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  1. 千葉県議会 2016-10-12
    平成28年_総務防災常任委員会(第1号) 本文 2016.10.12


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長中沢裕隆君) ただいまから総務防災常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、委員会風景千葉県議会ホームページに掲載するため、事務局の広報を担当する職員による撮影を許可しましたので、御了承願います。撮影が終わるまで、しばらくお待ちください。     (写真撮影)        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長中沢裕隆君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員木名瀬委員横堀委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長中沢裕隆君) 今回、本委員会に付託された案件は、総務部関係が議案3件、防災危機管理部関係が議案2件であります。  なお、審査の順序は、初めに防災危機管理部関係、次に総務部関係とします。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────
           審査の開始(防災危機管理部関係◯委員長中沢裕隆君) これより防災危機管理部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長中沢裕隆君) 防災危機管理部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  浜本防災危機管理部長◯説明者浜本防災危機管理部長) おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、説明させていただきます。総務防災常任委員会に付託されました防災危機管理部関係の議案は2議案でありますが、以下、その概要について申し上げます。  初めに、議案第1号は平成28年度千葉県一般会計補正予算であります。防災危機管理部関係の予算といたしましては、3,625万6,000円を増額し、既定予算と合わせて46億5,391万6,000円にしようとするものでございます。内容といたしましては、平成28年度定期人事異動等に伴い、職員人件費について4,166万6,000円を減額するとともに、本年4月に発生した熊本地震において、被災地へ提供した備蓄物資の一部を再整備するため、7,792万2,000円を増額するものでございます。  次に、議案第14号は熊本地震への対応として、県の備蓄物資の中から被災地へ提供した簡易トイレなどの物資について、財産の処分として議会の議決を求めるものでございます。  以上がこのたび提案しました議案の概要ですが、詳細につきましては後ほど担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願いいたします。  なお、この際、防災危機管理部において当面する諸問題について4点御報告いたします。  初めに、消防学校における不適切な指導について申し上げます。  千葉県消防学校において、県内消防本部から入校した学生に対し、教官が頬を平手でたたくなどの不適切指導が行われました。この事案の発生を踏まえ、全教官に聞き取り調査を行った結果、本事案のほかに、複数の教官による体罰が確認されました。このような事態を起こしたことはまことに遺憾であり、体罰を受けた学生及び関係消防本部の皆様に深くおわびいたしますとともに、このような事態を二度と繰り返さないよう、学校教職員を対象にパワーハラスメント研修を実施するなど、再発防止に努めてまいります。大変申しわけありませんでした。  次に、原子力損害賠償紛争解決センターからのいわゆる原発ADRによる和解案の提示について申し上げます。  東日本大震災時に生じた東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う県と東京電力の損害賠償協議において、協議が調わなかった一部の項目について、平成27年3月23日、県から同センターに対して和解仲介の申し立てを行っておりましたが、9月30日に和解案が示されました。和解案では、県の申立額9,821万2,735円に対し、賠償金として4,770万7,479円の提示がありました。現在、この和解案に同意するか否かについて検討を行っているところです。  次に、各種災害等に対処するための訓練について申し上げます。  まず、第37回九都県市合同防災訓練千葉会場訓練を8月27日、茂原市において約100機関、約5,000人の参加のもと、実施しました。今回の訓練においては、千葉県東方沖を震源域とする大地震が発生したと想定し、倒壊した建物からの人命救助や緊急輸送路確保などの実動訓練のほか、熊本地震でも課題となった物資輸送や要配慮者への対応を盛り込んだ市民体験型の避難所運営訓練を行いました。次に、東日本大震災の津波による被害を教訓とし、津波発生時の避難行動や情報伝達等を検証するとともに、県民の防災意識の高揚を図るため、今月23日に大網白里市と合同で津波避難訓練を実施します。また、首都直下地震等の発生時には多くの帰宅困難者が生じることが予想されることから、関係機関の対応能力の向上を図るため、11月6日に習志野市と合同で帰宅困難者対策訓練を実施します。さらに、高圧ガス輸送車の事故を想定し、地域住民への2次災害の防止等を図るため、11月8日に柏市において高圧ガス輸送車等防災訓練を実施します。これらの訓練を通じて、本県の災害対策の強化に取り組んでまいります。  次に、8月後半に発生した台風による被害について申し上げます。  8月22日に館山市付近に上陸した台風9号では、本県において重軽傷者33人、住家については全半壊、一部破損を合わせて208棟、床上・床下浸水7棟などの被害が発生したほか、農林水産業に大きな被害をもたらしました。県では、今後とも市町村や関係機関と連携のもと、適切な避難情報の発信など万全な対応をしてまいります。  以上、今回提案しました議案の概要と当面する諸問題について御説明させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長中沢裕隆君) 初めに、議案第1号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 議案第1号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第1号)のうち、防災危機管理部に係る予算について御説明いたします。  お手元の平成28年9月定例県議会常任委員会資料の1ページをお開きください。防災危機管理部全体では、3,625万6,000円を増額補正しようとするものでございます。  続いて、2ページをお開きください。第2款第1項第1目一般管理費について、4,166万6,000円を減額しようとするものでございます。これは人事異動等に伴い、職員人件費を減額するものでございます。  続きまして、3ページをお開きください。第2款第6項第1目防災総務費について、7,792万2,000円を増額しようとするものでございます。これは平成28年熊本地震により、被災地へ提供した簡易トイレ750基及び防災・防水シート1万8,000枚のうち、本年度調達可能な簡易トイレ250基及び防水シート1万枚を再整備するものでございます。なお、残りの簡易トイレ500基及び防災シート8,000枚については、平成29年度で調達する予定です。国への求償額は2億991万9,600円ですが、予算としては歳入額2億992万円として整理しまして、今回計上いたしました7,792万2,000円との差額1億3,199万8,000円については、平成29年度の再整備費用の財源として、総務部において災害復興・地域再生基金に積み立てを行うものです。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。  秋林委員◯秋林貴史委員 1件確認なんですが、備蓄物資の整備ということで、被災地に送ったものが簡易トイレとか防水シートがあるということなんですけれども、大事な支援だと思うんですけども、例えばこれは被災地に送った後、どのように活用されたかとか、現地は混乱してるでしょうから、細かいところまではフォローできないんでしょうけれども、そのあたりの、どのようなルートでどのようなふうに活用されたかというのは、県のほうには報告なり、調査とか確認とかというのは行っているんでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 萬谷危機管理課長◯説明者萬谷危機管理課長) 現時点におきまして、活用の実態とかにつきまして、国のほうからの報告はございません。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 現地、大変な混乱の中ですから、余り細かいことは要求するのもどうかと思うんですけども、やはり県としての物資を送るという前提がありますので、そのあたり、可能な限り喜んでもらったということは県としても確認したいと思いますので、ある程度できる範囲でいいかと思いますので、そのあたりのフォローもお願いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほかございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で質疑を終結します。  議案第1号は総務部も関係するため、同議案の総務部の質疑終結後に討論、採決を行いますので、御了承願います。        ─────────────────────────────        議案第14号関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、議案第14号財産の処分についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  萬谷危機管理課長◯説明者萬谷危機管理課長) 危機管理課から議案第14号財産の処分について御説明いたします。先ほどと同じ資料の4ページをお開きください。  これは4月に発生した熊本地震の被災地へ、国の要請に基づいて本県から提供しました災害用簡易トイレ750基及び防水シート1万8,000枚について、国が買い取ることでその費用を弁済する方針が示されたことに伴うものでございます。売却金額は2億991万9,600円、契約の相手方は内閣府でございまして、本件処分につきましては、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  なお、被災地へ提供したことにより減少した備蓄品につきましては、先ほど防災政策課長からも説明いたしましたが、今年度と来年度の2カ年で再整備をすることとしたいと考えております。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 今、防水シートの件ですけども、私も熊本、現地に行って、防水シートがすごく役に立ってるのは見ました。この穴埋めに2カ年かけて、なくなったものを備蓄をしていくんだということなんですけど、その期間って、間に合うのかなと。今回台風もあったし、防水シートのニーズとか、いつ発生するかわからないのに、そんな2年という時間を要していいのかなと思うんですけど、もっと早くできませんかという質問です。 ◯委員長中沢裕隆君) 萬谷危機管理課長◯説明者萬谷危機管理課長) 防水シートにつきましては1万8,000枚ということなんですが、全体量の、まだ大分残っておりますので足りるのかなと思ってます。なぜ2カ年かといいますのは、最近、ちょっと防災意識が結構高まっておりまして、やはり流通関係というか、供給関係の問題もございまして、全部を1年でちょっと調達し切れないという状況もございますので、2カ年とさせていただくところでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 私たちは3・11を経験しまして、あのときもそうですけど、店頭から防災シートがなくなりましてね、ボランティア含めて全国からかき集めるのに大変だったですよね。それを踏まえれば、生産するほうにもお願いして、少しでも早くこれを整える必要が私はあると思うので、その点は早くしていただきたいなと要望いたします。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか質疑ございますでしょうか。よろしいでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第14号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員。よって、議案第14号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        8,000ベクレル/kg以下除染土の公共事業への利用方針の撤回を求める意見書        (案)関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、意見書案が2件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。
     初めに、市民ネット・社民・無所属及び護憲保守の会から提出されております8,000ベクレル/kg以下除染土の公共事業への利用方針の撤回を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。ございませんでしょうか。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        原発再稼働、老朽原発運転延長の再検討を求める意見書(案)関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、市民ネット・社民・無所属及び護憲保守の会から提出されております原発再稼働、老朽原発運転延長の再検討を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言を願います。御意見ございませんでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手少数。意見の一致が見られませんでしたので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  中村副委員長。 ◯中村 実副委員長 先月の9月16日ですが、消防学校で行われました高圧ガス事業所における毒性ガスの事故を想定した防毒マスク装着訓練を見学させていただきました。各事業所の方々が、それこそ身を挺して毒性ガスの漏えいをとめ、懸命に救助活動に取り組んでる姿を目の当たりにいたしまして大変感銘を受けました。  その際、あわせて消防学校の建物を案内していただきましたが、建物の老朽化が進んでることに驚いた次第でもありました。昭和46年に現在の仁戸名の地に建設されてから45年を経過し、内外に老朽化が目立つほか、建物の耐震性能をあらわすIs値が寄宿舎の0.54、本館に至っては0.34と、耐震化工事が必要と言われる0.6を大きく下回ってるとのことでありました。もし大きな地震が消防学校を襲ったら、直ちに建物から脱出しなければ身の安全が守れないという、まことにゆゆしき状況でありまして、早急な建てかえの必要性を強く感じたところであります。今年度当初予算の発表では、新しい消防学校について、平成31年度中の開校、平成30年度に一部先行供用を目指しているとのことでしたが、消防学校防災研修センター整備に係る工事の進捗状況はどのようになっていますでしょうか。また、今回の整備に伴って機能を強化したところはどこか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◯委員長中沢裕隆君) 生稲消防課長◯説明者生稲消防課長) 消防課でございます。  ただいま消防学校の整備に係る工事の進捗状況の御質問と、もう1つは、機能強化したのはどのようなものかというような2点の御質問かと思います。  まず、進捗状況でございますが、昨年度行いました実施設計をもとにいたしまして、現在は建設予定地、こちらの地盤の高さのレベルを合わせるような造成工事を行ってるところでございます。こちらについては、年内に造成工事を終える予定としております。また、建物関係の工事につきましては、庁内の入札参加資格委員会だとか技術審査会、そのような手続を経まして、建築工事の大きなものの4件。具体的には教育棟・防災研修センターの工事、寮などの建築工事、もう1つが水難救助用訓練施設の工事、訓練塔・燃焼実験室の工事。この4件と電気設備の工事。寮などの電気設備ですが、こちらの1件。合わせて5件については、総合評価方式による一般競争入札によりまして、スケジュールどおり業者決定しておるところでございまして、今後、議会のほうにお諮りさせていただきまして、御承認が得られれば、年明けからくいなどの建築の基礎工事を実施する予定としたいというふうに考えております。  2点目の新しい強化された機能でございますが、新しい消防学校では、大規模地震を想定いたしまして、倒壊した建物や瓦れきからの救助訓練を行うような施設、こういったものを設けます。また、ゲリラ豪雨等により水没した車両、アンダーパスとかで車が水没しちゃうような場合、そういったようなところからの救助訓練ができるような施設も設けます。また、トンネル内の事故だとか、地下街における火災を想定した救助だとか、泡消火の訓練施設、そういったものを新たに整備することといたしまして、複雑多様化する災害に対しまして、消防職員消防団員がきちんと活動できるよう育成を図り、さらなる県民の安全・安心を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 中村副委員長。 ◯中村 実副委員長 御説明ありがとうございました。先輩方の中には、既によく御存じの方もいらっしゃるかと思うんですが、何分、今回初めて見学させていただいたいきさつもありまして、改めてお尋ねさせていただきました。  また、順調に計画が進んでるようで何よりなことだと思います。消防学校防災研修センターの整備は県民の期待が大きいので、今後とも工事に当たっては地域住民の方々に配慮しつつ、全面開校がおくれることがないよう、予定どおりできるように計画的に進めていただきたいと要望させていただきます。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか、いらっしゃいますでしょうか。  水野委員◯水野友貴委員 私からはちば地震防災ガイドについてお伺いしたいと思います。これ、毎回委員会でちょっと質問させていただいているんですけれども、防災の日に新聞折り込みをされていると思います。  そこで、折り込み以外はどういった形で提供されているのか、御答弁をお願いします。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) ちば地震防災ガイドにつきましては、新聞折り込み以外に県内市町村、それから地域振興事務所、警察署、図書館などに約1万7,000部配布したほか、JR主要駅、それに設置してあります県政ふれあいコーナーに約3,000部配布をしております。また、希望する自治会にこれまで約3,000部配布し、自治会の勉強会や防災訓練などに活用いただいているところでございます。今後も防災イベント防災教育の場で配布するなど、有効に活用してまいりたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 ありがとうございます。この新聞折り込みなんですけれども、やはり結構どばっと捨てられてしまって、この存在を知らなかったという方々から結構御連絡をいただいています。今、余り新聞をとっていない若い方々が多い中で、さらに行き渡るような提供の仕方にしていただきたいと思うんですけれども、今おっしゃっていただいたいろいろなところに置かれているということなんですが、その効果というのは、県としてはどういうふうに考えてますか。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 防災ガイドでは地域特性に応じた、例えば津波のあるところでは津波に対する対策が必要ですというような、地域に応じた啓発というものに力を入れてつくったものでございます。地震等につきましては、日ごろの対策が非常に重要でございますので、これを一助に県民の皆様に日ごろの防災対策、見直していただければと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 これは保存版ですので、しかも、地域ごとにいろいろな特性を持ったパンフレットになってるので、ぜひ活用していただきたいと思います。それで、せっかくなので、やっぱり市町村とかにもしっかりと置いて、この普及啓発により一層努めていただければと思います。自治会のほうで3,000部ということですけれども、恐らくまた、このパンフレットの存在を知れば、潜在的にもっと欲しいという方がいらっしゃると思うので、残りがたしか6万5,000部しか今ないというふうに伺っているんですけども、そういった中でもし必要であれば、もう少し増版するなり、いろいろな形でこのパンフレットの普及に努めていただきたいと思います。これは要望にとどめさせていただきます。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか。  プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 私も今この手元にあるんですけど、この件も含めて質問させていただきますが、昨日、文教常任委員会の中の答弁で、県立高校の台風被害が非常に多いとか、ありましたよね。その中で一時避難所だとか、万が一のときに避難に使えるように想定されているところの被害はあったのか、なかったのかということをお聞きします。なぜかといいますと、熊本地震の被災地見に行ったら、本来、益城町の役場を含めて体育館などが、本来はそこがキーステーションにならなきゃいけない、指令所にならなきゃいけないところ、あるいは避難所、一時避難所なんかに使わなきゃいけないところが、体育館が壊れてるとかで使えない状況ができてしまいましたよね。それに対して、今回の台風被害を受けて、そういうことは想定できないのかということ。  あともう1点が、北西部地域の皆さん、震度6というのがありましたけども、熊本地震を見ると、確かに住民の方の中では、この中に書かれている非常用持ち出しリストを避難袋に入れてある人もいたんだけども、倒壊してしまったところに、1階に置いてあるんですね。例えば私の家もそうだけども、玄関のところに置いてあるんです。このちば地震防災ガイドの北西部の皆さんへと。震度6が起こって倒壊した、家がぺちゃんこになっちゃったときは玄関周りが、熊本地震を見れば、ほとんどやられちゃってる。2階建てが1階建てになっちゃってるんですよね、1階が潰れて。そうすると、せっかく用意したそういうものが取り出せないという状況は見てきました。それを踏まえまして、この防災ガイドというのは熊本地震が起こる前にもう既にでき上がったものだと思うんです。その熊本地震を受けて、何か変更点が必要なところがあったのか、なかったのか。あるならば、この保存版を改訂版として、また出さなきゃいけなくなるし、千葉県ホームページからダウンロードできますよということになってますけども、もし熊本地震で新たな課題があれば、そこにまた加筆するなり変更しなきゃいけないと思うんですが、その辺はないのかということを質問します。 ◯委員長中沢裕隆君) 萬谷危機管理課長◯説明者萬谷危機管理課長) 私のほうから、まず、台風9号の被害で避難所等に使われる学校施設の被害について御答弁させていただきます。  被害は、ガラスですとかフェンス類の一部破損が主でございまして、避難所としての機能に支障のある損害というものは報告されておりません。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) ちば地震防災ガイドについての御質問です。熊本地震を踏まえたものがあるのかどうかということですけれども、この防災ガイドにつきましては、熊本地震以降に編集をいたしまして、熊本地震を意識した記述につきましては、プッシュ型でも支援までに時間がかかるということで、3日分の備蓄をというのを強調しています。それからまた、車中泊などでエコノミークラス症候群、これが問題になりましたので、そのエコノミークラス症候群に備えるようにと、水、食料、簡易トイレを備蓄しましょうとか、避難生活では水分補給と運動を心がけましょうというような記述を加えております。ただ、これで全てというわけではございませんので、熊本地震の教訓、国のほうでも今いろいろ取りまとめを行っておりますので、今後、そういうようなことも踏まえて、また、県のほうでも熊本地震の教訓、改めて課題を取りまとめておりますので、その辺も踏まえて、今後、このようなものを出すときにはそういうものも考えていきたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 ことしの7月19日に、平成28年熊本地震を受けて派遣職員の活動報告書がありましたよね。私も聞かせていただきましたけども、この中で派遣職員たちが非常に頑張った。森田知事のほうから激励の言葉とかお褒めの言葉があった。その中で報告会があって、熊本地震で新たな課題が見えたというのがあるはずなので、ぜひちば地震防災ガイドに生かせるところは生かして、ホームページで必要なものがあったら随時追加していただきたいなと思います。  台風被害なんですけども、私が見に行った熊本の益城町の避難所なんかはガラスが割れちゃって中に入れない、使えませんよというのが結構あったんですね。ガラスがすごく弱い。台風でガラスが割れるようなことは、震度6以上の地震で割れちゃう可能性のほうが大きいと思うんですよね。だから、避難所になってるところの出入り口、あるいは2階の部分がガラスが散乱して下に落ちてくる。そこで入れないというのを見ますと、ガラスを含めて避難所の強化というのは必要だなと感じましたので、ぜひそれを検討していただきたいということを要望して終わります。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか御意見ございますか。  秋林委員◯秋林貴史委員 3件お聞きしたいんですが、最初に消防関係で2件お聞きします。  1つは、最近の報道で、消防団の報酬が団員に行き渡っていないという報道がありましたけれども、今、千葉県の現状はどうなのか。非常に大切な役割を担ってくれている団員さんですので、そのあたりを教えていただきたいと思います。  もう1点は、今、部長からも消防学校での体罰の問題、御報告ありましたけれども、各消防署では同様な問題、発生をしていないのか、パワハラが行われていないのかということが非常に心配な面がありますので、そのあたりの現状はどうか。また、職員の方々から、そういう現場の声を聞く仕組みがあるのかどうか。  この2項目について教えていただきたいと思います。 ◯委員長中沢裕隆君) 生稲消防課長◯説明者生稲消防課長) 消防課でございます。  消防団員の報酬についてでございます。消防団員の報酬については、消防団員個人に支払われるというのが基本だというふうに考えておりまして、県におきましても、市町村に対し団員への確実な支払いが行われるよう、文書で要請してるところでございます。現状のところ、各市町村において、団員が報酬を手にしてないという声は聞いてはおらないんですが、先般、他県で行き届いてないというような事例がございましたので、早速調査を現在行ってるところでございます。現在、調査途中でございますが、消防団、県内48団ございますが、48団中24団につきましては確実に渡っているというような回答をしていただいております。残り半分につきましては、各市等におきまして分団、その下の組織の部だとか、班だとか、そこまでお金を払って、そこから分けるというような仕組み。あるいは、市の中でも分団ごとに扱いが違うというような件で、市町村においても一律に把握してないところがございますので、その辺については、さらに調査を引き続けまして、内容を踏まえ適正な手続を踏んで支払いが行われるよう指導してまいりたいというふうに考えております。  もう1点、これは申しわけございません。消防関係、不祥事があるということで申しわけなく思っております。各消防本部でパワハラのようなものが起こっていないかどうかということでございますが、各消防本部におきましては、内部通報の制度というようなものを持っておりまして、その制度を加えまして、職員ごとに幹部と面談するようなことを行っているところ、職員の声を聞く窓口を設けているところ。そういうような制度を設けまして、現場の職員の声を聞けるような、そういうような取り組みをしております。問題事例が発生した場合については、県に報告するように求めているところでございまして、その説明があった場合についてはどういうような対応をとるのか。そういうものを聞き取って指導を行ってるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 まず報酬の件ですけれども、今の御報告ですと、私がはっきりわからないところ、まだあるようですけど、要は各報酬が各団員の口座に振り込まれてるかどうかというのは一番大事なところだと思うんですけれども、もしかしたら振り込んだ後に団としてまた集めて、団の活動に使うことがあるかもしれませんけど、最初の段階で最初の報酬が団に振り込まれていない、その可能性があるということなのかどうか。そこをちょっと教えていただきたいと思います。  あと体罰については、今の話ですと、面談とか、あとは窓口を設けるとか、いろいろとやり方があるようですけども、これまでの議会でも話題になったと思うんですが、やはり統一的なそういう問題を防ぐための通報なり相談とかの窓口を、きちんと統一的なものを決めたほうがいいと思いますので、それを検討していただきたいと思います。  以上です。
    ◯委員長中沢裕隆君) 生稲消防課長◯説明者生稲消防課長) 消防団員の報酬につきまして、先ほど24団体がさらに調査ということだったんですけど、これは支払われているというのは支払われているんですが、その先、どういう形で個々の職員に支払いが行われているか、そういった点の確認がまだ必要だということで、支払われていないということではございません。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 今の件については、少なくても最低限、報酬は個人の口座に振り込む、そこだけはやっぱりきちんと厳守すべきだと思いますので、そこはもしやってないところがあるのであれば何とか徹底していただきたいと思います。  もう1つの質問ですけども、これまでも災害時、水とトイレ、話題になりましたけれども、やはり防災センター等に、水の確保のためにやっぱり井戸を確保する必要があるのではないのかなと。プラスして、飲料に適するようにろ水機とかがセットできれば飲めるし、そういう形の整備をできればなと思うんですけれども。また、ろ水機がないとしても、飲めなくても生活用水としては使えるケースがあると思いますので、そのあたり、どう考えてるかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 今、防災センターなどに井戸の設置をすべきという御質問でございますが、今現在あります西部防災センター、ここには生活用水用の井戸が設置されておるんですが、故障しておりまして、ここ数年、使用されてない状況にございます。今後は修繕による使用再開とともに、災害時のその井戸の活用方法等についても検討してまいりたいと考えております。なお、新しい消防学校防災研修センターには訓練用の水を確保するための井戸の設置を予定しておるということでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 西部防災センターは松戸にありますので、ぜひ早急に直していただきたいと思います。  また、今後ですけども、重要な拠点になるようなところについては、ぜひとも井戸の設置を検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか、ございますでしょうか。  横堀委員。 ◯横堀喜一郎委員 私からは防災のボランティアさんの研修制度についての質問なんですけれども、私も、なるべく地元でやる防災ボランティアの研修会には顔出すようにしておるんですけれども、そこに参加されてる方からの声で、市町村とか、あと各種団体がやる防災の研修について、内容が同じようなメニュー。例えば心肺蘇生であり、AEDの使い方であり、また三角巾の使い方と。それが基本的に大体同じメニューであって、つまらないと言うとあれなんですけれども、同じようなメニューで、少しは発展性のあるような内容にできないかという問い合わせなんですけれども、その点についてはどのような研修を考えておられるのか。お願いします。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 災害時のボランティアの育成につきましては、県としましては、これまで防災ボランティアのリーダーとなるべきような人々を育成すべく、災害対策コーディネーターという制度で平成15年度から平成26年度まで、県として養成講座を実施してまいりました。平成27年度からは市町村による養成講座の実施について、県として地域防災力向上総合支援補助金、これによりまして支援をしておるところです。さらに、この災害対策コーディネーターのスキルアップ、これを行うために平成26年度からスキルアップ講座、これを実施して、習熟度に合わせた研修を受講できるよう工夫しているところでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 横堀委員。 ◯横堀喜一郎委員 まさに私に苦言というか、指摘された方は災害対策コーディネーター、いわゆる災対コの方なんですけれども、確かに、まず技術を習得することは大事であるんですけど、その次の段階で人に広めること。それをやはりはたから見てると、技術を覚えることばかりが研修のメニューになってて、人にこういうふうに教えるんだよっていう、そういう教える技術を習得してもらったほうが人への影響力を広めるということでいいと思うんですけど、その辺はどのような取り組みがあるんでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 災害対策コーディネーターになって、それをさらに広めるというのは1つの課題であると思います。そういう中で、今年度、市のレベルで、袖ケ浦市におきまして、災害対策コーディネーター連絡会というものができました。その中で、災害対策コーディネーターがお互い連絡をとり合って、地域の防災活動にも積極的に出ていく、住民にも災害対策の周知を図るというような取り組みが、一部の市でございますけれども、広まりつつあると思います。袖ケ浦市だけなんですけれども、そういうような取り組みも県としては支援していきたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 横堀委員。 ◯横堀喜一郎委員 確かに災害時、ある意味、防災ボランティアのエリートが必要ではなくて、たくさんの人がボランティアに参加することが大事であろうと思います。ぜひボランティアさんが、いかにより多くの人に教えて、多くの人をボランティアに巻き込んでいくという、そのような方法で今後とも指導というか、研修を組んでいただけることをお願いして、私は以上にさせていただきます。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか御質問ございますか。  水野委員◯水野友貴委員 災害時における情報提供を外国人向けにどういうふうにするかということについてお伺いしたいんですけども、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、多くの外国人が千葉県を訪問されると思うんですけども、そういった中でいつ災害が起こるかわからないという状況下で、訪日の外国人には、千葉県としては災害時にはどういうふうに情報提供というのをしていくのか、現状を教えてください。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 県では、日常の防災対策につきまして、日英2カ国語のチラシを作成して日常の心構えや非常持ち出し品などの紹介をしております。また、市町村に対しては、県の避難所運営の手引きにより、避難所における多言語表示などについて示してきているところでございます。近年、外国人観光客が増加してる、あるいはオリンピック・パラリンピックを控えてるというのは御指摘のとおりですので、市町村が作成する避難誘導看板やハザードマップなどの多言語化につきましても、千葉県地域防災力向上総合支援補助金、これなどにより支援をしていくとともに、その他の手法についても検討してまいりたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 私のほうでもいろいろと調べさせていただいたんですけれども、千葉県のホームページとかを見ると、確かに英語でいろいろと書かれてはいるんですけども、そこにたどり着くまでに、まずすごく時間がかかるということで、外国人の方々がなかなかこのページまで私はたどり着けないと思うんですね。恐らくいろいろな外国の方が来ると思うんですけども、そういった中で地震を経験したことがない外国人なんか、本当にパニックを起こしてしまうと思うので、例えば市町村にしっかりと、この市でこういうことが起きたら、ここに避難してくださいとかという英語なり中国語なり韓国語なりの表記をしっかりとプッシュしていくということも必要だと思うんですけども、そのあたり、いかがでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 宇井防災政策課長◯説明者宇井防災政策課長) 本当の災害時に外国人に対する誘導などは大切なところだと思いまして、県の避難所運営の手引きでは、CLAIRという団体のほうでそういう表記があるという、多言語表示の簡単に作成できるシステムがあるというようなことも紹介しておりますけれども、一層そのような市町村における外国人対策多言語表記などが進むように市町村を促してまいりたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 ありがとうございます。それで、この4カ国語版の防災のポイントというのをいただいて、私もこういった存在があることを知らなかったんですけども、こういったものもしっかりと市町村に置いたりとかして、外国人の方々が災害時にパニックを起こさないような形で、しっかりと県としてもフォローしていくことが重要だと思いますし、実際に現場で案内標識とか、こっちが避難所ですよというような案内標識も英語でしっかりとつくっておくことが必要だと思うので、その辺はしっかりと県のほうが市町村にバッアップをしていただきたいと思います。これは要望で。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか、ございますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りします。  防災危機管理部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。──特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で防災危機管理部関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前10時48分休憩        ─────────────────────────────        午前10時59分再開 ◯委員長中沢裕隆君) 休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総務部関係◯委員長中沢裕隆君) これより総務部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長中沢裕隆君) 総務部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。
     小倉総務部長。 ◯説明者(小倉総務部長) 今回、総務防災常任委員会に付託されました総務部関係の議案は3議案ですが、以下、その概要について申し上げます。座って説明させていただきます。  初めに、議案第1号は平成28年度一般会計補正予算です。これは歳入歳出総額について55億2,090万7,000円を増額し、既定予算と合わせた予算額を1兆7,194億2,115万4,000円にしようとするものです。このうち、総務部関係の予算といたしましては8億9,660万7,000円を増額しようとするものです。  次に、議案第2号は平成28年度千葉県特別会計財政調整基金補正予算です。これは歳入歳出総額について8億円を増額し、既定予算と合わせた予算額を188億2,610万円にしようとするものです。  次に、議案第9号は行政事務の効率化を図るため、住民基本台帳ネットワークシステムを利用して本人確認を行うことができる事務の規定を整備する必要があることから、住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正しようとするものです。  なお、この際、総務部において当面する諸問題について御報告を申し上げます。  初めに、千葉県県民栄誉賞等の表彰式の実施について申し上げます。  今回のリオオリンピック・パラリンピックで目覚ましい活躍を見せ、メダルを獲得した本県ゆかりの選手13名を表彰することといたしました。オリンピックで金メダルを獲得した体操の加藤凌平選手と田中佑典選手、柔道のベイカー茉秋選手には県民栄誉賞を、パラリンピックで今大会を含め複数の大会でメダルを獲得した車いすテニスの国枝愼吾選手、齋田悟司選手には知事特別賞を、同じくパラリンピックで銀メダル、銅メダルを獲得した8名の選手には知事賞をそれぞれ贈呈いたします。なお、表彰式は10月17日に県庁本庁舎1階の県民ホールで行い、県民の皆様とともに、その栄誉をたたえることといたします。  次に、職員の公金着服事案を受けた全庁調査について申し上げます。  本県では不適正経理問題以降、コンプライアンス推進計画等に基づきコンプライアンスの推進に取り組んできたところです。この間、着服などの不正行為はないものの、金融機関からの通知により、公金を含む口座や原資が不明な口座の存在が明らかになりましたが、県ではその都度調査を行い、適正な処理を行ってきたところです。しかしながら、今般、健康福祉部の職員が過去に勤務していた所属で管理すべき通帳を保有し続け、公金を着服していたことが判明し、懲戒免職となる事案が発生したところです。公務員の倫理が厳しく問われ、また、県民の県政に対するより一層の理解と信頼を得る必要のある中、このような事案が発生したことに対して、県として重く受けとめております。今後、このようなことが再び起こらないよう、各所属における預金通帳等の管理状況について全庁調査を実施するとともに、その結果を踏まえ、改めて各所属長に対して、預金通帳等の適正な管理を徹底してまいります。  以上、議案の概要及び当面する諸問題について御説明させていただきましたが、詳細につきましては別途関係課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長中沢裕隆君) 初めに、議案第1号平成28年度千葉県一般会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  加瀬財政課長。 ◯説明者(加瀬財政課長) それでは、議案第1号平成28年度一般会計補正予算(第1号)の歳入について御説明をいたします。お手元の平成28年9月定例県議会常任委員会資料をごらんください。  1ページの平成28年度一般会計予算款別表をお開き願います。一番下の歳入合計欄をごらんください。今回の補正は55億2,090万7,000円を増額し、既定予算と合わせ、1兆7,194億2,115万4,000円にしようとするものでございます。  補正する歳入予算の項目は、左から3列目の補正額の欄に記載のあるものでございまして、第6款分担金及び負担金2,452万5,000円の増、第8款国庫支出金22億5,917万3,000円の増、第9款財産収入2億992万円の増、第11款繰入金16億1,207万6,000円の増、第12款繰越金14億1,635万8,000円の増、第13款諸収入1,645万5,000円の増、第14款県債1,760万円の減でございます。  以下、その主な内容について順次御説明をいたします。1枚おめくりをいただきまして、2ページの一般会計補正予算説明書をごらんください。  初めに、第6款分担金及び負担金につきましては、2,452万5,000円を増額しようとするものでございます。主なものは、まず上から3段目、第1項第5目第2節の道路維持費負担金2,175万3,000円の増、また、同じページの中ほど、第1項第5目第8節の街路事業費負担金3,171万8,000円の増でございますが、これらは道路掘削復旧工事や連続立体交差事業などに係る事業者及び市町村の負担金であり、国の内示等による工事規模の確定に伴い増額しようとするものでございます。  続きまして、下から5段目、第8款国庫支出金につきましては、22億5,917万3,000円を増額しようとするものでございます。  内訳につきましては、2ページから4ページにかけて記載のとおりでございますが、その主なものを申し上げますと、まず2ページの下から3段目、第1項第3目第7節の医務費負担金5億1,240万8,000円の増でございますが、これは地域医療介護総合確保基金の積み立てに係る国負担分でございます。  次に、3ページの中ほど、第2項第2目第5節の児童措置費補助金16億円の増でございますが、これは新たに9月補正予算案の歳出で計上いたしました保育士修学資金等貸付事業に係る国庫補助金でございます。  続きまして1枚おめくりいただき、4ページをごらんください。上から4段目の第9款財産収入につきましては、4月に発生した熊本地震に際し、県から被災地へ提供した支援物資の国への売り払い代金の収入として、2億992万円を増額しようとするものでございます。  続きまして、同じく4ページの中ほど、第11款繰入金につきましては、16億1,207万6,000円を増額しようとするものでございます。主なものは2段下、第2項第1目第4節の地域医療介護総合確保基金繰入金12億751万9,000円の増ですが、これは介護施設等の整備費の助成などを増額するため、基金から繰り入れを行うものでございます。  続きまして、下から6段目、第12款繰越金につきましては、平成27年度決算剰余金14億1,635万8,000円を計上するものでございます。  続きまして、5ページをごらんください。最後に、上から2段目の第14款県債でございますが、1,760万円を減額しようとするものでございます。その主なものといたしましては、上から4段目、第1項第7目第1節の道路事業債1億8,270万円の増、その下の段、第2節の河川海岸事業債1億7,130万円の減など、公共事業におきまして、事業費に増減が生じたことなどによるものでございます。  以上、歳入の主な内容について御説明いたしました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長中沢裕隆君) 穴澤総務課長。 ◯説明者(穴澤総務課長) 総務課に係る歳出補正予算について御説明いたします。常任委員会資料の6ページ、総務課の箇所をお開きください。  第2款第1項第1目一般管理費について、1,238万1,000円を増額しようとするものでございます。その内訳といたしまして、1項目めの人件費につきましては、総務部職員に係る職員人件費について、現在の人員構成で積算をし直し、500万4,000円を増額補正しようとするものでございます。  次に、2項目めの平成28年熊本地震に係る職員派遣経費につきましては、ことし4月に発生した熊本地震の被災自治体に、全国知事会からの要請に応じ、避難所運営業務や災害対策本部業務等を支援するために46名の職員を派遣した際の経費737万7,000円を増額補正しようとするものでございます。  以上で総務課の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 加瀬財政課長。 ◯説明者(加瀬財政課長) 財政課に係る歳出予算について御説明をいたします。同じ資料の7ページ、財政課のページをごらんください。  第2款第1項第5目財政管理費ですが、9億3,199万8,000円を増額しようとするものでございます。内容でございますが、特別会計財政調整基金繰出金の補正額8億円につきましては、地方財政法の規定に基づき、平成27年度決算剰余金のおよそ2分の1の額を財政調整基金に積み立てるため、特別会計に繰り出しを行うものでございます。災害復興・地域再生基金積立金の補正額1億3,199万8,000円につきましては、平成28年熊本地震への対応として、県から被災地へ提供した備蓄物資を2カ年で再整備するため、国への求償額、これは先ほど歳入で御説明した支援物資の国への売り払い代金収入でございますが、これの一部を平成29年度分の財源として災害復興・地域再生基金に積み立てようとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長中沢裕隆君) 岡田資産経営課長。 ◯説明者(岡田資産経営課長) 続きまして、資産経営課の補正予算について御説明させていただきます。資料の9ページをお開きください。  第2款第1項第13目地域振興事務所費について、新たに債務負担行為8,900万円を設定しようとするものでございます。その内容は、香取合同庁舎再整備事業について、外構工事の契約及び平成28年2月の労務単価改定などに伴う建築工事の変更契約のため、平成29年度支払いに係る増額分について新たに債務負担行為を設定しようとするものでございます。  以上で資産経営課の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 舘野市町村課長。 ◯説明者(舘野市町村課長) 市町村課に係る補正予算について御説明させていただきます。10ページをごらんください。  第2款第5項第1目選挙管理委員会費の補正額は533万円の増額となっております。これは選挙管理委員会事務局職員の人件費について、人員数の増加等に伴い、現在の人員構成で積算したことによるものでございます。  以上で市町村課の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 下川情報システム課長。 ◯説明者(下川情報システム課長) 情報システム課に係ります歳出予算について御説明いたします。常任委員会資料11ページをごらんください。  第2款第1項第11目電子計算費の補正額は3,316万2,000円の減額でございます。その内容は、1つ目の電子計算機借上料等運営費ですが、これは社会保障・税番号制度に係る自治体中間サーバの補修費に関して、千葉県が負担する額が確定したことにより1,929万9,000円を減額するものであります。また、2つ目の電子申請システム等運用事業ですが、これは各自治体間で結ぶ行政専用のネットワークでございます総合行政ネットワークの運営費に関して、千葉県が負担する額が確定したことにより1,386万3,000円を減額するものであります。  以上で情報システム課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 菅野出納局長。 ◯説明者(菅野出納局長) 出納局に係る歳出補正予算について御説明させていただきます。資料の12ページをお開きください。  第2款第1項第1目一般管理費について、101万3,000円を減額しようとうするものでございます。その内容は、本年4月の人事異動等に伴います職員人件費の減額でございます。  以上で出納局の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 加瀬財政課長。 ◯説明者(加瀬財政課長) 議会事務局に係る歳出予算について御説明をいたします。同じ資料の13ページをごらんください。  第1款第1項第2目事務局費ですが、1,454万7,000円を減額しようとするものでございます。内容でございますが、人件費につきましては、議会事務局職員の人事異動などに伴う減でございます。運営費につきましては、本年6月28日に施行されました千葉県手話言語等の普及の促進に関する条例の趣旨を踏まえ、千葉テレビ放送の議会中継に手話通訳を導入する経費を計上するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) 大畑調整課長。 ◯説明者(大畑調整課長) 監査委員事務局に係る歳出補正予算について御説明をいたします。常任委員会資料14ページをお願いいたします。  第2款第9項第1目委員費、補正予算額は10万9,000円の減額でございます。その内容は監査委員人件費の減額でございます。  次に、第2款第9項第2目事務局費、補正額は427万1,000円の減額でございます。その内容は人事異動による事務局職員人件費の減額でございます。  以上で監査委員事務局の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長中沢裕隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋林委員◯秋林貴史委員 総務課さんの中で熊本地震に係る職員派遣経費が計上されていますけれども、非常に大事なことだと思いますので、これからもどんどんやっていただきたいと思うんですが、その方々、まさに被災地の現場でいろいろと生の仕事、現状の状況を肌で感じながら仕事してると思うんですが、大事な仕事だと思うんですけども、フィードバックというか、日常の仕事とは違うことを取り組んでいただいて、当然ながら県庁内ではさまざま情報交換とか、報告会とか、あると思うんですけれども、県民に対して、こういう派遣事業のフィードバックというか、そのような場があるのかどうか教えていただきたいと思います。 ◯委員長中沢裕隆君) 穴澤総務課長。 ◯説明者(穴澤総務課長) 今回の熊本派遣、特に事務職員を中心とします派遣でございますが、今回は短期間で5日から7日程度で各班を組みまして避難所運営等、主に対応してきたところでございますが、先ほど委員からお話もありましたとおり、防災危機管理部のほうで、庁内的にはその成果をフィードバックするという機会は設けておりますが、これについて、県民に対してというところについては、まだそこまでは至っておりませんが、今後、そういったお話があったことも含めて検討していきたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 県民に、県庁の皆さん頑張ってるということも知ってもらうということも大事だと思うんですが、それ以上に、まさに被災地の生の空気とか、そういうのを知っている県の派遣の方々が例えばホームページとか、さまざまなところでそういう情報を提供することによって、熊本地震も、最初のころは報道されてましたけども、しばらくすると、なかなか流れてこないということで、本当の被災地の現場の生の状況というのが県民の皆さんにはなかなか伝わりにくいと思うんですね。そういう面では、派遣された職員の方々が自分の体験談等をオープンにしていただければ、まさに県民の皆さんがそういう被災現場はどんなものなのかというのを本当に生で知る機会になると思うので、ぜひとも県民の皆さんへのフィードバックということも検討していただきたいなと思います。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか。  プリティ長嶋委員
    ◯プリティ長嶋委員 さっきの防災危機管理部のときにも触れたことなんですけども、今回4ページに記載されている物品の売り払い、備蓄用品等、ブルーシートを含めたことなんですけども、ここでもお願いしたいんですけども、やはり中越だとか、新潟地震とか、3・11というのを経験して、ブルーシートって非常に役に立つんですね。風よけだとか、雨よけだとか、避難所の下に敷いたりだとか、プライバシーを守るとか、現場に行くと本当に役立つ。ところが、いざ発災すると必ず不足するんですよね。防災危機管理部でも要望したんですけども、今回、それを国が買って、その売り払ったお金で、ストックしておくのを、できるだけ早くブルーシートというのは用意すべきだなと思いますので、これ、予算しっかりやっていただきたい。  先ほどの話の中で派遣職員ですよね。長期的な面と短期的な面というニーズがあると思うんです。防災の現場へ行くと、やはりニーズというのはころころころころ、日々変わるんだけども、やはり柱になる職員が1人いないと、最初から最後まで何人かいないと、状況が日々変わる中で把握できないんですね。私行ったときに、いつ来たんですかって。きのう来ました。1週間ごとに短期でかわる人たちだと、先ほどあった空気だとか状況というのを理解できて、やっと仕事に落ちついてやろうとしたときにもう派遣期間が終わっちゃうということが、私、実際に聞いたりしたので、できれば柱になる人は長期に行ってもらって、ニーズが変わったときに短期にやるという有効的な派遣の仕方をしていただきたいなということ、これは要望させていただきます。 ◯委員長中沢裕隆君) 要望のみでよろしいですか。     (プリティ長嶋委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長中沢裕隆君) そのほか御意見ございますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  議案第1号は防災危機管理部長同席のもとで討論、採決を行います。  防災危機管理部長が入室しますので、しばらくお待ちください。     (浜本防災危機管理部長入室) ◯委員長中沢裕隆君) それでは、議案第1号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員です。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。  防災危機管理部長には御苦労さまでした。     (浜本防災危機管理部長退室)        ─────────────────────────────        議案第2号関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、議案第2号平成28年度千葉県特別会計財政調整基金補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  加瀬財政課長。 ◯説明者(加瀬財政課長) 議案第2号特別会計会計財政調整基金に係る補正予算について御説明をいたします。同じ資料の8ページをごらんください。  特別会計財政調整基金補正予算につきましては、8億円を増額しようとするものでございます。内容でございますが、一般会計の歳出で申し上げたとおり、地方財政法の規定に基づき、平成27年度の決算剰余金のおよそ2分の1の額を積み立てようとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長中沢裕隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。よろしいですか。──以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第2号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員。よって、議案第2号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第9号関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、議案第9号住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  舘野市町村課長。 ◯説明者(舘野市町村課長) 市町村課でございます。  資料の15ページをごらんいただきます。議案第9号住民基本台帳法に基づく本人確認情報の利用及び提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。  このたびの改正につきましては、がん登録等の推進に関する法律の施行と不当景品類及び不当表示防止法の一部改正に伴い、条例規定の整備を行うものでございます。  具体的に申し上げますと、改正概要の1、改正内容に記載のとおりでございまして、1つとして、がん登録等の推進に関する法律の施行により全国がん登録制度が開始されたことに伴い、国データベースへの登録情報の審査等が県の責務とされました。この場合、二重登録が疑われるなど、本人確認が必要な場合に当該事務が効率的に処理できるよう、登録情報に係る本人確認事務を追加するものでございます。  2つといたしまして、不当景品類及び不当表示防止法の一部改正に伴い、条文に条項ずれが生じておりますので、所要の改正を行うものでございます。  施行につきましては、がん登録に関しましては平成29年2月1日を、不当景品に関するものにつきましては公布の日とするものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長中沢裕隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。よろしいでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第9号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員。よって、議案第9号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        私学助成の充実強化等に関する意見書(案)関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、意見書案が3件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、自民党及び公明党から提出されております私学助成の充実強化等に関する意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。よろしいですか。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員であります。当委員会として、本趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書(案)        関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、公明党及び自民党から提出されております返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。よろしいでしょうか。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) 挙手全員であります。当委員会として、本趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        学生が安心して使える給付型奨学金制度を求める意見書(案)関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、共産党から提出されております学生が安心して使える給付型奨学金制度を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。よろしいでしょうか。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手◯委員長中沢裕隆君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。
           ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  中村副委員長、お願いします。 ◯中村 実副委員長 個人住民税の特別徴収につきまして質問させていただきます。本会議におきまして、県税収入の確保について幾つかの質問が出ていましたが、常任委員会でも私から何点か伺います。  本県の個人住民税の徴収対策についてはさまざまな取り組みを進めていると承知しておりますが、本県の徴収率は92.4%で、全国平均の94.7%を2.3ポイント下回る残念な状況にあります。この状況を踏まえまして、個人住民税の徴収率向上については特別徴収が有効と考えられ、本県においても取り組みが進められてると聞いております。  そこでお尋ねいたします。県では、他県で効果を上げている特別徴収の徹底に今年度から取り組んだと聞いておりますが、その効果はいかがでありましたでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 舘野市町村課長。 ◯説明者(舘野市町村課長) 個人住民税の特別徴収については市町村が行っておりますので、市町村課から御答弁させていただきます。  給与所得に係る個人住民税については、地方税法の規定によりまして、原則として給与からの天引きによる特別徴収により徴収するものと定められてるところでございます。しかしながら、この原則が必ずしも徹底していたわけではございませんで、給与所得のうち、特別徴収されている者の割合が千葉県においては低い状況にございました。そこで、県及び県内市町村は2年間の準備期間を経まして、今年度から個人住民税の特別徴収の徹底を図ったところでございます。給与所得者のうち特別徴収されてる者の割合は、速報値でございますけれども、全市町村で上昇いたしました。全体といたしましては、昨年度の74.0%から82.2%と8.2ポイントの上昇となったことでございます。県及び市町村の周知活動や事業主の御理解もいただきまして、これまでのところ大きな問題もなく、特別徴収の徹底が円滑に実施されたと考えておるところでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 中村副委員長。 ◯中村 実副委員長 特別徴収を徹底されたことによりまして実施率が上がったとの御答弁でありましたが、今後、実施率をさらに高め、維持していくことが重要だと考えます。  そこでお尋ねいたします。今後、特別徴収の実施率を維持向上させるためにはどのように取り組んでいくのかお聞かせ願います。 ◯委員長中沢裕隆君) 舘野市町村課長。 ◯説明者(舘野市町村課長) 御指摘のとおり、特別徴収の徹底というのは継続的な取り組みが大事だと思っておるところでございまして、県では来年度以降も広報を継続いたしまして、また市町村においても、未実施の事業主に対して個別の働きかけを行っていこうと思っております。また、近隣都県の事業所に勤務する従業員の方も多くおられるわけでございまして、県では、首都圏の9都県市で広域的な連携を図ってるところでございます。今年度までに埼玉県、神奈川県及び本県で特別徴収の徹底が実施されておるところでございまして、来年度は東京都のほうでも実施する予定となっておるところでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 中村副委員長。 ◯中村 実副委員長 貴重な自主財源の確保のためにも、また税の公平の観点からも、徴収率の向上は重要であると考えます。特別徴収の徹底は徴収対策として重要であり、効果的でもありますので、引き続き推進していただくよう要望いたします。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか。  プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 今回のリオのオリンピック・パラリンピックで大活躍した人たちを、千葉県民栄誉賞の表彰式を実施するということなんですけども、やはり今、金メダリストのパレードとかを見ますと大変盛り上がっている。これを2020年まで継続的に引っ張っていく必要があると思うんですけども、これ、1回の表彰式終わると、そのままにしてしまうのか。あるいは、継続的にやるために、例えばこれ、表彰式の様子をパネルにしてどこかに掲載するとか、メダルをどこかに誰かが借りて展示して、この盛り上がりを2020年の幕張メッセの大会があるところまでやるのか。そういう考えはないかお聞かせください。 ◯委員長中沢裕隆君) 穴澤総務課長。 ◯説明者(穴澤総務課長) リオオリンピック・パラリンピックでの活躍された方々への表彰式に関連してということですが、表彰に関しましては、県民栄誉賞の表彰規則であるとか要綱を定めて、その都度、大会ごとに功績があった方には同様に表彰を行っていくというようなことでありまして、そのほか知事賞についても、千葉県表彰規則に基づきまして、功績に基づいた表彰を行っていくこととしておりますので、今後の大会でも、そういった成績を残された場合には表彰を継続していくということでございます。  今、お話は、例えば今回受賞された方々の成果をさらに継続的に何らかの形で残すかどうかという御質問かと思いますけども、今のところ具体的なものがありませんけども、今の話も踏まえて、どういった形が考えられるのか、引き続き検討してみたいと考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 ほかの担当部署との連携が考えられますけども、一過性じゃなくて、あと4年切ってしまったわけですからね。これは、この盛り上がりを継続的に持続して、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックまで盛り上げていく必要があると思うので、ぜひその辺の連携を行っていただいて、せっかくここまで盛り上がったわけですから、本県の選手たちが活躍してぜひやっていただきたいなということを要望いたします。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほかございますでしょうか。  秋林委員◯秋林貴史委員 3点お伺いしたいんですけれども、まず初めが一般競争入札の関係ですけれども、財政健全化のために未利用県有地の処分を今進めていると思います。大事なことだと思うんですけれども、9月に行われた入札の結果を見ると、例えば最低売却価格4,330万円のものが1億1,515万円で落札、約2.7倍で落札です。2,590万円のものが9,000万円、約3.5倍の価格で落札、64万1,000円が2,600万722円ということで、約40倍の価格で落札となっています。高く売れることにこしたことはないと思うんですけれども、余りにも当初の最低価格との差があり過ぎるのではないのかなと思います。最低売却価格の設定をどのように行っているのか。また、これだけの開きがあることをどう考えているのか教えていただきたいと思います。  2点目は、今、お隣の東京都さん、豊洲の問題等でガバナンスの問題が問われていますけれども、特にトップに情報が上がっていないというような問題がクローズアップされています。千葉県としても、そのあたり、しっかりと引き締めていく必要があると思うんですけれども、基本的なところとして、部局長だと副知事、知事の決裁区分ですね。そのあたりの概要はどうなってるのか教えていただきたいと思います。  3点目ですけれども、県下の市町村の平成27年度の健全化判断比率の速報値が発表されていますけれども、内容を見ると、全ての市町村で、いずれの指標においても早期健全化基準を下回ってるというコメントが載せられていました。それだけ見ると、何となく千葉県は全市町村、大丈夫なのかなと見えてしまうんですが、本当に大丈夫なのかと。市域いろいろ回っていますと、もっともっと深刻で危機的な状況にあるのではないのかなと思うことが間々あります。県として、どう認識しているのかということで、あと適切な助言、アドバイスを行っているのかどうかを教えていただきたいと思います。  以上、3点お願いします。 ◯委員長中沢裕隆君) 岡田資産経営課長。 ◯説明者(岡田資産経営課長) 資産経営課でございます。  1点目の財産の入札に関しての御質問でございます。まず、最低売却価格の設定はどのように行ってるのかということなんですけれども、公有財産の評価は公有財産管理規則によりまして、不動産鑑定士等の意見及び売買実例等を参考にしまして時価で評価をすることとされております。このため、最低売却価格については不動産鑑定士に鑑定を依頼し、その鑑定結果をもとに決定していますが、鑑定では立地条件や市場ニーズ等を踏まえた、その土地の最も有効な使用方法等を判定した上で更地価格を求め、この更地価格をベースに建物の解体撤去費相当額や土壌汚染などのマイナス要因を考慮した上で評価額が算定されます。  次に、これだけの開きをどのように考えてるのかということなんですけども、職員住宅などの建物つきの物件については、不動産鑑定において建物自体が、先ほど申し上げましたようにマイナス要因というふうになりまして、最低売却価格が低い水準になることがある。その一方で入札参加者にとっては、入札額を積算するに当たり、建物の解体を想定するものと再利用を想定するものとでは大きな相違が生じるということが推定されます。このような事情を反映した結果として、入札額に大きなばらつきが出るといったこともございますので、このことは最低売却価格の設定水準に起因するものではなく、最低売却価格はおおむね適正な水準であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 2点目のお尋ねでございます部局長と副知事、知事の決裁区分の考えについてのお尋ねについてお答えさせていただきますけれども、県の事務に関する決裁区分でございますけれども、事務決裁規程という規定を設けてございます。  まず部長でございますけれども、事業や施設などの許認可とその監督に関することや、あるいは部内、出先機関の統括に関することなどを決裁できるようになっております。それから、副知事でございますけれども、公益法人の認定や取り消しに関することなどについて専決ができる旨を定めております。また、財務会計に関する事務につきましては、財務規則という規定を設けてございまして、こちらで収入や支出の金額に応じて課長、部長、副知事などの専決を定めているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 舘野市町村課長。 ◯説明者(舘野市町村課長) 市町村課でございます。3点目の市町村の財政状況に関する御質問についてお答えさせていただきます。  御指摘いただきましたとおり、県内市町村の平成27年度の健全化判断比率につきましては、全市町村でいずれの指標についても早期健全化基準を下回ってる状況でございます。ただ、この早期健全化基準と申しますのは、市町村の財政健全化に対して、国が介入せざるを得ないというものの基準を定める状況でございまして、この指標を上回ってる団体は全国で夕張市1団体というような状況でございます。基準となります実質公債費比率、将来負担比率を見ましても、全国平均、県平均を大きく上回っている市町村というのもあるわけでございますし、また、そういった財政指標に出てこなくても、今後庁舎の耐震化がおくれているとか、公共施設の老朽化対策に今後力を入れていかなければならない、あるいはソフト面で言えば、待機児童数の対策がまだまだだといったような状況もございまして、この指標がよくても大丈夫だと言えるものではないと思っております。総じて私どもの認識としては、地方財政を取り巻く状況というのは厳しくて、個別の市町村を見ると、その中でも注視していかなければいけない団体はあると認識しております。  こういった中で当課の取り組みでございますけれども、毎年度、決算統計や当初予算編成時のときに各市長さんとヒアリングをさせていただいております。そういった中で特に財政状況、また今後の財政状況が厳しくなることが見込まれる団体につきましては、団体の分析結果を聴取させていただきまして、対応策について御助言させていただくと。場合によりまして、市町村課長が市町村を訪問いたしまして、市町村の幹部職員と懇談するといったことも取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 まず、入札の件ですけれども、最低入札価格は妥当だということですけれども、そうは言いながら40倍もの開きがあるというのはやはり看過できないなという気がします。当然、鑑定士が鑑定をかけているということですから、それなりに鑑定の手法に基づいて計算をしているんでしょうけれども、そうは言いながら、これだけ差があると。これだけのエンドユーザーがあらわれたということは事実なので、やっぱりそのあたり、現状の建物をリフォームして使うという先もあるんだということを踏まえた上で、今後については、最低価格については、そのあたりも鑑定士さんとよく話をして、広く情報を集めた上で決めていただきたいなと。確かに高ければ不調になってしまうということで問題であるんですが、さすがにこれだけ開きがあると最低価格の意味がなくなっちゃうんじゃないかという気がするので、そのあたりはよく協議をしていただきたいなというふうに思います。要望させていただきます。  あと東京都の関係ですけれども、そういう基準といいますか、それは当然あると思うし、東京都も当然きちんとしていたと思います。にもかかわらず、このような状況が起きたということは、そこではあらわし切れないようなことがあったのかなと。ですから、そこでは明確に判断できないような情報が上がった場合に、誰がどのような判断で、例えば部課長に上がるなり、副知事に上がるなり、知事に上がっていくのかと。そういうことが、政策決定とか意思決定のプロセスにやっぱり問題があったと思うんですね。ですから、千葉県については、そのような問題が起きないのか、ルールに基づいてしっかりやっていけてるのかどうかを再度確認したいと思います。  市町村の関係ですけれども、確かに数字を上回った段階では手おくれということになるかと思います。首都圏に位置していてポテンシャルが高いということを日々私たちも話をしてると思うんですけれども、万々が一、破綻をするようなところが出てきてしまったら県全体に大きな影響を与えてしまうと思いますので、人の派遣とか、あと財政的な面ではなくて、例えば採用の活性化であれば商工労働部とかにも応援をしてもらう必要もあると思うので、そのあたり、ぜひとも千葉県全体のためにも、そのような自治体があるとすれば全面的に応援をしていきたいなと思いますので、その点についてもよろしくお願いしたいと思います。要望とさせていただきます。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 2点目の問題、県の意思決定の問題ということで、どのようなルール、あるいはプロセスを踏んでいるのかということでのお尋ねについて行革課のほうからお答えさせていただきますけれども、まず議会の議決を要すること、あるいは議会への報告を要することなど、県政の重要事項については全て知事が決定しております。  なお、決裁区分で、先ほど専決、副知事がというようなことを説明させていただきましたけれども、事務の内容が特に重要であるものや初めてのものなどにつきましては、速やかに上司に報告して決裁を受けることとなっております。具体的にどのようなものかということになりますと、災害の情報やその対応など、県民の安全・安心に関する事項、あるいは重要な契約の変更などにつきましては、知事に判断を仰いでいるところでございます。重要な方針の決定については知事まで上げているというように御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 わかりました。ぜひともお隣の東京都さん、いろいろと今課題を抱えてしまいましたけども、同じようなことが起きないように、しっかりと対応していただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか。  田中委員。 ◯田中信行委員 公金着服の件なんですけどね、不正経理の後に潜在的に潜ったものがあったんだなというふうに思います。報告の中で公金を含む、いわゆる口座や原資が不明な口座の存在が明らかになってきた。金融機関の通報で今回発覚したんでしょうけども、今まで県ではその都度調査を行い、適正な処理、何件ぐらいあったのか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 今まで金融機関のほうから通知が来て調査した分でございますけれども、平成26年度に1件ございました。その後、平成27年の1月に通知された分につきましては11口座、それから平成28年の1月に通知された分につきましては18口座があったということでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 田中委員。
    ◯田中信行委員 やっぱり不正経理の中で現金以外に通帳が残っている。今回、特に所属はかわっても、その通帳を持ち続けたというのは不要な口座だったんだろうと思うんだよね。そういう意味では公金であるにもかかわらず、その足取りがつかめなかったことも確かなんだろうと思うんだけど、これ、年度を重ねるといっぱい出てきますから、きちっと処理をしていただかなきゃいけないと思います。ただ、いろんな、手続上必要なものと思いますけども、適正な処理というのは回収をしたのか。それとも、どういう形で適正な処理をやったんですか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) この事件を受けまして、すぐ各部に対して、この後、全庁的に通帳の調査をするということ……     (田中信行委員、「どう処理したか」と呼ぶ) ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 済みません、失礼しました。これまでの処理につきましては、明らかに私金であるものにつきましては、いろいろな寄附等をさせていただいた、あるいは返したということ。それから、その他公金と思われるものにつきましては、全部県の収入に含めているものでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 田中委員。 ◯田中信行委員 じゃ、これから出てくるかもしれないけれども、今まで出てきたものは適正に、いわゆる公金は公金として、解約ですとか、いろんな形をとりながら公金に編入していったということなの。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) はい、そのとおりでございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 田中委員。 ◯田中信行委員 最後ですが、まだまだ潜在的にあるのかもしれない。通帳の場合わかるけども、実際、現金が金庫の中にあったことが不正経理で出ましたよね。預け金はもうわからなくなったかもしれないけど、また徹底をしていただいて、不正経理、再びこういうことが起きないように注視をしていただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほかございますでしょうか。     (「関連で」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 今の関連なんですけれども、今回の件で預金通帳の適正な管理を徹底してまいりますと部長から御報告ありましたけれども、適正な管理というのは、具体的にどういった管理なんでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 今回の事案につきましては、個人で引き継いできたというものでございますので、これを所属で管理しようというように考えてございます。この後、全庁調査をやりまして、どのような口座があるかをまず調べた上で、それぞれ個人──ほとんどのものが組織で引き継がれておるんですけれども、まず個人で引き継いだものについて、全て中に入れるということ。それと通帳と印鑑、これを同じ者が持っていたところにも原因があると思いますので、それを分けて管理させるような方向を考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 ということは、今までは通帳というのは個人の方が管理していたということなんでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 今回起きたものについては、たまたま個人に引き継がれたというところになります。基本的には口座というものは全部公金の管理でございますので、組織として管理してるというようにお考えになっていただきたいと思います。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 今回の件は個人だった。たまたまということですけれども、これからはやっぱり組織として、しっかりとみんなが、この人が通帳を持っているということを周知徹底させることがすごく重要だと思ってるんですよね。例えば異動になったときに、あの人が通帳を持ってるというのをしっかりと長なり周りの人が知ってることが重要だと思うので、この辺はしっかりと徹底していただきたいと思います。要望で大丈夫です。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほか、ございますでしょうか。     (「すいません、今の関連で」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 ちょっとよくわからないんですけど、通帳は個人で持ってるのもある。通帳って、たくさん、県庁には何十冊も何百冊もあると思うんですが、それはふだんはどこにあるんですか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 通常は所属にある金庫の中に保持しておくのが原則でございますけれども、ただ、今まであったようなもので個人間で引き継いだものもございます。今後はそのような個人間で引き継いだものを所属で引き継げるように、全て管理職の管理のもと、管理するようなことを考えてございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 秋林委員◯秋林貴史委員 考えられないのは、個人間で、もしかしたら机の中に通帳がもしあるとすれば、それ、とんでもない話だと思うんですよね。ですから、そうだとすると、今回調査したとしても、自己申告しなければ机の中に置きっぱなしになる可能性ありますよね。それを防ぐためには、逆に取引ありそうな銀行に、うちの県庁の関係の口座は幾つありますかとか、そのあたりをヒアリングしないことには、机の中にしまい込んでいる通帳を把握することはできないと思うんですけど、そのあたりはどう考えているんですか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 今回はこういう事件起きましたので、もう1回、所属のほう、徹底して所属長を通じ、個人の中にあるものを全部出しなさい、全部金庫の中に保管しましょうというようなことで周知する予定でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) 小倉総務部長。 ◯説明者(小倉総務部長) さまざま、今回の職員が免職になった事案に関して御質問や御意見いただいておりまして、担当課長から先ほど来申し上げておりますとおり、今回、改めて全庁調査を実施するに当たっては、やはり全容の解明ということが一番重要ですし、職員がそういうことをきちんと報告できるような環境を少しでも──具体的にどういうものかというのは、これからまた検討いたしますけども、その結果を踏まえて、また次に措置を講ずることが必要であれば、また関係部局と十分協議、連携しまして、やはり今回を1つの機会としまして、こういうことが二度と起こらないように最善の措置を講じていきたいと、そのような覚悟で今回全庁調査を行ってまいりたいと思います。  以上です。 ◯委員長中沢裕隆君) よろしいですか。  プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 通帳と印鑑のほかにキャッシュカードとか、そういうものはないんですか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) キャッシュカードというのは、持ってるところもあるかもしれません。それも含めて全部出させる予定でございます。 ◯委員長中沢裕隆君) プリティ長嶋委員◯プリティ長嶋委員 キャッシュカードというのは、あったら、どこからでも引き出せちゃうので、それを注意していただきたいなと思います。  以上。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 ちょっと気になったのが、もう既に退職されている方で持っているということは可能性としてはあるんでしょうか。 ◯委員長中沢裕隆君) 石渡行政改革推進課長。 ◯説明者(石渡行政改革推進課長) 平成27年の調査、それから平成28年の調査でも、退職された方がたまたま持っていってしまったという事例はございました。またそのようなものが考えられれば、退職者にも出していただくしかないかなというふうには考えております。 ◯委員長中沢裕隆君) 水野委員◯水野友貴委員 ぜひ退職された方々に対してもヒアリングを行っていただきたいと思います。  以上。 ◯委員長中沢裕隆君) そのほかございますでしょうか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) よろしいですか。
     それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  総務部関係については、お手元に配付の継続事件項目表のとおり閉会中も調査することといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣について正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長中沢裕隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長中沢裕隆君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長中沢裕隆君) 以上で総務防災常任委員会を閉会します。        午前11時55分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....