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  1. 千葉県議会 2016-06-13
    平成28年_環境生活警察常任委員会(第1号) 本文 2016.06.13


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長(鈴木 衛君) ただいまから環境生活警察常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者より、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に茂呂委員、大崎委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(鈴木 衛君) 本委員会に付託された案件は、環境生活部と警察本部に関係する請願1件であります。  なお、審査の順序は、初めに環境生活部関係、次に警察本部関係とし、請願については警察本部関係の審査の際に行います。        ─────────────────────────────        審査の開始(環境生活部関係) ◯委員長(鈴木 衛君) これより環境生活部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           人事紹介 ◯委員長(鈴木 衛君) なお、審査に先立ち、4月1日付で執行部及び事務局職員の人事異動がありましたので、人事の紹介をいたします。  初めに、私から異動のあった事務局の担当書記を紹介いたします。  源間書記。  熊本書記。  熱田書記。  次に、併任書記を紹介いたします。  飯田併任書記。  次に、環境生活部の人事異動について、環境生活部長から紹介をお願いいたします。  吉添環境生活部長。     (吉添環境生活部長から、部長吉添圭介、生活安全・有害鳥獣担当部長玉田浩一、次長     大木実、大気保全課長北橋伸一自然保護課長野溝慎次廃棄物指導課長長谷川聡、く     らし安全推進課長森竹津四志、県民生活・文化課長横尾明広、副参事兼環境政策課政策     室長貫井浩、副参事兼自然保護課自然環境企画室長中村敏彦、副技監江利角晃也、副参     事兼廃棄物指導課監視指導室長大木清、副参事兼くらし安全推進課防犯対策推進室長山     下裕を委員に紹介) ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        諸般の報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、環境生活部長に諸般の報告を求めます。  吉添環境生活部長。 ◯説明者(吉添環境生活部長) それでは、当面する諸般の情勢等について御報告いたします。  まず、災害廃棄物への対応について申し上げます。  平成28年熊本地震では、家屋の倒壊などによる災害廃棄物の処理が大きな課題となっています。千葉県では、市町村が災害廃棄物処理の初期対応を円滑に進められるよう、千葉県市町村災害廃棄物処理マニュアル策定ガイドラインを平成25年3月に作成しており、熊本地震の発生を機に、改めて市町村にガイドラインの周知徹底及び注意喚起を行ったところです。5月に公表された本県の地震被害想定調査によると、県北西部直下地震では、840万トンの災害廃棄物の発生が予測されています。県では、この被害想定を踏まえ災害廃棄物処理計画を策定することとしており、今年度、災害廃棄物の発生状況や焼却施設の余剰能力などを精査する基礎調査に着手したところです。今後は市町村や廃棄物関連業者からヒアリングを行うなど、計画の策定に向けて検討を進めてまいります。  次に、千葉県射撃場について申し上げます。  イノシシ捕獲に有用なライフル射撃の練習が可能な施設は、県内には千葉県射撃場しかなく、その練習環境を整備することは鳥獣害対策に重要と考えています。そこで、50メートル動的射撃場については騒音対策等を行い、地元住民の皆様の御理解を得て平成25年7月に運用を再開したところです。このたび100メートル静的射撃場についても、防音改修工事が5月末に完了したことから、地元住民の皆様の立ち会いのもと、射撃音調査を実施して防音の効果を確認した上で運用を再開したいと考えています。これにより、鳥獣害対策のより一層の進展が期待できるものと考えております。  次に、成田空港の機能強化に係る環境影響評価手続について申し上げます。  6月9日に成田国際空港株式会社から、新たな滑走路の整備について、環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書が国土交通省、千葉県、茨城県及び関係市町に提出されました。県としては、法令等に基づき配慮書の内容を確認し、環境影響評価委員会の意見を聞いた上で環境保全の見地から意見を述べてまいります。  最後に、県民の日ちばワクワクフェスタ2016について申し上げます。  県民の皆様に千葉の魅力を再発見していただき、ふるさと千葉への愛着を深めていただくため、6月15日の県民の日を中心に、5月から7月にかけて県内各地で地域の特色を生かした行事を開催しております。6月19日には中央行事として、幕張メッセで県民の日ちばワクワクフェスタ2016を開催します。このイベントでは、「千葉の魅力“再”発見!〜交流・体験・知る・味わう〜」をテーマに、千葉県の伝統芸能である佐原囃子やタイの伝統音楽、伝統舞踊、富里高校ジャズオーケストラ部の演奏など、世代を問わず、1日中楽しんでいただけるプログラムを用意しています。これからも県民の日事業等を通じて、県民一人一人が郷土に愛着と誇りを感じていただける取り組みを推進してまいります。  以上、当面する諸般の情勢についての御報告をさせていただきました。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言お願いいたします。  中台委員。 ◯中台良男委員 ただいま部長から災害廃棄物への対応につきまして報告がありましたけれども、さきの熊本地震では、大量の廃棄物を処理することがいかに大変かということが新聞等で大きく報道されているところでございます。東日本大震災のときは、本県でも災害廃棄物の処理で苦労した経験があるわけでございますけれども、それでも総量は13万トンだったというふうに聞いております。今回、千葉県北西部で直下型の地震が起きると、それが840万トンという想定であり、これは途方もない量であるというふうに言えると思うんです。実際に本県で大地震が起こった場合、そうした膨大な量の災害廃棄物を処理するに当たってどんなことが課題になるのか、熊本地震の例を踏まえて、県としての課題認識をまずお伺いしたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 循環型社会推進課でございます。  熊本地震におきましては、大量に発生しました災害廃棄物の処理がいかに大変であるかということを我々としても改めて実感をしたところでございます。若干申し上げますと、熊本地震では、まず仮置き場が26の市町村で57カ所設置をされましたけれども、早々に満杯になりました。仮置き場への搬入の際に被災者に選別を求めるというのはちょっと現実的に、これはなかなか難しいと思いますので、仮置き場へ一旦搬入された後に選別作業を行うことになるわけでございますが、機材や人員の不足で選別が進みませんで、仮置き場に滞留をしたというふうに聞いております。それから、震源に近い5カ所のごみ焼却施設が被災をいたしまして、結果として稼働停止をしたために他の市町村でごみの焼却をせざるを得なかったと、こんな現実もあったようでございます。  そこで県としましては、このような熊本地震におけます厳しい現実を踏まえまして、市町村においては十分な仮置き場を確保しておく、また、分別の方法もあらかじめ想定をしておくと、まずは平時からの備えが大切だと考えております。また、市町村の処理能力がどうしても追いつかない場合には近隣の市町村で処理できるような広域の対応が重要であるというふうに考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 地震の発生自体が想定外、しかも、一度に想定外の大量の災害廃棄物が発生するわけですから、当然、その処理も今報告のありましたように大変なところでございますけれども、840万トンもの廃棄物を処理するのに一体どのくらいの期間を想定しておるんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) まだ精緻な計算をしたわけでございませんけれども、840万トンを全て焼却をすると仮定した場合に、県内市町村の全ての焼却施設の余剰能力、余力をフルに活用したとして、およそ11年かかるものと試算をしております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 県内市町村の施設もフルに利用して11年ということになりますと、要するに県内市町村の自分たちのところのごみの処理もあるわけですから、そういうことを考えると、県内だけでは処理が間に合わないということになるんじゃないかと思うんですね。それならば他県にも協力を要請するとか、さらに広域の対応も必要になるというふうに思いますけれども、その点につきましてはどうお考えでしょうか、お伺いしたい。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 御指摘のとおりでございまして、県域を越えるような広域的な連携につきましては、環境省を中心に関係都県市、廃棄物関連の事業者も含めて構成いたします関東ブロックの協議会において、処理施設の受け入れ条件ですとか被害情報の共有といったところについて議論を進めているところでございます。まだ具体的な成案を示せる段階では現時点でございませんけれども、今後、熊本地震での対応を研究しながら議論を深めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 最後に要望でございますけれども、災害廃棄物は原則として市町村が処理するということだろうと思いますけれども、県としても、東日本大震災や熊本地震での対応から学ぶべきことはかなり多くあったんじゃなかろうかというふうに思います。学ぶべきところは学んで、市町村をしっかりとサポートしていただきたいということを要望して質問を終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありますか。  河野委員。 ◯河野俊紀委員 熊本地震というのもあったし、2日前、千葉市が、30年以内の震度6弱以上のが千葉市役所で全国1位の危険地域にあると、盛んに──あの市役所は埋め立ての土地ですけど、気になるところが続いてますけど、ちょっと液状化について、環境生活部のほうがことしの1月、千葉市美浜区の千葉県立千葉西高等学校で調査した結果について、どういうように考えて、どう活用してるのかというような、気になりますので質問いたします。  まとめて言いますけど、まず平成25年、千葉市美浜区の千葉県立千葉西高等学校で調査した結果、この1月に発表したときは、今までいろんな感じで、環境生活部は冊子にして出してましたけれども、今回はきちっとボーリング調査をして液状化の原因について究明したと思いますけど、起きるところ、起きないところがまだらになってると。そういうようなことがどうして起きるのかということをまずちょっと、その調査を踏まえてお聞きいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 委員のほうから話ありましたとおり、千葉市の美浜区のところは埋立地でございます。当時、東京湾の水底土砂をくみ上げて埋め立てをした経緯がございます。そういった中で、ポンプで吸い上げて埋め立てをしてますので、貝殻層のような重いものは当然手前にたまって、砂のようなものは先に流れていくというような状況があったんだろうというふうに想定してございます。また、海を移動させて吸い上げてますので、砂の多いところであったり、貝殻の多いところであったりとか、そういったところが起こりますので、そういった関係で平面的にも、縦方向にもまだらな状態で埋め立てが行われ、液状化しやすいところと液状化しにくいところが起きたというような、千葉県立千葉西高等学校の結果からはそういうことがわかってございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 そういったことが今の液状化対策として、千葉市、浦安市もやってますけれども、うちの環境のように、連続した、きちっとした埋め立ての砂層とか、泥層とか、そういうところの水圧がたまって起きるとか、詳しい話はとても液状化対策に大切ですけど、例えば今、千葉市が美浜区で地下水位の低下を実行して、液状化対策といって多くの住民は安心してるんですけども、そういったところが、本当に今回の報告書を見ると泥層が──泥層と言うんですかね、泥の層が縮こまって逆に地盤沈下をするとか、あるいは浦安でやってる、真砂でもやりましたけど、コンクリートを格子状に地中に入れて、そして液状化対策と、そういうぐあいにしてるのに、地下というのは水が流れてますから、それがストップされてせきとめられたところが余計に液状化するとか、つまり、そういうボーリングの結果がうまく市町村に反映して、液状化対策がきちっと反映されるように県は責任を持ってやってるのかどうか。その辺をちょっとお聞きします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 委員御指摘のとおり、地下水位の低下工法に対しては、収縮しやすい軟弱な泥層が厚く堆積してるところもあって、地下水位を低下する際には地盤沈下に十分注意する必要があると。また、壁みたいな形で不透水性の構造物等で遮断する場合にも、その流れを遮断する可能性がありますので、そういった地層の状況を勘案してやらなくてはいけないというのが、先ほど委員のほうからお話のありました今回の報告書の中で、そういうところはちゃんと考察をしてるところでございます。この報告書につきましては、市町村全てに送るということで今対応してるところです。また、特別という形になるかもしれませんけども、浦安市、千葉市に対しては、この件につきまして、市の担当者について、こういうこともありますということで知見を紹介しているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 埋立層の地層というのは、もちろん環境生活部の方が一番よく知ってるけど、非常に特殊な層を持っておって、また、埋め立てのときのサンドポンプによって地点が全然違うし、住民は、何で隣はきちっとしてるのに、我々は1メートルも下がって液状化が起きたとか、そういう疑問がいっぱいあるわけです。そういうことは、やっぱり市町村には恐らく報告書を話してると思うんですけれども、実際、市町村でやってる内容を見ると、本当に連続したボーリングとか、きちっとした地質の観点から見て、そういうような埋め立てに対応する調査をやってるのかどうか、私は疑問に思います。だから、もう少し強く市町村が、こうした、ずっと前からやってる地層のボーリング調査を受けとめ、かつ県として、やらせるような形で持っていってほしいんですけど。  もう2つ質問ですけれども、貝殻層というのがございますよね。これ、環境生活部が非常に注目しながら、ヘチマドレーンとか言いながら、貝殻層によって液状化のときの圧が抜けていくと。これ、非常に有効な液状化対策だということをずっと昔からお話しされてたんですけども、こうしたヘチマドレーンというものも開発されましたけども、そういう液状化の圧を抜く、例えばヘチマドレーンとか、あるいは、それに限らず、地震の揺れるときの地層の圧を抜くという方法については今どういうように考えてるんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) ヘチマドレーンにつきましては、今現在も特許の期間が過ぎてございますので、誰でも使えるというような状況にあるというふうに聞いてございます。また、ヘチマドレーンという形の個別の名称の紹介ではございませんけども、その過剰な水圧を逃がすという消散工法というのを、これは環境生活部ということではないんですけども、県としては、建築指導課のホームページでいろんな工法を紹介してる中で、その工法の1つとして紹介してるところで、防災のほうのホームページからもそこへリンクするような形で対応をとっているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 自信を持ってつくったんだから、一度ぐらい実証試験してみたらどうかと私は思ってますけれども。最後の質問に入りますけれども、ことしの1月に出た千葉県立千葉西高等学校の調査結果の中の最後のところに、これも予算立てして、環境生活部が設置した地震計、すき間の水圧計をセンサー入れてますけど、千葉市美浜区にですね。これは去年の5月30日ですかね。非常に不可思議な深度682キロの小笠原のところで変な地震がありまして、日本全土に、マグニチュード8.1ですけど、来ました。これは環境生活部のほうは捉えて、この水圧計と地震計を測定して云々というような話がほんの二、三行載ってますけれども、これはどういうようなことを観測したんですか、予算化してやりましたけれども。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) これは地層の中の水圧、それから地震の振幅についてを調べてございまして、概略申し上げますと、沖積層と呼ばれる層が厚い部分と薄い部分、これ、2カ所にそういったものをつけてございまして、その小笠原の地震においてはどちらも、地表に上がるにしたがって、地震の振幅が大きくなった後、間隙水圧が高くなったということは確認されてるんですけども、先ほど申し上げた沖積層の層が厚いほうがより振幅が大きくなるような事例が今回の場合は見受けられたということで、ちょっと言い方あれですけど、そういった地震が起こった際に、こういった事例をまた集めて考察を、解析をしていかなくてはいけないというふうに思ってるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 この地震なんですけど、深度680キロ。今まで熊本地震は活断層の地震で、それと海溝型の地震ということで、我々一般県民は、この2つによって地震って起こると思ったんですけれども、こんな深度680キロのところのマグニチュード8.1の地震というのがあるんだと。これ、防災危機管理部に聞いても、地震なんてよくわかりませんという答えで終わったんですけど、わけのわからない地震、想定外の地震というものがもし存在するなら、非常にいろんな地震対策というのは想定外に対してやらなくちゃいけないんです。環境生活部としては、こういう小笠原の地震についてどういう原因で起こるか、この1点だけお聞きします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 地震については専門でないものですから、全くそこの部分についての知識というのはないんですけども、これはあくまで伝聞ということでお答えさせていただきたいと思いますけども、今、委員のほうから御指摘のあった地下の700キロぐらいのところで起こる──300キロ以下、深いところで起こるのがいわゆる深発地震と言われてるみたいなんですけども、これについては東大の地震研究所の方の話によると、全く、原因は今のところ定かではないんだけども、地下の深いところなので、例えば結晶が解けて、そのときに体積が小さくなって、それで地震が起こるとか、さまざまな説があるそうですけども、まだ全く、確かな原因については不明だというところを聞いてるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員、よろしいですか。  藤井委員。 ◯藤井弘之委員 公明党の藤井です。中台委員の災害廃棄物の問題の関連で1点だけ伺いたいんですけども、福井の足羽川の氾濫のときに物すごい災害廃棄物が出て、もう本当にメーンストリートの中央分離帯の部分と言うんですかね、真ん中に物すごい量の廃棄物の壁がずっと長くできたという、そういうことがありました。それがわずか3日間で全て解消されたと。  なぜかというと、さすが関西の広域連合だなと思いましたけども、関西全域から廃棄物の事業者がわっとやってきて、パッカー車でわっと持ってったという、そういう話を聞いて、その量とこの840万トンというのはまるで桁が違いますので、そもそも、先ほどの部長のお話のような、焼却施設の余剰能力を精査するですとか、廃棄物関連事業者からヒアリングを行うという段階よりも、広域連合以外、これを解消する手段はないということだと思うんです。それで実際問題、どこに直下地震が起こるかってわかりませんので、ですから、広域連合についても何種類かのパターンも用意をして、このときにはここの事業者とか、そういうような計画を組み込んでいただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 確かに840万トンというのが1つの県で処理できるキャパを完全に超えてございます。ただ、恐らく県北西部で大地震が起きますと、隣県もかなりの被害が出るだろうというふうに我々も予想しておりますので、広域もどこまで広域にするのか。今、関東ブロックで、一番遠いところは新潟まで含めて広域と考えております。そういうわけで、近隣というよりは、かなり広い範囲で我々関東ブロックの中では議論をしてるということが1つございます。  それから、環境省が全国にネットワーク──産業廃棄物関連業者のネットワークを今つくっておりまして、それが今回の地震でもかなり機能して応援が進んだというふうに聞いております。そういったことをあわせながら大量の処理、円滑に進むように考えてまいりたいと思っております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 藤井委員。 ◯藤井弘之委員 今言いましたように、幾種類かのパターンで広域を──長野、山梨なんかも入るかもしれませんけども、考えて、しっかりと計画に組み込んでいただきたいと思います。  それから、1点要望なんですけれども、先ほどの河野委員のお話で液状化なんですけども、ぜひ一度、予算のかかる話なので、私も強く、いかがなものかと思うんですけど、できればあの地域をメッシュでボーリング調査をしていただけたらなというふうに思います。これは要望です。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 4項目質問させていただきます。  初めに、館山市坂田地区で行われている残土埋立事業についてお伺いいたします。この地区は南房総の南端にあって、非常に海域も生態系が豊かで漁場となっているところ。その近くの大山という山の中に残土を埋め立てるという事業になります。  初めに、坂田の埋立特定事業として行われているこの事業の内容や許可期間、これまでの経緯について御説明をください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) この新しい事業の内容でございますけれども、5月6日付で許可申請が提出されました。現在、審査中でございます。したがいまして、詳しいことは申し上げることは現在できませんけれども、事業者が4月の16日に地元向けの説明会を行ったんですが、その際に事業の概要として、許可土量約46万立米と工事期間3年というふうに説明をしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 お聞きしたのは平成23年から行われてる事業。こちらについて、これまでどのような計画変更等があったのか、どれぐらいの埋め立ての土砂が運び込まれたのか。こういった点について、これまでの経緯ということについて教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 前回の事業でございますが、平成23年12月の20日から平成27年12月19日までを許可期間として県が許可をしておりましたが、このたび平成28年1月の8日付で特定事業終了届が提出をされまして、1月の20日の終了検査を経た上で、2月26日付で終了確認通知書を事業者に交付したところでございます。また、約104万300立方メートルの許可土量に対しまして、実際の搬入土量は96万5,168立方メートル、許可土量の約93%でございました。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今、御説明の中で計画変更について触れられておりませんけれど、こちらについても教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 計画変更でございますけれども、平成26年の6月に許可期間の延長を受け付けしております。また、7月22日、9月8日にも期間延長の届け出が出ているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今、計画変更がありまして、残土埋め立ては3年間という期間で許可が当初行われていたんですけれども、平成26年の12月19日の前に1年間許可を延長したいということで、こちらも許可されているということになりますけれども、残土条例の中では計画変更として認められている要件があると思いますけれど、それは条例に照らしてどのようになってるでしょうか、教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 事業計画ですけども、事業計画3年に対しまして1年の延長が可能となっております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 それだけではないと思いますよ。条例の何条ということをお示しいただいて、その条文を言っていただきたいんですけれど、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 条例の第13条の第4項でございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 お示しいただけないので手元のを読み上げますけれど、第13条の4項では、当該許可に係る特定事業の期間が満了する日から起算して一年を超えて申請することができない。そして13条5項では、新たに特定事業区域となる区域の面積について、当該許可──当初の許可した──に係る特定事業区域の面積の十分の二を超えて申請することができない、というふうになっております。それに照らして、平成26年のときに計画期間を1年間延長したときは土砂の量の変更はありませんでした。そして終了したときは、当初の計画で申請した104万立方メートルに対して96万立方メートルということで、まだ100%、計画どおり土は入っていなかったわけですよね。でも、許可は1年間限りということで条例第13条でなっております。ということは、もうこの同じ場所についてのこの事業というのは、計画変更については認められないというふうに考えますけれども、先ほどの御答弁ですと、ことしの5月6日に新たな許可申請を受け付けたというふうにおっしゃっておりましたけれど、この根拠、この正当性についてはどのように御説明いただけますでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員に申し上げますが、手元に条文があれば理事者側に問い合わせることなく、時間の効率上、そういった観点から質問をしていただきたいなというふうに思います。 ◯入江晶子委員 はい、わかりました。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 今回の申請は、前回許可された特定事業は終了されまして、新たな許可申請として提出されたものでございます。終了後に同じ箇所で特定事業の許可申請をすることは条例上規制されておりません。私どもといたしましては、前回の許可を受けて搬入した土量と一体として構造上安定してるかどうかなどを含めまして、許可要件を満たしているかを審査しておるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今の答弁、大変重大な答弁だと思いますよ。条例によって規制されてないというふうにおっしゃいましたけれども、条例、よくごらんになってください。平成15年に改正されて、延長は1年以内に限るということが規定されました。  私、どうしてこのような改正が行われたのかなと思いまして、当時の条例改正のとき、平成15年2月議会の議事録、ひもといてみたんですけれども、一般質問で自民党の議員の方から、この条例改正の趣旨についてのお尋ねがあります。これについて、条例で延長は1年限りとする。しかも、埋立土量は2割増ししか認められないということで、なぜこういった改正をするのですかという質問がありました。それに対して、当時の環境生活部長である石渡哲彦さんが答えております。それは、面積は許可面積の2割以内の増加、期間については許可期間の満了日から1年以内の延長に限定することになりまして、無制限な事業拡大に歯どめをかけます、というふうに、明確にこの条例の立法趣旨を説明しているんですよ。先ほどは条例によって規制されないと言いましたけれども、本来、この事業者がもし同じところにまたさらなる埋め立てをしたいということであれば、1.2倍までは許されるわけです。  そういった中で、今度新たに46万立方メートルが申請されたということですけれども、この事業者、4月の地元の説明会で説明を行った、この議事録を計画変更した平成26年のときに添付してます。それが、手元に入手しましたので、その議事録を読みますと、住民の方々の質疑の中で、──これは事業者がつくった議事録ですよ。この中で、1年延長しても、その後もずるずる延ばされるのではという質問に対して、残土条例上、許可は3年であり、延長は1年しか認められておりませんというふうに書いてあります。また、もう1つ、もっと入るから、もっと入れようと考えていませんかという地元住民からの質問に対して、条例上そのようなことはできませんというふうに、明確に事業者がつくった議事録の中で記載されているんです。ですから、事業者は延長できないということがわかっていて、今回、新規事業ということで申請してきたとしか考えられません。  また、新しい事業ということで、坂田の地元地域の方に説明会、また行ってるんですけれど、この中で、4年間でやれなかったから延長したいという、そういった趣旨の説明をしているんです。こういったことに照らして、条例の立法趣旨をねじ曲げるようなことをしてしまっていいんですか。こんなことがどんどん許されるとしたら、平成15年に改正した立法趣旨というのははっきり言って、全くなきものになってるんですけど、そういうような、事業者に都合のいい解釈、運用を公平、公正を旨とする皆さん方がやっていいんでしょうか。その点についてお答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 繰り返しになりますけれども、前回の事業につきましては一旦終了した事業でございます。今回の事業につきましては新たに申請をいただいた事業でございまして、我々としては、条例の規定に従いまして審査をしてるところでございます。  以上でございます。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 それでしたら、新たな事業ということでおっしゃるのであれば、どういうような要件で新たな事業になったのかということを教えていただけますでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) まず、我々の指針に従いまして事前計画提出していただきまして、その後、事業計画書を正式に提出いただきました。そういうことでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 全く説明になってないと思いますよ。新たな事業として受け取ったということであれば、全く別な場所であるとか、そういうような客観的なことを言っていただかない限りはだめなんです。前回の当初の計画、そして延長した後の事業と照らして、どこが新規なんですか、事業面積、事業箇所、場所、お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) これも繰り返しになりますけれども、前回の事業につきましては一旦終了しました。今回は新たな申請が出てきました。条例上、これは新規事業でございます。我々はその条例に基づきまして審査をしているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 そういった間違った条例解釈をして運用することで、この残土条例の条例制定の目的というものが果たされるのか。目的第1条、何て書いてありますか──これ、自分で読まなきゃいけないんですね。これは、土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生を未然に防止するため、必要な規制を行うことにより、県民の生活の安全を確保し、もって県民の生活環境を保全することを目的とする、というふうに明確に書いてありますよ。  そして、なぜ私がこういうことを言うかといいますと、地元の住民の方はこの4年間、この埋立事業によって生活環境、そして、なりわいも脅かされているという訴えをされているわけです。裁判も起こされているわけです。そのことをどういうふうに受けとめているんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 今回の申請に当たりましても、私ども前回の許可を受けて搬入した土量と一体として構造上安定してるかなどを含めて、安全性につきましても審査しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 この事業者、非常に、言葉は適切でないかもしれませんが、かなり悪質と言わざるを得ません。これまでダンプで館山の港から山の中に残土を運び込むときに土の量を──過積載と言うんですけれども、何度も過積載の取り締まりに遭って指導を受けていたり、また、その搬入する土砂が計画で申請したものと全く違っている。それは条例によって特定しなければいけないという土砂ですよ。その土砂の安全性、どういうふうにチェックしているんですか。実効性があるんですか、この条例は。いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 土砂の安全性につきましては、事業者からも検査書の提出を求めておりまして、安全性については私ども確認してるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 安全性がないと確認してるんですか。安全性があるわけではないでしょう。この事業者がどれだけ地元の方に多大な迷惑をかけているのか。そして、生活道路になっている道路を過積載で陥没させたり、そういったこともやっている事業者ですよ。警察から指導されても一向に直らないんですよ。こういった事業者が出してきた申請を、はい、そうですかといって、新しい事業をやりたいからといって受け付けるんですか。そこに、この条例の立法趣旨を踏まえての行政のチェックというものはどういうふうに果たされてるんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 今、長谷川課長、安全性があるというふうな答弁したんでしょう。     (長谷川廃棄物指導課長、「安全性について確認をいたします」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) あるというふうに答弁したんでしょう。     (長谷川廃棄物指導課長、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) それ、今、さらに確認してるから、そこから入ってよ。     (長谷川廃棄物指導課長、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 土壌の安全性につきましては、私ども確認してるところでございます。  また、条例の趣旨、違法を繰り返す業者であるのにいかがなものかという御質問でございますけども、私ども条例の許可基準に基づき適正に審査をしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 適正に審査していくということですが、本来受け付けてはいけない事業であるということについては、全く、そのような認識はないということなんですけれど、同じようなことをこれからどこの埋立事業でもやっていくわけですか。これは非常に気をつけて答弁されないと大変な瑕疵になると思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 私どもは、いずれにしましても、条例上の許可基準に基づきまして、どのような案件につきましても審査していくということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 他法令、林地開発許可についてとの整合性についてはどのように今なってますでしょうか。 ◯河上 茂委員 入江委員の今聞いてる質問は、同じ場所で期限が切れて再申請してもいいのかということを聞いてるんでしょう。そうすると、また今申請してるものを例えば許可をおろしたら、それの期限切れたら、また申請したらまたおろすということ、ずっと続くということ……。悪いね、途中で。 ◯入江晶子委員 そうですよね。本当にそれが心配なんです。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 今の河上委員の御質問でございますけれども、一旦、まず事業を終了させなければいけません。その上で新たに申請をしていただきます。その際、私ども、以前どのような申請していたかということにかかわらず、全て審査事項に基づきまして審査をいたします。御懸念のように、同じ箇所に何度も何度も残土を埋め立てますと山のようになってしまうかもしれませんけども、その点につきましては構造上安定しているか、土砂崩れが起きないかどうか、そういったものをきっちり審査をさせていただきます。     (河上 茂委員、「そんなこと聞いてるんじゃなくて、いい、委員長」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) どうぞ、河上委員。 ◯河上 茂委員 さっき聞いたのは、入江委員が質問してる中で、期限が切れて、じゃ、また再申請、また切れた、また再申請、それ、いつまでもできるということかって聞いてる。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 条例上は一旦終了届を出せば、新たな事業はまた申請できることになっております。 ◯河上 茂委員 申請は、あなたたちは来たものを受け付けなきゃいけないのはわかってるけど、それ、繰り返し繰り返し、10年でも20年でもできるのかって聞いてる。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 条例上は可能でございます。 ◯河上 茂委員 そうか。そんな条例知らなかったな。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今、河上委員から重要な御指摘いただいて、再度確認したいんですけれど、一旦終了すれば何度も繰り返しできるというのは、この残土条例の何条に書いてあるんですか。私は、全くそんなことは読み取れませんが。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 同じ箇所につきまして申請することはできないという規定はございません。ただ、おのずと、構造上安定できるまでの限界は当然ながらございます。何度も何度もできるというわけではございません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。
    ◯入江晶子委員 そんな抽象的なことを言われても納得するわけにはいかないんですよ。それでは、平成15年の13条を条例改正した趣旨というのはどのような形で具体的に生かされるんですか。今のお話を聞いていると、全く無制限な開発に歯どめをかけると、石渡元環境生活部長がおっしゃっていたことが全く担保されておりませんけれど、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 長谷川廃棄物指導課長。 ◯説明者(長谷川廃棄物指導課長) 今回につきましては、新たな手続を改めて行ってもらうということでございます。その中で構造上安定しているかどうかということを確認させていただくということでございます。 ◯河上 茂委員 入江委員、今のこの条例だと、いつまで言ったって平行線だから、みんなで考えて後で直すようにすればいいじゃない。それで終わりにしろよ。     (「変わらない」と呼ぶ者あり) ◯河上 茂委員 変わらない、いつまで騒いだって。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 今、河上委員から重要な御指摘いただきましたので、この執行部が無制限な事業を認めるというような誤った解釈することのないように、きっちりと条例を考えて……。     (「解釈の仕方だよ」と呼ぶ者あり) ◯入江晶子委員 解釈の余地がないようにして…… ◯河上 茂委員 だから、みんなで後で相談してね。今言ったって、こっちだって、条例に基づいて仕事してるんだから、幾ら言ったって平行線だよ。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後に、この問題で1つ言いたいのですけれども、現在、この坂田の埋め立て問題、地元の住民の方と裁判になっていまして、昨年の夏、8月に最高裁に上告しております。まだ判決が出ていない、上告審査中ということなので、こういった裁判に、地元の方から訴えられていて、こういった事業者の申請を、係争中にもかかわらず受け付けるということ自体が行政としていかがなものかと思いますよ。残土条例1条に照らして、県民の生活の安全を確保、と、こういったことを書いておきながら真逆のことをやろうとしている。絶対認められません。先ほど委員の方から心強いアドバイスがありましたので、ぜひそういう形で歯どめをかけて、こういった千葉県のポテンシャルとも言われる豊かな漁場、そして観光とか漁業でなりわいを立てている館山の方たちの生活、そういったことを守るために、やはり千葉県行政は考えを改めるべきだというふうに最後申し上げておきます。この点については終わります。  次に御質問させていただくのは指定廃棄物についてです。3月17日、県内で指定廃棄物を保管している10市の部課長に対する説明会が千葉市で開かれました。県も同席しています。その後、4月28日には、1キロ当たり8,000ベクレル以下となった指定廃棄物の指定解除ルールが国から示されておりまして、5月12日には、千葉市長が県内1カ所の集約の選定候補地となっていますけれども、解除指定を千葉市としてしたいと、7トンある指定廃棄物の指定解除を国のほうに申し入れて今協議中というふうに聞いております。  そこで質問させていただきます。3月17日の部課長説明会を非公開で開かれておりますけれども、県も出席しておりますので、どのような質疑が国と10市との間であったのかということをお伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 3月17日に開催されました説明会は、環境省が主催の実務担当者を集めました指定解除の仕組みに関する実務的な説明会ということでございます。まず、環境省側から指定解除の仕組みにつきまして説明があった後に、主な意見としましては、指定解除しても、なかなか処分先の確保は難しいといった意見が多く出されたと記憶しております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 千葉市では、当日の質疑の内容を千葉市の部分だけに限って公開してるんですけど、千葉県としての情報公開、この指定廃棄物に対して余りにも少ないと言わざるを得ませんけれど、この点については改善していただけないでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井課循環型社会推進長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 今回の説明会は環境省が主催の説明会でございますので、議事録、会議録につきましては、環境省が責任を持って作成するものと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 環境省がその議事録を公開してるんですか。どうやったら私たち県民は、県内の10市が今指定廃棄物に関して指定解除も考えてるのかな、考えてないのかな、どういうところで情報を得られるんでしょうか。それが県の役割ではないですか。お聞きします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 3月17日の説明会は、省令が改正をする前に、あらかじめこういった環境省令の改正を今環境省の実務レベルで考えているんだけれども、皆さんの、市町村の実務者の御意見を伺いたい、そういう趣旨でございますので、市町村がそれぞれその段階で指定解除を考えてるかどうかといったことは議論をされる場面ではございません。あくまでも指定解除の仕組みについて、環境省が市町村に対して環境省の考えを説明したということでございます。議事録については、環境省が責任を持って作成し、公開すべきものと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 私は、県の役割は、それでは何なのかなって。なぜその会議に県が同席したのかなと。どういう役割を求めているのだろうかということを私でしたら考えますけれど、あくまでも環境省がやったことだから関係ないというような印象を持ちました。  3月17日のその説明会では、宮城県のように状況把握のため、県内全ての指定廃棄物の放射能濃度を測定する場合には、まず国と県で協議を行う必要がある。県全体の状況を把握したいと考えているが、まずは県と相談していくというふうに、これは千葉市の議事録でなっておりました。  そこで質問ですけれど、国は指定解除後の指定廃棄物の取り扱いなど、具体的な運用に関して、今後、当該都県等と調整していく予定というふうになっておりますけれど、千葉県の方針はどうでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 指定解除に関する協議を県と調整するということは、具体的な話は環境省からは聞いておりません。  それから、指定解除をするかしないかということにつきましては、それは保管市町村がまず一時的に判断をすることだと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 県は、では、今、指定廃棄物についての最終処分場とも言われておりましたけれど、その問題についてはどういうスタンスなんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 指定廃棄物は国が責任を持って処理することが特別措置法で定められております。今回の処分場の候補地の提示につきましても、環境省が地元市である千葉市に対して提示をしたものでございまして、直接の当事者は国と千葉市でございます。ただ、指定廃棄物は県内10市でまたがって保管しておりまして、県内にある指定廃棄物を安全に処理するためには、県は必要な協力を行っていくという立場でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 その必要な協力について、もっと具体的にお聞きしていきたいんですけど、今、千葉市は、自分のところにある7トン、この指定廃棄物については、多分はかったら、ほとんど8,000ベクレル以下なのではないかということで、市民の大きな反対の声があり、あそこに1カ所集約して指定廃棄物を持ち込ませないというスタンスで国に表明してるわけです。一方、国は選定の箇所、千葉市の東電の敷地ですよね。そこを候補地とすることには変わりはないと言ってるわけです。この問題、平行線なんですよ。膠着してるんです。それが私の認識でもあり、多くの客観的な見方だと思うんですけれど、そういった中で、あの指定廃棄物をいかに安全に保管するか。そういうことを考えた場合、県がこの膠着状態を解く役割があるのではないのかなと私は思うんです。市町村会議を新たに設置するとか、そういう考えは全くないわけですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 指定廃棄物は国の責任で処理をするものでございます。指定廃棄物を保管していない市について、候補地から除外するという選定手法は千葉県ではとってございません。指定廃棄物を保管していないからといって候補地にしないというような選定手法ではございませんので、当初からルールで選定をされたものでございます。今でも国は1カ所集約が適当であるという基本方針は変えてございませんので、その方針に沿って今進められているものと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 この問題は、5年前の震災、3月11日のときに我々議会中だった。その後に代表質問で私が焼却灰──のこと言ってるんでしょう。松戸、柏、流山、我孫子、あと何市かあったんだけど、それをどこへ置くかということが問題になったわけ。それで私が代表質問やってるときに、我孫子も印西もみんなお願いに来たわけ。議会の中は全会一致で、県の持っているあの下水道終末処理場、あそこは印西市と我孫子にまたがるところ。そこに、じゃ、とりあえず持っていきましょうということで決めたわけだ。そのときに誰も反対しなかった。結局、県の役割というのはそこで果たしてるわけだ。我々はとばっちりなんだ、福島の原発の、千葉県は。周りも全部。じゃ、どうするんだって、逆に入江委員聞かれたら答えようないでしょう。千葉はだめ、あっちはだめ。だから、あそこの我孫子へ持ってったときも、頼んできた連中が反対したわけだから。我孫子と印西が。自分らが頼んできて、ほかへ持ってけということでしょう。ほかへ、出てるところから出てないところへ持っていけば誰でも怒るんだわ。じゃ、どうすればいいかということなんだよ。誰も答えられない。今、誰も住んでない福島へ持っていけばいい。そういうことを言うと、国会議員はすぐマスコミに書かれて、わあわあやられるけど、誰もが腹の中に思ってるんだから。だから、全く関係ない千葉に持ってくれば誰でも怒る。  恐らくそういう福島の東電のあそこの原発やったから、じゃ、東電へ持っていけというような考えで来た。だから、やっぱり質問したって、この連中には──別に俺、執行部に味方してるわけじゃないから、答えられないよ、幾ら言っても。国と千葉市の中へ入って何するといったって、できやしない。国からは一生懸命、千葉市へ置いてくれ、置いてくれって頼んでくれって、恐らく言われてるはずだよ。そこに県の執行部が入れないでしょう、恐らく。国はそうでしょう。千葉市に置いていくことを反対してくれなんて言ってないだろう。何とか協力してくれと言ってきてるんじゃないのか。それはできない相談でしょうよ、県としても。  だから、さっき言ったように、焼却灰は1回、千葉県があそこの手賀沼のところへ持っていってるんだから役割は果たしてる。だから、いろんなことを言ってきたときも、千葉県は中に入るんじゃないと私が言ってるの、国と千葉市の間に。県の役割というのは果たしてるんだと。だから、そんなところに入るんじゃないということを私が言ってるの、前から。どうぞ。 ◯入江晶子委員 今、河上委員の御見解もお聞きしましたけど、私はまた別な見解なんですよ。県は役割を果たしたという、そういった御意見、御見解もあると思うんですけど、茨城県では一時保管が可能になりました。そして、福島県のほうにも余力があるから持ってきてもいいのではないかというような声も上がっています、地元から。そういったことも踏まえて、やはり私は、今いろんな御意見があることは受けとめますけれども、県としては、この膠着状態であるからして、国のバックアップをするならバックアップをするでいいんですよ。私はいいとは思いませんけど、スタンスがわからないんです。国にも千葉市にも協力する、どういうことなのか全くわからない。その点について最後御見解をお聞かせください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 櫻井循環型社会推進課長。 ◯説明者(櫻井循環型社会推進課長) 指定廃棄物の処理の問題は千葉市だけが被害者ではございません。ごみの焼却灰でございますので、ごみを排出した市は確かに保管10市が排出しておりますけれども、たまたまそのごみに放射性セシウムが付着をしたということでございます。各10市が放射性セシウムを排出したわけではございません。そういう意味では、全ての市町村が被害者でございます。そういった観点から物事を考える必要が1つはあるかなと思います。それから、最終的には特別措置法による処理の責任は国にあるということでございますので、これが基本であろうと考えております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 確かに課長おっしゃるように、県内の市町村は被害者ですよ。加害者は国と東電なんです。その点に立ち返っても、やはり県としてやることは私あると思いますよ。千葉市に一義的な責任というか、そういった役割があるというような言い方だけで県のスタンスがわからないというのは、何のためにいるのかなって思います。それは私の意見ですので、次に3項目め、行徳の野鳥観察舎の件についてお伺いしたいと思います。  先週の金曜日、9日の日に私も初めて現地に行きまして、貴重な湿地帯でさまざまな生物が息づいている、そういった行徳近郊緑地特別保全地区として県が管理を行っているところに初めて足を運びまして、観察舎のほうにも御案内をしていただきました。新聞報道でも、この間、行革で廃止の方針ということで答申案が出されているということで報じられておりますけれど、市川市と千葉県のほうでこの野鳥観察舎の存続をめぐって協議してきたということなんですけれども、現在、どのような協議が進められているのか教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 行徳野鳥観察舎に関する市川市との協議の状況でございますが、市川市からは、ことし2月に市川市ほか2市で構成する京葉広域行政連絡協議会の場などにおいて、県が主体となって野鳥観察舎を設置するよう要望を受けているところでございますが、市川市長が4月20日に再度、県環境生活部長に野鳥観察舎設置の要望に来庁した際、行政改革審議会の答申後、県と市の担当課で協議の場を設置することとしたところでございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 そうしますと、まだ具体的な協議は行われていないというふうに理解していいのかということが1つと、それから耐震強度が極めて低いということで、建てかえも念頭に試算も行っているかと思いますけれど、具体的に建てかえる場合、どれぐらいの費用がかかるのかなど、教えてください。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) まず、1点目の現在の協議の状況でございますが、協議の方法や内容につきましても、今後、答申を踏まえて市川市と検討してまいりたいと考えております。  それから、建てかえを行う場合、どれくらいの金額かという御質問でございますが、まず現在の建物の取り壊し、こちらに5,000万円程度かかると見込まれます。新築の試算はしておりませんので、現在の野鳥観察舎が建てられた昭和54年当時の建設費でございますが、約1億円かかっており、かなりの金額がかかるものと思われます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 行革の中では、地元の市川市の人しか利用していないですとか、そういった声があって、どうなのかなと思って実際伺ってみたんですけれど、あちらは国際的にも野鳥の観察拠点としては非常にすぐれた場所であるという評価が高いということです。  それから、地元の小学生を中心に環境教育の場にもなっているということで、この野鳥の観察舎、引き続き存続に向けて努力していただきたいと思いますけれども、現時点で観察舎の設置の目的、それから意義については、担当課としてはどのように捉えているんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 野鳥観察舎の役割ということの認識でございますが、野鳥観察舎は貴重な野鳥の生息地である行徳湿地におきまして、昭和54年の設置以来、野鳥の生態に触れる機会を提供し、野鳥観察の場、環境学習の場としての役割を果たしてきたものと考えてございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 このような担当課の御認識がどうして行革の委員の方には伝わらなかったのかなと。行革の方がいない中で言うのも失礼なんですけれど、現地も見ないで判断できるのかなというふうに感じております。ぜひ地元だけではなくて、国内外から1万8,000筆の存続を求める署名も出ておりますので、こういった点をしっかりと捉えて、市川市と協議を存続の方向で進めていただきたいということを強く要望させていただきます。  最後、地下水の問題について、本会議の中で質疑をさせていただいたんですけれど、小口径井戸のくみ上げ量については、水量が少ないから余り影響はないという御認識を部長さんに答弁いただきました。ただ、私、議場でも申し上げたんですけれど、東京都はことしの7月1日から小口径井戸、ポンプの能力にかかわらず規制してるんですよ。それをやはり千葉県としても、他人事ではなくて、なぜ東京都が規制強化をこの時期にしているのかということを詳細に調査していただきたいというふうに思います。  私、情報公開で改正の趣旨等の資料をいただいたんですけれど、東京都のほうでは、300ワット以下といえども、今の小口径井戸、非常に能力が向上している。そして、今までですと浅井戸ということで、8メートルとか10メートル程度の深さしかくみ上げられなかったのですけれども、これが40メートルぐらい下からもくみ上げるポンプが普及しているということが東京都の調査結果でわかっているわけです。  本会議の中でも申し上げましたけど、1970年のときに、1都3県で関東平野の下には地下水盆がある。1つにつながっているから、1つの自治体だけで規制しても効果がないということで、1970年から東京、埼玉、千葉で一斉に規制を始めたわけです。その意味について、どういうふうに捉えているんでしょうか。埼玉も規制強化してるんですよ。千葉県だけが50年近く前の条例の規制の見直しをしていない。この正当性はどこにあるんですか。ということを教えていただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) まず、地下水の量の関係ですけども、私どものほうで地下水の揚水量を報告聴取してございます。平成24年からのデータですと日量約49万5,000立米、平成25年でも49万6,000立米、平成26年で46万6,000立米ぐらいの日量のくみ上げをしてるわけです。  一方、小口径ということで、全部調査してないではないかというお話だったんですけども、私どもの環境生活部ではないですけども、水政課のほうで大口利用者の地下水への転換ということで、水道の量がどのくらい転換していったのかというところを調べたのがありますけども、平成24年度から25年度の平均で約59万立米弱。これは年の量です。59万立米ということで、日量に直すと1,600立米ぐらいになるかと思います。先ほど申し上げたとおり、地下水の揚水量としては45万立米以上の揚水量があるわけで、日量、大口に転換していったところで見ますと、これが仮に全部小口径だというふうにしても1,600立米ということで、パーセンテージにしますと0.4%弱になるかと思いますけども、そういった中で、現時点において現状の規制を見直すという必要性はないのかというふうに考えてるところでございます。  また、東京都も同じように規制をしているじゃないかというお話ですけども、東京都のほうに確認したところによりますと、都内については都市化により、千葉県と違う状況と申しますとコンクリートということで、地下水がしみ込むような状況がだんだんなくなってきていると。そういった中で、やっぱり揚水を小口径についても制限していかないと、今後、地下水位が減少していってしまうのではないかというようなことを懸念して、その当時、規制を追加したというふうに聞いてございます。千葉県のほうとしましては、依然としてまだ県土、自然豊かな状況ですので、今そのような状況にはなっていないのかなというふうに考えてるところでございます。  また、南関東地下水盆のお話をいただきましたけども、南関東地下水盆については、それよりもさらに深いところというふうに理解してございますので、千葉県、埼玉県、東京都、現状の規制を続けるということで、そこの部分についての地下水は守られるというふうに考えてるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 小口径井戸の規制については、今お持ちのデータを見て影響はないだろうということで、これは部分的なところをもって、それを判断する正当性は低いのではないかなというふうに思うんですよ。きちっと調査をした上で影響がないというふうになればいいですけれど、やってもいないのに、総合企画部の水政課がやった部分的なところだけ見て影響が少ないというふうに判断できるのかなというのが1点で、ぜひここは水質保全課、環境サイドとしても、小口径井戸の普及、また影響について独自に調査してほしいということについての質問が1つです。  それからもう1つ、東京都では都市化してるところの浸透が低くなっているから規制を強化をしたということなんですけれど、そうであるならば、千葉県に関してもエリア広いです。規制されているところも、私の住む北総のところもありますし、また、天然ガスかん水をやっている九十九里のところもある。そういった地域地域、エリアエリアで細かく、今の規制のあり方がどうなのかということを検証していただきたい、見直していただきたい。全県的に地盤沈下がおさまってない、進行してるから今のままでいいんですよということには私ならないと思うんです。その点についてどうでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) きちっと調査をしてということですけども、先ほど申し上げたとおり、今の現状においてはコンマ数%ということですので、現状の中では、今、規制を見直すというような状況にはないんだろうというふうに考えてるところでございます。個別個別にということでございますけども、地盤沈下継続してる中で条例の規制であったり、法律に基づく規制であったり、あるいは九十九里のほうについては委員おっしゃられるとおり、地盤沈下の防止に基づく協定により、地盤沈下の防止に向けて取り組んでるところですので、そういう意味では地域地域に合わせた形で地盤沈下の抑制に取り組んでいるところということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後に要望なんですけれども、50年近く前の規制のあり方を見直さないということについてはいかがなものかなというふうに思います。部長に最後お答えいただきたいんですけど、やはり千葉県としても、小口径井戸の規制見直しを含めて全く見直さないということではなくて、調査研究、他県との情報交換をすることぐらいからは始めていただけないでしょうか。最後にお伺いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 先ほど申し上げたとおり、現状においては今規制を強化する必要はないと考えてございますので、そういう形で考えてるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 部長から、小口径井戸は影響がないというような答弁が確定されては私は困ると思うんです、部長の答弁が。ですから、きちんとそういったことの検証を千葉県としてやる、そのことを、これ、要望ですね、最後お願いして終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 先ほど高濃度の放射性ごみの問題、指定廃棄物の議論が行われましたけれども、非常にやはり重要な問題で、福島の苦しみはなお一層続いておりますし、千葉も苦しんでおります。やはり私は、人類には原発はコントロールできないと。そして、安全な原発はないんだということだというふうに思います。ですので、本当に世界に原発をセールスしている場合ではないし、原発再稼働など、とんでもないということで、先ほどからスタンスということが言われておりますが、国も県も県民も、ぜひ今こそ原発からの撤退という、その決断を前提にしてさまざまな物事を考えていかなければならないというふうに申し上げておきたいと思います。私自身も強くそう思っております。  きょうは2つの問題ですね。野鳥観察舎の問題と、それから鋸南開発の問題について伺いたいと思います。  初めに、公共施設の統廃合計画として出されてまいりました行徳野鳥観察舎廃止の見直しについては、私はやはり県有施設として残すべきとの立場から若干の質疑を行いたいと思います。これは本会議の代表質問を行いましたので、それを踏まえて2点に絞って委員会では質疑をいたしますが、その1つ目は、県が廃止の理由に、広域的な利用の観点から県有施設として維持する必要性が低いと、利用者の問題に言及をされていることです。  この点で幾つか伺いたいんですが、利用者数、この場合、自分で記帳していただいた来場者数ということになるかと思うんですけれども、平成25年度は9,897人と聞いております。26年度と最新の27年度は、記帳された来場者数は何人でしょうか、お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 来館者数でございますが、平成26年度が1万2,885人、27年度が1万3,164人となっております。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 つまり全体がふえていますよね。これは非常に重要なことです。昨年度、27年度は1万3,164人ということで、2年前の実に1.33倍にふえております。1万人程度と言われておりますけれども、1万3,000人を超えているということで、やはり今、利用者がふえている県の施設をなぜ廃止するのか、非常に私は納得がまいりません。本会議の再質問でも、しょっちゅう出入りする方や環境団体やボランティアの方たちなどは一々記帳されていない実態があることを指摘をさせていただきました。県も、実際には記帳していない利用者がいると。この数倍の利用者がいるというふうに環境団体の方たちが言っておられますけれども、記帳者以外に来場者がいる、この事実はお認めですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 委員御指摘のとおり、最近、二、三年の来館者数の動向としましては、若干増加はしてございますが、昭和58年度の5万908名をピークに、近年おおむね1万人から1万3,000人前後で推移してるという状況でございます。なお、来館者のカウントの仕方としましては、来館者名簿を入り口のテーブルに置きまして記帳していただいている、その記帳したものをカウントしているということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 つまり記帳者以外に来場者がいる、この事実はお認めですよね。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 記帳者以外に来場者がいることは間違いございません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 間違いないんです。この数倍はいることは確かです。今、来場者の数を昭和58年からということでお比べになりましたけれども、その他の県有施設、いろんなかずさのホールもあれば、いろいろありますよね。そんなこと言い出したら、それを基準にしたら全くつじつま合わないですよ。  例えば千葉県酪農のさと、これは関係機関でワーキンググループや外部有識者の会議で再度検討した結果、行徳の野鳥観察舎と同じ、初めは施設のあり方検討という区分でししたけれども、有効活用策検討区分に今変わりましたよね。存続、充実へとかじが切られました。これは私も賛成でございます。いいことだと思うんですけれども、例えばこの酪農のさとは平成26年度4万9,498人。この10年間のピーク時から比べますと、平成20年、6万6,628人と比べますと74%に減っているわけですね。しかし、重要な役割があるからということで存続、充実をさせるというふうに変わっているわけですね。行徳野鳥観察舎はこの10年で見ますと、確かにピーク時、平成21年と比べますと1万5,014人ですから、87%。減ってはいるんですけれども、酪農のさとと比べても10ポイント高いんですよ。頑張っているわけですね。しかも、記帳されていない人々がボランティアだとか、環境保全のために守ってくださってる方がたくさん、数倍いらっしゃるということですから、私は、その利用者数という観点からそのように強調されるという理屈は成り立たないということを指摘をさせていただきたいと思います。  そして、さらに県は、利用者の大半が市川市からだというふうにおっしゃるわけなんですけれども、では、具体的に市川市だとか、県外だとか県内、その他どういった内容でそれは把握をされているんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 利用者の内訳という御質問かと思いますけれども、利用者の地域割りにつきましては、市川市民が約70%前後、近隣の船橋市及び浦安市で7%から11%、合わせて80%の方が近隣の方の利用となっております。調査方法といたしましては、先ほど委員御指摘のとおり、来館者につきましては観察舎入り口のテーブルに置かれた記帳名簿、こちらの数をカウントしているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 ですから、県外ですとか、あるいは不明とかというのはないんですか。それから、国際的な方たちなんかは把握されてるんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 県外の方も12%から14%、県内のその他の市町村や、あるいは外国の方の来訪もあるというふうには伺っております。詳しい内訳は、ちょっと手元に資料ございません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。
    ◯三輪由美委員 不明はないのですかと伺ったんですが、いかがですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 申しわけございません。内訳が不明というものもございます。  以上です。 ◯三輪由美委員 何%あるんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、先ほど答弁で記帳を基本にカウントしてるって言ってるじゃないですか。記帳してないところは答えられないんだと思うのよ。そこをやはりきちっと捉えてもらって質問してもらいたい。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 私は、この利用者の問題は大事な問題なんですけれども、県有施設を廃止する根拠にはならないという、そういう立場で申し上げているのですけれども、県は市川の方が70%前後であるとかおっしゃるので聞いているわけなんですが、不明も6%ぐらいあるということですね。そういうデータもございます。やはり極めて、記帳してない人もいるし、しかし、不明もそういうわけであるとおっしゃるわけですから、この根拠、非常に乏しいというふうに言わざるを得ません。  実際に、過去にはスペインの国王夫妻、あるいは常陸宮殿下などとともに来館されたり、昭和天皇も来館されたりというふうな実績があるわけですね。私は、やはり代表質問のところでも再質問いたしましたけれども、行徳の保護地区と、そこの一帯の野鳥観察舎、これがやはり県外から、あるいは国外からも注目に値する価値があるということですね。それを普及することこそ、県の責務だというふうに思うわけです。市川市民だけではありませんよ。船橋、あるいは浦安、そして県外、国際的にも利用しているということですので、その魅力を発信、普及し、広げるのも県の責務だというふうに指摘をしておきたいと思います。  知事の答弁で、これ、全然納得いかないわけなんですね。知事は、行徳湿地の環境については、環境は守るが、野鳥観察舎は見直していくというふうに答弁をされているんですね。これ、違うんですよ。環境保全と観察舎、これは私は一体なものだというふうに理解をしております。宮内庁の鴨場と合わせて83ヘクタールを指定しています。  改めて伺いますけれども、県がその貴重な水辺環境を守るということは、そのために県として広く県民や子供たちに観察をしてもらうこと、そして県内外や海外の人々にその価値を知っていただくように普及啓発をすること、また、環境保全のために頑張るボランティアや研究の拠点をきちんと確保することが必要不可欠ではないでしょうか。環境保全とそういったもの、一体のものだと私は認識いたしますが、いかがですか、県の答弁を求めます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 当該野鳥観察舎は、利用者の大半が市川市と近隣の住民であるという点に加えまして、老朽化が進み耐震性に問題があることから、耐震改修や建てかえ等の大きな財政負担をしてまで県が公の施設として維持していくことが困難であると考え、今回の見直し方針案をお示ししたところです。なお、鳥獣保護区である行徳湿地については、都市部に残された貴重な湿地、野鳥の飛来地、生息地及び繁殖地として良好な環境を保全する必要があることから、引き続き県において適切な管理運営を行ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 見解変わらないわけなんですけども、今、署名も約2万に近づいているか、超えているか、ちょっと定かではありませんけれども、当初1万と言われていたものが2万にも及んでいるわけですね。そして、国際的な団体でありますとか国内の環境団体、幾つの団体から、何団体から要望が寄せられてますでしょうか。やはり千葉県の湿地の環境の価値を県みずからが本当に理解をしているのか。一番理解していないのは千葉県ではないかと、私はこう言わざるを得ないわけです。  ちょっと紹介いたしますけれども、日本野鳥の会東京の代表の方がことし1月18日付で知事宛てに要望されておりますが、この要望書を読ませていただきましたが、前半部分では、かつての江戸の姿である湿地、景観の復活を目的とした整備事業など、先駆的な千葉の取り組みを野鳥観察舎も含めて高く評価していると、全国から評価をされているわけですね。そして、その後半のところでは、その保護地区と野鳥病院の存在が重要であるという共感を得ていくためには、県民の皆様に実際に訪れていただき、この自然を体験していただくことが大切ですと。そして、続けて要望書は、四季を通じて訪れる多くの渡り鳥や、東京湾で唯一整備がされている繁殖地に集まるカワウの群れ、東京湾奥部を南限とするトビハゼなど、行徳ならではの自然のすばらしさ、美しさ、興味深さを伝えていくためには、天候に左右されず、世代を問わない多くの県民を受け入れることのできる普及啓発を目的とした施設が必要です、こういうふうにおっしゃってるわけですね。県として、この施設の存続に責任を持つことこそが環境保全に責任を持つということになるのではないですか。お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 委員が御指摘のように、まず要望や署名の点でございますが、県が受理している署名、要望については、6月10日現在で要望書が19団体、それから署名数が1万9,785筆、メールや電話で225件いただいております。こういった要望内容につきましては、行政改革審議会の審議に当たって、地元市川市や各種団体からの要望等もお伝えした上で御審議をいただき、その結果、提出された答申を踏まえ、現在、パブリックコメントを実施しているところでございます。なお、野鳥観察舎の跡地の利用については市川市と協議を行うこととしております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 さっき委員さん、お笑いになりましたけど、ここ、笑うところじゃないんですよ。それで千葉県酪農のさと、ここは関係機関で、ワーキンググループや外部有識者の会議で再度検討しております。存続、充実へとかじが切られております。たくさんの署名があり、国内外からの注目、そしてパブコメも多いです。私は、県としても酪農のさと同様の検討会議を立ち上げるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 野溝自然保護課長。 ◯説明者(野溝自然保護課長) 一般論になりますが、現在、行政改革審議会の審議に当たって要望等もお伝えした上で見直し方針案を決定しております。現在、パブリックコメントを実施して広く御意見をいただいてるところでございます。なお、酪農のさとなどの関係に関しましては、一般論になりますけれども、施設の設置の目的や当該施設が置かれた状況など、施設ごとに事情が異なることから、行徳野鳥観察舎については検討会の設置は現在のところ考えておりません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 自然保護、環境を守るべきこの委員会がそういう御答弁しかいただけないと。部長も同じ認識なんですかね、黙っておられますからね。大変残念です。ぜひ議会として、この常任委員会として、検討会議の立ち上げをぜひ委員長、検討していただきたいということを委員長にもお願いを申し上げます。  次に、鋸南開発株式会社による汚染土壌処理施設をめぐる問題についてです。許可の申請が出ており、審査中ということでありますけれども、進捗状況はどうか伺います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 許可の申請の審査状況の進捗状況につきましては、現在審査中ですので、お答えできる状況にはございません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 審査中ということは、まだ許可はおろしていないということが確認されました。違ったら言ってくださいね。  では、この審査に当たり、県は事業者に対して何らかの新たな指導を行っていますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 許可に当たっての指導ということはございませんけども、事前協議の段階からございます環境保全協定の締結ということにつきましては、環境保全協定の締結に向けた取り組みをするようにということで事業者に指導してるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 いつ指導されたんでしょうか、どんな内容で。最近新たに指導されたという意味でしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 最近新たに指導したのかという、どういう内容かということでございますけども、平成28年の5月23日付の文書で、関係地域住民との環境保全協定の締結についてということで、先ほど申し上げたとおり、環境保全協定の締結の実現に向けた取り組みをお願いしますということの文書を発出しているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 重要な答弁なんですが、ことしの5月23日付で関係地域住民との環境保全協定締結について努力をせよと。どういう内容でしょうか。そして、報告などについてはどのように求めているんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 内容というのは、先ほど申しました締結に向けた取り組みを進めるようにということでの内容でございます。報告につきましては、現時点ではまだ事業者から報告は上がってきてございません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 5月23日付ということですので、既に20日たっています。これは結局、今さらながらの指導なわけなんですけれども、今でも報告がないということです。今、私が今さらながらと申し上げましたのは、これは昨年のこの議会の中でも確約書──確約書というのは、平成24年12月21日付のこの確約書で間違いないと思うんですけれども、これは社長も無効だと、住民も無効だと。ところが、県だけが有効だということで事前協議を終了させてしまった。これに瑕疵があるということで議会でも請願が出たり、大問題になっているわけですけれども、また、この確約書を持ち出して県が指導されているということ自体、非常に私は遺憾なわけですけれども、しかし、それでも今段階では報告がない、返事がないということですね。ですので、やはり許可などおろせないということを言わざるを得ないと。今段階で、この委員会時点ではね。私自身は改めてそのように申し上げておきたいと思います。  そこで、次に千葉県の汚染土壌処理業に関する指導要綱案について伺います。これも委員会ごとに私聞いてまいりました。この指導要綱案について、部長はつくるというふうに昨年来から答弁をしておりますが、今、進捗状況はどうなってるでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 指導要綱につきましては、現在も策定中ということで、どのような状況かというのは今申し上げられるような状況ではございません。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 要綱をつくる。3年前に一度パブコメをとっておりますけれども、この要綱をつくるのは、3年前と同じ要綱案なのか、それとも、そこに何か新しいものを加える、あるいは、つくり直す。新しくつくりかえることも含めて今検討をされているのかどうなのかお答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 要綱につきましては、大きな見直しが必要になったことから今つくってございますので、そういった意味では、従前、パブリックコメントをかけた案とは違ってくる形で今検討してるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 これも重要な答弁であります。今現在、千葉県に汚染土壌処理施設をめぐっての汚染土壌処理業に関する指導要綱がないということで、昨年来から議会で議論になり、今初めて新たなものにつくりかえていくというか、つくっていくという、そういうことを今検討されているということが答弁されました。  ここでちょっと確認をしておきたいんですけれども、例えば3年前のこの案では、汚染土壌処理業者の遵守すべき事項について、第3条の2のところでは、業者は処理施設の設置等に当たっては地域住民等の理解を得るものとするとか、第12条では、関係地域住民との調整のところで環境保全協定を締結するものとすると明記をされていました。それから、繰り返し鋸南町の皆さんに、産廃の管理型施設と産廃の要綱などと同等の基準、それに準拠してやるということを県は言い続けてこられました。こうした基本的な立場は変わりないですね。念のため確認をしておきます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 要綱の内容につきましては、先ほど申し上げたとおり、今検討中ですので申し上げられる状況にはないということでございます。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 基本的な、今、私が申し上げた点が住民の理解を得る、あるいは住民合意、そして環境保全協定の締結、これ、県が指導、今なさってるわけでしょう。ということで、それぐらい、ちゃんと今の段階でもきちんとお答えをいただかなければ困りますが、3年前あったパブコメ、ここでもそういった立場からたくさんの意見が寄せられていますよね。例えば地域住民の範囲を広くとることですとか、説明会実施の関係地域は顔の見える近隣地域だけではないと。被害は地下水、飲料水、汚染、騒音、振動、大気汚染、田畑など数知れないということで、関係地域2,000メートル以内に変える。例えば木更津市の残土条例では、関係地域を2,000メートル以内としている。こういう意見だとか、粉じん、土砂流出の影響地域についても、これ、含めることが必要である、より広範囲になると予想される粉じんの影響範囲を加えることが必要である、埋立処理施設の立地基準では、排水の放流地点からおおむね500メートルの河川・水路管理者も対象とするとか、環境保全協定などに関しても、やはり関係地域住民が加入する全ての団体を対象とすべきというふうな、あるいは学校、保育所、病院などの近くに有害施設をつくることなど考えられない、処理施設は最低5,000メートル以上、埋立処理施設は3,000メートル以上離れるようにしてほしい、未来ある子供たちに無用な負荷を与えてはならないと思う、健康被害等が起こっても誰も責任をとれない、また宅地開発も同じである、少なくとも3,000メートル以上離して建設すべき等々、皆さんが放置をしたこの要綱案について、当時の住民たちがこのようにパブリックコメントを寄せています。  ですので、今回、つくり直す、つくりかえている、その際には当然パブリックコメントを再度とる。それだけではありませんよ。議会でこれだけ、やはり重大な問題になったわけですから、パブリックコメントをとることはもちろんのことですけれども、拙速は避けて、しっかりと要綱案の中身もきちんと公開をして、議会も含めて、地元の鋸南町、住民含めて十分な説明と県民的議論のもとで新たな要綱案を策定する、その作業を進めていただきたい、拙速は絶対にあってはならないと私は思いますけれども、この点についていかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) 委員御指摘のとおり、パブリックコメントで貴重な意見をいただいてございます。その一つ一つにどういう形で反映できるのかというところも今検討してるところでございます。さらに先ほど申し上げたとおり、それも踏まえて今見直しをかけてございますので、またパブリックコメントの再実施ということについては、基準はないというふうに政策法務課から言われてますけども、個別の判断だと。内容が大幅に修正した場合には内容の同一性なんかも踏まえて検討すべきであるというような意見もいただいてますので、私どもとしては、やっぱりいただいた意見、今までの意見ございますので、ちゃんと案ができたらお示ししてパブリックコメントをかけるというような方向で今検討しているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 パブコメは行うということなんですが、私が申し上げたのは、議会でこれだけ、やはり重大な問題になり、今、要綱案の新たに策定されているということ、中身に、私が基本的な点もどうなんですかと聞いたそのことにもお答えになっていただいてないわけですね。ですので、要綱案については…… ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員に申し上げますが、先ほど来、課長が答弁してるとおり、指導要綱は作成中なのでということの議論にまた戻っちゃってますので、これ以上答えようがないと思うんですよ。そういう答弁ですから。その答弁をしっかりと踏まえた上で質問してください。 ◯三輪由美委員 はい、踏まえます。パブコメは新たにやり直すということを御答弁いただきましたが、やはり議会や地元の鋸南町の皆さんにも要綱案をしっかりと示して、そして十分な協議を経て要綱をきちっと決めていくという、そのこと、議会や地元住民、これについては再度答弁をください。そこのところ、答弁漏れでございますので。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森水質保全課長。 ◯説明者(森水質保全課長) パブリックコメントを実施する方向でというふうにお話しさせていただきました。ということは、全ての方々から御意見をいただきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 じゃ、重ねて。つまり、きょう中身についておっしゃらないわけですから、今度の議会までの間に決めてしまうなどということのないようにと。議会の議論、地元住民の十分な議論、理解、合意を得るということを強く要望しておきます。  以上で終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、ほかにございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。  暫時休憩をいたします。        午前11時54分休憩        ─────────────────────────────        午後0時58分再開 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開いたします。  警察本部関係の審査をする前に、先ほどの環境生活部のところで委員長報告すべき事項のところ、正副委員長に御一任願いたいと思います。        ─────────────────────────────        審査の開始(警察本部関係) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、警察本部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(鈴木 衛君) なお、審査に先立ち、このたび執行部の人事異動がございましたので、人事の紹介を行います。  警察本部の人事異動については警察本部長から御紹介を願います。  森田警察本部長。     (森田警察本部長から、警務部長山口寛峰、捜査第二課長中野崇嗣を委員に紹介) ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        諸般の報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 初めに、警察本部長に諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  森田警察本部長。 ◯説明者(森田警察本部長) 今期の環境生活警察常任委員会については、警察からの上程案件がありませんので、諸般の報告をさせていただきます。  その前に、昨日、柏市において行われました皇太子同妃両殿下御臨席による第27回全国みどりの愛護のつどいに伴う警衛につきましては、県民の皆様の御協力により、無事完遂することができました。この場をおかりして御報告をさせていただきます。  それでは、諸般の報告をさせていただきます。  初めに、県民の期待と信頼に応える強い警察の確立に向けた組織運営についてであります。  本県警察では、さきの2月定例県議会において、警察官53人の増員を容認していただいたことにより、警察官数は1万1,547人と、全国第6位の規模となっております。しかしながら、空港警備隊1,500人を除いた警察官1人当たりの負担は、人口では全国第4位、刑法犯認知件数では全国第3位と、本県警察官の負担は非常に重い状況にあります。こうした厳しい状況に加えて、警察業務の複雑かつ多様化が進む中、警察が県民から負託された責務を全うするため、職員一人一人が頼れる、誇れる、思いやりのある千葉県警察を体現するとともに、警察署の業務を中心とした大胆な合理化、効率化を初め若手職員の早期戦力化、女性職員の採用、登用の拡大等の諸対策を推進し、県民の期待と信頼に応える強い警察の確立に向けて、組織が一丸となって取り組んでいるところであります。  2点目は、犯罪情勢についてであります。平成27年における県内の刑法犯認知件数は6万1,656件で、前年に比べて6,370件、マイナス9.4%減少したところであります。これは刑法犯認知件数がピークであった平成14年から13年連続で減少してるものであり、官民一体となった各種抑止活動や徹底した検挙活動によって実現できたものであります。しかしながら、いまだ多くの事件が発生しており、特に殺人や強盗などの重要犯罪、侵入盗や自動車盗などの重要窃盗犯は全国と比べて高水準で推移してる状況にあります。また、高齢者等から金銭をだまし取る電話de詐欺につきましても、依然として大きな被害が発生しており、中でも還付金等詐欺については、本年5月末の認知件数が全国最多となるなど、厳しい情勢にあります。県警では、こうした犯罪情勢を踏まえ、より多くの県民に防犯情報を提供するための、YAHOO!防災速報の活用や、組織の総合力を発揮した初動捜査や科学捜査の徹底など、犯罪の抑止と検挙に向けた積極的な取り組みを推進してるところであります。また、電話de詐欺については、その撲滅に向けて、金融機関、公的機関等に対する働きかけや、コールセンターによる発生多発地域への重点架電などの抑止活動とレンタル携帯電話等の犯行ツール対策の強化、さらにはだまされた振り作戦による被疑者の徹底検挙に努めてるところであります。  一方、六代目山口組、神戸山口組の対立抗争に対しては、県民の安全と安心を確保するため、県本部に六代目山口組・神戸山口組対立抗争集中取締本部を設置し、県警の総力を挙げて関連情報の収集、警戒の強化、取り締まりの徹底を図ってるほか、関係機関、団体と連携した暴力団排除活動などの諸対策を推進してるところであります。  3点目は、交通情勢についてであります。  昨年、県内の交通事故死者数は180人であり、前年より2人減少したものの、いまだに多くのとうとい命が交通事故の犠牲になってることに加え、交通人身事故の発生件数は約1万9,000件、負傷者は約2万3,000人となっております。また、死者数に占める高齢者の割合が5割を超えてるほか、飲酒運転による悲惨な事故が絶えないなど、交通情勢についても厳しい情勢にあります。県内では関係機関、団体等と連携した高齢者宅への戸別訪問による交通安全指導や、高齢者が多く集まる場所や機会を活用した参加・体験・実践型の交通安全教育など、地域に密着したきめ細かな対策を行うとともに、パトカーや白バイを効果的に活用した飲酒運転を初め無免許運転、速度超過、信号無視等の悪質、危険性の高い違反に対する取り締まりを強化するなど、総合的な交通事故防止対策を推進してるところであります。また、道路管理者と連携した交通環境の点検、見直しを行い、歩車分離式信号への切りかえや生活道路の安全を確保するゾーン30の整備など、交通事故抑止に資する交通安全施設等の整備を計画的に推進してるところであります。  4点目は、警備情勢についてであります。  最近のテロ情勢でありますが、昨年11月にはフランス・パリにおいて、本年3月にはベルギー・ブリュッセルにおいて、イスラム過激派ISILの犯行とされる国際テロが連続して発生してることに加え、ISILは欧米諸国のみならず、本邦や邦人をもテロの標的とすると名指ししており、我が国に対するテロの脅威は現実のものとなっております。県警では、これまでにも関係機関と連携した国際海空港における水際対策、成田国際空港の警戒警備、サイバーテロ対策など、テロ等の未然防止に努めてまいりましたが、本年4月、千葉県、千葉市の協力を得て、テロの標的となるおそれのある事業者及びテロに利用されるおそれのある事業者と緊密に連携したテロ対策を推進することを目的にテロ対策ネットワーク・CHIBAを設立したところであります。今後は、より一層官民一体となったテロ対策を強力に推進し、本県におけるテロへの抵抗力、抑止力を高めてまいります。また、成田国際空港をめぐる情勢ですが、極左暴力集団は、本年7月が空港建設の閣議決定から50周年に当たることから闘争の盛り上げを図ってるほか、空港反対同盟員と成田国際空港株式会社との間で争われてる土地明渡請求事件等の最高裁判決によっては激しく反発することが予想されます。県警では、引き続き関係機関と緊密に連携し、成田国際空港の安全確保に万全を期してまいる所存であります。  県警からの報告は以上であります。よろしくお願いを申し上げます。        ─────────────────────────────        請願第38号関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、請願の審査を行います。  請願第38号を議題といたします。  本請願は環境生活部も関係しますので、環境生活部の関係職員が入室します。しばらくお待ちください。     (森竹くらし安全推進課長、横尾県民生活・文化課長入室) ◯委員長(鈴木 衛君) 書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(鈴木 衛君) 当局に状況の説明を求めます。  横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 風俗保安課長の横山でございます。県警からは、請願項目のうち1から3についての状況を御説明いたします。  まず、第1の、不安が解消されないパチンコ出店計画について、住民や市民との十分な協議や理解のないまま営業許可を、おろさないこと、についてでありますが、松戸市でパチンコ出店計画があることは承知しておりますが、県警では、この出店計画のことも含めまして、個別具体的な事案については業者などと関係のない第三者に教示して公にすることにより、業者などの権利、競争上の地位、その他正当な利益を害するおそれがあるため、問い合わせや申請があったか否かも含めて回答することはできません。個別具体的なことではなく、県民からの一般的な疑問や不安に対しては、法の解釈などについて可能な限り御説明するなど、誠実に対応しております。一般論で申しますと、県警としては、パチンコの申請があった後に風営法など関係法令に基づき厳正な調査、審査を行い、許可の基準に基づいて許可の可否を判断することとなります。したがって、許可の基準に適合していない場合は不許可となります。なお、住民の反対意見に関しては、風営法で規定する許可基準には規定されておりませんので、住民の反対意見をもって不許可にすることはできません。  次に、第2の、風営法や県風営条例を厳守させ、違反や規制逃れなどは認めないこと、についてでありますが、県警では、風営法の許可の基準に基づき厳正な調査、審査を行って、許可の基準に適合していない場合は許可をしないこととなります。また、許可をした後においても、不適格事由に該当となった場合には行政処分するなど、厳正に対処しております。  次の第3の、通学路に接した出店を、規制することができる県条例の改正等を検討すること、についてでありますが、県条例に規定する営業制限地域は政令で良好な風俗環境を保全する必要がある施設、つまり保全対象施設の敷地から一定の区域内などと定めております。よって、通学路は施設ではありませんので、県条例では保全対象施設として定めることはできません。ちなみに全国で施行条例により通学路を規制しているものはないと承知しております。また、市町村条例により通学路の周囲を規制しているものがあることは承知しておりますが、それらは私どもの知る限りでは、風営法の目的とは異なり、建築などの規制であると承知しております。  以上で説明を終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 森竹くらし安全推進課長。 ◯説明者(森竹くらし安全推進課長) くらし安全推進課長の森竹でございます。第4項の、安全安心の街づくり、についての状況について、環境生活部のほうから御説明をさせていただきます。  なお、第4項の記載事項のうち、青少年の健全育成につきましては県民生活・文化課の所管、犯罪の防止及び交通安全につきましてはくらし安全推進課の所管となってございますけれども、一括して私のほうから御説明をさせていただきます。  まず、青少年の健全育成につきましては、千葉県青少年健全育成条例に基づき必要な環境の整備を図ることとし、青少年に立入制限のある施設及びその周辺において青少年補導員等と連携してパトロールを実施するなど、青少年の非行防止対策を推進しております。また、犯罪の防止につきましては、千葉県安全で安心なまちづくりの促進に関する条例を制定し、犯罪の機会を減少させるための環境整備及び県民、自治会等、事業者による犯罪防止のための自主的な活動が一体的、有機的に行われることにより、安全で安心なまちづくりを実現することといたしております。  交通安全につきましては、第10次千葉県交通安全計画において、高齢者、子供の安全確保、歩行者、自転車の安全確保、生活道路、幹線道路における安全確保などの視点に立ち、交通安全対策に取り組むこととしております。特に子供の安全の確保については、幼児からの心身の発達段階に応じた交通安全教育の推進や、通学路等において歩道等の歩行空間の整備等を推進することとしております。今後の見通しでございますが、引き続き安全・安心のまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 御意見がありましたらば御発言願います。
     三輪委員。 ◯三輪由美委員 本請願につきましては、私以外に10名の議員の皆さんが紹介議員で名を連ねておられます。私は、この請願者と同じく松戸市に住む地元議員の1人として、ぜひ議員の皆様に御賛同いただきたいということで若干意見を述べ、そして今、状況の説明もいただきましたけれども、不明な点もございますので、質疑をさせていただきたいと思います。  冒頭、ぜひ委員の皆様に御理解をいただきたいのは、タイトルにもありますように、決してこの請願はパチンコ店そのものを否定し、反対だということではないということです。この場所に出店することに異議を唱えるものです。県内には広くパチンコが趣味の方もおいでかと思いますし、請願要旨の上から14行目にも書いてございますように、パチンコ愛好者からも、何もここに建てなくてもという声を、私も地元の男性から直接お話をお聞きしています。ですので、そういう請願だということを冒頭訴えたいと思います。  次に、この請願の願意なんですけれども、大変強いものがあります。お手元に資料を配付させていただきまして、ナンバー1を、これ、ちょっとイメージ図ということで、どんな場所に今回大型パチンコ店が出店を予定してるのかということで資料を出させていただきましたけれども、署名はわずか1カ月で約3,000筆近くにも広がっており、地元に古くからお住まいの住民の皆様たちとともに、このイメージ図を見ていただいてもおわかりのように、若い世代の方たちが──マンションですね。工場撤退跡地にマンションが林立をいたしまして、非常に子供さん、若い世代の方たちが急激にふえています。そうした若い世代の方たちを中心とした請願者の皆さんが、もちろん、ここに至るまでは市長にもたびたび要請をし、松戸警察や警察本部や知事室にも出向かれたと聞いております。若いお父さんたちからの訴えもあり、幼子を持つ働くお母さんたちから夜子供を寝かせながら、メールでここに建てないでと、そうした訴えなどもある請願でありますので、ぜひ若い世代の県議会に対する期待や願いなども背景にあることから丁寧な御審議をぜひ委員の皆様、警察本部当局にもお願いをしたいと思います。  ちょっと新たな状況も受けまして、では、なぜこの場所に請願まで出して住民や、あるいは近隣施設の関係者もおられますけれども、できれば建ててほしくない、あるいは建ててもらっては困るという声が広がっているのか。5つの不安ということで私感じております。  1つは、事業者への不信ですね。信頼、どうもできないと。これがいまだに解決に至らず、逆に不信が広がっているという状況の中で着工が今既に始まっているんですね。2つ目は、違反の疑いが、これが拭えないと。疑念が一層強く持たれているという問題です。それから、3つ目は子供への不安。子供が大変多い町で、こちらの地図にもありますけれども、この大型パチンコ店出店予定地の中で一番右側を除いてというか、3方向、全部通学路。右側のほうも少し行きますから、極端に言えば4方向通学路と言っても過言ではない。そうした通学路に面しているわけですね。4つ目が車の増加。年内にマックス874台の車が一気にふえたらどうなるんだということですね。そして5つ目が、非常に松戸にはパチンコ店が多過ぎるのではないかという、実感として住民、事実、そうした問題もありますので、5つの不安がやはりあって今回の請願に至ったものだというふうに理解をしているところなんです。ぜひ本請願の採択に向けて委員の皆様の御賛同を心からお願いいたします。  今、状況の御説明をいただいたわけなんですけれども、請願項目の第1項のところでは、事業者以外の第三者と協議をして、事業者の正当な利益に害するおそれがあるということからというようなことをおっしゃっておられるわけなんですけれども、私ども県民の代表といたしましては、もちろん事業者の正当な利益を守ると同時に県民の正当な利益が、これ、同時にあわせて守られなければならないのではないかというふうに思うわけなんですけれども、その点いかがでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 例えば問い合わせですとか、申請の関係もそうですけども、その申請者、つまり事業者なども含めて、関係のない第三者に教示することは不適当であると認められます。不適当ということは、公にすることによって、その相談ですとか問い合わせ、あるいは業者などの権利だとか競争上の地位、その他正当な利益を害するおそれがあるからということでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 聞いていることは、住民の正当な利益をきちっと守っていくことも大事なことではないかという認識を聞いているんですけれども、それについてお答えないんですかね。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 県警では、県民からの法令などの解釈、運用などにつきまして、疑問ですとか不安などがあれば可能な限り説明するなど、誠実に対応してまいります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 ちょっとかみ合いませんので続けますけれども、関係のない第三者とか、おっしゃいますけれども、この計画地、地図をごらんですが、目の前に、例えば松戸市では100メートル圏内の住民に対しては、松戸市紛争予防条例というものがありまして、近隣の住民の皆様とお話し合いをするというような仕組みがあります。それは、やはり憲法やその他の法律で保障された住民の権利を守るという立場でそうした条例もつくっている。千葉県には、そうした条例はありませんけれども、当然のことながら県民の利益──正当なですよ、ここの周辺に住んでおられる方の御協力も得ながら風俗営業を営んでいかれるならば、そういうことになるのであって、そこのところ、答弁が、全然、住民、県民のほうの答弁いただいておりませんので先に進みます。  なぜ住民の方がこれほどまでに事業者を信頼できないかといいますと、例えばここの大型パチンコ店の外観、ネオンの明るさとか、皆さんも自分の目の前にできればどうなるかということ。ネオンの明るさ、看板の大きさ、そうしたこと、4月2日の説明会では全く答えられなかったんですよ。答えていただきたいということに対して住民に送られてきたものは横浜戸塚店でありますとか、神奈川の小田原店など、参考にしろと。類似施設のこの看板を見ろということであって、ここに例えばこのようなものができます、大きさはこうですというふうなことは、一切いまだに説明がされていないまま着工となってるという点が1点ですね。  それから2点目は、6月5日着工と、2月の現地の看板が掲示をされていたんですけれども、しかし、6月2日にポストインされた──1日の夜に入れたのかもしれませんね、2日の日に住民が見たのは、6月1日から工事開始で、しかも、当初5階建てと説明されていたのに何と6階建てに変わっており、面積も、建築面積が3,787平米から3,863平米へと、階数も面積も何の説明もないままふえているというものが投げ込まれて工事が着工になっているんですね。これ、やっぱり委員の皆様、こういうことがあると住民の方は信頼できないと思わざるを得ないですよね。  それから、さらに肝心の営業距離規制。法に基づき、条例に基づきと、今るる御説明もいただき、本会議でも答弁いただいてるところなんですけれども、じゃ、肝心の県条例に基づく営業距離規制、これは資料3をごらんいただきますと、これ、実測をいたしましたところ、住民の皆さんは、これは70メートル以上離れていなければならないというところが35.58メートルということで、住民の皆さんの認識はそうなんですね。70メートルどころか半分ちょっとではないかということで、資料の2で、これは事業者が市長や住民の方に提出をした議事録ですけれども、説明会の。そこでは、何度も警察と事前相談しており、70メートル以上は離れていると言い切っているわけですよね。ですので、これ、今、私が指摘いたしましたこの事実のもとでは、県民が不安を思うのも当然ではないかと思うわけですけれども、見解を伺います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、前段の5階から6階、建物の関係は、風俗の今回の関係とはちょっと当局答えられないと思うので、そちらのほうをきちっと整理して質問してもらいたいなと思います。  横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 現在、松戸新田の関係でお話ですけども、そもそも警察の風俗営業の許可というのは、申請者から申請があってから初めて審査とか調査をすることとなっております。ですから、申請がそもそもいまだあるかないかについても申し上げられませんけども、あくまでも警察の審査は申請後ということで御理解ください。  次に、イメージ図ということで三輪委員のほうで図面のほうを提出していただいておりますけども、これはイメージ図というより、個別具体的なことをお伺いされているように思われますけども、この個別の事案については、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。  それと県条例の距離の関係でございますけども、確かに施行条例では、保全対象施設と、そこからの一定の距離ということで規定されておりますけども、この松戸新田の関係を除いて一般的なこととして申しますと、例えば準工業地域で、これが1種地域、2種地域でない、その他の地域であるとしたならば70メートルという制限規制がございますけども、これにもし審査して満たないということであれば許可はしないこととなると思われます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 建築のことは私も理解はしてるんですけれども、これは私も質問したように、県民が不安に思うのも当然ではないかということをお聞きしたいがために、そうしたこともあえて県条例のこととあわせて述べさせていただいたことでございます。  それで今、警察のほうから、申請があるかないかわからないとおっしゃいましたね。そのとおりだと思います。しかし、工事がもう着工になっております。松戸市におきましては、宅地開発条例の承認が済み、建築確認申請がおり、現地は工事が始まりつつございます。工事が始まっているということは、申請予定者だというふうにみなすことも警察の側から見て、予定者だ、計画者だ、ここに営業を営もうという意思が、それも含めてある事業者だというふうにはごらんになりませんか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) ただいま委員のほうから予定があるということでみなすというお話がございましたけども、警察では、あくまでも申請を受理した後に審査することになります。極端な例で申しますと、パチンコ出店の予定でしていたところが最終的に申請をしなかったという例も聞いておるところでございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 それで、私ども住民の側からすると工事が始まっておりますので、これ、予定者だと。おっしゃるように、申請、これはとてもできないわということになる可能性もありますから、それは私どももそのようには思いますが、しかし、この事業者は警察ということで、今、資料のナンバー2でお配りをさせていただきましたけれども、ここで、これ、自分でつくられたもので、ちょっと簡略にはなっていますが、松戸警察署へ確認をしていますというのが2の質疑応答の、下から数えても8行目ですね。松戸署へ確認しています。その2つ下、事前相談はしています、病院の敷地から70メートルは確保していますというふうに市長並びに住民の方に言っているわけですよ。  一方、これに対して、県警本部長は6月3日の代表質問でこう答弁しています。県警では、許可申請を予定している者等から風俗営業の許可事務に関して相談や問い合わせがあった場合は法令の解釈等について可能な限り回答しておりますと。続けて、こう答弁しましたね。許可申請予定者と協議することはしていない、申請前に許可の可否や許可基準に適合してるか否かについて回答することは一切ありませんと答弁をしています。つまり、この答弁から考えるに、正式な、つまり可か否かというような協議はしていないが、今回のことでも、法令の解釈などについては問い合わせがあり、可能な限り回答しているというふうに考えてよろしいでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 風営法には事前協議の規定はありません。ですから、県警では事前協議を行っていないと答えたのです。一般論といたしまして、県警では、申請予定者や住民などから風俗営業の許可の関係につきまして問い合わせがあった場合は、法令の解釈などについて可能な限り回答をしております。しかし、申請前に許可の可否ですとか許可基準に適合しているか否かなどということは、事業者であろうがなかろうが、一般の住民の方であろうが、そういうことは申していることはございません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 聞いてないんですよ。可否について協議したかって聞いてないですよね。私は本会議で、本部長の答弁の前半ですね。正式協議はしていないけれども、法令の解釈等については今回についても問い合わせがあって、解釈などについては可能な限り回答しているのかと聞いてるんです。正確に質問を聞いて正確に答弁をしてください。もう一度尋ねます。     (「簡潔に質問したら。長々やるから、わからなくなっちゃう」と呼ぶ者あり) ◯三輪由美委員 請願が出ているわけですからね。このことについて問い合わせがあって、法律の解釈などについてはお答えになっているのですかとお聞きしてます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 個別具体的なことについては申し上げることはできません。ですから、例えば業者から問い合わせがあったのか否かも含めてお答えすることはできません。ただし、一般的に、先ほどから申しておるとおり、法の解釈などのことについては事業者以外の方にも説明しておるところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 なかなか今回のことで、今回の業者が法の解釈などについて問い合わせをしたかと聞いてもお答えにならないんですけれども、何度も何度も事業者は住民に、あるいは市長に対する議事録に、その辺は風営法を所管してます松戸警察署と事前調整しています。申請のほうはされてるということですかと聞きましたら、事前相談はしています。それから、もう1カ所でも、松戸の警察署とのお話の中ではどういう話になってらっしゃるのですかと住民が聞いたら、問題ないということになりますということで、何度も警察とのやりとりということをおっしゃっていますので、やはり私は、もうこれ以上、この議論は続けませんけれども、警察と相談をされているんだというふうにやはり住民の側も受け取らざるを得ないわけです。  であるならば、もちろん建物、まだ建ってません。今、6月です。11月末まで工事が6階建て、これ、建てようとしてます。しかし、県条例を本当にきちんと理解をされているのか、事業者が。ですので、今の質問、何度も何度も法の解釈、県条例の解釈、大阪の事業者の方が千葉で営業なさる。ちゃんと丁寧に説明されてるのかなという思いがあるから、何度も私は聞かせていただいてるわけですね。  次に、県条例の問題で、きちっと守らせます、だめなら許可しませんというふうに答弁をされていますけれども、県条例、国のほうでは、警察署は100メートル圏内までは規制をしていいと。千葉県では70メートルですね。なぜ病院からの距離が規制されるんでしょうか。これ、そもそも論、一般的な法の解釈、県条例の解釈です。なぜ病院からの距離が規制されるのか。そして、なぜ70メートルなのか。とても大事なところでございますので、お答えいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 法の趣旨で良好な風俗環境を保全するため、特にその施設を制限する必要があるものとして定められたものと病院は承知しておりますけども、病院には入院患者さんがいるわけでありまして、その周辺の善良で静音な環境を維持することがとりわけ肝要であるからということで病院を保全対象施設として定めており、一定の距離を制限しておるということでございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 答えていただきまして、そのとおりですよね、多分ね──多分って、ごめんなさい。病院というところは、やはりそういうところであるということを、私も改めて病院とは何ぞやということで勉強させていただきまして、そうだと思います。  ここの近くには3つも病院がございまして、一番近いのが療養型病院でございます。ここの病院は、今、課長が答弁されたように療養型ですから、御高齢の方たち、患者さんが本当に入院、安心して穏やかで入院生活が営めるよう、そして御家族の方がほぼ毎日いらっしゃったり、そういう介護、医療、看護。働いてる方も、やはり看護師や介護士、医師、やはり女性が中心でかなりの人数の方が働いておられ、そのほかにも、イメージ図にもありますように、新東京病院やリハビリ病院など、3つも病院がここはあるわけです。一番近いのが療養型病院ということですね。  そこで伺うわけなんですけれども、ですので、ちょっと言わせていただくと、国が100メートルということで言ってますから、本会議でも、大阪や北海道は100メートル離してるわけですね。千葉は70メートルということで、私はやっぱり100メートル離すべきだということをここは申し上げておきます。  次に大事なのがパチンコ店の営業所とは何かということになります。質問ですが、事業者が何度も言ってるわけですね。敷地から敷地まで70メートル離れていますと事業者は言うわけです。警察とも相談をしてるというわけなんですが、一般的に営業店の敷地というものについて伺います。これはパチンコ営業店の敷地とはどの範囲まで言うのかについてです。  確認をさせていただきますが、これは解釈運用基準ですね。風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準第11の2、営業所の意義というところを読みますと、営業所とは、客室のほか、専ら当該営業の用に供する調理室、クローク、廊下、洗面所、従業者の更衣室等を構成する建物その他の施設のことをいい、駐車場、庭等であっても、社会通念上当該建物と一体とみられ、専ら当該営業の用に供される施設であれば、営業所に含まれると解する、理解するということが、これは風営法の運用基準に書かれております。千葉県警もこれにのっとり、適正に判断するということですね。お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) ただいまの御質問ですけど、その前に、先ほど病院が100メートルということでお話がございましたけども、これは政令では100メートルを上限としているということであって、千葉県も、保全対象施設によっては100メートルという基準もございますので、一概に他県のところまではちょっと承知しておりませんので、あくまでも上限が100メートルというような規制でございます。  次のお尋ねの営業所の定義のことでございますけども、千葉県警でも警察庁の法の解釈運用基準に基づいて適正に運用して判断をしておるところでございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 先ほどその100メートルのこと、おっしゃいましたが、他県の状況は承知していないがとおっしゃいました。ぜひ他県をお調べになってください。私は調べました。大阪、北海道、病院から100メートルです。やはり課長が答弁したような、病院とは何かということを考えれば、70メートルではなく100メートルが必要ではないかということでありますので、ちょっと、今の課長の私への逆質問というか、指摘は当たっておりませんので、一言言わせていただきます。  答弁いただきましたように、県警も当然のことながら、営業所の意義については、これにのっとって適正に判断をする。駐車場、庭であっても、とありますので、庭、例えば植栽や植木、あるいは駐車場や営業所等に通ずる通路なども含めて社会通念上、当該建物と一体と見られ、専ら当該営業の用に供される施設であれば営業所に含まれると解する、これでよろしいでしょうか、お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) そのとおりでございます。
    ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 そのとおりでございますということで、植栽、植木、そうした通路ですね、営業所に通じる通路、そのとおりだという御答弁をいただきました。  次に、今度は病院の敷地でございます。     (河上 茂委員「三輪委員、いつまでやる……。終わったら、私はあんたにちょっと質     問したいんだ、紹介議員だから」と呼ぶ) ◯三輪由美委員 じゃ、途中でやりますか。     (河上 茂委員「いい、やってくれ、最初」と呼ぶ) ◯三輪由美委員 病院の敷地についてなんですけれども、これについては、病院の敷地というのは警察としてはどのように確認をされていくんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 個別の案件は別といたしまして、申請があった後に、申請書類に添付されております申請者の平面図ですとか、場合によっては現地調査も必要となりますし、さらには測量をすることもあり得ると思います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 質問は、病院の敷地について、これは警察の管轄ではないかもしれない。これについては、例えば保健所とかに問い合わせをするとか、そのあたりについては具体的にどんなふうになっているんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 例えば医療法に基づいて病院が申請するときに添付されている図面だとかはあると思いますけども、これはあくまでも申請時であって、そうしますと、参考というよりも、その後増改築だとかしている可能性がございますので、警察としては、申請があった時点において確認するということでございます。なお、照会先については、病院は市町村の保健所などに確認することとなります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 これも大事な答弁でございます。増改築など、その営業許可申請が出された段階での病院の状況などにきちっと見合った形で審査をしていく、市町村や保健所などにも問い合わせをしていくということですね。  それで、この病院の敷地についてなんですけれども、千葉県においては、病院の敷地や駐車場については、社会通念に照らして個別の事案ごとに判断をしており、例えば今回の出店計画、すぐ近くに療養型の病院がありますが、こちらの病院の専用駐車場については、借地であっても、道路などで隔てられていても病院の敷地であるということ、これが千葉県健康福祉部の見解でございますので、この場で申し上げておきたいと思います。個別の具体的なことは答弁されないでしょうけれども、県条例では、病院の敷地周辺から70メートル圏内は営業制限地域と定められています。当然のことながら、一般的に病院の敷地についての正確な理解と認識については間違いないように事業者に指導をしておられるとは思いますけれども、改めて指導を──これは予定ですからね、建物を今どんどん建てようとしています。事前の段階からもきちっと事業者に誤解のないよう指導をしていただけますよね、確認をしておきます。いかがですか、御答弁ください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 申請を受けて、その後に必要があれば指導することはあり得ます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 私は何度も何度も言っているように、事業者も何度も何度も警察と相談してるとか、話をしてるとかというふうに言う。そして本部長も、予定者とは、一般的な法の解釈については答える場合があると言っているから、今あえて、わざわざこうした請願まで出てるわけですからね。専用駐車場から35.何がしメートルだということで地元では大騒ぎになっているわけですよ。それを警察は、建物が建ってから、もう機械も1,000台入って、6階建ても建って、かなりの億単位のお金ですよね。それで扉があくときに、直前に、10日前に、これはだめでしたと。そんなことやらないためにも、今からきっちりとした審査を、判断をね──賢明な、法にのっとって条例にのっとった、やるべきだろうということで私は繰り返しやってるわけです。病院の敷地についての正確な理解と認識については間違いのないように繰り返し強調しておきます。答弁されますか。一般的にやってらっしゃるわけですよね、今までも病院の敷地について。パチンコ。 ◯委員長(鈴木 衛君) 先ほど三輪委員、その件については答弁しましたよ。 ◯三輪由美委員 変わらないということでよろしいですね。 ◯委員長(鈴木 衛君) うん。 ◯三輪由美委員 はい。じゃ、強調しておきますよ。実際に県民の側からすれば、おかしいじゃないかと。これ、法の解釈、運用です。条例の運用のところですね。どうしてと、なぜ工事していいんですか、なぜ建てていいんですかという、この疑念が起こってくるのは、これ、県民感情、住民感情、当然だと思うんですけれども、これ、どうしたらいいんでしょうね。可能な限り誠実に対応する、しているし、これからもしてまいりますというふうに本会議で、森田本部長、答弁していただきました。これね、住民の方が法律を一生懸命読んだり、条例を何度も読んだりして、そして、あっ、この場合の病院の敷地というのは専用駐車場からなんだということも理解して──違ってたら言ってくださればいいんですよ。本部長、どうですか。可能な限り、これ、何か説明していただかないと、不安や混乱が自治体だって、市だって、住民だって、本部長の本会議答弁、可能な限り誠実に対応するということで……。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 法の解釈、運用の関係で工事の着工のことについてお話しされましたけども、警察は風俗営業の許可のことでございまして、工事の着工は建築基準など、もしかしたら市のほうの管轄になるかもしれませんので、警察ではお答えするところではないと思います。  それと、可能な限り住民などに対しまして御説明をさせていただくのは当然のことでございますけども、ただし、やはり個別具体的なことを、やはりそれを許可する、しないとか、許可の基準に適合しているとか、いないとか、そういうことは現時点では述べられないということは御了解くださいませ。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 工事のことは、現象的に起きているから今言っているだけでありまして、いわゆる県条例の解釈と運用です。運用ですよ。運用というのは運ぶ、用いる。つまり解釈してから、今度、どう使うかというところ。許可するかしないかなんて聞いてません。その条例を運用するときにどういうふうに解釈をしていくのかということを聞いているわけなんですよね。そこで疑念を抱いているわけですよ。最終的に許可する、許可しないは、それはまだまだ先に決めること。あるいは、条例に違反をしていれば、それは建てられないということに、業者がそういうふうに判断をするかもしれませんが。いいですか、本部長。警察が違法を許すわけはないんですよ。しかし、こんな請願がなぜ出てるかというと、極めて距離規制という、はっきりしている問題ですよね。それに対して自治体も市長も市も住民も、これ、いわばもめごとが起きてるわけです、今。ですから、本部長、この辺できちっと誠実な整理をしてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 繰り返しになりますが、警察では風俗営業などの申請があれば、法の基準に基づきまして厳正な審査、調査をするわけです。あくまでも申請後に判断することとなります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、さっきから、この答弁全てだと思うのよ。申請されたらちゃんと審査するって、さっきからずっと答弁してるんだから。これ以上同じ質問したって、違う答弁出てこないでしょう。     (三輪由美委員、「委員長、納得いきませんが、次の質問行きますね」と呼ぶ) ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 子供への不安の問題なんですが、理由の3番目は子供の問題です。先ほども青少年健全育成のことをおっしゃいました。教育の問題もありますし、非常にこの問題も大事です。  資料の1のイメージ図を先ほども見ていただいてますが、工場撤退後、マンションがふえて若い子育て世代があふれているわけなんですが、私、平成28年、一番最新の3月末の国勢調査のデータを見てみました。こちらの和名ケ谷・松戸新田地域となっていますけれども、15歳以下の子供さんの数が22.85%ということで、松戸市内でも、15歳以下の子供たちの割合が市内でもトップクラスなんですね。1番が東松戸地域、次がこの和名ケ谷地域なんですね。子供がこれだけ多いですから、やはり配慮が必要ですし、まさに通学路のところにつくるということで、通学路は皆さん、先ほど安全、安全ということで、国からも何度も通知が出てますね、特段の配慮だと。交通事故も非常に多発している中で。ここは和名ケ谷小学校、この場所を通るいろんなコースがあるんですけど、全部足すと295人、約300人近くの、中学校も入れますと350人、一気に朝、夕方と、どっと移動しているわけですね。夕方、パチンコ店営業してる時間帯に下校時刻となります。  実際に、じゃ、ちょっとお聞きしますが、県警の管轄ですから、パチンコ店や景品交換所などがあることによる犯罪や事故、子供がかかわる事件や事故について、県内での事例は、最近で結構なんですけれども、どのようなものがあるでしょうか。もちろん犯罪の未然防止に県警は頑張っていただいているとは思いますけれども、いかがですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 県内のパチンコ店、あるいは景品交換所に対する犯罪の関係でありますけれども、手元にありますのは強盗事件の資料がありますので、お答えいたしますが、平成26年と平成27年におけるパチンコ店、景品交換所等における強盗事件の発生は、平成26年では2件、これは未遂を含む件数であります。それと、平成27年については発生はなしというふうになっております。  以上であります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 かなり前ですけど、群馬県のゆかりちゃん事件ということで、これは店内での誘拐事件だと言われている。特に子供さんを、これは親の問題もありますが、熱中症とかで、駐車場内でそうした痛ましい事故なども起きますが、今、御答弁いただいたのは強盗事件ということで、私も新聞でちょっと拾ってみたんですけれども、ことし5月、千葉市緑区のパチンコ店から1,600万円を窃盗するという事件があったり、松戸市内でも平成26年4月に景品交換所強盗未遂事件があったり、野田市ではことしの4月に女性が指3本切られ、男2人が現金115万円を奪い逃走ということで、こちら、通学路に面しているということもありまして、こうした──やはり残念ながら、実際として、こういう犯罪が起きている場所でもあると。未然防止のために奮闘されてることはもう繰り返すまでもありませんけれども。ですので、私はやはり青少年の健全育成や子供に関する事故、犯罪防止のためには、なるべく通学路や、あるいは、このように和名ケ谷のように、子供の多い地域はやはり避けるべきであると。避けられるのであれば、なるべく避けたほうが好ましいと私は思いますけれども、いかがでしょうか、県の認識を伺いたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 県警にお尋ねということでよろしいでしょうか。県でしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) だって、三輪委員が質問してるんだから。警察の審査の中で質問してるんだから県警でしょうよ。 ◯説明者(横山風俗保安課長) はい、失礼しました。風営法の目的には、委員がおっしゃるとおり、青少年の健全育成の関係も入っております。つまり青少年の健全育成ですとか通学路の安全なんかも考慮しまして、学校などの施設を保全対象施設として定めておりまして、そこからの一定の距離を営業制限地域と指定しておるわけですので、これらのことを考慮して許可の基準を定めているものと認識しております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 はっきりとはお答えにならないんですけど、一応、今の法律の中で、学校から離れたところということをお答えになりました。しかし、学校関係者、教育関係者に聞きますと、今回のことで不安なのは通学路。つまり下校時、通学路、これは通らなければならない道ですから、自分は嫌だから違う道を通る、そういうことをしてはいけないわけですよね、通学路というのは。市が指定をしておりますから、小学校。ですので、そういうものであるということを繰り返し指摘しておきたいと思います。  もう1つは、教育関係者に聞いたところ、下校時の心配だけではなく、道というのは、つまりこの場所であるとか通学路、遊びの環境でもあるわけなんですね。そこを通学路としては通らない子供も遊びの環境となるわけです、特に都市部においては。ですので、やはり子供が多い地域においては、わざわざこういうところを選んで出店をすると。通学路、全部通学路のところに出店をするというのは、私は県警の管轄においても、できるだけ避ける方向をやはり目指していただきたいということ。この請願の願意はそこにあります。先ほど幾つか全国の例、通学路を規制をしているところは大阪の例なども挙げていただいて──狭山市ですね、の条例があるということをおっしゃっていただいておりますけれども、県としても、やはりそういう考え方に立っていただきたいという、そういう請願の願意であります。  次に、車の増加の問題についても、これ、重要な警察にかかわる問題ですので、お尋ねをしたいと思います。和名ケ谷スクランブル交差点、つまり、ここの角っこのところです。この地図で言いますと、1番の信号のところですね。ここ、非常に複雑な交差点になっております。スクランブルです。狭いですけれども、スクランブルに、これは地元の、恐らく住民の皆さんや議員さんなどが要望されたこともあろうかと思いますが、この和名ケ谷スクランブル交差点について、警察は、いつ、なぜ、この道路をスクランブルにしたのでしょうか。事故はスクランブル化にする前と後とでどう変わったんでしょうか、効果はあったんでしょうか、御答弁をいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 小島交通総務課長。 ◯説明者(小島交通部参事官兼交通総務課長) 交通総務課長の小島です。  スクランブル交差点化につきましては、平成23年11月16日から運用をされております。また、この運用の前と後に分けて交通事故の発生状況をお話し申し上げますと、まず、平成20年からスクランブル化される前については6件の交通事故、また、スクランブル化されてから本年5月末現在までは2件の事故が発生しております。
     以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 事故が減ってるということで効果があった。2件、まだあるということについては注意をしなければならないわけですけれども、せっかく、この和名ケ谷スクランブルにして、頑張って子供たちも気をつけて、先ほど啓発や教育のことをおっしゃっていましたけれども、警察も頑張ってやられたのでありますけれども、年内同時オープンで、いいですか、大型ホームセンターが244台です。パチンコ出店で630台です。一気に同時オープンで874台の車がこの狭い、今でも渋滞をしているところにふえる可能性がある。そうなれば、せっかく事故が減った和名ケ谷スクランブル交差点の通学路、あるいは療養型病院等に向かう生活道路、市のスポーツセンター、プール、図書館の分館、さまざまございます。ここの生活道路の事故の危険度が一気に高まるのではないでしょうか。県警の認識、いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 小島交通総務課長。 ◯説明者(小島交通部参事官兼交通総務課長) 交通総務課長の小島でございます。  いずれにいたしましても、地元松戸警察署、そして交通安全機関、団体と連携を図りながら、交通事故のないまちづくりに努めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 事故の危険が高まるということについては否定をされなかった。高まるというのは誰が見ても明らかです。交通事故の危険だけではありません。渋滞の悪化を招きます。救急車や消防車の妨げになるかもしれない。あるいは、警察官がパトカーやバイクで現場に急行しなければならないときに前に進まず、警察の業務にも支障が生じると人々は言っています。渋滞がさらに深刻化し、悪影響が広がるのではないか。この点について、県はどう認識をしていますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。 ◯説明者(杵渕交通規制課長) 交通規制課長の杵渕でございます。  店舗等のオープンによりまして渋滞が悪化するのではないかということにつきましては、現時点で仮定ではなかなかお答えができません。仮にこうした店舗のオープンにより渋滞の発生等、問題が生じましたら、その事象について原因を究明いたしまして、道路管理者等と連携して必要な対策を進めてまいりたい、このように考えております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 請願をぜひ採択をしていただきたいと思います。今の答弁を聞かれても、これ、人口、県下で第3の松戸市で、しかも、最も子供が多く、市街地の中心で国道6号やJR松戸駅や松戸市役所、北松戸工業団地に通じる道です。市道と県道が交差をしています。しかも、松戸中央消防署、これは千葉県の指令センターです。県の東葛の地域の、北西部の指令センターにもなっています。一体、救急車、消防車、年間どれぐらい通行されてるか、警察は御存じですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。 ◯説明者(杵渕交通規制課長) 消防の出動状況については、当方では承知しておりません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 県の指令センターであり、松戸の中央消防署。しかも、先ほど3つの大きな病院、救急車がひっきりなしです。松戸中央消防署、救急車2,765回、これは一番最新の平成27年です。消防車817回。ですので、全体として延べ3,572台が出入りをしております。ですので、こうした数字ぐらい、きちっと捉えていていただきたいのと……     (「無理だよ」と呼ぶ者あり) ◯三輪由美委員 笑わないでください。真剣なんですからね。生じましたらとおっしゃいましたよね。事故の危険についても、これは事故が起きてからなんていうことにしてはならないわけですけども、渋滞が生じましたら、こんないいかげんなことではやはり住民の皆さん、納得できないですね。渋滞の深刻化、千葉県は渋滞を解消していくという、これ、知事のさまざまな計画には書いてあるじゃないですか。生じましたらということでは非常に無責任だと思いますよ。  実は私、何度も警察のほうに、ここの車の通行量、あるいは渋滞などの懸念されるということで調査などを求めておりましたけれども、もうやらないという、拒否をされていますので、あえて質問いたします。  ここに、年内同時オープンのパチンコ店の前に出店予定の大型ホームセンターが渋滞予測をした交通量調査があります。この調査結果については、千葉県警もことし2月26日に了としているんですね、これです。これはどういうものかというと、これは商工労働部から入手をしたものですけれども、大店舗法に基づいて大型ホームセンターが、自分のところも同時オープンですから、調査をしているわけです。これ、警察は了としてるんです。指導すべきことはなしと判断をしているんですね。これ、結果を見ますと、これは去年の9月4日金曜日の交通量調査をなさってるんですね。松戸市消防局の交差点、つまり大型店、パチンコ店の出店のすぐ近くですけども、現状は0.704だが、この大型ホームセンターがふえても、開店後は0.886という交通需要率なんだそうです。これだけ聞いてもさっぱりわかりませんが、交通需要率が0.9を超えれば渋滞と言うそうなんですね。ですから、0.886だから、このホームセンターができても渋滞にはならないよという報告書なんです。  しかし、重要なことは、この調査については、大型パチンコ店の630台は一切カウントされていないんです。それは商工労働部もお認めになりました。これでもうぎりぎりなんですよ。630台がこれに加われば、物すごい数字が上がる。渋滞は明らかではありませんか。渋滞が生じたら何かをするのではなくて、これは県警本部として、これを了としたんだから、630台がふえるなどというのであれば、当然、交通予測などについても今からやるべきじゃないですか。調査をしたり、把握をしたり、一気にマックス874台がふえるという状況のもとにおいては調査は必要じゃないでしょうか。いかがでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。 ◯説明者(杵渕交通規制課長) 先ほどのロイヤルホームセンターの大規模小売店舗立地法に基づく指導許可ということでございましたが、これにつきましては、店舗出店の可否を当方は認めてるわけではございませんで、出店計画を、事業者が来店車両台数などを推計し、それに基づいて駐車場が必要台数を充足している、あるいは、出入り口の設置や入退店の経路設定が合理的な範囲内で配慮されているか。この辺を審査して、出店計画について、これを了としたものでございます。  今後の渋滞予測について、パチンコの出店計画、これは当方は承知しておりませんでしたが、将来にわたっての渋滞の予測をするには、当方の渋滞予測におきましては、過去の具体的な店舗等の出店状況に基づいて、そうしたデータを活用して現況と重ね合わせて予測をするところ、この地点においては、そういった店舗がございませんでしたので、現状で将来の渋滞を予測することはパチンコ店も含めて困難でございます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、あのね、先ほどから当局の皆さん答弁しているけれども、申請についても説明できないという、今、県警の立場でしょう。そういう状況の中で、これからの、いわゆる一般論で言うと、交通渋滞はあるかもしれないけれども、今、当局にそれについてどうするのかという答弁求めても、先ほど来からの一貫した答弁を聞いていると、三輪委員の質問の角度が何回やっても同じことになっちゃうと思うのよ。その辺を十分に理解した上での質問の修正をしていただきたいと委員長はお願いしたいと思います。 ◯三輪由美委員 意見を受けとめます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 意見じゃないんだよ。やっぱり私は委員長の責任をもって委員会を運営してるんですから、やっぱりその辺をしっかりと委員さんは理解してもらわないと……。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 ことし、これ、2月26日に了とされています。当然、ホームセンターの許可などについて、一切警察はかかわりありませんので、交差点処理計画、これについて了としてるということを、私は事実を述べたまででありますので勘違いなさらないでください、私は誤解しておりませんからね。  それで、2月26日に了としているんですけれども、2月にパチンコ店の看板が立っております。4月2日の説明会では、我々住民は630台という台数が初めてわかりました。ですので、その段階で警察に申し上げているわけです。しかし、これにはもう渋滞ぎりぎりだという、これ、了とされた警察は、630台ということを私が申し上げましたけれども、それについて、じゃ、再調査をするとか、そうした姿勢は一切なく拒否されたということを、事実を申し上げました。よって、請願をぜひ採択をしていただきたいということを強く訴えたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河上委員。 ◯河上 茂委員 三輪委員にちょっと伺いますけど、さっきからずっと話を聞いてた。一番心配してるのは私なんですよね、うちの近くだから。2月ごろから何か、三輪委員、いつからうちのほうへ来て住民の皆さんとやってるのか知りませんけど、私のところへ届いたのは先月の20日前後だったんですね。何だか名前書いて、住環境を守る会の人たちから、住所も書かない、料金不足の手紙が何通か来てる。読んでみると大体パチンコ屋反対だと。それはわかるんだけど、さっきから聞いてると、松戸市長のところへも行ったと、三輪委員、さっき言ってたね。松戸市長が、行って、どんな返事したのか。  それから、業者への不信、違反ではないかと。それは最初からそういうつもりで質問してるんだろうけど、それも我々にわからないし、例えば、この間も本会議前に来て──その辺にいる人が、傍聴の人がそうだけど、70メートル以内にある場合に許可なんか絶対おりるわけないんだから。さっきから答弁してるでしょう。その辺も定かじゃない。住民の人は70メートル以内にあると言ってるんでしょう──65メートルか。片一方のほうの返事というのはわからない、何だか。  それからもう1つ、今気になったんだけど、松戸市が確認おろしたって、さっき言ってましたよね。じゃ、松戸市が確認おろしたって、三輪委員がいわゆる反対の人たちと一緒になってやっても、松戸がどうにもならないから、こっち振ってきたということか。この請願だって、私たちはみんなと相談してますよ、どうしようかって、ほかの政党と。あなた、1回も私らに言ってこないじゃない。相談も何もないよ。みんな受けたか……。受けてないだろう。自分でひとり芝居みたいなことやってるんだから、幾ら言ったって、違反したら絶対警察はおろさないから。みんな、そうでしょう。我々だって、執行部だって、法令や条例を守りながらみんな仕事してるんだから。幾ら何だかんだ言ったって、これ、おりないものはおりないんだから。  それからもう1つ、さっき交通のこと言ってた、例の。これはいまだに混んでてどうにもならない、あそこは。焦点が、さっきパチンコ屋から今度はホームセンターに変わってきたけど、あの時点で交通混雑なんてわかってるはずなんだから。それを今、パチンコ屋に絡めて何か質問してるわけでしょう。じゃ、何、ホームセンターも反対ということか。何か聞いてると……。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 ホームセンター、反対ではありません。住民の方たちは、ホームセンターについてはかなり早朝から営業が開始されるということだとか、出入り口の問題は懸念をされておられましたけれども、ホームセンターの建設には基本反対されてないということを申し上げたいと思います。私もそうです。  いつからという話で、私も本当に全然気づかず、2月議会をやっている、恐らく最中。何月何日に看板が掲示されたかわからないんですけれども、2月議会が終わってかなりたってから、住民の方から、パチンコ店ができるという看板が立っているというのが、2つか3つですね、道路にですね。河上委員も車とかで通られると思うので、私などは八ケ崎に住んでますから、なかなかそちらへ行く機会がなくて、住民からの通報で看板が立ってるよということを聞いたのが、ですので、3月ぐらいですね、私も気がつきまして、これは一体何ができるんだということで、先ほど申し上げたように、ホームセンターの大型駐車場244台。そのときにはわからなかったわけです、630台とかいうことはですね。わかったのが、4月の2日の説明会で初めて630台と聞いて、そして、すぐに警察に私も報告をさせていただいたということです。  あと、松戸市がおろしたというのは何だということなんですけども、私も市議会議員ではないので詳しくはないんですけれども、建築の手続の一環として、松戸市の宅地開発条例で、ここを開発するときに市に手続をされたようなんです。市が宅地開発条例の承認を既におろしているようなんですけれども、そのおろす過程において、私も、市長が外国に行っておられたので部長にお会いさせていただいたんですけれども、住民の方たちは市長にも会っておられるようですが、宅地条例の承認をおろすその過程において、松戸警察に市は行っています。  ここに市と警察のやりとりがあるんですけれども、例えばこのようになっているわけですね。松戸市が警察に情報共有のために説明に伺ったわけですが、警察は守秘義務があるので回答できないと。市はそれに対して、また警察に聞いてるわけなんですけれども、例えば宅地開発条例と風営法、建築基準法との関連はと聞いているわけなんですが、警察は、風営法の許可は警察の管轄である、その他の法令についてはコメントする立場ではないということで、市も非常にいろいろと吟味をしながら警察にも聞いているわけですけれども、こんなものですねというようなお答えがなかなか得られない中で、今ここに至っている。市長は、できれば住民の皆さんの意向ということなどもお聞きになっておられ、今後、市長が正式な文書だとかで何かを出される可能性もなきにしもあらずではないかというふうに私は考えているところでありまして、市長のコメントについてはぜひ河上委員のほうからも聞いていただいたほうがいいのではないかというふうに思います。 ◯河上 茂委員 それは何、市長が確認を、松戸市がおろしちゃったにもかかわらず、そういう住民の意見を聞いて何かそういうものを出すということ……。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 おろしたというのは、要は宅地開発条例の手続です。ですので、住民の意向を市長さんがどのように考えておられるかについては今後ぜひ聞いていただければと思います。 ◯河上 茂委員 三輪委員、聞けばいいじゃないか。聞いてないんでしょう、まだ。あなたが先にみんなと一緒にやってることだから、私ら途中から余計な話はしませんということを住民の人も言ってるんだ。三輪委員がやってることだからと。私ね、えらい迷惑なんだよ。人の足元来て、わあわあやってて、それ、まとめられるのかね、本当に。だから、さっき執行部に言ったように、70メートル以内にもしそれがひっかかれば絶対にできないんだから。できないって言ってるんでしょう、70メートル以内にあるって言ってるんでしょう、住民の人は。どうやってはかったのかわからないけど、これで見ると以下になってるよ、これで見ると。宅地開発というのは、これには基づかないでおろしちゃうの。 ◯三輪由美委員 そうですね。宅地開発条例は市の条例ですので、この風営法、県条例にかかわる距離規制については警察の管轄だということで、それで市も宅地開発条例に基づく承認手続をおろす前に、このように今私が紹介させていただいたような、警察に情報提供して一生懸命伺っているわけです。しかし、警察はお答えにならなかったということが私は重大だと思います。 ◯河上 茂委員 だから、その辺の問題なんですけどね、この中に書いてあるのは、業者が、何だ、この70メートル、クリアしてるものと書いてあるじゃない、これ。 ◯三輪由美委員 はい。 ◯河上 茂委員 住民の人は70メートル以内だと。違いますということを言ってるでしょう。 ◯三輪由美委員 はい。 ◯河上 茂委員 それはどこでやればいいんだ、きちんとさせるのは。松戸市かね。それとも、こっちに何か来たら、こっちでやらなきゃいけないのか、きちんと確認するには。ただ、目線だけで申請はおろせないと思うよ。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 やはり私はさまざまな立場、あるいはさまざまな見方、おありだと思います。河上委員は、先ほど自分の地元に来てとおっしゃいましたけど、私は本当に市民の方から通報があり、そして普通に調査をし、やっているわけです。市は市の権限があり、市長としても住民の意思。先ほど申し上げましたけど、パチンコの進出が県内でも松戸と船橋がほぼ同じぐらいの店舗数があるんですけれども、人口のぐあいからしますと、船橋のほうがうんと人口が多いわけですよね。非常にパチンコの進出率が松戸は高いわけなんですよ。 ◯河上 茂委員 それはいいから、都市計画法のことを聞いてるんだけど。 ◯三輪由美委員 それで、これからどうしていくかという話なんですけれども、市や県、警察、そして住民、議員、やはりこの問題、請願を採択していただいてきちっと話し合う、協議をする、これ、大事だと思います。河上委員の今の提起、非常に大事だと思います。 ◯河上 茂委員 私が質問してるんだから、ちょっと聞いてください、私の質問を。都市計画法上で、今、松戸市が開発許可をおろしたと。これ、パチンコ屋建てますということで松戸市に申請してるわけでしょう。
        (「風俗営業だよ」と呼ぶ者あり) ◯三輪由美委員 風俗営業じゃない。建物。 ◯河上 茂委員 この70メートルの問題だよ。松戸市は、きちんと、じゃ、70メートルありますよ、70メートル以内ですよって、そういう答え出してないということ……。 ◯三輪由美委員 そうです。 ◯河上 茂委員 出してないで、これ、おろせるのか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 河上委員から今質問ありましたように、松戸市は70メートルを確認をしないで市の宅地開発条例の承認をおろしていると言えば、そういうことなんです。しかし、それは、市は警察に、今紹介しましたように、聞きに行っているわけです。 ◯河上 茂委員 当然行くでしょうよ、それは。 ◯三輪由美委員 警察はお答えになっていないんです。 ◯河上 茂委員 きちんとした申請出してないからじゃないの。違うのかな。 ◯三輪由美委員 申請を出すのは、先ほどから県警がおっしゃるように、建物が全部建ってから。直前に、1カ月前とか、50日とか、そういうところ、全部機械も入れて1,000台、建物も6階建てまで建てて、全部きれいにつくって、最後、扉をあけるその何日か前に、これが風営法の営業許可の今の仕組みなんです。それで松戸市も大変困っているわけです。市長さんも、やはり住民のことを思えば、こういうところにパチンコ店がいいのかどうなのかということを苦慮されております。市長になりかわって、今、ここで勝手なこと言えませんけれども、そういうことなんですよ、河上委員。ぜひ…… ◯河上 茂委員 あんたが市長と話もしないでさ、何が市長になりかわってなんだ。 ◯委員長(鈴木 衛君) よろしいですか。 ◯三輪由美委員 県議会ですので、請願をね。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員、いろいろお話しされるけれども、私は風営法はそんなに、ごめんなさい、言葉が適切かどうかわからないけど、いいかげんなものだとは思えない。当局がしっかりと申請が上がれば、該当しなければ許可しないわけですから、それは先ほどからしっかりと当局の皆さん方が…… ◯河上 茂委員 三輪委員、断っておくけど、俺、業者となんか話もしたことないし、会ったこともないし、それだけはちゃんと理解しておいてよ。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでしたら、これより討論を行います。討論はありませんか。  三輪委員。 ◯三輪由美委員 今、るる質疑をさせていただきました。請願4項目とも全て、やはり採択をしていただきたいと思います。理由は、今、県の警察本部さんのお考えも伺いましたけれども、渋滞の問題もそうです。そして、距離規制の違反の問題についても疑念は晴れません。警察は大丈夫と、もちろん、そう思っておりますけれども、しかし、事はどんどん進んでいこうとしてるわけで、本当に風俗営業のきちっとした条例や法に基づく営業が世間的には行われなければならないわけなんですけど、このままでは、そういう法や条例にも違反をしかねない状態で建物だけが完成をしていくということになります。そうなれば子供たちや住民、県民の皆様、ひいては松戸市も大変な損害をこうむることになりますので、よって、ぜひ請願を全て採択をしていただきたくお願い申し上げます。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないですか。  以上で、それでは討論を終結いたします。  取り扱いについては項目ごとに分割して行います。  それでは、初めに請願第38号第1項の取り扱いについてはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) これより採決を行います。  請願第38号第1項を採択することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) 挙手少数。よって、請願第38号第1項は不採択と決定をいたしました。  次に、請願第38号第2項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) これより採決を行います。  請願第38号第2項を採択することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) 挙手全員。よって、請願第38号第2項は採択と決定をいたしました。  次に、請願第38号第3項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) これより採決を行います。  請願第38号第3項を採択することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) 挙手少数。よって、請願第38号第3項は不採択と決定をいたしました。  次に、請願第38号第4項の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) これより採決を行います。  請願第38号第4項を採択することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) 挙手全員。よって、請願第38号第4項は採択と決定いたしました。  以上で請願の審査を終了いたします。  環境生活部の関係職員においては御苦労さまでした。     (森竹くらし安全推進課長、横尾県民生活・文化課長退室)        ─────────────────────────────        警察官の増員に関する意見書(案)関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、意見書案が1件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  自民党、民進党、公明党から提出されております警察官の増員に関する意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。  藤井委員。 ◯藤井弘之委員 警察官の増員につきましては、本部長の先ほどの御報告にもありましたとおり、治安の問題とか犯罪の問題のみならずに、当然のことながら交通安全にも結びつくということから賛成をいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手) ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことにいたします。        ─────────────────────────────
           諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  中台委員。 ◯中台良男委員 時間の経過した中で申しわけございませんけれども、最近の社会情勢について、県内の様子についてぜひ確認しておきたい点がございますので、お伺いしたいと思います。  冒頭、本部長から諸般の報告にありました殺人事件でございますけれども、最近、いとも簡単に、こんなに簡単に人を殺せるものかと思うような事件が多発しておりますし、けさもまた、3人刺され2人死亡、そして犯人とおぼしき人間が飛び降り自殺をするなどという情報があったわけでございますけれども、殺人事件に関しまして何点か質問させていただきたいというふうに思います。  報告にありましたように、刑法犯の認知件数は、ピークであった平成14年から13年連続して減少しておるということでございますが、そして、昨年は一昨年に比べ6,370件減少しているということでございますけれども、その中にあっても、殺人事件等の凶悪な事件が高い水準で発生していると言われております。千葉県内でも、1月には柏市内で17歳の少年が知人らに川に落とされ死亡したほか、4月には千葉市稲毛区でひとり暮らしの女性が住宅に侵入した男に刃物で刺される。あるいは、5月には柏市内で29歳の女性が元夫に殺害されるという痛ましい事件が発生しておるところでございます。このような事件が発生するたびに地区住民は大きな不安を感じていたのではないかと容易に推察することができるわけでございます。県警におきましては、日々、1件でも多くの事件、事故を解決するためにさまざまな御苦労をされていると思いますけれども、殺人事件など住民に大きな不安を与える犯罪につきましては、できるだけ早期に犯人の逮捕が求められるところでありますので、そこでお伺いをしたいと思います。  ことしに入ってから、千葉県内で殺人事件はどのくらい発生し、また、どのくらい検挙されているのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 刑事総務課長の茶谷でございます。  県内における殺人事件の認知・検挙状況についての御質問についてでありますけども、犯罪統計上は、殺人事件の認知件数は既遂と未遂を合わせた合計数となります。また、検挙件数では、前年以前に発生した事件をことしに入って検挙した場合でも、ことしの検挙件数として計上されることとなりますので、これに基づきお答えをさせていただきます。  平成28年5月末現在における県内の殺人事件の認知件数は20件で、前年同時期と比較して増減はございません。検挙件数は21件で、前年同時期と比較して1件増加しております。なお、検挙件数21件のうち、前年以前に発生して、ことしに入ってから検挙した件数は5件となります。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 ことしに入ってから5月末までに殺人件数が未遂を含めて20件発生、そして検挙件数は21件とのことでありますけれども、そこでまたお伺いしたいと思います。発生した殺人事件の犯人と被害者の人間関係はどのようになってるのか。また、犯行の動機についてお聞かせいただければありがたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 殺人事件の犯人と被害者との関係、そして犯行の動機に関する御質問でありますけれども、平成28年5月末現在までに検挙した21件の殺人事件のうち、親子間によるものが9件、男女間トラブルに起因するものが3件、親族間によるものが2件、その他7件となっておりまして、親族間と親子間による殺人事件が検挙件数全体の約52%を占めているところであります。また、動機につきましては、激しい怒りを意味する憤怒が8件、子育ての悩みが3件、深い恨みを意味する怨恨が2件、その他8件でありまして、憤怒と怨恨が全体の約48%を占めてるところであります。  以上であります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 最後の質問をさせていただきたいと思います。殺人事件が発生した場合、警察はどのような捜査をどのようにされておるのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 殺人事件が発生した場合の対応に関する御質問でありますけれども、殺人事件が発生した場合には、一刻も早く県民生活の安全を確保し、不安を取り除くために、必要に応じて捜査本部を設置するとともに、現場周辺における聞き込み捜査、事件関係者などからの聴取、さらには綿密なる現場鑑識活動など、徹底した初動捜査を行っております。また、これにあわせてDNA型鑑定など科学捜査を積極的に推進するなど、警察組織の総力を挙げて事件捜査に当たってるところであります。  以上であります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中台委員。 ◯中台良男委員 最後に要望させていただきます。もとより警察は県民のために日夜懸命に活動されていることは十分承知しておりますけれども、不幸にも事件が発生してしまった場合には早期に事件を解決していただきまして、県民の警察に対する信頼をさらに高めていただくとともに、犯罪の起きにくい社会づくりになお一層御努力されますようにお願いを申し上げておきたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 私のほうからストーカー対策について3項目質問をさせていただきます。2013年に東京三鷹市で発生した女子高生の殺人事件や、先月の東京小金井市で発生した大学生アイドルが重傷を負った事件など、エスカレートしたストーカーによる執拗かつ悪質な凶悪な事件が後を絶たないという状況にあります。警察庁の平成27年犯罪被害者白書によりますと、全国のストーカー事案の検挙状況は、刑法特別法による検挙件数は平成22年の877件から平成26年の1,917件へと増加、ストーカー行為等の規制等に関する法律違反による検挙件数も平成22年の229件から平成26年の613件へと増加となっており、年々増加傾向にあるということです。  そこで、まず本県におけるストーカー事案の状況に関して質問します。本県のストーカー事案に関する相談件数、警告や禁止命令等の検挙件数はここ数年、どのように推移してますか。また、その傾向や特徴はどのようになってますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) 子ども女性安全対策課長の鈴木でございます。  初めに、ストーカー事案の相談件数ですが、過去5年の数字からお話ししますと、平成23年の456件に対し、平成27年は529件で若干増加をしております。次に、ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づく警告件数ですが、平成23年の18件に対し平成27年は73件と、約4倍となっております。検挙件数ですが、平成23年の42件に対し平成27年は80件と、倍増している状況にあります。最近の検挙の特徴ですが、ストーカー行為等の規制等に関する法律違反が最も多く、次いで迷惑防止条例違反の2罪種で約7割を占めてるほか、住居侵入罪、器物損壊罪、脅迫罪等となっております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 こうした増加傾向にある事案に対して、県警ではどのように対応されてますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) こうした増加傾向にある事案に対する対策といたしましては、県警の各部の連携と関係機関の連携等によりまして、相談事案等あった際に確実な保護対策、そして被疑者の事件化による早期検挙等について推進を図っております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 それでは、県警のほうで、ストーカー被害にお悩みの方へ、と、ホームページもダウンロードできるところでチャートがあって、ストーカー行為の相談対応、かなりきめ細かく書いてるかと思うんですけど、この中を見ると、法に基づく援助で自衛手段の教示だったり、被害防止交渉の連絡調整、あるいは、その他の保護対策で自宅からの一時避難とか、特定通報者登録制度の登録なんかが挙げられてるんですが、そのうち特定通報者登録制度に関してなんですけど、ストーカー事案で被害者は緊急事態にあると110番通報した場合に、県警ではどのような対応を行ってますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 船渡川通信指令課長。 ◯説明者(船渡川地域部参事官兼通信指令課長) 通信指令課長の船渡川です。  ストーカー事案等で110番通報した場合、どのように対応するかという御質問については、ストーカー事案の相談を受理した場合には、あらかじめ通信指令システムに相談内容、相談者の住所、氏名、携帯電話番号などを登録することができます。これを特定通報者登録と言っております。万一、相談者から110番通報があった場合には通信指令室の110番受理画面にストーカー事案の相談者であること、現在のおおむねの通報場所などが表示されます。これにより、直ちに最寄りの警察官等を現場に向け、事案対応に当たらせております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 本県の場合、通勤、通学で都内とか他県に行かれる方が多いと思うんですけど、そういったストーカー被害者が本県にはなくて、東京都や他県にいる場合に被害に遭遇したとして110番通報した場合というのはどのような対応になるんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) 他県にいた場合の110番通報の関係でございますが、こういった、例えば先ほどお話のありました学校だとか勤務先が他県にある場合には、事前に当県から関係する他県に相談内容のもの、さらに勤務先の所在地等々、詳しい内容について事前に連絡してございますので、他県では管轄する警察署、本部が内容を承知していることとなっております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 少しわからないんですけど、この特定通報者登録制度と同じような形で他県にもやってもらえるということでいいんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) 特定通報者登録制度につきましては、各県やっておりまして、このシステム上の連携はできておりませんので、事前に連絡をさせていただいて、そして相談者が他県の警察署等に出向いて話を聞くなどして、その他県において新たに特定通報者登録制度の登録をしていただくという形になっております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 考えていただきたいんですけど、千葉県のほうで登録をして、先ほどのお話ですと、他県の警察にこういうものありますよ、被害を受けてますよという連絡はすると。であれば、この特定通報者登録制度の登録もあわせてやることはできないんでしょうか。というのも、先ほどお伝えしてるとおり、県内から東京とかに行かれる方が多いと思うので。お答えいただけますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 船渡川通信指令課長。 ◯説明者(船渡川地域部参事官兼通信指令課長) 通信指令課長の船渡川です。  この特定通報者登録は全国リンクしていないので、千葉で登録した人は改めて東京で登録する必要があります。その場合は生活安全総務課、子ども女性安全対策課等から連絡をして、東京都の警視庁が登録すると。その署が登録するという仕組みで今運用になっております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 そうすると、こちらでやれば、東京のほうにも言えばやってもらえるということでいいんですよね。
        (船渡川地域部参事官兼通信指令課長、「そのとおりです」と呼ぶ) ◯関 政幸副委員長 わかりました。冒頭で申し上げた東京小金井の発生した事件なんですけど、どうも特定通報者登録制度の登録があった、110番通報の最中に被害を受けてしまったようなふうに伺っています。事件発生まで近い段階で凶行に及ぶような前兆もあったようなんですね。同じような被害を防ぐために今後多分検証はされると思うんですが、ぜひ本県でもここでの教訓を生かして、しっかりと対応していただけたらと思います。これは要望いたします。  続いて2つ目の項目の質問となります。東京小金井市で発生した事件は、加害者が犯行に至る前にツイッター、ブログに執拗なメッセージの送信や書き込みを行っていたということです。こういったSNSで執拗なメッセージ送信や書き込みからストーカー被害がエスカレートしていくというケースがあることは注意しなくちゃいけないんですが、このSNSでのメッセージ送信、書き込みは不特定多数へのメッセージに当たるとして、電子メールとは異なってストーカー行為等の規制等に関する法律のつきまとい等に文言上は該当しないというような形でなってて、法改正の議論が起きてると伺っています。  そこで、まず県警の見解を伺います。ストーカー行為等の規制等に関する法律でSNSの執拗な書き込みについても警告、取り締まりは可能ですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づく指導、警告の関係でございますけども、委員お話しのとおり、SNSでの規制がない部分がございます。しかしながら、SNSを使って普通に面会要求だとか、そういったものについては適用できますので、指導、警告も当然していきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 御答弁があったものとか、あるいは刑法に該当するようなものというのは当然だと思うんですが、さらに、そこに該当しない行為とか、挨拶表現のしつこい書き込みとかというものは、県の迷惑防止条例などの他法令で対応することも可能なんでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) ストーカー行為等の規制等に関する法律では、SNSによる連続したメッセージの送信については規制の対象になっておりませんけども、当県では平成25年に迷惑防止条例を改正しまして、11条第5号において、SNSにより連続してメッセージを送信することを取り締まりの対象としております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 本県の条例の11条第5号ということで、これは、そうすると、拒まれたにもかかわらずという形でワンクッション置かなくちゃいけないという形になりますね。その辺はどうですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) 拒まれたにもかかわらずというものですけども、拒まれた、執拗にという、そういった意味での解釈になります。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 これまで、この条号を適用して検挙したケースって、ありますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) これまでに改正した条例での検挙事例はございません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 これからということですので、特に若い人にとって、SNSというのは日常のコミュニケーション、大きな役割を果たしていると。ストーカーを避けるという理由で簡単にやめるわけにはいかないというような状況にあると思います。執拗な書き込みなどは被害者にとって深刻な悩みになっているだけじゃなくて、その放置がストーカー行為をエスカレートしていくという危険がはらんでいると。ストーカー行為等の規制等に関する法律の速やかな改正が望まれますが、それまでの間は被害の拡大防止のために、この迷惑防止条例を適用した検挙を積極的に行っていただけたらと思います。これ、要望します。  次が最後の項目になります。多くの被害者の方は、何よりもストーカー行為がなくなって、安心して平穏な生活を取り戻すことを望んでるということです。これはDVなども同様かなと思います。仮に加害者が刑務所に服役した場合は出所後が心配になると思われます。被害者やその家族がみずからとれる手段としては、被害者等通知制度によって犯人の出所情報などを取得するといいますが、自己防衛にはやっぱり限界があると思うんです。その一方で、警察では再被害防止要綱に基づいて再被害防止対象者、これを指定して、それを通じて再被害防止措置を実施してるというふうに伺っています。さきに取り上げました犯罪被害者白書では、法務省で警察から再被害防止措置上、必要とする受刑者の釈放等に関する情報の通報要請があった場合、通報を行うのが相当と認めるときは受刑者の釈放等に関する情報を通報しているということです。  そこで、本県では再被害防止対象者の指定を通じた再被害防止措置をどのように実施して運用してるのでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 刑事総務課長の茶谷でございます。  再被害防止措置についての御質問だと思いますけれども、犯罪の被害者またはその親族が検挙した犯罪の加害者によりまして再び危害を加えられる事態を防止するために、警察では被害者などを再被害防止対象者に指定した上で保護措置を講ずることとしております。具体的には、被害者などに対する防犯指導、あるいは保護措置を行うこと、加害者の動向を把握すること、警察庁や刑務所との連携と各種情報の収集をすること。これなどによりまして、再被害の危険性を早期に把握した上で具体的な防止措置を講じることとしております。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 本県の再被害防止対象者というのは、人数とかわかりますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 茶谷刑事総務課長。 ◯説明者(茶谷刑事部参事官兼刑事総務課長) 千葉県で指定した再被害防止の対象者は何人かという御質問だと思いますけれども、再被害防止対象者につきましては、案件ごとに個別に慎重に検討した上で対象者に指定しているものでありまして、対応件数の推移として、公表になじむものではないということで差し控えさせていただきたいというふうに思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 ちょっと質問を変えますね、そしたら。例えばストーカーの加害者が服役する事案について、被害者のほうでしてほしいと希望すれば、必ず通報要請を警察がやってるものなんですか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 鈴木子ども女性安全対策課長。 ◯説明者(鈴木生活安全部参事官兼子ども女性安全対策課長) そのような要望があった場合は当然検討の上行います。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 関委員。 ◯関 政幸副委員長 服役に至るような悪質なストーカー事案では、加害者がゆがんだ、執拗な思いを抱えて、そのままいることが少なくないということで、そういったことを考慮して、何よりも被害者が安心に暮らせるように、再被害防止対象者の指定を通じた被害防止措置を徹底していただきたいというふうに要望しまして終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) それでは、暫時休憩いたします。        午後3時4分休憩        ─────────────────────────────        午後3時15分再開 ◯委員長(鈴木 衛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。  次に、河野委員。 ◯河野俊紀委員 具体的な質問を1つさせていただきます。イオンモール幕張新都心前、千葉市美浜区と習志野の境の道路、その豊砂交差点の横断歩道、今、非常にいびつな形で3本なんですけど、ちょっと委員長のお許しを得まして、言葉ではなかなか説明できないので本部長に見てもらおうと思いまして、これが豊砂交差点で、イオンのグランドモール。それと海浜幕張の駅が、ここ、あります。京葉線ですね。それで、今、私の住んでるベイタウン。そして……     (「幕張メッセ」と発言する者あり) ◯河野俊紀委員 そうですね、メッセ、そしてホテル群がございます。問題は、ここの豊砂交差点なんですけれども、大体人の流れとしましたら、ここに陸橋がございますので、今、中国の人の多いアパホテルとか、いろんなホテルの人は一旦ここに、陸橋を渡って、非常に中国の人が多いイオンモールのところを観光する人も多いんですけど、こう行きます。ベイタウンの人も、当然、こちらのほうに。海浜幕張の人も、当然、こちら。そうしますと、当然、ここに横断歩道があると大きなイオンモール行くんですけれども、横断歩道がない。そうすると、一旦ここに渡って、また信号で渡って、また信号で渡るような、非常に不便な形になってます。新都心でこういうような形なんですよ。  そして、ちょっと構造上の問題がありますけれども、ぜひここに横断帯といいますか、横断歩道を増設してほしいと思いますけど、どうでしょうか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。 ◯説明者(杵渕交通規制課長) 交通規制課長の杵渕でございます。  豊砂交差点につきましては、湾岸道路と幕張新都心内のメッセ、マリンスタジアムなどの施設や各地区につながる重要な交差点であり、さらには交差点に隣接する場所に大型商業施設であるイオンモールがオープンしたことによりまして大変交通量の多い交差点であると承知しております。同交差点につきましては、イオンモールの東側を除く3カ所には、今委員のおっしゃられたように横断歩道が設置されておりますが、東側1カ所だけは横断歩道が設置されておりません。東側に横断歩道が設置されていない理由は、湾岸道路方向から同交差点を右折する高架道路が設置されており、この橋脚が中央分離帯上にあって横断歩道設置の障害になること、また、右左折車が歩行者を確認する際の障害になること、安全に通行できる横断歩道を設置するためには、歩道や中央分離帯、高架道路の橋脚の改修など、道路構造そのものの改善が必要であること。さらに、同交差点は湾岸道路からの車両の右左折、逆に湾岸道路へ向かう車両の右左折が最も多く、これを横切ることとなる横断歩道の設置は、この地域への交通アクセスなど、道路全体の改良等を含めた根本的な見直しを図る必要があり、横断歩道だけを設置することは利用者の危険と交通流の混乱を招くおそれが大きいことなどから、現状においては横断歩道の設置は困難であると考えております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 根本的に恥ずかしいんですよ、これがないのは。国際的に見ても、多くの人が千葉の新都心へ来てるんですけど、こういうところはほとんどないですよ、神奈川見ても。そして今、課長さんおっしゃったように、土日、この横断歩道、多くの人が渡ってるんですよ。だから、非常に、この人たちがばかみたいといいますか、何だ、これ、千葉はって、そういうような感じで見られて、ベイタウンの人とか美浜区の人は、いつも私のほうにそういうような話が来るわけですよ。  それで今、課長さんよりお答えになったんですけれども、確かにこれがイオンモールで、こちらがあれです。ここの、柱だと思うんですね。しかし、それは道路優先とか、構造優先とか、あるいは県警の方の考え方では、確かに難しいとは思うんですけれども、いや、難しいような理屈もあるんですけど、現地へ行ってみますと、この塀の部分をどうにかすれば、ここに横断帯を設けることは、私は可能だと思ってるんですよ。  それで質問ですけれども、こういうところで我々は当たってますと、本当に面倒くさいもので、ここをまたがって、危ないのにここへ行って、中国の人とか、あるいは日本人かわかりませんよ。またここ行って、そのまま行く人も見かけるんですよ。  質問なんですけど、ここへ、今のような答弁されると思ったんですけど、こういうところにどれだけの人数が、ここの横断歩道を渡ってるのか。また、非常に危ないのに、ここの柵を渡って、交通違反的な感じで横断帯のないところに渡ってるかというようなニーズは把握されたことはございますか。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。
    ◯説明者(杵渕交通規制課長) ただいまお尋ねの横断歩道のない場所をどれだけの人数が横断しているかということについては把握をしてございません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 一般的な考えというのはよくわかります。無理な構造とかいうのもあるでしょう。しかし、何かうまい方法が、私は現場を見る限りあると思うし、また、多くの人もそう思ってます。ぜひ一度、その辺を再度調査して、あるいは、それは自動車が優先か、あるいは多くの人が優先かといえば、いろいろな試行の仕方は変わってくると思うんです。ぜひここ、再検討してほしいと、こういうことを要望して終わります。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中田委員。 ◯中田 学委員 時間もあれなので、私も1点だけお願いします。ちょうど先々月の末、4月の末に、私のすぐ自宅の目の前なんですけれども、大型ショッピングモールのセブンパークアリオ柏がオープンしましたけれども、これ、当初の渋滞予想を踏まえて、現在までに相当来場者が来てるというふうに私も伺ってます。実際、こうしてセブンパークアリオ柏、始まってみて、やっぱり渋滞がすごく著しいなというイメージを持ってるんですけれども、まず、これに対しての現状をどのように捉えているのか。また、今後のそれに対しての課題と対策をどう考えているのか、お答えいただきたいと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 杵渕交通規制課長。 ◯説明者(杵渕交通規制課長) 4月25日に柏市大島田地先の国道16号沿線にグランドオープンいたしましたセブンパークアリオ柏につきましては、オープン初日が国道16号の柏市内から千葉市方向に最大で10キロメートル、千葉市方向から柏市内方向に最大で4キロメートルの渋滞が見られましたが、断続的なものであり、両方向とも夕方までには解消されております。また、ゴールデンウイーク中にはオープン初日と同様の渋滞はありましたが、各日とも夕方までには解消されております。同施設がオープン以降は入場者等の影響による交通渋滞の解消を図るため、国道16号上の信号機のサイクルを、渋滞状況により柔軟に対応するための措置をとって混乱の抑止に努めておりまして、交通渋滞に関する110番通報は現在までで5件でございます。今後とも週末や連休、夏休みなどの混雑が予想される時期の対応に向けて、施設管理者など関係機関と連携いたしまして、渋滞の抑止、緩和に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 中田委員。 ◯中田 学委員 実際、表の目立ったところの渋滞のイメージもあるんですけれども、今、実はその裏道に非常に大きな影響が出てまして、私の住んでるところで、ふだん、今まではそんなに車の通りがなかったような、真っ暗な、街灯とかもないような道のところをばーっと入ってきたり、それで裏の道が渋滞してるなんていうことが結構あるんです。なので、まずはそういった状況なんかも把握していただきたいのと、ちょっと要望を少しお伝えしたいんですけれども、先ほどの河野委員の話じゃないんですが、このセブンパークアリオ柏の16号を挟んで反対側に大型量販店が幾つか点在してるんですが、実はそこに全くお客さんがいないのに駐車場が全部埋まっちゃってるというようなことが何回か見受けられているんです。つまり、そちらの反対側に車をとめてしまって──セブンパークアリオ柏の駐車場に入れないからですね。それで横断歩道を渡ってセブンパークアリオ柏に行くという人もいるんですけど、中には横断歩道も使わずに、先ほどの話じゃないですけど、16号をばーっと渡っちゃったりする人もいるんです。なので、そういったのも含めて今後の対応をセブンパークアリオ柏側からもいろいろ課題を聞いていただいて、できるだけ協議をしていただきたいなということと、今ほどおっしゃっておりましたように、信号のサイクルタイムですね。こちらもそれぞれ随時調整をしてもらいたいなというふうに思います。  総じて、そういった違反ですとか、これからそういった犯罪に対しての取り締まりなんかも強化していただくことを要望して、一言で終わらせていただきます。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 1点お伺いいたします。大型車両に対する過積載の取り締まりについて、詰み込みオーバーですね。この取り締まりについて、まず全般的に2点お伺いいたします。  1点目として、県内における過積載車両の取り締まり状況ですけれど、平成25年以降、事業者の車両が過積載の違反を2回して、その結果、警察が事業者に指導した件数はどれぐらいあるのか。  2点目として、県内における過積載の取り締まり方針はどのようになっているのかお伺いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 交通指導課長の林でございます。  平成25年から本年5月まで、県内におきまして、1年の間で2回の過積載違反により指導を行った業者につきましては42事業所でございます。  続きまして、県内におけます過積載の取り締まり方針についての御質問でございますが、過積載の状態で車両を運行することにつきましては、ブレーキをかけた際に停止するまでの間、距離、いわゆる制動距離が延びることから事故の危険性が高まるほか、道路の損傷や排出ガス、また振動の増大といった環境面にも悪影響を与えることとなります。過積載に対しましては、警察による取り締まりのほか、千葉運輸支局や東日本高速道路株式会社などの関係機関と連携し、合同取り締まりを実施しているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 なぜこういった質問するかということなんですけれど、先ほど環境生活部のところでも問題を指摘させていただいた館山市の坂田の埋立事業、これにかかわる過積載の違反状況が非常に目に余るということで、個別具体的なエリアについて伺っていきたいんですけれど、平成23年12月20日から坂田地区の埋立事業が許可されて行われておりますが、残土を載せたダンプカーが館山港と坂田を往復して、これまで96万立方メートル、東京ドーム1杯分に近い残土が搬入されたことは先ほど確認をいたしました。事業者と地元との間で、平成23年6月25日付で運搬車両の安全運転管理に関する規程を含む協定書が坂田の区長と結ばれておりますが、ところが、違反の過積載ですね、こちらを繰り返しております。  現地の方からの訴えがありまして、現地の方が独自にその状況を定期的にチェックしているんですけれど、こういった形で改造してあおりをつけていっぱいいっぱいに積んでいるということで、ところが、取り締まりを館山警察署のほうでお願いした後は、こういった状況で少しは改善されているわけです。でも、こういって改善されてるのはほんの数日間ということで、その後も引き続き違法状態を続けているというところなんですけれども、そこで、これ、沿線の住民の方にも非常に悪影響がありまして、過積載の関係で埋め立ての事業地に容量オーバーで載せていく、その下り線の道路の傷みが激しいということで、こうやって、あちこち陥没してわだちができてるんですね。こういったことも県土整備部の地元の土木事務所と協議して事業者の負担で直すようにというふうにはなってるんですけど、ほとんど直されていないと。しかも、私たち県民の税金でこういったわだちができた、陥没したようなところまで予算を使って直さざるを得ない。しかも、通学、通勤でここを通行する学生さんも含めて住民の方が非常に危険な状態を強いられているという、そういった現状がありますので、ぜひ地元館山警察の皆さんには取り締まりを強化していただきたいという要望も含めまして何点かお伺いします。  1点目、平成23年以降の館山警察署における過積載の取り締まり状況はどうか。  2点目、平成23年以降の館山警察署における過積載違反の検挙件数はどうか。  3点目、過積載に関する反則金、罰金の内容はどうか。  以上、3点についてのお答えをお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 交通指導課長の林でございます。委員質問の3点につきましてお答えしたいと思います。  1点目の平成23年以降の館山警察署におけます過積載の取り締まり状況についてでございますが、平成23年から本年5月末までの間の過積載取り締まりにつきましては、6回実施をしております。  2点目の御質問であります。平成23年以降の検挙はいかにということでございますが、今回、委員御指摘の案件がダンプカーということでありますので、車両の総重量11トン以上、また、最大積載量6.5トン以上の大型貨物自動車が過積載違反をした場合についてお答えしたいと存じます。平成23年から本年5月末までの違反検挙件数につきましては7件でございます。  質問の3点目でございます。過積載違反に対する反則金、また罰金の内容についてでございます。先ほどと同じく、大型車両について御説明したいと存じますが、大きく分けますと3点に分かれているところでございます。過積載に対しましては、その反則金と違反点数によって違いがございますが、最大積載量に対しまして5割未満の過積載をした場合につきましては、反則金が3万円、違反点数が2点となっております。続きまして、最大積載量に対して5割以上10割未満の場合でありますが、反則金が4万円、点数は3点となっております。最後に、最大積載量に対して10割以上の過積載をした場合でございますが、これにつきましては非反則行為となりまして交通切符、いわゆる赤切符として処理されております。6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金等が課せられることとなっております。また、違反点数につきましては6点となっております。館山警察署におきまして、平成23年以降に取り扱った7件の違反につきましては、5割未満の違反が1件、5割以上10割の違反が3件、非反則行為が3件の違反となっているところでございます。引き続きまして違反の実態、また、地域の方々からの要望を踏まえまして取り締まりを推進していきたいと存じております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 平成23年からことしの5月まで取り締まりの実施が6回というのは少し少な過ぎるのではないかと。地元の方々は、たびたび館山警察のほうにもっと取り締まりを強化してほしいということで要望にも伺っていると聞いているんですけれども、先ほどこの写真でお示ししたような悪質な業者が依然としてなくならないということに関して、なぜもっと取り締まりを強化していただけないのかなというふうに思いますけれども、取り締まりの実施については何か定期的に、何カ月に1回であるとか、そういったことがあるのでしょうか。どういう形でやってるのか教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 交通指導課長の林でございます。  委員御指摘の取り締まりの頻度、また機会についてということでございますが、定期的に実施をしているかどうかというものではございません。しかしながら、寄せられます取り締まりの要望、また、警察官がパトロール中に現認をする違反の実態等々を踏まえまして指導、取り締まりを実施している状況にございます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 こういった問題は運転手、ドライバーだけの責任ではなくて、事業者としての反省をいかにしているのかということが問われると思うんですけれども、質問です。平成23年以降、館山警察署が事業者に対して指導した状況、実施日ですとか内容はどういったことになっているのか教えてください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 館山警察署が事業者に対し指導した状況についてでありますが、館山警察署におきましては、過積載の取り締まりのほか、ダンプカーの運転者に対し、その積載量を守るということ。また、運搬事業者に対しまして、ドライバーに対し過積載を命じないこと、また、過積載をしているドライバーのその行為を黙認しないこと。これらにつきまして、平成の23年以降、3度にわたり、強く事業者に対し指導をしているところでございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 強く指導していただいているということですけれど、依然としてなくならないということで、昨年末にも地元の住民の方は館山警察署のほうに要請に行かれているということなんですけれど、地元住民からの被害報告や苦情については、そのほかにどのように聞いているでしょうか、お答えください。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 住民の方々から、館山市の坂田地区におけます土砂運搬するダンプカーの往来が激しい、また、ダンプカーに対する過積載の取り締まりをお願いをしたい、こういった旨の取り締まり要望が平成24年以降、警察、また知事部局に対しまして9件寄せられてるものと承知をしております。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 9件届いているということで、依然としてなくならないというのは、やはり事業者への指導がまだまだ手ぬるいというふうに私は言わざるを得ないのかなというふうに思います。  そして、地元の住民の方は、日曜日を除いて朝8時から5時まで2分置きに往来している──ダンプカーが2分置きに1台です。1日に150台近くのダンプカーが通勤、通学で使う生活道路でもあるフラワーライン、そちらを過積載という違反状態で走っているわけですね。こういったことをやはり県警の警察の皆さんとして見逃すということは余りにもあってはならないことだと思いますし、今後、館山警察署で取り締まりを強化していただきたいと思いますけれど、何かマンパワーの不足があるのかとか、そういう、何か課題があってなかなか定期的に取り締まりをしていただけないのでしょうか。そのあたりを含めてどういう状況なのか教えていただければと思います。 ◯委員長(鈴木 衛君) 林交通指導課長。 ◯説明者(林交通指導課長) 指導課長の林でございます。  今、マンパワーというお話もございましたが、取り締まりにつきましては現在も、また、これからも、寄せられます意見、要望等も踏まえまして推進してまいりたいと存じます。  また、大切なことにつきましては、ダンプカーを運転するドライバー、このマナーによるところもあるのではなかろうかと思っているところでございます。館山警察署におきましては、昨年、27年でございますが、9月、そのドライバーに対しまして安全講話も実施しているところでございます。指導、取り締まり、また安全教育、マナー等の指導の両面に踏まえて、違法な運転がないような指導、取り締まり、あわせ実施してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ◯委員長(鈴木 衛君) 入江委員。 ◯入江晶子委員 最後にお願いなんですけれど、こちら、坂田の埋立事業については、今、新たな申請ということで、環境生活部のほうに事業者から──服部回漕店になりますが、事業者から新たな許可の申請が出されております。地元としては、この4年間、こういった過積載のことも含めて、数々の違法行為を繰り返してきた事業者に対してはもう我慢がならないと、我慢の限界だという声が上がっておりますので、この過積載の取り締まり、何も坂田に限ったことではありません。地域の住民の方の生活の安全を確保するために、しっかりと館山警察署と連携して本庁の皆さんも取り組んでいただきたいということでお願いいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) よろしいですか。 ◯入江晶子委員 はい。以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。
    ◯三輪由美委員 先ほど警察官の増員の問題で賛成いたしませんでしたが、私ども警察官、本当に極めて重要な役割を担って果たされていると思っておりますので、一概に増員に反対するものではありませんけれども、しかし、2月の委員会でも指摘させていただきましたとおり、この10年間だけでも386名の警察官増員が進められてきましたけれども、県民からとりわけ要望の高い交番への警察官の配置が116人も減らされていますので、部門ごとに見ても偏在した人員配置と言わざるを得ず、より県民生活に密着した部門に手厚い人員配置に転換をしていただきたいという立場で、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  先ほどのパチンコ店の問題でちょっと1点お聞きをしたいんですが、千葉市の幕張新都心文教地区建築条例、これは、ですので、警察とは違う管轄にはなろうかと思うわけなんですが、しかし、県内で地区計画などによってパチンコ店の規制が行われている、そうした例はどうなっているのか。例えば流山おおたかの森あたりも聞くわけなんですけれども、もし警察のほうで把握をされていれば、地区計画などによりパチンコ店の規制が行われている県内の地域など、教えていただきたいと思います。1点お伺いをいたします。 ◯委員長(鈴木 衛君) 横山風俗保安課長。 ◯説明者(横山風俗保安課長) 市町村レベルの建築基準の関係の条例のことについては、詳細は把握しておりませんけども、新聞紙上で流山市の記事が載ってたことは承知しております。なお、風俗営業の許可に関しましては、先ほど委員も申しておりましたけども、あくまでも建物がおおむね完了してパチンコの遊技機などが入ったぐらいの時点で申請があり、現場を確認するということですので、それ以前の建築基準の段階で建物が建つ建たないということは警察の管轄内ではないので詳細は申し上げられません。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) 三輪委員。 ◯三輪由美委員 先ほどパチンコ店の出店問題の質疑の中で、市長と会っていないのかということで御質問いただきまして、市長と、日時、今はっきり言えないんですが、会っております、私自身ですね。住民や市会議員や、三、四十分懇談をさせていただきました。そして、最近の市長の発言ということで言いますと、これは先ほど請願出された会のニュースを今休憩時間に持ってまいりました。6月9日ですから直近ですが、これ、会と懇談がされてるようです。土地の売買出店営業などを規制するのはなかなか難しい、好ましくないというのは正直な気持ちだけれども、他市で排除できた事例などがあれば教えてほしいなどの見解が示され、もし違法があれば、市としてきちんと証明するよう県に言うというような、そうした回答があったというのが会のニュースで報道されております。こうした市の意向なども踏まえて住民の意見なども大いに酌んでいただきながら、県警としては法や条例、もちろん適正な判断と解釈、そして運用措置を行っていただきたい。ぜひ住民の意見、それから市の意見も適切に酌んでいただき、誠実に対応していただきたいということをお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(鈴木 衛君) ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) ないようでございますので、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(鈴木 衛君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(鈴木 衛君) 特に発言がないようでございますので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(鈴木 衛君) 以上で環境生活警察常任委員会を閉会いたします。        午後3時48分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....