関との調整のおくれなどの理由により年度内に終了しないことが判明した事業につきまして、適正な工期を確保するため43億6,598万3,000円の繰越明許費を設定しようとするものでございます。  以上で議案第24号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第3号)についての説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  鈴木陽介委員。 ◯鈴木陽介委員 台風9号による被災農業者支援事業についてお伺いしたいと思います。本事業は、昨年の12月議会で補正予算8億9,200万円で組まれたものでございますが、先般行われました予算委員会での議論によりますと、申請数が当初の見込みを超え、29市町村、1,600経営体ということでございます。このたびの2月補正で2億4,300万円を増額するということでございまして、総額11億3,500万円ということでございます。一刻も早い支援を望むところでございます。  ただ、今、山口課長から御説明があったように、7ページの繰越明許費の一番上で8億9,800万円が明許繰越ということでございまして、つまり今年度は差し引きの2億3,700万円、これ、全体で言うと約20%になりますが──20%のみという言葉が正しいかどうかわかりませんけれども、それが被災者のお手元に届くということであります。昨年11月末に要望の取りまとめが終わっていて、1,600件の申請書類の審査に取り組んでいただいてるわけなんですけども、そこでちょっとお伺いしたいんですが、今年度末までに、この1,600件あるうちの何件の審査を完了できると見込んでいるのかお答えください。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家健生担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 担い手支援課でございます。  審査につきましては、年度内に全てのものについて終了する予定になっております。また、補助金の支払いにつきましては、年度内に11市町村、約460経営体に支払うという見込みでございます。なお、当事業につきましては、補助金交付決定前に着工できることに加えまして、特例的に既に取り組んだ復旧工事についても遡及して補助対象としているところでございまして、ほとんどの被災農家において、年度内に復旧が完了するものというふうに認識しております。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 ありがとうございます。全ての審査が今年度中に終わるということであります。また、遡及して補助ができるということではありますけれども、ただ、タイムラグが生じているわけですよね。被災者への支払い、残りの分、これは来年度のいつごろまでに終わると見込んでいるのか。それをお伺いしたい。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 担い手支援課でございます。  市町村が被災農家に補助金を交付するためには、被災農家ごとに審査した申請どおりに復旧工事を行ったのか、市町村の確認が必要となります。繰り越し案件につきましても、年度明けから1件1件、竣工確認をした上での補助金の支払いとなるため、関係市町村には速やかな竣工検査の実施と被災農家への補助金の交付を促し、そして遅くとも7月ごろまでには被災農家への補助金の支払いを完了したいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 鈴木委員。 ◯鈴木陽介委員 遅くとも、要望が取りまとめられたのが11月末ということで、そこから被災農家の方々も申請しているわけですよね。既に復旧を完了していたとしても、その分の資金が費やされていて、このタイムラグに困ってる方も少なくないと思っております。再度申し上げますけれども、一刻も早い支援をお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第24号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第24号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第36号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第36号平成28年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第36号平成28年度千葉県特別会計就農支援資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ常任委員会資料の8ページ、表がございますが、表の1段目をごらんください。特別会計就農支援資金の補正額、2)の欄でございますけども、3,413万2,000円を増額しようとするものでございます。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第36号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員であります。よって、議案第36号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第37号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第37号平成28年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  武井森林課長。 ◯説明者(武井森林課長) 議案第37号平成28年度千葉県特別会計営林事業補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ常任委員会資料の8ページ、表の第2段目をごらんください。特別会計営林事業の補正予算は937万2,000円を減額しようとするものです。これは県営林の管理育成等の事業費確定に伴う減によるものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第37号に賛成の委員は挙手を願います。
        (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第37号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第38号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第38号平成28年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第38号平成28年度千葉県特別会計林業・木材産業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じ8ページの表の3段目をごらんください。特別会計林業・木材産業改善資金の補正額は6,803万7,000円を増額しようとするものでございます。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第38号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第38号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第39号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第39号平成28年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  伊藤団体指導課長。 ◯説明者(伊藤団体指導課長) 議案第39号平成28年度千葉県特別会計沿岸漁業改善資金補正予算(第1号)について御説明いたします。  同じページの表の4段目をごらんください。特別会計沿岸漁業改善資金の補正予算は3億6,328万1,000円を増額しようとするものです。これは前年度繰越金の確定に伴う貸付金の増によるものです。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第39号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第39号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第57号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第57号印旛沼土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  岩渕耕地課長。 ◯説明者(岩渕耕地課長) 議案第57号印旛沼土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  常任委員会資料の9ページをごらんください。国営印旛沼二期土地改良事業によりまして、平成22年度から印旛沼周辺の老朽化した用排水施設の再編整備が進められ、宗吾北揚排水機場が本年3月に完成し、4月から県管理機場として用水を供給することに伴い、規定の整備を行うものでございます。  主な改正点は、県が管理する宗吾揚排水機場の更新、統廃合に伴いまして、施設の名称を宗吾北揚排水機場に変更するものでございます。また、施設管理に係る土地改良区の費用負担割合の変更に伴いまして、必要な規定の整備をあわせて行うものです。  施行期日は平成29年4月1日でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第57号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第57号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第58号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第58号千葉県森林整備加速化林業再生基金条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  武井森林課長。 ◯説明者(武井森林課長) 議案第58号千葉県森林整備加速化林業再生基金条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  常任委員会説明資料の13ページをお開きください。  最初に改正理由でございますが、間伐等の森林整備の加速化と間伐材等の森林資源を活用した林業・木材産業等の地域産業の再生を目的として、国の補助金を受けまして、平成21年度に設置いたしました森林整備加速化・林業再生基金について、国の制度改正により、基金事業を1年延長して行うことが可能になったことから延長措置を講ずるものです。  次に、改正内容でございますが、条例の失効期限を、基金の清算手続期間も含めまして2年延長し、平成31年3月31日とするものです。  また、施行期日は公布の日からとするものです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。
     議案第58号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第58号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第80号関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、議案第80号市町村が負担すべき金額についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) 議案第80号市町村が負担すべき金額について御説明をさせていただきます。  同じ資料の15ページをお開きください。農林水産部に係るものは土地改良施設管理事業などの土地改良関連事業、林道事業及び漁港事業の計17事業になりますが、地元市町村に対し、事業に要した経費の一部を受益の限度において負担として求めるものでございまして、その金額を定めるため、議会の議決をいただこうとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第80号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(瀧田敏幸君) 挙手全員。よって、議案第80号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  中台委員。 ◯中台良男委員 私からは平成29年度に向けた組織改正につきまして、2つほどお伺いをさせていただきたいと思います。部長の諸般の報告の中にもありましたけれども、県内の土地改良区で発生した多額の使途不明金の問題を受けまして、次年度に向けて県の組織体制の見直しを行ったという報告をいただきました。  これでまず1つとして、これまで土地改良区に対する検査業務と指導監督業務を兼ねて実施していた組織体制を分離するとのことでございますけれども、分離することにより、どのようなメリットが考えられるのかお伺いをしたいと思います。  そして2つ目は、検査業務を団体指導課へ、指導監督業務を耕地課へ移管するとした理由につきましてお示しをいただきたいというふうに思います。  以上、2問についてよろしくお願いします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 山口農林水産政策課長。 ◯説明者(山口農林水産政策課長) 今回発生しました使途不明金の問題を受けまして、やはりこれは土地改良区のコンプライアンス機能をさらに高めることが求められるということと認識しております。そして、外部監査制度の導入による業務運営の透明性の向上、土地改良区の統合整備による組織体制の強化を図るなど、指導監督を強化してく必要がございます。また、検査につきましては、指導監督面での問題点を踏まえ、土地改良区の運営や会計処理が規定どおりに実施されているのかどうか、客観的視点で行う必要がございます。これらのことから、検査業務と指導監督業務の組織体制を分離することにより、それぞれが担うべき役割が明確となり、土地改良区へのチェック機能が強化できるものというふうに考えております。  それから、2つ目の検査業務、監督業務の移管の御質問でございますけれども、検査業務を移管する団体指導課では、農協や漁協等の検査業務を所掌しておりますことから、土地改良区の検査業務を移管することにより検査業務のノウハウを共有することができ、より実効性の高い検査体制を確立することが可能になるとの考えでございます。また、指導監督業務を移管する耕地課では、土地改良事業の実施を所掌してるところでございます。土地改良区の統合整備などについては、事業計画の策定や施設管理業務と一体的な指導監督が可能となり、土地改良区の事業基盤の強化が図られるものとの考え方からでございます。  以上でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 中台委員。 ◯中台良男委員 ありがとうございました。土地改良区は、言うまでもなく、重要な生産基盤でありますところの用排水施設や農道の維持管理、改修など、地域農業を支える重要な役割を果たしておるところでありまして、こうした機能を今後とも十分に発揮できるよう、県にはさらなる支援に加えまして、しっかりとした指導監督をお願いしたいというふうに思います。  また、今回の土地改良区のような不祥事が二度と起こらないよう、適正な検査実施に努めていただきますように強く要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかにございますでしょうか。  伊藤昌弘委員。 ◯伊藤昌弘委員 私からは2点伺います。  1つは、花卉の需要拡大についてであります。東京オリンピック・パラリンピックに向けた花卉の需要拡大ですね。1月に千葉県フラワーフェスティバルが開催され、県内生産者の研究と努力により栽培された花々が集められて、本県は花卉の主要な生産地であるということが伝わるような内容でした。また、今、議会棟の1階にも花が飾られておりまして、大変いい香りがしますし、きれいで見ていて和みますし、我々に対してのおもてなしかどうか、ちょっとわからないんですが、やはりああいうものはすごく訪れた方に気持ちをよくさせるというか、そういう要素がすごくあると思います。東京オリンピック・パラリンピックでは、国内外から多くの観光客が訪れることから、県産花卉でおもてなしをして、国内外に県産花卉の魅力を発信する絶好の機会だと思います。  そこで、県は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、花卉の需要拡大に向けてどういうふうに取り組んでいくのかということを伺いたいと思います。  もう1点は、ビワ、かんきつの生産振興についてです。本県のビワ、かんきつは温暖な気候を利用して県南部を中心に生産されており、また数年前でしたかね、種なしのビワとか、物すごい大きなビワとか、私なんかも食べて本当においしかったし、高級品だなというような、そんなイメージがありました。今、圏央道の開通とか、東京オリンピック・パラリンピックの開催などによって、今後ますます安房地域の観光資源として重要性が高まると思います。  そこでビワ、かんきつの生産振興、今もそうなんですけども、今後どういうふうに取り組んでいくのかということをお伺いしたいと思います。  以上2点、よろしくお願いします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) まず、花卉の需要拡大についての御質問でございますけども、千葉県では、早春、ちょうど今ごろでございますけども、この時期に主力としてストックですとか、カラーですとか、いろいろな花が生産をされております。ですが、ちょうど東京オリンピック・パラリンピック、これは夏場でございまして、千葉県は夏場の花というのは若干少ない状況にございます。そういう中、特に夏場に対して花卉を生産するに当たっては、ちょうど高温期に適した品目の選定ですとか、あるいは高温対策の課題、こういうものに対応していかなければいけないだろうということで、今年度から企業、商店街、生産者、そして研究機関と連携しながら幕張新都心エリアで花壇づくりコンテスト、これを行っております。こういう中で、夏場でも対応できる花壇づくり、これの実証に取り組んでいるところでございますけども、今後、夏向け花壇の実証、これを引き続き行いながら実需者への千葉県産花卉のPRに努めていくと。さらには、現在、夏場の花、これがどのくらい千葉県内で生産できるのかということについて調査をしてございます。この調査結果をもとに東京オリンピック・パラリンピック、これで活用できるように、国のほうにいろいろ情報提供しながら働きかけを行っていきたいというふうに考えてございます。  次に、ビワ、かんきつの生産振興でございますけども、ビワ、かんきつ、これは千葉県の特産果樹でございまして、特に安房地域の重要な観光資源になってございます。これまで県単の補助事業、これを活用しながら省力化機械ですとか、ビワの高軒高、丈の高いハウス、こういうものを設置して生産振興を図っております。その栽培に当たっては、特にビワ、かんきつについては排水性が求められます。ということで、傾斜地で栽培されてるのが一般的な状況でございますけども、そういう傾斜地で栽培されてると、どうしても観光客が入りづらいということで、観光資源として十分活用しづらいような状況にございます。また、そういう傾斜地でやってるということもあって、非常に作業的に危険な部分もあるし、また重労働であるということで、生産者の高齢化ですとか担い手不足ということがございまして、栽培面積は残念ながら年々減少しているというような状況でございます。そこで、今後は観光需要にも対応して魅力的な新しい品目の導入ですとか、それから、作業性のよい平場に移して作業できるよう簡易パイプハウス栽培、そういったような新しい技術の導入、そういうものについて検討をしっかりやっていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 ありがとうございました。  まず、花卉の需要拡大のほうなんですけれども、今のお話の中で花壇づくりコンテストの話があったんですが、これはことしからやるようなあれなんでしょうか。  それともう1つ、幕張新都心エリアということですけども、何カ所かでやってるのかとか、どの辺でやってるのかとかというのをちょっと教えてもらいたいと思います。  あともう1点、ビワのほうなんですが、こちらのほうで、傾斜地で非常に観光客は入りづらいということで平場での簡易パイプハウスという話ですけども、これは実際、今やってるのかどうかということと、あったら、それ、どれぐらいのパーセンテージとか、何件やってるとか、そういうことも教えていただければと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) まず、花壇づくりコンテストでございますけども、これは今年度から初めてやった内容でございます。場所については、幕張新都心のホテルとか、いっぱいある、あの近辺でやっております。場所はそこの1カ所だけになりますけども、その周辺で何カ所か、ホテルですとか、いろんな人に参加をしてもらいながらやってるというところでございます。  次に、ビワのほうでございますけども、今まで高軒高というところで、非常に高いハウスでやってたんですけども、それはハウスが非常にコスト的に高いということもあって、できれば低コスト化でやってみたいという農家も多い状況にございます。この平場へ移す技術については、高軒高では今現在やっておりますけども、今後検討していかなくちゃいけないのは、できるだけ高い木じゃなくて低い、木の高さを抑えて一般の観光客がビワをもぎ取ったりだとか、そういったことができるような施設をやっていきたいなということで、この技術については、まだ千葉県では、現地ではやっておりません。それを密植栽培しながらやれたらどうかなということを、これから検討していきたいというところでございます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 伊藤委員。 ◯伊藤昌弘委員 ありがとうございました。  まず、花卉の需要拡大のほうですけれども、今、幕張でやられてるということで、あと夏場というのは、確かに余り花のイメージがないし、しおれちゃうようなイメージがあるんですが、それこそオリンピック・パラリンピックで千葉県に訪れた、外国人の方もそうでしょうし、日本国内の方もそうですけども、やっぱりそういう中で、千葉県というのはすごい花があるねとか、きれいだねとか言われるのは、もちろんPRになるでしょうし、これからの例えば販路拡大にもつながると思いますので、この取り組みのほうはしっかりとやっていただきたいということを要望します。  あとビワのほうなんですけど、確かに数年前って、すごい千葉県は高級なビワがあるというイメージがあったんですが、最近は余り聞かないなってすごく思ってて、チーバベリーのほうは今すごく売ってますけども、何か千葉県のイメージの中でビワって結構あるんですね。特産物とか、よく売ってるところへ行くと、ビワゼリーを含めたいろんなものって、いっぱい売ってるじゃないですか。ああいうふうにいろいろ取り組んでるので、担い手、次の方たちがきちっと育つための今取り組み、やっていただいてますけども、そういうのをやっていただいて、高くて売れるビワをやっていただければ、やっぱり主力になると思いますし、これからも、もちろん千葉県の魅力発信には大切なアイテムの1つになると思いますので、ぜひ今の取り組み、うまくやって、それが後継者支援になるように取り組んでいただきますよう要望いたします。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかに。  戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 何点か質問させていただきたいと思います。  初めに、普及指導員──伊藤委員が絡みがあるかもしれません──についてちょっと教えていただきたいと思います。県内に各出先事務所があって、そこに普及指導員が現地の生産者等と対応を指導されてるというふうに思いますけれども、県内の今の配置状況というのがどのようなものなのかというのをちょっと教えていただければと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 普及指導員の配置状況ですけれども、県内10の農業事務所に現在213名の普及指導員が配置されております。それプラス、担い手支援課の中に普及指導室というところがございまして、そこに15名おります。合計で228名が配置されているという状況でございます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。
    ◯戸村勝幸副委員長 御答弁ありがとうございます。自民党でいろいろ農業問題、関心がある中で、ちょっと御意見聞いてると、特に果樹に関して、県内も北から南、いろいろな産物あるわけでございまして、ちょっと聞いてくれと言われたのが、君津地域において、果樹に関する指導員が、現場の声を聞くと、若干不足してるのではないかというような声を聞いたんですけども、県としてどのように把握されてるか。また、認識等があればお教えいただきたいんですけれど。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) まず、果樹の普及指導員につきましては、県内全体で22名おります。そのうちの1名が君津に配属をされております。それから、君津農業事務所の普及員の数は21名おります。ですから、全体の10分の1ぐらいですので、特に君津が少ないということはないかと思います。また、近年の普及指導員の数というのはほぼ横ばいということで推移しております。  以上でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 ありがとうございます。ちょっと聞いてて、果樹が1名ということなんですかね。多分、その果樹の生産者から相談があったという──相談したときに、その方じゃない違う方が来たのかな。  そういうこともあると思うんですけど、もう1点質問させていただきたいんですけど、指導員が受ける相談というのはどのようなものがあるか。ちょっと今の話でかぶるかもしれませんけども、もしデータがあれば教えていただければ。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 普及指導員は、まず農業者の方からは、栽培管理や病害虫対策など、日々の営農で直面する問題への相談、それから規模拡大や経営の多角化などに必要な機械施設の導入など、将来の経営発展に向けた相談などを農家から受けております。また、市町村や農業団体からは、その地域を熟知した農業のスペシャリストである普及員に対しまして、地域が目標とする経営モデルの作成や新規就農者の定着に向けた指導、また、産地の発展に必要な新たな技術や組織づくりに関する支援などの要請を受けております。普及指導員は、今後とも農家や地域に密着した幅広い活動を通して、担い手の育成から産地づくりまで地域農業の振興に尽力してまいりたいと考えております。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 ありがとうございます。おっしゃるとおりでありますし、また、生産者もいろいろおられるということもあると思いますので、ぜひニーズに応えていただくよう、前向きに進めていただきたいのを要望したいと思います。  それでは、2点目のほうの質問をさせていただきたいんですけれども、貸し倉庫に関する農地転用というのでちょっとお聞きしたいんですけども、最近、よく車で走っていたり、また見ると、貸し倉庫を借りて物置きがわりにする人がふえていると思います。特にコンテナ型の貸し倉庫というのをよく見かけるんですけども、多分設置が簡単にできるし、コンパクトであるわけで需要があるという話だと思うんですけども、耕作の予定のない農地に次々に置かれてるんじゃないかということが懸念されております。特に千葉県では多いんじゃないかという声を聞いております。  そこでちょっと伺いたいんですけれども、コンテナ型の貸し倉庫を農地に設置する場合、農地法の許可が必要となるのかどうかお教えください。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 越川農地・農村振興課長。 ◯説明者(越川農地・農村振興課長) 農地・農村振興課でございます。  コンテナ型の貸し倉庫でございますけれども、これは農地に設置することによりまして、農地が耕作できない状態、こういった状態になる場合については農地転用の許可が必要になるということでございまして、また転用の申請があった際には、具体的な内容について、法の基準に従いまして、許可できるか否か、こちらをしっかりと審査してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 設置が容易だということだと思います。業界等においてもいろいろ弊害が出始めてるような声も聞いておりますので、転用許可の際は事業目的等についても十分確認していただいて適正に判断していただきますよう要望したいと思います。  もう1点質問をさせていただきたいんですけど、酪農に関してです。私の地元は三和酪農農業協同組合中心に、県内の酪農を自負してるというか、酪農地域だという気持ちでおるわけでございまして、ただ、いろいろと酪農家も仕事量がふえているというようなことを聞いておりまして、搾乳作業などで拘束時間が長い、また1人当たりの年間平均労働時間が、ちょっとデータを調べてみますと2,239時間ということで、10年ぐらい前からは500時間ぐらいふえてるんですかね、たしか──なってると。そうすると、他の家畜と比較しても突出して労働時間が長いと聞いております。地元からも、朝から夜までで本当に働かれてるということでございますが、労働条件が──後継者不足ですね。なかなか身内に譲れないとか、また新規就農者が少ないという要因にもなってるのは当然だと思います。  そんな中で、国が大分今酪農関係、いろいろと動いておりますけれども、平成29年度予算において、酪農家の働き方改革に向けた取り組みを推進するため、酪農に特化した支援策を打ち出したと聞いておるんですけれども、そこで教えていただきたいんですが、酪農の労働力負担の軽減に向けた県の取り組み状況はどうなのかお答えください。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 岡田畜産課長。 ◯説明者(岡田畜産課長) 酪農の労働負担軽減の御質問でございますけど、負担を軽減するためには、まず作業の外部化をすると。それから、機械導入によって省力化を図る、この2点が重要でございます。県では、作業の外部化につきましては、病気やけがをしたときに酪農家にかわって作業を行う酪農ヘルパー制度というものがございます。こういったものの支援。それから、稲ホールクロップサイレージ、こういった自給飼料の収穫調製作業を請け負うコントラクター、この育成について取り組んでいるところでございます。また、省力化については畜産クラスター事業、これで一部の酪農家に今搾乳ロボット、あるいは自動給餌機などの機械導入が支援によって入っております。こういったことで、外部化と省力化を同時に両面から進めていって労働負担の軽減を図るというような取り組みをやってるところでございます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 丁寧に御答弁ありがとうございます。酪農における労働負担の軽減が課題となってると思います。本県酪農の発展のためには避けては通れない問題だと思いますので、国の事業を多くの酪農家が活用できると思いますので、県として積極的に推進していただきたいと思います。  あともう1点、ちょっと質問したいんですけども、本当、基礎的な話で申しわけないんですが、育成牧場でちょっと教えていただきたいんですけども、どれぐらいの規模の牛、特に酪農牛でいいと思うんですけど、育成できるのかとか、どのような役割を示しているのかというのを教えていただきたいんですけども。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 岡田畜産課長。 ◯説明者(岡田畜産課長) 現在、酪農経営で優良な後継牛が不足しております。こういったことで、下支えとして、若いうちの育成を担ってる、これが公共牧場の役割でございます。現在、県内には県営の市原の育成牧場、それから市営が2カ所、それから民間が1つございまして、4つの育成牧場がございます。この受け入れ能力は年間約650頭というふうになってございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 戸村副委員長。 ◯戸村勝幸副委員長 いろいろと地元の業界から、これを取り上げてくれという声がありました。本当に今の後継牛不足ということで、大分今、導入しようとしてるんだけれども、育成する場所がないんだよという話を聞いております。育成するために栃木とか北海道へ預けなきゃいけないんだと。県の施設がもっとしっかりしてれば非常にありがたいのにという声があるので、ぜひ何が問題で何が必要なのか。県としても事情はあると思うんですけども、現場の声を酌み上げていただいて、検討していただいて、納得できる答弁ができるように、回答していただけるように要望したいと思いますので、前向きに今後ともお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 信田委員。 ◯信田光保委員 私のほうからは水産関連で質問させていただきたいと思っております。部長の漁業の状況について挨拶がありましたけれども、特にまき網船でありますけれども、カタクチイワシ不漁と。マイワシは前年から7割増、サバも前年比1割増ということでありまして、確かに一時はカタクチイワシが大漁でマイワシが全然揚がらない、水揚げないという時代が続いたわけでありますけれども、マイワシが好調と。特にサバが、連日、暮れから銚子の港も大漁に水揚げがあった中で非常に活況を呈しているという実感をしております。特に輸出の関係でありますけれども、サバにしても、かなり利益を上げてるということでありまして、ますますそういった意味では、漁港の整備というのは重要だなというふうに感じております。  そこで、ことしになってから1月23日でありますけれども、銚子漁港の黒生地区でありますけれども、念願の大型のまき網船が入港できる、水揚げができる、岸壁が一部供用ということでございまして、その式典がありました。清水水産局長も来ていただいて、水産関係の皆さんも来ていただいて、当日は大風で、式典最中に私も、震えるということはなかなかないんですけど、ぶるぶる震えて非常に寒い、非常に風の強い日だったわけでありますけれども、改めて大型のまき網船が銚子の港に水揚げできる状態ができたという意味では、県の関係者、市の関係者、漁協、あるいは水産加工関係、水産関係団体が全て集まりまして、そういった供用の開始について、1つのその式典を共有しながら、これからの意識を高めるという意味でも非常に有効だったなというふうに思っておりまして、そういった状態にしていただいた関係各位の皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。  そこで12月の一般質問でも、あるいは12月の常任委員会でも話させていただいた次期の漁港の長期計画についてでありますけれども、前回の常任委員会のときには、年度内に策定の見込みというふうに答弁をいただきました。その後、年度末が今近づいておりますので、計画の内容が具体化して、国の考え方や課題などが示されているのではないかなというふうに思っております。  そこでまず、国の次期長期計画における課題と県としての取り組みはどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 平林漁港課長。 ◯説明者(平林漁港課長) 国の次期長期計画における課題と県としての取り組みというお話なんですけども、国の次期長期計画では、今後5カ年の重点課題としまして、水産業の競争力強化と輸出促進、豊かな生態系の創造と海域の生産力向上、大規模自然災害に備えた対応力強化、漁港ストックの最大限の活用と漁村の賑わいの創出という4つが示されております。具体的な目標としましては、輸出増大が見込まれる拠点漁港のうち、高度衛生管理体制を構築した漁港を全国レベルで50%とすることや、陸揚げ能力の向上を図られた流通拠点漁港を20漁港とすること。また、流通拠点漁港のうち、地震、津波に対する主要施設の安全性が確保された漁港の割合を全国で30%にすることなどが盛り込まれております。県では、銚子や勝浦の流通拠点漁港におきまして、輸出促進に向けた高度衛生管理体制の構築を進め、さらに銚子漁港では大型漁船対応岸壁の整備など、陸揚げ能力の向上を図ることとしています。また、銚子など流通拠点漁港でもある6港を優先して、岸壁など主要施設の耐震・耐津波化に取り組んでいくこととしております。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 信田委員。 ◯信田光保委員 ありがとうございます。国のほうでも新たに長期計画が漁港について始まるということでありますので、特に漁協を初め生産者の声を十分聞いていただいて、ぜひ計画にないものはできないということでは困りますので、十分反映できるように、これからもまた支援をお願いしたいと思います。  続いて、しゅんせつ関係について質問させていただきたいと思うんですが、きょう予算の中の審議があったわけでありますけれども、特定漁港浚渫事業として3,540万という予算が計上されていて、前年度が7,350万円ということで約半分になってるんですけれども、しゅんせつの予算というのは、この特定漁港浚渫事業が全ての予算なのか。あるいは、隣にも漁港管理事業というのがありますけど、この中にも含まれてるのかどうかわかりませんけれども、いずれにしても、しゅんせつの予算でありますけれども、その半分減ということになってる状況を聞かせていただきたいということと、それとしゅんせつに関連しまして、これも去年の12月の一般質問でも取り上げさせていただいたしゅんせつ土の有効活用でありますけれども、しゅんせつ土に改良材を添加して漁港の整備の建設材料として利用する工法が県に提案されてるということを聞いているわけであります。非常に海洋投棄がなかなか厳しくなっているという状況において、しゅんせつ土の有効活用というのがこれまでなかなか難しかったわけでありますけれども、こういった民間の開発、研究が進められれば、ぜひ次の計画にも盛り込んでいただきたいというふうに思っておるんですけれども、そこで漁港整備で発生するしゅんせつ土の有効活用についての現在の状況、それを知らせていただきたいというふうに思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 平林漁港課長。 ◯説明者(平林漁港課長) まず最初に予算のお話なんですけども、来年度当初予算は骨格予算ということで、全漁港のうち緊急すべきもの、優先すべきものとしての割合を計上しております。  次に、しゅんせつ土の有効活用の現在の検討状況なんですけども、しゅんせつ土の有効活用につきましては、しゅんせつ土に改良材を添加しまして、漁港整備の建設材料として利用する工法が今提案されております。現在、海洋環境への安全性を確認するため、必要な調査方法などにつきまして、学識経験者からの客観的な意見の聴取を進めてるところであります。また、検証が必要とされる十分な品質と経済性の確保につきましては、銚子漁港整備で想定する工法をもとに関係団体と調整を行ってるところであります。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 信田委員。 ◯信田光保委員 ぜひ積極的に有効活用に取り組んでいただきたいと思います。  それと最後に、小型の底びき船の定期検査というんですかね、更新の時期に、塗料なんですけれど、小型底びきの船というのは大体黄色で統一されているんですけれども、その黄色い塗料が更新時にえらい、白から比べれば高額だというふうに漁業者の皆さん言っておりまして、それは黄色ではなくて通常白が多いんですけれども、白に変えることはできないのかという、これは1つの決まりみたいなのがあろうかと思うんですけれども、そういった意味で規制緩和含めて現在の状況ですね。あるいは、要望等も出てるかというふうに思うんですけれども、現在の状況を知らせていただきたいなと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 佐藤水産課長。 ◯説明者(佐藤水産課長) 水産課でございます。  ただいまの御質問でございますけれども、小型底びき網のうち板びき網漁業という漁業が銚子、九十九里地域で行われております。その漁業につきましては、漁業許可の制限または条件で、船体を黄色に塗装しなさいという条件が今ついております。これについては、過去からの漁業調整の経緯として、そういったものがついてるわけなんですけれども、これについて、2月10日の日に銚子市漁協を初めとします関係する3漁協の組合長が連名で、県に対して要望書をいただいたところでございます。その内容につきましては、船体全体じゃなくて船橋、いわばブリッジのところだけ黄色とすることで変えてもらえないかというようなものでございました。そういった要望も県のほうで検討させていただいておりまして、県としては、その要望内容については、現在の漁業調整上、問題が起きてないということ等を勘案しますと、要望のとおり変更することが必要なことなのかなというふうに考えておりまして、そういったものを改正できるように現在手続を開始したところでございます。今後、海区漁業調整委員会の意見を聞くとした上で、そういったものについて手続を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 信田委員。 ◯信田光保委員 ありがとうございます。ぜひ漁業者の声を生かしていただいて、改正に向けて取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかにございますか。  石井委員。 ◯石井敏雄委員 それでは、一言質問させていただきます。  まず、その前にすごくうれしく感じましたのは、私もチーバベリーのバッジをつけてますけれども、職員さん皆さんつけていて、それは並々ならぬ情熱、エネルギーを感じます。このチーバベリー、地域でもチーバベリー、どこにあるの。食べたいんだけど、どこにあるの。私、一口だけ食べたことありまして、それ、ずるいよと言われるほど、地域の皆さんの心が違うわけですね。打ち合わせでもしたんですけども、千葉という名前がついた野菜や果実、ないと思うんですよ。これだけがチーバベリーですから、チーバベリーを売るというものは結局千葉を売り込む、千葉をランクアップさせる第一のものだと思いますので、皆さんの、これ、赤いのを見ると、チーバくんよりもうちょっと大きいですから、すごく目立って私はすごくうれしく思って、まず、そのことについて感謝申し上げます。私もしっかりつけますので、よろしくお願いします。  それから、野菜の品目別協議会の取り組みについてお聞きしたいんですけども、質問しようかと思いましたら、部長さんがすっかりこの中の5ページでそのことについて述べてらっしゃるわけですね。ただ、その前の4ページで少し残念だったのは、過去で最高となる4,405億円になったけども、全国順位は前年同様、第4位ということで、それをすごく悔しく思います。この後の、先ほど言いました品目別協議会、この人たち、一生懸命やることによって、これがもうちょっとで3位になると思うんですよ。3位とか2位とかっていいますと、3位が鹿児島で千葉と30億円しか変わらないわけですね。4,435億円、茨城が4,549億円。もうちょっとですよ。それで2位になれるわけですから、この辺──金額ではないかもしれませんけども、でも、こういうところで千葉県民の農家の私たちのプライドができると思うんですよね。そのプライドにもブランドにもかかわることですから、皆様方、チーバベリーと同じく、意気込みを燃やしていただければと思います。  それで最初に、先ほど言いましたけども、野菜の品目別協議会の取り組み状況についてお教えいただければと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長
    ◯説明者(冨塚生産振興課長) 生産振興課でございます。  諸般の報告にもございましたけども、平成26年から公益社団法人千葉県園芸協会、ここを核にオール千葉体制ということで主要7品目──7品目については、トマト、ネギ、ニンジン、サツマイモ、大根、キャベツ、キュウリ、この品目を産地連携しながら、しっかりと大口需要に対応していきましょうという取り組みをしております。若干細かくなりますけども、それぞれのことについて簡単に説明させていただきたいと思います。  まず、トマトでございますけども、これは産地ごとに等階級の呼び方が全部違っておりました。また、選果基準も違うということで、これを統一化しようということで取り組みまして、9割の産地がこれについて、ほぼ統一をされております。そういうことによって品質の高位平準化がなされて、その結果、複数産地が連携した販売活動につながっているというところでございます。  次に、ネギでございます。海匝、山武、長生、これはネギの主要産地になりますけども、この3JAが連携して競合産地と差別化をする初夏ネギですね。これの実証栽培に取り組みまして、これが周年化に向けた生産拡大に今現在つながってきつつあるというような状況でございます。  次に、ニンジンでございます。千葉県のメーンは秋冬ニンジンでございますけども、その統一出荷資材の導入ということで、量販店に行くと小袋で売られてますけども、その小袋を統一して売ってると。また、段ボールの荷姿、デザイン、これを共通化していくという取り組みを今現在行っております。  次に、サツマイモでございますけども、県の統一販売方針や、それから品質を重視したサツマイモの貯蔵ルールですね。これをしっかり定めて、しっとりとした食感で焼き芋向けの品種のリレー出荷、多用途向け品種を周年出荷に位置づけた周知を図ってると。それらに取り組んだ結果、市場や実需者から比較的高い評価を得られているというような状況になってございます。  その他、大根、キャベツ、キュウリなどについても、生産力の強化ですとか販売強化につなげる取り組みをしてるところでございますけども、ただ、産地連携に当たっては、これまでそれぞれの産地が歴史を持って取り組んだ独自のルールがございます。また、その独自ルールに基づいた中で集出荷場の選果ラインを設定してるところでございます。それらを変えていかなければいけないと。ソフト面、それからハード面でやはり変えていかなくちゃいけないという非常に大きな課題もあるわけですけども、これまでの取り組みを一層強化しながら、千葉県の園芸農業がさらに発展できるよう、しっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石井委員。 ◯石井敏雄委員 どうもありがとうございます。それでは、いい野菜をつくろう、いいトマトをつくろう、いいキュウリをつくろう、いいホウレンソウをつくろう、いいネギをつくろうといったとき、実際、農地、耕地があって、野菜がぽっと出るだろうと皆さん思ってますけども、そこには今、ビニールやポリやプラスチックが、例えば雑草を抑えるためとか、病気を抑えるためとか、それから、今だと燃料費が高くなってますから、二重のマルチにして保温のためとかってしてます。そうすると農家の人たちは、そのビニールとかポリとかプラスチックを処分するのに困ってたわけですけども、県のおかげで平成9年でしたっけ、その工場をつくって取り組んでらっしゃるということを私は力強く感じますし、農家の皆さんも、だから安心して農業ができるのかなと。一番大事な足元の部分で支えてくれることについて感謝しながら、そのことをちょっと質問させていただければと思います。  まず、先ほど言いましたけども、園芸用廃プラスチックの適正処理にどう取り組んでいるのかをお教えいただきたい。よろしくお願いします。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) 生産振興課でございます。  廃プラスチックについては、いわゆる産業廃棄物ということで、本来は排出者の農家の方がみずから処理をするというのが基本ルールでございますけども、千葉県の場合は園芸農業、これは振興していくんだという強い思いでやってございます。そういう中で農家負担の軽減、それから廃プラスチックの不法投棄というものがあってはならないだろうということで、園芸用廃プラスチック処理対策推進事業、これを実施して、処理経費について一部負担をしながら適正処理の推進をしているというところでございます。  先ほど委員からお話ございましたけども、処理に当たっては、平成9年に東金のほうに設置しました千葉県園芸用プラスチックリサイクルセンター、こちらのほうで、塩化ビニールについては再生処理ですね。いわゆる塩ビを加工して次の用途に持っていくと。そして、ポリエチレンについては別途燃料ですとか、そちらのほうに利用するというような形で処理をしてございます。そこに集めるに当たっては、各市町村に協議会を設置してございます。その市町村協議会が定期的に各農家のほうに周知をして、いつごろ集めるから、この場所に持ってきてくださいよというような取り組みをして、できるだけ不法投棄ですとか、そういうものがないような形で取り組んでるというような状況でございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石井委員。 ◯石井敏雄委員 ありがとうございました。本当に助かってます。農家の人たちは安心して、いいもの、新しいものをどんどんつくっていこうと。これも、この廃プラスチックの事業があるからだと。私も皆さんに質問されたとき、堂々と答えるようにしています。  ただ、近年の異常気象と言いますけども、今、もう異常気象と言わないくらい、きょうもおかしな天気ですけども、天候によってビニールとか、ポリエチレンとか、プラスチックとか、飛んだりしますけども、今年度のその状況ですか。処理状況、いつもと違うのか、今年度はどうなのか、教えていただければと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) 今年度の処理の関係でございますけども、当初、千葉県の場合は2,900トンほどの処理計画を持ってございまして、12月末時点で2,460トンを処理してございます。特に今年度、台風9号がございました。その関係で非常に多くの廃プラスチックが排出されたということもございまして、250トンほどの追加要望がございました。これについては、県でも補正予算をしながら対応してるというような状況でございます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 石井委員。 ◯石井敏雄委員 ありがとうございました。しっかりと、これからも確実に農家の安心のための、もちろん、そこには安全のためにもですけども、続けていただければと思います。要望といたします。ありがとうございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかにございますでしょうか。  仲村委員。 ◯仲村秀明委員 1点、房総ジビエフェアについて伺いたいと思います。今、全県取り組みの中で有害鳥獣対策という形で、有害鳥獣の生態を調査するという形も今後やっていくという形の中で取り組みがまた充実していく中なんですけども、その後の活用という部分では、ジビエの活用というのはすごく重要な取り組みだと思っています。  そうした中、千葉県としては、房総ジビエという形でブランド化を進めながらフェアを開催しております。昨年に引き続き、ことしも房総ジビエフェア2017冬という形で、ちょっと短い期間でまた開催してる状況なんですけども、この概要と、また、その反響みたいなものがありましたら教えていただきたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) 県内で捕獲されましたイノシシ、あるいは鹿の肉を房総ジビエと銘打ちまして、消費喚起に少しでもつなげるため、昨年夏の開催に続きまして、現在2回目の冬フェアを今月26日まで県内及び都内5店舗で開催してるところでございます。前回は39店舗でございましたけども、冬フェアのほうは10店舗ぐらいふえまして、県内外50店舗におきまして、前回は和食、中華中心でございましたけど、今回は洋食のメニューを充実させて、よりバラエティーに富んだ房総ジビエが味わえるような状況になっております。また、前回に引き続きまして、いろんなジビエグッズとか県産品のプレゼントもあわせて行いながら実施してるところでございます。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 仲村委員。 ◯仲村秀明委員 夏から引き続きで店舗もふえたという形なんですけども、この店舗の選定というのはどのような形で行ってるのかを伺いたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) その前に、済みません、先ほど反響ということでございましたけども、夏フェアに参加した店舗の多くが冬も参加したいというようなこととか、あるいは、ジビエフェアを目的にそのお店に来てくれてるお客さんがいるということで、おおむねいい反響というふうに考えております。  それから、ただいまの御質問のどういう基準でということでございますけども、基本的には公募して、手が挙がった方に参加していただいてるというような状況でございますが、一応、参加店の条件というか、基準を4点ほど、夏も冬も同じ条件で設けておりまして、1つは、千葉県内で捕獲されたイノシシとか鹿の肉を使用すること。それから2点目として、首都圏に店舗があるということ。それから3点目が、フェアの期間中、店内、店舗等においてフェアのPRに努めていただけるということ。それから4点目として、県が指定する処理加工施設から仕入れた肉を使用すると。これが条件でございまして、それを満たしてる方はどうぞ参加してくださいというような形でございます。  冬のフェアで夏のフェアに比べて参加店舗が10店舗ほどふえた理由としては、夏のフェアは既にジビエ料理を扱ってる店だけを対象にしましたけども、冬フェアはそれらの店舗に加えまして、9月に調理とか衛生の講習会を行って、そこに参加して初めてやってみたいというような店舗がふえて50店舗になってるというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 仲村委員。 ◯仲村秀明委員 ありがとうございました。非常に好評であったというような認識だと思います。その中で、やはり今、このジビエという形で、今、ちまたでは肉ブームと言っていいような形の、いろんな肉を食べてみようという、そういう方がふえてきてると思うんですね。その中で、まず味わってもらうということが、その中でおいしいと感じていただければ、より広がっていくと思います。  そうした中で本当にジビエフェアというものの役割は大きいと思うんですけども、今後、やはり店舗がまたやりたいという形になってきたときに、先ほど店舗の参加する条件として、県内のジビエを使うという形で、処理加工施設から仕入れたものという形になってくると思うんですけども、今後、そうした需要が喚起されて、うちもやりたいって思ったときに、処理加工施設が県内にしっかりと整備されてなくちゃならないと思います。狩猟、とった後に、それを加工するまでの時間で、ジビエに関しては臭みが出てしまうとか、いろいろと問題があるそうなので、そうしたところをしっかりと県としても考えていただきながら、ぜひこの房総ジビエという形でブランドを、千葉県でジビエをおいしく食べられるなという形で発信していただけるように協力していただければと思います。これは要望とさせていただきます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかに。  西尾委員。 ◯西尾憲一委員 時間が12時過ぎましたので簡単にさせていただきますが、船橋市内にもノリ養殖業者は何件かいるんですが、年々減って、もう消滅寸前なんですよね。そのノリ養殖業者からの依頼で、ノリ養殖船の新造船について、国や市も補助をつけているので県もつけてほしいというお話をいただいたのはことしの1月なんです。そのときは3件、船橋にノリ養殖業者がいるということだったんですが、今月聞いたら2件しかいないということで県の補助がつけられないということだったんですが、これは3件以上とした理由というか、2件以下ではだめなのか。2件の場合は少しでも、例えばつけることはできないか、ちょっと伺いたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 根本漁業資源課長。 ◯説明者(根本漁業資源課長) 漁業資源課でございます。  この3軒以上というのは、これは国の補助事業の要件でございまして、その内容で進めてたところなんですけども、今お話あったように、1件がちょっと、なかなか今、参加難しいということで2件になりましたので、当面は、今の判断としては、ちょっとその事業は見送りたいと思います。その2件含め、船橋市漁協としては、今後もノリ養殖大事だというふうにおっしゃってますので、今後どういう形でノリ振興していくか、漁協と一緒に県も検討してまいりたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。  あともう1点、昨年度でしたか、梨の剪定枝から化粧品をつくるという話がございましたよね。船橋も梨農家が多くて期待してる声があるんですが、その後の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 冨塚生産振興課長。 ◯説明者(冨塚生産振興課長) 生産振興課でございます。  梨の生産過程において発生する剪定枝、これを有効活用しようということで、国の交付金を活用して、本年度から3年間の計画で化粧品の開発に取り組んでおります。初年度でありましたが、本年度については、昨年9月に生産者、研究機関、それから企業等から成る千葉県梨剪定枝有効活用推進協議会、これを立ち上げて、商品開発に向けて剪定枝の有効成分であるアルブチン、これを抽出して──このアルブチンというのは美白効果があるということなんですけども、これを抽出すると。それから、アルブチン以外の有効成分の有無の確認ですとかマーケティング調査、これを今現在進めているというような状況でございます。  以上です。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。最後に大変小さな話で恐縮なんですけども、私は議員バッジをしなくて、このサンブスギでできたチーバくんをつけてるんですよね。そうすると市民の方から、ぜひ分けてほしいという声をよくいただくんです。あげたいんだけども、あげると選挙違反になりますので、それができないので、県庁の地下の売店に売ってますよと。これまで何十個と買って分けてあげたこともあるんですね。今度、チーバベリーのそのバッジができましたよね。その話をしたら、やっぱり分けてほしいという声があったんです。地下の売店へ買いに行ったら、売ってないんですよね。だから、これを売り出したらどうですかという最後の要望というか、質問なんですが。 ◯委員長(瀧田敏幸君) 崎山流通販売課長。 ◯説明者(崎山流通販売課長) チーバベリーのロゴマーク、このデザインの用途につきましては、チーバベリーの消費拡大や知名度向上などを目的とした資材、商品、景品などに使用することができるというふうにしておりまして、平成29年9月15日まではデザインを無償で使用できる期間というふうに定めております。県が直接チーバベリーのこのピンバッジ等を販売する予定は現在のところございませんけども、民間事業者などからデザインの使用申請があった場合は取扱規定に基づきまして使用の許諾を判断していきたいというふうに考えております。  以上です。     (西尾憲一委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(瀧田敏幸君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) それでは、この際、委員として質疑を行いたいので、暫時、副委員長と交代します。     (委員長、副委員長と交代) ◯副委員長(戸村勝幸君) それでは、暫時、委員長の職務を行います。  質疑を行います。
     瀧田委員。 ◯瀧田敏幸委員 1点だけ伺います。本会議でも一般質問の中で出ておったと思いますけども、農業労働力の確保ということで自民党の五十嵐議員が質問されていました。私も秋口にかけて印旛、山武、香取のほうのいろんな団体回ったり、農家からいろいろ要望を聞いております。また、正月の農業団体の会合とかでも、この問題はかなりいろいろな団体のほうからも聞いておるわけでございますけれども、やはり競争力のある農業経営を目指すためには、規模拡大というのが当然必要であるわけですけれども、先ほどからいろいろ議論出ておりますけれども、家族労働だけでは経営が成り立たないケースが多くて、こうした場合には従業員、パートなどの雇用労働力というのが必要になってくるわけです。しかし、最近は農業に限らず人材不足であり、実際、県内の大規模農家に話を伺うと、労働力の確保が非常に厳しい状況になってきたというふうに聞いております。大規模農家にとって、労働力不足は経営発展を図る上で大きな阻害要因となっておりますので、そこで伺いますけれども、千葉県では農業労働力確保について今後どのように取り組んでいくのかについて基本的な考え方、お伺いします。 ◯副委員長(戸村勝幸君) 石家担い手支援課長。 ◯説明者(石家担い手支援課長) 担い手支援課でございます。  農業経営の維持発展を図るためには、雇用による農業労働力の確保は重要な課題であるというふうに認識しております。県といたしましては、同様の課題認識を有しておりますJAグループ、また県園芸協会と連携いたしまして、労働力確保に対する農家のニーズが具体的にどのようなものかを農業者や関係団体から聞き取るなどして把握するとともに、茨城県などが国家戦略特区として提案している外国人材の就労についても調査いたしまして、千葉県に合った農業労働力確保のあり方について今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯副委員長(戸村勝幸君) 瀧田委員。 ◯瀧田敏幸委員 今の答弁は非常に大きい答弁だと思います。それで、この茨城のほうでもやってるということでございますけれども、当然、メリット、デメリット等、調査してもらって、やっぱり必要であれば大胆に、これ、県としても取り組んでほしい課題でありますし、私も一生懸命やってる農家ほど、こういう話聞きますので、ぜひ御検討願いたいというふうに思います。  以上です。 ◯副委員長(戸村勝幸君) それでは、委員長と交代いたします。     (副委員長、委員長と交代) ◯委員長(瀧田敏幸君) ほか、ないですか。──以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  本日、委員会終了後、新品種、チーバベリーの導入による観光イチゴ園の取り組み状況について及び道の駅みのりの郷東金を核とした地域農業活性化の取り組みについて調査するため、委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 御異議ないものと認め、そのように決定いたします。  なお、詳細については正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(瀧田敏幸君) 次に、特に委員長報告すべき事項がございましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(瀧田敏幸君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(瀧田敏幸君) 以上で農林水産常任委員会を閉会いたします。        午後0時12分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....